JP7329763B1 - 病院用の情報出力システム、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】病院の医療従事者が安心して医療に従事でき、且つ、感染対策が必要である場合には感染対策が必要であることを病院の医療従事者が把握できる病院用の情報出力システム、病院用の情報出力方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】病院用の情報出力システムは、医者が診察を行う第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサと、病院で使用される出力装置と、を備え、前記出力装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力し、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力する、病院用の情報出力システム。【選択図】図1

Description

本開示は、病院用の情報出力システム、病院用の情報出力方法、及びプログラムに関する。
特許文献1は、室内のCO2濃度が閾値を超える場合に、室内の密集度が高く感染症対策が不十分であることを報知する技術を開示する。
特開2022-024584号公報
本開示は、病院の医療従事者が安心して医療に従事でき、且つ、感染対策が必要である場合には感染対策が必要であることを病院の医療従事者が把握できる病院用の情報出力システム、病院用の情報出力方法、及びプログラムを提供する。
本開示における病院用の情報出力システムは、医者が診察を行う第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサと、病院で使用される出力装置と、を備え、前記出力装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力し、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力する。
また、本開示における病院用の情報出力システムは、診察の受付を行う受付室である第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサと、病院で使用される出力装置と、を備え、前記出力装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力し、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力する。
また、本開示におけるプログラムは、病院で使用される端末装置のプロセッサに、医者が診察を行う第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力させ、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力させる。
また、本開示におけるプログラムは、病院で使用される端末装置のプロセッサに、診察の受付を行う受付室である第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力させ、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力させる。
本開示における病院用の情報出力システム、病院用の情報出力方法、及びプログラムは、第1空間から第2空間に向かった気流が発生する状況においては第1空間の気流の状況が正常であることを病院の医療従事者が把握できるため、病院の医療従事者が安心して医療に従事できる。また、本開示における病院用の情報出力システム、病院用の情報出力方法、及びプログラムは、第2空間から第1空間に向かった気流が発生する状況においては第1空間において感染対策が必要であることを病院の医療従事者が把握できる。よって、病院の医療従事者が安心して医療に従事でき、且つ、感染対策が必要である場合には感染対策が必要であることを病院の医療従事者が把握できる。
実施の形態1における情報出力システムの構成を示す図 実施の形態1における病院の内部の一例を示す図 実施の形態1における診察室の内部の一例を示す図 実施の形態1における表示灯、第1端末装置、第2端末装置、及び第3端末装置の構成を示す図 実施の形態1におけるサーバ装置の構成を示す図 実施の形態1におけるサーバ装置、及び出力装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1における第1画面の一例を示す図 実施の形態1における第2画面の一例を示す図 実施の形態1におけるサーバ装置、及び第3端末装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1における第3画面の一例を示す図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、特許文献1のように、空間における感染対策の必要性を提示する技術があった。ところで、病院では、診察室と待合室とが隣接している場合がある。この場合、待合室から診察室に向けて気流が発生すると、診察室では待合室から医者に向かった気流が発生するため、診察室で診察する医者は、待合室で待機する患者又は患畜の病気に感染する虞がある。また、病院では、待合室と受付室とが隣接している場合がある。この場合も同様で、待合室から受付室に向けて気流が発生すると、受付室にいる医療従事者は、待合室で待機する患者又は患畜の病気に感染する虞がある。このように、病院においては隣接する空間の気流の状況に応じて医療従事者が病気に感染する虞があるため、従来から、病院の医療従事者には、医療に従事する空間の気流の状況を把握したいとする要望がある。これは、病院の医療従事者が医療に従事する空間の気流の状況を把握できれば、病院の医療従事者が安心して医療に従事でき、且つ、感染対策が必要な場合にはそのことを病院の医療従事者が把握できるためである。しかしながら、特許文献1では、感染症対策の必要性の提示に際して隣接する空間の気流の状況について考慮していないため、上記の要望に応えることができないと言う課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、病院の医療従事者が安心して医療に従事でき、且つ、感染対策が必要である場合には感染対策が必要であることを病院の医療従事者が把握できる病院用の情報出力システム、病院用の情報出力方法、及びプログラムを提供する。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
[1-1.構成]
[1-1-1.情報出力システムの構成]
図1は、情報出力システム1000の構成を示す図である。
情報出力システム1000は、病院H用のシステムである。本実施の形態の病院Hは、患者Pに対して医療を提供する機関であり、患者Pを収容する施設であることは問わない。つまり、本実施の形態の病院Hは、外来患者を対象に医療を提供する機関でもよいし、外来患者及び入院患者を対象に医療を提供する機関でもよい。
図2は、本実施の形態における病院Hの内部の一例を示す図である。図2に示す病院Hの内部は、病院Hの一部でもよいし全部でもよい。
図2に示すように、本実施の形態における病院Hは、複数の診察室ERと、待合室WRと、居室ROと、受付室REを備える。
診察室ERは、医者Dが診察を行う部屋である。
待合室WRとは、診察室ERにおいて診察される患者Pが診察前に待機する部屋である。
居室ROとは、病院Hの医療従事者HCが使用する部屋である。なお、病院Hの医療従事者HCには、医者Dや、看護師、病院Hに関連した事務に従事する者などが含まれる。
診察室ERは、「第1空間」の一例である。待合室WRは、「第2空間」の一例である。
図2に示す病院Hでは、診察室ERと待合室WRとが隣接し、診察室ER同士が隣接し、1つの診察室ERと居室ROとが隣接している。また、図2に示す病院Hは、診察室ERと待合室WRとは、壁と、診察室ERに出入りするための扉DRと、により区画されている。
なお、図2に示す病院Hの内部は、あくまで一例であり、この構成に限定されない。例えば、病院Hでは、診察室ERと待合室WRとがカーテンなどで区画されてもよい。また、例えば、病院Hでは、診察室ERごとに待合室WRが設けられてもよい。また、例えば、病院Hでは、1つの居室ROに複数の診察室ERが隣接してもよい。また、例えば、病院Hでは、診察室ER同士で互いに入退室できるように区画されてもよい。また、例えば、病院Hでは、診察室ERと居室ROとで互いに入退室できるように区画されてもよい。
図3は、本実施の形態における診察室ERの内部の一例を示す図である。
診察室ERと待合室WRとは、壁と扉DRとによって区画されている。扉DRの下部には、排気口EPが設けられている。
診察室ER内には、患者Pが診察に際して着座する第1座席CR1と、医者Dが着座する第2座席CR2とが配置される。第1座席CR1は、第2座席CR2よりも待合室WRに近い位置、すなわち、第2座席CR2よりも扉DRに近い位置に配置される。第2座席CR2は、第1座席CR1よりも待合室WRから遠い位置、すなわち、第1座席CR1よりも扉DRから遠い位置に配置される。
