JP7319218B2 - 徐放性フェロモン製剤及びこれを用いた害虫の防除方法 - Google Patents
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Description
これまで、総炭素数の等しい炭素-炭素二重結合を一つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物及び炭素-炭素二重結合を二つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物は、物理化学的に性状が似ているため、ポリオレフィンに対して、同等の膜透過速度を有すると考えられていた。
しかし、特許文献1及び特許文献2で報告されているポリエチレン製の容器に充填した徐放性フェロモン製剤では、総炭素数の等しい炭素-炭素二重結合を一つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物及び炭素-炭素二重結合を二つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物の実際の膜透過速度は、二重結合の数に起因する分子エネルギ-の違いにより、封入当初の混合比率とは大きく異なっていることが判明した。
また、特許文献3で報告されている脂肪族ポリエステルを少なくとも一部に含む容器は、特許文献3で報告されている不飽和脂肪族アセテ-ト化合物と、前記不飽和脂肪族アセテ-ト化合物のアセチル基を水素原子に置き換えた構造を有する不飽和脂肪族アルコ-ル化合物を含む混合液の組合せでは、封入当初の混合比率のまま一定に放出することを可能としていたが、総炭素数の等しい炭素-炭素二重結合を一つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物及び炭素-炭素二重結合を二つ有する脂肪族アセテ-ト化合物を含む混合液を用いた場合には、実際の膜透過速度が封入当初の混合比率とは大きく異なることも判明した。
種特異性の高い性フェロモンを用いて効果的に害虫を防除するためには、害虫の発生期間を通じて、対象害虫が有する性フェロモン物質の混合比で圃場フェロモン濃度を保つことが重要であり、効果的な徐放性製剤の提供が望まれていた。
本発明の一つの態様では、質量比0.5:99.5から99.5:0.5の範囲で、それぞれの総炭素数が等しい、炭素-炭素二重結合を一つ有する第1不飽和脂肪族アセテ-ト化合物及び炭素-炭素二重結合を二つ有する第2不飽和脂肪族アセテ-ト化合物を少なくとも含む混合物と、
前記混合物を封入する、下記繰り返し単位(I)
から選ばれる1種以上を含む直鎖状脂肪族ポリエステルの膜を少なくとも一部に含む容器と
を備える徐放性フェロモン製剤であって、前記第1及び第2不飽和脂肪族アセテ-ト化合物の両方が性フェロモン物質である1種以上の害虫を対象とし、又は前記第1及び第2不飽和脂肪族アセテ-ト化合物の一方のみが性フェロモン物質である少なくとも1種の害虫と他方のみ若しくは両方が性フェロモン物質である少なくとも1種の害虫とを対象とする、徐放性フェロモン製剤が提供される。
また、本発明の他の態様では、前記徐放性フェロモン製剤を圃場に設置し、前記徐放性フェロモン製剤中の前記フェロモン物質を放出するステップを少なくとも含む害虫の防除方法が提供される。
さらには、生活圏が類似しており、それぞれの総炭素数の等しい炭素-炭素二重結合を一つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物を性フェロモン物質とする少なくとも1種の害虫と、炭素-炭素二重結合を二つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物を性フェロモン物質とする少なくとも1種の害虫の両種が混在する場合の防除にも用いることができる。
一方、繰り返し単位(I)のジオ-ル構成単位としては、エチレングリコ-ル、プロピレングリコ-ル、ブタンジオ-ル、ペンタンジオ-ル、ヘキサンジオ-ル、オクタンジオ-ル、デカンジオ-ル等の直鎖状の化合物が挙げられる。性フェロモン物質の極性や、分子径と高分子膜の結晶性又は高分子膜中の高分子鎖の隙間構造が、膜透過の機構上重要である観点から、ブタンジオ-ルが最も好ましい。
