JP7319358B2 - 水溶性微量栄養素を含む硫酸アンモニウム肥料 - Google Patents

水溶性微量栄養素を含む硫酸アンモニウム肥料 Download PDF

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Description

関連技術
本願は、2018年9月27日に出願された米国特許仮出願第62/737,147号の優先権を主張し、この全文を参照することにより本明細書に組み入れられるものとする。
技術分野
本開示は、肥料組成物を提供し、詳細には、水溶性の形態で存在し、亜鉛などの微量元素を含む硫酸アンモニウム肥料組成物を提供する。
基礎肥料は、窒素、カリウムおよび/またはリンを含む1つ以上の主要植物栄養素を含み、土壌に施して作物生育中に栄養素を提供する。微量栄養素も植物成長に対して重要であり、硫酸アンモニウムなどの基礎肥料の施肥に加えて、作物施肥過程中の追加または捕捉施肥工程において土壌に施すことが多い。
亜鉛は植物成長のために重要な微量栄養素であり、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、およびエチレンジアミン四酢酸(EDTA)亜鉛を含む様々な化学的形態または供給源により作物畑へ添加してよい。酸化亜鉛は比較的安価な化合物であり、したがって、他の亜鉛源より著しく費用優位性を提供する。しかしながら、酸化亜鉛は水不溶性であり、湿気暴露時土壌中に容易に分布せず、したがって、亜鉛元素の特に有効な供給源でない。
必要とされるものは、亜鉛などの微量栄養素の容易に入手可能な供給源を含む肥料組成物である。
本開示は、硫酸アンモニウム肥料などの少なくとも1つの多量栄養素を含み、作物生育を促進するための湿気暴露時に土壌への溶解および分布に微量栄養素金属が容易に利用できるように、水溶性の形態の少なくとも1つの微量栄養素金属も含む基礎肥料組成物を提供する。微量栄養素金属は、例えば、硫酸亜鉛などの水溶性塩の形態であってよい。肥料組成物の造粒中に現場で、微量栄養素金属を、最初水不溶性の形態から水溶性の形態へ化学転化して、硫酸アンモニウム、微量栄養素金属酸化物の水不溶性酸化物、および微量栄養素金属の水溶性硫酸塩の均一配合物の固体粒状物を製造する。
容易に入手可能な微量栄養素金属を、硫酸アンモニウム肥料組成物などの、窒素、リン、および/またはカリウムなどの基本栄養素を提供する基礎肥料組成物中へ混合することは、基礎肥料組成物の施肥に加えて微量栄養素を施肥する必要性を省いて施肥工程数を有利に減少させる。
この1つの形態では、本開示は、固体粒状物を含む肥料組成物であって、前記固体粒状物の各々は、硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含む、肥料組成物を提供する。
固体粒状物は各々肥料組成物の総重量に対して、少なくとも80重量%の硫酸アンモニウム、少なくとも1.0重量%の微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および少なくとも0.5重量%の微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含んでよい。
固体粒状物は各々肥料組成物の総重量に対して80重量%~98重量%の量で硫酸アンモニウム、および肥料組成物の総重量に対して0.1重量%~3重量%の量で微量栄養素金属の水不溶性酸化物または肥料組成物の総重量に対して0.1重量%~5重量%の量で微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含んでよい。
微量栄養素金属は、亜鉛、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、およびコバルトから成る群から選択される少なくとも1つの金属を含んでよい。微量栄養素金属は亜鉛であってよく、微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化亜鉛であってよく、微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸亜鉛であってよい。
肥料組成物の固体粒状物は、肥料組成物の総重量に対して、1.0重量%~10.0重量%の量で存在する少なくとも1つのバインダーをさらに含んでよい。
硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、微量栄養素金属の水溶性硫酸塩、およびバインダー以外の肥料組成物中の全ての化学成分は、1.0重量%未満の総量で存在してよい。
この別の形態では、本開示は、肥料組成物の製造方法であって、該方法は、硫酸アンモニウムおよび微量栄養素金属の水不溶性酸化物を混合する工程と;液体の存在下、硫酸アンモニウムおよび微量栄養素金属の水不溶性酸化物を造粒して、硫酸アンモニウムの一部と微量栄養素金属の水不溶性酸化物の一部との反応を開始して、アンモニアと微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を製造する工程と;固体肥料粒状物の形態の肥料組成物を製造する工程であって、固体肥料粒状物は各々硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および微量栄養素金属の水溶性硫酸塩の均一な配合物を含む、工程と、を含む方法を提供する。
液体は、バインダーの水溶液であってよい。方法は、アンモニア転化剤を混合物に転化する工程;およびアンモニア転化剤とアンモニアとを反応させて硫酸アンモニウムを製造する工程の追加工程をさらに含んでよい。
固体肥料粒状物は各々肥料組成物の総重量に対して、少なくとも80重量%の硫酸アンモニウム、少なくとも1.0重量%の微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および少なくとも0.5重量%の微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含んでよい。
固体肥料粒状物は各々肥料組成物の総重量に対して80重量%~98重量%の量で硫酸アンモニウムを含んでよく、肥料組成物の総重量に対して0.1重量%~3重量%の量で微量栄養素金属の水不溶性酸化物または肥料組成物の総重量に対して0.1重量%~5重量%の量で微量栄養素金属の水溶性硫酸塩をさらに含んでよい。
微量栄養素金属は、亜鉛、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、およびコバルトから成る群から選択される少なくとも1つの金属を含んでよい。微量栄養素金属は亜鉛であってよく、微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化亜鉛であってよく、微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸亜鉛であってよい。
固体肥料粒状物は、肥料組成物の総重量に対して、1.0重量%~10.0重量%の量で存在する少なくとも1つのバインダーをさらに含んでよい。
硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、微量栄養素金属の水溶性硫酸塩、およびバインダー以外の固体肥料粒状物中の全ての化学成分は、1.0重量%未満の総量で存在してよい。
本開示の上記および他の特徴、ならびにこれらを達成する方法はより明白になるだろう。本開示それ自体は、附属の図と関連した本開示の実施形態の次の説明を参照することによってよりよく理解されるだろう。
図1は、本開示による造粒方法の概略図である。 図2は、図1の線2-2に沿った断面図である。
図は本開示による様々な特徴および構成要素を表しているが、図は必ずしも正確な縮尺ではなく、本開示をよりよく例証し説明するために特定の特徴を誇張し得る。本明細書に設計されている実例は本開示の実施形態を例証し、かかる実例はいかなる方法によっても本開示の範囲を限定すると解釈されるべきでない。
本肥料組成物は、窒素、リン、およびカリウムの3つの主要な多量栄養素の少なくとも1つを提供し、したがって、本明細書では基礎肥料と呼ぶ場合がある。肥料組成物は、例えば、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、および/または硫黄などの少なくとも1つの二次栄養素または微量栄養素を含んでもよい。
1つの実施形態では、肥料組成物は、重量%基準で主要または大部分の量の硫酸アンモニウムを含み、本明細書では硫酸アンモニウム系肥料と呼ぶ場合がある。硫酸アンモニウムは、最初は、下記のように造粒前に、硫酸アンモニウムおよび微量栄養素金属の水不溶性塩の総重量に対して、例えば、80重量%、85重量%もしくは90重量%程度の少ない、または93重量%、95重量%もしくは98重量%ほどの多い、または80重量%~98重量%、85重量%~95重量%、もしくは90重量%~93重量%などの前述の値のいずれかの2つの間およびいずれかの2つを含むと定義されるいずれかの範囲内の量で、肥料組成物全体中に存在し得る。
本明細書に開示されている方法による肥料組成物中に混合してよい適切な微量栄養素としては、銅(Cu)、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、モリブデン(Mo)、亜鉛(Zn)、コバルト(Co)、およびマグネシウム(Mg)などの微量栄養素金属が挙げられる。かかる微量栄養素金属の1つ以上を本肥料組成物中に混合してよく、本開示では、亜鉛を例示している。
微量栄養素金属は、最初、水不溶性である金属酸化物の形態であってよい。例えば、亜鉛を、最初、25℃において0.016g/Lの水難溶性しか有しない酸化亜鉛(ZnO)の形態で提供してよい。金属塩の形態の他の水不溶性微量栄養素としては、酸化銅(II)(CuO)、酸化鉄(II)(FeO)、酸化鉄(III)(Fe)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化モリブデン(VI)(MoO)、酸化コバルト(II)(CoO)および酸化マグネシウム(MnO)が挙げられる。
本明細書で使用されるとき、用語「水溶性」は、25℃において少なくとも0.05g/Lの水溶性を有する化合物を表し、用語「水不溶性」は、25℃において0.05g/L未満の水溶性を有する化合物を表す。
微量栄養素金属の水不溶性塩は、最初、下記のように造粒前に、硫酸アンモニウムおよび水不溶性微量栄養素金属塩の総重量に対して、例えば、0.1重量%、0.5重量%もしくは1重量%程度の少ない、または1.5重量%、3重量%もしくは5重量%ほどの多い、または0.1重量%~5重量%、0.5重量%~3重量%、もしくは1重量%~1.5重量%などの前述の値のいずれかの2つの間およびいずれかの2つを含むと定義されるいずれかの範囲内の量で、肥料組成物中に存在し得る。
本開示によれば、本肥料組成物を、硫酸アンモニウムおよび微量栄養素金属の水不溶性酸化物を含む粉体層上へ、通常液体の形態で、バインダーを添加することにより粒状物を製造する造粒方法によって製造し、該層はインペラ(高せん断造粒機において)、スクリュー(二軸スクリュー造粒機において)または空気(流動層造粒機において)の影響下であり得る。撹拌下、粉体層を湿潤することにより、前述の成分の一次粉体粒子のアグリゲーションから造粒物を形成させて、造粒物の乾燥中に水が蒸発する場合に粒子間の結合を増強するバインダーを含む粉体へ水を混合することにより造粒物を製造する。造粒中、微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を、下記のように現場(in situ)で製造する。
造粒過程中に造粒機に添加されたバインダー液体は水のみであってもよく、水および糖(サッカライド)または炭水化物系バインダー、セッコウ粉体、デンプン、カンキツ類、または配位子型化合物などのバインダーの水溶液であってもよい。1つの実施形態では、バインダー液体を、造粒過程中、粒子上へ直接的に噴霧してよい。
バインダー液体における水は、微量栄養素金属の水不溶性酸化物を酸性化して、下記のように、これを微量栄養素金属の水溶性硫酸塩へ、少なくとも部分的に転化する。
バインダー液体におけるバインダーは、硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および微量栄養素金属の水溶性硫酸塩の粒子間の結合を生成する結合マトリックスを提供する。通常、バインダーを、造粒前に、肥料組成物の総重量に対して、例えば、1重量%、2重量%もしくは4重量%程度の少ない、または6重量%、8重量%もしくは10重量%ほどの多い、または1重量%~10重量%、2重量%~8重量%、もしくは4重量%~6重量%などの前述の値のいずれかの2つの間およびいずれかの2つを含むと定義されるいずれかの範囲内の量で、肥料組成物へ添加する。
本開示によれば、造粒過程中に硫酸アンモニウムおよび微量栄養素金属の水不溶性酸化物を水または水分に暴露することで、微量栄養素金属として亜鉛を例示した下記の一般的反応全体(I)に従って、硫酸アンモニウムと反応することによって、微量栄養素金属の水不溶性酸化物を微量栄養素金属の水溶性硫酸塩へ転化する。
(I)ZnO+(NHSO→ZnSO+HO+2NH
前述の反応(I)では、水およびアンモニアと共に、微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を硫酸亜鉛として生成する。アンモニアの生成は、反応(I)が起こったことを示す臭いによって検出される。酸化亜鉛は両性酸化物であり、強酸または塩基と反応し得る。この方法では、反応(I)は、溶液中、酸化亜鉛(ZnO)が弱塩基として水酸化亜鉛(Zn(OH))を生成し、次いで、水酸化亜鉛が硫酸アンモニウム((NHSO)と反応して、硫酸亜鉛(ZnSO)、水(HO)およびアンモニア(NH)を生成することにより進行すると考えられる。
いくつかの実施形態では、造粒過程中、化学量論量のアンモニア転化剤の添加による揮発性アンモニアの生成による窒素損失を回避することは、有利であり得、アンモニア転化剤は硫酸などの酸の形態であってよく、例えば、生成したアンモニアと反応して下記反応(II)に従って硫酸アンモニウムを生成または再生する:
(II)2NH+HSO→(NHSO
