JP7319762B2 - 顕微鏡観察用培養装置 - Google Patents
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Description
本発明の一態様による顕微鏡観察用培養装置は、生細胞を培養しながら顕微鏡観察を行う顕微鏡観察用培養装置であって、プレートホルダをXY方向に移動させるXYステージユニットと、前記プレートホルダに保持され、培養中の試料を収容するウェルプレートと、前記XYステージユニットを上下から挟むように設けられるトップヒータユニット及びボトムヒータユニットと、を備え、前記トップヒータユニットには、前記ウェルプレート内に収容された前記試料に薬液を添加するための孔が形成されているとともに、該孔を覆うための蓋部が開閉自在に設けられていることを特徴とする。
以下に、本実施形態の顕微鏡観察用培養装置(以下、培養装置と略称することがある)10の構成について詳述する。
本実施形態の培養装置10は、図示略の生細胞等のような試料を培養しながら顕微鏡観察を行う装置である。図1~図3に示すように、本実施形態の培養装置10は、プレートホルダ4をXY方向に移動させるXYステージユニット1と、プレートホルダ4に保持され、培養中の試料を収容するウェルプレート5と、XYステージユニット1を上下から挟むように設けられるトップヒータユニット2及びボトムヒータユニット3と、を備えて概略構成される。そして、本実施形態の培養装置10は、トップヒータユニット2に、ウェルプレート5内に収容された試料に薬液を添加するための孔21aが形成されているとともに、この孔21aを覆うための蓋部6が開閉自在に設けられた構成とされている。
また、Yテーブル12の底面には図示略のシールゴムが設けられており、後述のボトムヒータユニット3との間を気密に保つように構成されている。
ボトムヒータユニット3は、ヒータホルダ31と、ヒータホルダ31の両端を固定支持するヒータフレーム32a、32bとから構成されている。ヒータホルダ31の下面には、図示略のシート状のボトムヒータが貼付され、ヒータホルダ31を加温可能な構成とされている。さらに、ヒータホルダ31の中心には、図示略の開口穴が設けられており、後述する図示略のベローズが固定されている。
また、ヒータホルダ31の表面には図示略の給水穴と排水穴が設けられており、底面のポートから給水及び排水が行うことが可能に構成されている。
また、図示例の蓋部6は、孔21aを覆って塞いだとき、ウェルプレート5内を気密に保持できるように設けられている。
従って、本実施形態の培養装置10によれば、試料に対する投薬作業性の確保と、ウェルプレート内の環境の確保とを両立させることが可能になる。
以下に、上述した顕微鏡観察用培養装置10を用いて、試料である生細胞を培養しながら観察し、薬液を添加する場合の使用方法について、図1~図3を適宜参照しながら説明する。
次いで、ディスペンサ7を上下方向にスライド移動することで、滴下部72を試料に近接させる。
この際、蓋部6は、固定軸61に沿ってスライド移動することで、孔21aを覆う位置に移動し、再びウェルプレート5内を気密な状態とする。
以上説明したように、本実施形態の顕微鏡観察用培養装置10によれば、トップヒータユニット2に、ウェルプレート5内に収容された試料に薬液を添加するための孔21aが形成されているとともに、この孔21aを覆うための蓋部6が開閉自在に設けられている構成を採用している。これにより、ディスペンサ7を用いて試料に投薬を行う際は、蓋部6を開放状態として孔21aを開放することで、ウェルプレート5内に収容された試料に対してディスペンサ7による投薬を容易に行うことが可能になる。一方、試料である細胞を培養する際は、蓋部を閉じて薬液添加用の孔を塞ぐことで、ウェルプレート5、ひいてはプレートホルダ4内全体における気密性を確保できる。従って、試料(細胞)に対する投薬の作業性の確保と、ウェルプレート内における培養に適した環境の確保とを両立させることが可能になる。
11…Xテーブル
12…Yテーブル
2…トップヒータユニット
21…ヒータパネル
22…ヒータホルダ
23…固定プレート
3…ボトムヒータユニット
31…ヒータホルダ
32a,32b…ヒータフレーム
4…プレートホルダ
5…ウェルプレート
51…サンプルホルダ
6…蓋部
61…固定軸
7…ディスペンサ
71…可動軸
72…滴下部
10…顕微鏡観察用培養装置(培養装置)
Claims (4)
- 生細胞を培養しながら顕微鏡観察を行う顕微鏡観察用培養装置であって、
プレートホルダをXY方向に移動させるXYステージユニットと、
前記プレートホルダに保持され、複数のサンプルホルダを有し、前記複数のサンプルホルダの各々に培養中の試料を収容するXY方向に平行なウェルプレートと、
前記XYステージユニットをそれぞれ上下から挟むように設けられるXY方向に平行なトップヒータユニット及びボトムヒータユニットと、を備え、
前記トップヒータユニットには、前記ウェルプレート内に収容された前記試料に薬液を添加するための孔が形成されており、
前記トップヒータユニットの上面側には、上下方向にスライド移動可能に構成され、前記ウェルプレート内に収容された前記試料に添加する薬液を滴下するディスペンサと、
前記ディスペンサが用いられない場合には前記孔を覆い、前記ディスペンサが下方向にスライド移動して前記試料に薬液を添加する場合には前記孔を開放する透明材料からなる蓋部と、
が設けられており、
前記XYステージユニットが、前記トップヒータユニットの下面側で前記ウェルプレートをX方向及びY方向に適宜移動させることにより、前記複数のサンプルホルダ内の前記試料の各々に、前記ディスペンサから前記孔を介して薬液が滴下され、
前記蓋部は、前記トップヒータユニットの上面側に当該上面に沿って備えられた固定軸に沿ってスライド移動可能に設けられている、
ことを特徴とする顕微鏡観察用培養装置。 - 前記蓋部は、前記孔を覆ったとき、少なくとも前記ウェルプレートを気密に保持するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡観察用培養装置。
- 前記プレートホルダには、加温用ヒータ、又は、外部からCO2ガスを供給するためのCO2ポートのうちの少なくとも何れかが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の顕微鏡観察用培養装置。
- 前記ボトムヒータユニットは、一方の面に、ヒータホルダとメタルプレートとからなる水流路が形成され、他方の面に、ボトムヒータが設けられていることを特徴とする請求項1~請求項3の何れか一項に記載の顕微鏡観察用培養装置。
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JP2007024576A (ja) | 2005-07-13 | 2007-02-01 | Fujifilm Holdings Corp | 細胞重層培養物における毒性試験装置 |
JP2009165444A (ja) | 2008-01-21 | 2009-07-30 | Nikon Corp | チップ溶液収納容器 |
JP2011503544A (ja) | 2007-11-05 | 2011-01-27 | アボット・ラボラトリーズ | 臨床検査室用の自動分析装置 |
JP2015090374A (ja) | 2013-11-05 | 2015-05-11 | 横河電機株式会社 | 顕微鏡観察用培養装置 |
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