JP7324214B2 - 太陽電池パネルの設置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の太陽電池パネルを、軒棟方向に隣り合う太陽電池パネルの位置が桁方向にずれるように屋根面に設置した設置構造に関する。
特許文献1には、複数の太陽電池パネルを、軒棟方向に隣り合う太陽電池パネルの位置が桁方向にずれるように屋根面に設置した設置構造が開示されている。
特許第3660520号公報
ところで、特許文献1のような太陽電池パネルの設置構造において、太陽電池パネルを桁方向に位置決めする作業を容易にしたいという要望がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、太陽電池パネルを桁方向に位置決めする作業を容易にすることにある。
本発明は、第1~第3の太陽電池パネルを、第1の太陽電池パネルが第2及び第3の太陽電池パネルの軒側に隣接するように屋根面に設置した設置構造において、前記各太陽電池パネルの棟側端部には、係合部を有する第1及び第2の係合部材が桁方向に互いに間隔を空けて取り付けられ、前記各太陽電池パネルの軒側端部には、被係合部を有する第1及び第2の被係合部材が桁方向に互いに間隔を空けて取り付けられ、前記第1の太陽電池パネルの第1の係合部材の係合部は、前記第2の太陽電池パネルの第1の被係合部材の被係合部に係合している一方、前記第1の太陽電池パネルの第2の係合部材の係合部は、前記第3の太陽電池パネルの第2の被係合部材の被係合部に係合していることを特徴とする。
本発明によれば、第1の太陽電池パネルの第1の係合部材の係合部を、第2の太陽電池パネルの第1の被係合部材の被係合部に係合させるだけで、第1の太陽電池パネルが桁方向に第2の太陽電池パネルに対して位置決めされる。また、第1の太陽電池パネルの第2の係合部材の係合部を、第3の太陽電池パネルの第2の被係合部材の被係合部に係合させるだけで、第1の太陽電池パネルが桁方向に第3の太陽電池パネルに対して位置決めされる。したがって、太陽電池パネルを桁方向に位置決めする作業が容易になる。
図1Aは、実施形態1に係る太陽電池パネルの設置構造が適用された屋根面を示す平面図である。 図1Bは、太陽電池パネルを外した状態における屋根面を示す斜視図である。 図2は、建材一体型太陽電池モジュールを屋根面の表側から見た図である。 図3は、建材一体型太陽電池モジュールを屋根面の裏側から見た図である。 図4Aは、図1BのIVa-IVa線に対応するベースプレートの断面図である。 図4Bは、図1BのIVb-IVb線に対応するベースプレートの断面図である。 図5は、太陽電池パネルを外した状態における桁方向に隣り合う3つの建材一体型太陽電池モジュールの正面図である。 図6は、ケーブル、棟側フレーム部材、ガスケット、及び棟側フレーム部材周りのベースプレートの斜視図である。 図7は、棟側フレーム部材、ガスケット、及び棟側フレーム部材周りのベースプレートの斜視図である。 図8は、軒側フレーム部材、ガスケット、カバー部材、及び軒側フレーム部材周りのベースプレートの斜視図である。 図9は、軒側フレーム部材、及び軒側フレーム部材周りのベースプレートの斜視図である。 図10は、図1BのX-X線における断面図である。 図11は、軒側部材の斜視図である。 図12は、図11のXII-XII線における断面図である。 図13は、第1棟側カバー周りの斜視図である。 図14は、実施形態2の図3相当図である。 図15は、実施形態2の図7相当図である。 図16は、実施形態2の図8相当図である。 図17は、建材一体型太陽電池モジュールと第1の水切り部材の斜視図である。 図18は、図17のXVIII-XVIII線に対応する断面図である。 図19は、第2の水切り部材の斜視図である。 図20は、実施形態2の変形例1の図18相当図である。 図21は、実施形態2の変形例2の図18相当図である。 図22は、実施形態3の図1B相当図である。 図23は、実施形態3の変形例1の図22相当図である。 図24は、実施形態3の変形例2の図22相当図である。 図25は、3段用水切り部材の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1A及び図1Bは、寄棟屋根を構成する1対の屋根面1の一方を示す。各屋根面1は、野地板3a(図10参照)及び防水シート3b(図10参照)で構成された屋根下地3(図10参照)を備えている。つまり、屋根下地3表面は、全体に亘って防水シート3bで覆われている。以下、屋根面1を外から見た場合の手前側、すなわち、太陽が当たる側を表側と呼び、その反対側を裏側と呼ぶ。また、屋根面1の表側から見て軒棟方向と直交する方向を桁方向と呼ぶものとする。また、屋根面1の表側から見て屋根面1の表側から見て右側(図1A中右側)を右側、屋根面1の表側から見て左側(図1A中左側)を左側と呼ぶ。
そして、屋根下地3表面の桁方向中央(一部)の領域には、6つの建材一体型太陽電池モジュール5a~5fが敷設されている。詳しくは、防水シート3b表面の軒側端部の桁方向中央部に、建材一体型太陽電池モジュール5a~5cが右側から順に配設され、これら建材一体型太陽電池モジュール5a~5cの棟側に建材一体型太陽電池モジュール5d,5eが右側から順に配設され、これら建材一体型太陽電池モジュール5d,5eの棟側に建材一体型太陽電池モジュール5fが配設されている。建材一体型太陽電池モジュール5a~5fは、共通の構成を有しているので、区別する必要のない場合には符号5を付す。建材一体型太陽電池モジュール5a~5fの非敷設領域には、複数のスレート7が敷設されている。
<太陽電池モジュールの構成>
各建材一体型太陽電池モジュール5は、図2及び図3にも示すように、不燃材としてのメッキ鋼板で形成された平面視台形状のベースプレート9と、本発明の実施形態1に係る設置構造を適用してベースプレート9の表側に配設される太陽電池パネル11とを有している。ベースプレート9を構成する不燃材として、アルミ、ステンレス等、メッキ鋼板以外の金属を採用してもよい。なお、図2中、太陽電池パネル11を2点鎖線で示す。
-ベースプレート-
図4Aに示すように、ベースプレート9の桁方向一端(左側の端部)には、表側に向かって断面U字状に折れ曲がった左側折曲部9aが形成されている。左側折曲部9aは、ベースプレート9上に存在する水が左外側に侵出するのを防ぐための水返しとして機能する。一方で、ベースプレート9の桁方向他端(右側の端部)には、裏側に向かって断面U字状に折れ曲がった右側折曲部9bが形成されている。
図4Bに示すように、ベースプレート9の軒棟方向一端(棟側の端部)には、右側端部を除く全長に亘って、表側に向かって断面U字状に折れ曲がった棟側折曲部9cが形成されている。棟側折曲部9cは、ベースプレート9上に存在する水が棟方向外側に侵出するのを防ぐための水返しとして機能する。一方で、ベースプレート9の軒棟方向他端(軒側の端部)には、裏側に向かって断面U字状に折れ曲がった軒側折曲部9jが形成されている。
