JP7322251B2 - 情報処理装置、注文端末装置及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、注文端末装置及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、注文端末装置及び情報処理プログラムに関する。
飲食店などにおける注文を受け付けるオーダーシステムなどにおいて、指定された品目が品切れなどにより受注できないものである場合に、その品目に予め関連付けられた別の品目を推奨するための表示を行うことについては既に知られている。
しかしながら、上記の表示が、推奨品目の名称のリストの表示であると、推奨品目がどのような品目であるのかを客が認識できない場合がある。そしてこのような場合に客は、各品目の内容を記載したメニュー表を見て、推奨品目について確認する必要がある。さらにこの確認作業に当たっては、メニュー表における推奨品目の記載箇所を、客が探し出すか、あるいは店員が客に案内することが必要となる場合がある。
このような事情から、代替の品目を推奨するようにしながらも、推奨されている品目についてのメニュー表による確認にかかる手間を軽減できることが望まれていた。
特開2014-238713号公報
本発明が解決しようとする課題は、代替の品目を推奨するようにしながらも、推奨されている品目についてのメニュー表による確認にかかる手間を軽減することができる情報処理装置、注文端末装置及び情報処理プログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、複数の品目のそれぞれについて、複数の項目に関してそれぞれ予め設定された設定データを記憶する記憶手段にアクセス可能であり、判定手段、選択手段及び通知手段を備える。判定手段は、操作者による操作によって注文の候補として指定された指定品目を判定する。選択手段は、判定手段により判定された指定品目の注文を受けることができない場合に、指定品目について記憶手段に記憶された設定データと一致する設定データが同一項目に関して記憶手段に記憶されている別の品目を、一致する設定データが設定されている項目の優先度が高い順に、推奨品目として選択する選択する。通知手段は、選択手段により選択された推奨品目を、当該推奨品目についてのメニュー表における記載箇所とともに操作者に通知する。
一実施形態に係るPOSシステムの概略構成及びハンディ端末の要部回路構成を示す図。 属性データベースに含まれるデータレコードの構造を示す図。 管理データベースに含まれるデータレコードの構造を示す図。 図1中のプロセッサによる情報処理のフローチャート。 図1中のプロセッサによる情報処理のフローチャート。 図1中のプロセッサによる情報処理のフローチャート。 一例としての推奨画面を示す図。
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、情報処理装置としてのハンディ端末を含んで構成されたPOS(point-of-sale)システムを例に説明する。
図1は本実施形態に係るPOSシステム100の概略構成及びハンディ端末1の要部回路構成を示す図である。
このPOSシステム100は、客の注文に応じて飲食品等の商品を提供するサービスを行う飲食店などのような様々な施設で利用可能である。
POSシステム100は、ハンディ端末1、注文管理装置2、伝票プリンタ3、POS端末4、無線ルータ5及び通信ネットワーク6を含む。ハンディ端末1、伝票プリンタ3、POS端末4及び無線ルータ5は、図1では1つずつを示しているが、その数はそれぞれに任意である。ハンディ端末1は多くの場合、複数がPOSシステム100に含まれる。
そしてPOSシステム100は、ハンディ端末1、注文管理装置2、伝票プリンタ3及びPOS端末4を、通信ネットワーク6を介して互いに通信可能とすることによって構成されている。ただし、ハンディ端末1は、無線ルータ5との無線通信により、無線ルータ5を介して通信ネットワーク6に接続される。しかしながら、ハンディ端末1は、通信ネットワーク6に直接に接続されてもよい。あるいは、注文管理装置2、伝票プリンタ3及びPOS端末4が、無線ルータ5との無線通信により、無線ルータ5を介して通信ネットワーク6に接続されてもよい。ハンディ端末1、注文管理装置2、伝票プリンタ3及びPOS端末4のうちの任意の2つが、無線ルータ5のみを介して互いに通信する形態であってもよい。
ハンディ端末1は、注文のための操作を受け付けるオーダー端末の一形態である。ハンディ端末1は、店員によって携帯されて、店員によって操作される。
注文管理装置2は、ハンディ端末1で受け付けられた注文を管理する。
伝票プリンタ3は、例えば接客フロア又はキッチンに設置される。接客フロアに設置された伝票プリンタ3は、注文伝票を客のために印刷する。すなわち、接客フロアに設置された伝票プリンタ3は、いわゆるカスタマープリンタである。またキッチンに設置された伝票プリンタ3は、調理伝票を調理人のために印刷する。すなわち、キッチンに設置された伝票プリンタ3は、いわゆるキッチンプリンタである。
POS端末4は、例えば接客フロア又はチェックアウトカウンタに設置される。POS端末4は、客に対する案内、受注、給仕、配膳、あるいは会計などの各種の業務に関する情報処理を行う。そして、接客フロアに設置されたPOS端末4においては、案内、受注、給仕及び配膳に関する情報処理が主として実行される。またチェックアウトカウンタに設置されたPOS端末4においては、さらに会計に関する情報処理が実行される。なお、POS端末4は、上記の業務の一部のみに関する処理を行うことにより、特定の用途に特化したものとしてもよい。
無線ルータ5は、ハンディ端末1等の無線通信機能を備えている機器と無線通信を行いつつ、当該機器が通信ネットワーク6を介して通信することを可能とする。また無線ルータ5は、ハンディ端末1との無線回線と、他の通信端末との無線回線とを相互に接続することにより、ハンディ端末1と他の通信端末との通信を可能とすることもできる。
通信ネットワーク6は、ハンディ端末1、注文管理装置2、伝票プリンタ3及びPOS端末4等の通信機能を備えた機器が相互に授受するデータを伝送する。通信ネットワーク6としては、典型的にはLAN(local area network)が用いられる。しかしながら通信ネットワーク6としては、LANの他に、インターネット、VPN(virtual private network)、公衆通信網、移動体通信網などを、単独又は適宜に組み合わせて用いることができる。
ハンディ端末1は、プロセッサ11、メイン記憶ユニット12、補助記憶ユニット13、タッチパネル14、キースイッチ群15、通信ユニット16及び伝送路17を含む。
