JP7329531B2 - 同期信号を送信するための無線デバイス、ネットワークノード、およびこれらにおける方法 - Google Patents

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Description

本明細書の実施形態は、無線デバイス、ネットワークノード、およびこれらにおける方法に関するものである。いくつかの態様では、これらは、別の無線デバイスへの同期信号の送信に関する。
一般的な無線通信ネットワークでは、無線通信デバイス、移動局、局(STA)および/またはユーザ機器(UE)としても知られている無線デバイスは、Wi-Fiネットワークまたは無線アクセスネットワーク(RAN)などのローカルエリアネットワークを通じて1つまたは複数のコアネットワーク(CN)と通信する。RANがカバーする地理的エリアは、ビームまたはビームグループとも称され得るサービスエリアまたはセルエリアに分割され得、それぞれのサービスエリアまたはセルエリアが、たとえばいくつかのネットワークではたとえばNodeB、eNodeB(eNB)、または5GではgNBとも表され得るWi-Fiアクセスポイントもしくは無線基地局(RBS)といった無線アクセスノードなどの無線ネットワークノードによってサーブされている。サービスエリアまたはセルエリアは、無線ネットワークノードによって無線カバレッジが提供される地理的エリアである。無線ネットワークノードは、無線ネットワークノードの範囲内の無線デバイスを用いて、無線周波上で動作するエアインターフェースを通じて通信する。
第4世代(4G)ネットワークとも称されるエボルブドパケットシステム(EPS)の規格は第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の範囲内で完結しており、この業務は、たとえば5G新無線(NR)とも呼ばれる第5世代(5G)ネットワークを規定するために、次の3GPPのリリースにおいて継続する。EPSは、Long Term Evolution(LTE)無線アクセスネットワークとしても知られているエボルブドユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と、システムアーキテクチャエボリューション(SAE)コアネットワークとしても知られているエボルブドパケットコア(EPC)とを備える。3GPP無線アクセスネットワークの変形形態であるE-UTRAN/LTEでは、無線ネットワークノードが、3Gネットワークにおいて使用されるRNCではなくEPCコアネットワークに直接接続される。一般に、E-UTRAN/LTEでは、3G RNCの機能は、たとえばLTEにおけるeNodeBといった無線ネットワークノードとコアネットワークとの間に分散している。そのため、EPSのRANは、1つまたは複数のコアネットワークに直接接続された無線ネットワークノードを備える基本的に「フラットな」アーキテクチャを有し、すなわちRNCには接続されない。これを補償するために、E-UTRAN規格は、X2インターフェースと表されている、無線ネットワークノード間の直接インターフェースを規定する。
マルチアンテナ技術は、無線通信システムのデータレートおよび信頼性を大幅に向上することができる。送信器と受信器の両方が、多入力多出力(MIMO)通信チャネルをもたらす複数のアンテナを装備していれば、性能が特に改善される。そのようなシステムおよび/または関連技術は、一般にMIMOと称される。
5G計画は、より高速のピークインターネット接続速度に加えて、現行の4Gよりも大きい容量で、エリアユニットごとにより多数のモバイルブロードバンドユーザを許容し、ユーザごとに、1か月当たりユーザごとのギガバイト単位で、より大きいかまたは無制限のデータ量の消費を可能にすることを目指すものである。これによって、Wi-Fiホットスポットの届かない距離にいる人々の大部分が、自分のモバイルデバイスで、高精細度メディアに1日当たり長時間ストリーミングすることが可能になるはずである。5Gの研究開発は、4G機器よりも低コスト、より少ないバッテリ消費およびより低いレイテンシを目指して、モノのインターネットとしても知られているマシンツーマシン通信のサポートを改善することも目指している。
リリース14において、車車間-路車間(V2X)通信に対するサポートがLTE仕様に導入された。V2Xは、車両と歩行者およびインフラストラクチュアとの間の直接通信のあらゆる組合せを含む集合語である。V2X通信は、利用可能であるときにはネットワーク(NW)インフラストラクチュアを利用し得るが、ネットワークカバレッジが欠如している場合にも、少なくとも基本的V2X接続性が可能であるべきである。LTEベースのV2Xインターフェースを用意することは、専用のV2X技術を使用するのと比較して、LTE規模の経済性のために経済的に有利であり得、また、たとえば路車間(V2I)通信、車人間(V2P)通信、および車車間(V2V)通信により、NWインフラストラクチュアを用いる通信の間のより緊密な統合が可能になり得る。
V2X通信は非安全情報と安全情報の両方を搬送し得、アプリケーションおよびサービスの各々が、たとえばレイテンシ、信頼性、容量などの観点から、特定の要件セットに関連づけられ得る。
図1は、LTEベースNWに関するV2Xシナリオを概略的に図示するものであり、自動車と無線デバイスのユーザとの間、ユーザの無線デバイスとトラックとの間、自動車の無線デバイスとバスとの間、およびトラックの無線デバイスとバスとの間のデバイス対デバイス(D2D)通信が例示されている。
キャリアアグリゲーション
3GPPは、リリース14において最初に導入されたLTE V2X機能性に対する拡張機能について論じている。そのような拡張機能の1つには、複数のキャリアにわたる同時送信を遂行することから成るキャリアアグリゲーション(CA)の機能性がある。CAを使用すると、たとえば同一のパケットを複数のキャリアにわたって送信することにより、より大きいパケットを送信すること、より高い通信速度(ビット/秒)を達成すること、または通信システムの信頼性を高めることが可能になる。複数のキャリアにわたる送信は、同一の時点、または異なる時点(通常は数ミリ秒だけ分離される)において起こり得る。
電気通信において、キャリアは、情報を伝達するために入力信号で変調された(たとえば変更された)波形、通常は正弦波、である。キャリアという用語は、搬送波や搬送波信号と区別なく使用され得る。
同期手順
リリース15では、V2Xサイドリンク(SL)通信が可能な無線デバイスは、ある特定のルールおよびSL MIB(マスタ情報ブロック)に準拠してSL同期信号(SLSS)を送信するべきか否かを判定するべきである。そのようなルールは、通信ネットワークによって設定されるかまたは事前設定されていてもよい、ある特定のパラメータに依拠する。さらに、そのようなルールは、無線デバイスの状態が、RRC接続モード、アイドルモード、カバレッジ内、またはカバレッジ外であるかどうかということに依拠し得る。「V2Xサイドリンク通信」という表現は、本開示で使用されたとき、車両の無線デバイスと、無線ネットワークノードではないeNBまたは基地局などの別の無線デバイスとの間の通信を意味する。
たとえば、RRC接続モードの無線デバイスに対して、たとえばeNBなどのネットワークノードといったネットワークは、無線デバイスがSL周波数(複数可)すなわちSLキャリア周波数(複数可)上でSLSSおよびSL MIBを送信するべきか否かを指示する、ネットワーク制御された同期送信パラメータnetworkControlledSyncTxなどのパラメータを指示してよい。
他方では、無線デバイスがアイドルモードにある場合には、ネットワークはRSRP測定値に対する閾値も指示し得、その結果、無線デバイスがキャンプしているセルから測定されたRSRPがそのような閾値未満であれば、無線デバイスはSLSSおよびSL MIBを送信するものとする。これは、この無線デバイスがセルエッジにあり、周辺には、サービングeNBのカバレッジ外にあって、サービングeNBのカバレッジ内の無線デバイスによって転送されるSLSSから利益を得るはずの他の無線デバイスがあり得るためである。
同様に、無線デバイスが、サイドリンクを通じて、周辺で動作している他の無線デバイスからのサイドリンク参照信号受信電力(S-RSRP)を測定するとき、カバレッジ外の無線デバイスに対して使用されるべき別のRSRP閾値がある。S-RSRPは3GPPの規格文書TS 36.214に規定されている。無線デバイスは、S-RSRPがそのような閾値未満であればSLSSを送信し、そうでなければSLSSを送信するべきではなく、すなわち、優れた無線品質のSLSSを提供する他の無線デバイスが周辺にあると想定されている。
CAに関して、3GPPはCA同期のためのフレームワークについて最近合意した。これによれば、キャリアのセットがアグリゲートされ得るのは時間的に同期する場合に限られる。
本開示では、「SLSSの送信」または「SLSS送信」は、通常SLSSおよびSL MIBの送信を指す。さらに、本開示では、「SLSS」、「SLSS送信」および「同期信号」という用語は区別なく使用される。
本明細書の実施形態の発現の一部分として、最初に問題を識別して論じる。
CAの場合のSLSS送信については2つの可能なシナリオがある。
第1のシナリオによれば、SLSSは、レガシーリリース14の手順に準拠して、すべてのアグリゲートされたキャリア上で送信される。
第2のシナリオによれば、SLSSは、アグリゲートされたキャリアからの、同期キャリアと称されるたった1つのキャリア上で送信される。
第1のシナリオには、UEが電力制限され、同時に送信される同期信号すなわちSLSSの各々の送信電力が低減されるという問題がある。それに加えて、不連続のリソース上で同時送信すると、内部変調積などのために、最大の電力低減(MPR)も増加してしまう可能性がある。同一の送信電力を維持するための解決策の1つには、各キャリアのSLSSを異なる時間に、すなわち別々のサブフレームで送信するものがある。しかし、そのような手法は半二重の問題をもたらし、利用可能な無線リソースの数が減少させて、通信システムの性能に影響を与える可能性がある。
第2のシナリオには、SLSSが同期キャリア上でのみ送信されるので、残りのキャリアには同期基準がなく、レガシー無線デバイスに問題が生じるという問題がある。すなわち、キャリアのうち1つで動作しているリリース14の無線デバイスはSLSSを受信し得ず、タイミングを異なって解釈する恐れがある。キャリアが、同期基準に関してeNBを最優先するように(事前)設定されていると、同期基準が地球航法衛星システム(GNSS)信号から直接導出され得る場合とは対照的に、カバレッジ外の無線デバイスには、SLSSによる以外には正確な同期基準を取得するための手段がないため、この問題は深刻になる。
CAのための上記の設定に加えて、単一キャリアの送信のみを遂行する無線デバイスは、リリース14において指定されたレガシー手順に常に従ってSLSSを送信することが重要である。
