JP7324612B2 - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

送信装置及び受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7324612B2
JP7324612B2 JP2019091147A JP2019091147A JP7324612B2 JP 7324612 B2 JP7324612 B2 JP 7324612B2 JP 2019091147 A JP2019091147 A JP 2019091147A JP 2019091147 A JP2019091147 A JP 2019091147A JP 7324612 B2 JP7324612 B2 JP 7324612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
segment
interleaving
deinterleaving
interleave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019091147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019201407A (ja
Inventor
宏明 宮坂
拓也 蔀
明彦 佐藤
慎悟 朝倉
円香 本田
知明 竹内
規之 白井
悠喜 山上
朋也 井地口
研一 村山
正寛 岡野
健一 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Publication of JP2019201407A publication Critical patent/JP2019201407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7324612B2 publication Critical patent/JP7324612B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 2018年映像情報メディア学会年次大会講演予稿集、33D-4 発行日:平成30年8月15日
本発明は、1つの放送チャンネルの周波数帯を複数のセグメントに分割して用いるデジタル放送システムにおける送信装置及び受信装置に関する。
日本の現行の地上デジタル放送伝送方式として、「ISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)」が用いられている(例えば、非特許文献1参照)。ISDB-Tでは、1つの放送チャンネルの周波数帯を13セグメントに分割し、変調方式・誤り訂正方式をセグメントごとに変更可能とすることにより、1つの放送チャンネル内で移動受信用や固定受信用等の様々な用途に対応可能としている。
なお、1つのセグメントは複数のキャリアにより構成される。また、同一の変調方式・誤り訂正方式等が適用されるセグメント群は階層と称され、最大で3階層(A階層、B階層、C階層)での伝送が可能である。一般的に、13セグメントのうち中央の1セグメントの帯域(部分受信帯域)を移動受信用に割り当て、残りの12セグメントの帯域(非部分受信帯域)を固定受信用に割り当てている。
一方、現行の地上デジタル放送伝送方式に代わる次世代の地上デジタル放送伝送方式の検討が進められている。次世代の地上デジタル放送伝送方式では、現行の地上デジタル放送伝送方式と同様に、1つの放送チャンネルで移動受信用データ(A階層データ)及び固定受信用データ(B階層データ)を伝送することが想定されており、1つの放送チャンネルを例えば35セグメントに分割し、中央の9セグメントの帯域を部分受信帯域として、移動受信用データ(A階層データ)を伝送する方式が検討されている。この場合、残りの26セグメントが非部分受信帯域となる。
ARIB STD-B31 「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式」
次世代の地上デジタル放送伝送方式において部分受信を行う場合、A階層のセグメント数は1~9セグメントの中から選択できることが想定されている。また、2階層の伝送を行う場合であって、A階層のセグメント数が9に満たない場合には、部分受信帯域内の残りのセグメントはB階層に割り当てられる。例えば、A階層のセグメント数が3である場合、部分受信帯域内には6セグメント分のB階層が含まれる。かかる場合、部分受信帯域内にA階層及びB階層が混在することになる。
本出願人は、かかる前提下において適切な周波数インターリーブを実現可能とする発明について特許出願を行っている(特願2017-209064号)。かかる特許出願には、部分受信帯域内における周波数インターリーブとして、セグメント間インターリーブ及びセグメント単位インターリーブを、A階層及びB階層のSP(Scattered Pilot)パターンなどに応じて使い分けることが記載されている。具体的には、セグメント間インターリーブは、部分受信帯域内のA階層及びB階層のSPパターンが同じ場合や、部分受信帯域内にA階層のみが含まれる場合に適用される。セグメント単位インターリーブは、部分受信帯域内のA階層及びB階層のSPパターンが異なる場合に適用される。
部分受信帯域内にA階層及びB階層が混在する場合において、セグメント間インターリーブは、A階層及びB階層の全セグメントにわたってキャリア単位でインターリーブするものである。このため、例えばA階層が1セグメントのみの場合でも、部分受信帯域の9セグメント内にA階層のキャリアが分散されるため、9セグメント帯域に広帯域化した効果が得られる。これにより、特定の周波数領域のみ歪の影響をうける周波数選択性フェージングなどの影響を緩和できるため、伝送特性を改善できる。
一方、セグメント単位インターリーブは、インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を規定するインターリーブテーブルに従って、A階層及びB階層をセグメント単位でインターリーブするものである。このため、例えばA階層が1セグメントのみの場合、9セグメント内の固定の1セグメントしか使用されない。すなわち、A階層が同じセグメント番号のセグメントを使用し続ける。よって、セグメント単位インターリーブは、9セグメント帯域に広帯域化した効果が得られず、セグメント間インターリーブに比べて伝送特性の改善効果が小さいという問題がある。
そこで、本発明は、セグメント単位インターリーブを行う場合であっても伝送特性を改善可能とする送信装置及び受信装置を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る送信装置は、1つの放送チャンネルの周波数帯を複数のセグメントに分割して用いるデジタル放送システムにおける送信装置であって、セグメント単位での周波数インターリーブを行うとき、インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに切り替えることを要旨とする。
第1の特徴に係る送信装置において、インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を規定するインターリーブテーブルに従って、1以上の階層のデータをセグメント単位でインターリーブするセグメント単位インターリーブ部と、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに、前記セグメント単位インターリーブ部が用いる前記インターリーブテーブルを切り替えるインターリーブテーブル切替部とを備えてもよい。
第1の特徴に係る送信装置において、前記対応関係として互いに異なる対応関係を規定する複数のインターリーブテーブルを保持するインターリーブテーブル保持部をさらに備え、前記インターリーブテーブル切替部は、前記複数のインターリーブテーブルの中から、前記セグメント単位インターリーブ部が用いる前記インターリーブテーブルを前記時間単位ごとに切り替えてもよい。
第1の特徴に係る送信装置において、前記対応関係を規定する基本インターリーブテーブルを保持するインターリーブテーブル保持部をさらに備え、前記インターリーブテーブル切替部は、前記基本インターリーブテーブルを巡回シフトすることにより、前記セグメント単位インターリーブ部が用いる前記インターリーブテーブルを前記時間単位ごとに切り替えてもよい。
第1の特徴に係る送信装置において、前記インターリーブテーブル切替部は、OFDMフレームの先頭のタイミングにおいて、前記セグメント単位インターリーブ部が用いる前記インターリーブテーブルを初期化してもよい。
第1の特徴に係る送信装置において、前記セグメント単位インターリーブ部は、2以上の階層のデータをセグメント単位でインターリーブし、当該送信装置は、前記2以上の階層のデータをキャリア単位でインターリーブするセグメント間インターリーブ部と、前記2以上の階層のデータのそれぞれのSPパターンに基づいて、前記2以上の階層のデータをセグメント単位でインターリーブするか又はキャリア単位でインターリーブするかを切り替えるインターリーブ切替部と、をさらに備えてもよい。
