JP2020507988A - ユーザ装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

基地局(BS)からZP CSI−RSリソース構成情報およびZP CSI−RSを受信する受信部を有するユーザ装置(UE)が開示される。前記ZP CSI−RSが周期的ZP CSI−RSまたはセミパーシステントZP CSI−RSとして送信される場合、前記ZP CSI−RSリソース構成情報は、前記周期的ZP CSI−RSまたは前記セミパーシステントZP CSI−RSの周期およびタイミングオフセットを示す。前記受信部は、前記周期および前記タイミングオフセットを使用して特定したZP CSI−RSリソースに基づいて、前記ZP CSI−RSを受信する。前記ZP CSI−RSが非周期的ZP CSI−RSとして送信される場合、前記受信部は、前記非周期的ZP CSI−RSをトリガするDCIを受信する。前記受信部は、前記DCIを使用して特定したZP CSI−RSリソースに基づいて、前記ZP CSI−RSを受信する。

Description

本発明は、一般に、ゼロパワー(zero−power(ZP))CSI参照信号(CSI−Reference Signal(RS))のリソース割り当てにおけるユーザ装置および無線通信方法に関する。
Release 13(Rel.13)LTE−Advanced(LTE−A)などの既存のLong Term Evolution(LTE)システムにおいて、CSI取得の精度を低下させるセル間干渉に対処するため、ゼロパワー(ZP)CSI−RSをサポートするCSI取得方式が導入された。ユーザ装置(UE)にZP CSI−RSリソースが設定されている場合、UEはレートマッチングがリソースエレメント(RE)に適用され、例えば、物理下り共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel(PDSCH))がZP CSI−RS用のREには多重されないと想定する。通常、ZP CSI−RSリソースは隣接セルのノンゼロパワー(non−zero power(NZP))CSI−RSリソースと整合するようにスケジュールされる。さらに、Rel.13 LTE規格は周期的CSI−RS送信のみをサポートする。ZP CSI−RSリソースは干渉測定リソース(interference measurement resource(IMR))としても使用される。例えば、UEはZP CSI−RSリソース要素(RE)を使用してすべての干渉電力を測定できる。この場合、所望の信号はミュートされる。
一方で、New Radio(NR)(第5世代(5G))システムでは、周期的/非周期的/セミパーシステントCSI−RS送信などの、NZP CSI−RSのさらなる柔軟性がサポートされている。その結果、CSI−RSが隣接セルに送信されるかどうかが動的に変更される。NZP CSI−RSの効率的なリソース利用を実現するためには、ZP CSI−RSリソースにも、さらなる柔軟性が要求される。
さらに、既存のLTEシステムの従来のリソース構成では、ZP CSI−RSリソースは4ポートCSI−RSのREを使用する。したがって、NRシステムが従来のリソース構成を適用する場合、ZP CSI−RSリソースのスケジューリングが制限されるおそれがある。
3GPP TS 36.211 V14.1.0 3GPP TS 36.213 V14.1.0
本発明の1つ以上の実施形態は、基地局(base station(BS))からゼロパワー(ZP)チャネル状態情報参照信号(Channel State Information−Reference Signal(CSI−RS))リソース構成情報およびZP CSI−RSを受信する受信機を含む、無線通信システムにおけるユーザ装置に関する。ZP CSI−RSは、周期的ZP CSI−RS、セミパーシステントZP CSI−RSまたは非周期的ZP CSI−RSとして送信される。ZP CSI−RSが周期的ZP CSI−RSまたはセミパーシステントZP CSI−RSとして送信される場合、ZP CSI−RSリソース構成情報は、周期的ZP CSI−RSまたはセミパーシステントZP CSI−RSの周期およびタイミングオフセットを示す。受信機は、周期およびタイミングオフセットを使用して特定したZP CSI−RSリソースに基づいて、ZP CSI−RSを受信する。
本発明の1つ以上の実施形態は、基地局(BS)から干渉測定リソース(IMR)構成情報およびIMRを受信する受信機を含む、無線通信システムにおけるユーザ装置に関する。ZP CSI−RSは周期的IMR、セミパーシステントIMRまたは非周期的IMRとして送信される。IMRが周期的IMRまたはセミパーシステントIMRとして送信される場合、IMRリソース構成情報は、周期的IMRまたはセミパーシステントIMRの周期およびタイミングオフセットを示す。受信機は、周期およびタイミングオフセットを使用して特定したIMRリソースに基づいて、IMRを受信する。
本発明の1つ以上の実施形態は、BSからUEへ、ZP CSI−RSリソース構成情報を送信することを含む、無線通信システムにおけるCSIを取得する方法に関する。
