JP7317700B2 - 金型装置 - Google Patents

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本発明は、金型装置に関する。
特許文献1の金型装置は、キャビティと、コアと、セパレータとを有する。コアは、本体部及びセンタコアを備え、進退自在に配設され、型締時にキャビティとの間にキャビティ空間を形成する。セパレータは、コアに対して進退自在に配設され、型開き時に前進させられ、成形品をコアから分離させる。コアにはエアスリットが形成され、エアスリットは環状の第1の空気流路と第2の空気流路とからなる。第2の空気流路は第1の空気流路から放射状に延び、その先端にコアの周方向全体にわたってエア吹出口が形成される。型開き時に、空気は、エアスリット内を放射状に流れ、エア吹出口から放射状に噴出される。その結果、成形品をコアから容易に離型させることができる。
特開2002-292699号公報
特許文献1のコアは、平坦な分割面にて、本体部とセンタコアに分割される。本体部とセンタコアは、ボルトなどで締結される。ボルトとボルト穴のクリアランスのため、センタコアが本体部に対してずれてしまうことがあった。例えば、樹脂などの成形材料がキャビティ空間に充填される際に、充填圧がセンタコアに作用し、センタコアが本体部に対してずれてしまうことがあった。その結果、成形品の厚みの誤差が大きくなることがあった。
本発明の一態様は、成形品の厚みの誤差を低減できる、技術を提供する。
本発明の一態様に係る金型装置は、
キャビティ型と、
前記キャビティ型との間にキャビティ空間を形成するコア型とを備え、
前記コア型は、第1分割部と、前記第1分割部に対して着脱自在に装着される第2分割部とを有し、
前記第1分割部と前記第2分割部の分割面に、互いに嵌合される凹部と凸部が形成され
前記第1分割部と前記第2分割部とを締結するボルトを備え、
前記ボルトには、前記コア型の温度を調整する温調媒体の第1流路が形成され、
前記第2分割部には、前記ボルトが螺合されるボルト穴と、前記ボルトの前記第1流路に接続される第2流路とが形成され、
前記第1分割部には、前記第2流路に接続される第3流路が形成される。
本発明の一態様によれば、成形品の厚みの誤差を低減できる。
図1は、一実施形態に係る金型装置の型閉開始時の状態を示す断面図である。 図2は、図1の金型装置の型締時の状態を示す断面図である。 図3は、図1の金型装置の充填時の状態を示す断面図である。 図4は、図1の金型装置の型開完了時の状態を示す断面図である。 図5は、図1の金型装置の突き出し完了時の状態を示す断面図である。 図6は、図1の可動金型を拡大して示す断面図である。 図7は、図1の第1分割部の第1円錐台の前端面を示す図である。 図8は、変形例に係る可動金型を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。本明細書において、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は互いに垂直な方向である。X軸方向及びY軸方向は水平方向、Z軸方向は鉛直方向である。X軸正方向が前方、X軸負方向が後方である。
図1に示すように、金型装置1は、固定金型2と、可動金型3とを含む。可動金型3は、固定金型2に対してX軸方向に進退自在である。不図示の型締装置が可動金型3をX軸方向に進退させることにより、金型装置1の型閉、昇圧、型締、脱圧、及び型開が行われる。X軸正方向が型閉方向であり、X軸負方向が型開方向である。
固定金型2はキャビティ型21を有し、可動金型3がコア型31を有する。キャビティ型21は雌型であり、コア型31は雄型である。図2に示すように、型締時に、コア型31とキャビティ型21の間に、キャビティ空間8が形成される。キャビティ空間8には、その入口であるゲート81から、溶融した樹脂などの成形材料が充填される。なお、キャビティ空間8の数は、図2では1つであるが、複数であってもよい。複数のキャビティ空間8に、同時に成形材料が充填されてもよい。
