JP7318191B2 - コイル装置 - Google Patents
コイル装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7318191B2 JP7318191B2 JP2018197019A JP2018197019A JP7318191B2 JP 7318191 B2 JP7318191 B2 JP 7318191B2 JP 2018197019 A JP2018197019 A JP 2018197019A JP 2018197019 A JP2018197019 A JP 2018197019A JP 7318191 B2 JP7318191 B2 JP 7318191B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- terminal
- lead
- coil
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
巻芯部と、
前記巻芯部の軸芯方向の両側にそれぞれ具備してある第1鍔部および第2鍔部と、
前記巻芯部に巻回してある少なくとも二つの第1ワイヤおよび第2ワイヤから成るコイル部と、
前記第1ワイヤの一方の引出部が接続され、前記第1鍔部に具備してある第1端子と、
前記第2ワイヤの一方の引出部が接続され、前記第1端子とは離れて前記第1鍔部に具備してある第2端子と、
前記第1ワイヤの他方の引出部が接続され、前記第2鍔部に具備してある第3端子と、
前記第2ワイヤの他方の引出部が接続され、前記第3端子とは離れて前記第2鍔部に具備してある第4端子と、
を有するコイル装置であって、
前記第1端子から前記コイル部に向かう前記第1ワイヤの一方の引出部と、前記第2端子から前記コイル部に向かう前記第2ワイヤの一方の引出部とが、少なくとも前記第1鍔部の内面から前記コイル部に向けて近接して配置してあり、
前記巻芯部の途中には、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとがクロスしているクロス部が形成してあることを特徴とする。
上する。
図1に示す本発明の一実施形態に係るコイル装置10は、好ましくは、巻線型のコモンモードフィルタなどとして用いられるが、その用途は、特に限定されず、たとえばバラン、デュアルインダクタなどとしても用いることができる。
本発明の第2実施形態に係るコイル装置は、以下の点が相違するのみであり、その他の構成は、前述した第1実施形態と同様であり、同様な作用効果を奏し、重複する部分の説明は省略する。また、図面において、第1実施形態と共通する部材には、共通する符号を付してある。
、鍔部24,26の外端面24c,26cに位置させてある。
本発明の第3実施形態に係るコイル装置は、以下の点が相違するのみであり、その他の構成は、前述した第1実施形態または第2実施形態と同様であり、同様な作用効果を奏し、重複する部分の説明は省略する。また、図面において、第1実施形態または第2実施形態と共通する部材には、共通する符号を付してある。
本発明の第4実施形態に係るコイル装置は、以下の点が相違するのみであり、その他の構成は、前述した第1~第3実施形態と同様であり、同様な作用効果を奏し、重複する部分の説明は省略する。また、図面において、第1~第3実施形態と共通する部材には、共通する符号を付してある。
引出部42aは、外端面24cをZ軸の下方向に引き出される。引き出された第2ワイヤの引出部42aの先端部は、第2端子152の継線部152bに向かい、そこでハンダ付けなどの継線処理がなされる。
第2実施形態と同様にして、図4Aに示すコイル装置110を作製した。このコイル装置110について、モード変換特性を示すSパラメータ特性、特にSsd21を、OPEN ALLIANCEで規定する試験により測定した。結果を図5の実線で示す。
第3実施形態と同様にして、図4Bに示すコイル装置210を作製した。このコイル装置210について、実施例1と同様にしてSsd21を測定した。結果を図5の一点鎖線で示す。
以下に示す以外は、実施例2と同様にして、図4Dに示すコイル装置410を作製した。コイル装置410では、第1鍔部24の各通路24e1,24e1に、第1ワイヤの一方のリード部41aと第2ワイヤの一方のリード部42aとを案内した。また、第2鍔部26の各通路26e1,26e1に、第1ワイヤの他方のリード部41bと第2ワイヤの他方のリード部42bとを案内した。
以下に示す以外は、実施例1と同様にしてコイル装置を作製した。このコイル装置では、実施例1に係る図4Aに示すコイル装置4Aの巻芯部22の途中において、第1ワイヤ41と第2ワイヤ42とがクロスしているクロス部43が形成されていなかった。このコイル装置について、実施例1と同様にしてSsd21を測定した。結果を図5の二点鎖線で示す。
比較例1および2に比較して、実施例1および2では、横軸の周波数が低周波数から高周波数において、Ssd21を低減できることが確認できた。Ssd21を低減することができるので、実施例のコイル装置では、ディファレンシャル信号がコモンモードに変換されずコモンモードフィルタとしての特性が良好である。
20,120,220,320… ドラムコア
22… 巻芯部
24… 第1鍔部
24a… 実装面
24b… 反実装面
24b1… 第1共通案内通路
24b2… 案内用段差面
24b3… 継線用段差面
24b4… 第1端子用案内通路
24b5… 第2端子用案内通路
24c… 外端面
24c1… 端子取付面
24d… 内面
24e… 側面
24e1… 第1共通案内通路
26… 第2鍔部
26a… 実装面
26b… 反実装面
26b1… 第2共通案内通路
26b2… 案内用段差面
26b3… 継線用段差面
26c… 外端面
26c1… 端子取付面
26d… 内面
26e… 側面
26e1… 第2共通案内通路
