JP7327665B2 - センサー電源制御システムおよび空気清浄機 - Google Patents

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Description

本開示は、センサー電源制御システムおよび空気清浄機に関する。
特許文献1に、空気清浄機の制御システムが開示されている。特許文献1に記載された空気清浄機は、室内の空気の汚れを検出する塵埃センサーと、空気清浄機外部と無線通信することができる通信部と、を有する。特許文献1に記載された制御システムは、空気清浄機から出力された情報に基づいて集塵フィルターの消耗度を算出し、ユーザーに消耗度を報知することができるように構成されている。
日本特開2018-179389号公報
特許文献1に記載の空気清浄機においては、例えば、空気清浄機の停止中等の、塵埃センサーを動作させる必要がない状態において、塵埃センサーに電力が供給されてしまう。このため、無駄に電力を消費してしまうという課題がある。
本開示は、上記のような課題を解決するためのものである。本開示の目的は、電気機器の無駄な電力を抑制することができるセンサー電源制御システムおよびこのセンサー電源制御システムが適用された空気清浄機を提供することである。
本開示に係るセンサー電源制御システムは、電気機器の運転時に駆動する電動負荷と、電動負荷の駆動を制御する制御部と、電気機器を制御するために必要な情報を収集するセンサーと、センサーを動作させるための電力の供給と遮断とを実行可能であるセンサー電源制御部と、センサーが収集した情報を無線通信によって外部へ提供する無線通信手段と、無線通信手段を動作させるための電力の供給と遮断とを実行可能である無線通信手段電源制御部と、無線通信手段電源制御部による無線通信手段への電力の供給と遮断とを選択的に切り替えるための無線接続設定手段と、を備える。センサー電源制御部は、電動負荷が駆動している状態においては、無線通信手段と外部との無線通信の接続状態に依らずにセンサーへの電力供給を実行する。また、センサー電源制御部は、電動負荷が停止している状態においては、無線接続設定手段の設定によって無線通信手段電源制御部による無線通信手段への電力供給が遮断されている場合、および、無線通信手段電源制御部による無線通信手段への電力供給が実行されているが当該無線通信手段による外部との無線通信が不可となっている場合、にはセンサーへの電力供給を遮断する。
本開示に係る空気清浄機は、空気を吸引するための吸引口と、吸引口から吸引した空気を清浄する空気清浄部と、空気清浄部で清浄された空気を吹き出すための吹出口と、吸引口から吹出口へ空気を搬送する電動送風機と、電動送風機の駆動を制御する制御部と、空気中の塵埃を検出する塵埃センサーと、塵埃センサーを動作させるための電力の供給と遮断とを実行可能である塵埃センサー電源制御部と、塵埃センサーが検出した情報を無線通信によって外部へ提供する無線通信手段と、無線通信手段を動作させるための電力の供給と遮断とを実行可能である無線通信手段電源制御部と、無線通信手段電源制御部による無線通信手段への電力の供給と遮断とを選択的に切り替えるための無線接続設定手段と、を備える。塵埃センサー電源制御部は、電動送風機が駆動している状態においては、無線通信手段と外部との無線通信の接続状態に依らずに塵埃センサーへの電力供給を実行する。また、塵埃センサー電源制御部は、電動送風機が停止している状態においては、無線接続設定手段の設定によって無線通信手段電源制御部による無線通信手段への電力供給が遮断されている場合、および、無線通信手段電源制御部による無線通信手段への電力供給が実行されているが当該無線通信手段による外部との無線通信が不可となっている場合、には塵埃センサーへの電力供給を遮断する。
本開示によれば、電気機器の無駄な電力を抑制することができるセンサー電源制御システムおよびこのセンサー電源制御システムが適用された空気清浄機を提供することができる。
実施の形態1によるセンサー電源制御システムの全体構成を示すブロック図である。 実施の形態1による無線通信手段の構成を示す図である。 実施の形態1によるセンサー電源制御システムを適用した電気機器が備える操作部のイメージ図である。 実施の形態1によるセンサー電源制御システムの各部による情報の送受信を説明するイメージ図である。 実施の形態1によるセンサー電源制御システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態2による空気清浄機を示す斜視図である。 図6中のA-A線における断面図である。 実施の形態2による空気清浄機の側面を構成するパネルを外した状態を示す斜視図である。 実施の形態2による塵埃センサーの構成例を説明する図である。 実施の形態2による空気清浄機の機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態2による空気清浄機の各部による情報の送受信を説明するイメージ図である。 実施の形態2による空気清浄機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3による空気清浄機の機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態3による空気清浄機が備える空気清浄機操作部のイメージ図である。 実施の形態3による空気清浄機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3による空気清浄機の変形例を示す機能ブロック図である。 実施の形態3による空気清浄機の変形例における各部での情報の送受信を説明するイメージ図である。 実施の形態3による空気清浄機の変形例における動作例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。なお、各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付すものとし、本開示では、重複する説明を簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるセンサー電源制御システムの全体構成を示すブロック図である。センサー電源制御システムは、電気機器100の動作を適切に制御するためのシステムである。本開示に係るセンサー電源制御システムは、各種の電気機器100に適用される。図1に示すように、センサー電源制御システムが適用される電気機器100は、電動負荷1と、制御部2と、センサー3と、センサー電源制御部4と、無線通信手段5と、無線通信手段電源制御部6と、無線接続設定手段7と、を備えている。