なお、図4Aでは、左側折曲部9a及び右側折曲部9bが断面U字状に折れ曲がっているものとしたが、これに限定されない。例えば、左側折曲部9a及び右側折曲部9bが、断面L字状に折れ曲がった形状であったり、折り返されて表裏方向に完全につぶれたような形状であってもよい。同様に、棟側折曲部9c及び軒側折曲部9j(図4B参照)も、断面U字状に限定されるものではなく、断面L字状に折れ曲がった形状であったり、折り返されて表裏方向につぶれたような形状であってもよい。
図5に示すように、ベースプレート9の軒側の辺(端縁)は、略水平に延びる一方、ベースプレート9の棟側の辺(端縁)は、軒側の辺に対して桁方向一方(図5中右側)に向けて軒側に傾斜している。これにより、桁方向に隣接配置された建材一体型太陽電池モジュール5のベースプレート9の桁方向端部同士を重ねて配置する場合でも、棟側折曲部9c同士が重なり合わず、ベースプレート9間に厚さ方向の段差が生じにくい。
また、ベースプレート9の棟側端縁における棟側折曲部9cに右側から隣接する箇所には、コ字状の切欠部9dが形成されている。ベースプレート9の棟側端縁近傍には、6つの棟側取付孔9eが桁方向に間隔を空けて貫通形成されている。
ベースプレート9の棟側端部には、表側に膨出する1対の棟側膨出部9fが桁方向に間隔を空けて形成されている。棟側膨出部9fは、平面視で桁方向に長い長方形状をなしている。棟側膨出部9fには、1対の棟側ネジ挿通孔9gが桁方向に間隔を空けて形成されている。ベースプレート9の下端部における棟側膨出部9fと軒棟方向(流れ方向)に対向する位置には、表側に膨出し、かつ軒側に開放する1対の軒側膨出部9hが桁方向に間隔を空けて形成されている。この軒側膨出部9hは、平面視で、棟側端部が棟側に向けて徐々に細くなり、かつ上端部を除く領域が一定の幅で軒棟方向に延びる略五角形状をなしている。軒側膨出部9hには、1対の軒側ネジ挿通孔9iが桁方向に間隔を空けて形成されている。軒側膨出部9hの膨出高さH1(図10参照)は、棟側膨出部9fの膨出高さH2(図10参照)よりも高くなっている。
-緩衝材-
各ベースプレート9の表面(反屋根下地3側の面)には、2つの平面視矩形状の略板状の緩衝材13がその板面をベースプレート9の表面に沿わせた状態で互いに間隔を空けるとともにベースプレート9の外周縁との間に間隔を空けて配置されている。緩衝材13は、発泡ポリスチレン等、衝撃吸収機能及び断熱機能の少なくとも一方を有する樹脂で形成される。
図6に示すように、緩衝材13の裏面には、裏側に向かって徐々に幅広となる断面浅皿形状で軒棟方向全体に延びる1本の第1裏側溝部13a及び2本の第2裏側溝部13bが、互いに桁方向に間隔を空けて形成されている。これにより、第1裏側溝部13aとベースプレート9との間及び第2裏側溝部13bとベースプレート9との間に、断面台形状で軒棟方向に延び、雨水等を通過させるための空間部が形成される。なお、第1溝部(第1裏側溝部13aと2本の第2裏側溝部13b)の形状や数配置等は特に限定されるものではない。例えば、第1溝部の形状が断面半円形状のような他の形状であってもよい。図6では、一例として、第1裏側溝部13aが2本の第2裏側溝部13bに桁方向両側から挟まれるように配置され、第1裏側溝部13aが第2裏側溝部13bよりも幅狭に形成されている例を示している。
一方、緩衝材13の表面には、表側に向かって徐々に幅広となる断面浅皿形状で軒棟方向全体に延びる4本の第1表側溝部13cが桁方向に互いに間隔を空けて形成されている。これにより、第1表側溝部13cと太陽電池パネル11との間には、断面台形状で軒棟方向に延びる空間部が形成されている。換言すると、緩衝材13の表面には、軒棟方向に長い5つの第1表側溝部13cの非形成領域を有し、この非形成領域で太陽電池パネル11の桁方向及び軒棟方向の中間部分を支持している。これにより、太陽電池パネル11裏側の通気性が確保され、太陽電池パネル11の温度上昇を抑えている。なお、第1表側溝部13cの非形成領域の数は、5つに限定されるものではなく、例えば、緩衝材13のサイズ等に応じて4つ以下または6つ以上であってもよい。
各第1表側溝部13c非形成領域には、表側に向かって徐々に幅広となる断面浅皿形状で桁方向全体に延びる3本の第2表側溝部13dが軒棟方向に互いに間隔を空けて形成されている。これにより、第2表側溝部13dと太陽電池パネル11との間には、断面台形状で桁方向に延びる空間部が形成されている。
なお、緩衝材13の表面に形成される溝部の形状、数、及び配置は、上述したような第1表側溝部13c及び第2表側溝部13dの形状、数、及び配置に限定されない。
緩衝材13表面の水の排出をスムーズにする観点から、第2表側溝部13dの軒側の側壁は、桁方向一方(図2では右側)に向かって軒方向に傾斜し、第1表側溝部13cの深さは、第2表側溝部13dの深さよりも深くなっている。
緩衝材13の裏面における第1裏側溝部13a及び第2裏側溝部13bの形成されていない領域は、ベースプレート9の表面に両面テープにより接着されている。また、緩衝材13の表面における第1表側溝部13c及び第2表側溝部13dの形成されていない領域は、太陽電池パネル11の裏面に接着されていない。
-棟側フレーム部材-
図7にも示すように、ベースプレート9の各棟側膨出部9fには、太陽電池パネル11の棟側端部を支持する金属製の係合部材としての棟側フレーム部材15が桁方向に間隔を空けて表側から取り付けられている。また、棟側フレーム部材15と対応する位置において、各棟側膨出部9fの裏側には、長方形状の棟側補助板17が裏側から取り付けられている(図3参照)。棟側補助板17には、1対の棟側締結孔17aが長手方向に間隔を空けて形成されている。
棟側フレーム部材15は、その一方の面をベースプレート9に当接させて桁方向に延びる平面視長方形板状の取付面部15aを備えている。取付面部15aには、1対の棟側ネジ孔15b(図3参照)が上記ベースプレート9の棟側ネジ挿通孔9gに対応するように長手方向(桁方向)に間隔を空けて形成されている。該取付面部15aの長手方向に延びる軒側の端縁には、板面を軒棟方向に向けてベースプレート9表方向に突出する板状の立面部15cが一体に形成されている。立面部15cは、取付面部15aと同一の幅で連続する中央部15dと、該中央部15dの基端部を除く部分から桁方向両側に延出する1対の延出部15eとで平面視略T字状に形成されている。立面部15cの先端縁、すなわち中央部15d及び延出部15eの立面部15c先端側の端縁には、第1挟持壁部15fが軒側に向けて一体に突設されている。また、各延出部15eの立面部15c基端側の端縁には、棟側当接面部としての第2挟持壁部15gが上記第1挟持壁部15fに対向し、かつ第1挟持壁部15fよりも桁方向両外側に張り出すように一体に突設されている。第2挟持壁部15gにおける第1挟持壁部15fの桁方向両端縁に対向する箇所には、軒棟方向に延びる棟側突出部としての突条部15hが表側に向けて一体に突設されている。また、両第2挟持壁部15gの桁方向外側に張り出した部分には、棟側に延出する延出壁部15iが第2挟持壁部15gと面一をなすように一体に形成され、該延出壁部15iの先端部には、突出片部15jが表側に向けて一体に突設されている。これら延出壁部15iと突出片部15jとで、ケーブルを所定の高さ位置に保持するためのケーブルフック15kが構成されている。第1挟持壁部15fの先端縁には、表側に突出して棟側に屈曲する3つの屈曲壁部15mが、桁方向に互いに間隔を空けて一体に突設されている。各屈曲壁部15mと第1挟持壁部15fとで、桁方向に延びて棟側に開放する係合部としての溝15nが形成されている。
