JP7314670B2 - 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムに関する。
情報を符号化したコード画像に関する技術が検討されている。例えば、特許文献1には、基材上に表示されているバーコードのクワイエットゾーンに赤外線吸収物質又は赤外線反射物質を用いて自身を識別するためのドットコードを表示した識別体が記載されている。また、特許文献2には、印刷物中にあって目立ちつつも、デザインの邪魔にならないように、図の周囲に枠を設けた枠付きバーコードが記載されている。
特開2018-190327号公報 特開2007-18478号公報
透明トナーで形成される一次元コードや二次元コード等のコード画像は通常、人に視認されないため、用紙のどこに印刷されているか利用者が認識できず、スマートフォン等で読取らせることが難しい。
本発明の目的の一つは、有色トナーで形成される可視画像に重ねて透明トナーで形成されるコード画像の位置を利用者に認識させることである。
本発明の請求項1に係る画像処理装置は、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、を有し、前記透明トナーは、決められた波長域の不可視光線を決められた基準を超えて吸収するトナーであり、前記変更部は、前記領域画像のうち、前記コード画像のクワイエットゾーンに重なる部分に対して、前記有色トナーのうち前記基準を超えて前記不可視光線を吸収するトナーを用いないように変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項に係る画像処理装置は、請求項に記載の態様において、前記変更部は、前記領域画像の色調に応じて、該領域画像の色を変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項に係る画像処理装置は、請求項1又は2に記載の態様において、前記変更部は、前記領域画像の濃度に応じて、該領域画像のパターンを変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項に係る画像処理装置は、請求項1からのいずれか1項に記載の態様において、前記変更部は、前記可視画像に対する前記領域画像の配置に応じて、該領域画像の少なくとも一部を変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項に係る画像処理装置は、請求項1からのいずれか1項に記載の態様において、前記変更部は、前記領域画像を、文字、記号、又は図柄が付加された領域画像に変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項に係る画像処理装置は、請求項1からのいずれか1項に記載の態様において、前記変更部が決められた程度を超えて前記領域画像を変更しない場合にその旨を報知する報知部、を有することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項に係る画像処理装置は、請求項1からのいずれか1項に記載の態様において、前記変更部は、前記可視画像に対して前記コード画像が複数存在する場合に、該可視画像における複数の該コード画像の配置に応じて、該可視画像に該コード画像のそれぞれが重なる領域の領域画像を変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項に係る画像処理装置は、請求項に記載の態様において、前記変更部は、複数の前記コード画像が連結されるか否かに応じて、前記領域画像を変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項9に係る画像処理装置は、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、を有し、前記変更部は、前記領域画像の濃度に応じて、該領域画像のパターンを変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項10に係る画像処理装置は、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、を有し、前記変更部は、前記可視画像に対する前記領域画像の配置に応じて、該領域画像の少なくとも一部を変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項11に係る画像処理装置は、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、を有し、前記変更部は、前記領域画像を、文字、記号、又は図柄が付加された領域画像に変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項12に係る画像処理装置は、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、を有し、前記変更部が決められた程度を超えて前記領域画像を変更しない場合にその旨を報知する報知部、を有することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項13に係る画像処理装置は、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、を有し、前記変更部は、前記可視画像に対して前記コード画像が複数存在する場合に、該可視画像における複数の該コード画像の配置に応じて、該可視画像に該コード画像のそれぞれが重なる領域の領域画像を変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項14に係る画像処理装置は、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、を有し、前記変更部は、複数の前記コード画像が連結されるか否かに応じて、前記領域画像を変更することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、請求項1から14のいずれか1項に記載の画像処理装置と、前記画像処理装置が取得した前記コード画像を前記透明トナーで、該画像処理装置が前記領域画像を変更した前記可視画像を前記有色トナーで、それぞれ媒体に形成する画像形成部と、を有する画像形成装置である。
