JP7324633B2 - 係止装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、係止装置、特に、装置本体及び該装置本体に着脱可能な着脱ユニットに用いられる係止装置及び複写機、複合機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
一般的な部品の取付方法として、ねじ止めが広く知られている。しかし、ねじ止めは部品点数が増加する上、ねじを回す工程が必要となるため、取付部品に一対の係合爪を形成し、被取付部品に設けた係合部に係合させることで取り付ける取付方法が用いられることがある。
この点に関し、特許文献1には、フロントパネルに設けた孔部(被係合部)に、デコレーションパネルに形成した一対の係合爪を挿入して係合させることで、デコレーションパネルをフロントパネルに取付た後、一対の係合爪の間に、リアパネルに形成したリブ状の板片を差し込む取付構造が開示されている。この取付構造は、各係合爪の間に差し込まれたリブ状の板片によって各係合爪の撓み変形が制限されるので、デコレーションパネルがフロントパネルから容易に取り外せないようにすることができる。
特開2013-33109号公報
しかしながら、引用文献1に記載された取付構造では、デコレーションパネルを取り外そうとした場合、リアパネルを必ず取り外す必要がある。そのため、この取付構造を、メンテナンスの必要な部品の取付部に使用した場合、作業行程が増えてメンテナンスの作業性が悪化する虞がある。更には部品点数が増えるという課題もある。
そこで、本発明は、簡単な構成で、取付け取外しの操作性もよく、確実に係止ができる係止装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、次の係止装置並びに第1態様及び第2態様の画像形成装置を提供する。
(1)係止装置
本発明に係る係止装置は、一対のアームを有するアーム部材と、前記各アームの間に挿入され前記各アームと係合することで前記アーム部材を係止する係止部材とを、備え、前記アーム部材の各アームは、対向した状態で取付ベースから前記係止部材側へ延伸され、互いの対向間隔が先端部に向かって狭くなるように形成された、前記係止部材との係合部と、前記係合部の対向間隔が最も狭くなる位置に形成されたアーム先端部と、をそれぞれが有し、前記係止部材は、前記各アーム先端部の対向間隔より狭い幅部をそれぞれが有するガイド先端部及びガイド支持部と、前記ガイド先端部と前記ガイド支持部との間に配置され、前記各アーム先端部の対向間隔より広い幅部を有し、前記アーム部材の前記各係合部と係合する係止ガイド部と、前記ガイド支持部を挟んで、前記基部から前記係止ガイド部と所定間隔で対向する位置までそれぞれ延伸された、押え部材と、を有し、前記各押え部材は、前記係止ガイド部と係合した前記各係合部の移動を規制し、前記ガイド支持部は、基部に支持される
(2-1)第1態様の画像形成装置
発明に係る第1態様の画像形成装置は、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に着脱可能な着脱ユニットと、請求項1に記載の係止装置と、を備え、前記画像形成装置本体には、前記アーム部材及び前記係止部材のうち何れか一方が所定距離離れて設けられ、前記着脱ユニットには、前記アーム部材及び前記係止部材のうち何れか他方がそれぞれ対応する位置に設けられている。
(2-2)第2態様の画像形成装置
本発明に係る第2態様の画像形成装置は、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に着脱可能な着脱ユニットと、係止装置と、を備えた画像形成装置であって、前記係止装置は、前記画像形成装置本体と前記画像形成装置本体に着脱可能な着脱ユニットとの取付係合部に用いられ、一対のアームを有するアーム部材と、前記各アームの間に挿入され前記各アームと係合することで前記アーム部材を係止する係止部材とを、備え、前記アーム部材の各アームは、対向した状態で取付ベースから前記係止部材側へ延伸され、互いの対向間隔が先端部に向かって狭くなるように形成された、前記係止部材との係合部と、前記係合部の対向間隔が最も狭くなる位置に形成されたアーム先端部と、をそれぞれが有し、前記係止部材は、前記各アーム先端部の対向間隔より狭い幅部をそれぞれが有するガイド先端部及びガイド支持部と、前記ガイド先端部と前記ガイド支持部との間に配置され、前記各アーム先端部の対向間隔より広い幅部を有し、前記アーム部材の前記各係合部と係合する係止ガイド部と、を有し、前記ガイド支持部は、基部に支持され、前記画像形成装置本体には、前記アーム部材及び前記係止部材のうち何れか一方が所定距離離れて設けられ、前記着脱ユニットには、前記アーム部材及び前記係止部材のうち何れか他方がそれぞれ対応する位置に設けられており、前記係止装置は、第1係止装置及び第2係止装置で構成され、前記第1係止装置における前記一対のアームが向かい合う方向である第1対向方向と、前記第2係止装置における前記一対のアームが向かい合う第2対向方向とは交差する。
本発明によると、互いを係止する係止装置において、簡単な構成で、取付け取外しの操作性を良くすることができ、更に係止を確実に行うことができる。
本実施の形態に係る画像形成装置を正面より視た概略断面図である。 図1に示す画像形成装置の開閉扉を開放して画像形成装置本体から粉体回収容器を取り外した様子を正面側の斜め上方から視た斜視図である。 図1に示す画像形成装置本体から粉体回収容器を取付け又は取外す様子を左側の斜め上方から視た斜視図である。 粉体排出部が粉体回収容器における挿入室に挿入されていない状態を示す側面側の斜め上方から視た斜視図である。 粉体排出部が粉体回収容器における挿入室に挿入された状態を示す側面側の斜め上方から視た斜視図である。 図1に示す画像形成装置本体から粉体回収容器を着脱する様子を左側側の斜め上方から視た斜視図である。 図2に示す粉体回収容器の係止部材に対してアーム部材が係止される前の様子を背面側の斜め上方から視た斜視図である。 図2に示す粉体回収容器の係止部材に対してアーム部材が係止された後の様子を背面側の斜め上方から視た斜視図である。 粉体回収容器が画像形成装置本体に係止された状態を左側から視た側面図である。 図1に示す画像形成装置本体に粉体回収容器を装着した様子を右側側の斜め上方から視た斜視図である。 アーム部材を示す斜視図である。 アーム部材の図9に示すA面に沿った断面を含む斜視図である。 アーム部材の図9に示すB面に沿った断面を含む斜視図である。 アーム部材を示す側面図である。 係止部材を示す断面図である。 係止部材の第1傾斜部と第2傾斜部を拡大した拡大図である。 係止部材を異なる方向から視た斜視図である。 係止部材を異なる方向から視た斜視図である。 アーム部材に対して係止部材が着脱される第1過程を示す断面図である。 アーム部材に対して係止部材が着脱される第2過程を示す断面図である。 アーム部材に対して係止部材が着脱される第3過程を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[画像形成装置]
