JP7317462B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、低段圧縮部での中間圧冷媒吐出時における再膨張損失を抑えることができるスクロール圧縮機に関する。
従来から、1つのスクロール圧縮機内に2段の圧縮機構を設けたものがある。例えば、特許文献1には、固定スクロールの圧縮室を2段に区分するランド部を設け、このランド部によって区分された外周側の低段の圧縮機構と内周側の高段の圧縮機構とを形成し、低段の圧縮機構によって圧縮された空気を高段の圧縮機構に導入する2段圧縮のスクロール圧縮機が記載されている。
特開2004-332556号公報
ところで、固定スクロール板状渦巻歯と旋回スクロール板状渦巻歯を互いに噛み合わせて圧縮室を形成し、前記旋回スクロール板状渦巻歯を公転運動させることによって前記圧縮室の冷媒を圧縮するスクロール圧縮機であり、前記固定スクロール板状渦巻歯の中心側の巻始めと外側の巻終わりとの間で前記圧縮室を低段圧縮部と高段圧縮部とに分割する分割壁を設け、前記旋回スクロール板状渦巻歯が前記公転運動に伴って前記分割壁に干渉しないように分断されたスクロール圧縮機では、前記分割壁によって分割された低圧側の前記低段圧縮部に設けられ、低圧冷媒吸込口から吸い込まれた冷媒を中間圧まで圧縮して吐出する中間圧冷媒吐出ポートが設けられる。
低段圧縮部では、旋回スクロール板状渦巻歯の内側に内側圧縮室と旋回スクロール板状渦巻歯の外側に外側圧縮室とが形成されている。上述した中間圧冷媒吐出ポートは、内側圧縮室からの圧縮冷媒と外側圧縮室からの圧縮冷媒とを吐出するが、内側圧縮室では、内側圧縮室から圧縮冷媒を中間圧冷媒吐出ポートに吐出している際、中間圧冷媒吐出ポートの開口を介して内側圧縮室が外側圧縮室に連通して冷媒漏れが発生し、再膨張損失が生じていた(図18(a)参照)。
また、外側圧縮室から圧縮冷媒を中間圧冷媒吐出ポートに吐出する際、外側圧縮室に比して圧力が低い内側圧縮室に冷媒が漏れ、再膨張損失が生じていた(図18(b)参照)。
すなわち、旋回スクロール板状渦巻歯の旋回ごとに、内側圧縮室から外側圧縮室への再膨張損失と外側圧縮室から内側圧縮室への再膨張損失という2度の再膨張損失が生じていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低段圧縮部での中間圧冷媒吐出時における再膨張損失を抑えることができるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるスクロール圧縮機は、固定スクロール板状渦巻歯と旋回スクロール板状渦巻歯を互いに噛み合わせて圧縮室を形成し、前記旋回スクロール板状渦巻歯を公転運動させることによって前記圧縮室の冷媒を圧縮するスクロール圧縮機であり、前記固定スクロール板状渦巻歯の中心側の巻始めと外側の巻終わりとの間で低圧冷媒吸込口から吸い込まれた前記冷媒を低圧から中間圧まで圧縮し中間圧冷媒吐出ポートから吐出する低段圧縮部と該中間圧冷媒吐出ポートから吐出された前記冷媒を中間圧から高圧まで圧縮し高圧冷媒吐出ポートから吐出する高段圧縮部とに分割する分割壁を設けたスクロール圧縮機において、前記中間圧冷媒吐出ポートが、前記低段圧縮部内で前記旋回スクロール板状渦巻歯の先端側が摺動する固定スクロール側摺動面の前記分割壁側に開口を有するように設けられ、前記低段圧縮部において形成される前記旋回スクロール板状渦巻歯内側の内側圧縮室のうち前記分割壁に最近の第1内側圧縮室と前記第1内側圧縮室の上流側に隣接して形成される第2内側圧縮室とを分離し、前記旋回スクロール板状渦巻歯と前記固定スクロール板状渦巻歯とが接する分離接点部分に連通溝を形成し、前記連通溝は、前記第1内側圧縮室が前記中間圧に達した後、該第1内側圧縮室内の冷媒吐出が完了するまでの期間の少なくとも一部において、前記第1内側圧縮室と前記第2内側圧縮室とを連通させることを特徴とする。
また、本発明にかかるスクロール圧縮機は、上記の発明において、前記連通溝は、前記第1内側圧縮室が、前記開口を介して、前記低段圧縮部において形成される前記旋回スクロール板状渦巻歯の外側の外側圧縮室であって前記分割壁に最近の第1外側圧縮室に連通する前に、前記第2内側圧縮室に連通するように形成されていることを特徴とする。