診察室ER内には、表示灯1が設けられる。詳細については後述するが、表示灯1は、点灯する光の色を切り替えることで、診察室ERの気流の状況に関して、診察室ERで診察を行う医者Dを含む病院Hの医療従事者HCに所定の内容を出力する。なお、表示灯1の設置位置は、図2に示す設置位置、すなわち、扉DRが設けられる診察室ERの面と対向する面に限定されない。
診察室ER内には、少なくとも医者Dが診察している際、第1端末装置2及び第2端末装置3の少なくともいずれかが設けられる。第1端末装置2及び第2端末装置3は、医者Dが使用するPC(Personal Computer)である。図1及び図2では、第1端末装置2としてスマートフォンを例示し、第2端末装置3としてラップトップ型のPCを例示している。なお、第1端末装置2は、スマートフォンに限定されず、タブレット端末でもラップトップ型のPCでもデスクトップ型のPCでもよい。また、第2端末装置3は、ラップトップ型のPCに限定されず、タブレット端末でもスマートフォンでもデスクトップ型のPCでもよい。
以下の説明において、表示灯1と第1端末装置2と第2端末装置3とを区別しない場合、「出力装置」といい「4」の符号を付す。
また、以下の説明において、第1端末装置2と第2端末装置3とを区別しない場合、「端末装置」といい「5」の符号を付す。
また、図3に示すように、診察室ER内には、換気装置10が給気する給気口AIが設けている。
図1の説明に戻り、情報出力システム1000は、出力装置4を備える。本実施の形態の情報出力システム1000は、病院Hの診察室ERの数分、表示灯1、第1端末装置2、及び第2端末装置3を備える。出力装置4は、通信装置6と通信接続し、通信装置6を介してネットワークNWに接続するサーバ装置7と通信する。
通信装置6は、公衆回線網や、専用線、その他の通信回路などで構成されたネットワークNWに接続し、ネットワークNWを介してサーバ装置7と通信する。通信装置6は、各機器をネットワークNWに接続するためのインターフェース装置として機能する。本実施の形態の通信装置6は、病院HにローカルネットワークLNを構築する。
情報出力システム1000は、第3端末装置8を備える。第3端末装置8は、居室ROや受付室REなどに設けられ、病院Hの医療従事者HCに使用される。図1では、第3端末装置8としてラップトップ型のPCを例示しているが、第3端末装置8は、タブレット型のPCでもデスクトップ型のPCでもスマートフォンでもよく、その形態を問わない。第3端末装置8は、通信装置6通信接続し、通信装置6を介してネットワークNWに接続するサーバ装置7と通信する。情報出力システム1000は、第3端末装置8を複数備えてもよい。
情報出力システム1000は、診察室ERの気圧と待合室WRの気圧との差(以下、「差圧」という)を検出する差圧センサ9を備える。本実施の形態の情報出力システム1000は、複数の差圧センサ9を備える。本実施の形態では、診察室ERごとに差圧センサ9が設けられてる。差圧センサ9は、第1気圧センサ91と第2気圧センサ92とを備える。第1気圧センサ91は、診察室ER内に配置され、診察室ERの気圧を検出する。第1気圧センサ91は、扉DRの排気口EPの周辺に配置される。第2気圧センサ92は、待合室WR内に配置され、待合室WRの気圧を検出する。第2気圧センサ92は、対になる第1気圧センサ91が配置される診察室ERへ出入りする扉DRの排気口EPの周辺に配置される。なお、第1気圧センサ91と第2気圧センサ92との検出方式は、特定の方式に限定されず、例えば、ピエゾ抵抗方式でも、成膜方式でも、静電容量方式でもよい。
差圧センサ9は、通信装置6と通信接続し、通信装置6を介してネットワークNWに接続するサーバ装置7と通信する。差圧センサ9は、所定周期で差圧を検出し、検出するたびに第1アップロードデータD1をサーバ装置7に送信する。第1アップロードデータD1は、差圧センサ9を一意に特定するセンサID(Identification)と、検出結果である差圧とが記録されている。なお、本実施の形態の差圧センサ9は、診察室ERの気圧に対する差圧を検出する。そのため、差圧センサ9が検出した差圧が正の値であれば、診察室ERの気圧は、待合室WRの気圧よりも高く、差圧センサ9が検出した差圧が負の値であれば、診察室ERの気圧は、待合室WRの気圧よりも低い。差圧の値は、ヘクトパスカルの単位で示される。
情報出力システム1000は、診察室ERを換気する換気装置10を備える。本実施の形態の情報出力システム1000は、換気装置10を2つ備える。換気装置10は、送風ファン及びファンモータによって診察室ERへ給気を行う。本実施の形態の換気装置10は、天井埋込型の装置を例示している。なお、換気装置10の形式は、天井埋込形の装置に限定されず、例えばダクト形状でもよい。また、換気装置10は、塵埃や、微粒子、ウイルス飛沫、エアロゾル等を捕集するフィルタを備えてもよい。
換気装置10は、通信装置6と通信接続し、通信装置6を介してサーバ装置7と通信する。本実施の形態の換気装置10は、第2アップロードデータD2を周期的にサーバ装置7に送信する。第2アップロードデータD2は、換気装置10を一意に特定する装置IDと、換気装置10がオン(動作している)しているかオフ(動作を停止している)しているかを示すステータスとが記録されている。
情報出力システム1000は、サーバ装置7を備える。
サーバ装置7は、出力装置4、第3端末装置8、差圧センサ9、及び換気装置10をクライアントとして情報処理する装置である。サーバ装置7は、ネットワークNWに接続し、これら機器と通信する。なお、各図では、サーバ装置7を、1つのブロックによって表現するが、これは必ずしもサーバ装置7が単一の装置により構成されることを意味していない。
[1-1-2.表示灯の構成]
次に、表示灯1の構成について説明する。
図4は、表示灯1、第1端末装置2、第2端末装置3、及び第3端末装置8の構成を示す図である。
表示灯1は、表示灯制御装置11、表示灯通信部12、及びライト13を備える。
表示灯制御装置11は、表示灯1の各部を制御する制御装置である。表示灯制御装置11は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processor Unit)などのプロセッサである表示灯プロセッサ100と、表示灯メモリ110と、他の装置やセンサ類を接続するためのインターフェース回路とを備え、表示灯1の各部を制御する。
表示灯メモリ110は、プログラムやデータを記憶するメモリである。表示灯メモリ110は、制御プログラム111、表示灯プロセッサ100に処理されるデータを記憶する。表示灯メモリ110は、不揮発性の記憶領域を有する。また、表示灯メモリ110は、揮発性の記憶領域を備え、表示灯プロセッサ100のワークエリアを構成してもよい。表示灯メモリ110は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)によって構成される。
表示灯通信部12は、通信回路などの通信ハードウェアを備え、表示灯制御装置11の制御に従って、ネットワークNWに接続するサーバ装置7と通信する。表示灯通信部12の通信規格は、無線通信規格でも有線通信規格でもよい。
ライト13は、LED(Light Emitting Diode)などの複数色の光源を有する。ライト13は、表示灯制御装置11の制御に従って、所定の色で点灯する。
表示灯プロセッサ100は、表示灯メモリ110が記憶する制御プログラム111を読み出して実行することにより、表示灯通信制御部101、及び点灯制御部102として機能する。
表示灯通信制御部101は、表示灯通信部12を介してサーバ装置7と通信する。
表示制御部13は、ライト13を所定の色で点灯させる。
[1-1-3.第1端末装置の構成]
次に、第1端末装置2の構成について説明する。
第1端末装置2は、第1端末制御装置20、第1端末通信部21、及びタッチパネル22を備える。
第1端末制御装置20は、第1端末装置2の各部を制御する制御装置である。第1端末制御装置20は、CPUやMPUなどのプロセッサである第1端末プロセッサ200と、第1端末メモリ210と、他の装置やセンサ類を接続するためのインターフェース回路とを備え、第1端末装置2の各部を制御する。
第1端末メモリ210は、プログラムやデータを記憶するメモリである。第1端末メモリ210は、第1表示アプリ211、第1端末プロセッサ200に処理されるデータを記憶する。第1端末メモリ210は、不揮発性の記憶領域を有する。また、第1端末メモリ210は、揮発性の記憶領域を備え、第1端末プロセッサ200のワークエリアを構成してもよい。第1端末メモリ210は、例えばROMやRAMによって構成される。
第1表示アプリ211は、第1端末プロセッサ200を後述する第1アプリ実行部201として機能させるアプリケーションプログラムであり、インストール可能なアプリケーションプログラムである。
第1端末通信部21は、通信回路などの通信ハードウェアを備え、第1端末制御装置20の制御に従って、ネットワークNWに接続するサーバ装置7と通信する。第1端末通信部21の通信規格は、無線通信規格でも有線通信規格でもよい。
