JP7327130B2 - イオン分析装置 - Google Patents

イオン分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7327130B2
JP7327130B2 JP2019220232A JP2019220232A JP7327130B2 JP 7327130 B2 JP7327130 B2 JP 7327130B2 JP 2019220232 A JP2019220232 A JP 2019220232A JP 2019220232 A JP2019220232 A JP 2019220232A JP 7327130 B2 JP7327130 B2 JP 7327130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular member
peripheral wall
heating gas
ionization chamber
end walls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019220232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021089227A (ja
JP2021089227A5 (ja
Inventor
真悟 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2019220232A priority Critical patent/JP7327130B2/ja
Publication of JP2021089227A publication Critical patent/JP2021089227A/ja
Publication of JP2021089227A5 publication Critical patent/JP2021089227A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7327130B2 publication Critical patent/JP7327130B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Description

本発明は、質量分析装置やイオン移動度分析装置等のイオン分析装置に関する。
液体クロマトグラフと組み合わせて用いられる質量分析装置は一般に、該液体クロマトグラフのカラムから溶出してきた液体試料中の成分を略大気圧雰囲気の下でイオン化するイオン化室を有する。イオン化室には、液体試料を噴霧するためのネブライザガスと共に、噴霧された液体試料からの溶媒の気化(脱溶媒)を促進するために、高温(例えば400℃程度)に加熱されたヒーティングガス(アシストガス)が導入される。
特許文献1には、液体試料が流れる金属製のキャピラリと、該キャピラリの外側に同軸に設けられた管状部材から成りその一端がイオン化室に挿入された、ネブライザガスを噴射するノズル(「ネブライザガスノズル」とする)と、キャピラリ及びネブライザガスノズルとは独立に設けられた管状部材から成りその一端がイオン化室に挿入された、ヒーティングガスを噴射するノズル(「ヒーティングガスノズル」とする)とを備えた質量分析装置が記載されている。ネブライザガスノズルとヒーティングガスノズルはそれぞれ、イオン化室の壁からイオン化室内に挿入されている。ヒーティングガスノズルの管壁にはヒータとして加熱コイルが設けられている。ヒータは、特許文献1では管壁の内部に設けられているが、管壁よりも内側(つまりヒーティングガスの通路内)、あるいは管壁の周囲に設けてもよい。キャピラリには、接地との間に電圧を印加する電源が接続されている。
この質量分析装置では、キャピラリの先端から放出される液体試料がネブライザガスにより霧化されてイオン化室内に導入され、ヒータによって加熱されたヒーティングガスがイオン化室内に導入されることで液体試料の脱溶媒が促進される。その際にキャピラリに印加される電圧により生成される電場の作用によってイオンが生成される。
米国特許明細書第5,412,208号
特許文献1に記載の質量分析装置では、イオン化室の壁からイオン化室内に挿入されているネブライザガスノズル及びヒーティングガスノズルの一部がイオン化室の外に突出している。特にヒーティングガスノズルは、ヒーティングガスを高温に加熱するために、ヒーティングガスノズルの長手方向に関して或る程度の長さを有する加熱コイルを管壁内又は管壁の周囲に設ける必要があるため、イオン化室の壁から突出する長さが長くなってしまう。このようにヒーティングガスノズルが突出していることにより、質量分析装置の設置に要する空間が大きくなってしまう。
ここまでは質量分析装置を例に説明したが、液体試料をイオン化して分析を行う、イオン移動度分析装置等の他のイオン分析装置においても同様の問題が生じる。
本発明が解決しようとする課題は、設置に要する空間を小さくすることができるイオン分析装置を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明に係るイオン分析装置の第1の態様のものは、
イオン化室と、
両端壁及び周壁を有する管状部材と、前記両端壁のいずれか若しくは双方又は前記周壁に設けられた複数のヒーティングガス流入口と、前記両端壁若しくは前記周壁のいずれかに直接、又は前記両端壁のいずれか若しくは前記周壁に一端が接続された第2管状部材の他端若しくは該第2管状部材の周壁である第2周壁に設けられ、前記イオン化室に挿入されたヒーティングガス流出口と、を有するヒーティングガスノズルと、
