JP7327223B2 - 自動操舵制御装置、自動操舵制御方法、および自動操舵プログラム - Google Patents

自動操舵制御装置、自動操舵制御方法、および自動操舵プログラム Download PDF

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Description

本開示は、車両の操舵を自動で行うことができる自動操舵制御装置、自動操舵制御方法、および自動操舵プログラムに関する。
目標軌道に沿って車両を自動走行させる技術が開発されている。車両を道路または車線から外れないように自動走行させるためには、道路または車線に合わせて操舵角を設定する必要がある。
自動走行のための自動操舵制御において、フィードフォワード制御と、フィードバック制御とを併用することが一般に行われている。フィードフォワード制御は、道路曲率や横断勾配(道路の路線直角方向の勾配)等に基づいて、あらかじめ(自動追従走行が行われる前に)車両が進行方向からずれないように操舵角を設定する制御である。フィードバック制御は、自動追従走行の開始後、車両が目標軌道から現在ずれている量を計測し、このずれを解消するように操舵角を設定する制御である。
例えば特許文献1には、目標コースの車線曲率等の車線形状、目標コースと自車進行路の車幅方向のズレ量、目標コースに対する自車進行路のヨー角偏差等を検出し、これらの値を基に、フィードフォワード制御、およびフィードバック制御を行って、設定した目標コースに沿って走行するレーンキープ制御、および車線からの逸脱を防止する逸脱防止制御を行う技術が開示されている。
特開2017-171225号公報
車両を好適に自動走行させるためには、車線中心または目標軌道から車両中心までの距離、道路の曲率、曲率の変化量、車速、横断勾配(道路の路線方向に直角な方向の傾き)等、種々のパラメータを用いて操舵角を随時算出する必要がある。
操舵制御のために用いられる各パラメータは、例えばカメラが撮像した画像やセンサ等によって得られるが、パラメータの取得時に誤差が生じることがある。このようにパラメータに誤差が含まれる場合、誤差を含むパラメータに基づいて算出された操舵角は、車両を目標軌道に沿って好適に走行させる操舵角ではない場合がある。このため、パラメータに誤差が含まれている場合でも、目標軌道に対する追従性能を高めることが要望されている。
このような事情に鑑みて、本開示は、目標軌道に対する追従性をより高めることができる自動操舵制御装置、自動操舵制御方法、および自動操舵プログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る自動操舵制御装置は、車両が目標軌道を追従するように前記車両の操舵角の自動制御を行う自動操舵制御装置であって、前記車両の方位角の計測値である方位角計測値と、前記目標軌道を走行するための方位角目標値とに基づいて、前記方位角計測値と前記方位角目標値との偏差を補正する操舵角であるフィードバック制御量を算出するフィードバック制御部と、前記車両の重心が前記目標軌道を通るように走行した場合の運動モデルを用いて前記フィードバック制御量の偏差を補正するためのフィードフォワード制御量に対し、前記運動モデルにおいて前記車両の運動を記述するための複数のパラメータのうち、少なくともいずれかのパラメータを取得する際の誤差の影響を補償した補償済みフィードフォワード制御量を算出するフィードフォワード制御部と、前記フィードバック制御量および前記補償済みフィードフォワード制御量に基づいて操舵制御を行う操舵制御部と、を備える。
本開示の一態様に係る自動操舵制御方法は、車両が目標軌道を追従するように前記車両の操舵角の自動制御を行う自動操舵制御方法であって、前記車両の方位角の計測値である方位角計測値と、前記目標軌道を走行するための方位角目標値とに基づいて、前記方位角計測値と前記方位角目標値との偏差を補正する操舵角であるフィードバック制御量を算出し、前記車両の重心が前記目標軌道を通るように走行した場合の運動モデルを用いて前記フィードバック制御量の偏差を補正するためのフィードフォワード制御量を算出し、算出した前記フィードフォワード制御量に対し、前記運動モデルにおいて前記車両の運動を記述するための複数のパラメータのうち、少なくともいずれかのパラメータを取得する際の誤差の影響を補償した補償済みフィードフォワード制御量を算出し、前記フィードバック制御量および前記補償済みフィードフォワード制御量に基づいて操舵制御を行う。