プロセッサ11、メイン記憶ユニット12及び補助記憶ユニット13は、伝送路17により接続されて、ハンディ端末1としての機能を実現するための情報処理を実行するコンピュータを構成する。
プロセッサ11は、上記のコンピュータの中枢部分である。プロセッサ11は、メイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムなどの情報処理プログラムに基づく情報処理を実行する。
メイン記憶ユニット12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メイン記憶ユニット12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メイン記憶ユニット12は、不揮発性のメモリ領域では上記の情報処理プログラムを記憶する。またメイン記憶ユニット12は、プロセッサ11が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メイン記憶ユニット12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
補助記憶ユニット13は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット13は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)、SSD(solid state drive)などである。補助記憶ユニット13は、プロセッサ11各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ11での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット13は、上記の情報処理プログラムを記憶する場合もある。
タッチパネル14は、入力デバイス及び表示デバイスとして機能する。
キースイッチ群15は、注文対象となる品目又は各種の機能が割り付けられる複数のキースイッチを含む。
通信ユニット16は、無線ルータ5との間での無線通信を行って、プロセッサ11が注文管理装置2などとの間で各種データを授受するための通信処理を行う。
伝送路17は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続された各部の間で授受されるデータ及び制御信号を伝送する。
ハンディ端末1の基本ハードウェアとしては、既存の同種のハンディ端末のものを用いることができる。ハンディ端末1の譲渡は一般に、後述する情報処理について記述した情報処理プログラムがメイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に記憶された状態にて行われる。しかし、上記の情報処理プログラムがメイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に記憶されない状態、あるいは同種の別バージョンの情報処理プログラムがメイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に記憶された状態のハードウェアと、後述する情報処理について記述した情報処理プログラムとが個別に譲渡されてもよい。そして、メイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に、任意の作業者の操作に応じて、後述する情報処理について記述した情報処理プログラムが書き込まれることによってハンディ端末1が構成されてもよい。情報処理プログラムの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。
次に以上のように構成されたPOSシステム100の動作について説明する。なお、以下に説明する各種の処理の内容は一例であって、一部の処理の順序の変更、一部の処理の省略、あるいは別の処理の追加などは適宜に可能である。
このPOSシステム100を用いての販売管理は、既存のオーダーシステムにより行われているのと同様にして行われる。一例としては、以下のような流れとなる。店員は、客から聞き取った商品を注文するべくハンディ端末1を操作する。ハンディ端末1は、注文内容を表した注文データを注文管理装置2に送信する。注文管理装置2は、ハンディ端末1から受信した注文データに基づき、注文の内容を表した注文リストを作成し、管理する。注文管理装置2は、追加注文に関わる注文データがハンディ端末1から送られてきたならば、上記の注文リストを更新する。注文管理装置2は、注文データを受信する毎に、その注文データに応じた調理伝票及び注文伝票のプリントを同一又は別々の伝票プリンタ3に指示する。伝票プリンタ3はこの指示に応じて、調理伝票及び注文伝票をプリントする。調理人は、調理伝票に従って商品を調理する。接客担当の店員は、注文伝票を客に渡す。接客担当の店員は、調理された商品を客席へと配膳する。POS端末4は、店員又は客による操作に応じて、会計を要求している客に関する注文リストを注文管理装置2から取得する。POS端末4は、取得した注文リストに基づいて、提供した商品に関する代金を算出し、当該代金を決済する。
ハンディ端末1においては、上記の動作のためにプロセッサ11が以下に説明する情報処理を実行する。またメイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13には、プロセッサ11の以下に説明する情報処理のために属性データベース及び管理データベースを記憶させておく。
属性データベースは、ハンディ端末1での受注の対象となる商品の品目それぞれについての属性を複数の項目について表す。管理データベースは、属性データベースにおいて属性が設定される複数の項目のそれぞれを管理するためのデータの集合である。
図2は属性データベースに含まれるデータレコードの構造を示す図である。
属性データベースは、受注の対象となる品目のそれぞれに関連付けられた複数のデータレコードR1の集合である。データレコードR1は、フィールドF11,F12,F13,F14,F15,F16,F17を含む。