第1の特徴に係る送信装置において、前記セグメント単位インターリーブ部は、2以上の階層のデータをセグメント単位でインターリーブする場合において、前記2以上の階層のデータのそれぞれのSPパターンにかかわらず、前記2以上の階層のデータをセグメント単位でインターリーブしてもよい。
第1の特徴に係る送信装置において、前記時間単位ごとにセグメント単位で巡回シフトを行う巡回シフトインターリーブ部を備えてもよい。
第1の特徴に係る送信装置において、前記1つの放送チャンネルの周波数帯における部分受信帯域に対して、前記1以上の階層のデータをセグメント単位でインターリーブしてもよい。
第1の特徴に係る送信装置において、前記1つの放送チャンネルの周波数帯における非部分受信帯域に対して、前記1以上の階層のデータをセグメント単位でインターリーブしてもよい。
第1の特徴に係る送信装置において、前記1つの放送チャンネルの周波数帯の全帯域に対して、前記1以上の階層のデータをセグメント単位でインターリーブしてもよい。
第2の特徴に係る受信装置は、1つの放送チャンネルの周波数帯を複数のセグメントに分割して用いるデジタル放送システムにおける受信装置であって、セグメント単位での周波数デインターリーブを行うとき、デインターリーブ前のセグメント番号に対するデインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに切り替えることを要旨とする。
第2の特徴に係る受信装置において、デインターリーブ前のセグメント番号に対するデインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を規定するデインターリーブテーブルに従って、1以上の階層のデータをセグメント単位でデインターリーブするセグメント単位デインターリーブ部と、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに、前記セグメント単位デインターリーブ部が用いる前記デインターリーブテーブルを切り替えるデインターリーブテーブル切替部とを備えてもよい。
第2の特徴に係る受信装置において、前記対応関係として互いに異なる対応関係を規定する複数のデインターリーブテーブルを保持するデインターリーブテーブル保持部をさらに備え、前記デインターリーブテーブル切替部は、前記複数のデインターリーブテーブルの中から、前記セグメント単位デインターリーブ部が用いる前記デインターリーブテーブルを前記時間単位ごとに切り替えてもよい。
第2の特徴に係る受信装置において、前記対応関係を規定する基本デインターリーブテーブルを保持するデインターリーブテーブル保持部をさらに備え、前記デインターリーブテーブル切替部は、前記基本デインターリーブテーブルを前記時間単位ごとに巡回シフトすることにより、前記セグメント単位デインターリーブ部が用いる前記デインターリーブテーブルを前記時間単位ごとに切り替えてもよい。
第2の特徴に係る受信装置において、前記デインターリーブテーブル切替部は、OFDMフレームの先頭のタイミングにおいて、前記セグメント単位デインターリーブ部が用いる前記デインターリーブテーブルを初期化してもよい。
第2の特徴に係る受信装置において、前記セグメント単位デインターリーブ部は、2以上の階層のデータをセグメント単位でデインターリーブし、当該受信装置は、前記2以上の階層のデータをキャリア単位でデインターリーブするセグメント間デインターリーブ部と、前記2以上の階層のデータのそれぞれのSPパターンに基づいて、前記2以上の階層のデータをセグメント単位でデインターリーブするか又はキャリア単位でデインターリーブするかを切り替えるデインターリーブ切替部と、をさらに備えてもよい。
第2の特徴に係る受信装置において、前記セグメント単位デインターリーブ部は、2以上の階層のデータをセグメント単位でデインターリーブする場合において、前記2以上の階層のデータのそれぞれのSPパターンにかかわらず、前記2以上の階層のデータをセグメント単位でデインターリーブしてもよい。
第2の特徴に係る受信装置において、前記時間単位ごとにセグメント単位で巡回シフトを行う巡回シフトデインターリーブ部を備えてもよい。
第2の特徴に係る受信装置において、前記1つの放送チャンネルの周波数帯における部分受信帯域に対して、前記1以上の階層のデータをセグメント単位でデインターリーブしてもよい。
第2の特徴に係る受信装置において、前記1つの放送チャンネルの周波数帯における非部分受信帯域に対して、前記1以上の階層のデータをセグメント単位でデインターリーブしてもよい。
第2の特徴に係る受信装置において、前記1つの放送チャンネルの周波数帯の全帯域に対して、前記1以上の階層のデータをセグメント単位でデインターリーブしてもよい。
本発明によれば、セグメント単位インターリーブを行う場合であっても伝送特性を十分に改善可能とする送信装置及び受信装置を提供できる。
実施形態に係るデジタル放送システムにおけるセグメント構造をISDB-Tのセグメント構造と比較して示す図である。 実施形態に係るデジタル放送システムにおける送信装置の構成を示す図である。 実施形態に係る階層間インターリーブ部の構成を示す図である。 実施形態に係る階層内セグメント間インターリーブ部によって行われる周波数インターリーブの一例を示す図である。 実施形態に係る階層間インターリーブ部によって行われる周波数インターリーブ(セグメント単位インターリーブ)の一例を示す図である。 実施形態に係るインターリーブテーブル切替部の動作例を示す図である。 実施形態に係るデジタル放送システムにおける受信装置の構成を示す図である。 実施形態に係る階層間デインターリーブ部の構成を示す図である。 変更例1に係る階層間インターリーブ部の構成を示す図である。 変更例1に係る階層間デインターリーブ部の構成を示す図である。 変更例2に係るインターリーブテーブル切替部の動作例を示す図である。 変更例3に係るインターリーブテーブル切替部の動作例を示す図である。 変更例3に係るインターリーブテーブル切替部の他の動作例を示す図である。 変更例4に係るデジタル放送システムにおける送信装置の構成を示す図である。 変更例4に係るデジタル放送システムにおける受信装置の構成を示す図である。
図面を参照しながら、本実施形態に係るデジタル放送システムについて説明する。本実施形態に係るデジタル放送システムは、次世代の地上デジタル放送伝送方式に対応した放送システム(地上デジタルテレビジョン放送システム)である。
なお、図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
<1.実施形態の概要>
本実施形態に係るデジタル放送システムの概要について説明する。本実施形態に係る送信装置は、1つの放送チャンネルの周波数帯を複数のセグメントに分割して用いるデジタル放送システムにおける送信装置であって、インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を規定するインターリーブテーブルに従って、1以上の階層のデータをセグメント単位でインターリーブするセグメント単位インターリーブ部と、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに、前記セグメント単位インターリーブ部が用いる前記インターリーブテーブルを切り替えるインターリーブテーブル切替部と、を備える。
本実施形態に係る受信装置は、1つの放送チャンネルの周波数帯を複数のセグメントに分割して用いるデジタル放送システムにおける受信装置であって、デインターリーブ前のセグメント番号に対するデインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を規定するデインターリーブテーブルに従って、1以上の階層のデータをセグメント単位でデインターリーブするセグメント単位デインターリーブ部と、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに、前記セグメント単位デインターリーブ部が用いる前記デインターリーブテーブルを切り替えるデインターリーブテーブル切替部と、を備える。
このように、本実施形態に係る送信装置は、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに、セグメント単位インターリーブ部が用いるインターリーブテーブルを切り替える。これにより、インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を時間単位ごとに変更できるため、1つの階層のデータが同じセグメント番号のセグメントを使用し続けることがない。すなわち、1つの階層のデータが使用するセグメント番号が時間の経過に従って動的に切り替えられる。