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置100を正面より視た概略断面図である。図2は、図1に示す画像形成装置100の開閉扉101を開放して画像形成装置本体110から粉体回収容器200を取り外した様子を正面側の斜め上方から視た斜視図である。図1及び図2において、粉体回収容器200は図示を省略している。図3は、図1に示す画像形成装置本体110から粉体回収容器200を取付け又は取外す様子を左側の斜め上方から視た斜視図である。図において、符号Xは左右方向(水平方向)を、符号Yは奥行方向を、符号Zは上下方向(鉛直方向)をそれぞれ表している。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、用紙等のシートPに対して多色及び単色の画像を形成するカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、原稿読取装置90により読み取られた画像、又は、外部から伝達された画像データに応じて、画像形成処理を行う。なお、画像形成装置100は、他の形態のカラー画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置100は、モノクロ画像形成装置であってもよい。
画像形成装置100は、原稿読取装置90と、画像形成装置本体110とを備えている。画像形成装置本体110には、画像形成部102とシート搬送系103とが設けられている。
原稿読取装置90は、シートPに対して画像を形成する原稿を読み取るためのもので、画像形成装置本体110の上部に設けられている。原稿読取装置90は、原稿を載置する透明ガラスで構成された原稿載置台92をその上部に備えている。原稿載置台92に載置された原稿は、原稿読取装置90によってデジタルデータとして読み取られ、画像形成装置本体110にて画像形成処理に必要な画像データに加工される。
画像形成装置本体110に設けられた画像形成部102は、露光ユニット1、複数の現像ユニット2BK,2C,2M,2Y、像担持体として作用する複数の感光体ドラム3~3、複数の感光体クリーニングユニット4BK,4C,4M,4Y、複数の帯電装置5~5、中間転写ベルト装置6、2次転写ローラ10、ベルトクリーニング装置4T、複数のトナーカートリッジ21~21及び定着ユニット7を備えている。ここで、BK,C,M,Yは、それぞれ、黒色、シアン、マゼンタ、イエローを意味する。なお、中間転写ベルト装置6は、中間転写ローラ65~65及び中間転写ベルト61を備えている。また、感光体クリーニングユニット4BK,4C,4M,4Yと、ベルトクリーニング装置4Tは、粉体排出部41BK,41C,41M,41Y,41Tをそれぞれ備えている。
画像形成装置本体110に設けられたシート搬送系103は、給紙トレイ81、排出ローラ31、排出トレイ14、シート搬送路W1及び反転シート搬送路W2を備えている。そして、シート搬送路W1には、ピックアップローラ11a、複数の搬送ローラ12a~12a、レジストローラ13、2次転写ローラ10、定着ユニット7におけるヒートローラ71及び加圧ローラ72、排出ローラ31が配設される。
次に、画像形成装置本体110が画像形成処理を行うプロセスについて説明する。まず、感光体ドラム3~3は、各帯電装置5~5によって所定の電位に一様帯電される。そして、一様電位に帯電した感光体ドラム3~3に対して、露光ユニット1が画像データに対応して光を照射する。感光体ドラム3~3は絶縁体であるが、光が当たった場所は電位が下がるので、画像データと対応した電位分布をもつ静電潜像が感光体ドラム3~3上に形成される。そして、現像ユニット2BK,2C,2M,2Yが、感光体ドラム3~3上に形成された静電潜像に帯電したトナーを付着させて現像する。つまり、感光体ドラム3~3上には静電潜像の電位分布に対応したトナー画像が形成される。感光体ドラム3~3上に形成されたトナー画像は、中間転写ローラ65~65によって、中間転写ベルト61上に静電的に転写される。中間転写ベルト61上に転写されたトナー画像は、シート搬送路W1に沿って送られてきたシートPが、中間転写ベルト61と2次転写ローラ10とに挟持されて搬送されるときに、静電気力によってシートP上に2次転写される。シートP上に2次転写されたトナー画像は、定着ユニット7のヒートローラ71及び加圧ローラ72がシートPを挟持して搬送する際に、熱と圧力によってシートP上に定着される。以上のように定着ユニット7でトナー画像が定着されたシートPは、シート搬送路W1に沿って搬送され、排出ローラ31から排出トレイ14に排出される。
なお、説明が前後するが、給紙トレイ81に積載されたシートPは、ピックアップローラ11aによって、一枚ずつシート搬送路W1へと送られる。ピックアップローラ11aによってシート搬送路W1へ送られたシートPは、搬送ローラ12a~12aを通過し、レジストローラ13に到達した時点で停止する。そして、レジストローラ13位置で停止したシートPは、中間転写ベルト61上のトナー像が2次転写ローラ10に到達するタイミングと整合するタイミングで搬送が再開され、2次転写ローラ10に到達するとトナー画像が転写される。これ以降の工程は上述したとおりである。
なお、シートPの表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、シートPは排出ローラ31から反転シート搬送路W2へ逆方向に搬送される。シートPは反転搬送ローラ12b~12bを経てシートPの表裏を反転してレジストローラ13へ再度導かれる。そして、シートPは、表面と同様にして、裏面にトナー像が形成されて定着された後、排出トレイ14へ向けて排出される。
以上、シートP上に画像を形成するプロセスについて説明した。
次に、画像形成装置本体110の粉体回収機構について説明する。
感光体クリーニングユニット4BK,4C,4M,4Yは、中間転写ベルト61に転写されずに感光体ドラム3~3上に残った残留トナーを回収し、図2に示す粉体排出部41BK,41C,41M,41Yから廃トナーとして排出する。同様に、ベルトクリーニング装置4Tは、シートPに転写されずに中間転写ベルト61上に残った残留トナーを回収し、廃トナーとして粉体排出部41Tから排出する。これらの粉体排出部41BK,41C,41M,41Y,41Tから排出される粉体(本実施形態では廃トナーであるが、廃現像剤であってもよい)は、画像形成装置本体110に着脱可能に取り付けられた粉体回収容器200に回収される。
粉体回収容器200は、画像形成装置本体110において奥行方向Yの一方側Y1(この例では正面側、操作側)に設けられている。そして、粉体回収容器200は、係止装置300(図3参照)により画像形成装置本体110に着脱可能に設けられている。係止装置300と粉体回収容器200の着脱操作については後述する。
(粉体回収容器)
次に、本実施の形態に係る粉体回収容器200について図4Aから図8を参照しながら以下に詳しく説明する。
-粉体回収容器の構造-
最初に図の説明をする。図4Aは、粉体回収容器200が画像形成装置本体110に取り付けられる前の状態を、粉体排出部41BKとの位置が分かるように背面側の斜め上から視た斜視図である。図4Bは、粉体回収容器200が画像形成装置本体110に取り付けられ、粉体排出部41BKと接続された状態を背面側の斜め上から視た斜視図である。図4A及び図4Bに示す斜視図では、一部断面を含んでいる。図4A及び図4Bにおいて、感光体クリーニングユニット4BKから排出される粉体Fを粉体回収容器200が回収する回収構成を示しているが、他の感光体クリーニングユニット4C,4M,4Y及びベルトクリーニング装置4Tについても同様であり、図4A及び図4Bに示す回収構成に代表させて示している。粉体排出部41BK,41C,41M,41Y,41Tは、以下の説明及び図面では、単に粉体排出部41~41という。図5は、図1に示す画像形成装置本体110から粉体回収容器200を着脱する様子を左側側の斜め上方から視た斜視図である。図5に示す斜視図では、画像形成装置本体110を粉体回収容器200の左側の第1軸部200a部分で縦に切断した断面を含んでいる。図6Aは、図5に示す粉体回収容器200の状態を背面側の斜め上方から視た斜視図で、粉体回収容器200の係止部材320と画像形成装置本体110に取り付けられたアーム部材310とが係止する前の状態を示している。図6Bは、図6Aの状態から粉体回収容器200を図中矢印aの方向に回転させ、粉体回収容器200の係止部材320が画像形成装置本体110に取り付けられたアーム部材310と係止した状態を背面側の斜め上方から視た斜視図である。なお、図6Aと図6Bは、開閉部材210と画像形成装置本体110の図示を省略している。図7は、左側に配置されたアーム部材310及び係止部材320が係止した状態を示す側面図で、一部に断面表示が含まれる。図8は、図1に示す画像形成装置本体110に粉体回収容器200を装着した様子を右側側の斜め上方から視た斜視図である。図8に示す斜視図では、画像形成装置本体110を粉体回収容器200の右側の第2軸部200b部分で縦に切断した断面を含んでいる。
