JP6304516B2 - マシン型通信の物理ダウンリンク制御チャネルカバレッジ強化 - Google Patents

マシン型通信の物理ダウンリンク制御チャネルカバレッジ強化 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信デバイス及び移動通信ネットワークに関し、限定はしないが、特に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準規格又はその均等物若しくは派生物に従って動作する移動通信デバイス及び移動通信ネットワークに関する。本発明は、限定はしないが、特に、LTEアドバンストを含む、UTRANのロングタームエボリューション(LTE)(発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と呼ばれる)に関連する。
移動(セルラ)通信ネットワークでは、ユーザデバイス(ユーザ機器(UE)、例えば移動電話としても知られている)が、基地局を介してリモートサーバ又は他のユーザデバイスと通信する。それらの互いの通信において、ユーザデバイス及び基地局は、通常は周波数帯域及び/又は時間ブロックに分割されている認可された無線周波数を用いる。
ユーザデバイスは、基地局を介して通信することができるようにするために、基地局によって動作される制御チャネルを監視する必要がある。これらの制御チャネルのうちの1つ、いわゆる物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、スケジューリング割り当て及び他の制御情報を搬送する。PDCCHは様々な目的に応える。主として、PDCCHは、スケジューリング決定事項、すなわち、アップリンク通信及びダウンリンク通信のためのスケジューリング割り当てを個々のユーザデバイスに伝達するのに用いられる。
PDCCH上で搬送される情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)と呼ばれる。PDCCH等の物理制御チャネルは、1つ又は幾つかの連続した制御チャネル要素(CCE)のアグリゲーションで送信される。ここで、制御チャネル要素は9つのリソース要素グループ(REG)に対応する。各REGは4つのリソース要素(RE)を有する。
電気通信における近年の開発によって、人間の補助なしで通信し動作を実行するように構成されたネットワーク接続デバイスである、マシン型通信(MTC)ユーザデバイスの使用の大きな増加が見られている。そのようなデバイスの例として、測定を行い、これらの測定値を、通信ネットワークを介して他のデバイスに中継するように構成することができるスマートメータがある。マシン型通信は、マシン2マシン(M2M)通信としても知られている。MTCユーザデバイスは、「モノのインターネット」の概念の実施において重要な役割を果たすことが予想される。スマートメータ又は家庭電化製品等のMTCデバイスは、固定ロケーションに留まるか又は低い移動度を示すことが一般的である。そのようなデバイスは、ネットワークカバレッジが低い建物内部の深部に展開される場合もある。例えば、幾つかのMTCユーザデバイスは、住宅建物の地下に設置される場合もあるし、背面に金属箔が付いた断熱材又は金属被覆された窓によってシールドされたロケーションに設置される場合もある。これらのMTCデバイスは、エアインターフェースに関して、標準的なユーザデバイスよりも大きな透過損失(penetration losses)に遭遇する。
ネットワークカバレッジの不足は、MTCユーザデバイスの機能が多くの場合に制限されていることと組み合わさって、そのようなMTCユーザデバイスが有するデータレートの低下をもたらす可能性があり、したがって、幾つかのメッセージ又はPDCCH等のチャネルがMTCユーザデバイスによって受信されないというリスクが存在する。このリスクを軽減するために、PDCCH(及び/又は、適用可能な場合には、拡張型物理ダウンリンク制御チャネルEPDCCH)のカバレッジを増加させることが望ましい。
カバレッジの強化について提案された1つの手法は、複数のサブフレームにわたって(E)PDCCHを反復することである。しかしながら、カバレッジを強化することは、キャリア周波数をどのようにアグリゲートすべきか、無線フレームにおいて制御チャネルをどのようにかつどこでシグナリングすべきか、並びにMTC及びレガシーデバイスを含むユーザ機器がその制御シグナリングを効率的に突き止めて解釈することができることをどのように確保すべきかに関する課題を提起する。
本発明は、上記課題に少なくとも部分的に対処するシステム、デバイス、及び方法を提供しようとするものである。
本発明は、通信ノードと通信する、レガシーユーザデバイス及び非レガシーユーザデバイスを含む、複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングする通信ノード(基地局等)であって、前記ユーザデバイスへ送信するための制御データを生成する手段であって、該制御データは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、生成する手段と;前記ユーザデバイスによって受信されるサブフレームのシーケンスにおいて前記生成された制御データを送信する手段と;を備え、前記生成する手段は、前記レガシーユーザデバイスによって復号化されえない、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを生成するように構成され、前記送信する手段は、複数のサブフレーム内において、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記生成された共通制御データを反復して送信するように構成されている、通信ノードを提供する。
一つの例示的な実施の形態では、前記制御データは、複数の制御チャネル要素(CCE)を用いて送信され、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データは、前記レガシーユーザデバイスによって復号化されえない、少なくとも16個のCCEのアグリゲーションを用いて送信される。
別の例示的な実施の形態では、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データは、前記レガシーユーザデバイスに利用不能な、暗号化鍵を用いて暗号化される。
別の例示的な実施の形態では、前記制御データは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)において送信され、レガシーユーザデバイスの共通制御データが、前記PDCCHの第1の部分に配置され、レガシーユーザデバイスのユーザ固有制御データが、前記PDCCHの第2の部分に配置され、前記非レガシーユーザデバイスの前記共通制御データは、前記PDCCHの前記第2の部分に配置される。
別の例示的な実施の形態では、各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含み、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データは、前記サブフレームの前記PDSCH部分内において送信される。
前記通信ノードは、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データが送信される前記サブフレームを識別するシグナリング情報を、前記非レガシーユーザデバイスに送信するように構成されてよい。この場合、前記サブフレームを識別する前記データは、マルチメディア放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームのみを、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データを搬送するものとして識別してよい。代替的には、前記サブフレームを識別する前記データは、マルチメディア放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム及び非MBSFNサブフレームを、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データを搬送するものとして識別してよい。この場合、前記通信ノードは、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データと、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)とを同じサブフレームに配置することを回避してよい。
通常、前記通信ノードは、物理報知チャネル(PBCH)を用いて前記シグナリング情報を送信するように構成されている。前記通信ノードが、N個のサブフレームを有する無線フレームを用いて前記ユーザデバイスと通信する場合、前記シグナリング情報は、前記N個のサブフレームのうちの対応する1つが前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データを搬送するか否かを識別する1ビットである、Nビットからなってよい。代替的には、前記シグナリング情報は、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データを搬送する前記N個のサブフレームの複数の所定の構成のうちの1つを識別する、Mビットからなってよく、MはNよりも小さい。前記サブフレームを識別する前記データが、マルチメディア放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム及び非MBSFNサブフレームを、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データを搬送するものとして識別する場合、前記Mビットは、無線フレームのどのMBSFNサブフレーム及びどの非MBSFNサブフレームが前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データを搬送するのかを同時又は別々に符号化してよい。
幾つかの例示的な実施の形態では、前記通信ノードは、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データを、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)若しくはチャネル参照信号(CRS)を含まないサブフレーム、又はCSI−RS及びCRSの双方の参照信号を含まないサブフレームにおいて送信するように構成されている。代替的には、前記通信ノードは、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データを、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)又はチャネル参照信号(CRS)を含むサブフレームにおいて送信してよく、前記CSI−RS又は前記CRSを搬送するのに用いられる(又は用いることができる)リソースを用いて、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データを搬送することを回避する。
幾つかの例示的な実施の形態では、前記通信ノードは、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データのサブフレーム内の前記ロケーションを識別するシグナリング情報を、前記非レガシーユーザデバイスに送信する。前記共通制御データを配置することができるサブフレーム内に固定数の可能なロケーションが存在してよく、この場合、前記通信ノードは、前記可能なロケーションのうちの1つを識別するデータをシグナリングする。代替的に、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データのサブフレーム内に固定数の可能なロケーションが存在してよく、前記通信ノードは、前記通信ノードと関連付けられたセルIDのような静的システム変数又は準静的システム変数に依存するロケーションにおいて前記共通制御データを送信してよい。
幾つかの例示的な実施の形態では、前記通信ノードは、前記非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通制御データのサイズを識別するデータをシグナリングする。この場合、前記共通制御データの前記サイズは、複数の可能なサイズのうちの1つであってよく、前記通信ノードは、前記複数のサイズのうちの1つを示すデータを前記非レガシーユーザデバイスにシグナリングしてよい。
通常、前記共通制御データは、サブフレーム内に連続して配置されてもよいし、前記サブフレーム内に分散されてよい、複数のリソースブロック(RB)上で搬送される。
本発明は、通信ノードと通信する複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングする通信ノードであって、前記ユーザデバイスへ送信するための制御データを生成する手段であって、該制御データは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、生成する手段と;該通信ノードと前記ユーザデバイスとの間の通信の制御において用いられる参照信号を生成する手段と;前記生成された参照信号及び前記生成された制御データを、前記ユーザデバイスによって受信されるサブフレームのシーケンスにおいて送信する手段であって、各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含む、送信する手段と;を備え、生成された参照信号と、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データとは、前記サブフレームの前記PDSCH部分内において送信され、前記送信する手段は、前記共通制御データ及び前記参照信号を、サブフレームの前記PDSCH部分内において、そこに含まれるそれぞれ異なるリソースブロックを用いて送信するように構成されている、通信ノードも提供する。
前記通信ノードは、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)又はチャネル参照信号(CRS)を含まないサブフレームにおいて、前記共通制御データを搬送するように構成されてよい。
前記通信ノードは、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)又はチャネル参照信号(CRS)を含むサブフレームにおいて、前記共通制御データを送信するように構成されてよく、前記CSI−RS又は前記CRSを搬送するのに用いられる前記共通制御データを搬送するリソースを用いることを回避するように構成されてよい。
幾つかの例示的な実施の形態では、前記通信ノードは、前記共通制御データのサブフレーム内の前記ロケーション及び/又はサイズを識別するシグナリング情報を、前記ユーザデバイスに送信する。
通常、前記通信ノードは、前記非レガシーユーザデバイスによって事前に知られている前記サブフレームの開始シンボルにおいて、前記共通制御データを開始する。前記開始シンボルは、サブフレームのタイプに応じて異なってよく、前記非レガシーユーザデバイスは、前記受信されたサブフレーム内の前記制御データの前記ロケーションを識別するのに役立つ前記開始シンボルの知識を保持する。
本発明は、上記で説明した通信ノードと、少なくとも1つのユーザデバイスであって、前記共通制御データを受信及び復号化して該ユーザデバイスと前記通信ノードとの間の通信を制御する、少なくとも1つのユーザデバイスと、を備える通信システムも提供する。