固定金型2は、例えばホットランナーシステム22を有する。ホットランナーシステム22は、成形材料の流路であるランナーと、ランナーを加熱する加熱器とを含む。ランナーでの成形材料の冷却固化を防止できる。また、ホットランナーシステム22は、キャビティ空間8のゲート81を開閉する開閉器を含む。開閉器は、例えば、キャビティ空間8への成形材料の充填時にゲート81を開放し、キャビティ空間8での成形材料の冷却時にゲート81を閉鎖する。
なお、固定金型2は、加熱器及び開閉器を有しなくてもよい。ランナーで冷却固化された成形材料は、キャビティ空間8で冷却固化された成形品と共に固定金型2から取り出され、廃棄されるか、又は粉砕され、再生される。
図3に示すように、キャビティ空間8に充填された成形材料が冷却固化され、成形品9が得られる。成形品9は、例えば、テーパ筒部91と、フランジ部92と、底部93とを含む。テーパ筒部91は、前方に向けて先細り状に形成される。フランジ部92は、テーパ筒部91の後端にて径方向外方に突出する。底部93は、テーパ筒部91の前端の開口を塞ぐ。テーパ筒部91は、冷却固化によって径方向に縮み、コア型31に密着する。
その後、図4に示すように、成形品9がコア型31に密着した状態で、型開が行われる。成形品9は、可動金型3と共に後退し、固定金型2から離型される。最後に、図5に示すように、成形品9は、前方に突き出され、可動金型3から離型される。X軸正方向が成形品9の突き出し方向であり、X軸負方向が突き出し方向とは逆方向である。なお、可動金型3からの成形品9の離型については、後述する。
次に、図6を参照して、可動金型3の詳細について説明する。可動金型3は、コア型31の他に、スペーサブロック32と、受け板33とを有する。スペーサブロック32と、受け板33と、コア型31とは、この順番で、後側から前側に積層される。コア型31は、後側から前側に、板状のベース部34と、第1分割部35と、第2分割部36とを、この順番で含む。なお、コア型31の詳細については後述する。
スペーサブロック32は、内部に空間を形成する。この空間には、エジェクタプレート37が進退自在に配置される。エジェクタプレート37には、エジェクタピン38が固定される。エジェクタピン38は、エジェクタプレート37から前方に突出し、受け板33及びコア型31のベース部34を前後方向に貫通する貫通穴に挿通され、セパレータ39と連結される。
セパレータ39は、コア型31のベース部34の前方にて、進退自在に配置される。セパレータ39は、エジェクタプレート37と共に進退する。型開後に、エジェクタプレート37と共にセパレータ39を前進させると、成形品9がコア型31から離型される。成形品9の取り出し後、型閉前に、エジェクタプレート37及びセパレータ39は元の位置まで後退させられる。
次に、図6を再度参照して、コア型31の詳細について説明する。コア型31は、上記の通り、後側から前側に、ベース部34と、第1分割部35と、第2分割部36とを、この順番で含む。ベース部34は、受け板33に当接され、受け板33に固定される。第1分割部35は、ベース部34と一体に形成されてもよく、ベース部34から前方に突出する。第2分割部36は、第1分割部35にボルト40などで着脱自在に装着される。第2分割部36は、第1分割部35の前方に配置される。
第1分割部35は、例えば前方に向うほど先細り状の第1円錐台部51と、第1円錐台部51の前面の中央に形成される凹部52とを有する。凹部52は後方に真っ直ぐ延びる内周面53を含む。内周面53は、本実施形態ではテーパを有しないが、テーパを有してもよく、後方に向かうほど先細り状に形成されてもよい。内周面53のX軸方向に垂直な断面形状は、本実施形態では円形であるが、楕円、又は多角形などであってもよい。
