JP7311153B2 - 通信システムにおけるスクランブリング初期化 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信デバイス及び移動通信ネットワークに関し、限定はしないが、特に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準規格又はその均等物若しくは派生物に従って動作する移動通信デバイス及び移動通信ネットワークに関する。本発明は、限定はしないが、特に、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)のロングタームエボリューション(LTE)における干渉に対処することに関連する。
移動(セルラ)通信ネットワークでは、(ユーザ)通信デバイス(ユーザ機器(UE)、例えば移動電話機としても知られている)が、基地局を介してリモートサーバ又は他の通信デバイスと通信する。それらの互いの通信において、通信デバイス及び基地局は、通常は周波数帯域及び/又は時間ブロックに分割されている、認可された無線周波数を用いる。
伝統的に、所与の地理的エリアが複数のセルに分割される。ネットワークの各セル(それゆえ、セル内の各移動通信デバイス)は基地局によってサービングされる。基地局の動作は基地局コントローラによって制御され、基地局コントローラは基地局の一部として、又は別のエンティティとして実現されてもよい。基地局は、サービングされる通信デバイス(移動電話機及び他のユーザ機器等)に対して最適な無線チャネル品質を確保するために、その送信電力及び/又は方向を動的に調整することができる。
遠距離通信における近年の開発では、人間の援助なしで通信し動作を行うように構成されたネットワーク接続デバイスである、マシンタイプ通信(MTC)デバイスの使用の大幅な増加が見られている。そのようなデバイスの例には、スマートメータが含まれる。このスマートメータは、測定を行い、これらの測定結果を、遠距離通信ネットワークを介して他のデバイスに中継するように構成され得る。マシンタイプ通信デバイスは、マシンツーマシン(M2M)通信デバイスとしても知られている。
MTCデバイスは、リモート「マシン」(例えば、サーバ)若しくはユーザに送信するデータ又はそれらから受信するデータを有するときは常に、ネットワークに接続する。MTCデバイスは、移動電話機又は類似のユーザ機器用に最適化された通信プロトコル及び標準規格を用いる。一方、MTCデバイスは、一旦配置されると、通常、人間の管理もインタラクションも必要とすることなく動作し、内部メモリに記憶されたソフトウェア命令に従う。MTCデバイスは、長期間静止した状態及び/又は非アクティブな状態に留まる場合もある。MTCデバイスをサポートする特定のネットワーク要件は、3GPP技術仕様書(TS)22.368バージョン13.1.0において取り扱われている。この内容は、引用することによって本明細書の一部をなす。
MTCデバイスに関する標準規格のリリース13(Rel-13)バージョンについては、ダウンリンク及びアップリンクにおける1.4MHzの削減帯域幅のサポートが想定されている。このため、幾つかのMTCデバイスは、全LTE帯域幅と比較して制限された帯域幅(通常、1.4MHz)しかサポートせず、及び/又はより少ない/単純化された構成要素を有する場合がある。これによって、そのような「削減帯域幅」MTCデバイスを、より大きな帯域幅をサポートし及び/又はより複雑な構成要素を有するMTCデバイスと比較してより経済的に作製することが可能になる。
ネットワークカバレッジの欠如(例えば、屋内に配置されるとき)は、複数のMTCデバイスの多くの場合に制限された機能と組み合わさって、そのようなMTCデバイスが有するデータレートの低下をもたらす可能性があり、したがって、幾つかの送信がMTCデバイスによって受信されない(又は正確に受信されない)リスクが存在する。このリスクを軽減するために、幾つかの特定のLTE伝送(チャネル)のカバレッジを増加させてそのようなMTCデバイスをサポートする(例えば、周波数分割複信(FDD)伝送の20dBに対応する)ことが提案されている。
MTCデバイスのカバレッジの強化のために提案された1つの手法は、複数(例えば、2つ、3つ、4つ、又はそれよりも多く)のサブフレームにわたって同じ情報を繰り返すことである。換言すれば、カバレッジ強化型MTCデバイスの場合、基地局は、時間領域において送信情報を複製する(基地局は、その情報が最初に送信されたサブフレームに続く1つ以上のサブフレームにおいて同じ情報を再送する)。そのようなカバレッジ強化型MTCデバイスは、複数のサブフレームにおいて受信された(同じ)情報の複数のコピーを組み合わせるように構成され得、それらの受信情報を組み合わせた後、カバレッジ強化型MTCデバイスは、情報の単一のコピーに基づくよりも、送信データの復号に成功することができる可能性が高くなる。
LTEシステムでは、ビットレベルスクランブリング符号/シーケンスが、現在、E-UTRAN基地局と、接続されたユーザ機器(MTCデバイスを含む)との間の全てのダウンリンク(DL)送信及びアップリンク(UL)送信に適用されている。具体的には、スクランブリングは、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)、及び物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での送信に適用されている。
3GPPによって現在指定されているスクランブリングシーケンスは、10個のサブフレーム(すなわち、1つの無線フレーム)の周期性を有する疑似乱数(長さ31ゴールドシーケンスジェネレータを用いて作成される)であり、この後、このシーケンスは無制限に繰り返される。
スクランブリングシーケンスを適用する目的は、近傍セル(例えば、隣接又は重複するセル)における送信の間で発生する干渉をランダム化し、それによって、そのような「セル間」干渉の悪影響を軽減するためである。これは可能である。なぜならば、受信デバイス(例えば、DL送信の場合には、UE/MTCデバイス)は、既知のセル固有のスクランブリングシーケンスを用いて、受信されたビットストリームをデスクランブルし、他のセルからの干渉は誤ってデスクランブルされ、したがって、無相関雑音(実際のユーザデータではない)としてしか現れないからである。
PUSCH及びPDSCHの場合、スクランブリングシーケンスは、各サブフレームにおいて、以下の式を用いて(送信機及び受信機の双方において)初期化される。
Figure 0007311153000001
ここで、cinitは、サブフレームの初期スクランブリング符号であり、nRNTIは、セル(基地局によって運用される)に接続された通信デバイスに関連付けられた一時識別子であり、qは、符号語インデックスであり、nは、スロット番号であり、
Figure 0007311153000002
