JP7333031B2 - 樹脂ペレット製造装置及び方法 - Google Patents

樹脂ペレット製造装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7333031B2
JP7333031B2 JP2019200143A JP2019200143A JP7333031B2 JP 7333031 B2 JP7333031 B2 JP 7333031B2 JP 2019200143 A JP2019200143 A JP 2019200143A JP 2019200143 A JP2019200143 A JP 2019200143A JP 7333031 B2 JP7333031 B2 JP 7333031B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strand
roller
cooling
take
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019200143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021070302A (ja
Inventor
宏明 田中
貴紀 戸谷
Original Assignee
株式会社タナカ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社タナカ filed Critical 株式会社タナカ
Priority to JP2019200143A priority Critical patent/JP7333031B2/ja
Publication of JP2021070302A publication Critical patent/JP2021070302A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7333031B2 publication Critical patent/JP7333031B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

本発明は、押出機から押し出された紐状のストランドを冷却しつつ所定寸法の樹脂ペレットに切断する樹脂ペレット製造装置(ペレタイザー)に関する。
射出成形される樹脂製品の原材料である熱可塑性樹脂の多くは、一旦ペレット化され、射出成形機等のホッパーに投入される。射出成形機では、ホッパーから落下する樹脂ペレットをシリンダ内のスクリューフィーダーを回転させて前方に送り、シリンダ内に送り込まれた樹脂ペレットはヒータで加熱されて可塑化され、スクリューの回転により一旦成形機の前部に貯留される。溶融樹脂が一定量貯留されると、再度スクリューを駆動して、溶融樹脂を高速・高圧で金型のキャビティ内に射出する。金型のキャビティ内で溶融樹脂を加圧したあと金型を冷却し、キャビティ内に充填された樹脂が固化してから金型を開き、エジェクタピンで製品を突き出して取り出す。射出成形機によって円滑に樹脂製品を製造するには、樹脂ペレットを均一に可塑化させることが重要であり、ホッパーに投入される樹脂ペレットの大きさが均一であることが望ましい。
樹脂ペレット製造装置(ペレタイザー)では、押出機に設けられた多孔ダイから重合した溶融樹脂を紐状に押出し、押し出された紐状のストランドを冷却し、ストランドの硬化後に所定サイズに切断している。押出機から押し出されるストランドは、製造される樹脂ペレットの径とほぼ同じであるが、様々な要因によって誤差を含んでおり、冷却搬送部の下流端に設けられたペレタイザーの引取ローラーによって延伸され、延伸されたことで太さが変わり所望する径に調節される。そして、所定の径に調節されたストランドは、引取ローラーの下流側に設けられた切断刃によって所定長さに切断される。その結果、所望する径及び長さを有する樹脂ペレットが製造される。
押出機及びペレット製造装置は、様々な樹脂ペレットの製造に使用され、製造される樹脂ペレットの種類や用途によって、押出機から吐出されるストランドの温度や粘度など、千差万別である。そのため、樹脂ペレット製造装置の運転に際して、熟練した作業員が、常に樹脂ペレットの寸法を測定し、操作条件を調節しなければならない。樹脂ペレットの寸法は、前工程での混練の安定化との関係もあり、特に押出機や樹脂ペレット製造装置の運転開始時に不安定になるため、作業員の頻繁な調節が必要になる。
そこで、本出願人は、熟練度の低い作業員であっても容易に所望する径を有するペレットを製造することができるように改良された樹脂ペレット製造装置を提案している(特許文献1参照)。この樹脂ペレット製造装置は、固化途中のストランドを延伸して所定の径に調節する引取ローラーと、引取ローラーの下流側に設けられ、引取ローラーから押し出されるストランドとを所定の長さに切断する切断刃を備えている。引取ローラーは、回転軸が固定された駆動ローラーと、回転軸が駆動ローラーの回転軸に対して垂直方向に変位するピンチローラーとで構成され、駆動ローラー及びピンチローラーの回転速度を調節することによって、ストランドの所望する径になるように引き延ばす。具体的には、ストランドの径に対応するピンチローラーの回転軸の変位量を測定し、所望する樹脂ペレットの径とピンチローラーの変位値との偏差が太くなる方向で変位した場合、駆動ローラー及びピンチローラーの回転速度を速くし、所望する樹脂ペレットの径とピンチローラーの変位値との偏差が細くなる方向で変位した場合、駆動ローラー及びピンチローラーの回転速度を遅くする。切断刃は、駆動ローラー及びピンチローラーの回転軸と平行な回転軸を有し、ドラムの円周方向に一定間隔で回転軸と平行に設けられた多数の平刃が形成された回転刃と、引取ローラーから押し出されるストランドをガイドする固定刃で構成され、回転刃の平刃をストランドに対してほぼ垂直上方から衝突させて、ストランドを所定の長さに剪断する。