本発明の1つ以上の実施形態によれば、ZP CSI−RSリソースのスケジューリングの柔軟性の向上を実現できる。
本発明の1つ以上の実施形態による、無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、リソースブロック(RB)におけるCSI−RSアンテナポートに割り当てられるリソースエレメント(RE)を示す図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、通常のサイクリックプレフィックスのCSI−RS構成からREへのマッピングを示す図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、拡張サイクリックプレフィックスのCSI−RS構成からREへのマッピングを示す図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、操作例を示すシーケンス図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、ZP CSI−RSリソース構成情報の例を示す図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、ZP CSI−RSリソースの例を示す図である。 本発明の1つ以上の実施形態の別の例による、操作例を示すシーケンス図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、IMR構成情報の例を示す図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、BSの概略構成を示す図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、UEの概略構成を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の実施形態では、本発明のより完全な理解を提供するために多数の具体的な詳細が説明される。しかし、これらの特定の詳細なしで本発明を実施できることは、当業者には明らかであろう。他の例では、本発明を曖昧にすることを避けるために、周知の特徴は詳細に説明されていない。
図1Aおよび1Bは、本発明の1つ以上の実施形態による、無線通信システム1を示す図である。無線通信システム1は、ユーザ装置(UE)10と、基地局(BS)20Aおよび20Bと、を含む。無線通信システム1はNew Radio(NR)システムであってもよい。無線通信システム1は、本明細書で開示される特定の構成に限定されず、LTE/LTE−Advanced(LTE−A)システムなどの任意のタイプの無線通信システムであってもよい。
BS20は、UE10とBS20のセル内で上りリンク(UL)信号および下りリンク(DL)信号を通信してもよい。DL信号およびUL信号は、制御情報およびユーザデータを含み得る。BS20は、gNodeB(gNB)であってもよい。
BS20は、アンテナ、隣接BS20と通信する通信インターフェース(例えば、X2インターフェース)、コアネットワークと通信する通信インターフェース(例えば、S1インターフェース)、および、UE10との送受信信号を処理するプロセッサまたは回路などのCPU(中央処理装置)を含む。BS20の動作は、プロセッサがメモリに格納されたデータおよびプログラムを処理または実行することにより実装され得る。しかし、BS20は、上述のハードウェア構成に限定されず、当業者によって理解されるように、他の適切なハードウェア構成によって実現されてもよい。多数のBS20が、無線通信システム1のより広いサービスエリアをカバーするように配置され得る。
UE10はBS20とMIMO技術を使用して制御情報およびユーザデータを含むDL信号およびUL信号を通信してもよい。UE10は、移動局、スマートフォン、携帯電話、タブレット、モバイルルーター、またはウェアラブルデバイスなどの無線通信機能を有する情報処理装置であってもよい。
UE10は、プロセッサなどのCPU、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリおよびBS20とUE10との間で無線信号を送受信するための無線通信装置を含む。例えば、後述するUE10の動作は、メモリに格納されたデータおよびプログラムを、処理または実行するCPUによって実現されてもよい。しかし、UE10は、上述したハードウェア構成に限定されるものではなく、例えば、以下に説明する処理を実現するための回路で構成されてもよい。