一つの例示的な実施の形態では、前記ユーザデバイスは、前記通信ノードによって送信される制御データを受信する手段であって、該制御データは、該ユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、受信する手段を備え、前記受信された共通制御データは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化されるものであり、レガシーユーザデバイスによって復号化されえず、前記受信する手段は、前記共通制御データを含む複数のサブフレームを受信するように構成され、前記複数のサブフレームから受信された前記制御データを組み合わせる手段と、前記組み合わされた共通制御データを復号化する手段と、を備える。
別の例示的な実施の形態では、前記ユーザデバイスは、前記通信ノードによって送信されたサブフレームを受信する手段であって、該サブフレームは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む制御データを含む、受信する手段を備え、前記サブフレームは、前記通信ノードと前記ユーザデバイスとの間の通信の制御において用いられ、前記通信ノードによって送信された参照信号を含み、前記受信する手段は、前記共通制御データを含む複数のサブフレームを受信するように構成され、各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含み、受信される参照信号及び共通制御データは、前記PDSCH部分内に含まれるそれぞれ異なるリソースブロックを用いて前記サブフレームの前記PDSCH部分内において受信され、前記複数のサブフレームから受信された前記制御データを組み合わせる手段と、前記組み合わされた共通制御データを復号化する手段と、を備える。
別の例示的な実施の形態では、前記ユーザデバイスは、前記通信ノードによって送信されたサブフレームを受信する手段であって、該サブフレームは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む制御データを含む、受信する手段を備え、前記サブフレームは、前記通信ノードと前記ユーザデバイスとの間の通信の制御において用いられ、前記通信ノードによって送信された参照信号を含み、前記受信する手段は、前記共通制御データを含む複数のサブフレームを受信するように構成され、各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含み、受信される参照信号及び共通制御データは、前記PDSCH部分内に含まれるそれぞれ異なるリソースブロックを用いて前記サブフレームの前記PDSCH部分内において受信され、前記参照信号の前記ロケーション又は前記予想ロケーションについての情報を用いて、前記サブフレームの前記PDSCH部分内の前記共通制御データを識別する手段と、前記複数のサブフレームから受信された前記制御データを組み合わせる手段と、前記組み合わされた共通制御データを復号化する手段と、を備える。
本発明の態様は、対応するシステム、方法、並びに上記で示した又は特許請求の範囲において記載される態様及び可能な形態において記載されるような方法を実行するようにプログラマブルプロセッサをプログラムするように、及び/又は特許請求の範囲のいずれかの請求項において記載される装置を提供するように適切に構成されたコンピュータをプログラムするように動作可能である命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体のようなコンピュータプログラム製品にまで及ぶ。
本明細書(特許請求の範囲を含む)において開示され、及び/又は図面において示される各特徴は、開示され、及び/又は図示される任意の他の特徴から独立して(又はそれらと組み合わせて)本発明に組み込まれる場合がある。詳細には、限定はしないが、特定の独立請求項に従属する請求項のうちのいずれかの特徴は、任意の組み合わせにおいて又は個々に、その独立請求項に取り込まれる場合がある。
次に、本発明の実施形態を、単に例として、添付の図面を参照しながら説明する。
電気通信システムの概略図である。 図1に示すシステムの無線リンク上での通信において用いられる一般的なフレーム構造を概略的に示す図である。 周波数サブキャリアがリソースブロックに分割される方法及びタイムスロットが複数のOFDMシンボルに分割される方法を概略的に示す図である。 図1に示すユーザデバイスの主要な構成要素を示すブロック図である。 図1に示す基地局の主要な構成要素を示すブロック図である。 図1の電気通信システムの無線フレームの一部を形成する複数のサブフレームを示す図である。 レガシーPDCCHのUSS部分の一部を形成するCCE要素のブロックがMTCデバイスの制御情報の反復シグナリングに用いられる変更されたPDCCH構造を示す図である。 MTCデバイスによって受信される無線フレームの一部を形成する複数のサブフレームにおいてEPDCCHを反復することができる方法を示す図である。 10個のサブフレームで構成され、MBSFNサブフレームの可能なロケーションを示す1つの無線フレームを示す図である。 図1の電気通信システムにおいて用いられるサブフレームに対応する通常のリソースグリッドの単純化した説明図である。 オプションAによる非MBSFNサブフレーム及びMBSFNサブフレームに対応する例示的なリソースグリッドの単純化した説明図である。 オプションBによる非MBSFNサブフレーム及びMBSFNサブフレームに対応する例示的なリソースグリッドの単純化した説明図である。 オプションCによるMBSFNサブフレームに対応する例示的なリソースグリッドの単純化した説明図である。 オプションDによる非MBSFNサブフレーム及びMBSFNサブフレームに対応する例示的なリソースグリッドの単純化した説明図である。 EPDCCH内の強化CSS(ECSS)を低コストMTC用に設計する別の解決策の説明に用いられる図である。
概略
図1は、ユーザデバイス3−0、3−1及び3−2の間の通信が基地局5及びコアネットワーク7によってサポートされる移動(セルラ)電気通信システム1を概略的に示している。この例示的な実施形態では、ユーザデバイス3−0及び3−1は移動電話であり、ユーザデバイス3−2はマシン型通信(MTC)ユーザデバイスである。図示するように、ユーザデバイス3−0、3−1及び3−2は、基地局5によって運用されるセル6内に位置している。
図1に示されるシステムでは、図示される基地局5は、発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)基地局である。そのような基地局は、一般にeNB(進化型NodeB)と呼ばれる。
基地局5は、セル内のユーザデバイス3によって受信される(E)PDCCHを送信するように構成されている。この(E)PDCCHは、アップリンクリソース及びダウンリンクリソースをこれらのユーザデバイスに配分している。
また、基地局5は、ユーザデバイス3が受信して、信号品質を求めるのに用いるように動作可能な参照信号を提供するように構成されている。測定の結果に基づいて、ユーザデバイス3は、報告を生成し、基地局5に返信する。このフィードバックメカニズムは、チャネル品質表示(CQI)と呼ばれ、送信のリソース配分、スケジューリング及び電力を含む、基地局5の動作を微調整するのに用いられる。
以下でより詳細に説明するように、基地局5は、MTCユーザデバイス3−2のためのPDCCH送信を反復し、これを行う様々な代替の技法が以下で説明される。しかしながら、これらの代替の技法を説明する前に、これらの代替の技法の理解に役立つ、LTEフレーム構造の簡単な概略を次に説明する。
LTEサブフレームデータ構造
図2は、図1に示すシステムの無線リンク上での通信において用いられる一般的なフレーム構造を概略的に示している。
ダウンリンクには直交周波数分割多元接続(OFDMA)技法が用いられ、基地局5がユーザデータをエアインターフェース上でそれぞれのユーザデバイス3に送信することが可能にされ、アップリンクには単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)技法が用いられ、ユーザデバイス3がそれらのデータをエアインターフェース上で基地局5に送信することが可能にされる。それぞれ異なるサブキャリアが、各方向に送信されるデータ量に応じて、基地局5によって(所定の時間量の間)各ユーザデバイス3に配分される。これらのサブキャリア及び時間的配分は、LTE仕様では物理リソースブロック(PRB)として規定される。このため、PRBは、時間周波数次元を有する。基地局5は、サービングしている各デバイスのPRBを動的に配分し、各サブフレーム(TTI)の配分を、スケジューリングされたユーザデバイス3のそれぞれに制御チャネル、例えば(E)PDCCHにおいてシグナリングする。
図2に示すように、エアインターフェース上でのLTE通信について合意された一般的なフレーム構造は、フレーム13を含む。このフレーム13は、10msecの長さであり、1msecの持続時間の10個のサブフレーム(送信時間間隔(TTI)として知られている)から成る。各サブフレーム、すなわち各TTIは、0.5msecの持続時間の2つのスロット17を含む。各スロット17は、標準的なサイクリックプレフィックス(CP)が用いられるのか又は拡張されたサイクリックプレフィックス(CP)が用いられるのかに応じて、6つ又は7つのいずれかのOFDMAシンボル19を含む。
図3は、周波数サブキャリアがリソースブロックに分割される方法及びタイムスロットが複数のOFDMシンボルに分割される方法を概略的に示している。
利用可能なサブキャリアの総数は、システムの全送信帯域幅に依存する。LTE仕様は、1.4MHz〜20MHzのシステム帯域幅のパラメータを規定し、1つのスロットについて12個又は24個のいずれかの連続したサブキャリアを含むように1つのPRBが現在、規定されている。2つのスロットにわたるPRBも、基地局スケジューラによって割り当てられるリソース配分の最小要素としてLTE仕様によって規定されている。これらのサブキャリアは、その後、信号を所望の送信帯域幅にアップコンバートするためにコンポーネントキャリア上に変調される。
このため、送信信号は、Nsymb個のシンボルの持続時間にわたるNBW個のサブキャリアから成る。グリッド内の各ボックスは、1つのシンボル期間にわたる単一のサブキャリアを表し、リソース要素と呼ばれる。図3に示すように、この場合、各PRB11は、12個の連続したサブキャリアと、各サブキャリアにつき(この例では)7つのシンボルとから形成される。ただし、実際には、各サブフレームの第2のスロットにおいても同じ配分がなされる。ユーザデバイス3のリソース配分データを含む制御チャネルは、一般に、各サブフレーム15の最初の3つのOFDMシンボル内の連続したCCEにおいて送信される。
ユーザデバイス
図4は、図1に示すユーザデバイス3の主要な構成要素を示すブロック図である。ユーザデバイス3は、マルチキャリア環境において動作することが可能なMTCユーザデバイス3−2又は移動(又は「セルラ」)電話であってよい。ユーザデバイス3は、少なくとも1つのアンテナ403を介して基地局5に対して信号を送受信するように動作可能なトランシーバ回路401を備える。通常、ユーザデバイス3は、ユーザが当該ユーザデバイス3とインタラクトすることを可能にするユーザインターフェース405も備えるが、このユーザインターフェース405は、幾つかのMTCユーザデバイスについては省略されてよい。
トランシーバ回路401の動作は、メモリ409に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラ407によって制御される。このソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム411、通信制御モジュール413、測定モジュール415、(E)PDCCH構成モジュール417、及び(E)PDCCH受信モジュール419を含む。
通信制御モジュール413は、基地局5との通信を管理するように動作可能である。測定モジュール415は、CSI−RS(チャネル状態情報参照信号)の測定を行うようにユーザデバイス3を構成する目的で基地局5から測定構成情報を受信する。
測定モジュール415は、セルの参照信号受信電力(RSRP)を求める。この例示的な実施形態では、測定モジュール415は、ユーザデバイス3が基地局5と通信するようにスケジューリングされていない期間中に信号品質測定を実行するように動作可能である。測定の結果に基づいて、測定モジュール415は、CSI報告(CQIを含む)を生成し、基地局5に返信する。
(E)PDCCH構成モジュール417は、(E)PDCCHのロケーション及びサイズ及び/又は関連付けられた探索空間を識別する情報のような、(E)PDCCH構成情報を基地局5から受信し、この受信された(E)PDCCH構成情報を処理するように動作可能である。
(E)PDCCH受信モジュール419は、(E)PDCCHを探索、識別及び復号化するように動作可能であり、例えば、ユーザデバイスのリソース配分をシグナリングするDCIを受信する。
基地局
図5は、図1に示す基地局5の主要な構成要素を示すブロック図である。基地局5は、1つ又は複数のアンテナ503を介してユーザデバイス3に対して信号を送受信するように動作可能なトランシーバ回路501を備える、E−UTRANマルチキャリア対応基地局から成る。基地局5は、ネットワークインターフェース505を介してコアネットワーク7に対して信号を送受信するように動作可能でもある。トランシーバ回路501の動作は、メモリ509に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラ507によって制御される。
このソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム511、通信制御モジュール513、参照信号モジュール515、(E)PDCCH構成モジュール517、及び(E)PDCCH送信モジュール519を含む。
通信制御モジュール513は、ユーザデバイス3との通信を制御するように動作可能である。通信制御モジュール513は、この基地局5によってサービングされるユーザデバイス3によって用いられるリソースのスケジューリングも担当する。
参照信号モジュール515は、ユーザデバイス3によって受信される参照信号を送信するように動作可能であり、ユーザデバイス3が信号品質測定を実行することを可能にする。参照信号モジュール515は、どの参照信号をどのリソース要素及びどのサブフレームにおいて送信するのかを制御する。
(E)PDCCH構成モジュール517は、(E)PDCCHのロケーション及びサイズ及び/又は関連付けられた探索空間を識別する情報等の、ユーザデバイス3の(E)PDCCH構成情報を生成及び送信するように動作可能である。
(E)PDCCH送信モジュール519は、例えば、ユーザデバイスのリソース配分をシグナリングするDCIを含む、(E)PDCCHを送信するように動作可能である。
上記説明では、ユーザデバイス3及び基地局5は、理解を容易にするために複数の別々のモジュールを有するものとして説明されている。これらのモジュールは、例えば、既存のシステムが本発明を実施するように変更された幾つかの特定の用途についてはこのように提供することができるが、他の用途、例えば、本発明の特徴を最初から考慮して設計されたシステムでは、これらのモジュールは、全体のオペレーティングシステム又はコードに組み込むことができ、そのため、これらのモジュールは、別々のエンティティとして区別することができない場合がある。
強化カバレッジの(E)PDCCH−(E)PDCCH反復
上記で論述したように、スマートメータ又は家庭電化製品等の、MTCユーザデバイス3−2が固定ロケーションに留まること又は低い移動度を示すことと、エアインターフェースに対して標準的なユーザデバイスよりも大きな透過損失に遭遇することとは一般的である。カバレッジの強化用に提案された1つの手法は、MTCユーザデバイス3−2の(E)PDCCHを複数のサブフレームにわたって反復することである。