フィールドF11には、関連付けられた品目を識別するための品目コードを表すデータがセットされる。フィールドF12には、関連付けられた品目についてメニュー表にて記載されたページの頁番号がセットされる。なおメニュー表は、注文を受け付ける対象となる品目のそれぞれについての内容を客が目視により確認できるように記載している。メニュー表は、どのような形態のものであってもよいが、本実施形態においては、複数頁からなるブック型のものであるとする。フィールドF13~F17には、予め定められた5個の項目のそれぞれ割り当てられる。フィールドF13~F17には、関連付けられた品目に関して、割り当てられた項目についての属性データがそれぞれにセットされる。本実施形態においては一例として、フィールドF13~F17には、提供時間帯、年齢層、天候、季節及び金額のそれぞれが項目として割り当てられていることとする。ただし、フィールドF13~F17のそれぞれにどのような項目を割り当てるかは任意であってよく、例えばハンディ端末1の設計者又は管理者などによって適宜に定められてよい。また属性データとしてどのようなデータをセットするかも任意であってよく、上記の設計者又は管理者などによって適宜に定められてよい。またフィールドF13~F17は、それに代えて、あるいはそれに加えて、別の項目を割り当てたフィールドを有していてもよい。また属性データをセットするためにデータレコードR1に含まれるフィールドの数は、4つ以下であってもかまわない。なお、属性データをセットするためにデータレコードR1に含まれる複数のフィールドは、それらのデータレコード内での順序に従って昇順の項目番号により識別される。つまり図2の例では、フィールドF13~F17にそれぞれ割り当てられた項目には、項目番号として1~5がそれぞれ割り当てられる。
フィールドF13にセットされる属性データは、関連付けられた品目が時間帯を限って提供されるものである場合に、当該品目が提供される時間帯を表す。当該属性データとしては例えば、「モーニング」「ランチ」又は「ディナー」などがセットされる。なお、当該属性データとしては、「14:00~17:00」のような他形式のデータがセットされてもよい。
フィールドF14にセットされる属性データは、関連付けられた品目の主なターゲットとする客の年齢層を表す。当該属性データとしては例えば、「30歳代」「40歳代」又は「50歳代」などがセットされる。なお、当該属性データとしては、「31歳~35歳」又は「36歳~40歳」などのような、あるいは「大人」又は「子供」などのような他形式のデータがセットされてもよい。
フィールドF15にセットされる属性データは、関連付けられた品目が注文される可能性が高まる天候を表す。当該属性データとしては例えば、「晴れ」「曇り」又は「雨」などがセットされる。なお、当該属性データとしては、「暑い」「寒い」又は「高湿度」などのような他形式のデータがセットされてもよい。
フィールドF16にセットされる属性データは、関連付けられた品目が注文される可能性が高まる季節を表す。当該属性データとしては例えば、「春」「夏」「秋」又は「冬」などがセットされる。なお、当該属性データとしては、「3~6月」「7~10月」又は「11~2月」などのような他形式のデータがセットされてもよい。
フィールドF17にセットされる属性データは、関連付けられた品目の金額を表す。当該属性データとしては例えば「1,000円」「950円」及び「870円」などがセットされる。なお、当該属性データとしては、「900円台」又は「900円~999円」などのような他形式のデータがセットされてもよい。
図3は管理データベースに含まれるデータレコードの構造を示す図である。
管理データベースは、属性データベースにセットされる属性データのそれぞれの項目に関連付けられた複数のデータレコードR2の集合である。本実施形態においては、前述の5つの項目にそれぞれ関連付けられた5つのデータレコードR2の集合である。データレコードR2は、フィールドF21,F22,F23を含む。
フィールドF21には、関連付けられた項目を識別するための項目番号を表すデータがセットされる。
フィールドF22には、関連付けられた項目に付された項目名称を表すデータがセットされる。当該データとしては例えば、「提供時間帯」、「年齢層」、「天候」、「季節」及び「金額」がセットされる。
フィールドF23には、関連付けられた項目に関する属性データのデータ種別を表すデータがセットされる。本実施形態においては、関連付けられた項目に関する属性データが「年齢層」又は「金額」である場合に、「数値」がセットされる。また本実施形態においては、関連付けられた項目に関する属性データが「提供時間帯」「天候」又は「季節」である場合に「テキスト」がセットされる。
図4、図5及び図6はプロセッサ11による情報処理のフローチャートである。プロセッサ11は、受注開始を指定するための予め定められた操作がタッチパネル14又はキースイッチ群15で行われると、当該情報処理をメイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に記憶された情報処理プログラムに従って実行する。
Act1としてプロセッサ11は、変数n及び変数Ntをそれぞれ0にクリアする。変数nは、後述する推奨品目の抽出のために着目する項目の項目番号を管理するものである。変数Ntは、指定された品目の代替として推奨する品目(以下、推奨品目と称する)として決定した品目の総数を表す。そこで変数n及び変数Ntは、以下においては項目番号n及び総数Ntと称する。
Act2としてプロセッサ11は、品目の指定が終了されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、終了していないならばNoと判定し、Act3へと進む。
Act3としてプロセッサ11は、注文する品目の指定がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、品目の指定がなされていないならばNoと判定し、Act2へと戻る。
かくしてプロセッサ11はAct2及びAct3としては、品目指定又は終了を待ち受ける。
店員は、注文しようとする品目を客から聞き取り、その品目を指定する操作をタッチパネル14又はキースイッチ群15にて行う。プロセッサ11は、これに応じてAct3にてYesと判定し、Act4へと進む。なお、プロセッサ11はこのとき、上記の操作により指定された品目(以下、指定品目と称する)を判定する。かくして情報処理プログラムに基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは指定品目を判定する判定手段として機能する。