は、その特定のセルの一意の識別子(物理レイヤ識別情報)であり、
Figure 0007311153000003
は、床関数(flooring function)(すなわち、「x」以下の最大整数)である。
結果として得られるスクランブリングシーケンスは、「古いスクランブリングシーケンス」又は「Rel-8スクランブリングシーケンス」と呼ばれる。
しかしながら、本発明者らは、幾つかの場合に、そのような古いスクランブリングシーケンスを用いると、MTC固有のカバレッジ強化のための情報の(2つ以上の無線フレームにわたる)長い繰り返しは、多くの不利点を有する場合があることを認識している。例えば、セル間干渉源も、同様の長い繰り返し(カバレッジ強化)を用いている場合、干渉する送信が、影響を受ける送信と(複数の無線フレームにわたって)コヒーレントに組み合わさる場合があり、その結果、繰り返しを組み合わせたもののいずれかの信号対干渉プラス雑音比(SINR)利得が低減される場合がある。
これは、特に、通常は従来のLTEユーザ機器よりも高性能でないトランシーバ回路構成を装備しているMTCデバイス(したがって、そのようなMTCデバイスは、セル間干渉の影響をより受けやすくなる場合がある)にとって、システムの準最適な動作をもたらす場合がある(例えば、これは、繰り返しを含む再送の必要性を高める場合がある)。
したがって、本発明の好ましい実施の形態は、上記課題を克服するか又は少なくとも部分的に軽減する方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数のセルを備えるセルラ通信システムの通信装置であって、セルにおいて無線フレームのシーケンスで信号を通信する手段と;スクランブリング符号を用いて前記セルにおいて通信される前記信号をスクランブルする手段と;を備え、前記スクランブリング符号は、サブフレームの所与のブロックからサブフレームの後続のブロックへ変化するパラメータに基づいて導出される、通信装置を提供する。
本発明の態様は、上記で示した又は特許請求の範囲において記載される態様及び可能な形態において記載されるような方法を実行するようにプログラマブルプロセッサをプログラムするように、及び/又は特許請求の範囲のいずれかの請求項において記載される装置を提供するように適切に構成されたコンピュータをプログラムするように動作可能である命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体のような対応するシステム、方法及びコンピュータプログラム製品に及ぶ。
本明細書(特許請求の範囲を含む)において開示され、及び/又は図面において示される各特徴は、開示され、及び/又は図示される任意の他の特徴から独立して(又はそれらと組み合わせて)本発明に組み込まれてもよい。詳細には、限定はしないが、特定の独立請求項に従属する請求項のうちのいずれかの特徴は、任意の組み合わせにおいて又は個々に、その独立請求項に取り込まれてよい。
次に、本発明の実施形態を、例として、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明が適用可能なタイプの移動遠距離通信システムを概略的に示す図である。 LTE通信ネットワークにおいて用いられるように規定された一般的なフレーム構造を示す図である。 図2aに示すスロットが複数の時間周波数リソースから形成される方法を示す図である。 図1に示す通信デバイスの主要な構成要素の簡略ブロック図である。 図1に示す基地局の主要な構成要素の簡略ブロック図である。 図1に示すシステムにおいて用いることができる様々なスクランブリング技法のシミュレーション結果の比較を示す図である。 本発明によるスクランブリングシーケンスの開始を示す一例示的なフローチャートである。
<概略>
図1は、複数の通信デバイス3(移動電話機、MTCデバイス等)のうちの任意のもののユーザが、複数の基地局5のうちの1つ以上を介して互いに及び/又はリモートサーバと通信することができる移動(セルラ)遠距離通信システム1を概略的に示している。各基地局5は、1つ以上の関連付けられたセル7を運用する。具体的には、図1に示すシステム1において、第1の基地局5-1は、通信デバイス3-1及び3-3が位置する(及び第1の基地局5-1によってサービングされる)第1のセル7-1を運用し、第2の基地局5-2は、通信デバイス3-2及び3-3が位置する(ただし、通信デバイス3-2のみが第2のセル7-2を介して現在サービングされている)第2のセル7-2を運用する。図1に示すシステムでは、示される各基地局5は、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)基地局であり、これは、一般的に受け入れられる3GPP用語に従って「eNodeB」(又は単に「eNB」)と呼ばれてよい。
基地局5は、いわゆるX2インターフェースを介して互いに接続され、S1インターフェースを介してコアネットワーク8に接続される。LTEでは、そのようなコアネットワーク8は、発展型パケットコア(EPC)ネットワークと呼ばれる。基地局5は、直接、又は、サービングゲートウェイ、スモールセルゲートウェイ、X2ゲートウェイ等の適切なゲートウェイを介して、互いに及びコアネットワークに接続されてよい。コアネットワーク8は、とりわけ、移動管理エンティティ(MME)10と、サービングゲートウェイ(S-GW)11と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)12と含む。図1に図示していないが、コアネットワーク8は、通常、外部ネットワーク(例えば、インターネット)にも接続され、それによって、外部ネットワークへのアクセスを通信デバイス3に提供する。
各基地局5は、無線フレーム13(通常、それぞれ10msの持続時間)のシーケンスにおいて信号を送信及び受信するように構成される。各無線フレーム13は複数のサブフレーム15(通常、1msの持続時間)を含み、各サブフレーム15は一対のスロット17(通常、0.5msの持続時間)を含む。LTEフレーム構造の更なる詳細は、図2a及び図2bを参照して以下に与えられている。
無線フレーム13は、基地局5と通信デバイス3との間で制御信号及びユーザデータ信号を搬送する。基地局5は、現在の送信要求、デバイス能力、システム条件及び他の静的又は動的パラメータに応じて、通信デバイス3にリソースブロックを動的に割り当てる。
カバレッジ強化(例えば、Rel-13通信デバイスのカバレッジ強化)を提供するために、適切な場合には、基地局5は、(同じデータの)ダウンリンク送信を複数のサブフレーム15にわたって(及び、場合によっては複数の無線フレーム13にわたって)繰り返すように構成される。同様に、必要な場合には、通信デバイス3は、カバレッジ強化の目的でそれらのアップリンク送信も繰り返すように構成される。(幾つかの連続するサブフレーム15において)繰り返し送信されるデータは、受信ノード(すなわち、ダウンリンク送信の場合の受信通信デバイス3及びアップリンク送信の場合のサービング基地局5)において組み合わされ得、これによって、情報の単一のコピーに基づくよりも、送信データの復号に成功することができる可能性が高くなる。
