JP5513543B2 - 移動通信システム及び基地局装置 - Google Patents

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本発明は、次世代の移動通信システム及び基地局装置に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいては、周波数利用効率の向上、データレートの向上を目的として、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)やHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)を採用することにより、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)をベースとしたシステムの特徴を最大限に引き出すことが行われている。このUMTSネットワークについては、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が検討されている(非特許文献1)。
第3世代のシステムは、概して5MHzの固定帯域を用いて、下り回線で最大2Mbps程度の伝送レートを実現できる。一方、LTEのシステムでは、1.4MHz〜20MHzの可変帯域を用いて、下り回線で最大300Mbps及び上り回線で75Mbps程度の伝送レートを実現できる。また、UMTSネットワークにおいては、更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継のシステムも検討されている(例えば、LTEアドバンスト(LTE-A))。したがって、将来的には、これら複数の移動通信システムが並存することが予想され、これらの複数のシステムに対応できる構成(基地局装置や移動端末装置など)が必要となることが考えられる。
LTEのシステム(LTEシステム)の下りリンクにおいて、セル共通の参照信号であるCRS(Common Reference Signal)が定められている。このCRSは、送信データの復調に用いられる他、スケジューリングや適応制御のための下りリンクのチャネル品質(CQI:Channel Quality Indicator)測定、並びに、セルサーチやハンドオーバのための下りの平均的な伝搬路状態の測定(モビリティ測定)に用いられる。
一方、LTEの後継システム(LTE−Aシステム)の下りリンクにおいては、CRSに加えて、CQI測定専用にCSI-RS(Channel State Information − Reference Signal)が検討されている。CSI-RSは、多地点協調(CoMP:Coordinated multiple point)によるデータチャネル信号の送受信を考慮して、複数セルのCQI測定に対応するものである。CSI-RSは、隣接セルのCQI測定に用いられる点で、サービングセルのみのCQI測定に用いられるCRSと相違する。
3GPP, TR25.912 (V7.1.0), "Feasibility study for Evolved UTRA and UTRAN", Sept. 2006
ところで、CSI-RSを用いたCQI測定においては、隣接セルからの干渉によるチャネル品質の推定精度の改善を目的としてミューティングが検討されており、より高い推定精度の実現が求められている。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、チャネル品質の推定精度を向上させることができる移動通信システム及び基地局装置を提供することを目的とする。
本発明の移動通信システムは、CoMP(Coordinated Multiple Point)による送受信を行う複数の送信地点を備えた移動通信システムであって、前記複数の送信地点では、下りリンクチャネル推定のための参照信号であるCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)の送信用リソース及びミューティングリソースが設定されており、特定のタイミングにおいて、前記CSI−RSの送信用リソースでないリソースにミューティングが設定された送信地点と、前記特定のタイミングにおいて、前記CSI−RSの送信用リソースにミューティングが設定されない送信地点と、を含み、CSI−RSの割り当て周期が互いに異なる送信地点を含み、一つの送信地点においてCSI−RSの割り当て周期とミューティングの割り当て周期が異なっており、他の送信地点において、前記一つの送信地点におけるCSI−RSの割り当て周期と同じ周期でミューティングが設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、移動端末装置が、基地局装置からのミューティング間隔情報の通知により、隣接するセル間での干渉が抑制されたサブフレームでチャネル推定できる。よって、複数のエリアにおけるCSI-RS送信用のサブフレームの送信周期が異なっていても、移動端末装置におけるチャネル品質の推定精度を一定に保ったチャネル推定を行うことができる。このように、チャネル品質の推定精度を向上させることができる移動通信システム及び基地局装置を提供できる。
CRSの配置構成の説明図である。 CSI-RSのサブフレーム構成の説明図である。 CSI-RSの配置構成の説明図である。 CSI-RSを用いたCQI測定におけるミューティングの説明図である。 隣接セル間でのCSI-RSの送信周期の説明図である。 隣接セルのCQIの測定方法の説明図である。 第1の通信制御における移動端末装置のチャネル推定タイミングの一例を示す図である。 第1の通信制御で用いられるミューティング通知方法の一例を示す図である。 第1の通信制御で用いられるミューティングの通知方法の他の一例を示す図である。 第2の通信制御における移動端末装置のチャネル推定タイミングの一例を示す図である。 第2の通信制御で用いられるミューティング通知方法の一例を示す図である。 無線通信システムのシステム構成の説明図である。 基地局装置の全体構成の説明図である。 移動端末装置の全体構成の説明図である。 第1の通信制御における基地局装置の機能ブロックの説明図である。 第1の通信制御における移動端末装置の機能ブロックの説明図である。 第2の通信制御における基地局装置の機能ブロックの説明図である。 第2の通信制御における移動端末装置の機能ブロックの説明図である。
まず、本発明に係るミューティングリソースのシグナリング方法について説明する前に、LTEシステムの下りリンクで定められるCRS(Common Reference Signal)およびLTE−Aシステムの下りリンクに適用されることが合意されたCSI-RS(Channel State Information − Reference Signal)について説明する。
図1は、CRSの構成について説明するための図である。図1は、CRSの配置構成の説明図である。CRSは、全てのリソースブロックおよび全てのサブフレームに割り当てられている。
CRSは、セル共通参照信号として所定の周波数、時間、送信電力、位相で移動端末装置に送信される。これらCRSの周波数や送信電力は、後述するセルIDや報知信号により移動端末装置側で認識される。CRSは、概して、移動端末装置におけるユーザデータの復調、並びに、下りリンクのチャネル測定に用いられる。CRSを用いたチャネル測定には、スケジューリングや適応制御のための下りリンクのチャネル品質(CQI:Channel Quality Indicator)測定、およびセルサーチやハンドオーバのための下りの平均的な伝搬路状態の測定(モビリティ測定)が含まれる。
図1(a)に示すように、CRSは、LTEで規定される1リソースブロックにおいて、ユーザデータやDM−RS(Demodulation − Reference Signal)と重ならないように配置されている。1リソースブロックは、周波数方向に連続する12サブキャリアと、時間軸方向に連続する14シンボルとで構成される。また、図1(b)に示すように、CRSは、セル毎に周波数方向にシフトされており、隣接するセル間での干渉が抑えられている。図1に示す例では、セルC2におけるCRSは、セルC1におけるCRSに対して、周波数方向に1サブキャリア分だけシフトしてマッピングされている。