電動負荷1は、電気機器100の運転時に駆動する。電動負荷1の駆動は、制御部2によって制御される。電動負荷1は、例えば、制御部2から出力される駆動制御信号に基づいて駆動する。例えば、電気機器100が空気清浄機である場合、電動負荷1には、当該空気清浄機の内部に空気を取り込むための電動送風機が該当する。
電動負荷1を制御する制御部2は、例えば、マイクロコンピュータ等によって構成される。制御部2は、電気機器100の各種の動作を制御する機能を有する。例えば、制御部2は、電動負荷1へ駆動制御信号を出力するための処理を実行する機能を有する。電動負荷1は、入力された駆動制御信号に応じて駆動する。また、本実施の形態の制御部2は、例えば、無線通信手段5と相互に通信を行う機能を有する。
センサー3は、電気機器100を制御するために必要な情報を収集するものである。センサー3は、電気機器100の通常運転時に当該電気機器100を制御するための情報を収集する。また、本実施の形態におけるセンサー3には、電気機器100の異常状態を検出するための情報を収集するための物も含まれる。センサー3には、例えば、温度センサー、湿度センサー、塵埃センサー、電流センサー、磁気センサー、光センサー、圧力センサー、振動センサー、超音波センサー、速度センサー、加速度センサー、角度センサー、距離センサー、流量センサー、荷重センサー、位置センサー、水位センサーおよび赤外線センサー等の各種のセンシング機器が該当する。
センサー3は、収集した情報をセンサー情報として、制御部2に対して出力する機能を有する。制御部2は、センサー3から出力されるセンサー情報を取得し、取得したセンサー情報に基づいて各種の処理を実行する。具体的には、制御部2は、取得したセンサー情報に基づいて、電動負荷1へ出力する駆動制御信号の内容を変更する。電動負荷1の駆動は、センサー3が収集した情報に応じて制御される。
センサー3の機能を実現するためには、センサー3を動作させるための電力を供給する必要がある。センサー電源制御部4は、センサー3への電力の供給と遮断とを実行可能である。センサー電源制御部4によるセンサー3への電力の供給と遮断とは、制御部2によって制御される。具体的には、制御部2は、センサー電源制御部4に対して、センサー電源制御信号を出力する。センサー電源制御部4は、制御部2から出力されるセンサー電源制御信号に応じて、センサー3への電力の供給または遮断を行う。
本実施の形態のセンサー電源制御システムは、センサー電源制御部4を備えることで、センサー3による情報収集が必要な時にのみ当該センサー3へ電力を供給することができる。本実施の形態のセンサー電源制御システムは、センサー3による情報収集が不要な時には、センサー3への電力供給を遮断することができる。これにより、無駄な電力を抑制することができる。
センサー電源制御部4は、センサー3に電力を供給するための電力供給ライン上に設けられる。センサー電源制御部4の機能は、いわゆるスイッチング機能であり、FETまたはトランジスタ等の半導体スイッチによって実現される。上記したように、センサー電源制御部4は、制御部2から出力されるセンサー電源制御信号を受信する。センサー電源制御部4は、センサー電源制御信号の内容に応じて、スイッチのオンとオフとを切り替える。これにより、センサー3への電力の供給と遮断とが切り替えられる。
無線通信手段5は、電気機器100が外部と無線通信を行うためのものである。無線通信手段5は、制御部2と有線で接続される。上記したように、無線通信手段5は、制御部2と相互に通信を行う機能を有する。制御部2は、センサー3から取得したセンサー情報を、無線通信情報として無線通信手段に対して送信する。無線通信手段5は、制御部2から受信した無線通信情報に基づいて、センサー3が収集した情報を電気機器100の外部へ無線通信によって提供することができる。
本実施の形態において、無線通信手段5は、電気機器100の外部の無線通信機器8と無線で接続し、双方向通信を行う。無線通信手段5は、例えば、いわゆる無線通信モジュールとして構成される。
図2は、実施の形態1による無線通信手段5の構成を示す図である。図2に示すように、無線通信手段5は、例えば、モジュールケース9、無線通信制御基板10およびリード線11によって構成される。無線通信制御基板10には、無線通信を行うためのアンテナとして、パターンアンテナ12が印刷される。
なお、無線通信手段5の構成は図2に示されるものに限られない。無線通信手段5は、電気機器100と外部機器との相互通信を可能にするものであればよく、任意に構成され得る。
無線通信手段5の機能を実現するためには、無線通信手段5を動作させるための電力を供給する必要がある。無線通信手段電源制御部6は、無線通信手段5への電力の供給と遮断とを実行可能である。無線通信手段電源制御部6による無線通信手段5への電力の供給と遮断とは、制御部2によって制御される。具体的には、制御部2は、無線通信手段電源制御部6に対して、無線通信手段電源制御信号を出力する。無線通信手段電源制御部6は、制御部2から出力される無線通信手段電源制御信号に応じて、無線通信手段5への電力の供給または遮断を行う。
