JP7329437B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ナースコールシステムに関するものである。
近年、病室のベッド毎に設けられたナースコール子機による呼出を受けて、看護師が携帯する携帯端末に呼出が通知され、呼出を受けた看護師がナースステーションに居なくても携帯端末を使用して応答できるナースコールシステムが普及している。
このようなナースコールシステムにおいては、患者の個人情報(患者情報)を取り扱うため、病院内にアクセスポイントを設置して、看護師が携帯する携帯端末を呼び出すことが行われている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。より詳しくは、ナースコール子機から発信された呼出信号をナースコール制御機に送信し、ナースコール制御機において担当する看護師の携帯端末情報を取得して、構内交換機に送信し、構内交換機から病院内に設置されたアクセスポイントを経由して看護師の携帯端末に着信させている。
特開2015-61226号公報 特開2015-61228号公報
しかしながら、従来のナースコールシステムにおいては、看護師が携帯する携帯端末を置き忘れた場合や盗難された場合に、第三者が患者情報を閲覧可能となってしまい、患者情報が漏洩してしまう虞がある。
また、例えば、病院間で患者情報を共有するために、クラウドサービスを利用する場合において、外部ネットワークからの攻撃、患者情報の盗聴やハッキング、クラウドサーバーへのハッキングにより、患者情報が漏洩する虞がさらに高まる。
それゆえに、本発明の主たる目的は、患者情報が漏洩することを防止し、より強固なセキュリティを保証するナースコールシステムを提供することである。
本発明にかかるナースコールシステムは、患者が看護師を呼び出すためにベッドごとに設置されるナースコール子機と、患者からの呼出に応答するためにナースステーションに設置されるナースコール親機と、患者の呼出に応答するために看護師が携帯する携帯端末と、ナースコール子機とナースコール親機と携帯端末との間の通信を制御するナースコール制御機と、を含むナースコールシステムであって、携帯端末に患者情報をプッシュ通知する機能を有するプッシュサーバーと、携帯端末と近距離無線通信によって認証接続ができる利用者認証デバイスと、を備え、携帯端末は、プッシュサーバーから患者情報のプッシュ通知を受信したときに、受信した患者情報を携帯端末の記憶部のセキュアエリアに保存し、利用者認証デバイスが携帯端末の近距離無線通信の通信範囲内にあって、携帯端末が利用者認証デバイスと認証接続している場合にのみ、携帯端末を使用する看護師の操作に応じて必要とされる患者情報を、セキュアエリアから取得し、携帯端末の表示部に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、携帯端末の情報表示に正当な利用者が参照しているという認証機能を、外部機器である利用者認証デバイスと連携して行うことで、確実に認証することができる。従来技術によれば、位置情報を認証に使用することは、簡単に位置情報を偽装できるため、十分な信頼性を得ることは難しいが、本発明によれば、携帯端末に外部の利用者認証デバイスとの認証接続機能を備えており、携帯端末と利用者認証デバイスとの間で認証接続を行うことで、正当な利用者が持って使用しているという局所的位置情報システムとして利用することが可能となり、正当な利用者以外への患者情報の漏洩を防止することができる。
また、本発明によれば、患者情報がプッシュ通知により看護師の携帯端末に送信されるため、患者情報を例えばクラウドサーバー等の外部ネットワークから接続可能なサーバーに保存する必要がなく、外部ネットワークからの攻撃やサーバーのハッキングに対するリスクをなくすことができる。さらに、患者情報を入手するために、クラウドサーバーを都度覗きに行く必要はなく、プッシュサーバーからのプッシュ通知を受信し、携帯端末のセキュアエリアに最新データを格納することで、外部ネットワークからの攻撃やサーバーのハッキング等による患者情報の漏洩を防止することができる。
また、本発明に係るナースコールシステムの携帯端末は、利用者認証デバイスが携帯端末の近距離無線通信の通信範囲内にあって、利用者認証デバイスに対して認証接続をすることによって利用者認証デバイスから取得される看護師IDと携帯端末の記憶部に保存されている看護師IDとが一致している場合にのみ、携帯端末を使用する看護師の操作に応じて必要とされる患者情報を、セキュアエリアから取得し、携帯端末の表示部に表示させることが好ましい。