1つの実施形態では、アンモニア転化剤を、造粒過程中、粒子上へ直接的に噴霧して、アンモニア発生による窒素損失を最小化してよい。
有利に、造粒過程中に現場で生成された水溶性硫酸塩は、湿気暴露時、水中に非常に容易に可溶または分散可能となり得る。例えば、硫酸亜鉛は、25℃において0.05g/Lより著しく高い、特に25℃において約577g/Lの水溶性を有し、いったん肥料組成物を畑に施肥し、湿気に暴露すれば、土壌中への微量栄養素金属の迅速な溶解および分布を促進する。
しかしながら、微量栄養素金属の水溶性硫酸塩の量が、造粒前に最初の組成物中に、肥料組成物の総重量に対して、例えば、0.1重量%、0.5重量%もしくは1重量%程度の少ない、または1.5重量%、2重量%もしくは3重量%ほどの多い、または0.1重量%~3重量%、0.5重量%~2重量%、もしくは1重量%~1.5重量%などの前述の値のいずれかの2つの間およびいずれかの2つを含むと定義されるいずれかの範囲内の量で存在することも可能である。そうだとしたら、最初に存在する微量栄養素の水溶性硫酸塩は、造粒過程全体を通してかかる形態のままであり、最終製品中の微量栄養素金属の水溶性硫酸塩の全量は、造粒過程中に微量栄養素金属の水不溶性酸化物から生成される微量栄養素金属の水溶性硫酸塩の追加の量に対して増加するだろう。
最終肥料製品は、固体粒状物の各々が硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および微量栄養素金属の水溶性硫酸塩、ならびに必要に応じてバインダーの均一配合物を含むバルクの乾燥固体粒状物の形態である。すなわち、硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、微量栄養素金属の水溶性硫酸塩、および必要に応じてバインダーは,各粒状物全体にわたって均一に分布している。
最終肥料組成物では、各粒状物中の硫酸アンモニウムは、例えば、肥料組成物の総重量に対して、80重量%、85重量%もしくは90重量%程度の少ない、または93重量%、95重量%もしくは98重量%ほどの多い、または、80重量%~98重量%、85重量%~95重量%、もしくは90重量%~93重量%などの前述の値のいずれかの2つの間およびいずれかの2つを含むと定義されるいずれかの範囲内の量で存在してよい。
最終肥料組成物では、微量栄養素金属の水不溶性酸化物は、例えば、肥料組成物の総重量に対して、0.1重量%、0.5重量%もしくは1重量%程度の少ない、または1.5重量%、2重量%もしくは3重量%ほどの多い、または0.1重量%~3重量%、0.5重量%~2重量%、もしくは1重量%~1.5重量%などの前述の値のいずれかの2つの間およびいずれかの2つを含むと定義されるいずれかの範囲内の量で存在してよい。
最終肥料組成物では、微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は、例えば、肥料組成物の総重量に対して、0.1重量%、0.5重量%もしくは1重量%程度の少ない、または1.5重量%、3重量%もしくは5重量%ほどの多い、または0.1重量%~3重量%、0.5重量%~2重量%、もしくは1重量%~1.5重量%などの前述の値のいずれかの2つの間およびいずれかの2つを含むと定義されるいずれかの範囲内の量で存在してよい。
最終肥料組成物では、バインダーは、例えば、1重量%、2重量%もしくは4重量%程度の少ない、または6重量%、8重量%もしくは10重量%ほどの多い、または1重量%~10重量%、2重量%~8重量%、もしくは4重量%~6重量%などの前述の値のいずれかの2つの間およびいずれかの2つを含むと定義されるいずれかの範囲内の量で存在してよい。
最終肥料組成物では、硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、微量栄養素金属の水溶性硫酸塩、およびバインダー以外の全化学成分は、5.0重量%未満、3.0重量%、1.0重量%、0.5重量%、または0.1重量%の総量で存在してよい。
本肥料製品を、ドラム造粒またはミキサーミル造粒などの造粒方法により製造してよい。通常、硫酸アンモニウムを、造粒前に、Tyler24スクリーンをほとんど通過するように比較的粗粉末(粒度約0.7mm以下)に粉砕するだろう。
図1を参照して、本開示による造粒方法または構成の例示的概略図を示す。造粒構成10は、概して、造粒ドラム12、乾燥ドラム14、選別機16、および粉砕機18を備える。造粒構成10は、材料が目標規格になるまで、造粒ドラム12へ戻して規格外(すなわち、大き過ぎるおよび/または小さ過ぎる)材料を再利用するループとして構成される。
造粒ドラム12は、硫酸アンモニウムおよび微量栄養素金属の水不溶性酸化物の1つもしくは両方、または混合物を造粒ドラム12の内部へ供給するための入口20を備える。造粒ドラム12は、粉砕機18および選別機16から再利用される材料を提供する入口22も備える。バインダー液体の供給24は、ライン26により造粒ドラム12へバインダー液体を供給し、図2に示されているように、造粒ドラム12の内面32の周りに広がっている造粒物層30上にバインダー液体を噴霧するために、1つ以上のノズル28は、造粒ドラム12内に存在してよい。操作において、造粒ドラム12は、矢印34の方向に沿って回転する。同様に、図1および2を参照して、アンモニア転化剤の供給36は、ライン38および1つ以上のノズル40により造粒ドラム12へアンモニア転化剤を供給する。
必要に応じて、空気源42を、空気吸入口44により所望の流速で温度および/または湿度制御された空気を供給して造粒ドラム12の内部を通過する空気流速度を選択的に変更するために提供してよい。ベント46により造粒ドラム12から、空気をベントする。造粒物を、出口48により造粒ドラム12から取り出し、乾燥ドラム14の内部へ運搬する。温度および/または湿度制御された空気の供給源50を、空気吸入口52により空気を乾燥ドラム14へ供給するために提供してよく、空気をベント54により乾燥ドラム14からベントしてよい。
ライン56により乾燥造粒物は乾燥ドラム14から出て、規格を満足する材料を分離し、いずれかの所望の最終乾燥、冷却、コーティングおよび/または包装を行うことができる仕上げシステム(図示せず)へ出口58によりこれを搬送する選別機16へ移動する。
いくつかの実施形態では、選別機16から回収された肥料造粒物は、例えば、1mm、1.5mmもしくは2mmほどの小さい、または4mm、4.5mm、もしくは5mmほどの大きい、または1~5mm、1.5~4.5mm、もしくは2~4mmなどの前述の値のいずれかの2つの間およびいずれかの2つを含むいずれかの範囲内の平均粒径(D50)を有してよい。大き過ぎる材料をライン60により粉砕機18へ渡し、小さ過ぎる材料をライン22により造粒ドラム12中に戻す。
本明細書で使用されるとき、言い回し「前述の値のいずれかの2つの間およびいずれかの2つを含むいずれかの範囲内」は、文字通り、いずれかの範囲は、値が列挙の下限側部分であるか、または列挙の上限側部分であるかに関わらず、かかる言い回し前に、列挙された値のいずれか2つから選択され得ることを意味する。例えば、一対の値を、2つの下限側の値、2つの上限側の値、または下限側の値と上限側の値から選択してよい。