無線通信手段電源制御部6の機能は、いわゆるスイッチング機能であり、センサー電源制御部4と同様に、FETまたはトランジスタ等の半導体スイッチによって実現される。無線通信手段電源制御部6は、制御部2から出力される無線通信手段電源制御信号に応じて無線通信手段5への電力の供給と遮断とを切り替える。
本実施の形態のセンサー電源制御システムは、無線通信手段電源制御部6を備えることで、無線通信手段5による無線通信が必要な時にのみ無線通信手段5へ電力を供給することができる。本実施の形態のセンサー電源制御システムは、無線通信手段5による無線通信が不要な時には、無線通信手段5への電力供給を遮断することができる。これにより、無駄な電力を抑制することができる。
無線接続設定手段7は、無線通信手段電源制御部6による無線通信手段5への電力の供給と遮断とを選択的に切り替えるためのものである。図3は、実施の形態1によるセンサー電源制御システムを適用した電気機器100が備える操作部13のイメージ図である。図3に示す操作部13は、電気機器100が空気清浄機である場合の一例である。図3に示されるように、無線接続設定手段7は、例えば、ユーザーが電気機器100を操作するための操作部13に備えられたスイッチとして構成される。ユーザーは、無線接続設定手段7によって、電気機器100による外部との無線通信の設定を任意に行うことができる。具体的には、ユーザーは、無線接続設定手段7を操作することで、無線通信手段5を動作させるための電力の供給と遮断とを任意に切り替えることができる。
なお、無線接続設定手段7が図3に示されるようなスイッチとして構成される場合、このスイッチは、無線通信の設定とは別の機能を有していてもよい。無線接続設定手段7が複数の機能を有するスイッチとして構成される場合、例えば、ユーザーは当該スイッチの長押し操作または当該スイッチを含む複数のスイッチの同時押下等の操作を行うことで、無線通信の設定を行うことができる。無線接続設定手段7の機能を実現するスイッチは、例えば、タクトスイッチ等の物理接点を有するものでもよいし、静電容量を利用した物理接点を有さないものでもよい。無線接続設定手段7の機能を実現するスイッチは、ユーザーからの操作に応じて、ユーザーの操作の意思を示す信号を制御部2に伝えることが可能に構成される。制御部2は、ユーザーによる無線接続設定手段7の操作に応じて、無線通信手段電源制御信号を出力する。
無線通信手段5と無線で接続される無線通信機器8には、例えば、宅内空間Hに設けられた無線ルーター等が該当する。無線通信機器8は、インターネット回線等によってサーバー200と接続される。サーバー200は、携帯端末300と双方向通信を行う。なお、サーバー200は、ユーザーの宅内に構築されたものでもよいし、宅外に構築されたものでもよい。
図4は、実施の形態1によるセンサー電源制御システムの各部による情報の送受信を説明するイメージ図である。図4に示すように、サーバー200は、無線通信手段5および無線通信機器8を経由して、制御部2からセンサー情報を受信する。このセンサー情報には、上記したようにセンサー3が収集した情報が含まれる。また、サーバー200が制御部2から受信するセンサー情報には、センサー3の状態および電気機器100の運転状態等の情報が含まれてもよい。サーバー200は、制御部2から受信した情報を、携帯端末300へ送信する。携帯端末300は、無線通信手段5、無線通信機器8およびサーバー200を経由して制御部2から受信したセンサー情報をユーザーに対して表示する機能を有する。
本実施の形態において、電気機器100は、携帯端末300によって操作することができるように構成される。ユーザーが携帯端末300で電気機器100の運転状態を変更する操作を行うと、この操作に応じた運転状態変更指示情報が携帯端末300から送信される。携帯端末300から送信された運転状態変更指示情報は、サーバー200によって受信される。サーバー200は、この運転状態変更指示情報を、無線通信機器8および無線通信手段5を経由して、制御部2へ送信する。制御部2は、受信した運転状態変更指示情報に基づいて、電気機器100の運転状態を制御する。このようにして、ユーザーは、電気機器100を遠隔操作することができる。
また、制御部2は、電気機器100の運転状態がユーザーの操作に応じて問題なく変更されたことを示す情報を、運転状態変更情報として送信してもよい。この運転状態変更情報は、無線通信手段5と無線通信機器8とサーバー200とを経由して、携帯端末300に送信される。運転状態変更情報を受信した携帯端末300は、電気機器100の運転状態が問題なく変更されたことを、画面表示または音声等によってユーザーに報知することができる。
携帯端末300は、インターネット回線に接続可能に構成される。携帯端末300は、例えば、スマートフォンまたはタブレットである。携帯端末300は、サーバー200に接続するためのアプリケーションがインストールされた状態で、サーバー200と接続する設定が行われることで、上記の遠隔操作機能を実現する。なお、携帯端末300は、専用のリモコンであってもよい。また、携帯端末300の機能は、例えば、デスクトップ型コンピュータ等の携帯型ではない機器によって実現されてもよい。
なお、電気機器100の無線通信手段5は、無線ルーター等の無線通信機器8を介さずにサーバー200との通信を実行可能に構成されてもよい。また、無線通信手段5は、無線通信機器8およびサーバー200の少なくとも一方を介さずに携帯端末300との通信を実行可能に構成されてもよい。
次に、本実施の形態に係るセンサー電源制御システムの動作について、フローチャートを参照して説明する。図5は、実施の形態1によるセンサー電源制御システムの動作を示すフローチャートである。
まず、電気機器100が運転状態であるか否か、すなわち、電動負荷1が駆動中か否かに応じて、実行される処理の内容が変化する(ステップS101)。電動負荷1が駆動している状態においては、無線通信手段5と外部との無線通信の接続状態が接続中状態であるか未接続状態であるかに関わらず、センサー電源制御部4は、センサー3への電力供給処理を実行する(ステップS102)。