また、本発明にかかるスクロール圧縮機は、上記の発明において、前記連通溝は、前記固定スクロール板状渦巻歯の側面及び/または前記旋回スクロール板状渦巻歯の側面に形成されることを特徴とする。
また、本発明にかかるスクロール圧縮機は、上記の発明において、前記連通溝は、前記固定スクロール板状渦巻歯側の摺動面に形成されることを特徴とする。
また、本発明にかかるスクロール圧縮機は、上記の発明において、前記固定スクロール板状渦巻歯の側面に形成された連通溝は、前記固定スクロール板状渦巻歯側の摺動面下に延長して形成されることを特徴とする。
また、本発明にかかるスクロール圧縮機は、上記の発明において、前記開口は、前記固定スクロール側摺動面における開口面が、前記低段圧縮部の幅方向中心線よりも内側に重心を有することを特徴とする。
また、本発明にかかるスクロール圧縮機は、上記の発明において、前記開口は、前記固定スクロール板状渦巻歯の側面に沿って連続的に離散配置された複数の円形開口であることを特徴とする。
本発明によれば、低段圧縮部において形成される旋回スクロール板状渦巻歯内側の内側圧縮室のうち分割壁に最近の第1内側圧縮室と前記第1内側圧縮室の上流側に隣接して形成される第2内側圧縮室とを分離する、旋回スクロール板状渦巻歯と前記固定スクロール板状渦巻歯とが接する分離接点部分に連通溝を形成し、前記連通溝は、前記第1内側圧縮室が中間圧に達した後、該第1内側圧縮室内の冷媒吐出が完了するまでの期間の少なくとも一部において、前記第1内側圧縮室と第2内側圧縮室とを連通させるようにしているので、低段圧縮部での中間圧冷媒吐出時における再膨張損失を抑えることができる。
図1は、本発明の実施の形態であるスクロール圧縮機が適用される熱サイクルシステムの概要構成を示す回路図である。 図2は、図1に示した熱サイクルシステムのP-H線図である。 図3は、スクロール圧縮機の構造を示す断面図である。 図4は、図3に示したA-A線断面図である。 図5は、図3に示した固定スクロールと旋回スクロールの断面図である。 図6は、図4に示した固定スクロールを斜め下からみた斜視図である。 図7は、図6に示した連通溝の構成を示す拡大図である。 図8は、図4に示した旋回スクロールを斜め上からみた斜視図である。 図9は、図8に示した連通溝の構成を示す拡大図である。 図10は、図4に示した連通溝の構成を示すB-B線断面図である。 図11は、中間圧冷媒吐出ポートの開口形状及び配置位置を示す中間圧冷媒吐出ポート近傍の拡大図である。 図12は、連通溝を用い、図11に示した中間圧冷媒吐出ポートを介した具体的な圧縮冷媒吐出行程を説明する説明図である(その1)。 図13は、連通溝を用い、図11に示した中間圧冷媒吐出ポートを介した具体的な圧縮冷媒吐出行程を説明する説明図である(その2)。 図14は、連通溝を用い、図11に示した中間圧冷媒吐出ポートを介した具体的な圧縮冷媒吐出行程を説明する説明図である(その3)。 図15は、連通溝を用い、図11に示した中間圧冷媒吐出ポートを介した具体的な圧縮冷媒吐出行程を説明する説明図である(その4)。 図16は、連通溝を用い、図11に示した中間圧冷媒吐出ポートを介した具体的な圧縮冷媒吐出行程を説明する説明図である(その5)。 図17は、連通溝を用い、図11に示した中間圧冷媒吐出ポートを介した具体的な圧縮冷媒吐出行程を説明する説明図である(その6)。 図18は、従来の中間圧冷媒吐出ポートとした場合の内側圧縮室及び外側圧縮室のPV線図及びその説明図である。 図19は、改良例の中間圧冷媒吐出ポートとした場合の内側圧縮室及び外側圧縮室のPV線図及びその説明図である。 図20は、本発明の中間圧冷媒吐出ポート及び連通溝を設けた場合の内側圧縮室及び外側圧縮室のPV線図及びその説明図である。 図21は、連通溝の変形例を示す断面図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
(適用システムの概要)
