JP7311698B1 - アレイアンテナ - Google Patents

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【課題】不要な偏波を抑制できるアレイアンテナを提供する。【解決手段】アレイアンテナ100は、第1偏波および第2偏波を励振する複数の放射素子101,102を備える。放射素子101,102に、第1偏波を励振するための第1給電点21と、第2偏波を励振するための第2給電点22と、が配置されている。複数の放射素子101,102は、アレイ状に配列されている。放射素子101では、放射素子101の中心101Aから第1給電点21に向かう基準線L1に対し、第2給電点22は、中心101Aを周回する方向に+θ°(0<θ≦90)の位置にある。放射素子102では、放射素子102の中心102Aから第1給電点21に向かう基準線L2に対し、第2給電点22は、中心102Aを周回する方向に-θ°の位置にある。【選択図】図1

Description

本発明は、アレイアンテナに関する。
無線通信の大容量化のため、周波数帯域の高周波化が検討されている。高周波帯で高利得が得られるアンテナとして、複数の放射素子を有するアレイアンテナが用いられている。アレイアンテナは、各放射素子に入力する信号に与える位相差を制御することによって、放射する電磁波の主ビーム方向を調整することができる(例えば、特許文献1を参照)。アレイアンテナは、偏波面が異なる2つの偏波を用いることができる。
特開2021-5795号公報
前述のアレイアンテナでは、不要な偏波が出力される場合があった。
本発明の一態様は、不要な偏波を抑制できるアレイアンテナを提供する。
本発明の態様1に係るアレイアンテナは、第1偏波、および前記第1偏波と異なる第2偏波を励振する複数の放射素子を備え、前記放射素子に、前記第1偏波を励振するための第1給電点と、前記第2偏波を励振するための第2給電点と、が配置され、複数の前記放射素子は、アレイ状またはマトリックス状に配列され、少なくとも1つの前記放射素子では、前記放射素子の中心から前記第1給電点に向かう基準線に対し、前記第2給電点は、前記中心を周回する方向に+θ°(0<θ≦90)の位置にあり、少なくとも1つの前記放射素子では、前記放射素子の中心から前記第1給電点に向かう基準線に対し、前記第2給電点は、前記中心を周回する方向に-θ°の位置にある。
この構成によれば、複数の放射素子の、第1給電点と第2給電点の相対角度が異なることによって、複数の放射素子の不要偏波の一部は打ち消し合う。よって、複数の放射素子における給電点の相対角度が同じ場合に比べ、不要な偏波を抑制できる。
本発明の態様2は、態様1のアレイアンテナにおいて、前記第2給電点が+θ°の位置にある前記放射素子の数と、前記第2給電点が-θ°の位置にある前記放射素子の数とは等しい。
本発明の態様3は、態様1または態様2のアレイアンテナにおいて、前記第2給電点が+θ°の位置にある前記放射素子と、前記第2給電点が-θ°の位置にある前記放射素子とは、隣り合っている。
本発明の態様4は、態様1から態様3のうちいずれか一つのアレイアンテナにおいて、複数の前記放射素子は、第1方向と前記第1方向に交差する第2方向とにマトリックス状に配列され、前記第1方向に隣り合う前記放射素子は、前記放射素子の中心に対する前記第2給電点の前記第2方向の位置が互いに異なり、前記第2方向に隣り合う前記放射素子は、前記放射素子の中心に対する前記第1給電点の前記第1方向の位置が互いに異なる。
本発明の態様5は、態様1から態様4のうちいずれか一つのアレイアンテナにおいて、前記第1方向に隣り合う前記放射素子は、前記放射素子の中心に対する前記第1給電点の前記第1方向の位置が互いに同じであり、前記第2方向に隣り合う前記放射素子は、前記放射素子の中心に対する前記第2給電点の前記第2方向の位置が互いに同じである。
本発明の一態様は、不要な偏波を抑制できるアレイアンテナを提供する。
第1実施形態のアレイアンテナの平面図である。 第2実施形態のアレイアンテナの平面図である。 第3実施形態のアレイアンテナの平面図である。 第4実施形態のアレイアンテナの平面図である。 第5実施形態のアレイアンテナの平面図である。
実施形態に係るアレイアンテナについて、図面を参照して詳細に説明する。
[アレイアンテナ](第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るアレイアンテナ100の平面図である。
XY直交座標系を設定しての各構成の位置関係を説明する。X方向は、第1放射素子101の第1辺101aの方向である。Y方向は、第1放射素子101に沿う面内において第1辺101aに直交する方向である。X方向は「第1方向」の一例である。Y方向は「第2方向」の一例である。
X方向およびY方向に直交する方向から見ることを「平面視」という。X方向に沿う一方向(図1の右方向)を「+X方向」と称する。+X方向とは反対の方向を「-X方向」と称する。Y方向に沿う一方向(図1の上方向)を「+Y方向」と称する。+Y方向とは反対の方向を「-Y方向」と称する。
図1に示すように、アレイアンテナ100は、第1放射素子101と、第2放射素子102と、誘電体からなる基板105と、を備える。アレイアンテナ100は、フェイズドアレイアンテナである。
第1放射素子101および第2放射素子102は、基板105の一方の面105aに形成されている。第1放射素子101および第2放射素子102は、放射素子の例である。第1放射素子101および第2放射素子102は、「放射素子101,102」と総称することがある。放射素子101,102は、例えば、パッチアンテナである。
放射素子101,102は、平面視において矩形状(例えば、正方形状)に形成されている。第1放射素子101は、第1辺101aおよび第3辺101cはX方向と平行である。第1辺101aと第3辺101cとは向かい合う。第2辺101bおよび第4辺101dはY方向と平行である。第2辺101bと第4辺101dとは向かい合う。第2放射素子102は、平面視において第1放射素子1と同形状であってよい。