タッチパネル22は、表示パネルと、表示パネルに重ねて或いは一体に設けられたタッチセンサとを備える。表示パネルは、第1端末制御装置20の制御で、各種情報を表示する。タッチセンサは、タッチ操作を検出し、検出信号を第1端末制御装置20に出力する。第1端末制御装置20は、タッチセンサからの入力に基づいて、タッチ操作に対応する処理を実行する。
第1端末プロセッサ200は、第1端末メモリ210が記憶する第1表示アプリ211を読み出して実行することにより、第1アプリ実行部201として機能する。
第1アプリ実行部201は、第1端末通信部21を介してサーバ装置7と通信する。
第1アプリ実行部201は、タッチパネル22により第1画面G1及び第2画面G2を表示する。
第1アプリ実行部201は、第1画面G1及び第2画面G2を介して医者Dから各種操作を受け付けてもよい。
[1-1-4.第2端末装置の構成]
第2端末装置3は、第2端末制御装置30、第2端末通信部31、第2端末ディスプレイ32、及び第2端末入力部33を備える。
第2端末制御装置30は、第2端末装置3の各部を制御する制御装置である。第2端末制御装置30は、CPUやMPUなどのプロセッサである第2端末プロセッサ300と、第2端末メモリ310と、他の装置やセンサ類を接続するためのインターフェース回路とを備え、第2端末装置3の各部を制御する。
以下の説明において、第1端末プロセッサ200と第2端末プロセッサ300とを区別しない場合、「端末プロセッサ」といい「500」の符号を付す。
端末プロセッサ500は、「プロセッサ」の一例である。
第2端末メモリ310は、プログラムやデータを記憶するメモリである。第2端末メモリ310は、第2表示アプリ311、第2端末プロセッサ300に処理されるデータを記憶する。第2端末メモリ310は、不揮発性の記憶領域を有する。また、第2端末メモリ310は、揮発性の記憶領域を備え、第2端末プロセッサ300のワークエリアを構成してもよい。第2端末メモリ310は、例えばROMやRAMによって構成される。
以下の説明において、第1表示アプリ211と第2表示アプリ311とを区別しない場合、「表示アプリ」といい「511」の符号を付す。
表示アプリ511は、「プログラム」の一例である。
第2表示アプリ311は、第2端末プロセッサ300を後述する第2アプリ実行部301として機能させるアプリケーションプログラムであり、インストール可能なアプリケーションプログラムである。
第2端末通信部31は、通信回路などの通信ハードウェアを備え、第2端末制御装置30の制御に従って、ネットワークNWに接続するサーバ装置7と通信する。第2端末通信部31の通信規格は、無線通信規格でも有線通信規格でもよい。
第2端末ディスプレイ32は、液晶やLED(Light Emitting Diode)などで構成され、第2端末制御装置30の制御に従って、所定の態様で情報を表示する。
以下の説明において、タッチパネル22と第2端末ディスプレイ32を区別しない場合、「表示部」といい「52」の符号を付す。
第2端末入力部33は、第2端末装置3に設けられた操作スイッチや、タッチパネル、マウス、キーボード等の入力手段と接続し、医者Dの入力操作を検出し、検出結果を第2端末制御装置30に出力する入力インターフェースである。第2端末制御装置30は、第2端末入力部33からの入力に基づいて、入力操作に対応する処理を実行する。
第2端末プロセッサ300は、第2端末メモリ310が記憶する第2表示アプリ311を読み出して実行することにより、第2アプリ実行部301として機能する。
以下の説明において、第1アプリ実行部201と第2アプリ実行部301とを区別しない場合、「アプリ実行部」といい「501」の符号を付す。
第2アプリ実行部301は、第2端末通信部31を介してサーバ装置7と通信する。
第2アプリ実行部301は、第2端末ディスプレイ32により第1画面G1及び第2画面G2を表示する。
第2アプリ実行部301は、第1画面G1及び第2画面G2を介して医者Dから各種操作を受け付けてもよい。
[1-1-5.第3端末装置の構成]
第3端末装置8は、第3端末制御装置80、第3端末通信部81、第3端末ディスプレイ82、及び第3端末入力部83を備える。
第3端末制御装置80は、第3端末装置8の各部を制御する制御装置である。第3端末制御装置80は、CPUやMPUなどのプロセッサである第3端末プロセッサ800と、第3端末メモリ810と、他の装置やセンサ類を接続するためのインターフェース回路とを備え、第3端末装置8の各部を制御する。
第3端末メモリ810は、プログラムやデータを記憶するメモリである。第3端末メモリ810は、第3表示アプリ811、第3端末プロセッサ800に処理されるデータを記憶する。第3端末メモリ810は、不揮発性の記憶領域を有する。また、第3端末メモリ810は、揮発性の記憶領域を備え、第3端末プロセッサ800のワークエリアを構成してもよい。第3端末メモリ810は、例えばROMやRAMによって構成される。
第3表示アプリ811は、第3端末プロセッサ800を後述する第3アプリ実行部801として機能させるアプリケーションプログラムであり、インストール可能なアプリケーションプログラムである。
第3端末通信部81は、通信回路などの通信ハードウェアを備え、第3端末制御装置80の制御に従って、ネットワークNWに接続するサーバ装置7と通信する。第3端末通信部81の通信規格は、無線通信規格でも有線通信規格でもよい。
第3端末ディスプレイ82は、液晶やLEDなどで構成され、第3端末制御装置80の制御に従って、所定の態様で情報を表示する。
第3端末入力部83は、第3端末装置8に設けられた操作スイッチや、タッチパネル、マウス、キーボード等の入力手段と接続し、医者Dの入力操作を検出し、検出結果を第3端末制御装置80に出力する入力インターフェースである。第3端末制御装置80は、第3端末入力部83からの入力に基づいて、入力操作に対応する処理を実行する。
第3端末プロセッサ800は、第3端末メモリ810が記憶する第3表示アプリ811を読み出して実行することにより、第3アプリ実行部801として機能する。
第3アプリ実行部801は、第3端末通信部81を介してサーバ装置7と通信する。
第3アプリ実行部801は、第3端末ディスプレイ82により第3画面G3を表示する。
第3アプリ実行部801は、第3画面G3を介して医療従事者HCから各種操作を受け付けてもよい。
[1-1-6.サーバ装置の構成]
次に、サーバ装置7の構成について説明する。
図5は、サーバ装置7の構成を示す図である。
サーバ装置7は、サーバ制御装置70、及びサーバ通信部71を備える。
サーバ制御装置70は、サーバ装置7の各部を制御する制御装置である。サーバ制御装置70は、CPUやMPUなどのプロセッサであるサーバプロセッサ700と、サーバメモリ710と、他の装置やセンサ類を接続するためのインターフェース回路とを備え、サーバ装置7の各部を制御する。
サーバメモリ710は、プログラムやデータを記憶するメモリである。サーバメモリ710は、制御プログラム711、第1管理DB(data base)712、第2管理DB713、第3管理DB714、サーバプロセッサ700に処理されるデータを記憶する。サーバメモリ710は、不揮発性の記憶領域を有する。また、サーバメモリ710は、揮発性の記憶領域を備え、サーバプロセッサ700のワークエリアを構成してもよい。サーバメモリ710は、例えばROMやRAMによって構成される。
第1管理DB712は、差圧センサ9の検出結果を管理するデータベースであり、診察室ERごとにレコードR1を有する。
レコードR1は、診察室ERを一意に特定する診察室IDと、差圧センサ9のセンサIDと、第1アップロードデータD1とを含む。
第2管理DB713は、換気装置10のステータスを管理するデータベースであり、換気装置10ごとにレコードR2を有する。
レコードR2は、換気装置10の装置IDと、第2アップロードデータD2と、換気装置10が換気する診察室ERの診察室IDとを有する。レコードR2は、1又は複数の診察室IDを有する。
第3管理DB714は、出力装置4と通信するための通信データを管理するデータベースであり、診察室ERごとにレコードR3を有する。
レコードR3は、診察室IDと、表示灯通信データと、第1端末通信データと、第2端末通信データとを有する。
表示灯通信データは、表示灯1と通信するためのデータであり、所定のアドレスが例に挙げられる。
第1端末通信データは、第1端末装置2と通信するためのデータであり、所定のアドレスが例に挙げられる。
第2端末通信データは、第2端末装置3と通信するためのデータであり、所定のアドレスが例に挙げられる。
なお、レコードR3において診察室IDに対応付く第1端末通信データ及び第2端末通信データは、診察室ERで診察する医者Dが使用する端末装置5の通信データとなるように、所定のタイミングで適切に更新される。
サーバ通信部71は、通信回路などの通信ハードウェアを備え、サーバ制御装置70の制御に従って、出力装置4、第3端末装置8、差圧センサ9、及び換気装置10と通信する。サーバ通信部71の通信規格は、無線通信規格でも有線通信規格でもよい。
サーバプロセッサ700は、サーバメモリ710が記憶する制御プログラム711を読み出して実行することにより、サーバ通信制御部701、更新部702、第1判定部703、第2判定部704、及び推定部705として機能する。