このCRSは、位置、系列および送信電力というパラメータで特定される。これらのパラメータのうち、CRSの割り当てリソースは、セルIDに関連付けられている。すなわち、セルIDにより周波数方向にシフトされるCRSの位置が定められるため、移動端末装置は在圏セルのセルIDを認識することでCRSの配置構成を特定する。CRSの系列はセルIDに関連付けられ、送信電力は報知信号で通知される。なお、CRSの位置および系列を特定するためのセルIDは、セルサーチにより移動端末装置に認識される。
次に、LTE−Aシステムの下りリンクで検討されているCSI-RS構成について説明する。CRSは全てのリソースブロックおよび全てのサブフレームに割り当てられるが、CSI-RSは所定の周期で割り当てられる。例えば、図2に示すサブフレーム構成では、セルC1およびセルC2は、10サブフレーム毎にCSI-RSが割り当てられている。また、セルC3は、セルC1およびセルC2に対して2サブフレーム分だけオフセットされて、10サブフレーム毎にCSI-RSが割り当てられている。
またCSI-RSは、多地点協調によるデータチャネル信号の送受信を考慮して、サービングセルだけでなく隣接セルのCQI測定を行うことを考慮して設計されている。一方、CSI-RSは、CRSと同様に、位置、系列および送信電力というパラメータで特定される。CSI-RSの位置には、サブフレームオフセット、周期、サブキャリア−シンボルオフセット(CSI-RSインデックス)が含まれる。
サブフレームオフセットは、先頭サブフレームからのズレ量を示す。サブフレームオフセットは、セルIDに関連付けられるか、または報知信号により通知される。周期は、CSI-RS送信用のサブフレームの繰り返し周期を示し、図2では10msecに設定されている。周期は、報知信号により通知される。サブキャリア‐シンボルオフセットは、リソースブロック内におけるCSI-RSの割り当てリソースを示す。サブキャリア‐シンボルオフセットは、CRSと同様にセルIDに関連付けられるか、または報知信号により通知される。
CSI-RSの系列はセルIDに関連付けられ、送信電力は報知信号により通知される。このように、移動端末装置は、基地局装置から報知信号を受信すると共に、セルサーチによりセルIDを認識することで、CSI-RSを受信するのに必要な情報を取得する。
図3は、CSI-RSの配置構成を説明するための図である。CSI-RSは、LTEで規定される1リソースブロックにおいて、ユーザデータやDM−RSと重ならないように配置される。PAPRを抑制する観点から、CSI-RSを送信可能なリソースは、時間軸方向に隣接する2つのリソースエレメントがセットで割り当てられる。図3に示されるCSI-RS構成では、CSI-RS用リソースとして40リソースエレメントが確保されている。この40リソースエレメントには、CSI-RSポート数(アンテナ数)に応じてCSI-RSの配置パターンが設定される。
CSI-RSポート数が8の場合、40リソースエレメントの中の8つのリソースエレメントにCSI-RSが割り当てられる。例えば、図3(a)に示すように、5パターン(インデックス#0−#4)のいずれかを選択できる。この場合、1パターンを構成するリソースエレメントには同一のインデックスが付されている。CSI-RSポート数が4の場合、40リソースエレメントの中の4つのリソースエレメントにCSI-RSが割り当てられる。例えば、図3(b)に示すように、10パターン(インデックス#0−#9)のいずれかを選択できる。
CSI-RSポート数が2の場合、40リソースエレメントの中の2つのリソースエレメントにCSI-RSが割り当てられる。例えば、図3(c)に示すように、20パターン(インデックス#0−#19)のいずれかを選択できる。CSI-RSは、セル毎に異なる配置パターンが選択されることで、隣接するセル間での干渉が抑制される。また、CSI-RSの配置パターンは、図3(a)−(c)に示すFDDのノーマルパターンの他、図3(d)−(f)に示すように、FDDのオプションとしてTDDのアディショナルパターンを加えたパターンでもよい。さらに、CSI-RSの配置パターンは、LTEのRel.10で検討されているノーマルパターンを拡張したエクステンデッドパターンでもよい。以下の説明では、説明の便宜上、FDDのノーマルパターンを例示して説明する。
ところで、上記したようにCSI-RSは、多地点協調によるデータチャネル信号の送受信を考慮して、サービングセルだけでなく隣接セルのCQIを測定するようにも設計されている。CSI-RSを用いたCQI測定においては、隣接セルからのデータ干渉により測定精度が劣化する場合がある。例えば、図4(a)に示すように、セルC1の下りリンクリソースにおいて、隣接セルC2のCSI-RSに対応してユーザデータが配置されている。また、セルC2の下りリンクリソースにおいて、隣接セルC1のCSI-RSに対応してユーザデータが配置されている。これらユーザデータは、各セルにおけるCSI-RSの干渉成分を構成し、移動端末装置におけるチャネル品質の推定精度を劣化させる要因となる。
このようなユーザデータの配置に起因するチャネル品質の推定精度の劣化を改善するため、ミューティングが検討されている。ミューティングにおいては、図4(b)に示すように、隣接セルのCSI-RSに対応するリソースにユーザデータを配置せずにミューティングリソースが設定される。セルC1の下りリンクのリソースブロックにおいて、セルC2のCSI-RSに対応してミューティングリソースが設定される。また、セルC2の下りリンクのリソースブロックにおいて、セルC1のCSI-RSに対応してミューティングリソースが設定される。
このような構成により、隣接セルのユーザデータに起因するCSI-RSの干渉成分を排除して、移動端末装置におけるチャネル品質の推定精度を改善している。しかしながら、隣接セル間でCSI-RSの送信周期が異なると、ミューティングの設定タイミングにズレが生じてチャネル品質の推定精度が劣化するという問題がある。例えば、図5に示すように、セルC1では5サブフレーム(5msec)置きにCSI-RS送信用のサブフレームが送信される。一方、セルC2では10サブフレーム(10msec)置きにCSI-RS送信用のサブフレームが送信され、セルC3では20サブフレーム(20msec)置きにCSI-RS送信用のサブフレームが送信される。
この場合、移動端末装置が、セルC1からはCSI-RS送信用のサブフレームを受信するが、セルC2およびセルC3からはCSI-RS送信用でないサブフレームを受信するタイミングがある。このタイミングでは、セルC1のCSI-RS送信用のサブフレームには、セルC2、セルC3に対してミューティングが設定されている。しかしながら、セルC2、C3のCSI-RS送信用でないサブフレームには、セルC1に対してミューティングが設定されていない。移動端末装置は、セルC2、セルC3からの干渉を受けたCSI-RSによりセルC1をチャネル推定するため、推定精度を一定に保てない。
また、隣接セル間で相互にミューティングを行う場合には、隣接セルのために自セルのデータチャネルを無送信とすることから、移動端末装置に対してミューティングリソースの位置を通知する必要がある。これは、基地局装置においてミューティングリソースを避けてレートマッチングが行われるため、移動端末装置がミューティングリソースを認識してディレートマッチングを行う必要があるためである。移動端末装置が、ミューティングリソースを認識しないと、ミューティングリソースに対しても復調処理がされるため、復調処理のスループットおよび復調精度が劣化する。
そこで、本発明者らは、これらの問題を解決するために、本発明に至った。すなわち、本発明の第1の骨子は、基地局装置から移動端末装置に複数セル間でミューティングリソースが設定されたサブフレームを通知することで、移動端末装置にて一定の推定精度でチャネル推定を行わせることである。また、本発明の第2の骨子は、ミューティングリソースのシグナリングにより移動端末装置の復調処理のスループットおよび復調精度を向上させることである。
