JP7315938B1 - クーポン販促循環方法、プログラム、およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる事業者間においてクーポンの相互利用を可能にしつつ、事業者間の公平性を高めることのできる技術的な手段を提供する。【解決手段】本発明は、コンピュータシステムが実施するクーポン販促循環方法であって、次のステップを備える。クーポン発行ステップは、「ユーザに無償提供するクーポン点数」と「発行元ID」とが管理されたクーポンをデータ生成して前記ユーザに発行する発行処理を行う。クーポン清算ステップは、発行された前記クーポンの使用に対して、前記クーポンの使用先と、前記クーポンの前記発行元IDが示す前記発行元との間で、前記クーポン点数に関する清算処理を行う。報酬循環ステップは、前記クーポンの使用先から前記クーポンによる販促報酬を受け取る受取処理を行い、前記クーポンの前記発行元IDが示す前記発行元に対して前記販促報酬の部分または全部の給付処理を行う。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 [掲載年月日] 2022年8月8日 [掲載アドレス]https://www.poitan.jp/archives/99271 [掲載年月日] 2022年8月11日 [掲載アドレス]https://youtu.be/rA-fnuxpEYI [掲載年月日] 2022年8月12日 [掲載アドレス]https://news.infoseek.co.jp/article/atpress_321680/ [掲載年月日] 2022年10月5日 [掲載アドレス]https://point-kikou.co.jp/
本発明は、クーポン販促循環方法、クーポン販促循環プログラム、およびクーポン販促循環システムに関する。
従来から、携帯端末のアプリなどを介して、消費者にクーポン(商品券や割引券や優待券などに相当する電子データ)を無償で贈答するクーポンサービスが知られている。消費者は、受け取ったクーポンを商品やサービスの購入額に充当することが可能になる。
また、地域の商店会などでは、お客様の囲い込みによる販売促進を目的に、特定の地域内でのみ使用可能な独自クーポンのサービスをキャンペーンとして展開することが知られている。
さらに、特許文献1には「異なる事業者間において発行されたポイントを移行条件(変換率など)に基づいて移行することで、異なる事業者において相互にポイント使用を可能にする」旨のビジネスモデルが開示される。
特開2010-262566号公報
特許文献1の技術では、異なる事業者間において、個別に発行されたポイントが相互に使用可能になる。そのため、ユーザ側においては、ポイント使用の自由度が高まり、ポイントの利便性が高くなるという利点がある。
しかしながら、特許文献1の技術は、ユーザの支払いに対して発行されるポイントであって、ユーザに無償で提供するクーポンではない点で、上述したクーポンの技術とは異なる。
この特許文献1のポイントをクーポンに単に置き換えるだけでは、クーポンを発行する事業者側において、次の理由のため、事業上の利点が十分とはいえない。
まず、クーポン使用の自由度が高まれば、クーポンによるお客様の囲い込みができないため、収益が下がるという問題が生じる。
また、事業者が発行したクーポンが他の事業者で使用された場合、他の事業者の販売促進のためにクーポン発行の負担金を払うことになり、ビジネス上の公平性が損なわれるという問題が生じる。
そこで、本発明は、上述した問題の少なくとも一つを解決するために、異なる事業者間においてクーポンの相互利用を可能にしつつ、事業者間の公平性を高めることのできる技術的な手段を提供することを目的とする。
本発明は、コンピュータシステムが実施するクーポン販促循環方法であって、次のステップを備える。
クーポン発行ステップは、「ユーザに無償で提供するクーポン点数」と「前記クーポン点数の発行元に固有の発行元ID」とが管理されたクーポンをデータ生成して前記ユーザに発行する発行処理を行う。
クーポン清算ステップは、発行された前記クーポンの使用に対して、前記クーポンの使用先と、前記クーポンの前記発行元IDが示す前記発行元との間で、使用された前記クーポン点数に関する清算処理を行う。
報酬循環ステップは、前記クーポンの使用先から前記クーポンによる販促の成功報酬(以下「販促報酬」という)を受け取る受取処理を行い、使用された前記クーポンの前記発行元IDが示す前記発行元に対して前記販促報酬の部分または全部の給付処理を行う。
本発明によるクーポン販促循環の技術によれば、クーポン使用先の事業者からクーポン発行元の事業者へ販促報酬を給付する。この販促報酬のやりとりが継続することによって、事業者の相互間において販促報酬が循環するようになる。その結果、異なる事業者間においてクーポンの相互利用を可能にすることでユーザの利便性を高めつつ、販促報酬の循環によって事業者側の公平性を高めることが技術的に可能になる。
なお、上述した以外の課題、構成および効果の詳しい内容については、後述する実施形態において説明される。
図1は、実施例1の全体構成を例示するブロック図である。 図2は、データベース140のデータ構成を例示する図である。 図3は、クーポン販促循環方法におけるクーポン発行の動作を例示する流れ図である。 図4は、クーポン販促循環方法におけるクーポン清算時の動作を例示する流れ図(前半)である。 図5は、クーポン販促循環方法におけるクーポン清算時の動作を例示する流れ図(後半)である。 図6は、実施例2の全体構成を例示するブロック図である。 図7は、実施例3におけるクーポン発行部110の動作を例示する流れ図である。 図8は、実施例3におけるクーポン清算部120の動作を例示する流れ図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
