JP7325580B2 - 光アド/ドロップ多重化分岐部、通信システムおよび信号伝送方法 - Google Patents

光アド/ドロップ多重化分岐部、通信システムおよび信号伝送方法 Download PDF

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Description

本願は、海底通信技術分野に関し、特に光アド/ドロップ多重化分岐部、通信システムおよび信号伝送方法に関する。
海底光ファイバー通信システムにおける信号伝送路は、バックボーン回線および分岐回線を含み、ここで、バックボーン回線は、地上に位置する2つの基幹回線端局間の信号伝送路を意味し、分岐回線は、地上に位置する基幹回線端局と分岐回線端局との間の信号伝送路を意味し、図1に示すように、目標端局に伝送される処理後の信号を取得するために、光アド/ドロップ多重化分岐部(Optical Add/Drop multiplexer Branching Unit、OADM BU)で各端局から出力される信号を分離又は合波処理する必要があり、ここで、端局Aおよび端局Bは、基幹回線端局であり、端局Aと端局Bとの間の信号伝送路は、バックボーン回線であり、端局Cは、分岐回線端局であり、OADM BUと端局Cとの間の信号伝送路は、分岐回線である。
図2は、端局Aから端局Bに信号を伝送する模式図であり、各端局への伝送信号は、
4種類に分けられることができ、図2に示すように、それぞれは、横線で充填した長方形で模式的に示すバックボーン回線端局からバックボーン回線端局までの通信トラヒックを担持するExpress(パススルー)信号、右上から左下への斜線で充填した長方形で模式的に示すバックボーン回線から分岐回線までの通信トラヒックを担持するDrop(ドロップ)信号、斜交格子で充填した長方形で模式的に示す分岐回線からバックボーン回線までの通信トラヒックを担持するAdd(挿入)信号、および、黒色長方形で模式的に示すLoading(ローディング)信号であり、Loading信号は、バックボーン回線および分岐回線端局から送信されるローディング信号であり、ローディング信号は、パワーのバランスを取るための信号であり、トラヒックを担持せず、ノイズ光であってもよいし、連続光などであってもよい。通常、Drop信号とAdd信号とのキャリア波長は、同じである。
図2に示すように、端局Aから出力される信号は、入力インタフェースを介してOADM BUに進入してから1つの分波器(Splitter)によって2つに分割され、1つは、分岐回線にダウンロードされ、端局CによってDrop信号の受信および復元が完了され、もう1つは、1つの帯域阻止フィルタ(Band Block Filter、BBF)によってダウンロード信号が遮断され、残ったパススルー信号と分岐Add信号とがカプラー(Coupler)によって合波されてから出力インタフェースから出力されて端局Bに送信される。分岐回線に中継器が適用されている場合、中継器の入力パワーのバランスを取るために、Add信号と共にLoading信号も入力され、Loading信号は、挿入信号の伝播方向で帯域通過フィルタ(Band Pass Filter、BPF)によってフィルタリングされ、帯域通過フィルタを通過したAdd信号は、パススルー信号と合波されて出力される。
図2に示すように、バックボーン回線の1つのファイバーペアに対して、2つの対応するファイバーペアを分岐回線に配置する必要があり、その1つのファイバーペアは、OADM BUを介して端局Aから端局Cへの信号ダウンロード(Drop)および信号アップロード(Add)を完了し、もう1つのファイバーペアは、OADM BUを介して端局Bから端局Cへの信号ダウンロード(Drop)および信号アップロード(Add)を完了する。すなわち、端局Aおよび端局Bと端局Cとの双方向通信を同時にサポートするに必要なバックボーン回線のファイバーペアについて、対応的に、バックボーン回線のフ
ァイバーペアの数の2倍になる量のファイバーペアを分岐回線に配置する必要がある。分岐回線のファイバーペアの数を倍にすると、一方では、コストが大幅に増加し、他方では、分岐回線に必要なファイバーペアの数が、従来の海底ケーブルおよび水中光中継器に収容可能なファイバーペアの最大数(例えば、従来の海底ケーブルシステムにおいて、最大で16ファイバーペアをサポート可能)を超える可能性があるので、分岐回線には付帯の水中製品がない。
また、図2に示されたOADM BUには、情報伝送の安全性の問題もある。図2に示すように、端局Aと端局Bとの間の通信情報を携帯するパススルー信号は、ダウンロード信号と共に端局Cにダウンロードされてしまい、その結果、端局Cから端局Aと端局Bとの間の通信情報を傍受することができるため、盗聴の防御ができなくてしまう。
図3は、1つだけのファイバーペアを分岐回線に用いて端局Aおよび端局Bと端局Cとの双方向通信を同時にサポートする信号伝送の概略図である。トラヒック帯域幅は、端局Aと端局Cとの間の通信トラヒック、端局Aと端局Bとの間の通信トラヒック、端局Bと端局Cとの間の通信トラヒックを担持するように、それぞれa、B、cという3つのサブバンドに分割される。端局Bから出力される光信号a、B、cは、当該OADM BUノードに進入してからフィルタB(サブバンドBを遮断するためのもの)およびフィルタA(サブバンドaを遮断するためのもの)によってトラヒックサブバンドaおよびBがそれぞれ遮断されて、端局Cに送信されるサブバンドcが分離される。しかし、端局Aから出力される信号a、B、cは、当該OADM BUノードに進入してからフィルタCによってサブバンドcが遮断され、端局Cに送信されるサブバンドaおよび目標端局が端局BとなるサブバンドBが残留され、1つの合波器Aによってサブバンドcと合波された後、分岐回線の下り(Drop)光ファイバーAに進入し、2つの基幹回線端局のトラヒックを1本の光ファイバーで分岐回線端局に伝送することを実現することができる。逆方向としての端局Cから端局Aおよび端局Bへの伝送プロセスは、下記のとおりである。分岐回線の上り(Add)光ファイバーBによって出力される光信号a、B、cは、フィルタBを通過してサブバンドBが遮断されて、端局Bに送信されるサブバンドaおよび端局Aに送信されるサブバンドcが分離され、合波器Bによって、端局Aからのバックボーン回線の光ファイバーにおけるフィルタCおよびフィルタD(サブバンドaおよびサブバンドcを遮断するためのもの)によってフィルティングされたサブバンドBと合波された後、一緒に端局Bおよび端局Aに送信され、ここで、端局Aに送信される信号は、再度フィルタBを通過してサブバンドBが遮断されて、サブバンドaおよびcが分離され、合波器Cによって端局BからのサブバンドBと合波された後一緒に端局Aに送信され、それにより、分岐回線が1本の光ファイバーを介して分岐回線端局から2つの基幹回線端局への信号伝送を完了することを実現した。
海底ケーブル通信システムでは、光中継器は、一定の励起電流モードで動作し、通常、極端な飽和動作状態にあるため、入力電力が所定の範囲内で変動しても出力電力は一定に保たれ、一定の自己回復能力を示すが、これにより、中継器に入力されるチャネル/波長数が減少されると、残りの波長の出力パワーが増加するため、非線形伝送という代償が発生する可能性があるという問題があった。図3に示すような信号伝送プロセスでは、中継器の単一波出力電力のバランスを取るために、非目標端局のトラヒックサブバンドを有用なトラヒックサブバンドと合波して、1つの完全な帯域幅のトラヒック信号を構成して一緒に目標端局に送信し、具体的には、バックボーン回線トラヒック(Bサブバンドが携帯するトラヒック)を分岐回線トラヒック(aおよびc)と共に分岐回線端局に送信するため、分岐回線端局がバックボーン回線信号を受信できる。分岐回線端局にフィルタ機器を配置して、受信しようとする信号を分離することができても、端局機器を交換する難易度が低いため、バックボーン回線で伝送される信号が盗聴されるリスクが依然として存在する。同様に、基幹回線端局が受信するのは、バックボーン回線トラヒック(B
たはB)だけでなく、分岐回線トラヒック(aおよびc)もあるのため、分岐信号も基幹回線端局に傍受されるリスクがある。
端局間の傍受リスクを回避するために、2台の双方向通信端局間での順方向伝送(上り)および逆方向伝送(下り)に同一のトラヒック波長を用いる場合に比べて、基幹回線端局と分岐回線端局との間の通信に用いられる上りトラヒック信号および下りトラヒック信号をそれぞれ異なる波長/サブバンドに担持させることができる。図4に示すような端局間の信号の伝送プロセスの概略図のように、端局の伝送スペクトルは、X、Y、Zという3つのサブバンドに分割され、ここで、サブバンドY(YおよびY)は、端局Aと端局Bとの間の通信トラヒックのみを担持するために用いられ、かつ、そのうちの一部のみを担持し、残りの通信トラヒックは、サブバンドXまたはZ(西から東へのX、東から西へのZ)に担持される。同時に、サブバンドZおよびZは、さらに、端局Aと端局Cとの間の上りトラヒック信号および端局Bと端局Cとの間の下りトラヒック信号をそれぞれ担持するために用いられ、サブバンドXおよびXは、端局Aと端局Cとの間の下りトラヒック信号および端局Bと端局Cとの間の上りトラヒック信号をそれぞれ担持するために用いられる。サブバンドX及びサブバンドZのスペクトル幅を同じものに設定する必要があるが、波長の開始点位置が異なる。サブバンドYは、端局Cから送信されるローディング信号であり、分岐回線のパワーのバランスを取るために用いられ、トラヒックを担持しない。
サブバンドトラヒックに上記配置を採用した後、端局Aおよび端局Bから端局Cに送信されるトラヒック信号は、異なるサブバンドにそれぞれロードされるため、OADM BUの内部でローディング信号としてのサブバンドYと波長多重化された後、分岐回線上の同一の光ファイバーで伝送されることができる。また、端局Aから端局Cに送信される分岐回線トラヒック信号を(例えば、Z)ダウンロードした後、当該分岐回線トラヒック信号を担持しているサブバンド(Z)は、端局Cから端局Bに送信される挿入信号を担持するために再度用いられれるため、新たに担持された信号も、バックボーン回線で伝送されるスルー信号(例えば、X+Y)と波長が衝突することがない。このように、分岐回線にバックボーン回線のファイバーペアの数と一致している数のファイバーペアを使用して、端局Aおよび端局Bと同時に端局Cとの双方向通信を実現し、かつ、トラヒック信号は、非目標端局に送信されず、情報伝送の安全性を保証することができる。
