JP7323154B2 - プランジャポンプ - Google Patents

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Description

本発明はプランジャポンプに関する。
従来、試料を微粒化して均一化させるホモジナイザーユニットとして、微粒化装置ユニットが知られている。
このような微粒化装置ユニットとして、例えば下記特許文献1には、内部に微粒化流路が形成された微粒化装置を備え、容器から供給された試料を、高圧ポンプにより微粒化装置の微粒化流路内に供給して通過させることで、試料を均一化させる構成が開示されている。
特許第3149371号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、プランジャポンプのシリンダ内において、試料中の粒子が、プランジャの外周面に付着することで、プランジャのシリンダ内での動作に支障がでるおそれがあった。
そこで本発明は、プランジャポンプのシリンダ内において、プランジャの外周面に試料中の粒子が付着するのを防ぐことができるプランジャポンプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のプランジャポンプは、円筒状の加圧室、および外部から加圧室の内側に向けて連通する洗浄流路が形成されたシリンダと、シリンダにおける加圧室内を往復動可能に配置された円筒状のプランジャと、シリンダの内周面と、プランジャの外周面と、の間のうち、洗浄流路と接続された部分に配置され、プランジャの外周面と接触する洗浄部材と、を備え、洗浄部材は、洗浄流路への洗浄液の流入にともなって、プランジャの外周面を摺動する。
また、洗浄部材は、プランジャの外周面に対して、全周にわたって延びてもよい。
また、洗浄部材は、プランジャの中心軸と直交する方向に対して交差して延びるととともに、周方向に間隔をあけて配置された複数の羽根部材により構成されてもよい。
本発明のプランジャポンプでは、シリンダの内周面と、プランジャの外周面と、の間のうち、洗浄流路と接続された部分に、プランジャの外周面と接触する洗浄部材が配置されている。
そして、洗浄部材が、洗浄流路への洗浄液の流入にともなって、プランジャの外周面を摺動する。このため、プランジャの外周面に付着した試料の粒子を、洗浄部材により剥離して洗浄することができる。このようにして、プランジャポンプ内の洗浄流路において、プランジャの外周面に試料中の粒子が付着するのを防ぐことができる。
微粒化装置ユニットの構成例を示す概念図である。 オリフィスホモジナイザの構造を示す断面図である。 オリフィスホモジナイザの径方向の断面図である。 微粒化装置ユニットにおけるメインルートを説明する概念図である。 微粒化装置ユニットにおけるサブルートを説明する概念図である。 プランジャポンプの一部断面図である。 図6に示すプランジャポンプのD部拡大図である。 図7に示す洗浄部材における(a)正面図、(b)側面図である。 洗浄部材の動作を説明する図である。 洗浄流路の変形例を示す図である。
本発明の一態様に係るプランジャポンプについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、プランジャポンプが利用される微粒化装置ユニット1の構成例を模式的に示す概念図である。図1に示すように、微粒化装置ユニット1は、試料を微粒化して均一化させるホモジナイザーユニットである。微粒化装置ユニット1は、微粒化装置10、供給容器30、取出容器31、およびこれらを接続する配管40、41、42、43を備えている。
微粒化装置10は、試料が内部を通過することで、該試料を微粒化する微粒化流路を有している。微粒化装置10は、オリフィスホモジナイザあるいは単にオリフィスと呼称されることもある。ここで、微粒化装置10の構造について、図2および図3を用いて詳述する。
図2は微粒化装置10の縦断面図であり、図2のA-A線における断面図が図3(a)であり、図2のB-B線における断面図が図3(b)であり、図2のC-C線における断面図が図3(c)である。