なお、ここでの説明では、個々の動作の主体を明確にするため、請求項中の『〇△ステップ』に相当する動作を、『〇△部』を主体にした動作として記述する。
《実施例1の全体構成》
図1は、実施例1の全体構成を例示するブロック図である。
図1の全体構成は、ユーザ(お客様)に加えて、クーポン販促循環システム100、および事業者システム200から概略構成される。
この内、事業者システム200は、ユーザに対するクーポンの発行清算などを事業者側で分担する。このような事業者システム200としては、例えば、事業者の店頭コンピュータ(POSなど)、クーポンサービス用の情報端末、または事業者の電子商取引(オンラインショッピングなど)に使用されるコンピュータシステムなどが該当する。
なお、以下の説明を分かりやすくするため、事業者システム200の内、クーポンの発行にかかる部分をクーポン発行元システム200αとし、クーポンの清算にかかる部分をクーポン使用先システム200βとして説明する。
一方、クーポン販促循環システム100は、インターネットなどの通信回線を介して事業者システム200に通信接続し、クーポンサービスの全体的なコントロールを行う。
このクーポン販促循環システム100は、クーポン発行部110、クーポン清算部120、報酬循環部130、およびデータベース140を備える。さらに、報酬循環部130は、所有率分配部131a、充当率分配部131b、履歴管理部132、および例外処理部133を備える。
これら構成の内、クーポン発行部110は、ユーザが事業者のキャンペーンやアプリや広告などを利用した際に、「クーポン点数」と「クーポンの発行元ID」とが管理されたクーポンをデータ生成する。クーポン発行部110は、データ生成したクーポンの発行情報を直接またはクーポン発行元システム200αを介してユーザに無償で提供(発行)する。
一方、クーポン発行部110は、将来のクーポン清算に備えるため、クーポン点数に相当する引受額を、クーポンを発行する事業者のクーポン発行元システム200αから受納処理または予納処理によって保持する。
なお、クーポン発行部110は、クーポンの発行に際して、発行するクーポンすべてを独自クーポン(使用先を発行元が範囲指定したクーポン)にしたり、通常のクーポンと独自クーポンの発行割合などを、クーポン発行元システム200αごとに選択可能にすることもできる。
クーポン清算部120は、ユーザがクーポンをクーポン使用先システム200βでの支払い処理に充当した場合、充当されたクーポン点数の相当分を、発行元IDが示すクーポン発行元システム200αから保持した引受額からクーポン使用先システム200βに補填することで、クーポンの清算処理を行う。
報酬循環部130は、クーポンの使用先であるクーポン使用先システム200βからクーポンによる販促の成功報酬(以下「販促報酬」という)を受け取る受取処理を行う。さらに、報酬循環部130は、使用されたクーポンの発行元IDが示すクーポン発行元システム200αに対して販促報酬の部分または全部を給付する給付処理を行う。
データベース140は、クーポンサービスの運営に関するデータ群を保持する。なお、このデータベース140については、クーポン販促循環システム100の内部に備えずに、外部のデータサーバーなどを使用してもよい。
所有率分配部131aは、ユーザによるクーポンの使用に際して、ユーザが所有するクーポン点数の所有比率を発行元ごとに求める。所有率分配部131aは、求めた所有比率の割合で、販促報酬の給付分を発行元にそれぞれ分配して給付する処理を行う。
なお、所有率分配部131aは、所有比率を発行元ごとに求める際に、独自クーポンを所有比率の計算から除く。
充当率分配部131bは、クーポンの清算に充当する際のクーポン点数の充当比率を発行元ごとに求める。充当率分配部131bは、求めた充当比率の割合で、販促報酬の給付分を発行元にそれぞれ分配する給付処理を行う
履歴管理部132は、ユーザごとにクーポンの所有履歴を管理する。
例外処理部133は、履歴管理部132が管理する所有履歴を参照して、ユーザがクーポンの使用先を発行元とするクーポンを所有した自己販促履歴を求める。例外処理部133は、この自己販促履歴に基づいて、ユーザが使用先の自己販促客といえるか否かを推定する。例外処理部133は、自己販促客と推定された場合に、販促報酬の受取処理および給付処理を行わない例外処理を行う。
《データベース140のデータ構成》
図2は、データベース140のデータ構成を例示する図である。
以下、図2を参照して、クーポン販促循環システム100が使用するデータ群について説明する。なお、図2に示す構成の内、図1と同じ構成については、ここでの重複説明を省略する。
図2において、データベース140は、ユーザデータベース141、履歴データベース142、販促報酬データベース143、および清算データベース144を備える。
この内、ユーザデータベース141は、ユーザが所有するクーポンを管理するためのデータ群を保持する。例えば、このデータ群は、次のようなデータを含む。
・ユーザID(ユーザに固有のID情報)
・発行元ID(クーポンを発行する事業者に固有のID情報)
・クーポン点数(ユーザの支払いに応じて付与される点数、清算により消滅する)
・クーポン発行日(クーポンの発行された日時)
・独自クーポンか否か(独自クーポンとして発行されたか否かを示すフラグ情報)
履歴データベース142は、クーポンの所有履歴に関するデータ群を保持する。例えば、このデータ群は、次のようなデータを含む。