Act4としてプロセッサ11は、指定品目が受注可能であるか否かを確認する。プロセッサ11は例えば、メイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に記憶された品切れリストに指定品目が含まれていない場合に受注が可能であると判定する。なおこの場合にプロセッサ11は例えば、注文管理装置2からの品切れ通知が通信ユニット16により受信されたことに応じての割り込みに対して別の情報処理を開始し、品切れ通知に示された品目を品切れリストに追加する。注文管理装置2は、何らかの理由により受注できない品目が生じた場合は、当該品目についての品切れ通知を全てのハンディ端末1に対して行う。なおプロセッサ11は、受注が可能であるかどうかを注文管理装置2に問い合わせて、注文管理装置2からの回答に基づいてAct4における判定を行ってもよい。
プロセッサ11は、指定品目の受注が可能であるならばAct4にてYesと判定し、Act5へと進む。
Act5としてプロセッサ11は、指定品目を受注リストに追加する。受注リストは、ハンディ端末1での注文の受付を完了した品目についての品目コードのリストを示したデータであり、メイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に記憶される。なおプロセッサ11は、最初に品目が指定された場合には、その品目の品目コードのみを含んだ受注リストを新規に作成し、メイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に書き込む。そしてプロセッサ11はこののち、Act2及びAct3の待受状態に戻る。従ってプロセッサ11は、受注可能名品目の指定が繰り返されたならば、Act5を繰り返し実行する。そしてプロセッサ11は、受注リストがメイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に既に書き込まれている状態にて新たな品目が指定されたのであれば、Act5にて、その品目の品目コードを追加するように受注リストを更新する。
プロセッサ11は、指定品目の受注が不可能であった場合には、Act4にてNoと判定し、Act6へと進む。
Act6としてプロセッサ11は、項目番号nを1つ増加する。
Act7としてプロセッサ11は、項目番号nが、属性データベースにおける属性データの項目数以下であるか否かを確認する。なお当該項目数は、図2の例においては5となる。そしてプロセッサ11は、項目番号nが項目数以下であるならばYesと判定し、Act8へと進む。つまりプロセッサ11は、項目番号nの項目の属性データが属性データベースに存在するならばAct8へと進むことになる。
Act8としてプロセッサ11は、項目番号nの項目についての属性データが指定品目と一致する他の品目(以下、一致品目と称する)を全て抽出する。プロセッサ11は例えば、指定品目の品目コードがフィールドF11にセットされているデータレコードR1を属性データベースから選択する。プロセッサ11は、項目番号nが1であるならば、上記の選択したデータレコードR1のフィールドF13にセットされた属性データを読み出す。次にプロセッサ11は、当該読み出した属性データと一致する属性データがフィールドF13にセットされている他のデータレコードR1を全て、属性データベースから選択する。そしてプロセッサ11は、この選択したデータレコードR1のフィールドF11にセットされた品目コードで識別される品目を一致品目とする。具体例として、品目A~品目Jの10品目が存在することとする。項目番号が1である項目の属性である提供時間帯として、品目A、品目B及び品目Cについては「ランチ」が、品目D~品目Jについては「ランチ」以外が、それぞれ設定されていることとする。そして指定品目が品目Aであり、かつ項目番号nが1であるならば、プロセッサ11は品目B及び品目Cを一致品目として抽出することになる。
Act9としてプロセッサ11は、一致品目が1つでも有ったか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、Act8にて1つでも品目を抽出できたのならばYesと判定し、Act10へと進む。
Act10としてプロセッサ11は、変数Ncの値が、定数Nmから総数Ntを減じた値よりも大きいか否かを確認する。ここでプロセッサ11は、変数Ncの値は今回のAct8にて抽出した一致品目の数とする。定数Nmの値は、予め定められた推奨品目の最大数である。そこで以下においては、変数Nc及び定数Nmを、抽出数Nc及び最大数Nmと称する。最大数Nmの値は、任意であってよく、例えばハンディ端末1の設計者又は管理者などによって適宜に定められてよい。以下に説明する具体例においては、最大数Nmは5とする。総数Ntの値は、プロセッサ11がAct10を初めて実行するときには0である。従ってプロセッサ11は、Act10を初めて実行する場合には、抽出数Ncが最大数Nmを越えているか否かを確認する。またプロセッサ11は、後述するようにAct10を2度目以降に実行する場合には、抽出数Ncが最大数Nmと総数Ntとの差を越えたかどうかを確認する。ここで、最大数Nmと総数Ntとの差は、推奨品目として追加可能な数(以下、追加可能数と称する)に相当する。つまりプロセッサ11は、今回における一致品目の抽出数Ncが追加可能数を越えたかどうかを確認する。そしてプロセッサ11は、抽出数Ncが追加可能数を越えていないならばNoと判定し、Act11へと進む。
Act11としてプロセッサ11は、今回抽出した一致品目の全てを推奨品目として決定する。
Act12としてプロセッサ11は、総数Ntの値を、それまでの総数Ntの値に抽出数Ncを加算した値に更新する。
プロセッサ11は、Act12にて総数Ntの値を更新し終えたならば、Act13へと進む。なおプロセッサ11は、Act8にて一致品目を1つも抽出することができなかった場合には、Act9にてNoと判定し、Act10~Act12をパスしてAct13へと進む。
Act13としてプロセッサ11は、総数Ntが最大数Nmと一致しているか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、総数Ntが最大数Nmに至っていないならばNoと判定し、Act6以降を繰り返す。これによりプロセッサ11は、2番目以降の項目を対象として、その項目の属性データが指定品目と一致する別の品目の抽出を試みる。
例えば、項目番号が2である項目の属性である年齢層として、品目A、品目D及び品目Eについては「30歳代」が、品目F~品目Jについては「30歳代」以外が、それぞれ設定されていることとする。そして項目番号nが2であるならば、プロセッサ11は品目D及び品目Eを一致品目として抽出することになる。これにより、抽出数Ncは2であり、前述のように品目B及び品目Cが既に推奨品目として決定されているならば、追加可能数は5-2=3となるから、抽出数Ncは追加可能数をまだ越えていない。このためプロセッサ11はAct6以降をもう一度繰り返すことになる。