しかしながら、図4に示すような信号伝送方式では、同一端局の上りトラヒックと下りトラヒックを異なるサブバンドにロードすることにより、システム構成やネットワーク管理の複雑性が増加され、特にOADM/ROADMのカスケード接続が複数存在するようなシーンでは、システム構成やネットワーク管理がより複雑になる。
本願は、光アド/ドロップ多重化分岐部、通信システムおよび信号伝送方法を提供して、分岐回線端局のファイバーペアの数を減少させる上で、端局から出力されるトラヒック信号が目標端局のみによって受信されることを保証することができる。
第1の態様では、本願の実施例に係る通信システムは、2つの基幹回線端局および少なくとも1つの分岐回線端局を含む複数の端局を含み、
2つの前記基幹回線端局の間及び前記少なくとも1つの分岐回線端局と前記2つの基幹回線端局との間ではトラヒック信号が伝送され、
前記複数の端局の各端局から出力される合波信号が、対応する光アド/ドロップ多重化分岐部によって処理されて、相手端局へ伝送される処理後の合波信号が取得され、
前記各端局から出力される合波信号は、異なるサブバンドに担持される複数のトラヒック信号を含み、
前記光アド/ドロップ多重化分岐部は、複数の分波器と、複数のフィルタと、複数の合波器と、を含み、前記複数の分波器、前記複数のフィルタおよび前記複数の合波器によって処理されて得られた前記処理後の合波信号の各々は、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号を含み、前記目標トラヒック信号と前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、異なるサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、同じサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号の伝送方向は逆であり、
前記目標トラヒック信号は、前記処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致するトラヒック信号を意味し、
前記非目標トラヒック信号とは、処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致しないトラヒック信号を意味する。
一実現形態では、前記各端局から出力される合波信号は、前記合波信号における前記複数のトラヒック信号の光パワーのバランスを取るためのローディング信号をさらに含む。
一実現形態では、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号の光パワースペクトル密度の合計は、前記目標トラヒック信号の光パワースペクトル密度と等しい。
一実現形態では、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号の光パワーは等しい。
一実現形態では、少なくとも1つの前記サブバンドは、第1の目標サブバンドに対応する余分な信号を担持するためのアイドルサブバンドを含み、前記余分な信号は、前記第1の目標サブバンドの帯域幅を超えたトラヒック信号を意味する。
一実現形態では、前記アイドルサブバンドと前記第1の目標サブバンドとは、隣接するかまたは互いに間隔を空ける。
一実現形態では、前記少なくとも1つの分岐回線端局が1つの前記基幹回線端局のみと通信する場合、前記サブバンドは、前記少なくとも1つの分岐回線端局と1つの前記基幹回線端局との間で伝送されるトラヒック信号、および前記2つの基幹回線端局の間で伝送されるトラヒック信号に基づいて分割され、
前記少なくとも1つの分岐回線端局と1つの前記基幹回線端局との間で伝送されるトラヒック信号、および2つの前記基幹回線端局の間で伝送されるトラヒック信号は、異なる前記サブバンドに担持される。
一実現形態では、前記複数のフフィルタには、再構築可能な波長遮断器が採用される。
一実現形態では、前記複数のフィルタには、パラメータの同じまたは異なる帯域阻止フィルタが採用されるか、又は、前記複数のフィルタには、帯域阻止フィルタと帯域通過フィルタとの組み合わせが採用され、各フィルタのパラメータは、同じであるか又は異なる。
第2の態様では、本願の実施例に係る通信システムは、2つの基幹回線端局および少なくとも1つの分岐回線端局を含む複数の端局を含み、
2つの前記基幹回線端局の間及び前記少なくとも1つの分岐回線端局と2つの基幹回線端局との間ではトラヒック信号が伝送され、
複数の端局の各端局から出力される合波信号が、対応する光アド/ドロップ多重化分岐部によって処理されて、相手端局へ伝送される処理後の合波信号が取得され、
各端局から出力される合波信号は、異なるサブバンドに担持される複数のトラヒック信号を含み、
光アド/ドロップ多重化分岐部は、合波信号に対して分波およびフィルタリングを行うための複数の波長選択スイッチと、複数の合波器と、を含み、複数の波長選択スイッチおよび複数の合波器によって処理されて得られた処理後の合波信号の各々は、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号を含み、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、異なるサブバンドに担持され、少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、同じサブバンドに担持され、少なくとも2つの非目標トラヒック信号の伝送方向は逆であり、
目標トラヒック信号は、処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と処理後の合波信号を受信する端局とが一致するトラヒック信号を意味し、
非目標トラヒック信号とは、処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と処理後の合波信号を受信する端局とが一致しないトラヒック信号を意味する。
第3の態様では、本願の実施例に係る光アド/ドロップ多重化分岐部は、複数の分波器と、複数のフィルタと、複数の合波器と、を含み、
前記複数の分波器は、それぞれ対応する端局の信号出力インタフェースに接続され、
前記複数の合波器は、それぞれ対応する端局の信号入力インタフェースに接続され、
前記光アド/ドロップ多重化分岐部に入力された合波信号が前記複数の分波器、前記複数のフィルタおよび前記複数の合波器によって処理されて得られた処理後の合波信号は、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号を含み、前記目標トラヒック信号と前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、異なるサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、同じサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号の伝送方向は逆であり、
前記目標トラヒック信号は、前記処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致するトラヒック信号を意味し、
前記非目標トラヒック信号は、前記処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致しないトラヒック信号を意味する。
第4の態様では、本願の実施例に係る光アド/ドロップ多重化分岐部は、複数の波長選択スイッチと、複数の合波器と、を含み、
複数の波長選択スイッチの入力端は、それぞれ対応する端局の信号出力インタフェースに接続され、
複数の波長選択スイッチの出力端は、複数の合波器の入力端にそれぞれ接続され、
複数の合波器の出力端は、それぞれ対応する端局の信号入力インタフェースに接続され、
波長選択スイッチは、合波信号に対して分波およびフィルタリングを行うために用いられ、
光アド/ドロップ多重化分岐部に入力された合波信号が複数の波長選択スイッチおよび複数の合波器によって処理されて得られた処理後の合波信号は、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号を含み、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、異なるサブバンドに担持され、少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、同じサブバンドに担持され、少なくとも2つの非目標トラヒック信号の伝送方向は逆であり、
目標トラヒック信号は、処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と処理後の合波信号を受信する端局とが一致するトラヒック信号を意味し、
非目標トラヒック信号は、処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と処理後の合波信号を受信する端局とが一致しないトラヒック信号を意味する。
第5の態様では、本願の実施例に係る、第1の態様または第2の態様における通信シス
テムに適用される信号伝送方法は、
前記端局によって総帯域幅を指定された数のサブバンドに分割するステップと、
前記端局が、出力しようとするトラヒック信号およびローディング信号を異なる前記サブバンドに担持させて合波信号を得るステップと、
前記光アド/ドロップ多重化分岐部が前記合波信号を処理して、処理後の合波信号を得るステップと、
前記光アド/ドロップ多重化分岐部が前記処理後の合波信号を前記端局の相手端局にそれぞれ送信するステップと、を含む。
上記から分かるように、本願は、通信システム、光アド/ドロップ多重化分岐部および信号伝送方法を提供し、バックボーン回線と分岐回線に同じ数のファイバーペアを使用することをサポートするために、光アド/ドロップ多重化分岐部によって各端局から出力される異なるサブバンドに担持されているトラヒック信号を処理することができる。また、光アド/ドロップ多重化分岐部の処理によって得られた処理後の合波信号内の目標トラヒック信号と非目標トラヒック信号は、異なるサブバンドに担持され、各非目標トラヒック信号は、同じサブバンドに担持され、それにより、当該サブバンドに同一周波数のクロストークが形成され、当該処理後の合波信号を受信する端局がそれぞれの非目標トラヒック信号からトラヒック情報を取得することができないため、各端局間でのトラヒック情報伝送の安全性を保証する。