前記周壁よりも内側、該周壁の内部又は該周壁の周囲に設けられたヒータと
を備える。
第1の態様のイオン分析装置において、前記ヒーティングガス流出口は、前記管状部材の長手方向とは異なる方向に延びる前記第2管状部材に設けられていることが望ましい。
本発明に係るイオン分析装置の第2の態様のものは、
イオン化室と、
両端壁及び周壁を有する管状部材と、前記両端壁のいずれか又は前記周壁に設けられたヒーティングガス流入口と、前記両端壁のいずれか又は前記周壁に一端が接続され、前記管状部材の長手方向とは異なる方向に延びる第2管状部材と、前記第2管状部材の他端又は該第2管状部材の周壁である第2周壁に設けられ、前記イオン化室に挿入されたヒーティングガス流出口と、を有するヒーティングガスノズルと、
前記周壁よりも内側、該周壁の内部又は該周壁の周囲に設けられたヒータと
を備える。
第1の態様のイオン分析装置によれば、管状部材の両端壁のいずれか若しくは双方又は周壁に複数個設けられているヒーティングガス流入口からそれぞれヒーティングガスを流入させることにより、管状部材内にヒーティングガスの乱流が形成される。このように乱流が形成されると、管状部材内をガスがスムーズに流れる場合よりも、ヒータからヒーティングガスへの熱の伝達効率が高くなる。そのため、ヒータを小型化することができ、それに伴って管状部材を短くすることができるため、イオン化室からヒーティングガスノズルが突出する長さを短くすることができる。これにより、イオン分析装置の設置に要する空間を小さくすることができる。
第2の態様のイオン分析装置によれば、管状部材の長手方向とは異なる方向に延びる第2管状部材に設けられたヒーティングガス流出口がイオン化室に挿入されている。第2管状部材は、ヒータを設ける必要がないため、管状部材よりも短くすることができる。そのため、管状部材の一端に設けられたヒーティングガス流出口がイオン化室に挿入されている従来のイオン分析装置よりも、イオン化室からヒーティングガスノズルが突出する長さを短くすることができる。これにより、イオン分析装置の設置に要する空間を小さくすることができる。
本発明に係るイオン分析装置の一実施形態である質量分析装置の全体構成を示す概略図。 本実施形態の質量分析装置におけるヒーティングノズル及びその周囲を示す拡大断面図。 本実施形態の質量分析装置においてヒーティングノズルをイオン化室に装着した状態を示す図。 比較例の質量分析装置においてヒーティングノズルをイオン化室に装着した状態を示す図。 ヒーティングノズル、変形例のヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 ヒーティングノズル、変形例のヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 ヒーティングノズル、変形例のヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 ヒーティングガス流入口に関する変形例のヒーティングノズル、ヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 ヒーティングガス流入口に関する変形例のヒーティングノズルを示す拡大側面図。 ヒーティングガス流入口に関する変形例のヒーティングノズル、変形例のヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 ヒーティングガス流入口に関する変形例のヒーティングノズル、ヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 第2管状部材及びヒーティングガス流出口に関する変形例のヒーティングノズル、変形例のヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 第2管状部材及びヒーティングガス流出口に関する変形例のヒーティングノズル、ヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 第2管状部材及びヒーティングガス流出口に関する変形例のヒーティングノズル、ヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 第1の態様の要件のみを満たす変形例のヒーティングノズル、変形例の変形例のヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 第1の態様の要件のみを満たす変形例のヒーティングノズル、変形例のヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 第1の態様の要件のみを満たす変形例のヒーティングノズル、ヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 第2の態様の要件のみを満たす変形例のヒーティングノズル、ヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。 管状部材21の一端に直接ヒーティングガス流入口を設けた変形例のヒーティングノズル、ヒータ及びそれらの周囲を示す拡大断面図。
図1~図9を用いて、本発明に係るイオン分析装置の実施形態を説明する。
