JP2021052337A - 偏波共用アレイアンテナ及びその製造方法 - Google Patents

偏波共用アレイアンテナ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配線形状を複雑化することなく、集積回路に集積された複数の送受信部から偏波共用の平面アンテナの各給電点までの配線を等長とする。【解決手段】実施の形態に係る偏波共用アレイアンテナ10Aは、互いに直交する2つの第1偏波、第2偏波を発生する平面アンテナ11a、11bと、平面アンテナ11a、11bにそれぞれ設けられた第1偏波を発生するための給電点12a、12b及び第2偏波を発生するための給電点14a、14bと、各給電点12a、12b、14a、14bにそれぞれ配線を介して接続される送受信部21a、21b、22a、22bを有する集積回路20を備え、平面視で、軸A1に対して、給電点12a、14aが給電点12b、14bとそれぞれ対称に配置され、送受信部21a、22aが送受信部21b、22bとそれぞれ対称に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、偏波共用アレイアンテナ及びその製造方法に関する。
無線通信の急速な普及に伴い、無線通信に使用される周波数帯の不足が問題となっている。周波数帯を有効に利用する技術の1つとして、ビームフォーミングが挙げられる。ビームフォーミングは、指向性を有する電波を放射することで、信号の品質を保ちつつ、他の無線システムなどへの干渉を抑え、所定の通信対象との無線通信を可能にする技術である。
ビームフォーミングを実現する代表的な手法として、フェーズドアレイが挙げられる。フェーズドアレイは、送信機において複数の平面アンテナに給電される無線信号の位相を調整し、各平面アンテナから放射される電波を空間において合成することによって、所望の方向の信号を強める技術である。
近年、パッチアンテナなどの平面アンテナと送受信機の高周波部をそれぞれ基板の両面に実装した一体型モジュールが小型化の観点から注目されている。フェーズドアレイにおける複数の平面アンテナは、搬送波の半波長程度の間隔で配置されることが望ましいため、高周波になるほどアンテナ間の間隔は短くなり、前述の一体型モジュールもより小さくなる。
ミリ波帯を例に挙げると、30GHz(波長10mm)で半波長5mm、60GHz帯(波長5mm)で半波長2.5mmとなる。一体型モジュールを実現するためにはこれら半波長程度の領域に送受信機を実装する必要があり、移相器を含む複数の送受信部の集積化が必須となる。
また、フェーズドアレイにおいては、想定される位相の重みづけに対して個々のアレイの特性にずれがあると、ビームが所望の方向からずれてしまう。そのため、送受信部からアンテナの給電点までの配線レイアウトはすべてのアレイで同一形状であることが望ましい。
特許文献1には、2つのサブアレイのそれぞれに、4つの放射素子からなる2つの4素子アレイを形成し、4素子アレイ間に給電線路を通して各放射素子への給電線路を等長に配線して給電することが開示されている。特許文献1では、サイドローブを低減するために、2つのサブアレイへの給電点をプリント基板の両端にそれぞれ設け、2つのサブアレイ間で給電方向を反対にしている。また、特許文献2には、2偏波共用のパッチアンテナにおいて、給電点を鏡面対称位置に配置することで、直交偏波への漏洩を低減する技術が開示されている。
特開2019−047238号公報 特表2000−508144号公報
通信品質向上のため、直交する2種類の偏波を用いた偏波ダイバーシティや偏波MIMO(multiple-input and multiple-output)を使用することがある。1つの平面アンテナで2種類の偏波を同時に発生させる場合、集積回路に集積された2つの送受信部が、1つの平面アンテナの異なる位置に配置された2つの給電点とそれぞれ接続することになる。
