JP7330262B2 - 非矩形トランスデューサアレイ、並びに関連するデバイス、システム、及び方法 - Google Patents

非矩形トランスデューサアレイ、並びに関連するデバイス、システム、及び方法 Download PDF

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Description

[0001] 本開示は、概して、超音波イメージングに関し、特に、非矩形形状のトランスデューサアレイを含むイメージング構成要素を製造するための技術、並びに関連するデバイス及びシステムに関する。
[0002] 超音波イメージングは、患者の内部の解剖学的構造物の画像を得るためによく使用される。超音波システムは、典型的には、プローブハウジングに結合されたトランスデューサアレイを含む超音波トランスデューサプローブを含む。トランスデューサアレイは、患者の解剖学的構造内へと超音波エネルギーを送るために超音波周波数で振動するように作動され、次いで、患者の解剖学的構造によって反射又は後方散乱された超音波エコーを受け取って画像を生成する。このようなトランスデューサアレイは、印加電圧に応じて振動して所望の圧力波を生成する圧電材料を有するいくつかの層を含む様々な層を含み得る。これらのトランスデューサは、身体の様々な組織を通して超音波圧力波を送受信するために使用され得る。様々な超音波応答は、超音波イメージングシステムによってさらに処理されて、身体の様々な構造及び組織が表示され得る。
[0003] トランスデューサアレイは、典型的には、音響素子の矩形の1次元又は2次元マトリクスアレイを含む。
いくつかの態様では、矩形の超音波トランスデューサアレイは、超音波技師にとって障害となる場合がある。例えば、心臓イメージング(例えば、心エコー検査)において、外部超音波プローブは、患者の心臓の画像を得るために、患者の肋骨間に位置付けられ、正確に整列される。これは、音響素子の矩形のアレイを含む超音波プローブで行うことが困難である可能性がある。なぜなら、アレイの1つ以上のコーナーが患者の肋骨間での超音波プローブの動き及び整列を制限し、及び/又はイメージング処置中に患者に不快感をもたらす場合があるからである。
[0004] 本開示は、人間工学的な非矩形形状の超音波イメージングアレイ、並びに関連するシステム及び方法を有利に説明する。一態様において、非垂直アレイとも呼ばれる非矩形アレイは、アレイの周縁部の周りにエッジシールを形成する1つ以上の封止材料を含んで、アレイの周縁部における又はその近くのあまり安定していない音響素子に構造的な完全性を提供する。例えば、封止材料は、音響スタック内にカーフ(切り口)を形成する前、最中、又は後に塗布され、カーフは、音響スタックを個々の音響素子に分割するために形成される。封止材料は、カーフが形成される間に、音響スタックの脆弱な領域をサポート及び/又は強化する。いくつかの態様では、非矩形のトランスデューサアレイは、患者の快適さ、超音波デバイスの操作性、及びオペレータの作業フローを向上させる人間工学的なプローブ形状を可能にする。
[0005] 一態様では、超音波イメージングデバイスは、非矩形の周縁部を含む音響素子のアレイを含む。音響素子のアレイはさらに、超音波エネルギーを放出し、放出された超音波エネルギーに対応するエコーを受け取る複数のアクティブ素子と、音響素子のアレイの非矩形の周縁部において複数のアクティブ素子を囲む複数の緩衝素子とを含む。デバイスはさらに、複数の緩衝素子の周りに少なくとも部分的に位置付けられる封止材料を含むエッジシールを含み、複数の緩衝素子のうちの1つの緩衝素子は、エッジシールの封止材料によって少なくとも1つの他の緩衝素子から離間されている。
[0006] いくつかの実施態様では、非矩形の周縁部は、湾曲セグメントを含む。いくつかの実施形態では、非矩形の周縁部は、多角形を含む。いくつかの実施形態では、複数の緩衝素子の第1の部分の各緩衝素子は、非矩形プロファイルを含み、複数の緩衝素子の第1の部分は音響素子のアレイの外縁部にある。いくつかの態様によれば、複数の緩衝素子の第2の部分の各緩衝素子は、矩形プロファイルを含み、複数の緩衝素子の第2の部分は、音響素子のアレイの外縁部から離間されている。他の態様によれば、エッジシールは、音響素子のアレイの非矩形の周縁部と直接接触する第1の封止材料であって、複数のカーフを含む、第1の封止材料と、第1の封止材料の周りに位置付けられ、第1の封止材料の複数のカーフ内に配置される第2の封止材料とを含む。いくつかの実施形態では、デバイスはさらに、音響素子のアレイの表面に結合されたプロセッサチップを含み、処理チップは、音響素子のアレイの非垂直の周縁部と整列する非垂直の周縁部を含む。別の実施形態では、デバイスはさらにハウジングを含み、音響素子のアレイはハウジングに結合される。
[0007] 本開示の別の態様によれば、超音波イメージングデバイスを製造するための方法は、音響スタックが非矩形の周縁部を含むように、音響スタックの周縁部から材料を除去するステップと、第1の方向において、音響スタック内に第1の複数のカーフを形成するステップと、音響スタックの非矩形の周縁部に第1の封止材料を堆積させるステップと、第1の封止材料が第1の複数のカーフに入ることを可能にするステップと、第1の封止材料を硬化させるステップと、第2の方向において、音響スタック及び第1の封止材料内に第2の複数のカーフを形成して音響素子のアレイを形成するステップとを含む。
[0008] いくつかの実施態様では、音響スタックの周縁部から材料を除去するステップは、湾曲セグメントを形成するステップを含む。他の実施形態では、音響スタックの周縁部から材料を除去するステップは、多角形セグメントを形成するステップを含む。いくつかの態様では、第1の封止材料が第1の複数のカーフに入ることを可能にするステップは、第1の封止材料が音響スタック内に約150ミクロンから約250ミクロンの間で進入するのを待つステップを含む。別の態様では、第1の封止材料はエポキシを含み、第1の封止材料を硬化させるステップは、エポキシに紫外線を向けるステップを含む。いくつかの実施形態では、方法はさらに、第1の封止材料の周りに第2の封止材料を堆積させるステップと、第2の封止材料が第2の複数のカーフに入ることを可能にするステップと、第2の封止材料を硬化させるステップとを含む。
[0009] いくつかの実施形態では、方法はさらに、処理チップが非垂直の周縁部を含むように、処理チップから材料を除去するステップと、処理チップの非垂直の周縁部が音響スタックの非垂直の周縁部と整列するように、処理チップを音響スタックに結合するステップとを含む。さらに他の実施形態では、方法はさらに、音響素子のアレイをハウジングに結合するステップを含む。
[0010] 本開示のさらなる態様、特徴、及び利点は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
[0011] 本開示の例示的な実施形態を、添付の図面を参照しながら説明する。
