JP7330008B2 - 掘削管理装置および方法 - Google Patents

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本発明は、例えばニューマチックケーソンの作業室のような人の立ち入ることが困難な箇所での掘削作業を管理するのに好適な掘削管理装置および方法に関するものである。
従来より、橋梁や建物の基礎、シールドトンネルの立坑、下水ポンプ場、地下調整池、地下鉄や道路トンネルなどの施工の際にニューマチックケーソン工法が利用される場合がある。ニューマチックケーソン工法は、函(躯体)の最下部に作業室と称する密閉された部屋に高圧の空気を送って地下水の浸入を防ぎ、地上と同じような状態で掘削を行い函(躯体)を沈設する工法である。近年の掘削は、作業室の天端に設置した天井走行ケーソンショベルを、地上の操作室から遠隔操作することにより行われている。
ニューマチックケーソン工事では、ケーソンの過沈下や傾きを防止するため、開口率(地盤と接する刃口周りの掘り残し範囲)という指標により、ケーソン支持力の変動状況を管理している。従来の方法では、掘削・排土・沈下という一連の作業終了毎に、作業員が掘り残し土の形状を測定し、開口率を算出するのが一般的であった。
しかし、このような方法は、高圧な環境下での作業となるため、作業時間が限定され、さらに作業空間への入退出時の加減圧管理など作業外の時間もかかるため、掘削の進捗に伴う開口率をリアルタイムに把握することが困難であった。また、高圧環境下での繰り返し作業は作業員の健康障害の要因となる可能性もあった。こうした問題を解決するための技術として、例えば非特許文献1に記載のものが知られている。これは、ショベルに取り付けた計測機器の計測結果を分析し、掘り残し土量を可視化するものである。
また、ニューマチックケーソン工事の際のショベル同士の接触も問題になっている。その問題を解決するためにショベルの位置をモニタリングする方法として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
『ニューマチックケーソンの掘り残し土量の可視化技術「T-ケーソンスキャナ(登録商標)」を開発 2017年度 大成建設株式会社』、[online]、[平成31年1月21日検索]、インターネット<URL:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2017/171030_3456.html>
特開平3-221617号公報
しかし、上記の非特許文献1の技術では、掘削量を直感的に視認できないため、掘削すべきところの掘削ができなかったり、掘削する必要ない箇所を掘削してしまう可能性があり、その結果、ケーソンが傾いたり、予定通りにケーソンが沈下しないおそれがある。また、上記の特許文献1の技術では、天井走行ケーソンショベルの位置を平面図、側面図と掘削箇所の映像を2画面以上で確認しており、操縦者が認識する情報量が多く、判断ミスが生じやすい。その結果、ショベル同士が接触する可能性が高い。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、人の立ち入ることが困難な箇所での掘削状況を直感的に視認することができる掘削管理装置および方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る掘削管理装置は、掘削手段による掘削を管理するための装置であって、管理対象物の3次元形状データを複数の計測点について取得して管理対象物の位置と形状を計測する形状計測手段と、管理対象物の映像を撮影する撮影手段と、取得した3次元形状データに基づいて管理対象物における掘削状況を判定し、この判定結果に基づいて、掘削状況を示す情報を管理対象物の映像に重ね合わせるための画像を作成する演算手段と、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の掘削管理装置は、上述した発明において、掘削手段の位置および姿勢を計測する位置姿勢計測手段をさらに備え、表示手段は、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するとともに、計測した掘削手段の位置および姿勢を示す情報を可視化表示することを特徴とする。
また、本発明に係る掘削管理方法は、掘削手段による掘削を管理するための方法であって、管理対象物の3次元形状データを複数の計測点について取得して管理対象物の位置と形状を計測するステップと、管理対象物の映像を撮影するステップと、取得した3次元形状データに基づいて管理対象物における掘削状況を判定し、この判定結果に基づいて、掘削状況を示す情報を管理対象物の映像に重ね合わせるための画像を作成するステップと、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の掘削管理方法は、上述した発明において、掘削手段の位置および姿勢を計測するステップをさらに備え、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するとともに、計測した掘削手段の位置および姿勢を示す情報を可視化表示することを特徴とする。