サーバ通信制御部701は、サーバ通信部71を介して、出力装置4、第3端末装置8、差圧センサ9、及び換気装置10と通信する。
更新部702は、レコードR1の内容を更新する。更新部702は、サーバ通信制御部701が第1アップロードデータD1を受信した場合、受信された第1アップロードデータD1に含まれるセンサIDのレコードR2を第1管理DB712から特定する。そして、更新部702は、特定したレコードR2の第1アップロードデータD1を、受信された第1アップロードデータD1に更新する。
更新部702は、レコードR2の内容を更新する。更新部702は、サーバ通信制御部701が第2アップロードデータD2を受信した場合、受信された第2アップロードデータD2に含まれる装置IDのレコードR2を第2管理DB713から特定する。そして、更新部702は、特定したレコードR2の第2アップロードデータD2を、受信された第2アップロードデータD2に更新する。
第1判定部703は、診察室ERが待合室WRに対して陽圧であるか陰圧であるかを判定する。すなわち、第1判定部703は、待合室WRよりも診察室ERのほうが高圧であるか低圧であるかを判定する。第1判定部703は、診察室ERごとに第1アップロードデータD1を第1管理DB712から読み出し、読み出した第1アップロードデータD1に基づいて判定を行う。第1判定部703は、読み出した第1アップロードデータD1に記録された差圧センサ9の検出結果が正の値である場合、診察室ERが待合室WRに対して陽圧である、すなわち、待合室WRよりも診察室ERのほうが高圧であると判定する。第1判定部703は、読み出した第1アップロードデータD1に記録された差圧センサ9の検出結果が負の値である場合、診察室ERが待合室WRに対して陰圧である、すなわち、待合室WRよりも診察室ERのほうが低圧であると判定する。
第2判定部704は、換気装置10が動作しているか停止しているかを判定する。第2判定部704は、第2アップロードデータD2を第2管理DB713から読み出し、読み出した第2アップロードデータD2に基づいて判定を行う。第2判定部704は、読み出した第2アップロードデータD2に記録されたステータスが換気装置10がオンしていることを示す場合、換気装置10が動作していると判定する。一方、第2判定部704は、読み出した第2アップロードデータD2に記録されたステータスが換気装置10がオフしていることを示す場合、換気装置10が停止していると判定する。
推定部705は、所定エリアSARにおける風速を推定する。所定エリアSARとは、診察室ER内のエリアであって、患者Pと医者Dとの間のエリアである。より詳細には、所定エリアSARは、第1座席CR1と第2座席CR2との間のエリアである。推定部705は、第1アップロードデータD1に記録された差圧センサ9の検出結果に基づいて所定エリアSERにおける風速を推定する。推定部705は、テーブルを参照して、所定エリアSERにおける風速を推定する。このテーブルは、差圧と風速とがマトリクス状に対応付いたデータであり、サーバメモリ710に記憶される。このテーブルにおける差圧と風速との対応関係は、事前のテストやシミュレーションによって予め定められている。推定部705は、差圧センサ9の検出結果が示す差圧に対応付く風速をテーブルから取得することで、所定エリアSERにおける風速を推定する。
なお、推定部705の推定手法は、テーブルを参照する手法に限定されない。推定部705は、事前のテストやシミュレーションによって予め定められたアルゴリズムを用いて、差圧センサ9の検出結果に対応する風速を推定してもよい。また、推定部705は、差圧と風速との関係を機械学習した学習モデルを用いて、差圧センサ9の検出結果に対応する風速を推定してもよい。
[1-2.動作]
次に、情報出力システム1000の各部の動作について説明する。
[1-2-1.サーバ装置と出力装置の動作]
まず、サーバ装置7、及び出力装置4の動作について説明する。
図6は、サーバ装置7、及び出力装置4の動作を示すフローチャートである。図6において、フローチャートFAはサーバ装置7の動作を示し、フローチャートFBは端末装置5の動作を示し、フローチャートFCは表示灯1の動作を示す。
なお、図6に示す動作は、診察室ERごとに実行される。
サーバ装置7は、所定のトリガーが発生した場合にフローチャートFAの動作を開始する。この所定のトリガーとしては、所定周期が経過したことや、第1管理DB712が管理する第1アップロードデータD1が更新されたことなどが例に挙げられる。
第1判定部703は、同じ診察室IDを有するレコードR1、R2、R3を第1管理DB712、第2管理DB713、及び第3管理714から読み出す(ステップSA1)。
次いで、第1判定部703は、ステップSA1で読み出したレコードR1の第1アップロードデータD1に基づいて、診察室ERが待合室WRに対して陽圧であるか陰圧であるかを判定する(ステップSA2)。
第1判定部703が、診察室ERが待合室WRに対して陽圧であると判定した場合(ステップSA2:陽圧)、推定部705は、ステップSA1で読み出されたレコードR1の第1アップロードデータD1に基づいて、所定エリアSERの風速を推定する(ステップSA3)。
次いで、サーバ通信制御部701は、第1表示データを端末装置5に送信する(ステップSA4)。第1表示データは、第1画面G1の表示に係わるデータであり、診察室ERが待合室WRに対して陽圧であること、及び、ステップSA3で推定された所定エリアSERの風速が記録されている。ステップSA4において、サーバ通信制御部701は、ステップSA1で読み出されたレコードR3の第1端末通信データ及び第2端末通信データに基づいて、第1表示データを送信する。
次いで、サーバ通信制御部701は、第1点灯指示データを表示灯1に送信する(ステップSA5)。第1点灯指示データは、診察室ERの気流の状況が正常である旨の点灯を指示するデータである。ステップSA5において、サーバ通信制御部701は、ステップSA1で読み出されたレコードR3の表示灯通信データに基づいて、第1点灯指示データを送信する。
ステップSA2の説明に戻り、第1判定部703が、診察室ERが待合室WRに対して陰圧であると判定した場合(ステップSA1:陰圧)、第2判定部704は、ステップSA1で読み出したレコードR2の第2アップロードデータD2に基づいて、換気装置10がオンであるかオフであるかを判定する(ステップSA6)。
次いで、サーバ通信制御部701は、第2表示データを端末装置5に送信する(ステップSA7)。第2表示データは、第2画面G2の表示に係わるデータであり、診察室ERが待合室WRに対して陰圧であること、及び、ステップSA6の判定結果が記録されている。ステップSA7において、サーバ通信制御部701は、ステップSA1で読み出されたレコードR3の第1端末通信データ及び第2端末通信データに基づいて、第2点灯指示データを送信する。
次いで、サーバ通信制御部701は、第2点灯指示データを表示灯1に送信する(ステップSA8)。第2点灯指示データは、診察室ERの気流の状況が異常である旨の点灯を指示するデータである。ステップSA8において、サーバ通信制御部701は、ステップSA1で読み出されたレコードR3の表示灯通信データに基づいて、第2点灯指示データを送信する。
フローチャートFBで示すように、アプリ実行部501は、第1表示データ又は第2表示データをサーバ装置7から受信する(ステップSB1)。
次いで、アプリ実行部501は、第1画面G1又は第2画面G2を表示する(ステップSB2)。より詳細には、第1アプリ実行部201は、ステップSB1で第1表示データを受信した場合、タッチパネル22により第1画面G1を表示し、ステップSB1で第2表示データを受信した場合、タッチパネル22により第2画面G2を表示する。また、第2アプリ実行部301は、ステップSB1で第1表示データを受信した場合、第2端末ディスプレイ32により第1画面G1を表示し、ステップSB1で第2表示データを受信した場合、第2端末ディスプレイ32により第2画面G2を表示する。
図7は、第1画面G1の一例を示す図である。
第1画面G1は、診察室ERの気流の状況が正常である旨を示す正常情報J1を有する。
第1画面G1は、陽圧情報J2を有する。陽圧情報J2は、診察室ERの気圧が待合室WRの気圧よりも高圧であること、換言すると、待合室WRに対して診察室ERが陽圧であることを示す情報である。図7では、「室圧 ○ 陽圧」との記号列が陽圧情報J2である。
第1画面G1は、風速情報J3を有する。風速情報J3は、所定エリアSERの風速がどのくらいであるかを示す情報である。図7では、「風速 ○ 0.2m/sec」との記号列が風速情報J3である。風速情報J3は、所定エリアSERの風速が所定値以下である場合、所定エリアSERの風速に関するアラートを含む。例えば、この場合の第1画面G1は、所定エリアSERの風速に関するアラートとして「○」の記号の代わりに「×」の記号を含む風速情報J3を有する。
風速情報J3は、「風速に関する情報」の一例である。