[0012]図1は、本発明の実施形態による超音波イメージングシステムの概略図である。 [0013]図2は、本開示の実施形態による音響スタックから形成されたトランスデューサアレイの個々の素子の断面図である。 [0014]図3は、本開示の実施形態によるトランスデューサアレイを製造するための方法のフロー図である。 [0015]図4は、本開示の実施形態による製造段階における集積回路(IC)層に結合されたアレイ構造の上面図である。 [0016]図5は、本開示の実施形態による製造段階におけるIC層に結合されたアレイ構造の断面図である。 [0017]図6は、本開示の実施形態による製造段階におけるIC層に結合されたアレイ構造の上面図である。 [0018]図7は、本開示の実施形態による製造段階におけるIC層に結合されたアレイ構造の上面図である。 [0019]図8は、本開示の実施形態による製造段階におけるIC層に結合されたアレイ構造の上面図である。 [0020]図9は、本開示の実施形態による製造段階におけるIC層に結合されたアレイ構造の上面図である。 [0021]図10は、本開示の実施形態による製造段階におけるIC層に結合されたアレイ構造の断面図である。 [0022]図11は、本開示の実施形態によるトランスデューサアレイを製造するための方法のフロー図である。 [0023]図12は、本開示の実施形態による製造段階における音響スタックの上面図である。 [0024]図13は、本開示の実施形態による製造段階における音響スタックの上面図である。 [0025]図14は、本開示の実施形態による製造段階における複数のカーフを有する音響スタックの上面図である。 [0026]図15は、本開示の実施形態による製造段階における複数のカーフ及び周縁部における封止材料を有する音響スタックの上面図である。 [0027]図16は、本開示の実施形態による製造段階における音響スタックで形成されたアレイ構造の上面図である。 [0028]図17は、本開示の実施形態による製造段階における音響スタックで形成されたアレイ構造の上面図である。 [0029]図18は、本開示の実施形態による非矩形音響スタックの上面図である。 [0030]図19は、本開示の実施形態による非矩形音響スタックの上面図である。
[0031] 本開示の原理の理解を促進する目的のために、ここで、図面に示される実施形態を参照し、それを説明するために特定の言語を使用する。しかしながら、本開示の範囲への限定は意図されないことが理解される。説明されるデバイス、システム、及び方法に対する任意の変更及びさらなる修正、並びに本開示の原理の任意のさらなる用途は、本開示が関係する技術分野の当業者に通常想起されるように、本開示内に十分に企図され、含まれている。例えば、超音波デバイスは、外部イメージングプローブに関して説明されるが、本発明はこの用途に限定されることを意図していないことが理解される。システムも同様に、解剖学的構造のイメージングを必要とするあらゆる用途に良く適している。特に、本開示の一実施形態に関して説明される特徴、構成要素、及び/又はステップは、他の実施形態に関して説明される特徴、構成要素、及び/又はステップと組み合わせ得ることが十分に企図されている。しかしながら、簡潔さのために、これらの組合せの多数の反復は、個別には説明しない。
[0032] 図1には、本開示の実施形態による超音波システム100がブロック図形式で示されている。超音波プローブ10は、複数の超音波トランスデューサ素子又は音響素子を含むトランスデューサアレイ12を有する。場合によっては、アレイ12は任意の数の音響素子を含み得る。例えば、アレイ12は、2個の音響素子、4個の音響素子、36個の音響素子、64個の音響素子、128個の音響素子、300個の音響素子、812個の音響素子といった値、及び/又は、より大きい及びより小さい値の両方の他の値を含む、1個から1000個の間の音響素子を含む。場合によっては、アレイ12の音響素子は、線形アレイ、平面アレイ、曲面アレイ、曲線アレイ、円周アレイ、環状アレイ、フェーズドアレイ、マトリクスアレイ、1次元(1D)アレイ、1.x次元アレイ(例えば1.5Dアレイ)、又は2次元(2D)アレイなどの任意の適切な構成で配列され得る。音響素子のアレイ(例えば、1つ以上の行、1つ以上の列、及び/又は1つ以上の向き)は、均一に又は独立して制御され、作動され得る。アレイ12は、患者の解剖学的構造の1次元、2次元、及び/又は3次元画像を得るように構成され得る。
[0033] 本開示は、患者の皮膚に隣接して及び/又は接触して位置付けられている間にイメージングする外部超音波プローブを使用する外部超音波イメージングに言及するが、本開示の1つ以上の態様は、任意の適切なアレイベースの超音波イメージングシステムにおいて実装可能であることが理解される。例えば、本発明の態様は、いくつかの実施形態では、心臓内(ICE)心エコー検査カテーテル及び/又は経食道心エコー検査(TEE)プローブ、血管内超音波(IVUS)イメージングカテーテル、及び/又は経胸腔心エコー検査(TTE)イメージングデバイスを使用する管腔内超音波イメージングシステムに実装可能である。
[0034] 再び図1を参照すると、アレイ12の音響素子は、圧電/圧電抵抗素子、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、圧電型微細加工超音波トランスデューサ(PMUT)素子、容量型微細加工超音波トランスデューサ(CMUT)素子、及び/又は任意の他の適切なタイプの音響素子を含み得る。アレイ12の音響素子は、電子回路14と通信する(例えば、電気的に結合される)。図1の実施形態のようないくつかの実施形態では、電子回路14は、マイクロビームフォーマ(μBF)を含み得る。他の実施形態では、電子回路はマルチプレクサ回路(MUX)を含む。電子回路14は、プローブ10内にあり、トランスデューサアレイ12に通信可能に結合される。いくつかの実施形態では、電子回路14の1つ以上の構成要素をプローブ10内に位置付ける。いくつかの実施形態では、電子回路14の1つ以上の構成要素をプロセッサ28、又は処理システム内に位置付ける。いくつかの態様では、電子回路14のいくつかの構成要素がプローブ10内に位置付けられ、電子回路14の他の構成要素がプロセッサ28内に位置付けられる。電子回路14は、1つ以上の電気スイッチ、トランジスタ、プログラマブル論理デバイス、又は、複数の入力を組み合わせる及び/若しくは連続的に切り替えて、1つ以上の共通通信チャネルにわたって複数の入力のそれぞれから信号を送信する他の電子構成要素を含んでもよい。電子回路14は、複数の通信チャネルによってアレイ12の素子に結合され得る。電子回路14は、超音波イメージングデータを含む信号をプロセッサ28に送信するケーブル16に結合される。