(1) 本発明に係る質量分析装置(イオン分析装置)の一実施形態の構成
図1に、本実施形態のイオン分析装置である質量分析装置10の概略構成を示す。この質量分析装置10は、略大気圧であるイオン化室11と、真空ポンプにより真空排気された高真空の分析室14と、それらイオン化室11と分析室14との間に段階的に真空度が高められるように設けられた第1中間真空室12及び第2中間真空室13とを備えた多段差動排気系の構成を有している。イオン化室11と第1中間真空室12の間は細径のキャピラリ112を介して連通している。第1中間真空室12と第2中間真空室13との間は、頂部に小孔を有するスキマー123で隔てられている。第1中間真空室12と第2中間真空室13にはそれぞれ、イオンを収束させつつ後段へ輸送するためのイオンガイド121、131が設置されている。分析室14には、四重極マスフィルタ141とイオン検出器142が設置されている。
イオン化室11には、液体試料が流れる金属製のキャピラリ151と該キャピラリ151の外側に同軸に設けられた管状の部材から成るネブライザガスノズル152とを有するイオン化プローブ15の先端付近が挿入されている。キャピラリ151には接地との間に電圧を印加する電源(図示せず)が接続され、ネブライザガスノズル152にはネブライザガスのガスボンベ153が接続されている。ネブライザガスには、例えば窒素ガスを用いることができる。
質量分析装置10はさらに、ヒーティングガスノズル20を有する。本実施形態におけるヒーティングガスノズル20は、図2に示すように、円筒形の管状部材21と、2個のヒーティングガス流入口221及び222と、第2管状部材23と、ヒーティングガス流出口24とを備える。管状部材21は、周壁211と、管状部材21の両端を気密に閉鎖する両端壁212(端壁2121及び2122)とを備える。周壁211及び両端壁212はいずれも、ステンレス鋼製である。
周壁211のうち、管状部材21の一方の端付近には一方のヒーティングガス流入口221が、他方の端付近には他方のヒーティングガス流入口222が、それぞれ設けられている。本実施形態では、2つのヒーティングガス流入口221及び222の位置は、管状部材21の周方向に関しては同じである。
周壁211のうち、管状部材21の長手方向の中央であって周方向に関してヒーティングガス流入口221及び222と異なる位置を接続部231として、第2管状部材23の一端が接続されている。なお、接続部231は、図2に示した例では周方向に関してヒーティングガス流入口221及び222とは180°異なる位置に設けているが、その位置から周方向にずれた位置に設けてもよい。第2管状部材23の長手方向は、管状部材21の長手方向に直交している。第2管状部材23の他端は開放端であって該開放端がヒーティングガス流出口24に該当する。ヒーティングガス流出口24を含む第2管状部材23の他端側の一部は、第2管状部材23の長手方向がイオン化室11の壁110に垂直になるようにイオン化室11に挿入されている。ヒーティングガス流出口24は、イオン化プローブ15の先端の近傍に配置されている。
管状部材21の周壁211よりも内側には、ヒータ25が配置されている。ヒータ25はニクロム線で構成されており、管状部材21の内径よりも小さい外径を有するセラミックス製の管から成る芯材251の周壁の外面に巻回させてコイル状にしたものである。芯材251は、両端壁212の内表面に設けられた突起2123に端部が挿入されることによって管状部材21に固定されている。また、ヒータ25の両端はそれぞれ、両端壁212にそれぞれ設けられた電極(図示せず)に接続されており、それら電極はヒータ用の電源(図示せず)に接続されている。なお、両端壁212のいずれか一方又は両方は、芯材251の取り付けを行うために周壁211から着脱可能になっている。
ヒーティングガス流入口221及び222には、ヒーティングガスのガスボンベ26(図1)が接続されている。ヒーティングガスには、例えば乾燥空気や窒素ガスを用いることができる。
キャピラリ151には、液体クロマトグラフ30(図1)のカラム34の出口が接続されている。液体クロマトグラフ30は、カラム34の他に、移動相が貯留された移動相容器31と、移動相を吸引して一定流量(あるいは流速)で送給するポンプ32と、移動相中に所定量の試料原液を注入するインジェクタ33とを備える。カラム34は、試料原液に含まれる成分を時間的に分離するものである。カラム34から流出した、試料原液の成分と移動相から成る液体試料は、キャピラリ151に導入される。また、液体クロマトグラフ30には、インジェクタ33に複数の液体試料を1つずつ導入するオートサンプラ35が接続されている。
(2) 本実施形態のイオン分析装置(質量分析装置)の動作
本実施形態の質量分析装置10は、ヒーティングガスノズル20の構成を除いて、従来の質量分析装置と同様の構成を有する。そのため以下では、ヒーティングガスノズル20の動作を中心に説明し、ヒーティングガスノズル20以外の質量分析装置10の構成要素の動作は、ヒーティングガスノズル20の動作と関連する点を除いて、概略のみを説明する。
液体クロマトグラフ30では、従来と同様に試料原液に含まれる成分が時間的に分離された液体試料がカラム34から流出し、イオン化プローブ15のキャピラリ151に導入される。イオン化プローブ15では、キャピラリ151の先端から液体試料が放出されると共に、ガスボンベ153から供給されるネブライザガスがネブライザガスノズル152の先端から放出されることにより、霧状の液体試料がイオン化室11内に噴霧される。