また、第1画面G1は、正常時画像SGを有する。正常時画像SGは、診察室ERの気流の状況が正常である旨を示す画像、すなわち、診察室ERが待合室WRに対して陽圧である旨を示す画像である。正常時画像SGは、診察室ERを示す診察室画像ERGと、第1気流画像KG1と、第2気流画像KG2と、第3気流画像KG3とを含む。
診察室画像ERGは、所定の視点から俯瞰した診察室ERを示す。また、診察室画像ERGは、診察室ERに出入りする扉DRや、診察を受ける患者P、第1座席CR1、診察を行う医者D、第2座席CR2、医者Dが使用する机、診察に使用するベッド、診察室ERに給気する給気口AIなどを示している。
第1気流画像KG1は、診察室ERから待合室WRに向かう気流を示す画像である。第1気流画像KG1は、排気口EPを介して給気口AIから待合室WRに流れて出る気流を示すように、診察室画像ERGに対して重畳表示される。
第2気流画像KG2は、医者Dから患者Pへ向かう気流を示す画像である。第2気流画像KG2のサイズは、推定部705が推定した所定エリアSERの風速の大きさに応じたサイズとしてもよいし、固定のサイズでもよい。図7では、第2気流画像KG2として矢印の画像を例に挙げているが、第2気流画像KG2は、第1気流画像KG1と同様に線と点とで示される画像でもよい。第2気流画像KG2は、診察室画像ERGが示す医者Dと患者Pとの間に、診察室画像ERGに対して重畳表示される。
第3気流画像KG3は、患者Pの呼気の気流を示す画像である。第3気流画像KG3は、患者Pから医者Dへ向かい、医者Dへ到達することなく途中で患者Pへ押し戻される気流を示す。第3気流画像KG3は、診察室画像ERGが示す患者Pと医者Dとの間に、診察室画像ERGに対して重畳表示される。
アプリ実行部501は、ステップSB1で第1表示データを受信した場合、受信した第1表示データに基づいて以下のようにして第1画面G1を生成し、生成した第1画面G1を表示する。
アプリ実行部501は、正常情報J1を生成する。
また、アプリ実行部501は、陽圧情報J2を生成する。
また、アプリ実行部501は、受信された第1表示データに記録されている所定エリアSERの風速が所定値以下であるか否かを判定する。アプリ実行部501は、所定値より以下であると判定した場合、アラートを含み、且つ、第1表示データに記録された風速を示す風速情報J3を生成する。一方で、アプリ実行部501は、所定値より大きいと判定した場合、アラートを含まず、且つ、第1表示データに記録された風速を示す風速情報J3を生成する。
また、アプリ実行部501は、正常時画像SGを生成する。なお、正常時画像SGの画像データは、表示アプリ511のインストール時にダウンロードされてもよいし、第1表示データに含まれていてもよい。
そして、アプリ実行部501は、生成した正常情報J1、陽圧情報J2、風速情報J3、及び正常時画像SGを含む第1画面G1を生成する。
図8は、第2画面G2の一例を示す図である。
第2画面G2は、診察室ERの気流の状況が異常であることを示す異常情報J4を有する。
第2画面G2は、確認催促情報J5を有する。確認催促情報J5は、診察室ERの気流の状況が異常であることの要因と、当該要因の確認を促す旨とを示す情報である。図8では、「換気の運転、窓や扉の開放を確認して下さい」との文字列が確認催促情報J5である。なお、確認催促情報J5が確認を促す異常の要因は、図8に示す要因に限定されず、換気装置10の故障や、換気装置10が具備するフィルタの詰まりなどの他の要因がさらに或いは代わりに含まれてもよい。
第2画面G2は、換気装置10がオフである場合、動作催促情報J6を有する。動作催促情報J6は、換気装置10を動作させることを促す旨の情報である。図8では、「換気がオフのようです 換気をオンにしてください」との文字列が動作催促情報J6である。
第2画面G2は、異常時画像IGを有する。異常時画像IGは、診察室ERの気流の状況が異常である旨を示す画像、すなわち、診察室ERが待合室WRに対して陰圧である旨を示す画像である。異常時画像IGは、診察室画像ERGと、第4気流画像KG4とを含む。
第4気流画像KG4は、患者Pから医者Dに向かった気流を示す画像である。図8では、第4気流画像KG4として矢印の画像を例に挙げているが、第4気流画像KG4は、第1気流画像KG1と同様に線と点とで示される画像でもよい。第4気流画像KG4は、診察室画像ERGに対して重畳表示される。
アプリ実行部501は、ステップSB1で第2表示データを受信した場合、受信した第2表示データに基づいて以下のようにして第2画面G2を生成し、生成した第2画面G2を表示する。
アプリ実行部501は、異常情報J4を生成する。
また、アプリ実行部501は、確認催促情報J5を生成する。
また、アプリ実行部501は、受信された第2表示データに記録されている第2判定部704の判定結果が換気装置10がオフであることを示す場合、動作催促情報J6を生成する。一方、アプリ実行部501は、受信された第2表示データに記録されている第2判定部704の判定結果が換気装置10がオンであることを示す場合、動作催促情報J6を生成しない。
また、アプリ実行部501は、異常時画像IGを生成する。なお、異常時画像IGの画像データは、表示アプリ511のインストール時にダウンロードされてもよいし、第2表示データに含まれていてもよい。
そして、アプリ実行部501は、動作催促情報J6を生成していない場合、生成した異常情報J4、確認催促情報J5、及び異常時画像IGを含む第2画面G2を生成する。一方で、アプリ実行部501は、動作催促情報J6を生成した場合、生成した異常情報J4、確認催促情報J5、動作催促情報J6、及び異常時画像IGを生成する。
図6の説明に戻り、フローチャートFCで示すように、表示灯通信制御部101は、第1点灯指示データ又は第2点灯指示データをサーバ装置7から受信する(ステップSC1)。
次いで、点灯制御部102は、ライト13を第1点灯又は第2点灯させる(ステップSB2)。第1点灯は、診察室ERの気流の状況が正常である旨の点灯であり、例えば緑色の点灯である。第2点灯は、診察室ERの気流の状況が異常である旨の点灯であり、例えば赤色の点灯である。
ステップSB2において、点灯制御部102は、ステップSC1で第1点灯指示データが受信された場合、第1点灯を行う。また、ステップSB2において、点灯制御部102は、ステップSC1で第2点灯指示データが受信された場合、第2点灯を行う。
以上のように、診察室ERが待合室WRに対して陽圧である場合、診察室ERの気流の状況が正常である旨が、出力装置4によって出力される。これにより、診察室ERで診察を行う医者Dは、診察室ERの気流の状況が正常であること、すなわち、待合室WRで待機する患者Pからの感染リスクが低いことを把握できる。よって、診察室ERで診察を行う医者Dは、安心して診察室ERで診察できる。
また、診察室ERが待合室WRに対して陰圧である場合、診察室ERの気流の状況が異常である旨が、出力装置4によって出力される。これにより、診察室ERで診察を行う医者Dは、診察室ERの気流の状況が異常であること、すなわち、待合室WRで待機する患者Pからの感染リスクが高く感染対策が必要であることを把握できる。よって、診察室ERで診察を行う医者Dは、診察室ERにおいて感染対策が必要である場合に感染対策が必要であることを把握できる。
[1-2-2.サーバ装置及び第3端末装置の動作]
まず、サーバ装置7及び第3端末装置8の動作について説明する。
図9は、サーバ装置7、及び第3端末装置8の動作を示す図である。図9において、フローチャートFDはサーバ装置7の動作を示し、フローチャートFEは第3端末装置8の動作を示す。なお、図9に示す動作は、診察室ERごとに実行され、且つ、図6に示す動作と並列して行われる。
図9に示すフローチャートでは、図6に示すフローチャートと同じステップについて同一の符号を付し、その詳細な説明を適宜に省略する。
サーバ装置7は、所定のトリガーが発生した場合にフローチャートFDの動作を開始する。この所定のトリガーとしては、フローチャートFAの動作を開始するトリガーと同じトリガーである。
第1判定部703が、診察室ERが待合室WRに対して陽圧であると判定した場合(ステップSA2:陽圧)、サーバ通信制御部701は、第3表示データを第3端末装置8に送信する(ステップSD1)。第3表示データは、第3画面G3の表示に係わるデータであり、ステップSA1で読み出されたレコードが有する診察室IDと、診察室ERが待合室WRに対して陽圧であることと、が記録されている。
なお、ステップSD1において、サーバ通信制御部701は、第3端末装置8と通信するための第3端末通信データに基づいて、第3表示データを第3端末装置8に送信する。第3端末通信データは、例えばアドレスであり、サーバメモリ710に記憶されている。
一方、第1判定部703が、診察室ERが待合室WRに対して陰圧であると判定した場合(ステップSA2:陰圧)、サーバ通信制御部701は、第4表示データを第3端末装置8に送信する(ステップSD2)。第3表示データは、第3画面G3の表示に係わるデータであり、ステップSA1で読み出されたレコードが有する診察室IDと、診察室ERが待合室WRに対して陰圧であることと、が記録されている。
なお、ステップSD2において、サーバ通信制御部701は、第3端末装置8と通信するための第3端末通信データに基づいて、第4表示データを第3端末装置8に送信する。