図1に示す例では、第1のセル7-1のカバレッジの内部に位置する第1の通信デバイス3-1(例えば、第1の基地局5-1によってサービングされているとき)は、第2のセル7-2(例えば、それ自身のサービング基地局5-2と通信する第2の通信デバイス3-2)から強いセル間干渉を受けるおそれがある。
したがって、このシステムでは、通信デバイス3及び基地局5は、そのようなセル間干渉の影響が緩和される(又は完全に回避される)ようにそれらの送信のビットレベルスクランブリングシーケンスを適用するように構成される。ただし、通信デバイス3及び基地局5は、あらゆる無線フレーム13において繰り返される古いスクランブリングシーケンスを用いるのではなく、それら自身のスクランブリングシーケンスの初期化においてパラメータを用いるように構成される。このパラメータは、無線フレームごとに変化する。そのようなパラメータを用いることによって、互いに通信する通信デバイス3及び基地局5は、1つの無線フレーム13よりも長くかついずれの近傍セル7において用いられるスクランブリングシーケンスとも異なる、スクランブリングシーケンスを導出することが可能になるので有利である。したがって、カバレッジ強化のための繰り返しが複数の無線フレーム13にわたって広がると、(複数の無線フレーム13にわたって)コヒーレントに組み合わさった近傍セル7からの干渉する送信の課題を回避(又は緩和)することができる。その結果、スクランブリングシーケンスを導出するこの新たなタイプのパラメータを用いることによって、古いスクランブリングシーケンスを用いることよりも良好な信号対干渉プラス雑音比(SINR)を達成することが可能である。
より詳細には、各通信デバイス3及び関連付けられた各サービング基地局5は、以下の式を用いて、サブフレーム15ごとにスクランブリングシーケンスを初期化するように構成される。
Figure 0007311153000004
ここで、cinitは、サブフレーム15の初期スクランブリング符号であり、n’RNTIは、セル7に接続された通信デバイス3に関連付けられた一時識別子から導出されたパラメータであり、qは、符号語インデックスであり、nは、スロット番号であり、
Figure 0007311153000005
は、その特定のセル7の一意の識別子(物理レイヤ識別情報)であり、
Figure 0007311153000006
は、床関数(flooring function)(すなわち、「x」以下の最大整数)である。
この例では、パラメータn’RNTIは、以下の式を用いて導出される。
Figure 0007311153000007
ここで、nRNTIは、通信デバイス3に関連付けられた一時識別子であり、SFNは、無線フレーム番号(すなわち、「システムフレーム番号」)である。
パラメータn’RNTIは、現在の無線フレーム13に関連付けられたシステムフレーム番号(SFN)に依存する(したがって、このパラメータは無線フレームごとに変化する)ので、異なる無線フレーム13の同じサブフレーム15の結果として得られるcinitも異なるので有利である。したがって、異なる無線フレーム13におけるスクランブリングシーケンスも異なり、その結果、これによって、複数の無線フレーム13にわたってコヒーレントに組み合わさった近傍セル7からの干渉する(繰り返される)送信のリスクを低減する。
<LTEサブフレームデータ構造>
本発明をどのように実施に移すことができるのかを詳細に説明する前に、LTE通信について合意されているアクセス方式及び一般的なフレーム構造の簡潔な説明を行うことにする。通信デバイス3がそれらのそれぞれのサービング基地局5からエアインターフェースを介してデータを受信することを可能にするために、直交周波数分割多元接続(OFDMA)技法がダウンリンクに用いられる。各通信デバイス3について、その通信デバイス3に送信されるデータの量に応じて、それぞれのサブキャリアが、サービング基地局5によって(所定の時間量の間)割り当てられる。これらのサブキャリアのブロックは、LTE仕様では物理リソースブロック(PRB)と呼ばれる。PRBは、このように、時間次元及び周波数次元を持つ。サービング基地局5は、サービングしている各通信デバイス3に対してPRBを動的に割り当て、サブフレームごとの割当て(TTI)を、スケジューリングされたデバイスのそれぞれに制御チャネルでシグナリングする。
図2aは、基地局5とのエアインターフェースを介したLTE通信について合意された1つの一般的なフレーム構造を示している。図示されるように、1つの無線フレーム13は、10ms(「msec」)の長さであり、1msの継続時間(送信時間間隔(TTI)として知られている)の10個のサブフレーム15から成る。各サブフレームすなわちTTIは、0.5msの継続時間の2つのスロット17から成る。各スロット17は、標準のサイクリックプレフィックス(CP)が用いられるのか又は拡張されたCPが用いられるのかに応じて、6つ又は7つのいずれかのOFDMシンボル19から成る。利用可能なサブキャリアの総数は、システムの全体的な送信帯域幅に依存する。LTE仕様は、1.4MHz~20MHzのシステム帯域幅のパラメータを規定し、1つのPRBが、1つのスロット17について12個の連続したサブキャリアを含むように現在規定されている(ただし、これは明らかに異なる可能性がある)。送信されるダウンリンク信号は、Nsymb個のOFDMシンボルの継続時間の間にNBW個のサブキャリアから成る。これは、図2bに示すようにリソースグリッドによって表わされ得る。このグリッドにおける各ボックスは、1つのシンボル期間の単一のサブキャリアを表し、リソース要素(RE)と呼ばれる。図示されるように、各PRB21は、12個の連続したサブキャリアと、(この場合)サブキャリアごとの7つのシンボルとから形成される。ただし、実際には、同じ割当ては、各サブフレーム15の2番目のスロット17においても同様に行われる。
<通信デバイス>
図3は、図1に示される通信デバイス3のうちの1つの主要な構成要素を示すブロック図である。通信デバイス3は、少なくとも1つのアンテナ33を介してそのサービング基地局5との間で信号を送受信するように動作可能なトランシーバ回路31を備える。図3に必ずしも示されていないが、通信デバイス3は当然ながら、従来の移動電話機及び/又はMTCデバイスの全ての通常の機能(ユーザインターフェース34等)を有してよく、そのような機能は、適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちの任意のもの又はそれらの任意の組み合わせによって提供されてよい。