成形物の可塑性の観点から、好ましくはポリブチレンサクシネ-ト、ポリブチレンアジペ-トであり、より好ましくはポリブチレンサクシネ-トである。
繰り返し単位(I)から選ばれる1種以上の繰り返し単位の配列は特に限定されず、例えば、ランダム共重合体、交互共重合体、ブロック共重合体又はグラフト共重合体であってもよいが、好ましくは、ランダム共重合体である。
エチレンサクシネートとブチレンサクシネートの共重合体であるブチレン/エチレンブチレンサクシネート共重合体の場合は、ブチレンサクシネートとエチレンサクシネートのモル比が95:5から5:95、より好ましくは90:10から70:30の範囲である共重合体が例示される。
エチレンサクシネートとブチレンサクシネートの共重合体であるエチレンサクシネート/ブチレンサクシネート共重合体の場合は、エチレンサクシネートとブチレンサクシネートのモル比が95:5から5:95、より好ましくは10:90から30:70の範囲である共重合体が例示される。
エチレンアジペートとブチレンアジペートの共重合体であるエチレンアジペート/ブチレンアジペート共重合体の場合は、エチレンアジペートとブチレンアジペートのモル比が95:5から5:95、より好ましくは10:90から30:70の範囲である共重合体が例示される。
(E)-7-ドデセニルアセテ-ト、(Z)-7-ドデセニルアセテ-ト、(Z)-8-ドデセニルアセテ-ト、(E)-8-ドデセニルアセテ-ト、(E)-9-ドデセニルアセテ-ト、11-ドデセニルアセテ-ト、(Z)-4-トリデセニルアセテ-ト、(E)-6-トリデセニルアセテ-ト、(E)-8-トリデセニルアセテ-ト、(Z)-8-トリデセニルアセテ-ト、(Z)-7-テトラデセニルアセテ-ト、(E)-8-テトラデセニルアセテ-ト、(Z)-8-テトラデセニルアセテ-ト、(E)9-テトラデセニルアセテ-ト、(Z)-9-テトラデセニルアセテ-ト、(E)-10-テトラデセニルアセテ-ト、(Z)-10-テトラデセニルアセテ-ト、(E)-12-テトラデセニルアセテ-ト、(Z)-12-テトラデセニルアセテ-ト、(Z)-8-ペンタデセニルアセテ-ト、(E)-9-ペンタデセニルアセテ-ト、(Z)-3-ヘキサデセニルアセテ-ト、(Z)-5-ヘキサデセニルアセテ-ト、(E)-6-ヘキサデセニルアセテ-ト、(Z)-7-ヘキサデセニルアセテ-ト、(Z)-9-ヘキサデセニルアセテ-ト、(Z)-10-ヘキサデセニルアセテ-ト、(Z)-12-ヘキサデセニルアセテ-ト、(Z)-11-ヘプタデセニルアセテ-ト、(E)-2-オクタデセニルアセテ-ト、(Z)-13-オクタデセニルアセテ-ト、(E)-13-オクタデセニルアセテ-ト等のモノエニルアセテ-ト類が挙げられる。
なお、それぞれの総炭素数の等しい炭素-炭素二重結合の個数が異なる不飽和脂肪族アセテ-ト化合物を組み合わせた混合物に関して、それぞれの総炭素数の等しい炭素-炭素二重結合を一つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物及び炭素-炭素二重結合を三つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物の混合物、それぞれの総炭素数の等しい炭素-炭素二重結合を二つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物及び炭素-炭素二重結合を三つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物の混合物では、本発明の効果は得られなかった。
キンモンホソガ(Phylllonorycter ringoniell)
(Z)-10-テトラデセニルアセテ-トと(E,Z)-4,10-テトラデカジエニルアセテ-トの質量比4:6の混合物(Journal of Chemical Ecology, Vol. 24, No. 12, 1998,1939-1947)
レパ-ドモス(Zeuzera pyrina)