図5に示すように、粉体回収容器200は、画像形成装置本体110に対して奥行方向Yの一方側Y1(この例では正面側)に取り外され、奥行方向Yの他方側Y2(この例では背面側)に取り付けられる。粉体回収容器200の画像形成装置本体110への着脱構造については後述する。
図4Aと図4Bに示すように、粉体回収容器200は、挿入室201~201と、粉体回収室202と、落下口203~203と、開閉部材210~210とを備えている。
挿入室201~201は、粉体排出部41~41が挿入される入口部201a~201aを有し、底部に落下口203~203が形成されている。粉体回収室202は、挿入室201~201の下方に隣接されて配置され、落下口203~203によって挿入室201~201と連通している。そして、粉体排出部41~41の排出口41a~41aから排出される粉体F~Fは、落下口203~203を介して粉体回収室202に回収される。
また、粉体回収容器200は、ベルトクリーニング装置4Tから送られてきた粉体F(廃トナー)も落下口203を介して粉体回収室202に回収する(図示なし)。
粉体回収室202には、粉体均し部材220が設けられている。粉体均し部材220は、回転することによって粉体回収室202に落下した粉体Fを均す。
開閉部材210は、挿入室201内で開閉方向Tに移動可能に設けられている。そして、開閉部材210~210は、粉体排出部41が挿入室201に挿入されたときに、粉体排出部41に押されて開放方向T2に移動し、落下口203を開放する。落下口203が開放されると、排出口41aと落下口203とが連通する。
粉体回収容器200は、図4Aに示すように付勢部材280(圧縮コイルバネ)を備えている。付勢部材280は、開閉部材210を落下口が閉塞する方向である閉塞方向T1に向けて開閉部材210を付勢する。そのため、粉体排出部41が挿入室201から取り出されたとき、すなわち粉体回収容器200が画像形成装置本体110から取り外されたときに、開閉部材210は閉塞方向T1に移動して落下口203を閉塞する。
-粉体回収容器の取付構造-
ここからは、粉体回収容器200の画像形成装置本体110への取付構造について説明する。
粉体回収容器200は、図5、図6A、図6B、図7及び図8に示すように、左側面(X1側)の下方に設けられた第1軸部200aと、右側面(X2側)の下方に設けられた第2軸部200bと、を有する。第1軸部200aと第2軸部200bとは同じ回転軸線αを有し、粉体回収容器200の左右方向Xのそれぞれの側面から突出するように形成される。そして、粉体回収容器200は、回転軸線αを中心に回動可能に画像形成装置本体110に取り付けられる。
次に第1軸部200aと第2軸部200bの形状について説明する。
第1軸部200a及び第2軸部200bは、図7と図8に示すように、断面形状が一対の円弧部(200a1,200a1),(200b1,200b1)と、一対の直線部(200a2,200a2),(200b2,200b2)とからなる形状とされている。
ここで、一対の円弧部(200a1,200a1),(200b1,200b1)は、回転軸線αを中心にして上下に対向する円弧形状の部分である。また、一対の直線部(200a2,200a2),(200b2,200b2)は、一対の円弧部(200a1,200a1),(200b1,200b1)の両端をそれぞれ結ぶ直線形状の部分である。
一方、画像形成装置本体110には、粉体回収容器200の第1軸部200a及び第2軸部200bを、それぞれ支持する第1軸受け部110a及び第2軸受け部110bが設けられている。
図7及び図8に示すように、第1軸受け部110a及び第2軸受け部110bは、断面形状が半円部110a1,110b1と、直線部110a2,110b2と、傾斜部110a3,110b3とからなる形状とされている。
ここで、半円部110a1,110b1は、正面側(Y1側)を開放した半円形状の部分である。半円部110a1,110b1の開放方向は、正面側かつ上方である。また、直線部110a2,110b2は、半円部110a1,110b1の下端部から上方に延出している。そして、傾斜部110a3,110b3は、直線部110a2,110b2の上端部から正面側に向かうように上下方向Zに対して所定の角度だけ傾斜している。
この傾斜部110a3,110b3は、粉体回収容器200を画像形成装置本体110へ取り付ける際の案内部となる。
-粉体回収容器の取付手順-
粉体回収容器200を画像形成装置本体110に取り付ける手順について説明する。
操作者は、粉体回収容器200を画像形成装置本体110に装着するにあたり、粉体回収容器200の上側を操作者側に傾ける(図3参照)。次に、操作者は、粉体回収容器200の第1軸部200a及び第2軸部200bを、それぞれ画像形成装置本体110の傾斜部110a3,110b3に沿うようにして第1軸受け部及び第2軸受け部に差し込む(図5参照)。次に、操作者は、第1軸部200a及び第2軸部200bの回転軸線αを中心に粉体回収容器200の上側を画像形成装置本体110側に回動させる(図6A中の矢印aの方向)。そうすると、粉体回収容器200と画像形成装置本体110に設けられた係止装置300(300a),300(300b)によって、粉体回収容器200は、画像形成装置本体110に係止される(図7参照)。
本実施の形態に係る係止装置300(300a),300(300b)は、アーム部材310と係止部材320とを備えている。アーム部材310は画像形成装置本体110の左右方向Xの両端近くにそれぞれ設けられ、係止部材320は各アーム部材310の位置と対応する粉体回収容器200の位置にそれぞれ設けられている。そして、図6Aに示す粉体回収容器200を、回転軸線αを中心に矢印aの方向に回転させると、各係止部材320が、画像形成装置本体110に設けられたアーム部材310とそれぞれ係合し、粉体回収容器200は、画像形成装置本体110に係止される。
(係止装置)
前述したように本実施の形態に係る係止装置300は、アーム部材310と係止部材320とを備えている。ここでは、アーム部材310と係止部材320について、図9から図14Cを参照しながら説明する。
<第1実施形態>
-アーム部材-
図9は、アーム部材310を示す斜視図である。図10Aは、アーム部材310の図9に示すA面に沿った断面を含む斜視図である。図10Bは、アーム部材310の図9に示すB面に沿った断面を含む斜視図である。図11は、アーム部材310を示す側面図である。図において、符号Qは、アーム部材310に係止部材320が着脱される着脱方向を示している。つまり、符号Q1は、アーム部材310を基準としたときの係止部材320が装着される装着方向を、符号Q2は、同じく係止部材320がアーム部材310から離脱する離脱方向を表している。符号Vは、アーム部材310が備える一対のアーム311,311が向かい合う方向、つまり対向方向を示している。本実施例では、符号Vの示す方向は、着脱方向Qと直交する方向でもある。