本発明によれば、他の利用者認証デバイスが存在したとしても、携帯端末を使用する看護師と利用者認証デバイスを使用する看護師とが一致する場合にのみ、看護師の携帯端末に患者情報が表示されるため、患者情報の漏洩を防止することができ、より強固なセキュリティを実現することができる。
また、本発明に係るナースコールシステムのプッシュサーバーは、携帯端末に対して、携帯端末を使用する看護師が必要とする患者情報のみをプッシュ通知するように構成されることが好ましい。
本発明によれば、携帯端末を使用する看護師が必要とする患者情報のみを携帯端末に通知することができるため、ナースコール制御機と携帯端末との間のデータ通信量を低減することができる。
さらに、本発明に係るナースコールシステムの携帯端末は、携帯端末の起動時に、プッシュサーバーに対して患者情報をプッシュ通知することを要求し、プッシュサーバーは、携帯端末から患者情報をプッシュ通知することを要求されたとき、および、患者情報の内容が変更されたときに、携帯端末に対して患者情報をプッシュ通知することが好ましい。
本発明によれば、看護師は業務開始時に携帯端末にログインして使用する場合に、各看護師に固有の携帯端末を割り当てる必要がなくなり、携帯端末の運用コストを低減することができる。
また、本発明に係るナースコールシステムの携帯端末は、利用者認証デバイスが携帯端末の通信範囲にあることが最初に検出されたときに、利用者認証デバイスから取得される看護師IDを携帯端末の記憶部に保存し、保存された看護師IDと携帯端末の端末IDとを紐付けした接続情報をナースコール制御機に送信することによって、ナースコール子機から携帯端末への呼出を行うことができるように構成されていることが好ましい。
本発明によれば、看護師のログイン操作が必要なくなるため、なりすましを防ぎ、利便性を向上させることができる。
また、本発明に係るナースコールシステムの利用者認証デバイスは、看護師が就業時に身に着けて使用するウェアラブル端末であることが好ましい。
本発明によれば、携帯端末および利用者認証デバイスの置き忘れや利用者である看護師へのなりすましによる患者情報の漏洩を的確に防止することができる。
さらに、本発明に係るナースコールシステムは、携帯端末との通信を、公衆回線網を経由して通信するための公衆回線網接続装置を備え、公衆回線網接続装置は、患者情報を暗号化する暗号化装置を有することが好ましい。
本発明によれば、汎用性のある装置を利用することができるため、運用コストを低減することができる。
本発明によれば、患者情報が漏洩することを防止し、より強固なセキュリティを保証するナースコールシステムを提供することができる。
本発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明に係るナースコールシステムの構成図である。 本発明に係るナースコール制御機の構成図である。 本発明に係る携帯端末と利用者認証デバイスの構成図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
1.ナースコールシステムの構成
本発明に係るナースコールシステム10について、図1を参照して説明する。図1は、本発明に係るナースコールシステムの構成図である。
本発明に係るナースコールシステム10は、ナースコール子機20と、廊下灯22と、ナースコール親機30と、ナースコール制御機40と、構内交換機50と、暗号化接続装置60と、公衆回線網接続装置70と、携帯端末90と、プッシュサーバー100と、利用者認証デバイス200とを備える。
ナースコール子機20は、患者が看護師を呼び出すためにベッドごとに設置されるものである。ナースコール子機20は、例えば、ハンド型子機、握りボタン、呼出ボタンなどを備える。例えば、ナースコール子機20が握りボタンを備える場合は、ナースコール子機20は、呼出握りボタン20aと、通話するためのマイク及びスピーカを備えたプレート子機20bとで構成される。
廊下灯22は、病室ごとに設置され、複数のナースコール子機20が接続されている。廊下灯22は、接続されているナースコール子機20から呼出信号が送信されたときに点灯する通知灯22aと、病室の患者情報を表示する患者情報表示部22bとを備える。廊下灯22は、ナースコール子機20からの呼出信号を受信し、構内LANを介してナースコール制御機40へ呼出信号を送信する。