図6は、そのような反復を5つのサブフレーム15内で行うことができる方法を示している。図6に示すように、各サブフレーム15の最初の部分142は、PDCCHを搬送するのに用いられる。各サブフレーム15の残りの部分は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)143から成る。各ユーザデバイス3用のPDSCHリソースは、PDCCH142において搬送される制御情報を用いて配分される。
この説明図では、各サブフレーム15のPDCCH142は、MTCユーザデバイス3−2並びにレガシーユーザデバイス3−0及び3−1の双方の制御情報を含む。MTCユーザデバイス3−2のPDCCHデータは、サブフレーム1〜4において反復される。このPDCCHデータは、MTCユーザデバイス3−2用のサブフレーム5のPDSCH内のリソース147の配分を、MTCユーザデバイス3−2に通知する。このため、MTCユーザデバイス3−2は、PDCCHを復号化する前にサブフレーム1〜4にわたる複数のPDCCH反復を組み合わせて、PDSCH内の自身の配分リソース147を求めることができる。
これとは対照的に、レガシーユーザデバイス3のPDCCH情報は、一般に、複数のサブフレーム15にわたって反復されない。サブフレーム15のPDSCH145内で特定のレガシーユーザデバイス3に配分されるリソースは、通常、そのサブフレームのPDCCH142に示される。図6に示すように、PDSCH内で配分される特定のリソースは、各サブフレームにおいて変化してよい。
図6に示していないが、PDCCH142は、1つ又は複数の連続した制御チャネル要素(CCE)のアグリゲーションからなり、CCEは、基地局の利用可能な物理リソースブロック(PRB)の小部分を占有する。LTEでは、各CCEは、9つのリソース要素群に対応し、各リソース要素群は、QPSK変調を仮定すると、8ビットの制御されるデータに対応する。セル内で利用可能なCCEの総数は、そのセルのシステム帯域幅と、所与のサブフレームにおいてPDCCH送信用に確保されるOFDMシンボルの数とに依存する。上述したように、この実施形態では、各サブフレームの最初の3つのOFDMシンボルが、PDCCH制御データの搬送に専用化される。
MTCユーザデバイス3−2がその(E)PDCCHの受信に成功することができるには、MTCユーザデバイス3−2は、PDCCHの反復を搬送する各サブフレームにおけるCCEのロケーションを、この反復の開始サブフレーム及び終了サブフレーム並びにMTCユーザデバイス3−2の反復されるPDCCHを搬送するサブフレームの最後のものに対する、リソース147が配分されているサブフレームのタイミングとともに知ることが必要である。図6に示す例では、サブフレーム1がPDCCH反復の開始サブフレームであり、サブフレーム4がPDCCH反復の終了サブフレームであり、配分されるリソース147はサブフレーム5に配置されている。
3GPP標準規格の関係者は、(E)PDCCHの強化カバレッジが反復を用いて実施されるMTCユーザデバイス3−2について、(E)PDCCH及びPDSCHがどのように構成されるのかを議論してきた。PDSCHのタイミングと(E)PDCCHのタイミングとの関係は、ユーザデバイスに知られるべきであり、例えば、このタイミングは固定されたものとすることもできるし、他のシステム情報からこのタイミングを取り出すようにMTCユーザデバイス3−2を構成してもよいことが合意されている。MTCユーザデバイス3−2の観点から、(E)PDCCH反復の可能な開始サブフレームは、フレーム13内のサブフレームのサブセットに限定されることも合意されている。(E)PDCCHが複数のサブフレームにわたって反復される場合、(E)PDCCHによって配分されているリソース147は、(E)PDCCH反復の終了前に送信されるべきでないことも合意されている。より具体的に言えば、サブフレームnが最後の(E)PDCCH反復である場合、PDSCHはサブフレームn+kで開始する。ここで、k>0である。
(E)PDCCHの反復は、ユーザデバイスによって求められるチャネル品質表示(CQI)に応じてそれぞれ異なる信号対雑音比(SNR)レベルについて構成されえることも合意されている。例えば、MTCユーザデバイス3−2がセルのエッジの近くに位置しているとき、(E)PDCCHは、64回反復することができるのに対して、セルの中心付近に位置しているMTCユーザデバイスは、16回の反復のみを受信してよい。(E)PDCCHの反復のレベルを変化させることは、不要な反復を最小にしてMTCユーザデバイス内に電力管理を最適化するのに役立つ。
探索空間
ユーザデバイス3は、リソース配分がPDSCHにおいていつシグナリングされるのか、又はPDCCH内のどのCCEが、それらの配分されるリソースをシグナリングするのに用いられるのかを事前に知らない。したがって、各ユーザデバイス3は、あらゆるサブフレーム15において、リソース配分メッセージのためのPDCCHを搬送するのに用いられるリソースをスキャンしなければならない。このプロセスの複雑度を適度な限度内に維持するために、各ユーザデバイス3は、サブフレーム内のCCEのサブセットのみを探索する。PDCCHの全ての可能なロケーションを含む、このサブセットは、探索空間と呼ばれる。(E)PDCCHの各可能なロケーションは、「(E)PDCCH候補」と呼ばれる。
図6に示すように、共通探索空間(CSS)151及びUE固有探索空間(USS)153の、2つのタイプの探索空間がある。UEは、共通探索空間及びUE固有探索空間の双方を監視することが必要とされる。
共通探索空間151は、全てのユーザデバイス3に共通のダウンリンク制御情報を保持する。例えば、共通探索空間151は、セルアクセスパラメーターに関係した情報と、ランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージ2(すなわち、ランダムアクセス応答)及びRACHメッセージ4(すなわち、競合解決)と、ページングチャネル(PCH)とを含むシステム情報ブロック(SIB)を含むことができる。共通探索空間に存在するCCEの最大数は16である。
UE固有探索空間153は、UE固有リソース配分等の特定のユーザデバイスのダウンリンク制御情報を搬送する。
理想的には、探索空間のサイズは、ユーザデバイス3に対する処理負担を最小にするために、可能な限り小さくあるべきである。しかしながら、小さな探索空間ほど、基地局のスケジューリングアルゴリズムに対して大きな制限を課す。
1つの(E)PDCCH候補を構成するCCEの数は、アグリゲーションレベルと呼ばれ、ユーザデバイス3の探索空間は、アグリゲーションレベルが混合した(E)PDCCHを含む。表1は、レガシーPDCCH探索空間のサイズに基づいた、通常のサイズの探索空間を示している。
Figure 0006304516
上記で論述した合意には達してはいるものの、MTCユーザデバイス3−2用の(E)PDCCHの強化カバレッジの実施には、解決されるべき多数の問題が依然として存在する。
例えば、どの探索空間候補を(E)PDCCHに用いるべきか、さらには、どの探索空間候補をユーザデバイスは監視すべきであるかは明らかではない。1つの可能性は、強化カバレッジ(E)PDCCHのロケーションが、表1に示されるように、レガシーPDCCHに用いられる既に規定された探索空間候補に基づくことができるということである。表1に示されるように、アグリゲーションレベル8では、規定された探索空間の候補は2つしかなく、したがって、MTCユーザデバイス3−2は、DCIフォーマットごとに2つの可能なロケーションを調べるだけでよい。任意の所与の送信について、ダウンリンク(DL)DCIフォーマット及び/又はアップリンク(UL)DCIフォーマットが存在することができる。したがって、この場合、MTCユーザデバイス3−2は、各反復について、それらの反復からのデータのコヒーレントな組み合わせを容易にするために、同じ第1の候補がDL−DCIフォーマットに用いられ、同じ第2の候補がUL−DCIフォーマットに用いられることを仮定することができる。
これまで、(E)PDCCHの反復を取り巻く論述は、USS153の反復に関係するものであった。CSS151の反復の論述はほとんど又は全くなかった。しかしながら、本発明者らは、CSS151を反復することが更なる問題を提起することに気付いた。特に、USS153は、関係しているユーザデバイス3によってのみ復号化することができるように構成され、そのため、幾つかのサブフレームにおいてUSS153を反復することは、他のユーザデバイス3に対して問題を引き起こすことはない。しかしながら、CSS151は、全てのユーザデバイス3による受信を目的としているので、レガシーユーザデバイス3が、反復される(E)PDCCHを搬送するサブフレームにおいて、反復される(E)PDCCHの各反復をリソース147の配分として誤って復号化するおそれがある、というリスクが存在する。以下で論述する実施形態は、この問題に対処するか又は少なくとも軽減することを目的とする。
強化カバレッジPDCCHにおけるレガシーユーザデバイス用のプロビジョン
強化カバレッジPDCCHの開発は、レガシーユーザデバイスとの後方互換性を保持することが重要である。本発明者らは、MTCユーザデバイス3−2を対象とした強化カバレッジPDCCHチャネル用のレガシー共通探索空間(CSS)を用いることを提案し、したがって、PDCCH制御情報の反復は、UE固有空間(USS)だけでなく共通探索空間においても実施される。
第1の例示的な実施形態によれば、レガシーユーザデバイスによる混乱は、MTCユーザデバイス3−2のPDCCHの増加したアグリゲーションレベルを用いることによって回避される。具体的に言えば、16のアグリゲーションレベルが用いられる。これは、PDCCHがCSS151全体(共通探索空間に存在するCCEの最大数が16であるので)を利用することを意味する。レガシーユーザデバイス3は、最大で8のアグリゲーションレベルを復号化することができるようにしか構成されておらず(表1参照)、したがって、レガシーユーザデバイス3は、アグリゲーションレベル16におけるPDCCHを復号化することができず、このため、反復されるPDCCHの、レガシーユーザデバイス3による誤った復号化が回避される。
しかしながら、アグリゲーションレベル16の使用の結果、サブフレームの全CSS151が消費されることになるので、基地局5が他の制御情報をスケジューリングするのに利用可能なCCEは存在しなくなる。これは、かなりの連続したサブフレームにおいてCSS151がブロッキングされるおそれがある。したがって、アグリゲーションレベル16における反復されるPDCCHの使用は、これらの影響を考慮に入れて慎重に検討されなければならない。
第2の実施形態によれば、MTCユーザデバイス用の反復されるPDCCHは、16のアグリゲーションレベルよりも低いアグリゲーションレベル、例えば、アグリゲーションレベル4又は8を用い、代わりに、特定のスクランブルがMTCユーザデバイス3−2用のPDCCHに適用される。好ましくは、このスクランブルは、新たな無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を用いて適用される。有利には、スクランブルによって、レガシーデバイス3がPDCCH反復のうちのいずれかを誤って復号化しようと試みることが防止され、第1の実施形態において発生する可能性があるような、CSS151の利用可能なCCEの全てが消費されることが回避される(ただし、かなりの連続したサブフレームにおけるCSSのブロッキングの可能性は依然として存在する)。
MTCユーザデバイス用のPDCCHにおける新たな共通探索空間
図7は、第3の実施形態によるPDCCHを示している。この実施形態では、PDCCHは、16個のCCEから成るレガシーCSS151と、N個のCCEを含むUSS153とを含む。一方、図7に示すように、USS153は、MTC−CSS161とラベル付けされた、MTCユーザデバイス3−2の新たな共通探索空間を含む。この新たなMTC−CSS161は、MTCユーザデバイス3−2が共通制御情報を受信することを可能にするとともに、レガシーユーザデバイス3がこの情報の復号化を試みることを回避する。なぜならば、MTC−CSS161は、レガシーCSS探索空間151に設けられていないからである。
この例では、MTC−CSS161は、16個のCCEからなり、レガシーCSS151の直後に開始する。このように、MTCユーザデバイス3−2は、MTC−CSSを探す場所を知っている。これによって、MTC−CSSの探索空間が削減される。もちろん、同じ利点は、MTC−CSS161のロケーションがMTCユーザデバイス3−2によって事前に知られている限り、MTC−CSS161がUSS内に位置している場所にかかわらず達成される。
この実施形態では、基地局5は、USSに含まれるUE固有制御情報よりもMTC−CSS161を優先する。したがって、USS内のCCEは或る程度ブロッキングされる。しかしながら、USSには、CSSよりも多くのCCEが存在するので、所与のユーザデバイスのブロッキング確率は深刻なものではない。
MTCユーザデバイス用のEPDCCHにおける共通探索空間
当業者であれば理解するように、PDCCHは、サブフレームの先頭における一組のシンボル、例えば最初の3つのシンボル内に含まれることが理解される。PDCCH内の空間は限られているので、PDSCHを搬送するのにこれまで用いられていたサブフレームの残りの部分において、追加の制御データを送信することが提案されている。この追加の制御データは、「拡張型」物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)内に含まれるように規定されている。EPDCCHの反復を達成することができる方法を次に説明する。
図8は、第4の例示的な実施形態による無線フレームの一部を形成する一連の5つのサブフレーム15を示している。この例示的な実施形態では、MTCユーザデバイス3−2用の共通探索空間は、EPDCCHに設けられている。この例では、各サブフレーム15は、最初の3つのOFDMシンボルにわたって設けられたPDCCH142を含む。各サブフレームの残りの部分は、物理報知チャネル(PBCH)及びEPDCCHのような、更なる送信を維持することができるPDSCH領域143を含む。
MTCユーザデバイス3−2は、通常のユーザデバイスと比較して低減された帯域幅上で動作することが多く、したがって、この例示的な実施形態では、EPDCCHは、6つのリソースブロックに対応する1.4MHzの低減帯域幅内に設けられる。
図8において、サブフレーム0のPDSCH領域143は、EPDCCH CSS171のロケーション及びサイズをシグナリングする、PBCH送信部173を含む。
EPDCCH CSS171のロケーションをシグナリングするために、EPDCCH用の複数の可能なロケーション(NEPDCCH_location)が事前に規定されている。それぞれ異なるロケーションの数は、以下の式によって与えられる。
Figure 0006304516
ここで、
Figure 0006304516
は、全ダウンリンクシステム帯域幅にわたるリソースブロックの数である。
通常、ダウンリンクシステム帯域幅は、100個のリソースブロックに対応する20MHzであってよい。したがって、この場合、EPDCCH CSSについて16個のそれぞれ異なる可能なロケーションが存在する。
可能なロケーションのうちの1つは、PBCH173においてシグナリングされる。PBCH173を用いて基地局5によって送信されるEPDCCH CSS171のロケーションをシグナリングすることによって、基地局5がロケーションを柔軟に選ぶことが有利に可能になる。
現在、PBCH173には、全部で24ビットがあり、そのうち、14ビットが用いられている。したがって、PBCH173には、EPDCCH CSS171をシグナリングするのに用いることができる、スペアビットが10ビットある。これらの10ビットを用いて、この情報をMTCユーザデバイス3−2にシグナリングする方法を以下で更に論述する。