アーム部材310は、図9から図11に示すように一対のアーム311,311と、取付ベース312とを有している。
一対のアーム311,311は、取付ベース312から着脱方向Qの離脱方向Q2に向かって、それぞれ対向した状態で延伸され、互いの対向間隔が先端部に向かって狭くなるように形成された係合部311e,311eが設けられている。本実施形態では、係合部311e,311eは、符号Cの位置を中心とする円弧形状を有するが、後述する係止部材320と係合する形状をしていれば円弧以外の形状であってもよい。そして、係合部311e,311eの互いの対向間隔が最も狭くなった位置、すなわち対向間隔がwt1となる位置に、アーム311,311の先端部となるアーム先端部311a,311aがそれぞれ形成される。
アーム先端部311a,311aの更に離脱方向Q2側には、図11に示すように互いの対向間隔が広がる方向に突出した案内突部311c,311cを備える。案内突部311c,311cは、アーム311,311の厚みh1(図10B、図11参照)を越えた所定位置まで延出される。また、案内突部311c,311cは互いに向い合う側に案内部311d,311dが形成される。この案内部311d,331dに沿った方向の案内突部311c,311cの長さh2は、アーム311,311の厚みh1より長い。
アーム311,311は、他方のアーム311,311と対向する側と反対側に、アーム311,311の延伸方向に沿って立設したリブ311b,311bを有する。図10B、図11に示すように、アーム311,311の厚みh1は、リブ311b,311bを含む。つまり各アーム311,311の厚みh1には、各リブ311b,311bの高さが含まれる。
また、一対のアーム311,311の取付ベース312側には、取付ベース312から離脱方向Q2に向かって板状に延伸され、アーム311,311の間を接続して補強する、補強リブ311fが設けられている。なお、本実施形態のアーム311,311の取付ベース312側は、符号Cを中心とする円弧形状を有し、係合部311e,311eと連続する直径wの円弧形状を形成するが、係合部311e,311eの対向間隔が最大となる直径wの位置から着脱方向Qの装着方向Q1に向かって直線状に形成してもよい。
取付ベース312は板状で、画像形成装置本体110に取り付けるための取付部313を備えている。取付部313は、アーム部材310を位置決めするための、位置決めボス313b,313bと、画像形成装置本体110に取付ベース312を取り付けるための取付フック313c及びネジ締結用の取付孔313aを含む。位置決めボス313b,313bは、取付向きを決めるために2つ形成されているが、1つでもよい。なお、画像形成装置本体110のアーム部材310の取付部には、位置決めボス313b,313b、取付フック313c、取付孔313aと対応する取付部が、それぞれ対応する位置に形成されている(図示なし)。
-係止部材-
ここからは、係止部材320について説明する。まず、図について説明する。
図12Aは、係止部材320を側面から見た側面図である。図12Bは、図12Aにおける第1傾斜部322と第2傾斜部323a付近を拡大した図である。図13A及び図13Bは、係止部材320をそれぞれ異なる方向から視た斜視図である。
係止部材320は、ガイド先端部321と、第1傾斜部322,322と、係止ガイド部323,323と、ガイド支持部324,324と、底部325とを備え、ガイド支持部324,324を介して基部326に支持される。係止部材320は、本実施形態では合成樹脂製で、基部326は、粉体回収容器200に一体成型されているが、アーム部材310の取付ベース312のように、取付部として粉体回収容器200から分離した構成としてもよい。
ガイド先端部321、第1傾斜部322,322、係止ガイド部323,323、ガイド支持部324,324は、平板状の底部325から壁状に立設される。
ガイド先端部321とガイド支持部324,324は、アーム先端部311a,311aの対向間隔wt1よりも狭い幅(対向間隔)を有する。ここで、ガイド先端部の幅はg1、ガイド支持部324,324の幅はg3であり、いずれもアーム先端部311a,311aの対向間隔wt1よりも狭い(g1<wt1、g3<wt1)。
係止ガイド部323,323は、ガイド先端部321とガイド支持部324,324との間に設けられ、アーム先端部311a,311aの対向間隔wt1より広い幅部(対向間隔g2)を有する。なお、g2の値は、係合部311e,311eの対向間隔が最大となる直径wより小さめに形成される。そして、係止ガイド部323,323は、g2の幅部からガイド支持部324,324に向かって幅(対向間隔)が狭くなる第2傾斜部323a,323aを有し、第2傾斜部323a,323aは、接続部323b,323bにおいて係止ガイド部323,323と接続される。接続部323b,323bの幅(対向間隔)は、ガイド支持部324,324の幅g3と同じであり、アーム先端部311a,311aの対向間隔wt1より狭い。なお、第2傾斜部323a,323aは、アーム311,311の係合部311e,311eと係合する表面形状を有する。言い換えると、第2傾斜部323a,323aの表面形状は、係合部311e,311eの第2傾斜部323a,323aと対向する側の形状と相似の形状を有する。本実施形態における第2傾斜部323a,323aの形状は、係合部311e,311eが円弧形状であるため、この円弧形状と係合する形状をしている。つまり円弧形状を有する。
ガイド支持部324,324は、第2傾斜部323a,323aとの接続部323b,323bから基部326まで所定の対向間隔(g3)を維持するように形成される。
第1傾斜部322,322は、ガイド先端部321から係止ガイド部323,323のアーム先端部311a,311aの対向間隔wt1より広い幅部(g2)に向かって幅(対向間隔)が広くなるように形成される。そして、第1傾斜部322,322は、係止ガイド部323,323の幅部(g2)で係止ガイド部323,323と接続される。なお、この接続部のことを、本実施形態では、境界部γと呼ぶこととする。
第1傾斜部322,322は、それぞれ平面形状を有しており、着脱方向Qに対してδ1の傾斜角度を有するようにそれぞれ形成される。また、第2傾斜部は、曲面状を有するが、その傾斜角δ2は、第1傾斜部の傾斜角δ1よりも大きい(図12B)。なお、図12Bに示す傾斜角δ2は、係止ガイド部323,323とガイド支持部324,324の接続部323b,323bにおける角度としたが、第2傾斜部323a,323aの平均角度としてもよいし、傾斜角度ではなく、所定距離進んだ際の高さ変化量を示す勾配あるいは、所定高さになるまでの水平方向の距離で表してもよい。ここで、第1傾斜部322,322から境界部γまでの着脱方向Qの長さをL1、第2傾斜部323a,323aの境界部γからガイド支持部324,324との接続部323b,323bまでの着脱方向Qの長さをL2とすると、本実施形態ではL2の方がL1より短くなるように構成されている。つまり、L2の短い第2傾斜部323a,323aの方が勾配が急であるといえる。
-係止工程-
ここからは、アーム部材310と係止部材320とが互いに係合することによって係止される仕組みについて、工程を追って説明する。