(E)-2-オクタデセニルアセテ-トと(E,E)-2,13-オクタデカジエニルアセテ-トの質量比5:90の混合物、
コホソスジハマキ(Argyrotania angustilineata)
(Z)-11-テトラデセニルアセテ-トと(Z,E)-9,12-テトラデセニルアセテ-トの質量比1:1の混合物、
ライトブラウンアップルモス(Epiphyas postvittana)
(E)-11-テトラデセニルアセテ-トと(E,E)-9,11-テトラデカジエニルアセテ-トの質量比100:7の混合物、
マ-リッドオ-チャ-ドト-トリクス(Hedya nubiferana)
(E)-8-ドデセニルアセテ-トと(Z)-8-ドデセニルアセテ-トと(E,E)-8,10-ドデカジエニルアセテ-トの質量比5:32:55の混合物、
アザミスソモンヒメハマキ(Eucosma cana)
(E)-8-ドデセニルアセテ-トと(Z)-8-ドデセニルアセテ-トと(E,E)-8,10-ドデカジエニルアセテ-トの質量比10:30:44の混合物、
スグリコスカシバ(Synanthedon tipuliformis)
(Z)-13-オクタデセニルアセテ-トと(E,Z)-2,13-オクタデカジエニルアセテ-トの質量比7:93の混合物、
トロピカルウェアモス(Cadra cautella)
(Z)-9-テトラデセニルアセテ-ト、(Z,E)-9,12-テトラデカジエニルアセテ-トの質量比1:2の混合物、
エジプシャンコットンリ-フワ-ム(Spodoptera littoralis)
(Z)-9-テトラデセニルアセテ-トと(Z,E)-9,12-テトラデカジエニルアセテ-トの質量比1:16の混合物、
ブリストリ-カットワ-ムモス(Lacinipolia renigera)
(Z)-9-テトラデセニルアセテ-トと(Z,E)-9,12-テトラデカジエニルアセテ-トの質量比7.8:0.3の混合物、
Pelochrista scinitillana randana
(E)-8-ドデセニルアセテ-トと(Z)-8-ドデセニルアセテ-トと(E,E)-8,10-ドデカジエニルアセテ-トの質量比1:40:2の混合物、
Pammene aurantiana
(E)-8-ドデセニルアセテ-トと(E,E)-8,10-ドデカジエニルアセテ-トの質量比100:7の混合物
例えば、生活圏が共通している、ヨ-ロピアングレ-プバインモスの性フェロモン物質である(E,Z)-7,9-ドデカジエニルアセテ-トと、ヨ-ロピアングレ-プベリ-モスの性フェロモン物質である(Z)-9-ドデセニルアセテ-トとを容器に充填し防除する場合に有効である。
高分子製細管は、押し出し成形等の連続的な加工により得られるが、内径は、製剤の成形性又は管内に性フェロモン物質を充填する観点から、好ましくは0.4~2mm、より好ましくは0.6~1.6mmである。細管肉厚は、製剤の成形性又は性フェロモン物質の拡散速度の観点から、好ましくは0.15~1.2mm、より好ましくは0.25~0.8mmであり、長尺な高分子製細管が成形される。
実施例1
ポリブチレンサクシネ-ト(BioPBS FZ91、三菱ケミカル社製)を内径1.40mm、膜厚0.40mmのチュ-ブ状に押し出し、これを長さ200mmに切断して高分子製細管を得た。この高分子製細管に、アザミスソモンヒメハマキの性フェロモン物質である(E,E)-8,10-ドデカジエニルアセテ-ト(「E8E10-12:Ac」とも記載する。)と(Z)-8-ドデセニルアセテ-ト(「Z8-12:Ac」とも記載する。)とを表1に示す割合で調製した混合液200mgを充填した。その後、高分子製のチュ-ブ状の容器の両端を熱シ-ルして、徐放性フェロモン製剤を製造した。
製造した徐放性フェロモン製剤15本を30℃、風速0.7m/秒の条件下に放置することにより、徐放性フェロモン製剤内部の混合液を放出させた。