EPDCCH CSS171のサイズをシグナリングするために、基地局(E)PDCCH送信モジュール519は、EPDCCH CSS171の複数の可能なサイズ、この例示的な実施形態では、1.4MHzの低減帯域幅内の2つ、4つ又は6つのいずれか、のうちの1つのPRBを用いるように、(E)PDCCH構成モジュール517によって構成される。したがって、これらの可能な構成のうちの1つが、基地局5によってPBCH173においてシグナリングされる。好ましくは、2つ、4つ又は6つのPRBが連続している。
MTCユーザデバイス用のEPDCCHにおける共通探索空間−レートマッチングパラメータの適応
EPDCCHを配分するとき、基地局5は、幾つかのサブフレーム内で送信される参照信号のうちの幾つかとの衝突がないことを確保しなければならず、MTCユーザデバイス3−2は、どのリソース要素がEPDCCHの一部を形成するのか、及びどのリソース要素が参照信号を搬送するのか、を知っていなければならない。一方、無線フレームの全てのサブフレームが全ての参照信号を搬送するとは限らない。
LTEでは、特定のモバイルテレビにおいて、放送データを提供することが重要な側面である。モバイルテレビのような放送サービスは、マルチキャスト放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)の形で専用リソースによって提供される。これらのMBSFNサブフレームは、これらの参照信号の全てを搬送するとは限らない。無線フレーム内の複数の特定のサブフレームが潜在的なMBSFNサブフレームとして指定されることが決定されている。
図9は、0〜9の番号が付けられた10個のサブフレーム15から構成された1つの無線フレーム13を示している。これまでの図と共通して、各サブフレームの最初の部分はPDCCH領域142から成り、各サブフレームの後の部分はPDSCH領域143から成る。図9に示す例では、無線フレーム13は周波数分割二重(FDD)フレームであり、したがって、サブフレーム1、2、3、6、7及び8が、潜在的なMBSFNサブフレームとして指定されている。時分割二重(TDD)フレームの場合、サブフレーム2、3、4、7、8及び9が潜在的なMBSFNサブフレームとして指定されることに留意されたい。
この例では、非MBSFNサブフレーム0、4、5及び9は、3つのOFDMシンボルから成るPDCCH領域142を含む一方、MBSFNサブフレーム1、2、3、6、7及び8は、2つのOFDMシンボルのみから成る縮小されたPDCCH領域142を含む。
さらに、物理報知チャネル(PBCH)が、無線フレームの特定のサブフレームに設けられ、この例では、サブフレーム0及び5が、可能なPBCHサブフレームとして指定されている。
参照信号
図10は、図1の電気通信システム1において用いられるサブフレームの通常のリソースグリッドの単純化した説明図を示している。このサブフレームは、時間(すなわち、図10の横軸に沿った「シンボル」に対応する列)及び周波数(すなわち、図10の縦軸に沿った各「サブキャリア」に対応する行)で規定された、複数のリソース要素から成る。各EPDCCHは、制御チャネル要素(「CCE」)のアグリゲーションからなる。PDCCH142は、図10のサブフレーム15の左側エリアに包括的に示すように、サブフレーム15の最初の部分において搬送される。
サブフレームの幾つかのリソース要素は、セル参照信号(CRS)154及び復調用参照信号(DMRS)155を搬送するのにも用いられる。これらの双方は、基地局5によって、所定の間隔及びサブフレーム内の所定のロケーションで周期的に送信される。これらの信号は、参照信号レベルを提供するとともに、基地局5の現在の動作をユーザデバイス3に通知するのに用いられる。リソース要素は、変化するエネルギーレベルで送信することができるが、CRS154のリソース要素は、常に、既知(例えば、デフォルト)のエネルギーレベルで送信される。このため、ユーザデバイス3は、CRS154のリソース要素にわたって信号品質測定を実行することができ、これらの測定に基づいて、基地局5によって運用される(所与のセルの)所与の周波数帯域の感知された信号品質を基地局5に示すことができる。
CRS及びDMRSに加えて、基地局5は、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)も送信してよい。CSI−RSは、チャネル状態を求めてチャネル品質情報(CQI)を基地局5に報告するために、ユーザデバイスによって用いられる。CSI−RSは、本質的には、レートマッチングパラメータCRSを拡張したものである。LTE Rel.8では、CRSは、最大で4レイヤ空間多重化のチャネル推定において用いられるように設計されている。ここで、各アンテナポート(ポート1〜3の番号が付けられたもの)は別々のCRSを有する。しかしながら、LTE Rel.10が、追加のレイヤ空間多重化(最大で8レイヤ空間多重化)をサポートする更なるアンテナノードを導入したとき、参照信号の拡張が必要となった。CSI−RS参照信号は、CRSを8レイヤに拡張することに優先して追加されたものである。なぜならば、この拡張は、望ましくないシグナリングオーバーヘッドを追加することになるからである。CSI−RSは、CRS(0〜3)とは異なるアンテナポート(15〜22)上で送信される。ただし、同じ物理アンテナを用いてもよい。さらに、CRSは、時間/周波数直交性しか用いないが、CSI−RSは、加えて符号領域直交性も用いる。
MBSFNサブフレーム(図9におけるサブフレーム1、2、3、6、7、8のような)は、CRS又はCSI−RSのようなセル固有参照信号を搬送しない。なぜならば、MBSFNサブフレームはセル固有のものではないからである。
上記で説明したように、ユーザデバイスは、サブフレームのどのリソース要素がEPDCCH CSS171を含むのかを認識していることが必要である。
LTE Rel−11では、マッピングパラメータre-MappingQCL-ConfigId-r11(3GPP TS36.213 セクション9.1.4.3に記載されている。この全開示内容は、引用することによって本明細書の一部をなす)が、ユーザデバイスによって用いられ、リソース要素へのEPDCCH CSSのマッピングを求める。このマッピングパラメータは、crs-PortsCount-r11で示す、CRSポートカウントパラメータを含む。このパラメータは、PBCH上でユーザデバイスに通信される。このマッピングパラメータは、CRS周波数シフトパラメータcrs-FreqShift-r11も含む。このCRS周波数シフトパラメータは、セルIDを用いてユーザデバイスによって求められる。
一方、Rel−11は、現在のところ、他の重要なレートマッチングパラメータ、特に、無線フレーム内のMBSFNサブフレームの構成、近傍セルにおけるチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)のロケーション、及びEPDCCH CSSの開始OFDMシンボルを、ユーザデバイスに通知する方法を規定していない。これらの3つのパラメータは、それぞれ以下のように示される。
Figure 0006304516
ユーザデバイス3用の更なるレートマッチングパラメータは、サービングセルにおけるCSI−RSのロケーションである。このパラメータは、qcl-CSI-RS-ConfigNZPId-r11で示される。この例示的な実施形態では、サービングセルにおけるCSI−RSのロケーションは、近傍セルにおけるCSI−RSのロケーションと同じ方法で構成され、したがって、qcl-CSI-RS-ConfigNZPId-r11は、csi-RS-ConfigZPId-r11に基づいて求められえる。
ユーザデバイスがEPDCCH CSSを突き止めるためには、MTCユーザデバイス3−2が、MBSFNサブフレーム構成、CSI−RS構成及びEPDCCH CSSの開始シンボルの知識を取得することが必要である。以下では、図11〜図14を参照して説明される、これらのパラメータを提供する4つのオプションを提示する。
オプションA
図11は、例示的なリソースグリッド901及び903の単純化した説明図であり、リソースグリッド901は非MBSFNサブフレームに対応し、リソースグリッド903はMBSFNサブフレームに対応する。
図示するように、非MBSFNサブフレーム901は、アンテナポート0〜3に対応するCRSタイプ参照信号154a及び154bを搬送する。CRSを搬送するのに用いられるリソース要素は、時間領域及び周波数領域の全体にわたって分散され、ポート0及び1用のCRSは、シンボル1、5、8及び12において送信される。ポート2及び3用のCRSは、シンボル2及び9において送信される。周波数領域にわたる特定のポートに対応するCRSリソース要素の反復は、CRS送信部が、改善された周波数ダイバーシティを得るために周波数シフトされることを示している。
図11に示すように、MBSFNサブフレーム903は、PDCCHの外部にCRS信号を含まない。なぜならば、CRS送信部はセル固有であるからである。一方、復調用参照信号(DMRS)155は、非MBSFNサブフレーム901及びMBSFNサブフレーム903の双方におけるリソース要素によって搬送される。この例では、DMRSリソース要素は、シンボル6、7、13及び14に配置され、周波数シフトもされている。
オプションAによれば、PBCHチャネルは、無線フレームの6つの可能なMBSFNサブフレームの中のどのサブフレームがEPDCCH CSS171に用いられるのかを、MTCユーザデバイス3−2にシグナリングするのに用いられる。これらのMBSFNサブフレームは、PDCCHの外部でCRS又はCSI−RS送信部を搬送せず、したがって、MBSFNサブフレーム903における陰影のないリソース要素の全てが、EPDCCH CSS171の一部を形成することができる。
これらの陰影のない要素の全てが、EPDCCH CSS171に利用可能であるが、ほとんどの実施形態では、サブキャリアのサブセットが、EPDCCH CSS171を搬送するものとしてPBCH173によって示され、したがって、EPDCCH CSS171は、図11に示されたキャリアのサブセットしか占有しない場合があることに留意されたい。
さらに、他のいずれかの非MBSFNサブフレームが、PBCH173において、EPDCCH CSS171に用いられてシグナリングされた場合、MTCユーザデバイス3−2は、指示された非MBSFNサブフレームにはCSI−RS送信部が存在しないものと仮定する。したがって、EPDCCH CSS送信部は、非MBSFNサブフレーム901に示される陰影のないリソース要素の全てを占有することができる。しかしながら、これらの非MBSFNサブフレームは、DMRS送信部又はCRS送信部を含むので、対応するリソース要素は、EPDCCH CSS171に利用可能でない。
したがって、オプションAでは、基地局の(E)PDCCH送信モジュール519は、EPDCCH CSS171及びCSI−RSを同じサブフレームに配置することを回避するように、(E)PDCCH構成モジュール517によって構成される。代替的に、基地局の(E)PDCCH送信モジュール519は、EPDCCH CSS171をリソース要素にマッピングするとき、対応するCSI−RSリソース要素(RE)をパンクチャするように、(E)PDCCH構成モジュール517によって構成される。この場合において、EPDCCH CSSリソース要素がCSI−RSロケーションと衝突する場合には、CSI−RSはそのロケーションにおいて送信される一方、EPDCCH CSSリソース要素はそのロケーションにおいて送信されない。
オプションAでは、図11に示されるように、非MBSFNサブフレームの場合、これらのサブフレームではPDCCHのサイズが3シンボルであるので、EPDCCH CSS171用の開始OFDMシンボルは、非MBSFNサブフレーム用のサブフレームの4番目のOFDMシンボルに常に固定されている。MBSFNサブフレームにおいて、これらのサブフレームではPDCCHのサイズが2シンボルであるので、EPDCCH CSS171用の開始OFDMシンボルは、サブフレームの3番目のOFDMシンボルに固定されている。他の例示的な実施形態では、開始OFDMシンボルは別のシンボル(事前に知られている)とすることもできるし、開始シンボルもMTCユーザデバイス3−2にシグナリングすることもできる。
オプションB
図12は、例示的なリソースグリッド1001及び1003の単純化した説明図であり、リソースグリッド1001は非MBSFNサブフレームに対応し、リソースグリッド1003はMBSFNサブフレームに対応する。
オプションAと同様に、非MBSFNサブフレーム1001は、アンテナポート0〜3に対応するCRSタイプ参照信号154a及び154bを搬送し、DMRS155は、非MBSFNサブフレーム1001及びMBSFNサブフレーム1003の双方におけるリソース要素によって搬送される。このオプションでは、PBCHチャネルは、無線フレームの6つの可能なMBSFNサブフレームの中のどのサブフレームがEPDCCH CSS171に用いられるのかを、MTCユーザデバイス3−2にシグナリングするのに用いられる。MBSFNサブフレームは、PDCCHの外部でCRS送信部又はCSI−RS送信部を搬送せず、したがって、MBSFNサブフレーム1003における陰影のないリソース要素の全てが、EPDCCH CSS171の一部を形成することができる。
一方、オプションBによれば、非MBSFNサブフレーム1001は、アンテナポート0〜7に対応するCSI−RSタイプ参照信号157も搬送する。CSI−RS157の可能な構成の全てが、図12のサブフレーム1001に示されている。したがって、非MBSFNサブフレームが、PBCH173において、EPDCCH CSS171に用いられるためにシグナリングされた場合、MTCユーザデバイス3−2は、全ての可能なCSI−RS送信部が、示された非MBSFNサブフレームに存在するものと仮定する。したがって、MTCユーザデバイス3−2は、潜在的なCSI−RS REの全てをEPDCCH CSS171から除外する。EPDCCH CSS171は、非MBSFNサブフレーム1001に示される陰影のないリソース要素の全てを占有することができる。これらのリソース要素の総数は、オプションAにおけるものよりも少ない。
オプションAと同様に、これらの陰影のない要素の全てが、EPDCCH CSS171に利用可能であるが、ほとんどの例示的な実施形態では、サブキャリアのサブセットが、EPDCCH CSS171を搬送するものとしてPBCH173によって示され、したがって、EPDCCH CSS171は、図12に示されたキャリアのサブセットしか占有しない場合があることに留意されたい。
このため、オプションBによれば、基地局5は、EPDCCH CSS171及びCSI−RSを同じサブフレームに配置することができる。
オプションBでは、オプションAと同様に、図12に示されるように、EPDCCH CSS171用の開始OFDMシンボルは、非MBSFNサブフレームの4番目のOFDMシンボルに固定されている一方、MBSFNサブフレームでは、EPDCCH CSS171の開始OFDMシンボルは、3番目のOFDMシンボルに固定されている。開始OFDMシンボルを固定することによって、MTCユーザデバイス3−2にシグナリングしなければならない情報量が削減される。
オプションC
図13は、MBSFNサブフレームに対応する例示的なリソースグリッド1103の単純化した説明図である。
オプションA及びBと同様に、オプションCでは、PBCHチャネルは、無線フレームの6つの可能なMBSFNサブフレームの中のどのサブフレームがEPDCCH CSS171に用いられるのかを、MTCユーザデバイス3−2にシグナリングするのに用いられる。MBSFNサブフレーム1103は、PDCCHの外部でCRS送信部又はCSI−RS送信部を搬送せず、したがって、MBSFNサブフレーム1103における陰影のないリソース要素の全てが、EPDCCH CSS171の一部を形成することができる。DMR155も、MBSFNサブフレーム1103におけるリソース要素によって搬送される。