以下、本願の技術的構成をより明確に説明するために、実施例の説明に必要な図面を簡単に紹介し、当業者であれば、創造的な労働を付与することなく、添付図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
本願に係る既存の海底光ファイバー通信システムの概略構造図である。 本願に係る既存の端局Aから端局Bへの信号伝送の概略図である。 本願に係る既存の分岐回線にファイバーペアを1つのみ用いて、端局Aおよび端局Bが端局Cと双方向通信を行うことを同時にサポートする信号伝送の概略図である。 本願に係る既存の端局Aおよび端局Bが端局Cと双方向通信を行う信号伝送の概略図である。 本願の実施例に係る通信システムの概略構造図である。 本願の実施例に係る通信システムにおける信号伝送の概略図である。 本願の実施例に係る初期サブバンドの概略構造図である。 本願の実施例に係るサブバンドの再構築後の概略構造図である。 本願の実施例に係るサブバンドの再構築後の概略構造図である。 本願の実施例に係る通信システムにおける信号伝送の概略図である。 本願の実施例に係る通信システムにおける信号伝送の概略図である。 本願の実施例に係る通信システムにおける信号伝送の概略図である。
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら本発明の実施例に係る技術的構成を明確かつ完全に説明し、説明される実施例は、すべての実施例ではなく、本発明の実施例の一部にすぎない。本発明に係る実施例に基づき、当業者が創造的な労働の付与無しで得た他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
図5は、本願の実施例係る通信システムの概略構造図であり、当該通信システムは、海底光ファイバー通信に適用されてもよく、他の通信シーンに適用されてもよいが、ここでは一々列挙しない。図5に示すように、当該通信システムは、第1の基幹回線端局1と、
第2の基幹回線端局2と、N個の分岐回線端局3と、M個のカスケード接続された光アド/ドロップ多重化分岐部4と、を含み、ここで、N=Mである。第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間の信号伝送路がバックボーン回線であり、M個のカスケード接続された光アド/ドロップ多重化分岐部4とN個の分岐回線端局3との間の信号伝送路が分岐回線であり、第1の基幹回線端局1、第2の基幹回線端局2およびN個の分岐回線端局3から出力される信号をいずれもM個のカスケード接続された光アド/ドロップ多重化分岐部4における対応する光アド/ドロップ多重化分岐部を経由させて処理後の信号を取得して目標端局に送信する。
図6を例として、図5における各端局間で伝送される信号について説明し、図6に示すように、当該通信システムは、第1の基幹回線端局1と、第2の基幹回線端局2と、分岐回線端局3(図5におけるN個の分岐回線端局のうちのいずれか1つであることができる)と、光アド/ドロップ多重化分岐部4(図5におけるM個の光アド/ドロップ多重化分岐部のうちのいずれか1つであることができる)と、を含み、本実施例では、各端局間のトラヒック信号が信号伝送方向と対応関係を持つと限定し、信号伝送方向は、1つの端局からもう1つの端局への信号の出力で説明することができ、図6に示すように(図中の矢印は、信号の伝送方向を示す)、第1の基幹回線端局1から第2の基幹回線端局2に出力されるトラヒック信号は、第1のトラヒック信号A1(以下、A1と称する)であり、第1の基幹回線端局1から分岐回線端局3に出力されるトラヒック信号は、第2のトラヒック信号A2(以下、A2と称する)であり、第2の基幹回線端局2から第1の基幹回線端局1に出力されるトラヒック信号は、第3のトラヒック信号B1(以下、B1と称する)であり、第2の基幹回線端局2から分岐回線端局3に出力されるトラヒック信号は、第4のトラヒック信号B2であり(以下、B2と称する)、分岐回線端局3から第1の基幹回線端局1に出力されるトラヒック信号は、第5のトラヒック信号C1であり(以下、C1と称する)、分岐回線端局から第2の基幹回線端局2に出力されるトラヒック信号は、第6のトラヒック信号C2(以下、C2と称する)である。
(実施例1)
本実施例では、図6に示すような海底光ファイバー通信システムにおいて、分岐回線端局3は、第1の基幹回線端局1及び第2の基幹回線端局2とそれぞれ信号伝送を行う。
各端局がトラヒック信号を出力する前に、まずトラヒック信号を対応する周波数帯域にロードする必要があるので、端局は、まず所定の帯域幅の割り当て率に従って、総帯域幅を3つのサブバンド(第1のサブバンド、第2のサブバンド、第3のサブバンド)に分割する。例示的には、第1のサブバンドは、第1の基幹回線端局1と分岐回線端局3との間で伝送される信号(A2およびC1)を担持するために用いられ、第2のサブバンドは、第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間で伝送される信号(A1およびB1)を担持するために用いられ、第3のサブバンドは、第2の基幹回線端局2と分岐回線端局3との間で伝送される信号(B2およびC2)を担持するために用いられる。つまり、各サブバンドは、互いに目標端局となる2つの端局間のトラヒック信号を担持する。上記サブバンドとトラヒック信号との担持関係に基づいて、第1の基幹回線端局1から出力される第1の合波信号は、第1のサブバンドに担持されるA2と、第2のサブバンドに担持されるA1と、第3のサブバンドに担持されかつ光パワーのバランスを取るための第1のローディング信号L1(以下、L1と称する)と、を含み、第2の基幹回線端局2から出力される第2の合波信号は、第1のサブバンドに担持され且つ光パワーのバランスを取るための第2のローディング信号L2(以下、L2と称する)と、第2のサブバンドに担持されるB1と、第3のサブバンドに担持されるB2と、を含み、分岐回線端局3から出力される第3の合波信号は、第1のサブバンドに担持されるC1と、第2のサブバンドに担持され且つ光パワーのバランスを取るための第3のローディング信号L3(以下、L3と称する)と、第3のサブバンドに担持されるC2と、を含む。図6に示すように、第1の
合波信号、第2の合波信号および第3の合波信号が光アド/ドロップ多重化分岐部4によって処理されて、第1の基幹回線端局1に伝送される第4の合波信号、第2の基幹回線端局2に伝送される第5の合波信号、および分岐回線端局3に伝送される第6の合波信号が得られる。第4の合波信号、第5の合波信号および第6の合波信号は、いずれも目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号からなるものであり、目標トラヒック信号は、目標端局と受信端局とが一致するトラヒック信号を意味し、非目標トラヒック信号は、目標端局と受信端局とが一致していないトラヒック信号を意味する。ここで、光アド/ドロップ多重化分岐部4におけるフィルタは、第1の合波信号、第2の合波信号および第3の合波信号におけるローディング信号が担持されているサブバンドのみを遮断し、すなわちローディング信号のみをフィルタリングし、各トラヒック信号を完全に保留することができ、それにより完全な目標トラヒック信号を保留し、後続の非目標トラヒック信号間のクロストーク処理のために基礎を定める。具体的には、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号が満たすべき条件は下記の通りである。すなわち、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、異なるサブバンドに担持され、かつ、当該少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、全て同一サブバンドに担持されるという条件である。このように、同一サブバンドに位置する少なくとも2つの非目標トラヒック信号の間に同一周波数のクロストークを発生して、当該サブバンドにはトラヒック情報の復元が困難なスクランブル信号が形成される。
これにより、分岐回線端局3のファイバーペアの数と基幹回線端局のファイバーペアの数とが一致することを保証できるだけでなく、ファイバーペアの数を増やすことなくトラヒック信号の伝送を完了することができる。また、各端局が受信する合波信号において、非目標トラヒック信号同士が互いにクロストークするため、スクランブル信号が形成され、これにより、各端局は、非目標トラヒック信号に担持されているトラヒック情報を取得することができず、目標トラヒック信号に担持されているトラヒック情報のみを取得することができ、それにより、トラヒック信号の伝送安全性を保証して、非目標端局(伝送されるトラヒック信号の目標端局ではない端局)に対する各端局の監視を防止することができる。
例示的には、端局間で伝送されるトラヒックセマフォ(基幹回線端局間のトラヒックセマフォが多く、基幹回線端局と分岐回線端局との間のトラヒックセマフォが少ない)に従ってサブバンドを分割してもよく、基幹回線端局間で伝送されるトラヒック信号に広いサブバンドを割り当て、基幹回線端局と分岐回線端局との間で伝送されるトラヒック信号に狭いサブバンドを割り当てる。総帯域幅が周波数帯域0~15に対応し、ここで、第1のサブバンドが周波数帯域0~3に対応し、第2のサブバンドが周波数帯域3~12に対応し、第3のサブバンドが周波数帯域12~15に対応し、3つのサブバンドの波長範囲が異なると仮定する。
図6に示すように、光アド/ドロップ多重化分岐部4は、第1の分波器(splitter)411と、第1のフィルタ412と、第2のフィルタ413と、第1の合波器414と、第2の分波器421と、第3のフィルタ422と、第4のフィルタ423と、第2の合波器424と、第3の分波器431と、第5のフィルタ432と、第6のフィルタ433と、第3の合波器434と、を含む。
