JP7329771B2 - インジェクション機構付き圧縮機 - Google Patents
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Description
発明者らが本開示に想到するに至った当時、特許文献1に記載されたスクロール圧縮機があった。このインジェクション機構付き圧縮機は、図11に示すように、インジェクション冷媒を中間圧室105に導き、そのインジェクション冷媒による脈動を中間圧室105により平準化し、圧縮機外部への伝播を抑制して低騒音化している。
以下、図1~図8を用いて、実施の形態1を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るインジェクション機構付き圧縮機の一例として示すスクロール圧縮機の縦断面図、図2は図1のスクロール圧縮機の要部を示す拡大断面図である。以下、本実施の形態に係るスクロール圧縮機について、その動作、作用を説明する。
ト4と主軸受部材11との間の軸受部66に進入してそれぞれの部分を潤滑した後、落下し、貯油部20へ戻る。
通し、外側圧縮室15aとは連通しない。また、圧力上昇速度が速い内側圧縮室15bへ積極的にオイル供給することで、圧縮工程において、1つ前に形成された内側圧縮室15b-1(図3参照)から、次に形成された内側圧縮室15b-2(図3参照)への漏れを抑制できる。
通している間の背圧室29の圧力は、内側圧縮室15bの圧力とほぼ等しくなる。対して、図5(a)、(b)、(c)の状態では、一方の開口端55-2bは凹部12aに開口していない。このため、背圧室29から内側圧縮室15bにオイル6は供給されない。また、背圧室29の圧力も内側圧縮室15bから影響を受けない。
95からスクロール圧縮機91に液冷媒が流入する。インジェクション管95から液冷媒が流入する場合においても、スクロール圧縮機91が高い信頼性を維持できるよう構成する必要がある。
以下に本実施の形態による動作を説明する。
以上のように、本実施の形態において、圧縮機は、密閉容器の内部に低圧状態の冷媒を吸入して高圧状態へと圧縮する圧縮機構部を有し、圧縮機構部内の圧縮室から吐出室へと排出された冷媒が圧縮機構部周辺の内部空間を経由して吐出管から密閉容器の外へ送り出される圧縮機において、圧縮機には低圧と高圧の間の中間圧力状態の冷媒を密閉容器の外部から引き込むためのインジェクション管を有し、インジェクション管から導かれた冷媒が流れ込む中間圧室と吐出室はいずれも圧縮室に隣接して設けられ、内部空間と中間圧室さらに吐出室を区画する区画部材は、内部空間と吐出室の間の熱抵抗である第1熱抵抗よりも内部空間と中間圧室の熱抵抗である第2熱抵抗を大きくした構成としてある。これにより、インジェクション冷媒による吐出温度低下と中間圧室でのインジェクション冷媒の受熱を抑制し、インジェクション冷媒の密度を高く保ったまま圧縮室へと導くことができる。そのため、高能力で高効率なインジェクション機構付き圧縮機を提供できる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
2 圧縮機構
3 モータ部
4 シャフト
4a 偏心軸部
6 オイル
7 内部空間
11 主軸受部材
12 固定スクロール
12a 凹部
13 旋回スクロール
13c ラップ先端
13e 背面
14 自転拘束機構
15 圧縮室
15a 外側圧縮室(第1圧縮室)
15b 内側圧縮室(第2圧縮室)
16 吸入パイプ
17 吸入ポート
18 吐出ポート
19 吐出リード弁
20 貯油部
21,21a,21b 吐出バイパスポート
22 吐出管
25 ポンプ
26 オイル供給穴
29 背圧室
30 高圧領域
31 吐出室
41 中間圧室
41a 中間圧室入口
41b 液溜め部
42 逆止弁
42a リード弁
42b バルブストップ
43 インジェクションポート
43a インジェクションポート入口
44 中間圧プレート(中間圧室隔壁部材)
45 中間圧カバー(区画部材)
46 低熱伝導材
47 吐出室カバー
48 固定部材(ボルト)
55 給油経路
55-1 接続路
55-1a 他方の開口端(高圧領域側)
55-1b 一方の開口端(背圧室側)
55-2 供給路
55-2a 他方の開口端(背圧室側)
55-2b 一方の開口端(圧縮室側)
59 吐出冷媒通路
66 軸受部