本発明の請求項1に係るプログラムは、コンピュータを、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて、決められた波長域の不可視光線を決められた基準を超えて吸収するトナーである透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、として機能させるとともに、前記変更部が、前記領域画像のうち、前記コード画像のクワイエットゾーンに重なる部分に対して、前記有色トナーのうち前記基準を超えて前記不可視光線を吸収するトナーを用いないように変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明の請求項17に係るプログラムは、コンピュータを、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、として機能させるとともに、前記変更部が、前記領域画像の濃度に応じて、該領域画像のパターンを変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明の請求項18に係るプログラムは、コンピュータを、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、として機能させるとともに、前記変更部が、前記可視画像に対する前記領域画像の配置に応じて、該領域画像の少なくとも一部を変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明の請求項19に係るプログラムは、コンピュータを、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、として機能させるとともに、前記変更部が、前記領域画像を、文字、記号、又は図柄が付加された領域画像に変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明の請求項20に係るプログラムは、コンピュータを、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、前記変更部が決められた程度を超えて前記領域画像を変更しない場合にその旨を報知する報知部、として機能させるためのプログラムである。
本発明の請求項21に係るプログラムは、コンピュータを、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、として機能させるとともに、前記変更部が、前記可視画像に対して前記コード画像が複数存在する場合に、該可視画像における複数の該コード画像の配置に応じて、該可視画像に該コード画像のそれぞれが重なる領域の領域画像を変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明の請求項22に係るプログラムは、コンピュータを、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、として機能させるとともに、前記変更部が、複数の前記コード画像が連結されるか否かに応じて、前記領域画像を変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
請求項1、1に係る発明によれば、有色トナーで形成される可視画像に重ねて透明トナーで形成されるコード画像の位置を利用者に認識させることができる。
また、請求項1、16に係る発明によれば、有色トナーで形成される可視画像のうちコード画像のクワイエットゾーンが重なる領域において不可視光線が決められた基準を超えて吸収されない。
請求項に係る発明によれば、変更前の色調に応じて領域画像の色が変更される。
請求項3、9、17に係る発明によれば、濃度に応じて領域画像のパターンが変更される。
請求項4、10、18に係る発明によれば、可視画像に対する配置に応じて、領域画像の少なくとも一部が変更される。
請求項5、11、19に係る発明によれば、領域画像に文字、記号、又は図柄が付加される。
請求項6、12、20に係る発明によれば、決められた程度を超えて領域画像を変更しない場合に利用者がその旨を報知される。
請求項7、13、21に係る発明によれば、可視画像における複数のコード画像の配置に応じて、コード画像のそれぞれが重なる領域の領域画像が変更される。
請求項8、14、22に係る発明によれば、複数のコード画像が連結される場合に、それらコード画像のそれぞれが重なる領域の領域画像が、連結されないときと異なる態様で変更される。
請求項1に係る発明によれば、透明トナーで形成されるコード画像の重ねられた位置が利用者に認識される可視画像を有色トナーで形成することができる。
画像形成システム9の全体構成の一例を示す図。 画像処理装置1、及び画像形成装置2の構成の一例を示す図。 可視画像DB121の一例を示す図。 コード画像DB122の一例を示す図。 画像処理装置1の機能的構成の一例を示す図。 有色トナーで形成される可視画像の一例を示す図。 透明トナーで形成されるコード画像の一例を示す図。 変更された可視画像の例を示す図。 画像処理装置1の動作の流れを示すフロー図。 制御部11が利用者から受付ける設定を説明するための図。 コード画像の区画を説明するための図。 領域画像の可視画像に対する配置を説明するための図。 領域画像が変更された可視画像の一例を示す図。 変更後の領域画像の例を示す図。 文字、記号、又は図柄が付加された領域画像の例を示す図。 並べて配置された複数のコード画像の例を示す図。
<実施形態>
<画像形成システムの構成>
図1は、画像形成システム9の全体構成の一例を示す図である。画像形成システム9は、1以上の画像処理装置1と、画像形成装置2と、これらを通信可能に接続する通信回線3と、を有する。通信回線3は、例えばLAN(Local Area Network)のほか、WAN(Wide Area Network)であってもよいし、インターネットであってもよいし、これらの組合せであってもよい。
なお、画像形成システム9が有する画像処理装置1、画像形成装置2、及び通信回線3のそれぞれの数は図1に示すものに限られず1つであってもよいし複数であってもよい。
<画像処理装置の構成>
図2は、画像処理装置1、及び画像形成装置2の構成の一例を示す図である。
図2に示す画像処理装置1は、制御部11、記憶部12、通信部13、操作部14、及び表示部15を有する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、VRAM(Video RAM)を有し、CPUがROM又は記憶部12に記憶されているコンピュータプログラム(以下、単にプログラムという)をRAM等に読み出して実行することにより画像処理装置1の各部を制御する。
通信部13は、有線又は無線により通信回線3に接続する通信回路である。画像処理装置1は、通信部13により、通信回線3に接続された画像形成装置2や他の外部装置(図示せず)と情報をやり取りする。
なお、画像処理装置1は、画像形成装置2や外部装置と情報をやり取りする必要がない場合に、通信部13を有しなくてもよい。