しかしながら、現在の、すなわちリリース14のLTEには、同期信号すなわち物理的サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)上で送信されるSLSSの送信を、単一キャリア上に、またはCAの場合にはいくつかのキャリア上に、限定することができるシグナリング手順がない。その上に、CAの場合と単一キャリア送信すなわち非CAの場合では、キャリア上で同期信号を送信するための条件が異なり得るのが望ましい。
それ故に、本明細書の実施形態の目的は、無線通信ネットワークの性能を改善することである。
本明細書の実施形態の一態様によれば、この目的は、第2の無線デバイスに同期信号を送信するための第1の無線デバイスによって遂行される方法によって達成される。第1の無線デバイスおよび第2の無線デバイスは無線通信ネットワークにおいて動作する。
第1の無線デバイスは、無線通信ネットワークにおいて動作しているネットワークノードから、第2の無線デバイスに同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを受信する。
さらに、第1の無線デバイスは、受信したメッセージが指示するキャリア上で、第2の無線デバイスに同期信号を送信する。
本明細書の実施形態の別の態様によれば、この目的は、第2の無線デバイスに同期信号を送信するための第1の無線デバイスによって達成される。第1の無線デバイスおよび第2の無線デバイスは、無線通信ネットワークにおいて動作するように設定されている。
第1の無線デバイスは、無線通信ネットワークにおいて動作しているネットワークノードから、第2の無線デバイスに同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを受信するように設定されている。
さらに、第1の無線デバイスは、受信したメッセージが指示するキャリア上で、第2の無線デバイスに同期信号を送信するように設定されている。
本明細書の実施形態の別の態様によれば、この目的は、第2の無線デバイスに同期信号を送信する第1の無線デバイスを制御するためのネットワークノードによって遂行される方法によって達成される。ネットワークノードならびに第1の無線デバイスおよび第2の無線デバイスは、無線通信ネットワークにおいて動作する。
ネットワークノードは、第1の無線デバイスに、第2の無線デバイスに同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを送信する。
本明細書の実施形態の別の態様によれば、この目的は、第2の無線デバイスに同期信号を送信する第1の無線デバイスを制御するためのネットワークノードによって達成される。ネットワークノードならびに第1の無線デバイスおよび第2の無線デバイスは、無線通信ネットワークにおいて動作するように設定されている。
ネットワークノードは、第1の無線デバイスに、第2の無線デバイスに同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを送信するように設定されている。
本明細書の実施形態の別の態様によれば、この目的は、命令を含むコンピュータプログラムによって達成され、これらの命令は、無線デバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、無線デバイスの少なくとも1つのプロセッサに本明細書で説明されたアクションのうちの1つまたは複数を遂行させる。
本明細書の実施形態の別の態様によれば、この目的は、命令を含むコンピュータプログラムによって達成され、これらの命令は、ネットワークノードの少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、ネットワークノードの少なくとも1つのプロセッサに本明細書で説明されたアクションのうちの1つまたは複数を遂行させる。
本明細書の実施形態の別の態様によれば、この目的は、キャリア、それぞれのコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラムキャリアによって達成され、キャリアは、電子信号、光信号、電磁気信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
無線デバイスが、ネットワークノードから、第2の無線デバイスに同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを受信し、第1の無線デバイスが、受信したメッセージが指示するキャリア上で同期信号を第2の無線デバイスに送信するので、ネットワークノードは、同期信号を送信するためにどのキャリアを使用するべきかを制御する。これによって、単一キャリア上で、またはキャリアアグリゲーションの場合にはいくつかのキャリア上で、同期信号を送信する回数が制限され得る。このことは無線通信ネットワークの性能を改善する。
本明細書で開示された実施形態には、同期エラーが低減されるばかりでなく、同期信号を同時送信する回数も制限されるという利点がある。さらに、本明細書で開示された実施形態により、たとえばCAなしのレガシー手順によって動作する無線デバイスとの下位互換性が保証される。
本明細書の実施形態の例が、添付図を参照しながら、より詳細に説明される。
LTEベースの通信ネットワークに関するV2Xシナリオを図示する概略図である。 無線通信ネットワークの実施形態を図示する概略ブロック図である。 無線デバイスにおける方法の実施形態を表現する流れ図である。 無線デバイスの実施形態を図示する概略ブロック図である。 ネットワークノードにおける方法の実施形態を表現する流れ図である。 ネットワークノードの実施形態を図示する概略ブロック図である。 中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワークの概略図である。 部分的無線接続によって、基地局を通じてユーザ機器と通信するホストコンピュータの一般化されたブロック図である。 ホストコンピュータ、基地局およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実施される方法の流れ図である。 ホストコンピュータ、基地局およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実施される方法の流れ図である。 ホストコンピュータ、基地局およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実施される方法の流れ図である。 ホストコンピュータ、基地局およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実施される方法の流れ図である。
本明細書の実施形態は、キャリアアグリゲーション、PHYレイヤ、サイドリンク(SL)、高度道路交通システム(ITS)に関係するものである。
本明細書で開示されるいくつかの実施形態は、それぞれ、送信能力に限りのある無線デバイスを用いるCAの場合、および単一キャリア送信の場合(すなわち非CAの場合)に、特定のキャリア上でのSLSS送信のオン/オフを切り換えるために必要なシグナリングを規定するものである。したがって、本明細書で開示されるいくつかの実施形態は、無線デバイスの送信能力に依拠して、特定のキャリア上のSLSS送信のオン/オフを切り換えるためのシグナリングを規定するものである。本明細書で開示される実施形態によれば、キャリアすなわち特定のキャリア上でSLSS送信を開始する新規のシグナリング条件が規定される。
その上、いくつかの実施形態は、キャリアアグリゲーションの場合にコンポーネントキャリア上での同期信号(すなわちSLSS)の送信を裁定するための1つまたは複数の基準またはルールも規定する。
本明細書のいくつかの実施形態は、キャリアアグリゲーションを遂行している無線デバイスによってSLSS(SL MIBを含む)を送信するために使用されるルール、手順、および信号を含む。実施形態によれば、無線デバイスがキャリアアグリゲーションモードで動作しているか否かが識別され、それに応じてSLSSの送信が適合される。このようにして、無線デバイスがキャリアをアグリゲートしていない場合の下位互換性の挙動を保証しながら、複数のキャリアに関する最適化が達成され得る。
本明細書の実施形態は、一般に無線通信ネットワークに関するものである。図2は、無線通信ネットワークと称されることもある無線通信ネットワーク100を表す図式的概観である。無線通信ネットワーク100は1つまたは複数のRANおよび1つまたは複数のCNを含む。無線通信ネットワーク100は、少し可能な実装を挙げるだけでも、狭帯域のモノのインターネット(NB-IoT)、CAT-M、Wi-Fi、拡張マシンタイプ通信(eMTC)、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced、5G、新無線(NR)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、汎欧州デジタル移動電話方式/GSMエボリューション用拡張データレート(GSM/EDGE)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)など、複数の異なる技術を使用し得る。
第1の無線デバイス120および1つまたは複数の第2の無線デバイス122は、無線通信ネットワーク100において動作する。第1の無線デバイス120および第2の無線デバイス122は、第1のUE120および第2のUE122と称されることがあり、単に無線デバイス120、122と称されることもある。たとえば、第1の無線デバイス120と第2の無線デバイス120は、互いにD2D通信を提供するように設定されている。さらに、第1の無線デバイス120および第2の無線デバイス122は、ユーザによって携帯されてよく、または、V2X通信をもたらすために、任意のタイプの車両に配置されてもよい。その上、無線デバイス120、122はCA送信モードで動作することができる。
無線デバイス120、122は、それぞれが、たとえば移動局、非アクセスポイント(非AP)STA、STA、ユーザ機器および/または無線端末、NB-IoTデバイス、eMTCデバイスおよびCAT-Mデバイス、Wi-Fiデバイス、たとえばRANといった1つまたは複数のアクセスネットワーク(AN)を通じて1つまたは複数のコアネットワーク(CN)と通信するLTEデバイスおよびNRデバイスでよい。「無線デバイス」は、任意の端末、無線通信端末、ユーザ機器、デバイスツーデバイス(D2D)端末、またはたとえばスマートフォン、ラップトップコンピュータ、携帯電話、センサ、中継器、モバイルタブレット、さらにはセルの内部で通信する小さな基地局といったノードを意味する非限定的な用語であることが当業者には理解されるはずである。