本開示の一態様に係る自動操舵制御プログラムは、車両が目標軌道を追従するように前記車両の操舵角の自動制御を行う自動操舵制御プログラムであって、前記車両の方位角の計測値である方位角計測値と、前記目標軌道を走行するための方位角目標値とに基づいて、前記方位角計測値と前記方位角目標値との偏差を補正する操舵角であるフィードバック制御量を算出する手順と、前記車両の重心が前記目標軌道を通るように走行した場合の運動モデルを用いて前記フィードバック制御量の偏差を補正するためのフィードフォワード制御量を算出する手順と、算出した前記フィードフォワード制御量に対し、前記運動モデルにおいて前記車両の運動を記述するための複数のパラメータのうち、少なくともいずれかのパラメータを取得する際の誤差の影響を補償した補償済みフィードフォワード制御量を算出する手順と、前記フィードバック制御量および前記補償済みフィードフォワード制御量に基づいて操舵制御を行う手順と、を前記車両のプロセッサに実行させる。
本開示によれば、目標軌道に対する追従性をより高めた自動操舵制御を行うことができる。
本開示の実施の形態の自動操舵制御装置が搭載される車両について説明するための図 自動操舵制御部の機能ブロック図 操舵量算出部の処理の流れの一例について説明するためのブロック図 二輪モデルについて説明するための図 式(7)の各項の有する性質を説明するための図 補償値Ki1,Ki2,Ki3の算出処理を示すフローチャート 補償値Ki1,Ki2,Ki3の算出処理を示すフローチャート 補償値Ki1,Ki2,Ki3の算出処理を示すフローチャート
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本開示はこの実施形態により限定されるものではない。
図1は、本開示の実施の形態の自動操舵制御装置200が搭載される車両100について説明するための図である。本開示の実施の形態において、図1に示すように、車両100はトラック等の商用車である。
車両100は、キャブ101と、荷台102と、前輪103と、後輪104と、を有する。キャブ101には、後述するカメラ105が設けられている。カメラ105は、車両100のほぼ前端部であって、車両100の前方を見渡すことができる位置に設けられている。より詳細には、カメラ105は、キャブ101内の運転席における、フロントガラスとダッシュボードとの間、または、フロントガラスとルームミラーとの間等に設けられている。
前輪103は、所定の舵角を向くように構成されている。前輪103の舵角(実舵角)は、後述する自動操舵制御装置200が動作している間、車両100が走行する道路や車線の形状に合わせて自動的に制御されるようになっている。これにより、車両100は、自動的に、道路や車線に対する自動追従走行を行うことができる。
図2は、自動操舵制御装置200の機能ブロック図である。図2に示すように、自動操舵制御装置200は、横位置情報生成部201と、方位角計測値情報生成部202と、道路形状情報生成部203と、車速センサ204と、操舵量算出部205と、操舵制御部208と、を有する。操舵量算出部205は、フィードバック制御部206と、フィードフォワード制御部207と、を有する。
横位置情報生成部201は、カメラ105が撮影した、車両100の前方の画像(以下、前方画像と記載する)に基づいて、車両100の横位置に関する横位置情報を生成する。車両100の前方の画像とは、カメラ105から見た、車両の前方に存在する道路、車線、他の車両等が写る画像である。横位置情報とは、道路および車両100の横方向(幅方向)における、目標軌道から見た、車両100の中心の位置を示す情報である。なお、目標軌道とは、車両100が自動追従走行により走行する際に、目標となる軌道である。目標軌道は、例えば車両前方の道路形状、地図情報、および目的地に関する情報等に基づいて、随時設定される。車両100が道路に沿って自動追従走行する場合、目標軌道は、例えば道路の中心に沿った線である。また、車両100が例えば車線変更する場合には、目標軌道は、例えば車線の中心同士をなだらかに結ぶ線である。