そしてプロセッサ11は、総数Ntが最大数Nmに一致した場合には、Act13にてYesと判定し、図6中のAct30へと進む。またプロセッサ11は、総数Ntが最大数Nmに至るよりも前に項目番号nが属性データベースに含まれた項目数よりも大きくなった場合には、Act7にてNoと判定し、図6中のAct30へと進む。つまりプロセッサ11は、最大数Nmの推奨品目を決定できた場合、あるいは属性データベースに含まれた全ての項目を対象としての一致品目の抽出を試みても最大数Nmの推奨品目を決定できなかった場合には、Act30へと進む。Act30以降の処理については後述する。
例えば、項目番号が3である項目の属性である天候として、品目A及び品目Fについては「晴れ」が、品目F~品目Jについては「晴れ」以外が、それぞれ設定されていることとする。そして項目番号nが3であるならば、プロセッサ11は品目Fを一致品目として抽出することになる。これにより、抽出数Ncは1であり、前述のように品目B~品目Eが既に推奨品目として決定されているならば、追加可能数は5-4=1となるから、抽出数Ncは追加可能数をまだ越えていない。そして当該一致品目を推奨品目として決定することにより、総数Ntは5となり最大数Nmと一致する。そこでプロセッサ11はAct13から図6中のAct30へと進むことになる。
別の具体例として、品目Aに関して、提供時間帯、年齢層、天候、季節及び金額として「ランチ」「30歳代」「晴れ」「秋」「900円」がそれぞれ設定されているとする。これに対して、品目Bに関して提供時間帯として「ランチ」が、また品目Cに関して年齢層として「30歳代」がそれぞれ設定されているとする。さらに、品目B及び品目Cに関する他の項目の属性と、品目D~品目Jに関する全ての項目の属性とが「ランチ」「30歳代」「晴れ」「秋」「900円」とは異なっているとする。この場合には、プロセッサ11は品目B及び品目Cのみを推奨品目として決定する。プロセッサ11はこの場合は、Act7から図6中のAct30へと進むことになる。
例えば、項目番号が3である項目の属性である天候として、品目A、品目F、品目G及び品目Hについては「晴れ」が、品目I及び品目Jについては「晴れ」以外が、それぞれ設定されていることとする。そしてプロセッサ11は、項目番号nが3であるならば品目F、品目G及び品目Hを一致品目として抽出することになる。つまり、抽出数Ncは3である。前述のように品目B~品目Eが既に推奨品目として決定されているならば、追加可能数は5-4=1となるから、抽出数Ncが追加可能数を越えている。そこでプロセッサ11は、Act6~Act13のループを処理する中で、抽出数Ncが、最大数Nmから総数Ntを減じた値よりも大きくなった場合、Act10にてYesと判定する。そしてプロセッサ11はこの場合、図5中のAct14へと進む。つまりプロセッサ11は、今回抽出した品目の全てを推奨品目として決定したのでは、推奨品目の数が最大数Nmを越えてしまう場合には、図5中のAct14へと進む。
Act14としてプロセッサ11は、項目番号nを1つ増加する。
Act15としてプロセッサ11は、項目番号nが、属性データベースにおける属性データの項目数以下であるか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、項目番号nが項目数以下であるならばYesと判定し、Act16へと進む。つまりプロセッサ11は、項目番号nの項目の属性データが属性データベースに存在するならばAct16へと進むことになる。
Act16としてプロセッサ11は、項目番号n-1の項目について抽出済みの一致品目の中から、項目番号nの項目についての属性データが指定品目と一致する一致品目を絞り込む。上記の具体例では、項目番号n-1の項目について抽出済みの一致品目は、品目F、品目G及び品目Hである。この例で、項目番号が4である項目の属性である季節として、品目A及び品目Gについては「秋」が、品目F及び品目Hについては「秋」以外が、それぞれ設定されていることとするならば、プロセッサ11は、一致品目を品目Gに絞り込むことになる。また項目番号が4である項目の属性である季節として、品目A、品目G及び品目Hについては「秋」が、品目Fについては「秋」以外が、それぞれ設定されていることとするならば、プロセッサ11は、一致品目を品目G及び品目Hに絞り込むことになる。
Act17としてプロセッサ11は、一致品目が1つでも有ったか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、Act16での絞り込みにより1つでも品目が残ったならばYesと判定し、Act18へと進む。
Act18としてプロセッサ11は、抽出数Ncが、最大数Nmから総数Ntを減じた値よりも大きいか否かを確認する。なお、ここでの抽出数は、Act16での絞り込みにより残った一致品目の数である。そしてプロセッサ11は、抽出数Ncが追加可能数を越えていないならばNoと判定し、Act19へと進む。
Act19としてプロセッサ11は、今回絞り込んだ一致品目の全てを推奨品目として決定する。プロセッサ11は、上記の具体例において一致品目を品目Gに絞り込んだ場合には、抽出数Ncが1となるのに対して、最大数Nmから総数Ntを減じた値は5-4=1であるから、Act18にてNoと判定し、品目Gを推奨品目に決定する。
なおプロセッサ11は、上記の具体例において一致品目を品目G及び品目Hに絞り込んだ場合には、抽出数Ncが2となるのに対して、最大数Nmから総数Ntを減じた値は5-4=1であるから、Act18にてYesと判定する。そしてプロセッサ11はこの場合には、Act14以降を繰り返す。つまりプロセッサ11は、さらに下位の項目の属性データに基づくさらなる一致品目の絞り込みを試みる。
Act20としてプロセッサ11は、総数Ntの値を、それまでの総数Ntの値に抽出数Ncを加算した値に更新する。
プロセッサ11は、Act20にて総数Ntの値を更新し終えたならば、Act21へと進む。なおプロセッサ11は、Act16での絞り込みにより一致品目が1つも残らなかった場合には、Act17にてNoと判定し、Act18~Act20をパスしてAct21へと進む。
Act21としてプロセッサ11は、総数Ntが最大数Nmと一致しているか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、総数Ntが最大数Nmに至っていないならばNoと判定し、Act14以降を繰り返す。これによりプロセッサ11は、さらに下位の項目の属性データに基づく絞り込みと、推奨品目の決定とを試みる。
