JP7311108B2 - 縦型洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を行う縦型洗濯機に関する。
縦型洗濯機において脱水工程を開始した際に、ドラム内で洗濯物が偏芯し、ドラムがアンバランスである場合、ドラムが振動して、脱水の立ち上げができないことがある。したがって、縦型洗濯機には、アンバランスを打ち消すためのバランサ装置がドラム(回転槽)に設置されたものがある(特許文献1参照)。
バランサ装置は、円環形状のバランサケースを有し、バランサケースの内部に液体(水溶液)が封入されている。よって、脱水工程を開始した際に、液体がアンバランスを打ち消す位置に移動することによりアンバランスを解消することができる。
特開2018-82916号公報
液体バランサにおいてバランサケース内に封入された液体の比重は比較的小さいことから、ドラムの振動を抑制するためには、バランサケース内に封入される液体の容量を大きくする必要がある。そのため、ドラムに設置するバランサケースの内部空間を大きくすると、ドラム内に収容可能な洗濯物の容量が少なくなってしまう。
そこで、本発明の発明者は、複数の転動体を収容する環状容器を有するボールバランサを縦型洗濯機のドラムに配置すると、転動体の比重は液体の比重と比べて大きいことから、洗濯物を収容するドラムを大型化しないでドラム内に収容可能な洗濯物の容量を増加させることを見出した。
縦型洗濯機のドラムにボールバランサを配置した場合において、ドラムの振動を効率よく抑制するためには、転動体をドラムの回転にともなって環状容器内を周方向に移動し易くする必要があり、そのためには、環状容器の外径は小さい方が好適である。
しかし、ボールバランサの環状容器は、ドラムの開口部近傍に配置されるのが一般的であり、洗濯物を収容するドラムの容量を大容量に維持することを考慮すると、ドラムの開口部近傍に配置される環状容器の外径を小さくするのは困難である。
本発明は、洗濯物を収容するドラムの容量を大容量に維持した状態で、ドラムの振動を効率よく抑制することを可能にした縦型洗濯機を提供することを目的としている。
そこで、本発明の発明者は、ドラムの容量を大容量に維持するために環状容器の外径を小さくしないで、環状容器内に収容された転動体を、ドラムの回転にともなって周方向に移動し易くする方法について検討した。
そのため、発明者は、環状容器の外径を所定長さに維持した状態で、環状容器内に収容される転動体の直径を種々変化させて、環状容器内における転動体の移動し易さの評価試験を実施した。
ここで、環状容器の外径を所定長さに維持した状態で転動体の直径を変化させた場合、転動体がドラムの回転にともなって環状容器の外周面に沿って移動することを考慮すると、平面視で環状容器の中心から転動体の中心までの距離が変化する。
したがって、環状容器内において隣接する2つの転動体が接触した状態である場合に、隣接する2つの転動体の配置が転動体の直径に応じて変化することになる。
そこで、発明者は、環状容器内において隣接する2つの転動体が接触した状態で、隣接する2つの転動体がどのように配置されるかに応じて、環状容器内における転動体の移動し易さが変化するという知見を得た。
すなわち、本発明の縦型洗濯機は、筐体の内部に配置された外槽と、前記外槽内において回転軸周りに回転可能に構成されたドラムと、前記ドラムに配置され、複数の転動体を収容する環状容器と、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記モータを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗い工程または濯ぎ工程の後で行われる最初の脱水工程を開始する前に、前記ドラムの回転数を前記ドラムの横共振が発生する共振回転数を超える目標回転数に到達するまで上昇させた後で、前記ドラムの回転駆動を停止させるアンバランス解消制御を行うように、前記モータを制御するとともに、前記複数の転動体に含まれる隣接する第1転動体及び第2転動体について、前記環状容器内で前記第1転動体と前記第2転動体とが接触した状態において、平面視で、前記第1転動体の中心と前記ドラムの中心とを通過する直線と垂直であり且つ前記第1転動体の中心を通過する第1直線と、前記第2転動体の中心と前記ドラムの中心とを通過する直線と垂直であり且つ前記第2転動体の中心を通過する第2直線との角度は3度以上6.26度以下であることを特徴とする。
本発明の縦型洗濯機において、前記転動体の直径をdmm、前記角度をθ度とした場合、d/θの値は3.99以上4.12より小さいことが好適である。
本発明の縦型洗濯機では、洗い工程または濯ぎ工程の後で最初に行われる脱水工程を開始する前に、ドラムの回転数をドラムの横共振が発生する共振回転数を超える目標回転数に到達するまで上昇させた後で、ドラムの回転駆動を停止させるアンバランス解消制御が行われる。したがって、環状容器内に収容された転動体は、アンバランス解消制御が行われた際の遠心力により、ドラム内の洗濯物が偏った偏芯位置の反対側に向かって移動することでドラムのアンバランスが解消する。よって、脱水工程を開始する前に、アンバランス解消制御が行われることにより、ドラムのアンバランスを解消した状態で、脱水工程を開始することができる。