微粒化装置10は、第1ブロック21と第2ブロック22、そして第1ブロック21と第2ブロック22の間に介装される第3ブロック23により形成される。第1ブロック21において、複数の流路部11、12が形成される(図2および図3(a)参照)。また、第2ブロック22においても、複数の流路部18、19が形成される。
第1ブロック21と第3ブロック23との接合面に意図的に第1空隙部14が形成される。この第1空隙部14が複数の流路部11、12を単一に集合させる集合部13となる(図2および図3(b)参照)。集合部13(第1空隙部14)のうち、流路方向における流路部11、12と反対側は第3ブロック23となり、第3ブロック23内にオリフィス流路部15が形成される(図2および図3(c)参照)。
オリフィス流路部15の下流側においても、第3ブロック23と第2ブロック22との接合面にも意図的に第2空隙部16が形成される。この第2空隙部16がオリフィス流路部15を分岐させて複数の流路部18、19と接続する分岐部17となる。すなわち、微粒化流路は、流路部11、12、オリフィス流路部15、および流路部18、19により構成されている。
流路部11、12および流路部18、19の内直径(D1)は相互に同一であり、オリフィス流路部15の内直径(D2)よりも大きく形成される。具体的には、内直径(D1)は、内直径(D2)の5ないし7倍である。また、第1空隙部14の距離(D3)は内直径(D1)と同等に規定される。従って、オリフィス流路部15は小径流路部である。
次に、微粒化装置10を用いた際の作用を説明する。被処理物を有機溶媒中に分散させた試料は、流路部11、12を経由して集合部13(第1空隙部14)に侵入する。ここで、オリフィス流路部15は流路部11、12よりも狭小であるため、試料の流量は低下する。そして、試料(圧送流体)の圧力変化が生じ、それぞれの流路部11、12から流入した試料は集合部13において衝突する。このときの試料中の被処理物同士は衝突時のエネルギーにより破砕される。このように、試料が流路部11、12からオリフィス流路部15へ流動するごとに、試料中の被処理物同士の衝突が進み、結果として試料は粉砕される。
図示の流路部11、12および流路部18、19それぞれは、ともに2つずつ形成されているが、流路部11、12および流路部18、19の形成数は、試料が流れればよいので、1以上あればよい。ただし、試料中の被処理物の衝突を促すため、流路部11、12および流路部18、19それぞれの形成数は、ともに2以上であることがさらに望ましい。
次に、微粒化装置ユニット1における試料の流れについて図4および図5を用いて、説明する。
図4は、微粒化装置ユニット1におけるメインルートである微粒化処理ルートを説明する概念図である。ここで、微粒化処理ルートとは、微粒化装置ユニット1における試料を微粒化するために試料が移動する経路のことである。この図では、メインルートを実線で示し、後述するサブルートを破線で示している。
図5は、微粒化装置ユニット1におけるサブルートである洗浄液ルートを説明する概念図である。ここで、洗浄液ルートは、微粒化装置ユニット1に含まれるプランジャポンプ51のプランジャ51Bを洗浄するための洗浄液を流す経路のことである。この図では、メインルートを破線で示し、サブルートを実線で示している。
まず、メインルートである微粒化処理ルートについて、図4を用いて説明する。
図4に示すように、供給容器30は、微粒化流路に試料を供給する。供給容器30は、微粒化経路の最も上流側に設けられており、図示の通り、弁71に配管40を介して接続されている。供給容器30には、微粒化前の試料および図4の矢印に示されるように、微粒化経路を通過した後であって、まだ十分に微粒化されていない試料が充填される。なお、図4および図5においては、取出容器31から供給容器30までの詳細な構成については、省略している。
取出容器31は、試料が完全に均一化されたのちに、試料を取り出すための容器である。
なお、微粒化装置ユニット1は、取出容器31を備えずに(備えていてもよい)、配管40からドレン86等を介して、均一化された試料を取出すような構成であってもよい。図1では、取出容器31およびドレン86の両方を備えた構成を示している。
プランジャポンプ51は、配管40を介して弁71並びに微粒化装置10に接続されている。弁71を開くことで、供給容器30からの試料を、配管41に流すことができ、弁71を閉じることで、供給容器30からの試料が配管41に流出するのを防止するとともに、プランジャポンプ51により押し出された試料が供給容器30側に逆流するのを防止することができる。