第2分割部36は、第1円錐台部51に連続的な前方に向うほど先細り状の第2円錐台部61と、第2円錐台部61の後面の中央に形成される凸部62とを有する。凸部62は、例えば後方に真っ直ぐ延びる外周面63を含む。外周面63は、本実施形態ではテーパを有しないが、テーパを有してもよく、後方に向うほど先細り状に形成されてもよい。外周面63のX軸方向に垂直な断面形状は、本実施形態では円形であるが、楕円、又は多角形などであってもよい。
凹部52と凸部62は、第1分割部35と第2分割部36の分割面Pに形成され、互いに嵌合される。分割面Pは、例えばX軸方向に対して垂直な平坦面である。但し、分割面Pは、X軸方向に対して傾斜した傾斜面であってもよい。凹部52の内周面53と凸部62の外周面63は、互いに接触し、第1分割部35と第2分割部36の分割面Pでのずれを抑制する。
凹部52の内周面53と凸部62の外周面63のクリアランスは、ボルト40とボルト穴42のクリアランスよりも小さい。凹部52及び凸部62は、ねじ山及びねじ溝に比べて、形状が単純であるので、加工が容易であり、クリアランスが小さい。
クリアランスが小さいので、キャビティ空間8に成形材料を充填する際に、充填圧による第1分割部35と第2分割部36の分割面Pでのずれを低減できる。従って、成形品9の厚みの誤差を抑制できる。
凹部52の内周面53と凸部62の外周面63は、上記の通り、それぞれ、X軸方向に垂直な断面形状が円形である。円形は、多角形とは異なり、角が無いので、クリアランスが均一になる。上記断面形状が円形の場合、円形の周方向の位置を決める位置決めピン11が用いられる。
位置決めピン11は、例えば凹部52の内底面54のピン穴と凸部62の先端面64のピン穴の両方に嵌合され、X軸に平行な回転中心線を中心とする回転を止める。なお、位置決めピン11のピン穴は、凹部52の内底面54と凸部62の先端面64の両方に形成されるが、一方のみに形成されてもよい。残りの一方には、位置決めピン11が一体化されてもよい。
ボルト40は、第1分割部35の貫通穴41に挿通され、第2分割部36のボルト穴42に螺合され、第1分割部35と第2分割部36を締結する。貫通穴41は、例えば第1分割部35をX軸方向に貫通して形成される。貫通穴41は、第1分割部35だけではなくベース部34をもX軸方向に貫通して形成される。
ボルト40には、コア型31の温度を調整する温調媒体の第1流路71が形成される。温調媒体は、本実施形態では水などの液体であるが、気体であってもよい。但し、液体は、気体に比べて熱容量が大きい点で優れている。
温調媒体は、ボルト40の第1流路71を流れながら、第1分割部35及び第2分割部36の両方から成形材料の熱を吸収する。それゆえ、コア型31の温度を全体的に設定温度に維持できる。
第1流路71は、ボルト40をX軸方向に貫通して形成される。第2分割部36には、凸部62の先端面64にてボルト40が螺合されるボルト穴42と、ボルト40の第1流路71に接続される第2流路72とが形成される。一方、第1分割部35には、第2流路72に接続される第3流路73が形成される。
温調媒体は、第1流路71から第2流路72を介して第3流路73に流れてもよいし、第3流路73から第2流路72を介して第1流路71に流れてもよい。いずれにしろ、温調媒体を一方通行で流せるので、流れ同士の衝突を抑制でき、流れの停滞を抑制できる。
第2流路72は、ボルト穴42の内底面から、ボルト穴42の延長線上に延びる延長部72Aを含む。ボルト穴42の内底面から、前方に真っ直ぐ延長部72Aを掘削できるので、延長部72Aを容易に加工できる。
なお、延長部72Aは、本実施形態ではボルト穴42の内底面に形成されるが、ボルト穴42の側面に形成されてもよい。但し、前者の方が、後者よりも、延長部72Aを容易に加工できる。
また、第2流路72は、第1流路71と凸部62の外周面63の間で温調媒体を移送する移送部72Bを含む。移送部72Bは、例えば延長部72Aと凸部62の外周面63の間で温調媒体を移送する。凸部62の外周面63から移送部72Bを掘削できるので、移送部72Bを容易に加工できる。