オプションCによれば、EPDCCH CSS171は、非MBSFNサブフレームにおいて送信されない。したがって、CRS及び/又はCSI−RSをEPDCCH CSS171と同じサブフレームにおいてどのように送信するのかという問題は存在しない。
オプションA及びBと同様に、サブフレーム1103の陰影のない要素の全てが、EPDCCH CSS171に利用可能であるが、ほとんどの実施形態では、サブキャリアのサブセットが、EPDCCH CSS171を搬送するものとしてPBCH173によって示され、したがって、EPDCCH CSS171は、図13に示されたキャリアのサブセットしか占有しない場合があることに留意されたい。
オプションA及びBと同様に、図13に示されるように、EPDCCH CSS171の開始OFDMシンボルは、MBSFNサブフレームの3番目のOFDMシンボルに固定されている。既に述べたように、開始OFDMシンボルを固定することによって、MTCユーザデバイス3−2にシグナリングしなければならないデータ量が削減される。
オプションD
図14は、例示的なリソースグリッド1201及び1203の単純化した説明図であり、リソースグリッド1201は非MBSFNサブフレームに対応し、リソースグリッド1203はMBSFNサブフレームに対応する。
オプションDでは、PBCHチャネルは、サブフレームがMBSFNサブフレームであるのか又は非MBSFNサブフレームであるのかにかかわらず、どのサブフレームがEPDCCH CSS171に用いられるのかを、MTCユーザデバイス3−2にシグナリングするのに用いられる。
これまでのオプションと同様に、非MBSFNサブフレーム1201は、アンテナポート0〜3に対応するCRSタイプ基準信号154a及び154bを搬送し、DMRS155は、非MBSFNサブフレーム1201及びMBSFNサブフレーム1203の双方におけるリソース要素によって搬送される。
図14に示されるように、非MBSFNサブフレーム1201は、CSI−RS送信部を搬送せず、したがって、オプションDでは、基地局の(E)PDCCH送信モジュール519は、EPDCCH CSS171及びCSI−RSを同じサブフレームに配置することを回避するように(E)PDCCH構成モジュール517によって構成される。
オプションDでは、MTCユーザデバイス3−2は、非MBSFNサブフレームとMBSFNサブフレームとを区別せず、したがって、ユーザデバイス3は、同じレートマッチングパラメータが非MBSFNサブフレーム1201及びMBSFNサブフレーム1203において用いられるものと仮定する。その結果、ユーザデバイスは、「CRSと仮定された」リソース要素158を、それらのリソース要素が実際にはCRS信号を搬送するのに用いられていなくても、MBSFNサブフレームのEPDCCH CSS171から除外する。同様に、ユーザデバイスは、MBSFNサブフレームが3番目のOFDMシンボルにおいてPDCCHを含まなくても、3番目のOFDMシンボルにおいて「PDCCHと仮定された」リソース要素159をMBSFNサブフレームのEPDCCH CSS171から除外する。
したがって、非MBSFNサブフレーム1201における陰影のないリソース要素及びMBSFNサブフレーム1203における陰影のないリソース要素の全てが、EPDCCH CSS171の一部を形成することができる。
これまでのオプションと同様に、これらの陰影のない要素の全てが、EPDCCH CSS171に利用可能であるが、ほとんどの実施形態では、サブキャリアのサブセットが、EPDCCH CSS171を搬送するものとしてPBCH173によって示され、したがって、EPDCCH CSS171は、図14に示されたキャリアのサブセットしか占有しない場合があることに留意されたい。
オプションDでは、図14に示されるように、EPDCCH CSS171用の開始OFDMシンボルは、非MBSFNサブフレーム及びMBSFNサブフレームの双方について、サブフレームの4番目のOFDMシンボルに固定されている。なぜならば、ユーザデバイス3は、3番目のシンボルをMSBFNサブフレームのEPDCCH CSS171から除外するように構成されているからである。
EPDCCH CSS情報のシグナリング
上記で論述したように、物理広帯域チャネルPBCH173は、EPDCCH CSS171のロケーション及びサイズと、このEPDCCH CSSがどのサブフレームにおいて反復されるのかとについての情報をシグナリングする際の使用に利用可能なスペアビットを10ビットのみ有する。PBCH173のこれらの10ビットを利用する3つのオプションを以下で説明する。
オプション1
このオプションでは、PBCH173の10ビット全てが、無線フレームのどのサブフレームが、反復されるEPDCCH CSS171を搬送するのに用いられるのかをシグナリングするために基地局5によって用いられる。したがって、無線フレームに10個のサブフレームが存在するので、各ビットが単一のサブフレームに対応する。これらのサブフレームは、EPDCCH CSS171に関して「オン」又は「オフ」として示されてよく、例えば、0の値は、EPDCCH CSSが存在しないことを意味し、1の値は、EPDCCH CSS171が存在することを意味する。したがって、オプション1によって、サブフレームのあらゆる可能な構成をシグナリングすることが可能になる。
しかしながら、このオプションは、利用可能な全てのビットを消費し、そのため、EPDCCH CSSのサブバンド(NEPDCCH_location)及びEPDCCH CSS171用に構成されたPRBの数のような、他のシグナリングパラメータの空きスペースがない。したがって、このオプションが用いられる場合、EPDCCH CSS171のロケーション及びサイズは、事前に固定されなければならないか、又はセルID、若しくは他の制御情報を用いてシグナリングさるような、他の或る情報から決定可能でなければならない。
オプション2
このオプションでは、無線フレーム内のどのサブフレームがEPDCCH CSS171を搬送するのかをシグナリングするのに用いられるビット数が削減され、したがって、どのサブフレームを用いることができるのかを規定する際の柔軟性が低下する。このオプションでは、どのMBSFNサブフレームがEPDCCH CSS171を搬送するのに用いられるのかを識別することと、どの非MBSFNサブフレームがEPDCCH CSS171を搬送するのに用いられるのかを識別することとに、別々のビットが符号化される。以下の表2は、このオプションにおいて用いられえる1つの例示の符号化方式を示している。表に示されるように、どのMBSFNサブフレームがEPDCCH CSS171を搬送するのに用いられるのかを識別するために2ビットが設けられ、また、どの非MBSFNサブフレームがEPDCCH CSS171を搬送するのに用いられるのかを識別するために2ビットが設けられている。このため、この符号化を用いると、8つのそれぞれ異なるサブフレーム構成が存在する。
Figure 0006304516
PBCH173内の利用可能な10ビットのうちの残りの6ビットは、この場合、帯域内のEPDCCH CSS171のロケーション及びサイズをシグナリングするのに用いられえる。
オプション3
このオプションも、削減された数のビットを用いて、どのサブフレームがEPDCCH CSS171を搬送するのに用いられるのかをシグナリングする。しかしながら、オプション3では、非MBSFNサブフレーム及びMBSFNサブフレームの同時符号化が用いられる。以下の表3は、このオプションにおいて用いられえる、1つの例示の同時符号化方式を示している。表に示されるように、どのサブフレームがEPDCCH CSS171を搬送するのに用いられるのかを識別するために3ビットが設けられている。表3から見て取ることができるように、上記で論述したオプション2において用いられる符号化方式と比較して、1ビットを省いたこの同時符号化方式を用いても、依然として8つのそれぞれ異なるサブフレーム構成が存在する。
Figure 0006304516
このため、PBCH173内の利用可能な10ビットのうちの残りの7ビットは、帯域内のEPDCCH CSS171のロケーション及びサイズをシグナリングするのに用いられえる。
変更形態及び代替形態
上記で詳細な実施形態を説明した。当業者であれば理解するように、上記の例示的な実施形態に対し、これらの実施形態において具現化される本発明から依然として利益を受けながら、複数の変更及び代替を行うことができる。
EPDCCH CSS171に関する上記説明では、EPDCCH CSS171は、1.4MHzの低減帯域幅内に設けられ、この低減帯域幅のロケーションは、PBCH173によってシグナリングされる。代替の例示的な実施形態では、EPDCCH CSS171は、1.4MHzの低減帯域幅内に設けられない。代わりに、EPDCCH CSS171用に確保されたPRBが、(例えば、20MHzの)システム帯域幅にわたって分散される。
例えば、基地局の(E)PDCCH送信モジュール519は、固定数のPRBを、事前に構成されたパターンでシステム帯域幅にわたって分散された、2つ、4つ又は6つのPRBのブロックでEPDCCH CSS171に用いるように(E)PDCCH構成モジュール517によって構成されてよい。MTCユーザデバイス3−2は、このパターンを用いて事前に構成され、その後、PBCH上で基地局5から受信されたシグナリング情報から又はセルIDのような或るセル固有情報を用いた計算によって、ブロックのサイズ、すなわち2つ、4つ、又は6つのPRBを求めてよい。
基地局5は、EPDCCH CSS171を配置することができる複数の可能なロケーションを規定することができ、これらのロケーションは、セル間干渉を最小にするように近傍セルにおいて選ばれる。この場合、選択されたロケーションは、MTCユーザデバイスにもPBCH173上でシグナリングすることもできるし、セルIDのような或る(準)静的情報から求められえる。
上記例示的な実施形態では、無線フレームは、10個のサブフレームから成る。当業者であれば理解するように、無線フレームは、任意の数のサブフレームから成ってよい。さらに、サブフレームのPDCCH領域は、任意の数のOFDMシンボルから成ってよい。
図7に示すレガシーCSS151及びMTC−CSS161はそれぞれ、16個のCCEから成るが、当業者であれば理解するように、これらの双方のCSSは、任意の数のCCEから成ってよい。
図7に示すようなMTC−CSS161は、レガシーCSSの直後に開始するが、MTC−CSSは、USS内の任意の場所に配分されえる。好ましくは、USS内のロケーションは固定されている。
上記で説明した例示的な実施形態の多くにおいて、EPDCCHは、1.4MHzの低減帯域幅内に設けられる。これは必須ではなく、他の帯域幅も可能である。
同様に、図8及び図10〜図14では、EPDCCH CSS171は、PDCCHの直後に開始し、具体的に言えば、4番目のOFDMシンボルにおいて開始する。しかしながら、EPDCCH CSS171は、任意のシンボルにおいて開始するように構成されてよい。
上記説明では、サービングセルにおけるCSI−RSのロケーションは、近傍セルにおけるCSI−RSのロケーションと同じ方法で構成され、したがって、qcl-CSI-RS-ConfigNZPId-r11をcsi-RS-ConfigZPId-r11に基づいて求めることができる。代替的に、CSI−RSのロケーションは、サービングセル及び近傍セルにおいて異なって構成されてよく、したがって、qcl-CSI-RS-ConfigNZPId-r11及びcsi-RS-ConfigZPId-r11の双方が、基地局5によってユーザデバイス3にシグナリングされる。いずれの場合も、双方のパラメータが構成されるとき、ユーザデバイスは、データ(PDSCH/EPDCCH)がそれらのロケーション上にマッピングされていない(例えば、EPDCCH CSS171は、CSI−RSを搬送するリソース要素を含まない)ものと仮定するように構成される。
上記説明では、EPDCCH CSS171のロケーション及びサイズのような、EPDCCH CSS171に関する情報は、PBCH173においてシグナリングされる。代替的に又は付加的に、この情報の一部又は全ては、ユーザデバイスが異なる方法で取得することができ、例えば、ロケーション及びサイズは、異なるチャネル上でシグナリングされてよい。
さらに、EPDCCH CSS171のロケーションは、PBCH173においてシグナリングされなくてよく、代わりに、基地局5と関連付けられたセルIDのような、他の情報に基づいて求められてよい。具体的に言えば、これは、例えば、セルID mod NEPDCCH_locationによって周期的な方法で求められてよい。これは、MTCユーザデバイスにシグナリングしなければならないデータ量を削減する利益を有する。ただし、この場合、支配的な無線条件に基づいてロケーションを変更することは実用的ではない。
E−UTRAN基地局として動作する基地局5に関して通信システム1を説明してきたが、同じ原理は、マクロ基地局若しくはピコ基地局、フェムト基地局として動作する基地局、基地局機能の要素を提供する中継ノード、ホーム基地局(HeNB)、又は他のそのような通信ノードにも適用されえることが理解されるであろう。
上記の例示的な実施形態では、LTE電気通信システムを説明された。当業者であれば理解するように、本出願において説明されるシグナリング技法は、初期の3GPPタイプシステムを含む、他の通信システムにおいて用いられえる。他の通信ノード又はデバイスには、例えば、携帯情報端末、ラップトップコンピュータ、ウェブブラウザ等のような、ユーザデバイスを含んでよい。
上記の例示的な実施形態では、基地局5及びユーザデバイス3は、それぞれトランシーバ回路を備える。通常、この回路は専用ハードウェア回路によって形成される。しかしながら、幾つかの例示的な実施形態では、トランシーバ回路の一部を、対応するコントローラによって実行されるソフトウェアとして実装されてよい。
上記の例示的な実施形態では、複数のソフトウェアモジュールを説明した。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において与えられてよく、コンピュータネットワークを介して信号として、又は記録媒体において基地局又はユーザデバイスに供給されてよい。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用のハードウェア回路を用いて実行されてよい。
種々の他の変更形態は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
以下は、現在提案されている3GPP標準規格において本発明を実施することができる方法の詳細な記述である。種々の特徴が不可欠であるか、又は必要であるものとして説明されるが、これは、例えば、提案された3GPP標準規格によって課せられる他の要件に起因して、その標準規格の場合にのみ当てはまる場合がある。それゆえ、これらの陳述は、本発明を多少なりとも限定すると解釈されるべきではない。
RAN1#75では、複数のサブフレームにわたる(E−)PDCCHの反復がUEについて低コストMTCの強化カバレッジモードでサポートされることが合意されている。合意事項は以下のとおりである。
合意事項:
・MTC用の強化カバレッジモードにあるUEについて
→UE固有探索空間について
◇PDSCHをスケジューリングする(E)PDCCHがサポートされる。
◇複数のレベルを有する(E)PDCCHの反復がサポートされる。
◇UEの観点から、(E)PDCCH反復の可能な開始サブフレームは、サブフレームのサブセットに制限される。