本発明に係る掘削管理装置によれば、掘削手段による掘削を管理するための装置であって、管理対象物の3次元形状データを複数の計測点について取得して管理対象物の位置と形状を計測する形状計測手段と、管理対象物の映像を撮影する撮影手段と、取得した3次元形状データに基づいて管理対象物における掘削状況を判定し、この判定結果に基づいて、掘削状況を示す情報を管理対象物の映像に重ね合わせるための画像を作成する演算手段と、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示する表示手段とを備えるので、掘削箇所の掘削状況を直感的に視認することができ、施工不具合の発生を未然に防止することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の掘削管理装置によれば、掘削手段の位置および姿勢を計測する位置姿勢計測手段をさらに備え、表示手段は、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するとともに、計測した掘削手段の位置および姿勢を示す情報を可視化表示するので、掘削手段の位置および姿勢を示す情報を直感的に視認することができ、複数の掘削手段どうしが接触する事態を未然に防止することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る掘削管理方法によれば、掘削手段による掘削を管理するための方法であって、管理対象物の3次元形状データを複数の計測点について取得して管理対象物の位置と形状を計測するステップと、管理対象物の映像を撮影するステップと、取得した3次元形状データに基づいて管理対象物における掘削状況を判定し、この判定結果に基づいて、掘削状況を示す情報を管理対象物の映像に重ね合わせるための画像を作成するステップと、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するステップとを備えるので、掘削箇所の掘削状況を直感的に視認することができ、施工不具合の発生を未然に防止することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の掘削管理方法によれば、掘削手段の位置および姿勢を計測するステップをさらに備え、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するとともに、計測した掘削手段の位置および姿勢を示す情報を可視化表示するので、掘削手段の位置および姿勢を示す情報を直感的に視認することができ、複数の掘削手段どうしが接触する事態を未然に防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る掘削管理装置の実施の形態を示す概略構成図である。 図2は、本発明に係る掘削管理装置の実施の形態を示す概略配置図であり、(1)は側面図、(2)はB-B断面図である。 図3は、高さと色の関係を例示する図である。 図4は、本発明に係る掘削管理方法の実施の形態を示す概略手順図である。 図5は、映像に重ね合わせる高さ情報を示す画像の説明図である。 図6は、画像の作成方法の説明図であり、(1)は上面図、(2)は側面図である。 図7は、掘削箇所の映像と高さデータを重ね合わせた映像にショベルまでの距離と方向を表示した図である。
以下に、本発明に係る掘削管理装置および方法の実施の形態について、ニューマチックケーソンの作業室の掘削管理に適用する場合を例にとり、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1に示すように、本発明に係る掘削管理装置100は、三次元計測装置1と、撮影装置2と、データ転送装置3と、視認装置4とを備える。
三次元計測装置1は、二軸の傾斜計5と、演算装置6と、三次元スキャナ7(形状計測手段)と、耐圧保護容器8とを備える。作業室は大気圧よりも大きい圧力が作用するため、二軸の傾斜計5、演算装置6、三次元スキャナ7は耐圧保護容器8に格納されている。二軸の傾斜計5はケーソンの傾きを計測する。三次元スキャナ7は掘削箇所の形状を計測する。演算装置6はこれらの計測結果に基づいて、掘削箇所の高さを判定したデータを演算し、演算したデータをデータ転送装置3に転送する。本実施の形態の三次元スキャナ7としては三次元レーザースキャナを用いているが、本発明はこれに限るものではなく、形状を計測できるものであれば、三次元レーザースキャナでなくてもよい。
