図1Aは、1つまたは複数の開示されている態様が実装され得る例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、コンテンツ、たとえば、音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などを複数のワイヤレスユーザに提供するマルチプルアクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザに、ワイヤレスバンド幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスできるようにすることがある。たとえば、通信システム100は、1つまたは複数のチャネルアクセス方法、たとえば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換拡散OFDM(ZT-UW-DFT-S-OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロックフィルタードOFDM、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)などを採用することが可能である。
図1Aにおいて示されているように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク(CN)106、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含み得るが、開示されている態様は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を想定しているということが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境において動作および/または通信を行うように構成されている任意のタイプのデバイスであり得る。例として、WTRU102a、102b、102c、102d(これらのいずれも、ステーション(STA)と呼ばれることが可能である)は、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定式または移動式のサブスクライバーユニット、サブスクリプションベースのユニット、ページャー、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、ホットスポットまたはMi-Fiデバイス、インターネットオブシングス(IoT)デバイス、腕時計またはその他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、乗り物、ドローン、医療デバイスおよびアプリケーション(たとえば、遠隔手術)、工業デバイスおよびアプリケーション(たとえば、工業および/または自動化された処理チェーンのコンテキストにおいて動作するロボットおよび/またはその他のワイヤレスデバイス)、家庭用電子機器、商業および/または工業ワイヤレスネットワーク上で動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、および102dのいずれも、UEと言い換え可能に呼ばれることが可能である。
通信システム100は、基地局114aおよび/または基地局114bを含むことも可能である。基地局114a、114bのそれぞれは、1つまたは複数の通信ネットワーク、たとえば、CN106、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112へのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェース接続するように構成されている任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバーステーション(BTS)、NodeB、eNode B(eNB)、ホームNode B、ホームeNode B、gNode B(gNB)などの次世代NodeB、新無線(NR)NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであり得る。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得るということが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN104の一部であることが可能であり、RAN104は、その他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、たとえば、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどを含むことも可能である。基地局114aおよび/または基地局114bは、1つまたは複数のキャリア周波数上でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、それらのキャリア周波数は、セル(図示せず)と呼ばれることが可能である。これらの周波数は、ライセンス供与されているスペクトル、ライセンス供与されていないスペクトル、またはライセンス供与されているスペクトルと、ライセンス供与されていないスペクトルとの組合せであり得る。セルは、比較的固定されることが可能である、または時間とともに変わることが可能である特定の地理的エリアへのワイヤレスサービスのためのカバレッジを提供することが可能である。セルは、セルセクタへとさらに分割されることが可能である。たとえば、基地局114aに関連付けられているセルは、3つのセクタへと分割されることが可能である。したがって、一態様においては、基地局114aは、3つのトランシーバー、すなわち、セルのそれぞれのセクタごとに1つのトランシーバーを含み得る。態様においては、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)テクノロジーを採用することが可能であり、セルのそれぞれのセクタごとに複数のトランシーバーを利用することが可能である。たとえば、所望の空間方向において信号を送信および/または受信するためにビームフォーミングが使用され得る。
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することが可能であり、エアインターフェース116は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であり得る。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセステクノロジー(RAT)を使用して確立されることが可能である。
より具体的には、上述されているように、通信システム100は、マルチプルアクセスシステムであることが可能であり、1つまたは複数のチャネルアクセススキーム、たとえば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどを採用することが可能である。たとえば、RAN104における基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)テレストリアルラジオアクセス(UTRA)などの無線テクノロジーを実装することが可能であり、この無線テクノロジーは、ワイドバンドCDMA(WCDMA)を使用してエアインターフェース116を確立することが可能である。WCDMAは、ハイスピードパケットアクセス(HSPA)および/またはエボルブドHSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、ハイスピードダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)および/またはハイスピードアップリンク(UL)パケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
態様においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE-A)および/またはLTEアドバンストプロ(LTE-A Pro)を使用してエアインターフェース116を確立することが可能であるエボルブドUMTSテレストリアルラジオアクセス(E-UTRA)などの無線テクノロジーを実装することが可能である。
態様においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、NRを使用してエアインターフェース116を確立することが可能であるNR無線アクセスなどの無線テクノロジーを実装することが可能である。
態様においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセステクノロジーを実装することが可能である。たとえば、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、たとえばデュアル接続(DC)原理を使用して、LTE無線アクセスおよびNR無線アクセスをともに実装することが可能である。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの無線アクセステクノロジー、および/または複数のタイプの基地局(たとえば、eNBおよびgNB)へ/から送られる送信によって特徴付けられることが可能である。
その他の態様においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線テクノロジー、たとえば、IEEE802.11(すなわち、ワイヤレスフィディリティー(WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワールドワイドインターオペラビリティーフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定標準2000(IS-2000)、暫定標準95(IS-95)、暫定標準856(IS-856)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などを実装することが可能である。
図1Aにおける基地局114bは、たとえば、ワイヤレスルータ、ホームNode B、ホームeNode B、またはアクセスポイントであることが可能であり、局所的なエリア、たとえば、事業所、家庭、乗り物、キャンパス、工業施設、空中回廊(たとえば、ドローンによる使用のための)、車道などにおけるワイヤレス接続を容易にするために、任意の適切なRATを利用することが可能である。一態様においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE802.11などの無線テクノロジーを実装することが可能である。態様においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE802.15などの無線テクノロジーを実装することが可能である。さらに別の態様においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラーベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用することが可能である。図1Aにおいて示されているように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することが可能である。したがって基地局114bは、CN106を介してインターネット110にアクセスすることを求められないことが可能である。
RAN104は、CN106と通信状態にあることが可能であり、CN106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成されている任意のタイプのネットワークであり得る。データは、さまざまなサービス品質(QoS)要件、たとえば、別々のスループット要件、待ち時間要件、エラー許容範囲要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティー要件などを有することが可能である。CN106は、コール制御、料金請求サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続、ビデオ配信などを提供すること、および/またはハイレベルセキュリティー機能、たとえばユーザ認証を実行することが可能である。図1Aにおいては示されていないが、RAN104および/またはCN106は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用しているその他のRANと直接または間接の通信状態にあり得るということが理解されるであろう。たとえば、CN106は、NR無線テクノロジーを利用していることが可能であるRAN104に接続されていることに加えて、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、またはWiFi無線テクノロジーを採用している別のRAN(図示せず)と通信状態にあることも可能である。
CN106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割を果たすことも可能である。PSTN108は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含み得る。インターネット110は、一般的な通信プロトコル、たとえば、トランスミッション制御プロトコル(TCP)/インターネットプロトコル(IP)インターネットプロトコルスイートにおけるTCP、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および/またはIPを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなるグローバルシステムを含み得る。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されている有線通信ネットワークおよび/またはワイヤレス通信ネットワークを含み得る。たとえば、ネットワーク112は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用することが可能である1つまたは複数のRANに接続されている別のCNを含み得る。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべては、マルチモード機能を含み得る(たとえば、WTRU102a、102b、102c、102dは、別々のワイヤレスリンクを介して別々のワイヤレスネットワークと通信するために複数のトランシーバーを含み得る)。たとえば、図1Aにおいて示されているWTRU102cは、セルラーベースの無線テクノロジーを採用することが可能である基地局114aと、およびIEEE802無線テクノロジーを採用することが可能である基地局114bと通信するように構成されることが可能である。
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。図1Bにおいて示されているように、WTRU102は、数ある中でも、プロセッサー118、トランシーバー120、送信/受信要素122、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不可能なメモリー130、取り外し可能なメモリー132、電源134、グローバルポジショニングシステム(GPS)チップセット136、および/またはその他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、態様との整合性を保持しながら、上述の要素の任意の下位組合せを含み得るということが理解されるであろう。
プロセッサー118は、汎用プロセッサー、専用プロセッサー、従来型プロセッサー、デジタルシグナルプロセッサー(DSP)、複数のマイクロプロセッサー、DSPコアに関連付けられている1つもしくは複数のマイクロプロセッサー、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、その他の任意のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどであり得る。プロセッサー118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102に、ワイヤレス環境において動作できるようにするその他の任意の機能を実行することが可能である。プロセッサー118は、トランシーバー120に結合されることが可能であり、トランシーバー120は、送信/受信要素122に結合されることが可能である。図1Bは、プロセッサー118およびトランシーバー120を別々のコンポーネントとして示しているが、プロセッサー118およびトランシーバー120は、電子パッケージまたはチップにおいてともに統合されることが可能であるということが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して、基地局(たとえば、基地局114a)に信号を送信するように、または基地局(たとえば、基地局114a)から信号を受信するように構成されることが可能である。たとえば、一態様においては、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されているアンテナであり得る。態様においては、送信/受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されているエミッタ/検知器であり得る。さらに別の態様においては、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および/または受信するように構成されることが可能である。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成されることが可能であるということが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、図1Bにおいては単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMOテクノロジーを採用することが可能である。したがって、一態様においては、WTRU102は、エアインターフェース116を介してワイヤレス信号を送信および受信するために、2つ以上の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含み得る。
トランシーバー120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調するように、および送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されることが可能である。上述されているように、WTRU102は、マルチモード機能を有することが可能である。したがってトランシーバー120は、WTRU102が、たとえばNRおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするために複数のトランシーバーを含み得る。
WTRU102のプロセッサー118は、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることが可能であり、そこからユーザ入力データを受信することが可能である。プロセッサー118は、ユーザデータをスピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128へ出力することも可能である。加えて、プロセッサー118は、任意のタイプの適切なメモリー、たとえば、取り外し不可能なメモリー130および/または取り外し可能なメモリー132からの情報にアクセスすること、およびそれらのメモリーにデータを格納することが可能である。取り外し不可能なメモリー130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリー(ROM)、ハードディスク、またはその他の任意のタイプのメモリストレージデバイスを含み得る。取り外し可能なメモリー132は、サブスクライバーアイデンティティーモジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含み得る。その他の態様においては、プロセッサー118は、WTRU102上に物理的に配置されていない、たとえば、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上のメモリーからの情報にアクセスすること、およびそのメモリーにデータを格納することが可能である。
プロセッサー118は、電源134から電力を受け取ることが可能であり、WTRU102におけるその他のコンポーネントへの電力を分配および/または制御するように構成されることが可能である。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであり得る。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
プロセッサー118は、GPSチップセット136に結合されることも可能であり、GPSチップセット136は、WTRU102の現在のロケーションに関するロケーション情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されることが可能である。WTRU102は、GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその情報の代わりに、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介してロケーション情報を受信すること、および/または2つ以上の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいてそれのロケーションを決定することが可能である。WTRU102は、態様との整合性を保持しながら、任意の適切なロケーション決定方法を通じてロケーション情報を習得することがあるということが理解されるであろう。
プロセッサー118は、その他の周辺機器138にさらに結合されることが可能であり、その他の周辺機器138は、さらなる特徴、機能性、および/または有線接続もしくはワイヤレス接続を提供する1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る。たとえば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバー、デジタルカメラ(写真および/またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバー、ハンドフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタルミュージックプレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実(VR/AR)デバイス、アクティビティートラッカーなどを含み得る。周辺機器138は、1つまたは複数のセンサを含み得る。それらのセンサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、プロキシミティーセンサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、バロメータ、ジェスチャーセンサ、バイオメトリックセンサ、湿度センサなどのうちの1つまたは複数であり得る。
WTRU102は、(たとえば、UL(たとえば、送信用)およびDL(たとえば、受信用)の両方に関して特定のサブフレームに関連付けられている信号のうちのいくつかまたはすべての送信および受信が並列および/または同時であり得る全二重無線を含み得る。全二重無線は、ハードウェア(たとえば、チョーク)、またはプロセッサーを介した(たとえば、別個のプロセッサー(図示せず)もしくはプロセッサー118を介した)信号処理を介して自己干渉を減らすおよびまたは実質的になくすための干渉管理ユニットを含み得る。態様においては、WTRU102は、(たとえば、UL(たとえば、送信用)またはDL(たとえば、受信用)のいずれかに関して特定のサブフレームに関連付けられている)信号のうちのいくつかまたはすべての送信および受信に対する半二重無線を含み得る。
図1Cは、態様に係るRAN104およびCN106を示すシステム図である。上述されているように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE-UTRA無線テクノロジーを採用することが可能である。RAN104は、CN106と通信状態にあることも可能である。
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、態様との整合性を保持しながら、任意の数のeNode-Bを含み得るということが理解されるであろう。eNode-B160a、160b、160cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1つまたは複数のトランシーバーを含み得る。一態様においては、eNode-B160a、160b、160cは、MIMOテクノロジーを実装することが可能である。したがって、eNode-B160aは、たとえば、WTRU102aにワイヤレス信号を送信するために、および/またはWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することが可能である。
eNode-B160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、無線リソース管理の決定、ハンドオーバーの決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されることが可能である。図1Cにおいて示されているように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信することが可能である。
図1Cにおいて示されているCN106は、モビリティー管理エンティティー(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)166を含み得る。上述の要素は、CN106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかが、CNオペレータ以外のエンティティーによって所有および/または運営されることが可能であるということが理解されるであろう。
MME162は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNode-B162a、162b、162cのそれぞれに接続されることが可能であり、制御ノードとしての役割を果たすことが可能である。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの最初の接続中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当することが可能である。MME162は、RAN104と、GSMおよび/またはWCDMAなどのその他の無線テクノロジーを採用しているその他のRAN(図示せず)との間における切り替えを行うための制御プレーン機能を提供することが可能である。
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNode B160a、160b、160cのそれぞれに接続されることが可能である。SGW164は一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/WTRU102a、102b、102cからルーティングおよび転送することが可能である。SGW164は、その他の機能、たとえば、eNode B間でのハンドオーバー中にユーザプレーンを固定すること、WTRU102a、102b、102cにとってDLデータが利用可能である場合にページングをトリガーすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および格納することなどを行うことがある。
SGW164は、PGW166に接続されることが可能であり、PGW166は、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することが可能である。
CN106は、その他のネットワークとの通信を容易にすることが可能である。たとえば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することが可能である。たとえば、CN106は、CN106とPSTN108との間におけるインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことが可能であり、またはそうしたIPゲートウェイと通信することが可能である。加えて、CN106は、その他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することが可能であり、その他のネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線ネットワークおよび/またはワイヤレスネットワークを含み得る。
WTRUは、図1A~図1Dにてワイヤレス端末として説明されるが、特定の代表的な態様において、そのような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(たとえば、一時的にまたは永久に)使用することが可能であると想定される。
代表的な態様においては、その他のネットワーク112は、WLANであり得る。
インフラストラクチャーベーシックサービスセット(BSS)モードにおけるWLANは、BSS用のアクセスポイント(AP)と、APに関連付けられている1つまたは複数のステーション(STA)とを有することが可能である。APは、BSSとの間で出入りするトラフィックを搬送する配信システム(DS)または別のタイプの有線/ワイヤレスネットワークへのアクセスまたはインターフェースを有することが可能である。BSSの外部から生じるSTAへのトラフィックは、APを通じて着信することが可能であり、STAへ配信されることが可能である。STAからBSSの外部の宛先へ生じるトラフィックは、APへ送られて、それぞれの宛先へ配信されることが可能である。BSS内のSTA間におけるトラフィックは、たとえば、ソースSTAがトラフィックをAPへ送ることが可能であり、APがそのトラフィックを宛先STAへ配信することが可能である場合には、APを通じて送られることが可能である。BSS内のSTA間におけるトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとみなされること、および/または呼ばれることが可能である。ピアツーピアトラフィックは、ダイレクトリンクセットアップ(DLS)を用いてソースSTAと宛先STAとの間において(たとえば、間において直接)送られることが可能である。特定の代表的な態様においては、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルドDLS(TDLS)を使用することが可能である。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANは、APを有さないことが可能であり、IBSS内のまたはIBSSを使用するSTA(たとえば、STAのうちのすべて)は、互いに直接通信することが可能である。通信のIBSSモードは、本明細書においては、時には通信の「アドホック」モードと呼ばれることが可能である。