操作部14は、各種の指示をするための操作ボタン、キーボード、タッチパネル等の操作子を備えており、利用者による操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部11に送る。利用者による操作は、例えば、キーボードに対するキーストロークやタッチパネルに対するジェスチャー等である。
表示部15は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、制御部11の制御の下、画像を表示する。表示画面の上には、操作部14の透明のタッチパネルが重ねて配置されてもよい。
記憶部12は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等の記憶手段であり、制御部11のCPUに読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する。また、記憶部12は、可視画像DB121、及びコード画像DB122を有する。
図3は、可視画像DB121の一例を示す図である。図3に示す可視画像DB121は、可視画像IDと、可視画像名と、可視画像データと、座標と、を対応付けて記憶するデータベースである。
可視画像DB121における可視画像IDとは、複数の可視画像のそれぞれを識別する識別情報である。可視画像とは、人が見ることが可能な画像であり、画像形成装置2において後述する有色トナーで形成される。
可視画像DB121における可視画像名は、それぞれの可視画像を利用者が把握するための名称である。可視画像DB121における可視画像データは、可視画像のそれぞれを示すデータである。可視画像DB121における座標は、対応する可視画像が画像形成装置2において、用紙等の媒体上に形成されるときにその媒体のどの位置に形成されるかを定めた数値の組である。
図4は、コード画像DB122の一例を示す図である。図4に示すコード画像DB122は、情報IDと、情報名と、情報と、コード画像データと、座標と、を対応付けて記憶するデータベースである。
コード画像DB122における情報とは、符号化によりコード画像として表される情報そのものである。コード画像は、上述した情報を符号化して2以上の階調を有する画素群により表現した画像である。
コード画像DB122における情報IDとは、符号化される複数の情報のそれぞれを識別する識別情報である。コード画像DB122における情報名は、それぞれの情報を利用者が把握するための名称である。コード画像DB122におけるコード画像データは、コード画像を示すデータである。コード画像DB122における座標は、対応するコード画像が画像形成装置2において媒体上に形成されるときにその媒体のどの位置に形成されるかを定めた数値の組である。
なお、コード画像DB122は、情報、及びコード画像データのいずれか一方のみを記憶するものであってもよい。コード画像DB122がコード画像データを記憶していない場合、制御部11は、例えば、コード画像DB122から上述した情報を読み出して、その都度、この情報を符号化してコード画像データを生成してもよい。制御部11は、利用者から受付けた設定に応じて、情報を符号化してコード画像データを生成してもよい。この設定は、例えば、符号化の規格のバージョンや、含み得るデータの最大量、誤り訂正機能のレベル、使用するマスクパターン等についての設定である。
<画像処理装置の構成>
図2に示す画像形成装置2は、制御部21、記憶部22、通信部23、操作部24、表示部25、及び画像形成部27を有する。
制御部21は、例えば制御部11と共通の構成であり、画像形成装置2の各部を制御する。通信部23、操作部24、及び表示部25も、画像処理装置1の通信部13、操作部14、及び表示部15と共通の構成である。記憶部22は、上述したデータベースを有しない点を除き、画像処理装置1の記憶部12と共通の構成である。
なお、画像形成装置2は、操作部24、及び表示部25を有しなくてもよい。また、画像形成装置2は、画像処理装置1や他の外部装置と情報をやり取りする必要がない場合に、通信部23を有しなくてもよい。
図2に示す制御部21は、通信部23、及び通信回線3を介して画像処理装置1から可視画像データ及びコード画像データを取得する。そして制御部21は、画像処理装置1から取得した指示に応じて、取得した可視画像データが示す可視画像、及び取得したコード画像データが示すコード画像を、それぞれ画像形成部27に形成させる。
画像形成部27は有色トナーと、透明トナーと、を備える。有色トナーは、顔料を含む着色用粉体である。この顔料は、例えば、波長が360nm以上、830nm未満の可視光線のうち、いずれかの波長域の光を決められた基準を超えて吸収する。この顔料は、例えば、銅フタロシアニン、2,9-ジメチルキナクリドン、ジスアゾ・イエロー、カーボンブラック等である。
したがって、例えば、有色トナーにより可視画像を形成した媒体に白色光を照射すると、有色トナーを保持していない領域はこれを反射するため、利用者からは白色に見える。そして、有色トナーを保持している領域は、照射された白色光のうち顔料に吸収されなかった可視光線を反射するため、利用者からはこの反射した可視光線の波長に応じた色に見える。
一方、透明トナーは、上述した顔料を含まないか、その含有量がトナー粒子の1.0重量%未満の粉体である。そのため、媒体上に保持された透明トナーは、上述した基準を超えて可視光線を吸収せず、人の目に見えないか、見え難い。
そして、透明トナーは、不可視光線吸収色素を含む。不可視光線吸収色素とは、決められた波長域の不可視光線を決められた基準を超えて吸収する色素である。不可視光線とは、例えば、波長が0.83μm以上、3μm未満の赤外線や、波長が10nm以上、360nm未満の紫外線等、可視光線でない光線である。
不可視光線吸収色素は、例えば、ペリミジン系スクアリリウム色素等である。ペリミジン系スクアリリウム色素は、波長が850nmの近赤外線を上述した基準を超えて吸収する。
したがって、例えば、透明トナーによりコード画像を形成した媒体に上述した波長域の不可視光線を照射すると、透明トナーを保持していない領域はこれを反射する。そして、透明トナーを保持している領域はこの不可視光線を決められた基準を超えて吸収する。
画像形成部27は、制御部21の制御の下、例えば電子写真方式により紙等の媒体に、有色トナーを用いて可視画像を形成する。また、画像形成部27は、形成した可視画像に重ねて、透明トナーを用いてコード画像を形成する。つまり、コード画像は、有色トナーで形成される上述した可視画像に重ねて、符号化された情報に基づいて透明トナーで形成される画像である。
なお、上述した媒体は、上述した可視光線及び不可視光線のいずれをも透過するシート等であってもよい。この場合、画像形成部27によって媒体に形成された可視画像又はコード画像は、媒体からの反射光のほか、透過光を検知することによって読み取られてもよい。
<画像処理装置の機能的構成>