ナースコール親機30は、患者からの呼出に応答するためにナースステーションに設置される。ナースコール親機30は、呼出に応答するためのハンドセット32と患者情報等を表示する表示部34とを備える。
ナースコール制御機40は、ナースコール子機20とナースコール親機30と携帯端末90との間の通信を制御する。ナースコール制御機40は、ナースコール子機20から送信された呼出信号を、廊下灯22を経由して受信し、ナースコール親機30および携帯端末90に呼出信号を送信する。
また、この実施形態においては、ナースコール制御機40は患者情報を格納している。ナースコール制御機40は病院内に設けられた電子カルテサーバー等の患者情報サーバーから患者情報の新規登録情報、更新情報等を受信し、ナースコール制御機40に格納された患者情報を常に最新の状態にするように構成される。ナースコール制御機40は、患者情報サーバーから患者情報の新規登録情報、更新情報等を受信し、ナースコール制御機40に格納された患者情報が更新されたときに、後述するプッシュサーバー100へ更新された患者情報を送信する。
ここで、患者情報とは、特定の個人を識別できるものであり、例えば、患者の氏名、生年月日、住所、電話番号、家族構成、病歴が含まれる。
構内交換機50は、ナースコール子機20とナースコール親機30と携帯端末90との間の通信接続を管理するものである。構内交換機50は、通信接続の保留・転送・グループ通話を行う機能を提供するように構成される。構内交換機50は、例えば、インターネットプロトコルに基づいて動作するIP交換機を用いることができる。構内交換機50は、例えば、ナースコール子機20からの呼出信号を携帯端末90に通知して応答するときに使用される。また、構内交換機50は、例えば、ナースコール親機30または他の携帯端末90を介して看護師と内線通話するときに相互接続を行うために使用される。
暗号化接続装置60は、ナースコール制御機40と携帯端末90との間の暗号化接続機能を提供するものである。暗号化接続装置60は、暗号化接続装置60と携帯端末90との間で送受信される通信パケットを暗号化する。暗号化接続装置60と携帯端末90との間で暗号化接続を可能とするために、携帯端末90はあらかじめ暗号化接続装置60に接続可能とする必要がある。このため、暗号化接続装置60は、携帯端末90からの認証接続を受け付けることによって携帯端末90固有の通信セッションが設定されるように構成される。
また、暗号化接続装置60は、トランスポート層もしくはセッション層での暗号化機能を備えることが好ましい。トランスポート層での暗号化機能は、例えば、IPSec-VPNによる暗号化によって実現される。IPSec-VPNによる暗号化を用いる場合は、暗号化接続装置60と携帯端末90との間であらかじめ暗号化接続を確立しておくことで、暗号化接続装置60と携帯端末90との間の通信は自動的に暗号化されるため、看護師等は患者情報が暗号化されていることを意識することなく通信が可能である。
セッション層での暗号化機能は、例えば、SSL/TLSによる暗号化によって実現される。SSL/TLSによる暗号化を用いる場合は、暗号化接続装置60と携帯端末90との間にて事前に暗号化接続環境を構築しておくことで、暗号化接続装置60と携帯端末90との間の通信は自動的に暗号化されるため、看護師等は患者情報が暗号化されていることを認識することなく通信が可能である。
公衆回線網接続装置70は、ナースコール制御機40を公衆回線網に接続させるものである。公衆回線網接続装置70は、病院内のネットワークから公衆回線網へ接続するときに使用される接続装置である。
基地局80は、公衆回線網通信サービスを提供する通信事業者によって設置される。携帯端末90と基地局80との間で無線通信を行うことで、携帯端末90は公衆回線網に接続される。単一の基地局80によって、病院の全範囲をカバーすることが好ましい。また、複数の基地局80によって、病院の全部の範囲をカバーするようにしても良い。
携帯端末90は、患者の呼出に応答するために看護師が携帯して使用される。携帯端末90は、例えばスマートフォンを用いることができ、操作部としてのタッチパネルを有する表示部92と、患者情報等を保存する記憶部94と、通話部(図示せず)とを有する。携帯端末90は、ナースコール子機20を介して患者と通話したり、ナースコール親機30または他の携帯端末90を介して他の看護師と内線通話をしたりすることができる。