無線通信ネットワーク100において動作する、第1のネットワークノード110とも称されるネットワークノード110などのネットワークノードは、5G、LTE、Wi-Fi、NB-IoT、CAT-M、Wi-Fi、eMTCまたは類似のものなどの第1の無線アクセス技術(RAT)のビームまたはビームグループとも称され得るサービスエリア11である地理的エリアにわたって無線カバレッジを提供する。ネットワークノード110は、たとえば無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイントまたはアクセスポイント局(AP STA)、アクセスコントローラなどの無線アクセスネットワークノードといった送信および受信のポイント、たとえばNodeB、エボルブドノードB(eNB、eNode B)、gNB、ベーストランシーバ局、無線遠隔ユニット、アクセスポイント基地局、基地局ルータ、無線基地局の送信機構、スタンドアロンのアクセスポイントなどの無線基地局といった基地局、あるいはたとえば使用される無線アクセス技術および技術用語に依拠してネットワークノード110によってサーブされているサービスエリアの範囲内の無線デバイスと通信することができる任意の他のネットワークユニットでよい。ネットワークノード110は、サービング無線ネットワークノードと称されることもあり、無線デバイス120、122へのダウンリンク(DL)送信および無線デバイス120、122からのアップリンク(UL)送信を用いて無線デバイス120、122と通信する。
さらなるネットワークノードは、第2のネットワークノード130とも称されるネットワークノード130などの無線通信ネットワーク100において動作する。ネットワークノード130は、LTEアクセスネットワーク、サービングゲートウェイ(SGW)、およびパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)の制御ノードであるMMEでよい。MMEは、とりわけ、再送信を含むトラッキングおよびページングの手順を担う。
本明細書で説明されるアクションは、たとえばeNBなどのネットワークノード110のうち任意のもの、またはたとえばMMEなどのネットワークノード130によって遂行され得る。したがって、本明細書の実施形態による方法は、ネットワークノード110、130と称されるネットワークノードによって遂行され得る。
たとえば無線通信ネットワーク110において同期信号を送信するための方法は、無線デバイス120、122によって遂行される。代替形態として、たとえば図2に示されるようなクラウド140に含まれる分散形ノード(DN)と機能性とが、この方法を遂行するかまたは部分的に遂行するために使用され得る。
本明細書のいくつかの実施形態のアクション
たとえば第2の無線デバイス122に同期信号を送信するための第1の無線デバイス120によって遂行される方法の実施形態を表す流れ図の例示の実施形態が図3に表されており、以下でより詳細に説明される。
前述のように、第1の無線デバイス120および第2の無線デバイス122は、単一キャリアまたはアグリゲートされたキャリア上で信号を送信することができる。本明細書のいくつかの実施形態は、サイドリンクキャリアアグリゲーション(SL CA)用の同期信号を送信するためのシグナリングの手順およびルールに関するものである。
さらに、以前にも言及されたように、第1の無線デバイス120および第2の無線デバイス122は無線通信ネットワーク100において動作している。この方法は、任意の適切な順番で採用され得る以下のアクションのうちの1つまたは複数を含み得る。さらに、1つまたは複数のアクションは任意選択でよく、アクションは組み合わされ得る。
アクション301において、第1の無線デバイス120は、たとえばeNBなどのネットワークノード110から、同期信号を第2の無線デバイス122に送信するためにキャリア、すなわち単一キャリアあるいは1つまたは複数のアグリゲートされたキャリアを使用するべきか否かを指示する信号またはメッセージを受信する。
したがって、無線デバイス120は、ネットワークノード110から、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを受信し得る。以下で説明されるように、メッセージは、メッセージが含む、同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するパラメータによって、キャリアを使用するべきか否かを指示し得る。パラメータは、特定のキャリアにおける同期信号の送信が許可されるか否かを指示するブール型のパラメータでよい。メッセージは、キャリアの総数からの1つまたは複数のキャリアが同期信号を送信するために利用可能か否かを指示し得ることを理解されたい。したがって、メッセージはたとえば1つのキャリアごとに1つのパラメータとして複数のパラメータを含み得、各パラメータが、これに関連づけられたキャリアを同期信号の送信に使用するべきか否かを指示してよい。さらに、メッセージが、同期信号を送信するために使用されるキャリアを指示することは、メッセージに含まれた1つまたは複数のパラメータの各々が、同期信号の送信に使用されるキャリアを指示する直接指示を与えてよく、または同期信号の送信に使用されないキャリアを指示する間接指示を与えてもよいことを意味する。このパラメータは、本開示ではcarrierAggregationSyncTxパラメータと称され得るが、他の用語がこのパラメータのために使用される可能性があることを理解されたい。carrierAggregationSyncTXパラメータは、同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するものである。しかしながら、前述のように、メッセージは、たとえば同期信号(複数可)の送信に使用されない1つまたは複数のキャリアを指示することによって、使用されるキャリアを間接的に指示する1つまたは複数のパラメータを含み得る。そのようなパラメータの一例には、同期信号の送信が禁止されるキャリアを指示するslss-TxDisabledパラメータがある。メッセージの中に、キャリアについて、たとえばslss-TxDisabledパラメータといったパラメータが含まれていなければ、このキャリアでの同期信号の送信が許容されることが暗示的に指示され得る。
いくつかの実施形態では、第1の無線デバイス120は、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するために、単一キャリアあるいは1つまたは複数のアグリゲートされたキャリアを使用するべきか否かを指示する指示で、事前設定されている。言い換えれば、第1の無線デバイス120は、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するために使用され得る単一キャリアを指示する指示で事前設定されていてよく、または無線デバイス120は、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するために使用され得る1つまたは複数のアグリゲートされたキャリアを指示する指示で事前設定されていてもよい。したがって、第1の無線デバイス120は、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するために使用され得る1つまたは複数のキャリアとともに事前設定されていてよい。
同期信号はSLSS送信でよい。本開示では、「同期信号」、「SLSS送信」という用語は区別なく使用される。前述のように、SLSS送信はSLSSおよびSL MIBの送信を含む。
いくつかの実施形態では、第1の無線デバイスは、アグリゲートされたキャリアからの複数のキャリアを、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するために使用するべきか否かを指示するメッセージを受信する。したがって、メッセージは、たとえばキャリアアグリゲーションの場合の複数のコンポーネントキャリアといった複数のキャリアを、同期信号を送信するために使用するべきか否かを指示し得る。1つの同期信号を送信するために、それぞれの指示されたキャリアが使用されることを理解されたい。
アクション302において、第1の無線デバイス120は、1つまたは複数の基準またはルールが満たされているか否かを判定する。したがって、第1の無線デバイス120は、同期信号を送信するための1つまたは複数の基準が満たされているか否かを判定してよい。以下で説明されるように、1つまたは複数の基準またはルールは、
- 第1の無線デバイス120の送信能力、
- 第1の無線デバイス120がCA送信モードで動作しているか否かということ、
- 第2の無線デバイス(122)に提供される、たとえば送信されるといったサービスの要件、のうちの1つまたは複数に関するものでよい。たとえば、提供されるV2Xサービスの要件は、
- 閾値に関連した、たとえば測定されたRSRP値といった参照信号受信電力(RSRP)の値である。たとえば、アグリゲートされたキャリアの中で、各キャリアすなわち各コンポーネントキャリアについてRSRPが評価されてよい。
- 第2の無線デバイス122、たとえば1つまたは複数のキャリアに関連した第2の無線デバイス122に提供される、たとえば送信されるといったサービスの識別情報、
- たとえば第2の無線デバイス122の識別情報といった同期信号の宛先の識別情報、
- ある特定のサービスのために使用され得るキャリアの組合せ、
などがある。
前述のように、これらの基準またはルールは、第1の無線デバイス120によって、キャリアアグリゲーションモードで動作しているとき適用され得る。そのようなシナリオでは、これらの基準またはルールのうちの1つまたは複数が、1つまたは複数のアグリゲートされたキャリアすなわち1つまたは複数のコンポーネントキャリア上での同期信号すなわちSLSSの送信を制御する。
アクション303において、第1の無線デバイス120は、たとえば第2の無線デバイス122に、受信した信号もしくはメッセージまたは事前設定によって指示されたキャリア、たとえば単一キャリアまたはアグリゲートされたキャリア上で、同期信号を送信する。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の基準またはルールが満たされたとき、第1の無線デバイス120は第2の無線デバイス122に同期信号を送信する。言い換えれば、第1の無線デバイス120は、アグリゲートされたキャリアからの、1つまたは複数の基準またはルールを満たす1つまたは複数の指示されたキャリア上で、第2の無線デバイス122に同期信号(複数可)を送信し得る。
第1の無線デバイス120は、たとえば同期信号を送信するための方法のアクションを遂行するために、図4に表された機構を備え得る。第1の無線デバイス120は、たとえば受信ユニット401、送信ユニット402、および判定ユニット403を備え得る。以前に言及されたように、第1の無線デバイス120および第2の無線デバイス122は無線通信ネットワーク100において動作するように設定されている。
第1の無線デバイス120は、通信ネットワーク100において動作している1つまたは複数のノードから、たとえば受信ユニット401によって、信号、メッセージまたは情報を受信するように設定されている。受信ユニット401は、第1の無線デバイス120のプロセッサ405によって実施されてよく、またはプロセッサ405と通信しているように構成されてもよい。プロセッサ405は、以下でより詳細に説明される。