2偏波共用の平面アンテナへ給電する場合において、平面アンテナ間の同一偏波の特性を等しくするためには、同一偏波の各給電点への配線が等長であることが求められる。しかし、各送受信部から対応する給電点への配線を等長にするためには複雑な形状の配線が必要となり、配線の損失増加と設計工数の増大を招くという問題がある。
本開示の目的は、上述した問題を鑑み、配線形状を複雑化することなく、集積回路に集積された複数の送受信部から偏波共用の平面アンテナの各給電点までの配線を等長とする偏波共用アレイアンテナ及びその製造方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る偏波共用アレイアンテナは、アンテナ基板の一方の面において隣接して設けられ、互いに直交する2つの第1偏波、第2偏波を発生する第1平面アンテナ及び第2平面アンテナと、前記第1平面アンテナに設けられた、前記第1偏波を発生させるための第1給電点及び前記第2偏波を発生させるための第2給電点と、前記第2平面アンテナに設けられた、前記第1偏波を発生させるための第3給電点及び前記第2偏波を発生させるための第4給電点と、前記アンテナ基板の他方の面に設けられ、前記第1給電点〜前記第4給電点にそれぞれ第1配線〜第4配線を介して接続される第1送受信部〜第4送受信部を有する集積回路とを備え、平面視で、前記第1平面アンテナと前記第2平面アンテナの中央を通る第1軸に対して、前記第1給電点、前記第2給電点が前記第3給電点、前記第4給電点とそれぞれ対称に配置され、前記第1送受信部、前記第2送受信部が前記第3送受信部、前記第4送受信部とそれぞれ対称に配置されているものである。
本発明の一態様に係る偏波共用アレイアンテナの製造方法は、アンテナ基板の一方の面において、互いに直交する2つの第1偏波、第2偏波を発生する第1平面アンテナ及び第2平面アンテナを隣接して設け、前記第1平面アンテナに、前記第1偏波を発生させるための第1給電点及び前記第2偏波を発生させるための第2給電点を設け、前記第2平面アンテナに、前記第1偏波を発生させるための第3給電点及び前記第2偏波を発生させるための第4給電点を設け、前記アンテナ基板の他方の面に、前記第1給電点〜前記第4給電点にそれぞれ第1配線〜第4配線を介して接続される第1送受信部〜第4送受信部を有する集積回路を設け、平面視で、前記第1平面アンテナと前記第2平面アンテナの中央を通る第1軸に対して、前記第1給電点、前記第2給電点を前記第3給電点、前記第4給電点とそれぞれ対称に配置し、前記第1送受信部、前記第2送受信部を前記第3送受信部、前記第4送受信部とそれぞれ対称に配置する。
本発明によれば、配線形状を複雑化することなく、集積回路に集積された複数の送受信部から偏波共用の平面アンテナの各給電点までの配線を等長とする偏波共用アレイアンテナ及びその製造方法を提供することができる。
実施の形態に係る偏波共用アレイアンテナの構成を示す図である。 実施の形態に係る偏波共用アレイアンテナの構成を示す図である。 実施例1に係る偏波共用アレイアンテナの構成の一例を示す図である。 実施例2に係る偏波共用アレイアンテナの構成の一例を示す図である。 比較例のアンテナの構成を示す図である。 図5のVI−VI断面図である。 比較例のアンテナの構成を示す図である。 比較例のアンテナの構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。なお、偏波共用アレイアンテナを集積回路が形成された側から平面視した図では、平面アンテナと集積回路との位置関係を説明するために、アンテナ基板により見えない部分も見えるように記載している。