トランシーバ回路31の動作は、メモリ37に記憶されるソフトウェアに従ってコントローラ35によって制御される。ソフトウェアは、メモリ39内に事前にインストールされてよく、及び/又は、例えば、遠距離通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされてよい。ソフトウェアは、中でも、オペレーティングシステム41と、通信制御モジュール43と、スクランブリングモジュール45と、カバレッジ強化モジュール47とを備える。
通信制御モジュール43は、通信デバイス3が位置する、セル7をサービングする基地局5との通信を管理する。通信制御モジュール43は、サービング基地局5によって決定されたスケジュールに従って、サービング基地局5と通信デバイス3との間の通信(カバレッジ強化目的の送信の任意の繰り返しを含む)を管理する。
スクランブリングモジュール45は、通信制御モジュール43によってサービング基地局5に送信されるデータをスクランブルすること(及びサービング基地局5から通信制御モジュール43によって受信されたデータをデスクランブルすること)を担当する。スクランブリングモジュール45は、所与のサブフレーム15の適切なスクランブリングシーケンスを導出(初期化)するとき、無線フレームから無線フレームに変化する、パラメータを用いてスクランブリングシーケンスを導出するように構成される。
カバレッジ強化モジュール47は、通信デバイス3に必要とされるカバレッジ強化のタイプ(又は程度)に従って(通信制御モジュール43を介した)同じデータの送信を繰り返すことを担当する。カバレッジ強化モジュール47は、サービング基地局5から受信された(同じ)データの複数のコピーを(スクランブリングモジュール45による適切なデスクランブル後に)組み合わせて送信データを得ることも担当する。
<基地局>
図4は、図1に示される基地局5のうちの1つの主要な構成要素を示すブロック図である。基地局5は、少なくとも1つのアンテナ53を介して、通信デバイス3との間で信号を送受信するように動作可能なトランシーバ回路51を備える。少なくとも1つのアンテナ53は、特定の方向における信号の制御された送信/受信のために、アクティブアンテナシステム(AAS)の一部を形成するアンテナアレイとして構成されてよい。
基地局5はまた、ネットワークインターフェース54(すなわち「S1」インターフェース)を介してコアネットワーク8との間で、及び基地局(すなわちいわゆる「X2」)インターフェース55を介して基地局の近傍の他の基地局との間で信号を送受信するように動作可能である。
トランシーバ回路51の動作は、メモリ59に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラ57によって制御される。ソフトウェアは、中でも、オペレーティングシステム61と、通信制御モジュール63と、スクランブリングモジュール65と、カバレッジ強化モジュール67とを備える。
通信制御モジュール63は、トランシーバ回路51を介して、基地局5によってサービングされる通信デバイス3との通信を制御するとともにコアネットワーク6及び他の基地局との通信を制御するように動作可能である。通信制御モジュール63は、通信制御モジュール63によって決められたスケジュールに従って、基地局5と、接続された通信デバイス3との間の通信(カバレッジ強化モジュール67によって提供された情報に基づいて決められたカバレッジ強化目的の送信の任意の繰り返しを含む)を管理する。
スクランブリングモジュール65は、接続された通信デバイス3に通信制御モジュール63によって送信されるデータをスクランブルすること(及び接続された通信デバイス3から通信制御モジュール63によって受信されたデータをデスクランブルすること)を担当する。スクランブリングモジュール65は、所与のサブフレーム15の適切なスクランブリングシーケンスを導出(初期化)するとき、無線フレームから無線フレームに変化する、パラメータを用いてスクランブリングシーケンスを導出するように構成される。
カバレッジ強化モジュール67は、送信が意図されている通信デバイス3に必要とされるカバレッジ強化のタイプ(又は程度)に従って(通信制御モジュール63を介した)同じデータの送信を繰り返すことを担当する。カバレッジ強化モジュール67は、通信デバイス3から受信された(同じ)データの複数のコピーを(スクランブリングモジュール65による適切なデスクランブル後に)組み合わせて送信データを得ることも担当する。
上記説明では、通信デバイス及び基地局は、理解を容易にするために、複数の別個のモジュール(スクランブリングモジュール及びカバレッジ強化モジュール等)を有するものとして説明されている。これらのモジュールは、幾つかの応用形態の場合、例えば、本発明を実施するために既存のシステムが変更された場合には、このように提供されてよいが、他の応用形態、例えば、最初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されるシステムでは、これらのモジュールはオペレーティングシステム又はコード全体の中に組み込まれてよく、これらのモジュールは別個の実体として区別可能でなくてよい。
ここで、図5及び図6を参照して、基地局5及び通信デバイス3の動作の新規の態様のうちの幾つかをより詳細に説明する。
<シミュレーション>
図5は、図1に示されるシステム1において用いられてよい、様々なスクランブリング技法のシミュレーション結果を比較したものである。具体的には、図5は、古い(Rel-8)スクランブリングシーケンスと、本発明の実施形態による対応する(拡張された/長い)スクランブリングシーケンスとの間の性能差を示している。
シミュレーションの前提は、MTCリンクレベル性能評価における基準ケースの3GPP R1-144513において指定された前提に従って設定される。より詳細には、ともに-3.0dBの同じ平均信号対干渉プラス雑音比(SINR)を有するが、異なる信号対干渉比(SIR)及び干渉対雑音比(INR)を有する、以下の2つのシナリオを検討した。
1.雑音優位シナリオ:SNR=-2.96dB;INR=-20dB;SINR=-3.0dB
2.干渉優位シナリオ:SNR=1.76dB;INR=3.0dB;SINR=-3.0dB
雑音優位シナリオ及び干渉優位シナリオの双方について、古いスクランブリングシーケンス及び上述の拡張された/長いスクランブリングシーケンスを評価した。その上、シミュレーションを、周波数ホッピングを伴う場合と伴わない場合とで繰り返した。
図5において、対応するシミュレーション結果を、周波数ホッピングが適用されなかった1つのグループ(シミュレーションケースa~d)と、4つの狭帯域を用いた周波数ホッピングが適用されたもう1つのグループ(シミュレーションケースe~h)との2つのグループに分割した。