また、本発明の縦型洗濯機では、複数の転動体を収容する環状容器がドラムに配置されており、環状容器内に収容された転動体は、従来の液体バランサの液体より比重が大きいことから、環状容器の小型化が可能である。よって、ドラムを大型化しないで、ドラム内に収容可能な洗濯物の容量を増加させることができる。また、環状容器内において隣接する2つの転動体の配置を示す角度を3度以上にすることにより、洗濯物を収容するドラムの容量を大容量に維持した状態で、ドラムの振動を効率よく抑制することができる。
本発明の縦型洗濯機では、転動体の直径をdmm、環状容器内において隣接する2つの転動体の配置を示す角度をθ度とした場合、θに対するdの比率(d/θの値)が3.99以上4.12より小さいことにより、転動体の直径に応じて、環状容器内において隣接する2つの転動体の配置を示す角度を適正に設定することができる。
本発明の実施形態に係る縦型洗濯機100の模式的な断面図である。 図1の縦型洗濯機100のボールバランサ30の平面図である。 図1の縦型洗濯機100に使用可能なボールバランサ30aの構成を示す図である。 図1の縦型洗濯機100に使用可能なボールバランサ30bの構成を示す図である。 図1の縦型洗濯機100に使用可能なボールバランサ30cの構成を示す図である。 転動体32の直径d及び第1直線と第2直線との角度θに基づいたd/θの値の変化を示す図である。 図1の縦型洗濯機100の制御ブロック図である。 脱水工程を開始する前に行われるアンバランス解消制御が行われた際のドラム回転数と、脱水工程におけるドラム回転数の変化を示す図である。 アンバランス解消制御が行われた際のボールバランサ30の環状容器31内における複数の転動体32の動作を示す図である。 縦型洗濯機100の周囲温度に基づいて、アンバランス解消制御の回数を決定する方法を示すフローチャートである。 縦型洗濯機100の周囲温度に基づいてアンバランス解消制御におけるモータ減速力を決定する方法を示すフローチャートである。 アンバランス解消制御におけるモータ減速力を縦型洗濯機100の負荷量に基づいて決定する方法を示すフローチャートである。 アンバランス解消制御におけるモータ減速力と、縦型洗濯機100の周囲温度及び負荷量との対応を示す図である。 外槽2の振動の大きさに基づいて、アンバランス解消制御を継続するかを決定する方法を示すフローチャートである。 縦型洗濯機100の洗濯動作を示すフローチャートである。 アンバランス解消制御の手順を示すフローチャートである。 縦型洗濯機100の洗濯動作における脱水工程の手順を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る縦型洗濯機のアンバランス解消制御の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の縦型洗濯機100について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る縦型洗濯機100の模式的な断面図である。
縦型洗濯機100(以下、洗濯機100と称する場合がある)は、洗濯機本体としての筐体1を有し、筐体1の内部には有底円筒形状の外槽2が図示しない複数の吊棒により吊支されている。外槽2の内部には、周囲に多数の通水孔を有するドラム3が、その底壁に固定された支持軸4を中心に回転自在に軸支されている。ドラム3の底部には、撹拌翼5が支持軸4に嵌挿された内軸6を中心に回転自在に設けられている。
外槽2の下面に取り付けられたモータ7の回転駆動力は、モータ軸8に固定された小プーリ9、Vベルト10、大プーリ11などから成る伝達機構と、クラッチ機構12及びトルクモータ13を含む動力切換機構14とを介して、支持軸4と内軸6とに伝達される。
主として洗い運転や濯ぎ運転時には、トルクモータ13の動作に応じてクラッチ機構12は、大プーリ11と支持軸4との接続を解除し、内軸6を介して撹拌翼5を一方向又は両方向に回転させる。一方、脱水運転時には、クラッチ機構12は、大プーリ11と支持軸4とを接続し、ドラム3と撹拌翼5とを一体に一方向に回転させる。
筐体1の上部後方には、外部の水道栓に接続された給水管15が配設され、給水バルブ16が開放されると、給水管15を通して導入された水が、洗剤容器を備えた注水口17に流入し、外槽2内に注がれる。一方、外槽2の底部には、排水口18が設けられ、排水口18に接続された排水管19は、排水バルブ20により開閉される。
排水バルブ20の開閉動作は、クラッチ機構12の動作と連携しており、撹拌翼5がドラム3と切り離されて単独で回転可能な状態のときには、排水バルブ20は閉鎖しており、撹拌翼5とドラム3とが一体に回転する状態のときには、排水バルブ20が開放するようになっている。
筐体1の上面に開口した洗濯物の投入口21には、開閉自在の蓋体22が設けられている。筐体1内の上部前方には、安全装置24が設置されている。安全装置24は、図2に示す蓋体22の開閉を検知する蓋開閉検知装置と、蓋体22が閉鎖された状態でその開放を禁止すべく施錠するための蓋ロック装置とを一体化したものである。
筐体1には、洗濯機100の周囲温度を検出する周囲温度検出センサ61と、外槽2の振動を検出する振動検出センサ62とが配置されている。振動検出センサ62は、筐体1内の外槽2の下方に配置されており、外槽2の振動が閾値以上であることを検出できる。