一方、電動負荷1が停止している状態においては、無線接続設定手段7による無線接続の設定に応じて、実行される処理の内容が変化する(ステップS103)。電気機器100が外部と無線通信を行うための設定が無線接続設定手段7によって行われている場合、無線通信手段電源制御部6は、無線通信手段5に対する電力供給を実行する(ステップS104)。電気機器100が外部と無線通信を行うための設定が無線接続設定手段7によって行われていない場合、無線通信手段電源制御部6は、無線通信手段5に対する電力供給を遮断する(ステップS105)。
上記のステップS104において無線通信手段5への電力供給が行われている状態になった場合には、当該無線通信手段5による外部との無線接続状態が正常であるか否かに応じて、実行される処理の内容が変化する(ステップS106)。無線通信手段5による外部との無線接続状態が正常である状態とは、制御部2、無線通信手段5、無線通信機器8、サーバー200および携帯端末300間における情報の送受信が可能な状態である。ステップS106において無線通信手段5による外部との無線接続状態が正常である場合、センサー電源制御部4は、上記のステップS102のように、センサー3に対する電力供給を実行する。
上記のステップS105において無線通信手段5に対する電力供給が遮断されている場合には、センサー電源制御部4は、センサー3に対する電力供給を遮断する処理を実行する。また、ステップS106において、無線通信手段5による外部との無線接続状態が正常ではなく当該無線通信手段5による外部との無線通信が不可となっている場合にも、センサー電源制御部4は、センサー3に対する電力供給を遮断する(ステップS107)。
ステップS106において無線通信手段5による外部との無線通信が不可となっている状態とは、無線接続設定手段7による無線接続の設定処理は完了しているが、何らかの異常によって無線接続が正常に行われていない状態である。この何らかの異常には、例えば、制御部2、無線通信手段5、無線通信機器8、サーバー200および携帯端末300のいずれかの箇所または各部間における断線、また、上記の各部のいずれかの動作エラー等が該当する。
以上に示したように、本実施の形態に係るセンサー電源制御システムを構成するセンサー電源制御部4は、電動負荷1が駆動している状態においては、無線通信手段5と外部との無線通信の接続状態に依らずにセンサー3への電力供給を実行するように構成される。また、センサー電源制御部4は、電動負荷1が停止している状態においては、無線接続設定手段7の設定によって無線通信手段電源制御部6による無線通信手段5への電力供給が遮断されている場合、および、無線通信手段電源制御部6による無線通信手段5への電力供給が実行されているが当該無線通信手段5による外部との無線通信が不可となっている場合、にはセンサー3への電力供給を遮断するように構成される。上記のような構成を特徴とするセンサー電源制御システムであれば、電動負荷1を停止している状態の電気機器100が外部との通信をできない場合にはセンサー3を動作させるための電力供給を遮断して、電気機器100の無駄な待機電力を抑制することができる。例えば、電気機器100によるサーバー200および携帯端末300への情報提供または携帯端末300による電気機器100の遠隔操作ができない状態における電気機器100の無駄な電力を抑制することができる。
上記したように、本開示に係るセンサー電源制御システムは、各種の電気機器100に適用される。電気機器100には、家庭用空気清浄機等の家庭用電気機器だけでなく、車載用空気清浄機等の車載用電気機器、業務用空気清浄機等の業務用電気機器、また、その他各種IOT機器が該当する。本開示に係るセンサー電源制御システムを各種IOT機器に組み込むことで、無駄な電力を抑制可能なIOT機能を提供することができる。
実施の形態2.
実施の形態1において示したように、本開示に係るセンサー電源制御システムは、各種の電気機器に適用することができる。以下、実施の形態2では、センサー電源制御システムを空気清浄機100aに適用した実施例を説明する。なお、実施の形態1と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、重複する説明を簡略化および省略する。
図6は、実施の形態2による空気清浄機100aを示す斜視図である。図7は、図6中のA-A線における断面図である。図6および図7に示すように、空気清浄機100aは、空気を吸引するための吸引口82aと、吸引口82aから吸引した空気を清浄する空気清浄部60と、空気清浄部60で清浄された空気を吹き出すための吹出口51aと、吸引口82aから吹出口51aへ空気を搬送する電動送風機1aと、を備えている。空気清浄部60は、例えば、プリーツフィルター等から構成される。本実施の形態における電動送風機1aは、実施の形態1における電動負荷1に相当するものである。吸引口82aおよび吹出口51a、空気清浄機100aの本体の外郭部に形成される。
本実施の形態の空気清浄機100aは、室内の床面上に置いて使用するように構成されている。空気清浄機100aが置かれた状態における基準方向として、「正面方向」を図6に示すように定義する。
空気清浄機100aの本体の外郭部は、前面70および側面80等から形成される。図示の例では、空気清浄機100aの外形は、直方体状の形状となっている。空気清浄機100aの前面70および側面80のそれぞれは、水平面に対して垂直な平面を形成している。前面70および側面80は、互いに直交する。
図8は、実施の形態2による空気清浄機100aの側面80を構成するパネルを外した状態を示す斜視図である。本実施の形態の空気清浄機100aは、空気中の塵埃を検出する塵埃センサー3aを備えている。この塵埃センサー3aは、実施の形態1におけるセンサー3に相当するものである。