さらに、イオン化室11内には、以下のようにヒーティングガスが導入される。ガスボンベ26からは常温のガスが放出され、そのガスはヒーティングガスノズル20に設けられた2個のヒーティングガス流入口221及び222からそれぞれ管状部材21内に流入する。管状部材21内では、ヒータ25に電流を流すことによってヒータ25から熱が発生し、それによって、ヒーティングガス流入口221及び222から管状部材21内に流入したガスが加熱される。管状部材21内で所定の温度(例えば400℃程度)に加熱されたヒーティングガスは、ヒーティングガス流出口24からイオン化室11内に導入される。
このようにヒーティングガスがイオン化室11内に導入されることにより、イオン化室11に噴霧された液体試料の脱溶媒が促進される。それと共に、キャピラリ151と接地の間に電圧が印加されることにより、液体試料からイオンが生成される。こうして溶媒が脱離したイオンは、イオンガイド121、131によって収束しつつ第1中間真空室12及び第2中間真空室13を通過し、分析室14に導入される。分析室14では、四重極マスフィルタ141によって、特定の質量電荷比を有するイオンのみを通過させるか、又は通過させるイオンの質量電荷比を所定の範囲内で走査し、四重極マスフィルタ141を通過したイオンをイオン検出器142で検出する。
本実施形態の質量分析装置10によれば、ヒーティングガスノズル20に複数個(2個)のヒーティングガス流入口221及び222が設けられていることにより、それら複数個のヒーティングガス流入口221及び222からそれぞれ管状部材21内に流入したガスがぶつかり合って、ガスの乱流が形成される。このように乱流が形成されると、管状部材内をガスがスムーズに流れる場合よりも、ヒータ25からガスへの熱の伝達効率が高くなる。その結果、ヒータ25を小型化しても、従来のヒーティングガスノズルと同様の温度まで加熱されたヒーティングガスを得ることができる。このようにヒータ25を小型化することにより、ヒータ25が収容されている管状部材21の長さを短くすることができる。これにより、管状部材21の長手方向に関してヒーティングガスノズル20が占める空間を小さくすることができる。
また、本実施形態の質量分析装置10によれば、管状部材21の長手方向とは90°異なる方向に延びる第2管状部材23の端部にヒーティングガス流出口24が設けられている。第2管状部材23は、ヒータを設ける必要がないため、管状部材21よりも短くすることができる。このような短い第2管状部材23の端部に設けられたヒーティングガス流出口24がイオン化室11に挿入されている(図3A)ため、管状部材91の一端に設けられたヒーティングガス流出口94がイオン化室に挿入されている従来の質量分析装置(図3B。なお、同図において、符号92を付したものはヒーティングガス流入口、符号95を付したものはヒータである。)よりも、ヒーティングガスノズル20がイオン化室11の壁110から突出する長さD(従来は図3B中に示した長さL 0 )を短くすることができる。これにより、ヒーティングガスノズル20がイオン化室11の壁110から突出して占める空間を小さくすることができる。
(3) 変形例
本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、ヒータ25は上記の芯材251の周壁の外面に巻回させたものには限定されず、管状部材21の周壁211の内面に固定したもの(図4A)、周壁211内に埋め込んだもの(図4B)、あるいは周壁211の周囲に巻回させたもの(図4C)を用いることができる。これら図4A~Cに挙げた構成では、芯材251を用いないため、両端壁212に突起2123を設ける必要がない。また、ヒータ25の形状も上記のコイル状のものには限定されず、種々の変形が可能である。
管状部材21の周壁211及び両端壁212の材料は、上記のステンレス鋼には限られず、管状部材21内のガスの温度に対する耐性を有する材料であれば、ステンレス鋼以外の金属やセラミックス等、種々の材料を用いることができる。また、上記実施形態では周壁211及び両端壁212には同じ材料を用いているが、互いに異なる材料を用いてもよい。
上記実施形態では、2個のヒーティングガス流入口221及び222は周壁211のうち管状部材21の両端付近にそれぞれ1個ずつ設け、ヒーティングガス流出口24は周壁211のうち管状部材21の長手方向の中央付近の接続部231で接続した第2管状部材23の先端に設けたが、それらヒーティングガス流入口及びヒーティングガス流出口の位置は上記のものには限定されない。例えば、ヒーティングガス流出口24は周壁211のうち管状部材21の長手方向の一方の端付近の接続部231で接続した第2管状部材23の先端に設け、ヒーティングガス流入口221及び222は周壁211のうち管状部材21の長手方向の他方の端付近と中央付近に設けてもよい(図5A)。
また、ヒーティングガス流入口221及び222を管状部材21の長手方向には同じ位置であって周方向には異なる位置に配置してもよい。図5Bには、管状部材21を一方の端壁2121側から見た図を示す。さらには、ヒーティングガス流入口221及び222を管状部材21の長手方向、周方向のいずれにも異なる位置に配置してもよい。
あるいは、ヒーティングガス流入口221及び222を管状部材21の両端壁212にそれぞれ1個ずつ設けてもよい(図5C)。さらには、ヒーティングガス流入口221及び222のうちの一方のみを両端壁212のいずれかに設け、他方を周壁211に設けてもよい(図示省略)。