なお、移送部72Bは、後述のシール49を避けるべく、延長部72Aに対して斜めに接続されるが、延長部72Aに対して垂直に接続されてもよい。
移送部72Bは、例えば、延長部72Aの前端に接続される。移送部72Bが延長部72Aの途中に接続される場合に比べて、延長部72Aの前端にも流れを形成でき、流れの滞留を抑制できる。従って、図2に示すキャビティ空間8のゲート81の近傍にて成形材料から熱を効率良く吸収できる。
成形材料は、キャビティ空間8に、ゲート81から流れ込む。それゆえ、成形材料は、キャビティ空間8に、ゲート81から熱を持ち込む。本実施形態によれば、上記の通り、キャビティ空間8のゲート81の近傍にて成形材料から熱を効率良く吸収できるので、成形材料を効率良く冷却できる。
一方、第3流路73は、凹部52の内周面53にて移送部72Bに接続される接続部73Aを含む。接続部73Aと移送部72Bは、凹部52の内周面53及び凸部62の外周面63にて接続される。それゆえ、接続部73Aと移送部72Bが分割面Pにて接続される場合に比べて、第2分割部36に第2流路72を容易に形成できる。第2流路72の曲がり角の数が減るからである。
仮に、接続部73Aと移送部72Bが分割面Pにて接続される場合、図6に示す延長部72Aを更にX軸正方向に延長し、その先端から移送部72Bを図6中Z軸負方向に延ばし、更に分割面PまでX軸負方向に延ばすことになるので、第2流路72の曲がり角の数が増える。なお、この場合、接続部73Aは、凹部52の内周面53にて開口しないように、図6中Z軸負方向にシフトされ、分割面Pにて開口する。
接続部73Aは、第1流路71に対して平行に形成され、例えば第1分割部35をX軸方向に貫通して形成される。接続部73Aは、第1分割部35だけではなくベース部34をもX軸方向に貫通して形成される。ベース部34の後端面から前方に真っ直ぐ接続部73Aを掘削できるので、接続部73Aを容易に加工できる。
移送部72B、及び接続部73Aは、延長部72Aの周りに、等間隔で複数配置されてもよく、例えば120°間隔で3つ配置されてもよい。コア型31の周方向の温度分布を均一化できる。
受け板33の前端面には、ボルト40の頭部を収容する収容穴44が形成される。温調媒体は、収容穴44から第1流路71及び第2流路72(より詳細には第2流路72の延長部72A)にこの順番で真っ直ぐ前方に送られる。ゲート81の近傍まで最短距離で温調媒体を供給でき、ゲート81の近傍にて成形材料から熱を効率良く吸収できる。
ベース部34の後端面には、後述するように温調媒体の往路と復路の間隔を広げるべく、凹部45が形成される。凹部45には、蓋部46が嵌め込まれる。蓋部46は、受け板33の前端面に当接される。蓋部46には温調媒体の往路と復路が形成されるので、シール43は蓋部46を囲むように配置される。
蓋部46には、貫通穴41が形成される。貫通穴41には、ボルト40が挿し通され、第1流路71が配置される。第1流路71が温調媒体の往路である。温調媒体の復路である第4流路74は、接続部73Aよりも第1流路71から遠く離れて配置される。第1流路71に対して直交する方向に、第4流路74と接続部73Aをシフトさせるシフト部73Bが、凹部45の内底面に形成される。
温調媒体は、収容穴44、第1流路71、第2流路72、第3流路73、及び第4流路74を、この順番で流れる。なお、温調媒体の流れは、逆向きでもよい。つまり、温調媒体は、第4流路74、第3流路73、第2流路72、第1流路71、及び収容穴44を、この順番で流れてもよい。
温調媒体による成形材料の冷却効率を高めるべく、第2分割部36は熱伝導率の高い銅(Cu)を含んでもよい。例えば、第2円錐台部61及び凸部62は、銅を含んでもよい。但し、銅は柔らかいので、銅よりも高いヤング率の鋼材を含む受圧部65が第2円錐台部61に埋め込まれてもよい。受圧部65は、ゲート81に対向配置される。成形材料の充填圧による変形を抑制できる。