図14Aから図14Cは、アーム部材310と係止部材320とが係合する過程を、第1過程から第3過程に分けて説明した図である。前述したように、図中の符号Qはアーム部材310と係止部材320とが着脱する着脱方向を示している。符号Q1は、アーム部材310を基準としたときの係止部材320が装着される装着方向を、符号Q2は、同じく係止部材320がアーム部材310から離脱する離脱方向を表している。
本実施形態では、アーム部材310は画像形成装置本体110に取付けられており、係止部材320は粉体回収容器200に設けられている。そして、アーム部材310と係止部材320の係合は、前述したように図5の状態にある粉体回収容器200を、操作者が粉体回収容器200の下部にある回転軸線αを支点にして矢印aの方向に回転させることで行われる。図14Aから図14Cの図はこのときのアーム部材310と係止部材320との係合工程を詳しく説明したものである。
図14Aは、画像形成装置本体110に取付けられたアーム部材310の一対のアーム311,311の間に、粉体回収容器200に設けられた係止部材320が差し込まれ始めた状態(第1過程)を示している。
図は、アーム先端部311a,311aの間に、係止部材320のガイド先端部321が差し込まれ、第1傾斜部322,322によってアーム先端部311a,311aの対向間隔がwt1より広いwt2に広げられた状態を示している。ガイド先端部321は、案内突部311c,311cによってアーム先端部311a,311aの間に確実に案内される。
アーム311,311は、取付ベース312から延伸されて形成されているため、アーム先端部311a,311aは、図14Aに示すように互いに対向する方向Vすなわち着脱方向Qと直交する方向に変位することができる。このときの変位は、合成樹脂で形成されたアーム311,311の弾性変形によるもので、そのため、アーム先端部311a,311aには、元の対向間隔wt1に戻ろうとする復元力が発生する。
この状態から更に係止部材320をQ1の方向に移動させ、アーム先端部311a,311aが、境界部γを越えた状態を示したのが図14Bである(第2過程)。アーム先端部311a,311aは、元の対向間隔wt1に戻ろうとする復元力が作用しているので、第2傾斜部323a,323aのアーム先端部311a,311aとの接触部には、第2傾斜部323a,323aに対して直交する方向の力b1が作用する。この第2傾斜部323a,323aと直交する方向に作用する力b1は、装着方向Q1の方向成分を有する。そのため、係止部材320は、作業者が力を入れなくても装着方向Q1に自動的に移動するようになる。言い換えると、アーム先端部311a,311aは、元の対向間隔wt1に戻るまで、係止部材320をQ2の方向に第2傾斜部323a,323aに沿って移動させる。
図14Cは、アーム先端部311a,311aの対向間隔が元のwt1に戻った状態を示した図である(第3過程)。この状態において、アーム部材310と係止部材320の係合が完了し、係止状態となる。
なお、この状態において、ガイド先端部321と補強リブ311fとの間に若干の隙間340ができる。そのため図14Cに示す係止状態において、係止部材320は、その隙間340の分だけ、Q1の方向に移動できるが、この隙間340がなくなった時点で、ガイド先端部321が補強リブ311fと当接するので移動が止まる(後述する押え部材330,330がない場合)。また、係止部材320が離脱方向Q2に移動しようとすると、今度は、第2傾斜部323a,323aがアーム先端部311a,311aの先端を広げようとするので、アーム先端部311a,311aには元の対向間隔wt1に戻ろうとする復元力Paが作用する。この復元力Paに打ち勝つ力で、アーム先端部311a,311aを境界部γまで移動させない限り、アーム部材310と係止部材320は係合した状態を維持するので、お互いを所定の範囲内で確実に係止することができる。つまり、アーム部材310はロック機能を有し、粉体回収容器200を画像形成装置本体110の所定の位置に確実に係止することができる。言い換えると、別途専用のロック機構を設けなくて済み、構造を簡単にできる。また、一つの動作、すなわち粉体回収容器200を回転軸線αを支点にして矢印aの方向に回転させるという簡単な操作だけで、係止装置300の係合動作とロックを完了させることができる。つまり、ワンアクションで、係合と係止が完了できる。
また、粉体回収容器200を画像形成装置本体110から取り外す場合は、逆の過程が行われる。すなわち、粉体回収容器200の取り外し始めは、作業者が粉体回収容器200を矢印aと反対の方向に回転させるため、アーム先端部311a,311aが第2傾斜部323a,323aによって、その対向間隔が広げられる。そして、アーム先端部311a,311aが境界部γを越えると、今度はアーム先端部311a,311aが、第1傾斜部322,322上をその対向間隔が元の対向間隔wt1に戻るように移動する。
このように、第1傾斜部322,322と第2傾斜部323a,323aの役割は、装着時と離脱時とで逆転する。そして、離脱動作も、粉体回収容器200を矢印aと反対側に回転させるだけで簡単に行うことができる。
以上のように、アーム部材310と係止部材320は、互いに係合することで外れにくくお互いを確実に係止することができる。言い換えると、係止部材320が、アーム先端部311a,311aの対向間隔wt1より狭いガイド先端部321と、対向間隔wt1より広い係止ガイド部323,323とを有するので、操作性よく、確実にアーム部材310と係止部材320を係止することができる。
またアーム部材310の案内突部311c,311cによって、なめらかに、すなわち操作性よくガイド先端部321をアーム311,311の間に案内することができる。更に、アーム先端部311a,311aが第1傾斜部322,322を装着方向Q1に移動する際に、アーム先端部311a,311aが第1傾斜部322,322に引っかかることなく滑らかに移動することができるようになる。
アーム311,311に沿って設けられたリブ311b,311bによって、アーム先端部311a,311a及び係合部311e,311eに作用する復元力Paを大きくすることができる(曲げに対して強くなる)ので係止状態をより確実にすることができる。
第2傾斜部323a,323aは、係合部311e,311eと係合する形状を有しているので、アーム311,311が係止された状態から離脱方向Q2に移動する際に、係合部311e,311eを全体的に着脱方向Qと直交する方向に移動させようとする。すなわちアーム311,311に生じる復元力Paは係合部311e,311e全体に発生するので、アーム部材310と係止部材320をより外れ難くすることができる。このように、係合部311e,311eは、ロック機能を有するため、アーム部材310と係止部材320を確実に係止することができる。
また、第1傾斜部322,322に対して第2傾斜部323a,323aの傾斜を急にしたので、係合したアーム部材310と係止部材320をより外れ難くすることができ、確実に係止状態を維持することができるようになる。
また、第1傾斜部322,322は平面状であるため、その傾斜角度を緩やかにすることができる。これによって、アーム先端部311a,311aの対向間隔をゆっくりと滑らかに広げることができ、操作性を向上できる。
第2傾斜部323a,323aは、曲面状に形成される。これによって、傾斜角度を急にすることができ、アーム部材310を抜けにくくすることができる。つまり、アーム先端部311a,311aの間隔が急に広がるように構成されるので、アーム先端部311a,311aと係合部311e,311eに発生する復元力Paは、係止部材320がアーム部材310から離脱方向Q2への移動する距離の増加に伴って急に大きくなるので、より確実に係止状態を維持することができるようになる。