14日後、42日後の各日数経過後に、徐放性フェロモン製剤を3本ずつ回収し、内部標準法/ガスクロマトグラム分析により、(Z)-8-ドデセニルアセテ-トの残存率(a)、(E, E)-8,10-ドデカジエニルアセテ-トの残存率(b)並びに(Z)-8-ドデセニルアセテ-ト(E,E)-8,10-ドデカジエニルアセテ-トの合計重量の残存率(c)の3本における平均値を算出した。そして、(Z)-8-ドデセニルアセテ-トのZ-9-ドデセニルアセテ-ト及び(E,E)-8,10-ドデカジエニルアセテ-トの合計重量に対する残存率(a/c)並びに(E,E)-8,10-ドデカジエニルアセテ-トの(Z)-9-ドデセニルアセテ-ト及び(E,E)-8,10-ドデカジエニルアセテ-トの合計重量に対する残存率(b/c)を算出した。結果を表2に示す。高分子製細管に充填した混合比とほぼ等しい比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。この条件下での放出挙動は、実際の圃場での放出挙動と相関があり、実際の圃場でも同様の放出挙動が認められる。
高分子製細管の材質をポリブチレンサクシネ-ト(BioPBS FZ91、三菱ケミカル社製)と、ブチレンアジペ-トとブチレンサクシネ-トとのモル組成比が26:74であるポリブチレンアジペ-トサクシネ-ト(BioPBS FD92、三菱ケミカル社製)とを質量比1:1で混合した樹脂に変更し、徐放性フェロモン製剤の回収を4日後、7日後、14日後、25日後、42日変更した以外は、実施例1と同様にして、徐放性フェロモン製剤を製造し、放出試験を行った。結果を表2に示す。高分子製細管に充填した混合比とほぼ等しい比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。この条件下での放出挙動は、実際の圃場での放出挙動と相関があり、実際の圃場でも同様の放出挙動が認められる。
高分子製細管の材質を高密度ポリエチレン(ニポロンハ-ド、東ソ-社製)に変更し、徐放性フェロモン製剤の回収を7日後、25日後、42日後に変更した以外は、実施例1と同様にして、徐放性フェロモン製剤を製造し、放出試験を行った。結果を表2に示す。高分子製細管に充填した混合比と異なった比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。
ポリブチレンサクシネ-ト(BioPBS FZ91、三菱ケミカル社製)を内径1.40mm、膜厚0.40mmのチュ-ブ状に押し出し、これを長さ200mmに切断して高分子製細管を得た。この高分子製細管に、ヨ-ロピアングレ-プバインモスの性フェロモン物質である(E,Z)-7,9-ドデカジエニルアセテ-ト(「E7Z9-12:Ac」とも記載する。)とヨ-ロピアングレ-プベリ-モスの性フェロモン物質である(Z)-9-ドデセニルアセテ-ト(「Z9-12:Ac」とも記載する。)とを表3に示す割合で調製した混合液200mgを充填した後、高分子製細管の両端を熱シ-ルすることにより、徐放性フェロモン製剤を製造した。
製造した徐放性フェロモン製剤15本を30℃、風速0.7m/秒の条件下に放置することにより、徐放性フェロモン製剤内部の混合液を放出させた。
20日後、42日後、59日後の各日数経過後に、徐放性フェロモン製剤を3本ずつ回収し、内部標準法/ガスクロマトグラム分析により、Z-9-ドデセニルアセテ-トの残存率(a)、(E,Z)-7,9-ドデカジエニルアセテ-トの残存率(b)、並びに(Z)-9-ドデセニルアセテ-ト及び(E,Z)-7,9-ドデカジエニルアセテ-トの合計重量の残存率(c)の3本における平均値を算出した。そして、(Z)-9-ドデセニルアセテ-トの(Z)-9-ドデセニルアセテ-ト及び(E,Z)-7,9-ドデカジエニルアセテ-トの合計重量に対する残存率(a/c)並びに、(E,Z)-7,9-ドデカジエニルアセテ-トの(Z)-9-ドデセニルアセテ-ト及び(E,Z)-7,9-ドデカジエニルアセテ-トの合計重量に対する残存率(b/c)を算出した。結果を表4に示す。高分子製細管に充填した混合比とほぼ等しい比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。この条件下での放出挙動は、実際の圃場での放出挙動と相関があり、実際の圃場でも同様の放出挙動が認められる。