第1の分波器411、第2の分波器421および第3の分波器431は、一定の光パワー比率に従ってそれぞれ第1の合波信号、第2の合波信号、第3の合波信号に割り当てることができ、分光比は波長と無関係である。各分波器は、1つの入力された合波信号を複数の分岐信号に分割して出力し、各分岐信号をそれぞれ光アド/ドロップ多重化分岐部4の異なるルーティング経路に送信するように、少なくとも1つの入力ポートおよび少なくとも2つの出力ポートを有する。
第1のフィルタ412、第2のフィルタ413、第3のフィルタ422、第4のフィルタ423、第5のフィルタ432、第6のフィルタ433は、固定フィルタであってもよいし、再構築可能なフィルタ、例えば再構築可能な波長遮断器(Wavelength Blocker、WB)であってもよく、各フィルタは、指定されたサブバンドを遮断すると共に、指定されたサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを減衰させることができる。各フィルタの設定は、合波信号における異なる波長パワーのバランスを保証するように、合波器によって形成された合波信号における少なくとも2つの非目標トラヒック信号の光パワースペクトル密度の合計が、各目標トラヒック信号の光パワースペクトル密度と等しくなるようにするという条件を満たす必要がある。
いくつかの実施例では、少なくとも2つの非目標トラヒック信号がクロストークする場合、そのクロストークの品質は、各非目標トラヒック信号の光パワーの影響を受け、すなわち、各非目標トラヒック信号の光パワーが近いほど、クロストークの品質が高くなり、非目標トラヒック信号の伝送安全性が高くなり、これにより、クロストークの品質を改善するために、同一合波信号における非目標トラヒック信号のフィルタによる減衰後の光パワーがそれぞれ等しくなるようにすることができ、例えば、同一合波信号は、2つの非目標トラヒック信号を含み、フィルタは、各非目標トラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させる(すなわち、3dB)ように設定され、このように、2つの非目標トラヒック信号の減衰後の光パワーが等しく、同一サブバンドでのクロストークの品質が最も高い。
第1の合波器414、第2の合波器424、第3の合波器434は、フィルタリング後の分岐信号を1つに統合することができ、合波器は、波長非依存性を有する。一般には、合波器は、少なくとも2つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートを有し、本実施例では、各合波器は、2つの入力ポートおよび1つの出力ポートを含み、2つの入力ポートを介して2つの分岐信号を受信し、かつ1つに統合された合波信号を、出力ポートを介して対応する端局に送信する。
図6(図6において、破線曲線と実線直線からなる異形内の矩形は総帯域幅を示し、当該矩形内の各小矩形はサブバンドを示し、各小矩形の幅はサブバンドの帯域幅を示し、各小矩形の高さはサブバンドが担持するトラヒック信号の光パワースペクトル密度を示す)を参照しながら、各端局から出力される合波信号が光アド/ドロップ多重化分岐部4で分岐されて伝送されるプロセスについて説明し、具体的には以下のとおりである。
[第1の基幹回線端局1について]
第1の基幹回線端局1の出力インタフェース11と第1の分波器411とは、光ファイバーを介して信号伝送路を形成し、第1の分波器411は、第1の基幹回線端局1から出力される第1の合波信号(第1のサブバンドに担持されているA2+第2のサブバンドに担持されているA1+第3のサブバンドに担持されているL1)を受信する。第1の分波器411は、分光比(本実施例では、分波器は、いずれも分光比が1:1であることを例とし、他の実施例では、必要に応じて他の分光比を採用してもよい)に従って第1の合波信号をパワーの等しい2つの信号(第1の分岐信号および第2の分岐信号)に分割し、第1の分岐信号および第2の分岐信号は、第1の合波信号と同じ信号を含むが、光パワーは異なる。ここで、第1の分岐信号は、第2の基幹回線端局2に伝送され、第2の分岐信号は、分岐回線端局3に伝送される。
第1の分岐信号は、第1のフィルタ412を通過し、第1のフィルタ412は、第3のサブバンドを完全に遮断し、かつ、第1のサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され(本実施例では、フィルタは、いずれも光パワーを元の半分に減衰させ、すなわち各光パワーを減衰する必要のある非目標トラヒ
ック信号の減衰後の光パワーは等しいことを例とし、他の実施例では、必要に応じて他の減衰方法を採用してもよい)、すなわち、L1をフィルティングし、A1およびA2を通過させ、ここで、A2の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第1の分岐信号は、第1のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたA2と、第2のサブバンドに担持されているA1と、を含む)。第1のフィルタ412によって処理された第1の分岐信号は、引き続き第2の基幹回線端局2に伝送される。
第2の分岐信号は、第2のフィルタ413を通過し、第2のフィルタ413は、第3のサブバンドを完全に遮断し、かつ、第2のサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され、すなわちL1をフィルティングし、A1およびA2を通過させ、ここで、A1の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第2の分岐信号は、第1のサブバンドに担持されているA2と、第2のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたA1と、を含む)。第2のフィルタ413によって処理された第2の分岐信号は、引き続き分岐回線端局3に伝送される。
[第2の基幹回線端局2について]
第2の基幹回線端局2の出力インタフェース21と第2の分波器421とは、光ファイバーを介して信号伝送路を形成し、第2の分波器421は、第2の基幹回線端局2から出力される第2の合波信号(第1のサブバンドに担持されているL2+第2のサブバンドに担持されているB1+第3のサブバンドに担持されているB2)を受信する。第2の分波器421は、分光比に従って第2の合波信号をパワーの等しい2つの信号(第3の分岐信号および第4の分岐信号)に分割し、第3の分岐信号および第4の分岐信号は、第2の合波信号と同じ信号を含むが、光パワーは異なる。ここで、第3の分岐信号は、第1の基幹回線端局1に伝送され、第4の分岐信号は、分岐回線端局3に伝送される。
第3の分岐信号は、第3のフィルタ422を通過し、第3のフィルタ422は、第1のサブバンドを完全に遮断し、かつ、第3のサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され、すなわちL2をフィルティングし、B1およびB2を通過させ、ここで、B1の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第3の分岐信号は、第2のサブバンドに担持されているB1と、第3のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたB2と、を含む)。第3のフィルタ422によって処理された第3の分岐信号は、引き続き第1の基幹回線端局1に伝送される。
第4の分岐信号は、第4のフィルタ423を通過し、第4のフィルタ423は、第1のサブバンドを完全に遮断し、かつ、第2のサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され、すなわちL2をフィルティングし、B1およびB2を通過させ、ここで、B1の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第4の分岐信号は、第2のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたB1と、第3のサブバンドに担持されているB2と、を含む)。第4のフィルタ423によって処理された第4の分岐信号は、引き続き分岐回線端局3に伝送される。
[分岐回線端局3について]
分岐回線端局3の出力インタフェース31と第3の分波器431とは、光ファイバーを介して信号伝送路を形成し、第3の分波器431は、分岐回線端局3から出力される第3の合波信号(第1のサブバンドに担持されているC1+第2のサブバンドに担持されているL3+第3のサブバンドに担持されているC2)を受信する。第3の分波器431は、分光比に従って第3の合波信号をパワーの等しい2つの信号(第5の分岐信号および第6の分岐信号)に分割し、第5の分岐信号および第6の分岐信号は、第3の合波信号と同じ信号を含むが、光パワーは異なる。ここで、第5の分岐信号は、第1の基幹回線端局1に伝送され、第6の分岐信号は、第2の基幹回線端局2に伝送される。
第5の分岐信号は、第5のフィルタ432を通過し、第5のフィルタ432は、第2のサブバンドを完全に遮断し、かつ、C2の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され、すなわちL3をフィルティングし、C1およびC2を通過させ、ここで、C2の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第5の分岐信号は、第1のサブバンドに担持されているC1と、第3のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたC2と、を含む)。第5のフィルタ432によって処理された第5の分岐信号は、引き続き第1の基幹回線端局1に伝送される。
第6の分岐信号は、第6のフィルタ433を通過し、第6のフィルタ433は、第2のサブバンドを完全に遮断し、かつ、C1の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され、すなわちL3をフィルティングし、C1およびC2を通過させ、ここで、C1の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第6の分岐信号は、第1のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたC1と、第3のサブバンドに担持されているC2と、を含む)。第6のフィルタ433によって処理された第6の分岐信号は、引き続き第2の基幹回線端局2に伝送される。