したがって、インターリーブによって広帯域化した効果が得られるため、セグメント単位インターリーブを行う場合であっても、周波数選択性フェージングなどの影響を緩和し、伝送特性を改善可能とすることができる。例えば、9セグメントの部分受信帯域内にA階層が1セグメントのみ含まれ、残りの8セグメントがB階層である場合、インターリーブによって、部分受信帯域の9セグメント内においてA階層のセグメント番号(すなわち、周波数位置)が変化していくため、9セグメント帯域に広帯域化した効果が得られる。
なお、本実施形態に係る送信装置及び受信装置にはインターリーブテーブル切替パターンが予め設定されており、送信装置におけるインターリーブテーブル切替パターンと同期して受信装置がインターリーブテーブル切替を行う。同期の方法は、OFDMフレーム先頭でインターリーブテーブルを初期化するなどの方法を用いる。
<2.セグメント構造>
本実施形態に係るデジタル放送システムにおけるセグメント構造について説明する。図1は、本実施形態に係るデジタル放送システムにおけるセグメント構造をISDB-Tのセグメント構造と比較して示す図である。
図1(a)に、ISDB-Tのセグメント構造を示し、図1(b)に、次世代の地上デジタル放送伝送方式のノーマルモードのセグメント構造を示し、図1(c)に、次世代の地上デジタル放送伝送方式の互換モードのセグメント構造を示し、図1(d)に、次世代の地上デジタル放送伝送方式の拡張モードのセグメント構造を示す。
図1(a)に示すISDB-Tでは、1つの放送チャンネルは、13セグメントによって構成されており、5.57MHzの帯域幅を有している。ISDB-Tの1つの放送チャンネル内において、中央の1セグメントが部分受信帯域αであり、かかる部分受信帯域の両側に配置された12セグメントが非部分受信帯域βである。
図1(b)に示すように、次世代の地上デジタル放送伝送方式のノーマルモードでは、1つの放送チャンネルは、33セグメントによって構成されており、5.50MHzの帯域幅を有している。ノーマルモードのセグメント構造では、1つの放送チャンネル内において、中央の9セグメントが部分受信帯域αであり、かかる部分受信帯域αの両側に配置された24セグメントが非部分受信帯域βである。
図1(c)に示すように、次世代の地上デジタル放送伝送方式の互換モードでは、1つの放送チャンネルは、33セグメント(seg)及び調整帯域(0.07MHz)によって構成されており、ISDB-Tの1つの放送チャンネルと同じ5.57MHzの帯域幅を有している。互換モードのセグメント構造では、1つの放送チャンネル内において、中央の9セグメントが部分受信帯域αであり、かかる部分受信帯域αの両外側に配置された24セグメントが非部分受信帯域βであり、かかる非部分受信帯域βの両外側に配置されるのが調整帯域γである。
図1(d)に示すように、次世代の地上デジタル放送伝送方式の拡張モードでは、1つの放送チャンネルは、35セグメントによって構成されており、5.83MHzの帯域幅を有している。拡張モードのセグメント構造では、1つの放送チャンネル内において、中央の9セグメントが部分受信帯域αであり、かかる部分受信帯域αの両外側に配置された26セグメントが非部分受信帯域βである。
<3.送信装置>
<3.1.送信装置の構成>
本実施形態に係るデジタル放送システムにおける送信装置の構成について説明する。図2は、本実施形態に係るデジタル放送システムにおける送信装置1の構成を示す図である。なお、図2において、インターリーブを「IL」と略記し、セグメントを「セグ」と略記している。
図2に示すように、送信装置1は、3階層までの階層伝送を行う。具体的には、本実施形態に係る送信装置1は、A階層データ、B階層データ、及びC階層データを送信することができる。例えば、A階層データは、移動受信向けの放送用データであり、B階層データ及びC階層データは、固定受信向けの放送用データである。
送信装置1は、マッピング部11a、11b、11cと、調整帯域分離部12と、時間インターリーブ部13(13a、13b、13c、13d)と、階層内セグメント間インターリーブ部14(14a、14b、14c)と、部分受信帯域分離部15と、階層間インターリーブ部16a、16bと、セグメント内インターリーブ部17a、17bと、帯域合成部18と、OFDMフレーム構成部19と、IFFT部20と、送信部21とを備える。
マッピング部11aは、A階層データをキャリアにマッピングし、キャリアにマッピングしたA階層データを時間インターリーブ部13aに出力する。マッピング部11bは、B階層データをキャリアにマッピングし、キャリアにマッピングしたB階層データを時間インターリーブ部13bに出力する。マッピング部11cは、C階層データをキャリアにマッピングし、キャリアにマッピングしたC階層データを調整帯域分離部12に出力する。
調整帯域分離部12は、互換モードの場合に、調整帯域データをC階層データ(すなわち、C階層データがマッピングされているキャリア)から、周波数方向に等しい間隔で引き抜き、時間インターリーブ部13dに出力するとともに、残りのC階層データを時間インターリーブ部13cに出力する。
時間インターリーブ部13aは、マッピング部11aから入力されたA階層データに対して時間インターリーブを施し、時間インターリーブ後のA階層データを階層内セグメント間インターリーブ部14aに出力する。時間インターリーブ部13bは、マッピング部11bから入力されたB階層データに対して時間インターリーブを施し、時間インターリーブ後のB階層データを階層内セグメント間インターリーブ部14bに出力する。時間インターリーブ部13cは、調整帯域分離部12から入力されたC階層データに対して時間インターリーブを施し、時間インターリーブ後のC階層データを階層内セグメント間インターリーブ部14cに出力する。時間インターリーブ部13dは、調整帯域分離部12から入力されたC階層データ(調整帯域)に対して時間インターリーブを施し、時間インターリーブ後のC階層データを帯域合成部18に出力する。
階層内セグメント間インターリーブ部14aは、時間インターリーブ部13aから入力されたA階層データを構成する全てのセグメントにわたってキャリア単位で周波数インターリーブを施し、周波数インターリーブ後のA階層データを部分受信帯域分離部15に出力する。階層内セグメント間インターリーブ部14bは、時間インターリーブ部13bから入力されたB階層データを構成する全てのセグメントにわたってキャリア単位で周波数インターリーブを施し、周波数インターリーブ後のB階層データを部分受信帯域分離部15に出力する。階層内セグメント間インターリーブ部14cは、時間インターリーブ部13cから入力されたC階層データを構成する全てのセグメントにわたってキャリア単位で周波数インターリーブを施し、周波数インターリーブ後のC階層データを部分受信帯域分離部15に出力する。
部分受信帯域分離部15は、階層内セグメント間インターリーブ部14aから入力されたA階層データ、階層内セグメント間インターリーブ部14bから入力されたB階層データ、及び階層内セグメント間インターリーブ部14cから入力されたC階層データから、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データを生成し、部分受信帯域データを階層間インターリーブ部16aに出力し、非部分受信帯域データを階層間インターリーブ部16bに出力する。
具体的には、部分受信帯域分離部15は、9セグメントからなる部分受信帯域αにA階層データを割り当てた後に空きがある場合にB階層データを割り当てることによって部分受信帯域データを生成し、非部分受信帯域βにB階層データの残り及びC階層データを割り当てることによって非部分受信帯域データを生成する。例えば、A階層データが9未満のセグメントからなる場合、部分受信帯域分離部15は、B階層データのうちセグメント番号の低い方から順番に部分受信帯域αに割り当てていき、A階層データ及びB階層データを合わせて9セグメントからなる部分受信帯域データを生成する。一方、A階層データが9セグメントからなる場合、部分受信帯域分離部15は、A階層データのみを部分受信帯域データとし、B階層データ及びC階層データを非部分受信帯域データとする。
部分受信帯域向けの階層間インターリーブ部16aは、部分受信帯域分離部15から入力された部分受信帯域データに対して周波数インターリーブを施し、周波数インターリーブ後の部分受信帯域データをセグメント内インターリーブ部17aに出力する。本実施形態において、階層間インターリーブ部16aは、周波数インターリーブとしてセグメント単位インターリーブを行う。具体的には、階層間インターリーブ部16aは、部分受信帯域データにおけるSPパターンにかかわらず、部分受信帯域データをセグメント単位でインターリーブする。これにより、セグメント間インターリーブ及びセグメント単位インターリーブをSPパターンに応じて使い分ける場合に比べて処理を簡略化できる。
図3は、階層間インターリーブ部16aの構成を示す図である。図3に示すように、階層間インターリーブ部16aは、セグメント単位インターリーブ部161と、インターリーブテーブル切替部162と、インターリーブテーブル保持部163とを備える。