オペレーションの802.11acインフラストラクチャーモードまたはオペレーションの同様のモードを使用する場合には、APは、プライマリーチャネルなどの固定されたチャネル上でビーコンを送信することが可能である。プライマリーチャネルは、固定された幅(たとえば、20MHzの幅のバンド幅)または動的に設定される幅であり得る。プライマリーチャネルは、BSSの動作チャネルであることが可能であり、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。特定の代表的な態様においては、たとえば802.11システムにおいて、搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式(CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAに関しては、APを含むSTA(たとえば、あらゆるSTA)は、プライマリーチャネルを感知することが可能である。特定のSTAによってプライマリーチャネルが感知/検知され、および/またはビジーであると決定された場合には、その特定のSTAは、引き下がることが可能である。1つのSTA(たとえば、1つのステーションのみ)が、所与のBSSにおいて任意の所与の時点で送信を行うことが可能である。
高スループット(HT)STAは、たとえば、プライマリー20MHzチャネルと、隣り合っているまたは隣り合っていない20MHzのチャネルとを組み合わせて40MHzの幅のチャネルを形成することを介して、通信のために40MHzの幅のチャネルを使用することが可能である。
超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHzの幅のチャネルをサポートすることが可能である。40MHzのチャネル、および/または80MHzのチャネルは、隣接している20MHzのチャネルを組み合わせることによって形成されることが可能である。160MHzのチャネルは、8つの隣接している20MHzのチャネルを組み合わせることによって、または2つの隣接していない80MHzのチャネルを組み合わせること(これは、80+80構成と呼ばれることが可能である)によって形成されることが可能である。80+80構成に関しては、データは、チャネルエンコーディングの後に、セグメントパーサに通されることが可能であり、セグメントパーサは、そのデータを2つのストリームへと分割することが可能である。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理、および時間ドメイン処理が、それぞれのストリーム上で別々に行われることが可能である。それらのストリームは、2つの80MHzのチャネル上にマップされることが可能であり、データは、送信側STAによって送信されることが可能である。受信側STAのレシーバーにおいては、80+80構成に関する上述のオペレーションは、逆にされることが可能であり、組み合わされたデータは、メディアアクセス制御(MAC)へ送られることが可能である。
オペレーションのサブ1GHzモードが、802.11afおよび802.11ahによってサポートされている。チャネル動作バンド幅、およびキャリアは、802.11afおよび802.11ahにおいては、802.11nおよび802.11acにおいて使用されるものに比べて低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおける5MHz、10MHz、および20MHzのバンド幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用する1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHzのバンド幅をサポートする。代表的な態様によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイスなど、メータタイプ制御/マシンタイプ通信(MTC)をサポートすることが可能である。MTCデバイスは、特定の能力、たとえば、特定のおよび/または限られたバンド幅に関するサポートを(たとえば、それらに関するサポートのみを)含む限られた能力を有することが可能である。MTCデバイスは、(たとえば、非常に長いバッテリー寿命を保持するために)しきい値を上回るバッテリー寿命を有するバッテリーを含み得る。
複数のチャネル、およびチャネルバンド幅、たとえば、802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahをサポートすることが可能であるWLANシステムは、プライマリーチャネルとして指定されることが可能であるチャネルを含む。プライマリーチャネルは、BSSにおけるすべてのSTAによってサポートされている最大の共通動作バンド幅に等しいバンド幅を有することが可能である。プライマリーチャネルのバンド幅は、BSSにおいて動作しているすべてのSTAのうちで、最小のバンド幅動作モードをサポートしているSTAによって設定および/または制限されることが可能である。802.11ahの例においては、1MHzモードをサポートする(たとえば、サポートするだけである)STA(たとえば、MTCタイプデバイス)に関しては、たとえAP、およびBSSにおけるその他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/またはその他のチャネルバンド幅動作モードをサポートしていても、プライマリーチャネルは、1MHzの幅であり得る。キャリア感知および/またはネットワーク割り当てベクトル(NAV)設定は、プライマリーチャネルのステータスに依存することがある。たとえば(1MHzの動作モードだけをサポートする)STAがAPへの送信を行っていることに起因して、プライマリーチャネルがビジーである場合には、すべての利用可能な周波数バンドは、たとえそれらの利用可能な周波数バンドの大部分がアイドルのままであっても、ビジーとみなされることがある。
米国においては、802.11ahによって使用され得る利用可能な周波数バンドは、902MHzから928MHzまでである。韓国においては、利用可能な周波数バンドは、917.5MHzから923.5MHzまでである。日本においては、利用可能な周波数バンドは、916.5MHzから927.5MHzまでである。802.11ahにとって利用可能な合計のバンド幅は、国コードに応じて6MHzから26MHzである。
図1Dは、態様に係るRAN104およびCN106を示すシステム図である。上述されているように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにNR無線テクノロジーを採用することが可能である。RAN104は、CN106と通信状態にあることも可能である。
RAN104は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN104は、態様との整合性を保持しながら、任意の数のgNBを含み得るということが理解されるであろう。gNB180a、180b、180cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1つまたは複数のトランシーバーを含み得る。一態様においては、gNB180a、180b、180cは、MIMOテクノロジーを実装することが可能である。たとえば、gNB180a、108bは、gNB180a、180b、180cへ信号を送信するために、および/またはgNB180a、180b、180cから信号を受信するために、ビームフォーミングを利用することが可能である。したがって、gNB180aは、たとえば、WTRU102aへワイヤレス信号を送信するために、および/またはWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することが可能である。態様においては、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーションテクノロジーを実装することが可能である。たとえば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102a(図示せず)へ送信することが可能である。これらのコンポーネントキャリアのサブセットが、ライセンス供与されていないスペクトル上にあることがあり、その一方で残りのコンポーネントキャリアは、ライセンス供与されているスペクトル上にあり得る。態様においては、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(CoMP)テクノロジーを実装することが可能である。たとえば、WTRU102aは、gNB180aおよびgNB180b(および/またはgNB180c)から協調送信を受信することが可能である。
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなニューメロロジーに関連付けられている送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することが可能である。たとえば、OFDMシンボルスペーシングおよび/またはOFDMサブキャリアスペーシングは、別々の送信、別々のセル、および/またはワイヤレス送信スペクトルの別々の部分ごとに異なることが可能である。WTRU102a、102b、102cは、(たとえば、さまざまな数のOFDMシンボルおよび/または持続するさまざまな長さの絶対時間を含む)さまざまなまたはスケーラブルな長さのサブフレームまたは送信タイムインターバル(TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することが可能である。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロンの構成および/またはスタンドアロンではない構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成されることが可能である。スタンドアロンの構成においては、WTRU102a、102b、102cは、その他のRAN(たとえば、eNode-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることも伴わずに、gNB180a、180b、180cと通信することが可能である。スタンドアロンの構成においては、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数をモビリティーアンカーポイントとして利用することが可能である。スタンドアロンの構成においては、WTRU102a、102b、102cは、ライセンス供与されていないバンドにおける信号を使用してgNB180a、180b、180cと通信することが可能である。スタンドアロンではない構成においては、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信する/それらに接続する一方で、eNode-B160a、160b、160cなどの別のRANと通信すること/それらに接続することも可能である。たとえば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実装して、1つまたは複数のgNB180a、180b、180cおよび1つまたは複数のeNode-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信することが可能である。スタンドアロンではない構成においては、eNode-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティーアンカーとしての役割を果たすことが可能であり、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービス提供するためのさらなるカバレッジおよび/またはスループットを提供することが可能である。
gNB180a、180b、180cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、無線リソース管理の決定、ハンドオーバーの決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、DC、NRとE-UTRAとの間におけるインターワーキング、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータのルーティング、アクセスおよびモビリティー管理機能(AMF)182a、182bへの制御プレーン情報のルーティングなどを取り扱うように構成されることが可能である。図1Dにおいて示されているように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信することが可能である。
図1Dにおいて示されているCN106は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b、および場合によってはデータネットワーク(DN)185a、185bを含み得る。上述の要素は、CN106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかが、CNオペレータ以外のエンティティーによって所有および/または運営されることが可能であるということが理解されるであろう。
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN104におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されることが可能であり、制御ノードとしての役割を果たすことが可能である。たとえば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングに関するサポート(たとえば、別々の要件を伴う別々のプロトコルデータユニット(PDU)セッションを取り扱うこと)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、モビリティー管理などを担当することが可能である。ネットワークスライシングは、サービスのタイプが利用されているWTRU102a、102b、102であることに基づいてWTRU102a、102b、102cのためにCNサポートをカスタマイズするためにAMF182a、182bによって使用され得る。たとえば、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依存するサービス、拡張大容量モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依存するサービス、MTCアクセスに関するサービス等などの別々の使用事例に関して、別々のネットワークスライスが確立されることが可能である。AMF182a、182bは、RAN104と、LTE、LTE-A、LTE-A Proなどのその他の無線テクノロジー、および/またはWiFiなどの非3GPPアクセステクノロジーを採用しているその他のRAN(図示せず)との間において切り替えを行うための制御プレーン機能を提供することが可能である。
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介してCN106におけるAMF182a、182bに接続されることが可能である。SMF183a、183bは、N4インターフェースを介してCN106におけるUPF184a、184bに接続されることも可能である。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択および制御すること、ならびにUPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成することが可能である。SMF183a、183bは、その他の機能、たとえば、UE IPアドレスを管理することおよび割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー施行およびQoSを制御すること、DLデータ通知を提供することなどを実行することが可能である。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介してRAN104におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されることが可能であり、N3インターフェースは、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することが可能である。UPF184、184bは、その他の機能、たとえば、パケットをルーティングおよび転送すること、ユーザプレーンポリシーを施行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを取り扱うこと、DLパケットをバッファリングすること、モビリティーアンカリングを提供することなどを実行することが可能である。
CN106は、その他のネットワークとの通信を容易にすることが可能である。たとえば、CN106は、CN106とPSTN108との間におけるインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことが可能であり、またはそうしたIPゲートウェイと通信することが可能である。加えて、CN106は、その他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することが可能であり、その他のネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線ネットワークおよび/またはワイヤレスネットワークを含み得る。一態様においては、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、およびUPF184a、184bとローカルDN185a、185bとの間におけるN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じてDN185a、185bに接続されることが可能である。
図1A~図1D、および図1A~図1Dの対応する説明を考慮すると、WTRU102a~d、基地局114a~b、eNode-B160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、および/または本明細書において説明されるその他の任意のデバイスのうちの1つまたは複数に関連して本明細書において説明される機能のうちの1つもしくは複数またはすべては、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行されることが可能である。エミュレーションデバイスは、本明細書において説明される機能のうちの1つもしくは複数またはすべてをエミュレートするように構成されている1つまたは複数のデバイスであり得る。たとえば、エミュレーションデバイスは、その他のデバイスをテストするために、ならびに/またはネットワーク機能および/もしくはWTRU機能をシミュレートするために使用され得る。
エミュレーションデバイスは、ラボ環境において、および/またはオペレータネットワーク環境においてその他のデバイスの1つまたは複数のテストを実装するように設計されることが可能である。たとえば、1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/またはワイヤレスの通信ネットワーク内のその他のデバイスをテストするためにその通信ネットワークの一部として全体的にまたは部分的に実装および/または展開されている間に、1つもしくは複数のまたはすべての機能を実行することが可能である。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/またはワイヤレスの通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間に、1つもしくは複数のまたはすべての機能を実行することが可能である。エミュレーションデバイスは、オーバージエアワイヤレス通信を使用したテスティングおよび/またはテスティングの実行のために別のデバイスに直接結合されることが可能である。
1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/またはワイヤレスの通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間に、すべての機能を含む1つまたは複数の機能を実行することが可能である。たとえば、エミュレーションデバイスは、1つまたは複数のコンポーネントのテスティングを実装するために、テスティングラボラトリーならびに/または展開されていない(たとえば、テスティングの)有線および/もしくはワイヤレスの通信ネットワークにおけるテスティングシナリオにおいて利用されることが可能である。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、テスト機器であり得る。直接RF結合、および/または、RF回路(たとえば、1つもしくは複数のアンテナを含み得る)を介したワイヤレス通信が、エミュレーションデバイスによってデータを送信および/または受信するために使用され得る。
1つまたは複数のネットワークが、本明細書において説明され、態様において、RANにおける1つまたは複数の送信/受信ポイント(TRP)またはその他の任意のノードにそれぞれ関連付けられ得る1つまたは複数のgNBを指すことが可能である。
WTRUのレシーバーは、送信機側で使用されるオシレータに合わせて調整されているそれのローカルオシレータの周波数を保持するために自動周波数制御(AFC)を実装する必要があることがある。この機能は、さまざまな同期信号(SS)および/または参照信号(RS)によってサポートされることが可能である。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)およびあらゆる入ってくるスケジュールされたDL送信のコヒーレントな検知にとっては、粗いAFCを保持することが必要であることがある。LTEにおいては、粗いAFCは、5msごとに存在していることが可能であるPSS/SSS同期コードと、1msのインターバルごとに少なくとも2つのOFDMシンボル上に存在していることが可能であるCRSとを使用することが可能である。NRにおいては、粗いAFCは、同期信号ブロック(SSB)を使用することが可能であり、そのSSBは、少なくとも20msの周期性を有することが可能である。NRデバイスは、構成されアクティブ化されている場合にはCSI参照信号(CSI-RS)を、またはDL送信中にのみ存在していることが可能である復調参照信号(DMRS)を利用することも可能である。トラッキング参照信号(TRS)という特別な信号が、粗いAFCを容易にするためにNRデバイス用に構成されアクティブ化されることも可能である。TRSは、10、20、40、または80msの繰り返し周期を伴う非零電力(non-zero power)CSI-RSリソースセットとして構成されることが可能である。それは、リソースブロック(RB)における3つのリソース要素(RE)上に、および2つの連続したタイムスロットにおける14個のうち2個のOFDMシンボルにおいて存在していることが可能である。第1のタイムスロットを使用するだけである低減された密度のTRSが構成可能であることも可能である。
図2は、不連続受信(DRX)の例の図200である。図2は、完全なDRXサイクル202aおよび第2のDRXサイクル202bの一部分を示している。図2において示されている例においては、それぞれのDRXサイクル202a、202bは、ON持続時間204a、204bおよびOFF持続時間206a、206bを含む。WTRUは、ON持続時間204a、204bの間にPDCCHなどのDL制御チャネルをモニタすること、およびOFF持続時間206a、206bの間にスリープ状態に入ること(たとえば、PDCCHをモニタしないこと)が可能である。2つのDRXサイクル202a、202bのみが図2において示されているが、DRX用に構成されているWTRUは、任意の数のサイクルにわたってDRXサイクルを周期的に繰り返すことが可能である。
図2の例において示されているように、WTRUは、ON持続時間でDRXサイクルを開始することが可能である。DRXサイクルからのウェイクアップの後に、またはDRXサイクルの始まりにおいてなど、WTRUがモニタまたはデコードする必要がある可能性がある連続した数のPDCCHオケージョン(PDCCH occasion)を決定するために、ON持続時間タイマーが使用され得る。いつOFF持続時間に切り替えるかを決定するために、DRXインアクティビティータイマーが使用され得る。WTRUによって再送信が予想される場合にモニタするための連続した数のPDCCHオケージョンを決定するために、DRX再送信タイマーが使用され得る。DL再送信、またはUL再送信のためのグラントが受信されることが可能になるまでの最大持続時間を決定するために、DRX再送信タイマーが使用され得る。
OFF持続時間206a、206bなどのOFF持続時間中に、PDCCHなどのDLチャネルをモニタしないことに加えて、WTRUは、周期的CSI報告を測定および/または報告するように構成されているサブフレームにおいてチャネル状態情報(CSI)を測定または報告しないことが可能である。態様においては、WTRUは、ON持続時間またはOFF持続時間中に発生する可能性があるアクティブ時間中のPDCCHまたはPDCCHオケージョン(PDCCH occasion)をモニタする必要があることがある。その他の態様においては、アクティブ時間は、ON持続時間中に開始して、OFF持続時間中に継続することが可能である。アクティブ時間は、下記のうちの少なくとも1つが当てはまる時間を含み得る。ON持続時間タイマー、インアクティビティータイマー、再送信タイマー、またはランダムアクセス競合解決タイマーなど、いずれかのDRXタイマーが稼働していること、スケジューリング要求が(たとえば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上で)送られること、およびコンテンションベースのランダムアクセスプリアンブルのうちでMACエンティティーによって選択されていないランダムアクセスプリアンブルに関するランダムアクセス応答の受信が成功した後に、WTRUのMACエンティティーのセル無線ネットワーク識別子(C-RNTI)に宛てられている新たな送信を示すPDCCHが受信されていないこと。
DRXサイクル202a、202bなどのDRXサイクルは、ショートDRXサイクルまたはロングDRXサイクルであり得る。態様においては、WTRUは、時間のピリオドにわたってショートDRXサイクルを使用し、次いでロングDRXサイクルを使用することが可能である。成功裏にデコードされたPDCCHがULまたはDLユーザデータ送信を示すPDCCHオケージョンの後の(たとえば、送信タイムインターバル(TTI)の点での持続時間を決定するために、DRXインアクティビティータイマーが使用され得る。PDCCHオケージョンは、シンボル、シンボルのセット、スロット、またはサブフレームなどのPDCCHを含み得るタイムピリオドであり得る。DRXショートサイクルは、DRXインアクティビティータイマーの満了後にWTRUが入る第1のDRXサイクルであり得る。WTRUは、DRXショートサイクルタイマーの満了まで、ショートDRXサイクルにあり得る。DRXショートサイクルタイマーが満了した場合には、WTRUは、ロングDRXサイクルを使用することが可能である。DRXショートサイクルタイマーは、DRXインアクティビティータイマーが満了した後にショートDRXサイクルに続くことが可能である連続したサブフレームの数を決定するために使用され得る。
RRC接続モードにおいては、WTRUは、接続モードDRX(C-DRX)を使用することが可能である。LTEまたはNRデバイスがC-DRXにある場合には、それは、DRXサイクルを伴って構成されることが可能である。別々のショートDRXサイクルおよびロングDRXサイクルの構成が可能である。C-DRXサイクルは、数十ミリ秒から数百ミリ秒の範囲で設定されることが可能である。WTRUは、DRX ON持続時間中など、決定された時刻でウェイクアップし、DRX ON持続時間の第1のタイムスロットにおいてPDCCHをデコードすることを試みることが可能である。そのタイムスロットにおいてメッセージが受信またはデコードされない場合には、WTRUは、構成可能なON持続時間カウンタを減らすことが可能であり、アクティブなCORESET上での、および構成されている探索空間に関する次なるPDCCHモニタリングの機会においてPDCCHをデコードすることを再び試みることが可能である。カウンタが零に達した場合には、WTRUは、スリープ状態に戻ることが可能であり、次なるDRX ON持続時間まで、再びPDCCHをデコードすることを試みることはない。
C-DRX ON持続時間の始まり(たとえば、第1のタイムスロット)においてPDCCHをデコードすることが可能であるためには、WTRUが、少なくとも粗いAFCを達成している必要があることがある。デバイスに関するPDCCHを搬送するアクティブなバンド幅部分(BWP)のRB内に含まれているDMRSは、そのPDCCHの進行している受信中に、および後続のタイムスロットに関してAFCを微調整するために利用されることのみが可能である。LTEにおいては、WTRUは、DRX ON持続時間の始まりから時間の短いピリオドだけ前にウェイクアップして、ほとんどのサブフレームにおいて利用可能なセル固有の参照信号(CRS)を測定することによって、粗いAFCを達成することが可能である。
態様においては、ウェイクアップ信号(WUS)およびゴートゥースリープ信号(GOS)が、たとえば、DRXオペレーションとともに使用され得る。WUS/GOSは、1つまたは複数のDRXサイクルに関連付けられることが可能であり、関連付けられている時間、または関連付けられているDRXサイクルの一部の前に送信および/または受信されることが可能である。
図3は、WUSおよびGOSを伴う例示的なDRXサイクル302の図300である。図3において示されている例においては、WTRUは、WUS308を受信することが可能であり、それに応答して、関連付けられているON持続時間304においてダウンリンクチャネルをモニタするためにウェイクアップすることが可能である。態様においては、WUSを受信するWTRUは、1つまたは複数のDRXサイクルにわたってON持続時間においてダウンリンクチャネルをウェイクアップしてモニタすることが可能である。WTRUは、GOS310を受信することも可能であり、それに応答して、関連付けられているOFF持続時間306においてダウンリンクチャネルをモニタしないことが可能である。態様においては、GOSを受信するWTRUは、1つまたは複数のDRXサイクルにわたってダウンリンクチャネルをモニタしないことが可能であり、スリープモードのままであり得る。態様においては、WUSもしくはGOSのいずれか、またはWUSおよびGOSの両方が実装され得る。