この樹脂ペレット製造装置は、ストランドの径に応じて引取ローラーの回転速度を変化させることによって、引取ローラーから押し出されるストランドの径を一定にすることが期待されたものの、実際には、後述するように様々な要因によって、単にピンチローラーの変位量が一定になるように制御しただけでは所望する径の樹脂ペレットを得ることは困難であり、樹脂ペレットの製造には従来通り熟練した作業員の経験と勘に頼るところが大きく、完全自動化することは事実上不可能であった。
特開平5-278027号公報
周知のように、樹脂ペレットの製造においては、冷却搬送部によるストランドの冷却工程があるものの、押出機による樹脂材料の溶融及び紐状のストランドの押出から樹脂ペレット製造装置によるストランドの切断まで、高温環境下で行なわれるため、樹脂ペレットの製造職場は、いわゆる3K職場であり、人手不足が深刻である。そのため、可能な限り自動化を推進して、人手不足の解消及び労働環境の改善が望まれている。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、熟練作業者によって設定された最適な樹脂ペレット製造条件の維持を自動化し、作業者による樹脂ペレット製造工程の監視の負担を軽減することを目的としている。
本発明の一態様に係る樹脂ペレット製造装置は、
押出機から押し出される紐状のストランドを冷却しつつ搬送する冷却搬送部と、
前記ストランドの搬送方向の前記冷却搬送部よりも下流側に設けられ、前記冷却搬送部によって冷却されたストランドを所定の径及び長さを有するペレットに切断する切断部と、
前記冷却搬送部及び前記切断部を制御する制御部と、を備え、
前記冷却搬送部は、その内部を搬送される前記ストランドの温度を検出する温度センサーをさらに備え、
前記切断部は、
水平な固定回転軸を中心に回転する駆動ローラーと垂直方向に変位する水平な可動回転軸を中心に回転するピンチローラーとで構成され、前記ストランドを前記駆動ローラーと前記ピンチローラーとの間に挟持することによって前記ストランドを所定の径に調節する引取ローラーと、
前記可動回転軸の変位量を検出する変位量検出センサーと、
前記ストランドの搬送方向の前記引取ローラーよりも下流側に設けられ、前記引取ローラーから押し出される前記ストランドを所定の長さに切断する切断刃と、
をさらに備え、
前記制御部は、
手動操作により所望する径及び長さを有する樹脂ペレットが製造できるようになったときに、作業者によって操作される自動運転ボタンと、
前記自動運転ボタンが操作されたときの前記冷却搬送部による前記ストランドの搬送速度、前記冷却搬送部による前記ストランドを冷却する能力、前記引取ローラーの回転速度、前記切断刃による前記ストランドの切断長さ、前記変位量検出センサーによる前記可動回転軸の変位量、前記温度センサーによる前記ストランドの温度をそれぞれの基準値として記憶する記憶部と、
をさらに備え、
前記変位量検出センサーにより検出された前記可動回転軸の変位量が変位量基準値よりも大きくなったときに、前記引取ローラーの回転速度を増速し、さらに前記温度センサーにより検出された前記ストランドの温度が温度基準値よりも高くなったときに、前記冷却搬送部による前記ストランドを冷却する能力を増加させ、
前記変位量検出センサーにより検出された前記可動回転軸の変位量が変位量基準値よりも小さくなったときに、前記引取ローラーの回転速度を減速し、さらに前記温度センサーにより検出された前記ストランドの温度が温度基準値よりも低くなったときに、前記冷却搬送部による前記ストランドを冷却する能力を低下させる、
ことを特徴とする。
上記構成において、前記変位量基準値に対する前記可動回転軸の変位量又は変位量の変化率が所定の閾値よりも大きいときに、前記冷却搬送部による前記ストランドの搬送速度を増速し、前記変位量基準値に対する前記可動回転軸の変位量又は変位量の変化率が所定の閾値よりも小さいときに、前記冷却搬送部による前記ストランドの搬送速度を減速するように構成してもよい。
上記構成において、前記切断刃は、水平な回転軸を有し、ドラムの円周方向に一定間隔で多数の平刃が形成された回転刃と、前記引取ローラーから押し出される前記ストランドをガイドする固定刃で構成され、前記回転刃の平刃を前記ストランドに対してほぼ垂直上方から衝突させて、前記ストランドを所定の長さに切断するものであり、
前記制御部は、前記引取ローラーの回転速度を増速したときに前記回転刃の回転速度を増速させ、前記引取ローラーの回転速度を減速したときに前記回転刃の回転速度を減速させるように構成してもよい。
上記構成において、前記温度センサーは、熱画像センサーであり、前記押出機から押し出されるストランドが複数の場合、最も温度の高いストランドの温度を検出値とするように構成してもよい。
また、前記冷却搬送部において、前記ストランドの搬送方向の上流側から下流側に沿って複数箇所で温度を検出するように構成してもよい。
また、本発明の一態様に係る樹脂ペレットの製造方法は、
押出機から押し出される紐状のストランドを冷却しつつ搬送する冷却搬送工程と、