方位角計測値情報生成部202は、前方画像に基づいて、カメラ105から見た車両100の方位角の計測値を示す方位角計測値情報を生成する。なお、方位角とは、車両100を上から見た場合に、車両100の向きと、目標軌道の接線方向とのなす角であり、カメラ105の位置を頂点とした角度である。方位角の計測値とは、前方画像に基づいて計測された値を意味する。方位角の計測値は、車両100を上から見た場合の車両100の前端部に位置するカメラ105から見た方位角の実測値である。
道路形状情報生成部203は、前方画像に基づいて、道路形状に関する種々の道路形状情報を生成する。本実施の形態では、道路形状情報には、曲率情報、曲率変化量情報、または横断勾配情報の少なくとも1つが含まれる。曲率情報は、車両100の前方の目標軌道の曲率に関する情報である。曲率変化量情報は、目標軌道における曲率の変化量に関する情報である。横断勾配情報は、道路の横方向の勾配である横断勾配に関する情報である。道路形状情報生成部203が、前方画像から、曲率情報、曲率変化量情報、または横断勾配情報を生成する方法については、本開示では特に限定しない。
車速センサ204は、車両100の走行速度(以下、車速と記載する)を検出するセンサであり、車速に関する車速情報を生成する。
操舵量算出部205は、道路形状情報および車速情報に基づいて、車両100を目標軌道に沿って自動追従走行させるための操舵量を算出する。操舵量算出部205は、プロセッサとプログラムを格納した記憶部とを有し、プロセッサが記憶部からプログラムを展開して実行することで、操舵量算出部205の動作が実行される。
図2および図3に示すように、操舵量算出部205は、フィードバック制御部206と、フィードフォワード制御部207と、を有する。フィードバック制御部206およびフィードフォワード制御部207の詳細については、後述する。
操舵量算出部205は、フィードバック制御部206で算出された、ある時点T1におけるフィードバック制御量δFBと、時点T1におけるフィードフォワード制御部207で算出されたフィードフォワード制御量δFF_Cとに基づいて、時点T1における操舵量を決定する。
操舵制御部208は、上記説明したように算出した操舵量に基づいて、前輪103の自動操舵制御を行う。このような自動操舵制御装置200による処理が微少時間で繰り返されることにより、車両100は、目標軌道に対して自動追従走行を行うことができる。
<フィードバック制御部206>
以下では、操舵量算出部205が有するフィードバック制御部206について説明する。フィードバック制御部206は、ある時点T1における車両100の横位置および方位角計測値の、横位置目標値および方位角目標値からの偏差を解消する(補正する)ための操舵角を、フィードバック制御により算出する。本開示において、フィードバック制御部206により算出される操舵角を、フィードバック制御量δFBと記載する。
図3は、操舵量算出部205の処理の流れの一例について説明するためのブロック図である。
図3に示すように、フィードバック制御のためのパラメータとして、横位置情報、方位角計測値情報、およびそれぞれの目標値が入力されると、フィードバック制御部206は、前方注視モデルにより横位置および方位角計測値のそれぞれの目標値からの偏差を解消するためのフィードバック制御量δFBを算出する。横位置および方位角の目標値は、例えば前方画像に基づいて適宜設定される。
前方注視モデルとは、ドライバーが距離Lだけ前方を注視していると仮定した場合の、距離Lだけ前方における偏差を解消するような操舵角を算出するためのモデルである。
フィードバック制御に用いられる比例ゲインKおよび微分ゲイン(微分時間)Kは、あらかじめシミュレーション等により一定の値に設定されていてもよいし、例えば車速等に応じて適宜変化する変数に設定されてもよい。
<フィードフォワード制御部207>
次に、操舵量算出部205が有するフィードフォワード制御部207について説明する。フィードフォワード制御部207は、車両100の重心が目標軌道を通るように走行した場合の車両100のすべり角(スリップ角)を想定した運動モデルを用いて、車両100が走行する道路の形状による操舵角への影響を補正する第1操舵角成分を算出する。車両100のすべり角とは、車両100の重心位置を頂点とした、現在車両が向いている方向と目標軌道の接線方向とのなす角である。