第1分割部35及びベース部34は、第2分割部36の受圧部65と同様に、金型用として一般的な鋼材を含む。金型用の鋼材としては、例えば日本工業規格JIS G4404:2006に規定されるSKD材などが挙げられる。
コア型31は、第1分割部35と第2分割部36の分割面Pに、成形品9に向けて放射状にガスを噴射する噴射口48を有する。図7に示すように、例えば、第1分割部35の第1円錐台部51の前面には、凹部52の外側にリング状のバッファ溝47が形成され、バッファ溝47からリング状の噴射口48が形成される。ガスの噴射は、型開後、突き出し前に実施される。ガスの噴射圧によって、成形品9のテーパ筒部91をコア型31から離型できる。
ガスの噴射による温調媒体の噴射を抑制すべく、第1分割部35と第2分割部36との間には、リング状のシール49が配置される。シール49は、凹部52の内周面53と凸部62の外周面63の隙間を塞ぎ、温調媒体のバッファ溝47への漏出を防止する。それゆえ、噴射口48から成形品9への温調媒体の噴射を抑制できる。
次に、図8を参照して、変形例に係る可動金型3について説明する。上記実施形態の可動金型3は、第1分割部35が凹部52を含み、第2分割部36が凸部62を含む。一方、本変形例の可動金型3は、第1分割部35が凸部62を含み、第2分割部36が凹部52を含む。つまり、上記実施形態と本変形例とでは、凸部62と凹部52の所属が入れ替わる。上記実施形態では凹部52が第1分割部35に所属し、凸部62が第2分割部36に所属するのに対し、本変形例では凹部52が第2分割部36に所属し、凸部62が第1分割部35に所属する。以下、相違点について主に説明する。
第1分割部35は、例えば前方に向うほど先細り状の第1円錐台部51と、第1円錐台部51の前面の中央に形成される凸部62とを有する。凸部62は前方に真っ直ぐ延びる外周面63を含む。外周面63は、本変形例ではテーパを有しないが、テーパを有してもよく、前方に向かうほど先細り状に形成されてもよい。外周面63のX軸方向に垂直な断面形状は、本変形例では円形であるが、楕円、又は多角形などであってもよい。
第2分割部36は、第1円錐台部51に連続的な前方に向うほど先細り状の第2円錐台部61と、第2円錐台部61の後面の中央に形成される凹部52とを有する。凹部52は、例えば前方に真っ直ぐ延びる内周面53を含む。内周面53は、本変形例ではテーパを有しないが、テーパを有してもよく、前方に向うほど先細り状に形成されてもよい。内周面53のX軸方向に垂直な断面形状は、本変形例では円形であるが、楕円、又は多角形などであってもよい。
凸部62と凹部52は、第1分割部35と第2分割部36の分割面Pに形成され、互いに嵌合される。分割面Pは、例えばX軸方向に対して垂直な平坦面である。但し、分割面Pは、X軸方向に対して傾斜した傾斜面であってもよい。凸部62の外周面63と凹部52の内周面53は、互いに接触し、第1分割部35と第2分割部36の分割面Pでのずれを抑制する。
凸部62の外周面63と凹部52の内周面53のクリアランスは、ボルト40とボルト穴42のクリアランスよりも小さい。凸部62及び凹部52は、ねじ山及びねじ溝に比べて、形状が単純であるので、加工が容易であり、クリアランスが小さい。
クリアランスが小さいので、キャビティ空間8に成形材料を充填する際に、充填圧による第1分割部35と第2分割部36の分割面Pでのずれを低減できる。従って、成形品9の厚みの誤差を抑制できる。
凸部62の外周面63と凹部52の内周面53は、上記の通り、それぞれ、X軸方向に垂直な断面形状が円形である。円形は、多角形とは異なり、角が無いので、クリアランスが均一になる。上記断面形状が円形の場合、円形の周方向の位置を決める位置決めピン11が用いられる。
位置決めピン11は、例えば第1円錐台部51の前面のピン穴と第2円錐台部61の後面のピン穴の両方に嵌合され、X軸に平行な回転中心線を中心とする回転を止める。なお、位置決めピン11のピン穴は、第1円錐台部51の前面と第2円錐台部61の後面の両方に形成されるが、一方のみに形成されてもよい。残りの一方には、位置決めピン11が一体化されてもよい。