NRにおいては、WTRUは、非零電力(NZP;non-zero-power)CSIリソースなど、1つまたは複数のCSIリソースコンフィギュレーションで構成されることが可能である。それぞれのCSIリソースコンフィギュレーションは、1つまたは複数のNZP-CSI-RSリソースセットを含み得る。それぞれのNZP CSIリソースセットは、64個までのNZP-CSI-RSリソースを含み得る。非周期的NZP-CSI-RSリソースに関するトリガリングオフセットが、NZP-CSI-RSリソースセットごとに構成されることが可能である。WTRUは、1つまたは複数のCSI報告コンフィギュレーション(reporting configuration)でさらに構成されることが可能である。それぞれのCSI報告コンフィギュレーションは、チャネル測定のためのCSIリソースコンフィギュレーションに関連付けられ得る。関連付けられているBWP-IDおよびリソースタイプ(たとえば、非周期的、周期的、または半永続的)が、CSIリソースコンフィギュレーションごとに構成されることが可能である。
図4は、例示的なCSIリソースおよびCSI報告コンフィギュレーションの図400であり、さまざまなNZP-CSI-RSリソース、NZP-CSI-RSリソースセット、CSIリソースコンフィギュレーション、およびCSI報告コンフィギュレーションの間における関連付けを示している。図4において示されている例においては、WTRUは、8つのNZP-CSI-RSリソース401、402、403、404、405、406、407、および408を伴って構成されている。しかしながら、図4における省略記号は、WTRUが任意の数のNZP-CSI-RSリソースを伴って構成されることが可能であるということを示している。NZP-CSI-RSリソース401は、リソースセット410を含み、NZP-CSI-RSリソース402は、リソースセット411を含み、NZP-CSI-RSリソース403は、リソースセット410および411を含み、NZP-CSI-RSリソース404および405はそれぞれ、リソースセット412を含み、NZP-CSI-RSリソース406、407、および408はそれぞれ、リソースセット413を含む。リソースセット410は、0というAPトリガリングオフセットを有することが可能であり、リソースセット411は、4というAPトリガリングオフセットを有することが可能である。残りのリソースセット(たとえば、412および413)も、別々のAPトリガリングオフセットを伴って構成されることが可能である。
リソースセット410および411は、CSIリソースコンフィギュレーション420に関連付けられることが可能であり、リソースセット412は、CSIリソースコンフィギュレーション421に関連付けられ得、リソースセット413は、CSIリソースコンフィギュレーション422に関連付けられ得る。CSIリソースコンフィギュレーション420は、非周期的リソースタイプおよびBWP-ID 0に関するものであることが可能であり、CSIリソースコンフィギュレーション421は、周期的リソースタイプおよびBWP-ID 0に関するものであることが可能であり、CSIリソースコンフィギュレーション422は、半永続的リソースタイプおよびBWP-ID2に関するものであり得る。CSIリソースコンフィギュレーション420は、CSI報告コンフィギュレーション430、431、および433に関連付けられ得、CSIリソースコンフィギュレーション421は、CSI報告コンフィギュレーション432および434に関連付けられることが可能であり、CSI報告コンフィギュレーション422は、CSI報告コンフィギュレーション435に関連付けられ得る。
WTRUは、スロットnにおいて非周期的CSI要求を受信することがあり、関連している非周期的CSI-RS(またはNZP-CSI-RS)リソースセットが、スロットn+xに配置されることがあり、ただし、xは{0,1,2,3,4}のうちの少なくとも1つであり得る。下の表1は、CSI要求フィールド、ならびに関連している報告設定およびリソース設定についての例を示す。
それぞれのCSI要求フィールドは、報告設定(またはCSI関連のレポート構成情報)に関連付けられることが可能であり、その報告設定は、16個までの報告コンフィギュレーションを含み得る。それぞれの報告コンフィギュレーションは、CSI報告コンフィギュレーションとみなされることが可能である。複数の非周期的NZP-CSI-RSリソースセットが報告コンフィギュレーションに関連付けられているという条件で、CSI要求フィールドに関して単一の非周期的NZP-CSI-RSリソースセットが選択されることが可能である。それぞれの非周期的NZP-CSI-RSリソースセットは、WTRUがCSI要求を受信したスロットからのスロットオフセット値を伴って構成されることが可能である。
NRにおいては、WTRUは、そのWTRUがスケジューリングDCIを受信したスロットからの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)スケジューリングのためのスロットオフセットのセットを伴って構成されることが可能である。WTRUは、PDSCH-TimeDomainResourceAllocationList(またはPDSCH-TDRAリスト)を伴って構成されることが可能であり、このPDSCH-TDRAリストは、ある数(たとえば、16個)までのPDSCH-TDRA構成を含み得る。それぞれのPDSCH-TDRA構成は、たとえば{0,1,...,32}のうちの1つであり得るスロットオフセット値(たとえば、k0)、たとえば{タイプA,タイプB}のうちの1つであり得るマッピングタイプ、ならびに/または、たとえば{0,1,...,127}のうちの1つであり得る開始シンボルおよび長さ(たとえば、SLIV)を含み得る。k0値は、スケジューリングDCIが受信されるスロットからのPDSCH受信に関するスロットオフセットを決定することが可能である。たとえば、WTRUがスロット#nにおいてPDSCHに関するDCIを受信した場合には、それは、スロット#n+k0においてPDSCHを受信することが可能である。マッピングタイプは、スロット長を決定することが可能である。たとえば、タイプAは、通常のスロット長に関して使用されることがあり、タイプBは、サブスロット長に関して使用されることがある。SLIVは、スロット内の開始シンボルおよびPDSCHの長さを決定することが可能である。本明細書において記載されている例および態様においては、PDSCHは、PUSCHによって置き換えられることが可能であり、スロットオフセットk0は、スロットオフセットk2によって置き換えられることが可能である。たとえば、WTRUは、PUSCH-TimeDomainResourceAllocationList(またはPUSCH-TDRAリスト)を伴って構成されることが可能であり、このPUSCH-TDRAリストは、ある数(たとえば、16個)までのPUSCH-TDRA構成を含み得る。それぞれのPUSCH-TDRA構成は、たとえば{0,1,...,32}のうちの1つであり得るスロットオフセット値(たとえば、k2)、たとえば{タイプA,タイプB}のうちの1つであり得るマッピングタイプ、ならびに/または、たとえば{0,1,...,127}のうちの1つであり得る開始シンボルおよび長さ(たとえば、SLIV)を含み得る。k2値は、スケジューリングDCIが受信されるスロットからのPUSCH送信に関するスロットオフセットを決定することが可能である。
ワイヤレス通信デバイスのレシーバーは、複数のRFチェーンを備えることが可能である。それぞれのそのようなチェーンは、1つまたは複数のアンテナ要素およびアナログ回路(たとえば、低雑音増幅器、フィルタ、オシレータ、ミキサ、および/またはアナログ/デジタルコンバータ)を含み得る。複数のRFチェーンを使用する受信は、ダイバーシティーおよび/または空間処理を通じてパフォーマンスを高めることが可能である。RF感度に関する最小パフォーマンス要件は、WTRUが最小数のRxアンテナポートを備えていることを前提とする。
周波数レンジ1(6GHz未満)における動作に関しては、多くのNRデバイスは、gNBからのDL信号およびチャネルの受信に関して4つのRx RFチェーンを使用して、たとえば、堅牢なリンクパフォーマンスを提供し、空間多重化を効率的に利用して、高いDLスペクトル効率を達成する。4つのRx RFチェーンという前提を使用する最小受信要件は、いくつかのNR動作バンドに関して設定されることが可能である。V2Xタイプのアプリケーション向けに意図されているものなど、専用のタイプのNRデバイスは、2つのRx RFチェーンを使用するだけであると予想されることが可能である。共通のRFを共有するデュアルモードLTE/NRデバイスが、DL受信に関してLTE要件に従うと予想されることも可能である。周波数レンジ2(ミリ波)における動作に関しては、多くのNRデバイスは、複数のRFパネルを使用することによってアナログビームフォーミングサポートを実装するであろう。その他の利点の中でも、ビームフォーミングは、ミリ波周波数で動作する場合の改善されたリンクバジェットを可能にすることがある。
既存のNRテクノロジーにおいては、LTEと同様に、DL受信のためにデバイスによって使用することになるRxアンテナの数は、動作バンドに依存する。デバイスパフォーマンス要件は、要求される数のデバイスRxアンテナの可用性を想定することによって設定されることが可能である。デバイスは、LTE動作バンドまたはNR動作バンドのセットに関するサポートを、場合によっては、キャリアアグリゲーションまたはデュアル接続に関するサポートされるバンドの組合せとともに、ネットワークにアドバタイズすることが可能である。これは、動作バンドに関するデバイス上での要求される数のRxチェーンのサポートを黙示的に示すことが可能である。
オシレータ、低雑音増幅器(LNA)、およびアナログ/デジタル(A/D)コンバータなどのアクティブRFコンポーネントに関する消費電力は、デバイスにおけるアクティブRxチェーンの数に比例して変化することが可能である。デジタルベースバンド(BB)は、チャネルサンプルバッファリング、空間レイヤデマッピング、およびチャネル推定などの低レベル機能を実装することが可能である。低レベルのデジタルBBにおける消費電力も、アクティブRxパスの数とともに増大することが可能である。トランスポートチャネル処理およびチャネルデコーディングなど、デジタルBBにおけるその他の高レベル機能は、デバイスにおける複数のアクティブRFチェーンを使用する受信の存在下で、ただし主として、送信されるデータレート(これは、信号対干渉雑音比(SINR)が十分に良好である場合には、Rxチェーンの数がより少なくても高くなることがある)に応じて、電力消費における増大を経験することがある。
WTRU電力消費は、より高いキャリア周波数、より広いバンド幅、および高度なMIMOスキームが展開されるにつれて、NRにおいて増大すると予想される。たとえば、RFチェーンを含むトランシーバー回路は、たとえばベースバンド処理に比較して、相当な量の電力を消費する。C-DRXを伴って構成されている場合でさえ、データは、WTRUがアクティブ時間中にPDCCHをモニタしている間には、時間のかなりのピリオドにわたって受信されない可能性がある。結果として、複数の受信(Rx)チェーンを備えたWTRUは、データが転送されていない間に受信することを試みるのに、かなりの量の電力を浪費する可能性がある。WTRUの実装がアクティブ時間中にいくつかのRxチェーンをオフにすることによって電力を節約することを試みるならば、WTRUがパフォーマンス要件を満たすことができないかもしれないというリスクがある。なぜなら、ネットワークは、それがすべてのRxチェーンを使用してPDCCHおよびPDSCHを受信する準備が常にできていると想定する可能性があるからである。従来の電力節約メカニズムは、RFチェーン、またはトランシーバー回路のその他の部分を動的にオンおよびオフにすることを可能にしていない。WTRUが自分のRxチェーンの数を安全に低減することを(パフォーマンスに影響を与えることなく行うことができる場合には)可能にすることがある態様が、本明細書において説明される。
加えて、粗いAFCを達成するために必要とされる信号は、WTRUのオン持続時間の始まりの直前には一般に利用可能ではないことがある。結果として、NR WTRUは、適切な信号(たとえばSSB)を検知することを唯一の目的として、オン持続時間の間においてウェイクアップする必要があることがある。これは、関連した回路のオンおよびオフを切り替えるための実際の遷移時間を考慮すると、ON持続時間の始まりの直前のWTRUよりも効率が悪いことがある。実際のDRX ON持続時間に関連していないウェイクアップインターバルの数を低減しながら、粗いAFCの保持を可能にすることがある態様が、本明細書において説明される。
さらに、たとえばR15 NRにおいては、DRXは、最大でも単一のDRXコンフィギュレーションで構成されることが可能である。スリーブの機会は、純粋に時間ドメインに基づく。さらにWTRUは、スケジュールされていない状態でPDCCHをモニタすることに相当な量の時間を費やす可能性がある。R15においては、ON持続時間中に、WTRUは、ON持続時間ごとにアクティブなBWPにおいてすべてのCORESETおよびすべての探索空間をモニタすることを必要とされ、これは、かなりの数のブラインドデコードをもたらして、相当な量のデバイス電力を消費する可能性がある。インアクティビティータイマーの満了に起因してDRXにおけるWTRUがデフォルトのBWPにある可能性が高いということを考えると、R15フレームワークを使用してブラインドデコードの数を低減するための潜在的なツールは、単一の探索空間でデフォルトのBWPを構成することであることが可能であり、所与のON持続時間中にWTRUをスケジュールする際に、BWPスイッチを伴ってDCIを送ることに依存することが可能である。しかしながら、RACHおよびSR機能がデフォルトのBWPに依存しているということを考えると、ならびにBWPインアクティビティータイマーが短い場合にはWTRUがデフォルトのBWPに頼る可能性があるということを考えると、デフォルトのBWPが1つの探索空間または1つのCORESETに制限されている場合には、スケジューリングキャパシティーが制限される可能性がある。これに対処することが可能である態様が、本明細書において説明される。
本明細書において説明される態様は、複数の異なる無線パフォーマンス状態、無線パフォーマンスモード、電力モード、または送信モードを提供する。これらまたは類似の用語が全体を通じて言い換え可能に使用されることが可能であるということを当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。態様においては、WTRUは、可能な無線パフォーマンス状態、無線パフォーマンスモード、電力モード、または送信モードのセットの1つに従って動作するように構成されることがある。無線パフォーマンス状態、無線パフォーマンスモード、電力モード、または送信モードは、たとえば、所与の時点でWTRUに適用可能な最大パフォーマンスメトリックおよび/または能力のセットを決定することが可能である。
上述されているように、WTRUは、PDSCH-TDRAのセット(たとえば、PDSCH-TDRAリスト)を伴って構成されることが可能である。WTRUは、PDSCHスケジューリングのためのDCIにおけるPDSCH-TDRAのうちの1つの表示を受信することが可能である。たとえば、示されているPDSCH-TDRAがk0=0である場合には、余分なWTRU電力消費が必要とされることがある。なぜなら、WTRUは、C-RNTIまたは構成されているスケジューリングRNTI(CS-RNTI)を用いてDCIを探してPDCCHがモニタされるスロットにおいてPDSCH領域をバッファリングする必要があることがあるからである。
いくつかの態様においては、電力モードは、構成されているPDSCH-TDRAリストにおけるPDSCH-TDRAエントリのどのサブセットが、PDSCHスケジューリングのための関連付けられているDCIにおいて有効であるまたは存在している可能性があるかを決定することが可能である。たとえば、WTRUが第1の電力モード(たとえば、通常モード)にある場合には、WTRUは、WTRUがスロットにおけるPDCCHをモニタする際にPDSCH-TDRAリストにおけるすべてのPDSCH-TDRAエントリが使用されることが可能であると想定することが可能である。WTRUが第2の電力モード(たとえば、節電モード)にある場合には、WTRUは、WTRUがスロットにおけるPDCCHをモニタする際に、k0=0を伴うPDSCH-TDRAエントリが使用されない可能性があると想定することが可能であり、またはWTRUは、k0=0を伴うPDSCH-TDRAエントリを無視することが可能である。
いくつかの態様においては、電力モードは、構成されているCSI報告トリガー状態リストにおける非周期的CSI報告トリガー状態のどのサブセットが、非周期的CSI報告のための関連付けられているDCIにおいて有効である(または存在している)可能性があるかを決定することが可能である。たとえば、WTRUが第1の電力モードにある場合には、WTRUは、WTRUが非周期的CSI報告を探してPDCCHをモニタする際に、構成されているCSI報告トリガー状態リストにおけるすべてのCSI報告トリガー状態が有効である可能性があると想定または予想することが可能である。WTRUが第2の電力モードにある場合には、WTRUは、しきい値未満のスロットオフセットを伴う非周期的NZP-CSI-RSリソースセットに関連付けられているCSI報告トリガー状態が無効である可能性があると想定または予想することが可能である。本明細書において使用される際には、「無効」および「使用不能」は、CSI報告トリガーのコンテキストにおいては、言い換え可能に使用されることがあり、「使用不能」は、「無効」の例である。いくつかの態様においては、しきい値(Ttre)は、「1」など、事前に定義された数であり得る。いくつかの態様においては、しきい値は、ニューメロロジーに基づいて決定されることが可能である。たとえば、第1のしきい値は、第1のサブキャリアスペーシングに関して使用されることがあり(たとえば、15kHzのSCSに関しては、Ttre=1)、第2のしきい値は、第2のサブキャリアスペーシングに関して使用されることがある(たとえば、60kHzのSCSに関しては、Ttre=3)。
いくつかの態様においては、電力モードは、1つまたは複数の構成されている非周期的CSI報告トリガー状態に関連付けられているNZP-CSI-RSリソースセットの最小スロットオフセット値を決定することが可能である。いくつかの態様においては、電力モードは、PDSCHに関する最大送信ランクおよび/または最大変調次数を決定することが可能である。たとえば、WTRUが第1の電力モードにある場合には、WTRUは、WTRUがスロットにおける関連付けられているPDCCHをモニタする際に、WTRUの能力に基づいて最大送信ランク(Rmax)および/または最大変調次数(Mmax)でPDSCHを受信すると予想することが可能である。WTRUが第2の電力モードにある場合には、WTRUは、WTRUがスロットにおける関連付けられているPDCCHをモニタする際に、制限された最大送信ランク(Rlimit、Rmax>Rlimit)および/または制限された最大変調次数(Mlimit、Mmax>Mlimit)でPDSCHを受信すると想定または予想することが可能である。
いくつかの態様においては、電力モードは、アグリゲーションレベルのセットおよび/またはアグリゲーションレベルに関する複数の候補を決定することが可能である。たとえば、WTRUが第1の電力モードにある場合には、WTRUは、探索空間のために構成されているすべてのアグリゲーションレベルおよび/またはそれの関連付けられている複数の候補をモニタすることが可能である。WTRUが第2の電力モードにある場合には、WTRUは、探索空間のために構成されているアグリゲーションレベルのサブセットおよび/または複数の候補をモニタすることが可能である。そのような態様においては、それぞれの構成されているアグリゲーションレベルに関するデコーディング候補の第1のNエントリに基づいて決定されたサブセットがモニタされることが可能である。Nは、上位レイヤシグナリングを介して構成された、またはWTRUによって決定された、事前に定義された番号であり得る。代替として、または追加として、そのような態様においては、構成されているアグリゲーションレベル内の最大アグリゲーションレベルが、WTRUによってモニタされることが可能である。
いくつかの態様においては、電力モードは、動作周波数バンド幅(たとえば、アクティブなBWPのバンド幅)を決定することが可能である。たとえば、WTRUが第1の電力モードにある場合には、WTRUは、第1のBWPにおいてPDCCHをモニタすることが可能であり、WTRUが第2の電力モードにある場合には、WTRUは、第2のBWPにおいてPDCCHをモニタすることが可能である。第1のBWPは、第2のBWPよりも広いことがある。
いくつかの態様においては、電力モードは、探索空間タイプまたはIDに基づいて決定されることが可能である。例においては、第1の電力モードは、第1の探索空間タイプ(たとえば、CORESET#0に関連付けられている任意の共通探索空間)において使用されることがあり、第2の電力モードは、第2の探索空間タイプ(たとえば、WTRU固有の探索空間)において使用されることがある。別の例においては、第1の電力モードは、第1の探索空間(たとえば、第2の電力モードに関連付けられていない探索空間ID)において使用されることがあり、第2の電力は、探索空間IDが構成されることが可能である第2の探索空間において使用されることがある。あるいは、第2の電力モードに関する探索空間IDは、特定のCORESETに関連付けられている探索空間IDに基づいて黙示的に決定されることが可能である。たとえば、CORESET#xに関連付けられている探索空間が、第2の電力モードに関して決定されることが可能であり、この場合、値xは、上位レイヤシグナリングを介して構成されること、または(たとえば、0に)事前に決定されることが可能である。追加として、または代替として、第2の電力モードに関する探索空間IDは、特定のRNTIに関して使用される探索空間IDに基づいて黙示的に決定されることが可能である。たとえば、電力節約RNTI(PS-RNTI)に関する探索空間が、第2の電力モードに関して決定されることが可能であり、この場合、PS-RNTIは、アップリンクおよびダウンリンク共有チャネル(たとえば、PDSCHおよびPUSCH)のためのものであり得る。
いくつかの態様においては、電力モードは、探索空間構成パラメータに基づいて決定されることが可能である。一例においては、電力モードは、探索空間の周期性に基づいて決定されることが可能である。たとえば、探索空間の周期性がしきい値よりも長いまたは短い場合には、第1の電力モードが使用されることがあり、探索空間の周期性がそのしきい値よりも短いまたは長い場合には、第2の電力が使用されることがある。しきい値は、事前に決定されること、または上位レイヤシグナリングを介して構成されることが可能である。別の例においては、電力モードは、探索空間用に構成されているアグリゲーションレベルセット(または最小アグリゲーションレベル、または最大アグリゲーションレベル)に基づいて決定されることが可能である。
いくつかの態様においては、電力モードは、上位レイヤシグナリングを介して構成されることが可能である。他の態様においては、電力モードは、WTRUが、関連付けられているPDCCHモニタリングオケージョン(monitoring occasion)をモニタする必要があるか否かを示すことがある、関連付けられている電力節約信号によって示されることがある。
いくつかの態様においては、電力モードは、WTRU RRCステータスに基づいて決定されることが可能であり、WTRU RRCステータスは、RRCアイドル状態、RRC接続状態、およびRRC非アクティブ状態を含み得る。第1の電力モードおよび第2の電力モードは、RRC接続状態に関して使用されることが可能であり、その一方で第1の電力モードは、RRCアイドル状態およびRRC非アクティブ状態に関して使用されることのみが可能である。
いくつかの態様においては、電力モードは、構成されているPDSCH-TDRAリストにおけるPDSCH-TDRAエントリに基づいて決定されることが可能である。たとえば、構成されているPDSCH-TDRAリストにおけるPDSCH-TDRAエントリの最小k0値がしきい値未満である場合には、第1の電力モードが使用されることが可能である。そうでない場合には、第2の電力モードが使用されることが可能である。いくつかの態様においては、しきい値(Ttre)は、「1」であり得る。構成されているPDSCH-TDRAリストにおけるPDSCH-TDRAエントリのうちの1つまたは複数がk0=0を含む場合には、WTRUは、第1の電力モードを使用することが可能である。構成されているPDSCH-TDRAリストにおけるすべてのPDSCH-TDRAエントリがk0>0を有する場合には、WTRUは、第2の電力モードを使用することが可能である。その他の態様においては、しきい値は、ニューメロロジーに基づいて決定されることが可能である。たとえば、第1のしきい値は、第1のサブキャリアスペーシングに関して使用されることがあり(たとえば、15kHzのSCSに関しては、Ttre=1)、第2のしきい値は、第2のサブキャリアスペーシングに関して使用されることがある(たとえば、60kHzのSCSに関しては、Ttre=3)。いくつかの態様においては、電力モードは、バンド幅部分(BWP)、セル、探索空間、CORESET、および/または物理チャネルごとに決定されることが可能である。
いくつかの態様においては、構成されているPDSCH-TDRAリストにおけるPDSCH-TDRAエントリの最小スロットオフセット(たとえば、最小k0)値は、動的に制限されることが可能である。たとえば、電力節約信号(power saving signal)は、構成されているPDSCH-TDRAリストにおけるPDSCH-TDRAエントリに関する最小k0値に関するしきい値を示すことが可能であり、WTRUは、そのしきい値よりも小さいk0値に関連付けられているPDSCH-TDRAエントリを無視することが可能である。たとえば、WTRUは、そのしきい値よりも小さいk0値に関連付けられている、ある(たとえば、任意の)PDSCH-TDRAエントリを無視することが可能である。
WTRUが1つまたは複数のPDSCH-TDRAエントリを無視することは、WTRUがそのようなエントリを受信することを予想していない可能性があるということ、WTRUがPDCCHモニタリングのためのスロットからしきい値未満のスロットのPDSCH領域をバッファリングしていない可能性があるということ、および/またはWTRUがPDCCHモニタリングのためのスロットからしきい値未満のスロットにおいてPDSCHを受信していない可能性があるということを意味することが可能である。
WRTUは、1つまたは複数のPDCCHモニタリングオケージョンに関連付けられ得る事前に定義されたまたは所定の時間位置において電力節約信号を受信またはモニタすることが可能である。
電力節約信号は、DCI、参照信号、および/またはプリアンブルのうちの少なくとも1つであり得る。
k0およびk2は、本明細書においてはオフセット(たとえば、スロットオフセット)の例として使用されている。その他のパラメータが使用されること、および本明細書において説明される例および態様と依然として整合していることが可能である。シンボルオフセットなどのその他のオフセットが使用されること、および本明細書において説明される例および態様と依然として整合していることが可能である。
図5は、WTRUの電力節約の例示的な方法500のフロー図である。図5において示されている例においては、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)は、TDRAリストコンフィギュレーションを受信することが可能である(502)。TDRAリストコンフィギュレーションは、複数のエントリを含み得る。それらのエントリのそれぞれは、たとえば、PDSCHを受信する(またはPUSCHを送信する)スロットを見つけるためのものであり得るスロットオフセット値を含み得るリソース割り当てを含み得る。態様においては、TDRAリストにおけるエントリのそれぞれは、より詳細に上述されているように、マッピングタイプおよび/またはstartSymbolAndLengthパラメータを含み得る。
WTRUは、最小スロットオフセット値を含み得る物理レイヤーまたはレイヤー1(L1)のシグナリングを受信することが可能である(504)。態様においては、物理レイヤーまたはL1のシグナリングは、WTRUに最小スロットオフセット値を動的に提供するために使用されることが可能である。WTRUは、たとえばPDSCH(またはPUSCH)に関してスケジュールされている場合には、PDCCH上のスロットにおいてまたはスロット上でDCIをデコードすることが可能である(506)。WTRUは、デコードされたDCIから、TDRAリストにおけるエントリのうちの1つを識別するインデックスを取得することがある(508)。WTRUは、TDRAリストから、そのインデックスによって識別される特定のスロットオフセット値を取り出すことが可能である(510)。
WTRUは、その特定のスロットオフセット値を、たとえば、物理レイヤーまたはL1のシグナリングにおいて受信された最小スロットオフセット値と比較することが可能である(512)。その特定のスロットオフセット値が最小オフセット値未満である場合(514)には、WTRUは、インデックスによって識別されたTDRAリストにおけるエントリが無効であると決定することが可能である(516)。態様においては、エントリが無効であるとWTRUが決定した場合には、WTRUは、たとえば、DCIがデコードされたスロットからのスロットオフセットにおいて(この場合、そのスロットオフセットは、特定のスロットオフセット値であり得る)、スケジュールされたPDSCHを受信もしくはバッファリング(またはスケジュールされたPUSCHを送信)しないことが可能である(たとえば、しない)。しかしながら、その特定のスロットオフセット値が最小スロットオフセット値以上であるとWTRUが決定した場合(514)には、WTRUは、たとえば、DCIがデコードされたスロットからのスロットオフセットにおいて(この場合、そのスロットオフセットは、特定のスロットオフセット値であり得る)、スケジュールされたPDSCHを受信(またはスケジュールされたPUSCHを送信)することへ進むことが可能である(518)。