なお、本実施形態では、アーム部材310は、画像形成装置本体110と別体構成にしたが、画像形成装置本体110に取り付けられる部品に一体的に形成してもよい。
<第2実施形態>
本実施形態では、係止部材320は、押え部材330を備える。押え部材330を備える以外は、第1実施形態と同じであるので、ここでは押え部材330について説明する。
-押え部材-
図12A、図12B、図13A、図13Bを用いて、押え部材330,330について説明する。
押え部材330,330は、第1規制部331,331と、第2規制部332,332と、突出部333,333と、接続部334,334とを備える。また、押え部材330,330は、基部326に支持される。本実施形態では、押え部材330,330は合成樹脂製で、係止部材320,320と同様に、粉体回収容器200に一体的に形成されている。押え部材330,330を支持する基部326を、粉体回収容器200と別構造にしてもよいのは、係止部材320,320と同様である。
第1規制部331,331は、ガイド支持部324,324を挟むように対向した状態で、基部326から係止ガイド部323,323に向かって延伸されて形成される。つまり、第1規制部331,331は、ガイド支持部324,324と所定距離離れた基部326の位置から、ガイド支持部324,324に沿うように係止ガイド部323,323に向かって延伸される。そして、第1規制部331,331は、係止ガイド部323,323の第2傾斜部323a,323aとの最短距離がdg1となる位置まで延伸される。言い換えると、第1規制部331,331は、先端部331a,331aが、係止ガイド部323,323から所定間隔のdg1だけ離れた位置に配置されるように基部326から延伸されて形成される。ここで、dg1は、第1間隙と呼ぶこととする。そして、第1間隙dg1の値は、アーム311,331の案内突部311c,311cの長さh2と同じか、それより短い値とされる。詳しくは後述するが、第1規制部331,331の先端部331a,331aは、係止ガイド部323,323と係合したアーム311,311の移動、もしくは、アーム311,311の位置を第1間隙dg1によって規制する。
また、第1規制部331,331は、基部326から着脱方向Qに延伸されて合成樹脂で形成されるため、先端部331a,331aは、着脱方向Qと直交する方向に弾性変位することができる。
また、第1規制部331,331は、係止部材320の底部325側で、板状の接続部334,334によってガイド支持部324,324と接続される。接続部334,334は、基部326から係止ガイド部323,323に向かって延伸されて形成される。接続部334,334は、ガイド支持部324,324に向かって、基部326から所定の長さL3の範囲に形成される。第1規制部331,331は、基部326からガイド支持部324,324のL3の範囲に渡って形成された接続部334,334と接続されることによって、先端部331a,331aの着脱方向Qと直交する方向の弾性変位の量を小さくできる。言い換えると、先端部331a,331aに生じた着脱方向Qと直交する方向の変位量が同じ場合で比較すると、より大きな復元力P1を発生させることができるようになる。
なお、この先端部331a,331aの着脱方向Qと直交する方向の変位量及び変位した際に生じる復元力P1は、ガイド支持部324,324の接続部334,334のL3の長さによって調整できる。更に詳しく説明すると、ガイド支持部324,324における334が形成されていない領域の長さはL4であり、L3+L4の長さがガイド支持部324,324の着脱方向Qの長さとなる。ここで、L3とL4の比率を変更することで、上述した変位量と復元力量は簡単に調整することができる。
次に第2規制部332,332について説明する。
第2規制部332,332は、図12Aに示すように、第1規制部331,331の先端部331a,331aから基部326と反対側に、互いの対向間隔が広くなるように、そしてアーム部材310の係合部311e,311eが互いに対向する側と反対側、つまり外側と係合するように形成される。本実施形態では、係合部311e,311eの外側が円弧状に形成されるので、第2規制部332,332は、アーム部材310の係合部311e,311eの外側に沿うように円弧状に形成される。
第2規制部332,332は、第1規制部331,331の先端部331a,331aから第2規制部332,332の先端部332a,332aに向かって、互いの対向間隔がg4となる位置まで互いの対向間隔が広がったのち、先端部332a,332aに向かってアーム311,311の形状に沿うように対向間隔が狭まる形状を有する。そのため、先端部332a,332aの対向間隔はg4より狭い。
対向間隔がg4の部分は、アーム311,311の互いに対向しない側同士の最大間隔O1(図14C)と同じか、少し大きめに形成される。このように、第2規制部332,332は、アーム311,311と係合する形状を有している。
以上のように形成された第2規制部332,332の先端部332a,332aは、接続された第1規制部331,331の基部326との接続部を支点に、着脱方向Qと直交する方向Vに変位することができ、このとき復元力P2が発生する。これは、第1規制部331,331の先端部331a,331aと同様である。
第2規制部332,332の互いに向かい合う側と反対側には、突出部333,333が立設される。突出部333,333は、第2規制部332,332に沿って、接続部334,334側の端部に形成される。
突出部333,333を形成することで、第2規制部332,332の先端部332a,332aの前述した着脱方向と直交する方向Vの変位量を調整することができる。具体的には、突出部333,333の第2規制部332,332からの突出量を大きくすることで、前述した変位量を小さくすることができる。またこの時の先端部332a,332aに生じる復元力P2の大きさを大きくすることができる。これは、第1規制部331,331と同じである。
-押え部材の係止構造-
ここからは、押え部材330とアーム部材310との係合構造について、図14Aから図14Cを用いて、工程を追って説明する。
図14Aから図14Cには、アーム部材310と押え部材330とが係合する過程が描かれている。
図14Aは、アーム先端部311a,311aの間に、係止部材320のガイド先端部321が差し込まれ、第1傾斜部322,322によってアーム先端部311a,311aの対向間隔がwt1より広いwt2に広げられた状態を示している。この状態において、押え部材330が備える第2規制部332,332の先端部332a,332aは、アーム311,311の外側と接触し矢印a2の方向にそれぞれ弾性変位する。つまり、アーム311,311、はアーム先端部311a,311aの対向間隔が第1傾斜部322,322よって広げられることで、第2規制部332,332の先端部332a,332aを広げる。このとき第2規制部332,332には前述した復元力が発生する。
図14Bは、アーム先端部311a,311aが、境界部γを越えた状態を示しているが、このときアーム311,311の案内突部311c,311cは、第1規制部331,331の先端部331a,331aと第2傾斜部323a,323aとの第1間隙dg1を押し広げて、矢印b2の方向に移動する。案内突部311c,311cの長さは、dg2より長いので、先端部331a,331aは、矢印b3の方向に変位するが、案内突部311c,311cが通過した後は、復元力によりもとの位置に戻る。