上述のように構成された棟側フレーム部材15は、該棟側フレーム部材15の取付面部15aの棟側ネジ孔15b、ベースプレート9の棟側ネジ挿通孔9g、及び棟側補助板17の棟側締結孔17aに表側から順にネジ19を挿通することにより、ベースプレート9に締結されている。
-軒側フレーム部材-
図8及び図9にも示すように、ベースプレート9の各軒側膨出部9hには、太陽電池パネル11の軒側端部を支持する金属製の被係合部材としての軒側フレーム部材21が棟側フレーム部材15と軒棟方向に対向する位置に桁方向に間隔を空けて取り付けられている。また、棟側フレーム部材15と対応する位置において、各軒側膨出部9hの裏側には、長方形状の軒側補助板23が取り付けられている(図3参照)。軒側補助板23には、1対の軒側締結孔23aが長手方向に間隔を空けて形成されている。
軒側フレーム部材21は、その一方の面をベースプレート9に当接させた桁方向に長い平面視長方形板状の取付壁部21aを備えている。取付壁部21aには、1対の軒側ネジ孔21b(図3参照)が上記ベースプレート9の軒側ネジ挿通孔9iに対応するように長手方向(桁方向)に間隔を空けて形成されている。上記ベースプレート9の取付壁部21aの軒側の端縁には、板面を軒棟方向に向けてベースプレート9表方向に突出する板状の立壁部21cが一体に形成されている。立壁部21cの桁方向両端部は、取付壁部21aよりも桁方向両外側に突出している。該立壁部21cの先端縁には、板面を表裏方向に向けた平面視略長方形状の長板部21dがその長手方向両端部を立壁部21cの桁方向外側に張り出した状態で棟側に向けて一体に突設されている。長板部21dの先端縁の桁方向両端部には、板状の1対の軒側突出部としての突出壁部21eが軒側に向かって表側に傾斜するように一体に突設されている。したがって、突出壁部21eの基端は、若干折れ曲がっている。また、長板部21dの先端縁の桁方向中央部には、板状の軒側当接面部としての中央壁部21fが上記突出壁部21eとの間に間隔を空けて軒側に向けて一体に突設されている。中央壁部21fの先端近傍には、1対のフレーム側貫通孔21gが桁方向に間隔を空けて形成されている。また、長板部21dの先端縁における突出壁部21e突設箇所と中央壁部21f突設箇所との間には、板状の段差形成面部21hが裏側に向けて一体に突設されている。該段差形成面部21hの先端には、桁方向に延び、かつ軒側に向けて突出する被係合部としての突出片21iが一体に突設されている。右側の軒側フレーム部材21の突出片21i、及び右側の棟側フレーム部材15の溝15nの太陽電池パネル11に対する桁方向の相対位置は互いに等しくなっており、左側の軒側フレーム部材21の突出片21i、及び左側の棟側フレーム部材15の溝15nの太陽電池パネル11に対する桁方向の相対位置も互いに等しくなっている。
上述のように構成された軒側フレーム部材21は、該軒側フレーム部材21の取付壁部21aの軒側ネジ孔21b、ベースプレート9の軒側ネジ挿通孔9i、及び軒側補助板23の軒側締結孔23aに表側から順にネジ25を挿通することにより、ベースプレート9に締結されている。
-太陽電池パネル-
太陽電池パネル11は、長方形板状をなし、その長手方向を桁方向に向けて設置されている。また、太陽電池パネル11の表裏面は、軒側に向かってベースプレート9の表面から離間するように傾斜している。
太陽電池パネル11は、551×908mmの横長な矩形状のガラス基板裏面に、酸化スズ等の透明電極層、光半導体層、及び金属等の裏面電極層を順次形成し、これら各層をレーザ加工等でパターニングすることで発電部、配線部が形成された太陽電池素子を配置した後、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)、ポリオレフィン等の充填材、ガラス、PETフィルム、又はテドラーフィルム等で前記素子形成面側を封止保護することで形成されている。
-ガスケット-
各太陽電池パネル11の棟側端部には、断面略コ字状で延びる1対の長尺状のゴム製の棟側挟持部材としてのガスケット27が桁方向に互いに間隔を空けて取り付けられている。ガスケット27は、長板状の連結壁部27aと、該連結壁部27aの長手方向に延びる両端縁に突設された一対の長板状の対向壁部27bとを有し、連結壁部27aの反対向壁部27b突設側の面には、連結壁部27aの長手方向に延びる一対のリブ27cが互いに間隔を空けて突設されている。
そして、図10に示すように、ガスケット27の両対向壁部27bは、太陽電池パネル11の棟側端部を厚さ方向両側から挟持している。また、棟側フレーム部材15の第1挟持壁部15fと第2挟持壁部15gとが、ガスケット27及び太陽電池パネル11の棟側端部を挟持している。したがって、棟側フレーム部材15の第2挟持壁部15gは、ガスケット27に太陽電池パネル11裏方向から当接している。一方、棟側フレーム部材15の突条部15h(図7等参照)は、第2挟持壁部15gよりも太陽電池パネル11表方向に突出してガスケット27に桁方向両外側から対向することで、ガスケット27の桁方向の移動を規制している。また、棟側フレーム部材15の立面部15cは、ガスケット27の両リブ27cに棟側から当接している。また、棟側フレーム部材15の溝15nは、該棟側フレーム部材15が取り付けられる太陽電池パネル11の棟側端部の表側に位置している。このようにして、共通のベースプレート9に取り付けられた1対の棟側フレーム部材15が、太陽電池パネル11の棟側端部にガスケット27を介して桁方向に互いに間隔を空けて取り付けられている。
一方、各太陽電池パネル11の軒側端部にも、棟側端部と同様に、1対の軒側挟持部材としてのガスケット27が桁方向に互いに間隔を空けて取り付けられている。そして、軒側フレーム部材21の中央壁部21fの基端部が、ガスケット27に太陽電池パネル11裏方向から当接している。したがって、軒側フレーム部材21の突出片21iは、該軒側フレーム部材21が取り付けられる太陽電池パネル11の軒側端部の裏側に位置している。また、軒側フレーム部材21の突出壁部21eが、中央壁部21fの桁方向両外側で中央壁部21fよりも太陽電池パネル11表方向に突出してガスケット27に桁方向両外側から対向することで、ガスケット27の桁方向の移動を規制している。
さらに、各太陽電池パネル11の軒側端部に取り付けられたガスケット27の太陽電池パネル11表側の対向壁部27bには、長尺状のカバー部材29が各太陽電池パネル11の軒側端部を全長に亘って覆うように取り付けられている。カバー部材29は、太陽電池パネル11の軒側端部に表側から対向して該軒側端部を全長に亘って被覆する長板状の第1面部29aと、該第1面部29aの軒側端縁から裏側に延出して太陽電池パネル11の軒側端面を全長に亘って被覆する長板状の第2面部29bと、該第2面部29bの裏側端縁から軒側に延出する長板状の第3面部29cを備えている。第3面部29cのガスケット27取付領域には、1対のカバー側貫通孔29d(図3参照)が長手方向に間隔を空けて形成されている。第3面部29cのガスケット27取付領域を除く部分の軒側端縁には、太陽電池パネル11裏方向に延出する長板状の第4面部29eが形成されている。