図5は、画像処理装置1の機能的構成の一例を示す図である。画像処理装置1の制御部11は、記憶部12に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、受付部110、取得部111、変更部112、及び報知部113として機能する。
受付部110は、操作部14を介して利用者の指示を受付ける。
取得部111は、受付けた利用者の指示に応じて、記憶部12に記憶された可視画像DB121から可視画像データを取得し、コード画像DB122からコード画像データを取得する。
すなわち、図5に示した取得部111は、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて、上述した可視画像に重ねて透明トナーで形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部の一例である。
図6は、有色トナーで形成される可視画像の一例を示す図である。図6に示す可視画像は、鉄道車両を撮影した写真を示す画像であり、図3に示した可視画像DB121において、可視画像ID「G1」で識別される。例えば、利用者が操作部14を介して可視画像ID「G1」を指定すると、取得部111は、図6に示す可視画像を特定して、これを示す可視画像データと、その座標と、を可視画像DB121から取得する。
図7は、透明トナーで形成されるコード画像の一例を示す図である。図7に示すコード画像は、いわゆる二次元コードを示す画像であり、図4に示したコード画像DB122において情報ID「M1」で識別される情報を表現している。例えば、利用者が操作部14を介して情報ID「M1」を指定すると、取得部111は、図7に示すコード画像を特定して、これを示すコード画像データと、その座標と、をコード画像DB122から取得する。
ここで、図7に示す破線は、説明のために表示した仮想線であり、実際には形成されない。この破線は、コード画像を構成する領域A0及び領域A1の境界を示す線である。
図7に示す通り、コード画像は、領域A0及び領域A1に分割される。領域A1は、コード画像の中央に配置された矩形の領域である。領域A1には、符号化された情報が、格子状に配置された複数の画素によって表現される。
図7に示す領域A1に配置された黒色の画素は、上述した基準を超えて上述した不可視光線を吸収する画素を示しており、実際には媒体の上に透明トナーを保持、定着させて形成される。すなわち、利用者は、図7に示すコード画像を視認しない。
なお、図7に示す領域A1には、符号化された情報のほか、コード画像の位置を示すための「ファインダパターン」や、コード画像の歪みを補正するための「アライメントパターン」、コード画像の内部の座標を求めるための「タイミングパターン」等が、上述した複数の画素によって表現される。
一方、領域A0は、上述した領域A1の周りを囲む矩形環状の領域である。領域A0は、コード画像を読み取った装置等に領域A1を検出させるための「クワイエットゾーン」である。このクワイエットゾーンは、「上述した基準を超えて上述した不可視光線を吸収する画素」を含まない。そのため、例えば、このコード画像が透明トナーによって媒体に形成されている場合、この媒体に不可視光線を照射して、その反射光によりこのコード画像を読み取った装置は、クワイエットゾーンである領域A0と、その内側に配置される領域A1との境界を検出する。
変更部112は、可視画像のうち、コード画像が重なる領域を特定する。そして、変更部112は、可視画像の一部であって、特定した領域の画像(以下、領域画像という)を、その領域画像に関する情報に応じて変更する。
すなわち、図5に示した変更部112は、有色トナーで形成される可視画像のうち、コード画像が重なる領域の領域画像を、この領域画像に関する情報に応じて変更する変更部の一例である。
図8は、変更された可視画像の例を示す図である。例えば、変更部112は、VRAMの座標(X1,Y1)に上述した可視画像を展開し、取得した座標(x1,y1)に基づいて、この可視画像に上述したコード画像が重ねて配置される領域を特定する。
そして、変更部112は、図8に示す通り、可視画像のうちコード画像と重なる領域の領域画像を、決められた間隔で配置された斜線のパターンに変更する。領域画像が変更された後の可視画像は、コード画像とともに、通信部13を介して画像形成装置2に供給される。
変更部112は、画像形成装置2に対し、有色トナーによる可視画像の形成と、透明トナーによるコード画像の形成を指示する。画像形成装置2は、この指示を受けて、画像処理装置1から供給された可視画像を有色トナーによって媒体に形成する。そして、画像形成装置2は、形成した可視画像に重ねて、画像処理装置1から供給されたコード画像を透明トナーによって媒体に形成する。
画像処理装置1において領域画像に対して行われた変更の程度が人に感知され得る水準を超えていれば、利用者は、画像形成装置2において媒体に形成された可視画像を見て、その可視画像におけるコード画像の位置を把握する。
一方、変更が上述した水準に満たないものであると、利用者は可視画像におけるコード画像の位置を把握できない場合がある。図5に示した報知部113は、変更部112による変更が決められた程度を超えない場合に、表示部15を介してその旨を利用者に報知する。なお、この水準は、例えば、変更前後の階調値の差、色差、画素数の差等を用いて様々に設定し得る。
すなわち、図5に示した報知部113は、変更部が決められた程度を超えて領域画像を変更しない場合にその旨を報知する報知部の一例である。これにより、利用者は、決められた程度を超えて領域画像が変更されなかったことを知る。なお、制御部11は、上述した報知部113として機能しなくてもよい。
<画像処理装置の動作>
図9は、画像処理装置1の動作の流れを示すフロー図である。画像処理装置1の制御部11は、操作部14に対する利用者の操作を監視して、利用者がコード画像の位置を示す目印を必要としているか否かを判断する(ステップS101)。目印が必要でない、と判断する場合(ステップS101;NO)、制御部11は、可視画像に含まれる領域画像を変更していない可視画像データを、コード画像データとともに画像形成装置2に送信し、可視画像及びコード画像の形成を指示して(ステップS105)、処理を終了する。
一方、目印が必要である、と判断する場合(ステップS101;YES)、制御部11は、利用者の操作を監視して上述した目印に関する設定を受付ける(ステップS102)。
図10は、画像処理装置1の制御部11が利用者から受付ける設定を説明するための図である。図10に示す通り、制御部11は、利用者から例えば「枠」、「色」、及び「パターン」の3種類の設定項目について設定を受付ける。3種類の設定項目は、いずれも、他の設定項目と独立して設定されてもよいし、他の設定項目の設定に応じてその設定が制限されてもよい。