撮影装置2は、慣性計測装置9(位置姿勢計測手段)と、演算装置10と、監視カメラ11(撮影手段)と、耐圧保護容器12とを備える。慣性計測装置9、演算装置10、監視カメラ11は、三次元計測装置1と同様に、耐圧保護容器12に格納されている。この撮影装置2は、慣性計測装置9で取得した監視カメラ11の位置、姿勢の変化量のデータと、監視カメラ11で取得した掘削箇所の映像データを、演算装置10からデータ転送装置3に転送する。監視カメラ11は、撮影する方向を任意方向に変化させることのできる機能を有したものを用いるのが望ましい。
データ転送装置3は、ルーター13と、耐圧保護容器14とを備える。ルーター13は、三次元計測装置1と同様に耐圧保護容器14に格納されている。このデータ転送装置3は、三次元計測装置1の演算装置6から転送される掘削箇所の高さデータ、撮影装置2の演算装置10から転送される監視カメラ11の位置、姿勢の変化量のデータと、掘削箇所の映像データを、視認装置4の演算装置15に転送する。
視認装置4は、演算装置15(演算手段)と、モニタ16(表示手段)とを備える。演算装置15は、データ転送装置3から転送されたデータを分析し、掘削箇所の映像に重ね合わせる掘削高さを示す画像を作成し、掘削箇所の映像と画像を重ね合わせて、モニタ16に可視化表示する。
また、この掘削管理装置100は、トータルステーション17と、三次元計測装置1と撮影装置2にそれぞれ設置したプリズム18とをさらに備えている。トータルステーション17は、三次元計測装置1と撮影装置2に設置したプリズム18の位置の測量を行うために使用する。
図2は、掘削管理装置100の配置例である。この図に示すように、ケーソン20の下面に区画形成される作業室22の天井24に線状のレール26が敷設されており、レール26には天井走行ショベル28が走行可能に設置されている。天井走行ショベル28は、作業室22の下および周囲の地盤Gを掘削するための掘削手段である。三次元計測装置1は作業室22の天井スラブ30にアンカーボルト、磁石等で設置される。撮影装置2は作業室22の天井スラブ30や天井走行ショベル28に、アンカーボルトや磁石等で設置される。データ転送装置3は作業室22の天井スラブ30にアンカーボルトや磁石等で設置される。視認装置4は天井走行ショベル28を遠隔操作するための図示しない地上の操作室に設置される。三次元計測装置1に三次元レーザースキャナを使用する場合、ショベル28にレーザーが当たると、ショベル28の奥にある掘削箇所の形状データを取得できず、計測データが欠損するおそれがある。このため、データの欠損が無いように、三次元計測装置1は複数箇所に設置し、掘削箇所すべての形状データを取得することが望ましい。同様に、撮影装置2は掘削箇所の映像に死角が無いように、複数箇所に設置することが望ましい。
次に、上記の構成を用いた掘削管理方法の実施手順について説明する。
図4に示すように、まず、ステップS1において、三次元計測装置1、撮影装置2、データ転送装置3を作業室22内に設置し、視認装置4を天井走行ショベル28の操作室に設置する。
次のステップS2では、作業室の基準点2点にプリズム18を設置し、プリズム18を測量できる位置にトータルステーション17を据え、トータルステーション17でプリズム18の位置を測量し、後方後会を行う。その後、三次元計測装置1、撮影装置2に各3個プリズム18を設置し、プリズム18をトータルステーション17で測量し、三次元計測装置1、撮影装置2の位置と姿勢を推定し、演算装置15に記録する。なお、天井走行ショベル28に設置した撮影装置2の位置や姿勢はショベル28の移動により変化するが、これらの変化量は慣性計測装置9が取得し、演算装置10にリアルタイムで記録される。
次のステップS3では、三次元計測装置1の三次元スキャナ7で掘削箇所の形状を計測する。
次のステップS4では、二軸の傾斜計5の計測結果と三次元スキャナ7の計測結果を演算装置6で分析する。例えば、図3に示すように、高さの閾値dを設定するとともに5cmごとに計測点の高さを分類し、計測点に色情報を付与し、掘削箇所の高さデータを出力する。高さデータは三次元スキャナ7の中心を原点Oとした三次元の直交座標系の座標値(x,y,z)と色情報(R,G,B)で構成される。
次のステップS5では、撮影装置2の監視カメラ11で掘削箇所の映像の撮影と、撮影装置2の位置、姿勢の変化量を慣性計測装置9で取得し、演算装置10に記録する。
次のステップS6では、映像データと撮影装置2の位置、姿勢の変化量をリアルタイムでルーター13を経由し、演算装置15に転送する。