冷却されつつ搬送される前記ストランドを駆動ローラー及びピンチローラーで構成される引取ローラーで挟持し、前記ストランドの径を所定の径に調節する径調節工程と、
所望する径に調節された前記ストランドを所定長さに切断する切断工程を備え、
手動操作により所望する径及び長さを有する樹脂ペレットが製造できるようになったときに、そのときの前記駆動ローラーの固定回転軸に対する前記ピンチローラーの可動回転軸の変位量、前記引取ローラーの回転速度、前記冷却搬送工程における前記ストランドの温度、前記冷却搬送工程による前記ストランドの冷却条件、前記切断工程における前記ストランドの切断サイクルを、基準値として記憶する工程と、
前記径調節工程において、前記ピンチローラーの可動回転軸の変位量が所定の変位量基準値よりも大きいときに、前記引取ローラーの回転速度を増速し、前記可動回転軸の変位量が所定の変位量基準値よりも小さいときに、前記引取ローラーの回転速度を減速し、それによって前記径調節工程から押し出される前記ストランドの径を前記所定の径に維持し、
前記冷却搬送工程において、前記引取ローラーの回転速度を増速した場合、前記ストランドの温度が所定の温度基準値よりも高いときに,前記ストランドの冷却率を高くし、前記引取ローラーの回転速度を減速した場合、前記ストランドの温度が所定の温度基準値よりも低いときに,前記ストランドの冷却率を低くする、
ことを特徴とする。
また、上記方法において、前記変位量基準値に対する前記可動回転軸の変位量又は変位量の変化率が所定の閾値よりも大きいときに、前記冷却搬送工程における前記ストランドの搬送速度を増速し、前記変位量基準値に対する前記可動回転軸の変位量又は変位量の変化率が所定の閾値よりも小さいときに、前記冷却搬送工程における前記ストランドの搬送速度を減速するように構成してもよい。
また、上記方法において、前記引取ローラーの回転速度を増速した場合、前記切断工程における前記ストランドの切断サイクルを短くし、前記引取ローラーの回転速度を減速した場合、前記切断工程における前記ストランドの切断サイクルを長くするように構成してもよい。
上記構成によれば、熟練した作業者の経験と勘に基づいて所望する樹脂ペレットの量産が可能になったとき、すなわち、最適な樹脂ペレット製造条件が整ったとき、作業者が自動運転ボタンを操作することによって、そのときの樹脂ペレット製造装置の運転条件が基準値として制御部に記憶される。そして、自動運転が開始されると、制御部は、これらの製造条件が基準値に対して所定の誤差範囲内に維持されるように、フィードバック制御される。その結果、自動運転開始後、作業者はこの樹脂ペレット製造装置の監視から開放され、他の作業を行なったり、休憩したりすることができ、人手不足の解消及び労働環境の改善が可能となる。
本発明の一実施形態に係る樹脂ペレット製造装置に構成を示す図。 上記樹脂ペレット製造装置の切断部の内部構造を示す図。
本発明の一実施形態に係る樹脂ペレット製造装置及び方法について説明する。本発明の一実施形態に係る樹脂ペレット製造装置に構成を図1に示す。図1に示すように、樹脂ペレット製造装置1は、押出機2から押し出される紐状のストランドを冷却しつつ搬送する冷却搬送部10と、ストランドの搬送方向における冷却搬送部10よりも下流側に設けられ、冷却搬送部10によって冷却されたストランドを所定の径及び長さを有する樹脂ペレットに切断する切断部20と、冷却搬送部10及び切断部20を制御する制御部30とを備えている。また、付属装置として、切断部20により切断された樹脂ペレットを良品と規格外品とに選別する選別装置40などが設けられている。図1中、右側をストランドの搬送方向の上流側、左側を同下流側とする。
樹脂ペレット製造装置1は、押出機2と組み合わせて使用されるものであり、押出機2から押し出された紐状のストランドを冷却乾燥し、所定の径及び長さを有する樹脂ペレットに切断する。押出機2では、例えば粉末状の樹脂原材料に可塑剤や着色剤などを均一に混ぜ合わせて溶融し、溶融した樹脂を多孔ダイ2a中を通過させることによって断面が円形の紐状ストランドに成形される。押出機2から押し出されたストランドはその樹脂の融点に近い高温であり、ほとんど硬化しておらず、ほぼ溶融した状態のままである。押出機2は、様々な種類の樹脂を溶融してストランドに成形できるように構成されている。例えば、PA6(ポリアミド)の場合、連続使用可能温度は80~140℃であり、融点は225℃である。耐熱性に優れたPTFE(フッ素系樹脂)の場合、連続使用可能温度は260℃であり、融点は327℃と高温である。耐衝撃性に優れたPC(ポリカーボネイト)の場合、連続使用可能温度は120~130℃であり、融点は150℃である。そのため、樹脂材料によって、押出機2から押し出されるストランドの温度も様々である。多孔ダイ2aは、水平方向に所定間隔で配列された複数のノズルを備えており、各ノズルの径は所望する樹脂ペレットの径に合わせて、ほぼ同じ寸法に設定されている。多孔ダイ2aから押し出されたストランドは、所望するペレットの径に対応したノズルの径とほぼ等しい径を有しているが、気圧差や温度差などによって膨張/収縮することがあり、ストランドの径は均一ではなく、誤差を含んでいる。