また、フィードフォワード制御部207は、方位角計測値とすべり角との偏差による操舵角への影響を補正する第2操舵角成分を算出する。方位角計測値とすべり角との偏差による操舵角への影響とは、詳細は後述するが、方位角計測値とすべり角との偏差に起因して生じる、フィードバック制御部206が算出したフィードバック制御量δFBの、正しいフィードバック制御量からの偏差である。以下の説明において、フィードバック制御部206が算出したフィードバック制御量δFBの、正しいフィードバック制御量からの偏差を、フィードバック偏差と記載する。そして、フィードフォワード制御部207は、第1操舵角成分および第2操舵角成分に基づいて、フィードフォワード制御量を算出する。
図3に示すように、フィードフォワード制御部207には、曲率情報、曲率の目標値、曲率変化情報、横断勾配情報、車速情報、横位置情報、および、フィードバック制御部206にて用いられる比例ゲイン(K)が入力される。フィードフォワード制御部207は、入力されたパラメータを、一般的な車両の運動モデルである二輪モデルに適用することで、道路形状の影響を補正する第1操舵角成分と、フィードバック偏差を補正する第2操舵角成分と、を算出する。道路の曲率、曲率変化、横断勾配、車速、等のパラメータは、二輪モデルにおいて車両の運動を記述するために用いられるパラメータである。
図4は、二輪モデルについて説明するための図である。図4において、TyreFy_fは前輪に掛かる外力(タイヤ横力)、TyreFy_rは後輪に掛かる外力(タイヤ横力)、角度βは車両の重心位置におけるすべり角、lは前輪軸と重心位置との距離、lは後輪軸と重心位置との距離、δは前輪の操舵角、Vは車速である。また、Grav.Fy_fは道路の横断勾配によって前輪に掛かる横力、Grav.Fy_rは道路の横断勾配によって後輪に掛かる横力である。
このような二輪モデルから、以下の式(1)および(2)を立式することができる。
Figure 0007327223000001
Figure 0007327223000002
式(1)および(2)において、mは車両重量、γはヨー角速度、δFFはフィードフォワード制御量、Kは前輪軸のコーナリングパワー、Kは後輪軸のコーナリングパワー、Lは前方注視距離である。また、lはカメラと重心位置との距離、ρは曲率、Iは慣性モーメント、lはホイールベース、nはステアリングギアレシオである。式(1)および(2)における項(-KL/n(β+lρ))は、フィードバック偏差を補正するための項である。
横断勾配により前輪および後輪に掛かる横力Grav.Fy_fおよびGrav.Fy_rは、以下の式(3)および(4)で表される。なお、θは前輪103の位置における横断勾配、θは後輪104の位置における横断勾配を示す。
Figure 0007327223000003
Figure 0007327223000004
式(1)から式(4)を用いてすべり角βを消し、以下の式(5)および(6)を導入すると、フィードフォワード制御量δFFは、式(7)で表すことができる。
Figure 0007327223000005
Figure 0007327223000006
Figure 0007327223000007
図5は、式(7)の各項の有する性質を説明するための図である。図5に示すように、式(7)の第1項から第3項までは道路形状に起因する3つのパラメータ、すなわち、曲率、横断勾配、および曲率変化の影響を補正するための第1操舵角成分である。式(7)の第4項は、フィードバック偏差を補正するための第2操舵角成分である。
また、フィードフォワード制御部207は、二輪モデルを用いて式(7)により算出されるフィードフォワード制御量δFFの各項に対して、パラメータの誤差等に基づいて算出した補償値をフィードバックする誤差補償処理を行う。この誤差補償処理は、図3においては、横位置情報が積分器(1/s)に入力されて算出された補償値Kが、二輪モデルを用いて算出されるフィードフォワード制御量δFFに対して、積算される箇所に相当する。
自動操舵制御により走行する車両100において、目標軌道からの横位置のずれ(偏差)が生じる原因としては、例えば以下のようなものがある。車両100の車輪(前輪103および後輪104)のいずれかが経年劣化している場合、または道路の摩擦係数が低い場合には、上記の式(1)および式(2)で用いられるコーナリングパワーに誤差が生じうる。また、車両100のサスペンションの空気抜けや、車高センサの計測誤差等があった場合、上記の式(1)および式(2)で用いられる重心位置に誤差が生じうる。