携帯端末90には、暗号化接続装置60との通信接続セッションを確立するためのアプリケーション等があらかじめインストールされており、暗号化接続装置60と暗号化接続ができるように構成される。これにより、携帯端末90は、暗号化接続装置60との間で公衆回線網接続装置70を介した暗号化接続が可能なように構成される。
また、携帯端末90の記憶部94は、アクセス管理がなされているセキュアエリア96を有する。携帯端末90は、プッシュサーバー100から患者情報Pのプッシュ通知を受信したときに、受信した患者情報Pを携帯端末90の記憶部94のセキュアエリア96に保存する。そして、携帯端末90は、プッシュサーバー100から患者情報Pのプッシュ通知を受信したときに、後述する利用者認証デバイス200を使用して認証接続を行い、携帯端末90の表示部92に患者情報Pを表示する。携帯端末90の表示部92に表示される情報は、例えば、患者名、部屋番号、ベッド番号である。さらに、より詳細な患者情報Pを表示するために、利用者認証デバイス200を使用して認証接続を行い、携帯端末90の記憶部94のセキュアエリア96を必要なときに参照するようにしても良い。
また、携帯端末90は、携帯端末90の起動時に、プッシュサーバー100に対して患者情報Pをプッシュ通知することを要求してもよい。このような構成にすることにより、患者情報Pを携帯端末90の起動時に最新化することができる。
プッシュサーバー100は、携帯端末90に患者情報Pをプッシュ通知する機能を有する。より具体的には、プッシュサーバー100は、患者情報Pを携帯端末90に自動的に配信し、携帯端末90の表示部92に表示して、携帯端末90を携行する看護師に患者情報Pが更新されたことを通知する機能を有する。プッシュサーバー100は、病院内の構内LANに接続されている。プッシュサーバー100は、ナースコール制御機40から患者情報Pを受信し、看護師の携帯端末90に対して患者情報Pをプッシュ通知する。また、携帯端末90は、事前にプッシュサーバー100に対して、プッシュ通知を送信するように要求することで、プッシュサーバー100からのプッシュ通知を受信可能とすることができる。さらに、プッシュサーバー100は、携帯端末90に対して、携帯端末90を使用する看護師が必要とする患者情報Pのみをプッシュ通知するように構成することが好ましい。このような構成にすることにより、データ通信量を低減することができる。さらに、プッシュサーバー100は、携帯端末90から患者情報Pをプッシュ通知することを要求されたとき、および、例えば、ナースコール制御機40等に記録された患者情報Pが更新されたときに携帯端末90に対して患者情報Pをプッシュ通知するように構成してもよい。このような構成にすることにより、データ通信量を低減することができる。
利用者認証デバイス200は、近距離無線通信を行う機能を有し、携帯端末90と近距離無線通信によって認証接続を行うことができる。ここで、近距離無線通信は、例えば、ブルートゥース(登録商標)やZigBee(登録商標)を使用した通信である。近距離無線通信としてブルートゥース(登録商標)を使用した場合、例えば、電波強度がクラス3の機器を使用することが好ましい。ブルートゥース(登録商標)のクラス3は、通信範囲に障害物があったとしても約1m以内であれば通信が可能である。このような機器を使用することにより、携帯端末90と他の看護師の利用者認証デバイス200とが誤接続することを低減することができる。
また、携帯端末90と利用者認証デバイス200とは、事前に近距離無線通信を行って認証接続が可能なように構成してもよい。認証接続は、例えば、ペアリングによる接続によって実現される。事前に携帯端末90と利用者認証デバイス200とが近距離無線通信によって認証接続を行うことで、携帯端末90と他の看護師の利用者認証デバイス200とが誤接続することをより低減することができる。
さらに、利用者認証デバイス200は、例えば、ウェアラブル端末とすることが好ましい。ウェアラブル端末は、腕や服等に身に着けたまま使える端末であり、例えば、時計型、リストバンド型、クリップ型、ネックレス型、指輪型の端末である。利用者認証デバイス200をウェアラブル端末とし、看護師が利用者認証デバイス200を必ず身に着けて就業するように運用することで、患者情報Pの漏洩をより的確に防止することができる。また、この実施形態においては、利用者認証デバイス200は使用する看護師の看護師IDが登録されている。