双方のグループにおいて、干渉優位シナリオと雑音優位シナリオとを区別し、古いスクランブリングシーケンスを適用したものと新規の(拡張された/長い)スクランブリングシーケンスを適用したものとを区別した。
したがって、周波数ホッピングを伴わないグループは、以下の4つのシミュレーションケースを含む。
a)干渉優位(古い);
b)干渉優位(長いスクランブリングシーケンス);
c)雑音優位(古い);及び、
d)雑音優位(長いスクランブリングシーケンス)。
また、周波数ホッピングを伴うグループも、以下の4つのシミュレーションケースを含む。
e)干渉優位(古い);
f)干渉優位(長いスクランブリングシーケンス);
g)雑音優位(古い);及び、
h)雑音優位(長いスクランブリングシーケンス)。
10個のサブフレームよりも長い繰り返しを有するPDSCH送信の性能をリンクレベルシミュレーションにおいてセル間干渉の存在下で評価した。この場合、セル間干渉は、2つの通信デバイス3が同じ周波数帯域幅において同時に送信を行うが、各通信デバイス3(すなわち、異なるC-RNTIを有する)は異なるセル7(すなわち、異なるセルIDを有する)にアタッチされるようにモデル化される。これらの通信デバイス3のうちの一方は所望の信号であるとみなされ、他方の通信デバイス3は干渉信号であると仮定される。適用されるリンクレベルシミュレーションの前提の更なる詳細を、以下の表1に記載した。
周波数ホッピングが適用されないとき、雑音優位シナリオ(すなわち、図5におけるケースc及びd)では、古いスクランブリングの性能と新規の長いスクランブリングの性能との間の関連したブロックエラーレート(BLER)に関する相違は比較的小さい。一方、干渉優位シナリオ(ケースa及びb)では、BLER性能に関する古いスクランブリングシーケンスと新規の長いスクランブリングシーケンスとの間の相違は比較的大きい。
周波数ホッピングが適用されたとき、雑音優位シナリオ(ケースg及びh)では、古いスクランブリングの性能と新規の長いスクランブリングの性能との間のBLERに関する相違は比較的小さい。一方、干渉優位シナリオ(ケースe及びf)では、BLER性能に関する古いスクランブリングシーケンスと新規の長いスクランブリングシーケンスとの間の相違は比較的大きい。
したがって、(少なくとも幾つかの場合における)上述の長い繰り返し/カバレッジ強化のための拡張されたスクランブリングシーケンスに帰属することができる明らかな利点がある。換言すれば、干渉優位ケースでは、拡張されたスクランブリングシーケンスは、周波数ホッピングが適用されるか否かにかかわらず、(複数の無線フレームにわたる)長い繰り返しについて古いスクランブリングシーケンスよりも大幅に良好な性能を有する(同時に、雑音優位ケースにおける性能も悪影響を受けない)。
<動作>
図6は、図1に示される基地局5及び通信デバイス3によって用いられるスクランブリングシーケンスの開始を示す一例示的なフローチャートである。具体的には、図6は、互いに通信する通信デバイス3及びそのサービング基地局5のそれぞれのスクランブリングモジュール45及び65によって実行される手順を示している。この手順は、通信デバイス3及びそのサービング基地局5が互いのデータを通信しているあらゆるサブフレーム15及びあらゆるセル7について実行される。
任意選択で、この手順は、通信デバイス3が(例えば、Rel-8スクランブリング技法のみとの互換性の理由から)古いスクランブリングシーケンスを適用することを必要とするか否かのチェックを(ステップS01において)行うことによって開始してもよい。このチェックは、例えば、通信デバイス3が基地局5に最初に接続するときに、初期登録プロセス(通常、互換性情報を交換することを伴う)の一部として行うことができることが分かるだろう。したがって、この場合、図6に示す手順の間、このチェックを行う/繰り返す必要はない。
通信デバイス3及びそのサービング基地局5は、古いスクランブリングが必要とされない(S01:「NO」)ことを確認することができる場合、ステップS02に進む。
ステップS02において、スクランブリングモジュール45/65は、式n’RNTI=(nRNTI+SFN)mod 216を用いてパラメータn’RNTIを求めるように構成される(ここで、nRNTIは、サービング基地局5によって通信デバイス3に割り当てられた一時識別子であり、SFNは、現在の無線フレーム13の無線フレーム番号である)。
次に、ステップS03において、スクランブリングモジュール45/65は、以下の式を用いて、現在のサブフレーム15のスクランブリング符号(cinit)を求めるように構成される。
Figure 0007311153000008
最後に、ステップS04に一般的に示されるように、スクランブリングモジュール45/65は、現在のサブフレーム15における(対応する基地局/通信デバイスとの)その通信のスクランブリング符号cinitを適用するように構成される。
具体的には、図1に示されるセル7-1では、基地局5-1のスクランブリングモジュール65は、現在のサブフレーム15において、第1の通信デバイス3-1へのそのダウンリンク通信をスクランブルするスクランブリング符号cinit(ステップS04において導出されたもの)を用いる(及び、現在のサブフレーム15において、このスクランブリング符号cinitを、第1の通信デバイス3-1からの任意のアップリンク通信をデスクランブルすることに用いる)。
同様に、第1の通信デバイス3-1のスクランブリングモジュール45は、同じサブフレーム15において、基地局5-1とのその通信(アップリンク送信のスクランブル及びダウンリンク送信のスクランブル解除)についても同じスクランブリング符号cinitを適用する。
現在のサブフレームが終了すると、この手順は終了する(ただし、次のサブフレームについて、そのサブフレームに固有のパラメータを用いて再開する)。
各セルは、それぞれの異なる関連付けられたセル識別子を有し、各基地局は、異なる一時識別子を異なる通信デバイスに割り当てるので、図6に示す手順は、セル及び通信デバイスの異なる組み合わせごとに異なるcinit値を常に与える。その上、cinitの値を導出する式は、パラメータn’RNTIを含むので、この手順は、(セル及び通信デバイスの同じ組み合わせの)異なる無線フレームについて異なるcinit値も与える。複数の無線フレームにわたってコヒーレントに組み合わさった近傍セルからの干渉する送信(そのような送信がカバレッジ強化のために繰り返されるとき)のリスクを低減することができるので有利である。
<変更形態及び代替形態>
上記で、幾つかの詳細かつ実施形態を説明した。当業者であれば理解するように、上記実施形態において具現される発明から依然として利益を享受しながら、上記実施形態に対して複数の変更形態及び代替形態を実施することができる。例示としてのみ、ここで、これらの変更形態及び代替形態のうちの幾つかを説明する。
n’RNTIは、(ステップS02において)以下の式を用いて導出されてもよいことが分かるだろう。