図11は、コード画像の区画を説明するための図である。領域画像のうち、図7に示した領域A0に対応する部分は、コード画像のクワイエットゾーンが重ねて形成される部分である。制御部は、領域画像のうち領域A0に対応するこの部分を複数の区画に分割する。例えば、図11(a)に示す領域A0は、区画A001~区画A008の8つの区画に分割されている。また、図11(b)に示す領域A0は、区画A011~区画A014の4つの区画に分割されている。制御部11は、図11に示す通りコード画像の領域A0を複数の区画に分割して、可視画像のうち、これらの区画のそれぞれが重なっている領域画像をそれぞれの設定に応じて変更する。
図10に示す「枠」に関する設定である設定v11、v12、v13、「色」に関する設定である設定v21、v22、v23、及び「パターン」に関する設定である設定v31、v32、v33は、いずれもそれぞれが排他的に選択される選択肢である。
これら選択肢のうち、デフォルトとは、画像処理装置1によって予め用意された値である。デフォルトの固定値とは、変動しない値である。デフォルトの変動値とは、可視画像又はコード画像の内容に応じて変動する値である。そして、利用者指定値とは、利用者が指定する値である。
設定を受付けると、制御部11は、受付けた設定に基づいて、可視画像に目印を追加するための設定値を決定する(ステップS103)。そして、制御部11は、決定された設定値に応じて領域画像を変更する(ステップS104)。
例えば、利用者が設定v11を選択した場合、制御部11は、枠に関する設定値をデフォルトの固定値に決定する。制御部11は、枠に関しての設定がデフォルトの固定値であるため、領域画像の全外周に沿って枠を書き込むことで、領域画像を変更する。領域画像の枠とは、その領域画像の外周側の境界線である。
また、例えば、利用者が設定v12を選択した場合、制御部11は、枠に関する設定値をデフォルトの変動値に決定する。この場合、制御部11は、図11に示した通り、領域A0を複数の区画に分割し、それぞれの区画に対応する領域画像の枠の有無や太さを、その領域画像の色調や濃度、可視画像に対する配置等に応じた態様で変更する。
図12は、領域画像の可視画像に対する配置を説明するための図である。図8に示した通り、可視画像にコード画像が重ねられるとき、領域画像は図12に示した配置となる。つまり、この領域画像は、可視画像の上辺、右辺、下辺、及び左辺から、それぞれ距離L1、L2、L3、L4だけ離れている。
制御部11は、可視画像に対する領域画像の配置を示す数値の組として、距離L1、L2、L3、L4を特定し、これらに基づいて領域画像のうち、領域A0に対応する部分を変更する。
図13は、領域画像が変更された可視画像の一例を示す図である。例えば、図10に示す設定v12、v22、及びv32がそれぞれ設定されている場合、画像処理装置1の制御部11は、枠、色、及びパターンに関する設定値をそれぞれデフォルトの変動値に決定する。そして制御部11は、図7に示す領域A0を図11(b)に示した4つの区画に分割する。
制御部11は、例えば、距離L1と距離L3とを比較して、距離L1の方が距離L3よりも短いと判断する。そして、制御部11は、領域A0のうち、上辺に近い部分に枠を追加する。これにより図13に示す通り、領域A0の分割された区画のうち、図11(b)に示す区画A011には、枠が描かれる。
また、区画A011は、変更前の周囲の色の代表値が或る色(例えば、青色)である。代表値とは、複数の値を代表するものであって、例えば、それら複数の値の平均値、最頻値、中央値等である。制御部11は、コード画像の位置を目立たせるために、区画A011の新たな色を、上述した色の補色(例えば、オレンジ色)に変更する。つまり、この制御部11によって実現する変更部112は、領域画像の色調に応じて、この領域画像の色を変更する変更部の一例である。
また、区画A011は、変更前の色の濃度の代表値が閾値より濃い。そのため、制御部11は、コード画像の位置を目立たせるために、区画A011の着色のパターンを、1つの色で均一に塗り潰される、いわゆる「ベタ塗り」に変更する。つまり、この制御部11によって実現する変更部112は、領域画像の濃度に応じて、この領域画像のパターンを変更する変更部の一例である。
これにより、図13に示す通り、制御部11は、可視画像のうちコード画像と重なる領域である領域画像の一部を変更する。つまり、この制御部11によって実現する変更部112は、可視画像に対する領域画像の配置に応じて、この領域画像の少なくとも一部を変更する変更部の一例である。
制御部11は、上述したステップS104において可視画像に含まれる領域画像を変更すると、この領域画像が変更された可視画像を示す可視画像データを、コード画像データとともに画像形成装置2に送信し、可視画像及びコード画像の形成を指示して(ステップS105)、処理を終了する。
この結果、利用者は、図13に示す変更された可視画像を見て、変更された領域画像の近傍にコード画像が配置されていることを認識する。
<変形例>
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例は、組合されてもよい。
<1>
上述した実施形態において、画像処理装置1の制御部11は、領域画像のうち、領域A0に対応する部分のみを変更していたが、他の部分を変更してもよい。図14は、変更後の領域画像の例を示す図である。制御部11は、領域A0及び領域A1の両方にわたる領域を変更してもよい。例えば、制御部11は、図14(a)に示す通り、領域画像の2組の対角を結ぶ2本の線を、この領域画像に追加してもよい。また、例えば、制御部11は、図14(b)に示す通り、領域画像の四隅と中央とをそれぞれ強調する線を追加してもよい。
<2>
上述した実施形態において、制御部11は、設定値をデフォルトの変動値に決定した場合に、コード画像の位置を目立たせるようにパターンや色を変更していたが、変更の方針は、これに限られない。例えば、制御部11は、コード画像の位置を示す目印が可視画像に目立たず溶け込むように領域画像を変更してもよい。画像処理装置1は、利用者に複数の方針を提示して、それらの中から1つを選択させてもよい。
<3>
上述した実施形態において、透明トナーは不可視光線吸収色素を含んでいたが、他の物質を含んでいてもよい。例えば、透明トナーは不可視光線反射色素を含んでいてもよい。不可視光線反射色素は、決められた波長域の不可視光線を決められた基準を超えて反射する色素である。この場合、コード画像を形成する媒体は、上述した波長域の不可視光線を照射すると、この不可視光線を決められた基準を超えて吸収する、又は透過するものであるとよい。要するにコード画像は、画素ごとに不可視光線の反射率又は吸収率が違うことによって読み取られればよい。
<4>
上述した実施形態において、制御部11によって実現する変更部112は、有色トナーで形成される可視画像のうち、コード画像が重なる領域の領域画像を、この領域画像に関する情報に応じて変更していた。しかし、制御部11は、領域画像を変更する際に用いる有色トナーを制限してもよい。この制限は、例えば、対応するコード画像における領域に応じて異なる態様で決められてもよい。