図1は、本発明の実施の形態であるスクロール圧縮機2が適用される熱サイクルシステム1の概要構成を示す回路図である。また、図2は、図1に示した熱サイクルシステム1のP-H線図である。また、スクロール圧縮機2は、2段圧縮機である。さらに、熱サイクルシステム1の熱サイクルは、2段圧縮2段膨張サイクルである。
スクロール圧縮機2の高段側圧縮室において、冷媒循環量GHの高圧冷媒RHが生成され、生成された高圧冷媒RHが凝縮器3に導入される(図2の点P2から点P3)。高圧冷媒RHは、凝縮器3によって放熱凝縮され、さらに、過冷却器4によって過冷却される(図2の点P3から点P4)。その後、高圧冷媒RHは、高段膨張弁5で減圧膨張されて(図2の点P4から点P5)中間圧冷媒RMとなって気液分離器6に導入される。中間圧冷媒RMのうちの蒸気である気体状態の中間圧冷媒RM1は、スクロール圧縮機2の高段側圧縮室に導入される(図2の点P2)。一方、中間圧冷媒RMのうちの液体状態の中間圧冷媒RM2は、低段膨張弁7で減圧膨張されて(図2の点P6から点P7)低圧冷媒RLとなって蒸発器8に導入される。蒸発器8において、低圧冷媒RLが蒸発され(図2の点P7から点P1)、スクロール圧縮機2の低段側圧縮室に導入される(図2の点P1)。
その後、スクロール圧縮機2の低段側圧縮室において、低圧冷媒RLは中間圧冷媒RM3まで圧縮される。そして、スクロール圧縮機2の高段側圧縮室において、中間圧冷媒RM1,RM3は高圧冷媒RHまで圧縮される。したがって、スクロール圧縮機2の低段側圧縮室には、気液分離器6によって分離された液体状態の冷媒が、冷媒循環量GLだけ導入される。一方、スクロール圧縮機2の高段側圧縮室には、気液分離器6によって分離された気体状態の冷媒循環量GMと、低段側圧縮室から導入される冷媒循環量GLとが加算された冷媒循環量GHの冷媒が導入される。すなわち、高段側圧縮室に導入される冷媒の循環量は、低段側圧縮室に導入される冷媒の循環量よりも大きい。
(スクロール圧縮機)
図3は、スクロール圧縮機2の構造を示す断面図である。図3に示すように、固定スクロール11および旋回スクロール12は、低段側圧縮室として機能する後述する低段圧縮部40と高段側圧縮室として機能する後述する高段圧縮部41とを形成して2段圧縮を行う。図3に示すように、固定スクロール11および旋回スクロール12は、筐体10a,10bによって形成された筐体10内に設けられる。2段圧縮は、旋回スクロール12が固定スクロール11に対して回転方向ALで公転運動することによって行われる。クランクシャフト13は、図示しない回転駆動源からの回転力を旋回スクロール12に伝達する。スラスト軸受14は、旋回スクロール12の回転に対してスラスト方向に軸支する。筐体10内には、中間圧室16と高圧室17とが形成される。なお、クランクシャフト13には、旋回スクロール12の公転運動に対する回転バランスをとるためのバランスウェイト15が設けられている。
低圧冷媒吸込配管L1は、低圧冷媒RLを低段圧縮部40に導入する配管である。中間圧冷媒吸込配管L2は、中間圧冷媒RM1を中間圧室16に導入する配管である。高圧冷媒吐出配管L3は、高段圧縮部41から吐出弁18及び高圧室17を介して吐出された高圧冷媒RHを筐体10外に吐出する配管である。
(2段圧縮機構)
図4は、図3に示したA-A線断面図である。さらに、図5は、図3に示した固定スクロール11と旋回スクロール12の断面図である。また、図6は、図4に示した固定スクロール11を斜め下からみた斜視図である。さらに、図7は、図6に示した連通溝71の構成を示す拡大図である。また、図8は、図4に示した旋回スクロール12を斜め上からみた斜視図である。さらに、図9は、図8に示した連通溝72の構成を示す拡大図である。また、図10は、図4に示した連通溝71,72の構成を示すB-B線断面図である。図4~図10に示すように、固定スクロール11は、台板11a上に立設した固定スクロール板状渦巻歯11bを有する。旋回スクロール12は、台板12a上に立設した旋回スクロール板状渦巻歯12bを有する。固定スクロール11と旋回スクロール12とは、固定スクロール板状渦巻歯11bの先端と旋回スクロール板状渦巻歯12bの先端とを互いに噛み合わせて、低段圧縮部40と高段圧縮部41とを形成する。そして、低段圧縮部40および高段圧縮部41内で、旋回スクロール12の外側および内側に圧縮室を形成し、旋回スクロール12を公転運動させることによって圧縮室の容積を減少させて圧縮室を中心側に移動させることにより、圧縮室の冷媒を圧縮する。