以下、第1のフィルタ412および第2のフィルタ413の具現形態について例示的に説明する。本願の実施例では、第1のフィルタ412および第2のフィルタ413は、帯域阻止フィルタであってもよいし、帯域阻止フィルタと帯域通過フィルタとの組み合わせであってもよい。例えば、第1のフィルタ412は、型番の異なる2つの帯域阻止フィルタで具現されてもよく、そのうちの一方の帯域阻止フィルタは、第3のサブバンドを完全に遮断(抑制)し、他のサブバンド(第1のサブバンドおよび第2のサブバンド)を全部通過させるために用いられる。当該帯域阻止フィルタ以外の他方の帯域阻止フィルタは、第1のサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させ、第2のサブバンドを全部通過させるために用いられる。さらに例えば、第2のフィルタ413は、1つの帯域阻止フィルタおよび1つの帯域通過フィルタで具現されてもよく、ここで、帯域通過フィルタは、第1のサブバンドおよび第2のサブバンドのみを全部通過させ、他の波長を有するサブバンド(第3のサブバンド)を遮断するように設定される。当該帯域通過フィルタ以外の帯域阻止フィルタは、第1のサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させ、第2のサブバンドを全部通過させるために用いられる。
なお、第1のフィルタ412および第2のフィルタ413の具現形態は互いに参照でき、各フィルタの具現形態は、上記内容に基づいて選択することもでき、ここではその説明を省略する。各フィルタの型番は、同じであっても異なっていてもよく、実際のニーズに応じて設計することができる。
上記プロセスに基づいて、各端局が受信した合波信号が光アド/ドロップ多重化分岐部4で合波処理されるプロセスについて説明し、具体的には以下のとおりである。
[第1の基幹回線端局1について]
第1の合波器414は、フィルタリング後の第3の分岐信号(第2のサブバンドに担持されているB1および第3のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたB2)およびフィルタリング後の第5の分岐信号(第1のサブバンドに担持されているC1および第3のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたC2)を受信し、フィルタリング後の第3の分岐信号とフィルタリング後の第5の分岐信号とを第4の合波信号に統合する。第4の合波信号は、第1のサブバンドに担持されているC1と、第2のサブバンドに担持されているB1と、第3のサブバンドに担持されているB2およびC2と、を含む。B2とC2とを合波する際に、2つのトラヒック信号は、いずれも第3のサ
ブバンドによって担持されるため、周波数帯域が完全に重なるため、合波時に同一周波数のクロストークが形成されることにより、第3のサブバンドに担持されているデータコードストリームが完全に乱れてスクランブル信号を形成し、このようなスクランブル信号は、復元されることができない。
第1の合波器414と第1の基幹回線端局1の入力インタフェース12とは、光ファイバーを介して信号伝送路を形成し、第4の合波信号は、当該信号伝送路を介して第1の基幹回線端局1に伝送され、これにより、第1の基幹回線端局1は、第2の基幹回線端局2から送信されるB1および分岐回線端局3から送信されるC1を受信することができ、また、第2の基幹回線端局2の分岐回線端局3に送信される予定のB2と分岐回線端局3の第2の基幹回線端局2に送信される予定のC2とを合波時に同一周波数のクロストークが発生するため、スクランブルしたトラヒック信号が形成され、このように、第1の基幹回線端局1が当該スクランブルしたトラヒック信号を受信しても復元できず、それにより、第2の基幹回線端局2と分岐回線端局3との間の通信トラヒックの安全性を保証することができる。
[第2の基幹回線端局2について]
第2の合波器424は、フィルタリング後の第1の分岐信号(第1のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたA2および第2のサブバンドに担持されているA1)およびフィルタリング後の第6の分岐信号(第1のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたC1および第3のサブバンドに担持されているC2)を受信し、フィルタリング後の第1の分岐信号とフィルタリング後の第6の分岐信号とを第5の合波信号に統合する。第5の合波信号は、第1のサブバンドに担持されているA2およびC1と、第2のサブバンドに担持されているA1と、第3のサブバンドに担持されているC2と、を含む。A2とC1とを合波する際に、2つのトラヒック信号は、いずれも第1のサブバンドによって担持されるため、周波数帯域が完全に重なるため、合波時に同一周波数のクロストークが形成されることにより、第1のサブバンドに担持されているデータコードストリームが完全に乱れ、このようなスクランブル信号は、復元されることができない。
第2の合波器424と第2の基幹回線端局2の入力インタフェース22とは、光ファイバーを介して信号伝送路を形成し、第5の合波信号は、当該信号伝送路を介して第2の基幹回線端局2に伝送され、これにより、第2の基幹回線端局2は、第1の基幹回線端局1から送信されるA1および分岐回線端局3から送信されるC2を受信することができ、また、第1の基幹回線端局1の分岐回線端局3に送信される予定のA2と分岐回線端局3の第1の基幹回線端局1に送信される予定のC1と合波時に同一周波数のクロストークが発生するため、スクランブルしたトラヒック信号が形成され、このように、第2の基幹回線端局2が当該スクランブルしたトラヒック信号を受信しても復元できず、それにより、第1の基幹回線端局1と分岐回線端局3との間の通信トラヒックの安全性を保証することができる。
[分岐回線端局3について]
第3の合波器434は、フィルタリング後の第2の分岐信号(第1のサブバンドに担持されているA2および第2のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたA1)およびフィルタリング後の第4の分岐信号(第2のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたB1および第3のサブバンドに担持されているB2)を受信し、フィルタリング後の第2の分岐信号とフィルタリング後の第4の分岐信号とを第6の合波信号に統合する。第6の合波信号は、第1のサブバンドに担持されているA2と、第2のサブバンドに担持されているA1およびB1と、第3のサブバンドに担持されているB2と、を含む。A2とB1とを合波する際に、2つのトラヒック信号は、いずれも第1のサ
ブバンドによって担持されるため、周波数帯域が完全に重なるため、合波時に同一周波数のクロストークが形成されることにより、第2のサブバンドに担持されているデータコードストリームが完全に乱れ、このようなスクランブル信号は、復元されることができない。
第3の合波器434と分岐回線端局3の入力インタフェース32とは、光ファイバーを介して信号伝送路を形成し、第6の合波信号は、当該信号伝送路を介して分岐回線端局3に伝送され、これにより、分岐回線端局3は、第1の基幹回線端局1から送信されるA2および第2の基幹回線端局2から送信されるB2を受信することができ、また、第1の基幹回線端局1の第2の基幹回線端局2に送信される予定のA1と第2の基幹回線端局2の第1の基幹回線端局1に送信される予定のB1とを合波時に同一周波数のクロストークが発生するため、スクランブルしたトラヒック信号が形成され、このように、分岐回線端局3が当該スクランブルしたトラヒック信号を受信しても復元できず、それにより、第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間の通信トラヒックの安全性を保証することができる。
上記の技術的構成によれば、各端局に受信される合波信号における非目標トラヒック信号を同じサブバンド上でクロストークさせることにより、端局が非目標トラヒック信号内のトラヒック情報を取得することを回避し、それにより、各端局間のトラヒック信号の伝送安全性を保証することができる。
(実施例2)
実施例1では、プリセット条件(例えば、履歴トラヒックセマフォ)のみに従ってサブバンドに分割され、このような大まかに分割されたサブバンドを初期サブバンドと呼んでもよい。しかし、実際の使用中において、端局間のトラヒックセマフォは、動的に変化するため、初期サブバンドを常に用いて信号伝送を行うと、トラヒックセマフォの動的な変化に適応することが困難となる。初期サブバンドは、使用中において、一般に2つの部分、すなわち占有帯域幅(実際に信号を伝送するために用いられる)およびアイドルサブバンド(まだ信号を伝送するために用いられていない)に分割されることができ、各端局のトラヒックセマフォの動的変化に適応するために、すなわち、ある初期サブバンドに担持されているセマフォが、対応する帯域幅を超えると、他の初期サブバンドのアイドルサブバンドを使用して、帯域幅を超えるのに対応する余剰信号を伝送してもよい。このとき、それぞれのフィルタによってアイドルサブバンドを再分割することができ、これにより、本実施例におけるフィルタは、WBなどの再構築可能なフィルタを特に意味する。アイドルサブバンドを、第1のサブバンド、第2のサブバンドまたは第3のサブバンドに対応する余分な信号を担持するための第4のサブバンドと定義し、ここで、第4のサブバンドは、当該余分な信号に対応する初期サブバンドに隣接してもよいし、当該余分な信号に対応する初期サブバンドと互いに間隔を空けてもよい。
例示的には、図7に示す初期サブバンドのように、総帯域幅が周波数帯域0~15に対応し、ここで、第1のサブバンドが周波数帯域0~3に対応し、第2のサブバンドが周波数帯域3~12に対応し、第3のサブバンドが周波数帯域12~15に対応すると仮定すると、実際の使用では、第1の基幹回線端局1と分岐回線端局3との間で伝送される信号は、第1のサブバンドを完全に占有し、第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間で伝送される信号は、第2のサブバンドを完全に占有するが、第2の基幹回線端局2と分岐回線端局3との間で伝送される信号は、第3のサブバンドの帯域幅の一部のみを占有し、例えば、図7に示すように、12~13の帯域幅のみを占有し、そうすると、第3のサブバンドにおける13~15は、アイドルサブバンドになる。第1の基幹回線端局1と分岐回線端局3との間で伝送されるセマフォが増加すると、当該アイドルサブバンドを利用して増加した信号を伝送することができ、この場合、図8に示すように、当該アイド