実施の形態は、直交する2つの直線偏波を発生する平面の偏波共用アレイアンテナに関する。実施の形態について説明する前に、比較例の問題点について説明する。図4は、4つの平面アンテナ5a〜5dが、2×2アレイで配置された比較例のアンテナの構成を示す図である。図6は、図5のVI−VI断面図である。
図6に示すように、誘電体からなるアンテナ基板1の一方の面には、平面アンテナ5a〜5dが設けられている。各平面アンテナ5a〜5dは、正方形状のパッチアンテナである。各平面アンテナ5a〜5dにおいて、給電点12a〜12dの位置は中心位置から紙面横軸方向にずれており、図5に両矢印で示すように紙面横方向に平行な偏波(H偏波)を放射する。
また、アンテナ基板1の他方の面には、集積回路20が実装されている。集積回路20には4つの送受信部が集積されており、各送受信部のPAD(以下、単に送受信部21a〜21dとする)が半田2を介して配線13a〜13dに接続される。アンテナ基板1にはビア3が形成されている。各平面アンテナ5a〜5dの給電点12a〜12dと配線13a〜13dとはビア3を介して接続される。
図5では、4つの送受信部21a〜21dの中心点(送受信部21a、21dを結ぶ鎖線と送受信部21b、21cを結ぶ鎖線が交わる点)と、給電点12a〜12dの中心位置(給電点12a、12dを結ぶ一点鎖線と給電点12b、12cを結ぶ一点鎖線が交わる点)とが重なるように集積回路20が配置されている。これにより、各送受信部21a〜21dと給電点12a〜12dとを結ぶ配線13a〜13dを等長、同一形状にすることができる。
なお、偏波方向に隣接するアンテナ(平面アンテナ5aと5c及び平面アンテナ5bと5d)間では、給電点の位置が逆方向にずれているが、これは集積回路20の各送受信部に含まれる移相器で位相を180°ずらすことで補正することができる。これにより、製造・実装バラつきを除く設計上の対称性を保つことができ、ビームフォーミングの精度向上が見込める。
なお、図7に両矢印で示すように紙面縦方向に平行な偏波(V偏波)を放射する4つの平面アンテナ6a〜6dが、2×2アレイで配置された比較例のアンテナの場合も同様に、4つの送受信部22a〜22dの中心点と、給電点14a〜14dの中心位置とが重なるように集積回路20を配置することで、各送受信部22a〜22dと給電点14a〜14dとを結ぶ配線15a〜15dを等長、同一形状にすることができる。
図8は、1つの平面アンテナで2つの直交する偏波を発生する偏波共用の平面アンテナ11a〜11dを2×2アレイで配置した比較例を示している。図8の例では、各平面アンテナ11a〜11dの偏波方向は、アレイの配列方向と平行である。すなわち、H偏波方向は、平面アンテナ11a、11cが並ぶ方向と平行であり、V偏波方向は平面アンテナ11a、11bが並ぶ方向と平行である。
各平面アンテナ11a〜11dで2種類の偏波を同時に発生させるため、集積回路20に集積された2つの送受信部が、1つの平面アンテナの異なる位置に配置された2つの給電点とそれぞれ接続される。例えば、1つの平面アンテナ11aでは、2つの送受信部21a、22aが、異なる位置に配置された2つの給電点12a、14aとそれぞれ接続される。
このような1つの平面アンテナで2つの直交する偏波を発生する偏波共用の平面アンテナをアレイ配置した場合に、各平面アンテナの2つの偏波の特性を等しくするためには、各給電点へのすべて配線を等長とすることが望まれている。
しかし、図8に示すように、2つの偏波の給電点12a〜12dの中心位置及び給電点14a〜14dの中心位置と、4つの送受信部21a〜21dの中心点とを一致させることができず、各給電点と送受信部とを接続するすべての配線13a〜13d、15a〜15dを等長にすることができない。各給電点へのすべて配線を等長とするためには、余分な迂回や信号線間の交差が必要となり、配線の損失増加と設計工数の増大を招く。
そこで、発明者らは、以下の偏波共用アレイアンテナを考案した。図1は、実施の形態に係る偏波共用アレイアンテナ10Aの構成例を示す図である。図1に示すように、偏波共用アレイアンテナ10Aは、アンテナ基板の一方の面において、隣接して設けられた、直交する2つの直線偏波(H偏波、V偏波)を発生する平面アンテナ11a、11bを有する。図1に示す例では、平面アンテナ11a、11bはy方向に並ぶように配置されている。ここで、±x方向はH偏波方向であり、±y方向はV偏波方向である(以下の図においても同様である)。
平面アンテナ11aには、H偏波を発生させるための給電点12a、V偏波を発生させるための14aが設けられている。また、平面アンテナ11bには、H偏波を発生させるための給電点12b、V偏波を発生させるための14bが設けられている。アンテナ基板の他方の面には集積回路20が設けられている。集積回路20には給電点12a、14a、12b、14bにそれぞれ配線13a、15a、13b、15bを介して接続される送受信部21a、22a、21b、22bが形成されている。
ここでは、平面アンテナ11aと平面アンテナ11bの中央を通る軸を、軸A1とする。図1の例では、平面視で、軸A1に対して、給電点12a、14aが給電点12b、14bとそれぞれ対称に配置されている。また、平面視で、軸A1に対して、送受信部21a、22aが、送受信部21b、22bとそれぞれ対称に配置されている。
平面アンテナ11aにおいて、給電点12aは−x方向に配置され、給電点14aは−x方向に直交する+y方向に配置されている。また、平面アンテナ11bにおいて、給電点12bは−x方向に配置され、給電点14bは+y方向と反対の−y方向に配置されている。
集積回路20には、送受信部22a、21a、21b、22bがこの順序で、平面アンテナ11aから平面アンテナ11bに向かう方向に、軸A1に直交する直線状に並ぶように配置されている。給電点12aは、給電点14aよりも、送受信部22a、21a、21b、22bが並ぶ直線から離れている。また、給電点12aは、給電点14aよりも、軸Aに近い。
図2は、実施の形態に係る偏波共用アレイアンテナ10Bの構成例を示す図である。図2に示すように、偏波共用アレイアンテナ10Bは、アンテナ基板の一方の面において、隣接して設けられた、直交する2つの直線偏波(H偏波、V偏波)を発生する平面アンテナ11a、11cを有する。図2に示す例では、平面アンテナ11a、11cはx方向に並ぶように配置されている。
ここでは、平面アンテナ11aと平面アンテナ11cの中央を通る軸を、軸A2とする。図2の例では、平面視で、軸A2に対して、給電点12a、14aが給電点12c、給電点14cとそれぞれ対称に配置されている。また、平面視で、軸A2に対して、送受信部21a、22aが、送受信部21c、22cとそれぞれ対称に配置されている。
平面アンテナ11aにおいて、給電点12aは−x方向に配置され、給電点14aは−x方向に直交する+y方向に配置されている。また、平面アンテナ11cにおいて、給電点12cは−x方向と反対の−x方向に配置され、給電点14cは+y方向に配置されている。
集積回路20の平面アンテナ11a側の辺には、送受信部22a、21aが軸A2に平行な直線上に並んでおり、集積回路20の平面アンテナ11c側の辺には、送受信部22c、21cが軸A2に平行な直線上に並んでいる。
このように、それぞれの偏波に寄与する給電点及び送受信部が線対称になるよう配置することで、配線形状を複雑化することなく、集積回路に集積された複数の送受信部から偏波共用の平面アンテナの各給電点までの配線を等長とすることが可能となる。
以下、具体的な実施例について説明する。
実施例1.
図3は、実施例1に係る偏波共用アレイアンテナ10Cの構成を示す図である。図3に示す偏波共用アレイアンテナ10Cは、図1の平面アンテナ11a、11bに加えて、平面アンテナ11aに隣接する平面アンテナ11c、平面アンテナ11bに隣接する平面アンテナ11dをさらに備える。平面アンテナ11a〜11dは、いずれも、互いに2つの直交する偏波を発生する偏波共用の平面アンテナである。平面アンテナ11a〜11dは、図5の比較例と同様に、アンテナ基板1の一方の面に2×2アレイ配置されている。
平面アンテナ11cには、H偏波を発生させるための給電点12c、V偏波を発生させるための14cが設けられている。また、平面アンテナ11dには、H偏波を発生させるための給電点12d、V偏波を発生させるための14dが設けられている。
各アンテナはパッチアンテナであり、放射導体と、地導体と、放射導体及び地導体とに挟まれた誘電体層とにより構成されるマイクロストリップアンテナである。平面アンテナ11a〜11dは、電波を放射する放射導体であり、アンテナ基板1の一方の面に導電性層によって形成される。なお、ここでは図示しないが、アンテナ基板1の他方の面には地導体が設けられる。地導体は、マイクロストリップアンテナのグランドとして機能し、導電性層によって形成される
図3に示すように、平面アンテナ11a〜11dは、それぞれ正方形状を有している。上述したように、各平面アンテナ11a〜11dには、それぞれ異なる位置に配置された2つの給電点が形成されている。各平面アンテナにおいて、2つの給電点は、隣接する2辺のそれぞれの中央部に形成されている。
各平面アンテナ11a〜11dの偏波方向は、アレイの配列方向と同じ方向である。すなわち、H偏波方向は、平面アンテナ11a、11cが並ぶ方向と等しく、V偏波方向は平面アンテナ11a、11bが並ぶ方向と等しい。
また、アンテナ基板1の他方の面には集積回路20が実装されている。集積回路20には、送受信部21a〜21d、送受信部22a〜22dが配置されている。集積回路20は矩形状であり、その左右の辺が、直線A1に直交するように配置される。
集積回路20の左側(−x側)の辺には、送受信部22a、21a、21b、22bがこの順序で、平面アンテナ11aから平面アンテナ11bに向かう方向に軸A1に直交する直線状に並ぶように配置されている。給電点12aは、給電点14aよりも、送受信部22a、21a、21b、22bが並ぶ直線から離れている。また、給電点12aは、給電点14aよりも、軸A1に近い。
集積回路20の右側(+x側)の辺には、送受信部22c、21c、21d、22dがこの順序で、平面アンテナ11cから平面アンテナ11dに向かう方向に、軸A1に直交する直線状に並ぶように配置されている。給電点12cは、給電点14cよりも、送受信部22c、21c、21d、22dが並ぶ直線から離れている。また、給電点12cは、給電点14cよりも軸A1に近い。
ここでは、平面アンテナ11a、11cと平面アンテナ11b、11dの中央を通る軸を軸A1とし、平面アンテナ11a、11bと平面アンテナ11c、11dの中央を通る軸を軸A2とする。図3では、平面視で、軸A1に対して、給電点12a、14aが給電点12b、14bと、給電点12c、14cが給電点12d、14dと、それぞれ対称に配置されている。また、平面視で、軸A2に対して、給電点12a、14aが給電点12c、14cと、給電点12b、14bが給電点12d、14dとそれぞれ対称に配置されている。
また、平面視で、軸A1に対して、送受信部21a、22aが、送受信部21b、22bと、送受信部21c、22cが、送受信部21d、22dとそれぞれ対称に配置されている。さらに、平面視で、軸A2に対して、送受信部21a、22aが送受信部21c、22cと、送受信部21b、22bが、送受信部21d、22dとそれぞれ対称に配置されている。
このように、同一偏波の各給電点、各送受信部は、軸A1及び軸A2に対して対称に配置されている。これにより、配線を互いに交差させることなく、給電点を対応する送受信部にそれぞれ結線することが可能となる。このため、配線13a〜13dを等長、同一形状とすることができ、同様に配線15a〜15dを等長、同一形状とすることができる。これにより、アレイを構成する平面アンテナ間の同一偏波の特性を均一にすることが可能となる。
実施例2.
図4は、実施例2に係る偏波共用アレイアンテナ10Dの構成を示す図である。偏波共用アレイアンテナ10Dにおいて、実施例1と異なる点は、給電点12a〜12d及び送受信部21a〜21d、22a〜22dの配置位置である。なお、実施例2では、実施例1と同様に、同一偏波の各給電点、各送受信部は、軸A1及び軸A2に対して対称に配置されている。
図4に示すように、集積回路20の左側(−x側)の辺には、送受信部21a、22a、22b、21bがこの順序で、平面アンテナ11aから平面アンテナ11bに向かう方向に軸A1に直交する直線状に並ぶように配置されている。給電点12aは、給電点14aよりも、送受信部21a、22a、22b、21bが並ぶ直線に近く。また、給電点12aは、給電点14aよりも、軸A1に近い。
また、集積回路20の右側(+x側)の辺には、送受信部21c、22c、22d、21dがこの順序で、平面アンテナ11cから平面アンテナ11dに向かう方向に、軸A1に直交する直線状に並ぶように配置されている。給電点12cは、給電点14cよりも、送受信部22c、21c、21d、22dが並ぶ直線に近い。また、給電点12cは、給電点14cよりも軸A1に近い。
このように、給電点12a〜12dと給電点14a〜14dの位置関係の変更に合わせて、送受信部21a〜21d、送受信部22a〜22dの配置位置を変更することで、実施例1と同様に、配線を互いに交差させることなく、給電点を対応する送受信部にそれぞれ結線することが可能となる。これにより、配線13a〜13d、配線15a〜15dをそれぞれ等長、同一形状とすることができ、アレイを構成する平面アンテナ間の同一偏波の特性を均一にすることが可能となる。
以上説明したように、実施の形態によれば、平面アンテナの給電部と送受信部とを接続する同一偏波の配線を同一形状にすることができ、2つの偏波の特性をそれぞれ等しくすることができるとともに、配線長増加による損失を低減できる。実施の形態は、無線通信機に用いられ、フェーズドアレイアンテナの場合に特に有効である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上記の例では、正方形状の平面アンテナを用いたが、円形状の平面アンテナ等を用いることも可能である。また、上述の図では、配線をすべて直角に曲げているが、任意の角度で曲げてもよい。
1 アンテナ基板
2 半田
3 ビア
5 平面アンテナ
6 平面アンテナ
10A、10B、10C、10D 偏波共用アレイアンテナ
11a〜11d 平面アンテナ
12a〜12d 給電点
13a〜13d 配線
14a〜14d 給電点
15a〜15d 配線
20 集積回路
21a〜21d 送受信部
22a〜22d 送受信部
A1 軸
A2 軸

Claims (8)

  1. アンテナ基板の一方の面において隣接して設けられ、互いに直交する2つの第1偏波、第2偏波を発生する第1平面アンテナ及び第2平面アンテナと、
    前記第1平面アンテナに設けられた、前記第1偏波を発生させるための第1給電点及び前記第2偏波を発生させるための第2給電点と、
    前記第2平面アンテナに設けられた、前記第1偏波を発生させるための第3給電点及び前記第2偏波を発生させるための第4給電点と、
    前記アンテナ基板の他方の面に設けられ、前記第1給電点〜前記第4給電点にそれぞれ第1配線〜第4配線を介して接続される第1送受信部〜第4送受信部を有する集積回路と、
    を備え、
    平面視で、前記第1平面アンテナと前記第2平面アンテナの中央を通る第1軸に対して、前記第1給電点、前記第2給電点が前記第3給電点、前記第4給電点とそれぞれ対称に配置され、前記第1送受信部、前記第2送受信部が前記第3送受信部、前記第4送受信部とそれぞれ対称に配置されている、
    偏波共用アレイアンテナ。
  2. 前記第1平面アンテナの中心から見て、前記第1給電点は第1方向に配置され、前記第2給電点は前記第1方向と直交する第2方向に配置され、
    前記第2平面アンテナの中心から見て、前記第3給電点は前記第1方向に配置され、前記第4給電点は前記第2方向と反対の方向に配置されている、
    請求項1に記載の偏波共用アレイアンテナ。
  3. 前記第2送受信部、前記第1送受信部、前記第3送受信部、前記第4送受信部が、この順序で、前記第1平面アンテナから前記第2平面アンテナに向かう方向に、前記第1軸に直交する直線上に並んでおり、
    前記第1給電点は前記第2給電点よりも前記直線から離れており、
    前記第1給電点は前記第2給電点よりも前記第1軸に近い、
    請求項2に記載の偏波共用アレイアンテナ。
  4. 前記第1送受信部、前記第2送受信部、前記第4送受信部、前記第3送受信部が、この順序で、前記第1平面アンテナから前記第2平面アンテナに向かう方向に、前記第1軸に直交する直線上に並んでおり、
    前記第1給電点は前記第2給電点よりも前記直線に近く、
    前記第1給電点は前記第2給電点よりも前記第1軸に近い、
    請求項2に記載の偏波共用アレイアンテナ。
  5. 前記第1平面アンテナ及び前記第2平面アンテナと2×2アレイで配置される、前記第1平面アンテナに隣接する第3平面アンテナ、及び、前記第2平面アンテナに隣接する第4平面アンテナと、
    前記第3平面アンテナに設けられ、前記第1偏波を発生させるための第5給電点及び前記第2偏波を発生させるための第6給電点と、
    前記第2平面アンテナに設けられ、前記第1偏波を発生させるための第7給電点及び前記第2偏波を発生させるための第8給電点と、
    前記集積回路に設けられ、前記第5給電点〜前記第8給電点にそれぞれ第5配線〜第8配線を介して接続される第5送受信部〜第8送受信部と、
    をさらに備え、
    平面視で、前記第1平面アンテナ及び前記第2平面アンテナと前記第3平面アンテナ及び前記第4平面アンテナの中央を通る第2軸に対して、前記第1給電点、前記第2給電点が前記第5給電点、前記第6給電点と、前記第3給電点、前記第4給電点が前記第7給電点、前記第8給電点とそれぞれ対称に配置され、前記第1送受信部、前記第2送受信部が前記第5送受信部、前記第6送受信部と、前記第3送受信部、前記第4送受信部が前記第7送受信部、前記第8送受信部とそれぞれ対称に配置されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の偏波共用アレイアンテナ。
  6. 前記第1平面アンテナの中心から見て、前記第1給電点は第1方向に配置され、前記第2給電点は前記第1方向と直交する第2方向に配置され、
    前記第2平面アンテナの中心から見て、前記第3給電点は前記第1方向と反対の方向に配置され、前記第4給電点は前記第2方向に配置されている、
    請求項1に記載の偏波共用アレイアンテナ。
  7. 前記第1送受信部、前記第2送受信部が、前記第1軸に平行な第1直線上に並んでおり、
    前記第3送受信部、前記第4送受信部が、前記第1軸に平行な、前記第1直線と異なる第2直線上に並んでいる、
    請求項6に記載の偏波共用アレイアンテナ。
  8. アンテナ基板の一方の面において、互いに直交する2つの第1偏波、第2偏波を発生する第1平面アンテナ及び第2平面アンテナを隣接して設け、
    前記第1平面アンテナに、前記第1偏波を発生させるための第1給電点及び前記第2偏波を発生させるための第2給電点を設け、
    前記第2平面アンテナに、前記第1偏波を発生させるための第3給電点及び前記第2偏波を発生させるための第4給電点を設け、
    前記アンテナ基板の他方の面に、前記第1給電点〜前記第4給電点にそれぞれ第1配線〜第4配線を介して接続される第1送受信部〜第4送受信部を有する集積回路を設け、
    平面視で、前記第1平面アンテナと前記第2平面アンテナの中央を通る第1軸に対して、前記第1給電点、前記第2給電点を前記第3給電点、前記第4給電点とそれぞれ対称に配置し、前記第1送受信部、前記第2送受信部を前記第3送受信部、前記第4送受信部とそれぞれ対称に配置する、
    偏波共用アレイアンテナの製造方法。
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