フローチャートFEで示すように、第3アプリ実行部801は、第3表示データ又は第4表示データをサーバ装置7から受信する(ステップSE1)。
次いで、第3アプリ実行部801は、第3画面G3の表示内容を変更する(ステップSE2)。
第3画面G3を説明しつつ、ステップSE2について詳述する。
図10は、第3画面G3の一例を示す図である。
第3画面G3は、病院画像HGを有する。病院画像HGは、所定の視点から俯瞰した場合の病院Hの内部を模式的に示す画像である。本実施の形態では、第3画面G3が有する病院画像HGが示す病院Hの内部は、待合室WR、複数の診察室ER、受付室RE、及び居室ROを含む。
診察室ERが待合室WRに対して陰圧である場合、第3画面G3は、陰圧の診察室ERに対応する病院画像HG上のエリアにアラート画像ARを重畳表示する。アラート画像ARは、診察室ERの気流の状況について警告を行う画像である。なお、図3に示すアラート画像ARは、吹き出しとエクスクラメーションマークとの組み合わせであるが、アラート画像ARの絵柄はこれに限定されない。
一方、診察室ERが待合室WRに対して陽圧である場合、第3画面G3は、陽圧の診察室ERに対応するエリアにアラート画像ARを重畳表示しない。
病院画像HGは、複数の診察室ERの各々に対応する画像領域に、アラート画像ARを表示するエリアが設定されている。病院画像HGの画像データは、エリアごとに、エリアと診察室IDとの対応関係が記録されている。
第3アプリ実行部801は、ステップSE1で第3表示データを受信した場合、第3表示データに記録された診察室IDに対応するエリアに、アラート画像ARを表示しない。
一方、第3アプリ実行部801は、ステップSE2で第4表示データを受信した場合、第4表示データに記録された診察室IDに対応するエリアに、アラート画像ARを表示する。
以上のように、第3端末装置8は、病院Hの内部を模式的に示す第3画面G3を表示する。診察室ERが待合室WRに対して陰圧である場合、第3画面G3においては、対応する診察室ERに重畳してアラート画像ARが表示される。これにより、病院Hの医療従事者HCは、診察室ERごとに、診察室ERの気流の状況を把握できる。よって、病院Hの医療従事者HCは、感染対策が必要な診察室ERがあるか否か、また、感染対策が必要な診察室ERがどの診察室ERであるかを容易に把握できる。
[1-3.効果等]
以上、説明したように、病院H用の情報出力システム1000は、医者Dが診察を行う診察室ERの気圧、及び、診察室ERに隣接し患者Pが待機する待合室WRの気圧の差を検出する差圧センサ9と、病院Hで使用される出力装置4と、を備える。出力装置4は、差圧センサ9の検出結果が、待合室WRよりも診察室ERのほうが高圧であることを示す場合、診察室ERの気流の状況が正常である旨を出力する。また、出力装置4は、差圧センサ9の検出結果が、待合室WRよりも診察室ERのほうが低圧であることを示す場合、診察室ERの気流の状況が異常である旨を出力する。
これによれば、診察室ERから待合室WRに向かった気流が発生する状況においては診察室ERの気流の状況が正常であることを医者Dが把握できるため、医者Dが安心して医療に従事できる。また、待合室WRから診察室ERに向かった気流が発生する状況においては診察室ERにおいて感染対策が必要であることを医者Dが把握できる。よって、医者Dが安心して医療に従事でき、且つ、感染対策が必要である場合には感染対策が必要であることを医者Dが把握できる。
診察室ERには、患者Pが着座する第1座席CR1と、医者Dが着座する第2座席CR2とが配置される。第2座席CR2は、第1座席CR1よりも待合室WRから遠い位置に配置される。
このレイアウトの診察室ERでは、待合室WRから診察室ERに向かった気流が発生する状況においては、患者Pから病気が感染するリスクがより高まる。本実施の形態では、待合室WRよりも診察室ERのほうが高圧であることを示す場合、診察室ERの気流の状況が正常である旨を出力するため、感染リスクがより高い空間であっても、医者Dが安心して医療に従事できる。
端末装置5は、差圧センサ0の検出結果が、待合室WRよりも診察室ERのほうが低圧であることを示す場合、診察室ERの気流の状況が異常であることの要因と、当該要因の確認を促す旨と、を出力する。
これによれば、異常の要因の確認を医者Dが速やかに実行する可能性を高めることができる。そのため、医者Dが感染対策を速やかに行うことができるようになり、診察室ERにおける感染リスクを低減できる。
病院H用の情報出力システム1000は、診察室ERを換気する換気装置10を備える。端末装置5は、差圧センサ9の検出結果が、待合室WRよりも診察室ERのほうが低圧であることを示し、且つ、換気装置10が停止している場合、換気装置10を動作させることを促す旨をさらに出力する。
これによれば、感染対策として何をすればよいかを医者Dが容易に把握できる。そのため、医者Dが感染対策を速やかに行うことができるようになり、診察室ERにおける感染リスクをより低減できる。
端末装置5は、差圧センサ9の検出結果が、待合室WRよりも診察室ERのほうが高圧であることを示す場合、診察室ERから待合室WRへ向かう気流を示す第1気流画像KG1を表示部52により表示する。
これによれば、待合室WRの患者からの感染リスクが低いことを直感的に医者Dが把握できる。よって、医者Dがより安心して医療に従事できる。
端末装置5は、差圧センサ9の検出結果が、待合室WRよりも診察室ERのほうが高圧であることを示す場合、医者Dから患者Pへ向かう気流を示す第2気流画像KG2を表示部52により表示する。
これによれば、診察室ERの患者Pからの感染リスクが低いことを直感的に医者Dが把握できる。よって、医者Dがより安心して医療に従事できる。
病院H用の情報出力システム1000は、差圧センサ9の検出結果に基づいて、診察室ER内の所定エリアSERにおける風速を推定する推定部705を備える。所定エリアSERは、医者Dと、患者Pとの間のエリアである。端末装置5は、推定部705が推定した風速に関する情報を出力する。
これによれば、診察室ERの患者Pからの感染リスクがどのくらい低いかを直感的に医者Dが把握できる。よって、医者Dがより安心して医療に従事できる。
病院H用の情報出力システム1000は、差圧センサ9の検出結果に基づいて、診察室ER内の所定エリアSERにおける風速を推定する推定部705を備える。所定エリアSERは、医者Dと、患者Pとの間のエリアである。端末装置5は、推定部705が推定した風速が所定値以下である場合、風速に関するアラートを出力する。
これによれば、診察室ERの患者Pからの感染対策が必要であるかを把握できる。
病院H用の情報出力方法は、医者Dが診察を行う診察室ERの気圧、及び、診察室ERに隣接し患者Pが待機する待合室WRの気圧の差を検出する差圧センサ9の検出結果が、待合室WRよりも診察室ERのほうが高圧であることを示す場合、病院Hで使用される出力装置4が、診察室ERの気流の状況が正常である旨を出力する。病院H用の情報出力方法は、差圧センサ9の検出結果が、待合室WRよりも診察室ERのほうが低圧であることを示す場合、出力装置4が、診察室ERの気流の状況が異常である旨を出力する。
これによれば、上述した病院H用の情報出力システム1000と同様の効果を奏する。
表示アプリ511は、病院Hで使用される端末装置5の端末プロセッサ500に、差圧センサ9の検出結果が、待合室WRよりも診察室ERのほうが高圧であることを示す場合、診察室ERの気流の状況が正常である旨を出力させ、差圧センサ9の検出結果が、待合室WRよりも診察室ERのほうが低圧であることを示す場合、診察室ERの気流の状況が異常である旨を出力させる。
これによれば、上述した病院H用の情報出力システム1000と同様の効果を奏する。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する例示として、上記実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上述した実施の形態では、診察室ERが待合室WRに対して陰圧である場合に、診察室ERの気流の状況が異常である旨を出力する構成である。他の実施の形態では、診察室ERが待合室WRに対して陰圧である期間が所定期間(例えば20秒)以上継続した場合に、診察室ERの気流の状況が異常である旨を出力してもよい。この所定期間は、例えば診察室ERに出入りに要する扉DRの開放時間であり、事前のテストやシミュレーションに予め定められている。この他の実施の形態によれば、診察室ERに出入りする際の扉DRの開放による差圧センサ9の誤検知を抑制でき、診察室ERの気流の状況が異常である旨の誤出力を抑制できる。
上述した実施の形態では、診察室ERが待合室WRに対して陰圧であり、且つ、換気装置10がオフである場合に、異常情報J4、確認催促情報J5、及び動作催促情報J6を表示する構成である。他の実施の形態では、を有する。診察室ERが待合室WRに対して陰圧であり、且つ、換気装置10がオフである場合に、動作催促情報J6のみを表示する構成としてもよい。
上述した実施の形態では、「病院」として患者に医療を提供する病院Hを例示したが、「病院」は、患者に医療を提供する病院Hに限定されず、患畜に医療を提供する動物病院でもよい。なお、患畜とは、病気を患っている動物(人を除く)を意味する。