次のステップS7では、演算装置15に転送された掘削箇所の高さデータと、撮影装置2の位置、姿勢の変化量を分析し、図5に示すような掘削箇所の映像に重ね合わせる画像を出力する。リアルタイムに画像を作成するために、監視カメラ11の撮影範囲内の高さデータのみを使用し、画像の作成を行うことが好ましい。
映像に重ね合わせる高さ情報を示す画像の作成方法を図6に示す。掘削箇所の高さデータをもとに、掘削箇所の映像に重ね合わせる画像を作成する。画像は面積を持った点群、すなわち円のような基本図形の集合で構成される。監視カメラ11のレンズを原点Oとした直交座標系(ξ,η,ζ)を設定し、三次元スキャナ7の座標系の高さデータを、監視カメラ11の座標系に座標変換する。その後、高さを判定した点A(a,b,c)に正確に判定結果が重なるように、モニタ画面の画像上の点A’(d,bd/a,cd/a)に円をプロットする。すなわち、この画像を映像に重ねると、点A’にプロットされた円が点Aに重なる。ここでdは、カメラで撮影した範囲と、モニタ画面の大きさが一致する距離である。プロットする円の色には、ステップS4にて判定を行った際に計測点に付与された色情報を使用する。
次のステップS8では、作成した画像を映像に重ね合わせてモニタ16に表示する。
ここではさらに、撮影装置2の慣性計測装置9の出力を分析し、各天井走行ショベル28の位置関係を求め、ショベル28間の距離が所定の閾値以下になると、モニタ16の画面上に、図7に示すようなショベル28の方向と距離の表示を行う。これは掘削作業中に1画面で掘削箇所の高さ、他のショベルまでの距離と方向を視認するために行う。
次のステップS9では、撮影している範囲の掘削が所定の高さまで完了している場合は、ステップS10へ移行する。完了していない場合はステップS11に移行する。
ステップS11では、撮影している範囲内を天井走行ショベル28で掘削を行う。掘削が進行した後に、ステップS3~S8の作業を実施する。撮影している範囲内の掘削が完了するまで、ステップS3~S9を繰り返し実施する。
次のステップS10では、撮影している範囲以外の掘削が完了している場合は、本方法の作業を終了する。完了していない場合はステップS12に移行する。
ステップS12では、監視カメラ11のレンズの位置を操作したり、天井走行シャベル28を移動させたりして、撮影方向を変更する。その後、ステップS2~S8の作業を実施する。撮影している範囲外の掘削が完了するまで、ステップS2~S10を繰り返し実施する。
以上の手順で、本実施の形態の掘削管理装置100、掘削管理方法を利用することにより、ニューマチックケーソンの掘削箇所の掘削高さや、他のショベル28までの距離と方向を直感的に視認しながら、掘削作業を行うことが可能となる。
このように、本実施の形態によれば、三次元スキャナ7で計測した掘削箇所の高さ情報、慣性計測装置9で計測したショベル28同士の距離、監視カメラ11で撮影した映像を重ね合わせてモニタ16に表示し、掘削箇所の掘削状況を直接視認しながら掘削を行うことができる。掘削箇所の映像に掘削高さの情報を重ね合わせるため、ニューマチックケーソンの作業室の掘削箇所の掘削状況を直感的に視認することができ、掘削ミスによる施工不具合の発生を未然に防止することができる。また、掘削箇所の映像が表示されるモニタ16の画面上に他のショベル28までの方向と距離が表示され、これを視認できるため、ショベル28同士が接触する事故発生を未然に防止することができる。
なお、上記の実施の形態では、ニューマチックケーソンの作業室の掘削管理に適用する場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば土砂災害が発生し人の立ち入ることが困難な箇所での重機の遠隔操作による切土、盛土の施工にも適用することもできる。
以上説明したように、本発明に係る掘削管理装置によれば、掘削手段による掘削を管理するための装置であって、管理対象物の3次元形状データを複数の計測点について取得して管理対象物の位置と形状を計測する形状計測手段と、管理対象物の映像を撮影する撮影手段と、取得した3次元形状データに基づいて管理対象物における掘削状況を判定し、この判定結果に基づいて、掘削状況を示す情報を管理対象物の映像に重ね合わせるための画像を作成する演算手段と、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示する表示手段とを備えるので、掘削箇所の掘削状況を直感的に視認することができ、施工不具合の発生を未然に防止することができる。
また、本発明に係る他の掘削管理装置によれば、掘削手段の位置および姿勢を計測する位置姿勢計測手段をさらに備え、表示手段は、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するとともに、計測した掘削手段の位置および姿勢を示す情報を可視化表示するので、掘削手段の位置および姿勢を示す情報を直感的に視認することができ、複数の掘削手段どうしが接触する事態を未然に防止することができる。