第1の無線デバイス120は、たとえばeNBなどのネットワークノード110から第2の無線デバイス122に同期信号を送信するためにキャリア、すなわち単一キャリアあるいは1つまたは複数のアグリゲートされたキャリアを使用するべきか否かを指示する信号またはメッセージを受信するように設定されている。
したがって、無線デバイス120は、ネットワークノード110から、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを受信するように設定されている。
いくつかの実施形態では、第1の無線デバイス120は、アグリゲートされたキャリアからの複数のキャリアを、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するために使用するべきか否かを指示するメッセージを受信するように設定されている。
第1の無線デバイス120は、たとえば送信ユニット402によって、通信ネットワーク100において動作している1つまたは複数のノードに、信号、メッセージまたは情報を送信するように設定されている。送信ユニット402は、プロセッサ405によって実施されてよく、またはプロセッサ405と通信しているように構成されてもよい。
第1の無線デバイス120は、受信した信号またはメッセージが指示する単一キャリアあるいは1つまたは複数のアグリゲートされたキャリア上で、たとえば第2の無線デバイス122に同期信号を送信するように設定されている。
したがって、第1の無線デバイス120は、受信したメッセージが指示するキャリア上で、第2の無線デバイスに同期信号を送信するように設定されている。
いくつかの実施形態では、第1の無線デバイス120は、アグリゲートされたキャリアからの、1つまたは複数の基準を満たす1つまたは複数のキャリア上で、同期信号を送信するように設定されている。
第1の無線デバイス120は、同期信号を送信するための1つまたは複数の基準が満たされているか否かを、たとえば判定ユニット403によって判定するように設定され得る。判定ユニット403は、プロセッサ405によって実施されてよく、またはプロセッサ405と通信しているように構成されてもよい。
当業者なら、前述の第1の無線デバイス120内のユニットは、アナログ回路とデジタル回路の組合せ、ならびに/あるいは、たとえば第1の無線デバイス120に記憶されたソフトウェアおよび/またはファームウェアを用いて設定された1つまたは複数のプロセッサを指し得ることも理解するであろう。ソフトウェアおよび/またはファームウェアは、後述のプロセッサなどそれぞれの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき。これらのプロセッサのうち1つまたは複数、ならびに他のデジタルハードウェアは、単一の特定用途向けの集積回路設計(ASIC)に含まれてよく、あるいは、いくつかのプロセッサおよび様々なデジタルハードウェアが、個々にパッケージ化されるかまたはシステムオンチップ(SoC)へと組み立てられて、いくつかの別個の構成要素の間に分配されてもよい。
第1の無線デバイス120は、ネットワークノード110および第2の無線デバイス122と通信するように設定された入出力インターフェース404を備え得る。入出力インターフェースは、無線受信器(図示せず)および無線送信器(図示せず)を備え得る。
本明細書の実施形態は、本明細書の実施形態の機能およびアクションを遂行するためのそれぞれのコンピュータプログラムコードとともに、図4に表現された第1の無線デバイス120における処理サーキットリのプロセッサ405などそれぞれのプロセッサまたは1つまたは複数のプロセッサによって実施され得るものである。前述のプログラムコードは、たとえば第1の無線デバイス120にロードされたとき本明細書の実施形態を遂行するためのコンピュータプログラムコードを担持するデータキャリアの形態のコンピュータプログラム製品として提供され得る。そのようなキャリアの1つはCD ROMディスクの形態でよい。しかしながら、そのようなキャリアはメモリスティックなど他のデータキャリアで実現可能である。コンピュータプログラムコードは、さらに、サーバ上の純粋なプログラムコードとして提供され、第1の無線デバイス120にダウンロードされ得る。
第1の無線デバイス120は、1つまたは複数のメモリユニットを備えた記憶装置406をさらに備え得る。記憶装置は第1の無線デバイス120内のプロセッサによって実行可能な命令を含む。
記憶装置は、たとえばデータ、設定、および第1の無線デバイス120において実行されたとき本明細書の方法を遂行するアプリケーションを記憶するために使用されるように構成されている。
いくつかの実施形態では、それぞれのコンピュータプログラム407が含む命令が第1の無線デバイス120のそれぞれの少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、上記のアクションを遂行させる。
いくつかの実施形態では、それぞれのキャリア408がそれぞれのコンピュータプログラムを含み、キャリアは、電子信号、光信号、電磁気信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうち1つである。
それぞれのコンピュータプログラムを含んでいるこれらそれぞれのキャリアは、第1の無線デバイス120から第2の無線デバイス122へ同期信号を送信するために使用されるキャリアと区別するために、コンピュータプログラムキャリアと称されることがある。
たとえば第2の無線デバイス122に同期信号を送信する第1の無線デバイス120を制御するための、ネットワークノード110によって遂行される方法の実施形態を表す流れ図の例示の実施形態が図5に表されており、以下でより詳細に説明される。
以前に言及されたように、ネットワークノード110ならびに第1の無線デバイス120および第2の無線デバイス122は、無線通信ネットワーク100において動作している。この方法は、任意の適切な順番で採用され得る以下のアクションのうちの1つまたは複数を含み得る。さらに、1つまたは複数のアクションは任意選択でよく、アクションは組み合わされ得る。
アクション501において、ネットワークノード110は、第1の無線デバイス120による第2の無線デバイス122への同期信号の送信に、キャリアすなわち単一キャリアあるいは1つまたは複数のアグリゲートされたキャリアを使用するべきか否かを指示する信号またはメッセージを、第1の無線デバイス120に送信する。
したがって、ネットワークノード110は、第1の無線デバイス120に、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを送信してよい。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード110は、アグリゲートされたキャリアからの複数のキャリアを、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するために第1の無線デバイス120によって使用するべきか否かを指示するメッセージを送信する。
ネットワークノード110は、たとえば第2の無線デバイス122へ同期信号を送信する第1の無線デバイス120を制御するための方法のアクションを遂行するために、図6に表された機構を備え得る。ネットワークノード110は、たとえば受信ユニット601および送信ユニット602を備え得る。以前に言及されたように、ネットワークノード110ならびに第1の無線デバイス120および第2の無線デバイス122は、無線通信ネットワーク100において動作するように設定されている。
ネットワークノード110は、通信ネットワーク100において動作している1つまたは複数のノードから、たとえば受信ユニット601によって、信号、メッセージまたは情報を受信するように設定されている。受信ユニット601は、ネットワークノード110のプロセッサ604によって実施されてよく、またはプロセッサ604と通信しているように構成されてもよい。プロセッサ604は、以下でより詳細に説明される。
ネットワークノード110は、たとえば送信ユニット602によって、通信ネットワーク100において動作している1つまたは複数のノードに、信号、メッセージまたは情報を送信するように設定されている。送信ユニット602は、プロセッサ604によって実施されてよく、またはプロセッサ604と通信しているように構成されてもよい。
ネットワークノード110は、第1の無線デバイス120による第2の無線デバイス122への同期信号の送信に、キャリアすなわち単一キャリアあるいは1つまたは複数のアグリゲートされたキャリアを使用するべきか否かを指示する信号またはメッセージを、第1の無線デバイス120に送信するように設定されている。
したがって、ネットワークノード110は、第1の無線デバイス120に、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを送信するように設定され得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード110は、アグリゲートされたキャリアからの複数のキャリアを、第2の無線デバイス122に同期信号を送信するために第1の無線デバイス120によって使用するべきか否かを指示するメッセージを送信するように設定されている。
当業者なら、前述のネットワークノード110におけるユニットは、アナログ回路とデジタル回路の組合せ、ならびに/あるいはたとえばネットワークノード110に記憶されたソフトウェアおよび/またはファームウェアを用いて設定された1つまたは複数のプロセッサを指し得ることも理解するであろう。ソフトウェアおよび/またはファームウェアは、後述のプロセッサなどそれぞれの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき。これらのプロセッサのうちの1つまたは複数、ならびに他のデジタルハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれてよく、あるいは、いくつかのプロセッサおよび様々なデジタルハードウェアが、個々にパッケージ化されるかまたはシステムオンチップ(SoC)へと組み立てられて、いくつかの別個の構成要素の間に分配されてもよい。
ネットワークノード110は、第1の無線デバイス120および第2の無線デバイス122と通信するように設定された入出力インターフェース603を備え得る。入出力インターフェースは、無線受信器(図示せず)および無線送信器(図示せず)を備え得る。
本明細書の実施形態は、本明細書の実施形態の機能およびアクションを遂行するためのそれぞれのコンピュータプログラムコードとともに、図6に表現されたネットワークノード110における処理サーキットリのプロセッサ604などそれぞれのプロセッサまたは1つまたは複数のプロセッサによって実施され得るものである。前述のプログラムコードは、たとえばネットワークノード110にロードされたとき本明細書の実施形態を遂行するためのコンピュータプログラムコードを担持するデータキャリアの形態のコンピュータプログラム製品として提供され得る。そのようなキャリアの1つはCD ROMディスクの形態でよい。しかしながら、そのようなキャリアはメモリスティックなど他のデータキャリアで実現可能である。コンピュータプログラムコードは、さらに、サーバ上の純粋なプログラムコードとして提供され、ネットワークノード110にダウンロードされ得る。