図8に示すように、本実施の形態において、塵埃センサー3aは、空気清浄機100aの外郭部である側面80の内側に配置されている。塵埃センサー3aは、空気清浄機100aの周囲の空気に含まれる塵埃を検出することができる。図示の例において、塵埃センサー3aは、空気清浄機100aの上端よりも下端に近い位置配置されている。塵埃センサー3aは、空気清浄機100aの吸引口82aから吹出口51aに通じる風路内に配置しないことで、電動送風機1aが駆動していない時にも空気清浄機100aの周囲の空気中の塵埃を検出することができる。
図9は、実施の形態2による塵埃センサー3aの構成例を説明する図である。図9の例に示すように、塵埃センサー3aは、当該塵埃センサー3aの内部に塵埃経路を生成するためのヒーター41を備えたものであってもよい。塵埃経路とは、塵埃を含む空気が通過する経路を意味する。塵埃センサー3aは、塵埃経路を通過する空気中の塵埃を検出可能に構成される。図9の例において、塵埃センサー3aは、塵埃経路を通過する空気に含まれる塵埃を光学的に検出するための発光部44および受光部45を備えている。
塵埃経路は、ヒーター41によって生成された上昇気流から形成される。本実施の形態において、空気清浄機100aの側面80の下部には、本体吸入口14aおよび本体排出口14bが形成されている。また、塵埃センサー3aには、塵埃センサー吸入口42および塵埃センサー排出口43が形成されている。塵埃経路は、本体吸入口14a、塵埃センサー吸入口42、塵埃センサー3a内部、塵埃センサー排出口43および本体排出口14bを順に通過する経路として形成される。ヒーター41が上昇気流を生成することによって、空気清浄機100aの外郭部の周囲の塵埃を含んだ空気は、上記の塵埃経路を通るように搬送され、塵埃センサー3aの内部に取り込まれる。
図10は、実施の形態2による空気清浄機100aの機能的な構成を示すブロック図である。図10は、実施の形態1における図1に対応する。図10に示すように、電動送風機1aの駆動は、制御部2によって制御される。電動送風機1aは、例えば、制御部2から出力される回転指示信号に基づいて駆動する。また、塵埃センサー3aは、検出した塵埃の情報を、塵埃センサー情報として制御部2に対して出力する。塵埃センサー情報には、例えば、塵埃の量および濃度の情報が含まれる。
図10に示すように、本実施の形態に係る空気清浄機100aは、塵埃センサー電源制御部4aを備える。塵埃センサー電源制御部4aは、塵埃センサー3aを動作させるための電力の供給と遮断とを実行可能である。塵埃センサー電源制御部4aは、実施の形態1におけるセンサー電源制御部4に相当するものである。塵埃センサー電源制御部4aは、制御部2から出力される塵埃センサー電源制御信号に応じて、塵埃センサー3aへの電力の供給または遮断を行う。
塵埃センサー電源制御部4aは、塵埃センサー3aに電力を供給するための電力供給ライン上に設けられる。塵埃センサー電源制御部4aの機能は、いわゆるスイッチング機能であり、FETまたはトランジスタ等の半導体スイッチによって実現される。塵埃センサー電源制御部4aは、制御部2から出力される塵埃センサー電源制御信号の内容に応じて、スイッチのオンとオフとを切り替える。これにより、塵埃センサー3aへの電力の供給と遮断とが切り替えられる。
空気清浄機100aは、実施の形態1の電気機器100と同様、無線通信手段5を備える。無線通信手段5は、制御部2と有線で接続され、相互に通信を行う機能を有する。制御部2は、塵埃センサー3aから取得した塵埃センサー情報を、無線通信情報として無線通信手段に対して送信する。無線通信手段5は、制御部2から受信した無線通信情報に基づいて、塵埃センサー3aが検出した情報を空気清浄機100aの外部へ無線通信によって提供することができる。無線通信手段5は、空気清浄機100aの外部の無線通信機器8と無線で接続し、双方向通信を行うことができる。
空気清浄機100aは、実施の形態1の電気機器100と同様、無線通信手段電源制御部6を備える。無線通信手段電源制御部6は、無線通信手段5への電力の供給と遮断とを実行可能である。無線通信手段電源制御部6の機能は、いわゆるスイッチング機能であり、塵埃センサー電源制御部4aと同様に、FETまたはトランジスタ等の半導体スイッチによって実現される。無線通信手段電源制御部6は、制御部2から出力される無線通信手段電源制御信号に応じて無線通信手段5への電力の供給と遮断とを切り替える。
また、空気清浄機100aは、実施の形態1の電気機器100と同様、無線通信手段電源制御部6による無線通信手段5への電力の供給と遮断とを選択的に切り替えるための無線接続設定手段7を備える。無線接続設定手段7は、実施の形態1と同様、図3に示すような操作部13に設けられたスイッチとして構成される。
無線通信手段5と無線で接続される無線通信機器8には、例えば、宅内空間Hに設けられた無線ルーター等が該当する。無線通信機器8は、インターネット回線等によってサーバー200と接続される。
図11は、実施の形態2による空気清浄機100aの各部による情報の送受信を説明するイメージ図である。図11に示すように、サーバー200は、無線通信手段5および無線通信機器8を経由して、制御部2から塵埃センサー情報を受信する。なお、サーバー200が制御部2から受信する塵埃センサー情報には、塵埃センサー3aの状態および空気清浄機100aの運転状態等の情報が含まれてもよい。サーバー200は、制御部2から受信した情報を、携帯端末300へ送信する。携帯端末300は受信した塵埃センサー情報をユーザーに対して表示する機能を有する。
空気清浄機100aは、携帯端末300によって操作することができるように構成される。ユーザーが携帯端末300で空気清浄機100aの運転状態を変更する操作を行うと、この操作に応じた運転状態変更指示情報が携帯端末300から送信される。携帯端末300から送信された運転状態変更指示情報は、サーバー200によって受信される。サーバー200は、この運転状態変更指示情報を、無線通信機器8および無線通信手段5を経由して、制御部2へ送信する。制御部2は、受信した運転状態変更指示情報に基づいて、空気清浄機100aの運転状態を制御する。このようにして、ユーザーは、空気清浄機100aを遠隔操作することができる。