セグメント単位インターリーブ部161は、インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を規定するインターリーブテーブルに従って、部分受信帯域分離部15から入力された部分受信帯域データをセグメント単位でインターリーブする。ここで、部分受信帯域データは、1以上の階層のデータ(すなわち、A及びB階層、又はA階層のみ)である。
インターリーブテーブル切替部162は、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに、セグメント単位インターリーブ部161が用いるインターリーブテーブルを切り替える。本実施形態において、インターリーブテーブル切替部162が1シンボルごとにインターリーブテーブルを切り替える一例について説明するが、2以上のシンボルごとにインターリーブテーブルを切り替えてもよい。但し、インターリーブテーブルを切り替える時間単位(切り替え周期)は、時間方向におけるSPの配置間隔の整数倍であることが好ましい。
インターリーブテーブル保持部163は、インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係として互いに異なる対応関係を規定する複数のインターリーブテーブルを保持する。インターリーブテーブル切替部162は、インターリーブテーブル保持部163が保持している複数のインターリーブテーブルの中から、セグメント単位インターリーブ部161が用いるインターリーブテーブルを切り替え周期のシンボルごとに切り替える。
図2に戻り、非部分受信帯域向けの階層間インターリーブ部16bは、部分受信帯域分離部15から入力された非部分受信帯域データに対して周波数インターリーブを施し、周波数インターリーブ後の非部分受信帯域データをセグメント内インターリーブ部17bに出力する。階層間インターリーブ部16bは、周波数インターリーブとしてセグメント間インターリーブ又はセグメント単位インターリーブを行う。階層間インターリーブ部16bは、B階層及びC階層でSPパターンが同じ場合は、セグメント間インターリーブを行う。一方、B階層及びC階層でSPパターンが異なる場合は、セグメント単位インターリーブを行う。但し、非部分受信部にC階層のみが含まれる場合は、B階層及びC階層のSPパターンによらず、セグメント間インターリーブが適用される。
セグメント内インターリーブ部17aは、階層間インターリーブ部16aから入力された部分受信帯域データを構成するセグメント内でキャリアローテーション及びキャリアランダマイズを施し、キャリアローテーション及びキャリアランダマイズ後の部分受信帯域データを帯域合成部18に出力する。セグメント内インターリーブ部17bは、階層間インターリーブ部16bから入力された非部分受信帯域データを構成するセグメント内でキャリアローテーション及びキャリアランダマイズを施し、キャリアローテーション及びキャリアランダマイズ後の非部分受信帯域データを帯域合成部18に出力する。かかる構成によれば、キャリアローテーション及びキャリアランダマイズのみを実施しているISDB-Tのワンセグ受信における周波数インターリーブを踏襲しつつ、前段の周波数インターリーブも追加実施することで、特性の向上を狙うことができる。
帯域合成部18は、セグメント内インターリーブ部17aから入力された部分受信帯域データ及びセグメント内インターリーブ部17bから入力された非部分受信帯域データ(互換モードの場合は、時間インターリーブ部13dから入力された調整帯域データも)を合成し、合成された送信データをOFDMフレーム構成部19に出力する。例えば、帯域合成部18は、1つの放送チャンネル内において、中央の9セグメントに部分受信帯域データを配置し、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データを合成する。
OFDMフレーム構成部19は、帯域合成部18から入力された送信データからOFDMフレームを構成し、OFDMフレームをIFFT部20に出力する。
IFFT部20は、OFDMフレーム構成部19から入力されたOFDMフレームに対してIFFTを施してOFDM信号を生成し、生成したOFDM信号を送信部21に出力する。
送信部21は、IFFT部20から出力されたOFDM信号を無線信号に変換して送信する。すなわち、送信部21は、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データ(互換モードの場合は、調整帯域データも)を含むOFDM信号を送信する。
<3.2.階層内セグメント間インターリーブの一例>
階層内セグメント間インターリーブ部14(14a、14b、14c)によって行われる周波数インターリーブについて説明する。図4は、かかる周波数インターリーブを示す図である。
図4(a)に、かかる周波数インターリーブ前のキャリアSi(i=0~nz-1)の配列を示し、図4(b)に、かかる周波数インターリーブ後のキャリアSi(i=0~nz-1)の配列を示す。ここで、nは、各階層データのセグメント数を示し、zは、1セグメント当たりのキャリア数を示す。なお、zは、SP間隔に基づいて決定される。例えば、FFTサイズが8kポイントである場合、zは、174、192、201のいずれかであり、FFTサイズが16kポイントである場合、zは、276、348、384、402、411のいずれかであり、FFTサイズが32kポイントである場合、zは、552、696、768、804、822、836、838、839のいずれかである。
例えば、A階層データのセグメント数nが7である場合、階層内セグメント間インターリーブ部14aは、A階層データを構成する全てのセグメント0~n-1にわたってキャリア単位で周波数インターリーブを施す。すなわち、階層内セグメント間インターリーブ部14aは、A階層データがマッピングされているキャリアS~S1217を、図4(a)に示す配列から図4(b)に示す配列に変更する。
<3.3.階層間セグメント単位インターリーブの一例>
部分受信帯域向けの階層間インターリーブ部16aによって行われる周波数インターリーブ(セグメント単位インターリーブ)について説明する。
図5は、かかる周波数インターリーブの基本的な動作を示す図である。図5(a)に示すように、部分受信帯域αは、セグメントNo.0からNo.8までの9セグメントからなる。階層間インターリーブ部16aのセグメント単位インターリーブ部161は、インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を規定するインターリーブテーブルに従って、部分受信帯域データ(部分受信帯域α)を構成するセグメントの配列を、例えば図5(a)に示す配列から図5(b)に示す配列に変更する。
図6は、階層間インターリーブ部16aのインターリーブテーブル切替部162の動作例を示す図である。
図6に示すように、インターリーブテーブル切替部162は、切り替え周期のシンボルごとに、セグメント単位インターリーブ部161が用いるインターリーブテーブルを切り替える。図6は切り替え周期のシンボル数を1とした場合の例である。本実施形態において、インターリーブテーブル保持部163は、インターリーブ前のセグメント番号(図5(a)参照)に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係が互いに異なる9つのインターリーブテーブルを保持する。図6の例では、インターリーブテーブル保持部163は、シンボル番号“0”~“8”にそれぞれ対応付けられたインターリーブテーブルを保持する。
インターリーブテーブル切替部162は、インターリーブテーブル保持部163が保持する9つのインターリーブテーブルの中から、セグメント単位インターリーブ部161が用いるインターリーブテーブルを切り替え周期のシンボルシンボルごとに切り替える。例えば、切り替え周期のシンボル数を1とした場合、インターリーブテーブル切替部162は、シンボル番号“0”には第1のインターリーブテーブルを適用し、シンボル番号が“0”から“1”になる際に、第1のインターリーブテーブルから第2のインターリーブテーブルに切り替える。同様にしてインターリーブテーブルを切り替えていき、シンボル番号が“8”から“9”になる際に、再び第1のインターリーブテーブルに戻る(すなわち、インターリーブテーブルが初期化される)。ここでは切り替え周期のシンボル数を1としたため、9シンボル周期でインターリーブテーブルを初期化する一例を説明したが、切り替え周期のシンボル数を調整して18シンボル周期や36シンボル周期としてもよい。
これにより、例えばA階層として1セグメントのみ使用している場合においても、A階層の伝送に使用されるセグメント番号はシンボルごとに異なるため、特定の周波数領域のみ歪の影響をうける周波数選択性フェージングなどの影響を緩和できる。
<4.受信装置>
本実施形態に係るデジタル放送システムにおける受信装置の構成について説明する。図7は、本実施形態に係るデジタル放送システムにおける受信装置3の構成を示す図である。なお、図7において、デインターリーブを「DIL」と略記し、セグメントを「セグ」と略記している。