本発明の1つ以上の実施形態において、無線通信システム1は、高精度のチャネル状態情報(Channel State Information(CSI))推定のためにゼロパワー(ZP)CSI−RSを使用するCSI取得方式をサポートする。ZP CSI−RSとして指定されたリソースエレメント(RE)はミュートされてもよい。これにより、ミュートされたREのCSI推定の精度を向上させることができる。例えば、ノンゼロパワー(NZP)CSI−RSはサービングセルから送信され、いずれの信号/チャネルも隣接セルから送信されなくてもよい(ZP CSI−RSは隣接セルに適用され得る)。図1Aに示すように、BS20A(サービングセル)は、NZP CSI−RSを送信してもよい。BS20B(隣接セル)は、ZP CSI−RS(ミューティング)を送信してもよい。次に、UE10は、BS20A(サービングセル)に、NZP CSI−RSに応答してCSIフィードバックを送信してもよい。
本発明の1つ以上の実施形態において、無線通信システム1は、柔軟な干渉測定のためにZP CSI−RSを使用する干渉測定をサポートする。ZP CSI−RSとして指定されたREはミュートされてもよい。これにより、ミュートされたREの干渉測定の柔軟性を向上させることができる。例えば、いずれの信号/チャネルもサービングセルから送信されなくてもよく、いずれの信号/チャネルが隣接セルから送信されてもよい(ZP CSI−RSはサービングセルに適用され得る)。図1Bに示すように、BS20AはZP CSI−RSを多重化して送信してもよい。BS20B(隣接セル)は、DLデータ信号を送信してもよい。次に、UE10は、BS20A(サービングセル)にCSIフィードバックを送信してもよい(あるいは、サービングセルからのZP CSI−RSと隣接セルからのDLデータ信号は互いに干渉する)。ここで、ZP CSI−RSの使用法は、セル間干渉の測定に限定されず、他のいくつかの測定、例えば、マルチユーザ(MU)−MIMOのユーザ間干渉測定に適用できる。さらに、ZP CSI−RSは下りリンク信号の測定だけでなく、上りリンク信号またはサイドリンク信号の測定にも使用される。
次に、本発明の1つ以上の実施形態によるCSI−RSリソースについて、図2、3Aおよび3Bを参照し、以下で説明する。
図2は、本発明の1つ以上の実施形態による通常のサイクリックプレフィックスおよび拡張サイクリックプレフィックスのリソースブロック(RB)における、CSI−RSアンテナポートに割り当てられたREを示す図である。図2に示すように、1つの軸は直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM))シンボルを示し、他の軸はサブキャリアを示す。各ブロックはRBのREに対応し、AP数を有するハッチングされたREは、CSI−RS APに割り当てられる。さらに、図2に示すように、BSが2つのCSI−RS APを示す場合、2つのREがCSI−RS APに割り当てられる。さらに、BSが4つのCSI−RS APを示す場合、4つのREがCSI−RS APに割り当てられ、BSが8つのCSI−RS APを示す場合、8つのREがCSI−RS APに割り当てられる。さらに、既存のLTE規格(例えば、Rel.13 LTE)における従来のZP CSI−RSリソースは、4ポートCSI−RSにマッピングされたREを使用し、通知される。つまり、従来のZP CSI−RSリソースは、4つのRE単位でのみ示すことができる。
図3Aおよび3Bは、本発明の1つ以上の実施形態による、通常のサイクリックプレフィックスおよび拡張サイクリックプレフィックスそれぞれのCSI−RS構成からREへのマッピングを示す。図3Aおよび3Bに示すテーブル(CSI−RS構成)は、RB内のREへのCSI−RSのマッピングをUEに報告するために使用される。図3Aおよび3Bにおけるテーブル(CSI−RS構成)は、3GPP TS 36.211のテーブル6.10.5.2−1および6.10.5.2−1のそれぞれで定義される。
例えば、図2に示すように通常のサイクリックプレフィックスに対し、2つのCSI−RSをマッピングする場合、CSI−RS APに割り当てられた20ペアのREが示される。図3Aは、CSI−RS構成(マッピング情報)のインデックス0−19を含む、フレーム構造タイプ1および2に対応するテーブルを示す。BSはUEに、図2のCSI−RS APに割り当てられた20ペアのREのうちのどれが使用されるかを報告するために、図3AのCSI−RS構成のインデックス0−19の1つを送信する。
上記のように、Rel.13 LTEにおける従来のZP CSI−RSリソースは、4ポートCSI−RSのREマッピングのみをサポートする。一方、本発明の1つ以上の実施形態によるZP CSI−RSリソースは、柔軟で構成可能なZP CSI−RSリソースであってもよい。すなわち、本発明の1つ以上の実施形態によるZP CSI−RSリソースは、4ポートCSI−RSのREマッピングに限定されなくてもよい。
図4は、本発明の1つ以上の実施形態による操作例を示すシーケンス図である。
図4に示すように、ステップS11で、BS20はUE10に無線リソース制御(Radio Resource Control(RRC))シグナリングなどの上位レイヤシグナリングでZP CSI−RSリソース構成情報を送信してもよい。図5に示すように、ZP CSI−RSリソース構成情報は、リソースインデックス、AP数、多重化タイミング、多重化周波数位置、参照信号(Reference Signal(RS))タイプの少なくとも1つを含む。