そしてプロセッサ11は、総数Ntが最大数Nmに一致した場合には、Act21にてYesと判定し、図6中のAct30へと進む。Act30以降の処理については後述する。
ところでプロセッサ11は、Act14~Act21のループを実行する中で、総数Ntが最大数Nmに至るよりも前に項目番号nが属性データベースに含まれた項目数よりも大きくなった場合には、Act15にてNoと判定し、図6中のAct22へと進む。つまりプロセッサ11は、属性データベースに含まれた全ての項目を対象としての一致品目の絞り込みを試みても最大数Nmの推奨品目を決定できなかった場合には、図6中のAct22へと進む。
Act22としてプロセッサ11は、項目番号nの値を0にクリアする。
Act23としてプロセッサ11は、項目番号nを1つ増加する。
Act24としてプロセッサ11は、項目番号nが、属性データベースにおける属性データの項目数以下であるか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、項目番号nが項目数以下であるならばYesと判定し、Act25へと進む。つまりプロセッサ11は、項目番号nの項目の属性データが属性データベースに存在するならばAct25へと進むことになる。
Act25としてプロセッサ11は、項目番号nの項目についての属性データのデータ種別が「数値」であるか否かを確認する。具体的にはプロセッサ11は、フィールドF21が項目番号nに一致するデータレコードR2を管理データベースから取得する。そしてプロセッサ11は、当該取得したデータレコードR2のフィールドF23にセットされているデータが「数値」を表すか否かを確認する。具体例では、項目番号が1,3及び4である項目の属性である提供時間帯、天候及び季節のデータ種別は「数値」ではない。そこでプロセッサ11は、項目番号が1,3又は4である場合にはNoと判定し、Act23へと戻る。一方、項目番号が2及び5である項目の属性である年齢層及び金額のデータ種別は「数値」である。そこでプロセッサ11は、項目番号が2又は5である場合にはYesと判定し、Act26へと進む。
Act26としてプロセッサ11は、ここまでで絞り込まれている一致品目の中から、項目番号nの項目について属性データが示す数値が、同じ項目についての指定品目に関する属性データが示す数値に対する差分の絶対値が小さくなるものから順に、Nm-Nt個の一致品目を抽出する。
なおプロセッサ11は、上記の具体例において一致品目である品目G及び品目Hのいずれか一方をAct16にて絞り込めなかった場合であり、項目番号が2である項目の属性である年齢層として、品目A、品目G及び品目Hについて「30歳代」「40歳代」及び「50歳代」がそれぞれ設定されていることとする。この場合にプロセッサ11は、品目Gについて「30-40」の絶対値として「10」を求める。またプロセッサ11は、品目Hについて「30-50」の絶対値として「20」を求める。この結果としてプロセッサ11は、一致品目を品目Gに絞り込む。
Act27としてプロセッサ11は、Act26にてNm-Nt個の一致品目の絞り込みに成功したか否かを確認する。例えば、上記の具体例とは別に、項目番号が2である項目の属性である年齢層として、品目A、品目G及び品目Hについて「30歳代」「40歳代」及び「20歳代」がそれぞれ設定されていることとする。プロセッサ11は、品目Gについて「30-40」の絶対値として「10」を求める。またプロセッサ11は、品目Hについて「30-20」の絶対値として「10」を求める。この結果としてプロセッサ11は、一致品目を品目G及び品目Hのいずれかに絞り込むことができない。プロセッサ11はこのようにして絞り込みを成功することができなかったならばAct27にてNoと判定し、Act23以降を繰り返す。これによりプロセッサ11は、より下位で、かつデータ種別が「数値」である項目に関して、Act26による絞り込みを試みる。そしてプロセッサ11は、絞り込みに成功したならばAct27にてYesと判定し、Act29へと進む。
ところでプロセッサ11は、Act26における絞り込みに成功しないままで項目番号が属性データベースにおける属性データの項目数を越えたならば、Act24にてNoと判定してAct28へと進む。つまりプロセッサ11は、全ての項目を対象としてAct25~Act27を実行しても絞り込みに成功することができない場合にAct28へと進む。
Act28としてプロセッサ11は、ここまでで絞り込まれている一致品目の中から、ランダムにNm-Nt個の一致品目を絞り込む。ただしプロセッサ11は、ここでは、予め定められたルールに従って属性データに拘わらずに一致品目を絞り込めばよく、ルールは任意であってよい。そしてプロセッサ11は、Act29へと進む。
Act29としてプロセッサ11は、今回絞り込んだ一致品目の全てを推奨品目として決定する。
プロセッサ11はこののち、Act30へと進む。なおプロセッサ11は前述の通り、図4中のAct7,Act13及び図4中のAct21のいずれかからAct30へと進む場合もある。つまりプロセッサ11は、推奨品目を決定し終えたならば、Act30へと進む。
Act30としてプロセッサ11は、推奨品目のうちの1つを選択する。
Act31としてプロセッサ11は、選択している推奨品目の名称を取得する。プロセッサ11は具体的には、例えば補助記憶ユニット13に記憶された商品マスタから推奨品目の名称を読み出す。なお商品マスタは、POSシステム100での注文受付の対象となる品目のそれぞれに関して、品目コード、名称、あるいは単価などを記述したデータベースである。なお、商品マスタは、注文管理装置2、POS端末4、あるいは図示しないサーバ装置などにより記憶されていてもよい。この場合にプロセッサ11は、通信ネットワーク6を介して、注文管理装置2、POS端末4、あるいは図示しないサーバ装置から推奨品目の名称を取得する。プロセッサ11は、取得した名称をメイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に保存しておく。
Act32としてプロセッサ11は、属性データベースにおける推奨品目に関連付けられたデータレコードR1のフィールドF12にセットされている頁番号を取得する。プロセッサ11は、取得した頁番号を、前述の名称に関連付けてメイン記憶ユニット12又は補助記憶ユニット13に保存しておく。