まず、本発明に係るミューティングの説明の前に、CSI-RSを用いたCQI測定について説明する。CSI-RSを用いたCQI測定は、CRSを用いたCQI測定と異なり、サービングセルだけでなく隣接セルに対しても行われる。このように、複数のセルのチャネル品質を測定するのは、多地点協調によるユーザデータの送受信を考慮するためである。
図6を参照して、隣接セルのCQI測定について説明する。図6は、隣接セルのCQIの測定方法の説明図である。
図6に示すように、サービングセルに設置された基地局装置20Aは、隣接セルに設置された基地局装置20B、20CとCSI-RSパラメータを送受信可能に接続されている。基地局装置20A、20B、20Cの接続形態は、特に限定されるものではなく、有線接続又は無線接続のいずれであってもよい。このシステムにおいて、CSI-RSの位置、系列、送信電力等のパラメータが、隣接セルの基地局装置20B、20Cからサービングセルの基地局装置20Aに送信される。基地局装置20Aは、基地局装置20B、20Cから受信したCSI-RSのパラメータと自セルのCSI-RSのパラメータとを含む報知信号を生成し、移動端末装置10に送信する。
サービングセルにおけるCSI-RSのパラメータとしては、CSI-RSの位置、送信電力が含まれる。また、隣接セルにおけるCSI-RSのパラメータとしては、隣接セルID、CSI-RSの位置、系列、送信電力が含まれる。移動端末装置10は、サービングセルからの報知信号により、隣接セルのCSI-RSの位置、系列、送信電力を特定して、隣接セルのCQI測定を行う。サービングセルにおけるCSI-RSの系列は、セルIDに関連付けられており、セルサーチにより移動端末装置10に認識される。
移動端末装置10は、測定したCQIをサービングセルの基地局装置20Aおよび隣接セルの基地局装置20B、20Cにフィードバックする。もしくは、測定したCQIをサービングセルの基地局装置20Aにフィードバックし、接続している隣接セルの基地局装置20B、20Cに通知して共有する。各基地局装置20A、20B、20CにフィードバックされたCQIは、移動端末装置10にユーザデータを送信する際のパラメータ(例えば、MCS:Modulation and Coding Scheme)の判断に用いられる。このように、セル間でCSI-RSのパラメータが交信されることで、移動端末装置10においてサービングセルだけでなく隣接セルのCQI測定が可能となる。
CSI-RSを用いたCQI測定においては、上記したように、隣接セルからの干渉によるCQI測定精度の改善を目的として、ミューティングが有効である。ミューティングでは、隣接セルにおいてCSI-RSが配置されるリソースがミューティングリソース(ヌル)に設定されることで行われる。
上記したように、サービングセルと隣接セルとでCSI-RSの送信周期が異なると、ミューティングの設定タイミングにズレが生じて、チャネル品質の推定精度が一定に保てない。よって、移動端末装置10は、隣接するセル間での干渉が抑制されたサブフレームでチャネル推定を行う。移動端末装置10は、このチャネル推定用のサブフレームを基地局装置20Aから通知されたミューティング間隔情報に基づいて特定する。ミューティング間隔情報は、サービングセルの基地局装置20Aから報知チャネル等により移動端末装置10に通知される。
また、移動端末装置10は、基地局装置20Aから通知されたミューティングリソース特定情報に基づいてミューティングの有無を認識し、その位置のデータは無送信であることを認識して、データの割り当てられているリソースエレメント数を認識する。ミューティングリソース特定情報は、基地局装置20から報知チャネルにより移動端末装置10に通知される。
なお、本実施の形態では、第1の通信制御方法および第2の通信制御方法により基地局装置と移動端末装置との間で通信制御される。第1の通信制御方法は、複数セル間で共通の共通送信間隔を用いた通信制御であり、第2の通信制御方法は、セル毎に固有の固有送信間隔を用いた通信制御である。
最初に、図7から図9を参照して、第1の通信制御について説明する。図7は、第1の通信制御における移動端末装置のチャネル推定タイミングの一例を示す図である。なお、説明の便宜上、セルC1−セルC3は同期するように設計されるものとする。
図7に示すように、セルC1では5サブフレーム(5msec)置きにCSI-RS送信用のサブフレームが送信され、セルC2では10サブフレーム(10msec)置きにCSI-RS送信用のサブフレームが送信され、セルC3では20サブフレーム(20msec)置きにCSI-RS送信用のサブフレームが送信される。また、セルC1−C3では、複数セルC1−C3の全てのCSI-RS送信用のサブフレームに対応して、5サブフレーム(5msec)置きに、複数セル間で共通の共通送信間隔が設定されている。共通送信間隔で示されるサブフレームには、隣接セルのCSI-RSに対するミューティングが設定されている。すなわち、セルC1−C3では、CSI-RS送信用のサブフレームか否かに関わらず、共通送信間隔で示されるサブフレームにミューティングが設定される。
このため、移動端末装置は、セルC1−C3のいずれからCSI-RS送信用のサブフレームでチャネル推定しても、隣接セルからのデータ干渉を受けるサブフレームを避けてチャネル推定できる。したがって、全てのCSI-RS用サブフレームにおいて一定の推定精度でチャネル推定できる。例えば、一点鎖線に示すタイミングでは、セルC1のCSI-RS送信用のサブフレームには、セルC2、セルC3に対してミューティングが設定されている。セルC2のサブフレームには、CSI-RS送信用のサブフレームでないにも関わらず、セルC1、セルC3に対してミューティングが設定されている。セルC3のサブフレームには、SI-RS送信用のサブフレームでないにも関わらず、セルC1、セルC2に対してミューティングが設定されている。よって、CSI-RSが隣接セルのユーザデータにより干渉を受けることがない。
複数セルC1−C3間で共通の共通送信間隔は、ミューティングが設定されたサブフレームの送信間隔を示すミューティング間隔情報により基地局装置から移動端末装置に報知チャネルで通知される。この場合、サービングセルの基地局装置は、隣接セルの基地局装置からCSI-RSの周期を取得し、サービングセルおよび隣接セルのCSI-RSの周期に基づいてミューティング間隔情報を生成する。移動端末装置は、ミューティング間隔情報の受信により、共通送信間隔で示されるサブフレームでのみチャネル推定して、チャネル推定の推定精度を向上できる。
また、基地局装置は、ミューティングが設定されたサブフレームにおいて、ミューティングの設定によって節減される送信電力を、CSI-RSに割り当ててもよい。この場合、基地局装置は、サブフレーム毎にCSI-RSの送信電力が変化するため、必要に応じて送信電力を示す送信電力情報を移動端末装置に通知する。送信電力情報は、基地局装置から移動端末装置に報知チャネルにより通知される。
図8および図9を参照して、第1の通信制御で用いられるミューティング通知方法について説明する。図8は、第1の通信制御で用いられるミューティング通知方法の一例を示す図である。図9は、第1の通信制御で用いられるミューティングの通知方法の他の一例を示す図である。
第1の通信制御で用いられるミューティングの通知方法は、複数のCSI-RS用リソースを1ブロック(1単位)として、ブロック単位でミューティングリソース特定情報を通知する。例えば、CSI-RSポート数が4の場合には2×1のリソースエレメント単位でミューティングリソース特定情報が通知され、CSI-RSポート数が8の場合には2×2のリソースエレメント単位でミューティングリソース特定情報が通知される。この場合、CSI-RS用リソースにナンバリングされるインデックスとミューティングの有無とを1対1で対応付けたビットマップ形式でミューティングリソース特定情報を通知してもよい。