[0035] プロセッサ28では、信号はデジタル化され、各信号を適切に遅延させるシステムビームフォーマ22のチャネルに結合される。次いで、遅延された信号を組み合わせて、コヒーレントなステアリング及びフォーカスされた受信ビームを形成する。システムビームフォーマは、電子ハードウェア構成要素、ソフトウェアによって制御されるハードウェア、又はビーム形成アルゴリズムを実行するマイクロプロセッサを含み得る。この点で、ビームフォーマ22は、電子回路と呼ばれる。いくつかの実施形態では、ビームフォーマ22は、図1のシステムビームフォーマ22のようなシステムビームフォーマであっても、超音波プローブ10内の回路によって実装されるビームフォーマであってもよい。いくつかの実施形態では、システムビームフォーマ22は、プローブ10内に配置されたマイクロビームフォーマ(例えば、電子回路14)と連動して機能する。ビームフォーマ22は、いくつかの実施形態ではアナログビームフォーマであっても、いくつかの実施形態ではデジタルビームフォーマであってもよい。デジタルビームフォーマの場合、システムは、アレイ12からのアナログ信号をサンプリングされたデジタルエコーデータに変換するA/Dコンバータを含む。ビームフォーマ22は、一般に、エコーデータをコヒーレントエコー信号データに処理するために、1つ以上のマイクロプロセッサ、シフトレジスタ、及び/又はデジタル若しくはアナログメモリを含む。遅延は、McKeighenらの米国特許第4,173,007号に説明されているように、受信信号のサンプリングの時間、メモリに一時的に記憶されたデータの書込み/読取り間隔、又はシフトレジスタの長さ若しくはクロックレートによってなど、様々な手段によって達成される。上記特許の全体を参照により本明細書に組み込む。加えて、いくつかの実施形態では、ビームフォーマは、アレイ12によって生成される信号のそれぞれに適切な重み付けを加える。画像フィールドからのビーム形成された信号は、信号及び画像プロセッサ24によって処理されて、画像ディスプレイ30上に表示するための2D又は3D画像を生成する。信号及び画像プロセッサ24は、電子ハードウェア構成要素、ソフトウェアによって制御されるハードウェア、又は画像処理アルゴリズムを実行するマイクロプロセッサを含み得る。また、一般に、受信したエコーデータを、スキャンコンバータのように、所望の表示フォーマットの画像のための画像データに処理する専用のハードウェア又はソフトウェアも含む。いくつかの実施形態では、ビーム形成機能は、異なるビーム形成構成要素間で分割される。例えば、いくつかの実施形態では、システム100は、プローブ10内にあり、システムビームフォーマ22と通信するマイクロビームフォーマを含む。マイクロビームフォーマは、受信信号をプロセッサ28に送信するために必要な通信チャネルの数を減らす予備的なビーム形成及び/又は信号処理が行われる。
[0036] スキャンモード(例えば、Bモード、Mモード)、プローブ選択、ビームステアリング及びフォーカシング、並びに信号及び画像処理などの超音波システムパラメータの制御は、システム100の種々のモジュールに結合されたシステムコントローラ26の制御下で行われる。システムコントローラ26は、特定用途向け集積回路(ASIC)又はマイクロプロセッサ回路、及びRAM、ROM、又はディスクドライブなどのソフトウェアデータ記憶装置によって形成され得る。プローブ10の場合、この制御情報の一部は、ケーブル16を介してプロセッサ28から電子回路14に提供され、特定のスキャン手順に必要とされるようにアレイの動作のために電子回路14が調整される。ユーザは、ユーザインターフェースデバイス20によってこれらの動作パラメータを入力する。
[0037] いくつかの実施形態では、画像プロセッサ24は、さらに分析されるか又はディスプレイ30に出力される異なるモードの画像を生成する。例えば、いくつかの実施形態では、画像プロセッサは、患者の解剖学的構造のBモード画像(例えばライブBモード画像)をコンパイルする。他の実施形態では、画像プロセッサ24は、Mモード画像を生成又はコンパイルする。Mモード画像は、単一のスキャン線に沿って撮像された解剖学的構造の時間的変化を示す画像として説明される。
[0038] プロセッサ28は、コンピュータプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンデンサ、抵抗器、及び/又は他の電子デバイスなどのハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せを含み得ることを理解されたい。いくつかの実施形態では、プロセッサ28は単一のコンピューティングデバイスである。他の実施形態では、プロセッサ28は互いに通信する別個のコンピュータデバイスを含む。
[0039] 図2は、本開示の態様による、音響素子アレイ200の一部の例示的な図である。いくつかの実施形態では、アレイ200は、超音波イメージングデバイス内のトランスデューサとして実装され得る。例えば、図2に示す実施形態では、アレイ200は、3つの音響素子241を含む。一般に、アレイ200は、任意の適切な数の音響素子241を含み得る。音響素子241は、複数の材料層(例えば、層240、242、244、246、及び/又は他の適切な層)から形成できる。いくつかの例では、音響素子241は、複数の材料層を含むピラーと呼ばれる。音響素子アレイ200はまた、音響整合層210、接地層221、及び基板254を含み得る。
[0040] 音響スタック及び音響アレイの形成に関する追加処理、ステップ、及び特徴については、2018年3月12日に出願された米国特許仮出願第62/641,582号に説明されており、その全体を参照により本明細書に組み込む。
[0041] いくつかの実施形態では、基板254は、音響素子アレイ200の基部を形成し得る半導体基板である。基板254は、シリコン、二酸化シリコン、酸化アルミニウム、ゲルマニウム、及び/又は他の適切な材料などの材料を含み得る。いくつかの実施形態では、基板254は、ポリマー基板、ポリイミド基板、例えばKapton(登録商標)、及び/又は他の適切な材料などのフレキシブル基板である。基板254の材料は、場合によっては、用途に基づいて選択される。例えば、フレキシブル基板は、1次元アレイに用いられる。フレキシブル基板はまた、場合によっては2次元又はマトリクスアレイにも使用できる。例えば、その中に含まれる電気的相互接続部を有する半導体基体は、3次元イメージングのために構成される2次元又はマトリクスアレイ内に実装できる。
[0042] いくつかの実施形態では、音響整合層210は、ポリウレタンフィルムなどの柔軟なフィルムを含む。整合層210は、接地層221上にキャストされ得る。整合層210の底面は、整合層と接地層221との間に接着層を介さずに、接地層221の上面と物理的に接触する。いくつかの実施形態では、整合層210は、約10μm~200μm、並びに/又は、より大きい値及びより小さい他の適切な値の厚さを有する。いくつかの実施形態では、整合層210の厚さは、トランスデューサ220(図2)又はアレイ200(図3)の音響中心周波数に基づいて選択され得る。例えば、低周波トランスデューサ設計(例えば、約0.5MHz~5MHzの中心周波数)は、約100μm~200μmの整合層厚を有し、中周波トランスデューサ設計(例えば、約5MHz~10MHzの中心周波数)は、約50μm~150μmの整合層厚を有し、高周波トランスデューサ設計(例えば、中心周波数>10MHz)は、約10μm~100μmの整合層厚を有する。いくつかの実施形態では、整合層210と接地層221との組合せは、金属化整合層と呼ばれる。整合層210は、超音波イメージングデバイスの音響レンズであっても、その一部であってもよい。場合によっては、アレイ200は、異なる音響特性(例えば、音響インピーダンス)を有する異なる整合層など、複数の整合層210を含む。