例えば図5Dに示したヒーティングガス流入口221、222、223及び224のように、ヒーティングガスノズル20はヒーティングガス流入口を3個以上(図5Dの例では4個)有していてもよい。
あるいは、第2管状部材23を管状部材21の両端壁212のいずれか一方に接続してもよい。この場合において、第2管状部材23中における管状部材21の両端壁212のいずれか寄りの位置に屈曲部234を設けることにより、第2管状部材23の長手方向の向きを管状部材21の長手方向とは異なる向きとすることができる(図6A)。
ヒーティングガス流出口24は、第2管状部材23の周壁232に設けてもよい(図6B)。この場合、接続部231とは反対側の第2管状部材23の端部は端壁233で閉鎖しておく。
第2管状部材23の長手方向は、ここまでに示した例では管状部材21の長手方向に対して直交しているが、それ以外の方向に延びていてもよい。図6Cに示した例では、第2管状部材23の長手方向は管状部材21の長手方向に対して斜交している。
ここまで、図5A~D及び図6A~Cを参照しつつヒーティングガスノズルの種々の変形例を示したが、図2に示した本実施形態、図5C及びD、並びに図6B及びCに示した変形例のように、複数のヒーティングガス流入口221、222、223、224のうちの一部は管状部材21と第2管状部材23の接続部231よりも管状部材21の長手方向の一方の側に設けられ、残りが該長手方向の他方の側に設けられていることが好ましい。これにより、各ヒーティングガス流入口とヒーティングガス流出口との間の流路の長さが均一に近くなるため、ヒーティングガスを効率よく加熱することができる。
また、このように複数のヒーティングガス流入口221、222、223、224が接続部231を基準として管状部材21の長手方向の両側に分かれて配置されている場合において、接続部231は、管状部材21を長手方向に等分割した3つの領域(図2、図5C及びD、並びに図6B及びCには、それら3つの領域の境界を一点鎖線で示す)のうち中央の領域に設けられ、一部のヒーティングガス流入口221、223が該3つの領域のうち一方の端側の領域に設けられ、他のヒーティングガス流入口222、224が該3つの領域のうち他方の端側の領域に設けられていることが、より好ましい。これにより、各ヒーティングガス流入口とヒーティングガス流出口との間の流路の長さがより均一に近くなるため、ヒーティングガスをより効率よく加熱することができる。
ここまでに述べた実施形態及び各変形例はいずれも、本発明の第1の態様におけるヒーティングガス流入口が管状部材に複数個設けられているという特徴と、本発明の第2の態様におけるヒーティングガス流出口が管状部材の長手方向とは異なる方向に延びる第2管状部材に設けられているという特徴の双方を有している。一方、本発明に係るイオン分析装置は、これら2つの特徴のうちのいずれか一方のみを有していてもよい。
例えば、ヒーティングガス流入口221、222が管状部材21に複数個設けられていれば、第2管状部材23の長手方向が管状部材21の長手方向と同じ方向であるもの(図7A)や、第2管状部材23を設けることなく管状部材21の両端壁212のいずれか(図7B)及び/又は周壁211(図7C)にヒーティングガス流出口24を有するものは、本発明の第1の態様に含まれる。管状部材21の両端壁212のいずれか及び/又は周壁211にヒーティングガス流出口24を有する場合には、管状部材21のうちヒーティングガス流出口24を含む部分をイオン化室11内に挿入する。
また、ヒーティングガス流出口24が管状部材21の長手方向とは異なる方向に延びる第2管状部材23に設けられていれば、ヒーティングガス流入口221を1個のみ有するもの(図8)は、本発明の第2の態様に含まれる。
管状部材21の両端のいずれかが開放されており、当該開放端がヒーティングガス流入口(図9参照)又はヒーティングガス流出口として機能している場合には、開放されている端部に仮想的な端壁が存在するとみなして、本発明における「両端壁及び周壁を有する管状部材」との要件を満たしているものとする。
ここまで、ヒーティングガスノズル及びヒータの変形例を説明したが、それら以外の質量分析装置の構成や、液体クロマトグラフの構成も適宜変形が可能である。また、液体クロマトグラフと併用しない質量分析装置にも本発明を適用することができる。さらに、イオン移動度分析装置等の、質量分析装置以外のイオン分析装置にも本発明を適用することができる。
ここまでに述べた実施形態又は各変形例が有する各構成要素を、他の実施形態又は各変形例における同種且つ異なる形態を有する構成要素に変更することにより、それら実施形態又は各変形例を適宜変形してもよい。
[態様]
上述した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)
第1項に係るイオン分析装置は、
イオン化室と、
両端壁及び周壁を有する管状部材と、前記両端壁のいずれか若しくは双方又は前記周壁に設けられた複数のヒーティングガス流入口と、前記両端壁若しくは前記周壁のいずれかに直接、又は前記両端壁のいずれか若しくは前記周壁に一端が接続された第2管状部材の他端若しくは該第2管状部材の周壁である第2周壁に設けられ、前記イオン化室に挿入されたヒーティングガス流出口と、を有するヒーティングガスノズルと、
前記周壁よりも内側、該周壁の内部又は該周壁の周囲に設けられたヒータと