Act33としてプロセッサ11は、Act30へと最初に進んだ時点で決定していた推奨品目の全てを選択済みであるか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、未選択の推奨品目があるならばNoと判定し、Act30以降を上述と同様に繰り返す。このときにプロセッサ11はAct30では、これまでにAct30を繰り返す中でまだ選択していない推奨品目を選択する。かくしてプロセッサ11は、Act30~Act33のループを実行することにより、推奨品目のそれぞれに関する名称及び頁番号を取得する。そしてプロセッサ11は、全ての推奨品目に関して名称及び頁番号を取得し終えたならば、Act33にてYesと判定し、Act34へと進む。
Act34としてプロセッサ11は、推奨画面を生成する。推奨画面は、推奨品目の一覧を表した画面である。
図7は一例としての推奨画面SC1を示す図である。
推奨画面SC1は、上述のように品目B~品目Fを推奨品目として表す場合である。
推奨画面SC1は、メッセージME1及びリストLI1を表す。メッセージME1は、指定品目である品目Aが品切れであり、リストLI1に示す品目が推奨品目であることを表した文字メッセージである。リストLI1は、推奨品目のそれぞれの名称を表す。リストLI1はまた、推奨品目のそれぞれの内容について記載されているメニュー表のページの頁番号を、名称に並べて表している。プロセッサ11は、上述のように推奨品目のそれぞれについて取得した名称及び頁番号を同一の行に並べて表すことによってリストLI1を生成する。
Act35としてプロセッサ11は、上記のように生成した推奨画面をタッチパネル14に表示させる。
そしてプロセッサ11はこののち、図4中のAct1に戻る。
ところで店員は、客が注文しようとする品目の全てをハンディ端末1に指定し終えたならば、品目の指定を終了する旨を指示する予め定められた操作をタッチパネル14又はキースイッチ群15にて行う。プロセッサ11は、これに応じて図4中のAct2にてYesと判定し、Act36へと進む。
Act36としてプロセッサ11は、受注リストを含んだ注文データを注文管理装置2に送信する。これによりプロセッサ11は、受注リストに含まれた品目の受注を注文管理装置2に要求する。かくして情報処理プログラムに基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは上記の要求を行う要求手段として機能する。そしてプロセッサ11は、これをもって図4、図5及び図6の情報処理を終了する。
かくして情報処理プログラムに基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは、推奨品目を決定する決定手段として機能する。またプロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは、Act14、Act23又はAct32にて推奨画面をタッチパネル14に表示させることにより、推奨品目を、当該推奨品目についてのメニュー表における記載箇所とともに操作者に通知しているのであり、そのような通知を行う通知手段として機能する。
以上のようにハンディ端末1によれば、指定商品を受注できない場合には、推奨画面の表示によって、代替の品目を推奨できる。そして推奨画面には、推奨品目毎に、その品目の内容についてメニュー表において記載される頁の頁番号が表されるから、店員が客に対して、推奨メニューの名称ととともに頁番号を伝えることにより、客は容易に、推奨品目についてメニュー表により確認できる。店員も、表示された情報を客に伝えるだけでよいから、それによる負担は小さい。
なおハンディ端末1によれば、推奨品目は、品目毎に複数の項目に関してそれぞれ設定された属性データの一致状況に応じて決定される。従って、一部の品目についてのみ変更されるメニュー変更に際して、変更の生じない品目に関する何らかのデータの修正を行う必要がなく、メニュー変更に伴うメンテナンスの手間を軽減することができる。
またハンディ端末1によれば、推奨品目を決定するに当たって参照する設定データとして各品目の属性を表した属性データを用いているので、推奨品目の決定に属性の類似性が反映される。これにより、代替として推奨するのにより適した品目を推奨品目として決定できる。
またハンディ端末1によれば、優先度が上位の項目に関する属性データが指定品目と一致する他の品目が多数存在する場合には、その項目よりも優先度が下位の項目に関する属性データの一致状況に応じて推奨品目を絞り込むので、推奨品目の数が多くなりすぎることがない。
またハンディ端末1によれば、推奨画面に表す推奨品目の数を、最大数Nmまでに限っている。このため、推奨画面からの品目の選択を容易として、推奨を効果的に行うことができる。つまり、推奨画面に表す推奨品目の数が多すぎると、それら多数の推奨品目の中から注文する品目を選択することが面倒となるので、そのような面倒を嫌って推奨画面が参照されないことがあり得る。これに対してハンディ端末1によれば、このようなことを回避し、推奨画面が活用される可能性を高めることができる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
プロセッサ11は、上記実施形態とは異なる任意の方法で推奨品目を決定してもよい。例えばプロセッサ11は、各品目に対して予め関連付けられた品目を推奨品目とする。
プロセッサ11は、商品マスタなどの属性データベース以外のデータに含まれた頁番号を取得してもよい。
プロセッサ11は、メニュー表の1頁を複数に区切ったエリアのどこに推奨品目に関して表示されているかを表すように推奨画面を生成してもよい。
属性データベース及び管理データベースの一方又は双方が、例えば注文管理装置2に備えられた記憶デバイス又は通信ネットワーク6に接続されたネットワークドライブなどのようなハンディ端末1の外部に設けられた記憶デバイスに記憶されていてもよい。
設定データとしては、属性データに代えて、あるいは属性データに加えて、品目の属性を表さないデータが含まれてもよい。例えば、管理者が任意に定めたグループの識別コードが設定データとして用いられてもよい。
操作者は、店員である必要はなく、例えば客であってもよい。つまり、客席に配置されて客の操作による注文を受け付ける、いわゆるテーブル端末などと称される注文端末装置であってもよい。あるいは店舗の入口付近などに設置され、客が主に入店時に操作するタイプの注文端末装置であってもよい。このタイプの注文端末装置は、決済機能も備えた自動販売機タイプのものである場合もある。さらには、注文を受け付ける機能を備えない、情報提供のための情報処理装置として実現することも可能である。
推奨品目及び頁番号の操作者への通知は、例えば音声メッセージの出力などのような画面表示とは別の任意の方法で行われてもよい。