[0043] いくつかの実施形態では、接地層221は、上層220及び下層222を含む。上層220は、ポリエーテル、ポリエステル、又はポリイミドなどの1つ以上のポリマーを含む。いくつかの実施形態では、上層220は、約3~12μmの厚さを有する。他の実施形態では、上層220は、約1~10μm、2~5μm、5~10μm、並びに/又は、より大きい及びより小さい他の適切な値の厚さを有する。下層222は、金、銀、銅、アルミニウム、白金、及び/又は他の適切な材料などの金属から形成された電極を含む。いくつかの実施態様では、下層222は、約3000Åの厚さを有する。他の実施形態では、下層222は、約1000Å~9000Å、2000Å~3000Åμm、若しくは4000Å~6000Å、並びに/又は、より大きい及びより小さい他の適切な値の厚さを有する。電極層222は、電流を流す。いくつかの実施形態では、電極層222の厚さは、伝送される電流の量に基づいて選択される。いくつかの例では、電極層222の厚さは、異なる超音波デバイスにおいて同じであり得るが、他の層(例えば、整合層210、上層220)の厚さは変化する。例えば、電極層222の厚さは同じとする一方で、整合層210の厚さは、異なる超音波デバイスにおける中心周波数に応じて変化する。いくつかの実施形態では、整合層210の底面は、接地層221の上層220の上面と直接物理的に接触している。いくつかの実施形態では、整合層210は、接地層221上に直接キャストされる。例えば、整合層210は、溶媒と溶解した材料との液体混合物を接地層221上に堆積させ、次いで溶媒を除去することによって、溶媒キャストプロセスで接地層221上にキャストされる。「ドクターブレード」技術などのキャスト技術を用いて、整合層210を接地層上にキャストできる。スピンコーティング、ドロップキャスト、スパッタリング、印刷、スプレーコーティング、ブレードコーティング、溶液せん断、及び他の技術を含む、整合層210を接地層221上に堆積させるための他のキャスト技術も考えられる。
[0044] 接着剤を用いずに整合層210を接地層221に取り付けることにより、既存のトランスデューサ形成方法と比較して、イメージング性能が向上される。さらに、整合層210を接地層221上に直接キャストする方法は、製造上の利益をもたらす。例えば、整合層210は、接地層を1つ以上の音響素子241に取り付ける前に、接地層221上にキャストされる。1つ以上の音響素子241内の層は、高温及び高圧に敏感であり得るので、整合層210を接地層221と別個に組み合わせることは1つ以上の音響素子241への損傷を回避し得る。さらに、整合層210を接地層221上に直接入れると、整合層210と接地層221とは、製造中の1つ以上の音響素子241内の層内の欠陥によってオフセットされないため、既存の方法よりも平坦な層をもたらし得る。平坦性が向上すると、完成した超音波トランスデューサのイメージング性能がより良くなる。さらに、整合層210及び接地層221は、大規模に予め製造することができ、これは、製造コストを下げ、1つ以上の音響素子241を有するより高価な構成要素との一体化の前に、整合層210及び接地層221の検査を可能にする。プロセスの早期に検査ができることは、高価な構成要素の不必要な廃棄を回避するのに役立ち得る。
[0045] 接地層221は、1つ以上の音響素子241に取り付けられ得る。いくつかの実施形態では、接地層221は、音響素子241の層のための電気接地経路を提供する。1つ以上の音響素子241のそれぞれは、第2の整合層240、圧電素子242、第3の整合層244(又は整合解除層)、及びバンプ246(黒鉛及び/又は他の適切な導電性材料を含み得る)など、層の任意の組合せを含み得る。音響素子241はまた、アンダーフィル248及びボンドパッド252(金及び/又は他の適切な導電性材料を含み得る)のうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、接地層221及び整合層210は、1つ以上の音響素子241の層の一部の周りを包む。例えば、接地層221及び整合層210は、接地層221が1つ以上の音響素子241の外側の側壁と接触するように、1つ以上の音響素子241の縁部の周りを包む。
[0046] 製造中、複数の層(層240、242、244、246及び/又は他の適切な層)を含む音響スタックが基板254上に形成される。次いで、音響スタックはダイシングされ、ギャップ又はカーフ250によって互いから離間された個々の音響素子241が形成される。図2の実施形態では、カーフ250は、空気充填カーフ、又はより単純には空気カーフである。しかしながら、他の実施形態では、カーフ250は、材料充填カーフなどの任意の適切なタイプのカーフを含み得る。いくつかの実施形態では、接地層221は、接地層の底面と1つ以上の音響素子241の上面との間に配置された接着層230を用いて、1つ以上の音響素子241に取り付けられる。特に、接地層221の下層222を、1つ以上の音響素子241に取り付ける。接地層221及び整合層210は、複数の音響素子241上、及び音響素子241間のカーフ250上に配置され得る。
[0047] カーフを形成することによって、音響スタック200を個々の音響素子に分割することについて、図3~図10に関して以下にさらに説明する。カーフからもたらされる音響アレイは、典型的には、封入材料で充填されたハウジングに連結され、その中に封入される。封入材料は、音響素子間の空気カーフ内に容易に入り込むことができ、その結果、空気カーフは、非充填ではなく、完全に充填されるか、又は部分的に充填される。空気カーフを保護するための1つのアプローチは、アレイのすべての表面又は側面を封止フィルムで包むことである。しかしながら、封止フィルムはイメージング構成要素のフットプリントを増大させ、これは、カテーテルは空間的に制限されるので望ましくない場合がある。さらに、接地層の包み込みは、アレイ構造の側面又は表面を、後続の製造プロセスステップで適用される洗浄流体、エポキシ、又は窓材料の侵入から完全には封止しないことがある。その点に関し、いくつかの態様では、アレイを封止するために、空気カーフを含むイメージングアレイの周囲にエッジシールを適用することが有益であり得る。
[0048] 図3~図10を参照して、トランスデューサアレイを製造する方法300を説明する。図3は、本発明の実施形態によるトランスデューサアレイ、すなわち、イメージング構成要素の製造方法300のフロー図である。方法300のステップの前、最中、及び後に追加のステップを設けてもよく、また、説明されるステップのいくつかは、方法の他の実施形態では置換されるか又は排除されてもよいことを理解されたい。方法300のステップは、カテーテルの製造業者によって実行されてよい。図4は、本開示の実施形態による製造段階におけるIC層326に結合されたアレイ構造600の上面図である。図5は、本開示の実施形態による製造段階におけるIC層326に結合されたアレイ構造600の断面図である。図6は、本開示の実施形態による製造段階における封止材料810で封止されたアレイ構造600の上面図である。図7は、本開示の実施形態による製造段階における毛管作用プロセス下のアレイ構造600の上面図である。図8は、本開示の実施形態による製造段階における、毛管作用プロセスが完了した後のアレイ構造600の上面図である。図9は、本開示の実施形態による製造段階における、過剰な封止材料が除去された後のアレイ構造600の上面図である。図10は、本発明の実施形態による製造段階におけるアレイ構造600を含むイメージング構成要素の断面図である。