第1放射素子101に第1中心101A(中心)を設定する。第1中心101Aは、例えば、平面視において矩形状の第1放射素子101の重心に位置する。第1放射素子101の重心は、第1放射素子101の2つの対角線の交点である。第2放射素子102に第2中心102A(中心)を設定する。第2中心102Aは、例えば、平面視において矩形状の第2放射素子102の重心に位置する。第2放射素子102の重心は、第2放射素子102の2つの対角線の交点である。
放射素子101,102は、アレイ状に配列されている。本実施形態のアレイ状は、行と列のうち一方のみを有する1次元の配列形態である。
第2放射素子102は、第1放射素子101に対して+X方向側に位置する。第1放射素子101と第2放射素子102とは、間隔を空けてX方向に並んで配列されている。第1放射素子101と第2放射素子102とは、X方向に隣り合っている。
放射素子101,102は、2つの偏波を励振できる。詳しくは、放射素子101,102は、第1偏波および第2偏波を励振できる。第2偏波は、第1偏波とは異なる。例えば、第2偏波の偏波面は、第1偏波の偏波面と直交する。アレイアンテナ100は、第1偏波および第2偏波を励振できるため、両偏波アレイアンテナである。アレイアンテナ100では、第1偏波と第2偏波のうちいずれかを主偏波として用いることができる。主偏波が第1偏波の場合、第2偏波は不要偏波となることがある。主偏波が第2偏波の場合、第1偏波は不要偏波となることがある。
平面視において、放射素子101,102の領域内には、それぞれ、第1給電点21と第2給電点22とが1つずつ配置されている。第1給電点21は、第1偏波を励振するために設けられている。第2給電点22は、第2偏波を励振するために設けられている。
放射素子101,102の給電点21,22は、それぞれ配線を介して共通の集積回路(図示略)に電気的に接続される。放射素子と集積回路とは、配線に限らず、電磁的結合によって接続されてもよい。集積回路は、例えば、移相器を含む。アレイアンテナ100は、各放射素子に入力する信号に与える位相差を制御することによって、放射する電磁波の主ビーム方向を調整することができる。
第1放射素子101では、第1給電点21および第2給電点22は第1中心101Aを外れた位置にある。第1放射素子101では、第1給電点21は第1中心101Aに対して-X方向側の位置にある。平面視において第1中心101Aから第1給電点21に向かう直線(すなわち、第1中心101Aと第1給電点21とを通る直線)を第1基準線L1(基準線)という。
第1放射素子101では、第2給電点22は第1中心101Aに対して-Y方向側の位置にある。第2給電点22は、第1基準線L1に対して第1中心101Aの周回方向(中心を周回する方向)に+θ°(0<θ≦90)の位置にある。「周回方向」は、例えば、図1における反時計回り方向である。本実施形態では、第2給電点22は、第1基準線L1に対して第1中心101Aの周回方向に+90°の位置にある。
なお、「周回方向」は、反時計回り方向に限らず、時計回り方向であってもよい。
第2放射素子102では、第1給電点21および第2給電点22は第2中心102Aを外れた位置にある。第2放射素子102では、第1給電点21は第2中心102Aに対して+X方向側の位置にある。平面視において第2中心102Aから第1給電点21に向かう直線を第2基準線L2(基準線)という。
第2放射素子102では、第2給電点22は第2中心102Aに対して-Y方向側の位置にある。第2給電点22は、第2基準線L2に対して第2中心102Aの周回方向に-θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、第2基準線L2に対して第2中心102Aの周回方向に-90°の位置にある。
第1放射素子101と第2放射素子102とは、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに異なる。詳しくは、第1放射素子101において第1中心101Aに対する第1給電点21のX方向の位置と、第2放射素子102において第2中心102Aに対する第1給電点21のX方向の位置とは異なる。
第1放射素子101と第2放射素子102とは、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに同じである。詳しくは、第1放射素子101において第1中心101Aに対する第2給電点22のY方向の位置と、第2放射素子102において第2中心102Aに対する第2給電点22のY方向の位置とは同じである。
第1放射素子101と第2放射素子102との間に、Y方向と平行な中央線C1を設定する。中央線C1から第1放射素子101までの距離と、中央線C1から第2放射素子102までの距離とは等しい。第1放射素子101と第2放射素子102とは、第1給電点21および第2給電点22が、中央線C1を対称軸として線対称となる位置にある。
[第1実施形態のアレイアンテナが奏する効果]
本実施形態のアレイアンテナ100によれば、第1放射素子101では、第2給電点22は第1基準線L1に対して+θ°(+90°)の位置にある。第2放射素子102では、第2給電点22は第2基準線L2に対して-θ°(-90°)の位置にある。放射素子が放射する主偏波(第1偏波および第2偏波)に対する不要偏波(例えば、主偏波が第1偏波の場合、不要偏波は第2偏波である。主偏波が第2偏波の場合、不要偏波は第1偏波である)の位相は、放射素子の向きに依存する。そのため、隣り合う第1放射素子101と第2放射素子102の、第1給電点21と第2給電点22の相対角度が異なることによって、第1放射素子101と第2放射素子102の不要偏波は打ち消し合う。したがって、アレイアンテナ100では、2つの放射素子における給電点の相対角度が同じ場合に比べ、偏波比を改善することができる。よって、アレイアンテナ100では、不要な偏波を抑制できる。