を備える。
第1項に係るイオン分析装置によれば、管状部材の両端壁のいずれか若しくは双方又は周壁(側壁)に複数個設けられているヒーティングガス流入口からそれぞれヒーティングガスを流入させることにより、管状部材内にヒーティングガスの乱流が形成される。このように乱流が形成されると、管状部材内をガスがスムーズに流れる場合よりも、ヒータからヒーティングガスへの熱の伝達効率が高くなる。そのため、ヒータを小型化することができ、それに伴って管状部材を短くすることができるため、イオン化室からヒーティングガスノズルが突出する長さを短くすることができる。これにより、イオン分析装置の設置に要する空間を小さくすることができる。
なお、管状部材の両端部のうち、ヒーティングガス流入口、ヒーティングガス流出口及び第2管状部材のいずれもが設けられていない端部は、端壁によって閉鎖されている。ヒーティングガス流入口は、管状部材の両端壁のみに設けられていてもよいし、周壁のみに設けられていてもよく、両端壁のいずれか一方に1個と周壁に1個ずつ設けられていてもよい。また、ヒーティングガス流入口は、両端壁のいずれか若しくは双方又は周壁に3個以上設けられていてもよい。ヒーティングガス流出口が管状部材の周壁に設けられている場合には、管状部材を少なくとも一方の端部からヒーティングガス流出口の位置までイオン化室に挿入する。同様に、ヒーティングガス流出口が第2管状部材の周壁に設けられている場合には、第2管状部材を少なくとも前記他端からヒーティングガス流出口の位置までイオン化室に挿入する。
(第2項)
第2項に係るイオン分析装置は、第1項に係るイオン分析装置において、前記ヒーティングガス流出口は、前記管状部材の長手方向とは異なる方向に延びる前記第2管状部材に設けられている。
第2項に係るイオン分析装置によれば、管状部材の長手方向とは異なる方向に延びる第2管状部材は、ヒータを設ける必要がないことから管状部材よりも短くすることができる。このような第2管状部材に設けられたヒーティングガス流出口をイオン化室に挿入することにより、管状部材の一端に設けられたヒーティングガス流出口がイオン化室に挿入されている従来のイオン分析装置よりも、イオン化室からヒーティングガスノズルが突出する長さを短くすることができる。これにより、イオン分析装置の設置に要する空間を小さくすることができる。
(第3項)
第3項に係るイオン分析装置は、第2項に係るイオン分析装置において、
前記第2管状部材は前記管状部材の周壁に接続されており、
前記管状部材と前記第2管状部材の接続部よりも該管状部材の長手方向の一方の側に前記複数のヒーティングガス流入口のうちの一部のものが設けられ、該長手方向の他方の側に該複数のヒーティングガス流入口のうちの他のものが設けられている。
第3項に係るイオン分析装置によれば、複数のヒーティングガス流入口が、管状部材と第2管状部材の接続部から見て管状部材の長手方向の両側に分かれて設けられているため、複数のヒーティングガス流入口が接続部から見て管状部材の長手方向の一方の側にのみに設けられている場合よりも、各ヒーティングガス流入口とヒーティングガス流出口との間の流路の長さが均一に近くなる。そのため、ヒーティングガスを効率よく加熱することができる。
(第4項)
第4項に係るイオン分析装置は、第3項に係るイオン分析装置において、前記接続部は、前記管状部材を長手方向に等分割した3つの領域のうち中央の領域に設けられ、前記複数のヒーティングガス流入口のうちの一部のものが該3つの領域のうち一方の端側の領域に設けられ、該複数のヒーティングガス流入口のうちの他のものが該3つの領域のうち他方の端側の領域に設けられている。
第4項に係るイオン分析装置によれば、各ヒーティングガス流入口とヒーティングガス流出口との間の流路の長さがより均一に近くなるため、ヒーティングガスをより効率よく加熱することができる。
(第5項)
第5項に係るイオン分析装置は、
イオン化室と、
両端壁及び周壁を有する管状部材と、前記両端壁のいずれか又は前記周壁に設けられたヒーティングガス流入口と、前記両端壁のいずれか又は前記周壁に一端が接続され、前記管状部材の長手方向とは異なる方向に延びる第2管状部材と、前記第2管状部材の他端又は該第2管状部材の周壁である第2周壁に設けられ、前記イオン化室に挿入されたヒーティングガス流出口と、を有するヒーティングガスノズルと、
前記周壁よりも内側、該周壁の内部又は該周壁の周囲に設けられたヒータと
を備える。
第5項に係るイオン分析装置によれば、管状部材の長手方向とは異なる方向に延びる第2管状部材に設けられたヒーティングガス流出口がイオン化室に挿入されている。第2管状部材は、ヒータを設ける必要がないため、管状部材よりも短くすることができる。そのため、管状部材の一端に設けられたヒーティングガス流出口がイオン化室に挿入されている従来のイオン分析装置よりも、イオン化室からヒーティングガスノズルが突出する長さを短くすることができる。これにより、イオン分析装置の設置に要する空間を小さくすることができる。
第5項に係るイオン分析装置では、ヒーティングガス流入口は前記両端壁のいずれか又は前記周壁に少なくとも1個設ければよい(なお、第5項に係るイオン分析装置においてヒーティングガス流入口を前記両端壁のいずれか若しくは双方又は前記周壁に複数個設けたものは、第2項に係るイオン分析装置と同じ構成となる)。
10…質量分析装置(イオン分析装置)
11…イオン化室
110…イオン化室の壁
112…キャピラリ
12…第1中間真空室