また、制御部2は、空気清浄機100aの運転状態がユーザーの操作に応じて問題なく変更されたことを示す情報を、運転状態変更情報として送信してもよい。この運転状態変更情報は、無線通信手段5と無線通信機器8とサーバー200とを経由して、携帯端末300に送信される。運転状態変更情報を受信した携帯端末300は、空気清浄機100aの運転状態が問題なく変更されたことを、画面表示または音声等によってユーザーに報知することができる。
なお、空気清浄機100aの無線通信手段5は、無線ルーター等の無線通信機器8を介さずにサーバー200との通信を実行可能に構成されてもよい。また、無線通信手段5は、無線通信機器8およびサーバー200の少なくとも一方を介さずに携帯端末300との通信を実行可能に構成されてもよい。携帯端末300は、スマートフォンまたはタブレットでもよいし、専用のリモコンでもよい。携帯端末300の機能は、デスクトップ型コンピュータ等の携帯型ではない機器によって実現されてもよい。
次に、本実施の形態に係る空気清浄機100aの動作について、フローチャートを参照して説明する。図12は、実施の形態2による空気清浄機100aの動作を示すフローチャートである。
まず、空気清浄機100aが運転状態であるか否か、すなわち、電動送風機1aが駆動中か否かに応じて、実行される処理の内容が変化する(ステップS201)。電動送風機1aが駆動している状態においては、無線通信手段5と外部との無線通信の接続状態が接続中状態であるか未接続状態であるかに関わらず、塵埃センサー電源制御部4aは、塵埃センサー3aへの電力供給処理を実行する(ステップS202)。
一方、電動送風機1aが停止している状態においては、無線接続設定手段7による無線接続の設定に応じて、実行される処理の内容が変化する(ステップS203)。空気清浄機100aが外部と無線通信を行うための設定が無線接続設定手段7によって行われている場合、無線通信手段電源制御部6は、無線通信手段5に対する電力供給を実行する(ステップS204)。空気清浄機100aが外部と無線通信を行うための設定が無線接続設定手段7によって行われていない場合、無線通信手段電源制御部6は、無線通信手段5に対する電力供給を遮断する(ステップS205)。
上記のステップS204において無線通信手段5への電力供給が行われている状態になった場合には、当該無線通信手段5による外部との無線接続状態が正常であるか否かに応じて、実行される処理の内容が変化する(ステップS206)。無線通信手段5による外部との無線接続状態が正常である状態とは、制御部2、無線通信手段5、無線通信機器8、サーバー200および携帯端末300間における情報の送受信が可能な状態である。ステップS206において無線通信手段5による外部との無線接続状態が正常である場合、センサー電源制御部4は、上記のステップS202のように、センサー3に対する電力供給を実行する。
上記のステップS205において無線通信手段5に対する電力供給が遮断されている場合には、センサー電源制御部4は、センサー3に対する電力供給を遮断する処理を実行する。また、ステップS206において、無線通信手段5による外部との無線接続状態が正常ではなく当該無線通信手段5による外部との無線通信が不可となっている場合にも、センサー電源制御部4は、センサー3に対する電力供給を遮断する(ステップS207)。
ステップS206において無線通信手段5による外部との無線通信が不可となっている状態とは、無線接続設定手段7による無線接続の設定処理は完了しているが、何らかの異常によって無線接続が正常に行われていない状態である。この何らかの異常には、例えば、制御部2、無線通信手段5、無線通信機器8、サーバー200および携帯端末300のいずれかの箇所または各部間における断線、また、上記の各部のいずれかの動作エラー等が該当する。
以上に示したように、本実施の形態に係る空気清浄機100aが備える塵埃センサー電源制御部4aは、電動送風機1aが駆動している状態においては、無線通信手段5と外部との無線通信の接続状態に依らずに塵埃センサー3aへの電力供給を実行するように構成される。また、塵埃センサー電源制御部4aは、電動送風機1aが停止している状態においては、無線接続設定手段7の設定によって無線通信手段電源制御部6による無線通信手段5への電力供給が遮断されている場合、および、無線通信手段電源制御部6による無線通信手段5への電力供給が実行されているが当該無線通信手段5による外部との無線通信が不可となっている場合、には塵埃センサー3aへの電力供給を遮断するように構成される。上記のような構成を特徴とする空気清浄機100aであれば、電動送風機1aを停止している状態において、外部との通信をできない場合には塵埃センサー3aを動作させるための電力供給を遮断して無駄な待機電力を抑制することができる。例えば、空気清浄機100aによるサーバー200および携帯端末300への情報提供または携帯端末300による空気清浄機100aの遠隔操作ができない状態における無駄な電力を抑制することができる。
なお、塵埃センサー3aの構成は、図9に示すようなものに限られない。塵埃センサー3aは、例えば、当該塵埃センサー3a内に周辺の空気を取り込むための送風機を有するものでもよい。なお、塵埃センサー3aをヒーター41による上昇気流を利用して送風機を用いないものとした場合には、例えば、塵埃センサー3aの動作時の音がユーザーに不快感を与えることがないとう効果を得ることができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態1および実施の形態2と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、重複する説明を簡略化および省略する。図13は、実施の形態3による空気清浄機100bの機能的な構成を示すブロック図である。本実施の形態の空気清浄機100bは、図13に示すように、実施の形態2の空気清浄機100aの構成に加えて、更に塵埃センサー電源設定手段20を備えている。