n’RNTI=(nRNTI+k)mod 216
ここで、kは、繰り返しごとに(すなわち、同じデータの再送ごとに)インクリメントされるサブフレームカウンタである。サブフレームカウンタkは、新たな各送信の際に適切な開始値(例えば、値「0」又は「1」)にリセットされてもよいことが分かるだろう。代替的に、サブフレームカウンタkは、新たなデータを最初に送信するときであっても増加するように構成されてもよい。この場合、サブフレームカウンタkは、その最大値(例えば、サブフレームカウンタkに用いられるビットの数によって決まる)に達すると「折り返す」(すなわち、「0」にリセットされる)ように構成されてもよい。
代替的に、通信デバイス及びそのサービング基地局は、以下の変更された式を用いて、サブフレームごとにスクランブリングシーケンスを導出するように構成されてもよい。
Figure 0007311153000009
ここで、cinitは、サブフレームの初期スクランブリング符号であり、n’RNTIは、セルに接続された通信デバイスに関連付けられた一時識別子から導出されたパラメータであり、qは、符号語インデックスであり、nは、スロット番号であり、
Figure 0007311153000010
は、その特定のセルの一意の識別子(物理レイヤ識別情報)であり、
Figure 0007311153000011
は、床関数(flooring function)(すなわち、「x」以下の最大整数)である。
或るセルにおける特定の通信デバイス(カバレッジ強化を用いる)のn’RNTIが、そのセルにおける別の通信デバイス(例えば、古いスクランブリングシーケンスを用い、関連付けられたn’RNTIを導出するように構成されていない古い通信デバイス)のnRNTIと偶然一致する場合であっても、これらの通信デバイスが、依然として異なるスクランブリングシーケンスを適用するように、この変更された式のビット#30は、(値230を含めることによって)1に設定されるので有利である。
図1の上記説明において、通信デバイスは、通常はMTCデバイスによって用いられるカバレッジ強化技法(組み合わさった繰り返し)を用いるものとして説明した。しかしながら、上述のスクランブリングシーケンスは、任意のタイプのユーザ機器に適用可能であり、ユーザ機器は、MTCデバイスに限定されないことが分かるだろう。また、上述のスクランブリングシーケンスは、カバレッジ強化が用いられているか否かにかかわらず(及び/又は繰り返しの数/継続時間にかかわらず)、送信に適用されてもよいことも分かるだろう。
図1の例示の移動電気通信システムでは、第1のセル7-1の地理的カバレッジは、第2のセル7-2の地理的カバレッジと部分的に重複するように示されている。しかしながら、他の配置も可能である。例えば、第1のセル7-1は、第2のセル7-2のエリアの完全に外部であってもよい(一方、いずれのセル内の通信デバイスも、依然として、他方のセル内の送信に干渉を引き起こす場合がある)。幾つかのセル(例えば、ピコセル)は、別のセル(例えば、マクロセル)の地理的カバレッジ内に完全に含まれてもよいことも分かるだろう。幾つかの場合に、同じ基地局が、任意の数の(マクロ及び/又はピコ)セルを同時に運用してもよい。更に別の実施形態では、セル7-1及び7-2は、2つの別個の遠距離通信ネットワークの一部を形成する。
上記実施形態では、移動電話機に基づく遠距離通信システムを説明した。当業者において分かるように、本願において説明したシグナリング技法は、他の通信システムにおいて用いられ得る。他の通信ノード又は通信デバイスは、例えば、パーソナルデジタルアシスタント(携帯情報端末)、ラップトップコンピュータ、ブックレットコンピュータ、無線ルータ、ウェブブラウザ等のユーザデバイスを含んでよい。当業者において分かるように、上述のシステムが移動通信デバイスに用いられることは必須ではない。このシステムは、移動通信デバイスに加えて又は移動通信デバイスに代えて1つ以上の固定通信デバイスを有するネットワークを改良するのに用いられ得る。
上記の実施形態では、複数のソフトウェアモジュールを説明した。当業者であれば分かるように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において提供されてよく、コンピュータネットワークを介して信号として、又は記録媒体においてノードに供給されてよい。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ以上の専用のハードウェア回路を用いて実行されてよい。しかしながら、ソフトウェアモジュールを使用することによって、その機能を更新するためにノードを更新することが容易になるので、ソフトウェアモジュールを使用することが好ましい。同様に、上記の実施形態はトランシーバ回路部を利用したが、トランシーバ回路部の機能のうちの少なくとも幾つかはソフトウェアによって実行され得る。
パラメータは、上記シーケンスのサブフレームのうちの少なくとも1つに関連付けられたシステムフレーム番号と、カウンタとのうちの少なくとも一方に基づいて導出されてよい。
例えば、パラメータは、以下の式を用いて導出されてよく、
n’RNTI=(nRNTI+SFN)mod 216
ここで、n’RNTIはパラメータであり、nRNTIは、上記セルに接続された、上記スクランブリング符号が適用可能な移動デバイスに関連付けられた一時識別子であり、SFNは、上記シーケンスのサブフレームのうちの上記少なくとも1つに関連付けられたシステムフレーム番号である。
代替的には、パラメータは、以下の式を用いて導出されてよく、
n’RNTI=(nRNTI+k)mod 216
ここで、n’RNTIはパラメータであり、nRNTIは、上記セルに接続された、上記スクランブリング符号が適用可能な移動デバイスに関連付けられた一時識別子であり、kは、サブフレームカウンタである。
パラメータは、特定の信号の各繰り返しの際にサブフレームカウンタをインクリメントすることによって導出されてよい。サブフレームカウンタは、次のこと、すなわち、上記特定の信号が最初に通信されることと、上記サブフレームカウンタが関連付けられた最大値に達することとの少なくとも一方が生じたときにデフォルト値(例えば、「0」)にリセットされてよい。
スクランブリング符号は、以下の式、すなわち、
Figure 0007311153000012
及び
Figure 0007311153000013
のうちの少なくとも一方を用いて導出されてよく、ここで、cinitはスクランブリング符号であり、n’RNTIはパラメータであり、qは符号語インデックスであり、nは上記サブフレームのシーケンスに関連付けられたスロット番号であり、
Figure 0007311153000014
は、上記セルの一意の識別子であり、
Figure 0007311153000015
は床関数(flooring function)(すなわち、「x」以下の最大整数)である。