プランジャポンプ51は、シリンダ51Aとプランジャ51Bとにより構成されている。シリンダ51Aの内部をプランジャ51Bが往復動することで、シリンダ51Aの内部に試料を充填し、シリンダ51A内の試料を外部に送り出すことができる。
図6は、プランジャポンプ51の一部断面図である。図6に示すように、本実施形態に係るプランジャポンプ51のシリンダ51Aの内部には、円筒状の加圧室が形成されている。プランジャ51Bは円筒状をなし、シリンダ51Aの加圧室内を往復動可能に挿入、配置されている。
プランジャ51Bは、例えば図示しないクランク機構の回転により、図6に示す矢印の方向に往復道する。これにより、プランジャポンプ51は、試料を配管41から吸引することができるとともに、試料を配管41に押し出すことができる。
微粒化装置10には、更に、配管43を介して、弁73並びに弁75が接続されている。弁73を開くことで、微粒化装置10からの試料を、配管43に流すことができ、弁73を閉じることで、微粒化装置10からの試料が配管43に流出するのを防止することができる。また、弁75を開くことで、微粒化装置10からの試料を、ドレン86に流すことができ、弁75を閉じることで微粒化装置10からの試料がドレン86側に流出するのを防止することができる。
弁73には、配管43が接続され、配管43は、取出容器31に接続されている。配管43には、熱交換器80が設けられていてもよく、微粒化装置10による微粒化工程によって、試料が熱をもった場合に、その熱を除去する機能を果たす。
微粒化装置ユニット1はまた、プランジャポンプ51や各弁71、73、75等の開閉を制御する制御部(図示せず)を備えてもよい。制御部は、微粒化装置ユニット1において、試料が、微粒化経路をループして、目標とする粒度まで微粒化経路を流動するように、プランジャポンプ51および各弁71、73、75の開閉を制御する。
以上のような構成を有する微粒化装置ユニット1において、試料を微粒化する処理手順について説明する。
はじめに、被処理物は有機溶媒中に分散されて試料となる。分散は供給容器30で行われる。
微小化の対象である被処理物は、例えば、セルロース、グラファイト、グラフェン、カーボンナノチューブ、複合金属酸化物(スピネル、ペロブスカイト等の結晶質)等の多岐にわたる物質である。分散を通じて微小化することにより、樹脂等に混合する際の均一な分散性が高まる。そのため、素材の性能向上が見込まれる。
次に、弁71を開くともにプランジャ51Bをシリンダ51A内から引き出すことで、プランジャポンプ51のシリンダ51A内に試料を充填する。そして、弁71を閉じた状態で、プランジャ51Bをシリンダ51A内に押し込むことで、試料を、配管41を介して、微粒化装置10に供給する(高圧で押し出す)。
試料の微粒化が十分でない場合には、プランジャ51Bを押し込むタイミングでは、弁73を開き、弁75を閉じた状態にする。前述の構造を有する微粒化装置10を通過することで微粒化(均一化)された試料は、配管42、弁73、配管43を通って、取出容器31に供給される。このとき、試料は、配管43を通る際に、必要に応じて、熱交換器80によって排熱されてもよい。そして、取出容器31に供給された試料は再び、供給容器30に供され、微粒化処理が施される。
この動作を複数回繰り返すことにより、試料が微粒化流路を複数回通過する。即ち、複数回にわたって試料が微粒化されるとともに、試料の均一化が実現される。なお、当該処理は、微粒化装置ユニット1に設けられた制御部により実行されてもよいし、オペレータからの指示を受け付けた制御部が実行することとしてもよい。
一方、試料の微粒化が十分な場合には、取出容器31に供給された試料を、取り出すこととしてもよいし、プランジャ51Bを押し込むタイミングで、弁73を閉じ、弁75を開いた状態にすることで、ドレン86から試料を取り出すこととしてもよい。
次にサブルートである洗浄ルートについて、図5を用いて説明する。
図5に示すように、プランジャポンプ51には洗浄液配管91を介して、フラッシングポンプ92および洗浄液弁93が連結されている。洗浄液配管91は、洗浄液タンク90に接続されている。フラッシングポンプ92および洗浄液弁93は、制御部(図示せず)に接続され、それぞれの駆動や開閉が制御される。