アレイアンテナ100では、第2給電点22が+θ°の位置にある放射素子(第1放射素子101)の数と、第2給電点22が-θ°の位置にある放射素子(第2放射素子102)の数とが等しいため、放射素子101,102の不要偏波は打ち消し合う。よって、不要な偏波を効率よく抑制できる。ただし、第2給電点22が+θ°の位置にある放射素子の数と、第2給電点22が-θ°の位置にある放射素子の数とが異なる場合でも、放射素子の不要偏波の一部は打ち消し合う。
アレイアンテナ100では、第1給電点21と第2給電点22の相対角度が異なる放射素子101,102が隣り合っているため、給電点21,22の相対角度が異なる放射素子が離れている場合と比べ、不要偏波が打ち消し合う作用を高めることができる。
アレイアンテナ100では、第1放射素子101と第2放射素子102とは、第1給電点21および第2給電点22が、中央線C1を対称軸として線対称となる位置にある。そのため、放射素子101,102の不要偏波が打ち消し合う作用を高めることができる。
[アレイアンテナ](第2実施形態)
図2は、第2実施形態に係るアレイアンテナ200の平面図である。他の実施形態との共通構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図2に示すように、アレイアンテナ200は、第1放射素子101と、第2放射素子102と、第3放射素子103と、第4放射素子104と、基板105と、を備える。アレイアンテナ200は、第3放射素子103と第4放射素子104とを有する点でアレイアンテナ100(図1参照)と異なる。アレイアンテナ200は、フェイズドアレイアンテナである。
第3放射素子103および第4放射素子104は、第1放射素子101および第2放射素子102と同様に、基板105の一方の面105aに形成されている。第3放射素子103および第4放射素子104は、放射素子の例である。第1放射素子101、第2放射素子102、第3放射素子103、および第4放射素子104は、「放射素子101~104」と総称することがある。放射素子101~104は、例えば、パッチアンテナである。
放射素子101~104は、矩形状(例えば、正方形状)に形成されている。第3放射素子103および第4放射素子104は、平面視において第1放射素子1と同形状であってよい。
第3放射素子103に第3中心103A(中心)を設定する。第3中心103Aは、例えば、平面視において矩形状の第3放射素子103の重心に位置する。第3放射素子103の重心は、第3放射素子103の2つの対角線の交点である。第4放射素子104に第4中心104A(中心)を設定する。第4中心104Aは、例えば、平面視において矩形状の第4放射素子104の重心に位置する。第4放射素子104の重心は、第4放射素子104の2つの対角線の交点である。
放射素子101~104は、アレイ状(マトリックス状)に配列される。本実施形態のアレイ状(マトリックス状)は、複数の行と複数の列とを有する2次元の配列形態である。
第3放射素子103は、第1放射素子101に対して-Y方向側に位置する。第1放射素子101と第3放射素子103とは、間隔を空けてY方向に並んで配列されている。第1放射素子101と第3放射素子103とは、Y方向に隣り合っている。
第4放射素子104は、第3放射素子103に対して+X方向側に位置する。第3放射素子103と第4放射素子104とは、間隔を空けてX方向に並んで配列されている。第3放射素子103と第4放射素子104とは、X方向に隣り合っている。第4放射素子104は、第2放射素子102に対して-Y方向側に位置する。第2放射素子102と第4放射素子104とは、間隔を空けてY方向に並んで配列されている。第2放射素子102と第4放射素子104とは、Y方向に隣り合っている。
放射素子101~104は、2行×2列のマトリックス状に配列されている。
放射素子101~104は、2つの偏波を励振できる。詳しくは、放射素子101~104は、第1偏波および第2偏波を励振できる。第2偏波は、第1偏波とは異なる。例えば、第2偏波の偏波面は、第1偏波の偏波面と直交する。
平面視において、放射素子101~104の領域内には、それぞれ、第1給電点21と第2給電点22とが1つずつ配置されている。第1給電点21は、第1偏波を励振するために設けられている。第2給電点22は、第2偏波を励振するために設けられている。放射素子101~104の給電点21,22は、それぞれ配線を介して共通の集積回路に電気的に接続される。ただし、放射素子と集積回路とは電磁的結合によって接続されてもよい。
第3放射素子103では、第1給電点21および第2給電点22は第3中心103Aを外れた位置にある。第3放射素子103では、第1給電点21は第3中心103Aに対して-X方向側の位置にある。平面視において第3中心103Aから第1給電点21に向かう直線を第3基準線L3(基準線)という。
第3放射素子103では、第2給電点22は第3中心103Aに対して+Y方向側の位置にある。第2給電点22は、第3基準線L3に対して第3中心103Aの周回方向に-θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、第3基準線L3に対して第3中心103Aの周回方向に-90°の位置にある。
第4放射素子104では、第1給電点21および第2給電点22は第4中心104Aを外れた位置にある。第4放射素子104では、第1給電点21は第4中心104Aに対して+X方向側の位置にある。平面視において第4中心104Aから第1給電点21に向かう直線を第4基準線L4(基準線)という。
第4放射素子104では、第2給電点22は第4中心104Aに対して+Y方向側の位置にある。第2給電点22は、第4基準線L4に対して第4中心104Aの周回方向に+θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、第4基準線L4に対して第4中心104Aの周回方向に+90°の位置にある。