図8(a)では、CSI-RSポート数が4の場合の配置パターンを示している。具体的には、インデックス#4、#5のCSI-RS用リソースがミューティングリソースに設定されている。この場合、インデックス[#0−#9]に対応させて、ビットマップ情報として[0000110000]が通知される。ビットマップ情報では、ミューティング位置に“1”がセットされ、ミューティングしない位置に“0”がセットされる。また、全て“0”に設定することで、ミューティング無しの通知も可能である。
このビットマップベースの通知方法では、ポート数の多いCSI-RSポートの配置パターンを用いて、ポート数の少ないCSI-RSポートでミューティングリソースを通知することで、シグナリングビット数を低減できる。例えば、2CSI-RSポートの配置パターンを用いて、2CSI-RSポートでミューティングリソースを通知する場合には、インデックス[#0−#19]に対応してシグナリングビット数が20ビット必要である。これに対し、図8(b)に示すように、4CSI-RSポートの配置パターンを用いて、2CSI-RSポートでミューティングリソースを通知する場合には、インデックス[#0−#9]を用いて、シグナリングビット数を10ビットに低減できる。
また、4CSI-RSポートの配置パターンを用いて、4CSI-RSポートでミューティングリソースを通知する場合には、インデックス[#0−#9]に対応して、シグナリングビット数が10ビット必要である。これに対し、図8(c)に示すように、8CSI-RSポートの配置パターンを用いて、4CSI-RSポートでミューティングリソースを通知する場合には、インデックス[#0−#4]を用いて、シグナリングビット数を5ビットに低減できる。なお、ビットマップ情報は、ミューティング位置に“0”をセットし、ミューティングしない位置に“1”をセットしてもよい。
なお、第1の通信制御で用いられるミューティングの通知方法では、ビットマップベースの通知方法に限定されず、ブロック単位でミューティングリソース特定情報を通知するものであれば、どのように通知してもよい。例えば、図9に示すように、CSI-RSの配置パターンとは別にミューティングリソースの配置パターンを規定し、ミューティングリソースの配置パターンを用いてミューティングリソース特定情報を通知してもよい。ミューティングリソースの配置パターンとしては、例えば、相対的にミューティングリソース数の少ない第1のブロックパターンと相対的にミューティングリソース数の多い第2のブロックパターンとを用いることができる。
図9(a)に示すように、第1のブロックパターンは、シンボル#9、#10において、CSI-RSが配置されたリソースに対して、1サブキャリア置きに配置された複数のCSI-RS用リソースを一纏めにしてブロック化される。このため、1サブキャリア置きに、CSI-RSまたはミューティングリソースが設定される。第1のブロックパターンでは、ミューティングリソース数を少なくして、ユーザデータの割り当てリソースを多めに確保することができるが、CSI-RSに対する隣接セルからの干渉を抑制することができない可能性がある。
一方、図9(b)に示すように、第2のブロックパターンは、シンボル#9、#10において、CSI-RSが配置されたリソース以外のCSI-RS用リソースがブロック化される。このため、CSI-RSが配置されたリソース以外のリソースにミューティングリソースが設定される。第2のブロックパターンでは、第1のブロックパターンと比較してCSI-RSに対する隣接セルからの干渉を抑制できるが、ミューティングリソースが多くなり、ユーザデータの割り当てリソースが減少される。
ミューティングリソースの配置パターンが2種類の場合には、第1のブロックパターンおよび第2のブロックパターンが1ビットで通知される。例えば、第1のブロックパターンでは、ミューティングリソース特定情報として“0”が通知され、第2のブロックパターンでは、ミューティングリソース特定情報として“1”が通知される。このような構成により、シグナリングビット数を大幅に低減できる。
なお、第1、第2のブロックパターンは、基地局装置と移動端末装置との間で予め規定されていてもよいし、所定のタイミングで同期されてもよい。また、第1のブロックパターンでは、ミューティングリソース特定情報として“1”が通知され、第2のブロックパターンでは、ミューティングリソース特定情報として“0”が通知されてもよい。また、ミューティングリソースの配置パターンは、第1、第2のブロックパターンに限らず、ミューティングリソースの配置用に規定されたパターンであればよい。
このように、ミューティングリソース特定情報が、第1の通信制御により移動端末装置に通知される。この場合、ミューティングリソース特定情報は、報知チャネルにより通知される。移動端末装置では、ミューティングリソースの通知により、ミューティングリソースを無視してユーザデータを復調できる。よって、移動端末装置の復調処理のスループットおよび復調精度が向上される。
第1の通信制御では、多地点協調送信に未対応の移動端末装置に対しても、ミューティング間隔情報および送信電力情報が通知される。このため、これらミューティングパラメータのシグナリングにより多地点協調送信に未対応の移動端末装置の無線リソースが余計に使用される場合がある。よって、第2の通信制御では、多地点協調送信に対応した移動端末装置にのみ、ミューティング間隔情報および送信電力情報が通知される構成としてもよい。
なお、多地点協調送信は、CS/CB(Coordinated Scheduling/Coordinated Beamforming)およびJoint processingを含む。CS/CBの多地点協調送信では、移動端末装置に対して所定のサブフレームにおいて1つのセルから送信され、他セルの移動端末に対する干渉を低減するようにスケジューリングおよびビームフォーミングが行われる。一方、Joint processingの多地点協調送信では、移動端末装置に対して複数セルから同一時間および同一周波数の無線リソースを用いて同時に送信が行われる。Joint processingの多地点協調送信では、他セルへの干渉を考慮して瞬時にセル選択されもよい。
次に、図10および図11を参照して、第2の通信制御について説明する。図10は、第2の通信制御における移動端末装置のチャネル推定タイミングの一例を示す図である。なお、説明の便宜上、セルC1−セルC3は同期するように設計されるものとする。
図10に示すように、セルC1では5サブフレーム(5msec)置きにCSI-RS送信用のサブフレームが送信され、セルC2では10サブフレーム(10msec)置きにCSI-RS送信用のサブフレームが送信され、セルC3では20サブフレーム(20msec)置きにCSI-RS送信用のサブフレームが送信される。また、各セルC1−C3には、隣接セルのCSI-RS送信用のサブフレームに対応して、セル毎に固有の固有送信間隔が設定されている。固有送信間隔で示されるサブフレームには、隣接セルのCSI-RSに対するミューティングが設定されている。すなわち、セルC1−C3間では、隣接セルのデータ干渉を避けるようにミューティングが設定される。
このため、移動端末装置は、セルC1−C3のいずれからCSI-RS送信用のサブフレームでチャネル推定しても、隣接セルからのデータ干渉を受けるサブフレームを避けてチャネル推定できる。したがって、全てのCSI-RS用サブフレームにおいて一定の推定精度でチャネル推定できる。例えば、一点鎖線に示すタイミングでは、セルC1のCSI-RS送信用のサブフレームには、セルC2、セルC3に対してミューティングが設定されていない。セルC2のサブフレームには、CSI-RS送信用のサブフレームでないにも関わらず、セルC1に対してミューティングが設定されている。セルC3のサブフレームには、CSI-RS送信用のサブフレームでないにも関わらず、セルC1に対してミューティングが設定されている。よって、セルC1のCSI-RSが隣接セルのユーザデータにより干渉を受けることがない。
セルC1−C3毎に固有の固有送信間隔は、ミューティング間隔情報により基地局装置から多地点協調送信に対応した移動端末装置に対して、制御チャネルおよびデータチャネル等で個別に通知される。この場合、サービングセルの基地局装置は、隣接セルの基地局装置からCSI-RSの周期を取得し、隣接セルのCSI-RSの周期に基づいてミューティング間隔情報を生成する。移動端末装置は、ミューティング間隔情報の受信により、固有送信間隔で示される複数セルC1−C3間のミューティングを特定し、干渉抑制されたサブフレームでチャネル推定の推定精度を向上できる。