例えば、コード画像は、図7に示した通り領域A0及び領域A1に分割される。領域A0は、上述した通りコード画像のクワイエットゾーンであるから上述した不可視光線を吸収すると、領域A1の検出を阻害する。例えば、有色トナーのうち、カーボンブラックは、可視光線のほぼ全ての波長域を吸収するが、さらに赤外線も吸収する。
したがって、領域画像のうち、領域A0に対応する部分にカーボンブラックを塗布することで、この領域画像を変更すると、コード画像において領域A0は、クワイエットゾーンとして機能しなくなる。そこで、制御部11は、領域画像のうち、領域A0に対応する部分には、上述した不可視光線を上述した基準を超えて吸収する有色トナーの使用を禁止又は制限するとよい。これにより、領域画像の変更後も、領域A0は、コード画像におけるクワイエットゾーンとして機能する。
つまり、変更部112は、上述した不可視光線吸収色素を含む透明トナーでコード画像を形成する場合に、領域画像のうち、コード画像のクワイエットゾーンに重なる部分に対して、有色トナーのうち基準を超えて不可視光線を吸収するトナーを用いないように変更する変更部の一例である。
また、制御部11は、コード画像の内容に応じて、上述した領域画像の変更の内容を制限してもよい。例えば、制御部11は、コード画像の誤り訂正機能のレベルに応じて、領域画像を変更する際に領域A1に対して使用するカーボンブラックの量を制限してもよい。例えば、変更したために不可視光線に対する領域画像の挙動が変化したとしても、上述した制限により、その変化は、誤り訂正機能のレベルにより許容される程度に抑えられる。
<5>
上述した実施形態において、画像処理装置1の制御部11は、「枠」、「色」、及び「パターン」の3種類の設定項目について利用者から受付けた設定に応じて領域画像を変更していたが、変更の態様はこれに限られない。制御部11は、例えば、文字、記号、又は図柄等で表される、領域画像に何らかの観念に結び付けられた画像を付加してもよい。
図15は、文字、記号、又は図柄が付加された領域画像の例を示す図である。図15(a)に示す領域画像は、領域A0に相当する部分に「↓ここを読み取って下さい」といった文字列が付加されている。また、図15(b)に示す領域画像は、領域A0に相当する部分に「★(星印)」等の記号が付加されている。また、図15(c)に示す領域画像は、領域A0に相当する部分に飾り枠、飾り罫等の図柄が付加されている。
画像処理装置1は、領域画像を図15に示した通りに変更することで、利用者にコード画像が重ねられている位置を認識させてもよい。つまり、制御部11によって実現する変更部112は、領域画像を、文字、記号、又は図柄が付加された領域画像に変更する変更部の一例である。
<6>
上述した実施形態において、画像処理装置1の制御部11は、1つの可視画像に対して1つのコード画像を重ねて形成するように画像形成装置2に指示していた。しかし、1つの可視画像に重ねて形成されるコード画像の数は、1つに限られない。画像形成システム9は、1つの可視画像に複数のコード画像を重ねて形成してもよい。この場合、制御部11は、1つの可視画像に重ねて形成される複数のコード画像のそれぞれの配置に応じて、それらのコード画像が可視画像に重なる領域画像を変更してもよい。
図16は、並べて配置された複数のコード画像の例を示す図である。図16に示す2つのコード画像は2つであり、左右に並べて配置されている。図16において、左側のコード画像のうち領域A0に対応する部分を、領域A02と呼ぶ。また、図16において、右側のコード画像のうち領域A0に対応する部分を、領域A03と呼ぶ。
領域A02は、領域A020と領域A021とに分割される。領域A021は、領域A02のうち、右側のコード画像に接している部分である。領域A020は、領域A02のうち、領域A021以外の部分である。
領域A03は、領域A030と領域A031とに分割される。領域A031は、領域A03のうち、左側のコード画像に接している部分である。領域A030は、領域A03のうち、領域A031以外の部分である。
左右に並べて配置された2つのコード画像の境界を目立たせたい場合、制御部11は、図16(a)に示す通り、領域A021及び領域A031を、領域A020及び領域A030よりも濃い色や、目立つパターンに変更する。
また、上述した2つのコード画像の境界を目立たせたくない場合、制御部11は、図16(b)に示す通り、領域A021及び領域A031を、領域A020及び領域A030よりも薄い色や、目立たないパターンに変更する。
つまり、制御部11によって実現する変更部112は、可視画像に対してコード画像が複数存在する場合に、可視画像におけるそれらのコード画像の配置に応じて、その可視画像にそれらのコード画像のそれぞれが重なる領域の領域画像を変更する変更部の一例である。
<7>
領域画像のうち、並べて配置された複数のコード画像の境界に対応する部分は、それらのコード画像が連結されているか否かに応じて異なる態様で変更されてもよい。
ここで、連結機能を有するコード画像について説明する。コード画像は、含み得る画素の数等に応じて、保持し得る情報の量に上限がある。したがって、この上限を超える情報をコード画像に保持させるためには、1つのコード画像では足りない。そこで、コード画像の規格の中には、複数のコード画像を連結してひとまとまりの情報を伝える「連結機能」を備えたものがある。
連結機能により連結された複数のコード画像は、符号化された情報に加えて、順番の情報が割当てられている。これらのコード画像を読み取る装置は、各コード画像から抽出した情報を、それぞれに割当てられた順番に沿って連結して、ひとまとまりの情報を復元する。
画像処理装置1の制御部11は、1つの可視画像に重ねて形成されるコード画像が複数存在する場合、それら複数のコード画像が連結されるか否かに応じて、それらのコード画像がそれぞれ重ねて形成される領域画像を変更してもよい。
例えば、2つのコード画像が連結されていない場合、制御部11は、図16(a)に示す通り、領域A021及び領域A031を、領域A020及び領域A030よりも濃い色や、目立つパターンに変更してもよい。これにより、図16(a)に示した2箇所に形成される2つのコード画像の境界が目立つので、これら2つのコード画像が無関係であることが利用者に伝えられる。
一方、例えば、2つのコード画像が連結されている場合、制御部11は、図16(b)に示す通り、領域A021及び領域A031を、領域A020及び領域A030よりも薄い色や、目立たないパターンに変更してもよい。これにより、図16(b)に示した2箇所に形成される2つのコード画像の境界が目立たないので、これら2つのコード画像が連結されたものであることが利用者に伝えられる。