第3放射素子103と第4放射素子104とは、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに異なる。詳しくは、第3放射素子103において第3中心103Aに対する第1給電点21のX方向の位置と、第4放射素子104において第4中心104Aに対する第1給電点21のX方向の位置とは異なる。
第3放射素子103と第4放射素子104とは、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに同じである。詳しくは、第3放射素子103において第3中心103Aに対する第2給電点22のY方向の位置と、第4放射素子104において第4中心104Aに対する第2給電点22のY方向の位置とは同じである。
第1放射素子101と第3放射素子103とは、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに同じである。詳しくは、第1放射素子101において第1中心101Aに対する第1給電点21のX方向の位置と、第3放射素子103において第3中心103Aに対する第1給電点21のX方向の位置とは同じである。
第1放射素子101と第3放射素子103とは、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに異なる。詳しくは、第1放射素子101において第1中心101Aに対する第2給電点22のY方向の位置と、第3放射素子103において第3中心103Aに対する第2給電点22のY方向の位置とは異なる。
第2放射素子102と第4放射素子104とは、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに同じである。詳しくは、第2放射素子102において第2中心102Aに対する第1給電点21のX方向の位置と、第4放射素子104において第4中心104Aに対する第1給電点21のX方向の位置とは同じである。
第2放射素子102と第4放射素子104とは、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに異なる。詳しくは、第2放射素子102において第2中心102Aに対する第2給電点22のY方向の位置と、第4放射素子104において第4中心104Aに対する第2給電点22のY方向の位置とは異なる。
中央線C1から第3放射素子103までの距離と、中央線C1から第4放射素子104までの距離とは等しい。また、中央線C1から第3放射素子103までの距離と、中央線C1から第4放射素子104までの距離は、中央線C1から第1放射素子101(または、中央線C1から第2放射素子102)までの距離と等しい。第3放射素子103と第4放射素子104とは、第1給電点21および第2給電点22が、中央線C1を対称軸として線対称となる位置にある。
[第2実施形態のアレイアンテナが奏する効果]
本実施形態のアレイアンテナ200によれば、第1放射素子101では、第2給電点22は第1基準線L1に対して+θ°(+90°)の位置にある。第2放射素子102では、第2給電点22は第2基準線L2に対して-θ°(-90°)の位置にある。X方向に隣り合う放射素子101,102の、給電点21,22の相対角度が異なることによって、放射素子101,102の不要偏波は打ち消し合う。よって、不要な偏波を抑制できる。
アレイアンテナ200によれば、X方向に隣り合う放射素子103,104についても、放射素子101,102と同様に、給電点21,22の相対角度が異なる。そのため、放射素子103,104の不要偏波は打ち消し合う。よって、不要な偏波を抑制できる。
アレイアンテナ200では、第2給電点22が+θ°の位置にある放射素子(放射素子101,104)の数と、第2給電点22が-θ°の位置にある放射素子(放射素子102,103)の数とが等しいため、放射素子101~104の不要偏波は打ち消し合う。よって、不要な偏波を効率よく抑制できる。ただし、第2給電点22が+θ°の位置にある放射素子の数と、第2給電点22が-θ°の位置にある放射素子の数とが異なる場合でも、放射素子の不要偏波の一部は打ち消し合う。
アレイアンテナ200では、第1給電点21と第2給電点22の相対角度が異なる放射素子101~104が隣り合っているため、給電点21,22の相対角度が異なる放射素子が離れている場合と比べ、不要偏波が打ち消し合う作用を高めることができる。
アレイアンテナ200では、放射素子101,102は、給電点21,22が中央線C1を対称軸として線対称となる位置にある。放射素子103,104は、給電点21,22が中央線C1を対称軸として線対称となる位置にある。詳しくは、放射素子101,103の組と、放射素子102,104の組とは、給電点21,22が中央線C1を対称軸として線対称となる位置にある。そのため、放射素子101~104の不要偏波が打ち消し合う作用を高めることができる。
[アレイアンテナ](第3実施形態)
図3は、第3実施形態に係るアレイアンテナ300の平面図である。他の実施形態との共通構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、アレイアンテナ300は、放射素子101~104に代えて放射素子201~204を備える点でアレイアンテナ200(図2参照)と異なる。放射素子201~204は、2行×2列のマトリックス状に配列されている。アレイアンテナ300は、フェイズドアレイアンテナである。放射素子201~204は、例えば、パッチアンテナである。
第1放射素子201では、第1給電点21は第1中心201Aに対して+X方向側の位置にある。平面視において第1中心201Aから第1給電点21に向かう直線は第1基準線L1である。