図4に示すように、固定スクロール11には、固定スクロール板状渦巻歯11bの中心側の巻始めの位置PAと外側の巻終わりの位置PBとの間で圧縮室を分割するように隣接する固定スクロール板状渦巻歯11b間を連接した分割壁20が設けられる。さらに、旋回スクロール板状渦巻歯12bには、分割壁20に対応する位置で旋回スクロール12の公転運動に伴って分割壁20に干渉しないように分断された分断領域E(図8参照)が形成される。分割壁20によって低段圧縮部40と高段圧縮部41とが形成される。また、図5~図9に示すように、分断領域Eの形成によって旋回スクロール板状渦巻歯12bは、低段圧縮部40内で公転運動する旋回スクロール板状渦巻歯32と高段圧縮部41内で公転運動する旋回スクロール板状渦巻歯33とによって構成される。また、分割壁20によって固定スクロール板状渦巻歯11bは、低段圧縮部40を形成する固定スクロール板状渦巻歯30と高段圧縮部41を形成する固定スクロール板状渦巻歯31によって構成される。なお、中間圧冷媒吐出ポート23の開口は、低段圧縮部40内で旋回スクロール板状渦巻歯32の先端32a側(図8参照)が摺動する固定スクロール側摺動面S23(図6参照)の分割壁20側に設けられる。
低段圧縮部40における旋回スクロール板状渦巻歯32の外側の巻終わり位置には、低圧冷媒吸込口21が形成され、低圧冷媒吸込口21は、低圧冷媒吸込配管L1に接続される。また、低段圧縮部40における旋回スクロール板状渦巻歯32の巻始め位置には、低段圧縮部40において圧縮された中間圧冷媒RM3を中間圧室16に吐出する中間圧冷媒吐出ポート23が形成される。さらに、高段圧縮部41における旋回スクロール板状渦巻歯33の外側の巻終わり位置には、中間圧室16に通じて中間圧冷媒RM1,RM3を吸い込む中間圧冷媒吸込口22が形成される。また、高段圧縮部41における旋回スクロール板状渦巻歯33の内側の巻始め位置、すなわち中心には、高圧冷媒吐出ポート24が形成される。高圧冷媒吐出ポート24は、吐出弁18を介して高圧室17に連通し、高圧冷媒吐出配管L3を介して、高段圧縮部41で圧縮された高圧冷媒RHを外部に吐出する。
ここで、高段圧縮部41に吸い込まれる冷媒の循環量は、低段圧縮部40に吸い込まれる冷媒の循環量よりも多いため、図5に示すように、高段圧縮部41を形成する固定スクロール板状渦巻歯31および旋回スクロール板状渦巻歯33の高さh2を、低段圧縮部40を形成する固定スクロール板状渦巻歯30および旋回スクロール板状渦巻歯32の高さh1よりも高くしている。高さh1,h2を調整することによって、高段圧縮部41の圧縮容積を低段圧縮部40の圧縮容積よりも大きくすることができる。これによって、高段の圧縮機構に高段の膨張弁で膨張された中間圧の冷媒が導入され、高段の圧縮機構に導入される冷媒の循環量が低段に導入される冷媒の循環量より大きくなっても、簡単な構成で装置の小型化を実現できる。
なお、図5に示すように、固定スクロール板状渦巻歯11bの先端側および旋回スクロール板状渦巻歯12bの先端側には、それぞれチップシール51,52が設けられる。チップシール51,52は、上述した低段圧縮部40および高段圧縮部41による圧縮時に、固定スクロール板状渦巻歯11bの外側と内側との間の冷媒漏れ、および旋回スクロール板状渦巻歯12bの外側と内側との間の冷媒漏れを実質的に防止している。
(中間圧冷媒吐出ポートの開口形状及び配置位置)
図4,6~9に示すように、中間圧冷媒吐出ポート23は、固定スクロール板状渦巻歯30の固定スクロール側摺動面S23の分割壁20側であって、固定スクロール板状渦巻歯30の内側側面に沿って連続的に離散配置される複数の円形開口を有する。本実施の形態では、中間圧冷媒吐出ポート23は、4つの円形開口を有する。中間圧冷媒吐出ポート23は、固定スクロール板状渦巻歯30の内側側面に沿って延びる長穴形状の開口を有してもよい。しかし、旋回スクロール板状渦巻歯32の先端側に配置されるチップシール52の脱落を防止するため、中間圧冷媒吐出ポート23は、連続的に離散配置される複数の円形開口を有することが好ましい。