すなわち、洗浄液弁93を開いた状態で、フラッシングポンプ92を駆動させることで、洗浄液タンク90内の有機溶媒を洗浄液として、プランジャポンプ51に供給することができる。ここで、有機溶媒は、試料に用いられるものと同じものが使用される。
図6に示すように、シリンダ51Aには、外部から加圧室の内側に向けて連通する洗浄流路51Cが形成されている。洗浄流路51Cは、プランジャ51Bが往復移動する方向であるシリンダ51Aの軸方向に対して直交する径方向に延びている。
洗浄流路51Cは、プランジャ51Bを径方向に挟む位置に一対配置されている。一対の洗浄流路51Cには、洗浄液配管91がそれぞれ接続されている。
シリンダ51Aの加圧室内において、シリンダ51Aの内周面とプランジャ51Bの外周面との間には、径方向の隙間が形成されている。この径方向の隙間には、複数のパッキン60が軸方向に並べて配置されている。
そして本実施形態では、図7に示すように、シリンダ51Aの内周面と、プランジャ51Bの外周面と、の間のうち、洗浄流路51Cと接続された部分に洗浄部材85が配置されている。図7は、図6に示すプランジャポンプ51のD部拡大図である。
図7に示すように、洗浄部材85は、シリンダ51Aの内周面と、プランジャ51Bの外周面と、の間のうち、パッキン60が配置されていない部分に配置されている。
洗浄部材85は、連結環82に、複数の羽根部材81が設けられており、プランジャ51Bは、連結環82内に挿入される。洗浄部材85は、プランジャ51B周りを周方向に回動することにより、羽根部材81がプランジャ51Bの外周面に接触することで、プランジャ51Bを洗浄する。以下詳細に説明する。
洗浄部材85は、プランジャ51Bの外周面と接触している。洗浄部材85の構造について、図8を用いて詳述する。図8(a)は、図7に示す洗浄部材85における正面図、図8(b)は側面図である。
図8に示すように、洗浄部材85は、プランジャ51Bの外周面に全周にわたって延びている。洗浄部材85は、周方向に間隔をあけて配置された複数の羽根部材81と、複数の羽根部材81を連結する連結環82により構成されている。
羽根部材81および連結環82は、例えば金属材料等の一定の剛性を備えた材質により形成されている。
図8(b)に示すように、羽根部材81は、プランジャ51Bの中心軸と直交する径方向に対して交差して延びている。
羽根部材81の先端部は、プランジャ51Bの外周面に接触している。羽根部材81の先端部は、プランジャ51Bの外周面に、全周にわたって周方向に間隔をあけて接触している。
複数の羽根部材81それぞれの先端部において、プランジャ51Bの外周面との接触角度は、互いに同等となっている。図示の例では、羽根部材81は、周方向に等間隔をあけて配置されている。なお、羽根部材81は周方向に等間隔に配置しなくてもよい。
連結環82は、環状部材であり、複数の羽根部材81それぞれの軸方向の端部に連結されている。図8(a)に示すように、連結環82は羽根部材81の軸方向の両端部に一対配置され、羽根部材81を軸方向に挟んで保持している。
図8(b)に示すように、連結環82は、羽根部材81における軸方向の端部において、径方向の中央部に配置されている。
次に、洗浄部材85の動作について図9を用いて説明する。図9は、洗浄部材85の動作を説明する図である。
図9に示すように、洗浄部材85は、洗浄流路51Cへの洗浄液の流入にともなって、軸方向回りに周回する周方向に回転しながら、プランジャ51Bの外周面を摺動する。
この際、洗浄流路51Cから流入してきた洗浄液である有機溶媒が、図9に実線の矢印で示すように、羽根部材81に案内されて、羽根部材81が傾斜する向きに沿って流れる。
これにより、有機溶媒が羽根部材81を周方向の一方側に向けて、押圧することで、図9に破線の矢印で示すように、洗浄部材85が周方向の一方側に向けて回転する。
洗浄部材85が周方向に回転する過程において、羽根部材81の先端部は、プランジャ51Bの外周面を摺動する。
これにより、プランジャ51Bの外周面に付着していた試料中の粒子が剥離され、プランジャ51Bの外周面の清浄度を確保することができる。