121…イオンガイド
123…スキマー
13…第2中間真空室
14…分析室
141…四重極マスフィルタ
142…イオン検出器
15…イオン化プローブ
151…キャピラリ
152…ネブライザガスノズル
153…ガスボンベ
20…ヒーティングガスノズル
21、91…管状部材
211…周壁
212…両端壁
2121、2122…端壁
2123…突起
221、222、223、224、92…ヒーティングガス流入口
23…第2管状部材
231…接続
32…第2管状部材の周壁
233…第2管状部材の端壁
234…屈曲部
24、94…ヒーティングガス流出口
25、95…ヒータ
251…芯材
26…ガスボンベ
30…液体クロマトグラフ
31…移動相容器
32…ポンプ
33…インジェクタ
34…カラム
35…オートサンプラ

Claims (5)

  1. イオン化室と、
    前記イオン化室内に液体試料を噴霧する試料噴霧ノズルと、
    両端壁及び周壁を有する管状部材と、前記両端壁のいずれか若しくは双方又は前記周壁に設けられた、前記管状部材内にヒーティングガスを流入させる複数のヒーティングガス流入口と、前記両端壁若しくは前記周壁のいずれかに直接、又は前記両端壁のいずれか若しくは前記周壁に一端が接続された第2管状部材の他端若しくは該第2管状部材の周壁である第2周壁に設けられ、前記イオン化室に挿入された、前記試料噴霧ノズルから前記液体試料が噴霧された前記イオン化室内の領域に前記ヒーティングガスを流出させるヒーティングガス流出口と、を有するヒーティングガスノズルと、
    前記周壁よりも内側、該周壁の内部又は該周壁の周囲に設けられたヒータと
    を備えるイオン分析装置。
  2. イオン化室と、
    両端壁及び周壁を有する管状部材と、前記両端壁のいずれか若しくは双方又は前記周壁に設けられた複数のヒーティングガス流入口と、前記両端壁若しくは前記周壁のいずれかに直接、又は前記両端壁のいずれか若しくは前記周壁に一端が接続された第2管状部材の他端若しくは該第2管状部材の周壁である第2周壁に設けられ、前記管状部材の長手方向とは異なる方向に延びる前記第2管状部材に設けられている、前記イオン化室に挿入されたヒーティングガス流出口と、を有するヒーティングガスノズルと、
    前記周壁よりも内側、該周壁の内部又は該周壁の周囲に設けられたヒータと
    を備えるイオン分析装置。
  3. 前記第2管状部材は前記周壁に接続されており、
    前記管状部材と前記第2管状部材の接続部よりも該管状部材の長手方向の一方の側に前記複数のヒーティングガス流入口のうちの一部のものが設けられ、該長手方向の他方の側に該複数のヒーティングガス流入口のうちの他のものが設けられている、
    請求項2に記載のイオン分析装置。
  4. 前記接続部は、前記管状部材を長手方向に等分割した3つの領域のうち中央の領域に設けられ、
    前記複数のヒーティングガス流入口のうちの一部のものが該3つの領域のうち一方の端側の領域に設けられ、
    該複数のヒーティングガス流入口のうちの他のものが該3つの領域のうち他方の端側の領域に設けられている、
    請求項3に記載のイオン分析装置。
  5. イオン化室と、
    両端壁及び周壁を有する管状部材と、前記両端壁のいずれか又は前記周壁に設けられたヒーティングガス流入口と、前記両端壁のいずれか又は前記周壁に一端が接続され、前記管状部材の長手方向とは異なる方向に延びる第2管状部材と、前記第2管状部材の他端又は該第2管状部材の周壁である第2周壁に設けられ、前記イオン化室に挿入されたヒーティングガス流出口と、を有するヒーティングガスノズルと、
    前記周壁よりも内側、該周壁の内部又は該周壁の周囲に設けられたヒータと
    を備えるイオン分析装置。
JP2019220232A 2019-12-05 2019-12-05 イオン分析装置 Active JP7327130B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019220232A JP7327130B2 (ja) 2019-12-05 2019-12-05 イオン分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019220232A JP7327130B2 (ja) 2019-12-05 2019-12-05 イオン分析装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021089227A JP2021089227A (ja) 2021-06-10
JP2021089227A5 JP2021089227A5 (ja) 2022-04-15
JP7327130B2 true JP7327130B2 (ja) 2023-08-16

Family

ID=76220079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019220232A Active JP7327130B2 (ja) 2019-12-05 2019-12-05 イオン分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7327130B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023162203A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 株式会社島津製作所 質量分析装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000055880A (ja) 1998-08-06 2000-02-25 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフ質量分析装置