図7に示すように、受信装置3は、図2に示した送信装置1が行う処理の逆処理を行うように構成される。具体的には、受信装置3は、受信部31と、FFT部32と、デフレーム化部33と、帯域分離部34と、セグメント内デインターリーブ部35a、35bと、階層間デインターリーブ部36a、36bと、部分受信帯域合成部37と、階層内セグメント間デインターリーブ部38(38a、38b、38c)と、時間デインターリーブ部39(39a、39b、39c、39d)と、調整帯域合成部40と、デマッピング部41a、41b、41cとを備える。
受信部31は、送信装置1によって送信された無線信号を受信してOFDM信号に変換し、OFDM信号をFFT部32に出力する。
FFT部32は、受信部31から入力されたOFDM信号に対してFFTを施し、受信データをデフレーム化部33に出力する。
デフレーム化部33は、FFT部32から入力された受信データに基づいて、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データ(互換モードの場合は、調整帯域データも)の合成データを取得し、取得した合成データを帯域分離部34に出力する。
帯域分離部34は、デフレーム化部33から入力された合成データから、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データ(互換モードの場合は、調整帯域データも)を分離して取得し、部分受信帯域データをセグメント内デインターリーブ部35aに出力するとともに、非部分受信帯域データをセグメント内デインターリーブ部35bに出力する。帯域分離部34は、互換モードの場合は調整帯域データを時間デインターリーブ部39dに出力する。
セグメント内デインターリーブ部35aは、部分受信帯域データを構成するセグメント内で、送信装置1のセグメント内インターリーブ部17aによって施されたキャリアローテーション及びキャリアランダマイズの逆の処理を施し、かかる処理が施された部分受信帯域データを階層間デインターリーブ部36aに出力する。セグメント内デインターリーブ部35bは、非部分受信帯域データを構成するセグメント内で、送信装置1のセグメント内インターリーブ部17bによって施されたキャリアローテーション及びキャリアランダマイズの逆の処理を施し、かかる処理が施された部分受信帯域データを階層間デインターリーブ部36bに出力する。
階層間デインターリーブ部36aは、セグメント内デインターリーブ部35aから入力された部分受信帯域データを構成するセグメント単位で周波数デインターリーブを施し、周波数デインターリーブ後の部分受信帯域データを部分受信帯域合成部37に出力する。かかる周波数デインターリーブは、送信装置1の階層間インターリーブ部16aによって施される周波数インターリーブ(セグメント単位インターリーブ)の逆の処理、すなわち、セグメント単位デインターリーブである。
図8は、階層間デインターリーブ部36aの構成を示す図である。図8に示すように、階層間デインターリーブ部36aは、セグメント単位デインターリーブ部361と、デインターリーブテーブル切替部362と、デインターリーブテーブル保持部363とを備える。
セグメント単位デインターリーブ部361は、デインターリーブ前のセグメント番号に対するデインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を規定するデインターリーブテーブルに従って、セグメント内デインターリーブ部35aから入力された部分受信帯域データをセグメント単位でデインターリーブする。ここで、部分受信帯域データは、1以上の階層のデータ(すなわち、A及びB階層、又はA階層のみ)である。
デインターリーブテーブル切替部362は、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに、セグメント単位デインターリーブ部361が用いるデインターリーブテーブルを切り替える。本実施形態において、デインターリーブテーブル切替部362が1シンボルごとにデインターリーブテーブルを切り替える一例について説明するが、2以上のシンボルごとにデインターリーブテーブルを切り替えてもよい。但し、デインターリーブテーブルを切り替える時間単位(切り替え周期)は、時間方向におけるSPの配置間隔の整数倍であることが好ましい。
デインターリーブテーブル保持部363は、デインターリーブ前のセグメント番号に対するデインターリーブ後のセグメント番号の対応関係として互いに異なる対応関係を規定する複数のデインターリーブテーブルを保持する。デインターリーブテーブル切替部362は、デインターリーブテーブル保持部363が保持している複数のデインターリーブテーブルの中から、セグメント単位デインターリーブ部361が用いるデインターリーブテーブルを切り替え周期のシンボルごとに切り替える。
図7に戻り、階層間デインターリーブ部36bは、セグメント内デインターリーブ部35bから入力された非部分受信帯域データに対して周波数デインターリーブを施し、周波数デインターリーブ後の非部分受信帯域データを部分受信帯域合成部37に出力する。かかる周波数デインターリーブは、送信装置1の階層間インターリーブ部16bによって施される周波数インターリーブ(セグメント単位インターリーブ又はセグメント単位インターリーブ)の逆の処理である。
部分受信帯域合成部37は、階層間デインターリーブ部36aから入力された部分受信帯域データ及び階層間デインターリーブ部36bから入力された非部分受信帯域データから、A階層データ、B階層データ、及びC階層データを取得し、A階層データを階層内セグメント間デインターリーブ部38aに出力し、B階層データを階層内セグメント間デインターリーブ部38bに出力し、C階層データを階層内セグメント間デインターリーブ部38cに出力する。
階層内セグメント間デインターリーブ部38aは、部分受信帯域合成部37から入力されたA階層データを構成する全てのセグメントにわたってキャリア単位で周波数デインターリーブを施し、周波数デインターリーブ後のA階層データを時間デインターリーブ部39aに出力する。階層内セグメント間デインターリーブ部38bは、部分受信帯域合成部37から入力されたB階層データを構成する全てのセグメントにわたってキャリア単位で周波数デインターリーブを施し、周波数デインターリーブ後のB階層データを時間デインターリーブ部39bに出力する。階層内セグメント間デインターリーブ部38cは、部分受信帯域合成部37から入力されたC階層データを構成する全てのセグメントにわたってキャリア単位で周波数デインターリーブを施し、周波数デインターリーブ後のC階層データを時間デインターリーブ部39cに出力する。
時間デインターリーブ部39aは、階層内セグメント間デインターリーブ部38aから入力されたA階層データに対して時間デインターリーブを施し、時間デインターリーブ後のA階層データをデマッピング部41aに出力する。時間デインターリーブ部39bは、階層内セグメント間デインターリーブ部38bから入力されたB階層データに対して時間デインターリーブを施し、時間デインターリーブ後のB階層データをデマッピング部41bに出力する。時間デインターリーブ部39cは、階層内セグメント間デインターリーブ部38cから入力されたC階層データに対して時間デインターリーブを施し、時間デインターリーブ後のC階層データを調整帯域合成部40に出力する。時間デインターリーブ部39dは、帯域分離部34から入力された調整帯域データに対して時間デインターリーブを施し、時間デインターリーブ後の調整帯域データを調整帯域合成部40に出力する。
調整帯域合成部40は、時間デインターリーブ部39cから入力されたC階層データと時間デインターリーブ部39dから入力された調整帯域データ(C階層データ)とを合成し、合成されたC階層データをデマッピング部41cに出力する。
デマッピング部41aは、時間デインターリーブ部39aから入力されたA階層データのキャリアからA階層データをデマッピングして出力する。デマッピング部41bは、時間デインターリーブ部39bから入力されたB階層データのキャリアからB階層データをデマッピングして出力する。デマッピング部41cは、調整帯域合成部40から入力されたC階層データのキャリアからC階層データをデマッピングして出力する。
<5.実施形態のまとめ>
本実施形態に係る送信装置1によれば、インターリーブテーブル切替部162は、1又は複数のシンボルからなる時間単位(切り替え周期)ごとに、セグメント単位インターリーブ部161が用いるインターリーブテーブルを切り替える。また、本実施形態に係る受信装置3によれば、デインターリーブテーブル切替部362は、1又は複数のシンボルからなる時間単位(切り替え周期)ごとに、セグメント単位デインターリーブ部361が用いるデインターリーブテーブルを切り替える。
これにより、インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を時間単位ごとに変更できるため、1つの階層のデータが同じセグメント番号のセグメントを使用し続けることがない。すなわち、1つの階層のデータが使用するセグメント番号が時間の経過に従って動的に切り替えられる。したがって、インターリーブによって広帯域化した効果が得られるため、セグメント単位インターリーブを行う場合であっても、周波数選択性フェージングなどの影響を緩和し、伝送特性を改善可能とすることができる。