押出機2から押し出されたストランドは、ストランドの搬送方向における押出機2の下流側に隣接して設けられた樹脂ペレット製造装置1の冷却搬送部10に送り出される。冷却搬送部10は、例えばベルトコンベアなどの搬送装置11と、搬送装置11の上方に配置され、搬送装置11上を搬送されるストランドに対して冷却水を噴射する水冷装置12と、搬送装置11上を搬送されるストランドに対して冷却風を噴射する空冷装置13などで構成されている。冷却搬送部10の内部では、ストランドの搬送方向の上流側端部付近、すなわち、押出機2の多孔ダイ2aから溶融した樹脂が紐状のストランドとして押し出される付近では、樹脂の温度は高温(PA6の場合、150℃程度)であり、ストランドはほとんど硬化していない。一方、ストランドの搬送方向の下流側端部付近、すなわち、冷却搬送部10から切断部20にストランドが送り出される付近では、ストランドは完全には硬化していないものの、硬化しつつある状態にあり、後述する引取ローラー21によって加圧されることによって多少変形しうる温度(PA6の場合、110℃程度)にまで冷却されている必要がある。ストランドは、冷却搬送部10の内部の全搬送工程において連続しており、搬送方向の上流側から下流側に向かって徐々に温度が低下するように、冷却搬送部10の内部で冷却される。冷却搬送部10の内部の、搬送方向の上流側では、水冷装置12によって、搬送されるストランドの上方から熱容量の大きい冷却水が噴射されて急激に冷却され、搬送方向の下流側では、空冷装置13によってストランドの上方から冷却風が噴射され、冷却と乾燥が行なわれる。
冷却搬送部10より送り出されたストランドは、ストランドの搬送方向における冷却搬送部10の下流側に隣接して設けられた樹脂ペレット製造装置1の切断部20に送られる。切断部20の内部の詳細な構造を図2に示す。切断部20は、狭義のペレタイザーとも呼ばれ、ストランドを所望する径に調節する引取ローラー21と、引取ローラー21から押し出されるストランドを所定の長さに切断(剪断)する切断刃25とさらに備えている。引取ローラー21は、水平な固定回転軸22aを中心に回転する駆動ローラー22と垂直方向に変位する水平な可動回転軸23aを中心に回転するピンチローラー23とで構成され、ストランドは駆動ローラー22とピンチローラー23との間に挟持される。切断刃25は、駆動ローラー22及びピンチローラー23の回転軸22a,23aと平行な回転軸26aを有し、ドラムの円周方向に一定間隔で多数の平刃26bが形成された回転刃26と、引取ローラー21から押し出されるストランドをガイドする固定刃27で構成され、回転刃26の平刃26aをストランドに対してほぼ垂直上方から衝突させて、ストランドを所定の長さに剪断する。
所望する樹脂ペレットの径は、引取ローラー21から切断刃25に向かって押し出されるストランドの径と基本的にほぼ同じであり、ストランドの径は駆動ローラー22とピンチローラー23の外周面間の距離として測定することができる。駆動ローラー22とピンチローラー23の外周面間の距離を直接測定することは困難であるので、ピンチローラー23の可動回転軸23aの変位量を、可動回転軸23aを軸支するアーム23bの変位量として間接的に検出することができる。この実施形態では、アーム23bの端部23cに対向する位置に変位量検出センサー24が設けられている。変位量検出センサー24の構造や種類は特に限定されないが、例えば光学式の非接触センサーなどを用いることができる。
押出機から押し出されるストランドの径については、樹脂ペレット製造装置1の切断部20に到達する際に、どのような径にするのが最適であるかは、樹脂材料の比重、多孔ダイ2aの孔径、長さ、本数、押出機のスクリューの回転速度などに基づいて最適な理論値を算出することができる。しかしながら、押出機のスクリュー内で常襲した樹脂材料のスリップなどが発生した場合に、多孔ダイ2aから押し出されるストランドの径に誤差が生じる。そこで、樹脂ペレットの径の制御は、切断前のストランドの径を検出し、駆動ローラー22とピンチローラー23の回転速度にフィードバックし、引取ローラー21によるストランドの引取速度を制御して行う。通常、20~100m/minの引取速度で走行する多数のストランドの径を直接測定することは容易ではないので、上記のように、ピンチローラー23の可動回転軸23aを支えるアーム23bの変位量を変位量検出センサー24で測定している。また、樹脂材料は弾性率が大きいので、ストランドが引取ローラー21の駆動ローラー22とピンチローラー23に間に挟持され、所定の径に調節された後でも、樹脂の弾性によってストランドの径が若干太くなることもある。そのため、ピンチローラー23の回転軸23a又はアーム23bの変位量は必ずしも樹脂ペレットの径と一致しないため、操作中、製造した樹脂ペレットの径を実測して補正を加える必要がある。
引取ローラー21を構成する駆動ローラー22は、モーターによって駆動され、外周面はストランドがスリップしない加工を施した円筒状であり、ストランドを所定の径に調節する際に変形しないように、金属などで形成された剛体である。ピンチローラー23も、同様に、外周面はストランドがスリップしない加工を施した円筒状であり、ストランドを所定の径に調節する際に変形しないように、金属などで形成された剛体である。また、図2に示すように、ストランドを挟持していない状態においても、駆動ローラー22の円筒状外周面とピンチローラー23の円筒状外周面が当接するように、ピンチローラー23の可動回転軸23aを支えるアーム23bを、ばね28などによって加圧するように構成されている。また、ばね28などによる加圧力を調節できるように構成してもよい。ピンチローラー23は、それ自体が回転駆動されるものであってもよいし、駆動ローラー22の回転に伴って従動するものであってもよい。ピンチローラー23が従動の場合、駆動ローラー22の回転速度を変化させ、それによって引取ローラー21の回転速度が変化される。ピンチローラー23が駆動される場合、ピンチローラーと駆動ローラー22を歯車で連動させるなどして、両者の円筒面の接点における周速を同期させることが望ましい。