図4に戻り、ステップS12で、BS20はUE10に周期的ZP CSI−RS、セミパーシステントZP CSI−RSまたは非周期的ZP CSI−RSを送信してもよい。
ステップS13で、UE10は受信したZP CSI−RSリソース構成情報を使用してZP CSI−RSリソースを想定(特定)してもよい。次に、ステップS14で、UE10は想定したZP CSI−RSリソースに基づいて、ZP CSI−RSを受信してもよい。
以下、ZP CSI−RSリソース構成情報について詳細に説明する。
(リソースインデックス)
リソースインデックスは、各ZP CSI−RSリソースを識別するインデックスである。
(AP数)
本発明の1つ以上の実施形態において、AP数は、ZP CSI−RSに使用されるAP数を示す。図5に示すように、AP数は、1、2、4、8、…であってもよい。したがって、本発明の1つ以上の実施形態によれば、ZP CSI−RSリソースは4ポートCSI−RSのREマッピングに限定されず、1/2/8ポートCSI−RS ZP CSI−RSのREマッピングであってもよい。したがって、UE10は、ZP CSI−RSのためのAP数で構成されてもよい。
(多重化タイミング)
本発明の1つ以上の実施形態によれば、ZP CSI−RSは、周期的ZP CSI−RS、セミパーシステントZP CSI−RSまたは非周期的ZP CSI−RSとして送信されてもよい。本発明の1つ以上の実施形態において、多重化タイミングは、“周期的”、“セミパーシステント”および“非周期的”などの時間領域の動作を示す。
ZP CSI−RSリソース構成情報の多重化タイミングは、周期的ZP CSI−RSまたはセミパーシステントZP CSI−RSのための周期およびタイミングオフセット(スロットオフセット)を特定する。
BS20は、UE10に、RRCシグナリングを使用して、周期的またはセミパーシステントZP CSI−RSのための周期およびタイミングオフセットを特定する多重化タイミングを含むZP CSI−RSリソース構成情報を送信してもよい。UEは、周期およびタイミングオフセットを使用して特定したZP CSI−RSリソースに基づいて、周期的またはセミパーシステントZP CSI−RSを受信する。
例えば、ZP CSI−RSリソースのアクティベーション/ディアクティベーションは、Media Access Control Control Element(MAC CE)および下り制御情報(Downlink Control Information(DCI))の少なくとも1つを用いてトリガされてもよい。
例えば、非周期的ZP CSI−RSが送信される場合、ZP CSI−RSリソースのオン/オフはMAC CEおよびDCIの少なくとも1つを用いてトリガされてもよい。UE10は、非周期的ZP CSI−RSをトリガするDCIを受信し、DCIを用いて特定したZP CSI−RSリソースに基づいて、非周期的ZP CSI−RSを受信する。
(多重化周波数位置)
ZP CSI−RSの多重化周波数帯域は、ZP CSI−RSが多重化される周波数帯域であってもよい。ZP CSI−RSの多重化周波数帯域は、ワイドバンド、サブバンドまたは部分帯域として通知されてもよい。本発明の1つ以上の実施形態によれば、ZP CSI−RSの多重化周波数帯域は、UE10に通知されてもよい。
ZP CSI−RSの周波数密度も設定できる。例えば、UE10は、密度を増加または減少させるように構成できる。
(RE多重化位置)
CSI−RS構成は、スロット(サブフレーム)内のZP CSI−RSに関連付けられたREの時間/周波数多重化位置を示す。時間/周波数多重化位置は、スロット内の時間/周波数多重化によりZP CSI−RSにマッピングされたREの位置であってもよい。したがって、ZP CSI−RSリソース構成情報は、スロット内のZP CSI−RSにマッピングされたリソース要素の時間周波数領域内の位置を示す。本発明の1つ以上の実施形態によれば、BS20はUE10に、ZP CSI−RSのCSI−RS構成を通知してもよい。
(RSタイプ)
図5に示すように、RSタイプでは、例えば、同期信号(Synchronization Signal(SS))、メジャメントRS/モビリティRS(MRS)、復調用参照信号(Demodulation−Reference Signal(DM−RS))およびCSI−RS以外のサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal(SRS))が指定されてもよい。ZP CSI−RSリソースは、SS、MRS、DM−RSおよびSRSに使用される構成で設定されてもよい。
例えば、SSがRSタイプで指定されている場合、SSに使用されるAP数、多重化タイミングおよび多重化周波数位置が、ZP CSI−RSリソースに指定および適用される(ZP SSリソース、ZP RSリソースまたはZPリソースと呼んでもよい)。
さらに、SRSのRE多重化位置がZPリソースに適用される場合、comb情報および周波数ホッピング情報は、UE10に通知されてもよい。