上述のように構成されたカバー部材29は、該カバー部材29の第3面部29cのカバー側貫通孔29d、及び軒側フレーム部材21のフレーム側貫通孔21gに太陽電池パネル11表側から順にネジ31を挿通することにより、軒側フレーム部材21に締結されている。このようにして、共通のベースプレート9に取り付けられた1対の軒側フレーム部材21が、太陽電池パネル11の軒側端部にガスケット27を介して桁方向に互いに間隔を空けて取り付けられている。
-端子箱、ケーブル、ケーブルフック-
図2に示すように、ベースプレート9表面の緩衝材13よりも軒側でかつ、緩衝材13に桁方向に挟まれた位置には、端子箱33が設置されている。該端子箱33には、1対のケーブル35の基端部が収容され、各ケーブル35の先端部には、コネクタ37が接続されている。コネクタ37は、隣接する建材一体型太陽電池モジュール5のコネクタ37との接続や、パワーコンディショナ(図示省略)から引き出されたケーブルのコネクタ(図示省略)との接続に用いられる。
ケーブル35は、先端部に接続されたコネクタ37が、ケーブルフック15kの近傍に配置されるように、ケーブルフック15kに保持されている。具体的には、一方のケーブル35(図2の右側)は、その先端部に接続されたコネクタ37が棟側フレーム部材15の棟側に位置するように、先端部近傍がケーブルフック15kの表側に当接するように置かれることで保持されている。また、他方のケーブル35の長手方向中途部は、左側の棟側フレーム部材15の左側のケーブルフック15kに保持されている。
<屋根構造>
上述のように構成された建材一体型太陽電池モジュール5a~5fはベースプレート9の裏面が屋根下地3(防水シート3b)の表面に当接し、かつ軒棟方向に隣り合う太陽電池パネル11の位置が桁方向に1/2ずれるように並べて敷設されている。具体的には、建材一体型太陽電池モジュール5aの太陽電池パネル11の左側半分が、建材一体型太陽電池モジュール5dの太陽電池パネル11の右側半分に軒側から隣接し、建材一体型太陽電池モジュール5bの太陽電池パネル11の右側半分が、建材一体型太陽電池モジュール5dの太陽電池パネル11の左側半分に軒側から隣接し、建材一体型太陽電池モジュール5bの太陽電池パネル11の左側半分が、建材一体型太陽電池モジュール5eの太陽電池パネル11の右側半分に軒側から隣接している。同様に、建材一体型太陽電池モジュール5cの太陽電池パネル11の右側半分が、建材一体型太陽電池モジュール5eの太陽電池パネル11の左側半分に軒側から隣接している。また、建材一体型太陽電池モジュール5dの太陽電池パネル11の左側半分が建材一体型太陽電池モジュール5fの右側半分に軒側から隣接し、建材一体型太陽電池モジュール5eの太陽電池パネル11の右側半分が建材一体型太陽電池モジュール5fの左側半分に軒側から隣接している。
図4A及び図5に示すように、桁方向に隣接して配置された2つの建材一体型太陽電池モジュール(5aと5b、5bと5c、5dと5e)のうち、右側の建材一体型太陽電池モジュール5a,5b,5dのベースプレート9の左側端部(桁方向一方の端部)が、左側の建材一体型太陽電池モジュール5b,5c,5eのベースプレート9の右側端部(桁方向他方の端部)に表側から重なっている。
桁方向に隣接する建材一体型太陽電池モジュール(5aと5b、5bと5c、5dと5e)のベースプレートの重なり幅W1は、毛細管現象による水の侵入量よりも幅広に設定する観点から、50mm以上に設定させるのが好ましい。これにより、隣接配置されたベースプレート9の境界部分から水が侵入しても、その水が右側のベースプレート9の左側端部まで到達しない。
また、左側の建材一体型太陽電池モジュール5b,5c,5eのベースプレート9の右端の棟側取付孔9eが、右側の建材一体型太陽電池モジュール5a,5b,5dのベースプレート9の左端の棟側取付孔9eに表側から重なっている。そして、左側の建材一体型太陽電池モジュール5b,5c,5eのベースプレート9の右端の棟側取付孔9eに座金(図示せず)を表側から対向させた状態で、座金(図示せず)、左側の建材一体型太陽電池モジュール5b,5c,5eのベースプレート9の右端の棟側取付孔9e及び右側の建材一体型太陽電池モジュール5a,5b,5dのベースプレート9の左端の棟側取付孔9eに表側から順に固定ネジ(図示せず)が挿入されて締結されている。これにより、桁方向に隣接配置された建材一体型太陽電池モジュール5a~5eが接地される。ここで用いられる座金(図示せず)のベースプレート9との対向面は、ギザギザ状の凹凸面を構成している。したがって、前記固定ネジ(図示せず)を締結させる過程で、ベースプレート9の表面のメッキが座金(図示せず)の凹凸面との接触により剥がされ、固定ネジが座金を介してベースプレート9と導通する。また、軒棟方向に隣接する建材一体型太陽電池モジュール5a~5fのベースプレート9は、棟側フレーム部材15及び軒側フレーム部材21を介して互いに導通している。したがって、他の建材一体型太陽電池モジュール5と軒棟方向に隣接していない建材一体型太陽電池モジュール5fも接地されている。
また、図4B及び図10に示すように、軒棟方向に隣接して配置された2つの建材一体型太陽電池モジュール5a~5fのうち、棟側の建材一体型太陽電池モジュール5d~5fのベースプレート9の軒側端部が、軒側の建材一体型太陽電池モジュール5a~5eのベースプレート9の棟側端部に表側から重なっている。軒棟方向に隣接する建材一体型太陽電池モジュール5a~5fのベースプレート9の重なり幅W2(図10参照)は、毛細管現象による水の侵入量よりも幅広に設定する観点から、50mm以上に設定させるのが好ましい。これにより、軒棟方向に隣接配置されたベースプレート9の境界部分から水が侵入しても、その水が軒側のベースプレート9の棟側端部まで到達しない。また、軒棟方向に隣接して配置された2つの建材一体型太陽電池モジュール5a~5fのうち、棟側の建材一体型太陽電池モジュール5d~5fのベースプレート9の軒側膨出部9hが、軒側の建材一体型太陽電池モジュール5a~5eのベースプレート9の棟側膨出部9fにベースプレート9表側から重なっている。
そして、図10に示すように、軒棟方向に隣り合う2枚の太陽電池パネル11のうち、軒側の太陽電池パネル11における棟側の太陽電池パネル11との隣接部分に取り付けられた棟側フレーム部材15の溝15nには、棟側の太陽電池パネル11における軒側の太陽電池パネル11との隣接部分に取り付けられた軒側フレーム部材21の突出片21iが挿入されて係合している。したがって、建材一体型太陽電池モジュール5d,5eの太陽電池パネル(第2及び第3の太陽電池パネル)11の軒側に隣接する建材一体型太陽電池モジュール5bの太陽電池パネル(第1の太陽電池パネル)11の右側の棟側フレーム部材(第1の係合部材)15の溝15nには、建材一体型太陽電池モジュール5dの太陽電池パネル(第2の太陽電池パネル)11の左側の軒側フレーム部材(第1の被係合部材)21の突出片21iが挿入されて係合している。また、建材一体型太陽電池モジュール5bの太陽電池パネル11の左側の棟側フレーム部材(第2の係合部材)15の溝15nには、建材一体型太陽電池モジュール5e(第3の太陽電池パネル)の太陽電池パネル11の右側の軒側フレーム部材(第2の被係合部材)21の突出片21iが挿入されて係合している。