上述した実施の形態では、「第1空間」として診察室ERを例示し、「第2空間」として待合室WRを例示した。他の実施の形態では、「第1空間」が受付室REとし、「第2空間」を待合室WRとしてもよい。また、他の実施の形態では、「第1空間」を第1待合室とし、「第2空間」を第2待合室としてもよい。第2待合室は、発熱の症状がある患者P専用の待合室WRであり、第1待合室は、第2待合室で待機する患者P以外の患者Pが待機する待合室WRである。この他の実施の形態によれば、第1待合室から第2待合室に向かった気流が発生する状況においては第1待合室の気流の状況が正常であることを病院Hの医療従事者HCが把握できる。この他の実施の形態によれば、第2待合室から第1待合室に向かった気流が発生する状況においては第1待合室の気流の状況についてアラートを出力するため、第1待合室において感染対策が必要であることを病院Hの医療従事者HCが把握できる。よって、この他の実施の形態によれば、患者P間における感染対策が必要であるか否かを容易に把握できる。
上述した実施の形態では、診察室ERから待合室WRに向かった気流が発生しているか否かを差圧センサ9によって間接的に検出している構成である。他の実施の形態では、気流センサや風速計によって、診察室ERから待合室WRに向かった気流が発生しているか否かを検出してもよい。この他の実施の形態における情報出力システム1000は、差圧センサ9の代わりに気流センサや風速計を具備する。そして、この他の実施の形態における出力装置4は、気流センサや風速計が、診察室ERから待合室WRに向かった気流が発生していると検出した場合に、診察室ERの気流の状況が正常である旨を出力する。また、この他の実施の形態における出力装置4は、気流センサや風速計が、待合室WRから診察室ERに向かった気流が発生している場合に、診察室ERの気流の状況が異常である旨を出力する。
上述した実施の形態の情報出力システム1000は、病院Hに適用されるシステムであるが、情報出力システム1000の適用施設は、病院Hに限定されない。情報出力システム1000の適用施設は、介護老人保険施設や、助産所、薬局などの医療機関、店舗、食品工場などの隣接した空間を有する施設であればよい。例えば、情報出力システム1000の適用施設が食品工場である場合、食品工場は、食品が保管される保管空間と当該保管空間に隣接する空間とを有する。そして、食品工場に適用される情報出力システム1000は、保管空間の気流の状況を上述した実施の形態1のように出力することで、保管空間に塵や埃が流入することの抑制に寄与でき、また、保管空間にカビや結露が発生することの抑制に寄与できる。
上述した実施の形態では、表示灯1及び端末装置5が出力装置4として情報出力システム1000に存在する構成である。他の実施の形態では、情報出力システム1000に、表示灯1がなく端末装置5のみが存在する構成としてもよいし、端末装置5がなく表示灯1のみが存在する構成としてもよい。
表示灯プロセッサ100、第1端末プロセッサ200、第2端末プロセッサ300、第3端末プロセッサ800、及びサーバプロセッサ700は、単一のプロセッサにより構成されてもよいし、複数のプロセッサにより構成されていてもよい。これらプロセッサは、対応する機能部を実現するようプログラムされたハードウェアでもよい。すなわち、これらプロセッサは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成されてもよい。
図4、及び図5に示した情報出力システム1000の各部の構成は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも可能である。また、上述した実施の形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
図6、及び図9に示す動作のステップ単位は、動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、動作が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本開示の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
(付記)
以上の実施の形態の記載により、下記の技術が開示される。
(技術1)医者が診察を行う第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサと、病院で使用される出力装置と、を備え、前記出力装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力し、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力する、病院用の情報出力システム。
これによれば、第1空間から第2空間に向かった気流が発生する状況においては第1空間の気流の状況が正常であることを病院の医療従事者が把握できるため、病院の医療従事者が安心して医療に従事できる。また、第2空間から第1空間に向かった気流が発生する状況においては第1空間において感染対策が必要であることを病院の医療従事者が把握できる。よって、病院の医療従事者が安心して医療に従事でき、且つ、感染対策が必要である場合には感染対策が必要であることを病院の医療従事者が把握できる。
(技術2)前記第1空間には、患者が着座する第1座席と、医者が着座する第2座席とが配置され、前記第2座席は、前記第1座席よりも前記第2空間から遠い位置に配置される、技術1に記載の病院用の情報出力システム。
これによれば、第2空間の患者からの感染リスクがより高い第1空間であっても、病院の医療従事者が安心して医療に従事できる。
(技術3)前記出力装置は、端末装置であり、前記端末装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常であることの要因と、当該要因の確認を促す旨と、を出力する、技術1又は技術2に記載の病院用の情報出力システム。
これによれば、異常の要因の確認を医療従事者が速やかに実行できる可能性を高めることができる。そのため、医療従事者が感染対策を速やかに行うことができるようになり、第1空間における感染リスクを低減できる。
(技術4)前記第1空間を換気する換気装置を備え、前記端末装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示し、且つ、前記換気装置が停止している場合、前記換気装置を動作させることを促す旨をさらに出力する、技術1から技術3のいずれか一つに記載の病院用の情報出力システム。
これによれば、感染対策として何をすればよいかを医療従事者が容易に把握できる。そのため、医療従事者が感染対策を速やかに行うことができるようになり、第1空間における感染リスクをより低減できる。
(技術5)前記出力装置は、端末装置であり、前記端末装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間から前記第2空間へ向かう気流を示す第1気流画像を表示部により表示する、技術から技術4のいずれか一つに記載の病院用の情報出力システム。
これによれば、第2空間の患者からの感染リスクが低いことを直感的に医療従事者が把握できる。よって、医療従事者がより安心して医療に従事できる。
(技術6)前記出力装置は、端末装置であり、前記端末装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、医者から患者又は患畜へ向かう気流を示す第2気流画像を表示部により表示する、技術1から技術5のいずれか一つに記載の病院用の情報出力システム。
これによれば、第2空間の患者からの感染リスクが低いことを直感的に医療従事者が把握できる。よって、医療従事者がより安心して医療に従事できる。
(技術7)前記差圧センサの検出結果に基づいて、前記第1空間内の所定エリアにおける風速を推定する推定部を備え、前記出力装置は、端末装置であり、前記所定エリアは、医者と、患者又は患畜との間のエリアであり、前記端末装置は、前記推定部が推定した前記風速に関する情報を出力する、技術1から技術6のいずれか一つに記載の病院用の情報出力システム。
これによれば、第2空間の患者からの感染リスクがどのくらい低いかを直感的に医療従事者が把握できる。よって、医療従事者がより安心して医療に従事できる。
(技術8)前記差圧センサの検出結果に基づいて、前記第1空間内の所定エリアにおける風速を推定する推定部を備え、前記出力装置は、端末装置であり、前記所定エリアは、医者と、患者又は患畜との間のエリアであり、前記端末装置は、前記推定部が推定した前記風速が所定値以下である場合、前記風速に関するアラートを出力する、技術1から技術7のいずれか一つに記載の病院用の情報出力システム。
これによれば、第2空間の患者からの感染対策が必要であるかを把握できる。