ボルト40は、第1分割部35の貫通穴41に挿通され、第2分割部36のボルト穴42に螺合され、第1分割部35と第2分割部36を締結する。貫通穴41は、例えば第1分割部35をX軸方向に貫通して形成される。貫通穴41は、第1分割部35だけではなくベース部34をもX軸方向に貫通して形成される。
ボルト40には、コア型31の温度を調整する温調媒体の第1流路71が形成される。温調媒体は、本変形例では水などの液体であるが、気体であってもよい。但し、液体は、気体に比べて熱容量が大きい点で優れている。
温調媒体は、ボルト40の第1流路71を流れながら、第1分割部35及び第2分割部36の両方から成形材料の熱を吸収する。それゆえ、コア型31の温度を全体的に設定温度に維持できる。
第1流路71は、ボルト40をX軸方向に貫通して形成される。第2分割部36には、凹部52の外側にてボルト40が螺合されるボルト穴42と、ボルト40の第1流路71に接続される第2流路72とが形成される。一方、第1分割部35には、第2流路72に接続される第3流路73が形成される。
温調媒体は、第1流路71から第2流路72を介して第3流路73に流れてもよいし、第3流路73から第2流路72を介して第1流路71に流れてもよい。いずれにしろ、温調媒体を一方通行で流せるので、流れ同士の衝突を抑制でき、流れの停滞を抑制できる。
第2流路72は、ボルト穴42の内底面から、ボルト穴42の延長線上に延びる延長部72Aを含む。ボルト穴42の内底面から、前方に真っ直ぐ延長部72Aを掘削できるので、延長部72Aを容易に加工できる。
なお、延長部72Aは、本変形例ではボルト穴42の内底面に形成されるが、ボルト穴42の側面に形成されてもよい。但し、前者の方が、後者よりも、延長部72Aを容易に加工できる。
また、第2流路72は、第1流路71と凹部52の内周面53の間で温調媒体を移送する移送部72Bを含む。移送部72Bは、例えば延長部72Aと凹部52の内周面53の間で温調媒体を移送する。凹部52の内周面53から移送部72Bを掘削できる。なお、移送部72Bは、延長部72Aに対して垂直に接続されるが、延長部72Aに対して斜めに交わってもよい。
なお、移送部72Bは、凹部52の内周面53から掘削される場合、その加工を容易にすべく、凹部52の径方向外方に向うほど前方に傾斜してもよい。凹部52の内側にて、掘削具であるドリルを傾斜すれば、移送部72Bを形成できる。
移送部72Bは、例えば、延長部72Aの前端に接続される。移送部72Bが延長部72Aの途中に接続される場合に比べて、延長部72Aの前端にも流れを形成でき、流れの滞留を抑制できる。
ボルト40、第1流路71、及び第2流路72は、凹部52の周りに、等間隔で複数配置されてもよく、例えば120°間隔で3つ配置されてもよい。コア型31の周方向の温度分布を均一化できる。
一方、第3流路73は、凸部62の外周面63にて移送部72Bに接続される接続部73Aを含む。凸部62の外周面63から接続部73Aを掘削できるので、接続部73Aを容易に加工できる。
接続部73Aと移送部72Bは、凸部62の外周面63及び凹部52の内周面53にて接続される。それゆえ、接続部73Aと移送部72Bが凸部62の頂面及び凹部52の内底面にて接続される場合に比べて、第2分割部36に第2流路72を容易に形成できる。第2流路72の曲がり角の数が減るからである。
仮に接続部73Aと移送部72Bが凸部62の頂面及び凹部52の内底面にて接続される場合、図8に示す延長部72Aを更にX軸正方向に延長し、その先端から移送部72Bを図8中Z軸正方向に延ばし、更に凹部52の内底面までX軸負方向に延ばすことになるので、第2流路72の曲がり角の数が増える。なお、この場合、接続部73Aは、凸部62の頂面からX軸負方向に延びる。