・ユーザID
・発行元ID
・クーポンの所有履歴(ユーザが所有したクーポンの履歴データ)
販促報酬データベース143は、販促報酬の受取処理と給付処理に関するデータ群を保持する。例えば、このデータ群は、次のようなデータを含む。
・発行元ID
・販促報酬額(クーポン使用先から販促報酬として受け取る報酬額)
・給付分(クーポン発行元へ給付する給付額)
・分配明細(販促報酬の分配明細)
清算データベース144は、クーポンの発行時および精算時の収支処理に関するデータ群を保持する。例えば、このデータ群は、次のようなデータを含む。
・発行元ID
・予納額(クーポン発行元から将来のクーポン発行に備えて予納された額)
・引受額(クーポンの発行時に将来のクーポン清算に備えて引き受けて保持する額)
・返却額(後述する留保クーポンについて返却した額)
なお、上述したクーポン販促循環システム100は、ハードウェアとしてCPU(Central Processing Unit)やメモリなどを備えたコンピュータシステムとして構成してもよい。このハードウェアがコンピュータ可読媒体に記憶された「クーポン販促循環プログラム」を実行することによって、上述したクーポン販促循環システム100の各部機能が実現する。
このようなハードウェアの一部または全部については、専用の装置、機械学習マシン、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)、PLD(programmable logic device)などで代替してもよい。
また、ハードウェアやプログラムの一部または全部をクラウド上のサーバに集中または分散してクラウドシステムを構成することによって、クーポンサービスを提供する複数のクライアント端末に対して「クーポン販促循環方法」のサービスを提供してもよい。
《クーポン発行の処理》
次に、実施例1のクーポン発行時の動作について説明する。
図3は、クーポン販促循環方法におけるクーポン発行の動作を説明する流れ図である。
以下、図3に示すステップ番号の順に説明する。
ステップS101: ユーザ(お客様)がクーポンサービスの提供店(事業者)のキャンペーンやアプリや広告などを利用すると、事業者から『ユーザに対するクーポンの発行依頼(発行元ID・ユーザID・クーポン点数など)』が送信される。クーポン発行部110は、この発行依頼の情報を受け付ける。
ステップS102: クーポン発行部110は、クーポン発行元システム200αとの間で、発行依頼に基づいてクーポン点数を確定する。クーポン発行部110は、そのクーポン点数を将来精算する際に必要な費用(引受額)を算出し、クーポン発行元システム200αに請求する。クーポン発行元システム200αは、クーポン販促循環システム100に対して、引受額を電子的に支払う。クーポン発行部110は、引受額を保持したことを清算データベース144に記録する。
なお、クーポン発行元システム200αは、クーポン販促循環システム100に対して所定額を電子的に予納することもできる。その場合、クーポン発行部110は、予納分から引受額の相当分を電子的に減算することで、引受額を保持してもよい。
ステップS103: クーポン発行部110は、今回発行するクーポンを、使用先を発行元やそのグループ内に範囲指定するか否か(独自クーポンか否か)をクーポン発行元システム200αに確認する。
ステップS104: クーポン発行部110は、ステップS101~S103で得られた情報に基づいて、発行するクーポンのデータ(ユーザID、発行元ID、クーポン点数、クーポン発行日、独自クーポンか否か・・など)を生成して、ユーザデータベース141に記録する。
ステップS105: クーポン発行部110は、ステップS104で記録したクーポンの発行情報をクーポン発行元システム200αに通知する。
ステップS106: クーポン発行部110またはクーポン発行元システム200αは、クーポンの発行情報をユーザが所有する携帯端末のアプリやカード情報などによってユーザに伝達する。
ステップS107: 履歴管理部132は、今回発行したクーポンのデータを、ユーザのクーポンの所有履歴に加えるため、履歴データベース142に記録する。
上述した一連の動作により、クーポン販促循環方法におけるクーポン発行の動作が完了する。
《クーポン精算と販促報酬の処理》
続いて、実施例1のクーポン精算と販促報酬の処理について説明する。
図4および図5は、クーポン販促循環方法におけるクーポン清算時の動作を説明する流れ図である。
以下、図4および図5に示すステップ番号の順に説明する。
ステップS201: ユーザ(お客様)がクーポンサービスの提供店(事業者)で支払いにクーポンを充当すると、事業者のクーポン使用先システム200βからクーポン販促循環システム100へクーポン使用の通知(ユーザID、利用先IDなど)が送信される。ここでの利用先IDは、クーポン利用先の事業者に固有のID情報である。クーポン清算部120は、このクーポン使用の通知を受け付ける。
ステップS202: クーポン清算部120は、ユーザIDをユーザデータベース141に照会し、ユーザが所有するクーポン点数から、利用先IDに使用不可の独自クーポンの分を除いて、利用先の支払いに充当可能なクーポン点数を情報取得する。
ステップS203: クーポン清算部120は、充当可能なクーポン点数をクーポン使用先システム200βに通知する。クーポン使用先システム200βは、支払いに充当するクーポン点数を確定し、確定したクーポン点数をクーポン清算部120に通知する。
ステップS204: 所有率分配部131aは、現時点でユーザが所有するクーポン(使用先に使用不可の独自クーポンを除く)のクーポン点数を発行元ごとに分類し、ユーザ所有のクーポン点数に占める発行元ごとのクーポン点数の占有率を所有比率として求める。