ドラム3の上端に形成された開口部3a近傍には、ボールバランサ30が設けられている。ボールバランサ30は、環状容器31を有しており、環状容器31の内部に、移動体として、複数の転動体32および液体33が収容されている。環状容器31は、その回転軸がドラム3の回転軸を一致するようにドラム3の開口部3a内部に設置されている。
転動体32は、金属製のボールであり、液体33は、例えばシリコンオイル(信越化学工業株式会社製 信越シリコーンKF-96-350CS)である。転動体32は、転動する形状であれば、略球状のボールに限られない。液体33は、シリコンオイルなどの油類が使用可能であるが、液体の種類は限られない。
図2(a)は、ボールバランサ30の平面図であり、図2(b)は、図2(a)のA-A線における断面図である。環状容器31は、円環状であり、外周面31a及び内周面31bを有している。したがって、複数の転動体32及び液体33は、環状容器31内において、外周面31aと内周面31bとの間に配置される。
複数の転動体32及び液体33は、環状容器31の内部を全周にわたって移動可能に収容されている。転動体32の直径は、環状容器31の外周面31aと内周面31bとの距離よりわずかに小さい。
したがって、図2(b)は、転動体32が、環状容器31の外周面31aに接触している状態を示しているが、転動体32と環状容器31の内周面31bとの間には、隙間D(例えば1mm)が形成される。
環状容器31の高さ寸法(複数の転動体32および液体33が収容されている空間の寸法)は、従来の液体バランサにおいて液体が収容される環状容器の高さ寸法より小さい。
図3~図5は、本実施形態の縦型洗濯機100に使用可能な3種類のボールバランサ30の構成を示す図である。図3~図5は、ボールバランサ30a、ボールバランサ30b、ボールバランサ30cの構成をそれぞれ示している。
ボールバランサ30a~30cにおいて、環状容器31a~31cの外径Dは、同一であり、環状容器31a~31c内に収容される転動体32としての転動体32a~32cの直径d~dが異なっている。
したがって、転動体32a~32cの直径d~dに応じて、環状容器31a~31cの内径D2a~D2cは異なっている。
具体的には、図3の環状容器31a内に収容される転動体32aの直径dは、25mmであり、図4の環状容器31b内に収容される転動体32bの直径dは、19mmであり、図5の環状容器31c内に収容される転動体32cの直径dは、11mmである。
したがって、環状容器31aの内径D2a、環状容器31bの内径D2b、環状容器31cの内径D2cの順に大きくなる(D2a<D2b<D2c)。
図3に示すボールバランサ30aの環状容器31内において隣接する2つの転動体32aの配置について説明する。図3(b)は、図3(a)の環状容器31の上端部近傍を拡大した図である。
図3では、複数の転動体32aに含まれる隣接する2つの転動体32A、32Aのみが図示されると共に、環状容器31内において、転動体32Aと転動体32Aとが接触している状態が図示されている。また、転動体32A、32Aは、環状容器31の外周面31aと接触し、転動体32A、32Aと環状容器31の内周面31bとの間には、隙間Dが形成されている。
第1直線TA1は、平面視で、第1転動体32Aの中心Cn1と環状容器31の中心Cn0とを通過する直線tA1と垂直であり、且つ、第1転動体32Aの中心Cn1を通過する直線である。第2直線TA2は、平面視で、第2転動体32Aの中心Cn2と環状容器31の中心Cn0とを通過する直線tA2と垂直であり、且つ、第2転動体32Aの中心Cn2を通過する直線である。第1直線TA1と第2直線TA2との角度θは6.26度である。
図4に示すボールバランサ30bの環状容器31内において隣接する2つの転動体32bの配置について説明する。図4(b)は、図4(a)の環状容器31の上端部近傍を拡大した図である。
図4では、複数の転動体32bに含まれる隣接する2つの転動体32B、32Bのみが図示されると共に、環状容器31内において、転動体32Bと転動体32Bとが接触している状態が図示されている。また、転動体32B、32Bは、環状容器31の外周面31aと接触し、転動体32B、32Bと環状容器31の内周面31bとの間には、隙間Dが形成されている。
第1直線TB1は、平面視で、第1転動体32Bの中心Cn1と環状容器31の中心Cn0とを通過する直線tB1と垂直であり、且つ、第1転動体32Bの中心Cn1を通過する直線である。第2直線TB2は、平面視で、第2転動体32Bの中心Cn2と環状容器31の中心Cn0とを通過する直線tB2と垂直であり、且つ、第2転動体32Bの中心Cn2を通過する直線である。第1直線TB1と第2直線TB2との角度θは4.7度である。
図5に示すボールバランサ30cの環状容器31内において隣接する2つの転動体32cの配置について説明する。図5(b)は、図5(a)の環状容器31の上端部近傍を拡大した図である。
図5では、複数の転動体32cに含まれる隣接する2つの転動体32C、32Cのみが図示されると共に、環状容器31内において、転動体32Cと転動体32Cとが接触している状態が図示されている。また、転動体32C、32Cは、環状容器31の外周面31aと接触し、転動体32C、32Cと環状容器31の内周面31bとの間には、隙間Dが形成されている。