したがって、本発明の1つ以上の実施形態によれば、図6で示すように、ZPリソースにおいて、リソースインデックス“1”、“2”および“3”にそれぞれ対応するリソース1、2および3は、柔軟なパラメータを有し得る。
図6において、例えば、リソース1では、“4ポート”、“CSI−RS”、“周期的(10ミリ秒の周期および2ミリ秒のサブフレームオフセット)”および“ワイドバンド”は、AP数、RSタイプ、多重化タイミングおよび多重化周波数位置をそれぞれ示す。さらに、リソース1のZPリソースは、RRCシグナリングを用いて通知されてもよい。
図6において、例えば、リソース2では、“2ポート”、“CSI−RS”、“非周期的”および“サブバンド(インデックスx)”は、AP数、RSタイプ、多重化タイミングおよび多重化周波数位置をそれぞれ示す。さらに、リソース2のZPリソースは、可能な予備的RRC構成で動的にトリガされてもよい。
図6において、例えば、リソース3では、“DM−RS(0−3AP)”、“周期的”および“ワイドバンド”は、RSタイプ、多重化タイミングおよび多重化周波数位置をそれぞれ示す。DM−RSに使用されるAP数は、ZP CSI−RS用のAP数に適用されてもよい。さらに、リソース3のZPリソースは、RRCシグナリングを用いて通知されてもよい。
(NZP SS/RSリソースで構成されるZP CSI−RSリソース)
本発明の1つ以上の実施形態によれば、ZPリソースは、NZP CSI−RSリソース以外のNZP SS/RSリソースの構成情報で設定されてもよい。
(ZPリソースのグループ化)
本発明の1つ以上の実施形態によれば、複数のZPリソースは、グループ化されてもよい。例えば、ZPリソースのアクティベーション/ディアクティベーションおよびオン/オフは、各グループに動的にトリガされ得る。
さらに、本発明の1つ以上の実施形態によれば、レートマッチングがZPリソース上でPDSCHを多重化せずに実行されてもよい。さらに、本発明の1つ以上の実施形態によれば、ZPリソースのPDSCHは、レートマッチングおよびパンクチャされてもよい。レートマッチングおよびパンクチャの方法は、例えば、RRCシグナリングを用いて切り替えられてもよい。
したがって、本発明の1つ以上の実施形態によれば、ZPリソースのスケジューリングの柔軟性の向上が実現できる。
(別の例)
別の例として、上記の柔軟なZPリソース割り当ての方法を干渉測定リソース(Interference Measurement Resource(IMR))に適用してもよい。例えば、IMRは、リソースインデックス、AP数、多重化タイミング、多重化周波数位置、RE多重化位置およびRSタイプの少なくとも1つで構成され得る。つまり、IMR構成情報は、リソースインデックス、AP数、多重化タイミング、多重化周波数位置、RE多重化位置およびRSタイプの少なくとも1つを含む。例えば、IMRは、動的にトリガされ得る。
図7は、本発明の別の例の1つ以上の実施形態による、操作例を示すシーケンス図である。
図7に示すように、ステップS21でBS20は、UE10にRRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを介してIMR構成情報を送信してもよい。図8に示すように、IMR構成情報は、リソースインデックス、AP数、多重化タイミング、多重化周波数位置、RE多重化位置およびRSタイプの少なくとも1つを含む。
図7に戻り、ステップS22でBS20は、UE10に周期的IMR、セミパーシステントIMRまたは非周期的IMRを送信してもよい。
ステップS23で、UE10は、受信したIMRリソース構成情報を用いてIMRリソースを想定(特定)してもよい。次に、ステップS14でUE10は、想定したIMRリソースに基づいてIMRを受信してもよい。
例えば、BS20はUE10に、RRCシグナリングを用いてIMR構成情報を送信する。例えば、IMRが周期的IMRまたはセミパーシステントIMRとして送信される場合、IMR構成情報は、周期的IMRまたはセミパーシステントIMRの周期およびタイミングオフセットを指定する。
例えば、IMRがセミパーシステントIMRとして送信される場合、UE10は、セミパーシステントIMRのアクティベーション/ディアクティベーションをトリガするMAC CEおよびDCIの少なくとも1つを受信する。
例えば、IMRが非周期的IMRとして送信される場合、UE10は、非周期的IMRをトリガするDCIを受信する。UE10は、DCIを用いて特定したIMRリソースに基づいてIMRを受信する。
例えば、IMRリソース構成情報はIMRが多重化される周波数帯域を示す。周波数帯域は、ワイドバンド、サブバンドまたは部分帯域であってもよい。例えば、IMRリソース構成情報は、IMRの周波数密度を示す。例えば、IMRリソース構成情報は、スロット内のIMRがマッピングされるリソース要素の時間周波数領域の位置を示す。例えば、IMRリソース構成情報は、IMRの送信に使用されるBSのアンテナポート数を示す。
例えば、IMRのIMRリソースは、物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel(PDSCH))上で多重化されず、IMRリソースはレートマッチングされる。