ルサブバンドを第4のサブバンドとして再設定し、第4のサブバンドと第1のサブバンドとは、互いに間隔を空け、当該第4のサブバンドは、第1の基幹回線端局1と分岐回線端局3との間で伝送される信号を担持するために用いられる。又は、第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間で伝送されるセマフォが増加すると、当該アイドルサブバンドを利用して増加した信号を伝送することができ、この場合、サブバンドの分割方法は、図8を参照すると、当該アイドルサブバンドを第4のサブバンドとして再設定し、第4のサブバンドと第2のサブバンドとは、互いに間隔を空け、当該第4のサブバンドは、第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間で伝送される信号を担持するために用いられる。
いくつかの実施例では、第3のサブバンドは、13~15の帯域幅のみを占用し、そうすると、第3のサブバンドにおける12~13は、アイドルサブバンドになる。この場合、第1の基幹回線端局1と分岐回線端局3との間で伝送されるセマフォが増加すると、当該アイドルサブバンドを利用して増加した信号を伝送することができ、この場合、図9に示すように、当該アイドルサブバンドを第4のサブバンドとして再設定し、第4のサブバンドと第1のサブバンドとは、互いに間隔を空け、当該第4のサブバンドは第1の基幹回線端局1と分岐回線端局3との間で伝送される信号を担持するために用いられる。又は、第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間で伝送されるセマフォが増加すると、当該アイドルサブバンドを利用して増加した信号を伝送することができ、この場合、サブバンドの分割方法は、図9を参照すると、当該アイドルサブバンドを第4のサブバンドとして再設定し、第4のサブバンドと第2のサブバンドとは隣接し、当該第4のサブバンドは、第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間で伝送される信号を担持するために用いられる。
第4のサブバンドが、余分な信号に対応するサブバンドに隣接する場合について、サブバンドを再分割した後、各端局間の信号の伝送プロセスは、実施例1を直接参照することができ、ここでは繰り返さない。
第4のサブバンドが余分な信号に対応するサブバンドと相間で位置する場合について、第4のサブバンドは、第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間で伝送される信号を担持するために用いられ、かつ、第4のサブバンドと第2のサブバンドとは、互いに間隔を空ける場合を例とし、説明の便宜上、第2のサブバンドに担持されているトラヒック信号A1およびB1をA1-1およびB1-1で示し、第4のサブバンドに担持されている余分なトラヒック信号をA1-2およびB1-2で示し、残りのサブバンドに担持されているトラヒック信号は、実施例1を参照されたい。この場合、各端局間の信号伝送プロセスは、図10を参照することができ、各サブバンドにおけるトラヒック信号の分波、フィルタリングおよび合波プロセスは、いずれも実施例1を参照することができ、ここでは繰り返さない。
(実施例3)
実施例1に係る光アド/ドロップ多重化分岐部4によれば、当該光アド/ドロップ多重化分岐部4は、分岐回線端局3が第1の基幹回線端局1および第2の基幹回線端局2のうちの1つの基幹回線端局のみと信号伝送を行うことを実現することができる。この場合、それぞれのフィルタによって実施例1における初期サブバンド(第1のサブバンド、第2のサブバンドおよび第3のサブバンド)を再構築することができ、それにより、信号を担持する必要のない(端局間で信号伝送関係がない)サブバンドを隣接するサブバンドと統合して、再構築された2つのサブバンドを取得し、再構築されたサブバンドを利用して対応する信号を担持して信号伝送を行う。これにより、本実施例におけるフィルタは、WBなどの再構築可能なフィルタを特に意味する。
例示的には、第1の基幹回線端局1と分岐回線端局3との間の信号伝送を遮断して、第2の基幹回線端局2と分岐回線端局3との間の信号伝送を保持することを例とし、この場合、サブバンド再構築により、第1のサブバンドと第2のサブバンドを統合し、第3のサブバンドを保持することができ、統合された第1のサブバンドと第2のサブバンドとを第5のサブバンドとすことができる。いくつかの実施例では、第3のサブバンドの元の帯域幅を維持してもよいし、実際の必要に応じて第5のサブバンドおよび第3のサブバンドの帯域幅を再調整してもよい。この場合、第3のサブバンドは、依然として第2の基幹回線端局2と分岐回線端局3との間の信号を担持するために用いられるが、第5のサブバンドは、第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間の信号を担持するために用いられ、この場合、第1の基幹回線端局1と分岐回線端局3との間の信号を担持するためのサブバンドはなくなる。いくつかの実施例では、第3のサブバンドを用いて第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間の信号を担持してもよく、第5のサブバンドを用いて第2の基幹回線端局2と分岐回線端局3との間の信号を担持してもよい。第3のサブバンドが第2の基幹回線端局2と分岐回線端局3との間の信号を担持するために用いられ、第5のサブバンドが第1の基幹回線端局1と第2の基幹回線端局2との間の信号を担持することに用いられることを例とし、各端局間の信号の伝送プロセスは、図11を参照することができ、ここで、各サブバンドにおけるトラヒック信号の分波、フィルタリングおよび合波プロセスは、いずれも実施例1を参照することができ、ここでは繰り返さない。
本実施例における再構築されたサブバンドに基づき、分岐回線端局3が再度それぞれ第1の基幹回線端局1および第2の基幹回線端局2との間で信号を伝送する必要がある場合、再度現在のサブバンドを再構築してもよく、現在のいずれか1つのサブバンドを分割し、分割後のサブバンドの一部は、分割対象のサブバンドが現在担持しているトラヒック信号を担持するために用いられ、残りのサブバンドは、新たに添加されたトラヒック信号(再度分岐回線端局と信号伝送関係を確立した基幹回線端局に対応するトラヒック信号)を担持するために用いられ、再構築されたサブバンドにおけるトラヒック信号の分波、フィルタリングおよび合波プロセスは、いずれも実施例1を参照することができ、ここでは繰り返さない。
上記技術的構成によれば、2つの基幹回線端局間、2つの基幹回線端局と分岐回線端局との間で通信されるトラヒック信号は、異なるサブバンドにローディングされて伝送されることにより、波長衝突の問題を回避し、対応するサブバンド信号は、一本の光ファイバーに統合されて伝送されることができるため、バックボーン区間及び分岐区間に等しい数のファイバーペアを使用することができ、2つの基幹回線端局と分岐回線端局の通信をサポートし、海底ケーブルシステムの複雑性とコストを低減させることができる。
また、各トラヒック信号の合波プロセスにおいて、各端局の非目標トラヒック信号は、いずれも同一のサブバンドに担持され、各非目標トラヒック信号は、それぞれ異なる端局からのものであるため、各非目標トラヒック信号の間にクロストークが形成されて、復元できないスクランブル信号を形成することができ、非目標トラヒック信号に携帯されるトラヒック情報が端局に取得されないことを保証し、さらに、各端局間のトラヒック情報の伝送安全性を保証することができる。当該スクランブル方式は、デマルチプレクサ/マルチプレクサ、結合器などのデバイスを別途に追加する必要がないため、OADM/ROADMの中間段の挿入損失の変化によってシステム伝送性能を劣化させることはない。
そして、サブバンドを再構築する方式により、各端局間の接続性(遮断または接続)を調整することができ、ネットワーク物理層を再設計する必要がなく、すなわち、ネットワーク管理装置が命令制御信号を発行してWBのサブバンド設定を変更するだけで、トラヒック条件の変化に応じて、各端局間の通信帯域幅を柔軟に分配して、分岐回線端局と1つまたは2つの基幹回線端局との通信をサポートすることができ、それにより、帯域幅の不
足と波長のアイドルが同時に存在する状況を効果的に回避し、システムの帯域幅利用率を向上させ、ネットワークを構築する初期段階のトラヒック予測精度に対する要求を低下させることができる。
(実施例4)
本実施例では、図12に示すような海底光ファイバー通信システムにおいて、分岐回線端局3は、それぞれ第1の基幹回線端局1及び第2の基幹回線端局2と信号伝送を行う。各端局がトラヒック信号を出力する前に、まずトラヒック信号を対応する周波数帯域にロードする必要がある。具体的なロードプロセス(サブバンド分割、サブバンド再構築)は、直接実施例1、実施例2または実施例3を参照することができ、ここでは繰り返さない。
図12に示すように、本実施例における光アド/ドロップ多重化分岐部4は、第1の波長選択スイッチ(Wavelength Selectable Switch、WSS)415と、第1の合波器414と、第2の波長選択スイッチ425と、第2の合波器424と、第3の波長選択スイッチ435と、第3の合波器434と、を含む。各波長選択スイッチWSSは、1×N(N≧2)の波長選択スイッチであることができ、複数の出力ポートを有し、Nは、出力ポートの数を意味する。
まずは、第1の波長選択スイッチ415、第2の波長選択スイッチ425および第3の波長選択スイッチ435は、一定の比率に従って第1の合波信号、第2の合波信号、第3の合波信号をそれぞれ配分することができ、分光比は、波長と無関係である。各波長選択スイッチWSSは、1つの入力された合波信号を複数の分岐信号に分割して出力し、各分岐信号をそれぞれ光アド/ドロップ多重化分岐部4における異なるルーティング経路に送信するように、少なくとも1つの入力ポートおよび少なくとも2つの出力ポートを有する。