また、本発明に係る掘削管理方法によれば、掘削手段による掘削を管理するための方法であって、管理対象物の3次元形状データを複数の計測点について取得して管理対象物の位置と形状を計測するステップと、管理対象物の映像を撮影するステップと、取得した3次元形状データに基づいて管理対象物における掘削状況を判定し、この判定結果に基づいて、掘削状況を示す情報を管理対象物の映像に重ね合わせるための画像を作成するステップと、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するステップとを備えるので、掘削箇所の掘削状況を直感的に視認することができ、施工不具合の発生を未然に防止することができる。
また、本発明に係る他の掘削管理方法によれば、掘削手段の位置および姿勢を計測するステップをさらに備え、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するとともに、計測した掘削手段の位置および姿勢を示す情報を可視化表示するので、掘削手段の位置および姿勢を示す情報を直感的に視認することができ、複数の掘削手段どうしが接触する事態を未然に防止することができる。
以上のように、本発明に係る掘削管理装置および方法は、ニューマチックケーソンの作業室のような人の立ち入ることが困難な箇所での掘削作業を管理するのに有用であり、特に、掘削状況を直感的に視認するのに適している。
1 三次元計測装置
2 撮影装置
3 データ転送装置
4 視認装置(演算手段)
5 二軸の傾斜計
6,10,15 演算装置
7 三次元スキャナ(形状計測手段)
8,12,14 耐圧保護容器
9 慣性計測装置(位置姿勢計測手段)
11 監視カメラ(撮影手段)
13 ルーター
16 モニタ(表示手段)
17 トータルステーション
18 プリズム
20 ケーソン
22 作業室
24 天井
26 レール
28 天井走行ショベル(掘削手段)
30 天井スラブ
100 掘削管理装置

Claims (5)

  1. 掘削手段による掘削を管理するための装置であって、
    管理対象物の3次元形状データを複数の計測点について取得して管理対象物の位置と形状を計測する形状計測手段と、管理対象物の映像を撮影する撮影手段と、取得した3次元形状データに基づいて管理対象物における掘削状況を判定し、この判定結果に基づいて、掘削状況を示す情報を管理対象物の映像に重ね合わせるための画像を作成する演算手段と、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示する表示手段とを備え
    前記演算手段は、掘削高さの閾値を設定するとともに、前記閾値を基準にして所定の高さごとに前記計測点の高さを分類し、分類した高さに応じて前記計測点に色情報を付与した高さデータを出力し、この高さデータを前記掘削状況を示す情報として用いることを特徴とする掘削管理装置。
  2. 前記所定の高さが5cmであることを特徴とする請求項1に記載の掘削管理装置。
  3. 掘削手段の位置および姿勢を計測する位置姿勢計測手段をさらに備え、表示手段は、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するとともに、計測した掘削手段の位置および姿勢を示す情報を可視化表示することを特徴とする請求項1または2に記載の掘削管理装置。
  4. 掘削手段による掘削を管理するための方法であって、
    管理対象物の3次元形状データを複数の計測点について取得して管理対象物の位置と形状を計測する形状計測ステップと、管理対象物の映像を撮影する撮影ステップと、取得した3次元形状データに基づいて管理対象物における掘削状況を判定し、この判定結果に基づいて、掘削状況を示す情報を管理対象物の映像に重ね合わせるための画像を作成する画像作成ステップと、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示する可視化表示ステップとを備え
    前記画像作成ステップは、掘削高さの閾値を設定するとともに、前記閾値を基準にして所定の高さごとに前記計測点の高さを分類し、分類した高さに応じて前記計測点に色情報を付与した高さデータを出力し、この高さデータを前記掘削状況を示す情報として用いることを特徴とする掘削管理方法。
  5. 掘削手段の位置および姿勢を計測するステップをさらに備え、作成した画像と管理対象物の映像を重ね合わせて可視化表示するとともに、計測した掘削手段の位置および姿勢を示す情報を可視化表示することを特徴とする請求項に記載の掘削管理方法。
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