(基地局の構成)
以下、図9を参照して、本発明の1つ以上の実施形態によるBS20について説明する。図9は、本発明の1つ以上の実施形態によるBS20の概略構成を示す図である。BS20は、複数のアンテナ(アンテナ要素グループ)201、アンプ部202、送受信部(送信部/受信部)203、ベースバンド信号処理部204、呼処理部205および伝送路インタフェース206を含んでもよい。
BS20からUE20へDLで送信されるユーザデータは、コアネットワーク30から伝送路インタフェース206を介してベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204では、信号は、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤの処理、ユーザデータの分割、結合および無線リンク制御(Radio Link Control(RLC))再送制御の伝送処理などのRLCレイヤの伝送処理、例えば、HARQ伝送処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(inverse fast Fourier transform(IFFT))処理およびプリコーディング処理を含む、Medium Access Control(MAC)再送制御が行われ、各送受信部203に転送される。DL制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化および逆高速フーリエ変換を含む伝送処理が行われ、各送受信部203に転送される。
ベースバンド信号処理部204は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリングおよびブロードキャストチャネル)によってセル内で通信するための制御情報(システム情報)を各UE10に通知する。セル内で通信するための情報には、例えば、ULまたはDLシステム帯域を含む。
各送受信部203では、アンテナ毎にプリコーディングされ、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号は、無線周波数帯域への周波数変換処理を受ける。アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅し、得られた信号がアンテナ201から送信される。
UE10からBS20にULで送信されるデータに関して、無線周波数信号は、各アンテナ201で受信され、アンプ部202で増幅され、周波数変換および送受信部203でベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204は、受信したベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理およびRLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理を行う。次に、得られた信号は、伝送路インタフェース206を介してコアネットワーク30に転送される。呼処理部205は、通信チャネルの設定および解放などの呼処理を行い、BS20の状態を管理し、無線リソースを管理する。
(ユーザ装置の構成)
以下、図10を参照して、本発明の1つ以上の実施形態によるUE10について説明する。図10は、本発明の1つ以上の実施形態による、UE10の概略構成である。UE10は、複数のUEアンテナ101、アンプ部102、送受信部(送信部/受信部)1031を含む回路103、制御部104およびアプリケーション部105を有する。
DLに関しては、UEアンテナ101で受信した無線周波数信号は、それぞれのアンプ部で増幅され、送受信部1031でベースバンド信号に周波数変換される。これらのベースバンド信号は、制御部104で、FFT処理、誤り訂正復号および再送制御などの受信処理が行われる。DLユーザデータは、アプリケーション部105に転送される。アプリケーション部105は、物理レイヤおよびMACレイヤよりも上位のレイヤに関する処理を実行する。下りリンクデータにおいて、ブロードキャスト情報も、アプリケーション部105に転送される。
一方で、ULユーザデータは、アプリケーション部105から制御部104に入力される。制御部104では、再送制御(Hybrid ARQ)伝送処理、チャネル符号化、復号、DFT処理およびIFFT処理などが実行され、得られた信号は各送受信部1031に転送される。送受信部1031では、制御部104から出力されたベースバンド信号は、無線周波数帯域に変換される。その後、周波数変換された無線周波数信号はアンプ部102で増幅された後、アンテナ101から送信される。
(別の例)
本発明の1つ以上の実施形態は、上りリンクおよび下りリンクのそれぞれに独立して用いられてもよい。本発明の1つ以上の実施形態は、上りリンクおよび下りリンクの両方に共通して用いられてもよい。
本開示は、NRに基づくチャネルおよびシグナリング方式の例を主に説明したが、本発明はそれに限定されない。本発明の1つ以上の実施形態は、LTE/LTE−Aおよび新しく定義されたチャネル、シグナリング方式などと同じ機能を有する別のチャネルおよびシグナリング方式に適用してもよい。