上述の態様は、PDSCHに関して説明される。しかしながら、同じまたは同様の方法がPUSCHに関して使用されることも可能であるということを当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。態様においては、最小スロットオフセットは、特定の無線パフォーマンス状態に対応することが可能であり、WTRUが特定の無線パフォーマンス状態にあるときに、それは、DCIから取得されることがある示されるスロットオフセット(たとえば、k0および/またはk2)が、現在の無線パフォーマンス状態に適用可能な最小値(たとえば、k0minおよび/またはk2min)以上である場合にのみ、PDSCHのデコーディングまたはPUSCHを送信することを試みることが可能である。態様においては、最小値(たとえば、k0minまたはk2min)は、PDCCHがスロットまたはCORESETの特定の時間シンボルにおいてデコードされる場合にのみ適用可能であり得る。たとえば、この値は、PDCCHがスロットの最後の3つのシンボルにおいてデコードされる場合に適用可能であり得る。態様においては、非周期的CSI報告トリガー状態に関連付けられているNZP-CSI-RSリソースセットに関する最小スロットオフセット(たとえば、APトリガーオフセット)は、少なくとも同じBWPにおけるPDSCH-TDRAリストにおけるPDSCH-TDRAの最小スロットオフセット(たとえば、k0)に基づいて制限または決定されることが可能である。たとえば、構成されているPDSCH-TDRAリストにおいて最小k0値がn1(たとえば、n1=1)である場合には、最小APトリガーオフセット値は、n2(たとえば、n2=1)であることが可能であり、またはn2(たとえば、n2=1)に制限されることが可能であり、n1およびn2は、同じ値または別々の値であり得る。
BWPに関して最小k0値が決定されている場合には、WTRUは、最小APトリガーオフセット値が、同じBWPに関するしきい値(たとえば、最小k0値)よりも小さいと予想しない可能性がある。BWPに関して最小k0値が決定されている場合には、WTRUは、同じBWPに関するしきい値(たとえば、最小k0値)よりも小さいAPトリガーオフセットを有するNZP-CSI-RSリソースセットに関連付けられているCSI報告トリガー状態を無視するか、または受信すると予想しない可能性がある。CSI報告トリガー状態を無視することは、WTRUが、トリガーされたCSI報告トリガー状態に関するCSIを報告しない可能性があるということを意味することが可能である。BWPに関して最小k0値が決定されている場合には、WTRUは、同じBWPに関するトリガーされたCSI報告トリガー状態におけるしきい値(たとえば、最小k0値)よりも小さいAPトリガーオフセットを有するNZP-CSI-RSリソースセットに関連付けられているCSI報告コンフィギュレーションを無視する可能性がある。CSI報告トリガー状態は、1つまたは複数のCSI報告コンフィギュレーションを含むこと、またはそれらに対応することが可能であり、それぞれのCSI報告コンフィギュレーションは、NZP-CSI-RSリソースセットに関連付けられ得る。WTRUは、しきい値(たとえば、最小k0値)以上のAPトリガーオフセットを有するNZP-CSI-RSリソースセットに関連付けられているCSI報告コンフィギュレーションを報告する可能性がある。
CSI報告コンフィギュレーションを報告することは、その報告コンフィギュレーションに関するCSIを報告することに相当することが可能である。CSI報告コンフィギュレーションを報告することは、関連付けられているNZP-CSI-RSリソースセットに基づいて(たとえば、それの測定に基づいて)、および/またはそれを使用してCSIを報告することに相当することが可能である。
その他の態様においては、CSI報告コンフィギュレーション(または非周期的CSI報告トリガー状態)に関するNZP-CSI-RSリソースセットの最小APトリガーオフセット値が動的に制限されることが可能である。たとえば、電力節約信号は、CSI報告コンフィギュレーション(または非周期的CSI報告トリガー状態)に関する最小APトリガーオフセット値に関するしきい値を示すことが可能であり、WTRUは、そのしきい値よりも小さいAPトリガーオフセット値を有するNZP-CSI-RSリソースセットに関連付けられているCSI報告コンフィギュレーション(または非周期的CSI報告トリガー状態)を無視することが可能である。
APトリガーオフセットは、スロットオフセットであり得る非周期的トリガーオフセットであり得る。APトリガーオフセットは、DL受信またはUL送信に関するオフセットであり得る。APトリガーオフセットは、APトリガーのPDCCH受信のスロット(またはその他の時間)からRSリソースセットまでのオフセットであり得る。RSリソースセットは、(たとえば、RSの)受信および/または測定のために使用されることが可能である(たとえば、そのための時間リソースおよび/または周波数リソースであることが可能であり、それらを含むことが可能であり、またはそれらを識別することが可能である)。RSリソースセットは、(たとえば、RSの)送信のために使用されることが可能である(たとえば、そのための時間リソースおよび/または周波数リソースであることが可能であり、それらを含むことが可能であり、またはそれらを識別することが可能である)。CSI要求は、APトリガーの例である。SRS要求は、APトリガーの例である。
NZP-CSI-RSは、RSの例である。別のRSが使用されること、および本明細書において説明される例および態様と依然として整合していることが可能である。NZP-CSI-RSリソースセットは、RSリソースセットの例である。別のRSリソースセットが使用されること、および本明細書において説明される例および態様と依然として整合していることが可能である。SRSは、最小オフセットが当てはまることが可能であって、かつSRS送信をその最小オフセット以上のAPトリガーオフセットに制限するために使用されることが可能であるRSの別の例である。
k0min、k2min、および/または最小の非周期的CSIトリガリングオフセットを提供されるWTRUは、たとえばデータスケジューリングDCIにおいて、k0、k2、および/または、示された最小の対応する値よりも小さい非周期的CSIトリガリングオフセットを受信することが可能である。いくつかの態様においては、WTRUが、スロットnにおいて、k0、k2、および/または、示された最小の対応する値よりも小さい非周期的CSIトリガリングオフセットを受信した場合には、WTRUは、それぞれのk0min、k2min、および/または最小の非周期的CSIトリガリングオフセットを値(たとえば、0などの構成されているまたはデフォルトの値)に設定することが可能である。WTRUは、たとえばスロットnまたはそれ以降のスロットにおいて、スケジューリングDCIのデコーディングが完了された後に(たとえば、その直後に)、更新された値を設定または適用することが可能である。
いくつかの態様においては、WTRUは、最小スロットオフセット(k0minおよび/もしくはk2min)ならびに/または最小の非周期的CSI-RSトリガリングオフセットの値を提供されることが可能である。そのような態様においては、WTRUが、DCI、たとえば、k0<k0minを伴うPDSCH TDRAテーブルエントリを指す時間ドメインリソース割り振りを伴うダウンリンクグラント、またはk2<k2minを伴うPUSCH TDRAテーブルエントリを指す時間ドメインリソース割り振りを伴うアップリンクグラント、または最小の非周期的トリガリングオフセットよりも小さい非周期的トリガリングオフセットを示すCSI-AperiodicTriggerStateListにおける状態を指すCSI要求を伴うアップリンクグラントを受信した場合には、WTRUは、最小の非周期的トリガリングオフセット(たとえば、k0minおよび/またはk2min)を値(たとえば、構成されているまたはデフォルトの値)に設定することが可能である。その値は、零であり得る。WTRUは、PDSCHまたはPUSCH TDRAテーブルにおける任意のエントリを指す時間ドメインリソース割り当てを伴うDCI(たとえば、DLグラントおよび/またはULグラントなどのスケジューリングDCI)を受信すると予想することが可能である。WTRUは、DCIが受信されているスロットにおいて最小の非周期的トリガリングオフセットの新たな値(たとえば、k0minおよび/またはk2min)を適用することが可能であり、またはそれは、新たな値が受信されたときよりも後のスロットにおいて新たな値を適用することが可能である。
追加として、または代替として、WTRUが、k0<k0minを伴うPDSCH TDRAテーブルエントリを指す時間ドメインリソース割り振りを伴う最小スロットグラント、またはk2<k2minを伴うPUSCH TDRAテーブルエントリを指す時間ドメインリソース割り振りを伴うアップリンクグラント、または最小の非周期的トリガリングオフセットよりも小さい非周期的トリガリングオフセットをさらに示すCSI-AperiodicTriggerStateListにおける状態を指すCSI要求を伴うアップリンクグラントの値を提供されることが可能である態様においては、WTRUは、最小の非周期的CSI-RSトリガリングオフセットを値(たとえば、構成されているまたはデフォルトの値)に設定することが可能である。その値は、零であり得る。WTRUは、CSI-AperiodicTriggerStateListにおける任意の状態を指すCSI要求を伴うDCI(たとえば、ULグラントなどのスケジューリングDCI)を受信すると予想することが可能である。WTRUは、CSI-AperiodicTriggerStateListの示された状態に従ってCSI-RSを測定することが可能である。WTRUがPDCCHを受信して、CSI-RSリソースを伴うスロットの第1のOFDMシンボルが受信される時間までにDCIをデコードした場合には、WTRUは、CSI-RSを測定すること、および示されたCSIレポートをフィードバックすることが可能である。WTRUは、スケジューリングDCIにおいて示されたCSIレポートを、それがレポートを準備することが不可能である場合には、飛ばして進むことも可能である。
上述の方法においては、k0min、k2min、および最小の非周期的トリガリングオフセットに関するデフォルト値は、対応するリストにおいてRRCによって構成されているように、それぞれ、すべてのk0、すべてのk2、およびすべての非周期的トリガリングオフセットの最小値であり得る。いくつかの態様においては、直前の2つのパラグラフにおいて説明される態様は、WTRUがランダムアクセスプリアンブルを送信することによってランダムアクセスを開始する場合、およびWTRUが新たなBWPに切り替える場合に、同様に適用可能であり得る。
いくつかの態様においては、データをスケジュールすること、および少なくとも1つの電力節約技術を実行するようにWTRUに示すことの両方を行うためにDCIが使用されることが可能である。たとえば、DCIは、データをスケジュールすること、およびDCI内の少なくとも1つのビットを使用してWTRUにk0min値を示すことが可能である。
いくつかの態様においては、DCIの少なくとも2つの構成があり得、それらの構成は、同じ数のビットを有することが可能である。たとえば、DCIフォーマット1_1は、N個のビットを有するように構成されることが可能であり、第1の構成においては、N個ビットのうちのm個(たとえば、m=2)が、WTRUにバンド幅部分を示すように構成されることが可能であり、第2の構成においては、同じm個のビットは、WTRUにk0minの値を示すように構成されることが可能である。
いくつかの態様においては、DCIの内容を解釈するためにWTRUによって別々の探索空間構成が使用されることが可能である。DCI構成ごとに少なくとも1つの探索空間構成が使用されることが可能である。
WTRUは、DCIを含むPDCCHがどの時点(スロットインデックスおよび/またはスロット内のOFDMシンボルインデックス)で受信されるかに基づいて、m個のビットによって示される属性(たとえば、それらのビットがBWPまたはk0minのインデックスを示すかどうか)を解釈することが可能である。その時点を示すために、モニタリングスロットとスロットオフセットとを構成する探索空間構成パラメータ、および/またはスロット内のモニタリングシンボルが使用されることが可能である。さらに、WTRUは、2つの探索空間を伴って構成されることが可能であり、それぞれの探索空間構成は、同じDCIフォーマットおよび別々のmonitoringSlotPeriodicityAndOffsetパラメータを有することが可能である。たとえば、WTRUは、構成されているCORESET(たとえば、CORESET#1)をp1スロットごとにモニタすることが可能であり、PDCCHが検知された場合には、DCIは、BWPを示すことが可能である。さらに、WTRUは、構成されているCORESETをp2スロットごとにモニタすることが可能であり、PDCCHが検知された場合には、DCIは、k0minを示すことが可能である。
あるいは、WTRUは、DCIを含むPDCCHがどのCORESETで受信されるかに基づいて、m個のビットによって示される属性(たとえば、それらのビットがBWPまたはk0minのインデックスを示すかどうか)を解釈することが可能である。PDCCHが受信される制御リソース要素を示すために、CORESETを構成する探索空間構成パラメータが使用されることが可能である。さらに、WTRUは、2つの探索空間を伴って構成されることが可能である。それぞれの探索空間構成は、同じDCIフォーマットおよび別々のcontrolResourceSetIdパラメータを有することが可能である。たとえば、WTRUは、第1の構成されているCORESET(たとえば、CORESET#1)をモニタすることが可能であり、PDCCHが検知された場合には、DCIは、BWPを示すことが可能である。さらに、WTRUは、第2の構成されているCORESET(たとえば、CORESET#2)をモニタすることが可能であり、PDCCHが検知された場合には、DCIは、k0minを示すことが可能である。
その他の態様においては、受信されたDCIの内容を解釈するために、monitoringSlotPeriodicityAndOffset、monitoringSymbolsWithinSlot、およびcontrolResourceSetId探索空間構成パラメータのうちの少なくとも2つの組合せが使用されることが可能である。
その他の態様においては、受信されたDCIの内容を解釈するために、探索空間構成における少なくとも1つのパラメータが使用されることが可能である。ここでは、DCIは、その探索空間において構成されているDCIである。第1のBWPは、RRCによってTDRAテーブルを用いて構成されることが可能であり、第1のBWPに関するTDRAテーブルに適用可能なk0min/k2minは、L1シグナリングで動的に変更されることが可能である。第1のBWPにおいて動作するWTRUが、第2のBWPへ切り替えるための表示を受信した場合には、そのWTRUは、第1のBWPに関するTDRAテーブルに適用可能なk0min/k2min値を、RRCによって構成されたTDRAテーブルにおいて示されている値に設定することが可能である。たとえば、第1のBWPに関してRRCによって構成されたTDRAテーブルは、k0min=0スロットを含むことが可能であり、k0min値は、L1シグナリングによって1スロットに設定されることが可能である。WTRUが第2のBWPへ切り替えた場合には、第1のBWPに関するTDRAテーブルに適用可能なk0minは、RRCによって示されていた値、すなわち、0スロットに設定されることが可能である。言い換えれば、第1のBWPに適用可能なTDRAテーブルのすべてのエントリが再び使用可能であり得る。WTRUが第1のBWPへ再び切り替えた場合には、第1のBWPに適用可能なTDRAテーブルのすべてのエントリが使用可能である。
態様においては、WTRUは、1つまたは複数のPDCCHモニタリングオケージョンに関連付けられ得る事前に定義されたまたは所定の時間位置において、図5に関して説明されるL1シグナリングなどの電力節約信号を受信またはモニタすることが可能である。態様においては、電力節約信号は、DCI、参照信号、および/またはプリアンブルであり得る。態様においては、電力節約信号は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、MAC、またはMAC CEであり得る。k0minの値は、それぞれのバンド幅部分(BWP)ごとに構成されることが可能である。このような態様においては、適用可能な値は、PDCCHがデコードされるアクティブなBWPの値であり得る。どのようにしてWTRUが無線パフォーマンス状態を決定することが可能であるかに関して、電力節約信号に関するさらなる代替案が、以降で説明される。
態様においては、無線パフォーマンス状態は、少なくとも1つの基準感度レベルを含み得る。追加として、または代替として、無線パフォーマンス状態は、PDSCHデコーディングまたはPUSCH送信のための最大TBS、ランク、変調次数、もしくはコーディングレート、および/または可能なPDSCHマッピングタイプのセットを含み得る。追加として、または代替として、無線パフォーマンス状態は、動作されることができる1セットのまたは最大数のBWPまたはアクティブなBWPを含み得る。追加として、または代替として、無線パフォーマンス状態は、最大数のまたは1セットもしくはサブセットの(BWP、CC、またはWTRUごとの)、PDCCHに関するアクティブなTCI状態、PDSCHに関するアクティブなTCI状態、ビーム管理に関する1ポートもしくは2ポートのNZP-CSI-RSリソース(たとえばCRI/RSRP、SSBRI/RSRP)、CSI報告に関するNZP CSI-RSもしくはSSBリソース、RRM測定に関するNZP CSI-RSもしくはSSBリソース、周期的CSIレポート、半永続的CSIレポート、もしくは非周期的CSIレポート設定、WTRUが同時に処理することができるCSIレポート、WTRUが同時に追跡把握することができるTRSリソースセット、PDCCH品質モニタリングに関するCSI-RSもしくはSSBリソース、新たなビームの識別に関するCSI-RS/SSBリソース、および/または非グループベースのRSRP報告に関するRSRP値を含み得る。
態様においては、無線パフォーマンス状態は、ある数の、最大数の、または1セットのCORESET、PDCCH探索空間、PDCCH候補、PDCCHアグリゲーションレベル、DCIフォーマット、および/もしくは、(BWP、CC、もしくはWTRUごとの)PDCCHモニタリングに関するCORESETもしくはそのパターン内のモニタされるPDCCHオケージョン、ならびに/またはPDCCHモニタリングに関してPDCCHの繰り返しが使用されることが可能であるかどうかを含み得る。追加として、または代替として、無線パフォーマンス状態は、特定のRSまたはSSBが、アクティブ時間中(もしくは特定のDRXタイマーが稼働している間)にのみ、またはそれらが生じているように構成されているときは常に、受信されると予想されるかどうかなど、モニタリング行動を含み得る。追加として、または代替として、無線パフォーマンス状態は、WTRU処理および/もしくはDRXコンフィギュレーションのレベル、DRXコンフィギュレーションの側面、ならびに/またはDRXコンフィギュレーション内のパラメータ構成を含み得る。
態様においては、無線パフォーマンス状態は、無線リンク品質に関する評価ピリオドにおいて定義されるものなど、次のRRM要件のうちの少なくとも1つを含むことが可能であり、それらのRRM要件は、モニタされることが可能であるNRもしくはRAT間周波数キャリアの数、並行してサポートされることが可能である報告基準の数、モニタされることが可能である周波数内、周波数間、もしくはRAT間セルの数、新たな検知可能な周波数内、周波数間、もしくはRAT間セルの識別に関する待ち時間、測定ピリオド、および/またはRRM測定の精度要件である。追加として、または代替として、無線パフォーマンス状態は、DCIによって示されることが可能である構成されているPDSCHからHARQへのフィードバックタイミングインジケータ(k1)のセットを含み得る。PDSCHからHARQへのフィードバックタイミングの最小値k1minが構成されることが可能である。そのような態様においては、WTRUは、たとえば、示されているk1値が、現在の無線パフォーマンス状態に適用可能な最小値k1min以上である場合にのみ、HARQフィードバックを送信することが可能である。PDSCHからHARQへのフィードバックタイミングのオフセットk1offが構成されることが可能である。そのような態様においては、WTRUは、無線パフォーマンス状態に適用可能なk1offと、示されているk1値との合計に相当するPDSCHからHARQへのフィードバックタイミングを適用することが可能である。
態様においては、無線パフォーマンス状態は、たとえば、PDCCHとPDSCHとの間におけるスロットの数(k0)(たとえば、クロススロットスケジューリングオフセット)を含む、DCIによって示されることが可能である、PDCCHとPDSCHとの間における構成されている時間ドメイン関係のセット、PDSCHマッピングタイプ、および開始シンボルとPDSCHの長さとの組合せを含み得る。追加として、または代替として、無線パフォーマンス状態は、PDCCHとPDSCH(またはPUSCH)との間におけるスロットの数k0のオフセットk0offを含み得る。WTRUは、PDCCHとPDSCHとの間におけるスロットの数が、示されているk0値と、現在の無線パフォーマンス状態に適用可能なオフセットk0offとの合計に相当すると決定することが可能である。オフセット値k0offは、PDCCHがスロットのまたはCORESETの特定の時間シンボルでデコードされる場合にのみ、依存することが可能であり、または適用可能であり得る。たとえば、その値は、PDCCHがスロットの最後の3つのシンボルでデコードされるか、または最初の4つのシンボルでデコードされるかに依存することが可能である。無線パフォーマンス状態のk0offの値は、RRCまたはMAC CEによってシグナリングされることが可能である。k0offの値は、それぞれのBWPごとに構成されることが可能である。このケースにおいては、適用可能な値は、PDCCHがデコードされるアクティブなバンド幅部分の値であり得る。
態様においては、無線パフォーマンス状態は、受信に関して予想される複数のRFチェーン、アクティブアンテナチェーン、RFパネル、および/またはダイバーシティーブランチを含み得る。追加として、または代替として、無線パフォーマンス状態は、MIMOおよび/またはMIMOアルゴリズムに関する複数のアンテナ要素を含み得る。
WTRUが、低減された要件または能力を含む無線パフォーマンス状態で動作する場合には、WTRUの電力消費は、さまざまな実装の側面から改善されることが可能である。たとえば、WTRUは、現在の無線パフォーマンス状態に従った必要とされる感度レベルが特定の値まで緩和されていることをそれが知っている場合には、1つまたは複数のRFチェーンをオフに切り替えることが可能であることがある。WTRUは、アクティブであるTCI状態の数が低減された場合には、特定のアンテナパネルをオフに切り替えることが可能であることもある。
同様に、WTRUは、PDSCHに関する最大トランスポートブロックサイズまたはランクが少なくとも将来における知られているポイントまで特定の値を下回るであろうとそれが知っている場合には、1つまたは複数のRFチェーン、および場合によってはいくつかのベースバンドコンポーネントをオフに切り替えることが可能であることがある。これが有効であるためには、より高いパフォーマンスに対応する無線パフォーマンス状態へ切り替える前の許容される待ち時間が、実際の実装における必要なコンポーネントをオンにするために必要とされる待ち時間よりも長くあるべきである。そのような最小待ち時間は、無線パフォーマンス状態の(または状態間における遷移の)側面であることが可能であり、構成されることまたは事前に定義されることが可能である。
WTRUレシーバーは、1つまたは複数のレシーバーコンポーネント(または構成、タイプ)を実装または使用することが可能であり、それぞれのレシーバーコンポーネントは、それ自体の能力(たとえば、構成)を有することが可能である。たとえば、第1のレシーバーコンポーネントは、単一のRFチェーンを使用することが可能であり、第2のレシーバーコンポーネントは、複数のRFチェーンを使用することが可能である。別の例においては、第1のレシーバーコンポーネントは、最大変調次数としてQPSKをサポートすることが可能であり、第2のレシーバーコンポーネントは、最大変調次数として256QAMをサポートすることが可能である。第1のレシーバーコンポーネントは、より少ない電力/エネルギーを消費しながら低いピークスループットパフォーマンスを提供することが可能であり、第2のレシーバーコンポーネントは、より高い電力/エネルギーを消費しながら高いピークスループットパフォーマンスを提供することが可能である。第1のレシーバーコンポーネントは、第2のレシーバーコンポーネントよりも少ない電力/エネルギーを消費することが可能である。
WTRUは、一度に1つのレシーバーコンポーネントを使用することが可能であり、またはWTRUは、一度にレシーバーコンポーネントのセットもしくはサブセットを使用することが可能である。レシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットは、特定の能力を有するWTRUレシーバーとして構成されることが可能である。以降では、レシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、レシーバーコンポーネントのサブセット、レシーバー構成、Rx構成、Rxコンポーネント、レシーバータイプ、Rxタイプ、レシーバー能力、およびRx能力は、言い換え可能に使用されることが可能である。RFチェーン、送信および受信ユニット(TXRU)、RFトランシーバー、ならびにRFは、言い換え可能に使用されることが可能である。
態様においては、電力またはパフォーマンスモードは、WTRUが使用することが可能である1つまたは複数のレシーバーコンポーネントを決定することが可能である。それぞれのレシーバーコンポーネントは、別々のまたは異なるレベルの電力またはエネルギーを消費することが可能である。たとえば、高い電力/エネルギーを消費することが可能であるレシーバーコンポーネント(またはレシーバーコンポーネントのセット)は、高電力モードに対応し得る。低い電力/エネルギーを消費することが可能であるレシーバーコンポーネント(またはレシーバーコンポーネントのセット)は、低電力モードに対応し得る。低電力モード、節電モード(power saving mode)、およびパワーセービングスモード(power savings mode)は、本明細書においては言い換え可能に使用されることが可能である。高電力モード、通常電力モード、および非節電モード(non-power saving mode)は、本明細書においては言い換え可能に使用されることが可能である。別の例に関しては、高いピークスループットをサポートすることが可能であるレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットは、高パフォーマンスモードに対応し得る。低いピークスループットをサポートすることが可能であるレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットは、低パフォーマンスモードに対応し得る。
態様においては、電力またはパフォーマンスモードは、1つまたは複数の送信および/または受信(Tx/Rx)パラメータに関連付けられ得る。Tx/Rxパラメータは、WTRUによって決定されることまたは知られていることが可能である。Tx/Rxパラメータは、gNBからのシグナリングを介するなどして構成されることが可能である。WTRUは、そのWTRUがサポートするTx/RxパラメータをgNBにシグナリングまたは報告することが可能である。WTRUは、そのWTRUがサポートするそれぞれのレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、電力モード、および/またはパフォーマンスモードに関して、そのWTRUがサポートするTx/Rxパラメータをシグナリングまたは報告することが可能である。
態様においては、Tx/Rxパラメータは、RFチェーンの数であり得る。第1の電力モードは、セル、キャリア、またはBWPにおけるRFチェーンの第1の数(たとえば、4)を使用することが可能であり、第2の電力モードは、セル、キャリア、またはBWPにおけるRFチェーンの第2の数(たとえば、1)を使用することが可能である。WTRUレシーバーにおいて使用されるRFチェーンの数は、PDSCH受信に関してサポートされる最大ランクと呼ばれることが可能である。たとえば、サポートされる最大ランクがX(たとえば、1または4)である場合には、少なくともX(たとえば、1または4)個のRFチェーンが、キャリア/BWPにおける受信などのために使用されることまたはアクティブであり得る。第1の電力モードは、最大ランク4をサポートすることが可能であり、第2の電力モードは、最大ランク1をサポートすることが可能である。
WTRUレシーバーにおいて使用されるRFチェーンの数は、WTRUのカバレッジレベルに基づいて示されること、決定されること、または使用されることが可能である。第1のカバレッジレベルは、第1の電力モードに関連付けられ得、第2のカバレッジレベルは、第2の電力モードに関連付けられ得る。カバレッジモードおよび電力モードは、言い換え可能に使用されることが可能である。
サポートされる電力モードは、WTRU能力など、WTRUから示されること、またはWTRUによって報告されることが可能である。たとえば、WTRUが複数の電力モード(たとえば、通常および低または高、中、および低)をサポートする場合には、WTRUは、サポートされる電力モードをgNBに報告することが可能である。別の例においては、WTRUは、それが低モードまたは節電モードをサポートするということを報告することが可能である。WTRUは、電力モードまたはカバレッジレベルに関連付けられている能力(たとえば、RFチェーンの数または最大ランク)を報告することが可能である。たとえば、WTRUは、それがサポートするそれぞれの電力モードおよび/またはカバレッジレベルごとに、それがサポートする能力を報告することが可能である。WTRUが複数の電力モードをサポートする場合には、WTRUは、サポートされる電力モードと、それらの関連付けられている能力とをgNBに報告することが可能である。
態様においては、Tx/Rxパラメータは、レシーバー感度レベルであることが可能であり、レシーバー感度レベルは、電力モードに基づいて異なることが可能である。WTRUは、電力モードに基づいて自分のレシーバー感度レベルを報告することが可能である。
態様においては、Tx/Rxパラメータは、サポートされる最大変調次数(たとえば、256QAM)であることが可能であり、サポートされる最大変調次数は、WTRU能力として、それぞれの電力モードごとに決定されること、示されること、または報告されることが可能である。WTRUは、それぞれの電力モードに関してサポートされる最大変調次数の自分の能力を示すことが可能である。最大変調次数および最大変調コーディングスキーム(MCS)レベルは、本明細書においては言い換え可能に使用されることが可能である。