・PDSCHが(E)PDCCHを介して示された場合/ときの、MTC用の強化カバレッジモードにあるUEについて
→PDSCHタイミングと(E)PDCCHタイミングとの関係は、UEに既知であるべきであり、この目的にのみ専用化された上位レイヤパラメータによって構成可能であるべきでなく、(E)PDCCHによって示されるべきでない。これを導出する方法に関してはFFSであるか又はスペックによって固定されている。
→割り当てられたPDSCHは、(E)PDCCHの終了以降に送信される。すなわち、サブフレームnが最後の(E)PDCCH反復である場合、PDSCHはn+k(k>0)で開始する。
この寄稿では、低コストMTC UEの強化カバレッジについての(E)PDCCHに関係したUSS及びCSSの探索空間の設計の幾つかの詳細が議論され、最後に幾つかの提案がなされる。
MTC用のUE固有探索空間
RAN1#75では、時間領域における反復が、カバレッジ強化モードにある低コストMTC UEの(E−)PDCCHについて合意されている。これは、UEが時間領域において複数のサブフレームにわたる(E−)PDCCH反復を組み合わせなければならないことを意味する。UEがそれを行うには、UEは、各サブフレームにおける探索空間からのCCEのロケーションと、(E−)PDCCHの反復を搬送するサブフレームの開始及び終了とを知っていなければならない。
最後の会合[5]及び会合後の電子メールの議論で議論したように、UE固有探索空間(USS)からCCEのロケーションを求める1つの可能な方法は、UEが各候補を反復されるサブフレームからの同じ候補と組み合わせることができるように、各反復において同じアグリゲーションレベルを有する表9.1.1−1(TS36.213 セクション9.1)における同じレガシーPDCCH候補「m」を用いることである。例示のアグリゲーションレベル8の場合、既存の表9.1.1−1に基づく2つの候補が存在し、MTC UEは、反復される各サブフレームからの各候補を組み合わせることができ、最後の反復サブフレームに達したとき、Release−8(例えば、DL/UL DCIフォーマット)と同様に、これらの候補のブラインド復号化を試みる。
E−PDCCHについても、PDCCHと同じ原理を適用することができる。しかしながら、時間領域における反復の数を低減するために、E−PDCCH探索空間によって現在サポートされているものよりも高いアグリゲーションレベルをサポートしているか否かについてはFFSである。
さらに、サブフレームnが最後の(E−)PDCCH反復である場合に、PDSCHがn+k(k>0)で開始することを規定する、PDSCHに対する(E−)PDCCHのタイミングが、最後の会合において合意されている。パラメータ「k」は、スケジューリング決定の複雑度を最小にするように決定されるべきであり、例えばk=1であると考えられる。
提案1:UEがそれらをそれぞれ組み合わせることができるように、各反復において同じアグリゲーションレベルを有する同じレガシー(E−)PDCCH候補「m」を用いることによって、USSからCCEのロケーションを求めることに合意する。
MTC用の共通探索空間
PDCCHにおける共通探索空間:MTC UE用のSIB、RACHメッセージ2/4及びPCHのような共通情報は、レガシー共通探索空間(CSS)上で送信されえる。しかしながら、低コストMTC用のPDCCHは、PDCCHの実際の復号化を試みる前に複数のサブフレームにおいて反復されるので、レガシーUEは、混乱する場合もあるし、共通制御情報を搬送する対応するPDSCHが存在しないサブフレームにおいて、反復される個々のPDCCHを誤って復号化する場合もある。そのため、以下のように、それぞれ異なる可能な解決策がある。
・レガシーUEが反復されるPDCCHを復号化することを回避する1つの方法は、アグリゲーションレベル16(AL16)を低コストMTCに用いることである。しかしながら、このAL16は、CSS空間全体を消費し、これは、eNBが他の或る重要な制御情報をスケジューリングするためのCCEが残っていないことを意味する。したがって、この解決策は、連続したサブフレームの数の点でCSSのブロッキングを引き起こす。そのため、これは効率的な解決策ではない。
・別の方法は、低コストMTCのみを対象とした特定のスクランブルをPDCCHに対して適用することである。この種のスクランブルは、新たなRNTI(すなわち、MTC−RNTI)とすることができる。しかしながら、この解決策に基づいても、MTC UEが多くのリソースを消費する場合があり、これによって、連続したサブフレームの数の点でCSSのブロッキングが引き起こされる場合があるという問題が依然としてある。
EPDCCHにおける共通探索空間:別の解決策は、図15に示されるように、低コストMTCのEPDCCHにおいて強化CSS(ECSS)を設計することである。この解決策は、上記課題を解決するとともに、時間領域における反復の数、電力増大、及びセル間の干渉調整を低減する、より高いアグリゲーションレベルの適用という追加の利益も提供する。ECSS用の幾つかの設計原理は、以下のとおりである。
・EPDCCHにおけるECSS用のリソースは、PBCHにおいてシグナリングされえる。
・ECSS用のレートマッチングパラメータは、以下のように求められえる。
・ECSSに用いられる非MBSFNサブフレームのCRSポートの数、CRSシフトは、PBCHから取得されえる。
・ECSSに用いられるMBSFNサブフレームは、PBCH内に追加されえる。
・eNBは、CSI−RSを含むサブフレーム(複数の場合もある)にECSSを配置することを回避することができる。
・ECSS用の開始シンボルは、非MBSFNサブフレーム及びMBSFNサブフレームについてそれぞれ4番目のOFDMシンボル及び3番目のOFDMシンボルに常に固定されえる。
・アンテナポート数及びそれらの初期化パラメータ(例えば、cinit値)は、固定とされえ、及び/又はセルIDから導出されえる。
提案2:レガシーUEが、共通制御情報を搬送する対応するPDSCHが存在しないサブフレームにおいて、反復される個々のPDCCHを誤って復号化することをどのように回避するかの解決策を検討する。
提案3:強化CSS(ECSS)を低コストMTCのEPDCCHに導入することを検討する。なぜならば、これは、時間領域における反復の数、電力増大、及びセル間の干渉調整を低減する、より高いアグリゲーションレベルの適用という利益を提供するからである。
結論
この寄稿では、低コストMTC UEの強化カバレッジの(E)PDCCHに関係したUSS及びCSSの探索空間の設計の幾つかの詳細が議論され、以下の提案をした。
提案1:UEがそれらをそれぞれ組み合わせることができるように、各反復において同じアグリゲーションレベルを有する同じレガシー(E−)PDCCH候補「m」を用いることによって、USSからCCEのロケーションを求めることに合意する。
提案2:レガシーUEが、共通制御情報を搬送する対応するPDSCHが存在しないサブフレームにおいて、反復される個々のPDCCHを誤って復号化することをどのように回避するかの解決策を検討する。
提案3:強化CSS(ECSS)を低コストMTCのEPDCCHに導入することを検討する。なぜならば、これは、時間領域における反復の数、電力増大、及びセル間の干渉調整を低減する、より高いアグリゲーションレベルの適用という利益を提供するからである。
上記に開示した例示的な実施形態の全体又は一部は、以下の付記として説明することができるが、これらに限定されるものではない。
(付記1) 通信ノードと通信する、レガシーユーザデバイス及び非レガシーユーザデバイスを含む、複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングするように動作可能な、通信ノードであって、
ユーザデバイスへ送信するための制御データを生成する手段であって、制御データは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、生成する手段と、
ユーザデバイスによって受信されるサブフレームのシーケンスにおいて、生成された制御データを送信する手段と、
を備え、
生成する手段は、レガシーユーザデバイスによって復号化されえない、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを生成するように構成され、
送信する手段は、複数のサブフレーム内において、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される生成された共通制御データを反復して送信するように構成されている、通信ノード。
(付記2) 制御データは、複数の制御チャネル要素(CCE)を用いて送信され、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データは、レガシーユーザデバイスによって復号化されえない、少なくとも16個のCCEのアグリゲーションを用いて送信される、付記1に記載の通信ノード。
(付記3) 非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データは、レガシーユーザデバイスに利用不能な、暗号化鍵を用いて暗号化される、付記1に記載の通信ノード。
(付記4) 制御データは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)において送信され、レガシーユーザデバイス用の共通制御データが、PDCCHの第1の部分に配置され、レガシーユーザデバイス用のユーザ固有制御データが、PDCCHの第2の部分に配置され、非レガシーユーザデバイス用の共通制御データは、PDCCHの第2の部分に配置される、付記1に記載の通信ノード。
(付記5) 各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含み、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データは、サブフレームのPDSCH部分内において送信される、付記1に記載の通信ノード。
(付記6) 通信ノードは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データが送信されるサブフレームを識別するシグナリング情報を、非レガシーユーザデバイスに送信するように構成されている、付記5に記載の通信ノード。
(付記7) サブフレームを識別するデータは、マルチメディア放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームのみを、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを搬送するものとして識別する、付記6に記載の通信ノード。
(付記8) サブフレームを識別するデータは、マルチメディア放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム及び非MBSFNサブフレームを、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを搬送するものとして識別する、付記6に記載の通信ノード。
(付記9) 通信ノードは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)とを同じサブフレームに配置することを回避するように構成されている、付記8に記載の通信ノード。
(付記10) 通信ノードは、物理報知チャネル(PBCH)を用いて上記シグナリング情報を送信するように構成されている、付記6〜9のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記11) 通信ノードは、N個のサブフレームを有する無線フレームを用いてユーザデバイスと通信するように構成され、シグナリング情報は、N個のサブフレームのうちの対応する1つが非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを搬送するか否かを識別する1ビットに対応している、Nビットを含む、付記6〜10のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記12) 通信ノードは、N個のサブフレームを有する無線フレームを用いてユーザデバイスと通信するように構成され、シグナリング情報は、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを搬送する、N個のサブフレームの複数の所定の構成のうちの1つを識別する、Mビットを含み、MはNよりも小さい、付記6〜11のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記13) サブフレームを識別するデータは、マルチメディア放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム及び非MBSFNサブフレームを、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを搬送するものとして識別し、Mビットは、無線フレームのどのMBSFNサブフレーム及びどの非MBSFNサブフレームが非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを搬送するのかを同時に符号化する、付記12に記載の通信ノード。
(付記14) 通信ノードは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)又はチャネル参照信号(CRS)を含まないサブフレームにおいて送信するように構成されている、付記5〜13のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記15) 通信ノードは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)又はチャネル参照信号(CRS)を含むサブフレームにおいて送信するように構成され、CSI−RS又はCRSを搬送するのに用いられるリソースを用いて、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを搬送することを回避するように構成されている、付記5〜13のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記16) 通信ノードは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データのサブフレーム内のロケーションを識別するシグナリング情報を、非レガシーユーザデバイスに送信するように構成されている、付記1〜15のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記17) 非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データのサブフレーム内に固定数の可能なロケーションが存在し、通信ノードは、可能なロケーションのうちの1つを識別するデータをシグナリングするように構成されている、付記16に記載の通信ノード。
(付記18) 非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データのサブフレーム内に固定数の可能なロケーションが存在し、通信ノードは、通信ノードと関連付けられたセルIDのような静的システム変数又は準静的システム変数に依存するロケーションにおいて、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを送信するように構成されている、付記1〜15のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記19) 通信ノードは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データのサイズを識別するデータをシグナリングするように構成されている、付記1〜18のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記20) 非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データのサイズは、複数の可能なサイズのうちの1つであり、通信ノードは、複数のサイズのうちの1つを示すデータをシグナリングするように構成されている、付記19に記載の通信ノード。