[0049] トランスデューサアレイの形成に関連するさらなるプロセス、ステップ、及び特徴については、2016年10月3日に出願された米国特許仮出願第62/403,267号及び2016年12月15日に出願された米国特許仮出願第62/434,568号に説明されており、これらはそれぞれ参照により本明細書に組み込む。
[0050] 方法300のステップ310、図4及び図5を参照すると、一実施形態において、例えば、機械加工、ダイシングプロセス又は適切なプロセスを使用して、空気カーフ618によって分離された音響素子614のアレイが形成される。音響素子614は、図4及び図5に示すアレイ構造600の一部を形成する。
[0051] 方法300のステップ320、並びに図4及び図5を参照すると、一実施形態において、音響素子614のアレイを囲む複数の緩衝素子612が形成される。複数の緩衝素子612は、ギャップ616によって分離されている。緩衝素子612は、トランスデューサ機能を含まない。緩衝素子612は、作動されたときに超音波エネルギーを放出しない。緩衝素子612は、本明細書でより詳細に説明するように、アレイの均一性を提供し、音響素子614を保護するためのバッファとして機能する。緩衝素子612は、アレイ構造600の一部を形成する。
[0052] 図4は、IC層326の上面650に接合されたアレイ構造600の上面図を示す。アレイ構造600は、均一な形状であってよく、矩形形状又は正方形形状であってよい。図示されるように、音響素子614は行及び列に配列されている。緩衝素子612は、アレイ構造600の最も外側の行及び最も外側の列に位置付けられて、音響素子614を囲んでいる。緩衝素子612は、アレイ構造600の側面を画定する。緩衝素子612は、空気カーフ620によって音響素子614から分離される。いくつかの実施形態では、音響素子614及び緩衝素子612が均一に離間され得る。したがって、空気カーフ618及び620並びにギャップ616は、実質的に同様の幅を有し、互いに整列され得る。
[0053] アレイ構造600の寸法は、異なる実施形態において異なり得る。いくつかの実施形態では、音響素子614は、約90μm~約130μmの長さ602と、約90μm~約130μmの幅604とを有し得る。空気カーフ618の幅622、ギャップ616の幅624、及び空気カーフ620の幅626は、約18μm~約30μmであり得る。緩衝素子612は、アレイ構造600に対して少なくとも約100μmの深さ628を有する緩衝領域を提供するようにサイズ決定される。
[0054] 図5は、図4の線601に沿って取られた、IC層326に結合されたアレイ構造600の断面図を示す。音響素子614及び緩衝素子612は、整合層680a、圧電層680b、整合解除層680c、及びバンプ層680dを含む。整合層680aは、圧電層680bの音響インピーダンスを、診断される身体のそれに整合させる。圧電層680bは、超音波を送信し、標的組織構造から反射されたエコーを受け取る。整合解除層680cは、圧電層680bの裏側から進行する後方超音波を反射する。バンプ層680dは、フリップチップバンプ691を含む。整合層680a、整合解除層680c、及びバンプ層680dは、適切な導電性材料で構成され得る。圧電層680bは、チタン酸ジルコニウム鉛(PZT)から構成され得る。IC層326は、フリップチップバンプ691に結合されたバンプパッド692を含む。アンダーフィル材料693は、バンプ層680dとIC層326との間の領域を埋める。アレイ構造600の外縁部は、任意の適切な導電性材料(例えば、金)で構成され得る金属化された接地エッジめっき710でめっきされ得る。
[0055] 方法300のステップ330、並びに図6及び図7を参照すると、一実施形態において、複数の緩衝素子612間のギャップ616の少なくとも一部が封止材料810で充填される。アレイ構造600の上部の接地縁めっき710は、例示を明確にするために、図8には示さない。例えば、封止材料810は、アレイ構造600の側面630の周りに塗布され、複数の緩衝素子612間のギャップ616内に毛管作用で運ばれる。封止材料810は、紫外線(UV)硬化性のエポキシ材料又は任意の適切な材料であり得る。図6は、側面630を囲む封止材料810を有するアレイ構造600を示す。図7は、ギャップ616内に毛管作用で運ばれる又は広がる封止材料810を示す。広がりは図7の矢印によって示す。封止材料810は点線901によって示すように、(例えば、空気カーフ618及び620に達する前に)ギャップ616の所定の部分内に毛管作用で運ばれる。所定の部分は、異なる実施形態において異なり得る。いくつかの実施形態では、所定の部分は、緩衝素子612の外側境界から少なくとも20μmの深さ930を含む。いくつかの実施態様では、封止材料810は、封止材料が空気カーフ618、620に達する前に、封止材料にUV活性化光を当てることによって硬化され得る。他の実施形態では、封止材料810は、熱、化学物質、及び/又は紫外線以外の光(例えば、可視光、赤外線など)の波長を適用するなど、任意の適切なプロセスによって硬化され得る。
[0056] 方法300及び図8のステップ340を参照すると、一実施形態において、複数の緩衝素子612間のギャップ616を充填する封止材料810は、音響素子614のアレイが空気カーフ618及び620によって離間されたままであるように硬化される。図8は、封止材810がギャップ616内に広がり、所定の部分に達していることを示す。硬化は、所定の部分が充填されたときに、封止材料810の毛管作用で運ばれる又は広がることを停止させるためにUV光を当てることを含み得る。
[0057] 方法300のステップ350、並びに図8及び図9を参照すると、一実施形態において、例えば、図8の破線1010に沿ってダイシングすることによって、過剰な封止材料810が除去される。図9は、過剰な封止材料810が除去された後のアレイ構造600を示す。いくつかの実施形態では、残りの封止材料810は、約20μm~約40μmの厚さ812を有する。
[0058] 方法300のステップ360及び図10を参照すると、一実施形態において、接地層1230がアレイ構造600の上部に接合されて、イメージング構成要素が形成される。図10は、図9の線1101に沿って取られたアレイ構造600を含むイメージング構成要素の断面図を示す。接地層1230は、金メタライゼーションを有するポリエステルフィルムとされる。接地層1230の寸法は、異なる実施形態において異なり得る。いくつかの実施形態では、接地層1230は、約5μmの厚さ1232を有し得る。接地層1230は、アレイ構造600のための電気的地帰路を提供する。例えば、最も外側のバンプパッド692は、図10に示すように、接地接続694に接続される。