ステップS205: 充当率分配部131bは、現時点でユーザが所有するクーポン(使用先に使用不可の独自クーポンを除く)から、今回の支払いに充当するクーポン点数の割り当てを発行元ごとに決定する。例えば、この割り当てには、ステップS204で分類した「発行元ごとのクーポン点数」を、所定の割り当て方式(比例配分やドント方式やサン=ラグ方式や最大剰余方式や最高平均方式やヘアー方式やドループ方式やハ-ゲン・ビショップ方式・・など)で割り当てることによって行われる。
充当率分配部131bは、このように割り当てた「発行元ごとのクーポン点数」が、充当するクーポン点数に占める占有率を充当比率として求める。
ステップS206: クーポン清算部120は、支払いに充当するクーポン点数を、ユーザデータベース141のユーザが所有するクーポン点数から発行元ごとに減算する。
ステップS207: クーポン清算部120は、支払いに充当するクーポン点数に相当する清算額を、清算データベース144の引受額から発行元ごとに減算する。
ステップS208: クーポン清算部120は、支払いに充当するクーポン点数に相当する引受額を清算額としてクーポン使用先システム200βに対して電子的に補填して、クーポンの清算を完了する。
ステップS211: 例外処理部133は、履歴データベース142をユーザIDで参照し、所定期間前まで遡って、ユーザがクーポンの使用先で発行したクーポンの所有履歴を有するか否かを判定する。例えば、この所定期間については、クーポンの使用先の職種や購入品や支払い規模などに応じて、ユーザが使用先の自己販促客として統計的に推定可能な購入間隔に相当する期間に設定される。
ステップS212: ユーザが自己販促客でないと推定された場合、例外処理部133は動作をステップS213に移行する。
一方、ユーザが自己販促客と判定された場合、使用先それ自体によるクーポン発行によって販促(すなわち自己販促)がなされたと判断されるため、他の事業者のクーポン発行が使用先の販売促進に貢献したとは言い難い。そのため、例外処理部133は、これ以降の販促報酬の受取処理および給付処理を行わない例外処理として、精算時の動作を完了する。
ステップS213: 報酬循環部130は、ユーザの支払い額や事業者の利潤額などに応じて、クーポンによる販促報酬を算出する。ここでの販促報酬とは、クーポンの相互利用のシステムが販売促進につながった分を評価する一種の成功報酬である。一例として、販促報酬は、『ユーザの支払い額』や『事業者の利潤額』や『クーポンの相互利用のシステムの導入前後の標準的な売上上昇』などの一部を根拠に算定される。この販促報酬は、事業者の側から見ると販売促進のための経費であって、売上アップまた売上維持のためのコンサルタント料に該当する。
ステップS214: 報酬循環部130は、算出した販促報酬をクーポン使用先システム200βからコンサルタント料として電子的に受け取る受取処理を行う。報酬循環部130は、この受取処理を販促報酬データベース143に記録する。
ステップS215: 報酬循環部130は、販促報酬に占めるシステム経費を算定する。このシステム経費は、クーポン販促循環システム100を永続的に運営するために必要な経費である。報酬循環部130は、成功報酬からシステム経費を除いた分を、クーポンの発行元に給付する給付分に決定する。この給付分は、発行したクーポンが他の事業者の販売促進に貢献したことを評価するための循環型の成功報酬であり、ビジネス上の公平性を高めるものである。
ステップS216: 報酬循環部130は、クーポン販促循環システム100の事前設定などに基づいて、所有率分配部131aと充当率分配部131bのどちらか一方を選択的に使用する。所有率分配部131aが選択された場合、報酬循環部130は、ステップS217に動作を移行する。また、充当率分配部131bが選択された場合、報酬循環部130は、ステップS218に動作を移行する。
ステップS217: 所有率分配部131aは、給付分を所有比率の割合で発行元ごとに分配し、販売促進に対する循環型の成功報酬として発行元(クーポン発行元システム200α)ごとに電子的に給付する。この処理の後、所有率分配部131aは、ステップS219に動作を移行する。
ステップS218: 充当率分配部131bは、給付分を充当比率の割合で発行元ごとに分配し、販売促進に対する循環型の成功報酬として発行元(クーポン発行元システム200α)ごとに電子的に給付する。この処理の後、充当率分配部131bは、ステップS219に動作を進める。
ステップS219: 報酬循環部130は、販促報酬の分配明細を販促報酬データベース143に記録する
上述した一連の動作により、クーポン販促循環方法におけるクーポン清算と販促報酬の動作が完了する。
《実施例1の効果》
以下、実施例1が奏する効果について説明する。
(1)先行技術(特許文献1)で説明したように、事業者の間でクーポンの相互利用が可能になれば、ユーザの利便性は高まる一方、事業者側ではお客様の囲い込みができない分だけ収益が下がるという問題が生じる。さらに、事業者が発行したクーポンが他の事業者で使われた場合、他の事業者の販売促進のためにクーポン発行の負担金を払うことになり、ビジネス上の公平性を損なうという問題が生じる。
そこで、本実施例1は、ユーザがクーポンを使用した際に、クーポンの使用先からクーポンの発行元へ、販売促進の貢献分を販促報酬として戻すことによって、販促報酬を事業者間に継続して全体で循環させる。その結果、本実施例1は、クーポンの相互利用によってユーザの利便性を高めつつ、販促報酬の循環によって事業者間の収益バランスを高めて公平性を保つ仕組みが技術的に実現する。
