JP7323154B2 - プランジャポンプ - Google Patents
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Description
そして、洗浄部材が、洗浄流路への洗浄液の流入にともなって、プランジャの外周面を摺動する。このため、プランジャの外周面に付着した試料の粒子を、洗浄部材により剥離して洗浄することができる。このようにして、プランジャポンプ内の洗浄流路において、プランジャの外周面に試料中の粒子が付着するのを防ぐことができる。
図4は、微粒化装置ユニット1におけるメインルートである微粒化処理ルートを説明する概念図である。ここで、微粒化処理ルートとは、微粒化装置ユニット1における試料を微粒化するために試料が移動する経路のことである。この図では、メインルートを実線で示し、後述するサブルートを破線で示している。
図4に示すように、供給容器30は、微粒化流路に試料を供給する。供給容器30は、微粒化経路の最も上流側に設けられており、図示の通り、弁71に配管40を介して接続されている。供給容器30には、微粒化前の試料および図4の矢印に示されるように、微粒化経路を通過した後であって、まだ十分に微粒化されていない試料が充填される。なお、図4および図5においては、取出容器31から供給容器30までの詳細な構成については、省略している。
プランジャ51Bは、例えば図示しないクランク機構の回転により、図6に示す矢印の方向に往復道する。これにより、プランジャポンプ51は、試料を配管41から吸引することができるとともに、試料を配管41に押し出すことができる。
図5に示すように、プランジャポンプ51には洗浄液配管91を介して、フラッシングポンプ92および洗浄液弁93が連結されている。洗浄液配管91は、洗浄液タンク90に接続されている。フラッシングポンプ92および洗浄液弁93は、制御部(図示せず)に接続され、それぞれの駆動や開閉が制御される。
すなわち、洗浄液弁93を開いた状態で、フラッシングポンプ92を駆動させることで、洗浄液タンク90内の有機溶媒を洗浄液として、プランジャポンプ51に供給することができる。ここで、有機溶媒は、試料に用いられるものと同じものが使用される。
洗浄流路51Cは、プランジャ51Bを径方向に挟む位置に一対配置されている。一対の洗浄流路51Cには、洗浄液配管91がそれぞれ接続されている。
そして本実施形態では、図7に示すように、シリンダ51Aの内周面と、プランジャ51Bの外周面と、の間のうち、洗浄流路51Cと接続された部分に洗浄部材85が配置されている。図7は、図6に示すプランジャポンプ51のD部拡大図である。
洗浄部材85は、連結環82に、複数の羽根部材81が設けられており、プランジャ51Bは、連結環82内に挿入される。洗浄部材85は、プランジャ51B周りを周方向に回動することにより、羽根部材81がプランジャ51Bの外周面に接触することで、プランジャ51Bを洗浄する。以下詳細に説明する。
洗浄部材85は、プランジャ51Bの外周面と接触している。洗浄部材85の構造について、図8を用いて詳述する。図8(a)は、図7に示す洗浄部材85における正面図、図8(b)は側面図である。
羽根部材81および連結環82は、例えば金属材料等の一定の剛性を備えた材質により形成されている。
羽根部材81の先端部は、プランジャ51Bの外周面に接触している。羽根部材81の先端部は、プランジャ51Bの外周面に、全周にわたって周方向に間隔をあけて接触している。
図8(b)に示すように、連結環82は、羽根部材81における軸方向の端部において、径方向の中央部に配置されている。
図9に示すように、洗浄部材85は、洗浄流路51Cへの洗浄液の流入にともなって、軸方向回りに周回する周方向に回転しながら、プランジャ51Bの外周面を摺動する。
これにより、有機溶媒が羽根部材81を周方向の一方側に向けて、押圧することで、図9に破線の矢印で示すように、洗浄部材85が周方向の一方側に向けて回転する。
これにより、プランジャ51Bの外周面に付着していた試料中の粒子が剥離され、プランジャ51Bの外周面の清浄度を確保することができる。
つまり、洗浄時には、プランジャ51Bを完全に引いた状態(もしくは、プランジャ51Bを完全に押し込んだ状態)から、徐々にプランジャ51Bを押し込んでいく(もしくは、プランジャ51Bを引き出していく)ことで、プランジャ51Bの洗浄部材85による洗浄位置を変えることができ、プランジャ51Bの広範囲に渡っての洗浄が可能になる。
そして、洗浄部材85が、洗浄流路51Cへの洗浄液の流入にともなって、プランジャ51Bの外周面を摺動する。このため、プランジャ51Bの外周面に付着した試料の粒子を、洗浄部材85により剥離して洗浄することができる。このようにして、プランジャポンプ51内の洗浄流路51Cにおいて、プランジャ51Bの外周面に試料中の粒子が付着するのを防ぐことができる。
図10に示すように、変形例に係る洗浄流路51Cは、軸方向から見た側面視で軸方向と直交する径方向に対して傾斜している。
10 微粒化装置
30 供給容器
31 取出容器
51 プランジャポンプ
51A シリンダ
51B プランジャ
51C 洗浄流路
80 洗浄部材
81 羽根部材
82 連結環
Claims (2)
- 円筒状の加圧室、および外部から前記加圧室の内側に向けて連通する洗浄流路が形成されたシリンダと、
前記シリンダにおける前記加圧室内を往復動可能に配置された円筒状のプランジャと、
前記シリンダの内周面と、前記プランジャの外周面と、の間のうち、前記洗浄流路と接続された部分に配置され、前記プランジャの外周面と接触し、前記プランジャの中心軸と直交する方向に対して交差して延びるととともに、周方向に間隔をあけて配置された複数の羽根部材により構成されている洗浄部材と、を備え、
前記洗浄部材は、前記洗浄流路への洗浄液の流入にともなって、前記プランジャの外周面を摺動するプランジャポンプ。 - 前記洗浄部材は、前記プランジャの外周面に対して、全周にわたって延びていることを特徴とする請求項1に記載のプランジャポンプ。
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JP2019087771A JP7323154B2 (ja) | 2019-05-07 | 2019-05-07 | プランジャポンプ |
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JP2019087771A JP7323154B2 (ja) | 2019-05-07 | 2019-05-07 | プランジャポンプ |
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JP2020183720A JP2020183720A (ja) | 2020-11-12 |
JP7323154B2 true JP7323154B2 (ja) | 2023-08-08 |
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Citations (4)
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JP2008101545A (ja) | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Karasawa Fine Ltd | ポンプ装置 |
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2019
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