次の非限定的実施例は、本開示を例証するのに役立つ。
実施例1
ZnO/AS造粒
酸化亜鉛24.9グラムの量を、粉砕された硫酸アンモニウム925.1グラムと混合し、得られた固体混合物のおよそ半分を、実験用回転パン造粒機へ初期出発物質として添加した。45重量%の固体として存在する糖状、または炭水化物系カンキツ類副生成物バインダーの形態でバインダー水溶液の180.7グラムを、固体混合物上へ噴霧するために噴霧ボトルに添加した。
回転パンを回転しながら、バインダー溶液を材料の上部へ噴霧し、混合物を造粒し始め、アンモニアを臭いにより検出した。下記の所望の造粒サイズへ最適に粒成長させるために混合物の湿潤度/乾燥度を作業者が調整しながら、固体混合物の残り半分を造粒パンにゆっくりと添加した。固体混合物およびバインダー全てを消費した後、小型乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせた。次いで、造粒製品を、造粒物中の含水量を低下させるために80℃、一夜乾燥器内で乾燥した。次いで、最終乾燥造粒物をサイズ選別し、大部分の造粒物は2~4mm径であった。
実施例2
ZnO/ZnSO/AS造粒
酸化亜鉛12.5グラムおよび粉砕された硫酸亜鉛一水和物27.8グラムの量を配合し、次いで、粉砕された硫酸アンモニウム879.8グラムと混合した。固体混合物のおよそ半分を、実験用回転パン造粒機に初期出発物質として添加した。実施例1の糖状配合物型バインダー水溶液157.2グラムを、固体混合物上に噴霧するために噴霧ボトルに添加した。
回転パンを回転しながら、バインダー溶液を材料の上部へ噴霧し、混合物を造粒し始め、アンモニアを臭いにより検出した。最適に粒成長するために混合物の湿潤度/乾燥度を作業者が調整しながら、固体混合物の残り半分を造粒パンにゆっくりと添加した。固体混合物およびバインダー全てを消費した後、小型乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせた。次いで、造粒製品を、造粒物中の含水量を低下させるために80℃で一夜乾燥した。次いで、最終乾燥粒状製品をサイズ選別し、大部分の造粒物は2~4mm径であった。
実施例3
ZnSO/AS造粒
約50メッシュの大きさを有する粉砕された硫酸亜鉛一水和物55.6グラムの量を、粉砕された硫酸アンモニウム864.4グラムと混合し、固体混合物のおよそ半分を、実験用回転パン造粒機へ初期出発物質として添加した。実施例1の糖状配合物型バインダー水溶液162グラムを、水162グラムと混合した後、固体混合物上に噴霧するために噴霧ボトルに添加した。
回転パンを回転しながら、バインダー溶液を材料の上部へ噴霧し、混合物を造粒し始めたが、造粒中にアンモニアが臭いにより検出されなかった。最適に粒成長するために混合物の湿潤度/乾燥度を作業者が調整しながら、固体混合物の残り半分を造粒パンにゆっくりと添加した。固体混合物およびバインダーの全てを消費した後、小型乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせた。次いで、造粒製品を、造粒物中の含水量を低下させるために80℃、一夜乾燥器内で乾燥した。次いで、最終乾燥粒状製品をサイズ選別し、大部分の造粒物は2~4mm径であった。
実施例4
ZnO/AS造粒運転への濃硫酸の添加
酸化亜鉛24.9グラムの量を、粉砕された硫酸アンモニウム940.1グラムと混合し、固体混合物のおよそ半分を、実験用回転パン造粒機へ初期出発物質として添加した。98%濃硫酸溶液31グラムを同量の水により1:1に希釈し、50重量%固形物のコーンシロップの形態のバインダー水溶液97.2gと共に噴霧ボトルに添加した。
回転パンを回転しながら、硫酸溶液を含む液体バインダーを材料の上部へ噴霧し、混合物を造粒し始めたが、アンモニアが臭いにより検出されなかった。最適に粒成長するために混合物の湿潤度/乾燥度を作業者が調整しながら、固体混合物の残り半分を造粒パンにゆっくりと添加した。固体混合物および液体バインダー硫酸溶液の全てを消費した後、小型乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせた。次いで、造粒製品を、造粒物中の含水量を低下させるために80℃、一夜乾燥器内で乾燥した。次いで、最終乾燥粒状製品をサイズ選別し、大部分の造粒物は2~4mmであった。
実施例5
バインダーを用いないZnO/AS造粒運転
酸化亜鉛24.9グラムの量を、粉砕された硫酸アンモニウム975.1グラムと混合し、固体混合物のおよそ半分を、実験用回転パン造粒機へ初期出発物質として添加した。水69グラムを噴霧ボトルに添加し、バインダーを添加しなかった。
回転パンを回転しながら、水を材料の上部へ噴霧し、混合物を造粒し始め、造粒過程中にアンモニアを臭いにより検出し、それにより、アンモニア放出がバインダーにより引き起こされないことを示した。最適に粒成長するために混合物の湿潤度/乾燥度を運転者が調整しながら、固体混合物の残り半分を造粒パンにゆっくりと添加した。固体混合物および水の全てを消費した後、小型乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせた。次いで、造粒製品を、造粒物中の含水量を低下させるために80℃、一夜乾燥器内で乾燥した。次いで、最終乾燥粒状製品をサイズ選別し、大部分の造粒物は2~4mm径であった。
実施例6
イオンクロマトグラフィー/水溶性亜鉛試験
乾燥最終粒状ZnO/AS造粒物の約200グラムを、それぞれ約25グラムの代表サンプルに分割した。サンプル25.0137グラムの量を、1000ml平底メスフラスコに添加した。脱イオン(DI)水984.9グラムを、造粒物を完全に溶解して1000mlのマーカー線まで満たすように、適切に振盪しながらフラスコに添加した。マグネティック撹拌子を溶液に添加し、溶液を撹拌した。アリコット5.0343グラムを、溶液から100mlメスフラスコにピペットで入れて、マーカー線までDI水94.629グラムにより希釈した。第一工程の溶解および第二工程の希釈に基づいて、総希釈倍率は799であった。
約2~3mlの溶液を、10mlシリンジを用いて最終希釈100mlフラスコから取り、0.45μm Super(登録商標)(PES)膜を備えたシリンジフィルターによりろ過し、スリットセプタムを備えた1.5mlサンプルバイアル中に注入した。次いで、Thermo Scientific ICS-5000+イオンクロマトグラフィーシステムのオートサンプラー中にサンプルバイアルを入れて、開発された微量金属法を用いて可溶性亜鉛含有量を分析した。希釈倍率により調整された最終可溶性亜鉛濃度は、11103.7431mg/Lであると分かった。
実施例7
サッカライドバインダーを用いたドラム造粒
硫酸アンモニウムを、Tyler24スクリーンを大部分が通過するように粗粉末まで粉砕する。酸化亜鉛(0~3重量%)および硫酸亜鉛(0~5%)の亜鉛塩粉末を、所望の亜鉛含有率および非可溶性亜鉛に対する可溶性の比に応じて添加する。粉末を混合し、次いで、液体サッカライドバインダーを追加の水と共に1~2重量%の速度で添加して、バインダーが散布されて必要に応じて粉末を被覆することを可能とする。