図14Cは、アーム先端部311a,311aの対向間隔が元のwt1に戻り、アーム部材310と係止部材320の係合が完了した係止状態を示している。
第1実施形態では、係止部材320に離脱方向Q2の力が作用しても、係合部311e,311eが第2傾斜部323a,323aを移動する際に復元力Paが発生するため、復元力Pa以上の力を作用させない限り係止状態が解除されることはなかった。
しかしながら、本実施形態の係止装置300を用いて、粉体回収容器200を画像形成装置本体110に係止した場合、開閉部材210を付勢する圧縮コイルばね(付勢部材280)は、粉体排出部41によって常に開放方向T2に圧縮されているため、粉体回収容器200の上部には、矢印aと反対側に回転させようとする反力が生じる。
この反力は、係止部材320を離脱方向Q2に移動させようとするが、前述したように係止部材320の第2傾斜部323a,323aがアーム部材310の係合部311e,311eの対向間隔を広げるように移動するので、係合部311e,311eに復元力Paが発生して係止部材320の移動を停止させる。つまり係止状態を維持できる。
この状態で、更に押え部材330を備えていると、アーム部材310の係合部311e,311eの対向間隔の拡大に応じて、第1規制部331,331の先端部331a,331aの先端部と、第2規制部332,332とが着脱方向Qに対して直交する方向に変位するので、それぞれに復元力P1,P1、復元力P2,P2が生じ、係合部311e,311eの広がりを更に抑制することができる。つまり、より確実にアーム部材310と係止部材320の係止状態を維持できる。
以上のように、押え部材330によって、より確実にアーム部材310を係止できるようになる。
また、第2規制部332,332は、第2傾斜部323a,323aと一緒に、係合部311e,311eを挟み込むオーバーラップ領域β1を備えるので、先に述べた復元力P1,P1、復元力P2,P2は、復元力Pa,Paの発生と同時に発生するようになり、より確実に係止状態を維持できる。つまり、一度により大きな復元力が作用するため、アーム部材310と係止部材320が外れにくくなる。
更に、第1規制部331,331の先端部331a,331aと第2傾斜部323a,323aとの第1間隙dg1,dg1が、案内突部311c,311cの長さh2より短いので、第1間隙dg1,dg1を案内突部311c,311cが通過する際に、先端部331a,331aの前述した変位量が更に大きくなる。このとき、先端部331a,331aに発生する復元力P1,P1は更に大きくなるので、案内突部311c,311cの通過を抑制できる。このように、第1規制部331,331は、案内突部311c,311cのロック機能を有する。
また、第2規制部332,332には突出部333,333を更に備えるため、第2規制部332,332の先端部332a,332aが変位した時に生じる復元力P2を更に大きくできるので、より確実に係止状態を維持することができる。
更に、先端部331a,331aは、対向間隔が最大間隔のg4から少し狭くなるように(β2の領域)、そしてアーム311,311の外径に沿うように形成されているため、第2規制部332,332に生じた復元力P2を、アーム311,311に全体的につたえることができるので、より確実に係止状態を維持することができる。
第2規制部332,332と第2傾斜部323a,323aの間隔dg2は、アーム311,311の厚みh1と同じかそれより少し大きくなるように形成されている。そのため、上記図14Aから図14Cに示す着脱工程1から着脱工程3をスムーズに行うことができる、また、アーム311,311の外側に形成されたリブ311b,311bによって、アーム311,311と第2規制部332,332との接触領域を狭くできるので、アーム311,311の対向方向と第1傾斜部322,322や第1規制部331,331の対向方向との平行度が多少ずれても、スムーズに上記動作を行うことができる。
以上のように係止部材320に更に押させ部材330を設けることで、確実にアーム部材310との係止状態を維持することができるようになる。
また、アーム部材310に係止部材320を係合させた際に、押え部材330によって自動的にアーム部材310の移動が規制されてロックされる。つまり、1つの係合動作だけで、確実に係合と係止を行うことができるようになる。
なお、本実施形態では、押え部材330は、第1規制部331,331と第2規制部332,332の両方を備えたが、第1規制部331,331だけを設けてもよい。また、本実施形態では、係止部材320と押え部材330は、一体的に形成されているが、別体としてもよい。
<第3実施形態>
本実施の形態に係る画像形成装置100の係止装置300は、図3A及び図3Bに示すように、画像形成装置本体110と粉体回収容器200の間に、第1係止装置300a及び第2係止装置300bとして、2つ設けられている。
第1係止装置300aと第2係止装置300bは、取り付けられている向きが異なる。具体的には、第1係止装置300aにおけるアーム部材310のアーム311,311の対向する方向V1(上下方向Z)と第2係止装置300bにおけるアーム部材310のアーム311,311の対向する方向V2(左右方向X)とは交差(この例では直交又は略直交)している。
つまり、第2係止装置300bは左右方向Xすなわち水平方向の位置の係合位置を規定し、第1係止装置300aは上下方向Zの位置を規定する。2つの係止装置300をアーム311,311の対向方向を交差させるように配置することで、粉体回収容器200を画像形成装置本体110の所定の取付け位置に精度よく確実に係止することができる。
粉体回収容器200のX2側には本体と連携する検出部(図示なし)が配置されており、水平方向の位置決めが重要となるため、第2係止装置300bのアーム部材310の対向方向は、水平方向を向くように構成されている。
一方、第1係止装置300aは上下方向の位置を規定するため、第1軸受け部110aの上下方向Zの寸法は、第2軸受け部110bの上下方向Zの寸法より少し大きめに形成されている〔上下方向Zにおいて所定距離の隙間SPが設けられている(図7参照)〕。これによって、上下方向Zの位置は、アーム部材310の位置が基準となるように規定される。
なお本実施の形態では、画像形成装置本体110と粉体回収容器200との間に係止装置300を設けたが、他のユニットに設けてもよい。また他の装置の着脱ユニットに設けてもよい。
(その他の実施の形態)
本実施の形態では、アーム部材310が画像形成装置本体110に設けられ、係止部材320が粉体回収容器200に設けられているが、アーム部材310が粉体回収容器200に設けられ、係止部材320が画像形成装置本体110に設けられていてもよい。また、係止部材320又はアーム部材310が粉体回収容器200に代えて或いは加えて複数のシートPを収容する給紙カセットに設けられていてもよい。
また、本実施形態では、アーム部材310及び係止部材320は、合成樹脂製としたが、アーム部材310に用いることができる樹脂としては、代表的にはポリアセタール樹脂(POM)を例示できる。係止部材320に用いることができる樹脂としては、特に限定されないが、代表的にはアクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合合成樹脂(ABS)、ポリスチレン樹脂(PS)を例示できる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、係る実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 画像形成装置
110 画像形成装置本体
110a 第1軸受け部
110a1 半円部