樹脂ペレット製造装置1の切断部20よりも下流側、すなわち、ストランドが所定寸法の樹脂ペレットに切断された後では、樹脂ペレットが変形したり、樹脂ペレット同士が付着したりしないように、所定の温度以下に冷却されている必要がある。一方、PCのような硬質の材料の場合、過度に冷却されすぎると切断刃25では切断粉が発生してしまう。従って、ペレット製造装置1の切断部20の近傍では、それぞれの樹脂に応じた最適な切断可能温度までストランドが冷却されている必要がある。そのため、冷却搬送部10には、搬送装置11上を搬送されるストランドの温度を測定する温度センサー14が、冷却搬送部10の搬送方向の下流端近傍に設けられている。制御部30は、温度センサー14により測定されたストランドの温度に基づいて、水冷装置12及び空冷装置13の冷却能力(冷却水や冷却風の噴射量など)を制御する。冷却搬送部10には、制御部30によって制御され、水冷装置12及び空冷装置13に供給する冷却水の水量や冷却風の風量を制御するための複数の電磁弁15が設けられている。
搬送装置11上を搬送されている複数のストランドの温度を直接測定することは容易ではないので、温度センサー14として、例えばサーモグラフカメラなどの非接触式の熱画像センサーを用いる。冷却搬送装置10の搬送装置11上に複数のストランドが搬送されている場合、搬送方向における同じ位置では、それぞれ,各ストランドが示す温度の内最も高い値をその位置におけるストランドの温度としてもよいし、各ストランドが示す温度の平均値又は中間値をその位置のストランドの温度としてもよい。なお、冷却搬送部10のうち、ストランドの搬送方向の上流端近傍、中央部近傍及び下流端近傍の3箇所に温度センサー14を設け、各センサー14によって検出される各位置におけるストランドの温度に基づいて、水冷装置12と空冷装置13の冷却能力を個別に制御するように構成してもよい。それによって、冷却搬送部10から切断部20にストランドが送り出される時点で、ストランドをより最適な切断可能温度に冷却することができる。
切断部20によって切断された樹脂ペレットは選別装置40に送られ、さらに冷却風が噴射されて冷却されると共に、篩にかけられ、径及び長さが一定の誤差範囲内にある良品の樹脂ペレットと、規格外品の樹脂ペレットに選別される。前記良品のペレットは製品タンクに搬送される。
樹脂ペレット製造装置1の切断部10の近傍には、制御部30に含まれる自動運転ボタン31が設けられている。自動運転ボタン31は、手動操作により所望する径及び長さを有する樹脂ペレットが製造できるようになったときに、作業者によって操作される。前述のように、様々な要因によって、引取ローラー21から切断刃25に向けて押し出されるストランドの径を制御することは容易ではない。そこで、本発明では、所望する径及び長さを有する樹脂ペレットが製造できるようになるまでは、従来通り作業者の微調節などによって手動操作で行ない、所望する径及び長さを有する樹脂ペレットが製造できるようになった後は、自動制御によって、樹脂ペレットの製造条件が一定の誤差範囲内に維持されるように構成されている。そして、自動運転を開始した後は、作業者がこの樹脂ペレット製造装置1を常時監視していなくても、樹脂ペレットの製造を続けることを可能にし、人手不足の解消及び労働環境の改善を可能にしている。
自動運転ボタン31が操作されると、制御部30は、そのときの冷却搬送部10によるストランドの搬送速度、冷却搬送部10の水冷装置12及び空冷装置13によるストランドを冷却する能力(冷却水の噴射量や冷却風の噴射量など)、引取ローラー21の回転速度、切断刃25によるストランドの切断長さ(回転刃26の回転速度又は切断サイクル)、変位量検出センサー24による可動回転軸23aの変位量、温度センサー14によるストランドの温度をそれぞれの基準値として、記憶部(周知につき図示せず)に記憶する。
自動運転が開始されると、制御部30は、変位量検出センサー24により検出される可動回転軸23aの変位量が一定となるように、駆動ローラー22及びピンチローラー23の回転速度を制御する。引取ローラー21の回転速度を増速することにより、引取ローラー21から切断刃25に向かって押し出されるストランドの径が細くなり、引取ローラー21の回転速度を減速することにより、引取ローラー21から切断刃25に向かって押し出されるストランドの径が太くなる。引取ローラー21の回転速度の増速及び減速をPID(Proportional Integral Differential)制御することにより、引取ローラー21から切断刃25に向かって押し出されるストランドの径が一定の誤差範囲内に維持される。その結果、製造される樹脂ペレットの径がほぼ均一になる。