また、セルC1−C3では、隣接セルのCSI-RS送信用のサブフレームに対応したサブフレームにのみミューティングが設定されているため、ミューティングによるオーバヘッドを低減できる。例えば、一点鎖線に示すタイミングでは、セルC1のCSI-RSサブフレームには、セルC2、セルC3に対してミューティングが設定されていない。このため、基地局装置から移動端末装置に対して、ミューティングリソース特定情報を通知する必要なく、ミューティングによるシグナリングを最小化できる。
また、基地局装置は、ミューティングが設定されたサブフレームにおいて、ミューティングの設定によって節減される送信電力を、CSI-RSに割り当ててもよい。この場合、基地局装置は、サブフレーム毎にCSI-RSの送信電力が変化するため、必要に応じて送信電力を示す送信電力情報を、移動端末装置に通知する。送信電力情報は、基地局装置から移動端末装置に制御チャネルおよびデータチャネル等で個別に通知される。
図11を参照して、第2の通信制御で用いられるミューティング通知方法について説明する。図11は、第2の通信制御で用いられるミューティング通知方法の一例を示す図である。
第2の通信制御で用いられるミューティングの通知方法は、隣接セルのCSI-RSポート数とCSI-RS用リソースにナンバリングされるインデックスとによりミューティングリソース特定情報を通知する。隣接セルのCSI-RSポート数は、隣接セルにおけるCSI-RSの配置パターンを選択するために用いられる。インデックスは、CSI-RSの配置パターンに応じたCSI-RS用リソースから、隣接セルのCSI-RSが配置されるリソースに対応したミューティングリソースを特定するために用いられる。この第2のミューティングの通知方法では、CSI-RSのシグナルが用いられるため、ミューティング用の新たなシグナルの定義が不要となる。
図11(a)では、サービングセル及び隣接セル全てのCSI-RSポート数が8の場合のCSI-RSの配置パターンを示している。この配置パターンでは、ミューティングリソースがインデックス#0−#4によって5パターンで設定されるため、1つのインデックスが3ビットで通知される。また、CSI-RSポート数の通知には、CSI-RSポート数が8ポート、4ポート、2ポートの3種類なので、最低2ビット必要である。図11(a)では、インデックス#1、#2のCSI-RS用リソースがミューティングリソースに設定されている。このため、ミューティングリソース特定情報として、インデックスの通知に6ビット、CSI-RSポート数の通知に4ビットの計10ビットが通知される。
図11(b)では、サービングセル及び隣接セル全てのCSI-RSポート数が4の場合のCSI-RSの配置パターンを示している。この配置パターンでは、ミューティングリソースがインデックス#0−#9によって10パターンで設定されるため、1つのインデックスが4ビットで通知される。図11(b)では、インデックス#2、#3のCSI-RS用リソースがミューティングリソースに設定されている。このため、ミューティングリソース特定情報として、インデックスの通知に8ビット、CSI-RSポート数の通知に4ビットの計12ビットが通知される。
図11(c)では、サービングセル及び隣接セル全てのCSI-RSポート数が2の場合のCSI-RSの配置パターンを示している。この配置パターンでは、ミューティングリソースがインデックス#0−#19によって20パターンで設定されるため、1つのインデックスが5ビットで通知される。図11(c)では、インデックス#4、#6のCSI-RS用リソースがミューティングリソースに設定されている。このため、ミューティングリソース特定情報として、インデックスの通知に10ビット、CSI-RSポート数の通知に4ビットの計14ビットが通知される。
このように、ミューティングリソース特定情報が、第2の通信制御により移動端末装置に通知される。この場合、ミューティングリソース特定情報は、報知チャネルにより移動端末装置に通知される。移動端末装置では、ミューティングリソースの通知により、ミューティングリソースを無視してユーザデータを復調できる。よって、移動端末装置の復調処理のスループットおよび復調精度が向上される。
ここで、本発明の実施例に係る無線通信システムについて詳細に説明する。図12は、本実施例に係る無線通信システムのシステム構成の説明図である。なお、図12に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム或いは、SUPER 3Gが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域を一単位とする複数の基本周波数ブロックを一体としたキャリアアグリゲーションが用いられている。また、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4Gと呼ばれても良い。
図12に示すように、無線通信システム1は、基地局装置20A、20B、20Cと、この基地局装置20A、20B、20Cと通信する複数の移動端末装置10(10、10、10、・・・10、nはn>0の整数)とを含んで構成されている。基地局装置20A、20B、20Cは、上位局装置30と接続され、この上位局装置30は、コアネットワーク40と接続される。移動端末装置10は、セルC1、C2、C3において基地局装置20A、20B、20Cと通信を行うことができる。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
各移動端末装置(10、10、10、・・・10)は、LTE端末及びLTE−A端末を含むが、以下においては、特段の断りがない限り移動端末装置10として説明を進める。また、説明の便宜上、基地局装置20A、20B、20Cと無線通信するのは移動端末装置10であるものとして説明するが、より一般的には移動端末装置も固定端末装置も含むユーザ装置(UE:User Equipment)でよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用されるが、上りリンクの無線アクセス方式はこれに限定されない。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、LTEシステムにおける通信チャネルについて説明する。
下りリンクの通信チャネルは、各移動端末装置10で共有される下りデータチャネルとしてのPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH)とを有する。PDSCHにより、送信データ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。
上りリンクの通信チャネルは、各移動端末装置で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、送信データや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACK等が伝送される。
図13を参照しながら、本実施の形態に係る基地局装置の全体構成について説明する。なお、基地局装置20A、20B、20Cは、同様な構成であるため、基地局装置20として説明する。基地局装置20は、送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(通知部)203と、ベースバンド信号処理部204と、呼処理部205と、伝送路インターフェース206とを備えている。下りリンクにより基地局装置20から移動端末装置10に送信される送信データは、上位局装置30から伝送路インターフェース206を介してベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204において、下りデータチャネルの信号は、PDCPレイヤの処理、送信データの分割・結合、RLC(radio link control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われる。また、下りリンク制御チャネルである物理下りリンク制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われる。
また、ベースバンド信号処理部204は、報知チャネルにより、同一セルに接続する移動端末装置10に対して、各移動端末装置10が基地局装置20との無線通信するための制御情報を通知する。当該セルにおける通信のための報知情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅や、PRACH(Physical Random Access Channel)におけるランダムアクセスプリアンブルの信号を生成するためのルート系列の識別情報(Root Sequence Index)等が含まれる。
送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に周波数変換する。アンプ部202は周波数変換された送信信号を増幅して送受信アンテナ201へ出力する。
一方、上りリンクにより移動端末装置10から基地局装置20に送信される信号については、送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204は、上りリンクで受信したベースバンド信号に含まれる送信データに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理を行う。復号された信号は伝送路インターフェース206を介して上位局装置30に転送される。
呼処理部205は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、基地局装置20の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
次に、図14を参照しながら、本実施の形態に係る移動端末装置の全体構成について説明する。LTE端末もLTE-A端末もハードウエアの主要部構成は同じであるので、区別せずに説明する。移動端末装置10は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部(受信部)103と、ベースバンド信号処理部104と、アプリケーション部105とを備えている。
下りリンクのデータについては、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅され、送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部104でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクの送信データは、アプリケーション部105に転送される。アプリケーション部105は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報も、アプリケーション部105に転送される。
一方、上りリンクの送信データは、アプリケーション部105からベースバンド信号処理部104に入力される。ベースバンド信号処理部104においては、マッピング処理、再送制御(HARQ)の送信処理や、チャネル符号化、DFT処理、IFFT処理を行う。送受信部103は、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部102で増幅されて送受信アンテナ101より送信される。
図15を参照して、第1の通信制御における基地局装置の機能ブロックについて説明する。図15は、第1の通信制御における基地局装置の機能ブロックの説明図である。なお、図15の各機能ブロックは、主にベースバンド処理部の処理内容である。また、図15に示す機能ブロックは、本発明を説明するために簡略化したものであり、ベースバンド処理部において通常備える構成は備えるものとする。また、以下の説明では、CSI-RSが配置されたリソースを特定するためのインデックスをCSI-RSインデックスとして説明する。
図15に示すように、基地局装置20は、CSI-RS配置部211と、CSI-RSインデックス生成部212と、ミューティングリソース設定部213と、ミューティングリソース特定情報生成部214と、CSI-RSパラメータ生成部215と、ミューティング間隔情報生成部216と、送信電力設定部218と、送信電力情報生成部219と、報知信号生成部217と、送受信部203とを有している。
CSI-RS配置部211は、リソーブロックにおけるCSI-RS送信用リソースに、CSI-RSポート数に応じてCSI-RSを配置する。CSI-RSインデックス生成部212は、CSI-RS配置部211によりCSI-RSが配置されたリソースに対応したCSI-RSインデックスを生成する。CSI-RSインデックス生成部212で生成されたCSI-RSインデックスは、CSI-RSパラメータの一つとして報知信号生成部217に入力される。
ミューティングリソース設定部213は、隣接セルにおいてCSI-RSが配置されるリソースに対応したリソースをミューティングリソースに設定する。なお、本実施の形態では、ミューティングリソースは、全くデータが割り当てられないリソースとしてもよいし、隣接セルのCSI-RSに干渉を与えない程度にデータが割り当てるリソースとして規定されてもよい。さらに、ミューティングリソースは、隣接セルのCSI-RSに対して干渉を与えない程度の送信電力で送信されるリソースとして規定されてもよい。
ミューティングリソース特定情報生成部214は、第1の通信制御で用いられるミューティングリソース特定情報を生成する。ミューティングリソース特定情報として、ビットマップ情報またはミューティングリソースの配置パターンが生成される。ミューティングリソース特定情報が移動端末装置10に通知されると、移動端末装置10側でミューティングリソース特定情報に示されるリソースがミューティングリソースとして認識される。ミューティングリソース特定情報は、ミューティングパラメータの一つとして報知信号生成部217に入力される。
CSI-RSパラメータ生成部215は、CSI-RSインデックス以外のCSI-RSの系列や送信電力等のパラメータを生成する。CSI-RSパラメータ生成部215に生成されたCSI-RSパラメータは、報知信号生成部217に入力される。また、CSI-RSパラメータ生成部215は、送信電力設定部218により送信電力が割り当てられる場合には、CSI-RSインデックスおよび送信電力以外のパラメータを生成する。
ミューティング間隔情報生成部216は、複数セルC1−C3間のCSI-RS送信用の全てのサブフレームに対応して、複数セル間で共通の共通送信間隔を示すミューティング間隔情報を生成する。ミューティング間隔情報生成部216は、自セルにおけるCSI-RSの送信周期と隣接セルから取得したCSI-RSの送信周期とに基づいてミューティング間隔情報を生成する。ミューティング間隔情報生成部216で生成されたミューティング間隔情報は、報知信号生成部217に入力される。
送信電力設定部218は、ミューティングリソースの設定により節減される送信電力を、CSI-RSに割り当てて送信電力を設定する。送信電力情報生成部219は、CSI-RSに設定された送信電力を示す送信電力情報を生成する。送信電力情報が移動端末装置10に通知されると、移動端末装置10側でCSI-RSの送信電力の変化を認識してCSI-RSを受信する。送信電力情報は、CSI-RSパラメータの一つとして報知信号生成部217に入力される。なお、送信電力情報は、報知信号以外に制御信号に含めて通知することも可能である。
報知信号生成部217は、CSI-RSインデックス、ミューティングリソース特定情報、ミューティング間隔情報、その他のCSI-RSパラメータ、送信電力情報を含めて報知信号を生成する。この場合、報知信号生成部217は、自セルにおけるCSI-RSパラメータのみならず、送受信部203を介して受信した隣接セルのCSI-RSパラメータを含めて報知信号を生成する。送受信部203は、CSI-RSおよび報知信号を移動端末装置10に送信する。