第1放射素子201では、第2給電点22は第1中心201Aに対して+Y方向側の位置にある。第2給電点22は、第1基準線L1に対して第1中心201Aの周回方向に+θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、第1基準線L1に対して第1中心201Aの周回方向に+90°の位置にある。
第2放射素子202では、第1給電点21は第2中心202Aに対して+X方向側の位置にある。平面視において第2中心202Aから第1給電点21に向かう直線は第2基準線L2である。
第2放射素子202では、第2給電点22は第2中心202Aに対して-Y方向側の位置にある。第2給電点22は、第2基準線L2に対して第2中心202Aの周回方向に-θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、第2基準線L2に対して第2中心202Aの周回方向に-90°の位置にある。
第3放射素子203では、第1給電点21は第3中心203Aに対して-X方向側の位置にある。平面視において第3中心203Aから第1給電点21に向かう直線は第3基準線L3である。
第3放射素子203では、第2給電点22は第3中心203Aに対して+Y方向側の位置にある。第2給電点22は、第3基準線L3に対して第3中心203Aの周回方向に-θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、第3基準線L3に対して第3中心203Aの周回方向に-90°の位置にある。
第4放射素子204では、第1給電点21は第4中心204Aに対して-X方向側の位置にある。平面視において第4中心204Aから第1給電点21に向かう直線は第4基準線L4である。
第4放射素子204では、第2給電点22は第4中心204Aに対して-Y方向側の位置にある。第2給電点22は、第4基準線L4に対して第4中心204Aの周回方向に+θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、第4基準線L4に対して第4中心204Aの周回方向に+90°の位置にある。
第1放射素子201と第2放射素子202とは、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに同じである。詳しくは、第1放射素子201において第1中心201Aに対する第1給電点21のX方向の位置と、第2放射素子202において第2中心202Aに対する第1給電点21のX方向の位置とは同じである。
第1放射素子201と第2放射素子202とは、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに異なる。詳しくは、第1放射素子201において第1中心201Aに対する第2給電点22のY方向の位置と、第2放射素子202において第2中心202Aに対する第2給電点22のY方向の位置とは異なる。
第3放射素子203と第4放射素子204とは、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに同じである。詳しくは、第3放射素子203において第3中心203Aに対する第1給電点21のX方向の位置と、第4放射素子204において第4中心204Aに対する第1給電点21のX方向の位置とは同じである。
第3放射素子203と第4放射素子204とは、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに異なる。詳しくは、第3放射素子203において第3中心203Aに対する第2給電点22のY方向の位置と、第4放射素子204において第4中心204Aに対する第2給電点22のY方向の位置とは異なる。
第1放射素子201と第3放射素子203とは、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに異なる。詳しくは、第1放射素子201において第1中心201Aに対する第1給電点21のX方向の位置と、第3放射素子203において第3中心203Aに対する第1給電点21のX方向の位置とは異なる。
第1放射素子201と第3放射素子203とは、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに同じである。詳しくは、第1放射素子201において第1中心201Aに対する第2給電点22のY方向の位置と、第3放射素子203において第3中心203Aに対する第2給電点22のY方向の位置とは同じである。
第2放射素子202と第4放射素子204とは、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに異なる。詳しくは、第2放射素子202において第2中心202Aに対する第1給電点21のX方向の位置と、第4放射素子204において第4中心204Aに対する第1給電点21のX方向の位置とは異なる。
第2放射素子202と第4放射素子204とは、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに同じである。詳しくは、第2放射素子202において第2中心202Aに対する第2給電点22のY方向の位置と、第4放射素子204において第4中心204Aに対する第2給電点22のY方向の位置とは同じである。
[第3実施形態のアレイアンテナが奏する効果]
本実施形態のアレイアンテナ300によれば、第1放射素子201では、第2給電点22は第1基準線L1に対して+θ°(+90°)の位置にある。第2放射素子202では、第2給電点22は第2基準線L2に対して-θ°(-90°)の位置にある。X方向に隣り合う放射素子201,202の、給電点21,22の相対角度が異なることによって、放射素子201,202の不要偏波は打ち消し合う。よって、不要な偏波を抑制できる。
アレイアンテナ300では、X方向に隣り合う放射素子203,204についても、給電点21,22の相対角度が異なる。そのため、放射素子203,204の不要偏波は打ち消し合う。よって、不要な偏波を抑制できる。