図14は、実施の形態3による空気清浄機100bが備える空気清浄機操作部13aのイメージ図である。塵埃センサー電源設定手段20は、無線接続設定手段7と同様に、空気清浄機操作部13aに設けられたスイッチとして構成される。塵埃センサー電源設定手段20は、塵埃センサー電源制御部4aによる塵埃センサー3aへの電力の供給と遮断とを選択的に切り替えるためのものである。ユーザーは、塵埃センサー電源設定手段20を操作することで、塵埃センサー3aを動作させるための電力の供給と遮断とを任意に切り替えることができる。
図15は、実施の形態3による空気清浄機100bの動作を示すフローチャートである。図15の例におけるステップS301からステップ307の処理は、それぞれ、実施の形態2におけるステップS201からステップS207の処理と同様のため、説明を省略する。
本実施の形態においては、ステップS306において無線通信手段5による外部との無線接続状態が正常である場合、ユーザーが塵埃センサー電源設定手段20によって塵埃センサー3aの電源設定をオンにしているかオフにしているかによって、実行される処理の内容が変化する(ステップS308)。ユーザーが塵埃センサー3aの電源設定をオンにしている場合には、ステップS302の処理、すなわち塵埃センサー電源制御部4aによる塵埃センサー3aへの電力供給が実行される。
一方、ユーザーが塵埃センサー3aの電源設定をオフにしている場合には、ステップS307の処理、すなわち、塵埃センサー電源制御部4aは塵埃センサー3aに対する電力供給を遮断する。このような構成とすることで、塵埃センサー3aによる情報収集機能よりも消費電力の削減を優先したいユーザーは、塵埃センサー電源設定手段20によって塵埃センサー3aをオフにして消費電力を抑制することができる。
また、図16は、実施の形態3による空気清浄機100bの変形例を示す機能ブロック図である。図16に示すように、空気清浄機100bは、無線通信機器8等を介して空気調和機400との通信および連動が可能に構成されていてもよい。空気調和機400は、宅内空間Hに外気を取り込むことができる機器である。空気調和機400には、宅内空間Hに外気を取り込むことができる各種の機器が該当する。空気調和機400は、例えば、換気扇または熱交換機能付き換気機器等である。空気調和機400には、空気調和機用無線通信手段5aが有線で接続されている。空気調和機用無線通信手段5aは、無線通信機器8と、無線で情報の送受信を行うことができる。空気調和機用無線通信手段5aは、無線通信手段5と同様の機能を有する。
図17は、実施の形態3による空気清浄機100bの変形例における各部での情報の送受信を説明するイメージ図である。図17に示されるように、空気調和機400は、運転停止状態において、ユーザーによる運転状態を変更する操作に応じて外気を取り込む運転状態となると、外気を宅内空間Hに取り込んでいる運転動作をしていることを示す情報を、空気調和機用無線通信手段5aおよびサーバー200等を経由して空気清浄機100bの制御部2へ送信する。また、空気調和機400は、外気を宅内空間Hに取り込むことがない運転モードに切り替わると、外気を宅内空間Hに取り込む運転を停止している状態であることを示す情報を、空気調和機用無線通信手段5aおよびサーバー200等を経由して空気清浄機100bの制御部2へ送信する。図17に示すように、空気清浄機100bは、空気調和機400が外気を宅内空間Hに取り込んでいる運転動作をしている情報を取得している間は、塵埃センサー電源設定手段20によって塵埃センサー3aへの電力供給を遮断する設定がされていたとしても、塵埃センサー電源制御部4aによる塵埃センサー3aへの電力供給を実行する。
図18は、実施の形態3による空気清浄機100bの変形例における動作例を示すフローチャートである。図18のフローチャートは、図15のフローチャートのステップS308においてユーザーが塵埃センサー3aの電源設定をオフにしている場合における動作フローを示している。図18の動作例では、空気調和機400が外気を取り込む運転を行っている場合に、次の処理が実行される(ステップS311)。空気調和機400が外気を取り込む運転を行うまで、ステップS311の処理は継続される。
空気調和機400が外気を取り込む運転を行っている場合には、上記したように、塵埃センサー3aへの電力供給が実行される(ステップS312)。ここで、塵埃センサー3aが検出した塵埃の濃度が基準値以上であるかの判定が行われる(ステップS313)。ステップS313の処理は、塵埃センサー3aが検出した塵埃の濃度が基準値以上になるまで継続される。塵埃センサー3aが検出した塵埃の濃度が基準値以上である場合には、携帯端末300によって、塵埃濃度が基準値を超過していることの報知を行う(ステップS314)。さらに、電動送風機1aの回転数を上昇する処理を行う(ステップS315)。ステップS312からステップS315までの処理は、空気調和機400が外気を取り込む運転を行っている間、継続される(ステップS316)。空気調和機400が外気を取り込む運転を停止した場合には、所定時間の経過後に(ステップS317)、塵埃センサー3aへの電力供給を遮断する(ステップS318)。
以上に示した変形例によれば、空気調和機400が宅内に取り込んだ外気に含まれる塵埃濃度が高い場合に、宅内空間Hの塵埃濃度が上昇傾向であることを塵埃センサー3aによって検出することができる。そして、塵埃センサー3aからの情報に基づいて、携帯端末300による報知を行うことができる。例えば、ユーザーに空気調和機400の運転を停止させることを推奨したり、空気清浄機100bの電動送風機1aの回転数を自動で上昇させて宅内空間Hの塵埃濃度上昇を抑制したりすることができる。また、空気調和機400が運転停止または外気を取り込まない運転モードに切り替わった際には、塵埃センサー3aの消費電力を抑制することができる。