ネットワークノード110は、1つまたは複数のメモリユニットを備えた記憶装置605をさらに備え得る。記憶装置はネットワークノード110のプロセッサによって実行可能な命令を含む。
記憶装置は、たとえばデータと、設定と、ネットワークノード110において実行されたとき本明細書の方法を遂行するアプリケーションとを記憶するために使用されるように構成されている。
いくつかの実施形態では、それぞれのコンピュータプログラム606が含む命令がそれぞれの少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、ネットワークノード110の少なくとも1つのプロセッサに上記のアクションを遂行させる。
いくつかの実施形態では、それぞれのキャリア607がそれぞれのコンピュータプログラムを含み、キャリアは、電子信号、光信号、電磁気信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。前述のように、それぞれのコンピュータプログラムを含んでいるこれらそれぞれのキャリアは、第1の無線デバイス120から第2の無線デバイス122へ同期信号を送信するために使用されるキャリアと区別するために、コンピュータプログラムキャリアと称されることがある。
同期信号を送信するための例示のシグナリング手順
いくつかの実施形態によれば、たとえばRRCパラメータまたは情報要素(IE)を含むRRCメッセージといった信号またはメッセージは、無線デバイス120、122によるキャリアにおける同期信号の送信を制御する信号またはメッセージを指示するように規定されている。したがって、第1の無線デバイス120は、第2の無線デバイス122に1つまたは複数の同期信号を送信するためにこのキャリアが使用され得ることを指示するそのようなメッセージを受信したとき、指示されたキャリア上で、第2の無線デバイス122に1つまたは複数の同期信号を送信し得る。キャリアが同期信号を送信するために使用され得るという指示は、本開示ではキャリアが「オン」にセットされると称されることがある。キャリアが同期信号の送信に使用されるか否かは、メッセージの中で、同期信号の送信にキャリアを使用することが、許可、たとえば「オン」にセットされると指示されるか、それとも禁止と指示されるか、ということに依拠する。キャリアにおける同期信号の送信に関する指示がメッセージの中で指示されなかった場合、同期信号を送信するためのキャリアの使用は、許可されるかまたは禁止される。第1の無線デバイス120は、同期信号の送信に使用され得る1つまたは複数のキャリアとともに事前設定されていてよいことを理解されたい。したがって、メッセージの中で指示されて同期信号を送信するために使用されるキャリアは、事前設定された複数のキャリアからの1つでよい。さらに、メッセージは、同期信号を送信するために使用されるべき1つまたは複数のアグリゲートされたキャリアすなわち1つまたは複数のコンポーネントキャリアを指示し得る。しかしながら、アグリゲートされたキャリアの場合には、同期信号の送信は、アグリゲートされたキャリア上での同期信号の送信に関する1つまたは複数の基準が満たされているか否かに依拠し得る。そのような基準またはルールの例が以下で説明される。
本明細書でRRCメッセージおよびRRCパラメータが参照されても、メッセージやパラメータは別のタイプのものでもよいことを理解されたい。たとえば、メッセージは、MAC制御要素(MAC CE)またはPDCCH上のSL認可であり得る。メッセージは、リリース14のnetworkControlledSyncTxに類似のRRCパラメータを含み得る。本開示では、そのようなRRCパラメータはCA同期送信(carrierAggregationSyncTx)パラメータと称されることがある。そのようなRRCパラメータは、特定のキャリア上でのSLSS送信が許可されるか否かを指示するブール型のフィールドまたは列挙された(たとえばオンまたはオフを指示する)タイプのフィールドでよい。たとえば、特定のキャリアについて、この新たに規定されたRRCパラメータが設定、たとえば事前設定され、「オン」にセットされていると、そのようなRRCパラメータを用いて設定された無線デバイス120、122は、この特定のキャリア上での1つまたは複数の同期信号の送信を開始し得る。したがって、無線デバイス120、122は、同期信号を送信するために使用され得るキャリアとともに設定されてよく、事前設定されていてもよい。そのような無線デバイス120、122は、たとえばネットワークノード110から、(事前)設定されたキャリアが「オン」にセットされていることを指示するメッセージを受信すると、事前設定されたキャリア上での同期信号の送信を開始する。前述のように、メッセージは、キャリアが同期信号の送信を許可されていることを指示する、たとえば「オン」にセットされたcarrierAggregationSyncTxパラメータといったパラメータを含むことによって、キャリアが「オン」にセットされていることを指示してよく、または、キャリアが同期信号の送信を禁止されていることを指示する、「オン」にセットされたslss-Disabledパラメータを含んでもよい。無線デバイス120、122は、同期信号の送信に使用され得る複数のキャリアとともに(事前に)設定されていてよいことを理解されたい。そのような無線デバイス120、122は、たとえばネットワークノード110から、複数のキャリアのうちの1つまたは複数が「オン」にセットされていることを指示するメッセージを受信すると、この1つまたは複数のキャリア上で同期信号の送信を開始する。
その上、たとえばcarrierAggregationSyncTxパラメータといった新たに規定された信号またはメッセージが設定されている場合には、キャリア上での1つまたは複数の同期信号の送信を制御するために、追加の基準、条件またはルールが指定される。この基準またはルールによれば、carrierAggregationSyncTxパラメータが特定のキャリア向けに設定され、「オン」にセットされているが、UEがCA送信モードで動作している場合でも、無線デバイスの送信能力を超えていれば、このキャリア上での同期信号の送信は開始されなくてよい。たとえば、これは、無線デバイスが、キャリアの特定の組合せをサポートしない場合、または無線周波数(RF)能力に制限がある場合などであり得る。その上、carrierAggregationSyncTxパラメータが特定のキャリア向けに設定され、「オン」にセットされているが、無線デバイス120、122が非CA送信モードで動作している場合には、常に、この特定のキャリア上での同期信号の送信が開始されることになる。
いくつかの実施形態では、carrierAggregationSyncTxパラメータの使用は、無線デバイス120、122の現在の設定および/または挙動に依拠する。たとえば、ある時点において、無線デバイス120、122がある特定のキャリアをアグリゲートしている場合には、これらのアグリゲートされたキャリアのうち1つにおけるSLSSの送信はcarrierAggregationSyncTxを使用する。言い換えれば、たとえばキャリアAがキャリアBとともにアグリゲーションを用いて使用される場合には、SLSSが(キャリアAで)送信されるか否かは、キャリアAに関するcarrierAggregationSyncTxパラメータが「オン」にセットされているか否かに依拠する。ある他の時点において、無線デバイス120、122がアグリゲーションなしのキャリアを使用している場合には、SLSSの送信はcarrierAggregationSyncTxを使用しない(代わりに他の信号および手順に依存する)。
いくつかの実施形態では、(事前)設定により、ある特定のV2Xサービスを提供し得るキャリアの中で少なくとも1つのキャリアに関して、carrierAggregationSyncTxパラメータが「オン」にセットされている。たとえば、第1のキャリアと第2のキャリアのどちらもV2Xサービスを提供し得ると想定すると、この周波数のうちの少なくとも1つが、「オン」にセットされたcarrierAggregationSyncTxを用いて(事前)設定されている。これによって、そのようなサービスに関連した少なくとも1つのキャリアに関して、(RSRP閾値が設定されている場合)RSRPがこのキャリアに関するある特定の閾値未満である限り、無線デバイス120、122が、このキャリアでSLSSを送信することが保証される。
いくつかの実施形態では、(事前)設定により、ある特定のV2Xサービスを提供し得るXのキャリアの中で2つ以上のキャリアに関して、carrierAggregationSyncTxが「オン」にセットされている。しかしながら、(事前)設定は、複数のキャリアにおけるSLSSの送信が制限されることも指示し得る。たとえば、設定は、SLSSが、多くてもY(Y<X)のキャリアで送信されるべきであることを指示する可能性がある。
いくつかの実施形態では、(事前)設定により、パラメータcarrierAggregationSyncTxが1つのサービスごとに「オン」にセットされる。たとえば、パラメータcarrierAggregationSyncTxは、ある特定のサービスIDまたは宛先IDに関連づけられてよい。そのような場合には、carrierAggregationSyncTxは、ある特定のサービスIDおよび/または宛先ID向けに設定されて「オン」にセットされている。SLSSの送信のために、そのようなサービスIDおよび/または宛先IDに関連した1つまたは複数のキャリアを選択することは、無線デバイス120、122の責務である。無線デバイス120、122は、たとえば以下で説明される方法のいずれかに従って、Xのキャリアからどれが選択され得るかを判定してよい。その上、たとえばGNSS同期が必要なサービスまたは他の無線デバイスのSLSSによって同期が取得されるべきではないサービスといったいくつかのサービスについては、carrierAggregationSyncTxは一切設定されない。
いくつかの実施形態では、carrierAggregationSyncTxは、キャリアの組合せごとにセットされる。たとえばある特定のサービスのために使用され得るキャリアの何らかの組合せといったキャリアの何らかの組合せに関して、設定が、SLSS送信のために使用され得る所与の組合せにおけるキャリア(複数可)を指示し、ルールを適用するための関係するパラメータは以下で説明される。
上記の手順を遂行することにより、無線デバイス120と122は、(事前)設定された送信モードすなわちCAモードまたは非CAモード、ならびに/あるいは(事前)設定されたサービスおよび/またはこのサービスのUE送信能力(すなわち、不十分な送信電力、TXチェーンの制限など)のいずれかに依拠して、キャリア上で、異なる同期挙動を遂行する。
同期信号を送信するための例示のルール
この段落では、キャリア上でのたとえばSLSS/PSBCHといった同期信号の送信を判定するために、たとえば基準といった1つまたは複数のルールが規定される。たとえば基準といったそのようなルールは、キャリアがいくつかの実施形態によって同期キャリアとして(事前)設定されているが、UE能力の制限のため、またリソース割り当ての制限のために、無線デバイス120、122が(事前)設定されたすべての同期キャリア上で送信することができるとは限らない場合に適用される。