また、第3流路73は、第1流路71に対して平行に形成される平行部73Bを含む。平行部73Bは、接続部73Aに接続される。平行部73Bは、例えば第1分割部35をX軸方向に貫通して形成される。
平行部73Bは、第1分割部35だけではなくベース部34をもX軸方向に貫通して形成される。ベース部34の後端面から前方に真っ直ぐ平行部73Bを掘削できるので、平行部73Bを容易に加工できる。
接続部73Aは、平行部73Bの前端に接続される。平行部73Bの前端にも流れを形成でき、流れの滞留を抑制できる。従って、図2に示すキャビティ空間8のゲート81の近傍にて成形材料から熱を効率良く吸収できる。
成形材料は、キャビティ空間8に、ゲート81から流れ込む。それゆえ、成形材料は、キャビティ空間8に、ゲート81から熱を持ち込む。本変形例によれば、上記の通り、キャビティ空間8のゲート81の近傍にて成形材料から熱を効率良く吸収できるので、成形材料を効率良く冷却できる。
受け板33の前端面には、ボルト40の頭部を収容する収容穴44が形成される。温調媒体は、収容穴44から第1流路71及び第2流路72(より詳細には第2流路72の延長部72A)にこの順番で真っ直ぐ前方に送られる。
ベース部34の後端面には、後述するように温調媒体の往路と復路の間隔を広げるべく、凹部45が形成される。凹部45には、蓋部46が嵌め込まれる。蓋部46は、受け板33の前端面に当接される。蓋部46には温調媒体の往路と復路が形成されるので、シール43は蓋部46を囲むように配置される。
蓋部46には、貫通穴41が形成される。貫通穴41には、ボルト40が挿し通され、第1流路71が配置される。第1流路71が温調媒体の往路である。温調媒体の復路である第4流路74は、平行部73Bよりも第1流路71から遠く離れて配置される。第1流路71に対して直交する方向に、第4流路74と平行部73Bをシフトさせるシフト部73Cが、凹部45の内底面に形成される。
温調媒体は、収容穴44、第1流路71、第2流路72、第3流路73、及び第4流路74を、この順番で流れる。なお、温調媒体の流れは、逆向きでもよい。つまり、温調媒体は、第4流路74、第3流路73、第2流路72、第1流路71、及び収容穴44を、この順番で流れてもよい。
温調媒体による成形材料の冷却効率を高めるべく、第2分割部36は熱伝導率の高い銅(Cu)を含んでもよい。例えば、第2円錐台部61は、銅を含んでもよい。但し、銅は柔らかいので、銅よりも高いヤング率の鋼材を含む受圧部65が第2円錐台部61に埋め込まれてもよい。受圧部65は、ゲート81に対向配置される。成形材料の充填圧による変形を抑制できる。
第1分割部35及びベース部34は、第2分割部36の受圧部65と同様に、金型用として一般的な鋼材を含む。金型用の鋼材としては、例えば日本工業規格JIS G4404:2006に規定されるSKD材などが挙げられる。
コア型31は、第1分割部35と第2分割部36の分割面Pに、成形品9に向けて放射状にガスを噴射する噴射口48を有する。例えば、第1分割部35の第1円錐台部51の前面には、凸部62の外側にリング状のバッファ溝47が形成され、バッファ溝47からリング状の噴射口48が形成される。ガスの噴射は、型開後、突き出し前に実施される。ガスの噴射圧によって、成形品9のテーパ筒部91をコア型31から離型できる。
ガスの噴射による温調媒体の噴射を抑制すべく、第1分割部35と第2分割部36との間には、リング状のシール49が配置される。シール49は、第1円錐台部51の前面と第2円錐台部61の後面の隙間を塞ぎ、温調媒体のバッファ溝47への漏出を防止する。それゆえ、噴射口48から成形品9への温調媒体の噴射を抑制できる。
以上、本発明に係る金型装置の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態などに限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、及び組み合わせが可能である。それらについても当然に本発明の技術的範囲に属する。