ちなみに、クーポンの清算額がクーポン点数に相当するのに対し、販促報酬はユーザの支払い額や事業者の利潤額に応じる額である点で、両者は異なる額になる。そのため、小さなクーポンの清算額の負担で、それ以上の販促報酬が発生するケースも生じうる。そのため、クーポン清算の負担額とは異なるスケールで、クーポンの使用先での販促成功の度合いに応じて販促報酬が循環するという点で、本実施例1は優れている。
(2)本実施例1では、ユーザごとにクーポンの所有履歴を管理し、所有履歴に基づいてユーザが今回の使用先にとって自己販促客であったか否かを推定する。使用先の自己販促客と推定された場合には、他の事業者のクーポン発行は使用先の販売促進に貢献したとは言い難い。そこで、本実施例1は、自己販促客と推定された場合に、販促報酬の受取処理および給付処理を例外的に行わない。したがって、本実施例1は、他の事業者のクーポンが販売促進に実質貢献しない自己販促客を例外として除くことによって、販促報酬をさらに公平に循環させる仕組みが技術的に実現する。
(3)本実施例1では、ユーザが所有するクーポン点数の所有比率を発行元ごとに求め、その所有比率の割合で販促報酬の給付分を発行元に分配する。そのため、そのユーザに対してクーポンを多く発行していた事業者ほど、他の事業者の販売促進に貢献したと評価して販促報酬が多く配分されることになる。その結果、本実施例1は、販促報酬をさらに公平に循環する仕組みが技術的に実現する。
(4)なお、独自クーポンについては、他の事業者での使用ができないため、他の事業者の販売促進には実質的に貢献しない。そこで、本実施例1では、独自クーポンを除いて、ユーザが所有するクーポンの所有比率を求める。その所有比率に従って販促報酬を事業者に配分することによって、本実施例1は、販促報酬をさらに公平に循環する仕組みが技術的に実現する。
(5)さらに、本実施例1では、ユーザのクーポンの清算に充当するクーポン点数の充当比率を発行元ごとに求め、その充当比率の割合で販促報酬の給付分を発行元に分配する。そのため、他の事業者に対してクーポン清算に多く充当される事業者ほど、他の事業者の販売促進に貢献したと評価して販促報酬が多く配分されることになる。その結果、本実施例1は、販促報酬をさらに公平に循環する仕組みが技術的に実現する。
続いて、実施例2では、事業者側で個々にユーザ認証を行うケースについて説明する。
《実施例2の全体構成》
図6は、実施例2の全体構成を例示するブロック図である。
図6において、実施例2の構成上の特徴は、クーポン販促循環システム500が、ユーザが保有する端末装置510(携帯端末やパソコンなど)内に認証部511を備える点である。その他の構成については、実施例1と同じ構成のため、ここでの重複説明を省略する。
なお、この認証部511の機能は、クーポン処理のためのアプリ(コンピュータ可読媒体に記憶されたプログラム)を端末装置510(コンピュータ)で実行することによって実現してもよい。
また、認証部511に該当する認証機能が、端末装置510(端末自体やブラウザアプリなど)に予め備わっている場合、クーポン販促循環システム500は、ここで説明する認証部511の代わりとして、端末装置510の認証機能をそのまま使用してもよい。
《実施例2の動作上の特徴点》
この認証部511は、ユーザが事業者システム200にログインする際に使用した認証情報を、ユーザの許諾確認を取った上で情報取得する。
例えば、ここでユーザから情報取得する認証情報は、次のようなデータ項目を備える。
・事業者ごとの識別情報(事業者IDや接続URLや接続ドメインなど)
・事業者ごとのログイン時にユーザが使用するユーザID
・事業者ごとのログイン時にユーザが使用するパスワード
・その他
認証部511は、情報取得した認証情報を暗号化した上で、事業者別に分類して、個々の端末装置510内のメモリや、クラウドサーバ上のユーザ固有領域などに保存して管理する。
認証部511は、端末装置510においてログイン画面を検知すると、次の認証の動作を開始する。
[1]認証部511は、ログイン画面から事業者の識別情報を検出する。
[2]認証部511は、管理中の認証情報を、事業者の識別情報で照会し、該当する事業者のユーザIDとパスワードを決定する。
[3]認証部511は、決定したユーザIDとパスワードを、ログイン画面に自動入力して、ユーザのログイン操作を支援(または自動でログイン)する。
クーポン発行部110は、認証部511によってログインを完了した端末装置510に対して、クーポン発行元システム200αを介して「ユーザに無償で提供するクーポン点数」と「クーポン点数の発行元に固有の発行元ID」とが管理されたクーポンをデータ生成してユーザの端末装置510に発行する発行処理を行う。
クーポン清算部120は、認証部511によってログインを完了した『ユーザの端末装置510』とクーポン使用先システム200βとの間でクーポンの使用を受け付けると、クーポンの使用先と、クーポンの発行元IDが示す発行元との間で、使用されたクーポン点数に関する清算処理を行う。
なお、その他の動作は、実施例1と同様であるため、ここでの重複説明を省略する。
《実施例2の効果》
実施例2は、上述した実施例1の効果に加えて、次の効果を奏する。
(1)複数の事業者間でクーポンを共用可能にしても、クーポン使用にあたっては、個々の事業者システム200に対して、それぞれにログインする必要があった。そのため、事業者ごとに行うログイン操作の手間によって、共用可能なクーポンの利便性が損なわれるという問題があった。