いくつかの実施形態によれば、同期信号が送信されるキャリアを裁定するため、またCAおよび/またはUE Tx能力が制限されている場合に同期信号が送信されないキャリアを裁定するために、1つまたは複数の基準またはルールが規定される。
たとえば、eNB参照セル信号を用いて最高の同期基準として(事前)設定されたキャリアがあれば、このキャリア上で同期信号が送信されてよい。
いくつかのサブ実施形態によれば、GNSSを用いて最高の同期基準として(事前)設定されたキャリアがあれば、同期信号はこのキャリア上で送信されてよく、あるいはこのキャリア上のPSBCHはTDD設定情報(すなわちUL/DL比)も搬送する。
いくつかの実施形態によれば、同期信号を送信するキャリアの優先順位が規定される。たとえば、最高の同期基準としてのeNB参照セル信号を有するキャリアは、SLSS送信に関する最高の優先順位がある。他のキャリア上のSLSS送信は落とされ、すなわち無線デバイス120、122の送信(TX)能力が、たとえば送信電力が不十分であるために制限される場合には、送信されない。
いくつかの実施形態では、いくつかの以前に説明された実施形態に関してSLSS送信のために選択されるキャリアは、UE能力、UE動作、およびSLSSリソース配分に基づいて選択される。たとえば、SLSSリソースが、同一の送信時間間隔(TTI)内に設定されているか、または異なるキャリアにわたって時間的に接近して設定されている場合には、無線デバイス120、122は、そのようなキャリアでSLSSを送信することができない可能性がある。したがって、無線デバイス120、122にとって送信可能なキャリアのみを含むキャリアが選択されることになる。その上、キャリアは、システムフレーム番号(SFN)0(または直接フレーム番号(DFN)0)に対して、またはSLSSを送信するある特定の条件が満たされた瞬間に対して、時間的に先頭のキャリアに基づいて選択されてよい。
いくつかの実施形態によれば、本明細書ではSLSS送信とも称される同期信号は、データ送信用に選択されたキャリア(複数可)、または送信されるパケットがある特定の閾値よりも高い優先度を有するキャリア上で送信される。キャリアが1つだけ選択される場合には、無線デバイス120、122は最優先パケットを送信するキャリアを選択する。SLSS送信の機会がデータ送信と時間的に合致しない場合には、無線デバイス120、122は、時間的に最後のデータ、またはある特定の閾値よりも高い優先度を有する時間的に最後のデータを送信するキャリア(複数可)を優先させてよい。
たとえば、無線デバイス120、122は、第1の時点T1においてキャリア1上で送信し、第2の時点T2においてキャリア2上で送信し、第3の時点T3においてキャリア3上で送信した場合には、第4の時点T4においてSLSSを送信する必要があり、キャリア3上でのSLSSの送信を優先させる。
いくつかの実施形態では、同期信号は、測定されたRSRPが、ある特定の閾値やそのようなセットの中にない他のキャリアのものよりも低いキャリアのセットに対応するキャリア(複数可)上で、送信される。
いくつかの実施形態では、キャリア上の輻輳が考慮に入れられ、すなわち、SLSSは、より低いチャネルビジー率(CBR)(たとえば、ある特定のCBR閾値よりも低いCBR)輻輳のキャリアでのみ送信される。いくつかの実施形態では、受信信号強度指示(RSSI)が考慮に入れられる。
いくつかの実施形態によれば、無線デバイス120と122は、それぞれが別々の送信モードを使用する別々のサービスを用いて動作してよい。たとえば、第1のサービス1は非CA送信モードのみを用いて(事前)設定されており、第2のサービス2はCA送信モードを用いて(事前)設定されている。そのようなシナリオでは、無線デバイス120、122は、常に、非CA送信/サービスがオンに設定されているキャリア上で同期信号を送信するか、または同期信号の送信を優先させ、すなわち、同期信号は、少なくとも、SL V2X通信用に使用されるキャリア(CA動作用に設定されておらず、設定(たとえばcarrierAggregationSyncTxが「オン」にセットされ、RSRPがある特定の閾値未満である)によってSLSS送信信号の送信が許可されたキャリア)上で送信されることになる。以下の例を検討する。
・サービス1がキャリア1およびキャリア2にマッピングされ、CAが許可されている
・サービス2がキャリア2およびキャリア3にマッピングされ、CAが許可されていない
第1の無線デバイス120は、サービス1のために、第2の無線デバイス122とのV2X SL通信を遂行する必要があり、第1の無線デバイス120は、たとえば能力限界のため、または設定のせいで、または以前の実施形態で開示されたルールが許容しないためのいずれかのため、キャリア1とキャリア2のどちらにおいてもSLSS送信を遂行することができないと想定する。そのような場合には、サービス1およびサービス2のV2X SL通信を遂行する無線デバイス120と122の間でキャリア2が共用されるので、第1の無線デバイス120はキャリア2におけるSLSS送信を優先させる。
いくつかの実施形態では、1つのサービスのV2X SL通信用に設定されたキャリアのセットが、別のサービスのV2X SL通信用に設定されたキャリアのセットとオーバラップすることを考慮に入れて、無線デバイス120、122は、(事前)設定および他のルール(たとえば以前に説明されたルール)が許す限り、オーバラップするセットの一部分であるキャリアにおけるSLSS送信を優先させる。
前述のように、無線デバイス120、122は、複数のキャリア上での同期信号の同時送信を裁定する一方で、送信電力の制限と半二重との2つの問題を最小化しなければならない。上記の実施形態は、単一の(または少数の)キャリア上での同期信号の送信を制限するためのシグナリングの手順およびルールを説明するものである。その上、半二重と送信電力の制限とを最小化するために、同期信号送信用のサブフレームを選択するためのルールを規定する一実施形態が説明されている。いくつかの実施形態によれば、電力制限問題を緩和するために、同期基準としてeNBを用いるキャリアと、同期キャリアとしてのGNSSを用いるキャリアとに関して、同期信号送信用に選択されるサブフレームが異なったものになる。
なお、前述の実施形態を組み合わせることも可能であり得る。たとえば、無線デバイス120、122は、送信サブフレームが異なる場合には、同期ソースとしてeNBを用いるキャリア上と、同期ソースとしてGNSSを用いるキャリア上とで、複数の同期信号を送信してよい。
さらなる拡張および変形形態
図7を参照して、一実施形態によれば、通信システムが含む、たとえば3GPPタイプセルラーネットワークなどのWLANといった無線通信ネットワーク100などの電気通信ネットワーク3210は、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク3211およびコアネットワーク3214を含む。アクセスネットワーク3211には、ネットワークノード110、130など複数の基地局3212a、3212b、3212c、アクセスノード、AP STA NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイント3213a、3213b、3213cが備わっており、それぞれが、対応するカバレッジエリアを規定する。各基地局3212a、3212b、3212cは、有線または無線の接続3215を通じてコアネットワーク3214に接続可能である。たとえばカバレッジエリア3213cに配置された非AP STA 3291などの無線デバイス120といった第1のユーザ機器(UE)は、対応する基地局3212cに無線で接続するか、または基地局3212cによってページングされるように設定される。たとえばカバレッジエリア3213aにおける非AP STAなどの無線デバイス122といった第2のUE3292は、対応する基地局3212aに対して無線で接続可能である。この例では複数のUE3291、3292が図示されているが、開示された実施形態は、カバレッジエリアにUEが単独である状況や、単独のUEが対応する基地局3212に接続されている状況にも同様に適用可能である。
電気通信ネットワーク3210自体がホストコンピュータ3230に接続されており、このことは、ハードウェアおよび/またはスタンドアロンのサーバ、クラウドで実施されたサーバ、分散型サーバのソフトウェア、もしくはサーバファームにおける処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ3230は、サービスプロバイダに所有されるかもしくは制御されてよく、またはサービスプロバイダによって、もしくはサービスプロバイダのために運営されてよい。電気通信ネットワーク3210とホストコンピュータ3230との間の接続3221、3222は、コアネットワーク3214からホストコンピュータ3230に直接届いてよく、または任意選択の中間ネットワーク3220を介してもよい。中間ネットワーク3220は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、ホスティングされたネットワークのうちの1つでよく、または2つ以上の組合せでもよく、存在する場合には、バックボーンネットワークまたはインターネットでよく、詳細には、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
全体としての図7の通信システムは、接続されたUE3291、3292のうちの1つとホストコンピュータ3230との間の接続を可能にする。接続はオーバーザトップ(OTT)接続3250として説明され得る。ホストコンピュータ3230および接続されたUE3291、3292は、仲介物としてアクセスネットワーク3211、コアネットワーク3214、任意の中間ネットワーク3220および可能なさらなるインフラストラクチュア(図示せず)を使用して、OTT接続3250を通じてデータおよび/またはシグナリングと通信するように設定されている。OTT接続3250は、OTT接続3250を通して関与する通信デバイスがアップリンク通信やダウンリンク通信のルーティングを認識しないという意味で透過的であり得る。たとえば、基地局3212は、接続されたUE3291に転送される(たとえばハンドオーバされる)、ホストコンピュータ3230由来のデータを伴う入来ダウンリンク通信の過去のルーティングに関して通知されなくてよく、通知される必要もない。同様に、基地局3212は、UE3291由来の出力の、ホストコンピュータ3230へのアップリンク通信の将来のルーティングを認識する必要はない。