高分子製細管の材質をポリブチレンサクシネ-ト(BioPBS FZ91、三菱ケミカル社製)と、ブチレンアジペ-トとブチレンサクシネ-トとのモル組成比が26:74であるポリブチレンアジペ-トサクシネ-ト(BioPBS FD92、三菱ケミカル社製)とを質量比50:50でブレンドすることにより調製したブチレンアジペ-ト単位とブチレンサクシネ-ト単位の組成比が13:87であるポリブチレンアジペ-トサクシネ-トに変更した以外は、実施例2と同様にして、徐放性フェロモン製剤を製造し、放出試験を行った。結果を表4に示す。高分子製細管に充填した混合比とほぼ等しい比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。この条件下での放出挙動は、実際の圃場での放出挙動と相関があり、実際の圃場でも同様の放出挙動が認められる。
高分子製細管の材質をブチレンアジペ-ト単位とブチレンサクシネ-ト単位のモル組成比が26:74であるポリブチレンアジペ-トサクシネ-ト(BioPBS FD92、三菱ケミカル社製)に変更した以外は、実施例2と同様にして、徐放性フェロモン製剤を製造し、放出試験を行った。結果を表4に示す。高分子製細管に充填した混合比とほぼ等しい比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。この条件下での放出挙動は、実際の圃場での放出挙動と相関があり、実際の圃場でも同様の放出挙動が認められる。
性フェロモン物質の混合比率を表3に示す割合に変更した以外は、実施例2と同様にして、徐放性フェロモン製剤を製造し、放出試験を行った。結果を表4に示す。高分子製細管に充填した混合比とほぼ等しい比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。この条件下での放出挙動は、実際の圃場での放出挙動と相関があり、実際の圃場でも同様の放出挙動が認められる。
高分子製細管を高密度ポリエチレン(ニポロンハ-ド、東ソ-社製)に変更し、性フェロモン物質の混合比率を表3の割合に変更した以外は、実施例2と同様にして、徐放性フェロモン製剤を製造し、放出試験を行った。結果を表4に示す。高分子製細管に充填した混合比と異なった比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。
ブチレンアジペ-トとブチレンサクシネ-トのモル組成比が26:74であるポリブチレンアジペ-トサクシネ-ト(BioPBS FD92、三菱ケミカル社製)を内径1.40mm、膜厚0.40mmのチュ-ブ状に押し出し、これを長さ200mmに切断して高分子製細管を得た。この高分子製細管に、スジマダラメイガ(Dried currant moth, Cadra Cautella)の性フェロモン物質である(Z)-9-テトラデセニルアセテ-ト(「Z9-14:Ac」とも記載する。)と(Z,E)-9,12-テトラデカジエニルアセテ-ト(「Z9E12-14:Ac」とも記載する。)とを表5の割合で調製した混合液200mgを充填した後、高分子製細管の両端を熱シ-ルすることにより、徐放性フェロモン製剤を製造した。
製造した徐放性フェロモン製剤15本を40℃、風速0.7m/秒の条件下に放置することにより、徐放性フェロモン製剤内部の混合液を放出させた。12日後、19日後、30日後、40日後、62日後の各日数経過後に、徐放性フェロモン製剤を3本ずつ回収し、内部標準法/ガスクロマトグラム分析により、(Z)-9-テトラデセニルアセテ-トの残存率(a)、(Z,E)-9,12-テトラデカジエニルアセテ-トの残存率(b)並びにZ-9-テトラデセニルアセテ-ト及び(Z,E)-9,12-テトラデカジエニルアセテ-トの合計重量の残存率(c)の3本における平均値を算出した。そして、(Z)-9-テトラデセニルアセテ-トの(Z,E)-9,12-テトラデカジエニルアセテ-ト及びZ-9-テトラデセニルアセテ-トの合計重量に対する残存率(a/c)並びに(Z,E)-9,12-テトラデカジエニルアセテ-トの(Z,E)-9,12-テトラデカジエニルアセテ-ト及び(Z)-9-テトラデセニルアセテ-トの合計重量に対する残存率の合計重量に対する残存率(b/c)を算出した。結果を表6に示す。高分子製細管に充填した混合比とほぼ等しい比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。この条件下での放出挙動は、実際の圃場での放出挙動と相関があり、実際の圃場でも同様の放出挙動が認められる。