造粒運転の常で、小さ過ぎる再生物を、粉砕された大き過ぎる再生物と共に混合物に添加する。混合物を造粒ドラム中で回転させて、バインダーが、肥料製品に有用な大きさ(通常2.5mmの平均粒度)まで粉末を造粒することを可能とする。造粒された混合物を、ドラムから加熱された乾燥機へ排出して、製品の選別および貯蔵を可能とするのに充分になるまで含水率を低減する。乾燥製品を選別機に通過させて、製品に有用なサイズ範囲を取り出す。小さ過ぎる材料を、粉砕された(通常、チェインまたは他の適切な装置を用いて)大き過ぎる造粒物と共に造粒運転へ戻して再生する。
実施例8
ミキサーミル造粒
硫酸アンモニウムを、Tyler24スクリーンを大部分が通過するように粗粉末まで粉砕する。酸化亜鉛と硫酸亜鉛粉末の同モル数混合物を、4~4.5重量%まで添加する。4~8重量%の範囲のセッコウ粉末も添加し、粉末を、硫酸アンモニウムを含む亜鉛とセッコウを均一に分布させるように混合する。
33~35%の小さ過ぎる再生物を、粉末に添加して混合する。硫酸リグニンバインダーを、8~12重量%の水と共に2.5~4.5重量%(乾燥重量基準)まで添加する。次いで、材料を、混合物が脆い塊になるが、平滑で均一な泥状材料に過剰に混合し過ぎないように充分な時間(機械および混合装置の速度/粉末に応じて)混合する。
混合された材料を排出し、熱が過剰な水分を除去しながら、湿った塊が造粒物にロールアウトを仕上げ加工することができるドラム乾燥装置へ定常速度で送る。乾燥造粒物を選別装置へ排出して、製品サイズの粒子を回収する。小さ過ぎる材料を再生のために保持し、大き過ぎる材料を粉砕して再生物へ添加する。
実施例9
CuO/AS造粒
酸化銅(II)の量を、粉砕された硫酸アンモニウムの量と混合して固体混合物を製造し、固体混合物を造粒機に初期出発物質として添加する。固形分45重量%のバインダー水溶液を、固体混合物上へ噴霧する。
造粒機を回転しながら、追加のバインダー溶液を、材料の上部へ噴霧し、混合物は造粒し始め、下式に従ってアンモニア発生時の臭いによりアンモニアを検出する:
CuO+(NHSO→CuSO+HO+2NH
所望の造粒サイズへ最適に粒成長させるために混合物の湿潤度/乾燥度を運転者が調整しながら、固体混合物のさらなる量を造粒機にゆっくりと添加する。固体混合物およびバインダーの全てを消費した後、乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせる。次いで、造粒製品を、要求通りに造粒物中の含水量を低下させるために乾燥機内でさらに乾燥する。次いで、最終乾燥造粒物をサイズ選別する。
実施例10
FeO/AS造粒
酸化鉄(II)の量を、粉砕された硫酸アンモニウムの量と混合して固体混合物を製造し、固体混合物を造粒機に初期出発物質として添加する。固形分45重量%のバインダー水溶液を、固体混合物上へ噴霧する。
造粒機を回転しながら、追加のバインダー溶液を、材料の上部へ噴霧し、混合物は造粒し始め、下式に従ってアンモニア発生時の臭いによりアンモニアを検出する:
FeO+(NHSO→FeSO+HO+2NH
所望の造粒サイズへ最適に粒成長させるために混合物の湿潤度/乾燥度を運転者が調整しながら、固体混合物のさらなる量を造粒機にゆっくりと添加する。固体混合物およびバインダーの全てを消費した後、乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせる。次いで、造粒製品を、要求通りに造粒物中の含水量を低下させるために乾燥機内でさらに乾燥する。次いで、最終乾燥造粒物をサイズ選別する。
実施例11
Fe/AS造粒
酸化鉄(III)の量を、粉砕された硫酸アンモニウムの量と混合して固体混合物を製造し、固体混合物を造粒機に初期出発物質として添加する。固形分45重量%のバインダー水溶液を、固体混合物上へ噴霧する。
造粒機を回転しながら、追加のバインダー溶液を、材料の上部へ噴霧し、混合物は造粒し始め、下式に従ってアンモニア発生時の臭いによりアンモニアを検出する:
Fe+3(NHSO→Fe(SO)+3HO+6NH
所望の造粒サイズへ最適に粒成長させるために混合物の湿潤度/乾燥度を運転者が調整しながら、固体混合物のさらなる量を造粒機にゆっくりと添加する。固体混合物およびバインダーの全てを消費した後、乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせる。次いで、造粒製品を、要求通りに造粒物中の含水量を低下させるために乾燥機内でさらに乾燥する。次いで、最終乾燥造粒物をサイズ選別する。
実施例12
MnO/AS造粒
酸化マンガン(II)の量を、粉砕された硫酸アンモニウムの量と混合して固体混合物を製造し、固体混合物を造粒機に初期出発物質として添加する。固形分45重量%のバインダー水溶液を、固体混合物上へ噴霧する。
造粒機を回転しながら、追加のバインダー溶液を、材料の上部へ噴霧し、混合物は造粒し始め、下式に従ってアンモニア発生時の臭いによりアンモニアを検出する:
MnO+(NHSO→MnSO+HO+2NH
所望の造粒サイズへ最適に粒成長させるために混合物の湿潤度/乾燥度を運転者が調整するとき、固体混合物のさらなる量を造粒機にゆっくりと添加する。固体混合物およびバインダーの全てを消費した後、乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせる。次いで、造粒製品を、要求通りに造粒物中の含水量を低下させるために乾燥機内でさらに乾燥する。次いで、最終乾燥造粒物をサイズ選別する。
実施例13
MoO/AS造粒
酸化モリブデン(VI)の量を、粉砕された硫酸アンモニウムの量と混合して固体混合物を製造し、固体混合物を造粒機に初期出発物質として添加する。固形分45重量%のバインダー水溶液を、固体混合物上へ噴霧する。
造粒機を回転しながら、追加のバインダー溶液を、材料の上部へ噴霧し、混合物は造粒し始め、下式に従ってアンモニア発生時の臭いによりアンモニアを検出する:
MoO+3(NHSO→Mo(SO+3HO+6NH
所望の造粒サイズへ最適に粒成長させるために混合物の湿潤度/乾燥度を運転者が調整しながら、固体混合物のさらなる量を造粒機にゆっくりと添加する。固体混合物およびバインダーの全てを消費した後、乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせる。次いで、造粒製品を、要求通りに造粒物中の含水量を低下させるために乾燥機内でさらに乾燥する。次いで、最終乾燥造粒物をサイズ選別する。
実施例14
CoO/AS造粒
酸化コバルト(II)の量を、粉砕された硫酸アンモニウムの量と混合して固体混合物を製造し、固体混合物を造粒機に初期出発物質として添加する。固形分45重量%のバインダー水溶液を、固体混合物上へ噴霧する。
造粒機を回転しながら、追加のバインダー溶液を、材料の上部へ噴霧し、混合物は造粒し始め、下式に従ってアンモニア発生時の臭いによりアンモニアを検出する:
CoO+(NHSO→Co(SO)+HO+2NH
所望の造粒サイズへ最適に粒成長させるために混合物の湿潤度/乾燥度を運転者が調整しながら、固体混合物のさらなる量を造粒機にゆっくりと添加する。固体混合物およびバインダーの全てを消費した後、乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせる。次いで、造粒製品を、要求通りに造粒物中の含水量を低下させるために乾燥機内でさらに乾燥する。次いで、最終乾燥造粒物をサイズ選別する。