図16を参照して、第1の通信制御における移動端末装置の機能ブロックについて説明する。図16は、第1の通信制御における移動端末装置の機能ブロックの説明図である。なお、図16の各機能ブロックは、主にベースバンド処理部の処理内容である。また、図16に示す機能ブロックは、本発明を説明するために簡略化したものであり、ベースバンド処理部において通常備える構成は備えるものとする。
図16に示すように、移動端末装置10は、送受信部103と、取得部111と、測定部112、ユーザデータ復調部113とを有している。送受信部103は、基地局装置20からCSI-RSおよび報知信号を受信する。取得部111は、報知信号を復調して信号の中身を解析することでCSI-RSインデックス等のCSI-RSパラメータ、ミューティングリソース特定情報等のミューティングパラメータ、ミューティング間隔情報を取得する。
測定部112は、ミューティング間隔情報に示される共通送信間隔にてCQI測定する。このタイミングでは、複数セル間でミューティングリソースが設定されるため、各セルのCSI-RSが隣接セルのユーザデータにより干渉を受けることがない。また、測定部112は、CSI-RSの位置情報、系列、送信電力等のパラメータからサービングセルおよび隣接セルのCQIを測定する。CQI測定では、ミューティングされたリソースの干渉成分が考慮されてもよい。
ユーザデータ復調部113は、送受信部103を介して受信したユーザデータを復調する。ユーザデータ復調部113は、ミューティングリソース特定情報に示されるミューティングリソースを無視して、ユーザデータを復調する。このため、復調処理のスループットおよび復調精度が向上される。なお、ユーザデータ復調部113を設ける代わりに、取得部111でユーザデータの復調処理が行われてもよい。
図17を参照して、第2の通信制御における基地局装置の機能ブロックについて説明する。図17は、第2の通信制御における基地局装置の機能ブロックの説明図である。なお、図17の各機能ブロックは、主にベースバンド処理部の処理内容である。また、図17に示す機能ブロックは、本発明を説明するために簡略化したものであり、ベースバンド処理部において通常備える構成は備えるものとする。また、第1の通信制御と同一のブロックについては同一の符号を付して説明する。また、以下の説明では、CSI-RSが配置されたリソースを特定するためのインデックスをCSI-RSインデックスとして説明する。
図17に示すように、基地局装置20は、CSI-RS配置部211と、CSI-RSインデックス生成部212と、ミューティングリソース設定部213と、ミューティングリソース特定情報生成部214と、CSI-RSパラメータ生成部215と、ミューティング間隔情報生成部216と、送信電力設定部218と、送信電力情報生成部219と、報知信号生成部217と、制御信号生成部220と、送受信部203とを有している。
CSI-RS配置部211は、リソーブロックにおけるCSI-RS送信用リソースに、CSI-RSポート数に応じてCSI-RSを配置する。CSI-RSインデックス生成部212は、CSI-RS配置部211によりCSI-RSが配置されたリソースに対応したCSI-RSインデックスを生成する。CSI-RSインデックス生成部212で生成されたCSI-RSインデックスは、CSI-RSパラメータの一つとして報知信号生成部217に入力される。
ミューティングリソース設定部213は、隣接セルにおいてCSI-RSが配置されるリソースに対応したリソースをミューティングリソースに設定する。なお、本実施の形態では、ミューティングリソースは、全くデータが割り当てられないリソースとしてもよいし、隣接セルのCSI-RSに干渉を与えない程度にデータが割り当てるリソースとして規定されてもよい。さらに、ミューティングリソースは、隣接セルのCSI-RSに対して干渉を与えない程度の送信電力で送信されるリソースとして規定されてもよい。
ミューティングリソース特定情報生成部214は、第2の通信制御で用いられるミューティングリソース特定情報を生成する。ミューティングリソース特定情報として、ミューティングリソースのインデックスおよび隣接セルのCSI-RSポート数が生成される。ミューティングリソース特定情報が移動端末装置10に通知されると、移動端末装置10側でミューティングリソース特定情報に示されるリソースがミューティングリソースとして認識される。ミューティングリソース特定情報は、ミューティングパラメータの一つとして報知信号生成部217に入力される。
CSI-RSパラメータ生成部215は、CSI-RSインデックス以外のCSI-RSの系列や送信電力等のパラメータを生成する。CSI-RSパラメータ生成部215に生成されたCSI-RSパラメータは、報知信号生成部217に入力される。また、CSI-RSパラメータ生成部215は、送信電力設定部218により送信電力が割り当てられる場合には、CSI-RSインデックスおよび送信電力以外のパラメータを生成する。
ミューティング間隔情報生成部216は、隣接セルのCSI-RS送信用のサブフレームに対応して、セル毎に固有の固有送信間隔を示すミューティング間隔情報を生成する。ミューティング間隔情報生成部216は、隣接セルから取得したCSI-RSの周期に基づいてミューティング間隔情報を生成する。ミューティング間隔情報で生成されたミューティング間隔情報は、移動端末装置に通知されるパラメータとして、報知信号生成部217に入力される。
送信電力設定部218は、ミューティングリソースの設定により節減される送信電力を、CSI-RSに割り当てて送信電力を設定する。送信電力情報生成部219は、CSI-RSに設定された送信電力を示す送信電力情報を生成する。送信電力情報が移動端末装置10に通知されると、移動端末装置10側でCSI-RSの送信電力の変化を認識してCSI-RSを受信する。送信電力情報は、多地点協調送信に対応した移動端末装置に個別に通知される制御パラメータとして、制御信号生成部220に入力される。なお、送信電力情報は、CSI-RSのパラメータの一つとして、報知信号生成部217に入力されてもよい。
報知信号生成部217は、CSI-RSインデックスおよびミューティングリソース特定情報、ミューティング間隔情報、その他のCSI-RSパラメータを含めて報知信号を生成する。この場合、報知信号生成部217は、自セルにおけるCSI-RSパラメータのみならず、送受信部203を介して受信した隣接セルのCSI-RSパラメータを含めて報知信号を生成する。制御信号生成部220は、送信電力情報を含めて制御信号を生成する。この場合、制御信号生成部220は、例えば、多地点協調送信に対応した移動端末向けの個別信号として制御信号を生成する。送受信部203は、CSI-RS、報知信号および制御信号を移動端末装置10に送信する。
図18を参照して、第2の通信制御における移動端末装置の機能ブロックについて説明する。図18は、第2の通信制御における移動端末装置の機能ブロックの説明図である。なお、図18の各機能ブロックは、主にベースバンド処理部の処理内容である。また、図18に示す機能ブロックは、本発明を説明するために簡略化したものであり、ベースバンド処理部において通常備える構成は備えるものとする。また、第1の通信制御と同一のブロックについては同一の符号を付して説明する。
図18に示すように、移動端末装置10は、送受信部103と、取得部111と、測定部112、ユーザデータ復調部113とを有している。送受信部103は、基地局装置20からCSI-RS、報知信号および制御信号を受信する。取得部111は、報知信号および制御信号を復調して信号の中身を解析することでCSI-RSインデックス等のCSI-RSパラメータ、ミューティングリソース特定情報等のミューティングパラメータ、ミューティング間隔情報を取得する。
測定部112は、ミューティング間隔情報に示される固有送信間隔にて、隣接セル間のミューティングを特定してCQI測定する。このタイミングでは、複数セル間で隣接セルのCSI-RSに対するミューティングリソースが設定されるため、各セルのCSI-RSが隣接セルのユーザデータにより干渉を受けることがない。また、測定部112は、CSI-RSの位置情報、系列、送信電力等のパラメータからサービングセルおよび隣接セルのCQIを測定する。CQI測定では、ミューティングされたリソースの干渉成分が考慮されてもよい。