<6.変更例1>
上述した実施形態において、送信装置1の階層間インターリーブ部16aが、部分受信帯域データにおけるSPパターンにかかわらず、部分受信帯域データをセグメント単位でインターリーブする一例について説明した。
しかしながら、階層間インターリーブ部16aは、部分受信帯域データにおけるSPパターンに基づいて、部分受信帯域データをセグメント単位でインターリーブするか又は部分受信帯域データをキャリア単位でインターリーブするかを切り替えてもよい。
図9は、本変更例に係る送信装置1の階層間インターリーブ部16aの構成を示す図である。図9に示すように、本変更例に係る階層間インターリーブ部16aは、セグメント単位インターリーブ部161と、インターリーブテーブル切替部162と、インターリーブテーブル保持部163と、セグメント間インターリーブ部164と、インターリーブ切替部165とを備える。ここで、セグメント単位インターリーブ部161、インターリーブテーブル切替部162、及びインターリーブテーブル保持部163については、上述した実施形態と同様である。
セグメント間インターリーブ部164は、部分受信帯域データを構成するA階層データ及びB階層データをキャリア単位でインターリーブする。具体的には、セグメント間インターリーブ部164は、部分受信帯域データの全セグメントにわたってキャリア単位でインターリーブする。
インターリーブ切替部165は、部分受信帯域データを構成するA階層データ及びB階層データのそれぞれのSPパターンに基づいて、部分受信帯域データをセグメント単位でインターリーブするか又はキャリア単位でインターリーブするかを切り替える。SPパターンとは、時間方向及び周波数方向におけるSPの配置パターンをいう。具体的には、インターリーブ切替部165は、SPパターンが同じ場合は、部分受信帯域データをセグメント間インターリーブ部164に出力する。一方、SPパターンが異なる場合は、部分受信帯域データをセグメント単位インターリーブ部161に出力する。なお、部分受信帯域データがA階層データのみから構成される場合、インターリーブ切替部165は、部分受信帯域データをセグメント間インターリーブ部164に出力する。
図10は、本変更例に係る受信装置3の階層間デインターリーブ部36aの構成を示す図である。図10に示すように、本変更例に係る階層間デインターリーブ部36aは、セグメント単位デインターリーブ部361と、デインターリーブテーブル切替部362と、デインターリーブテーブル保持部363と、セグメント間デインターリーブ部364と、デインターリーブ切替部365とを備える。ここで、セグメント単位デインターリーブ部361、デインターリーブテーブル切替部362、及びデインターリーブテーブル保持部363については、上述した実施形態と同様である。
セグメント間デインターリーブ部364は、部分受信帯域データを構成するA階層データ及びB階層データをキャリア単位でデインターリーブする。具体的には、セグメント間デインターリーブ部364は、部分受信帯域データの全セグメントにわたってキャリア単位でデインターリーブする。
デインターリーブ切替部365は、部分受信帯域データを構成するA階層データ及びB階層データのそれぞれのSPパターンに基づいて、部分受信帯域データをセグメント単位でデインターリーブするか又はキャリア単位でデインターリーブするかを切り替える。具体的には、デインターリーブ切替部365は、SPパターンが同じ場合は、部分受信帯域データをセグメント間デインターリーブ部364に出力する。一方、SPパターンが異なる場合は、部分受信帯域データをセグメント単位デインターリーブ部361に出力する。なお、部分受信帯域データがA階層データのみから構成される場合、デインターリーブ切替部365は、部分受信帯域データをセグメント間デインターリーブ部364に出力する。
<7.変更例2>
上述した実施形態に係る送信装置1において、インターリーブテーブル保持部163が複数のインターリーブテーブルを保持しており、インターリーブテーブル切替部162が、これら複数のインターリーブテーブルの中から、セグメント単位インターリーブ部161が用いるインターリーブテーブルを切り替え周期のシンボル数ごとに切り替える一例について説明した。
しかしながら、インターリーブテーブル保持部163が1つの基本インターリーブテーブルを保持し、インターリーブテーブル切替部162が、基本インターリーブテーブルを巡回シフトすることにより、セグメント単位インターリーブ部161が用いるインターリーブテーブルを切り替え周期のシンボル数ごとに切り替えてもよい。本変更例によれば、上述した実施形態のような複数のインターリーブテーブルを不要とすることができる。
図11は、本変更例に係る送信装置1のインターリーブテーブル切替部162の動作例を示す図である。
図11に示すように、インターリーブテーブル切替部162は、1シンボルごとに、基本インターリーブテーブルを巡回シフトする。図11は、切り替え周期のシンボル数を1とした例であり、インターリーブテーブル切替部162は、1シンボルごとに、右巡回シフトにより、インターリーブ後のシンボル番号を1つ右にシフトさせる。この例では右巡回シフトを行っているが、左巡回シフトでも同様の効果が得られる。またシフト量も1ではなく、シフト量を2や4などとすることもできる。
具体的には、インターリーブテーブル切替部162は、シンボル番号“0”には基本インターリーブテーブルを適用し、シンボル番号が“0”から“1”になる際に、基本インターリーブテーブルを右巡回シフトにより1つ右にシフトさせることによりインターリーブテーブルを切り替える。同様にしてインターリーブテーブルを切り替えていき、シンボル番号が“8”から“9”になる際に、再び基本インターリーブテーブルに戻る(すなわち、インターリーブテーブルが初期化される)。ここでは8シンボル周期でインターリーブテーブルを初期化する一例を説明したが、9シンボル周期や16シンボル周期などであってもよい。
同様に、受信装置3において、デインターリーブテーブル保持部363が1つの基本デインターリーブテーブルを保持し、デインターリーブテーブル切替部362が、基本デインターリーブテーブルを巡回シフトすることにより、セグメント単位デインターリーブ部361が用いるデインターリーブテーブルを切り替え周期のシンボル数ごとに切り替えてもよい。
なお、本変更において、上述した変更例1と同様にSPパターンに応じてインターリーブを切り替える構成を採用してもよい。
<8.変更例3>
上述した実施形態において、送信装置1の部分受信帯域向けの階層間インターリーブ部16aにおいて、インターリーブテーブル切替部162がインターリーブテーブルを1シンボルごとに切り替える一例について説明した。
しかしながら、かかるインターリーブテーブルの切り替え処理は、非部分受信帯域向けの階層間インターリーブ部16bにも適用可能である。かかる場合、非部分受信帯域向けの階層間インターリーブ部16bは、図3に示す階層間インターリーブ部16aと同様の構成を有する。
図12は、本変更例に係る階層間インターリーブ部16bのインターリーブテーブル切替部162の動作例を示す図である。図12に示すように、インターリーブテーブル切替部162は、上述した実施形態と同様にして、切り替え周期のシンボル数ごとに、セグメント単位インターリーブ部161が用いるインターリーブテーブルを切り替える。
また、変更例2と同様に、基本テーブルを巡回シフトすることによりインターリーブテーブルを切り替えてもよい。図13は切り替え周期のシンボル数を1とした場合の、本変更例に係る階層間インターリーブ部16bのインターリーブテーブル切替部162の他の動作例を示す図である。図13に示すように、インターリーブテーブル切替部162は、切り替え周期のシンボル数ごとに基本テーブルを右巡回シフトにより3つ右にシフトさせる。図13では、切り替え周期のシンボル数ごとのシフト量が3である一例を示しているが、切り替え周期のシンボル数ごとのシフト量が1や2などであってもよい。
なお、図12及び図13では、非部分受信帯域が24セグメントである一例を示しているが、非部分受信帯域が26セグメントであってもよい。
同様に、受信装置3の非部分受信帯域向けの階層間デインターリーブ部36bにおいて、切り替え周期のシンボル数ごとに、セグメント単位インターリーブ部161が用いるインターリーブテーブルを切り替えてもよい。
また、本変更において、上述した変更例1と同様にSPパターンに応じてインターリーブを切り替える構成を採用してもよい。
<9.変更例4>
上述した実施形態及びその変更例において、送信装置1がOFDMフレーム構成前の信号に対してセグメント単位でインターリーブを行うとともに、受信装置3がデフレーム後の信号に対してセグメント単位でデインターリーブを行う一例について説明した。