JP2002015697A (ja) 2000-06-30 2002-01-18 Jeol Ltd エレクトロスプレー・イオン源
WO2012105414A1 (ja) 2011-02-03 2012-08-09 Jnc株式会社 ガス過熱器および過熱器連結体
JP2015049077A (ja) 2013-08-30 2015-03-16 株式会社島津製作所 イオン化プローブ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2633974B2 (ja) * 1990-04-18 1997-07-23 株式会社日立製作所 試料のイオン化および質量分析のための装置
US5412208A (en) * 1994-01-13 1995-05-02 Mds Health Group Limited Ion spray with intersecting flow

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000055880A (ja) 1998-08-06 2000-02-25 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフ質量分析装置
JP2002015697A (ja) 2000-06-30 2002-01-18 Jeol Ltd エレクトロスプレー・イオン源
WO2012105414A1 (ja) 2011-02-03 2012-08-09 Jnc株式会社 ガス過熱器および過熱器連結体
JP2015049077A (ja) 2013-08-30 2015-03-16 株式会社島津製作所 イオン化プローブ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021089227A (ja) 2021-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5985688B2 (ja) 大気圧化学イオン化に使用する単純操作モードと多重操作モードのイオン源
US7960711B1 (en) Field-free electrospray nebulizer
JP4234441B2 (ja) 検体のイオン化方法及び装置並びに供用イオン源プローブ
Manisali et al. Electrospray ionization source geometry for mass spectrometry: past, present, and future
JP5016191B2 (ja) 多モードイオン化源、およびこれを用いてイオンを生じる方法ならびに多モードイオン化質量分析計
CA2714287C (en) Ion source vessel and methods
US6593568B1 (en) Atmospheric pressure ion sources
JPH09190795A (ja) エレクトロスプレー、大気圧化学的イオン化質量分析計およびイオン発生源
EP2260503A2 (en) Ion sources for improved ionization
JP5589750B2 (ja) 質量分析装置用イオン化装置及び該イオン化装置を備える質量分析装置
WO2007032088A1 (ja) 質量分析装置
JP4415490B2 (ja) 液体クロマトグラフ質量分析装置
WO2014121107A1 (en) Improving ion transmission into a mass spectrometer
WO2003046543A1 (fr) Spectrometre de masse a ionisation a la pression atmospherique
JP7327130B2 (ja) イオン分析装置
WO2018100612A1 (ja) イオン化装置及び質量分析装置
CN111052302B (zh) 具有不对称喷雾的apci离子源
US11049711B2 (en) Ion source for mass spectrometer
JP2013254752A (ja) 液体クロマトグラフ質量分析装置
JP7306575B2 (ja) イオン化装置及び質量分析装置
JP2000055880A (ja) 液体クロマトグラフ質量分析装置
US20230260774A1 (en) Ion analyzer
JPH11108894A (ja) Lc/msインタフェイス
JP3978184B2 (ja) 大気圧イオン化質量分析装置
JP3166867U (ja) 液体クロマトグラフ質量分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230717

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7327130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151