また、カメラ105が撮影した車両100の前方画像において、例えば道路に引かれた白線が正確に認識できない場合には、道路の中心位置が正確に分からないため、前方画像に基づいて導出される横位置情報に誤差が生じうる。また、画像に基づいて生成されるパラメータである横断勾配情報についても、前方画像から道路を正確に認識できない場合には、誤差が生じうる。
このように、自動操舵制御に使用されるパラメータに誤差がある場合、操舵角算出部205が算出する操舵量は誤差を含む値となるため、当該操舵量に従って走行する車両100の横位置に目標軌道からのずれが生じうる。
また、車両100のステアリングに必要以上の遊びがある場合、車両100の実際の操舵角が、操舵量算出部205によって算出された操舵角と異なってしまうことがある。このような場合にも、車両100の横位置にずれが生じうる。
フィードフォワード制御部207による誤差補償処理は、このような横位置のずれに基づいて算出した補償値Kにより、横位置のずれによるフィードフォワード制御量への影響δFFを補償する処理である。以下、誤差補償処理について詳細に説明する。
式(8)は、上記した式(7)を、横断勾配θが車両100の前後で一様であると仮定して、前輪の横断勾配θと後輪の横断勾配θを車両100全体で1つの値に簡略化した上で、曲率ρ、横断勾配θ、曲率変化dρ/dxの3つのパラメータ毎に項分けするように変形した式である。
Figure 0007327223000008
式(8)において、第1項は曲率ρに関する項であり、第2項は横断勾配θに関する項であり、第3項は曲率変化dρ/dxに関する項である。式(8)では、式(7)における第4項(フィードバック偏差を補正するための第2操舵角成分)は、第1項から第3項のいずれかに振り分けられている。
誤差補償処理によって算出される、補償済みのフィードフォワード制御量δFF_Cは、式(8)の第1項、第2項、および第3項に、補償値Ki1,Ki2,およびKi3をそれぞれ積算したものを、加算した値である。式(9)は、補償済みのフィードフォワード制御量δFF_Cを算出する式である。なお、本明細書では、補償値Ki1,Ki2,およびKi3を総称して、単に補償値Kと記載することがある。
Figure 0007327223000009
式(9)において、補償値Ki1は、曲率ρに関する誤差の影響を補正するための値であり、補償値Ki2は、横断勾配θに関する誤差の影響を補正するための値であり、補償値Ki3は、曲率変化dρ/dxに関する誤差の影響を補正するための値である。このように、誤差補償処理は、フィードフォワード制御量δFFの算出に大きく寄与する、曲率ρ、横断勾配θ、および曲率変化dρ/dxの3つのパラメータのそれぞれに対して、パラメータ毎に算出された補償値を積算することで行われる。
各補償値Ki1,Ki2,Ki3は、初期値が1.0に設定されており、積分器によって横位置偏差が積分されることにより、所定範囲(例えば0.5~1.5の範囲)で変動するようになっている。各補償値Ki1,Ki2,Ki3は、例えば以下のようにして算出される。
図6A、図6B、および図6Cは、補償値Ki1,Ki2,Ki3の算出処理を示すフローチャートである。図6Aから図6Cに示す処理は、所定の微少時間毎に繰り返されている。
図6Aに示すように、曲率ρに関する誤差の影響を補正する補償値Ki1の算出処理において、その時点T1における曲率ρ、曲率変化dρ/dx、および横位置のずれ量Lat.errorの大きさが条件を満たす場合のみ、横位置のずれの積分が行われ、条件を満たさない場合には、積分が行われない。なお、図6Aから図6Cにおいて、閾値th1~th4は、予め設定された所定の閾値である。また、図6Aから図6Cに示す処理において、積分が行われない場合の補償値Kとしては、微少時間前に算出された、従前の補償値Kがそのまま使用される。
図6Aに示すように、曲率ρに関する誤差の影響を補正する補償値Ki1の算出処理では、曲率ρが閾値th1以上であり、曲率変化dρ/dxが閾値th2以下であり、かつ、横位置のずれ量Lat.errorが閾値th3以上である場合のみ、積分が行われる。すなわち、曲率ρがフィードフォワード制御量δFFの算出に寄与する割合が、他のパラメータと比較して比較的大きい場合、換言すれば横位置のずれの原因として、曲率ρの影響が大きい場合のみ、補償値Ki1が横位置のずれ量を積分した値に設定されることを意味している。反対に言えば、曲率ρがフィードフォワード制御量δFFの算出に寄与する割合が、他のパラメータと比較して比較的小さい場合、換言すれば横位置のずれの原因として、曲率ρの影響が小さい場合には、補償値Ki1が横位置のずれ量を積分した値には設定されず、初期値1.0に近い値に設定されることを意味している。このような処理によって、曲率ρの誤差がフィードフォワード制御量δFFに与える影響が、好適に補償されうる。