アレイアンテナ300では、第2給電点22が+θ°の位置にある放射素子(放射素子101,104)の数と、第2給電点22が-θ°の位置にある放射素子(放射素子102,103)の数とが等しいため、放射素子101~104の不要偏波は打ち消し合う。よって、不要な偏波を効率よく抑制できる。ただし、第2給電点22が+θ°の位置にある放射素子の数と、第2給電点22が-θ°の位置にある放射素子の数とが異なる場合でも、放射素子の不要偏波の一部は打ち消し合う。
X方向に隣り合う放射素子201,202は、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が異なるため、X方向に隣り合う放射素子の第2給電点22どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。X方向に隣り合う放射素子203,204についても、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が異なるため、X方向に隣り合う放射素子の第2給電点22どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。
例えば、複数のアレイアンテナ300をY方向に並べた場合、隣り合うアレイアンテナ300のうち、一方のアレイアンテナ300の第2給電点22と、他方のアレイアンテナ300の第2給電点22との距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。よって、アレイアンテナ300どうしの電磁波の干渉を抑制できる。
Y方向に隣り合う放射素子201,203は、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに異なるため、Y方向に隣り合う放射素子の第1給電点21どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。Y方向に隣り合う放射素子202,204についても、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに異なるため、Y方向に隣り合う放射素子の第1給電点21どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。
例えば、複数のアレイアンテナ300をX方向に並べた場合、隣り合うアレイアンテナ300のうち、一方のアレイアンテナ300の第1給電点21と、他方のアレイアンテナ300の第1給電点21との距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。よって、アレイアンテナ300どうしの電磁波の干渉を抑制できる。
X方向に隣り合う放射素子201,202は、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに同じであるため、隣り合う放射素子の第1給電点21どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。X方向に隣り合う放射素子203,204についても、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに同じであるため、隣り合う放射素子の第1給電点21どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。
Y方向に隣り合う放射素子201,203は、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに同じであるため、隣り合う放射素子の第2給電点22どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。Y方向に隣り合う放射素子202,204についても、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに同じであるため、隣り合う放射素子の第2給電点22どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。
[アレイアンテナ](第4実施形態)
図4は、第4実施形態に係るアレイアンテナ400の平面図である。他の実施形態との共通構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、アレイアンテナ400は、放射素子201~204に代えて放射素子1~16を備える点でアレイアンテナ300(図3参照)と異なる。放射素子1~16は、4行×4列のマトリックス状に配列されている。アレイアンテナ400は、フェイズドアレイアンテナである。放射素子1~16は、例えば、パッチアンテナである。
第1放射素子1~第4放射素子4は、X方向に配列されている。第1放射素子1~第4放射素子4では、第1給電点21は中心1A~4Aに対して+X方向側の位置にある。平面視において中心1A~4Aから第1給電点21に向かう直線は、それぞれ基準線L1~L4である。
第1放射素子1および第3放射素子3では、第2給電点22は中心1A,3Aに対して+Y方向側の位置にある。第2給電点22は、基準線L1,L3に対して周回方向に+θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、基準線L1,L3に対して中心1A,3Aの周回方向に+90°の位置にある。
第2放射素子2および第4放射素子4では、第2給電点22は中心2A,4Aに対して-Y方向側の位置にある。第2給電点22は、基準線L2,L4に対して周回方向に-θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、基準線L2,L4に対して中心2A,4Aの周回方向に-90°の位置にある。