態様においては、Tx/Rxパラメータは、最大のサポートされるRFバンド幅(たとえば、1GHz)であり得る。最大のサポート可能なバンド幅は、WTRU能力として、それぞれの電力モードごとに決定されること、示されること、または報告されることが可能である。最大RFバンド幅は、PDSCHに関してサポートされるRBの最大数として示されることが可能である。追加として、または代替として、Tx/Rxパラメータは、(たとえば、キャリアアグリゲーションと同時に)サポートされるキャリアの最大数、キャリア内の最大BWPサイズ(たとえば、275RBまで)、および/または同時受信に関してサポートされるBWPの最大数のうちの少なくとも1つであり得る。追加として、または代替として、Tx/Rxパラメータは、サポートされるビーム(またはビームグループ)の最大数であり得る。サポートされるビームの数は、電力モードに基づいて異なることが可能である。ビームの数は、Rxビームの数であること(またはWTRUにおけるビーム管理のために必要とされるSRSリソースの数として示されること)が可能である。
態様においては、Tx/Rxパラメータは、サポートされる最大結合損失(たとえば、カバレッジレベル)であり得る。追加として、または代替として、Tx/Rxパラメータは、所与の周波数バンド(たとえば、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz)においてサポートされるサブキャリアスペーシングのセットであり得る。追加として、または代替として、Tx/Rxパラメータは、スケジューリングパラメータおよび/または条件のセットに関してサポートされる最小HARQ-ACKタイミング、ならびに、それがトリガーされるときの非周期的CSI報告コンフィギュレーションのセットに関してサポートされる最小タイムラインのうちの少なくとも1つであり得る。追加として、または代替として、Tx/Rxパラメータは、チャネル推定スキーム、DM-RSのチャネル推定のためのプリコーディング粒度、チャネルコーディングスキーム(たとえば、ターボ、LDPC、ポーラー、コンボリューショナル、RM)、および/またはMIMOレシーバータイプ(たとえばMMSE、ML)のうちの少なくとも1つであり得る。追加として、または代替として、Tx/Rxパラメータは、スリープモード(たとえば、スリープなし、深いスリープ、部分的なスリープ、浅いスリープ)であり得る。ウェイクアップ時間は、スリープモードに基づいて決定されることが可能である。ウェイクアップ時間は、ダウンリンク信号(たとえば、PDCCH)を受信することを開始するための時間(たとえば、そのために必要とされる時間)であり得る。ウェイクアップ時間、ウォームアップ時間、準備時間、およびアクティブ化時間は、言い換え可能に使用されることが可能である。
図6は、別々の電力モードに対応し得る複数のレシーバーコンポーネントを伴って構成されている例示的なWTRU600の図である。図6において示されている例においては、WTRU600は、2つのアンテナ610および612を含み、これらのアンテナ610および612は、レシーバーコンポーネント604、606、および608に通信可能に結合されることが可能である。図6は、2つのアンテナおよび3つのレシーバーコンポーネントを示しているが、本明細書において説明される態様は、任意の数のアンテナおよびレシーバーコンポーネントを有するWTRUに適用可能であり得るということを当技術分野における標準的な技術者なら認識するであろう。
図6において示されている例においては、レシーバーコンポーネント604、606、および608のうちの1つが、ターゲット電力モードに基づいて一度に使用されることが可能である。第1のレシーバーコンポーネント604は、WUS受信のみのために使用されることがあり、第1の(たとえば、非常に低い)量の電力を消費することがある。これは、たとえば、それが、相関器を伴うシーケンスを検知することのみが可能であるからである可能性がある。第2のレシーバーコンポーネント606は、たとえばスケジューリング制限(たとえば、QPSK変調のみ、ランク1まで、および100PRBまで)を伴う、ダウンリンク信号受信のために使用されることが可能である。第2のレシーバーコンポーネント606は、第2の量の電力(たとえば、低い電力/エネルギー)を消費することが可能である。第3のまたは第Nのレシーバーコンポーネント608は、たとえばスケジューリング制限を伴わない、ダウンリンク信号のために使用されることが可能である。第3のまたは第Nのレシーバーコンポーネント608は、第3のまたは第Nの電力/エネルギー(たとえば、レシーバーコンポーネントのうちで最も高い電力/エネルギー)を消費することが可能である。
レシーバーコンポーネントの数は、WTRU能力に基づくことが可能である。WTRUは、WTRU能力としてサポートされるレシーバーコンポーネントの数を報告することが可能である。レシーバーコンポーネントの1つまたは複数のセットがサポートされることが可能であり、WTRUは、どのセットを自分がサポートするかを示すことが可能である。セットの例は、第1のセット(セット-1)(これは、単一のレシーバーコンポーネントを含むことが可能であり、たとえば、通常電力モードのみをサポートすることが可能である)、第2のセット(セット-2)(これは、2つのレシーバーコンポーネントを含むことが可能であり、それらは、たとえば、WUS受信のみ、またはWUS受信および通常電力モードをサポートすることが可能である)、第3のセット(セット-)(これは、2つのレシーバーコンポーネントを含むことが可能であり、それらは、たとえば、より低い電力モードおよび通常電力モードをサポートすることが可能である)、ならびにセット4(セット-4)(これは、3つのレシーバーコンポーネントを含むことが可能であり、それらは、たとえば、すべての電力モードをサポートすることが可能である)を含み得る。
WTRUは、レシーバーコンポーネント間における必要とされる切り替え時間(たとえば、1つのレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットから別のレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットへ切り替えるためにWTRUによって必要とされる時間)を報告することが可能である。切り替え時間は、現在の電力モードおよびターゲット電力モードに依存することが可能である。たとえば、現在の電力モードが、ターゲット電力モードよりも高い電力モードである場合には、切り替え時間は短くなることが可能である。そうでない場合には、切り替え時間は長くなることが可能である。
レシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットは、カバレッジレベルを有することが可能である。2つ以上のレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットは、別々のカバレッジレベルを有することが可能である。スケジューリング制限を伴わない電力モードのために使用されることが可能であるレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットは、最良のカバレッジをサポートすることが可能である。WUS受信のみのために使用されることが可能であるレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットは、通常電力モードと同様のカバレッジレベルをサポートすることが可能である。スケジューリング制限を伴う電力モードのために使用されることが可能であるレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットは、スケジューリング制限を伴わない通常電力モードのための、および/またはWUS受信専用などのWUS受信のためのレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットよりも低いカバレッジなど、低いまたは最悪のカバレッジをサポートすることがある。
態様においては、WTRUは、1つまたは複数のレシーバーコンポーネントを使用することが可能である。WTRUは、ダウンリンク信号の受信のために使用するためのレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットを決定することが可能である。どのレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットをダウンリンク信号の受信のために使用するかは、WTRUに(たとえば、直接または間接的に)示されることが可能である。さらに、スケジューリング制限パラメータ(SRP)のセットが、gNBによってなどで構成または提供されることが可能である。WTRUは、構成または提供されたSRPに基づいて、どのレシーバーコンポーネントまたはレシーバーコンポーネントのセットを使用するかを決定することが可能である。スケジューリング制限パラメータ(SRP)は、最大ランク(たとえば、PDSCHおよび/もしくはPUSCHに関する)、最大変調次数(たとえば、QPSK、16QAM、256QAM)、最大TBS、候補送信スキーム(たとえば、シングルTRPもしくはマルチポイントTRP)、最低もしくは最小のコーディングレート、RBの最大数、最小および/もしくは最大のHARQタイムライン、ならびに/または最大タイミングアドバンス(TA)値のうちの1つまたは複数を含み得る。
1つもしくは複数の探索空間またはCORESETが構成されることが可能であり、それぞれの探索空間は、SRPのセットに関連付けられ得る。たとえば、それぞれの探索空間ID(SearchSpaceID)が、SRPのセットに関連付けられ得る。WTRUは、WTRUがモニタする探索空間に基づいて、どのレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを使用するかを決定することが可能である。探索空間に関してモニタされるDCIにおけるDCIフィールドは、SRPの関連付けられているセットに基づいて決定されることが可能である。SRPの別々のセットを伴う1つまたは複数の探索空間が同時に(たとえば、同じスロットまたは同じ時間ウィンドウにおいて)モニタされることは可能ではない。WTRUは、より低いまたはより高い電力モードで探索空間のサブセットをモニタし、1つまたは複数の探索空間が同じ時間ウィンドウにおいて重なっている場合には、探索空間の残りをモニタするのをスキップすることが可能である。SRPの別々のセットを伴う1つまたは複数の探索空間が時間ウィンドウにおいて(たとえば、同じスロットにおいて)重なっている場合には、WTRUは、その時間ウィンドウにおけるすべての探索空間を受信することが可能であるレシーバーコンポーネントを使用することが可能である。探索空間およびCORESETという用語は、本明細書においては言い換え可能に使用されることが可能である。1つまたは複数のPDCCH候補が使用されることが可能であり、それぞれのPDCCH候補は、SRPのセットに関連付けられ得る。WTRUは、WTRUがDCIを受信するPDCCH候補に基づいて、レシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを決定することが可能である。
WTRUは、WTRU RRC接続ステータス(たとえば、RRC接続状態、RRCアイドル状態、およびRRC非アクティブ状態)に基づいて、使用するためのレシーバーコンポーネント、コンポーネントのセット、または電力モードを決定することが可能である。WTRUがRRCアイドル状態またはRRC非アクティブ状態にある場合には、第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モード(たとえば、低電力モード)が使用されることが可能である。WTRUがRRC接続状態にある場合には、第2のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モード(たとえば、高電力モード)が使用されることが可能である。WTRUは、RRCアイドル状態およびRRC非アクティブ状態に関して、第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを使用することが可能である。WTRUは、SRPの決定されたセットに基づいてRRC接続状態において、第1または第2のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードのいずれかを使用することが可能である。
WTRUは、ダウンリンクチャネルタイプ(たとえば、PDCCH、PDSCH、SS/PBCHブロック)に基づいて、どのレシーバーコンポーネント、コンポーネントのセット、または電力モードを使用するかを決定することが可能である。追加として、または代替として、WTRUは、バンド幅部分のアイデンティティー(たとえば、アクティブなBWPのBWP-id)に基づいて、(たとえば、BWPにおいて)どのレシーバーコンポーネント、コンポーネントのセット、または電力モードを使用するかを決定することが可能である。
SRPのセットは、それぞれのBWPごとに構成されることが可能であり、WTRUは、アクティブなBWPにおけるSRPの関連付けられているセットに基づいて、レシーバーコンポーネント、コンポーネントのセット、または電力モードを決定することが可能である。第1のBWPは、変調次数のサブセット(たとえば、QPSKまで)に関連付けられ得、第2のBWPは、変調次数の第2のサブセットまたはフルセット(たとえば、64QAMまたは256QAMまで)に関連付けられ得る。BWPに関連付けられている変調次数のセットに基づいて、WTRUは、たとえば、BWPにおいて動作する(たとえば、受信する)際に使用するためのレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを決定することが可能である。変調次数の関連付けられているセット(または最大変調次数)は、それぞれのBWP構成において構成されることが可能である。
CSI報告に関するCQIテーブルは、BWP(もしくはアクティブなBWPのBWP-id)および/または変調次数の関連付けられているセット(もしくは最大変調次数)に基づいて決定されることが可能である。PDSCHスケジューリングのためのMCS表示に関するエントリの数は、BWP(もしくはアクティブなBWPのBWP-id)および/または変調次数の関連付けられているセット(もしくは最大変調次数)に基づいて決定されることが可能である。PDSCHスケジューリングのためのDCIにおけるMCSビットの数は、アクティブなBWPのBWP-IDに基づいて決定されることが可能である。最大変調次数は、ダウンリンクまたはアップリンクのみに関して制限されることが可能である。
第1のBWP切り替え時間またはギャップは、アクティブなBWPが、SRPの同じセットを有するBWP間において切り替えられる場合に使用されることがあり、第2のBWP切り替え時間(またはギャップ)は、アクティブなBWPが、SRPの別々のセットを有するBWP間において切り替えられる場合に使用されることがある。レシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードが、BWP間において異なる場合には、より長い切り替え時間(またはギャップ)が必要とされること、または使用されることが可能である。
WTRUは、キャリアインデックス(たとえば、サービングセルID)、周波数レンジ(たとえば、周波数レンジ1もしくは周波数レンジ2)、トラフィックタイプ(たとえば、eMBB、mMTC、もしくはURLLC)、および/またはQoSタイプ(たとえば、待ち時間レベル、信頼性レベル、必要とされるスループットレベル)のうちの1つまたは複数に基づいて、どのレシーバーコンポーネント、コンポーネントのセット、または電力モードを使用するかを決定することが可能である。
WTRUは、カバレッジレベルに基づいて、どのレシーバーコンポーネント、コンポーネントのセット、または電力モードを使用するかを決定することが可能である。レシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードは、WTRUがDCIを受信したPDCCHアグリゲーションレベルに基づいて決定されることが可能である。レシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードは、1つまたは複数のダウンリンク測定値(たとえば、CQI、SINR、L1-RSRP、RSRP、またはRSRQ)に基づいて決定されることが可能である。WTRUは、決定されたレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードに関連付けられ得るDCIをモニタすることが可能である。
図7は、別々のカバレッジシナリオにおける低電力モードレシーバーの例示的な使用を示すシステム図700である。WTRU710および712などのWTRUがセルエッジにある場合には、そのWTRUは、たとえば貧弱なチャネル状態に起因して、QPSKよりも高い変調次数を受信することができない可能性がある。WTRUが、QPSKまでの変調次数のみをサポートするレシーバーコンポーネントを使用する場合、またはgNBが、WTRUに、そのレシーバーコンポーネントを使用するのを可能にする場合には、WTRUは、バッテリーを節約することができる可能性がある。そのレシーバーコンポーネントは、より高い変調次数をサポートするレシーバーコンポーネントと比較して、PDCCHおよびPDSCH受信中に、より少ない電力を消費することが可能である。セルエッジにないWTRU708は、256QAMまでをサポートする、異なる、より高い電力モードで動作することが可能である。
WTRUは、制限された最大変調次数および/または1つもしくは複数のその他のスケジューリング制限をサポートすることが可能であるレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを使用するための構成または表示を、gNBからなどで受信することが可能である。あるいは、WTRUは、スケジュールまたは使用されることが可能である最大変調次数の構成もしくは表示、および/または1つもしくは複数のその他のスケジューリング制限を受信することが可能である。WTRUは、PDCCHまたはPDSCHなどのダウンリンクチャネルに関してスケジュールされることになる変調次数が、制限された最大変調次数(たとえば、QPSK)よりも高くない可能性があると想定することが可能である。決定されたレシーバーコンポーネントに関して使用される最大変調次数に基づいて、最大送信ランクが決定されることが可能である。決定されたレシーバーコンポーネントに関して使用される最大変調に基づいて、最大送信バンド幅が決定されることが可能である。
gNBは、切り替え時間とともに動的な表示(たとえば、探索空間のアクティブ化による黙示的な、またはDCI表示による明示的な)を伴って低電力モード(たとえば、QPSKまでの)から高電力モードへ、またはその逆へ切り替えることが可能である。レシーバーコンポーネント切り替え時間などの切り替え時間は、ダウンリンクスケジューリングに関する最大変調次数が増加または減少される場合に提供および/または使用されることが可能である。その切り替え時間は、BWP切り替えに関する切り替え時間と同じであり得る。WTRUは、切り替え時間中にPDCCHをモニタするのをスキップすることが可能である。
いくつかの態様においては、上述されているものなど、いくつかの無線パフォーマンスの側面は、独立して構成および/またはアクティブ化されることが可能である。たとえば、第1のタイプの無線パフォーマンス状態は、たとえば、基準感度レベルおよびRFチェーンの数を含むRFの側面に関して定義されることが可能であり、第2のタイプの無線パフォーマンス状態は、たとえば、最大トランスポートブロックサイズを含むベースバンドの側面に関して構成されることが可能であり、第3のタイプの無線パフォーマンス状態は、RRMの側面に関して定義されることが可能である。別の例においては、第1のタイプの無線パフォーマンス状態は、PDCCHデコーディングの側面に関して定義されることが可能であり、第2のタイプの無線パフォーマンス状態は、PDSCHデコーディングの側面に関して定義されることが可能である。
態様においては、無線パフォーマンス状態は、少なくとも1つの適用可能な側面に関する値のセットを構成することによって(たとえば、RRCによって)構成されることが可能である。たとえば、RRC構成は、無線パフォーマンス状態のリストを含むことが可能であり、それらはそれぞれ、適用可能な側面に関する最大トランスポートブロックサイズ、最大ランク、レシーバー感度値、およびその他の情報要素を含む。さらに、それぞれの無線パフォーマンス状態に関して、アイデンティティーパラメータが構成されることが可能である。アイデンティティーパラメータは、たとえば、より高い値がより高い要件に対応し得るように割り振られることが可能である。
態様においては、デフォルトの無線パフォーマンス状態が定義されることが可能である。そのような無線パフォーマンス状態は、より高いレイヤーに提供されるWTRUの能力のセット(たとえば、最大のパフォーマンスまたは能力)に対応し得る。そのようなデフォルトの無線パフォーマンスは、RRCによるさらなる構成を必要としないことが可能である。あるいは、デフォルトの無線パフォーマンス状態は、電力効率のよい状態に対応し得る。
適用可能な無線パフォーマンス状態のセットが、適用可能な側面の構成に加えられることが可能である。たとえば、TCI状態の構成は、このTCI状態がアクティブであり得る1つまたは複数の無線パフォーマンス状態を示す少なくとも1つのさらなる情報要素を含み得る。この表示は、適用可能な無線パフォーマンス状態の最大アイデンティティーパラメータを示す情報要素を提供されることが可能である。2つの無線パフォーマンス状態のみが定義されているケースにおいては、情報要素は、電力効率のよい状態に対応する無線パフォーマンス状態においてTCI状態がアクティブ化されることが可能であるかどうかを示すブール値であり得る。
特定の無線パフォーマンス状態にある場合の特定の側面の構成のために、さらなる情報要素が定義されることが可能である。たとえば、非デフォルトの(電力効率のよい)無線パフォーマンス状態にある場合のCSIレポート構成を構成する情報要素が使用されることが可能である。これは、多数のパラメータが影響されて、かつ2つのパフォーマンス状態(たとえばデフォルトの状態および電力効率のよい状態)のみが定義されている場合に特に役立つことが可能である。
WTRUは、複数の異なる方法のうちの少なくとも1つに基づいて、適用可能な無線パフォーマンス状態を決定することが可能である。いくつかの態様においては、無線パフォーマンス状態は、物理レイヤー、MAC、またはRRCシグナリングによって明示的に示されることが可能である。たとえば、WTRUは、無線パフォーマンス状態または適用可能な側面に関する値を示すMAC制御要素を受信することが可能である。WTRUは、必要なコンポーネントをアクティブ化することが可能であり、それによってそれは、対応するトランスポートブロックの受信を確認するHARQの送信に続いて、事前に定義された数のスロットまたはシンボル(またはms)までに、示されている状態を使用して動作する準備ができている。
たとえば、いくつかの態様においては、最小クロススロットスケジューリング遅延(最小k0または最小k2)が、時間ドメインリソース割り当て(TDRA)フィールドなどのDCIフィールドによって示されることが可能である。たとえば、最小k0またはk2値は、k0、マッピングタイプ、開始シンボル、および長さなどの既存のパラメータに加えて、このフィールドのそれぞれのコードポイントごとに構成されることが可能である。このフィールドによって示されている最小k0(またはk2)の値が、WTRUによって現在使用されている値とは異なるケースにおいては、WTRUは、それに従って最小k0(またはk2)値を修正することが可能である。加えて、WTRUは、PDSCH(またはPUSCH)が受信または送信されていないと決定することが可能である。これは、k0(またはk2)の示されている最小値が現在の値よりも低い場合にのみ適用可能であり得る。WTRUは、堅牢性を改善するために、DCIの少なくとも1つのその他のフィールドが、事前に定義された値に設定されているという条件で、最小k0(またはk2)の変更が有効であると決定することが可能である。たとえば、周波数ドメインリソース割り振りフィールドが、事前に定義された値に設定されなければならないことがある。WTRUは、たとえば、PUCCHリソースインジケータによって示されるリソースを介して、対応するDCIに関するHARQ-ACKを送信することによって、シグナリングの受信を確認することが可能である。
いくつかの態様においては、WTRUが、関連付けられている側面に関するアクティブ化コマンドを受信した場合には、無線パフォーマンス状態は、黙示的に切り替えられることまたはアクティブ化されることが可能である。たとえば、TCI状態は、より高い基準感度またはより少ない数のRFチェーンに対応するものなど、非デフォルトの無線パフォーマンス状態に適用可能であるように構成されることが可能である。PDCCH受信のためのこのTCI状態のアクティブ化を示すMAC CEを受信すると、WTRUは、対応する非デフォルトの無線パフォーマンス状態に従って動作することが可能である。
いくつかの態様においては、無線パフォーマンス状態は、RRM測定などの少なくとも1つのWTRU測定、またはL1-RSRPなどのCSI測定に基づいて決定されることが可能である。たとえば、WTRUは、自分のサービングセルのRSRPがしきい値よりも低い場合には、デフォルトの無線パフォーマンス状態をアクティブ化することが可能である。このようなしきい値は、MACまたはRRCによってシグナリングされることが可能である。逆に、WTRUは、自分のサービングセルのRSRPがしきい値よりも高い場合には、非デフォルトの無線パフォーマンス状態をアクティブ化することが可能である。WTRUは、MACまたはRRCシグナリングを使用して、無線パフォーマンス状態のそのような切り替えをシグナリングすることが可能である。
いくつかの態様においては、WTRUは、このWTRUに関するDL割り振りまたはULグラントを含むPDCCHをデコードした後に、最大のパフォーマンスを考慮に入れる無線パフォーマンス状態などの無線パフォーマンス状態へ切り替えることが可能である。追加として、または代替として、いくつかの態様においては、WTRUは、特定の持続時間の無線パフォーマンス状態タイマーを伴って構成されることが可能である。WTRUは、このWTRUに関するDL割り振りまたはULグラントを含むPDCCHをデコードする際に、無線パフォーマンスタイマーを始動または再始動することが可能である。タイマーが満了すると、WTRUは、電力効率のよい無線パフォーマンス状態へ切り替えることが可能である。
いくつかの態様においては、無線パフォーマンス状態は、少なくとも1つのDRXタイマーが稼働しているかどうかに基づいて、またはDRX MAC CEの受信に基づいて決定されることが可能である。たとえば、WTRUは、インアクティビティータイマーが始動したときにデフォルトの無線パフォーマンス状態へ切り替わることと、非アクティブタイマー、ULまたはDL再送信タイマー、ならびにULおよびDL HARQ RTTタイマーが満了したときに非デフォルトの無線パフォーマンス状態へ切り替わることとが可能である。別の例においては、WTRUは、DRXコマンドMAC CEの、または長いDRXコマンドMAC CEの受信後に、非デフォルトの無線パフォーマンス状態へ切り替えることが可能である。
いくつかの態様においては、無線パフォーマンス状態は、BWPに関連付けられるように構成されることが可能である。新たなBWPへ切り替えると、WTRUは、関連付けられている無線パフォーマンス状態へ切り替えることも可能である。たとえば、電力効率のよい無線パフォーマンス状態は、比較的狭いバンド幅を有するバンド幅部分に関連付けられるように構成されることが可能であり、最大のパフォーマンスを考慮に入れる無線パフォーマンス状態は、比較的広いバンド幅を有するバンド幅部分に関連付けられるように構成されることが可能である。
いくつかの態様においては、無線パフォーマンス状態は、構成されているグラントまたは割り振りに関連付けられ得る。WTRUは、構成されているグラントまたは割り振りの送信または受信時に、この無線パフォーマンス状態へ切り替えることが可能である。
図8は、2つの無線パフォーマンス状態の間における切り替えの例の図800である。図8において示されている例においては、WTRUは、2つの無線パフォーマンス状態、4つのRxチェーンの使用を必要とする第1の無線パフォーマンス状態、および2つのRxチェーンのみの使用を必要とする第2の無線パフォーマンス状態の間において切り替えを行うことが可能である。図8において示されている例においては、WTRUは、WTRUスケジューリング(たとえば、DL割り振りまたはULグラントの受信)によって、第1の無線パフォーマンス状態へ切り替えるようにトリガーされることが可能である。WTRUは、タイマーの満了によって第2の無線パフォーマンス状態へ切り替えるようにトリガーされることが可能である。たとえば、(a)においては、WTRUは、4つのRxを無効にすること、2つのRxのみを使用すること、および有効なPDCCHを検知しようと試みることが可能である。(b)においては、WTRUは、スケジュールされることがあり、タイマーを始動することがあり、4つのRx処理を可能にすることまたは再び可能にすることがある。タイマーが満了すると、WTRUは、モニタするのを停止することが可能である。(c)においては、WTRUは、2つのRxへ戻り、有効なPDCCHを検知することを試みる。
いくつかの態様においては、無線パフォーマンス状態は、スケジューリング情報またはデコードされたPDCCHのプロパティーに基づいて(たとえば、黙示的に)決定されることが可能である。このアプローチは、状態間において切り替えを行うためのさらなるDCIフォーマットに対する必要性を回避するという利点を有することが可能である。たとえば、スケジューリング情報は、PDCCHとPDSCH(もしくはPUSCH)との間におけるスロットの数(たとえば、k0もしくはk2)、またはPDSCHもしくはPUSCHの持続時間などのタイミング情報を含み得る。たとえば、第1の状態におけるWTRUは、スロットの示されている数k0が、構成される第1のしきい値よりも低いか、または構成されている値もしくはコードポイントに相当する場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。上記の第1のしきい値は、第1の状態用に構成されている最小数のスロットk0minに相当することが可能である。第2の状態におけるWTRUは、スロットの示されている数k0が、構成される第2のしきい値よりも高い場合、またはスロットの示されている数k0が特定の値もしくはコードポイントに相当する場合には、第1の状態へ切り替えることが可能である。
たとえば、パフォーマンス状態行動の一部として、k0min(もしくはk2min)を提供され、かつk0<k0min(もしくはk2<k2min)を含むかもしくは示すデータスケジューリングDCIを受信するWTRUは、k0min(もしくはk2min)の新たな値を、受信されたk0(もしくはk2)に設定することが可能であり、またはそれは、k0min(もしくはk2min)の値をゼロスロット(zero slot)などのデフォルト値に設定することが可能である。