第1直線TC1は、平面視で、第1転動体32Cの中心Cn1と環状容器31の中心Cn0とを通過する直線tC1と垂直であり、且つ、第1転動体32Cの中心Cn1を通過する直線である。第2直線TC2は、平面視で、第2転動体32Cの中心Cn2と環状容器31の中心Cn0とを通過する直線tC2と垂直であり、且つ、第2転動体32Cの中心Cn2を通過する直線である。第1直線TC1と第2直線TC2との角度θは2.67度である。
本実施形態の縦型洗濯機100は、筐体1の内部に配置された外槽2と、外槽2内において回転軸周りに回転可能に構成されたドラム3と、ドラム3に配置され、複数の転動体32及び液体33を収容する環状容器31と、ドラム3を回転駆動するモータ7と、モータ7を制御する制御手段であるモータ制御部55とを備え、環状容器31内に収容される複数の転動体32としての転動体32aに含まれる隣接する第1転動体である転動体32A及び第2転動体である転動体32Aについて、環状容器31内で転動体32Aと転動体32Aとが接触した状態において、平面視で、転動体32Aの中心Cn1と環状容器31の中心Cn0とを通過する直線と垂直であり且つ転動体32Aの中心Cn1を通過する第1直線TA1と、転動体32Aの中心Cn2と環状容器31の中心Cn0とを通過する直線と垂直であり且つ転動体32Aの中心Cn2を通過する第2直線TA2との角度は3度以上である。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機100では、複数の転動体32を収容する環状容器31がドラム3に配置されており、環状容器31内に収容された転動体32は、従来の液体バランサの液体より比重が大きいことから、環状容器31を小型化することができる。よって、ドラム3を大型化しないで、ドラム3内に収容可能な洗濯物の容量を増加させることができる。また、環状容器31内において隣接する2つの転動体32の配置を示す角度を3度以上にすることにより、洗濯物を収容するドラム3の容量を大容量に維持した状態で、ドラム3の振動を効率よく抑制することができる。
上述の図3~図5の説明では、転動体32の直径及び第1直線と第2直線との角度の例を示したが、それに限られない。本発明において、第1直線と第2直線との角度は3度以上であり、4.5度以上であることが好適であり、さらには6度以上であることが好適である。なお、第1直線と第2直線との角度θが大きいほど、アンバランス解消制御時に転動体32が動きやすくなる。したがって、例えば、θが3度において、転動体32の移動量が小さいため、アンバランス解消制御の繰り返し数が多い場合、θが6度以上において、転動体32の移動量が大きいため、アンバランス解消制御の繰り返し数が少なくなる。
また、転動体32の直径をdmm、上述の第1直線と第2直線との角度をθ度とした場合において、d/θの値について検討する。図10は、転動体32の直径d及び第1直線と第2直線との角度θに基づいたd/θの値の変化を示している。
図3のボールバランサ30aでは、転動体32aの直径は25mm、上述の第1直線と第2直線との角度は6.26度であり、d/θの値は3.99である。図4のボールバランサ30bでは、転動体32bの直径は19mm、上述の第1直線と第2直線との角度は4.7度であり、d/θの値は4.04である。図5のボールバランサ30cでは、転動体32cの直径は11mm、上述の第1直線と第2直線との角度は2.67度であり、d/θの値は4.12である。
本実施形態の縦型洗濯機100において、転動体32の直径をdmm、上述の第1直線と第2直線との角度をθ度とした場合、d/θの値は4.12より小さい。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機100では、転動体32の直径をdmm、環状容器31内において隣接する2つの転動体32の配置を示す角度をθ度とした場合、θに対するdの比率(d/θの値)が4.12より小さいことにより、転動体32の直径に応じて、環状容器31内において隣接する2つの転動体32の配置を示す角度を適正に設定可能である。
図7は、本実施形態の洗濯機100の制御ブロック図である。洗濯機100の制御部50は、図7に示すように、例えば、マイクロコンピュータなどで構成されており、CPUと、洗濯機100の動作を制御するプログラムが格納されたROMと、上記プログラムを実行する際に用いられるデータ等が一時的に記憶されるRAMとを備えている。洗濯機100の運転動作は、この制御部50によって制御される。
本実施形態の縦型洗濯機100において、制御部50は、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程の各運転が行われるようにモータ7を制御するが、脱水工程を開始する前に、ドラム3の回転数を、ドラム3の横共振が発生する共振回転数を超える目標回転数に到達するまで上昇させた後で、ドラム3の回転駆動を停止させるアンバランス解消制御が行われるようにモータ7を制御する。本実施形態において、制御部50は、脱水工程を開始する前に、所定回数のアンバランス解消制御を行う。所定回数は、例えば3回である。
ドラム3の横共振が発生する共振回転数は、ドラム3の回転軸に対して垂直方向についてドラム3の共振が発生する際の共振回転数であり、例えば70rpm~90rpmである。したがって、その共振回転数を超える目標回転数は、例えば100rpm~150rpmの回転数である。