また、図6Bに示すように、横断勾配θに関する誤差の影響を補正する補償値Ki2の算出処理において、その時点T1における横断勾配θ、曲率変化dρ/dx、および横位置のずれ量Lat.errorの大きさが条件を満たす場合のみ、横位置のずれの積分が行われ、条件を満たさない場合には、積分が行われない。
図6Bに示すように、横断勾配θに関する誤差の影響を補正する補償値Ki2の算出処理では、横断勾配θが閾値th4以上であり、曲率変化dρ/dxが閾値th2以下であり、かつ、横位置のずれ量Lat.errorが閾値th3以上である場合のみ、積分が行われる。すなわち、横断勾配θがフィードフォワード制御量δFFの算出に寄与する割合が、他のパラメータと比較して比較的大きい場合、換言すれば横位置のずれの原因として、横断勾配θの影響が大きい場合のみ、補償値Ki2が横位置のずれ量を積分した値に設定されることを意味している。反対に言えば、横断勾配θがフィードフォワード制御量δFFの算出に寄与する割合が、他のパラメータと比較して比較的小さい場合、換言すれば横位置のずれの原因として、横断勾配θの影響が小さい場合には、補償値Ki2が横位置のずれ量を積分した値には設定されず、初期値1.0に近い値に設定されることを意味している。このような処理によって、横断勾配θの誤差がフィードフォワード制御量δFFに与える影響が、好適に補償されうる。
さらに、図6Cに示すように、曲率変化dρ/dxに関する誤差の影響を補正する補償値Ki3の算出処理において、その時点T1における曲率ρ、曲率変化dρ/dx、および横位置のずれ量Lat.errorの大きさが条件を満たす場合のみ、横位置のずれの積分が行われ、条件を満たさない場合には、積分が行われない。
図6Cに示すように、曲率変化dρ/dxに関する誤差の影響を補正する補償値Ki3の算出処理では、曲率ρが閾値th1以上であり、曲率変化dρ/dxが閾値th2より大きく、かつ、横位置のずれ量Lat.errorが閾値th3以上である場合のみ、積分が行われる。すなわち、曲率変化dρ/dxがフィードフォワード制御量δFFの算出に寄与する割合が、他のパラメータと比較して比較的大きい場合、換言すれば横位置のずれの原因として、曲率変化dρ/dxの影響が大きい場合のみ、補償値Ki3が横位置のずれ量を積分した値に設定されることを意味している。反対に言えば、曲率変化dρ/dxがフィードフォワード制御量δFFの算出に寄与する割合が、他のパラメータと比較して比較的小さい場合、換言すれば横位置のずれの原因として、曲率変化dρ/dxの影響が小さい場合には、補償値Ki3が横位置のずれ量を積分した値には設定されず、初期値1.0に近い値に設定されることを意味している。このような処理によって、曲率変化dρ/dxの誤差がフィードフォワード制御量δFFに与える影響が、好適に補償されうる。
このように、フィードフォワード制御部207は、曲率ρ、横断勾配θ、曲率変化dρ/dxの3つのパラメータ毎に、各パラメータの大きさに基づいて補償値Ki1,Ki2,Ki3を算出し、当該補償値を用いて補償済みのフィードフォワード制御量δFF_Cを算出する。このような誤差補償処理により、パラメータの誤差等に起因する、車両100の目標軌道からの横位置のずれを、好適に抑えることができる。
なお、上記説明した誤差補償処理において、曲率ρ、横断勾配θ、曲率変化dρ/dxの3つのパラメータ毎に、各パラメータの大きさの条件に基づいて積分するか否かの判断を行っていたが、例えば以下のような判断を追加してもよい。例えば、曲率ρ、横断勾配θ、曲率変化dρ/dx等のパラメータを算出するために用いられる車両100の前方画像の信頼度が所定の閾値より小さい場合には、全ての補償値Ki1,Ki2,Ki3の算出処理において積分を行わないようにしてもよい。なお、前方画像の信頼度とは、カメラ105の撮像した前方画像の画質や、画像に写る対象物(道路形状や白線等)の明瞭度合い等に基づいて算出される値であり、カメラ105または図示しない信頼度算出部によって算出されうる。このような判断の追加により、画像の信頼度が低く、誤差の補償が好適に行われないことが見込まれる場合には、操舵量に対する誤差補償処理の影響を低下させることができる。