また、軒側に隣接する建材一体型太陽電池モジュール5がない建材一体型太陽電池モジュール5a~5cの軒側フレーム部材21には、図11及び図12に示す軒側部材39が取り付けられている。軒側部材39は、その一方の面を屋根下地3(防水シート3b)に当接させて桁方向に延びる長板状の取付板部39aを有している。取付板部39aには、5つの軒側取付孔39bが桁方向に互いに間隔を空けて形成されている。これら軒側取付孔39b及び屋根下地3にねじ(図示せず)を挿通させて締結することで、軒側部材39が屋根下地3に固定されている。取付板部39aの長手方向に延びる軒側の端縁には、軒側に向かって屋根下地3表側に傾斜する傾斜板部39cが取付板部39aと桁方向に同じ長さで延設され、該傾斜板部39cの延出端には、取付板部39aと略平行に延びる延出板部39dが取付板部39aと桁方向に同じ長さで延設されている。該延出板部39dの延出端には、立板部39eが表側に向かって立設されている。立板部39eの先端には、板面を表裏方向に向けた1対の板状の差込部39fが桁方向に互いに間隔を空けて棟側に向けて突設されている。これら差込部39fは、建材一体型太陽電池モジュール5a~5cの軒側フレーム部材21の突出片21iに表側から対向して軒側フレーム部材21の表側への移動を規制するとともに、軒側フレーム部材21の中央壁部21fに裏側から対向して軒側フレーム部材21の裏側への移動を規制している。したがって、軒側フレーム部材21の表裏方向へのぐらつきが防止される。
また、棟側に隣接する太陽電池パネル11がない太陽電池パネル11、すなわち建材一体型太陽電池モジュール5fの太陽電池パネル11の棟側には、第1棟側カバー41が配設されている。第1棟側カバー41は、板状の第1主面部41aと当該第1主面部41aの棟側に位置する第1棟側板部41dとを備えている。第1主面部41aは、建材一体型太陽電池モジュール5fの棟側の屋根下地3(防水シート3b)を表側から覆っている。また、第1棟側板部41dは、第1棟側カバー41の棟側に配設されるスレート7によって表側から覆われている(図1A参照)。なお、図13では、第1棟側カバー41の第1棟側板部41dを覆うスレート7の図示を省略している。該第1主面部41aの桁方向両端縁には、第1側面部41bが裏側に向かって突設されている。第1棟側カバー41の第1棟側板部41dには、4つのビス孔41cが桁方向に間隔を空けて形成されている。これらビス孔41c及び屋根下地3にねじ(図示せず)を挿通して締結することで、第1棟側カバー41の第1棟側板部41dとスレート7とが屋根下地3に固定されている(共締めされている)。また、第1棟側カバー41の第1主面部41aの軒側端部は、図13にも示すように、建材一体型太陽電池モジュール5fの両棟側フレーム部材15の溝15nに挿入されて係合している。
また、桁方向半分がスレート7に軒側から隣接する太陽電池パネル11(建材一体型太陽電池モジュール5a,5c,5d,5eの太陽電池パネル11)のスレート7隣接部分の棟側には、第2棟側カバー43が配設されている。第2棟側カバー43は、板状の第2主面部43aと当該第2主面部43aの棟側に位置する第2棟側板部43dとを備えている。第2主面部43aは、軒側から隣接する建材一体型太陽電池モジュール5(例えば、建材一体型太陽電池モジュール5a,5c,5d,5e)の棟側の屋根下地3(防水シート3b)を表側から覆っている。また、第2棟側板部43dは、第2棟側カバー43の棟側に配置されるスレート7によって表側から覆われている(図1A参照)。該第2主面部43aの桁方向両端縁には、第2側面部43bが裏側に向かって突設されている。第2棟側カバー43の第2棟側板部43dには、2つのビス孔43cが桁方向に間隔を空けて形成されている。これらビス孔43c及び屋根下地3にねじ(図示せず)を挿通して締結することで、第2棟側カバー43の第2棟側板部43dとスレート7とが屋根下地3に固定されている(共締めされている)。また、第2棟側カバー43の第2主面部43aの軒側端部は、建材一体型太陽電池モジュール5a,5c,5d,5eの太陽電池パネル11のスレート隣接部分に取り付けられた棟側フレーム部材15の溝15nに挿入されている。
また、建材一体型太陽電池モジュール5a,5c~5fのベースプレート9と当該ベースプレート9に桁方向に隣接するスレート7との境界には、図1Bに示すように、当該境界をその全長に亘って跨がり、かつ当該ベースプレート9の棟側端縁よりも棟側に延出した長尺状の水切りプレート45が設けられている。
建材一体型太陽電池モジュール5a,5d,5fの ベースプレート9の右側に位置する各水切りプレート45の左側部分は、ベースプレート9の裏側でかつ、防水シート3bの表側に位置している。一方、当該ベースプレート9の右側に位置する各水切りプレート45の右側部分は、スレート7の裏側でかつ、防水シート3bの表側に位置している。
建材一体型太陽電池モジュール5c,5e,5fのベースプレート9の左側に位置する各水切りプレート45の右側部分は、ベースプレート9の表側でかつ、太陽電池パネル11の裏側に位置している。一方、当該ベースプレート9の左側に位置する各水切りプレート45の左側部分は、ベースプレート9の表側でかつ、スレート7の裏側に位置している。水切りプレート45の第1棟側カバー41又は第2棟側カバー43と重なる領域は、第1棟側カバー41又は第2棟側カバー43の裏側でかつ、防水シート3bの表側に位置している。
上述のように構成された屋根面1は、屋根下地3表面全体を防水シート3bで覆った状態で、建材一体型太陽電池モジュール5a~5fを敷設し、次に、建材一体型太陽電池モジュール5a,5d,5fの右側の水切りプレート45を、その左側部分が建材一体型太陽電池モジュール5a,5d,5fのベースプレート9と防水シート3bで挟み込まれるように敷設するとともに、建材一体型太陽電池モジュール5c,5e,5fの左側の水切りプレート45を、その右側部分が建材一体型太陽電池モジュール5c,5e,5fのベースプレート9の表面側に位置するように敷設し、最後にスレート7を敷設することによって施工できる。
したがって、本実施形態1によれば、2枚の太陽電池パネル11のうち一方の太陽電池パネル11の右側の棟側フレーム部材15の溝15nに、他方の太陽電池パネル11の左側の軒側フレーム部材21の突出片21iを挿入して係合させるだけで、一方の太陽電池パネル11が他方の太陽電池パネル11に対して桁方向(左側)に1/2ずれた状態で位置決めされる。また、2枚の太陽電池パネル11のうち一方の太陽電池パネル11の左側の棟側フレーム部材15の溝15nに、他方の太陽電池パネル11の右側の軒側フレーム部材21の突出片21iを挿入して係合させるだけで、一方の太陽電池パネル11が他方の太陽電池パネル11に対して桁方向(右側)に1/2ずれた状態で位置決めされる。したがって、太陽電池パネル11を桁方向に位置決めする作業が容易になる。