また、プランジャ51Bが軸方向の移動に伴って、プランジャ51Bの外周面のうち、洗浄部材85が洗浄する範囲が軸方向に広がることとなる。
つまり、洗浄時には、プランジャ51Bを完全に引いた状態(もしくは、プランジャ51Bを完全に押し込んだ状態)から、徐々にプランジャ51Bを押し込んでいく(もしくは、プランジャ51Bを引き出していく)ことで、プランジャ51Bの洗浄部材85による洗浄位置を変えることができ、プランジャ51Bの広範囲に渡っての洗浄が可能になる。
そして、有機溶媒は流入してきた洗浄流路51Cとは反対側の洗浄流路51Cから排出される。なお、有機溶媒の一部は、加圧室内に留まり、洗浄部材85とともに、プランジャ51Bの外周面上を回転することもある。
以上説明したように、本実施形態に係るプランジャポンプ51によれば、シリンダ51Aの内周面と、プランジャ51Bの外周面と、の間のうち、洗浄流路51Cと接続された部分に、プランジャ51Bの外周面と接触する洗浄部材85が配置されている。
そして、洗浄部材85が、洗浄流路51Cへの洗浄液の流入にともなって、プランジャ51Bの外周面を摺動する。このため、プランジャ51Bの外周面に付着した試料の粒子を、洗浄部材85により剥離して洗浄することができる。このようにして、プランジャポンプ51内の洗浄流路51Cにおいて、プランジャ51Bの外周面に試料中の粒子が付着するのを防ぐことができる。
また、洗浄部材85が、プランジャ51Bの外周面に対して、全周にわたって延びているので、プランジャ51Bの外周面を全周にわたって洗浄することができる。
また、洗浄部材85における羽根部材81が、プランジャ51Bの中心軸と直交する方向に対して交差して延びるととともに、周方向に間隔をあけて配置されているので、羽根部材81に案内された有機溶媒の流れにより、洗浄部材85を円滑に回転させることができる。
ここで、洗浄流路51Cの変形例について、図10を用いて説明する。図10は、洗浄流路51Cの変形例を示す図である。
図10に示すように、変形例に係る洗浄流路51Cは、軸方向から見た側面視で軸方向と直交する径方向に対して傾斜している。
洗浄流路51Cが傾斜する方向は、側面視において、洗浄部材85における羽根部材81が延びる向きに沿っている。このように洗浄流路51Cを傾斜させることで、洗浄流路51Cから流入した有機溶媒の向きを、羽根部材81が延びる向きと予め同等にしておくことが可能になる。これにより、有機溶媒の流入する勢いを、円滑に洗浄部材85の回転に利用することができる。
また、上記実施形態においては、微粒化装置ユニット1においては、試料を一方向にのみ流動することとなっているが、微粒化装置10を往復道する構成をとってもよい。即ち、図1において、ドレン86が設けられている箇所に、別のプランジャポンプ51を設けて、微粒化装置10内を試料が往復するような構成をとってもよい。
また、微粒化装置10の流路の構造については、任意に変更可能である。
また、前述した変形例に限られず、これらの変更例を選択して適宜組み合わせてもよいし、その他の変形を施してもよい。
1 微粒化装置ユニット
10 微粒化装置
30 供給容器
31 取出容器
51 プランジャポンプ
51A シリンダ
51B プランジャ
51C 洗浄流路
80 洗浄部材
81 羽根部材
82 連結環

Claims (2)

  1. 円筒状の加圧室、および外部から前記加圧室の内側に向けて連通する洗浄流路が形成されたシリンダと、
    前記シリンダにおける前記加圧室内を往復動可能に配置された円筒状のプランジャと、
    前記シリンダの内周面と、前記プランジャの外周面と、の間のうち、前記洗浄流路と接続された部分に配置され、前記プランジャの外周面と接触し、前記プランジャの中心軸と直交する方向に対して交差して延びるととともに、周方向に間隔をあけて配置された複数の羽根部材により構成されている洗浄部材と、を備え、
    前記洗浄部材は、前記洗浄流路への洗浄液の流入にともなって、前記プランジャの外周面を摺動するプランジャポンプ。
  2. 前記洗浄部材は、前記プランジャの外周面に対して、全周にわたって延びていることを特徴とする請求項1に記載のプランジャポンプ。
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