また、図11に示すように、中間圧冷媒吐出ポート23を構成する複数の円形開口の重心位置Gは、低段圧縮部40の固定スクロール側摺動面S23の幅方向中心線C1よりも内側に配置される。この重心位置Gとは、固定スクロール側摺動面S23における開口面の重心位置のことを指す。この場合、個別の開口面が全て重心を幅方向中心線C1よりも内側に有する必要はなく、開口面全体での平均重心位置が幅方向中心線C1よりも内側であればよい。なお、本実施の形態では、各円形開口は、各円形開口面の全領域が幅方向中心線C1よりも内側に配置されている。このような中間圧冷媒吐出ポート23の開口形状及び配置位置とすることによって、内側圧縮室60-1の圧縮冷媒の吐出時に、内側圧縮室60-1が外側圧縮室61-1と連通して冷媒が外側圧縮室61-1側に再膨張する回転角が遅くなり、再膨張損失が低減される。なお、本実施の形態では開口を複数の円形開口により形成しているが、全て同じ形状である必要はなく、楕円や多角形などの開口で形成してもよく、複数の形状を組み合わせてもよい。
(連通溝の形成)
図4,6~10に示すように、低段圧縮部40において形成される旋回スクロール板状渦巻歯32の内側の内側圧縮室のうち、分割壁20に最近の第1内側圧縮室60-1と第1内側圧縮室60-1の上流側に隣接して形成される第2内側圧縮室60-2とを分離し、旋回スクロール板状渦巻歯32と固定スクロール板状渦巻歯30とが接する分離接点部分CP1に、連通溝71,72が形成される。連通溝71,72は、第1内側圧縮室60-1が中間圧に達した後、第1内側圧縮室60-1内の冷媒吐出が完了するまでの期間、第1内側圧縮室60-1と第2内側圧縮室60-2とを連通させる。なお、連通溝71,72は、第1内側圧縮室60-1が中間圧に達した後、第1内側圧縮室60-1内の冷媒吐出が完了するまでの期間の少なくとも一部において、第1内側圧縮室60-1と第2内側圧縮室60-2とを連通させるように形成してもよい。
連通溝71は、固定スクロール板状渦巻歯30の側面に形成される。また、連通溝72は、旋回スクロール板状渦巻歯32の側面に形成される。図10に示すように連通溝71と連通溝72とは、固定スクロール板状渦巻歯30の側面と旋回スクロール板状渦巻歯32の側面とが当接した場合に、それぞれが合わさって1つの連通口73を形成する。なお、連通口73は、連通溝71のみで形成してもよいし、連通溝72のみで形成してもよい。連通口73の開口面積が大きい程、圧力損失を低減することができる。
また、図4に示すように、連通溝71,72は、第1内側圧縮室60-1が、中間圧冷媒吐出ポート23の開口を介して、低段圧縮部40において形成される旋回スクロール板状渦巻歯32の外側の外側圧縮室であって分割壁20に最近の第1外側圧縮室61-1に連通する前に、第2内側圧縮室60-2に連通するように形成されている。
すなわち、連通溝71,72は、それぞれ分割壁20端部の分離接点部分CP0から、中間圧冷媒吐出ポート23の開口が第1外側圧縮室61-1に連通する直前に、旋回スクロール板状渦巻歯32の側面が固定スクロール板状渦巻歯30の側面に接する分離接点部分CP1まで延びるように形成されている。この分離接点部分CP1では、連通口73が形成される。この分離接点部分CP1は、第1内側圧縮室60-1と第2内側圧縮室60-2との境界部分であり、圧縮行程が進むにつれて、分割壁20側に移動する。
(低段圧縮部における圧縮冷媒吐出行程)
次に、図12~17を参照して、連通溝71,72を用い、中間圧冷媒吐出ポート23を介した具体的な圧縮冷媒吐出行程について説明する。まず、図12に示すように、旋回スクロール板状渦巻歯32の巻始めの位置P11は、回転方向ALで示すように公転する。図12の状態では、第1内側圧縮室60-1の圧縮冷媒が圧縮されつつ、中間圧冷媒吐出ポート23から吐出されるとともに第1外側圧縮室61-1が圧縮される。