スクランブルする手段は、上記通信する手段による送信の際には上記スクランブリング符号を用いて上記信号をスクランブルし、及び/又は、上記通信する手段による受信の際には上記スクランブリング符号を用いて上記信号をデスクランブルするように構成されてよい。
通信装置は、基地局、移動(セルラ)電話機、及び機械タイプ通信(MTC)デバイスのうちの少なくとも1つから成ってよい。
様々な他の変更形態が当業者には明らかであり、ここではこれ以上詳細に説明しない。
以下は、現在提案されている3GPP規格において本発明を実施することができる方法の詳細な説明である。様々な特徴を必須又は必要であるものとして説明しているが、これは、例えば、提案される3GPP規格によって課される他の要件に起因して、この規格にのみ当てはまる場合がある。したがって、これらの記述は、本発明をいかなる形においても限定するものと解釈されるべきでない。
3GPP TSG RAN WG1 Meeting#83
R1-156683
ソース:NEC
タイトル:DL/UL送信のスクランブリングシーケンスの拡張
議題項目:6.2.1.4
文書:議論及び決定
1 序論
現在、近傍セル間の干渉をランダム化するために、ビットレベルスクランブリング符号/シーケンスが、PBCH、PDSCH、PDCCH、PCFICH、PHICH及びPUSCH等の全てのDL送信及びUL送信に適用されている。スクランブリングシーケンスは、10個のサブフレーム(すなわち、1つの無線フレーム)の周期を持つ。PUSCH及びPDSCHの場合、スクランブリングシーケンスジェネレータは、各サブフレームにおいて、以下のように初期化される。
Figure 0007311153000016
[4]では、スクランブリングシーケンスの周期が10個のサブフレームであり、そして、それ自体を繰り返すことが明記されている。2つ以上の無線フレームにわたって組み合わさった長い繰り返しの場合、セル間干渉も長い繰り返しを用いている場合には、この干渉は、無線フレーム間でコヒーレントに組み合わさり、その結果、組み合わさった繰り返しのSINR利得が低減されることになる。
この寄稿において、筆者らは、Rel-8と、Rel-13 MTCの長い繰り返しの拡張されたスクランブリングシーケンスとの性能差を詳細に調べている。
2 拡張されたスクランブリングシーケンス
組み合わさった長い繰り返しの間の干渉をランダム化するために、長い繰り返し送信の場合に、以下の変更されたスクランブリングシーケンス初期化を適用した。
Figure 0007311153000017
古いスクランブリングシーケンス初期化と比較した相違は、
1.nRNTIが、SFNに基づいて無線フレームごとに変化するn’RNTIに置き換えられていること、
2.長い繰り返しのUEのn’RNTIが古いUEのnRNTIと偶然一致する場合であっても、これらのUEが依然として異なるスクランブリングシーケンスを適用するように、ビット30が1に設定されていること、
である。
3 性能評価
10個のサブフレームよりも長い繰り返しを有するPDSCHの性能を、セル間干渉を考慮に入れてリンクレベルシミュレーションにおいて評価した。セル間干渉は、2人のユーザが同じ周波数帯域幅において同時に送信を行うが、各ユーザ(すなわち、異なるC-RNTIを有する)は異なるセル(すなわち、異なるセルIDを有する)にアタッチされるようにモデル化される。ユーザのうちの一方は所望の信号であるとみなされ、他方のユーザは干渉信号であると仮定される。リンクレベルシミュレーションの前提は、[3]に基づき、付録の節における表1に記載されている。
ともに-3dBの平均SINRを有する以下の2つのシナリオをシミュレーションした。
1.雑音優位:SNR=-2.96dB、INR=-20dB、SINR=-3.0dB
2.干渉優位:SNR=1.76dB、INR=3.0dB、SINR=-3.0dB
各シナリオにおいて、古いスクランブリングシーケンス及び上述の拡張された/長いスクランブリングシーケンスの双方を試行した。
図5は、狭帯域周波数ホッピングを伴う場合と伴わない場合とのリンクレベルシミュレーション結果を示している。
周波数ホッピングを伴わない雑音優位の場合、Rel-8スクランブリングを用いたものと、長いスクランブリングを用いたものとでは、BLER性能に関する相違は非常に小さいことが分かる。一方、干渉優位の場合、BLER性能に関するRel-8スクランブリングと長いスクランブリングとの間の相違は非常に大きいことを確認することができる。
周波数ホッピングを有する4つの狭帯域及び雑音優位の場合、Rel-8スクランブリングを用いたものと、長いスクランブリングを用いたものとでは、BLER性能に関する相違は非常に小さいことが分かる。一方、干渉優位の場合、BLER性能に関するRel-8スクランブリングと長いスクランブリングとの間の相違は非常に大きいことを確認することができ、したがって、長い繰り返しの拡張されたスクランブリングシーケンスを有することの利点が示されている。
干渉優位の場合、周波数ホッピングが適用されるか否かにかかわらず、長い繰り返しの拡張されたスクランブリングシーケンスは、Rel-8スクランブリングシーケンスよりも良好な性能を有すると要約することができる。
観測結果:干渉優位の場合、長い繰り返しの拡張されたスクランブリングシーケンスは、Rel-8スクランブリングシーケンスを大幅に上回る性能を有する。
4 結論
この寄稿において、筆者らは、Rel-8と、Rel-13 MTCの長い繰り返しの拡張されたスクランブリングシーケンスとの性能差を詳細に調べた。以下に、観測結果及び提案を述べる。
観測結果:干渉優位の場合、長い繰り返しの拡張されたスクランブリングシーケンスは、Rel-8スクランブリングシーケンスを大幅に上回る性能を有する。
提案1:長い繰り返しの拡張されたスクランブリングシーケンスを以下のように適応させる。
Figure 0007311153000018
ここで、n’RNTI=(nRNTI+SFN)mod 216である。
5 参考文献
[1]3GPP TR36.888 V12.0.0「Study on provision of low-cost MTC UEs based on LTE (Release-12)」
[2]3GPP RP-150492「Revised WI: Further LTE Physical Layer Enhancements for MTC」(Ericsson, RAN#67)
[3]3GPP R1-144513「Simulation Assumptions for Reference Cases for MTC」(Nokia Networks, RAN1#78bis)
[4]3GPP R1-154460「Discussion on open issues in MTC PDSCH」(Spreadtrum Communications)
6 付録-シミュレーションの前提