次は、第1の波長選択スイッチ415、第2の波長選択スイッチ425および第3の波長選択スイッチ435は、動的な再構築も実現することができ、再構築可能な波長遮断器として使用することができる。各波長選択スイッチWSSは、指定されたサブバンドを遮断すると共に、指定されたサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを減衰させることができる。各波長選択スイッチWSSの設定は、合波信号における異なる波長パワーのバランスを保証するように、合波器によって形成された合波信号における少なくとも2つの非目標トラヒック信号の光パワースペクトル密度の合計が、各目標トラヒック信号の光パワースペクトル密度と等しくなるようにするという条件を満たす必要がある。
第1の合波器414、第2の合波器424および第3の合波器434がフィルタリング後の分岐信号を統合するプロセスは、直接実施例1を参照することができ、ここでは繰り返さない。
上記の内容から分かるように、各波長選択スイッチWSSは、分波およびフィルタリングを実現することができ、分波器および分波器の出力経路におけるフィルタの代りに使用されるできる。具体的には以下のとおりである。
[第1の基幹回線端局1について]
第1の基幹回線端局1の出力インタフェース11と第1の波長選択スイッチ415とは、光ファイバーを介して信号伝送路を形成し、第1の波長選択スイッチ415は、第1の基幹回線端局1から出力される第1の合波信号(第1のサブバンドに担持されているA2+第2のサブバンドに担持されているA1+第3のサブバンドに担持されているL1)を受信する。第1の波長選択スイッチ415は、分光比(本実施例では、分波器は、いずれ
も分光比が1:1を例とし、他の実施例では、必要に応じて他の分光比を採用してもよい)に従って第1の合波信号をパワーの等しい2つの信号(第1の分岐信号および第2の分岐信号)に分割し、第1の分岐信号および第2の分岐信号は、第1の合波信号と同じ信号を含むが、光パワーは異なる。ここで、第1の分岐信号は、第2の基幹回線端局2に伝送され、第2の分岐信号は、分岐回線端局3に伝送される。
第1の波長選択スイッチ415は、さらに、第1の分岐信号をフィルティングするために用いられ、第1の波長選択スイッチ415は、再構築により、第3のサブバンドを完全に遮断し、かつ、第1のサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され(本実施例では、フィルタは、いずれも光パワーを元の半分に減衰させ、すなわち各光パワーを減衰する必要のある非目標トラヒック信号の減衰後の光パワーは等しいことを例とし、他の実施例では、必要に応じて他の減衰方法を採用してもよい)、すなわち、L1をフィルティングし、A1およびA2を通過させ、ここで、A2の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第1の分岐信号は、第1のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたA2と、第2のサブバンドに担持されているA1と、を含む)。第1の波長選択スイッチ415によって処理された第1の分岐信号は、第1の出力ポート4151を介して引き続き第2の基幹回線端局2に伝送される。
第1の波長選択スイッチ415は、さらに、第2の分岐信号をフィルティングするために用いられ、第1の波長選択スイッチ415は、再構築により、第3のサブバンドを完全に遮断し、かつ、第2のサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され、すなわちL1をフィルティングし、A1およびA2を通過させ、ここで、A1の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第2の分岐信号は、第1のサブバンドに担持されているA2と、第2のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたA1と、を含む)。第1の波長選択スイッチ415によって処理された第2の分岐信号は、第2の出力ポート4152を介して引き続き分岐回線端局3に伝送される。
つまり、第1の波長選択スイッチ415は、第1の分波器411、第1のフィルタ412および第2のフィルタ413の代わりに使用されることができる。
[第2の基幹回線端局2について]
第2の基幹回線端局2の出力インタフェース21と第2の波長選択スイッチ425とは、光ファイバーを介して信号伝送路を形成し、第2の波長選択スイッチ425は、第2の基幹回線端局2から出力される第2の合波信号(第1のサブバンドに担持されているL2+第2のサブバンドに担持されているB1+第3のサブバンドに担持されているB2)を受信する。第2の波長選択スイッチ425は分光比に従って第2の合波信号をパワーの等しい2つの信号(第3の分岐信号および第4の分岐信号)に分割し、第3の分岐信号および第4の分岐信号は第2の合波信号と同じ信号を含むが、光パワーは異なる。ここで、第3の分岐信号は、第1の基幹回線端局1に伝送され、第4の分岐信号は、分岐回線端局3に伝送される。
第2の波長選択スイッチ425は、さらに、第3の分岐信号をフィルティングするために用いられ、第2の波長選択スイッチ425は、再構築により、第1のサブバンドを完全に遮断し、かつ、第3のサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され、すなわち、L2をフィルティングし、B1およびB2を通過させ、ここで、B2の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第3の分岐信号は、第2のサブバンドに担持されているB1と、第3のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたB2と、を含む)。第2の波長選択スイッチ425によって
処理された第3の分岐信号は、第3の出力ポート4251を介して引き続き第1の基幹回線端局1に伝送される。
第2の波長選択スイッチ425は、さらに、第4の分岐信号をフィルティングするために用いられ、第2の波長選択スイッチ425は、再構築により、第1のサブバンドを完全に遮断し、かつ、第2のサブバンドに担持されているトラヒック信号の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され、すなわち、L2をフィルティングし、B1およびB2を通過させ、ここで、B1の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第4の分岐信号は、第2のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたB1と、第2のサブバンドに担持されているB2と、を含む)。第2の波長選択スイッチ425によって処理された第4の分岐信号は、第4の出力ポート4252を介して引き続き分岐回線端局3に伝送される。
つまり、第2の波長選択スイッチ425は、第2の分波器421、第3のフィルタ422および第4のフィルタ423の代わりに使用されることができる。
[分岐回線端局3について]
分岐回線端局3の出力インタフェース31と第3の波長選択スイッチ435とは、光ファイバーを介して信号伝送路を形成し、第3の波長選択スイッチ435は、分岐回線端局3から出力される第3の合波信号(第1のサブバンドに担持されているC1+第2のサブバンドに担持されているL3+第3のサブバンドに担持されているC2)を受信する。第3の波長選択スイッチ435は、分光比に従って第3の合波信号をパワーの等しい2つの信号(第5の分岐信号および第6の分岐信号)に分割し、第5の分岐信号および第6の分岐信号は、第3の合波信号と同じ信号を含むが、光パワーは異なる。ここで、第5の分岐信号は、第1の基幹回線端局1に伝送され、第6の分岐信号は、第2の基幹回線端局2に伝送される。
第3の波長選択スイッチ435は、さらに、第5の分岐信号をフィルティングするために用いられ、第3の波長選択スイッチ435は、再構築により、第2のサブバンドを完全に遮断し、かつ、C2の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され、すなわち、L3をフィルティングし、C1およびC2を通過させ、ここで、C2の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第5の分岐信号は、第1のサブバンドに担持されているC1と、第3のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたC2と、を含む)。第3の波長選択スイッチ435によって処理された第5の分岐信号は、第5の出力ポート4351を介して引き続き第1の基幹回線端局1に伝送される。
第3の波長選択スイッチ435は、さらに、第6の分岐信号をフィルティングするために用いられ、第3の波長選択スイッチ435は、再構築により、第2のサブバンドを完全に遮断し、およびC1の光パワーを元の半分に減衰させるように設定され、すなわち、L3をフィルティングし、C1およびC2を通過させ、ここで、C1の光パワーが半分に減衰される(フィルタリング後の第6の分岐信号は、第1のサブバンドに担持されている光パワーが半分に減衰されたC1と、第3のサブバンドに担持されているC2と、を含む)。第3の波長選択スイッチ435によって処理された第6の分岐信号は、第6の出力ポート4352を介して引き続き第2の基幹回線端局2に伝送される。
つまり、第3の波長選択スイッチ435は、第3の分波器431、第5のフィルタ432および第6のフィルタ433の代わりに使用されることができる。
各端局が受信した合波信号が光アド/ドロップ多重化分岐部4で合波処理されるプロセスは、直接実施例1を参照することができ、ここでは繰り返さない。
なお、波長選択スイッチWSSは、動的な再構築を実現することができるため、実施例2および実施例3におけるサブバンド分割プロセスを行うのに適している。
以上の技術的構成によれば、本実施例では、分波器およびフィルタの代わりに波長選択スイッチWSSを採用し、波長選択スイッチWSSは、集積度がより高く、取付けおよび遠隔制御が容易である。