そこで、本実施例2では、認証部511(または端末装置510の認証機能)が事業者ごとのログイン操作の支援(または自動でログイン)を行う。したがって、本実施例2は、事業者それぞれに必要なログイン操作の手間が少なくなり、ユーザにとって共用可能なクーポンの利便性が高くなるという点で優れている。
続いて、実施例3では、クーポンが未使用のまま放置されるケースについて説明する。
《実施例3の全体構成》
実施例3の全体構成については、実施例1または実施例2と同様であるため、ここでの重複説明を省略する。
《留保クーポンに関する返金処理》
図7は、実施例3におけるクーポン発行部110の動作を例示する流れ図である。
以下、図7に示すステップ番号に沿って説明する。
ステップS301: クーポン発行部110は、ユーザデータベース141に照会して、未使用のクーポンについて、クーポン発行日から現時点までの経過時間を算出する。
ステップS302: クーポン発行部110は、算出した経過時間に基づいて、発行後に「所定の経過時間」を超えて未使用のクーポン(以下「留保クーポン」という)を選別する。ここでの「所定の経過時間」は、クーポンが今後使用される見込みが少ないと推定するための閾値であって、クーポン使用の統計的な結果や、機械学習による推定などから決定してもよい。
ステップS303: クーポン発行部110は、清算データベース144に照会して、選別された留保クーポンの分の引受額を情報取得する。クーポン発行部110は、留保クーポンの引受額に応じて、発行元に一時返却する返却額を確定する。例えば、クーポン発行部110は、引受額そのままを返却額として確定してもよい。また、クーポン発行部110は、システム運営に必要な手数料分だけ引受額から割り引いて、返却額を確定してもよい。さらに、クーポン発行部110は、発行元に対するクーポン販促の功労報奨分だけ引受額を割増しして、返却額を確定してもよい。
ステップS304: クーポン発行部110は、留保クーポンの発行元IDが示すクーポン発行元システム200αに対して、確定した返却額を返却する処理を電子的に行う。なお、発行元が予納処理を行っている場合、クーポン発行部110は、清算データベース144に対して、予納額に返却額を加算する処理によって、返却額の返却を行ってもよい。
ステップS305: クーポン発行部110は、清算データベース144に対して、引受額から返却額を減算するデータ更新を行う。さらに、クーポン発行部110は、清算データベース144に対して、留保クーポンの返却額を記録する処理を行う。
以上の一連の動作によって、今後使用される見込みが少ない留保クーポンについて、発行元に対する返金処理が完了する。
《留保クーポンがその後に使用された際の清算処理》
図8は、実施例3におけるクーポン清算部120の動作を例示する流れ図である。
図8に示すステップS401~S404の処理は、図4のステップS205とS206との間に挿入して実行される。
以下、図8に示すステップ番号に沿って説明する。
ステップS401: ユーザが使用可能なクーポンには、留保クーポンが一部混在する場合がある。そこで、クーポン清算部120は、ユーザデータベース141を照会して、支払いに充当するクーポン点数をクーポン発行日の新しい順に充当する。この充当ルールによって、留保クーポン(または留保クーポンにこれからなり売る発行日の古いクーポン)の充当が極力回避される。
ステップS402: クーポン清算部120は、支払いに充当するクーポンに、留保クーポンが含まれるか否かを判定する。留保クーポンの充当が有る場合、クーポン清算部120はステップS403に動作を進める。一方、留保クーポンの充当が無い場合、クーポン清算部120は、図4のステップS206へ動作を移行する。
ステップS403: クーポン清算部120は、留保クーポンの返却額の相当分をクーポン発行元システム200αからの受納処理によって、再調達する。なお、発行元が予納処理を行っている場合、クーポン清算部120は、清算データベース144に対して、予納額から返却額を受納する処理によって、返却額の再調達を行ってもよい。
ステップS404: クーポン清算部120は、清算データベース144に対して、該当する引受額に返却額の相当分(実際には再調達できた額)を加算するデータ処理を行う。さらに、クーポン清算部120は、清算データベース144に対して、該当する留保クーポンの返却額を、再調達済みという理由から記録抹消する。ここでの処理の後、クーポン清算部120は、図4のステップS206へ動作を移行する。
以上の一連の動作によって、留保クーポンの使用に際して、返却額の相当分を引受額に戻す処理が完了する。
《実施例3の効果》
実施例3は、上述した実施例1および実施例2の効果に加えて、次の効果を奏する。
(1)一般に、発行されたクーポンは長期にわたって放置され、結果的に使用されないケースがある。このような場合、事業者から引受額を徴収したままにすることは、事業者側において無駄な出費になってしまうという問題点が生じる。
そこで、本実施例3では、所定の経過時間を超えて今後使用される見込みが少ない留保クーポンについて、発行元に対する返金処理を行う。したがって、本実施例3は、留保クーポンの返金処理によって、事業者側の無駄な出費を技術的に軽減できるという点で優れている。
(2)本実施例3では、返金済みの留保クーポンをユーザが支払いに充当する場合、留保クーポンの返却額の相当分を受納処理または予納処理によって再調達する。したがって、本実施例3は、返金済みの留保クーポンについても、通常のクーポンと同じく支払い処理に充当可能になるという点で優れている。
(3)特に、本実施例3では、クーポン発行日の新しいクーポンを優先して支払いに充当する。この充当ルールによって、留保クーポンや、これから留保クーポンになり売る発行日の古いクーポンをなるべく使用せずに残存させることが可能になる。したがって、本実施例3は、留保クーポンをなるべく残存させて返金処理を行うことで事業者の権益を技術的に守る点と、その後の留保クーポンの再調達にかかる処理を技術的に減らす点という、二重の点で優れている。