30… 平板部材
40… コイル部
41… 第1ワイヤ
41a… 一方の引出部
41b… 他方の引出部
42… 第2ワイヤ
42a… 一方の引出部
42b… 他方の引出部
43… クロス部
51,151… 第1端子
51a,151a… 実装部
51b,151b… 継線部
51c… 端子本体
52,152… 第2端子
52a,152a… 実装部
52b,152b… 継線部
52c… 端子本体
53,153… 第3端子
53a,153a… 実装部
53b,153b… 継線部
53c… 端子本体
54,154… 第4端子
54a,154a… 実装部
54b,154b… 継線部
54c… 端子本体
Claims (5)
- 巻芯部と、
前記巻芯部の軸芯方向の両側にそれぞれ具備してある第1鍔部および第2鍔部と、
前記巻芯部に巻回してある少なくとも二つの第1ワイヤおよび第2ワイヤから成るコイル部と、
前記第1ワイヤの一方の引出部が接続され、前記第1鍔部に具備してある第1端子と、
前記第2ワイヤの一方の引出部が接続され、前記第1端子とは離れて前記第1鍔部に具備してある第2端子と、
前記第1ワイヤの他方の引出部が接続され、前記第2鍔部に具備してある第3端子と、
前記第2ワイヤの他方の引出部が接続され、前記第3端子とは離れて前記第2鍔部に具備してある第4端子と、
前記第1鍔部の反実装面と前記第2鍔部の反実装面とに掛け渡される平板部材と、
を有するコイル装置であって、
前記第1鍔部の反実装面の面積は、前記反実装面と平行な前記第1鍔部の横断面積と略同じであり、前記第1鍔部の反実装面の全面が前記平板部材と接合してあり、
前記第1鍔部の反実装面の近くに位置する前記第1鍔部の側面に、溝状の第1共通案内通路が形成してあり、
前記第1端子および前記第2端子は、前記第1鍔部の外端面の近くに位置する実装面に位置する実装部と、前記第1鍔部の前記外端面に位置する継線部とを、それぞれ有し、
前記第1端子の前記継線部から前記コイル部に向かう前記第1ワイヤの一方の引出部と、前記第2端子の前記継線部から前記コイル部に向かう前記第2ワイヤの一方の引出部とが、少なくとも前記第1鍔部の前記外端面から前記第1共通案内通路を通して前記第1鍔部の内面まで一緒に案内されて前記コイル部に向けて近接して配置してあり、
前記巻芯部の途中には、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとがクロスしているクロス部が形成してあることを特徴とするコイル装置。 - 前記第2鍔部の反実装面の近くに位置する前記第2鍔部の側面に、溝状の第2共通案内通路が形成してあり、
前記第3端子および前記第4端子は、前記第2鍔部の外端面の近くに位置する実装面に位置する実装部と、前記第2鍔部の前記外端面に位置する継線部とを、それぞれ有し、
前記第3端子の前記継線部から前記コイル部に向かう前記第1ワイヤの他方の引出部と、前記第4端子の前記継線部から前記コイル部に向かう前記第2ワイヤの他方の引出部とが、少なくとも前記第2鍔部の前記外端面から前記第2共通案内通路を通して前記第2鍔部の内面まで一緒に案内されて前記コイル部に向けて近接して配置してある請求項1に記載のコイル装置。 - 前記第1ワイヤの引出部と前記第2ワイヤの引出部とが一緒になって案内される前記第1共通案内通路が形成してある前記第1鍔部の側面とは反対側の側面には、前記第1ワイヤの引出部と前記第2ワイヤの引出部とが案内されない別の第1共通案内通路が形成してあり、
前記第1ワイヤの引出部と前記第2ワイヤの引出部とが一緒になって案内される前記第2共通案内通路が形成してある前記第2鍔部の側面とは反対側の側面には、前記第1ワイヤの引出部と前記第2ワイヤの引出部とが案内されない別の第2共通案内通路が形成してある請求項2に記載のコイル装置。 - 前記コイル部における前記第1ワイヤの巻回数と前記第2ワイヤの巻回数とが同じである請求項1~3のいずれかに記載のコイル装置。
- 前記巻芯部の途中には、前記第1ワイヤの巻回密度と前記第2ワイヤの巻回密度が疎になり、巻芯部の表面が露出する露出領域があり、前記露出領域に、前記クロス部が形成してある請求項1~4のいずれかに記載のコイル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US16/190,819 US20190172630A1 (en) | 2017-11-16 | 2018-11-14 | Coil device |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017220698 | 2017-11-16 | ||
JP2017220698 | 2017-11-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019091889A JP2019091889A (ja) | 2019-06-13 |
JP7318191B2 true JP7318191B2 (ja) | 2023-08-01 |
Family
ID=66836653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018197019A Active JP7318191B2 (ja) | 2017-11-16 | 2018-10-18 | コイル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7318191B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7409110B2 (ja) | 2020-01-27 | 2024-01-09 | Tdk株式会社 | コイル部品及びこれを備える回路基板 |
JP7456196B2 (ja) * | 2020-03-03 | 2024-03-27 | Tdk株式会社 | コイル部品 |