押出機2から冷却搬送部10の搬送装置11上に押し出されたストランドは、冷却搬送部10を搬送される間に冷却され、切断部20の引取ローラー21に到達する段階では、完全には硬化していないものの、硬化しつつある状態にある。そのため、引取ローラー21の回転速度を増速又は減速すると、引取ローラー21よりも下流側に位置するストランドの搬送速度も増速又は減速される。冷却搬送部10では、搬送装置11の上方から搬送されるストランドに対して水冷装置12から冷却水を噴射したり、空冷装置13から冷却風を噴射したりして、ストランドの温度を徐々に低下させている。冷却搬送部10におけるストランドの搬送速度が変化すると、冷却搬送部10の水冷装置12及び空冷装置13によるストランドの冷却時間も変化する。そのため、温度センサー14により検出されたストランドの温度が温度基準値よりも高くなったときに、冷却搬送部10の水冷装置12及び空冷装置13によるストランドを冷却する能力を増加させる。温度センサー14により検出されたストランドの温度が温度基準値よりも低くなったときに、冷却搬送部10の水冷装置12及び空冷装置13によるストランドを冷却する能力を低下させる。その結果、切断部20の引取ローラー21に到達するストランドの温度を最適な基準値(切断最適温度)に維持することができる。
冷却搬送部10の上流側のストランド、すなわち押出機2から搬送装置11上に押し出されたストランドは、融点に近い高温であり、ほぼ硬化していない状態にある。一方、冷却搬送部10の下流側のストランド、すなわち切断部20の引取ローラー21に挟持されたストランドは、完全に硬化していないものの、硬化しつつある状態にある。そのため、冷却搬送部10を搬送されるストランドには、温度勾配及び硬度勾配が形成されている。換言すれば、ストランドの搬送方向の何れかの場所に、硬化したストランドと未硬化のストランドの境界が存在する。引取ローラー21の回転速度が急激に増速されると、引取ローラー21に引張られるようにして硬化した部分のストランドの搬送速度も急激に増速されるが、未硬化の部分には引取ローラー21による引張り力が作用しないため、未硬化部分のストランドの搬送速度はほとんど変化しない。そのため、硬化したストランドと未硬化のストランドの境界付近でストランドが切断されてしまう可能性がある。逆に、引取ローラー21の回転速度が急激に減速されると、硬化した部分のストランドの搬送速度は急激に減速されるが、未硬化の部分のストランドの搬送速度はほとんど変化せず、硬化したストランドと未硬化のストランドの境界付近に瘤が形成される可能性がある。変位量基準値に対する可動回転軸23aの変位量又は変位量の変化率が所定の閾値よりも大きいときに、冷却搬送部10によるストランドの搬送速度を増速し、変位量基準値に対する可動回転軸23aの変位量又は変位量の変化率が所定の閾値よりも小さいときに、冷却搬送部10によるストランドの搬送速度を減速する。それによって、冷却搬送部を搬送されるストランドが切断されたり、ストランドに瘤が形成されるのが防止される。
引取ローラー21の回転速度を増速又は減速すると、引取ローラー21から切断刃25に押し出されるストランドの搬送速度も増速又は減速される。そのため、引取ローラー21の回転速度の増速に応じて、切断刃25によるストランドの切断サイクルを短くし、引取ローラー21の回転速度の減速に応じて、切断刃25によるストランドの切断サイクルを長くする。その結果、製造される樹脂ペレットの長さが一定の誤差範囲内に維持される。図2に示す実施形態では、切断刃25は回転刃26と固定刃27で構成されているので、回転刃26の回転速度を増速又は減速させる。
このように、本発明に係る樹脂ペレット製造装置又は方法によれば、作業者の手動操作によって最適な樹脂ペレット製造条件が整ったとき、作業者が自動運転ボタンを操作することによって、そのときの樹脂ペレット製造装置の運転条件が基準値として制御部に記憶され、これらの製造条件が基準値に対して所定の誤差範囲内に維持されるように、フィードバック制御される。その結果、自動運転開始後、作業者はこの樹脂ペレット製造装置の監視から開放され、他の作業を行なったり、休憩したりすることができ、人手不足の解消及び労働環境の改善が可能となる。
1 樹脂ペレット製造装置
2 押出機
2a 多孔ダイ
10 冷却搬送部
11 搬送装置
12 水冷装置
13 空冷装置
14 温度センサー
15 電磁弁
20 切断部
21 引取ローラー
22 駆動ローラー
22a (駆動ローラーの)固定回転軸
23 ピンチローラー
23a (ピンチローラーの)可動回転軸
23b アーム
23c (アームの)端部
24 変位量検出センサー
25 切断刃
26 回転刃
26a (回転刃の)回転軸
26b 平刃
27 固定刃
28 ばね
30 制御部
31 自動運転ボタン

Claims (8)

  1. 押出機から押し出される紐状のストランドを冷却しつつ搬送する冷却搬送部と、
    前記ストランドの搬送方向の前記冷却搬送部よりも下流側に設けられ、前記冷却搬送部によって冷却されたストランドを所定の径及び長さを有するペレットに切断する切断部と、
    前記冷却搬送部及び前記切断部を制御する制御部と、を備え、
    前記冷却搬送部は、その内部を搬送される前記ストランドの温度を検出する温度センサーをさらに備え、
    前記切断部は、
    水平な固定回転軸を中心に回転する駆動ローラーと垂直方向に変位する水平な可動回転軸を中心に回転するピンチローラーとで構成され、前記ストランドを前記駆動ローラーと前記ピンチローラーとの間に挟持することによって前記ストランドを所定の径に調節する引取ローラーと、
    前記可動回転軸の変位量を検出する変位量検出センサーと、
    前記ストランドの搬送方向の前記引取ローラーよりも下流側に設けられ、前記引取ローラーから押し出される前記ストランドを所定の長さに切断する切断刃と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    手動操作により所望する径及び長さを有する樹脂ペレットが製造できるようになったときに、作業者によって操作される自動運転ボタンと、