本開示は、RSに基づくチャネル推定およびCSIフィードバック方式の例を主に説明したが、本発明はそれに限定されない。本発明の1つ以上の実施形態は、CSI−RS、同期信号(synchronization signal(SS))、メジャメントRS(MRS)、モビリティRS(MRS)およびビームRS(BRS)などの、別の同期信号、参照信号および物理チャネルに適用してもよい。
本開示は、様々なシグナリング方法の例を主に説明したが、本発明の1つ以上の実施形態によるシグナリングは、明示的または暗示的に実行されてもよい。
本開示は、様々なシグナリング方法の例を主に説明したが、本発明の1つ以上の実施形態によるシグナリングは、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングおよび/または下りリンク制御情報(Downlink Control Information(DCI))、MAC制御要素(Control Element(CE))などの下位レイヤシグナリングであってもよい。さらに、本発明の1つ以上の実施形態によるシグナリングは、Master Information Block(MIB)および/またはSystem Information Block(SIB)を使用してもよい。例えば、RRC、DCI、MAC CEの少なくとも2つを本発明の1つ以上の実施形態によるシグナリングとして組み合わせて使用してもよい。
本開示は、ビームフォーミングされたRS(ビームを用いたRS送信)の例を説明したが、物理信号/チャネルがビームフォーミングされるかどうかは、UEに透過的であってもよい。ビームフォーミングされたRSおよびビームフォーミングされた信号は、それぞれRSおよび信号と呼ばれてもよい。さらに、ビームフォーミングされたRSは、RSリソースと呼ばれてもよい。さらに、ビーム選択は、リソース選択と呼ばれてもよい。さらに、ビームインデックスは、リソースインデックス(インジケータ)またはアンテナポートインデックスと呼ばれてもよい。
本発明の1つ以上の実施形態によるUEアンテナは、1次元アンテナ、平面アンテナおよび所定の3次元アンテナを含むUEに適用してもよい。
本発明の1つ以上の実施形態では、本開示におけるリソースブロック(RB)およびサブキャリアは、互いに置き換えられてもよい。サブフレーム、シンボルおよびスロットは、互いに置き換えられてもよい。
上記の例および変形例は、互いに組み合わせられてもよく、これらの例の様々な特徴は、様々な組み合わせで互いに組み合わせられる。本開示は、本明細書に開示される特定の組み合わせに限定されない。
本開示では、限られた数の実施形態のみについて説明したが、この開示の利益を有する当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく様々な他の実施形態が考案され得ることを理解するであろう。したがって、本開示の範囲は、特許請求の範囲の記載によってのみ限定されるべきである。

Claims (20)

  1. 無線基地局からゼロパワー(ZP)チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)リソース構成情報を受信する受信部と、
    前記ZP CSI−RSは、周期的ZP CSI−RS、セミパーシステントZP CSI−RSまたは非周期的ZP CSI−RSとして送信され、
    前記ZP CSI−RSが前記周期的ZP CSI−RSまたは前記セミパーシステントZP CSI−RSとして送信される場合、前記ZP CSI−RSリソース構成情報は、前記周期的ZP CSI−RSまたは前記セミパーシステントZP CSI−RSの周期およびタイミングオフセットを示し、
    前記受信部は、前記周期および前記タイミングオフセットを使用して特定したZP CSI−RSリソースに基づいて、前記ZP CSI−RSを受信することを特徴とする、無線通信システムにおけるユーザ装置(UE)。
  2. 前記ZP CSI−RSリソース構成情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリングで送信されることを特徴とする、請求項1に記載のUE。
  3. 前記受信部は、前記ZP CSI−RSがセミパーシステントZP CSI−RSとして送信される場合、Media Access Control Control Element(MAC CE)および前記セミパーシステントZP CSI−RSのアクティベーションとディアクティベーションをトリガする下り制御情報(DCI)の少なくとも1つを受信することを特徴とする、請求項1に記載のUE。
  4. 前記受信部は、前記ZP CSI−RSが非周期的ZP CSI−RSとして送信される場合、前記非周期的ZP CSI−RSをトリガするDCIを受信し、
    前記受信部は、前記DCIを使用して特定したZP CSI−RSリソースに基づいて、前記ZP CSI−RSを受信することを特徴とする、請求項1に記載のUE。