k0min(k2min)に関する新たな値を黙示的に示すスケジューリングDCIが受信されたときと、この情報がWTRUにとって利用可能になるときとの間に時間ギャップがあることがある。この遅延は、デコーディングおよび復調などのさまざまな受信オペレーションに起因することがある。態様においては、WTRUは、PDCCHに続く時間ギャップ中にいかなる潜在的なPDSCHもバッファリングしていない可能性があり、PDSCHにおけるデータが失われている可能性がある。いくつかの態様においては、失われたデータに関してNACKをフィードバックする代わりに、WTRUは、たとえPUCCHリソースがDCIにおいて提供されていても、いかなる確認応答フィードバックも送らないと予想されることが可能である。その他の態様においては、DCIは、PUCCHリソースフィールド(または別の所定のフィールド)を既知の値に設定することによってなどで、ACK/NACKの非送信を示すことが可能である。これらの方法は、一般には、WTRUパフォーマンス状態が別のパフォーマンス状態へ黙示的に切り替えられて、その切り替え中にデータの一時的な喪失が生じる場合に適用可能であり得る。
スケジューリング情報は、追加として、または代替として、非周期的参照信号(たとえば、CSI-RSまたはSRS)をトリガーするグラント(DLまたはULグラント)と、非周期的参照信号の受信および/または送信との間におけるスロットの数(Xとして示される)などのタイミング情報を含み得る。たとえば、第1の状態におけるWTRUは、スロットの示されている数が、構成される第1のしきい値よりも低いか、または構成されている値もしくはコードポイントに相当する場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。第2の状態におけるWTRUは、スロットの示されている数が、構成される第2のしきい値よりも高いか、または構成されている値もしくはコードポイントに相当する場合には、第1の状態へ切り替えることが可能である。パフォーマンス状態行動の一部として、Xminを提供されていて、かつX<Xminを含むデータスケジューリングDCIを受信するWTRUは、Xminの新たな値を、受信されたXに設定することが可能である。あるいは、それは、Xminの値をゼロスロットなどのデフォルト値に設定することが可能である。これは、SRSトリガリングオフセットなどのその他の可能なパラメータにも同様に当てはまることが可能である。
スケジューリング情報は、追加として、または代替として、RBの数、RBのセット、またはバンド幅部分などの周波数割り当てを含み得る。たとえば、第1の状態におけるWTRUは、RBの示されている数が、構成されているしきい値よりも高い場合、またはRBの示されているセットが、第1の状態に関するRBの構成されているサブセットの外側のRBを含む場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。追加として、または代替として、スケジューリング情報は、時間または周波数におけるPDSCHまたはPUSCHのリソースが、構成されている割り振りもしくはグラントのリソース、または別のグラントもしくは割り振りによって示されるリソースと重なっているかどうかに関する情報を含み得る。追加として、または代替として、スケジューリング情報は、BWP表示を含み得る。たとえば、WTRUは、示されているバンド幅部分(アクティブなバンド幅部分とは異なる場合)用に構成されている無線パフォーマンス状態へ切り替えることが可能である。
態様においては、スケジューリング情報は、追加として、または代替として、MCSまたはMCSテーブルを含み得る。たとえば、第1の状態におけるWTRUは、示されているMCSが、構成されているMCSしきい値を上回っている場合、または示されているMCSテーブルが、第1の状態用に構成されている可能なMCSテーブルのセットの一部ではない場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。追加として、または代替として、スケジューリング情報は、レイヤーの数(ランク)を含み得る。たとえば、第1の状態におけるWTRUは、レイヤーの示されている数が、構成されているしきい値を上回っている場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。追加として、または代替として、スケジューリング情報は、TBSを含み得る。たとえば、第1の状態におけるWTRUは、DCIから決定されたトランスポートブロックサイズが、構成されているしきい値を上回っている場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。
態様においては、スケジューリング情報は、追加として、または代替として、PDSCHからHARQへのフィードバックタイミングを含み得る。たとえば、第1の状態におけるWTRUは、示されているPDSCHからHARQへのフィードバック待ち時間がしきい値よりも低い場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。そのようなしきい値は、第1の状態用に構成されているk1の最小値に相当することが可能である。追加として、または代替として、スケジューリング情報は、送信構成表示(TCI)を含み得る。たとえば、第1の状態にあるWTRUは、示されているTCIが、第1の状態用に構成されている可能なTCIのセットの一部ではない場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。追加として、または代替として、スケジューリング情報は、補足アップリンク(SUL)または通常のUL(NUL)上のスケジューリングに関する情報を含み得る。たとえば、第1の状態にあるWTRUは、PUSCHがSUL上でスケジュールされている場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。たとえば、第2の状態は、より低い基準感度レベルまたはより多数のアンテナを伴う無線パフォーマンス状態に相当することが可能である。
態様においては、スケジューリング情報は、追加として、または代替として、eMBBサービスとURLLCサービスとの間における優先順位付けのためになどで、送信に関連付けられている優先順位を示すことが可能である送信プロフィールの表示を含み得る。たとえば、第1の状態にあるWTRUは、示されている送信プロフィールが、第1の状態用に構成されている可能な送信プロフィールのセットの一部ではない場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。追加として、または代替として、スケジューリング情報は、データがトランスポートブロックに含まれる論理チャネルに関する情報を含み得る。たとえば、第1の状態にあるWTRUは、トランスポートブロックが、第1の状態用に構成されている可能な論理チャネルのセットの一部ではない論理チャネルからのデータを含む場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。そのような構成は、論理チャネル用に構成されている論理チャネル優先順位付け(LCP)制限からの黙示的なものであり得る。たとえば、その構成は、持続時間がしきい値よりも低いことが可能である最大PUSCH持続時間制限の対象となる任意の論理チャネル、またはセル制限の対象となる論理チャネル、または複製が構成もしくはアクティブ化されているベアラにマップされている論理チャネルを黙示的に含み得る。
いくつかの態様においては、スケジューリング情報は、追加として、または代替として、PDSCHマッピングタイプを含み得る。たとえば、第1の状態にあるWTRUは、示されているPDSCHマッピングタイプが、第1の状態用に構成されているマッピングタイプのサブセットの一部ではない場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。追加として、または代替として、スケジューリング情報は、PDCCHをデコードするために使用される無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含み得る。たとえば、第1の状態にあるWTRUは、示されているRNTIが、第1の状態用に構成されているRNTIのサブセットの一部ではない場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。
態様においては、PDCCHベースのWUSは、DRX ON持続時間の前にWTRUへ送信されて、そのWTRUをウェイクアップすることが可能であり、それによって、それは、ON持続時間中にPDCCHをモニタすることを開始することが可能である。ON持続時間中にモニタするための探索空間、CORESET、およびモニタリング周期は、WUSのRNTIによって示されることが可能である。たとえば、第1のRNTIに関しては、WTRUは、探索空間の第1のセットをモニタすることが可能であり、第2のRNTIに関しては、WTRUは、探索空間の第2のセットをモニタすることが可能である。RNTIと、関連付けられている探索空間との間における関連付けは、gNBによって構成されることが可能である。
その他の態様においては、RNTIでスクランブルされていないCRCビットが、R-IDでスクランブルされることが可能であり、R-IDは、たとえば、ON持続時間中にモニタするための探索空間、CORESET、またはモニタリング周期のセットに関連付けられ得る。たとえば、WTRUが第1のR-IDを検知した場合には、それは、関連付けられている探索空間をモニタすると予想されることが可能である。R-IDと、関連付けられている探索空間との間における関連付けは、gNBによって構成されることが可能である。その他の態様においては、R-IDは、ON持続時間中にモニタされることになる探索空間の正確なIDであることが可能であり、またはそれは、既知の関係に関連付けられる探索空間から導出されることが可能である。
態様においては、スケジューリング情報は、追加として、または代替として、DCIフォーマットを含み得る。たとえば、第1の状態にあるWTRUは、プリエンプション表示(フォーマット2_1)またはTPCコマンド(フォーマット2_2)を受信すると、第2の状態へ切り替えることが可能である。追加として、または代替として、スケジューリング情報は、CORESET、探索空間、またはタイミングなど、デコードされたPDCCHのプロパティーを含み得る。たとえば、第1の状態にあるWTRUは、特定の構成されている探索空間においてDCIを受信すると、またはその探索空間が共通の探索空間であるか、もしくは専用の探索空間であるかに応じて、第2の状態へ切り替えることが可能である。追加として、または代替として、スケジューリング情報は、PDCCHの成功裏のデコーディングに基づくことが可能であり、そのデコーディングによって、PDCCHは、特定のタイプの送信をスケジュールする。たとえば、WTRUは、第1の電力状態においてPDCCHをモニタおよび検知することが可能であり、それが半永続的データ送信に関してスケジュールされている場合には、第2の電力状態へ切り替えることが可能である。たとえば、WTRUは、より少ない数のRFチェーンを使用してPDCCHをモニタすることが可能であり、それがスケジューリングPDCCHを受信してデコードする際に、それは、それが半永続的データでスケジュールされている場合には、より多くの数のRFチェーンへ切り替えることが可能である。態様においては、スケジューリング情報は、追加として、または代替として、タイムピリオド内に受信された割り振り、グラント、および/またはDCIの数を含み得る。たとえば、第1の状態にあるWTRUは、そのような数が、第2の状態に適用可能な構成されているタイムピリオド内に、構成されているしきい値を超えた場合には、第2の状態へ切り替えることが可能である。
図8において示されている例と同様に、スケジューリングに基づく上記の可能なトリガーのうちのいずれかに関して、第2の状態を使用することを決定することにつながることになる条件が満たされたときに、タイマーが始動または再始動されることが可能である。タイマーが満了すると、WTRUは、第1の状態へ再び切り替えることが可能である。
図8において示されている態様に対する代替として、いくつかの態様においては、1つまたは複数のDRXサイクルおよび/または構成が、WTRUによって構成および使用されることが可能である。それぞれのDRXサイクルまたは構成は、電力モードに関連付けられ得る。上述されているように、電力モードは、gNBおよび/またはWTRUによって事前に決定されること、構成されること、定義されること、および/または使用されることが可能である。電力モードは、使用、アクティブ化、または非アクティブ化するための1つまたは複数の属性、たとえば、電力、エネルギー収支、および/または送信RFチェーンを有することが可能である。いくつかの態様においては、電力モードは、WTRUによって提供される情報に基づいてアクティブ化または非アクティブ化されることが可能であり、その情報は、たとえば、カバレッジレベル、チャネル状態情報、バッテリーレベル、および/または(たとえば、複数のRFチェーンをサポートするための、もしくは1つもしくは複数のRFチェーンをオン/オフにするための)WTRU能力を含み得る。図9、図10、および図11、ならびに対応する説明は、さまざまな電力モードを実装するためにDRXサイクルを使用するさまざまな方法の例を提供している。
図9は、電力モードに基づく複数のDRXコンフィギュレーションの例の信号図900である。図9において示されている例においては、2つのDRXサイクル902および904が構成されている。第2のDRXサイクル904は、第1のDRXサイクル902よりも長いことが可能である。第1のDRXサイクル902は、低電力またはパワーセービングスモードに関連付けられ得、第2のDRXサイクル904は、高電力または通常電力モードに関連付けられ得る。第1のDRXサイクルのON持続時間906中には、WTRUは、低電力モードで動作することが可能である。たとえば、WTRUは、自分の回路の一部(たとえば、RFチェーンのサブセット)のみをオンにすることが可能であり、またはそれは、自分の回路の少なくともいくつかをオフにすること、または使用しないことが可能である。ON持続時間908a、908b中には、WTRUは、通常電力モードで動作することが可能である。たとえば、それは、自分のRFチェーンのうちのすべて、またはそれらのRFチェーンのうちで、第1のDRXサイクル902に関するよりも大きなサブセットをオンにすること、および/または使用することが可能である。図9において示されているように、第2のDRXサイクル904は、第1のDRXサイクル902よりも長いので、第2のDRXサイクル904は、複数のON持続時間908a、908bを含み得る。
1つまたは複数のDRXコンフィギュレーションが使用される場合には、それぞれのDRXコンフィギュレーションごとに少なくとも1つのDRXパラメータが異なることが可能である。DRXサイクルの使用は、DRXサイクルに基づいてPDCCHをモニタすることまたはモニタしないことに対応し得る。たとえば、DRXサイクルの使用は、少なくとも1つのパラメータ、時間、持続時間、タイマー、またはDRXサイクルもしくは構成の側面、たとえば、ON持続時間、ON持続時間タイマー、アクティブ時間、およびOFF持続時間、OFF持続時間タイマー、および再送信に基づいてPDCCHをモニタすることまたはモニタしないことに対応し得る。
WTRUは、一度に1つのDRXコンフィギュレーション(またはDRXサイクル)を使用することが可能である。あるいは、WTRUは、1つまたは複数のDRXコンフィギュレーション(またはDRXサイクル)を同時に使用することが可能である。それぞれのDRXコンフィギュレーションは、電力モードに関連付けられ得る。たとえば、高電力モードは、第1のRx構成(たとえば、より多数のRFチェーン、またはより多数のアクティブ化もしくは使用されているRFチェーン)に関連付けられ得、低電力モードまたはより低電力のモードは、第2のRx構成(たとえば、より少数のRFチェーン、またはより少数のアクティブ化もしくは使用されているRFチェーン)に関連付けられ得る。
gNBによって送信される、および/またはWTRUによって受信されるPDCCHは、電力モードに関連付けられることが可能であり、または関連付けられている電力モード情報を搬送することが可能である。電力モード情報は、電力モードを示すことが可能である。
電力モードに関連付けられ得るPDCCHは、電力モードに関連付けられ得る対応するDRXサイクルのON持続時間中にモニタまたは受信されることが可能である。
PDDCHチャネルのまたはPDCCHモニタリングの1つまたは複数のパラメータまたは側面は、PDCCHがモニタされるときに使用されている電力モードに基づくことが可能である。WTRUは、WTRUがPDCCHをモニタするときにWTRUによって使用されている電力モードに基づいて、PDCCHチャネルのまたはPDCCHモニタリングのパラメータまたは側面を決定および/または使用することが可能である。パラメータまたは側面は、アグリゲーションレベル、アグリゲーションレベルのセット、および/またはREGバンドルサイズのうちの少なくとも1つであり得る。
たとえば、1つまたは複数のさらに高いレベルのアグリゲーションが、たとえば、より少ないRFチェーンが使用される場合のカバレッジ損失に起因して、低電力または節電モード用にPDCCHをモニタするために必要とされること、および/または使用されることが可能である。別の例においては、より大きなREGバンドルサイズが、低電力または節電モード用にPDCCHをモニタするために必要とされること、および/または使用されることが可能である。
態様においては、第1のDRXサイクルに関連付けられているON持続時間またはアクティブ時間においてPDCCHをモニタするためにアグリゲーションレベルの第1のセットが使用されることが可能である。第2のDRXサイクルに関連付けられているON持続時間またはアクティブ時間においてPDCCHをモニタするためにアグリゲーションレベルの第2のセットが使用されることが可能である。例においては、アグリゲーションレベルの第1のセットは、より小さなアグリゲーションレベルを含むことが可能であり、アグリゲーションレベルの第2のセットは、より大きなアグリゲーションレベルを含み得る。別の例においては、アグリゲーションレベルの第2のセットは、アグリゲーションレベルの第1のセットにおけるアグリゲーションレベル(たとえば、すべてのアグリゲーションレベル)よりも大きい少なくとも1つのアグリゲーションレベルを含み得る。態様においては、高電力モードに関連付けられているON持続時間においてPDCCHをモニタするために第1のREGバンドルサイズが使用されることがあり、低電力モードに関連付けられているON持続時間においてPDCCHをモニタするために第2のREGバンドルサイズが使用されることがある。
WTRUが、ON持続時間またはアクティブ時間にある間にPDCCHを受信した場合には、WTRUは、たとえば、そのPDCCHによってスケジュールまたは許可されることがあるPDSCHにおけるデータを受信するために、電力モードで動作することが可能である。たとえば、特定のDRXサイクルのON持続時間またはアクティブ時間中にPDCCHが検知された場合には、WTRUは、関連付けられているPDSCHおよび/またはユーザデータを受信している間に、その特定の電力モードに留まることが可能である。ON持続時間またはアクティブ時間中にPDCCHが検知された後に、WTRUは、タイマーを始動することが可能であり、たとえばそのタイマーが満了するまで、PDCCHをモニタすること、またはモニタし続けることが可能である。このモニタリング中には、検知されたPDCCH、ON持続時間、またはアクティブ時間に関連付けられている電力モードが使用されることが可能である。
PDSCHチャネルまたはPDSCH送信もしくは受信の1つまたは複数のパラメータまたは側面は、たとえば、関連付けられているPDCCHがモニタされるときの、電力モードに基づくことが可能である。WTRUは、たとえば、関連付けられているPDCCHをWTRUがモニタするときに、WTRUによって使用されている電力モードに基づいて、PDSCHチャネルのまたはPDSCH送信もしくは受信のパラメータまたは側面を決定および/または使用することが可能である。パラメータまたは側面は、ランク、最大ランク、DM-RS密度などのDM-RSパラメータ、MCSレベル、および/または最大MCSレベルのうちの少なくとも1つであり得る。
PDSCH受信に関する最大ランクは、PDSCHに関連付けられている、またはPDSCHをスケジュールしたPDCCHに関連付けられている電力モードによって決定または制限されることが可能である。PDCCHに関連付けられている電力モードは、PDCCHが検知されたDRXサイクル、ON持続時間、および/またはアクティブ時間に関連付けられている電力モードであり得る。ランクは、同じ時間/周波数で同時に送信されるレイヤーの数、データストリームの数、空間レイヤーの数、およびデータシンボルの数と言い換え可能に使用されることが可能である。第1の最大ランク(たとえば、4)は、WTRUが、第1の電力モードに関連付けられているON持続時間またはアクティブ時間においてPDCCHをモニタするか、またはDCIを受信する際に使用されることがあり、第2の最大ランク(たとえば、1)は、WTRUが、第2の電力モードに関連付けられているON持続時間またはアクティブ時間においてPDCCHをモニタする際に使用されることがある。第nの最大ランクは、第nの電力モードに関連付けられているON持続時間またはアクティブ時間においてPDCCHによってスケジュールされたPDSCHの受信のために使用されることが可能である。より低い最大ランクは、より低い電力モードのために使用されることが可能である。たとえば、より低い最大ランクは、通常モードよりもパワーセービングスモードのために使用されることが可能である。
PDSCH受信に関するDM-RS密度は、PDSCHに関連付けられている電力モードに基づいて決定されることが可能である。WTRUが、第1の電力モードに関連付けられているDRXサイクル、ON持続時間、もしくはアクティブ時間において1つまたは複数のPDCCHをモニタするか、またはPDSCHに関するDCIを受信する際に、PDSCHのまたはPDSCHに関する第1のDM-RS密度が使用されることが可能である。WTRUが、第2の電力モードに関連付けられているDRXサイクル、ON持続時間、もしくはアクティブ時間において1つまたは複数のPDCCHをモニタするか、またはPDSCHに関するDCIを受信する際に、PDSCHのまたはPDSCHに関する第2のDM-RS密度が使用されることが可能である。PDSCHのまたはPDSCHに関するDM-RS密度は、スロット内で使用されるDM-RSシンボルの数に基づくことまたは対応することが可能である。たとえば、第1のDM-RS密度は、PDSCHに関するスロットにおいて第1の数のDM-RSシンボル(たとえば、4つのDM-RSシンボル)を使用することが可能であり、第2のDM-RS密度は、PDSCHに関するスロットにおいて第2の数のDM-RSシンボル(たとえば、2つのDM-RSシンボル)を使用することが可能である。
最大MCSレベルは、PDSCHに関連付けられている電力モードに基づいて決定されることが可能である。WTRUが、第1の電力モードに関連付けられているDRXサイクル、ON持続時間、もしくはアクティブ時間において1つまたは複数のPDCCHをモニタするか、またはPDSCHに関するDCIを受信する際に、第1の最大MCSレベル(たとえば、256QAM)が使用されることが可能である。WTRUが、第2の電力モードに関連付けられているDRXサイクル、ON持続時間、もしくはアクティブ時間において1つまたは複数のPDCCHをモニタするか、またはPDSCHに関するDCIを受信する際に、第2の最大MCSレベル(たとえば、QPSK)が使用されることが可能である。
低電力モードは、パワーセービングスモードであり得る。高電力モードは、通常モードまたは非節電モードであり得る。アクティブ時間は、本明細書において説明される態様および例においてON持続時間の代わりに使用されること、ならびに依然として本開示と整合していることが可能である。ON持続時間またはアクティブ時間は、DRXサイクルおよび/または電力モードに関連付けられ得る。
本明細書においては、ON持続時間またはアクティブ時間は、PDCCHモニタリングのための持続時間、PDCCHモニタリングオケージョン、および/または探索空間によって置き換えられることが可能である。ON持続時間またはアクティブ時間は、1つまたは複数のPDCCHモニタリングオケージョンを含み得る。ON持続時間および/またはアクティブ時間は、たとえばPDCCHをモニタするための、1つまたは複数の探索空間を含み得る。WTRUは、PDCCHモニタリングオケージョンにおいてまたはPDCCHモニタリングオケージョンの間にPDCCHをモニタすることがある。PDCCHオケージョン(PDCCH occasion)およびPDCCHモニタリングオケージョン(PDCCH monitoring occasion)は、本明細書においては言い換え可能に使用されることがある。
図10は、別々のDRXサイクルにおけるON持続時間の間における電力モード切り替えの例の信号図1000である。図10において示されている例においては、WTRUは、DRXサイクルのON持続時間1002aにおいて、または関連付けられている電力モードを使用したPDCCHモニタリングオケージョンにおいてPDCCHをモニタすることが可能である。PDCCHがON持続時間1002a中に1004で検知された場合(1004)には、WTRUは、同じ電力モードで動作することまたは動作し続けること(1006)が可能であり、これは、たとえば、PDCCHをモニタすること、PDSCHを受信すること、およびPUSCHを送信することのうちの少なくとも1つを含み得る。WTRUは、電力モードを変更するための表示を受信することが可能である。その表示は、現在のON持続時間において、および/または次のON持続時間1002bの前に受信されることが可能である。メッセージは、PDCCHにおけるDCIにおいて、またはMAC CEもしくはその他のフォーマットとして送信されることが可能である。WTRUは、受信された表示に基づいて電力モードを切り替えること(1008)が可能である。WTRUは、次のON持続時間1002bなどのON持続時間の始まりにおいて、または切り替え表示が受信された後のk個の(もしくは少なくともk個の)PDCCHモニタリングオケージョンにおいて切り替えを行うことまたは適用することが可能である。WTRUは次いで、ON持続時間1002b中にデータ受信(1110)を続行することが可能である。
態様においては、WTRUは、タイマーに基づいて、レシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを決定することが可能である。たとえば、WTRUは、第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを使用して、タイマーが稼働しているときのON持続時間またはアクティブ時間においてPDCCHをモニタすることが可能である。タイマーが満了したときに、WTRUは、第2のまたはフォールバックレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードへ切り替えることが可能である。第2のまたはフォールバックレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードは、第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードよりも良好なカバレッジを有することが可能である。第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードが、既にフォールバックレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードである場合には、インアクティビティータイマーは、停止またはリセットすることが可能である。
第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードは、第1の数のRFチェーンをアクティブにしておくことが可能である。フォールバックレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードは、第2の数のRFチェーンをアクティブにしておくことが可能であり、この場合、第1の数は、第2の数よりも小さいことが可能である。第2の数は、WTRU能力に基づいてWTRUによってサポートされることが可能である大きな数または最大の数であり得る。フォールバックレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードは、第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードによってサポートされる最大変調次数よりも高いことが可能である最大変調次数をサポートすることが可能である。フォールバックレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードは、WTRUがWTRU能力に基づいてサポートすることが可能である最も高い最大変調次数をサポートすることが可能である。
態様においては、電力を節約するために、WUSがDRXとともに使用されることが可能である。例として、WUSは、DRXサイクルのON持続時間に先行することが可能である。WTRUは、WUSが検知された場合には、ON持続時間またはアクティブ時間中に、たとえば、1つまたは複数のPDCCHオケージョンまたはモニタリングオケージョンにおいて、1つまたは複数のPDCCHをモニタすることが可能である。
態様においては、WTRUは、関連付けられているWUSに基づいてON持続時間またはアクティブ時間においてPDCCHをモニタするためのレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを決定することが可能である。関連付けられているWUSは、どのレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを使用するかを示すことが可能である。たとえば、1つまたは複数のWUSが使用されることがあり、WTRUが第1のWUSを受信した場合には、WTRUは、第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを使用することまたはオンにすることがある。WTRUが第2のWUSを受信した場合には、WTRUは、第2のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを使用することまたはオンにすることが可能である。
1つまたは複数のWUSは、プリアンブルに基づくことが可能であり、WTRUは、プリアンブルを盲目的に検知することが可能である。第1のプリアンブルが検知された場合には、WTRUは、第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを使用することが可能であり、WTRUは、第2のプリアンブルが検知された場合には、第2のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを使用することが可能である。