    前記自動運転ボタンが操作されたときの前記冷却搬送部による前記ストランドの搬送速度、前記冷却搬送部による前記ストランドを冷却する能力、前記引取ローラーの回転速度、前記切断刃による前記ストランドの切断長さ、前記変位量検出センサーによる前記可動回転軸の変位量、前記温度センサーによる前記ストランドの温度をそれぞれの基準値として記憶する記憶部と、
    をさらに備え、
    前記変位量検出センサーにより検出された前記可動回転軸の変位量が変位量基準値よりも大きくなったときに、前記引取ローラーの回転速度を増速し、さらに前記温度センサーにより検出された前記ストランドの温度が温度基準値よりも高くなったときに、前記冷却搬送部による前記ストランドを冷却する能力を増加させ、
    前記変位量検出センサーにより検出された前記可動回転軸の変位量が変位量基準値よりも小さくなったときに、前記引取ローラーの回転速度を減速し、さらに前記温度センサーにより検出された前記ストランドの温度が温度基準値よりも低くなったときに、前記冷却搬送部による前記ストランドを冷却する能力を低下させる、
    ことを特徴とする樹脂ペレット製造装置。
  2. 前記変位量基準値に対する前記可動回転軸の変位量又は変位量の変化率が所定の閾値よりも大きいときに、前記冷却搬送部による前記ストランドの搬送速度を増速し、前記変位量基準値に対する前記可動回転軸の変位量又は変位量の変化率が所定の閾値よりも小さいときに、前記冷却搬送部による前記ストランドの搬送速度を減速することを特徴とする請求項1に記載の樹脂ペレット製造装置。
  3. 前記切断刃は、水平な回転軸を有し、ドラムの円周方向に一定間隔で多数の平刃が形成された回転刃と、前記引取ローラーから押し出される前記ストランドをガイドする固定刃で構成され、前記回転刃の平刃を前記ストランドに対してほぼ垂直上方から衝突させて、前記ストランドを所定の長さに剪断するものであり、
    前記制御部は、前記引取ローラーの回転速度を増速したときに前記回転刃の回転速度を増速させ、前記引取ローラーの回転速度を減速したときに前記回転刃の回転速度を減速させることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂ペレット製造装置。
  4. 前記温度センサーは、熱画像センサーであり、前記押出機から押し出されるストランドが複数の場合、最も温度が高いストランドの温度を検出値とすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の樹脂ペレット製造装置。
  5. 前記冷却搬送部において、前記ストランドの搬送方向の上流側から下流側に沿って複数箇所で温度を検出することを特徴とする請求項4に記載の樹脂ペレット製造装置。
  6. 押出機から押し出される紐状のストランドを冷却しつつ搬送する冷却搬送工程と、
    冷却されつつ搬送される前記ストランドを駆動ローラー及びピンチローラーで構成される引取ローラーで挟持し、前記ストランドの径を所定の径に調節する径調節工程と、
    所望する径に調節された前記ストランドを所定長さに切断する切断工程を備え、
    手動操作により所望する径及び長さを有する樹脂ペレットが製造できるようになったときに、そのときの前記駆動ローラーの固定回転軸に対する前記ピンチローラーの可動回転軸の変位量、前記引取ローラーの回転速度、前記冷却搬送工程における前記ストランドの温度、前記冷却搬送工程による前記ストランドの冷却条件、前記切断工程における前記ストランドの切断サイクルを、基準値として記憶する工程と、
    前記径調節工程において、前記ピンチローラーの可動回転軸の変位量が所定の変位量基準値よりも大きいときに、前記引取ローラーの回転速度を増速し、前記可動回転軸の変位量が所定の変位量基準値よりも小さいときに、前記引取ローラーの回転速度を減速し、それによって前記径調節工程から押し出される前記ストランドの径を前記所定の径に維持し、
    前記冷却搬送工程において、前記引取ローラーの回転速度を増速した場合、前記ストランドの温度が所定の温度基準値よりも高いときに,前記ストランドの冷却率を高くし、前記引取ローラーの回転速度を減速した場合、前記ストランドの温度が所定の温度基準値よりも低いときに,前記ストランドの冷却率を低くする、
    ことを特徴とする樹脂ペレットの製造方法。
  7. 前記変位量基準値に対する前記可動回転軸の変位量又は変位量の変化率が所定の閾値よりも大きいときに、前記冷却搬送工程における前記ストランドの搬送速度を増速し、前記変位量基準値に対する前記可動回転軸の変位量又は変位量の変化率が所定の閾値よりも小さいときに、前記冷却搬送工程における前記ストランドの搬送速度を減速することを特徴とする請求項6に記載の樹脂ペレット製造方法。
  8. 前記引取ローラーの回転速度を増速した場合、前記切断工程における前記ストランドの切断サイクルを短くし、前記引取ローラーの回転速度を減速した場合、前記切断工程における前記ストランドの切断サイクルを長くすることを特徴とする請求項6又は7に記載の樹脂ペレット製造方法。