[0059] アレイを形成した後、アレイは、プローブハウジング、例えばプローブハウジングのヘッドなどに結合される。封入材料をプローブハウジングのヘッドに塗布して、アレイをプローブハウジング内に固定する。封入材料は、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリウレタン、UV接着剤、又は、音響特性、接合強度、及び製造中の作業の容易さなどの望ましい特性を有する任意の適切な材料を含み得る。
[0060] アレイ構造600の周りに、かつ、緩衝素子612間のギャップ616を部分的に充填する封止材料810を使用することにより、封入材料が音響素子614間の空気カーフ618内に毛管作用で運ばれることが防止される。上述のように、封止材料810は、約20μm~約40μmの厚さ812を有し得る。したがって、開示された実施形態は、イメージング構成要素の大きさの増大を最小限に抑えて、空気で満たされたカーフを作成する。例えば、開示された実施形態は、外部超音波イメージング用のトランスデューサアレイを製造するために適用することができ、この場合、トランスデューサアレイを担持する超音波プローブのヘッドは、人体の肋骨の間に人間工学的に位置付けられる。さらに、開示された製造方法は、大量生産及び自動化に適している。
[0061] いくつかの態様では、矩形の超音波トランスデューサアレイが、超音波技師にとって障害となる場合がある。例えば、心臓イメージング(例えば、心エコー検査)において、外部超音波プローブは、患者の心臓の画像を得るために、患者の肋骨間に位置付けられ、正確に整列される。これは、音響素子の矩形アレイを含む超音波プローブでは行うことが困難である可能性がある。なぜなら、アレイの1つ以上のコーナーが患者の肋骨間での超音波プローブの動き及び整列を制限し、及び/又はイメージング処置中に患者に痛みや不快感を引き起こす場合があるからである。したがって、人間工学的に有利である、非矩形形状又は非垂直形状の超音波イメージングアレイを生成することが有利であり得る。非矩形トランスデューサアレイを、イメージング処置中の患者の快適さだけでなく、オペレータの作業フローを向上できる人間工学的な非矩形ハウジングに結合するか、又はその中に位置付ける。例えば、非矩形アレイ及び/又はハウジングは、患者の肋骨間といった制限された場所においてより容易に操作できるので、オペレータは、所望のイメージング面を達成するために、そして患者に対する不快感を減少させて、より容易にプローブを方向付ける。
[0062] しかしながら、非矩形形状の音響素子の2次元アレイを生成することは、困難である。以下でさらに説明するように、非矩形アレイは、典型的には、構造的に不安定であり、音響スタックから剥離し易い幾つかの非矩形音響素子を含む。したがって、組立中、又はイメージング処置中に、剥離し易い不安定な音響素子を生成しないように非矩形アレイを生成するための製造プロセスを採用することが望ましい。図11~図17は、本開示のいくつかの態様による、人間工学的な非矩形超音波トランスデューサアレイを製造するための方法を示す。図11は、本開示のいくつかの態様による非矩形トランスデューサアレイを製造するための方法の様々なステップを説明するフロー図である。図12~図17は、図11に詳述されるプロセスの様々なステップにおける音響スタック720を示す。
[0063] 図11~図13を参照すると、矩形の音響スタック720が提供され(図12)、音響スタック720のコーナー722(図13)など、音響スタック720の周縁部から材料が除去される。例示の目的のために、図12は、音響スタック720の全体ではなく、音響スタック720の一部又は領域のみが示されることを理解されよう。
[0064] 音響スタック720は、コーナー722を含む。上述のように、矩形アレイのコーナーは、特に、プローブを肋骨などの身体構造の間に誘導し、位置付けなければならない場合に、イメージング処置において障害となる場合がある。したがって、より人間工学的な設計を提供するために、音響スタック720の周縁部などの形状を変更することが有益であり得る。図12及び図13に示すように、音響スタック720は、コーナー領域722から材料を除去して、非矩形の形状又は周縁部を生成することによって、より人間工学的にされる。ステップ510において、コーナー領域722から材料が除去され、面取りされた縁部724が形成される。他の実施形態では、1つ以上の湾曲セグメント及び/又は1つ以上の多角形形状を生成するために、材料を除去できる。例えば、音響スタック720の形状は、面取り、ベベル、フィレット、丸い縁、又は適切な幾何学的特徴の任意の組合せのうちの1つ以上を含むように修正される。スタックの材料は、例えば、切断、ダイシング、研削、エッチング、及び/又は任意の他の適切な成形プロセスによって除去される。いくつかの実施形態では、音響スタック720は、非多角形形状を生成するために音響スタック720から材料を除去する必要がないように、上述の非多角形特徴のいずれかを含む非多角形形状を有するように予め形成される。
[0065] 図18及び図19は、それぞれ、多角形トランスデューサアレイ820、及び非多角形の楕円形トランスデューサアレイ920を示す。トランスデューサアレイのための任意の適切な多角形形状、楕円形形状、規則的形状、不規則形状、対称形状、及び/又は非対称形状が考えられる。その点に関して、図18及び図19は、長さ及び幅などのトランスデューサアレイのプロファイル又は上面図を示すことが理解される。トランスデューサアレイは、(例えば、図2、図5、及び図10に示すように)高さ又は深さも有するという点で、3次元である。その点に関し、トランスデューサアレイは、場合によっては、幾何学的プリズムと説明できる。トランスデューサアレイ820、920の一方又は両方は、図11に示す方法500に従って形成できる。例えば、トランスデューサアレイは、矩形音響スタックのコーナーを形成する材料を除去することによって、又は材料を除去する必要なしに、非矩形形状を有するように音響スタック820、920を形成することによって形成される。
[0066] 再び図11~図13を参照すると、いくつかの実施形態では、非矩形音響スタック720は、プロセッサチップ、又はASICなどのコンピュータチップに結合、取り付け、又は他の方法で接合される。いくつかの態様では、コンピュータチップは、集積回路(IC)又はIC層と説明できる。コンピュータチップ又はIC層は、非矩形音響スタック720と同様又は同一の形状であり得る。その点に関して、いくつかの実施形態では、ステップ510は、音響スタック720及びコンピュータチップの形状が整列するように、矩形の音響スタック720及び矩形のコンピュータチップから材料を同時に除去することを含む。これは、コンピュータチップを音響スタック720に取り付ける前又は後に行われてよい。他の実施形態では、音響スタック720及びコンピュータチップが別々に成形される。コンピュータチップは、シリコンなどの半導体材料から形成された集積論理回路及び/又は回路を含み得る。集積論理回路及び/又は回路は、例えば、図1に示すプロセッサ28によって生成される制御信号を多重化し、制御信号をアレイの対応する音響素子に転送する。制御信号は、超音波パルスの放出及び/又はエコー信号の受信を制御する。逆方向には、集積論理回路及び/又は回路は、標的組織によって反射され、音響素子によって受け取られた超音波エコー信号を受け取る。集積論理回路及び/又は回路は、超音波エコー信号を電気信号に変換し、処理及び/又は表示のために、インターポーザ及び電気ケーブル16を介してプロセッサ28に電気信号を転送する。集積論理回路及び/又は回路はさらに、信号を転送する前に信号調整を行ってもよい。信号調整には、フィルタリング、増幅、及びビーム形成が含まれ得る。いくつかの実施形態では、コンピュータチップは、インターポーザに結合するために、音響スタック720よりも長い長さを有してもよい。