次に、ナースコール制御機40について、図2を参照してより詳細に説明する。図2は本発明に係るナースコール制御機のブロック図である。
ナースコール制御機40は、ナースコール子機20からの呼出信号等を送受信するナースコール制御機インターフェイス(以下、ナースコール制御機I/Fと記載する)42と、ナースコール制御機CPU44と、記憶部46とを備える。
ナースコール制御機I/F42は、例えば、ナースコール子機20からの呼出信号を送受信する通信部である。また、ナースコール制御機CPU44は、例えば、記憶部46に記憶される情報の送受信等の管理、ナースコール子機20の呼出に対するナースコール親機30および所定の携帯端末90への接続処理等を行う。
記憶部46は、ナースコール子機20に紐付けられた患者情報、患者に紐付けられた看護師情報および看護師が携帯する携帯端末情報が記憶された接続情報テーブル46aを備える。ナースコール制御機40は、ナースコール子機20からの呼出信号を受信したときに、ナースコール親機30を呼び出すとともに、記憶部46の接続情報テーブル46aを参照して、ナースコール子機20を操作している患者に対応する看護師が携帯する携帯端末90に対して、暗号化接続装置60を介して呼出信号を送信する。
2.携帯端末の表示制御
携帯端末90の表示部92へ患者情報Pを表示する場合の表示制御について図3を参照して説明する。図3は、本発明に係る携帯端末と利用者認証デバイスの構成図である。
(1)事前接続
この実施形態では、携帯端末90と利用者認証デバイス200とは、事前に近距離無線通信を行って認証接続が可能なように構成される。認証接続は、例えば、ペアリングによる接続によって実現される。
(2)表示制御
携帯端末90は、プッシュサーバー100から患者情報Pのプッシュ通知を受信したときに、受信した患者情報Pを携帯端末90の記憶部94のセキュアエリア96に保存する。
セキュアエリア96は、例えば、携帯端末90において、特定の利用者のみがアクセス可能なように、アクセスに際してパスワードが要求されるようにした記憶部でもよく、情報が暗号化して保存される記憶部とし、特定の利用者によってアクセスされた場合にのみ暗号解読されるように設定された記憶部でもよく、これらを組み合わせたものとしてもよい。
また、携帯端末90は、利用者認証デバイス200が携帯端末90の近距離無線通信の通信範囲内に存在するか探知する。
そして、正当な利用者である看護師が持つ利用者認証デバイス200を認証代わりとして着信時に患者情報Pを表示するかどうかを判断する。利用者認証デバイス200が携帯端末90の近距離無線通信の通信範囲内に存在する場合、携帯端末90が利用者認証デバイス200に対して認証接続を開始する。認証接続は、例えば、携帯端末90が利用者認証デバイス200に対して、利用者認証デバイス200に保存されている看護師ID(N2)の送信を要求し、利用者認証デバイス200が携帯端末90に対して、利用者認証デバイス200に保存されている看護師ID(N2)を送信することで開始する。
そして、利用者認証デバイス200から取得される看護師ID(N2)と携帯端末の記憶部に保存されている看護師ID(N1)とが一致している場合、使用する看護師の操作に応じて必要とされる患者情報Pを、セキュアエリア96から取得し、携帯端末90の表示部92に表示させる。
なお、利用者認証デバイス200が携帯端末90の近距離無線通信の通信範囲内に存在しない場合は、利用者認証デバイス200と携帯端末90とが認証接続されていないため、プッシュサーバー100から患者情報Pのプッシュ通知を受信した場合、患者情報Pはセキュアエリア96に保存されるが、携帯端末90の表示部92には表示されない。
携帯端末90の表示部92へ患者情報Pを表示する場合の制御を、利用者認証デバイス200を用いて行うことにより、携帯端末90を置き忘たり、盗難にあったりしたとしても、利用者認証デバイス200が近距離無線通信の通信範囲内に存在しない場合には、携帯端末90の表示部92に患者情報Pは表示されない。したがって、患者情報Pが拾得者に知られることはなく、携帯端末90の利用者以外の第三者へ患者情報Pの漏洩を防止することができる。