以上の具体的な実施形態は、本発明の目的、技術的構成および有益な効果をさらに詳細に説明し、理解すべきことは、以上は本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではなく、本発明の技術的構成を基に行われたいずれの修正、均等置換、および改善などは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (13)

  1. 2つの基幹回線端局および少なくとも1つの分岐回線端局を含む複数の端局を含み、
    前記2つの基幹回線端局の間及び前記少なくとも1つの分岐回線端局と前記2つの基幹回線端局との間ではトラヒック信号が伝送され、
    前記複数の端局の各端局から出力される合波信号が、対応する光アド/ドロップ多重化分岐部によって処理されて、相手端局へ伝送される処理後の合波信号が取得され、
    前記各端局から出力される合波信号は、異なるサブバンドに担持される複数のトラヒック信号を含み、
    前記光アド/ドロップ多重化分岐部は、複数の分波器と、複数のフィルタと、複数の合波器と、を含み、前記複数の分波器、前記複数のフィルタおよび前記複数の合波器によって処理されて得られた前記処理後の合波信号の各々は、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号を含み、前記目標トラヒック信号と前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号とは、異なるサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、同じサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号の伝送方向は、逆であり、
    前記目標トラヒック信号は、前記処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致するトラヒック信号を意味し、
    前記非目標トラヒック信号は、処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致しないトラヒック信号を意味する、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記各端局から出力される合波信号は、前記合波信号における前記複数のトラヒック信号の光パワーのバランスを取るためのローディング信号をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号の光パワースペクトル密度の合計は、前記目標トラヒック信号の光パワースペクトル密度と等しい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号の光パワーは等しい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 少なくとも1つの前記サブバンドは、第1の目標サブバンドに対応する余分な信号を担持するためのアイドルサブバンドを含み、前記余分な信号は、前記第1の目標サブバンドの帯域幅を超えたトラヒック信号を意味する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  6. 前記アイドルサブバンドと前記第1の目標サブバンドとは、隣接するかまたは互いに間隔を空ける、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記少なくとも1つの分岐回線端局が1つの前記基幹回線端局のみと通信する場合、前記サブバンドは、前記少なくとも1つの分岐回線端局と1つの前記基幹回線端局との間で伝送されるトラヒック信号、および2つの前記基幹回線端局の間で伝送されるトラヒック信号に基づいて分割され、
    前記少なくとも1つの分岐回線端局と1つの前記基幹回線端局との間で伝送されるトラヒック信号、および2つの前記基幹回線端局の間で伝送されるトラヒック信号は、異なる前記サブバンドに担持される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  8. 前記複数のフィルタには、再構築可能な波長遮断器が採用される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記複数のフィルタには、パラメータの同じまたは異なる帯域阻止フィルタが採用されるか、又は、前記複数のフィルタには、帯域阻止フィルタと帯域通過フィルタとの組み合わせが採用され、各フィルタのパラメータは、同じであるか又は異なる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  10. 2つの基幹回線端局および少なくとも1つの分岐回線端局を含む複数の端局を含み、
    2つの前記基幹回線端局の間及び前記少なくとも1つの分岐回線端局と前記2つの基幹回線端局との間ではトラヒック信号が伝送され、
    前記複数の端局の各端局から出力される合波信号が、対応する光アド/ドロップ多重化分岐部によって処理されて、相手端局へ伝送される処理後の合波信号が取得され、
    前記各端局から出力される合波信号は、異なるサブバンドに担持される複数のトラヒック信号を含み、
    前記光アド/ドロップ多重化分岐部は、前記合波信号に対して分波およびフィルタリングを行うための複数の波長選択スイッチと、複数の合波器とを含み、前記複数の波長選択スイッチおよび前記複数の合波器によって処理されて得られた前記処理後の合波信号の各々は、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号を含み、前記目標トラヒック信号と前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号とは、異なるサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、同じサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号の伝送方向は逆であり、
    前記目標トラヒック信号は、前記処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致するトラヒック信号を意味し、
    前記非目標トラヒック信号は、処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致しないトラヒック信号を意味する、
    ことを特徴とする通信システム。
  11. 複数の分波器と、複数のフィルタと、複数の合波器と、を含み、
    前記複数の分波器は、それぞれ対応する端局の信号出力インタフェースに接続され、
    前記複数の合波器は、それぞれ対応する端局の信号入力インタフェースに接続され、
    光アド/ドロップ多重化分岐部に入力された合波信号が前記複数の分波器、前記複数のフィルタおよび前記複数の合波器によって処理されて得られた処理後の合波信号は、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号を含み、前記目標トラヒック信号と前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、異なるサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、同じサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号の伝送方向は逆であり、
    前記目標トラヒック信号は、前記処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致するトラヒック信号を意味し、
    前記非目標トラヒック信号は、処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致しないトラヒック信号を意味する、
    ことを特徴とする光アド/ドロップ多重化分岐部。
  12. 複数の波長選択スイッチと、複数の合波器と、を含み、
    前記複数の波長選択スイッチの入力端は、それぞれ対応する端局の信号出力インタフェースに接続され、
    前記複数の波長選択スイッチの出力端は、前記複数の合波器の入力端にそれぞれ接続され、
    前記複数の合波器の出力端は、それぞれ対応する端局の信号入力インタフェースに接続
    され、
    前記波長選択スイッチは、合波信号に対して分波およびフィルタリングを行うために用いられ、
    光アド/ドロップ多重化分岐部に入力された合波信号が前記複数の波長選択スイッチおよび前記複数の合波器によって処理されて得られた処理後の合波信号は、目標トラヒック信号および少なくとも2つの非目標トラヒック信号を含み、前記目標トラヒック信号および前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、異なるサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号は、同じサブバンドに担持され、前記少なくとも2つの非目標トラヒック信号の伝送方向は逆であり、
    前記目標トラヒック信号は、前記処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致するトラヒック信号を意味し、
    前記非目標トラヒック信号は、処理後の合波信号のうち、対応する目標端局と前記処理後の合波信号を受信する端局とが一致しないトラヒック信号を意味する、
    ことを特徴とする光アド/ドロップ多重化分岐部。
  13. 請求項1~10のいずれか一項に記載の通信システムに適用される信号伝送方法であって、
    前記端局によって総帯域幅を指定された数のサブバンドに分割するステップと、
    前記端局が、出力しようとするトラヒック信号およびローディング信号を異なる前記サブバンドに担持させて合波信号を得るステップと、
    前記光アド/ドロップ多重化分岐部が前記合波信号を処理して、処理後の合波信号を得るステップと、
    前記光アド/ドロップ多重化分岐部が前記処理後の合波信号を前記端局の相手端局にそれぞれ送信するステップと、を含む、
    ことを特徴とする信号伝送方法。
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