[0067] ステップ520において、及び図14に示すように、音響スタック720は、ギャップ又は空間としても説明される第1の複数のカーフ726を形成するように、ダイシング、切断、研削、エッチング、又は他の方法で機械加工される。カーフ726は平行であり、複数の音響スタックセグメント728を分離するために第1の方向(水平)に形成される。ダイシングに関して説明したが、切断及び/又はエッチングなどの、上述の任意のプロセスを使用してカーフ726を形成する。いくつかの実施形態では、フォトリソグラフィ技術を使用して、カーフ726を形成できる。図示の実施形態では、カーフ726は、個々の音響スタックセグメント728、すなわち、音響素子を空気によって分離するカーフ又はチャネルを意味する空気カーフである。他の実施形態では、カーフ726は、個々の音響スタックセグメント728及び/又は音響素子が材料によって互いから分離されるように材料で充填されてもよい。
[0068] 特に、図14の音響スタック720のように、空気カーフが使用される場合、異物(例えば、超音波ゲル、水、洗浄溶液)が音響スタック720のカーフ726に入り込まないように、空気カーフ726のためのシールを提供することが有益であり得る。したがって、図15に示すステップ530において、第1の封止材料732を含むエッジシール730が音響スタック720の周縁部の周りに塗布されて、カーフ726を封止し、第1の封止材料732は、音響スタック720の非矩形の周縁部と直接接触する。第1の封止材料732は、カーフ726内に部分的に配置される第1の複数の侵入部734を含む。ステップ540において、第1の封止材料732を第1の複数のカーフ726内に特定の距離だけ入らせて侵入部734を形成し、ステップ550において、第1の封止材料732を硬化させる。例えば、第1の封止材料732は、硬化性接着剤、ポッティング材料、又はカーフ726間を流れる他の流体材料を含む。一実施形態では、第1の封止材料732は、例えば、紫外線(UV)、熱、空気暴露、又は任意の他の適切な方法によって硬化できるエポキシ又は硬化性接着剤を含む。いくつかの態様では、侵入部734を形成するためのプロセスは、所定の時間待つこと、及び/又は第1の封止材料732がカーフ726内に所定の距離進入するのを待つことと、第1の封止材料732が音響スタック720内のカーフ726内を進入することを止めるように第1の封止材料732を硬化及び/又は固化させるために硬化プロセス(例えば、UV光を当てること)を有効にすることとを含む。例えば、いくつかの実施形態では、第1の封止材料は、約1秒~約30秒の期間にわたってカーフ726内を進入するか、又は毛管作用で運ばれる。第1の封止材料が音響スタック720内に毛管作用で運ばれる時間は、予備硬化された封止材料の粘度に依存し得る。いくつかの実施態様では、第1の封止材料732は、約250μm~約350μmを含む、約150μm~約1mmで音響スタック720内に進入させてもよい。いくつかの実施形態では、封止材料732は、音響素子の半分、1つの音響素子、2つの音響素子などに対応する幅など、各音響スタックセグメント728及び/又は音響素子の幅に対応する距離だけ、音響スタック720内に進入させてもよい。
[0069] 図11及び図15を参照すると、ステップ560において、第2の複数のカーフ736が、第2の方向(垂直)において音響スタック720内に形成される。その点で、図15の実施形態において、第2の複数のカーフ736の方向は、第1の複数のカーフ726の方向に垂直である。第2の複数のカーフ736を形成することは、図12及び図13に示す音響スタックセグメント728を、音響素子の2次元アレイ750に分割し、ここで、アレイ750は、アクティブ素子729及び緩衝素子738を含む。緩衝素子738は、非アクティブであるアレイ750の音響素子と説明できる。例えば、緩衝素子738は、緩衝素子738間及び/又はその周りに配置された封止材料732による機械的制限や、緩衝素子738が超音波エネルギーを放出及び受信する、又は両方のために駆動されることを妨げる電気的接続又はその欠如のために、非アクティブであると考えられる。言い換えれば、緩衝素子738は、アクティブ素子729と同じ音響スタック720から形成されるが、緩衝素子738は非アクティブ又は不活性と考えられる。
[0070] 緩衝素子738は、アレイ750の周縁部に又はその近くに位置付けられる。図14の音響スタック内の緩衝素子の第1の部分738aは、非矩形形状又はプロファイル(例えば、三角形)を含み、アレイ750の面取りされた縁部724に又はその近くにある。面取りされた縁部724は、アレイ750の周縁部の一部を含む。緩衝素子の第2の部分738bは、矩形の形状又はプロファイルを含む。第2の部分738bの1つ以上の緩衝素子は、1つ以上の他の緩衝素子によってアレイの外周縁部から離間されてもよく、一方、第1の部分738aの緩衝素子は、アレイ750の周縁部に又は周縁部に直接隣接して位置付けられる。いくつかの態様では、緩衝素子738は、アレイ750の周縁部又は縁部を形成するものとして説明できる。
[0071] 上述のように、緩衝素子のいくつか、特に緩衝素子の第1の部分738aは、第1の封止材料732の補強がなく不安定であり得る。したがって、第2の複数のカーフ736を形成する前に第1の封止材料732を塗布することは、アレイ750の外周縁部又は外縁部にある又はその近くの緩衝素子738、特に、非矩形の断面を含む及び/又はアレイ750から剥離し易い第1の領域738aの緩衝素子に、サポート及び補強を追加する。
[0072] ステップ570において、第2の封止材料740が、硬化した第1の封止材料732の上に又はそれに加えて堆積され、第2の封止材料740が、第2の複数のカーフ736を少なくとも部分的に侵入するか又は入って、トランスデューサアレイ750の第2の複数のカーフ736を封止する。第1の封止材料の場合と同様に、ステップ580において、第2の封止材料740を第2の複数のカーフ736内に進入させて、第2の複数の侵入部742を形成する。第2の封止材料740は、第1の封止材料732と同じ種類の材料を含んでも、異なる材料を含んでもよい。第2の封止材料740は、第1の封止材料732の上又はその周りに配置された別個の材料層を含んでもよい。他の実施形態では、第2の封止材料740は、塗布及び硬化されなくてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、第2の封止材料740の代わりに、トランスデューサアレイ750の周りにラップが塗布される。