しかしながら、送信装置1がOFDMフレーム構成後の信号に対してセグメント単位でインターリーブを行うとともに、受信装置3がデフレーム前の信号に対してセグメント単位でデインターリーブを行う構成としてもよい。
また、上述した実施形態及びその変更例において、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに、送信装置1がインターリーブテーブルの切り替えを行うとともに、受信装置3がデインターリーブテーブルの切り替えを行う一例について説明した。
しかしながら、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに、送信装置1がセグメント単位で巡回シフトインターリーブを行うとともに、受信装置3がセグメント単位で巡回シフトデインターリーブを行う構成としてもよい。
図14は、本変更例に係るデジタル放送システムにおける送信装置1の構成を示す図である。図14に示す送信装置1は、OFDMフレーム構成部19とIFFT部20との間に設けられた巡回シフトインターリーブ部22を備える点で、上述した実施形態に係る送信装置1とは異なっている。
巡回シフトインターリーブ部22は、OFDMフレーム構成部19から入力されたOFDMフレームに対して、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとにセグメント単位で巡回シフトを行う。すなわち、巡回シフトインターリーブ部22は、最終的なスペクトル配置になった段階で、巡回シフトインターリーブを行う。このとき、部分受信帯域での処理と非部分受信帯域での処理とを個別に実施する。
図15は、本変更例に係るデジタル放送システムにおける受信装置3の構成を示す図である。図15に示す受信装置3は、FFT部32とデフレーム化部33との間に設けられた巡回シフトデインターリーブ部42を備える点で、上述した実施形態に係る受信装置3とは異なっている。
巡回シフトデインターリーブ部42は、FFT部32から入力された受信信号に対して、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとにセグメント単位で巡回シフトを行う。このとき、部分受信帯域での処理と非部分受信帯域での処理とを個別に実施する。
本変更例において、巡回シフトのパターンについては、送信装置1の巡回シフトインターリーブ部22及び受信装置3の巡回シフトデインターリーブ部42でパターンを決めておけばよく、例えば右方向・左方向1つとばしなどとしてもよい。
なお、巡回シフトに代えて、上述した実施形態と同様なテーブルを別途用意すれば、ランダマイズテーブルによるパターンにも対応できる。
<10.その他の実施形態>
上述のように、本発明について、上述した実施形態によって説明したが、かかる実施形態における開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。かかる開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した実施形態において、部分受信帯域向けの階層間インターリーブにおいてセグメント単位インターリーブを行う際にインターリーブテーブルを切り替え周期のシンボル数ごとに切り替える一例について説明した。また、上述した変更例3において、非部分受信帯域向けの階層間インターリーブにおいてセグメント単位インターリーブを行う際にインターリーブテーブルを切り替え周期のシンボル数ごとに切り替える一例について説明した。しかしながら、全帯域の33セグメント又は35セグメントに対しても同様の方法で行うことができる。具体的には、全帯域(部分受信帯域及び非部分受信帯域)に対してセグメント単位インターリーブを行う際にインターリーブテーブルを切り替え周期のシンボル数ごとに切り替えてもよい。
上述した実施形態において、1本の送受信アンテナによるSISO(Single-Input Single-Output)が適用されているケースを想定していたが、かかるケースに限定されることはなく、複数本の送受信アンテナによるMIMO(Multi-Input Multi-Output)が適用されているケース等にも適用可能である。
また、上述した実施形態において、3階層(A階層、B階層、C階層)の階層伝送を行うケースを例に挙げて説明したが、かかるケースに限定されることなく、2階層(A階層、B階層)の階層伝送を行うケースにも適用可能である。
なお、送信装置1及び受信装置3によって行われる各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、送信装置1及び受信装置3のそれぞれは、半導体集積回路(チップ)として構成されてもよい。
1 :送信装置
3 :受信装置
11a :マッピング部
11b :マッピング部
11c :マッピング部
12 :調整帯域分離部
13 :時間インターリーブ部
13a :時間インターリーブ部
13b :時間インターリーブ部
13c :時間インターリーブ部
13d :時間インターリーブ部
14 :階層内セグメント間インターリーブ部
14a :階層内セグメント間インターリーブ部
14b :階層内セグメント間インターリーブ部
14c :階層内セグメント間インターリーブ部
15 :部分受信帯域分離部
16a :階層間インターリーブ部
16b :階層間インターリーブ部
17a :セグメント内インターリーブ部
17b :セグメント内インターリーブ部
18 :帯域合成部
19 :OFDMフレーム構成部
20 :IFFT部
21 :送信部
22 :巡回シフトインターリーブ部
31 :受信部
32 :FFT部
33 :デフレーム化部
34 :帯域分離部
35a :セグメント内デインターリーブ部
35b :セグメント内デインターリーブ部
36a :階層間デインターリーブ部
36b :階層間デインターリーブ部
37 :部分受信帯域合成部
38 :階層内セグメント間デインターリーブ部
38a :階層内セグメント間デインターリーブ部
38b :階層内セグメント間デインターリーブ部
38c :階層内セグメント間デインターリーブ部
39 :時間デインターリーブ部
39a :時間デインターリーブ部
39b :時間デインターリーブ部
39c :時間デインターリーブ部
39d :時間デインターリーブ部
40 :調整帯域合成部
41a :デマッピング部
41b :デマッピング部
41c :デマッピング部
42 :巡回シフトデインターリーブ部
161 :セグメント単位インターリーブ部
162 :インターリーブテーブル切替部
163 :インターリーブテーブル保持部
164 :セグメント間インターリーブ部
165 :インターリーブ切替部
361 :セグメント単位デインターリーブ部
362 :デインターリーブテーブル切替部
363 :デインターリーブテーブル保持部
364 :セグメント間デインターリーブ部
365 :デインターリーブ切替部

Claims (12)

  1. 1つの放送チャンネルの周波数帯を複数のセグメントに分割して用いるデジタル放送システムにおける送信装置であって、
    階層毎に異なるSPの配置を用いてセグメント単位での周波数インターリーブを行うとき、インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに切り替え
    前記時間単位は、時間方向における前記SPの配置間隔の整数倍であることを特徴とする送信装置。
  2. インターリーブ前のセグメント番号に対するインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を規定するインターリーブテーブルに従って、1以上の階層のデータをセグメント単位でインターリーブするセグメント単位インターリーブ部と、
    前記時間単位ごとに、前記セグメント単位インターリーブ部が用いる前記インターリーブテーブルを切り替えるインターリーブテーブル切替部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記対応関係として互いに異なる対応関係を規定する複数のインターリーブテーブルを保持するインターリーブテーブル保持部をさらに備え、
    前記インターリーブテーブル切替部は、前記複数のインターリーブテーブルの中から、前記セグメント単位インターリーブ部が用いる前記インターリーブテーブルを前記時間単位ごとに切り替えることを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記対応関係を規定する基本インターリーブテーブルを保持するインターリーブテーブル保持部をさらに備え、
    前記インターリーブテーブル切替部は、前記基本インターリーブテーブルを巡回シフトすることにより、前記セグメント単位インターリーブ部が用いる前記インターリーブテーブルを前記時間単位ごとに切り替えることを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  5. 前記インターリーブテーブル切替部は、OFDMフレームの先頭のタイミングにおいて、前記セグメント単位インターリーブ部が用いる前記インターリーブテーブルを初期化することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の送信装置。