さらに公転して、図13の回転角に近づくにつれて、第1内側圧縮室60-1の圧縮冷媒の吐出が終了に近づく。これまでの間で、中間圧冷媒吐出ポート23の開口は、第1外側圧縮室61-1に連通しておらず、第1内側圧縮室60-1の圧縮冷媒の吐出を、再膨張の損失なく行うことができる。そして、図13に示した回転角で、連通溝71,72は、第1内側圧縮室60-1内と第2内側圧縮室60-2とを連通する連通口73を形成し、第1内側圧縮室60-1内の圧縮冷媒は、第2内側圧縮室60-2内に再膨張する。これにより、第2内側圧縮室60-2内の冷媒圧力は増大しはじめ、第1内側圧縮室60-1内の冷媒圧力は減少する。ただし、第1内側圧縮室60-1内の圧縮冷媒の吐出は、ほとんど終了している。
さらに、公転すると、図14に示すように、中間圧冷媒吐出ポート23の開口の一部が第1外側圧縮室61-1に連通し、第1内側圧縮室60-1内の冷媒圧力は低くなっているため、第1外側圧縮室61-1の圧縮冷媒は、中間圧冷媒吐出ポート23を介して第1内側圧縮室60-1内に微小に膨張するものの第1内側圧縮室60-1の冷媒圧力とほぼ同じになる。
そして、公転に伴い、図15に示すように、第1内側圧縮室60-1、第2内側圧縮室60-2、及び第1外側圧縮室61-1は、互いに連通し、それぞれが同時に圧縮される。
さらに、公転に伴い、図16及び図17に示すように、第1外側圧縮室61-1内の圧縮冷媒は徐々に圧縮されて吐出圧まで上昇し、中間圧冷媒吐出ポート23側に圧縮冷媒が吐出される。なお、図16の回転角では、第1内側圧縮室60-1の吐出行程は終了する。その後、回転角が進んで、図17に示すように第1外側圧縮室61-1の吐出行程となり、図12の状態に戻る。
なお、図16に示すように、連通溝71,72は、分離接点部分CP1から分離接点部分CP0まで形成され、第1内側圧縮室60-1が中間圧に達した後、第1内側圧縮60-1室内の冷媒吐出が完了するまでの期間、第1内側圧縮室60-1と第2内側圧縮室60-2とを連通させるようにしている。しかし、これに限定されず、第1内側圧縮室60-1が中間圧に達した後、第1内側圧縮60-1室内の冷媒吐出が完了するまでの期間の少なくとも一部において、第1内側圧縮室60-1と第2内側圧縮室60-2とが連通するようにしてもよい。例えば、図16に示すように、分離接点部分CP1から分離接点部分CP1´までの間のみに連通溝71,72を形成してもよい。
したがって、図13の回転角以降、第1内側圧縮室60-1から第2内側圧縮室60-2への再膨張損失があるものの、その後、第1内側圧縮室60-1、第2内側圧縮室60-2、及び第1外側圧縮室61-1は、互いに連通し、それぞれが同時に圧縮され、図16の回転角における第1外側圧縮室61-1から第2内側圧縮室60-2への再膨張損失が実質的になくなり、吐出行程全体の再膨張損失が低減される。さらに、急激な再膨張による旋回スクロール12の駆動負荷変動が小さくなるため、スクロール圧縮機2の全体的な駆動効率が向上する。
(従来、改良例、及び本発明の比較)
図18は、従来の中間圧冷媒吐出ポート23Aとした場合の内側圧縮室及び外側圧縮室のPV線図及びその説明図である。なお、図18のPV線図における破線は理想圧縮時のPV線図を示している。図18に示した従来の中間圧冷媒吐出ポート23Aは、低段圧縮部40の分割壁20端側であって幅方向中心線C1のほぼ中央に円形の開口を有するものである。
図18に示すように、内側圧縮室60-1の吐出行程前半と外側圧縮室61-1の吐出行程後半における点PT21で、外側圧縮室61-1から内側圧縮室60-1への再膨張が生じ、斜線で示すように、内側圧縮室60-1で大きな再膨張損失が生じる。また、内側圧縮室60-1の吐出行程後半と外側圧縮室61-1の吐出行程前半における点PT22で、内側圧縮室60-1から外側圧縮室61-1への再膨張が生じ、斜線で示すように、外側圧縮室61-1で大きな再膨張損失が生じる。
図19は、改良例の中間圧冷媒吐出ポート23Bとした場合の内側圧縮室及び外側圧縮室のPV線図及びその説明図である。図19に示した改良例の中間圧冷媒吐出ポート23Bは、固定スクロール側摺動面S23の幅方向中心線C1よりも内側に重心を有する開口を有する。この低段圧縮部40の分割壁20端側であって幅方向中心線のほぼ中央に円形の開口を有するものである。中間圧冷媒吐出ポート23Bは、長穴形状であるが、図4に示した中間圧冷媒吐出ポート23と同じ機能を有する。