また、右側の軒側フレーム部材21の突出片21i、及び右側の棟側フレーム部材15の溝15nの太陽電池パネル11に対する桁方向の相対位置が互いに等しく、かつ左側の軒側フレーム部材21の突出片21i、及び左側の棟側フレーム部材15の溝15nの太陽電池パネル11に対する桁方向の相対位置が互いに等しいので、2枚の太陽電池パネル11のうち一方の太陽電池パネル11の右側の棟側フレーム部材15の溝15nに、他方の太陽電池パネル11の右側の軒側フレーム部材21の突出片21iを挿入して係合させるとともに、一方の太陽電池パネル11の左側の棟側フレーム部材15の溝15nに、他方の太陽電池パネル11の左側の軒側フレーム部材21の突出片21iを挿入して係合させると、一方の太陽電池パネル11が他方の太陽電池パネル11に対して桁方向にずれていない状態で位置決めされる。したがって、複数の建材一体型太陽電池モジュール5を、軒棟方向に隣り合う太陽電池パネル11の位置を桁方向にずらさないで屋根面に設置する場合にも使用でき、建材一体型太陽電池モジュール5の汎用性が高い。
また、棟側フレーム部材15の係合部を桁方向に延びる溝15nとし、軒側フレーム部材21の被係合部を桁方向に延びる突出片21iとしたので、これら係合部及び被係合部を桁方向に短い部位とした場合に比べ、軒側フレーム部材21の風等による浮き上がりがより確実に防止される。
また、軒棟方向に隣り合う1対の建材一体型太陽電池モジュール5a~5fのうち軒側の建材一体型太陽電池モジュール5a~5eを屋根面に設置した後、棟側の建材一体型太陽電池モジュール5d~5fを棟側から軒方向にスライドさせるだけで、棟側の建材一体型太陽電池モジュール5d~5fの軒側フレーム部材21の突出片21iを軒側の太陽電池パネル11の棟側フレーム部材15の溝15nに挿入でき、棟側の建材一体型太陽電池モジュール5d~5fを棟方向にスライドさせる必要がないので、設置作業が容易である。
(実施形態2)
図14は、実施形態2の図3相当図である。本実施形態2では、ベースプレート9の軒棟方向中程に、軒棟方向に長い長手形状をなし、かつ裏側に膨出する4つの補強用膨出部9kが桁方向に互いに間隔を空けて形成されている。
また、図15に示すように、棟側フレーム部材15の各延出壁部15iの先端部に、円形の接続部としてのアース孔15pが貫通形成されている。また、棟側フレーム部材15の屈曲壁部15mが、第1挟持壁部15fの先端縁の桁方向両端部だけに1つずつ突設されている。また、棟側フレーム部材15の第1挟持壁部15f、立面部15cの延出部15e、及び第2挟持壁部15gの桁方向両端から若干内側に離れた箇所に、切欠部15qが第1挟持壁部15fの突出方向(軒棟方向)全体、延出部15eのベースプレート9の厚さ方向全体、及び第2挟持壁部15gの基端部分(棟側部分)に亘って連続して形成されている。各切欠部15qの第1挟持壁部15f側端縁には、棟方向に突出する細長形状の突片部15rが形成されている。突片部15rの先端には、ベースプレート9側に折れ曲がった先端折曲部15sが形成されている。当該突片部15rは、上記切欠部15q対応箇所を切り欠いて折り曲げることにより形成される。
そして、軒棟方向に隣り合う2つの太陽電池パネル(第1及び第2の太陽電池パネル)11に取り付けられた棟側フレーム部材(第1及び第2の係合部材)15のアース孔15pに、アース線47の端部に取り付けられた丸穴端子47aをねじ49で締結することにより、両太陽電池パネル11に取り付けられた棟側フレーム部材15のアース孔(第1及び第2の接続部)15p周縁がアース線47を介して接続され、軒棟方向に隣り合う太陽電池パネル11が電気的に接続されている。
また、図16に示すように、カバー部材29の第1面部29aのガスケット27取付領域の棟側端部に、その板面を軒棟方向に向けて桁方向に延びる長方形板状の雪止め部29fが一体に突設されている。
また、軒側端部に位置する建材一体型太陽電池モジュール5a,5cのベースプレート9と当該ベースプレート9に桁方向に隣接するスレート7との境界に、水切りプレート45に代えて、図17及び図18に示す長尺状の第1の水切り部材51が設けられている。また、軒側端部に位置しない建材一体型太陽電池モジュール5d~5fのベースプレート9と当該ベースプレート9に桁方向に隣接するスレート7との境界に、水切りプレート45に代えて、図19に示す長尺状の第2の水切り部材53が設けられている。
各水切り部材51,53は、略長板状の本体部材55を備え、当該本体部材55の幅方向両端部には、長手方向他端部を除く長手方向全体に亘って一方の面側の幅方向内側に折り返された断面U字状の折返部55aが形成されている。また、本体部材55には、上記一方の面側に突出するように断面略V字状に屈曲し、かつ幅方向に短い間隔を空けて隣接する4対の屈曲部55bが、幅方向に略等しい間隔を空けて長手方向全体に亘って形成されている。これにより、各対を構成する2つの屈曲部55bと、両屈曲部55b間の本体部材55とで、長手方向に延びる溝部55cが構成されている。本体部材55は、1枚のプレートを折り曲げることで構成されている。
上記本体部材55の上記一方の面の幅方向中央部には、その長手方向一端部を除く全長に亘って突出部材57が固定されている。突出部材57は、1枚のプレートを折り曲げることで構成されている。突出部材57は、互いに対向する1対の台形板部57aを備え、各台形板部57aは、平面視で長手方向一端から他端に向かって徐々に幅広となる互いに等しい台形状をなしている。両台形板部57aの幅方向一端縁は、互いに連結されている一方、両台形板部57aの幅方向他端縁には、張出板部57bが互いに離れる方向に張出形成されている。そして、両張出板部57bが、台形板部57aの幅狭側を上記本体部材55の長手方向一端部側に向けた状態で、上記本体部材55の上記一方の面の幅方向中央部に、本体部材55の上記長手方向一端部を除く全長に亘ってかしめ固定されている。
第2の水切り部材53の両台形板部57aの幅広側端縁の基端部には、切欠凹部57cが幅狭側に凹むように形成されている一方、第1の水切り部材51には、切欠凹部57cが形成されていない。
そして、上述のように構成された各水切り部材51,53の本体部材55の長手方向一端部(突出部材57非配設領域)を除く部分は、その板面をベースプレート9表面(屋根下地3表面)に沿わせた状態で、建材一体型太陽電池モジュール5a,5c~5fのベースプレート9と当該ベースプレート9に桁方向に隣接するスレート7との境界を跨いでいる。各水切り部材51,53の両台形板部57aは、ベースプレート9とスレート7との境界に対応する位置で表側に突出している。両台形板部57aの先端は、太陽電池パネル11の表裏面に沿うように、ベースプレート9の表面に対して傾斜し、太陽電池パネル11の端縁に接近している。
本実施形態2においても、実施形態1と同様に、建材一体型太陽電池モジュール5a,5d,5fのベースプレート9の右側に位置する各水切り部材51,53の左側部分は、ベースプレート9の裏側でかつ、防水シート3bの表側に位置している。一方、当該ベースプレート9の右側に位置する各水切り部材51,53の右側部分は、スレート7の裏側でかつ、防水シート3bの表側に位置している。