例えば、上記実施形態及び上記変形例では、固定金型2がキャビティ型21を含み、可動金型3がコア型31を含むが、キャビティ型21とコア型31の配置は逆でもよい。つまり、固定金型2がコア型31を含み、可動金型3がキャビティ型21を含んでもよい。
また、上記実施形態及び上記変形例では、金型装置1の型開閉方向は、水平方向であるが、鉛直方向であってもよい。つまり、上記実施形態及び上記変形例では、可動金型3の移動方向は、水平方向であるが、鉛直方向であってもよい。
1 金型装置
2 固定金型
21 キャビティ型
3 可動金型
31 コア型
35 第1分割部
36 第2分割部
40 ボルト
41 貫通穴
42 ボルト穴
48 噴射口
52 凹部
53 内周面
62 凸部
63 外周面
71 第1流路
72 第2流路
73 第3流路
74 第4流路
8 キャビティ空間
9 成形品

Claims (12)

  1. キャビティ型と、
    前記キャビティ型との間にキャビティ空間を形成するコア型とを備え、
    前記コア型は、第1分割部と、前記第1分割部に対して着脱自在に装着される第2分割部とを有し、
    前記第1分割部と前記第2分割部の分割面に、互いに嵌合される凹部と凸部が形成され
    前記第1分割部と前記第2分割部とを締結するボルトを備え、
    前記ボルトには、前記コア型の温度を調整する温調媒体の第1流路が形成され、
    前記第2分割部には、前記ボルトが螺合されるボルト穴と、前記ボルトの前記第1流路に接続される第2流路とが形成され、
    前記第1分割部には、前記第2流路に接続される第3流路が形成される、金型装置。
  2. 前記第1分割部は、前記凹部を含み、
    前記第2分割部は、前記凸部を含み、
    前記ボルトの前記第1流路は、前記ボルトを貫通して形成され、
    前記ボルト穴は、前記凸部の先端面にて前記ボルトが螺合される請求項に記載の金型装置。
  3. 前記第2流路は、前記ボルト穴の内底面から、前記ボルト穴の延長線上に延びる延長部を含む、請求項に記載の金型装置。
  4. 前記第2流路は、前記第1流路と前記凸部の外周面の間で前記温調媒体を移送する移送部を含み、
    前記第3流路は、前記凹部の内周面にて前記移送部に接続される接続部を含む、請求項又はに記載の金型装置。
  5. 前記接続部は、前記第1流路に対して平行に形成される、請求項に記載の金型装置。
  6. 前記第1分割部は、前記凸部を含み、
    前記第2分割部は、前記凹部を含み、
    前記ボルトの前記第1流路は、前記ボルトを貫通して形成され、
    前記ボルト穴は、前記凹部の外側にて前記ボルトが螺合される請求項に記載の金型装置。
  7. 前記第2流路は、前記ボルト穴の内底面から、前記ボルト穴の延長線上に延びる延長部を含む、請求項に記載の金型装置。
  8. 前記第2流路は、前記第1流路と前記凹部の内周面の間で前記温調媒体を移送する移送部を含み、
    前記第3流路は、前記凸部の外周面にて前記移送部に接続される接続部を含む、請求項又はに記載の金型装置。
  9. 前記第3流路は、前記第1流路に対して平行に形成される平行部を含み、
    前記平行部は、前記接続部に接続される、請求項に記載の金型装置。
  10. 前記第1分割部と前記第2分割部の前記分割面に、前記キャビティ空間で成形された成形品に向けて放射状にガスを噴射する噴射口を有する、請求項1~のいずれか1項に記載の金型装置。
  11. 前記第1分割部と前記第2分割部の前記分割面は、前記キャビティ空間で成形される成形品の突き出し方向に対して垂直である、請求項1~10のいずれか1項に記載の金型装置。
  12. 前記第1分割部と前記第2分割部の前記分割面は、前記キャビティ空間で成形される成形品の突き出し方向に対して斜めである、請求項1~10のいずれか1項に記載の金型装置。
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