本開示に係るセンサー電源制御システムは、例えば、空気清浄機等の電気機器に適用することができる。
1 電動負荷、 1a 電動送風機、 2 制御部、 3 センサー、 3a 塵埃センサー、 4 センサー電源制御部、 4a 塵埃センサー電源制御部、 5 無線通信手段、 5a 空気調和機用無線通信手段、 6 無線通信手段電源制御部、 7 無線接続設定手段、 8 無線通信機器、 9 モジュールケース、 10 無線通信制御基板、 11 リード線、 12 パターンアンテナ、 13 操作部、 13a 空気清浄機操作部、 14a 本体吸入口、 14b 本体排出口、 20 塵埃センサー電源設定手段、 41 ヒーター、 42 塵埃センサー吸入口、 43 塵埃センサー排出口、 44 発光部、 45 受光部、 51a 吹出口、 60 空気清浄部、 70 前面、 80 側面、 82a 吸引口、 100 電気機器、 100a 空気清浄機、 100b 空気清浄機、 200 サーバー、 300 携帯端末、 400 空気調和機

Claims (5)

  1. 電気機器の運転時に駆動する電動負荷と、
    前記電動負荷の駆動を制御する制御部と、
    前記電気機器を制御するために必要な情報を収集するセンサーと、
    前記センサーを動作させるための電力の供給と遮断とを実行可能であるセンサー電源制御部と、
    前記センサーが収集した情報を無線通信によって外部へ提供する無線通信手段と、
    前記無線通信手段を動作させるための電力の供給と遮断とを実行可能である無線通信手段電源制御部と、
    前記無線通信手段電源制御部による前記無線通信手段への電力の供給と遮断とを選択的に切り替えるための無線接続設定手段と
    を備え、
    前記センサー電源制御部は、
    前記電動負荷が駆動している状態においては、前記無線通信手段と外部との無線通信の接続状態に依らずに前記センサーへの電力供給を実行し、
    前記電動負荷が停止している状態においては、前記無線接続設定手段の設定によって前記無線通信手段電源制御部による前記無線通信手段への電力供給が遮断されている場合、および、前記無線通信手段電源制御部による前記無線通信手段への電力供給が実行されているが当該無線通信手段による外部との無線通信が不可となっている場合、には前記センサーへの電力供給を遮断することを特徴とするセンサー電源制御システム。
  2. 空気を吸引するための吸引口と、
    前記吸引口から吸引した空気を清浄する空気清浄部と、
    前記空気清浄部で清浄された空気を吹き出すための吹出口と、
    前記吸引口から前記吹出口へ空気を搬送する電動送風機と、
    前記電動送風機の駆動を制御する制御部と、
    空気中の塵埃を検出する塵埃センサーと、
    前記塵埃センサーを動作させるための電力の供給と遮断とを実行可能である塵埃センサー電源制御部と、
    前記塵埃センサーが検出した情報を無線通信によって外部へ提供する無線通信手段と、
    前記無線通信手段を動作させるための電力の供給と遮断とを実行可能である無線通信手段電源制御部と、
    前記無線通信手段電源制御部による前記無線通信手段への電力の供給と遮断とを選択的に切り替えるための無線接続設定手段と、
    を備え、
    前記塵埃センサー電源制御部は、
    前記電動送風機が駆動している状態においては、前記無線通信手段と外部との無線通信の接続状態に依らずに前記塵埃センサーへの電力供給を実行し、
    前記電動送風機が停止している状態においては、前記無線接続設定手段の設定によって前記無線通信手段電源制御部による前記無線通信手段への電力供給が遮断されている場合、および、前記無線通信手段電源制御部による前記無線通信手段への電力供給が実行されているが当該無線通信手段による外部との無線通信が不可となっている場合、には前記塵埃センサーへの電力供給を遮断することを特徴とする空気清浄機。
  3. 前記塵埃センサー電源制御部による前記塵埃センサーへの電力の供給と遮断とを選択的に切り替えるための塵埃センサー電源設定手段を更に備え、
    前記無線通信手段電源制御部による前記無線通信手段への電力供給が実行されている場合に、前記塵埃センサー電源設定手段の操作によって、前記塵埃センサーへの電力供給を遮断することが可能に構成されたことを特徴とする請求項2に記載の空気清浄機。
  4. 前記無線通信手段は、外部と無線通信が可能な空気調和機用無線通信手段との無線通信が可能であり、
    前記塵埃センサー電源制御部は、前記空気調和機用無線通信手段が接続された空気調和機が外気を取り込んでいる状態においては、前記塵埃センサー電源設定手段によって前記塵埃センサーへの電力供給を遮断する操作がされている場合にも、前記塵埃センサーへの電力供給を実行することを特徴とする請求項3記載の空気清浄機。
  5. 前記吸引口および前記吹出口は、空気清浄機本体の外郭部に設けられ、
    前記外郭部および前記塵埃センサーには、塵埃を取り込むための吸入口が形成され、
    前記塵埃センサーの内部には、上昇気流を生成するヒーターが設けられ、
    前記塵埃センサーは、前記外郭部の内側に配置され、前記ヒーターが生成した上昇気流によって前記外郭部の周囲の空気を前記吸入口から当該塵埃センサーの内部に取り込むように構成されていることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか1項に記載の空気清浄機。
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