JP2019200143A 2019-11-01 2019-11-01 樹脂ペレット製造装置及び方法 Active JP7333031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019200143A JP7333031B2 (ja) 2019-11-01 2019-11-01 樹脂ペレット製造装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019200143A JP7333031B2 (ja) 2019-11-01 2019-11-01 樹脂ペレット製造装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021070302A JP2021070302A (ja) 2021-05-06
JP7333031B2 true JP7333031B2 (ja) 2023-08-24

Family

ID=75712202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019200143A Active JP7333031B2 (ja) 2019-11-01 2019-11-01 樹脂ペレット製造装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7333031B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114434771B (zh) * 2021-12-24 2024-03-08 广东易聚源塑业科技有限公司 一种塑料母粒连续加工装置及方法
CN114953244A (zh) * 2022-03-30 2022-08-30 大伟机械设备(启东)有限公司 一种双辊轮水冷却造粒生产方法及其装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3038081U (ja) 1996-11-21 1997-06-06 株式会社オーエム製作所 熱可塑性樹脂チップの寸法及び温度制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3038081U (ja) 1996-11-21 1997-06-06 株式会社オーエム製作所 熱可塑性樹脂チップの寸法及び温度制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021070302A (ja) 2021-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7333031B2 (ja) 樹脂ペレット製造装置及び方法
CN109982849B (zh) 用于3d打印机的能更好地控制的打印头
JP5894336B2 (ja) 射出成形方法、及び、射出成形装置
TWI457366B (zh) 熱塑性樹脂丸粒之製造方法及製造裝置
EP2050554B1 (en) Integral equipment comprising kneading and injection sections
WO2014170932A1 (ja) 射出成形装置、及び、射出成形方法
US11104118B2 (en) System for operating extruder heads in three-dimensional object printers
EP2735418B1 (en) Injection molding machine and raw material metering unit
US4944903A (en) Method for regulating the working and the output of plastic material in extrusion moulding
JP6641315B2 (ja) 裁断分離装置及び繊維強化樹脂成形体の製造装置
KR100704550B1 (ko) 등온제어용 압출기
AU2011273631B2 (en) Injection tool for producing components by injection moulding
EA004153B1 (ru) Способ изготовления формованных изделий и установка для его осуществления
JP2017094493A (ja) ゴム押出装置
JP5732336B2 (ja) スクリュー式射出装置
US20220168939A1 (en) Injection molding machine
JP7357522B2 (ja) ストランド誘導制御装置及びペレット製造システム
CN108621373A (zh) 一种带报警功能的自动上料注塑机
JP3897585B2 (ja) 押出し成形機における成形物の切断方法
JP2014184702A (ja) 射出成形方法、及び、射出成形装置
CN109571999B (zh) 一种可自动平衡压力的塑料复合纤维生产设备
JP2018047561A (ja) 円筒状ゴム部材の成形方法
JP6591891B2 (ja) 射出成形品の製造方法
KR20170048776A (ko) 사출성형기의 제어방법
WO2023244723A1 (en) Systems and approaches for manufacturing parts

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20191109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7333031

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150