次に、前節において論じられた一実施形態によるUE、基地局、およびホストコンピュータの例示の実装形態が、図8を参照しながら説明される。通信システム3300において、ホストコンピュータ3310が備えるハードウェア3315に含まれる通信インターフェース3316は、通信システム3300の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線の接続をセットアップして維持するように設定されている。ホストコンピュータ3310がさらに備える処理サーキットリ3318は、記憶能力および/または処理能力を有し得る。詳細には、処理サーキットリ3318は、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイまたはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ3310がさらに含むソフトウェア3311は、ホストコンピュータ3310による記憶またはアクセスが可能であり、処理サーキットリ3318によって実行可能である。ソフトウェア3311はホストアプリケーション3312を含む。ホストアプリケーション3312は、UE3330およびホストコンピュータ3310において終結するOTT接続3350を介して接続するUE3330などの遠隔ユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。遠隔ユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション3312は、OTT接続3350を使用して送信されるユーザデータを供給してよい。
通信システム3300がさらに備える基地局3320は、電気通信システムに用意され、ホストコンピュータ3310およびUE3330との通信を可能にするハードウェア3325を備える。ハードウェア3325は、通信システム3300の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線の接続をセットアップして維持するための通信インターフェース3326、ならびに、少なくとも基地局3320によってサーブされたカバレッジエリア(図19には示されていない)にあるUE3330との無線接続3370をセットアップして維持するための無線インターフェース3327を含み得る。通信インターフェース3326は、ホストコンピュータ3310に対する接続3360を容易にするように設定されてよい。接続3360は直接的でよく、あるいは、電気通信システムのコアネットワーク(図19には示されていない)および/または電気通信システムの外部の1つまたは複数の中間のネットワークを介してもよい。示された実施形態では、基地局3320のハードウェア3325がさらに含む処理サーキットリ3328は、命令を実行するように適合された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイまたはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局3320がさらに有するソフトウェア3321は、内部に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセスされ得る。
通信システム3300は、既に言及されたUE3330をさらに備える。UE3330のハードウェア3335が含み得る無線インターフェース3337は、UE3330が今のところ位置するカバレッジエリアをサーブしている基地局との無線接続3370をセットアップして維持するように設定されている。UE3330のハードウェア3335がさらに含む処理サーキットリ3338は、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイまたはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE3330がさらに含むソフトウェア3331は、UE3330による記憶またはアクセスが可能であり、処理サーキットリ3338によって実行可能である。ソフトウェア3331はクライアントアプリケーション3332を含む。クライアントアプリケーション3332は、ホストコンピュータ3310の支援の下に、UE3330を介して、人間または人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ3310において実行中のホストアプリケーション3312は、UE3330およびホストコンピュータ3310において終結するOTT接続3350を介して、実行中のクライアントアプリケーション3332と通信し得る。クライアントアプリケーション3332は、ユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション3312から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを供給してよい。OTT接続3350は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション3332は、ユーザと相互作用して、供給するユーザデータを生成し得る。
図8に図示されたホストコンピュータ3310、基地局3320およびUE3330は、それぞれ図7のホストコンピュータ3230、基地局3212a、3212b、3212cのうちの1つ、およびUE3291、3292のうちの1つと同一でよいことが注意される。つまり、これらのエンティティの内部作用は図8に示された通りでよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは図7のものでよい。
図8において、OTT接続3350は、基地局3320を介したホストコンピュータ3310とユーザ機器3330との間の通信を、いかなる中間デバイスも、これらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングも、明示的に参照することなく抽象的に図示するものである。ネットワークインフラストラクチャは、ネットワークインフラストラクチャの設定が、UE3330、またはホストコンピュータ3310を運営するサービスプロバイダ、または両方から隠すように設定され得るルーティングを判定してよい。OTT接続3350がアクティブである間に、ネットワークインフラストラクチャは(たとえばネットワークのロードバランシングの検討または再設定を基に)ルーティングを動的に変更することをさらに裁定してよい。
UE3330と基地局3320との間の無線接続3370は、本開示の全体にわたって説明された実施形態の教示によるものである。様々な実施形態のうちの1つまたは複数が、最後のセグメントが無線接続3370で形成されているOTT接続3350を使用してUE3330に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、同期を改善することにより、バッテリ寿命の延長などの利益を提供するものである。
データレート、レイテンシならびに1つまたは複数の実施形態が改善する他の要因を監視するための測定手順が提供され得る。測定結果の変化に応答してホストコンピュータ3310とUE3330との間のOTT接続3350を再設定するための任意選択のネットワーク機能がさらにあってよい。OTT接続3350を再設定するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ3310のソフトウェア3331、またはUE3330のソフトウェア3311、または両方で実施されてよい。実施形態では、センサ(図示せず)が、OTT接続3350を通す通信デバイスの中に、または同デバイスに関連して配備されてよく、センサは、上記の例の監視された量の値または他の物理量の値を供給することによって測定手順に関与してよく、ソフトウェア3311、3331は、これらの値から、監視された量を計算するかまたは推定してよい。OTT接続3350の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、望ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局3320に影響を及ぼす必要はなく、基地局3320が分からない、または感知できないものでよい。そのような手順および機能性は、当技術において既知の実施され得るものである。ある特定の実施形態では、測定は専用のUEシグナリングを包含し得、ホストコンピュータ3310の測定のスループット、伝播時間、レイテンシなどを容易にする。実施され得る測定では、ソフトウェア3311、3331が、伝播時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続3350を使用して、メッセージ、詳細には空すなわち「ダミー」のメッセージを送信する。
図7および図8ならびに対応する本文は、無線関連の発明の下流の態様に関係したものであり、図9および図10ならびに対応する本文は上流の態様について論じている。
図9は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を図示する流れ図である。通信システムは、ホストコンピュータ、AP STAなどの基地局、および非AP STAなどのUEを含み、これらは図7および図8を参照しながら説明されたものでよい。本開示の簡単さのために、この段落で参照されるのは図9のみである。この方法の第1のアクション3410において、ホストコンピュータはユーザデータを供給する。第1のアクション3410の任意選択のサブアクション3411において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを供給する。第2のアクション3420において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。本開示の全体にわたって説明された実施形態の教示により、任意選択の第3のアクション3430において、基地局は、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。任意選択の第4のアクション3440において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連したクライアントアプリケーションを実行する。
図10は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を図示する流れ図である。通信システムは、ホストコンピュータ、AP STAなどの基地局、および非AP STAなどのUEを含み、これらは図7および図8を参照しながら説明されたものでよい。本開示の簡単さのために、この段落で参照されるのは図10のみである。この方法の第1のアクション3510において、ホストコンピュータはユーザデータを供給する。任意選択のサブアクション(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを供給する。第2のアクション3520において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。送信は、本開示を通じて説明された実施形態の教示により、基地局を介したものでよい。任意選択の第3のアクション3530において、UEは、送信で搬送されたユーザデータを受信する。