プロセッサ11は、Act4にてYesと判定する毎に、その時の指定品目のみの受注を要求するための注文データを送信してもよい。この場合にプロセッサ11は、Act5及びAct36は行わない。
情報処理によりプロセッサ11が実現する各機能は、その一部又は全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 操作者による操作によって注文の候補として指定された指定品目を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された前記指定品目の注文を受けることができない場合に、別の品目を推奨品目として決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記推奨品目を、当該推奨品目についてのメニュー表における記載箇所とともに前記操作者に通知する通知手段と、
を具備した情報処理装置。
[付記2] 前記通知手段は、前記メニュー表の複数の頁のうちの前記推奨品目についての記載のある頁に付された頁番号を前記記載箇所として前記操作者に通知する、
付記1に記載の情報処理装置。
[付記3] 操作者による操作によって注文の候補として指定された指定品目を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された前記指定品目の注文を受けることができない場合に、別の品目を推奨品目として決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記推奨品目を、当該推奨品目についてのメニュー表における記載箇所とともに前記操作者に通知する通知手段と、
前記判定手段により判定された前記指定品目であって、注文を受けることができる品目の受注を、注文を管理する注文管理装置に要求する要求手段と、
を具備した注文端末装置。
[付記4] 前記通知手段は、前記メニュー表の複数の頁のうちの前記推奨品目についての記載のある頁に付された頁番号を前記記載箇所として前記操作者に通知する、
付記3に記載の注文端末装置。
[付記5] 情報処理装置が備えるコンピュータを、
操作者による操作によって注文の候補として指定された指定品目を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された前記指定品目の注文を受けることができない場合に、別の品目を推奨品目として決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記推奨品目を、当該推奨品目についてのメニュー表における記載箇所とともに前記操作者に通知する通知手段と、
して機能させるための情報処理プログラム。
1…ハンディ端末、2…注文管理装置、3…伝票プリンタ、4…POS端末、5…無線ルータ、6…通信ネットワーク、11…プロセッサ、12…メイン記憶ユニット、13…補助記憶ユニット、14…タッチパネル、15…キースイッチ群、16…通信ユニット、17…伝送路、100…POSシステム。

Claims (5)

  1. 複数の品目のそれぞれについて、複数の項目に関してそれぞれ予め設定された設定データを記憶する記憶手段にアクセス可能であり、
    操作者による操作によって注文の候補として指定された指定品目を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された前記指定品目の注文を受けることができない場合に、前記指定品目について前記記憶手段に記憶された前記設定データと一致する設定データが同一項目に関して前記記憶手段に記憶されている別の品目を、前記一致する設定データが設定されている項目の優先度が高い順に、推奨品目として選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記推奨品目を、当該推奨品目についてのメニュー表における記載箇所とともに前記操作者に通知する通知手段と、
    を具備した情報処理装置。
  2. 前記通知手段は、前記メニュー表の複数の頁のうちの前記推奨品目についての記載のある頁に付された頁番号を前記記載箇所として前記操作者に通知する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 複数の品目のそれぞれについて、複数の項目に関してそれぞれ予め設定された設定データを記憶する記憶手段にアクセス可能であり、
    操作者による操作によって注文の候補として指定された指定品目を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された前記指定品目の注文を受けることができない場合に、前記指定品目について前記記憶手段に記憶された前記設定データと一致する設定データが同一項目に関して前記記憶手段に記憶されている別の品目を、前記一致する設定データが設定されている項目の優先度が高い順に、推奨品目として選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記推奨品目を、当該推奨品目についてのメニュー表における記載箇所とともに前記操作者に通知する通知手段と、
    前記判定手段により判定された前記指定品目であって、注文を受けることができる品目の受注を、注文を管理する注文管理装置に要求する要求手段と、
    を具備した注文端末装置。
  4. 前記通知手段は、前記メニュー表の複数の頁のうちの前記推奨品目についての記載のある頁に付された頁番号を前記記載箇所として前記操作者に通知する、
    請求項3に記載の注文端末装置。
  5. 複数の品目のそれぞれについて、複数の項目に関してそれぞれ予め設定された設定データを記憶する記憶手段にアクセス可能な情報処理装置が備えるコンピュータを、
    操作者による操作によって注文の候補として指定された指定品目を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された前記指定品目の注文を受けることができない場合に、前記指定品目について前記記憶手段に記憶された前記設定データと一致する設定データが同一項目に関して前記記憶手段に記憶されている別の品目を、前記一致する設定データが設定されている項目の優先度が高い順に、推奨品目として選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記推奨品目を、当該推奨品目についてのメニュー表における記載箇所とともに前記操作者に通知する通知手段と、
    して機能させるための情報処理プログラム。
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