Figure 0007311153000019
上記に実施形態の全体又は一部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限定されない。
(付記1)
複数のセルを備えるセルラ通信システムの通信装置であって、
セルにおいて無線フレームのシーケンスで信号を通信する手段と、
スクランブリング符号を用いて前記セルにおいて通信される前記信号をスクランブルする手段と、
を備え、
前記スクランブリング符号は、無線フレームから無線フレームへ変化するパラメータに基づいて導出される、通信装置。
(付記2)
前記パラメータは、サブフレームの前記シーケンスのうちの少なくとも1つに関連付けられたシステムフレーム番号と、カウンタとのうちの少なくとも一方に基づいて導出される、付記1に記載の通信装置。
(付記3)
前記パラメータは、以下の式を用いて導出され、
n’RNTI=(nRNTI+SFN)mod 216
ここで、n’RNTIは前記パラメータであり、nRNTIは、前記セルに接続された、前記スクランブリング符号が適用可能な移動デバイスに関連付けられた一時識別子であり、SFNは、サブフレームの前記シーケンスのうちの前記少なくとも1つに関連付けられたシステムフレーム番号である、付記1又は2に記載の通信装置。
(付記4)
前記パラメータは、以下の式を用いて導出され、
n’RNTI=(nRNTI+k)mod 216
ここで、n’RNTIは前記パラメータであり、nRNTIは、前記セルに接続された、前記スクランブリング符号が適用可能な移動デバイスに関連付けられた一時識別子であり、kは、サブフレームカウンタである、付記1又は2に記載の通信装置。
(付記5)
前記パラメータは、特定の信号の各繰り返しの際に前記サブフレームカウンタをインクリメントすることによって導出される、付記4に記載の通信装置。
(付記6)
前記サブフレームカウンタは、次のこと、すなわち、前記特定の信号が最初に通信されることと、前記サブフレームカウンタが関連付けられた最大値に達することとの少なくとも一方が生じたときにデフォルト値(例えば、「0」)にリセットされる、付記4又は5に記載の通信装置。
(付記7)
前記スクランブリング符号は、以下の式、すなわち、
Figure 0007311153000020
及び
Figure 0007311153000021
のうちの少なくとも一方を用いて導出され、ここで、cinitは前記スクランブリング符号であり、n’RNTIは前記パラメータであり、qは符号語インデックスであり、nは前記サブフレームのシーケンスに関連付けられたスロット番号であり、
Figure 0007311153000022
は、前記セルの一意の識別子であり、
Figure 0007311153000023
は床関数(すなわち、「x」以下の最大整数)である、付記1~6のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記8)
前記スクランブルする手段は、前記通信する手段による送信の際には前記スクランブリング符号を用いて前記信号をスクランブルし、及び/又は、前記通信する手段による受信の際には前記スクランブリング符号を用いて前記信号をデスクランブルするように構成される、付記1~7のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記9)
基地局、移動(セルラ)電話機、及び機械タイプ通信(MTC)デバイスのうちの少なくとも1つから成る、付記1~8のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記10)
付記1~9のいずれか1項に記載の通信装置を備えるシステムであって、前記通信装置は、基地局及び移動通信デバイスのうちの少なくとも一方の一部をなす、システム。
(付記11)
複数のセルを備えるセルラ通信システムのセルにおいて無線フレームのシーケンスで信号を通信するように構成される通信装置によって実行される方法であって、
サブフレームの所与のブロックからサブフレームの後続のブロックへ変化するパラメータに基づいてスクランブリング符号を導出し、
スクランブリング符号を用いてセルにおいて通信される信号をスクランブルする、
方法。
(付記12)
コンピュータプログラマブルデバイスに、付記11に記載の方法を実行させるための命令を含むコンピュータプログラム製品。
この出願は、2015年11月6日に出願された英国特許出願第1519656.1号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (3)

  1. 複数のサブフレームのシーケンスを用いて、セルにおいて通信する手段と、
    複数のサブフレームを含む時間ブロックの間に物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)又は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を介して送信されるスクランブリングデータのために用いられる、スクランブリングシーケンスを初期化する手段と、
    複数のサブフレームを含む所与の時間ブロックの間に、前記スクランブリングシーケンスを前記PUSCH又は前記PDSCHに適用する手段と、
    を具備し、
    前記スクランブリングシーケンスは、1以上のサブフレームにおいて繰り返されるデータを送信するごとにインクリメントされる値に基づいて初期化される、
    通信装置。
  2. 前記通信装置は、基地局、帯域幅制限又はカバレッジ強化UE(bandwidth limited / coverage enhanced user equipment)、及び、マシンタイプ通信(MTC)デバイスのうちの少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 複数のサブフレームのシーケンスを用いて、セルにおいて通信する通信装置によって実行される方法であって、
    複数のサブフレームを含む時間ブロックの間に物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)又は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を介して送信されるスクランブリングデータのために用いられる、スクランブリングシーケンスを初期化すること、及び、
    複数のサブフレームを含む所与の時間ブロックの間に、前記スクランブリングシーケンスを前記PUSCH又は前記PDSCHに適用すること、
    を含み、
    前記スクランブリングシーケンスは、1以上のサブフレームにおいて繰り返されるデータを送信するごとにインクリメントされる値に基づいて初期化される、
    方法。
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