図11は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を図示する流れ図である。通信システムは、ホストコンピュータ、AP STAなどの基地局、および非AP STAなどのUEを含み、これらは図7および図8を参照しながら説明されたものでよい。本開示の簡単さのために、この段落で参照されるのは図11のみである。この方法の任意選択の第1のアクション3610において、UEは、ホストコンピュータによって供給された入力データを受信する。それに加えて、またはその代わりに、UEは、任意選択の第2のアクション3620においてユーザデータを供給する。第2のアクション3620の任意選択のサブアクション3621において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを供給する。第1のアクション3610のさらなる任意選択のサブアクション3611において、UEは、ホストコンピュータによって供給された受信入力データに反応してユーザデータを供給するクライアントアプリケーションを実行する。実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザデータを供給するとき、ユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮に入れてよい。ユーザデータが供給された特定のやり方に関係なく、UEは、任意選択の第3のサブアクション3630において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。この方法の第4のアクション3640において、本開示の全体にわたって説明された実施形態の教示により、ホストコンピュータはUEから送信されたユーザデータを受信する。
図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を図示する流れ図である。通信システムは、ホストコンピュータ、AP STAなどの基地局、および非AP STAなどのUEを含み、これらは図7および図8を参照しながら説明されたものでよい。本開示の簡単さのために、この段落で参照されるのは図12のみである。この方法の任意選択の第1のアクション3710において、本開示の全体にわたって説明された実施形態の教示により、基地局はUEからユーザデータを受信する。任意選択の第2のアクション3720において、基地局は、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。第3のアクション3730において、ホストコンピュータは、基地局が開始した送信で搬送されたユーザデータを受信する。
「備える」または「備えている」という語を使用するとき、非限定的に解釈されるものとし、すなわち「少なくとも~から成る」を意味する。
本明細書の実施形態は、前述の望ましい実施形態に限定されない。様々な代替形態、修正形態および均等物が使用され得る。
省略形 説明
CA キャリアアグリゲーション
CBR チャネルビジー率
DFN 直接フレーム番号
DL ダウンリンク
FDD 周波数分割複信
GNSS 地球航法衛星システム
IE 情報要素
MIB マスタ情報ブロック
RRC 無線リソース制御
RSRP 参照信号受信電力
RSSI 受信信号強度インジケータ
RX 受信、受信機
SFN システムフレーム番号
SL サイドリンク
SLSS サイドリンク同期信号
TDD 時分割複信
TX 送信、送信機
UE ユーザ機器
UL アップリンク

Claims (12)

  1. 第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するための第1の無線デバイス(120)によって遂行される方法であって、前記第1の無線デバイス(120)および前記第2の無線デバイス(122)が無線通信ネットワーク(100)において動作する方法において、
    - 前記無線通信ネットワーク(100)において動作しているネットワークノード(110)から、前記第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを受信すること(301)であって、前記メッセージは、アグリゲートされたキャリアからの複数のキャリアを、前記第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するために使用するべきか否かをさらに指示する、ことと、
    - 前記受信されたメッセージによって指示されたキャリア上の同期信号を前記第2の無線デバイス(122)に送信すること(303)と、
    を含む方法。
  2. 記方法が、
    - 同期信号を送信するための1つまたは複数の基準が満たされているか否かを判定すること(302)をさらに含み、前記受信されたメッセージが指示する前記キャリア上で前記同期信号を送信すること(303)が、
    - 前記1つまたは複数の基準を満たす前記アグリゲートされたキャリアからの1つまたは複数のキャリア上で前記同期信号を送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数の基準が、
    - 前記第1の無線デバイス(120)の送信能力、
    - 前記第1の無線デバイス(120)がキャリアアグリゲーション(CA)送信モードで動作しているか否かということ、
    - 前記第2の無線デバイス(122)に提供されるサービスの要件、
    - 閾値に対する参照信号受信電力(RSRP)の値、
    - 前記第2の無線デバイス(122)に提供されるサービスの識別情報が前記1つまたは複数のキャリアに関連づけられていること、
    - 前記第2の無線デバイス(122)の識別情報、および
    - ある特定のサービスのために使用され得るキャリアの組合せ、
    のうちの1つまたは複数に関するものである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の無線デバイス(120)が、前記第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するために使用され得る1つまたは複数のキャリアとともに事前設定されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信する第1の無線デバイス(120)を制御するためのネットワークノード(110)によって遂行される方法であって、前記ネットワークノード(110)、ならびに前記第1の無線デバイス(120)および前記第2の無線デバイス(122)が無線通信ネットワーク(100)において動作する方法において、
    前記第1の無線デバイス(120)に、前記第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを送信すること(501)であって、前記メッセージは、アグリゲートされたキャリアからの複数のキャリアを、前記第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するために前記第1の無線デバイス(120)によって使用するべきか否かをさらに指示する、ことを含む方法。
  6. 第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するための第1の無線デバイス(120)であって、前記第1の無線デバイス(120)および前記第2の無線デバイス(122)が無線通信ネットワーク(100)において動作するように設定されている第1の無線デバイス(120)において、
    - 前記無線通信ネットワーク(100)において動作しているネットワークノード(110)から、前記第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージを受信し、前記メッセージは、アグリゲートされたキャリアからの複数のキャリアを、前記第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するために使用するべきか否かをさらに指示し、
    - 前記受信されたメッセージによって指示されたキャリア上で同期信号を前記第2の無線デバイス(122)に送信するように設定されている第1の無線デバイス(120)。
  7. - 同期信号を送信するための1つまたは複数の基準が満たされているか否かを判定して、
    - 前記1つまたは複数の基準を満たす前記アグリゲートされたキャリアからの1つまたは複数のキャリア上で前記同期信号を送信するようにさらに設定されている、請求項に記載の第1の無線デバイス(120)。
  8. 前記1つまたは複数の基準が、
    - 前記第1の無線デバイス(120)の送信能力、
    - 前記第1の無線デバイス(120)がキャリアアグリゲーション(CA)送信モードで動作しているか否かということ、
    - 前記第2の無線デバイス(122)に提供されるサービスの要件、
    - 閾値に対する参照信号受信電力(RSRP)の値、
    - 前記第2の無線デバイス(122)に提供されるサービスの識別情報が前記1つまたは複数のキャリアに関連づけられていること、
    - 前記第2の無線デバイス(122)の識別情報、および
    - ある特定のサービスのために使用され得るキャリアの組合せ、
    のうちの1つまたは複数に関するものである、請求項に記載の第1の無線デバイス(120)。
  9. 前記第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するために使用され得る1つまたは複数のキャリアとともにさらに事前設定されている、請求項からのいずれか一項に記載の第1の無線デバイス(120)。
  10. 第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信する第1の無線デバイス(120)を制御するためのネットワークノード(110)であって、前記ネットワークノード(110)ならびに前記第1の無線デバイス(120)および前記第2の無線デバイス(122)が無線通信ネットワーク(100)において動作するように設定されているネットワークノード(110)において、
    - 前記第1の無線デバイス(120)に、前記第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するためにキャリアを使用するべきか否かを指示するメッセージであって、アグリゲートされたキャリアからの複数のキャリアを、前記第2の無線デバイス(122)に同期信号を送信するために前記第1の無線デバイス(120)によって使用するべきか否かをさらに指示するメッセージを送信するように設定されているネットワークノード(110)。
  11. 少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1からのいずれか一項に記載の方法を遂行させる命令を含んでいるコンピュータプログラム。
  12. 請求項11に記載のコンピュータプログラムを含むコンピュータ可読記憶媒体
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