(付記21) 非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データは、複数のリソースブロック(RB)上で搬送され、RBは、サブフレーム内に連続して配置されているか又はサブフレーム内に分散されている、付記1〜20のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記22) 通信ノードと通信する複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングするように動作可能な通信ノードであって、
ユーザデバイスへ送信するための制御データを生成する手段であって、制御データは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、生成する手段と、
通信ノードとユーザデバイスとの間の通信の制御において用いられる参照信号を生成する手段と、
生成された参照信号及び生成された制御データを、ユーザデバイスによって受信されるサブフレームのシーケンスにおいて送信する手段であって、各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含む、送信する手段と、
を備え、
生成された参照信号と、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データとは、サブフレームのPDSCH部分内において送信され、
送信する手段は、上記共通制御データ及び上記基準信号を、サブフレームのPDSCH部分内において、そこに含まれるそれぞれ異なるリソースブロックを用いて送信するように構成されている、通信ノード。
(付記23) 通信ノードは、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)又はチャネル参照信号(CRS)を含まない、サブフレームにおいて共通制御データを搬送するように構成されている、付記22に記載の通信ノード。
(付記24) 通信ノードは、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)又はチャネル参照信号(CRS)を含む、サブフレームにおいて共通制御データを送信するように構成され、CSI−RS又はCRSを搬送するのに用いられる共通制御データを搬送するリソースを用いることを回避するように構成されている、付記22又は23に記載の通信ノード。
(付記25) 通信ノードは、共通制御データのサブフレーム内のロケーションを識別するシグナリング情報を、ユーザデバイスに送信するように構成されている、付記22〜24のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記26) 共通制御データのサブフレーム内に固定数の可能なロケーションが存在し、通信ノードは、可能なロケーションのうちの1つを識別するデータをシグナリングするように構成されている、付記25に記載の通信ノード。
(付記27) 共通制御データのサブフレーム内に固定数の可能なロケーションが存在し、通信ノードは、通信ノードと関連付けられたセルIDのような静的システム変数又は準静的システム変数に依存するロケーションにおいて共通制御データを送信するように構成されている、付記25に記載の通信ノード。
(付記28) 通信ノードは、共通制御データが送信されるサブフレームを識別するシグナリング情報を、非レガシーユーザデバイスに送信するように構成されている、付記22〜27のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記29) サブフレームを識別するデータは、マルチメディア放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームのみを、共通制御データを搬送するものとして識別する、付記28に記載の通信ノード。
(付記30) サブフレームを識別するデータは、マルチメディア放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム及び非MBSFNサブフレームを、共通制御データを搬送するものとして識別する、付記28又は29に記載の通信ノード。
(付記31) 通信ノードは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)とを同じサブフレームに配置することを回避するように構成されている、付記30に記載の通信ノード。
(付記32) 通信ノードは、物理報知チャネル(PBCH)を用いて上記シグナリング情報を送信するように構成されている、付記28〜31のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記33) 通信ノードは、N個のサブフレームを有する無線フレームを用いてユーザデバイスと通信するように構成され、シグナリング情報は、N個のサブフレームのうちの対応する1つが共通制御データを搬送するか否かを識別する1ビットに対応している、Nビットを含む、付記28〜32のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記34) 通信ノードは、N個のサブフレームを有する無線フレームを用いてユーザデバイスと通信するように構成され、シグナリング情報は、共通制御データを搬送するN個のサブフレームの複数の所定の構成のうちの1つを識別するMビットを含み、MはNよりも小さい、付記28〜33のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記35) サブフレームを識別するデータは、マルチメディア放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム及び非MBSFNサブフレームを、共通制御データを搬送するものとして識別し、Mビットは、無線フレームのどのMBSFNサブフレーム及びどの非MBSFNサブフレームが共通制御データを搬送するのかを同時に符号化する、付記34に記載の通信ノード。
(付記36) 非レガシーユーザデバイスは、マシン型通信(MTC)ユーザデバイスを含む、付記1〜35のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記37) 通信ノードは、非レガシーユーザデバイスによって事前に知られている、サブフレームの開始シンボルにおいて上記共通制御データを開始する、付記1〜36のいずれか1つに記載の通信ノード。
(付記38) 付記1〜37のいずれか1つに記載の通信ノードと、少なくとも1つのユーザデバイスであって、共通制御データを受信及び復号化してユーザデバイスと通信ノードとの間の通信を制御する、上記少なくとも1つのユーザデバイスとを備える、通信システム。
(付記39) 付記1〜37のいずれか1つに記載の通信ノードとともに動作するように構成されているとともに、共通制御データを受信及び復号化して通信ノードとの通信を制御することができるように適合されていることを特徴とする、通信ノードと通信するユーザデバイス。
(付記40) 通信ノードと通信する、レガシーユーザデバイス及び非レガシーユーザデバイスを含む、複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングする通信ノードによって実行される方法であって、
ユーザデバイスへ送信するための制御データを生成することであって、制御データは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、生成することと、
生成された制御データを、ユーザデバイスによって受信されるサブフレームのシーケンスにおいて送信することと、
を含み、
生成することは、レガシーユーザデバイスによって復号化されえない、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを生成し、
送信することは、複数のサブフレーム内において、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される生成された共通制御データを反復して送信する、方法。
(付記41) 通信ノードと通信する複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングする通信ノードによって実行される方法であって、
ユーザデバイスへ送信するための制御データを生成することであって、制御データは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、生成することと、
通信ノードとユーザデバイスとの間の通信の制御において用いられる参照信号を生成することと、
生成された参照信号及び生成された制御データを、ユーザデバイスによって受信されるサブフレームのシーケンスにおいて送信することであって、各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含む、送信することと、
を含み、
生成された参照信号と、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データとは、サブフレームのPDSCH部分内において送信され、
送信することは、上記共通制御データ及び上記参照信号を、サブフレームのPDSCH部分内において、そこに含まれるそれぞれ異なるリソースブロックを用いて送信するように構成されている、方法。
(付記42) 通信ノードと通信する、レガシーユーザデバイス及び非レガシーユーザデバイスを含む、複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングするように動作可能な通信ノードであって、
ユーザデバイスへ送信するための制御データを生成する制御構成モジュールであって、制御データは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、制御構成モジュールと、
生成された制御データを、ユーザデバイスによって受信されるサブフレームのシーケンスにおいて送信する送信機と、
を備え、
制御構成モジュールは、レガシーユーザデバイスによって復号化されえない、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを生成するように構成され、
送信機は、複数のサブフレーム内において、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される生成された共通制御データを反復して送信するように構成されている、通信ノード。
(付記43) 通信ノードと通信する複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングするように動作可能な通信ノードであって、
ユーザデバイスへ送信するための制御データを生成する制御構成モジュールであって、制御データは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、制御構成モジュールと、
通信ノードとユーザデバイスとの間の通信の制御において用いられる参照信号を生成する参照信号モジュールと、
生成された参照信号及び生成された制御データを、ユーザデバイスによって受信されるサブフレームのシーケンスにおいて送信する送信機であって、各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含む、送信機と、
を備え、
生成された参照信号と、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データとは、サブフレームのPDSCH部分内において送信され、
送信機は、上記共通制御データ及び上記参照信号を、サブフレームのPDSCH部分内において、PDSCH部分内に含まれるそれぞれ異なるリソースブロックを用いて送信するように構成されている、通信ノード。
(付記44) 通信ノードと通信するユーザデバイスであって、
通信ノードによって送信される制御データを受信する手段であって、制御データは、ユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、受信する手段を備え、
受信された共通制御データは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化されるものであり、レガシーユーザデバイスによって復号化されえず、
受信する手段は、上記共通制御データを含む複数のサブフレームを受信するように構成され、
複数のサブフレームから受信された制御データを組み合わせる手段と、
組み合わされた共通制御データを復号化する手段と、
を備える、ユーザデバイス。
(付記45) 通信ノードと通信するユーザデバイスであって、
通信ノードによって送信されるサブフレームを受信する手段であって、サブフレームは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む制御データを含む、受信する手段を備え、
サブフレームは、通信ノードとユーザデバイスとの間の通信の制御において用いられ、通信ノードによって送信される参照信号を含み、
受信する手段は、上記共通制御データを含む複数のサブフレームを受信するように構成され、
各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含み、
受信される参照信号及び共通制御データは、PDSCH部分内に含まれるそれぞれ異なるリソースブロックを用いてサブフレームのPDSCH部分内において受信され、
複数のサブフレームから受信された制御データを組み合わせる手段と、
組み合わされた共通制御データを復号化する手段と、
を備える、ユーザデバイス。
(付記46) 通信ノードと通信するユーザデバイスであって、
通信ノードによって送信される制御データを受信する受信機であって、制御データは、ユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、受信機を備え、
受信された共通制御データは、非レガシータイプのユーザデバイスによって受信及び復号化されるものであり、レガシータイプのユーザデバイスによって復号化されえず、
受信機は、上記共通制御データを含む複数のサブフレームを受信するように構成されており、
複数のサブフレームから受信された制御データを組み合わせ、組み合わされた共通制御データを復号化する制御チャネル受信モジュール、を備える、
ユーザデバイス。
(付記47) 通信ノードと通信するユーザデバイスであって、
通信ノードによって送信されるサブフレームを受信する受信機であって、サブフレームは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む制御データを含む、受信機を備え、
サブフレームは、通信ノードとユーザデバイスとの間の通信の制御において用いられ、通信ノードによって送信される参照信号を含み、
受信機は、上記共通制御データを含む複数のサブフレームを受信するように構成され、
各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含み、
受信される参照信号及び共通制御データは、PDSCH部分内に含まれるそれぞれ異なるリソースブロックを用いてサブフレームのPDSCH部分内において受信され、