実施例15
MgO/AS造粒
酸化マグネシウムの量を、粉砕された硫酸アンモニウムの量と混合して固体混合物を製造し、固体混合物を造粒機に初期出発物質として添加する。固形分45重量%のバインダー水溶液を、固体混合物上へ噴霧する。
造粒機を回転しながら、追加のバインダー溶液を、材料の上部へ噴霧し、混合物は造粒し始め、下式に従ってアンモニア発生時の臭いによりアンモニアを検出する:
MgO+(NHSO→Mg(SO)+HO+2NH
所望の造粒サイズへ最適に粒成長させるために混合物の湿潤度/乾燥度を運転者が調整しながら、固体混合物のさらなる量を造粒機にゆっくりと添加する。固体混合物およびバインダーの全てを消費した後、乾燥機を使用して造粒物を乾燥して造粒を終わらせる。次いで、造粒製品を、要求通りに造粒物中の含水量を低下させるために乾燥機内でさらに乾燥する。次いで、最終乾燥造粒物をサイズ選別する。
実施例16
金属酸化物の硫酸金属塩への転化
様々な金属酸化物を、硫酸アンモニウムと合わせて、処方物中におけるこれらの溶解度を試験する。金属酸化物(MO)のサンプルを脱イオン水(100mL)中の標準硫酸アンモニウム(AS)と混合する。被験サンプルの組成を、下表1に示す。
次に、金属酸化物および硫酸アンモニウムの混合物中の金属の算出されたパーセンテージとして、金属酸化物中の金属の理論パーセンテージを決定する。最終的に、可溶性部分における金属含有率を、Waypoint ICPを用いて誘導結合プラズマ(ICP)分析によって決定する。
次いで、可溶性形態へ転化された金属のパーセンテージを決定する。これらの分析から得られた結果を、下表2に示す。この分析に関する鉄の検出限界は50ppmであり;したがって、酸化鉄(II)および酸化鉄(III)についてのデータは、特定の数字よりむしろ50ppm未満と報告する。
したがって、データは、酸化亜鉛の1%超は可溶性形態へ首尾良く転化し、一方、酸化マンガンの1.77%が転化し、酸化マグネシウムのほぼ5%が転化する。
態様
態様1は、固体粒状物を含む肥料組成物であって、固体粒状物は各々硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含む、肥料組成物である。
態様2は、前記固体粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、少なくとも80重量%の硫酸アンモニウム、少なくとも1.0重量%の前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および少なくとも0.5重量%の前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含む、態様1に記載の肥料組成物である。
態様3は、前記固体粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、80重量%~98重量%の量で硫酸アンモニウムを含む、態様1または2に記載の肥料組成物である。
態様4は、前記固体粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、0.1重量%~3重量%の量で前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物を含む、態様1~3のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様5は、前記固体粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、0.1重量%~5重量%の量で前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含む、態様1~4のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様6は、前記微量栄養素金属は、亜鉛、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、およびコバルトから成る群から選択される少なくとも1つの金属を含む、態様1~5のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様7は、前記微量栄養素金属は亜鉛であり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化亜鉛であり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸亜鉛である、態様1~6のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様8は、前記微量栄養素金属は銅であり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化銅であり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸銅である、態様1~6のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様9は、前記微量栄養素金属は鉄であり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化鉄であり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸鉄である、態様1~6のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様10は、前記微量栄養素金属はマンガンであり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化マンガンであり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸マンガンである、態様1~6のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様11は、前記微量栄養素金属はモリブデンであり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化モリブデンであり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸モリブデンである、態様1~6のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様12は、前記微量栄養素金属はコバルトであり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化コバルトであり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸コバルトである、態様1~6のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様13は、前記微量栄養素金属はマグネシウムであり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化マグネシウムであり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸マグネシウムである、態様1~6のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様14は、前記肥料組成物の固体粒状物は、前記肥料組成物の総重量に対して、1.0重量%~10.0重量%の量で存在する少なくとも1つのバインダーをさらに含む、態様1~13のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様15は、硫酸アンモニウム、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩、および前記バインダー以外の全ての化学成分は、1.0重量%未満の総量で存在する、態様1~14のいずれかに記載の肥料組成物である。