図8は、脱水工程を開始する前に行われるアンバランス解消制御が行われた際のドラム回転数の変化と、脱水工程におけるドラム回転数の変化を示す図である。図8は、脱水工程を開始する前に、アンバランス解消制御が3回行われる場合が示されている。図9は、アンバランス解消制御が行われた際のボールバランサ30の環状容器31内における複数の転動体32の動作を示す図である。
本実施形態では、ドラム3が停止した状態で、図9に示すように、ドラム3内にある洗濯物がドラム3の底部の左側部分に偏っており、偏芯位置がドラム3の左側部分にある状態で、アンバランス解消制御が行われる場合を説明する。
図9(a)は、時刻0において、ドラム3が停止した状態で、ドラム3内にある洗濯物がドラム3の底部の左側部分に偏った状態であり、複数の転動体32は、洗濯物が偏った偏芯位置の周辺にある状態を示している。したがって、ドラム3は、アンバランスな状態である。
時刻0において、制御部50は、ドラム回転数が目標回転数である100rpmに向かって上昇するようにモータ7の制御を開始する。目標回転数である100rpmの回転数は、ドラム3の横共振が発生する共振回転数を超える回転数である。なお、ドラム3の回転数が0rpm~100rpmにおける回転数の加速度は、80rpm/sである。本実施形態において、アンバランス解消制御において、ドラム回転数が目標回転数まで上昇させる際の回転数の加速度は、40rpm/s以上である。アンバランス解消制御におけるドラム回転数の加速度が大きい方が、転動体32の移動量が大きい。
すると、ドラム3の回転数の上昇にともなって、環状容器31内において複数の転動体32は、遠心力により、図9(b)に示すように、環状容器31の外周面に沿って、ドラム3の回転方向側に移動する。すなわち、ドラム3の回転数の上昇にともなって、環状容器31内の複数の転動体32は、ドラム3内の洗濯物が偏った偏芯位置の反対側に向かって移動する。
時刻t1において、ドラム回転数が目標回転数である100rpmに到達すると、制御部50は、ドラム3の回転駆動を停止させるようにモータ7を制御する。図8に示すように、ドラム3の回転駆動を停止させた後、慣性力により、ドラム回転数は、120rpmまで上昇するが、その後、制御部50は、予め決定された所定モータ減速力でドラム回転数を減少させるようにモータ7を制御する。時刻t3において、ドラム回転数が0まで減少すると、1回目のアンバランス解消制御が終了する。本実施形態では、アンバランス解消制御において、ドラム回転数が、ドラム3の横共振が発生する共振回転数より小さい回転数まで減少するように制御される。
時刻t2において、ドラム回転数が0まで減少すると、制御部50は、再度、ドラム回転数が目標回転数である100rpmに向かって上昇するようにモータ7の制御を開始する。時刻t3において、ドラム回転数が目標回転数である100rpmに到達すると、制御部50は、ドラム3の回転駆動を停止させるようにモータ7を制御する。その後、制御部50は、予め決定された所定モータ減速力でドラム回転数を減少させるようにモータ7を制御する。時刻t4において、ドラム回転数が0まで減少すると、2回目のアンバランス解消制御が終了する。
その後、上述と同様に、時刻t4において、制御部50は、再度、ドラム回転数が目標回転数である100rpmに向かって上昇するようにモータ7の制御を開始し、時刻t5において、ドラム回転数が目標回転数である100rpmに到達すると、制御部50は、ドラム3の回転駆動を停止させるようにモータ7を制御する。その後、制御部50は、予め決定された所定モータ減速力でドラム回転数を減少させるようにモータ7を制御する。時刻t6において、ドラム回転数が0まで減少すると、3回目のアンバランス解消制御が終了する。
上述したように、1回目のアンバランス解消制御が終了した際、図9(b)に示すように、環状容器31内において複数の転動体32は、ドラム3内の洗濯物が偏った偏芯位置の反対側に向かって移動しているが、偏芯位置と完全に対向した位置まで移動していない。その後、2回目のアンバランス解消制御、3回目のアンバランス解消制御が終了すると、環状容器31内において複数の転動体32は、図9(c)に示すように、偏芯位置と完全に対向した位置まで移動している。
本実施形態において、制御部50は、3回のアンバランス解消制御を行うことにより、ドラム3のバランスを最適化した状態で、脱水工程を開始する。なお、制御部50は、3回のアンバランス解消制御を行うことにより、ドラム3のバランスを最適化できない場合、アンバランスすすぎを行う。アンバランスすすぎとは、3回のアンバランス解消制御を行うことによりアンバランスが解消しない場合に、ドラム3内の洗濯物をほぐすために、ドラム3内に所定量の給水をして、撹拌翼5を回転することにより行われる運転である。なお、アンバランスすすぎが所定すすぎ回数行われても、所定回数のアンバランス解消制御が終了しない場合、制御部50は、図示しない表示部に対してエラー表示を行う。所定すすぎ回数は、例えば2回である。
制御部50は、負荷量検出部51と、回数決定部52と、モータ減速力決定部53と、継続決定部54と、モータ制御部55とを有している。制御部50には、周囲温度検出センサ61と、振動検出センサ62と、モータ7とが接続されている。