高分子製細管の材質をポリブチレンサクシネ-ト(BioPBS FZ91、三菱ケミカル社製)とブチレンアジペ-トとブチレンサクシネ-トのモル組成比が26:74であるポリブチレンアジペ-トサクシネ-ト(BioPBS FD92、三菱ケミカル社製)を質量比50:50でブレンドすることにより調製したブチレンアジペ-ト単位とブチレンサクシネ-ト単位の組成比が13:87であるポリブチレンアジペ-トサクシネ-トに変更し、徐放性フェロモン製剤の回収を19日後、40日後、62日後に変更した以外は、実施例9と同様にして、徐放性フェロモン製剤を製造し、放出試験を行った。結果を表6に示す。高分子製細管に充填した混合比とほぼ等しい比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。この条件下での放出挙動は、実際の圃場での放出挙動と相関があり、実際の圃場でも同様の放出挙動が認められる。
高分子製細管の材質を高密度ポリエチレン(ニポロンハ-ド、東ソ-社製)に変更した以外は、実施例9と同様にして、徐放性フェロモン製剤を製造し、放出試験を行った。結果を表6に示す。高分子製細管に充填した混合比と異なった比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。
高分子製細管の材質をポリブチレンサクシネ-トテレフタレ-ト(エコフレックス、BASF社製)に変更した以外は、実施例9と同様にして、徐放性フェロモン製剤を製造し、放出試験を行った。結果を表6に示す。高分子製細管に充填した混合比と異なった比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。
ブチレンアジペ-トとブチレンサクシネ-トのモル組成比が26:74であるポリブチレンアジペ-トサクシネ-ト(BioPBS FD92、三菱ケミカル社製)を内径1.40mm、膜厚0.40mmのチュ-ブ状に押し出し、これを長さ200mmに切断して高分子製細管を得た。この高分子製細管に、スグリコスカシバ(Currant clearwing moth、Synanthedon tipuliformis)の性フェロモン物質である(Z)-13-オクタデセニルアセテ-ト(「Z13-18:Ac」とも記載する。)と(E,Z)-2,13-オクタデカジエニルアセテ-ト(「E2Z13-18:Ac」とも記載する。)とを表7の割合で調製した混合液200mgを充填した後、高分子製細管の両端を熱シ-ルすることにより、徐放性フェロモン製剤を製造した。
製造した徐放性フェロモン製剤15本を40℃、風速0.7m/秒の条件下に放置することにより、徐放性フェロモン製剤内部の混合液を放出させた。40日後、80日後、133日後、168日後の各日数経過後に、徐放性フェロモン製剤を3本ずつ回収し、内部標準法/ガスクロマトグラム分析により、(Z)-13-オクタデセニルアセテ-トの残存率(a)、(E,Z)-2,13-オクタデカジエニルアセテ-トの残存率(b)並びに(Z)-13-オクタデセニルアセテ-ト及び(E,Z)-2,13-オクタデカジエニルアセテ-トの合計重量の残存率(c)の3本における平均値を算出した。そして、(Z)-13-オクタデセニルアセテ-トの(Z)-13-オクタデセニルアセテ-ト及び(E,Z)-2,13-オクタデカジエニルアセテ-トの合計重量に対する残存率(a/c)並びに(E,Z)-2,13-オクタデカジエニルアセテ-トの(Z)-13-オクタデセニルアセテ-ト及び(E,Z)-2,13-オクタデカジエニルアセテ-トの合計重量に対する残存率(b/c)を算出した。結果を表8に示す。高分子製細管に充填した混合比とほぼ等しい比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。この条件下での放出挙動は、実際の圃場での放出挙動と相関があり、実際の圃場でも同様の放出挙動が認められる。