態様16は、肥料組成物の製造方法であって、硫酸アンモニウムおよび微量栄養素金属の水不溶性酸化物を混合する工程と;液体の存在下、硫酸アンモニウムおよび微量栄養素金属の水不溶性酸化物を造粒して、硫酸アンモニウムの一部と微量栄養素金属の水不溶性酸化物の一部との反応を開始して、アンモニアと微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を製造する工程と;固体肥料粒状物の形態の肥料組成物を製造する工程であって、固体肥料粒状物は各々硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および微量栄養素金属の水溶性硫酸塩の均一な配合物を含む工程と、を含む方法である。
態様17は、前記液体は、バインダーの水溶液である、態様16に記載の方法である。
態様18は、アンモニア転化剤を混合物に添加する工程;およびアンモニア転化剤とアンモニアとを反応させて硫酸アンモニウムを製造する工程の追加工程をさらに含む、態様16または17に記載の方法である。
態様19は、前記固体肥料粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、少なくとも80重量%の硫酸アンモニウム、少なくとも1.0重量%の前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および少なくとも0.5重量%の前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含む、態様16~18のいずれかに記載の方法である。
態様20は、前記固体肥料粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、80重量%~98重量%の量で硫酸アンモニウムを含む、態様16~19のいずれかに記載の方法である。
態様21は、前記固体肥料粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、0.1重量%~3重量%の量で前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物を含む、態様16~20のいずれかに記載の方法である。
態様22は、前記固体肥料粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、0.1重量%~5重量%の量で前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含む、態様16~21のいずれかに記載の方法である。
態様23は、前記微量栄養素金属は、亜鉛、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、およびコバルトから成る群から選択される少なくとも1つの金属を含む、態様16~21のいずれかに記載の方法である。
態様24は、前記微量栄養素金属は亜鉛であり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化亜鉛であり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸亜鉛である、態様16~22のいずれかに記載の方法である。
態様25は、前記微量栄養素金属は銅であり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化銅であり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸銅である、態様16~22のいずれかに記載の方法である。
態様26は、前記微量栄養素金属は鉄であり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化鉄であり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸鉄である、態様16~22のいずれかに記載の方法である。
態様27は、前記微量栄養素金属はマンガンであり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化マンガンであり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸マンガンである、態様16~22のいずれかに記載の方法である。
態様28は、前記微量栄養素金属はモリブデンであり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化モリブデンであり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸モリブデンである、態様16~22のいずれかに記載の方法である。
態様29は、前記微量栄養素金属はコバルトであり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化コバルトであり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸コバルトである、態様16~22のいずれかに記載の方法である。
態様30は、前記微量栄養素金属はマグネシウムであり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化マグネシウムであり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸マグネシウムである、態様16~22のいずれかに記載の方法である。
態様31は、前記固体肥料粒状物は、前記肥料組成物の総重量に対して、1.0重量%~10.0重量%の量で存在する少なくとも1つのバインダーをさらに含む、態様16~29のいずれかに記載の方法である。
態様32は、硫酸アンモニウム、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩、および前記バインダー以外の前記固体肥料粒状物中の全ての化学成分は、1.0重量%未満の総量で存在する、態様16~30のいずれかに記載の方法である。