つまり、制御部11によって実現する変更部112は、複数のコード画像が連結されるか否かに応じて、領域画像を変更する変更部の一例である。
<8>
上述した実施形態において、画像処理装置1の制御部11は、可視画像のうちコード画像と重なる領域の領域画像を、その領域画像に関する情報に応じて変更し、その変更が決められた程度を超えない場合に、表示部15を介してその旨を利用者に報知していた。しかし、制御部11は、上述した変更が決められた程度を超えない場合に、その旨を利用者に報知することに代えて、可視画像に対してコード画像を配置する場所を変更してもよい。この結果、コード画像は、媒体において、コード画像DB122に記憶されていた座標の示す位置と異なる位置に形成される。つまり、変更部112は、可視画像のうち、コード画像が重なる領域の領域画像を、この領域画像に関する情報に応じて変更しようとすると、決められた程度を超えて、この領域画像を変更しないことになる場合には、可視画像に対するコード画像の配置を変えて、新たに特定される領域画像を、その領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、として機能すればよい。
また、上述した変更が決められた程度を超えない場合に、制御部11は、その旨を利用者に報知するとともに、新たにコード画像を配置する1以上の場所の候補を提示して、利用者による選択を受付けてもよい。そして、制御部11は、利用者から受付けた選択に応じてコード画像の配置を変え、その結果、新たに特定される領域画像を、その領域画像に関する情報に応じて変更すればよい。
また、上述した可視画像DB121には、コード画像を重ねて形成することを禁止する範囲(禁止範囲という)が定められていてもよい。そして、コード画像DB122に記憶されていた座標がこの禁止範囲と重なる場合、制御部11は、可視画像に対するコード画像の配置を変えて、新たに特定される領域画像を変更してもよい。
可視画像のうち、コード画像が重なる領域の領域画像が、例えば写真における人の顔のように、人の注目を集める画像である場合、その領域画像の大幅な変更を好まない利用者もいる。この変形例で制御部11は、当初、コード画像を配置する予定であった場所が、禁止範囲と重なっていると判定すると、コード画像を配置する場所を変更する。そのため、この構成において利用者は、可視画像のうち、コード画像を重ねて形成することを望まない範囲を、可視画像に対して定めておくことができる。
また、制御部11は、コード画像を配置した場合に、領域画像の変更が決められた程度を超えることになる場所を特定して、その特定された場所にコード画像を再配置してもよい。制御部11は、例えば、可視画像の内容を位置ごとに比較することによって、上述した場所を特定すればよい。
<9>
上述した画像処理装置1は、CPU、ROM、RAMを有して各部を制御する制御部11を有していたが、画像処理装置1を制御する制御手段は他の構成であってもよい。例えば、画像処理装置1は、CPU以外にも各種のプロセッサ等を有してもよい。
ここでプロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば上述したCPU等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。すなわち、上述した画像処理装置1は、以下に示す通り表現され得る。
プロセッサを備え、前記プロセッサは、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得し、前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する、ことを特徴とする画像処理装置。
<10>
上述した実施形態において、画像処理装置1の制御部11は、記憶部12に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、受付部110、取得部111、変更部112、及び報知部113として機能していたが、これらの機能は画像形成装置2の制御部21によって実現されてもよい。この場合、画像形成装置2は、上述した実施形態における画像処理装置1を兼ねてもよい。
<11>
上述した画像処理装置1の制御部11によって実行されるプログラムは、コンピュータを、有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、可視画像のうち、コード画像が重なる領域の領域画像を、この領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、として機能させるためのプログラムの一例である。このプログラムは、磁気テープ及び磁気ディスク等の磁気記録媒体、光ディスク等の光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリ等の、コンピュータ装置が読取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムは、インターネット等の通信回線経由でダウンロードされてもよい。
1…画像処理装置、11…制御部、110…受付部、111…取得部、112…変更部、113…報知部、12…記憶部、121…可視画像DB、122…コード画像DB、13…通信部、14…操作部、15…表示部、2…画像形成装置、21…制御部、22…記憶部、23…通信部、24…操作部、25…表示部、27…画像形成部、3…通信回線、9…画像形成システム。

Claims (22)

  1. 有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、
    を有し、
    前記透明トナーは、決められた波長域の不可視光線を決められた基準を超えて吸収するトナーであり、
    前記変更部は、前記領域画像のうち、前記コード画像のクワイエットゾーンに重なる部分に対して、前記有色トナーのうち前記基準を超えて前記不可視光線を吸収するトナーを用いないように変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変更部は、前記領域画像の色調に応じて、該領域画像の色を変更する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記変更部は、前記領域画像の濃度に応じて、該領域画像のパターンを変更する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記変更部は、前記可視画像に対する前記領域画像の配置に応じて、該領域画像の少なくとも一部を変更する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記変更部は、前記領域画像を、文字、記号、又は図柄が付加された領域画像に変更する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記変更部が決められた程度を超えて前記領域画像を変更しない場合にその旨を報知する報知部、を有する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記変更部は、前記可視画像に対して前記コード画像が複数存在する場合に、該可視画像における複数の該コード画像の配置に応じて、該可視画像に該コード画像のそれぞれが重なる領域の領域画像を変更する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記変更部は、複数の前記コード画像が連結されるか否かに応じて、前記領域画像を変更する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  9. 有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、