《その他の補足事項》
なお、上述した実施形態では、クーポンの引受額および清算額、ならびに販促報酬の受取処理および給付処理などを逐次的に行う場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、これらの収支を一定間隔おき(日毎、月毎、年毎など)にプラスマイナスを相殺して行うことによって、収支処理の回数を減らしてもよい。
また、上述した実施形態では、これらの収支を金額の電子的なやりとりによって行っている。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、クーポンの引受額および清算額、ならびに販促報酬の受取額および給付額などの金額を、相当するデータ点数(クーポン点数など)に代えて、データ点数のやりとりによって行ってもよい。
さらに、上述した実施形態では、クーポンを使用したユーザが、使用先を発行元とするクーポン点数を所定期間前に遡って所有していたか否かによって、ユーザが使用先の自己販促客か否かを推定している。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
例えば、所定期間を設けずに、クーポンを使用したユーザが使用先を発行元とするクーポン点数を過去所有していたか否かによって自己販促客か否かを直截的に推定してもよい。この直截的な推定によれば、自己販促客の可能性が少しでもある場合に必ず自己販促客と推定するため、自己販促客か否かの推定処理の曖昧さを無くすことができる。
また例えば、ユーザが使用先を発行元とするクーポンを所有した自己販促履歴を時間軸上の履歴パターンとして求める。この履歴パターンと自己販促客か否かの教師値を学習データとして、学習モデルの機械学習を行うことにより、自己販促客か否かの推定器が作成される。この推定器に『ユーザが使用先を発行元とするクーポンを所有した履歴パターン』を入力することによって、ユーザが使用先の自己販促客か否かを推定してもよい。
また、上述した実施形態において、『ユーザに無償で提供するクーポン』と『ユーザの消費(支払い)に応じて付与するポイント』を併用してもよい。本来はクーポンとポイントは発生処理が異なる別個のデータであるが、一旦発生した後には両者の交換率(等価交換も含む)に従って両者をデータ処理上で一括に扱ってもよい。
なお、本発明は、上記した実施形態の内容に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために全体を詳細に説明したものであり、本発明は必ずしも説明した全ての構成や全てのステップを備えるものに限定されない。そのため、実施形態の一部を部分的に抽出しても、請求項にかかる本発明となりうる点に留意されたい。
また、実施形態の個々の要素を適宜に組み合わせてもよい。さらに、実施形態に対して、構成やステップを追加・削除・置換をすることも可能である。
100...クーポン販促循環システム、110...クーポン発行部、120...クーポン清算部、130...報酬循環部、131a...所有率分配部、131b...充当率分配部、132...履歴管理部、133...例外処理部、140...データベース、141...ユーザデータベース、142...履歴データベース、143...販促報酬データベース、144...清算データベース、200...事業者システム、200α...クーポン発行元システム、200β...クーポン使用先システム、500...クーポン販促循環システム、510...端末装置、511...認証部

Claims (11)

  1. コンピュータシステムが実施するクーポン販促循環方法であって、
    「ユーザに無償で提供するクーポン点数」と「前記クーポン点数の発行元に固有の発行元ID」とが管理されたクーポンをデータ生成して前記ユーザに発行する発行処理を行うクーポン発行ステップと、
    発行された前記クーポンの使用に対して、前記クーポンの使用先と、前記クーポンの前記発行元IDが示す前記発行元との間で、使用された前記クーポン点数に関する清算処理を行うクーポン清算ステップと、
    前記クーポンの使用先から前記クーポンによる販促の成功報酬(以下「販促報酬」という)を受け取る受取処理を行い、使用された前記クーポンの前記発行元IDが示す前記発行元に対して前記販促報酬の部分または全部の給付処理を行う報酬循環ステップと、
    を備えることを特徴とするクーポン販促循環方法。
  2. 請求項1に記載のクーポン販促循環方法であって、
    前記報酬循環ステップは、
    前記ユーザごとに前記クーポンの所有履歴を管理する履歴管理ステップと、
    前記所有履歴に基づいて、前記ユーザが前記使用先を前記発行元とする前記クーポンを所有した自己販促履歴を求め、前記自己販促履歴に基づいて前記ユーザが前記使用先の自己販促客か否かを推定し、自己販促客と推定された場合に前記販促報酬の前記受取処理および前記給付処理を行わない例外処理を行う例外処理ステップとを含む
    ことを特徴とするクーポン販促循環方法。
  3. 請求項1に記載のクーポン販促循環方法であって、
    前記報酬循環ステップは、
    前記ユーザによる前記クーポンの使用に際して前記ユーザが所有する前記クーポン点数の所有比率を前記発行元ごとに求め、前記販促報酬の給付分を前記所有比率の割合で前記発行元に分配して前記給付処理を行う所有率分配ステップを含む
    ことを特徴とするクーポン販促循環方法。