負荷量検出部51は、ドラム3内の洗濯物の量に対応した負荷量を検出する。本実施形態において、負荷量は、洗濯機100の定格容量に対する比率で示される。洗濯機100では、洗濯動作が開始された際に、モータ7を短時間オンさせて撹拌翼5を回転駆動し、その後、モータ7をオフすると、撹拌翼5は惰性で回転する。負荷量検出部51は、この惰性回転期間中、モータ7の回転に同期したパルス信号を計数し、その計数値に基づいて負荷量を検出する。なお、負荷量が大きいほど撹拌翼5の回転に対する抵抗が大きいから、惰性回転の継続時間は短くなる。
回数決定部52は、脱水工程を開始する前に行われるアンバランス解消制御の回数(所定回数)を決定する。本実施形態では、回数決定部52は、洗濯機100の周囲温度(気温)に基づいて、アンバランス解消制御の回数を決定する。
図10は、洗濯機100の周囲温度に基づいて、アンバランス解消制御の回数を決定する方法を示すフローチャートである。
<ステップS1、S2>
ステップS1において、制御部50は、周囲温度検出センサ61で検出された周囲温度が5℃~10℃の範囲か否かを判定する。制御部50が、周囲温度が5℃~10℃の範囲であると判定した場合、ステップS2に進んで、アンバランス解消制御の回数を5回に決定する。
<ステップS3、S4>
ステップS1において、制御部50が、周囲温度が5℃~10℃の範囲でないと判定した場合、ステップS3に進んで、制御部50は、周囲温度検出センサで検出された周囲温度が10℃~20℃の範囲か否かを判定する。制御部50が、周囲温度が10℃~20℃の範囲であると判定した場合、ステップS4に進んで、アンバランス解消制御の回数を4回に決定する。
<ステップS5>
ステップS3において、制御部50が、周囲温度が10℃~20℃の範囲でないと判定した場合、ステップS5に進んで、アンバランス解消制御の回数を3回に決定する。
上述したように、回数決定部52は、洗濯機100の周囲温度に基づいてアンバランス解消制御の回数を決定するが、ボールバランサ30の液体33の粘度は、周囲温度が高くなるにつれて小さくなり、周囲温度が低くなるにつれて大きくなる。したがって、アンバランス解消制御を行った際、環状容器31内における転動体32の移動量は、液体33の粘度に応じて変化する。そのため、周囲温度が高いほど、アンバランス解消制御の回数が少なくてもドラム3のアンバランスを解消できる。よって、回数決定部52は、アンバランス解消制御の回数を、周囲温度が高くなるにつれて小さい値に決定すると共に、周囲温度が低くなるにつれて大きい値に決定する。
モータ減速力決定部53は、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を決定する。アンバランス解消制御におけるモータ減速力とは、アンバランス解消制御においてドラム回転数を減少させる際のモータ7の駆動軸を減速させる減速加速度に対応している。具体的には、モータ減速力決定部53は、洗濯機100の周囲温度、及び、ドラム3内の洗濯物の量に対応した負荷量に基づいて、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を決定する。
図11は、洗濯機100の周囲温度に基づいて、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を決定する方法を示すフローチャートである。
<ステップS101、S102>
ステップS101において、制御部50は、周囲温度検出センサ61で検出された周囲温度が5℃~15℃の範囲か否かを判定する。制御部50が、周囲温度が5℃~15℃の範囲であると判定した場合、ステップS102に進んで、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を第1の値に決定する。
<ステップS103、S104>
ステップS101において、制御部50が、周囲温度が5℃~15℃の範囲でないと判定した場合、ステップS103に進んで、制御部50は、周囲温度検出センサ61で検出された周囲温度が15℃~30℃の範囲か否かを判定する。制御部50が、周囲温度が15℃~30℃の範囲であると判定した場合、ステップS104に進んで、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を第2の値に決定する。
<ステップS105>
ステップS103において、制御部50が、周囲温度が15℃~30℃の範囲でないと判定した場合、ステップS105に進んで、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を第3の値に決定する。
上述したように、モータ減速力決定部53は、洗濯機100の周囲温度に基づいて、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を決定するが、ボールバランサ30の液体33の粘度は、周囲温度が高くなるにつれて小さくなり、周囲温度が低くなるにつれて大きくなる。アンバランス解消制御において、モータ減速力が大きくなると、モータ加速の際に移動した転動体32が、減速による慣性力によって、元に戻る量が大きくなる。したがって、モータ減速したときに転動体32が元に戻る量をできるだけ小さくするために、液体粘度が高くなる周囲温度が低い時には、モータ減速力を大きく、逆に、液体粘度が低くなる周囲温度が高い時には、モータ減速力を小さくすることによって、元に戻る量を抑えて、アンバランス解消能力を上昇させることができる。