(技術9)診察の受付を行う受付室である第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサと、病院で使用される出力装置と、を備え、前記出力装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力し、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力する、病院用の情報出力システム。
これによれば、技術1の病院用の情報出力システムと同様の効果を奏する。
(技術10)医者が診察を行う第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、病院で使用される出力装置が、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力し、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記出力装置が、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力する、病院用の情報出力方法。
これによれば、技術1の病院用の情報出力システムと同様の効果を奏する。
(技術11)診察の受付を行う受付室である第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、病院で使用される出力装置が、前記第1空間の気圧が正常である旨を出力し、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記出力装置が、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力する、病院用の情報出力方法。
これによれば、技術1の病院用の情報出力システムと同様の効果を奏する。
(技術12)病院で使用される端末装置のプロセッサに、医者が診察を行う第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力させ、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力させる、プログラム。
これによれば、技術1の病院用の情報出力システムと同様の効果を奏する。
(技術13)病院で使用される端末装置のプロセッサに、診察の受付を行う受付室である第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力させ、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力させる、プログラム。
これによれば、技術1の病院用の情報出力システムと同様の効果を奏する。
以上のように、本発明に係る病院用の情報出力システム、病院用の情報出力方法、及びプログラムは、医療に従事する空間の気流の状況を病院の医療従事者が把握する用途に利用可能である。
1 表示灯(出力装置)
2 第1端末装置(出力装置、端末装置)
3 第2端末装置(出力装置、端末装置)
4 出力装置
5 端末装置
7 サーバ装置
8 第3端末装置
9 差圧センサ
10 換気装置
22 タッチパネル(表示部)
32 第2端末ディスプレイ(表示部)
52 表示部
200 第1端末プロセッサ(端末プロセッサ)
211 第1表示アプリ(プログラム)
300 第2端末プロセッサ(端末プロセッサ)
311 第2表示アプリ(端末プロセッサ)
500 端末プロセッサ(プロセッサ)
511 表示アプリ(プログラム)
700 サーバプロセッサ
701 サーバ通信制御部
702 更新部
703 第1判定部
704 第2判定部
705 推定部
710 サーバメモリ
711 制御プログラム
800 第3端末プロセッサ
801 第3アプリ実行部
810 第3端末メモリ
1000 情報出力システム
AR アラート画像
CR1 第1座席
CR2 第2座席
D 医者(医療従事者)
DR 扉
EC 医療従事者
ER 診察室(第1空間)
H 病院
HC 医療従事者
J3 風速情報(風速に関する情報)
KG1 第1気流画像
KG2 第2気流画像
KG3 第3気流画像
KG4 第4気流画像
P 患者
RE 受付室(第1空間)
SG 正常時画像
WR 待合室(第2空間)
WR 待機室
SAR 所定エリア

Claims (11)

  1. 医者が診察を行う第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサと、
    病院で使用される出力装置と、を備え、
    前記出力装置は、
    前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力し、
    前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力する、
    病院用の情報出力システム。
  2. 前記第1空間には、患者が着座する第1座席と、医者が着座する第2座席とが配置され、
    前記第2座席は、前記第1座席よりも前記第2空間から遠い位置に配置される、
    請求項1に記載の病院用の情報出力システム。
  3. 前記出力装置は、端末装置であり、
    前記端末装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常であることの要因と、当該要因の確認を促す旨と、を出力する、
    請求項1又は2に記載の病院用の情報出力システム。
  4. 前記第1空間を換気する換気装置を備え、
    前記端末装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示し、且つ、前記換気装置が停止している場合、前記換気装置を動作させることを促す旨をさらに出力する、
    請求項3に記載の病院用の情報出力システム。
  5. 前記出力装置は、端末装置であり、
    前記端末装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間から前記第2空間へ向かう気流を示す第1気流画像を表示部により表示する、
    請求項1又は2に記載の病院用の情報出力システム。
  6. 前記出力装置は、端末装置であり、
    前記端末装置は、前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、医者から患者又は患畜へ向かう気流を示す第2気流画像を表示部により表示する、
    請求項1又は2に記載の病院用の情報出力システム。
  7. 前記差圧センサの検出結果に基づいて、前記第1空間内の所定エリアにおける風速を推定する推定部を備え、
    前記出力装置は、端末装置であり、
    前記所定エリアは、医者と、患者又は患畜との間のエリアであり、
    前記端末装置は、前記推定部が推定した前記風速に関する情報を出力する、
    請求項1又は2に記載の病院用の情報出力システム。
  8. 前記差圧センサの検出結果に基づいて、前記第1空間内の所定エリアにおける風速を推定する推定部を備え、
    前記出力装置は、端末装置であり、
    前記所定エリアは、医者と、患者又は患畜との間のエリアであり、
    前記端末装置は、前記推定部が推定した前記風速が所定値以下である場合、前記風速に関するアラートを出力する、
    請求項1又は2に記載の病院用の情報出力システム。
  9. 診察の受付を行う受付室である第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサと、
    病院で使用される出力装置と、を備え、
    前記出力装置は、
    前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力し、
    前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力する、
    病院用の情報出力システム。
  10. 病院で使用される端末装置のプロセッサに、
    医者が診察を行う第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、
    前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力させ、
    前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、
    前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力させる、
    プログラム。
  11. 病院で使用される端末装置のプロセッサに、
    診察の受付を行う受付室である第1空間の気圧、及び、前記第1空間に隣接し患者又は患畜が待機する第2空間の気圧の差を検出する差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが高圧であることを示す場合、
    前記第1空間の気流の状況が正常である旨を出力させ、
    前記差圧センサの検出結果が、前記第2空間よりも前記第1空間のほうが低圧であることを示す場合、
    前記第1空間の気流の状況が異常である旨を出力させる、
    プログラム。
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