<作用、効果>
本開示の実施の形態に係る自動操舵制御装置200は、車両100が目標軌道を追従するように車両100の操舵角の自動制御を行う自動操舵制御装置200であって、車両100の方位角の計測値である方位角計測値と、目標軌道を走行するための方位角目標値とに基づいて、方位角計測値と方位角目標値との偏差を補正する操舵角であるフィードバック制御量δFBを算出するフィードバック制御部206と、車両100の重心が目標軌道を通るように走行した場合の運動モデルを用いて、フィードバック制御量δFBの偏差を補正するためのフィードフォワード制御量δFFを算出し、算出した前記フィードフォワード制御量δFFを用いて、車両100の目標軌道からの横方向のずれ量による影響を補償した補償済みフィードフォワード制御量δFF_Cを算出するフィードフォワード制御部207と、フィードバック制御量およびフィードフォワード制御量に基づいて操舵制御を行う操舵制御部208と、を備える。
このような構成により、例えばパラメータの誤差等に起因して生じる、車両100の目標軌道からの横方向のずれ量による影響を補償した補償済みフィードフォワード制御量δFF_Cに基づく自動操舵制御を行うことができる。このため、自動操舵制御における、目標軌道への追従性能を向上させることができるようになる。
また、本開示の実施の形態に係る自動操舵制御装置200によれば、フィードフォワード制御部207は、二輪モデルにおいて車両100の運動を記述するための複数のパラメータのうち、少なくとも道路の曲率、曲率の変化量、または道路の横断勾配の3つのパラメータ毎に算出された成分を有するフィードフォワード制御量を算出し、これら3つのパラメータ毎に算出された、車両100の目標軌道からの横方向のずれ量による影響を補償するための補償値Kを、3つのパラメータ毎に算出された成分に積算することで補償済みフィードフォワード制御量δFF_Cを算出する。なお、補償値は、車両の横方向のずれ量をパラメータ毎に積分して算出される。
このような構成により、道路の曲率、曲率の変化量、または道路の横断勾配といった、誤差が生じた場合にフィードフォワード制御量に対する影響が大きいパラメータに対して、好適に補償を行うことができるようになる。
(変形例)
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
上記説明した実施の形態では、車両100を運転者が操縦することについては想定していなかったが、本開示の自動操舵制御装置による自動操舵走行と、ドライバーの操縦による走行とを、任意に切り替えることができるようにしてもよい。
本開示は、車線や道路に対して自動的に追従する操舵制御を行う自動操舵制御装置に適用することができる。
100 車両
101 キャブ
102 荷台
103 前輪
104 後輪
105 カメラ
200 自動操舵制御装置
201 横位置情報生成部
202 方位角計測値情報生成部
203 道路形状情報生成部
204 車速センサ
205 操舵量算出部
206 フィードバック制御部
207 フィードフォワード制御部
208 操舵制御部

Claims (10)

  1. 車両が目標軌道を追従するように前記車両の操舵角の自動制御を行う自動操舵制御装置であって、
    前記車両の方位角の計測値である方位角計測値と、前記目標軌道を走行するための方位角目標値とに基づいて、前記方位角計測値と前記方位角目標値との偏差を補正する操舵角であるフィードバック制御量を算出するフィードバック制御部と、
    前記車両の重心が前記目標軌道を通るように走行した場合の運動モデルを用いて前記フィードバック制御量の偏差を補正するためのフィードフォワード制御量に対し、前記運動モデルにおいて前記車両の運動を記述するための複数のパラメータのうち、少なくともいずれかのパラメータを取得する際の誤差の影響を補償した補償済みフィードフォワード制御量を算出するフィードフォワード制御部と、
    前記フィードバック制御量および前記補償済みフィードフォワード制御量に基づいて操舵制御を行う操舵制御部と、
    を備える、自動操舵制御装置。
  2. 前記フィードフォワード制御部は、
    前記複数のパラメータのうち、少なくともいずれかのパラメータ毎に算出された成分を有する前記フィードフォワード制御量を算出し、