図12は、洗濯機100の負荷量に基づいて、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を決定する方法を示すフローチャートである。
<ステップS201、S202>
ステップS201において、制御部50は、負荷量検出部51で検出された負荷量が定格の0%~30%の範囲か否かを判定する。制御部50が、負荷量が定格の0%~30%の範囲であると判定した場合、ステップS202に進んで、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を第4の値に決定する。
<ステップS203、S204>
ステップS201において、制御部50が、負荷量が定格の0%~30%の範囲でないと判定した場合、ステップS203に進んで、制御部50は、負荷量検出部51で検出された負荷量が定格の30%~70%の範囲か否かを判定する。制御部50が、負荷量が定格の30%~70%の範囲であると判定した場合、ステップS204に進んで、制御部50は、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を第5の値に決定する。
<ステップS205>
ステップS203において、制御部50が、負荷量が定格の30%~70%の範囲でないと判定した場合、ステップS205に進んで、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を第6の値に決定する。
上述したように、モータ減速力決定部52は、ドラム3内の洗濯物の量に対応した負荷量に基づいて、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を決定するが、ドラム3内にある洗濯物の量が少ないほど、ドラム回転数を減少させる際のモータ減速を小さくする。よって、モータ減速力決定部52は、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を、負荷量が大きくなるにつれて大きい値に決定すると共に、負荷量が小さくなるにつれて小さい値に決定する。
上述の図11及図12のフローチャートでは、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を第1~第6の値に決定すると説明したが、図13は、アンバランス解消制御におけるモータ減速力と、洗濯機100の周囲温度及び負荷量との対応を示している。上述したように、アンバランス解消制御におけるモータ減速力は、周囲温度が高くなるにつれて小さい値に決定されることから、図13において、モータ減速力a11>モータ減速力a12>モータ減速力a13であり、モータ減速力a21>モータ減速力a22>モータ減速力a23であり、モータ減速力a31>モータ減速力a32>モータ減速力a33である。
また、アンバランス解消制御におけるモータ減速力は、ドラム3内にある洗濯物の量に対応した負荷量が大きくなるにつれて大きい値に決定されることから、図13において、モータ減速力a11<モータ減速力a21<モータ減速力a31であり、モータ減速力a12<モータ減速力a22<モータ減速力a32であり、モータ減速力a13<モータ減速力a23<モータ減速力a33である。
継続決定部54は、アンバランス解消制御を継続するか否かを決定する。本実施形態では、継続決定部54は、振動検出センサ62で検出される外槽2の振動の大きさに基づいて、アンバランス解消制御を継続するか否かを決定する。具体的には、継続決定部54は、アンバランス解消制御が行われている場合に、振動検出センサ62で検出される外槽2の大きさが閾値より大きい場合、アンバランス解消制御を継続すると決定し、振動検出センサ62で検出される外槽2の振動の大きさが閾値以内である場合、アンバランス解消制御を終了すると決定する。
図14は、外槽2の振動の大きさに基づいて、アンバランス解消制御を継続するか否かを決定する方法を示すフローチャートである。
<ステップS301>
ステップS301において、制御部50は、外槽2の振動が閾値以内であるか否かを判定する。
<ステップS302>
制御部50が、外槽2の振動が閾値以内であると判定した場合、ステップS302に進んで、アンバランス解消制御を終了すると決定する。
<ステップS303>
ステップS301において、制御部50が、外槽2の振動が閾値以内でないと判定した場合、ステップS303に進んで、制御部50は、アンバランス解消制御を継続すると決定する。
本実施形態の縦型洗濯機100において、外槽2の振動を検出する振動検出手段である振動検出センサ62を備え、アンバランス解消制御の継続は、振動検出センサ62で検出された外槽2の振動の大きさに応じて決定される。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機100では、外槽2の振動が小さい場合、ドラム3のアンバランスが比較的小さいことから、アンバランス解消制御を終了するのに対し、外槽2の振動が大きい場合、ドラム3のアンバランスが比較的大きいことから、アンバランス解消制御を継続する。よって、外槽2の振動の大きさに応じて、アンバランス解消制御を継続するか否かを適切に決定することができる。