110a2 直線部
110a3 傾斜部
110b 第2軸受け部
110b1 半円部
110b2 直線部
110b3 傾斜部
200 粉体回収容器
200a 第1軸部
200b 第2軸部
201 挿入室
201a 入口部
202 粉体回収室
203 落下口
210 開閉部材
220 粉体均し部材
280 付勢部材
300 係止装置
300a 第1係止装置
300b 第2係止装置
310 アーム部材
311 アーム
311a アーム先端部
311b リブ
311c 案内突部
311d 案内部
311e 係合部
311f 補強リブ
312 取付ベース
313 取付部
313a 取付孔
313b 位置決めボス
313c 取付フック
320 係止部材
321 ガイド先端部
322 第1傾斜部
323 係止ガイド部
323a 第2傾斜部
323b 接続部
324 ガイド支持部
325 底部
326 基部
330 押え部材
331 第1規制部
331a 先端部
332 第2規制部
332a 先端部
333 突出部
334 接続部
F 粉体
P シート
Q 着脱方向
S 挿抜方向
SP 隙間
X 左右方向
Y 奥行方向
Z 上下方向
α 回転軸線
β1 オーバーラップ領域
γ 境界部
δ1 傾斜角
δ2 傾斜角

Claims (19)

  1. 一対のアームを有するアーム部材と、前記各アームの間に挿入され前記各アームと係合することで前記アーム部材を係止する係止部材とを、備え、
    前記アーム部材の各アームは、対向した状態で取付ベースから前記係止部材側へ延伸され、互いの対向間隔が先端部に向かって狭くなるように形成された、前記係止部材との係合部と、前記係合部の対向間隔が最も狭くなる位置に形成されたアーム先端部と、をそれぞれが有し、
    前記係止部材は、前記各アーム先端部の対向間隔より狭い幅部をそれぞれが有するガイド先端部及びガイド支持部と、前記ガイド先端部と前記ガイド支持部との間に配置され、前記各アーム先端部の対向間隔より広い幅部を有し、前記アーム部材の前記各係合部と係合する係止ガイド部と、前記ガイド支持部を挟んで、前記基部から前記係止ガイド部と所定間隔で対向する位置までそれぞれ延伸された、押え部材と、を有し、
    前記各押え部材は、前記係止ガイド部と係合した前記各係合部の移動を規制し、
    前記ガイド支持部は、基部に支持される係止装置。
  2. 前記各アーム先端部は、前記係合部と反対側に、互いの間隔が広がる方向に突出した案内突部をそれぞれ有する、請求項1に記載の係止装置。
  3. 前記各アームは、他方のアームと対向する側と反対側に、前記各アームの延伸方向に沿って立設したリブを有する、請求項1又は請求項2に記載の係止装置。
  4. 前記アーム部材は、取付ベースに固定用の取付部が形成されている、請求項1から請求項3の何れか一つに記載の係止装置。
  5. 前記係止部材は、前記ガイド先端部から前記係止ガイド部に向かって幅が広くなる一対の第1傾斜部を有し、
    前記係止ガイド部は、前記第1傾斜部との接続部から前記ガイド支持部に向かって幅が狭くなる一対の第2傾斜部を有し、
    前記第2傾斜部は前記アーム部材の各係合部と係合する形状を有する、請求項1から請求項4の何れか一つに記載の係止装置。
  6. 前記第1傾斜部の傾斜より前記第2傾斜部の傾斜の方が急である、請求項5に記載の係止装置。
  7. 前記第1傾斜部は、平面状である、請求項5又は請求項6に記載の係止装置。
  8. 前記第2傾斜部は、曲面状である、請求項5から請求項7の何れか一つに記載の係止装置。
  9. 前記各押え部材は、前記係止ガイド部と係合した前記各係合部の前記係止ガイド部と係合した側と反対側に係合する、請求項1から請求項8の何れか一つに記載の係止装置。
  10. 前記各押え部材の前記係止ガイド部側の端部と前記係止ガイド部との間隔は、前記各アーム先端部の案内突部に形成された案内部の長さより短い、請求項1から請求項の何れか一つに記載の係止装置。
  11. 前記各押え部材は、前記係止ガイド部と所定間隔で対向する位置まで延伸された第1規制部と、前記第1規制部の前記係止ガイド部側端部から、互いの対向間隔が広がる方向に延伸された第2規制部と、を有する請求項から請求項1の何れか一つに記載の係止装置。
  12. 前記第2規制部は、前記各係合部の前記係止ガイド部と係合した側と反対側と係合する、請求項1に記載係止装置。
  13. 前記各押え部は、板状の接続部によって前記ガイド支持部と接続される、請求項から請求項1の何れか一つに記載係止装置。
  14. 前記接続部は、片側の端部が前記基部と接続されており、他端は、前記係止ガイド部と前記ガイド支持部との境界である接続部から所定距離離れた位置まで形成される、請求項1に記載係止装置。
  15. 装置本体と前記装置本体に着脱可能な着脱ユニットとの取付係合部に用いられる、請求項1から請求項1の何れか一つに記載の係止装置。
  16. 画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に着脱可能な着脱ユニットと、請求項1に記載の係止装置と、を備え、
    前記画像形成装置本体には、前記アーム部材及び前記係止部材のうち何れか一方が所定距離離れて設けられ、前記着脱ユニットには、前記アーム部材及び前記係止部材のうち何れか他方がそれぞれ対応する位置に設けられている、画像形成装置。
  17. 前記係止装置は、第1係止装置及び第2係止装置で構成され、
    前記第1係止装置における前記一対のアームが向かい合う方向である第1対向方向と、前記第2係止装置における前記一対のアームが向かい合う第2対向方向とは交差する、請求項1に記載の画像形成装置。
  18. 画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に着脱可能な着脱ユニットと、係止装置と、を備えた画像形成装置であって、
    前記係止装置は、
    前記画像形成装置本体と前記画像形成装置本体に着脱可能な着脱ユニットとの取付係合部に用いられ、
    一対のアームを有するアーム部材と、前記各アームの間に挿入され前記各アームと係合することで前記アーム部材を係止する係止部材とを、備え、
    前記アーム部材の各アームは、対向した状態で取付ベースから前記係止部材側へ延伸され、互いの対向間隔が先端部に向かって狭くなるように形成された、前記係止部材との係合部と、前記係合部の対向間隔が最も狭くなる位置に形成されたアーム先端部と、をそれぞれが有し、
    前記係止部材は、前記各アーム先端部の対向間隔より狭い幅部をそれぞれが有するガイド先端部及びガイド支持部と、前記ガイド先端部と前記ガイド支持部との間に配置され、前記各アーム先端部の対向間隔より広い幅部を有し、前記アーム部材の前記各係合部と係合する係止ガイド部と、を有し、
    前記ガイド支持部は、基部に支持され、
    前記画像形成装置本体には、前記アーム部材及び前記係止部材のうち何れか一方が所定距離離れて設けられ、前記着脱ユニットには、前記アーム部材及び前記係止部材のうち何れか他方がそれぞれ対応する位置に設けられており、
    前記係止装置は、第1係止装置及び第2係止装置で構成され、
    前記第1係止装置における前記一対のアームが向かい合う方向である第1対向方向と、前記第2係止装置における前記一対のアームが向かい合う第2対向方向とは交差する、画像形成装置。
  19. 前記着脱ユニットは、粉体を回収する粉体回収容器である、請求項16から請求項18の何れか一つに記載の画像形成装置。
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