    前記パラメータ毎に算出された、当該パラメータを取得する際の誤差の影響を補償するための補償値を、前記パラメータ毎に算出された前記成分に積算することで前記補償済みフィードフォワード制御量を算出する、
    請求項1に記載の自動操舵制御装置。
  3. 前記複数のパラメータは、前記車両が走行する道路の曲率、前記曲率の変化量、または前記道路の横断勾配、の少なくともいずれか1つを含む、
    請求項2に記載の自動操舵制御装置。
  4. 前記補償値は、前記車両の横方向のずれ量を前記パラメータ毎に積分した値である、
    請求項2または3に記載の自動操舵制御装置。
  5. 前記フィードバック制御量の偏差は、前記方位角計測値と前記車両の重心が前記目標軌道を通るように走行した場合の前記車両のすべり角との偏差に起因して生じる、正しいフィードバック制御量からの偏差である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の自動操舵制御装置。
  6. 前記フィードフォワード制御部は、前記フィードフォワード制御量を、前記方位角の頂点位置と前記重心の位置との距離に基づいて算出する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の自動操舵制御装置。
  7. 前記フィードバック制御部は、前記方位角計測値と前記方位角目標値との偏差を、比例制御を用いて補正し、
    前記フィードフォワード制御部は、前記フィードフォワード制御量を、前記方位角計測値の頂点位置と前記重心の位置との距離、および、前記比例制御の比例ゲインに基づいて算出する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の自動操舵制御装置。
  8. 前記フィードバック制御部は、前方注視モデルを用いて前記フィードバック制御量を算出し、
    前記フィードフォワード制御部は、前記フィードフォワード制御量を、前記方位角計測値の頂点位置と前記重心の位置との距離、前記比例制御の比例ゲイン、および、前記前方注視モデルにおける前方注視距離に基づいて算出する、
    請求項7に記載の自動操舵制御装置。
  9. 車両が目標軌道を追従するように前記車両の操舵角の自動制御を行う自動操舵制御方法であって、
    前記車両の方位角の計測値である方位角計測値と、前記目標軌道を走行するための方位角目標値とに基づいて、前記方位角計測値と前記方位角目標値との偏差を補正する操舵角であるフィードバック制御量を算出し、
    前記車両の重心が前記目標軌道を通るように走行した場合の運動モデルを用いて前記フィードバック制御量の偏差を補正するためのフィードフォワード制御量を算出し、
    算出した前記フィードフォワード制御量に対し、前記運動モデルにおいて前記車両の運動を記述するための複数のパラメータのうち、少なくともいずれかのパラメータを取得する際の誤差の影響を補償した補償済みフィードフォワード制御量を算出し、
    前記フィードバック制御量および前記補償済みフィードフォワード制御量に基づいて操舵制御を行う、
    自動操舵制御方法。
  10. 車両が目標軌道を追従するように前記車両の操舵角の自動制御を行う自動操舵制御プログラムであって、
    前記車両の方位角の計測値である方位角計測値と、前記目標軌道を走行するための方位角目標値とに基づいて、前記方位角計測値と前記方位角目標値との偏差を補正する操舵角であるフィードバック制御量を算出する手順と、
    前記車両の重心が前記目標軌道を通るように走行した場合の運動モデルを用いて前記フィードバック制御量の偏差を補正するためのフィードフォワード制御量を算出する手順と、
    算出した前記フィードフォワード制御量に対し、前記運動モデルにおいて前記車両の運動を記述するための複数のパラメータのうち、少なくともいずれかのパラメータを取得する際の誤差の影響を補償した補償済みフィードフォワード制御量を算出する手順と、
    前記フィードバック制御量および前記補償済みフィードフォワード制御量に基づいて操舵制御を行う手順と、
    を前記車両のプロセッサに実行させる、自動操舵制御プログラム。
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