ユーザデータ復調部113は、送受信部103を介して受信したユーザデータを復調する。ユーザデータ復調部113は、ミューティングリソース特定情報に示されるミューティングリソースを無視して、ユーザデータを復調する。このため、復調処理のスループットおよび復調精度が向上される。なお、ユーザデータ復調部113を設ける代わりに、取得部111でユーザデータの復調処理が行われてもよい。また、第2の通信制御においては、制御チャネルにより送信電力情報が通知される構成としたが、データチャネルにより通知される構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る基地局装置20によれば、移動端末装置10が、ミューティング間隔情報の通知により、隣接するセル間での干渉が抑制されたサブフレームでチャネル推定できる。よって、複数セルにおけるCSI-RS送信用のサブフレームの送信周期が異なっていても、移動端末装置10におけるチャネル品質の推定精度を一定に保つことができる。また、移動端末装置10では、ミューティングリソース特定情報の通知により、ミューティングリソースを無視してユーザデータを復調できる。よって、移動端末装置の復調処理のスループットおよび復調精度を向上することができる。
また、上記した本実施の形態においては、基地局装置が報知信号により複数の移動端末装置に対して一斉に、ミューティングリソースを通知する構成としたが、この構成に限定されるものではない。基地局装置は、移動端末装置に対して個別にミューティングリソースを通知する構成としてもよい。
また、上記した本実施の形態においては、複数セル間でミューティングされることで、チャネル品質の推定精度が改善される構成としたが、この構成に限定されるものではない。複数エリア間でミューティングされればよく、例えば、複数セクタ間でミューティングされる構成としてもよい。
また、上記した実施の形態においては、移動端末装置において、取得部がミューティングリソース特定情報およびミューティング間隔情報を取得する構成としたが、この構成に限定されるものではない。ミューティングリソース特定情報およびミューティング間隔情報は、取得部以外の機能ブロック、例えば、測定部により取得される構成としてもよい。
また、第1の通信制御において、図10に示すように固有送信間隔を示すミューティング情報を通知してもよい。また、第1の通信制御において、図11に示すように、隣接セルのポート数およびミューティングリソースのインデックスによりミューティングリソースを通知してもよい。また、第2の通信制御において、図8および図9に示すように、ビットマップ情報およびパターン情報によりミューティングリソースを通知してもよい。
本発明は上記実施の形態に限定されず、様々変更して実施することが可能である。例えば、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、上記説明におけるミューティングリソースの設定位置、処理部の数、処理手順、ミューティングリソースの数については適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することが可能である。
1 無線通信システム
10 移動端末装置
20 基地局装置
101 送受信アンテナ
102 アンプ部
103 送受信部(受信部)
104 ベースバンド信号処理部
105 アプリケーション部
111 取得部
112 測定部
113 ユーザデータ復調部(復調部)
201 送受信アンテナ
202 アンプ部
203 送受信部(通知部)
204 ベースバンド信号処理部
205 呼処理部
206 伝送路インターフェース
211 CSI-RS配置部
212 CSI-RSインデックス生成部
213 ミューティングリソース設定部
214 ミューティングリソース特定情報生成部
215 CSI-RSパラメータ生成部
216 送信間隔情報生成部
217 報知信号生成部

Claims (10)

  1. CoMP(Coordinated Multiple Point)による送受信を行う複数の送信地点を備えた移動通信システムであって、
    前記複数の送信地点では、下りリンクチャネル推定のための参照信号であるCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)の送信用リソース及びミューティングリソースが設定されており、特定のタイミングにおいて、前記CSI−RSの送信用リソースでないリソースにミューティングが設定された送信地点と、前記特定のタイミングにおいて、前記CSI−RSの送信用リソースにミューティングが設定されない送信地点と、を含み、CSI−RSの割り当て周期が互いに異なる送信地点を含み、一つの送信地点においてCSI−RSの割り当て周期とミューティングの割り当て周期が異なっており、他の送信地点において、前記一つの送信地点におけるCSI−RSの割り当て周期と同じ周期でミューティングが設定されていることを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記複数の送信地点においては、固有の送信サブフレーム周期が設定されていることを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記複数の送信地点は、前記ミューティングリソースの位置、前記CSI−RSを特定する少なくとも送信サブフレーム周期、サブフレームオフセット、及び送信電力を含むパラメータを移動端末装置に通知することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の移動通信システム。
  4. 前記複数の送信地点は、前記ミューティングリソースの位置を対応させたビットマップ情報を前記移動端末装置に通知することを特徴とする請求項3記載の移動通信システム。
  5. 前記複数の送信地点は、前記ミューティングリソースの位置を示すインデックスを前記移動端末装置に通知することを特徴とする請求項3記載の移動通信システム。
  6. CoMP(Coordinated Multiple Point)による送受信を行い、CSI−RSの割り当て周期が互いに異なる送信地点を含み、一つの送信地点においてCSI−RSの割り当て周期とミューティングの割り当て周期が異なっており、他の送信地点において、前記一つの送信地点におけるCSI−RSの割り当て周期と同じ周期でミューティングが設定されている移動通信システムの基地局装置であって、
    下りリンクチャネル推定のための参照信号であるCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)の送信用リソース及びミューティングリソースを設定する設定部を有し、前記設定部は、特定のタイミングにおいて、前記CSI−RSの送信用リソースでないリソースにミューティングを設定し、前記特定のタイミングにおいて、前記CSI−RSの送信用リソースにミューティングを設定しないことを特徴とする基地局装置。
  7. 前記設定部は、固有の送信サブフレーム周期を設定することを特徴とする請求項6記載の基地局装置。
  8. 前記ミューティングリソースの位置、前記CSI−RSを特定する少なくとも送信サブフレーム周期、サブフレームオフセット、及び送信電力を含むパラメータを移動端末装置に通知することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の基地局装置。
  9. 前記ミューティングリソースの位置を対応させたビットマップ情報を前記移動端末装置に通知することを特徴とする請求項8記載の基地局装置。
  10. 前記ミューティングリソースの位置を示すインデックスを前記移動端末装置に通知することを特徴とする請求項8記載の基地局装置。
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