  5. 前記ZP CSI−RSリソース構成情報は、前記ZP CSI−RSが多重化されている周波数帯域を示し、
    前記周波数帯域は、ワイドバンド、サブバンドまたは部分帯域であることを特徴とする、請求項1に記載のUE。
  6. 前記ZP CSI−RSリソース構成情報は、前記ZP CSI−RSの周波数密度を示すことを特徴とする、請求項1に記載のUE。
  7. 前記ZP CSI−RSリソース構成情報は、スロット内の前記ZP CSI−RSにマッピングされるリソース要素の時間周波数領域内の位置を示すことを特徴とする、請求項1に記載のUE。
  8. 前記ZP CSI−RSリソース構成情報は、前記ZP CSI−RSの送信に使用される前記BSのアンテナポート数を示すことを特徴とする、請求項1に記載のUE。
  9. 前記ZP CSI−RSのZP CSI−RSリソースは、物理下り共有チャネル(PDSCH)上で多重せず、前記ZP CSI−RSリソースは、レートマッチングされることを特徴とする、請求項1に記載のUE。
  10. 無線基地局から干渉測定リソース(IMR)構成情報を受信する受信部と、
    前記IMRは、周期的IMR、セミパーシステントIMRまたは非周期的IMRとして送信され、
    前記IMRが前記周期的IMRまたは前記セミパーシステントIMRとして送信される場合、前記IMRリソース構成情報は、前記周期的IMRまたは前記セミパーシステントIMRの周期およびタイミングオフセットを示し、
    前記受信部は、前記周期および前記タイミングオフセットを使用して特定したIMRリソースに基づいて、前記IMRを受信することを特徴とする、無線通信システムにおけるユーザ装置(UE)。
  11. 前記IMRリソース構成情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリングで送信されることを特徴とする、請求項10に記載のUE。
  12. 前記受信部は、前記IMRがセミパーシステントIMRとして送信される場合、Media Access Control Control Element(MAC CE)および前記セミパーシステントIMRのアクティベーションとディアクティベーションをトリガする下り制御情報(DCI)の少なくとも1つを受信することを特徴とする、請求項10に記載のUE。
  13. 前記受信部は、前記IMRが非周期的IMRとして送信される場合、前記非周期的IMRをトリガするDCIを受信し、
    前記受信部は、前記DCIを使用して特定したIMRリソースに基づいて、前記IMRを受信することを特徴とする、請求項10に記載のUE。
  14. 前記IMRリソース構成情報は、前記IMRが多重化されている周波数帯域を示し、
    前記周波数帯域は、ワイドバンド、サブバンドまたは部分帯域であることを特徴とする、請求項10に記載のUE。
  15. 前記IMRリソース構成情報は、前記IMRの周波数密度を示すことを特徴とする、請求項10に記載のUE。
  16. 前記IMRリソース構成情報は、スロット内の前記IMRにマッピングされるリソース要素の時間周波数領域内の位置を示すことを特徴とする、請求項10に記載のUE。
  17. 前記IMRリソース構成情報は、前記IMRの送信に使用される前記BSのアンテナポート数を示すことを特徴とする、請求項10に記載のUE。
  18. 前記IMRのIMRリソースは、物理下り共有チャネル(PDSCH)上で多重せず、前記IMRリソースは、レートマッチングされることを特徴とする、請求項10に記載のUE。
  19. BSからUEに、ゼロパワー(ZP)チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)リソース構成情報を送信するステップと、
    前記UEで前記BSからZP CSI−RSを受信するステップと、
    前記ZP CSI−RSは、周期的ZP CSI−RS、セミパーシステントZP CSI−RSまたは非周期的ZP CSI−RSとして送信され、
    前記ZP CSI−RSが前記周期的ZP CSI−RSまたは前記セミパーシステントZP CSI−RSとして送信される場合、前記ZP CSI−RSリソース構成情報は、前記周期的ZP CSI−RSまたは前記セミパーシステントZP CSI−RSの周期およびタイミングオフセットを示し、
    前記周期および前記タイミングオフセットを使用して特定したZP CSI−RSリソースに基づいて、前記ZP CSI−RSを受信するステップと、
    を有することを特徴とする、無線通信方法。
  20. 前記BSから前記UEに、前記ZP CSI−RSが前記非周期的ZP CSI−RSとして送信される場合、前記非周期的ZP CSI−RSをトリガするDCIを送信するステップと、
    前記DCIを使用して特定したZP CSI−RSリソースに基づいて前記ZP CSI−RSを受信するステップと、
    をさらに有することを特徴とする、請求項19に記載の無線通信方法。
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