図19に示すように、内側圧縮室60-1の吐出行程前半と外側圧縮室61-1の吐出行程後半における点PT11で、外側圧縮室61-1から内側圧縮室60-1への再膨張が生じ、斜線で示すように、内側圧縮室60-1で大きな再膨張損失が生じる。また、内側圧縮室60-1の吐出行程後半と外側圧縮室61-1の吐出行程前半における点PT12で、内側圧縮室60-1から外側圧縮室61-1への再膨張が生じ、斜線で示すように、外側圧縮室61-1で再膨張損失が生じる。
ここで、点PT12以降における、外側圧縮室61-1の再膨張損失は、図18に示した点PT22以降における、外側圧縮室61-1の再膨張損失に比して小さい。この改良例では、図19に示した中間圧冷媒吐出ポート23Bが図18に示した中間圧冷媒吐出ポート23Aに比して、内側に寄っているため、内側圧縮室60-1から外側圧縮室61-1への再膨張が生じる回転角が遅くなり、再膨張される冷媒量が低減されて再膨張損失が小さくなる。
図20は、本発明の中間圧冷媒吐出ポート23及び連通溝71,72を設けた場合の内側圧縮室及び外側圧縮室のPV線図及びその説明図である。図20に示した本発明の中間圧冷媒吐出ポート23は、図19に示した中間圧冷媒吐出ポート23Bと同様に、固定スクロール側摺動面S23の幅方向中心線C1よりも内側に重心を有する開口を有する。また、図4に示したように、固定スクロール板状渦巻歯30の側面に連通溝71が形成され、旋回スクロール板状渦巻歯32の側面に連通溝72が形成されている。
図20に示すように、内側圧縮室60-1の吐出行程前半における点PT1で連通溝71,72が形成する連通口73によって第1内側圧縮室60-1から第2内側圧縮室60-2に冷媒が膨張し、第2内側圧縮室60-2では、斜線で示すように、再膨張による再膨張損失が生じる。しかし、第1外側圧縮室61-1の吐出行程では、点PT1直後の点PT2以降、第1外側圧縮室61-1から中間圧冷媒吐出ポート23を介して第1内側圧縮室60-1に冷媒が微小に膨張するものの第1内側圧縮室60-1の冷媒圧力とほぼ同じになり、第1外側圧縮室61-1の再膨張損失は実質的になくなる。その後、第1内側圧縮室60-1、第2内側圧縮室60-2、及び第1外側圧縮室61-1は、旋回スクロール12の旋回に伴って同時に圧縮され、吐出圧である中間圧Pmに達する。したがって、第1内側圧縮室60-1の再膨張損失は生じるものの、第1外側圧縮室61-1の再膨張損失が実質的に生じないため、改良例に比してさらに、吐出行程全体の再膨張損失が低減される。
(連通溝の変形例)
図21は、連通溝の変形例を示す断面図である。上述した実施の形態では、固定スクロール板状渦巻歯30の側面に連通溝71が形成され、旋回スクロール板状渦巻歯32の側面に連通溝72が形成されていたが、図21に示すように、旋回スクロール板状渦巻歯32の固定スクロール側摺動面S23に連通溝71,72に対応する連通溝74を形成してもよい。また、連通溝72と連通溝74との間を連通させる延長溝72aを形成してもよい。
さらに、連通溝71,72は、高さ方向の中央部の溝深さを深く、もしくは溝高さを高くするようにしてもよい。中央部の溝深さや高さを大きくしても、固定スクロール板状渦巻歯30及び旋回スクロール板状渦巻歯32の強度を、ある程度維持することができるからである。また、連通溝71aのように、断面をテーパ状にしてもよい。この場合、チップシール52の保持に影響を及ぼさないように、先細りのテーパ先端方向をチップシール52側とすることが好ましい。なお、連通溝74のみを単独で形成してもよい。
なお、上記の実施の形態及び変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 熱サイクルシステム
2 スクロール圧縮機
3 凝縮器
4 過冷却器
5 高段膨張弁
6 気液分離器
7 低段膨張弁
8 蒸発器
10,10a,10b 筐体
11 固定スクロール
11a,12a 台板
11b 固定スクロール板状渦巻歯
12 旋回スクロール
12b 旋回スクロール板状渦巻歯
13 クランクシャフト
14 スラスト軸受
15 バランスウェイト
16 中間圧室