JP7456195B2 (ja) * | 2020-03-03 | 2024-03-27 | Tdk株式会社 | コイル部品 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004146671A (ja) | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Tdk Corp | 表面実装型コモンモードノイズフィルタ |
JP2004146662A (ja) | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Tdk Corp | コモンモードフィルタ |
JP2004311560A (ja) | 2003-04-03 | 2004-11-04 | Tdk Corp | コモンモードフィルタ |
JP2015115406A (ja) | 2013-12-10 | 2015-06-22 | 株式会社村田製作所 | コモンモードチョークコイル及びその製造方法 |
-
2018
- 2018-10-18 JP JP2018197019A patent/JP7318191B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004146671A (ja) | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Tdk Corp | 表面実装型コモンモードノイズフィルタ |
JP2004146662A (ja) | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Tdk Corp | コモンモードフィルタ |
JP2004311560A (ja) | 2003-04-03 | 2004-11-04 | Tdk Corp | コモンモードフィルタ |
JP2015115406A (ja) | 2013-12-10 | 2015-06-22 | 株式会社村田製作所 | コモンモードチョークコイル及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019091889A (ja) | 2019-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10374568B2 (en) | Common mode filter | |
JP7318191B2 (ja) | コイル装置 | |
US20190172630A1 (en) | Coil device | |
JP5971231B2 (ja) | コモンモードチョークコイル及びその製造方法 | |
US11515075B2 (en) | Coil device | |
JP6589588B2 (ja) | パルストランス | |
JP6565747B2 (ja) | コイル装置 | |
JP2004273490A (ja) | 巻線型コモンモードチョークコイル及びその製造方法 | |
JP6547373B2 (ja) | コイル装置およびコイル装置の製造方法 | |
JP4586879B2 (ja) | コイル部品 | |
JP5713232B2 (ja) | ノイズフィルタ | |
JP6558128B2 (ja) | コイル装置 | |
JP7264144B2 (ja) | コイル部品 | |
JP6593069B2 (ja) | コイル部品 | |
JP2022034593A (ja) | コイル部品 | |
JP7288297B2 (ja) | コイル部品及び電子機器 | |
JP4983389B2 (ja) | コイル部品 | |
US11626239B2 (en) | Wire-wound inductor | |
US11056262B2 (en) | Inductive element and LC filter | |
JP2021125695A (ja) | 複合コイル装置 | |
JP6613608B2 (ja) | パルストランス | |
JP2005311115A (ja) | チョークコイルおよびその製造方法 | |
CN213905093U (zh) | 电感器芯组件和包括电感器芯组件的电感器 | |
JP6711177B2 (ja) | コイル部品およびパルストランス | |
JP2017199796A (ja) | コイル部品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210901 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220726 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220922 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230414 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20230414 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20230424 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20230425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230620 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7318191 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |