JP7311371B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、過電流保護動作を高速に行うことを可能にするスイッチング電源装置に関するものである。
スイッチング電源装置、特にハーフブリッジ電流共振型スイッチング電源装置は、入力巻線及び出力巻線を有するトランスと、入力巻線に対して直列に接続された直列共振用インダクタ及び直列共振用キャパシタと、2つのスイッチング素子を有するスイッチング回路と、出力巻線に接続された整流平滑回路とを備え、2つのスイッチング素子のそれぞれのオン時比率を約50%に固定し、2つのスイッチング素子を互いに逆位相にオンオフして共振電流を生成させることによって、出力巻線に交流電圧を生成させ、この交流電圧を整流平滑回路によって整流平滑化させて所定の出力電圧を出力負荷に供給する。出力電圧は、例えば、出力電流が減少した場合には出力電圧が上昇する傾向になるので、2つのスイッチング素子のスイッチング周波数を上昇させ、出力電流が増加した場合には出力電圧が下降する傾向になるので、2つのスイッチング素子のスイッチング周波数を低下させる、等、2つのスイッチング素子のスイッチング周波数を調整することによって目標電圧に保持されるよう制御される。出力負荷において短絡等が発生して出力負荷が増大すると、スイッチング電源装置のスイッチング素子、直列共振用インダクタ、直列共振用キャパシタ、等の回路素子に過電流、過電圧が発生して回路素子を破壊する虞がある。
引用文献1には、過電流保護動作を行うを可能にするスイッチング電源装置が開示されている。引用文献1のスイッチング電源装置においては、直列共振用キャパシタに対して並列に接続された補助コンデンサと、この補助コンデンサを流れる電流を検出する抵抗とが設けられ、抵抗によって補助コンデンサを流れる電流を電圧に変換し、その電圧が所定の閾値を超えた場合に、スイッチング素子のオンオフ動作を停止させて出力負荷への電力供給を停止したり、スイッチング素子のスイッチング周波数を強制的に上昇させて出力負荷への電力供給を制限したりすることによって過電流保護動作を行う。また、電圧制御発振器を有するスイッチング電源装置においては、過電流が発生した場合には、電圧制御発振器を制御することによって周波数を上昇させて出力負荷への電力供給を制限することによって過電流保護動作を行う。
特開平7-274499号公報
特許文献1によるスイッチング電源装置は、出力負荷において短絡等が発生して出力負荷が急峻に増大すると、スイッチング素子のオンオフ動作を停止させるまでの遅延時間を無視することができず、スイッチング電源装置のスイッチング素子、直列共振用インダクタ、直列共振用キャパシタ、等の回路素子に過電流、過電圧が発生して回路素子を破壊するという問題点がある。また、電圧制御発振器を有しない場合には、電圧制御発振器を制御することによって周波数を上昇させて出力負荷への電力供給を制限することができず、また、電力供給を制限するためには、スイッチング電源装置の内部回路が増大し、コストが増大するという問題点がある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解決して、共振電流の周波数を高速に上昇させて出力負荷への電力供給を制限し、スイッチング電源装置の回路素子の負荷を低減させることを可能にするスイッチング電源装置を提供することである。
本発明の1つの観点によれば、スイッチング電源装置が、入力巻線及び出力巻線を有するトランスと、入力巻線に対して直列に接続された共振用キャパシタと、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を有するスイッチング回路であって、出力巻線に交流電圧を生成させるために、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子をオンオフして共振電流を生成させるスイッチング回路と、出力巻線に接続され、交流電圧を整流平滑化して所定の出力電圧を生成する整流平滑回路とを備え、共振用キャパシタの静電容量値を調整することによって、共振電流の周波数を調整することができるようになっている。
本発明の一具体例によれば、スイッチング電源装置が、共振電流が所定の電流値より大きい場合には、共振電流の周波数を上昇させるように、共振用キャパシタの静電容量値を調整することができるようになっている。
本発明の一具体例によれば、スイッチング電源装置が、入力巻線に対して更に直列に接続された共振用インダクタを備える。
本発明の一具体例によれば、スイッチング電源装置において、共振用キャパシタが、基準キャパシタ及びキャパシタ調整回路を備え、キャパシタ調整回路が、入力巻線に対して直列に接続されて共振電流の一部を流すことができる1つ以上のキャパシタを備える。
本発明の一具体例によれば、スイッチング電源装置において、共振用キャパシタが、入力巻線に対して直列に接続されて共振電流の一部を流すことができる第1の分圧キャパシタ及び第2の分圧キャパシタを更に備え、第1の分圧キャパシタ及び第2の分圧キャパシタが互いに直列に接続され、キャパシタ調整回路が、第1の分圧キャパシタ又は第2の分圧キャパシタに対して並列に接続される。
本発明の一具体例によれば、スイッチング電源装置が、キャパシタ調整回路の静電容量値を調整することによって、共振電流の周波数を調整することができる制御回路を更に備える。
本発明の一具体例によれば、スイッチング電源装置において、制御回路が、共振電流が所定の電流値より大きい場合には、共振電流の周波数を上昇させるように、キャパシタ調整回路の静電容量値を調整することができるようになっている。
本発明の一具体例によれば、スイッチング電源装置が、共振電流の値を検出することできる共振電流検出回路を更に備え、制御回路が、検出された共振電流の値に従って、キャパシタ調整回路の静電容量値を調整することができるようになっている。
本発明の一具体例によれば、スイッチング電源装置において、制御回路が、第1の分圧キャパシタ及び第2の分圧キャパシタによって分圧された分圧点の電圧を検出することができ、分圧点の電圧が第1の所定の電圧値より大きくなった場合には、第1のスイッチング素子をオフし、その後第2のスイッチング素子をオンし、分圧点の電圧が第2の所定の電圧値より小さくなった場合には、第2のスイッチング素子をオフし、その後第1のスイッチング素子をオンすることができるようになっている。
本発明の一具体例によれば、スイッチング電源装置において、制御回路が、分圧点に電流を流し込む第1の電流源と、分圧点から電流を流し出す第2の電流源とを更に備え、制御回路が、第1のスイッチング素子のオン時に第1の電流源をオンして分圧点に電流を流し込み、第2のスイッチング素子のオン時に第2の電流源をオンして分圧点から電流を流し出すことによって、分圧点の電圧を調整することができるようになっている。
本発明の一具体例によれば、スイッチング電源装置において、制御回路が、第1の分圧キャパシタ及び第2の分圧キャパシタの分圧による分圧点の電圧、並びに/又は第1の電流源及び第2の電流源の電流による分圧点の電圧に従って、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子をオンオフすることができるようになっている。
本発明によれば、過電流、過電圧が発生してから過電流保護動作が開始するまでの遅延時間を短縮することができ、それによって、スイッチング電源装置の回路素子における過電圧、過電流を防止することができ、更には回路素子の破壊を防止することができる。
なお、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面に関する以下の本発明の実施例の記載から明らかになるであろう。
本発明の一実施形態としてのスイッチング電源装置の概略図である。 本発明の別の実施形態としてのスイッチング電源装置の概略図である。 本発明の別の実施形態としてのスイッチング電源装置の概略図である。 本発明の別の実施形態としてのスイッチング電源装置の概略図である。 本発明の別の実施形態としてのスイッチング電源装置の概略図である。 図5の実施形態のスイッチング電源装置の動作波形を示す。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1~図5を参照して、本発明の幾つかの実施形態としてのスイッチング電源装置100について説明する。スイッチング電源装置100は、入力巻線103a、第1の出力巻線103b、及び第2の出力巻線103cを有するトランス103と、入力巻線103aに対して直列に接続された共振用キャパシタ104と、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bを有するスイッチング回路102と、第1の出力巻線103b及び第2の出力巻線103cに接続された整流平滑回路107とを備え、入力電源101の入力電圧Vを出力電圧Vに変換する。
図1においては、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bはNMOSトランジスタであるが、PMOSトランジスタであってもよく、また、PNPトランジスタ、NPNトランジスタ、等の他のトランジスタによるスイッチであってもよい。また、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bにはそれぞれ、並列にキャパシタが接続されてもよく、逆並列にダイオードが接続されてもよい。
スイッチング回路102は、第1のスイッチング素子102aのオン時比率を約50%及び第2のスイッチング素子102bのオン時比率を約50%に固定し、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bを互いに逆位相にオンオフすることによって、入力巻線103aの漏れインダクタンスL及び共振用キャパシタ104の静電容量値Cに基づく共振電流を生成させる。また、図2~図5に示すように、入力巻線103aに対して更に直列に接続された共振用インダクタ109が追加されてもよく、この場合には、スイッチング回路102は、共振用インダクタ109の自己インダクタンスL、入力巻線103aの漏れインダクタンスL、及び共振用キャパシタ104の静電容量値Cに基づく共振電流を生成させる。
生成された共振電流から、トランス103を介して、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bのオンオフ動作に応じて、第1の出力巻線103b又は第2の出力巻線103cに交流電圧が生成される。整流平滑回路107は、生成された交流電圧を整流平滑化して所定の出力電圧Vを生成する。整流平滑回路107は、第1の出力巻線103bに接続された第1の整流素子107b、第2の出力巻線103cに接続された第2の整流素子107c、及び平滑キャパシタ107aを備える。第1の出力巻線103bで生成された交流電圧は、第1の整流素子107b及び平滑キャパシタ107aによって整流平滑化され、第2の出力巻線103cで生成された交流電圧は、第2の整流素子107c及び平滑キャパシタ107aによって整流平滑化され、整流平滑回路107は、所定の出力電圧Vを生成し、出力負荷108に出力電流を供給する。図1~図5においては、第1の整流素子107b及び第2の整流素子107cはダイオードであるが、他の整流素子であってもよい。
スイッチング電源装置100は、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを調整することによって、生成される共振電流の周波数を調整することができるようになっている。このように、共振電流の周波数を決定している共振用キャパシタ104の静電容量値Cを直接調整することにより、回路規模を増大させることなく、高速に過電流保護動作を行うことができる。例えば、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを大きくすれば共振電流の周波数を低下させることができ、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを小さくすれば共振電流の周波数を上昇させることができる。スイッチング電源装置100は、出力負荷に供給される出力電流を検出することができるようになっていてもよく、出力電流が所定の電流値より大きくなった場合には、共振電流の周波数を上昇させるために、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを小さくさせるように直接調整して、高速に出力負荷108への電力供給を制限することができる。また、出力電流が大きくなる場合には共振電流も大きくなることから、スイッチング電源装置100は、共振電流を検出することができるようになっていてもよく、共振電流が所定の電流値より大きくなった場合には、共振電流の周波数を上昇させるために、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを小さくさせるように直接調整して、高速に出力負荷108への電力供給を制限することができる。
共振用キャパシタ104は、基準キャパシタ104a及びキャパシタ調整回路105を備える。キャパシタ調整回路105は、入力巻線103aに対して直列に接続されて共振電流の一部を流すことができる1つ以上の調整用キャパシタを備える。図1~図5においては、第1の調整用キャパシタ105a及び第2の調整用キャパシタ105cが示されるが、1つのキャパシタであってもよく、3つ以上のキャパシタであってもよい。第1の調整用キャパシタ105aには第1の調整用スイッチ105bが直列に接続され、第2の調整用キャパシタ105cには第2の調整用スイッチ105dが直列に接続される。図1~図5においては、第1の調整用スイッチ105b及び第2の調整用スイッチ105dはNMOSトランジスタであるが、NMOSトランジスタのゲート電圧をHigh/LowにしてNMOSトランジスタをオンオフすることによって、キャパシタ調整回路105の静電容量値C、更には共振用キャパシタ104の静電容量値Cを調整することができる。なお、第1の調整用スイッチ105b及び第2の調整用スイッチ105dは、他のトランジスタによるスイッチであってもよい。このように、第1の調整用スイッチ105b及び第2の調整用スイッチ105dをオンオフすることによって、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを調整することができる。スイッチング電源装置100は、出力電流及び/又は共振電流が所定の電流値より大きくなった場合には、共振電流の周波数を上昇させるために、第1の調整用スイッチ105b及び/又は第2の調整用スイッチ105dをオフすることによって共振用キャパシタ104の静電容量値Cを小さくさせるように調整することができる。
図3~図5に示すように、共振用キャパシタ104は、入力巻線103aに対して直列に接続されて共振電流の一部を流すことができる第1の分圧キャパシタ105e及び第2の分圧キャパシタ105fを備えてもよい。第1の分圧キャパシタ105e及び第2の分圧キャパシタ105fが互いに直列に接続される。第1の分圧キャパシタ105eの静電容量値と第2の分圧キャパシタ105fの静電容量値との比に基づいて、基準キャパシタ104aに印加される電圧は分圧されることができる。図3~図5においては、キャパシタ調整回路105は、第1の分圧キャパシタ105eに対して並列に接続されるが、第2の分圧キャパシタ105fに対して並列に接続されてもよい。また、図3~図5においては、第1の調整用キャパシタ105aのみが示されるが、2つ以上のキャパシタであってもよい。第1の調整用スイッチ105bをオンオフすることによって、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを調整することができる。スイッチング電源装置100は、出力電流及び/又は共振電流が所定の電流値より大きくなった場合には、共振電流の周波数を上昇させるために、第1の調整用スイッチ105bをオフすることによって共振用キャパシタ104の静電容量値Cを小さくさせるように調整することができる。
スイッチング電源装置100は、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを調整することによって、共振電流の周波数を調整するための制御回路110を備える。制御回路110は、出力電流及び/又は共振電流の電流値と所定の電流値とを比較し、比較結果に基づいて、上記のように、キャパシタ調整回路105の1つ以上の調整用スイッチをオンオフすることによってキャパシタ調整回路105の静電容量値Cを調整し、それによって、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを調整することができる。制御回路110は、出力電流及び/又は共振電流の電流値が所定の電流値より大きくなったと判定した場合には、共振電流の周波数を上昇させるために、キャパシタ調整回路105の1つ以上の調整用スイッチをオフすることによって共振用キャパシタ104の静電容量値Cを小さくさせるように調整することができる。
図4、図5に示すように、制御回路110は、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bを制御するためのスイッチング制御回路110cを備える。スイッチング制御回路110cは、第1の分圧キャパシタ105e及び第2の分圧キャパシタ105fによって分圧された分圧点の電圧を検出してもよい。スイッチング制御回路110cは、分圧点の電圧が第1の所定の電圧値より大きくなった場合、すなわち基準キャパシタ104aに印加される電圧が所定の電圧値より大きくなった場合には、第1のスイッチング素子102aを介して共振電流を生成させることを停止するために、第1のスイッチング素子102aをオフし、その後第2のスイッチング素子102bをオンすることができる。また、スイッチング制御回路110cは、分圧点の電圧が第2の所定の電圧値より小さくなった場合、すなわち基準キャパシタ104aに印加される電圧が所定の電圧値より小さくなった場合には、第2のスイッチング素子102bを介して共振電流を生成させることを停止するために、第2のスイッチング素子102bをオフし、その後第1のスイッチング素子102aをオンすることができる。上記のように、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを小さくして共振電流の周波数を上昇させた場合には、分圧点の電圧はより高速に第1の所定の電圧値及び第2の所定の電圧値に到達するようになるので、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bのスイッチング周波数も上昇させることができ、更に出力負荷108への電力供給を制限することができる。なお、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bのスイッチング周波数を上昇させるには、過電流、過電圧が発生してから過電流保護動作が開始するまでに時間を要することになるが、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを直接小さくすることにより、高速に過電流保護動作を行うことができる。
制御回路110は、分圧点に電流を流し込む第1の電流源110aと、分圧点から電流を流し出す第2の電流源110bとを備えてもよい。スイッチング制御回路110cは、第1のスイッチング素子102aに同期して、第1のスイッチング素子102aのオン時には分圧点に電流を流し込むために第1の電流源110aをオンさせ、第2のスイッチング素子102bに同期して、第2のスイッチング素子102bのオン時には分圧点から電流を流し出すために第2の電流源110bをオンさせることによって、分圧点の電圧を調整することができるようになっている。スイッチング制御回路110cは、第1の電流源110aをオンさせて分圧点の電圧が第1の所定の電圧値より大きくなった場合には、第1のスイッチング素子102aを介して共振電流を生成させることを停止するために、第1のスイッチング素子102a及び第1の電流源110aをオフし、その後第2のスイッチング素子102b及び第2の電流源110bをオンすることができる。また、スイッチング制御回路110cは、第2の電流源110bをオンさせて分圧点の電圧が第2の所定の電圧値より小さくなった場合には、第2のスイッチング素子102bを介して共振電流を生成させることを停止するために、第2のスイッチング素子102b及び第2の電流源110bをオフし、その後第1のスイッチング素子102a及び第1の電流源110aをオンすることができる。第1の電流源110a及び第2の電流源110bを使用して第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bのスイッチング周波数を制御する場合、過電流、過電圧が発生してから過電流保護動作が開始するまでに時間を要することになるが、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを直接小さくすることにより、高速に過電流保護動作を行うことができる。
スイッチング電源装置100においては、上記のように、スイッチング制御回路110cが、第1の分圧キャパシタ105e及び第2の分圧キャパシタ105fの分圧による分圧点の電圧を検出することによって、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bをオンオフするスイッチング周波数を制御することができてもよく、更には、第1の電流源110a及び第2の電流源110bの電流による分圧点の電圧を検出することによって、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bをオンオフするスイッチング周波数を制御することができてもよい。例えば、第1の分圧キャパシタ105eの静電容量値を第2の分圧キャパシタ105fの静電容量値に対して非常に大きくすれば、主に第1の電流源110a及び第2の電流源110bの電流による分圧点の電圧に従って、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bのスイッチング周波数を制御することができ、第1の分圧キャパシタ105e及び第2の分圧キャパシタ105fの静電容量値を、第1の電流源110a及び第2の電流源110bの電流とオン時間との積に対して非常に大きくすれば、主に第1の分圧キャパシタ105e及び第2の分圧キャパシタ105fの分圧による分圧点の電圧に従って、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bのスイッチング周波数を制御することができ、スイッチング電源装置100の使用者は、必要に応じてスイッチング周波数の制御方法を選択することができる。
図5に示すように、共振用キャパシタ104は、共振電流の電流値を検出するための共振電流検出回路106を備えてもよい。共振電流検出回路106は、基準キャパシタ104aに対して並列に接続される。共振電流検出回路106には共振電流の一部が流れ、共振電流検出回路106は、その一部の電流値を検出して制御回路110にその電流値を送信する。制御回路110は、検出されたその電流値、すなわち共振電流の電流値に従って、キャパシタ調整回路105の1つ以上のキャパシタの静電容量値Cを調整することができるようになっている。図5においては、共振電流検出回路106は、電流検出キャパシタ106a及び電流検出抵抗106bを備える。電流検出抵抗106bは、電流検出キャパシタ106aに対して直列に接続される。電流検出キャパシタ106aを介して流れる共振電流の一部は、電流検出抵抗106bによって電圧に換算され、換算された電圧の電圧値が所定の電圧値より大きくなった場合には、制御回路110は、共振電流の周波数を上昇させるために、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを小さくさせるように直接調整して、高速に出力負荷108への電力供給を制限することができる。
図6に、図5のスイッチング電源装置100の動作波形を示す。上側が基準キャパシタ104aに印加される電圧の動作波形であり、下側が第1の調整用スイッチ105bのNMOSトランジスタのゲット電圧の動作波形である。出力負荷108において短絡が発生すると、基準キャパシタ104aに印加される電圧の振幅が徐々に増大する。過電流保護動作を行わなければ、基準キャパシタ104aに印加される電圧の振幅は増大し続けることとなり、スイッチング電源装置100の第1のスイッチング素子102a、第2のスイッチング素子102b、共振用キャパシタ104、等の回路素子を破壊する虞を増大させる。制御回路110は、共振電流検出回路106の電流検出抵抗106bによって共振電流の一部を電圧に換算して得られた電圧値が所定の電圧値より大きくなったと判定して、過電流が発生したと判定した場合には、第1の調整用スイッチ105bのNMOSトランジスタのゲット電圧をHighからLowにさせて、第1の調整用スイッチ105bをオフさせる。それによって、制御回路110は、共振電流の周波数を上昇させるために、共振用キャパシタ104の静電容量値Cを小さくさせるように直接調整して、高速に出力負荷108への電力供給を制限することができ、高速に過電流保護動作を行うことができる。なお、図6においては、制御回路110は、過電流保護動作のために、第1の調整用スイッチ105bをオフさせるのと同時に、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bのオンオフ動作を停止させようとするが、実際には、第1のスイッチング素子102a及び第2のスイッチング素子102bのオンオフ動作の停止は、第1の調整用スイッチ105bのオフより遅延する。このように、第1の調整用スイッチ105bをオフすることにより、高速に過電流保護動作を行うことができる。
上記記載は特定の実施例についてなされたが、本発明はそれに限らず、本発明の原理と添付の特許請求の範囲の範囲内で種々の変更及び修正をすることができることは当業者に明らかである。
100 スイッチング電源装置
101 入力電源
102 スイッチング回路
102a 第1のスイッチング素子
102b 第2のスイッチング素子
103 トランス
103a 入力巻線
103b 第1の出力巻線
103c 第2の出力巻線
104 共振用キャパシタ