建材一体型太陽電池モジュール5c,5e,5fのベースプレート9の左側に位置する各水切り部材51,53の右側部分は、ベースプレート9の表側でかつ、太陽電池パネル11の裏側に位置している。一方、当該ベースプレート9の左側に位置する各水切り部材51,53の左側部分は、ベースプレート9の表側でかつ、スレート7の裏側に位置している。また、各水切り部材51,53の本体部材55の長手方向一端部(突出部材57非配設領域)は、ベースプレート9とスレート7との境界よりも棟側に延出している。各水切り部材51,53の本体部材55の長手方向一端部の第1棟側カバー41又は第2棟側カバー43と重なる領域は、第1棟側カバー41又は第2棟側カバー43の裏側でかつ、防水シート3bの表側に位置している。
各第2の水切り部材53の切欠凹部57cには、当該第2の水切り部材53に軒側から隣接する太陽電池パネル11の棟側端部が嵌合している。
その他の構成は、実施形態1と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
したがって、本実施形態2によれば、ベースプレート9に補強用膨出部9kを形成したので、ベースプレート9の変形が防止される。
また、棟側フレーム部材15にアース孔15pを設けたので、アース孔15pを設けるための部材を、棟側フレーム部材15とは別に設ける場合に比べ、部品点数を削減できる。
また、カバー部材29に雪止め部29fを一体に設けたので、雪止め用の部品を雪止め部29fとは別に設ける場合に比べ、部品点数を削減できる。また、雪止め用の部品をカバー部材29又は太陽電池パネル11に取り付ける手間が不要になるので、施工を容易にできる。
また、各水切り部材51,53に台形板部57aを設けたので、太陽電池パネル11の裏側に桁方向外側から水、虫、及び小動物が侵入するのを抑制できる。
また、各水切り部材51,53の両台形板部57aの先端が、太陽電池パネル11の表面から突出しないように形成されているので、台形板部57aが太陽光を遮ることがない。
また、各水切り部材51,53の両台形板部57aの先端が、太陽電池パネル11の端縁に接近しているので、太陽電池パネル11と台形板部57aの先端との間から水、虫、及び小動物が侵入するのを抑制できる。
また、スレート7を敷設する際、各水切り部材51,53の台形板部57aにスレート7の桁方向端縁を当接させることにより、スレート7を桁方向に位置決めできる。
また、各水切り部材51,53を本体部材55と突出部材57とで構成したので、各水切り部材51,53全体を一部材で構成する場合に比べ、曲げ加工の対象となるプレートの大きさを小さくでき、持ち運びし易くなるので、曲げ加工が容易になる。また、水切り部材51,53の構成部材の打ち抜き加工における材料の利用率を高めることができる。
また、各水切り部材51,53の溝部55cの側壁、すなわち屈曲部55bが、溝部55cの内側に付着した水が溝部55cの外側に広がるのを抑制するので、排水性が向上する。
また、各水切り部材51,53の折返部55aが、各水切り部材51,53の折返部55aよりも幅方向内側に付着した水が幅方向外側に広がるのを抑制するので、各水切り部材51,53の裏側への水の浸入が抑制される。
(実施形態2の変形例1)
図20は、実施形態2の変形例1の図18相当図である。本変形例1では、各水切り部材51,53が、本体部材55に代えて、左側水切り構成部材59と当該左側水切り構成部材59に右側から隣接するように配設された右側水切り構成部材61を備えている。左側水切り構成部材59及び右側水切り構成部材61は、それぞれ略長板状の主板部63を備えている。そして、上記屈曲部55bが、各主板部63の幅方向中途部に2対ずつ幅方向に間隔を空けて形成されている。また、上記折返部55aが、左側水切り構成部材59の主板部63の左側端部、及び右側水切り構成部材61の主板部63の右側端部に形成されている。また、左側水切り構成部材59の右側端縁及び右側水切り構成部材61の左側端縁には、突壁部65が棟側端部を除く長手方向全体に亘って突設されている。また、突出部材57に張出板部57bが形成されておらず、左側の台形板部57aが左側水切り構成部材59の突壁部65にかしめ固定され、かつ右側の台形板部57aが右側水切り構成部材61の突壁部65にかしめ固定されている。
その他の構成は、実施形態2と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(実施形態2の変形例2)
図21は、実施形態2の変形例2の図18相当図である。本変形例2では、各水切り部材51,53が、本体部材55の一部材だけで構成されている。本体部材55の幅方向中央部を折り曲げることで、上記台形板部57aが構成されている。
その他の構成は、実施形態2と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(実施形態3)
図22は、実施形態3の図1B相当図である。本実施形態3では、屋根面1に、建材一体型太陽電池モジュール5が3行3列に配設されている。そして、軒棟方向に隣り合う水切り部材51,53のうち、棟側の水切り部材53の軒側端部(折返部55a非形成領域)が、軒側の水切り部材51,53の本体部材55の棟側端部(突出部材57非配設領域)に表側から重なっている。棟側の水切り部材53の軒側端部の幅方向両端部は、軒側の水切り部材51,53の本体部材55の棟側端部の折返部55aにより、表側への移動が規制されている。
その他の構成は、実施形態2と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
したがって、本実施形態3によれば、軒棟方向に隣り合う水切り部材51,53のうち、棟側の水切り部材53の軒側端部には、折返部55aが形成されていないので、折返部55aを形成した場合に比べ、棟側の水切り部材53の軒側端部を軒側の水切り部材51,53の棟側端部に表側から重ね易い。
(実施形態3の変形例1)
図23は、実施形態3の変形例1の図22相当図である。本変形例1では、本体部材55が、棟側に向かって徐々に幅広となる等脚台形板状に形成されている。また、折返部55aが、本体部材55の幅方向両端部の長手方向全体に亘って形成されている。
その他の構成は、実施形態3と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
したがって、本変形例1によれば、軒棟方向に隣り合う水切り部材51,53のうち、棟側の水切り部材53の軒側端部が、軒側の水切り部材51,53の本体部材55の棟側端部よりも幅狭となるので、棟側の水切り部材53の軒側端部を軒側の水切り部材51,53の棟側端部に表側から重ね易い。
(実施形態3の変形例2)