本開示を例示的設計に関連して説明したが、本開示を、本開示の趣旨および範囲内でさらに変更してよい。さらに、本願は、本開示が属する技術分野において公知または通例の実践内に入るような本開示からのかかる逸脱も含まれるものとする。

Claims (18)

  1. 固体粒状物を含む肥料組成物であって、前記固体粒状物は各々硫酸アンモニウム、微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および微量栄養素金属の水溶性硫酸塩の均一な配合物を含み、前記固体粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、少なくとも80重量%の硫酸アンモニウム、少なくとも1.0重量%の前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および少なくとも0.5重量%の前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含む、肥料組成物。
  2. 前記固体粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、80重量%~98重量%の量で硫酸アンモニウムを含む、請求項1に記載の肥料組成物。
  3. 前記固体粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、1.0重量%~3重量%の量で前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物を含む、請求項1に記載の肥料組成物。
  4. 前記固体粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、1.0重量%~5重量%の量で前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含む、請求項1に記載の肥料組成物。
  5. 前記微量栄養素金属は、亜鉛、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、およびコバルトから成る群から選択される少なくとも1つの金属を含む、請求項1に記載の肥料組成物。
  6. 前記微量栄養素金属は亜鉛であり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化亜鉛であり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸亜鉛である、請求項5に記載の肥料組成物。
  7. 前記肥料組成物の固体粒状物は、前記肥料組成物の総重量に対して、1.0重量%~10.0重量%の量で存在する少なくとも1つのバインダーをさらに含む、請求項1に記載の肥料組成物。
  8. 硫酸アンモニウム、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩、および前記バインダー以外の全ての化学成分は、1.0重量%未満の総量で存在する、請求項7に記載の肥料組成物。
  9. 肥料組成物の製造方法であって、
    硫酸アンモニウムおよび微量栄養素金属の水不溶性酸化物を混合する工程、
    液体の存在下、硫酸アンモニウムおよび前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物を造粒して、前記硫酸アンモニウムの一部と前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物の一部との反応を開始して、アンモニアと前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を製造する工程、および
    固体肥料粒状物の形態の肥料組成物を製造する工程であって、前記固体肥料粒状物は各々硫酸アンモニウム、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩の均一な配合物を含む、工程、
    を含み、
    前記固体肥料粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、80重量%~98重量%の量で硫酸アンモニウムを含む、
    方法。
  10. 前記液体は、バインダーの水溶液である、請求項9に記載の方法。
  11. アンモニア転化剤を前記硫酸アンモニウムおよび微量栄養素金属の水不溶性酸化物の混合物に添加する工程、および
    前記アンモニア転化剤と前記アンモニアを反応させて硫酸アンモニウムを製造する工程、
    の追加工程をさらに含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記固体肥料粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、少なくとも80重量%の硫酸アンモニウム、少なくとも1.0重量%の前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物、および少なくとも0.5重量%の前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含む、請求項9に記載の方法。
  13. 前記固体肥料粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、1.0重量%~3重量%の量で前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物を含む、請求項9に記載の方法。
  14. 前記固体肥料粒状物は各々前記肥料組成物の総重量に対して、1.0重量%~5重量%の量で前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩を含む、請求項9に記載の方法。
  15. 前記微量栄養素金属は、亜鉛、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、およびコバルトから成る群から選択される少なくとも1つの金属を含む、請求項9に記載の方法。
  16. 前記微量栄養素金属は亜鉛であり、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物は酸化亜鉛であり、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩は硫酸亜鉛である、請求項15に記載の方法。
  17. 前記固体肥料粒状物は、前記肥料組成物の総重量に対して、1.0重量%~10.0重量%の量で存在する少なくとも1つのバインダーをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  18. 硫酸アンモニウム、前記微量栄養素金属の水不溶性酸化物、前記微量栄養素金属の水溶性硫酸塩、および前記バインダー以外の前記固体肥料粒状物中の全ての化学成分は、1.0重量%未満の総量で存在する、請求項17に記載の方法。
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