図11は、関連付けられているPDCCHモニタリングオケージョンの電力モードと、PDCCHモニタリングに関するアグリゲーションレベルのセットとを決定するWUSの例の信号図1100である。図11において示されている例においては、WUSは、オンにするRFチェーンの数または使用する電力モードを示すことが可能である。たとえば、WUS1102は、第1の電力モードでWTRUをウェイクアップするために使用されることがあり、第2のWUS1104は、第2の電力モードでWTRUをウェイクアップするために使用されることがある。
特定の探索空間においてモニタされることになるアグリゲーションレベルのセットは、WUSによって示される電力モードに基づいて決定されることが可能である。たとえば、探索空間は、アグリゲーションレベルの1つまたは複数のセットを伴って構成されることが可能である。アグリゲーションレベルのそれぞれのセットは、電力モードに関連付けられ得る。示された電力モードに基づいて、WTRUは、探索空間におけるPDCCHモニタリングに関するアグリゲーションレベルのセットを決定することが可能である。第1の電力モードに関しては、たとえば第2の電力モードに関するよりも大きい、より大きなアグリゲーションレベルが使用されることが可能である。より大きなレベルは、たとえば、低電力モードのために使用されることが可能である。なぜなら、たとえば、あまりアクティブではないRFチェーンの使用に起因して、レシーバー能力が制限されることがあるからである。第2の電力モードに関しては、より小さなアグリゲーションレベル(たとえば、より小さな最大アグリゲーションレベル)が使用されることが可能である。なぜなら、たとえば、完全なレシーバー能力がサポートされることが可能であるからである。
その他の態様においては、WUSは、たとえば、関連付けられているON持続時間、アクティブ時間、または1つもしくは複数の関連付けられているPDCCHモニタリングオケージョンもしくはPDCCHオケージョンにおけるPDCCHモニタリングのための第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを決定することが可能である。WTRUは、たとえば、関連付けられているON持続時間、アクティブ時間、またはPDCCHモニタリングオケージョンにおいてPDCCHを検知または受信することが可能である。PDCCHは、関連付けられているPDSCH受信のために使用するための第2のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードを示すことが可能である。
第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モード、および第2のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードは、たとえば、第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードが高電力モードまたは通常電力モードである場合には、同じであり得る。態様においては、WUSは、シーケンス、または2つ以上のシーケンスの組合せを含み得る。2つ以上のシーケンスが使用される場合には、それらのシーケンスをスクランブルすること、それらのシーケンスの時分割多重化、およびそれらのシーケンスの周波数分割多重化のうちの少なくとも1つが、WUSを生成するために使用されることが可能である。WUSの構成シーケンスのうちの少なくとも1つは、電力モードを示すことが可能である。たとえば、WUSを生成するために2つのシーケンスがスクランブルされる場合には、それらのシーケンスのうちの一方が電力モードを示すことが可能である。
いくつかの態様においては、現在の無線パフォーマンス状態または能力に基づいてWTRUによって準拠されることが可能ではないDL割り振りまたはULグラントを示すダウンリンク制御情報をWTRUが受信した場合には、無線パフォーマンス状態が黙示的に決定されることが可能である。たとえば、アクティブなバンド幅部分の変更を示すDCI(たとえば、示されているBWPインデックスが、アクティブなBWPとは異なる)を受信すると、許可された切り替えギャップの終了前に開始するPDSCHまたはPUSCHをDCIが示している場合には、WTRUは、構成されている無線パフォーマンス状態へ切り替えることが可能である。別の例に関しては、いずれの構成されているキャリアにも対応しないキャリアインジケータフィールドを伴うDCIを受信すると、無線パフォーマンス状態が黙示的に決定されることが可能である。このケースにおいては、そのフィールドの値は、無線パフォーマンス状態のインデックスにマップすることが可能である。別の例に関しては、(たとえば、アンテナポートフィールドに関する)予備の値または無効な値に対応するコードポイントを伴う割り振りまたはグラントを受信すると、無線パフォーマンス状態が黙示的に決定されることが可能である。別の例に関しては、構成されている数のHARQプロセスよりも大きいHARQプロセスインデックスを受信したときなど、無効なHARQ情報を伴う割り振りまたはグラントを受信すると、無線パフォーマンス状態が黙示的に決定されることが可能である。別の例に関しては、無効なリソースを示す割り振りまたはグラントを受信すると、無線パフォーマンス状態が黙示的に決定されることが可能である。
上記の例のうちの1つに基づいて無線パフォーマンス状態が決定された場合には、WTRUは、DCIの内容にかかわらず、デフォルトの無線パフォーマンス状態へ切り替えることが可能である。あるいは、WTRUは、少なくとも1つのフィールドの1つまたは複数の値によって示される無線パフォーマンス状態へ切り替えることが可能である。
いくつかの態様においては、WTRUのパフォーマンス状態は、データスケジューリングDCIにおいて搬送されている情報と矛盾して、ミスマッチに帰着することがある。そのようなミスマッチは、たとえば、パフォーマンス状態を決定するシグナリングをWTRUが見逃した場合に生じる可能性がある。たとえば、いくつかの態様においては、WTRUは、TDRAテーブルの特定のエントリを非アクティブ化するように構成されることが可能である。たとえば、しきい値k0min(k2min)を下回るk0(k2)を伴うエントリは、非アクティブ化されることが可能である。このコンテキストにおいては、非アクティブ化は、WTRUが、非アクティブ化されたエントリを伴ってスケジュールされると予想することはないということを意味することが可能である。k0min(k2min)は、L1、L2、または上位レイヤシグナリングを介してWTRUに提供されると想定されることが可能である。同様に、WTRUは、CSI報告トリガー状態リストの特定のエントリを非アクティブ化するように構成されることが可能である。たとえば、しきい値Xminを下回るX(Xは、非周期的CSI-RSトリガリングオフセットである)を伴うエントリは、非アクティブ化されることが可能である。このコンテキストにおいては、非アクティブ化は、WTRUが、非アクティブ化されたエントリに対応するCSI-RSを受信していると予想することはないということを意味することが可能である。
WTRUが、たとえば、k0(k2)>0個のスロットおよびX>0個のスロットを伴ってスケジュールされると予想する場合には、それは、前のスロットのPDCCHによるその他の何らかのオペレーションを実行することがスケジュールされていなかったならば、現在のスロットにおけるPDCCHが受信されるとすぐにマイクロスリープモードに入ることが可能である。WTRUがk0minを伴って構成されているが、k0(この場合、k0<k0min)を示すデータスケジューリングDCIを受信した場合には、ミスマッチが生じる可能性がある。同様に、WTRUがk2minを伴って構成されているが、k2(この場合、k2<k2min)を示すデータスケジューリングDCIを受信した場合には、ミスマッチが生じる可能性がある。WTRUがXminを伴って構成されているが、X(この場合、X<Xmin)を示すデータスケジューリングDCIを受信した場合にも、ミスマッチが生じる可能性がある。
ミスマッチが生じた場合には、いくつかの態様においては、WTRUは、現在のパフォーマンス状態から、データスケジューリングDCIにおいて示されているk0/k2/X値に関連付けられているパフォーマンス状態へ切り替えると予想されることが可能である。たとえば、k0min=k2min=Xmin=1個のスロットを伴って構成されていて、かつ電力節約状態で動作しているWTRUは、k0/k2/Xのうちの少なくとも1つが0個のスロットであることを示すデータスケジューリングDCIをそれが受信した場合には、別のパフォーマンス状態(たとえば非電力節約状態(non-power saving state))へ切り替えることが可能である。たとえば、パフォーマンス状態行動の一部として、k0min/k2min/Xminを提供されていて、かつk0<k0minおよび/またはk2<k2minおよび/またはX<Xminを含むデータスケジューリングDCIを受信するWTRUは、k0min/k2min/Xminの新たな値を、受信されたk0/k2/Xに設定することが可能である。あるいは、それは、k0min/k2min/Xの値をゼロスロットなどのデフォルト値に設定することが可能である。
ミスマッチが生じた場合には、いくつかの態様においては、WTRUは、ミスマッチの発生を示す支援情報をgNBへ送ることが可能である。そのような情報を送信するためにMAC-CEが使用されることが可能である。
別の態様においては、WTRUは、k0min(k2min)を伴って構成されることが可能であるが、k0(k2)を示すデータスケジューリングDCIを受信することが可能であり、この場合、k0>k0min(k2>k2min)である。これは、スケジューリングの決定またはミスマッチの結果として生じることがある。それぞれのスケジューリングDCIが、時間の特定のピリオドにわたってk0>k0min(k2>k2min)を継続的に示す場合には、WTRUは、ミスマッチの発生の可能性を示す支援情報をgNBへ送ることが可能である。同じことがXに当てはまることも可能である。
態様においては、特定のMIMOランクおよび/または数のTx/Rx RFチェーンを伴って構成されている第1のパフォーマンス状態にあるWTRUが、矛盾するランクおよび/または数のRFチェーンを示すデータスケジューリングDCIを受信した場合には、ミスマッチが生じる可能性がある。たとえば、WTRUは、Kmax(Kmaxは最大ランクである)および/またはRmax(Rmaxは、アクティブなTxおよび/またはRx RFチェーンの最大数である)を伴って構成されることが可能であるが、K>Kmaxおよび/またはR>Rmaxを示すデータスケジューリングDCIを受信する。このようなミスマッチが生じた場合には、WTRUは、現在のパフォーマンス状態から、DCIにおいて搬送されている情報に関連付けられている状態へ切り替えると予想されることが可能である。WTRUは、ミスマッチの発生を示す支援情報をgNBへ送ることも可能である。そのような情報を送信するためにMAC-CEが使用されることが可能である。その他の態様においては、WTRUが時間の特定のピリオドにわたって、Kmin(Rmin)よりも小さいK(R)を伴って継続的にスケジュールされている場合には、それは、ミスマッチの発生の可能性を示す支援情報をgNBへ送ることが可能である。
一般には、データスケジューリングDCIが、WTRUのパフォーマンス状態と矛盾する情報を有する場合には、WTRUは、自分のパフォーマンス状態を、DCIに含まれる情報に関連付けられている状態へ切り替えること、および矛盾の単一の発生が、ミスマッチを確立するのに十分である場合には、ミスマッチを示す支援情報をgNBへ送ることが可能である。代替として、または追加として、WTRUは、矛盾の単一の発生が、ミスマッチを確立するのに十分ではないが、そのような矛盾が時間の特定のピリオドにわたって継続的に生じている場合には、ミスマッチの可能性を示す支援情報をgNBへ送ることが可能である。
いくつかの態様においては、WTRUは、たとえば、上述されている態様のうちの1つを適用した結果として、無線パフォーマンス状態が変更された旨の確認応答または通知を送信することが可能である。WTRUは、物理レイヤー、MAC、またはRRCシグナリングを使用して確認応答を送信することが可能である。たとえば、確認応答は、その他のHARQ-ACKおよび/またはその他のUCIと多重化されることが可能であるHARQ-ACKなどの単一のビットとして、PUCCHを介して(またはPUSCHを介して多重化されたアップリンク制御情報(UCI)として)送信されることが可能である。別の例においては、通知は、MAC制御要素またはRRCメッセージにおいて送信されることが可能である。
状態の変化は、複数のWTRUによってデコードされることになる送信を使用してシグナリングされることが可能である。たとえば、状態の変化は、グループ共通探索空間から受信されたPDCCHと、WTRUのグループに割り振られたC-RNTIとを使用してシグナリングされることが可能である。そのような送信は、電力節約信号であることが可能であり、その例は上述されている。WTRUは、以降の態様のうちの少なくとも1つを使用して、確認応答を送信する際に介するPUCCHリソースを決定することが可能である。そのような態様は、グループシグナリングを使用して状態の変化がシグナリングされる電力節約シグナリング以外のシナリオのために使用されることも可能である。
いくつかの態様においては、電力節約信号のペイロードは、電力節約信号がWTRUグループ固有である場合など、グループにおけるあらゆるWTRUのためのPUCCHリソースを示すことが可能である。WTRUは、はじめに、WTRUがACK/NACKを送信するために使用するつもりであるPUCCHリソースを示すDCI内のビットのグループのロケーションを識別することが可能である。ビットのそれぞれのセットは、テーブルの行を示すことが可能であり、行は、PUCCHリソースに関連している情報を含み得る。ビットのグループは、ACK/NACKの非送信(たとえば、それらのビットを所定の値に設定することによる)およびPUCCHリソースのロケーションを示すことが可能である。たとえば、2ビットを想定すると、00は、ACK/NACKの非送信を示すことが可能であり、01、10、および11は、特定のPUCCHリソースをそれぞれ示すことが可能である。
ビットのグループのロケーションは、DCIペイロード内の別のビットへの参照を使用してWTRUによって決定されることが可能である。例として、グループ内に3つのWTRUがある状態では、最初の3ビットにおけるそれぞれのビットが、特定のWTRUに関してウェイクアップするか否かを示すことが可能であり、PUCCHリソース表示のために2ビットを想定すると、次の2ビットは、第1のWTRUのためのPUCCHリソースを示すことが可能であり、次の2ビットは、第2のWTRUのためのPUCCHリソースを示すことが可能である、といった具合である。WTRUのインデックス(すなわち、第1の、第2のなど)は、WTRU IDの関数として構成または導出されることが可能である。
いくつかの態様においては、WTRUは、BWPごとのデフォルトの無線パフォーマンス状態を伴って構成されることが可能である。それぞれのオン持続時間において、WTRUは、はじめに、アクティブな1つまたは複数のBWPのデフォルトの無線パフォーマンス状態をモニタすることが可能である。たとえば、WTRUは、BWPごとにデフォルトの探索空間またはデフォルトのCORESETを伴って構成されることが可能である。それぞれのオン持続時間において、WTRUは、はじめに、アクティブな1つまたは複数のBWPのデフォルトの探索空間またはデフォルトのCORESETをモニタすることが可能である。
所与のON持続時間またはDCIフォーマット中にPDCCHを受信すると、WTRUは、たとえば、自分のアクティブなBWPを変更することなく、電力貯蓄の側面または無線パフォーマンス状態を変更することが可能である。たとえば、所与のオン持続時間中にWTRUに関するPDCCHをデコードすると、WTRUは、アクティブなBWPにおけるモニタされる探索空間またはCORESETの数を増大させることが可能である。そのような増大は、すべての探索空間もしくはCORESETがモニタされる場合など、バイナリーであること、またはRRC構成に依存するなど、段階的であり得る。
DRXインアクティビティータイマーなどのタイマーが満了すると、WTRUは、たとえば、自分のアクティブなBWPを変更することなく、電力貯蓄の側面または無線パフォーマンス状態を変更することが可能である。たとえば、DRXインアクティビティータイマーまたはBWPインアクティビティータイマーが満了すると、WTRUは、モニタされるCORESETの数またはモニタされる探索空間の数を、たとえば、アクティブな1つまたは複数のBWPのデフォルトの探索空間またはデフォルトのCORSETのみへ低減することが可能である。
その他の態様においては、所与のオン持続時間中にWUSを受信すると、WTRUは、いくつかの態様においては、自分のアクティブなBWPを変更することなく、電力貯蓄の側面または無線パフォーマンス状態を変更することが可能である。たとえば、所与のオン持続時間中にWUSを受信すると、WTRUは、アクティブなBWPにおけるモニタされる探索空間またはCORESETの数を増大させることが可能である。そのような増大は、すべての探索空間もしくはCORESETがモニタされる場合など、バイナリーであること、または段階的であり得る。
WTRUは、無線パフォーマンス状態(たとえば、モニタされる探索空間またはCORESETの数)を変更する前に、PDCCHスケジューリング情報の内容をさらに考慮することが可能である。たとえば、無線パフォーマンス状態を変更する前に、WTRUは、スケジュールされたTBのサイズ、データがスケジュールされている論理チャネルまたはDRB、スケジュールされたデータのQoSの側面(たとえば、サービスタイプまたは含まれている待ち時間)、およびスケジュールされたULグラントの提供されている特徴のうちの1つまたは複数を考慮することが可能である。態様においては、WTRUは、ULグラントのサイズおよび/またはバッファリングされたデータの量を考慮することが可能である。その他の態様においては、WTRUは、バッファリングされたULデータに関してULグラントのLCPマッピング制限を考慮することが可能である。
WTRUは、上記のメトリックのうちの1つまたは複数をさらに考慮して、無線パフォーマンス状態を徐々に変更することが可能である。たとえば、WTRUは、上記のメトリックのうちの1つまたは複数を考慮して、たとえば、RRC構成に応じて、モニタするさらなる探索空間の数を決定することが可能である。
態様においては、CSI報告のための1つまたは複数のCSI報告値、範囲、またはインデックスが、レシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードに基づいて決定されることが可能である。決定は、WTRUによって行われることが可能である。
CQIテーブルが、電力モードに基づいて決定されることが可能である。たとえば、第1のCQIテーブルが、第1の電力モードのために使用されることがあり、第2のCQIテーブルが、第2の電力モードのために使用されることがある。変調次数のセットは、CQIテーブルに基づいて異なることが可能である。第1の電力モードに関するCQIテーブルは、変調次数のサブセット(たとえば、QPSKのみ)を含むことが可能であり、第2の電力モードに関するCQIテーブルは、変調次数のフルセット(たとえば、QPSK、16QAM、および64QAM)を含み得る。CQIテーブルに関するエントリの数は、関連付けられている電力モードに基づいて異なることが可能である。たとえば、3ビットのCQIテーブル(8つのエントリ)が、第1の電力モードのために使用されることがあり、4ビットのCQIテーブル(16個のエントリ)が、第2の電力モードのために使用されることがある。
CQIテーブルにおけるCQIエントリのフルセットまたはサブセットが、電力モードに基づいて使用されることがある。表2は、関連している電力モードに基づいてCQIエントリのフルセットまたはサブセットを決定する例を示す。今述べた例にて、電力モード1が、QPSKを伴うCQIエントリを使用し、電力モード2が、すべての変調次数を伴うCQIエントリを使用する。
CQI報告のためのCQIビットの数は、電力モードのために決定されたセットまたはサブセットにおけるCQIエントリの数に基づいて決定されることがある。代替えとして、CQI報告のためのCQIビットの数は、電力モードに基づいて変更されず、CQIテーブルにおけるCQIエントリのフルセットに基づいて決定されることがある。CQIエントリ、CQIインデックス、およびCQI値は、言い換え可能に使用されることがある。
最大の報告されるランクが、電力モードに基づいて制限されることが可能である。たとえば、第1の最大の報告されるランク(たとえば、4)が、CSI報告のために第1の電力モードが決定された場合に使用されることが可能である。第2の最大の報告されるランク(たとえば、1)が、CSI報告のために第2の電力モードが決定された場合に使用されることが可能である。最大の報告されるランク、最大ランクインデックス(RI)値、および最大RIは、言い換え可能に使用されることが可能である。
コードブックサブセット制限レベルが、電力モードに基づいて決定されることが可能である。所与のCSI報告設定またはCSI報告コンフィギュレーションに関する最小の必要とされるCSI計算時間は、電力モードに基づいて異なることが可能である。より短い最小の必要とされるCSI計算時間が、高電力モードのために使用されることがあり、より長い最小の必要とされるCSI計算時間が、低電力モードのために使用されることがある。
いくつかの態様においては、1つまたは複数の構成されているCSI報告設定、リソース設定、および/またはCSI報告コンフィギュレーションが、使用される電力モードに基づいてアクティブ化または非アクティブ化されることが可能である。たとえば、CSI報告設定は、1つまたは複数の条件が満たされたときに非アクティブ化されることが可能である。アクティブ化および/または非アクティブ化は、WTRUによって実行されることが可能である。条件は、決定されたレシーバーコンポーネントまたはコンポーネントのセットが低電力モードであるか、またはそれに対応していること、CSI報告のための関連付けられているNZP-CSI-RSのアンテナポートの数がしきい値(たとえば、8)よりも多いこと、関連付けられているコードブックタイプがタイプIIであること、L1-RSRPに関して測定を行うためのビームの数がしきい値(たとえば、64)よりも多いこと、およびCSI報告が周期的報告または半永続的報告であることのうちの1つまたは複数であり得る。
いくつかの態様においては、CSI報告設定、リソース設定、およびCSI報告コンフィギュレーションのセットが、レシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードごとに構成されることが可能である。たとえば、CSI報告設定、リソース設定、およびCSI報告コンフィギュレーションの第1のセットが、第1のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードのために構成または使用されることが可能である。CSI報告設定、リソース設定、およびCSI報告コンフィギュレーションの第2のセットが、第2のレシーバーコンポーネント、レシーバーコンポーネントのセット、または電力モードのために構成されることが可能である。
WTRUは、決定されたまたは現在の電力モードに関連付けられているCSI報告設定、リソース設定、およびCSI報告コンフィギュレーションのセットに基づいてCSIを報告することが可能である。WTRUは、示されている電力モードに関連付けられているCSI報告設定、リソース設定、およびCSI報告コンフィギュレーションのセットに基づいてCSIを報告することが可能である。電力モードは、非周期的CSI報告トリガーにおいて示されることが可能であり、または電力モードは、非周期的報告要求インデックスによって黙示的に示されることが可能である。
いくつかの態様においては、CSI報告設定、リソース設定、およびCSI報告コンフィギュレーションの同じセットが、いくつかのまたはすべてのサポートされている電力モードのために構成されることが可能である。WTRUは、1つまたは複数の電力モードとともに、構成されているCSIを報告するように要求されることがある。たとえば、WTRUは、電力モードに基づいてCSIを報告するように要求されることがある。WTRUは、WTRUによってサポートされている電力モードのセットに基づいてCSIを報告するように要求されることがある。CSI報告に関する示されている電力モードが現在の電力モードとは異なる場合には、CSI測定のために測定ギャップが提供または使用されることが可能である。測定ギャップ中に、WTRUは、PDCCHをモニタするのをスキップすることが可能であり、またはスキップすることを可能にされ得る。
CSI報告が複数の電力モードに基づいている場合には、CSI測定のデルタオフセットが、電力モードにわたって使用されることが可能である。たとえば、複数の電力モードに関するCQI値内で最も高いCQI値または最も高い電力モードに基づくCQI値に基づいて基準CQI値が測定されることが可能であり、電力モードのうちの残りに関するデルタCQI値が報告されることが可能である。
いくつかの態様においては、WTRUは、測定リソースが利用可能である場合には、決定された電力モードに基づいてCSIを測定および報告することが可能である。WTRUは、それぞれのCSIレポートに関して、またはそれぞれのCSIレポートとともに、関連付けられている電力モードを示すことが可能である。WTRUは、電力モードのアイデンティティーを示すことが可能である。
1つまたは複数のPUCCHリソースが構成されることが可能であり、PUCCHリソースのうちの1つは、関連付けられている電力モードに基づいて決定されることが可能である。WTRUは、たとえばCSI報告のために、決定されたPUCCHリソースを使用することが可能である。
いくつかの態様においては、CSI報告設定、リソース設定、または構成は、レシーバーコンポーネント、リソースコンポーネントのセット、または電力モードに関連付けられている属性を含み得る。たとえば、第1のCSIリソースは、そのリソースにおいて送信されるCSI-RSが第1の数のRFチェーンで測定されることが可能であるように構成されることが可能である。別のCSIリソースは、そのリソースにおいて送信されるCSI-RSが第2の数のRFチェーンで測定されることが可能であるように構成されることが可能である。
図12は、関連付けられている電力モード表示を伴う非周期的CSI報告トリガリングの例の信号図1200である。図12において示されている例においては、DCI1202は、電力モード表示を含む。CSI-RS1206は、DCIアクティブ化からオフセット時間1204だけ後に送信されることが可能である。CSI-RSは、特定の電力モードに関連付けられ得る。態様においては、DCIは、CSI-RSリソースが電力モードに関連付けられている場合など、電力モード表示を含むことを必要としないことがある。関連付けは、上位レイヤーによって構成されることが可能である。WTRUは、CSI-RS参照信号および示された電力モードを使用してCSI測定を実行している可能性がある。WTRUは、関連付けられているCSIレポート1210、たとえば、CSI RS1206の後の報告オフセット1208において測定を報告することが可能である。
図13は、周期的CSI-RSおよび非周期的CSI報告の例の信号図1300である。図13において示されている例においては、CSI-RSが周期的であってCSI報告が非周期的である場合には、それぞれのCSIリソースは、特定の電力モードに関連付けられ得る。アクティブ化メッセージまたはトリガーメッセージ1302は、たとえばDCIまたは上位レイヤーを介して、測定のためのCSI-RSリソースを決定するためにWTRUによって使用されることが可能である電力モードを示すことが可能である。WTRUは、トリガーメッセージ1302のアクティブ化において示される1つまたは複数の電力モードを使用してCSI参照信号1304および1308の測定を行うことが可能である。図13において示されている例においては、WTRUは、第1の電力モードを使用してCSI-RS1304を測定し、第2の電力モードを使用してCSI-RS1308を測定する。DCI1306は、1つまたは複数の特定の電力モードに対応するCSIを報告するようにWTRUをトリガーすることが可能である。DCI1306の後の報告オフセット1310で、WTRUは、CSIレポート1312を送ることが可能であり、CSIレポート1312は、一方または両方の電力モードに関するものであり得る。
図14は、周期的CSI-RSおよび周期的CSI報告の例の信号図1400である。CSI-RSが周期的であってCSI報告も周期的である場合には、CSI-RSリソースは、特定の電力モードに関連付けられ得る。図14において示されている例においては、たとえば、アクティブ化メッセージ1402は、第1の電力モードがCSI-RS1406に関連付けられており、第2の電力モードがCSI-RS1410に関連付けられているということを示している。WTRUがアクティブ化メッセージ1402を受信した場合には、WTRUは、第1の電力モードを使用してCSI-RS1406を1404でアクティブ化して測定すること、および第2の電力モードを使用してCSI-RS1410を測定することが可能である。アクティブ化メッセージ1402は、示されている電力モードに対応するCSIを報告するようにWTRUに要求または命令することが可能である。したがって、CSI-RS1406を測定した後に、WTRUは、CSIレポート1408を送り、CSI-RS1410を測定した後に、WTRUは、CSI報告をトリガーするために必要とされるいかなるさらなるシグナリングも伴わずに、CSIレポート1412を送る。
WTRUが実行する測定は、CSIに限定されないことが可能である。たとえば、WTRUは、RSRPまたは別の量を測定することが可能である。WTRUは、CSI-RSまたはいくつかのその他の参照信号を使用して測定を実行することが可能である。たとえば、WTRUは、SS-PBCHブロックを使用して測定を実行することが可能である。それぞれのSS/PBCHブロックは、特定の電力モードに関連付けられ得る。WTRUは、関連付けられている電力モードで動作している間に、SS/PBCHブロックの測定を実行することが可能である。WTRU測定値は、カバレッジレベルを含み得る。
電力モードは、WTRUが受信することが可能であるデータストリームの最大数を決定することが可能である。オンにされることもしくは使用されることが可能であるRFチェーンの最大数もしくは最小数または使用されることが可能である電力モードがWTRUに示されることが可能である。その表示は、詳細に上述されているように、明示的な表示または黙示的な表示に基づくことが可能である。その表示は、PDCCHにおいて、MAC CEにおいて、または上位レイヤーからの構成メッセージにおいてDCIフォーマットで搬送されることが可能である。WTRUは、たとえば、表示に応答して、もしくは表示に基づいて、または表示を受信したことに基づいて、示されている数のRFチェーンまたは電力モードで動作することが可能である。