図24は、実施形態3の変形例2の図22相当図である。本変形例2では、軒棟方向に並んだ3つの水切り部材51,53に代えて、図25に示す長尺状の3段用水切り部材67がその長手方向を軒棟方向に向けて配設されている。当該3段用水切り部材67は、その板面をベースプレート9表面(屋根下地3表面)に沿わせた略長板状の本体部材69を備えている。当該本体部材69の幅方向中央部における棟側端部を除く部分には、3つの突出部材57がその台形板部57aを表側に突出させ、かつ台形板部57aの幅狭側を棟側に向けた状態で軒棟方向に互いに隣り合うように固定されている。本体部材69には、上記折返部55a及び屈曲部55bが長手方向全体に亘って形成されている。
その他の構成は、実施形態3と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
したがって、本変形例2によれば、3つの水切り部材51,53を互いに重ねる手間が不要となるので、施工作業を容易にできる。
なお、上記実施形態1,2及び実施形態2の変形例1,2では、軒棟方向に隣り合う太陽電池パネル11の桁方向のずれ幅を太陽電池パネル11の1/2の幅としたが、棟側フレーム部材15及び軒側フレーム部材21の桁方向の位置を調整することにより、軒棟方向に隣り合う太陽電池パネル11の桁方向のずれ幅を太陽電池パネル11の1/2以外の幅としてもよい。
また、上記実施形態1~3、実施形態2,3の変形例1,2では、ベースプレート9の表側に緩衝材13を配置したが、本発明は、ベースプレート9の裏側に緩衝材13を配置した場合にも適用できる。
また、上記実施形態2,3及び実施形態2,3の変形例1,2では、アース孔(第1及び第2の接続部)15を、軒棟方向に隣り合う2つの太陽電池パネル(第1及び第2の太陽電池パネル)11の棟側フレーム部材15に形成したが、軒側フレーム部材21に形成してもよい。
また、上記実施形態2,3、及び実施形態2,3の変形例1,2では、カバー部材29に雪止め部29fを設けたが、設けなくてもよい。また、複数のカバー部材29のうちの一部だけに設けるようにしてもよい。
1 屋根面
11 太陽電池パネル
15 棟側フレーム部材(第1及び第2の係合部材)
15g 第2挟持壁部(棟側当接面部)
15h 突条部(棟側突出部)
15n 溝(係合部)
15q アース孔(第1及び第2の接続部)
21 軒側フレーム部材(第1及び第2の被係合部材)
21f 中央壁部(軒側当接面部)
21e 突出壁部(軒側突出部)
21i 突出片(被係合部)
47 アース線
55 ガスケット(棟側挟持部材、軒側挟持部材)

Claims (7)

  1. 第1~第3の太陽電池パネルを、第1の太陽電池パネルが第2及び第3の太陽電池パネルの軒側に隣接するように屋根面に設置した設置構造であって、
    前記各太陽電池パネルの棟側端部には、係合部を有する第1及び第2の係合部材が桁方向に互いに間隔を空けて取り付けられ、
    前記各太陽電池パネルの軒側端部には、被係合部を有する第1及び第2の被係合部材が桁方向に互いに間隔を空けて取り付けられ、
    前記第1の太陽電池パネルの第1の係合部材の係合部は、前記第2の太陽電池パネルの第1の被係合部材の被係合部に係合している一方、前記第1の太陽電池パネルの第2の係合部材の係合部は、前記第3の太陽電池パネルの第2の被係合部材の被係合部に係合し
    前記第1の太陽電池パネルの第1の係合部材の係合部を、前記第2の太陽電池パネルの第1の被係合部材の被係合部に係合させることにより、前記第1の太陽電池パネルを桁方向に前記第2の太陽電池パネルに対して位置決めでき、
    前記第1の太陽電池パネルの第2の係合部材の係合部を、前記第3の太陽電池パネルの第2の被係合部材の被係合部に係合させることにより、前記第1の太陽電池パネルを桁方向に前記第3の太陽電池パネルに対して位置決めできることを特徴とする太陽電池パネルの設置構造。
  2. 請求項1に記載の太陽電池パネルの設置構造において、
    前記各太陽電池パネルに対する第1の係合部材の係合部及び第2の被係合部材の被係合部の桁方向の相対位置が互いに等しく、かつ前記各太陽電池パネルに対する第2の係合部材の係合部、及び第1の被係合部材の被係合部の桁方向の相対位置が互いに等しいことを特徴とする太陽電池パネルの設置構造。
  3. 請求項1又は2に記載の太陽電池パネルの設置構造において、
    前記第1及び第2の係合部材の係合部、及び前記第1及び第2の被係合部材の被係合部の一方は、桁方向に延びる溝であり、
    前記第1及び第2の係合部材の係合部、及び前記第1及び第2の被係合部材の被係合部の他方は、前記溝に挿入された突出片であることを特徴とする太陽電池パネルの設置構造。
  4. 請求項3に記載の太陽電池パネルの設置構造において、
    前記第1及び第2の係合部材の係合部は、桁方向に延び、かつ棟側に開放する溝であり、当該第1及び第2の係合部材が取り付けられる太陽電池パネルの棟側端部の表側に位置し、
    前記第1及び第2の被係合部材の被係合部は、桁方向に延び、かつ軒側に向けて突出する突出片であり、当該第1及び第2の被係合部材が取り付けられる太陽電池パネルの軒側端部の裏側に位置していることを特徴とする太陽電池パネルの設置構造。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の太陽電池パネルの設置構造において、
    前記各太陽電池パネルの棟側端部には、当該太陽電池パネルの棟側端部を厚さ方向両側から挟持する棟側挟持部材が桁方向に互いに間隔を空けて取り付けられ、
    前記第1及び第2の係合部材は、前記棟側挟持部材に太陽電池パネル裏方向から当接する棟側当接面部と、該棟側当接面部の桁方向両外側で該棟側当接面部よりも太陽電池パネル表方向に突出して前記棟側挟持部材に桁方向両外側から対向する棟側突出部とを備えていることを特徴とする太陽電池パネルの設置構造。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の太陽電池パネルの設置構造において、
    前記各太陽電池パネルの軒側端部には、当該太陽電池パネルの軒側端部を厚さ方向両側から挟持する軒側挟持部材が桁方向に互いに間隔を空けて取り付けられ、
    前記第1及び第2の被係合部材は、前記軒側挟持部材に太陽電池パネル裏方向から当接する軒側当接面部と、該軒側当接面部の桁方向両外側で該軒側当接面部よりも太陽電池パネル表方向に突出して前記軒側挟持部材に桁方向両外側から対向する軒側突出部とを備えていることを特徴とする太陽電池パネルの設置構造。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の太陽電池パネルの設置構造において、
    前記第1及び第2の係合部材は、金属製であり、
    前記第1の太陽電池パネルに取り付けられた第1及び第2の係合部材の少なくとも一方には、第1の接続部が設けられ、
    前記第2の太陽電池パネルに取り付けられた第1及び第2の係合部材の少なくとも一方には、第2の接続部が設けられ、
    前記第1及び第2の接続部をアース線を介して接続することにより、第1及び第2の太陽電池パネルが電気的に接続されていることを特徴とする太陽電池パネルの設置構造。
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