17 高圧室
18 吐出弁
20 分割壁
21 低圧冷媒吸込口
22 中間圧冷媒吸込口
23,23A,23B 中間圧冷媒吐出ポート
24 高圧冷媒吐出ポート
30,31 固定スクロール板状渦巻歯
32,33 旋回スクロール板状渦巻歯
40 低段圧縮部
41 高段圧縮部
51,52 チップシール
60-1 第1内側圧縮室(内側圧縮室)
60-2 第2内側圧縮室
61-1 第1外側圧縮室(外側圧縮室)
71,72,71a,74 連通溝
72a 延長溝
73 連通口
AL 回転方向
C1 幅方向中心線
E 分断領域
G 重心位置
CP0,CP1,CP1´ 分離接点部分
GH 冷媒循環量
GL 冷媒循環量
GM 冷媒循環量
L1 低圧冷媒吸込配管
L2 中間圧冷媒吸込配管
L3 高圧冷媒吐出配管
P1~P7,PT1,PT2,PT11,PT12,PT21,PT22 点
P11,PA,PB 位置
Pm 中間圧
RH 高圧冷媒
RL 低圧冷媒
RM,RM1~RM3 中間圧冷媒

Claims (6)

  1. 固定スクロール板状渦巻歯と旋回スクロール板状渦巻歯を互いに噛み合わせて圧縮室を形成し、前記旋回スクロール板状渦巻歯を公転運動させることによって前記圧縮室の冷媒を圧縮するスクロール圧縮機であり、前記固定スクロール板状渦巻歯の中心側の巻始めと外側の巻終わりとの間で低圧冷媒吸込口から吸い込まれた前記冷媒を低圧から中間圧まで圧縮し中間圧冷媒吐出ポートから吐出する低段圧縮部と該中間圧冷媒吐出ポートから吐出された前記冷媒を中間圧から高圧まで圧縮し高圧冷媒吐出ポートから吐出する高段圧縮部とに分割する分割壁を設けたスクロール圧縮機において、
    前記中間圧冷媒吐出ポートが、前記低段圧縮部内で前記旋回スクロール板状渦巻歯の先端側が摺動する固定スクロール側摺動面の前記分割壁側に開口を有するように設けられ、
    前記低段圧縮部において形成される前記旋回スクロール板状渦巻歯内側の内側圧縮室のうち前記分割壁に最近の第1内側圧縮室と前記第1内側圧縮室の上流側に隣接して形成される第2内側圧縮室とを分離し、前記旋回スクロール板状渦巻歯と前記固定スクロール板状渦巻歯とが接する分離接点部分に連通溝を形成し、前記連通溝は、前記第1内側圧縮室が前記中間圧に達した後、該第1内側圧縮室内の冷媒吐出が完了するまでの期間の少なくとも一部において、前記第1内側圧縮室と前記第2内側圧縮室とを連通させ、
    前記連通溝は、前記第1内側圧縮室が、前記開口を介して、前記低段圧縮部において形成される前記旋回スクロール板状渦巻歯の外側の外側圧縮室であって前記分割壁に最近の第1外側圧縮室に連通する前に、前記第2内側圧縮室に連通するように形成して、前記第1内側圧縮室から前記第1外側圧縮室への再膨張をなくすことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記連通溝は、前記固定スクロール板状渦巻歯の側面及び/または前記旋回スクロール板状渦巻歯の側面に形成されることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記連通溝は、前記旋回スクロール板状渦巻歯が摺動する固定スクロール側摺動面に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記連通溝は、前記固定スクロール板状渦巻歯の側面に形成されるものであって、当該連通溝は、前記旋回スクロール板状渦巻歯が摺動する固定スクロール側摺動面まで延長して形成されることを特徴とする請求項に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記開口は、前記固定スクロール側摺動面における開口面が、前記低段圧縮部の幅方向中心線よりも内側に重心を有することを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記開口は、前記固定スクロール板状渦巻歯の側面に沿って連続的に離散配置された複数の円形開口であることを特徴とする請求項5に記載のスクロール圧縮機。
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