    を有し、
    前記変更部は、前記領域画像の濃度に応じて、該領域画像のパターンを変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、
    を有し、
    前記変更部は、前記可視画像に対する前記領域画像の配置に応じて、該領域画像の少なくとも一部を変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  11. 有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、
    を有し、
    前記変更部は、前記領域画像を、文字、記号、又は図柄が付加された領域画像に変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  12. 有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、
    を有し、
    前記変更部が決められた程度を超えて前記領域画像を変更しない場合にその旨を報知する報知部、を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  13. 有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、
    を有し、
    前記変更部は、前記可視画像に対して前記コード画像が複数存在する場合に、該可視画像における複数の該コード画像の配置に応じて、該可視画像に該コード画像のそれぞれが重なる領域の領域画像を変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  14. 有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、
    を有し、
    前記変更部は、複数の前記コード画像が連結されるか否かに応じて、前記領域画像を変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置が取得した前記コード画像を前記透明トナーで、該画像処理装置が前記領域画像を変更した前記可視画像を前記有色トナーで、それぞれ媒体に形成する画像形成部と、
    を有する画像形成装置。
  16. コンピュータを、
    有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて、決められた波長域の不可視光線を決められた基準を超えて吸収するトナーである透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、
    として機能させるとともに、
    前記変更部が、前記領域画像のうち、前記コード画像のクワイエットゾーンに重なる部分に対して、前記有色トナーのうち前記基準を超えて前記不可視光線を吸収するトナーを用いないように変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、
    として機能させるとともに、
    前記変更部が、前記領域画像の濃度に応じて、該領域画像のパターンを変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、
    有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、
    として機能させるとともに、
    前記変更部が、前記可視画像に対する前記領域画像の配置に応じて、該領域画像の少なくとも一部を変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
  19. コンピュータを、
    有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、
    として機能させるとともに、
    前記変更部が、前記領域画像を、文字、記号、又は図柄が付加された領域画像に変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
  20. コンピュータを、
    有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部と、
    前記変更部が決められた程度を超えて前記領域画像を変更しない場合にその旨を報知する報知部、
    として機能させるためのプログラム。
  21. コンピュータを、
    有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、
    として機能させるとともに、
    前記変更部が、前記可視画像に対して前記コード画像が複数存在する場合に、該可視画像における複数の該コード画像の配置に応じて、該可視画像に該コード画像のそれぞれが重なる領域の領域画像を変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
  22. コンピュータを、
    有色トナーで形成される可視画像を示す可視画像データ、及び、符号化された情報に基づいて透明トナーで前記可視画像に重ねて形成されるコード画像を示すコード画像データ、をそれぞれ取得する取得部と、
    前記可視画像のうち、前記コード画像が重なる領域の領域画像を、該領域画像に関する情報に応じて変更する変更部、
    として機能させるとともに、
    前記変更部が、複数の前記コード画像が連結されるか否かに応じて、前記領域画像を変更するように前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
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