態様においては、電力モード決定のためにタイマーが使用されることが可能である。WTRUは、たとえば、後続の表示を介して、またはタイマーの満了に基づいて、電力モードが修正または非アクティブ化されるまで、その電力モードで動作することが可能である。後続の表示は、前の表示を上書きすることまたはそれに取って代わることが可能である。WTRUは、たとえば、後続の表示を介して、またはタイマーの満了に基づいて、別の電力モードがアクティブ化されるまで、その電力モードで動作することが可能である。後続の表示は、前の表示を上書きすることまたはそれに取って代わることが可能である。
タイマーは、電力モードが構成、アクティブ化、または使用されるときに、たとえばgNBによって、構成されること、および/またはWTRUによって使用されることが可能である。タイマーは、電力モードのサブセットのために使用されることが可能である。たとえば、タイマーは、通常電力モード以外の電力モードのために使用されることが可能である。通常電力モードは、フォールバック電力モードとみなされることが可能である。タイマーが満了したときに、WTRUは、通常電力モードへ切り替えることが可能である。
タイマーは、最大ランクまたは電力モードがWTRUによって受信もしくは決定されたときに、および/またはgNBによって示されたもしくは構成されたときに、WTRUによって始動または再始動されることが可能である。タイマー値は、最大ランクもしくは電力モードが示されたときに、および/またはタイマーが始動もしくは再始動されたときに示されることまたは決定されることが可能である。その表示は、タイマー値を含むことまたは識別することが可能である。あるいは、タイマー値は、最大ランクまたは電力モードに関連付けられ得る。最大ランクまたは電力モードの表示は、関連付けに基づいてタイマー値を黙示的に示すことが可能である。最大ランクまたは電力モードを使用する場合には、WTRUは、その最大ランクまたは電力モードに関連付けられているタイマー値を使用することが可能である。
タイマーが満了したときに、WTRUは、タイマーに関連付けられ得る最大ランク制約または電力モードを使用するのを停止することが可能である。WTRUは、構成されることまたはその他の形で知られることが可能である異なる最大ランクまたは電力モードを使用することが可能である。WTRUは、タイマーが稼働しているかまたは始動されていないときにランクの第1のセットを使用し、タイマーが満了するかまたは稼働していないときにランクの第2のセットを使用することが可能である。ランクの第1のセットにおける最大ランクは、ランクの第2のセットにおける最大ランクよりも低いことが可能である。タイマーが満了したときに、WTRUは、デフォルトの、フォールバックの、所定の、またはその他の動作モード、たとえば通常電力モードを使用すること、再開すること、またはそれに切り替えることが可能である。
図15は、タイマーを伴う例示的な最大ランク制限の信号図1500である。図15において示されている例においては、gNBなどの基地局が、最大ランクを含むメッセージ1502を提供する。メッセージ1502の後のトリガーオフセット1504で、基地局は、最大ランク制約を使用することを開始することが可能であり(1506)、WTRUは、タイマーを設定することが可能である。タイマーが満了したときに(1508)、最大ランク制約は終了することが可能である(1510)。
その他の態様においては、WTRUは、第1の最大ランクまたは電力モードを含むかまたは識別する第1の表示またはメッセージを受信することが可能である。WTRUは、たとえば第1の表示またはメッセージを受信した後に、第1の最大ランクまたは電力モードで動作することが可能である。WTRUは、第2の最大ランクまたは電力モードを含むかまたは識別する第2の表示またはメッセージを受信することが可能である。第2の表示またはメッセージは、第1の表示またはメッセージを上書きすることまたはそれに取って代わることが可能である。第2の最大ランクまたは電力モードは、第1の最大ランクまたは電力モードを上書きすることまたはそれに取って代わることが可能である。WTRUは、たとえば第2の表示またはメッセージを受信した後に、第2の最大ランクまたは電力モードで動作することが可能である。
その他の態様においては、WTRUは、リソース割り当てのためにPDCCHにおいてDCIを受信することが可能であり、DCIにおけるランク情報は、以前に送られた、構成された、または受信された最大ランクよりも高いことが可能である。以前に送られた、構成された、または受信された最大ランクよりも高いランクをWTRUが受信した場合には、WTRUは、既存の最大ランク制約が無効にされていると想定して、デフォルトモードを開始または再開することが可能である。このデフォルトモードは、たとえば、通常電力モード、アクティブ化されているすべてのRFチェーンを伴うモード、および/またはWTRU能力もしくはWTRUハードウェアによって許容される可能な最大値に設定されている最大ランクを伴うモードであり得る。制約および制限は、本明細書においては言い換え可能に使用されることが可能である。態様においては、DM-RS構成およびRSの電力レベルのうちの1つが、最大ランクに基づいて決定されることが可能である。
BWPが、最大ランクに基づいて決定されることが可能である。構成されている少なくとも1つのBWPがあることが可能であり、それぞれのBWPは、最大ランク、RFチェーンの最大数、電力モード、および/または、WTRU電力消費に関連した別のパラメータのうちの少なくとも1つに関連付けられ得る。BWPがアクティブ化された場合には、WTRUは、関連付けられているパラメータのうちの1つ、複数、またはすべてが、BWP内の送信および/または受信の持続時間にわたって有効であると想定することが可能である。この想定は、たとえばDCI、MAC、または上位レイヤシグナリングを介して、たとえばgNBによって、上書きまたは再構成されるパラメータには当てはまらないことがある。パラメータが新たな値で上書きまたは再構成された場合には、WTRUは、その新たな値を使用することが可能である。
CORSET構成が、最大ランクに基づいて決定されることが可能である。少なくとも1つのCORESET構成があることが可能であり、それぞれの構成は、最大ランク、RFチェーンの最大数、電力モード、および/または、WTRU電力消費に関連した別のパラメータのうちの少なくとも1つに関連付けられ得る。CORSETが構成されている場合には、WTRUは、関連付けられているパラメータのうちの1つ、複数、またはすべてが、送信の持続時間にわたって、またはCORESETをモニタおよび/または受信しているときに有効であると想定することが可能である。この想定は、たとえばDCI、MAC、または上位レイヤシグナリングを介して、gNBによってなどで、上書きまたは再構成されるパラメータには当てはまらないことがある。パラメータが新たな値で上書きまたは再構成された場合には、WTRUは、その新たな値を使用することが可能である。
CORESET内には、WTRUがPDCCHをモニタする複数の探索空間があり得る。それぞれの探索空間は、WTRU電力消費に関連した1つまたは複数のパラメータなど、本明細書において説明される1つまたは複数のパラメータに関連付けられ得る。探索空間をモニタするときに、または探索空間においてPDCCHをモニタもしくは受信するときに、WTRUは、WTRU電力消費に関連していることが可能である1つまたは複数の関連付けられているパラメータを使用することが可能である。
WTRUは、電力節約の1つまたは複数のレベルを伴って構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、ディープスリープモード(たとえば、第1の電力モード)および/またはパーシャルスリープ節電モード(たとえば、第2の電力モード)を伴って構成されることが可能である。ディープスリープ節電モードにおいては、1つまたは複数のRFチェーン全体がオフにされることが可能である。パーシャルスリープモードにおいては、1つまたは複数のRFチェーン内の特定の機能がシャットダウンされることが可能である。たとえば、より長いウォームアップ時間を必要とするかまたは使用する可能性があるRF機能は、パーシャルスリープモードにおいてはオンのままであり得る。
C-DRXオペレーション中に、WTRUは、DRX ONピリオドにわたって、自分の利用可能な受信アンテナ(NRX)のうちのすべてを使用して無線リンクモニタリング(RLM)を実行することが可能である。WTRUは、無線リンク測定値に依存して、リンク品質に従ってRX RFチェーンの規模を適合させることが可能である。本明細書においては、RFチェーンは、実際のRF信号チェーン、または実際のRFチェーンのいくつかの特定の機能、またはアンテナサブシステムの全体もしくは何らかの部分を指すことが可能である。
態様においては、C-DRXモードにおけるWTRUは、無線リンクモニタリングのための受信アンテナの最小の許容される数(NRLM_min)を伴って構成されることが可能であり、この場合、NRX≧NRLM_min≧1である。受信アンテナの最小の許容される数(NRLM_min)は、トラフィックタイプ、信頼性、またはダウンリンク送信ランクなどの1つまたは複数の基準に基づいて定義されることが可能である。態様においては、測定されたダウンリンク無線リンク品質が、時間の指定されたピリオド(Tin_Ant)にわたってしきい値(Qin_Ant_K)よりも大きい場合には、次のうちの1つまたは複数が当てはまることが可能である。WTRUは、アクティブなRx RF機能、チェーン、および/もしくはRxアンテナの数をNRXからKへ減らすことが可能である(この場合、K≧NRLM_minである)、またはWTRUは、自分の電力モードを高電力モードから低電力モードに変更することが可能である。態様においては、その電力モードは、低電力モードよりも多くの電力/エネルギーを消費することがある。
図16は、RLM測定に基づいて減少するRx RFチェーンの数の例を示すグラフ1600である。図16において示されている例においては、RLM測定値がしきい値Qin_Ant_Kを超えた場合には、Rx RFチェーンの数は低減される。図16において示されているように、アンテナの数を低減することによって、RLM測定値は、Qin_Ant_Kレベルを超えるのをやめている。しかしながら、それは、同期を維持するための必要とされるQoutしきい値を依然として上回ったままである。
Qin_Ant_Kしきい値は、QinまたはQoutからの相対オフセットとして定義されることが可能であり、この場合、QinおよびQoutは、それぞれ同期しきい値および非同期しきい値である。例においては、Qin_Ant_Kは、Qin_Ant_K=Qin+ΔQ、または代替としてQin_Ant_K=Qout-ΔQとして定義されることが可能である。WTRUは、相対オフセットΔQが、トラフィックタイプ、信頼性、またはダウンリンク送信ランクなどの1つまたは複数の基準に基づいて定義されると予想することが可能である。たとえば、信頼性の高い送信を扱うURLLC WTRUは、より長いバッテリー寿命を有すると予想されるmMTC WTRUよりも大きいQin_Ant_K値を選択することまたはそれを伴って構成されることが可能である。
態様においては、測定ダウンリンク無線リンク品質が、時間の指定されたピリオド(Tout_Ant)にわたってしきい値(Qout_Ant_K)を下回った場合には、WTRUは、アクティブなRx RF機能、チェーン、および/またはRxアンテナの数をNRXのデフォルトの規模へ再び増やすことが可能である。
図17は、RLM測定に基づいて増大するRx RFチェーンの数を示すグラフ1700である。図17において示されている例においては、RLM測定が下向きの変化を示しているので、アクティブなRFチェーンの数は、デフォルトの規模NRXへ戻される。図17において示されているように、RLM測定は向上している。態様においては、Tout_Antは、RFコンポーネントのためのパワーアップ時間を調整するためにTint_Antよりも短く選択されることが可能である。いくつかの態様においては、タイマーTin_AntおよびTout_Antは、RLM測定のために使用されるT310タイマーの満了または始動とともにリセットされることが可能である。
態様においては、WTRUは、WTRUによって使用されるRx RFチェーンの数における変化をgNBに示すことが可能である。その表示に続いて、WTRUは、PDCCHアグリゲーションレベルにおける変化を予想することが可能である。PDCCHアグリゲーションにおける変化は、確定的または不確定である可能性がある。WTRUは、PDCCHアグリゲーションレベルにおける変化がn+kスロットにおいて有効であると予想することが可能であり、その場合、nおよびkは、それぞれ現在のスロットおよびオフセットのインデックスである。PDCCHアグリゲーションにおいて確定的な変化がある態様においては、WTRUは、1つまたは2つの特定のさらに大きなアグリゲーションレベルを使用してPDCCHデコーディングを試みることが可能である。たとえば、WTRUは、自分のPDCCHデコーディングのために、最も高い利用可能なアグリゲーションレベルのうちの1つまたは2つを予想することのみが可能である。あるいは、PDCCHにおいて不確定な変化がある態様においては、WTRUは、PDCCHブラインドデコーディングのために、より大きなアグリゲーションレベルを優先することのみが可能である。
その他の態様においては、WTRUは、Rx RFチェーンの数における変化の可能性をgNBに示すことが可能である。その表示に続いて、WTRUは、変化を続行するための表示を提供されることが可能である。WTRUが変化または自分の提案された変化の確認を受信しない場合には、WTRUは、自分の現在のRx RF構成を保持することが可能である。
WTRUが変化を続行することを可能にされるという条件で、それは、PDCCHアグリゲーションレベルなど、PDCCHデコーディングに関連したさらなる情報を受信していると想定することもある。たとえば、WTRUは、アグリゲーションレベルにおける変化がないであろうという表示を提供されることが可能である。あるいは、WTRUは、自分のPDCCHデコーディングのためにさらに大きなアグリゲーションレベルを使用するための表示を提供されることが可能である。
その他の態様においては、電力モードは、1つまたは複数の測定パラメータまたは要件のセットに関連付けられ得る。たとえば、電力モードは、特定の測定のための下記の測定パラメータのうちの少なくとも1つに関連付けられ得る。測定報告ピリオド(たとえば、周期的な測定のための)、タイマー、カウンタ、測定レポートをいつトリガーするかを決定するために使用されることが可能である測定しきい値、精度要件、精度要件が満たされることが可能である持続時間、および/または、たとえば測定値を決定するために平均化を行うための、時間のピリオドにわたって作成する測定サンプルの最小数などの測定サンプリング要件。
第1の電力モードは、測定のための第1の測定パラメータまたは測定パラメータの第1のセットに関連付けられ得る。第2の電力モードは、測定のための第2の測定する測定パラメータまたは測定パラメータの第2のセットに関連付けられ得る。WTRUは、第1の電力モードで動作するときに第1の測定パラメータまたは測定パラメータの第1のセットを使用することが可能である。WTRUは、第2の電力モードで動作するときに測定パラメータまたは測定パラメータの第2のセットを使用することが可能である。第1の測定パラメータおよび第2の測定パラメータは、別々の値、ルール、または要件を有する同じパラメータであり得る。測定パラメータの第1および第2のセットは、パラメータタイプの同じセットを含むことが可能であり、この場合、第1のセットにおける少なくとも1つのパラメータタイプは、第2のセットにおける同じパラメータタイプとは異なる値、ルール、または要件を有することが可能である。
例えば、スリープなし、完全なスリープ、通常もしくは普通のスリープ、ディープスリープ、またはパーシャルスリープなど、スリープまたはパワーセービングスモードの複数のレベル(たとえば、レベル1、レベル2、レベル3)があり得る。電力モードは、スリープのレベルに対応し得る。
第2の電力モードに関する測定パラメータは、特定の測定のための第1の電力に関する測定パラメータよりも緩和されていることまたは厳しくないことが可能である。たとえば、測定に関して精度要件が満たされることが可能である持続時間は、第1の電力モードよりも第2の電力モードに関しての方が長くなることが可能である。
電力モードに関する1つまたは複数の測定パラメータは、仕様によって設定されることが可能である。電力モードに関する1つまたは複数の測定パラメータは、構成されることが可能である。電力モードに関する1つまたは複数の測定パラメータは、電力モードの関数であり得る。WTRUは、WTRUが使用している可能性がある電力モードに基づいて測定のための測定パラメータを決定することが可能である。WTRUは、決定された電力モードを使用して、またはそれに準拠して、測定を行うことおよび/または報告することが可能である。
測定値は、CQI、SINR、L1-RSRP、RSRP、RSRQ、またはパスロスのうちの少なくとも1つであり得る。測定値は、CSI-RS、ZP-CSI-RS、NZP CSI-RS、SSS、またはDM-RSなど、参照信号または同期信号のものであり得る。測定値は、SS/PBCHブロック測定値であり得る。
電力モードは、1つまたは複数のタイマー、カウンタ、測定パラメータ、ならびに/または、同期および/もしくは非同期の決定に関連し得るしきい値に関連付けられ得る。WTRUは、1つまたは複数のタイマー、カウンタ、測定パラメータ、ならびに/または、同期および/もしくは非同期の決定に関連し得るしきい値を使用して、WTRUが使用している可能性がある電力モードに基づいて同期および/または非同期の決定を行うことが可能である。
その他の態様においては、電力制御のための電力モードの使用に加えて、またはその代替として、電力効率のよいトラッキングが使用されることが可能である。いくつかの態様においては、WTRUは、DRX ON持続時間タイムインターバルとともに、gNBなどの基地局によって送信される再同期信号(RSS)を処理することが可能である。RSSは、AFC、時刻同期、ビーム管理、またはCSI測定のうちの少なくとも1つの目的のために使用されることが可能である。
いくつかの態様においては、RSSは、識別された時間ウィンドウにおいてgNBによって送信されてWTRUによって処理される。RSS受信時間ウィンドウは、構成によって、または処理ルールの適用によってのいずれかで、WTRUに関するDRXオン持続時間にリンクされることが可能である。たとえば、RSS受信時間ウィンドウは、DRXオン持続時間ウィンドウの第1のタイムスロットの始まりの前にN1 OFDMシンボルを開始するように設定されることが可能であり、前にN2 OFDMシンボルを終了するように設定される。あるいは、RSS受信時間ウィンドウは、デバイスに関するDRXオン持続時間のN1タイムスロットだけ前に開始し、N2タイムスロットだけ前に終了する。態様においては、N2は零に設定されることが可能である。あるいは、RSS受信ウィンドウは、DRX ON持続時間の最初の1つまたは複数のタイムスロットに合わせて構成されること、またはそれらのタイムスロットに適用されることが可能である。RSSがRSS受信時間ウィンドウの全体を占めることは必要ではないことがある。RSSは、タイムインターバル[N1,N2]の全体にわたって存在していることが可能であり、またはそれは、このタイムインターバル中にのみ開始することが可能である。RSSは、構成または適用されたRSS受信時間ウィンドウによって提供されるよりも短い送信用時間を必要とすることが可能である。WTRUによって使用するためのRSS受信時間ウィンドウの構成は、構成されたDRXパラメータにリンクされることが可能である。RSS受信時間ウィンドウは、DRXカウンタおよび/またはタイマーが構成されている場合には、より大きな最小サイズを有することが可能である。
その他の態様においては、RSSは、周波数リソースの識別されたセットにおいてgNBによって送信されてWTRUによって処理される。WTRUによって使用するためのRSS受信バンド幅ウィンドウは、構成によって、またはWTRUにおける処理ルールの適用によってのいずれかで知られることが可能である。
たとえば、RSS受信バンド幅ウィンドウは、WTRUが、入ってくるPDCCHをDRXオン持続時間ウィンドウ上で処理する現在のアクティブなDL BWPに対応するように設定されることが可能である。あるいは、それは、WTRUのアクティブなDL BWPにリンクされている周波数ドメインリソースの識別されたサブセットに対応し得る。あるいは、RSS受信バンド幅ウィンドウは、RRCを通じた構成によって決定される連続的なまたは非連続的な周波数リソースの決定されたサブセットに対応し得る。態様においては、WTRUに関して複数のRSS受信バンド幅ウィンドウが構成されることが可能である。
RSSが、上述されているように、識別された時間ウィンドウにおいてgNBによって送信されてWTRUによって処理される場合には、WTRUにおける粗い周波数/タイミングトラッキング機能が、最小のウェイクアップオーバーヘッドを被りつつ実装され得る。従来のNRテクノロジーとは異なり、WTRUは、たとえ次のDRXオン持続時間ピリオドが何十ミリ秒または何百ミリ秒も離れている可能性があっても、AFCの目的のために自分のRFおよびBBレシーバーチェーンのかなりの部分をウェイクアップして電源投入する必要はない。DRXオン持続時間ウィンドウの始まりの直前にまたは始まりと同時に一対のOFDMシンボルまたはタイムスロットを開始するようにスケジュールされているRSSを提供することによって、WTRUは、必要とされる場合にのみ、自分のRFおよびBB部分の電源をオンにすることが可能である。同様に、送信されたRSSを、アクティブなDL BWPにリンクされている周波数リソースにおいて処理することによって、WTRUは、アクティブなDL BWPと通常は一致しない1つまたは複数のSSBを受信して処理するための周波数再調整を回避することが可能である。WTRU受信バンド幅コスト電力を再調整することは、BWP切り替えのためのさらに長いレシーバーオン時間という点で不利益を招く。さらにRSSは、ビーム管理の目的のために採用されることも可能である。
その他の態様においては、再同期信号は、RSS受信時間および周波数ウィンドウにおいて、識別されたREのセットにおいてWTRUによって処理されることが可能である。態様においては、RSSは、CSI-RSリソースセットとして構成されているREの1つまたはセットとして送信されることが可能である。たとえば、RSSは、CSI-RSリソースセットとして構成されることが可能である。RSSは、CSi_RSリソースセットとして構成されることが可能であり、この場合、1つまたは複数のタイムスロットの構成可能な送信インターバルにわたる4つごとのOFDMシンボルが、3つのRSSサブキャリアを搬送するあらゆるRSS搬送OFDMシンボルとともに使用されることが可能である。CSI-RSリソースセットとして構成されている場合には、構成されているCSI-RSリソースのタイプ(零電力または非零電力)に応じて、DCIにおける動的シグナリングが、RSSリソースの周辺のその他のデバイスへのPDSCH送信のレートを一致させるために使用されることが可能である。同様に、CSI-RSのために使用されている既存の構成メッセージが、RSS構成を示すために再利用されることが可能である。
その他の態様においては、複数のRBを、かつ複数のOFDMシンボルのうちの1つまたは複数を、必ずしも連続的ではなく占めている連続した周波数バンド幅にわたってRSSが送信されることが可能である。たとえば、PSSと同様のOFDMを介して、ただし別個のmシーケンスジェネレータを使用して、12個のRBを占めている長さ127のmシーケンスとしてRSSが送信されることが可能である。これらのRSS搬送シンボルが繰り返されることが可能であり、またはシンボルのセットが使用されることが可能である。そのような態様においては、既存の実装は、RSS機能を実現するためにデバイスにおいて大幅に再利用されることが可能である。さらに、REレベルで定義されているCSI-REリソースセットの形態でRSSを使用することによって、既存のR15NRシグナリングが、RSSの周辺のその他のデバイスのPDSCHのレートを一致させるために使用されることがあり、これは、デコーディングの劣化およびスケジューリングの制限を回避することがある。
その他の態様においては、gNBによって構成された、またはWTRUによって決定された識別子を使用してRSSシーケンスが生成されることが可能である。たとえば、WTRUによって使用されているC-RNTIにリンクされた、またはそれと同一の識別子が、RSSエンコーディングシーケンスを決定するために使用されることが可能である。これは、RSSシーケンス要素の生成、またはRSSシーケンスを第2のシーケンスでスクランブルすることなどのオペレーションを含み得る。シンボルまたはタイムスロット番号などの受信時刻パラメータが、RSSシーケンスを導出するために使用されることが可能である。明示的に選び出された値が、RSSシーケンスを決定するために使用されることが可能である。そのような態様においては、干渉がランダム化されることが可能であり、RSSの受信品質が改善されることが可能である。
構成されたRSS発生の存在下で動作するときのWTRUレシーバー処理のいくつかの態様においては、WTRUは、DRX ON持続時間を決定すること、RSSの受信のための処理インターバルを決定すること、識別された時間および周波数リソースのセットにおけるRSSの受信のために自分のレシーバーを構成すること、RSSの有無を決定すること、オシレータおよび/またはタイミング補正値を決定すること、ならびに次いでその補正値を適用してPDCCH受信へ進むことが可能である。これらのステップのいずれかは、いくつかのさらなる既知の中間ステップ、たとえば、受信されたCORESETのPDCCH候補を処理している間に発生するチャネル推定を意味することが可能である。
いくつかの態様においては、WTRUによるRSSの使用は、条件が満たされているときに適用可能であると決定されることが可能である。たとえば、アクティブ時間にある間にまたはDRX ON持続時間中にデータまたは制御または適切なRSまたはSSBがWTRUによって受信された最後のとき以降にタイマーまたはカウンタ値が満了した場合には、DRX ON持続時間にわたってRSSが存在していてWTRUレシーバー処理の一部である可能性がある。タイマーの持続時間は、事前に定義されること、または上位レイヤーによって構成されることが可能である。この方法においては、WTRUが粗いAFCのためにウェイクアップしないことによってもたらされる時間の最大量および最大オシレータドリフトは、何らかの許容可能な値を超えないように制御されることが可能である。WTRUのDRX ON持続時間またはアクティブ時間について知っているgNBは、最後のデータ/制御受信以降のカウンタまたはタイマーが所与の値を超えた場合には、RSSをWTRUへ送信することが可能である。それは、所与の値を下回った場合には、RSSを送信しないことが可能である。これは、ネットワークの観点からオーバーヘッドを最小化することが可能である。
別の例においては、WTRUは、信号レベル受信しきい値に基づいて、DRX ON持続時間にリンクされているRSSに対する必要性またはそのRSSの存在を決定することが可能である。たとえば、WTRUが経験したDLパスロスが、しきい値(これは、オフセット値を含み得る)を超えている場合には、RSSが存在していてWTRUレシーバー処理の一部である可能性がある。eNBは、信号しきい値を構成することが可能であり、その信号しきい値を上回ると、RSSが送信されることは不可能であり、その信号しきい値を下回ると、RSSが、決定されたDRX ON持続時間にリンクされる。
別の例においては、RSSは、それがアクティブ時間にないか、またはインアクティビティータイマー、ULもしくはDL再送信タイマー、およびDLもしくはUL HARQ RTTタイマーのうちの少なくとも1つなど、1つもしくは複数のDRXタイマーが稼働していないという条件でのみ存在していることが可能である。別の例においては、RSSは、アクティブなBWPが、構成されたBWPのサブセットの1つである場合にのみ存在しているように構成されることが可能である。
図18は、DRX ON持続時間タイムインターバルとともにRSSを処理することの例の信号図1800である。図18において示されている例においては、WTRUは、DRXサイクル1808のDRX ON持続時間1806にリンクされている識別された時間ウィンドウまたは周波数リソースのセットのうちの1つにおいてRSS1802を受信することが可能である。RSSは、ON持続時間1806の始まりの直前に、AFC、時刻同期、ビーム管理、および/またはCSI測定のために使用されることが可能である。WTRUは、ON持続時間1806中にPDCCHモニタリングオケージョン1804をモニタすることが可能である。WTRUは、DRXサイクル1824のON持続時間1820の直前のRSS受信ウィンドウ1822中にRSS1812を受信することも可能である。RSS非周期的NZP-CSI-RSリソースセット1826も、RSS受信ウィンドウ1822に関して詳細に示されている。デバイスは、PDCCHモニタリングオケージョン1814中にスケジュールされることが可能であり、タイマーが始動または再始動されることが可能である。タイマーは、満了することが可能であり(1816)、デバイスは、タイマーの満了に応答して、PDCCHオケージョンをモニタするのを停止することが可能である。
特徴および要素が特定の組合せで上述されているが、それぞれの特徴または要素は、単独で、またはその他の特徴および要素との任意の組合せで使用されることが可能であるということを当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。加えて、本明細書において説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサーによって実行するためにコンピュータ可読メディア内に組み込まれているコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装され得る。コンピュータ可読メディアの例は、電子信号(有線接続またはワイヤレス接続を介して送信される)およびコンピュータ可読ストレージメディアを含む。コンピュータ可読ストレージメディアの例は、読み取り専用メモリー(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび取り外し可能ディスクなどの磁気メディア、光磁気メディア、ならびにCD-ROMディスク、およびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光メディアを含むが、それらには限定されない。WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバーを実装するために、ソフトウェアに関連付けられているプロセッサーが使用されることが可能である。