[0073] ステップ590において、第1及び/又は第2の封止材料732、740からの過剰な封止材料がトリミングされ、切断され、ダイシングされ、研削され、又は他の方法で除去されて、第1及び第2の侵入部734、742を所定の位置に残して、アレイ750を封止し、及び/又は、アレイ750の周縁部付近の緩衝素子を安定させる。次いで、アレイ750は、ハウジングに、例えばプローブハウジングのヘッド内に取り付けられる。ハウジングは、外部超音波プローブ、ICEカテーテル、TEEプローブ、IVUSカテーテル、TTEプローブ、又は任意のアレイベースの超音波デバイスであり得る。上述のように、アレイ750は、充填接着剤及び/又はポッティング材料を使用してプローブハウジングに取り付けられる。アレイ750は、非矩形であるため、アレイ750はより人間工学的に設計されたプローブハウジング内に適合でき、その結果、プローブをより容易に操作及び位置付けて超音波画像を得られる。例えば、非矩形プローブは、患者の肋骨間の画像を得るために、より容易に操作できる。
[0074] 図11~図17に関して説明した処理ステップに加えて、他の処理ステップを行ってもよいことが理解されるであろう。例えば、一実施形態において、アクティブ音響素子729及び/又は緩衝素子738の間の第1及び第2の複数のカーフ726、736に第3の封止材料を付与して、カーフ726、736内の空気を排出する。第3の封止材料は、アレイ750の個々の要素のアクティブ化及び使用を可能にする音響適合性材料を含み得る。いくつかの実施形態では、音響整合層及び/又は接地層(例えば、図2の210、220)をアレイ750の上面に取り付ける。音響整合層及び/又は接地層は、エッジシール730と共に機能して、アレイ750を封止する。また、図2~図10に関して説明した1つ以上のステップ、特徴、及び/又は構成要素を、図11~図17に関して説明したステップ、特徴、及び/又は構成要素と共に使用できることも理解されよう。
[0075] 当業者であれば、上述の装置、システム、及び方法を様々なやり方で修正できることを理解するであろう。したがって、当業者は、本開示によって包含される実施形態が上述の特定の例示的な実施形態に限定されないことを理解するであろう。この点に関して、例示的な実施形態が示され、説明されたが、前述の開示において、広範囲の修正、変更、及び置換が企図される。このような変形は、本開示の範囲から逸脱することなく、上記になされ得ることが理解される。したがって、添付の特許請求の範囲は、広くかつ本開示と一致するよう解釈されることが適切である。

Claims (14)

  1. 非矩形周縁部を含む音響素子のアレイであって、超音波エネルギーを放出し、放出された前記超音波エネルギーに対応するエコーを受け取る複数のアクティブ素子、及び、前記音響素子のアレイの前記非矩形周縁部において、前記複数のアクティブ素子を囲む複数の非アクティブ素子をさらに含む、音響素子のアレイと、
    前記複数の非アクティブ素子の周りに少なくとも部分的に位置付けられたエッジシールと、
    を含み、
    前記複数の非アクティブ素子のうちの1つの非アクティブ素子は、前記エッジシールの封止材料によって少なくとも1つの他の非アクティブ素子から離間されており
    前記エッジシールは、
    前記音響素子のアレイの前記非矩形周縁部と直接接触する第1の封止材料であって、前記アレイ内の前記音響素子間の間隔と同じ幅を有し、当該間隔と整列される複数のカーフを含む、第1の封止材料と、
    前記第1の封止材料の周りに位置付けられ、前記第1の封止材料の前記複数のカーフ内に配置される第2の封止材料と、を含む、
    超音波イメージングデバイス。
  2. 前記非矩形周縁部は、湾曲セグメントを含む、請求項1に記載の超音波イメージングデバイス。
  3. 前記非矩形周縁部は、多角形を含む、請求項1に記載の超音波イメージングデバイス。
  4. 前記複数の非アクティブ素子の第1の部分の各非アクティブ素子は、非矩形プロファイルを含み、前記複数の非アクティブ素子の前記第1の部分は、前記音響素子のアレイの外縁部にある、請求項1に記載の超音波イメージングデバイス。
  5. 前記複数の非アクティブ素子の第2の部分の各非アクティブ素子は、矩形プロファイルを含み、前記複数の非アクティブ素子の前記第2の部分は、前記音響素子のアレイの前記外縁部から離間されている、請求項4に記載の超音波イメージングデバイス。
  6. 前記音響素子のアレイの表面に結合されたプロセッサチップをさらに含み、前記プロセッサチップは、前記音響素子のアレイの非垂直周縁部と整列する非垂直周縁部を含む、請求項1に記載の超音波イメージングデバイス。
  7. ハウジングをさらに含み、前記音響素子のアレイは、前記ハウジングに結合されている、請求項1に記載の超音波イメージングデバイス。
  8. 超音波イメージングデバイスを製造する方法であって、
    音響スタックが非矩形周縁部を含むように、前記音響スタックの周縁部から材料を除去するステップと、
    第1の方向において、前記音響スタック内に第1の複数のカーフを形成するステップと、
    前記音響スタックの前記非矩形周縁部に第1の封止材料を堆積させるステップと、
    前記第1の封止材料が前記第1の複数のカーフに入ることを可能にするステップと、
    前記第1の封止材料を硬化させるステップと、
    第2の方向において、前記音響スタック及び前記第1の封止材料内に第2の複数のカーフを形成して、音響素子のアレイを形成するステップと、
    前記第1の封止材料の周りに第2の封止材料を堆積させるステップと、
    前記第2の封止材料が前記第2の複数のカーフに入ることを可能にするステップと、
    前記第2の封止材料を硬化させるステップと、
    を含む、方法。
  9. 前記音響スタックの前記周縁部から材料を除去するステップは、湾曲セグメントを形成するステップを含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記音響スタックの前記周縁部から材料を除去するステップは、多角形セグメントを形成するステップを含む、請求項に記載の方法。
  11. 前記第1の封止材料が前記第1の複数のカーフに入ることを可能にするステップは、前記第1の封止材料が150ミクロンと250ミクロンとの間で前記音響スタック内に進入するのを待つステップを含む、請求項に記載の方法。
  12. 前記第1の封止材料は、エポキシを含み、前記第1の封止材料を硬化させるステップは、前記エポキシに紫外線を向けるステップを含む、請求項に記載の方法。
  13. 処理チップが非垂直周縁部を含むように、前記処理チップから材料を除去するステップと、
    前記処理チップの前記非垂直周縁部が前記音響スタックの前記非垂直周縁部と整列するように、前記処理チップを前記音響スタックに結合するステップと、
    をさらに含む、請求項に記載の方法。
  14. 前記音響素子のアレイをハウジングに結合するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
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