本発明に係るナースコールシステムは、携帯端末90の情報表示に正当な利用者が参照しているという認証機能を、外部機器である利用者認証デバイス200と連携して行うことで、確実に認証することができる。従来技術によれば、位置情報を認証に使用することは、簡単に位置情報を偽装できるため、十分な信頼性を得ることは難しいが、本発明においては、携帯端末90に外部の利用者認証デバイス200との認証接続機能を備えており、携帯端末と利用者認証デバイス200との間で認証接続を行うことで、正当な利用者が持って使用しているという局所的位置情報システムとして利用することが可能となり、正当な利用者以外への患者情報Pの漏洩を防止することができる。
また、本発明によれば、患者情報Pがプッシュ通知により看護師の携帯端末90に送信されるため、患者情報Pを、例えばクラウドサーバー等の外部ネットワークから接続可能なサーバーに保存する必要がなく、外部ネットワークからの攻撃やサーバーのハッキングに対するリスクをなくすことができる。さらに、患者情報Pを入手するために、クラウドサーバーを都度覗きに行くのではなく、プッシュサーバー100からのプッシュ通知を受信し、携帯端末90のセキュアエリア96に最新データを格納させることで、外部ネットワークからの攻撃やサーバーのハッキング等による患者情報Pの漏洩を防止することができる。
また、本発明に係るナースコールシステムの携帯端末90は、利用者認証デバイス200が携帯端末90の近距離無線通信の通信範囲内に存在するかを探知し、携帯端末90の通信範囲にあることが最初に検出された利用者認証デバイス200と認証接続するように構成してもよい。このような構成にすることで、看護師のログイン操作が必要なくなるため、なりすましを防ぎ、利便性を向上させることができる。
さらに、本発明に係るナースコールシステムの携帯端末90は、利用者認証デバイス200が携帯端末90の通信範囲にあることが最初に検出されたときに、利用者認証デバイス200から取得される看護師ID(N2)を携帯端末90の記憶部94に保存し、保存された看護師ID(N2)と携帯端末90の端末IDとを紐付けした接続情報をナースコール制御機40に送信することによって、ナースコール子機20から携帯端末90への呼出を行うことができるように構成してもよい。このような構成にすることで、看護師のログイン操作が必要なくなるため、なりすましを防止し、利便性を向上させることができる。
上記の実施形態では、ナースコール制御機40と携帯端末90との間の通信を、公衆回線網を使用して実施しているが、ナースコール制御機40と携帯端末90との間の通信を閉域網やアクセスポイントを使用して実施してもよい。閉域網やアクセスポイントを使用する場合、公衆回線網へ接続することなく通信が可能であるため、暗号化装置60や公衆回線網接続装置70を使用することなく通信が可能である。
上記の実施形態では、ナースコール制御機40が保有する患者情報Pをプッシュサーバー100に送信し、プッシュサーバー100から携帯端末90に患者情報Pをプッシュ通知するようにしているが、患者情報Pは別のサーバーに登録されている情報を使用してもよい。例えば、病院内の構内LANに接続されている電子カルテサーバー等の患者情報サーバーに登録されている患者情報Pをプッシュサーバー100に送信し、プッシュサーバー100から携帯端末90に患者情報Pをプッシュ通知するようにしてもよい。
上記の実施形態では、プッシュサーバー100は、ナースコール制御機40や患者情報サーバーとは別に備えるものとして説明したが、各サーバーにおいてプッシュ通知機能を備えるようにしたものでもよい。
上記の実施形態では、利用者認証デバイス200に看護師IDが登録されており、登録された看護師IDを使用して携帯端末90と認証接続しているが、利用者認証デバイス200の端末IDを用いてログイン認証させるようにしたものでもよい。
また、上記の実施形態では、携帯端末90の表示制御において、すべての患者情報Pの表示を利用者認証デバイス200による認証確認を行うものとして説明したが、ナースコール子機20からの呼出に際しては、例えば患者の名前と病室等の最小限の患者情報については、ナースコール制御機40において、呼出信号に当該最小限の患者情報を付加して携帯端末を呼び出し、携帯端末90において、利用者認証デバイス200の認証接続を確認することなく、呼出の際に付加された最小限の患者情報を携帯端末90の表示部92に表示するようにしてもよい。