78 シール部材
91 圧縮機(スクロール圧縮機)
92 凝縮器
93 蒸発器
94 減圧器
95 インジェクション管
96 気液分離器
Claims (7)
- 密閉容器の内部に低圧状態の作動流体を吸入して高圧状態へと圧縮する圧縮機構部を有し、前記圧縮機構部内の圧縮室から吐出室へと排出された前記作動流体が前記圧縮機構部の周辺の内部空間を経由して吐出管から前記密閉容器の外へ送り出される圧縮機において、
前記圧縮機には低圧と高圧の間の中間圧力状態の作動流体を前記密閉容器の外部から引き込むためのインジェクション管を有し、
前記インジェクション管から導かれた前記作動流体が流れ込む中間圧室と前記吐出室はいずれも前記圧縮室に隣接して設けられ、前記内部空間と前記中間圧室さらに前記吐出室を区画する区画部材は、前記内部空間と前記吐出室の間の熱抵抗である第1熱抵抗よりも前記内部空間と前記中間圧室の熱抵抗である第2熱抵抗を大きくし、
前記区画部材は、前記内部空間と前記中間圧室を区画する面積を前記内部空間と前記吐出室を区画する面積よりも小さくした
ことを特徴とするインジェクション機構付き圧縮機。 - 密閉容器の内部に低圧状態の作動流体を吸入して高圧状態へと圧縮する圧縮機構部を有し、前記圧縮機構部内の圧縮室から吐出室へと排出された前記作動流体が前記圧縮機構部の周辺の内部空間を経由して吐出管から前記密閉容器の外へ送り出される圧縮機において、
前記圧縮機には低圧と高圧の間の中間圧力状態の作動流体を前記密閉容器の外部から引き込むためのインジェクション管を有し、
前記インジェクション管から導かれた前記作動流体が流れ込む中間圧室と前記吐出室はいずれも前記圧縮室に隣接して設けられ、前記内部空間と前記中間圧室さらに前記吐出室を区画する区画部材は、前記内部空間と前記吐出室の間の熱抵抗である第1熱抵抗よりも前記内部空間と前記中間圧室の熱抵抗である第2熱抵抗を大きくし、
前記中間圧室および前記吐出室は、それぞれ異なる少なくとも1つ以上の区画部材により前記内部空間と仕切った
ことを特徴とするインジェクション機構付き圧縮機。 - 前記区画部材は、前記内部空間と前記中間圧室の間の厚みを前記内部空間と前記吐出室の間の厚みよりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のインジェクション機構付き圧縮機。
- 前記区画部材の前記内部空間と前記中間圧室を区画する部分は、前記内部空間と前記吐出室を区画する部分よりも熱伝導率の小さい材質で構成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインジェクション機構付き圧縮機。
- 前記区画部材の前記内部空間と前記中間圧室を区画する部分の表面のうち、すくなくとも一部を、前記区画部材よりも熱伝導率の小さい材質で覆ったことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のインジェクション機構付き圧縮機。
- 前記中間圧室および前記吐出室は、前記圧縮室を基準に前記吐出管側に設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のインジェクション機構付き圧縮機。
- 前記圧縮機構部を取り囲む前記密閉容器の内側は、前記圧縮機構部を除いて、概ね吐出圧力状態の前記内部空間で満たされていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のインジェクション機構付き圧縮機。
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JP2008298080A (ja) | 2007-01-15 | 2008-12-11 | Panasonic Corp | 膨張機一体型圧縮機 |
JP2015113817A (ja) | 2013-12-16 | 2015-06-22 | 三菱重工業株式会社 | スクロール型圧縮機 |
WO2018096825A1 (ja) | 2016-11-24 | 2018-05-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | インジェクション機能を備えた圧縮機 |
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