JP7321451B2 - 電解コンデンサおよび電解コンデンサ用水素吸蔵合金 - Google Patents
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Description
(1)陽極と陰極とを有するコンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収納されるケースと、を備え、前記ケースの内部に、水素吸蔵合金が配置され、前記水素吸蔵合金が、LaNix(1.5≦x≦3)またはLaNiAl系合金である。
(3)前記水素吸蔵合金が、前記ケースの底面に配置されていても良い。
(4)粉末の前記水素吸蔵合金が、封止体に封入されていても良い。
(5)前記封止体の少なくとも一部が電解紙で構成されていても良い。
(6)陽極と陰極とを有するコンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収納されるケースと、を備える電解コンデンサの内部に収納される水素吸蔵合金であって、前記水素吸蔵合金は、LaNix(1.5≦x≦3)またはLaNiAl系合金からなる。
(7)粉末の前記水素吸蔵合金が、封止体に封入されていても良い。
(8)前記封止体の少なくとも一部が電解紙で構成されていても良い。
本実施形態の電解コンデンサは、アルミニウム等の弁作用金属からなり、表面に酸化皮膜層が形成された陽極箔と、陰極箔とを、有する。この陽極箔と陰極箔とを、合成繊維を含有する不織布からなるセパレータを介して巻回することによりコンデンサ素子1が形成される。また、陽極箔、陰極箔にはリード線2がそれぞれ電気的に接続されている。このコンデンサ素子1は、電解液に含浸された後、有底筒状のケース3に収納される。このケース3の内部に、水素吸蔵合金4が配置されている。また、ケース3の開口部には、弾性ゴムからなる封口体5が装着され、絞り加工によりケース3が密封される。
本実施形態の電解コンデンサが奏する作用効果は、以下の通りである。
(1)陽極と陰極とを有するコンデンサ素子1と、コンデンサ素子1が収納されるケース3と、を備え、ケース3の内部に、水素吸蔵合金4が配置され、水素吸蔵合金4が、LaNix(1.5≦x≦3)またはLaNiAl系合金である。
(コンデンサ素子の作製)
陽極箔及び陰極箔をセパレータを介して巻回してコンデンサ素子を形成した。陽極箔は、純度99.9%のアルミニウムを酸性溶液中で化学的あるいは電気化学的にエッチングして拡面処理した後、ホウ酸アンモニウムの水溶液中において、650Vで化成処理を行い、その表面に酸化皮膜層を形成したものを用いた。一方、陰極箔は、純度99.9%のアルミニウムをエッチングして拡面処理した電極箔を用いた。また、セパレータとしてはクラフト紙を用いた。
各実施例および比較例において、以下の水素吸蔵合金を、ポリテトラフルオロエチレンのチューブに0.7g充填し、シリコン樹脂製の栓でチューブの両端の開口を封止した。このチューブ入りの水素吸蔵合金を、巻回したコンデンサ素子の中心部に挿入して配置した。
比較例1:水素吸蔵合金なし
比較例2:LaNi1
実施例1:LaNi1.5
実施例2:LaNi2
実施例3:LaNi3
比較例3:LaNi4
比較例4:LaNi5
電解液は、エチレングリコールを溶媒とし、ホウ酸を溶質として調合した。
作製した電解液をコンデンサ素子に含浸し、有底筒状のアルミニウムよりなるケースに収納し、ケースの開口端部に、ブチルゴム製の封口体を挿入し、さらにケースの端部を絞り加工することにより電解コンデンサの封口を行った。コンデンサ素子は、径30mm、長さ40mmで、450WV-390μFのものを用いた。なお、各実施例および比較例について、電解コンデンサを5個ずつ作製し、以下の試験を行った。
水素吸蔵合金をLaNiAl系合金として、上記と同様の方法で電解コンデンサを作製した。使用したLaNiAl系合金は以下の通りである。
実施例6:LaNi1.9Al0.1
実施例7:LaNi4Al1
実施例8:LaNi3.5Al1.5
実施例9:LaNi4.5Al0.5
実施例10:LaNi4.9Al0.1
水素吸蔵合金の配置方法について検討するために、異なる構造の封止体を作製し、試験を行った。使用した水素吸蔵合金は、0.7gのLaNi4Al1であった。なお、電解コンデンサの作製方法は、上記と同じである。
粉末状の水素吸蔵合金をポリテトラフルオロエチレンのチューブ内部に充填し、チューブの2つの開口をシリコン樹脂製の栓で封止した。作製した水素吸蔵合金入りのチューブは、コンデンサ素子の中央部分に挿入した。
粉末状の水素吸蔵合金をポリテトラフルオロエチレンのチューブ内部に充填し、チューブの2つの開口をクラフト紙で作製した栓で封止した。作製した水素吸蔵合金入りのチューブは、コンデンサ素子の中央部分に挿入した。
粉末状の水素吸蔵合金を、2枚の矩形のクラフト紙の間に挟み、2枚のクラフト紙の端部を粘着テープで接着して封止した。作製した水素吸蔵合金入り電解紙は、ケースの底面に配置した。
1枚の矩形のクラフト紙に配置した粉末状の水素吸蔵合金をシリコン樹脂で覆った。シリコン樹脂により水素吸蔵合金と一体化したクラフト紙は、ケースの底面に配置した。
2…リード線
3…ケース
4…水素吸蔵合金
5…封口体
6、6a、6b、6c…封止体
Claims (8)
- 陽極と陰極とを有するコンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収納されるケースと、を備え、
前記ケースの内部に、水素吸蔵合金が配置され、
前記水素吸蔵合金が、LaNix(1.5≦x≦3)またはLaNiAl系合金である電解コンデンサ。 - 前記水素吸蔵合金が、前記ケース内部において面状に配置されている請求項1記載の電解コンデンサ。
- 前記水素吸蔵合金が、前記ケースの底面に配置されている請求項1または2記載の電解コンデンサ。
- 粉末の前記水素吸蔵合金が、封止体に封入されている請求項1-3いずれか一項記載の電解コンデンサ。
- 前記封止体の少なくとも一部が電解紙で構成される請求項4記載の電解コンデンサ。
- 陽極と陰極とを有するコンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収納されるケースと、
を備える電解コンデンサの内部に収納される水素吸蔵合金であって、
前記水素吸蔵合金は、LaNix(1.5≦x≦3)またはLaNiAl系合金からなる
ことを特徴とする電解コンデンサ用水素吸蔵合金。 - 前記水素吸蔵合金は、面状に形成されていることを特徴とする
請求項6記載の電解コンデンサ用水素吸蔵合金。 - 前記水素吸蔵合金は、封止体に封入されていることを特徴とする
請求項6または7に記載の電解コンデンサ用水素吸蔵合金。
Priority Applications (1)
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JP2019127437A JP7321451B2 (ja) | 2019-07-09 | 2019-07-09 | 電解コンデンサおよび電解コンデンサ用水素吸蔵合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019127437A JP7321451B2 (ja) | 2019-07-09 | 2019-07-09 | 電解コンデンサおよび電解コンデンサ用水素吸蔵合金 |
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JP2021012988A JP2021012988A (ja) | 2021-02-04 |
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ID=74226522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2019
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