以上のように、本発明の実施形態は、上述した記載によって開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置または配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
10 ナースコールシステム
20 ナースコール子機
20a 呼出握りボタン
20b プレート子機
22 廊下灯
22a 通知灯
22b 患者情報表示部
30 ナースコール親機
32 ハンドセット
34 表示部
40 ナースコール制御機
42 ナースコール制御機I/F
44 ナースコール制御機CPU
46 ナースコール制御機の記憶部
46a 接続情報テーブル
50 構内交換機
60 暗号化接続装置
70 公衆回線網接続装置
80 基地局
90 携帯端末
92 表示部
94 記憶部
96 セキュアエリア
100 プッシュサーバー
200 利用者認証デバイス
P 患者情報
N1 携帯端末に保存されている看護師ID
N2 利用者認証デバイスに保存されている看護師ID

Claims (7)

  1. 患者が看護師を呼び出すためにベッドごとに設置されるナースコール子機と、
    患者からの呼出に応答するためにナースステーションに設置されるナースコール親機と、
    患者の呼出に応答するために看護師が携帯する携帯端末と、
    前記ナースコール子機と前記ナースコール親機と前記携帯端末との間の通信を制御するナースコール制御機と、
    を含むナースコールシステムであって、
    前記携帯端末に患者情報をプッシュ通知する機能を有するプッシュサーバーと、
    前記携帯端末と近距離無線通信によって認証接続ができる利用者認証デバイスと、
    を備え、
    前記携帯端末は、前記プッシュサーバーから患者情報のプッシュ通知を受信したときに、前記受信した患者情報を前記携帯端末の記憶部のセキュアエリアに保存し、前記利用者認証デバイスが前記携帯端末の近距離無線通信の通信範囲内にあって、前記携帯端末が前記利用者認証デバイスと認証接続している場合にのみ、前記携帯端末を使用する看護師の操作に応じて必要とされる患者情報を、前記セキュアエリアから取得し、前記携帯端末の表示部に表示させることを特徴とする、ナースコールシステム。
  2. 前記携帯端末は、前記利用者認証デバイスが前記携帯端末の近距離無線通信の通信範囲内にあって、前記利用者認証デバイスに対して認証接続をすることによって前記利用者認証デバイスから取得される看護師IDと前記携帯端末の記憶部に保存されている看護師IDとが一致している場合にのみ、前記携帯端末を使用する看護師の操作に応じて必要とされる患者情報を、前記セキュアエリアから取得し、前記携帯端末の表示部に表示させることを特徴とする、請求項1に記載のナースコールシステム。
  3. 前記プッシュサーバーは、前記携帯端末に対して、前記携帯端末を使用する看護師が必要とする患者情報のみをプッシュ通知する、請求項1または請求項2に記載のナースコールシステム。
  4. 前記携帯端末は、前記携帯端末の起動時に、前記プッシュサーバーに対して前記患者情報をプッシュ通知することを要求し、
    前記プッシュサーバーは、前記携帯端末から前記患者情報をプッシュ通知することを要求されたとき、および、前記患者情報の内容が変更されたときに、前記携帯端末に対して前記患者情報をプッシュ通知する、請求項1ないし請求項3に記載のナースコールシステム。
  5. 前記携帯端末は、前記利用者認証デバイスが前記携帯端末の通信範囲にあることが最初に検出されたときに、前記利用者認証デバイスから取得される看護師IDを前記携帯端末の記憶部に保存し、前記保存された看護師IDと前記携帯端末の端末IDとを紐付けした接続情報を前記ナースコール制御機に送信することによって、前記ナースコール子機から前記携帯端末への呼出を行うことができる、請求項1ないし請求項3に記載のナースコールシステム。
  6. 前記利用者認証デバイスは、看護師が就業時に身に着けて使用するウェアラブル端末である、請求項1ないし請求項5に記載のナースコールシステム。
  7. 前記ナースコールシステムは、前記携帯端末との通信を、公衆回線網を経由して通信するための公衆回線網接続装置を備え、
    前記公衆回線網接続装置は、前記患者情報を暗号化する暗号化装置を有する、請求項1ないし請求項6に記載のナースコールシステム。
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