複数のサブフレームから受信された制御データを組み合わせ、組み合わされた共通制御データを復号化する制御チャネル受信モジュール、を備える、
ユーザデバイス。
(付記48) 通信ノードと通信するユーザデバイスによって実行される方法であって、
通信ノードによって送信される制御データを受信することであって、制御データは、ユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、受信することを含み、
受信された共通制御データは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化されるものであり、レガシーユーザデバイスによって復号化されえず、
受信することは、上記共通制御データを含む複数のサブフレームを受信し、
複数のサブフレームから受信された制御データを組み合わせることと、
組み合わされた共通制御データを復号化することと、
を含む、方法。
(付記49) 通信ノードと通信するユーザデバイスによって実行される方法であって、
通信ノードによって送信されるサブフレームを受信することであって、サブフレームは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む制御データを含む、受信することを含み、
サブフレームは、通信ノードとユーザデバイスとの間の通信の制御において用いられ、通信ノードによって送信される参照信号を含み、
受信することは、上記共通制御データを含む複数のサブフレームを受信し、
各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含み、
受信される参照信号及び共通制御データは、PDSCH部分内に含まれるそれぞれ異なるリソースブロックを用いてサブフレームのPDSCH部分内において受信され、
複数のサブフレームから受信された制御データを組み合わせることと、
組み合わされた共通制御データを復号化することと、
を含む、方法。
(付記50) 通信ノードと通信する、第1のタイプのユーザデバイス及び第2のタイプのユーザデバイスを含む、複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングするように動作可能な通信ノードであって、
ユーザデバイスに送信される制御データを生成する手段であって、制御データは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、生成する手段と、
生成された制御データを、ユーザデバイスによって受信されるサブフレームのシーケンスにおいて送信する手段と、
を備え、
生成する手段は、第1のタイプのユーザデバイスによって復号化されえない、第2のタイプのユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データを生成するように構成され、
送信する手段は、複数のサブフレーム内において、第2のタイプのユーザデバイスによって受信及び復号化される生成された共通制御データを反復して送信するように構成されている、通信ノード。
(付記51) 第1のタイプのユーザデバイスはレガシーユーザデバイスであり、第2のタイプのユーザデバイスは非レガシーユーザデバイスである、付記50に記載の通信ノード。
(付記52) 通信ノードと通信する複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングするように動作可能な通信ノードであって、
ユーザデバイスへ送信するための制御データを生成する手段であって、制御データは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む、生成する手段と、
生成された制御データを、ユーザデバイスによって受信されるサブフレームのシーケンスにおいて送信する手段であって、各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含む、送信する手段と、
を備え、
送信する手段は、複数のサブフレーム内において、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される生成された共通制御データを反復して送信するように構成され、
通信ノードは、非レガシーユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データが送信されるサブフレームを識別するシグナリング情報を、非レガシーユーザデバイスに送信するように構成されている、通信ノード。
(付記53) 通信ノードと通信するユーザデバイスであって、
通信ノードによって送信されるサブフレームを受信する手段であって、サブフレームは、複数のユーザデバイスによって受信及び復号化される共通制御データと、特定のユーザデバイスによって受信及び復号化されるユーザ固有制御データとを含む制御データを含む、受信する手段を備え、
サブフレームは、通信ノードとユーザデバイスとの間の通信の制御において用いられ、通信ノードによって送信される参照信号を含み、
受信する手段は、上記共通制御データを含む複数のサブフレームを受信するように構成され、
各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含み、
受信される参照信号及び共通制御データは、PDSCH部分内に含まれるそれぞれ異なるリソースブロックを用いてサブフレームのPDSCH部分内において受信され、
参照信号のロケーション又は予想ロケーションについての情報を用いて、サブフレームのPDSCH部分内の共通制御データを識別する手段と、
複数のサブフレームから受信された制御データを組み合わせる手段と、
組み合わされた共通制御データを復号化する手段と、
を備える、ユーザデバイス。
(付記54) 識別する手段は、通信ノードからシグナリングされるデータを用いて、サブフレームのPDSCH部分内の共通制御データを識別するように更に構成されている、付記53に記載のユーザデバイス。
この出願は、2014年1月28日に出願された英国特許出願第1401459.1号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全体をここに取り込む。

Claims (18)

  1. レガシーユーザデバイス及びマシン型通信(MTC)ユーザデバイスを含む、複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングするように動作可能な、通信ノードであって、
    前記レガシーユーザデバイス用の第一の制御データを、第1のチャネルの共通探索空間において送信し、かつ、前記MTCユーザデバイス用の第二の制御データを、前記レガシーユーザデバイスによって監視されない、第2のチャネルの共通探索空間において送信する手段を備え、
    前記送信する手段は、複数のサブフレーム内において、前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データを反復して送信するように構成されており、
    前記第2のチャネルにおいて提供される前記第二の制御データは、所定の総数の所定の帯域の中から選択された帯域において提供され、
    前記選択された帯域は、ダウンリンク伝送帯域幅内の6つの物理リソースブロックから成り、
    前記所定の総数は、前記ダウンリンク伝送帯域幅のリソースブロック数を6で分割した値と、床関数とによって与えられる、通信ノード。
  2. 前記所定の総数は、以下の式によって与えられ、
    Figure 0006304516
    ここで、
    Figure 0006304516
    は、前記ダウンリンク伝送帯域幅のリソースブロック数である、請求項1に記載の通信ノード。
  3. 前記通信ノードは、報知チャネルにおいて、前記第2のチャネルを監視することを識別する情報を送信するように構成されている、請求項1又は2に記載の通信ノード。
  4. 前記通信ノードは、報知チャネルにおいて、前記第2のチャネルの前記共通探索空間用の少なくとも1つのサブフレーム構成を識別する情報を送信するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信ノード。
  5. 各サブフレームは、物理ダウンリンク共通制御チャネル(PDCCH)部分と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)部分とを含み、前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記共通探索空間において伝送される前記第二の制御データは、前記サブフレームの前記PDSCH部分内において送信される、請求項1に記載の通信ノード。
  6. 前記通信ノードは、前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データが送信される、前記サブフレームを識別するデータを前記MTCユーザデバイスに送信するように構成されている、請求項5に記載の通信ノード。
  7. 前記送信する手段は、ユーザ固有探索空間において第三の制御データを送信する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の通信ノード。
  8. 前記サブフレームを識別する前記データは、マルチメディア放送単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム及び非MBSFNサブフレームを、前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データを搬送するものとして識別する、請求項6に記載の通信ノード。
  9. 前記通信ノードは、前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データと、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)とを同じサブフレームに配置することを回避するように構成されている、請求項8に記載の通信ノード。
  10. 前記通信ノードは、N個のサブフレームを有する無線フレームを用いて前記ユーザデバイスと通信するように構成され、前記通信ノードは、前記N個のサブフレームのうちの対応する1つが前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データを搬送するか否かを識別する1ビットに対応している、Nビットを含むシグナリング情報を送信する、請求項6〜9のいずれか1項に記載の通信ノード。
  11. 前記通信ノードは、前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データを、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)又はセル参照信号(CRS)を含まないサブフレームにおいて送信するように構成されている、請求項5〜10のいずれか1項に記載の通信ノード。
  12. 前記通信ノードは、前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データを、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)又はセル参照信号(CRS)を含むサブフレームにおいて送信するように構成され、前記CSI−RS又は前記CRSを搬送するのに用いられるリソースを用いて、前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データを搬送することを回避するように構成されている、請求項5〜10のいずれか1項に記載の通信ノード。
  13. 前記通信ノードは、前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データのサブフレーム内のロケーションを識別するシグナリング情報を、前記MTCユーザデバイスに送信するように構成されている、請求項1〜9、11、12のいずれか1項に記載の通信ノード。
  14. 前記MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データのサブフレーム内に固定数の可能なロケーションが存在し、前記通信ノードは、前記可能なロケーションのうちの1つを識別するデータをシグナリングするように構成されている、請求項13に記載の通信ノード。
  15. 通信ノードと通信するマシン型通信(MTC)ユーザデバイスであって、前記MTCユーザデバイスは、請求項1〜14のいずれか1項に記載の通信ノードとともに動作するように構成されているとともに、前記第二の制御データを受信及び復号化して前記通信ノードとの通信を制御することができるように適合されていることを特徴とする、MTCユーザデバイス。
  16. レガシーユーザデバイス及びMTCユーザデバイスを含む、複数のユーザデバイスによって用いられるリソースをスケジューリングする、通信ノードによって実行される方法であって、
    前記レガシーユーザデバイス用の第一の制御データを、第1のチャネルの共通探索空間において送信し、かつ、前記MTCユーザデバイス用の第二の制御データを、前記レガシーユーザデバイスによって監視されない、第2のチャネルの共通探索空間において送信し、
    複数のサブフレーム内において、MTCユーザデバイスによって受信及び復号化される前記第二の制御データを反復して送信し、
    前記第2のチャネルにおいて提供される前記第二の制御データは、所定の総数の所定の帯域の中から選択された帯域において提供され、
    前記選択された帯域は、ダウンリンク伝送帯域幅内の6つの物理リソースブロックから成り、
    前記所定の総数は、前記ダウンリンク伝送帯域幅のリソースブロック数を6で分割した値と、床関数とによって与えられる、方法。
  17. 通信ノードと通信するマシン型通信(MTC)ユーザデバイスであって、
    制御データを、レガシーユーザデバイスによって監視されない、制御チャネルの共通探索空間において受信する手段を備え、
    前記受信する手段は、制御チャネルの共通探索空間において制御データを含む複数のサブフレームを受信するように構成されており、
    前記複数のサブフレームから受信された前記制御データを組み合わせる手段と、
    前記組み合わされた制御データを復号化する手段と、
    を備え、
    前記制御チャネルにおいて受信される前記制御データは、所定の総数の所定の帯域の中から選択された帯域において受信され、
    前記選択された帯域は、ダウンリンク伝送帯域幅内の6つの物理リソースブロックから成り、
    前記所定の総数は、前記ダウンリンク伝送帯域幅のリソースブロック数を6で分割した値と、床関数とによって与えられる、MTCユーザデバイス。
  18. 通信ノードと通信するマシン型通信(MTC)ユーザデバイスによって実行される方法であって、
    制御データを、レガシーユーザデバイスによって監視されない、制御チャネルの共通探索空間において受信することを含み、
    制御チャネルの共通探索空間において制御データを含む複数のサブフレームを受信し、
    前記複数のサブフレームから受信された前記制御データを組み合わせることと、
    前記組み合わされた制御データを復号化することと、
    を含み、
    前記制御チャネルにおいて受信される前記制御データは、所定の総数の所定の帯域の中から選択された帯域において受信され、
    前記選択された帯域は、ダウンリンク伝送帯域幅内の6つの物理リソースブロックから成り、
    前記所定の総数は、前記ダウンリンク伝送帯域幅のリソースブロック数を6で分割した値と、床関数とによって与えられる、方法。
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