第5放射素子5~第8放射素子8は、X方向に配列されている。第5放射素子5~第8放射素子8は、第1放射素子1~第4放射素子4に対して-Y方向側に位置する。
第5放射素子5~第8放射素子8では、第1給電点21は中心5A~8Aに対して-X方向側の位置にある。平面視において中心5A~8Aから第1給電点21に向かう直線は、それぞれ基準線L5~L8である。
第5放射素子5および第7放射素子7では、第2給電点22は中心5A,7Aに対して+Y方向側の位置にある。第2給電点22は、基準線L5,L7に対して周回方向に-θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、基準線L5,L7に対して中心5A,7Aの周回方向に-90°の位置にある。
第6放射素子6および第8放射素子8では、第2給電点22は中心6A,8Aに対して-Y方向側の位置にある。第2給電点22は、基準線L6,L8に対して周回方向に+θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、基準線L6,L8に対して中心6A,8Aの周回方向に+90°の位置にある。
第9放射素子9~第12放射素子12は、X方向に配列されている。第9放射素子9~第12放射素子12は、第5放射素子5~第8放射素子8に対して-Y方向側に位置する。
第9放射素子9~第12放射素子12では、第1給電点21は中心9A~12Aに対して+X方向側の位置にある。平面視において中心9A~12Aから第1給電点21に向かう直線は、それぞれ基準線L9~L12である。
第9放射素子9および第11放射素子11では、第2給電点22は中心9A,11Aに対して+Y方向側の位置にある。第2給電点22は、基準線L9,L11に対して周回方向に+θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、基準線L9,L11に対して中心9A,11Aの周回方向に+90°の位置にある。
第10放射素子10および第12放射素子12では、第2給電点22は中心10A,12Aに対して-Y方向側の位置にある。第2給電点22は、基準線L10,L12に対して周回方向に-θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、基準線L10,L12に対して中心10A,12Aの周回方向に-90°の位置にある。
第13放射素子13~第16放射素子16は、X方向に配列されている。第13放射素子13~第16放射素子16は、第9放射素子9~第12放射素子12に対して-Y方向側に位置する。
第13放射素子13~第16放射素子16では、第1給電点21は中心13A~16Aに対して-X方向側の位置にある。平面視において中心13A~16Aから第1給電点21に向かう直線は、それぞれ基準線L13~L16である。
第13放射素子13および第15放射素子15では、第2給電点22は中心13A,15Aに対して+Y方向側の位置にある。第2給電点22は、基準線L13,L15に対して周回方向に-θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、基準線L13,L15に対して中心13A,15Aの周回方向に-90°の位置にある。
第14放射素子14および第16放射素子16では、第2給電点22は中心14A,16Aに対して-Y方向側の位置にある。第2給電点22は、基準線L14,L16に対して周回方向に+θ°(0<θ≦90)の位置にある。本実施形態では、第2給電点22は、基準線L14,L16に対して中心14A,16Aの周回方向に+90°の位置にある。
X方向に隣り合う放射素子は、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに同じである。X方向に隣り合う放射素子は、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに異なる。
Y方向に隣り合う放射素子は、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに異なる。Y方向に隣り合う放射素子は、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに同じである。
[第4実施形態のアレイアンテナが奏する効果]
本実施形態のアレイアンテナ400によれば、X方向に隣り合う放射素子の第1給電点21と第2給電点22の相対角度が異なることによって、不要偏波は打ち消し合う。よって、不要な偏波を抑制できる。本実施形態では、第2給電点22が+θ°の位置にある放射素子の数と、第2給電点22が-θ°の位置にある放射素子の数とが等しいが、第2給電点22が+θ°の位置にある放射素子の数と、第2給電点22が-θ°の位置にある放射素子の数とが異なる場合でも、放射素子の不要偏波の一部は打ち消し合う。
X方向に隣り合う放射素子は、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が異なるため、X方向に隣り合う放射素子の第2給電点22どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。
Y方向に隣り合う放射素子は、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに異なるため、アイソレーションを良くすることができる。
X方向に隣り合う放射素子は、その放射素子の中心に対する第1給電点21のX方向の位置が互いに同じであるため、X方向に隣り合う放射素子の第1給電点21どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。
Y方向に隣り合う放射素子は、その放射素子の中心に対する第2給電点22のY方向の位置が互いに同じであるため、Y方向に隣り合う放射素子の第2給電点22どうしの距離を大きくし、アイソレーションを良くすることができる。