  6. 前記時間単位ごとにセグメント単位で巡回シフトを行う巡回シフトインターリーブ部を備えることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  7. 1つの放送チャンネルの周波数帯を複数のセグメントに分割して用いるデジタル放送システムにおける受信装置であって、
    階層毎に異なるSPの配置を用いてセグメント単位での周波数デインターリーブを行うとき、デインターリーブ前のセグメント番号に対するデインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を、1又は複数のシンボルからなる時間単位ごとに切り替え
    前記時間単位は、時間方向における前記SPの配置間隔の整数倍であることを特徴とする受信装置。
  8. デインターリーブ前のセグメント番号に対するデインターリーブ後のセグメント番号の対応関係を規定するデインターリーブテーブルに従って、1以上の階層のデータをセグメント単位でデインターリーブするセグメント単位デインターリーブ部と、
    前記時間単位ごとに、前記セグメント単位デインターリーブ部が用いる前記デインターリーブテーブルを切り替えるデインターリーブテーブル切替部と、を備えることを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
  9. 前記対応関係として互いに異なる対応関係を規定する複数のデインターリーブテーブルを保持するデインターリーブテーブル保持部をさらに備え、
    前記デインターリーブテーブル切替部は、前記複数のデインターリーブテーブルの中から、前記セグメント単位デインターリーブ部が用いる前記デインターリーブテーブルを前記時間単位ごとに切り替えることを特徴とする請求項8に記載の受信装置。
  10. 前記対応関係を規定する基本デインターリーブテーブルを保持するデインターリーブテーブル保持部をさらに備え、
    前記デインターリーブテーブル切替部は、前記基本デインターリーブテーブルを前記時間単位ごとに巡回シフトすることにより、前記セグメント単位デインターリーブ部が用いる前記デインターリーブテーブルを前記時間単位ごとに切り替えることを特徴とする請求項8に記載の受信装置。
  11. 前記デインターリーブテーブル切替部は、OFDMフレームの先頭のタイミングにおいて、前記セグメント単位デインターリーブ部が用いる前記デインターリーブテーブルを初期化することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の受信装置。
  12. 前記時間単位ごとにセグメント単位で巡回シフトを行う巡回シフトデインターリーブ部を備えることを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
JP2019091147A 2018-05-15 2019-05-14 送信装置及び受信装置 Active JP7324612B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018094084 2018-05-15
JP2018094084 2018-05-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019201407A JP2019201407A (ja) 2019-11-21
JP7324612B2 true JP7324612B2 (ja) 2023-08-10

Family

ID=68612374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019091147A Active JP7324612B2 (ja) 2018-05-15 2019-05-14 送信装置及び受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7324612B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009016923A (ja) 2007-06-29 2009-01-22 Toshiba Corp 連結送信装置と連結送信方法
US20120076127A1 (en) 2010-09-29 2012-03-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Signalling for digital broadcasting system
JP2016149739A (ja) 2015-02-10 2016-08-18 日本放送協会 送信装置、受信装置、及び半導体チップ
JP2017200126A (ja) 2016-04-28 2017-11-02 日本放送協会 Ofdm信号送信装置及びofdm信号受信装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009016923A (ja) 2007-06-29 2009-01-22 Toshiba Corp 連結送信装置と連結送信方法
US20120076127A1 (en) 2010-09-29 2012-03-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Signalling for digital broadcasting system
JP2016149739A (ja) 2015-02-10 2016-08-18 日本放送協会 送信装置、受信装置、及び半導体チップ
JP2017200126A (ja) 2016-04-28 2017-11-02 日本放送協会 Ofdm信号送信装置及びofdm信号受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019201407A (ja) 2019-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6514358B2 (ja) 放送信号送受信装置及び方法
JP6657310B2 (ja) 放送信号送受信装置及び方法
CN107113448B (zh) 广播信号接收方法以及广播信号接收装置
JP6405051B2 (ja) 放送信号送信装置、放送信号受信装置、放送信号送信方法、及び放送信号受信方法
KR101899826B1 (ko) 방송 신호 송신 장치, 방송 신호 수신 장치, 방송 신호 송신 방법, 및 방송 신호 수신 방법
JP6267358B2 (ja) 放送信号送信装置、放送信号受信装置、放送信号送信方法及び放送信号受信方法
JP6317522B2 (ja) 放送信号送信装置、放送信号受信装置、放送信号を送受信する方法
JP2016541186A (ja) 放送信号送信装置、放送信号受信装置、放送信号送信方法及び放送信号受信方法
US7688773B2 (en) Method of transmitting and receiving a signal in an MC-CDMA system
KR20170053174A (ko) 방송 신호 송수신 장치 및 방법
JP6487054B2 (ja) 放送信号送信装置、放送信号受信装置、放送信号送信方法、及び放送信号受信方法
JP2023509761A (ja) データ処理方法及び機器
CN109845213B (zh) 发送器、接收器、发送方法和接收方法
JP2018198426A (ja) 送信装置、受信装置、及びチップ
JP7324612B2 (ja) 送信装置及び受信装置
JP4339850B2 (ja) 送信されるマルチキャリア信号を提供する装置及び方法、並びに受信されたマルチキャリア信号から出力信号を提供する装置及び方法
JP4898400B2 (ja) 無線送信装置、無線受信装置、無線通信システムおよび無線通信方法
JP6938337B2 (ja) 送信装置、受信装置及びチップ
JP7284653B2 (ja) 送信装置及び受信装置
JP2020065253A (ja) 送信装置及び受信装置
JP2022013869A (ja) 送信装置及び受信装置
JP7387345B2 (ja) 送信装置及び受信装置
JP2023033196A (ja) 送信装置及び受信装置
JP2018198425A (ja) 送信装置、受信装置、送受信システム、及びチップ
JP2023033195A (ja) 送信装置及び受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20190521

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7324612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150