  4. 請求項3に記載のクーポン販促循環方法であって、
    前記クーポン発行ステップは、使用先を前記発行元に範囲指定した前記クーポン(以下「独自クーポン」という)の発行処理を前記発行元ごとに選択可能であり、
    前記所有率分配ステップは、前記所有比率を前記発行元ごとに求める際に、前記独自クーポンを前記所有比率の計算から除く
    ことを特徴とするクーポン販促循環方法。
  5. 請求項1に記載のクーポン販促循環方法であって、
    前記報酬循環ステップは、
    前記クーポンの清算に充当する前記クーポン点数の充当比率を前記発行元ごとに求め、前記販促報酬の給付分を前記充当比率の割合で前記発行元に分配して前記給付処理を行う充当率分配ステップを含む
    ことを特徴とするクーポン販促循環方法。
  6. 請求項1に記載のクーポン販促循環方法であって、
    前記クーポン発行ステップは、前記ユーザに前記クーポンを贈答する事業者のシステム(以下「クーポン発行元システム」という)から、前記クーポン点数の相当分の引受額を受納処理または予納処理によって保持して、前記ユーザへ前記クーポンの前記発行処理を行い、
    前記クーポン清算ステップは、前記ユーザが前記クーポンを事業者のシステム(以下「クーポン使用先システム」という)の支払い処理に充当した場合、充当された前記クーポン点数の相当分を、前記発行元IDが示す前記クーポン発行元システムから保持した前記引受額から前記クーポン使用先システムに補填することで、前記クーポンの前記清算処理を行う
    ことを特徴とするクーポン販促循環方法。
  7. 請求項1に記載のクーポン販促循環方法であって、
    前記ユーザの保有する端末装置において、事業者のシステムにログインするための前記事業者ごとの認証情報を管理し、前記認証情報を用いて前記事業者ごとのログインを行う認証ステップを備え、
    前記クーポン発行ステップは、前記認証ステップによってログインを完了した『前記ユーザの前記端末装置』に対して、『前記事業者のシステム』を介して「前記ユーザに無償で提供する前記クーポン点数」と「前記クーポン点数の前記発行元に固有の前記発行元ID」とが管理された前記クーポンをデータ生成して前記ユーザに発行する発行処理を行い、
    前記クーポン清算ステップは、前記認証ステップによってログインを完了した『前記ユーザの前記端末装置』と『前記事業者のシステム』との間で前記クーポンの使用を受け付けると、前記クーポンの使用先と、前記クーポンの前記発行元IDが示す前記発行元との間で、使用された前記クーポン点数に関する清算処理を行う、
    ことを特徴とするクーポン販促循環方法。
  8. 請求項1に記載のクーポン販促循環方法であって、
    前記ユーザの保有する端末装置が、事業者のシステムにログインするための前記事業者ごとの認証情報を管理し、前記認証情報を用いて前記事業者ごとのログインを行う認証機能を備えた場合、
    前記クーポン発行ステップは、前記認証機能によってログインを完了した『前記ユーザの前記端末装置』に対して、『前記事業者のシステム』を介して「前記ユーザに無償で提供する前記クーポン点数」と「前記クーポン点数の前記発行元に固有の前記発行元ID」とが管理された前記クーポンをデータ生成して前記ユーザに発行する発行処理を行い、
    前記クーポン清算ステップは、前記認証機能によってログインを完了した『前記ユーザの前記端末装置』と『前記事業者のシステム』との間で前記クーポンの使用を受け付けると、前記クーポンの使用先と、前記クーポンの前記発行元IDが示す前記発行元との間で、使用された前記クーポン点数に関する清算処理を行う、
    ことを特徴とするクーポン販促循環方法。
  9. 請求項6に記載のクーポン販促循環方法であって、
    前記クーポン発行ステップは、前記クーポンの発行後の経過時間を管理し、所定の経過時間の後に未使用の前記クーポン(以下「留保クーポン」という)について、前記留保クーポンの前記引受額に応じた返却額を前記発行元IDが示す前記クーポン発行元システムに返却する返却処理を行い、
    前記クーポン清算ステップは、前記返却処理の後に、前記留保クーポンが前記クーポン使用先システムの支払い処理に充当された場合、前記留保クーポンの返却額の相当分を、前記発行元IDが示す前記クーポン発行元システムからの受納処理または予納処理によって再調達して前記引受額を復元し、前記引受額から前記クーポン使用先システムに補填することで、前記クーポンの前記清算処理を行う
    ことを特徴とするクーポン販促循環方法。
  10. コンピュータシステムに
    請求項1~9のいずれか一項に記載のクーポン販促循環方法を実行させる
    ことを特徴とするクーポン販促循環プログラム。
  11. 「ユーザに無償で提供するクーポン点数」と「前記クーポン点数の発行元に固有の発行元ID」とが管理されたクーポンをデータ生成して前記ユーザに発行する発行処理を行うクーポン発行部と、
    発行された前記クーポンの使用に対して、前記クーポンの使用先と、前記クーポンの前記発行元IDが示す前記発行元との間で、使用された前記クーポン点数に関する清算処理を行うクーポン清算部と、
    前記クーポンの使用先から前記クーポンによる販促の成功報酬(以下「販促報酬」という)を受け取る受取処理を行い、使用された前記クーポンの前記発行元IDが示す前記発行元に対して前記販促報酬の部分または全部の給付処理を行う報酬循環部と、
    を備えることを特徴とするクーポン販促循環システム。
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