高分子細管の材質を高密度ポリエチレン(ニポロンハ-ド、東ソ-社製)に変更した以外は、実施例11と同様にして、徐放性フェロモン製剤を製造し、放出試験を行った。結果を表8に示す。高分子製細管に充填した混合比と異なった比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。
実施例3と同様の高分子製細管に、トマトキバガ(Tomato lea miner, Tuta absoluta)の性フェロモン物質である(E,Z)-3,8-テトラデカジエニルアセテ-ト(「E3Z8-14:Ac」とも記載する。)と、炭素-炭素二重結合を三つ有する不飽和脂肪族アセテ-ト化合物である(E,Z,Z)-3,8,11-テトラデカトリエニルアセテ-ト(「E3Z8Z11-14:Ac」とも記載する。)とを表9の割合で調製した混合液200mgを充填した後、高分子製細管の両端を熱シ-ルすることにより、徐放性フェロモン製剤を製造した。
製造した徐放性フェロモン製剤15本を40℃、風速0.7m/秒の条件下に放置することにより、徐放性フェロモン製剤内部の混合液を放出させた。7日後、18日後、38日後の各日数経過後に、徐放性フェロモン製剤を3本ずつ回収し、内部標準法/ガスクロマトグラム分析により、(E,Z)-3,8-テトラデカジニルアセテ-トの残存率(a)、(E,Z,Z)-3,8.11-テトラデカトリエニルアセテ-トの残存率(b)並びに(E,Z)-3,8-テトラデカジニルアセテ-ト及び(E,Z,Z)-3,8,11-テトラデカトリエニルアセテ-の合計重量の残存率(c)の3本における平均値を算出した。そして、(E,Z)-3,8-テトラデカジエニルアセテ-トの(E,Z,Z)-3,8,11-テトラデカトリエニルアセテ-ト及び(E,Z)-3,8-テトラデカジエニルアセテ-トの合計重量に対する残存率(a/c)並びに(E,Z,Z)-3,8,11-テトラデカトリエニルアセテ-トの(E,Z,Z)-3,8,11-テトラデカトリエニルアセテ-ト及び(E,Z)-3,8-テトラデカジニルアセテ-トの合計重量に対する残存率(b/c)を算出した。結果を表10に示す。高分子製細管に充填した混合比と異なった比率で、それぞれのフェロモン物質が放出された。
Claims (6)
- 質量比0.5:99.5から99.5:0.5の範囲で、それぞれの総炭素数が等しい、炭素-炭素二重結合を一つ有する第1不飽和脂肪族アセテ-ト化合物及び炭素-炭素二重結合を二つ有する第2不飽和脂肪族アセテ-ト化合物を少なくとも含む混合物と、
前記混合物を封入する、下記繰り返し単位(I)
から選ばれる1種以上を含む直鎖状脂肪族ポリエステルの膜を少なくとも一部に含む容器と
を備える徐放性フェロモン製剤であって、
前記第1及び第2不飽和脂肪族アセテ-ト化合物の両方が性フェロモン物質である1種以上の害虫を対象とし、又は前記第1及び第2不飽和脂肪族アセテ-ト化合物の一方のみが性フェロモン物質である少なくとも1種の害虫と他方のみ若しくは両方が性フェロモン物質である少なくとも1種の害虫とを対象とする、徐放性フェロモン製剤。 - 前記直鎖状脂肪族ポリエステルが、ポリブチレンサクシネ-ト、ポリブチレンアジペ-ト及びポリブチレンアジペ-トサクシネ-トからなる群から選ばれる請求項1に記載の徐放性フェロモン製剤。
- 前記それぞれの総炭素数が、14~20である請求項1又は請求項2に記載の徐放性フェロモン製剤。
- 前記害虫が、1種又は2種の害虫である請求項1~3のいずれか一項に記載の徐放性フェロモン製剤。
- 請求項1~4のいずれか一項に記載の徐放性フェロモン製剤を圃場に設置し、前記徐放性フェロモン製剤中の前記性フェロモン物質を放出するステップを少なくとも含む害虫の防除方法。
- 前記性フェロモン物質の放出期間において、前記第1及び第2不飽和脂肪族アセテ-ト化合物の合計質量の残存率に対する前記第1不飽和脂肪族アセテ-ト化合物の質量の残存率及び前記第2不飽和脂肪族アセテ-ト化合物の質量の残存率の比が、それぞれ0.90~1.10の範囲である請求項5に記載の害虫の防除方法。
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