104a 基準キャパシタ
105 共振用キャパシタ調整回路
105a 第1の調整用キャパシタ
105b 第1の調整用スイッチ
105c 第2の調整用キャパシタ
105d 第2の調製用スイッチ
105e 第1の分圧キャパシタ
105f 第2の分圧キャパシタ
106 共振電流検出回路
106a 電流検出キャパシタ
106b 電流検出抵抗
107 整流平滑回路
107a 平滑キャパシタ
107b 第1の整流素子
107c 第2の整流素子
108 出力負荷
109 共振用インダクタ
110 制御回路
110a 第1の電流源
110b 第2の電流源
110c スイッチング制御回路

Claims (7)

  1. 入力巻線及び出力巻線を有するトランスと、
    前記入力巻線に対して直列に接続された共振用キャパシタと、
    第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を有するスイッチング回路であって、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子は、前記入力巻線に接続され、前記出力巻線に交流電圧を生成させるために、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をオンオフして共振電流を生成させるスイッチング回路と、
    前記出力巻線に接続され、前記交流電圧を整流平滑化して所定の出力電圧を生成する整流平滑回路と
    を備えるスイッチング電源装置であって、
    前記共振用キャパシタの静電容量値を調整することによって、前記共振電流の周波数を調整することができるようになっており、
    前記共振用キャパシタは、基準キャパシタ及びキャパシタ調整回路を備え、前記キャパシタ調整回路は、前記入力巻線に対して直列に接続されて前記共振電流の一部を流すことができる1つ以上のキャパシタを備え、
    前記共振用キャパシタは、前記入力巻線に対して直列に接続されて前記共振電流の一部を流すことができる第1の分圧キャパシタ及び第2の分圧キャパシタを更に備え、前記第1の分圧キャパシタ及び前記第2の分圧キャパシタは互いに直列に接続され、前記キャパシタ調整回路は、前記第1の分圧キャパシタ又は前記第2の分圧キャパシタに対して並列に接続され、
    前記キャパシタ調整回路の静電容量値を調整することによって、前記共振電流の周波数を調整することができる制御回路を更に備え、
    前記制御回路は、前記第1の分圧キャパシタ及び前記第2の分圧キャパシタによって分圧された分圧点の電圧を検出することができ、前記分圧点の電圧が第1の所定の電圧値より大きくなった場合には、前記第1のスイッチング素子をオフし、その後前記第2のスイッチング素子をオンし、前記分圧点の電圧が第2の所定の電圧値より小さくなった場合には、前記第2のスイッチング素子をオフし、その後前記第1のスイッチング素子をオンすることができるようになっている、スイッチング電源装置。
  2. 前記共振電流が所定の電流値より大きい場合には、前記共振電流の周波数を上昇させるように、前記共振用キャパシタの静電容量値を調整することができるようになっている、請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記入力巻線に対して更に直列に接続された共振用インダクタを備える、請求項1又は2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記制御回路は、前記共振電流が所定の電流値より大きい場合には、前記共振電流の周波数を上昇させるように、前記キャパシタ調整回路の静電容量値を調整することができるようになっている、請求項1~3の何れか一項に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記共振電流の値を検出することできる共振電流検出回路を更に備え、前記制御回路は、検出された前記共振電流の値に従って、前記キャパシタ調整回路の静電容量値を調整することができるようになっている、請求項1~4の何れか一項に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記制御回路は、前記分圧点に電流を流し込む第1の電流源と、前記分圧点から電流を流し出す第2の電流源とを更に備え、前記制御回路は、前記第1のスイッチング素子のオン時に前記第1の電流源をオンして前記分圧点に電流を流し込み、前記第2のスイッチング素子のオン時に前記第2の電流源をオンして前記分圧点から電流を流し出すことによって、前記分圧点の電圧を調整することができるようになっている、請求項の何れか一項に記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記制御回路は、前記第1の分圧キャパシタ及び前記第2の分圧キャパシタの分圧による分圧点の電圧、並びに/又は前記第1の電流源及び前記第2の電流源の電流による分圧点の電圧に従って、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をオンオフすることができるようになっている、請求項に記載のスイッチング電源装置。
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