[アレイアンテナ](第5実施形態)
図5は、第5実施形態に係るアレイアンテナ500の平面図である。他の実施形態との共通構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、アレイアンテナ500は、放射素子101~104に代えて放射素子301~304を備える点でアレイアンテナ200(図2参照)と異なる。放射素子301~304は、例えば、L字アンテナである。
アレイアンテナ500は、第1給電点21および第2給電点22については、アレイアンテナ200(図2参照)と同様の構成である。
放射素子301~304は、それぞれ第1直線素子305と、第2直線素子306とが組み合わされて形成されている。第1直線素子305はX方向に延びる直線状とされている。第2直線素子306はY方向に延びる直線状とされている。放射素子301~304は、平面視において、第1直線素子305と第2直線素子306とが長さ方向の中央で交差することによって十字形状とされている。
アレイアンテナ500は、第1給電点21および第2給電点22については、アレイアンテナ200(図2参照)と同様の構成であるため、アレイアンテナ200と同様の効果を奏する。
本発明は前述の例に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
第1実施形態に係るアレイアンテナ100(図1参照)では、2つの放射素子101,102がアレイ状に配列されているが、アレイ状に配列される放射素子の数は特に限定されない。アレイ状に配列される放射素子の数は複数(2以上の任意の数)であってよい。
アレイアンテナ200,300,400(図2~図4参照)では、放射素子は、2行×2列または4行×4列のマトリックス状に配列されているが、マトリックス状に配列される放射素子の行および列の数は特に限定されない。マトリックス状に配列される放射素子の行および列の数は、それぞれ複数(2以上の任意の数)であってよい。
アレイアンテナ100,200,300,400(図1~図4参照)では、複数の放射素子のうち半数は、第2給電点22が+θ°の位置にある放射素子である。残りの半数は第2給電点22が-θ°の位置にある放射素子である。第2給電点が+θ°の位置にある放射素子の数は特に限定されず、複数の放射素子のうち少なくとも1つあればよい。第2給電点が-θ°の位置にある放射素子の数は特に限定されず、複数の放射素子のうち少なくとも1つあればよい。
アレイアンテナ100,200,300,400(図1~図4参照)では、第2給電点が+θ°の位置にある放射素子の数と、第2給電点が-θ°の位置にある放射素子の数とは等しいが、第2給電点が+θ°の位置にある放射素子の数と、第2給電点が-θ°の位置にある放射素子の数とは異なっていてもよい。
実施形態のアレイアンテナは、少なくとも1つの放射素子において第2給電点が基準線に対して+θ1°(0<θ1≦90)の位置にあり、かつ、少なくとも1つの放射素子において第2給電点が基準線に対して-θ2°(0<θ2≦90)の位置にある構成でもよい。θ1とθ2とは異なっていてもよいが、同じである(θ1=θ2)ことが好ましい。
アレイアンテナ200,300,400(図2~図4参照)では、放射素子は、互いに直交するX方向(第1方向)とY方向(第2方向)に配列されているが、放射素子の配列方向である第1方向と第2方向とは交差する方向であればよい。第1方向と第2方向の交差角度は90°に限らず、例えば、0°を越え、90°未満でもよい。
角度「θ」は、0を越え、90以下である(0<θ≦90)ことが好ましいが、0を越え、180以下(0<θ≦180)であってもよい。
1~16,101~104,201~204,301~304…放射素子、21…第1給電点、22…第2給電点、1A~16A,101A~104A,201A~204A,301A~304A…中心、L1~L16…基準線、X方向…第1方向、Y方向…第2方向

Claims (4)

  1. 第1偏波、および前記第1偏波と異なる第2偏波を励振する複数の放射素子を備え、
    前記放射素子に、前記第1偏波を励振するための第1給電点と、前記第2偏波を励振するための第2給電点と、が配置され、
    複数の前記放射素子は、
    前記放射素子の中心から前記第1給電点に向かう基準線に対し、前記第2給電点は前記中心を周回する方向に+θ°(0<θ≦90)の位置にある前記放射素子と
    前記放射素子の中心から前記第1給電点に向かう基準線に対し、前記第2給電点は前記中心を周回する方向に-θ°の位置にある前記放射素子と、を含み、
    複数の前記放射素子は、第1方向と前記第1方向に交差する第2方向とにマトリックス状に配列され、
    前記第1方向に隣り合う前記放射素子は、前記放射素子の中心に対する前記第2給電点の前記第2方向の位置が互いに異なり、
    前記第2方向に隣り合う前記放射素子は、前記放射素子の中心に対する前記第1給電点の前記第1方向の位置が互いに異なる、
    アレイアンテナ。
  2. 前記第2給電点が+θ°の位置にある前記放射素子の数と、前記第2給電点が-θ°の位置にある前記放射素子の数とは等しい、
    請求項1に記載のアレイアンテナ。
  3. 前記第2給電点が+θ°の位置にある前記放射素子と、前記第2給電点が-θ°の位置にある前記放射素子とは、隣り合っている、
    請求項1に記載のアレイアンテナ。
  4. 前記第1方向に隣り合う前記放射素子は、前記放射素子の中心に対する前記第1給電点の前記第1方向の位置が互いに同じであり、
    前記第2方向に隣り合う前記放射素子は、前記放射素子の中心に対する前記第2給電点の前記第2方向の位置が互いに同じである、
    請求項1~3のうちいずれか1項に記載のアレイアンテナ。
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