洗濯機100の洗濯動作について、図15に基づいて説明する。
<ステップS401>
ステップS401において、使用者がドラム3内に洗濯物を投入し、適宜の設定を行ってスタートキーを押すと、制御部50は、負荷量検出処理を実行する。制御部50は、その負荷量に応じて複数段階に定められた洗濯水位を決定する。
<ステップS402>
ステップS402において、洗濯水位が決定され実質的な洗濯行程として、洗い行程を開始するために、制御部50は、給水バルブ16を開放してドラム3内に所定水位まで給水を行って、撹拌翼5を所定速度で一方向又は両方向に回転することによって洗い運転を実行する。洗い行程が終了すると、制御部50は、トルクモータ13を駆動して排水バルブ20を開放して、ドラム3内の水を排水する。
<ステップS403>
ステップS403において、制御部50は、アンバランス解消制御を実行する。アンバランス解消制御の手順については、後で詳細に説明する。
<ステップS404>
そして、ステップS404において、制御部50は、ドラム3を高速で回転させることにより中間脱水を実行する。この中間脱水により、洗濯物に染み込んでいる洗剤水が飛散して除去される。
<ステップS405>
ステップS405において、制御部50は、1回目の濯ぎとして脱水濯ぎを実行する。脱水濯ぎは、ドラム3を回転させながら注水口17から水をシャワー状に洗濯物に降り掛けることにより、洗濯物にきれいな水を吸水させ、その代わりに洗濯物に染み込んでいる洗剤水を押し出そうとするものである。
<ステップS406>
ステップS406において、制御部50は、アンバランス解消制御を実行する。アンバランス解消制御の手順については、後で詳細に説明する。
<ステップS407>
そして、ステップS407において、制御部50は、洗濯物に十分に水を含ませた後に、ステップS404と同様に、中間脱水を実行して、洗濯物に染み込んでいる水を飛散させる。
<ステップS408>
ステップS408において、更に、制御部50は、2回目の濯ぎとして、ドラム3内に所定量の給水をして、ステップS402の洗い行程時と同様に、撹拌翼5を回転することにより溜め濯ぎを実行する。制御部50は、溜め濯ぎが終了すると、排水バルブ20を開いてドラム3内の水を排水する。
<ステップS409>
ステップS409において、制御部50は、アンバランス解消制御を実行する。アンバランス解消制御の手順については、後で詳細に説明する。
<ステップS410>
そして、ステップS410において、制御部50は、中間脱水と同様に、ドラム3を高速で回転させることにより最終脱水を実行する。
なお、上記動作は最も標準的な動作であって、運転コースに応じて、或いは使用者による種々の設定に応じて、例えば脱水濯ぎ行程の代わりに溜め濯ぎが行われたり、溜め濯ぎの代わりに注水濯ぎが行われる等、各行程の内容は適宜に変更される。
上述したアンバランス解消制御の手順について、図16に基づいて説明する。
<ステップS501>
ステップS501において、制御部50は、図6に示したフローチャートに基づいて、アンバランス解消制御の回数を決定する。
<ステップS502>
ステップS502において、制御部50は、図7及び図8に示したフローチャートに基づいて、図9に示すように、アンバランス解消制御におけるモータ減速力を決定する。
<ステップS503>
ステップS503において、制御部50は、アンバランス解消制御を開始する。したがって、制御部50は、ドラム回転数が目標回転数に向かって上昇するように、ドラム回転数が加速するようにモータ7の制御を開始する。
<ステップS504>
ステップS504において、制御部50は、振動検出センサ62により外槽2の振動を検知する。制御部50は、ドラム回転数が上昇している間継続して外槽2の振動を検知する。
<ステップS505>
ステップS505において、制御部50は、ドラム回転数が目標回転数に到達したか否かを判定する。制御部50が、ドラム回転数が目標回転数に到達してないと判定した場合、ステップS503に進んで、制御部50は、ドラム3の回転数が目標回転数に向かって上昇するように、モータ7の制御を継続する。
<ステップS506>
ステップS505で、制御部50が、ドラム回転数が目標回転数に到達したと判定した場合、ステップS506に進んで、制御部50は、ドラム3の回転駆動を停止した後、ドラム回転数を減少させるようにモータ7の制御を開始する。
<ステップS507>
ステップS507において、制御部50は、図14に示したフローチャートに基づいて、アンバランス解消制御を継続するか否かを決定する。図14に示したフローチャートにおいて、制御部50が、アンバランス解消制御を終了すると決定した場合、図15のフローチャートに戻って、制御部50は、中間脱水工程または最終脱水工程を実行する。
<ステップS508>
図14に示したフローチャートにおいて、制御部50が、アンバランス解消制御を継続すると決定した場合、ステップS508に進んで、制御部50は、アンバランス解消制御が所定回数終了したか否かを判定する。
ステップS508で、制御部50が、アンバランス解消制御が所定回数終了してないと判定した場合、ステップS503に進んで、再度、アンバランス解消制御を実行する。
<ステップS509>
ステップS508で、制御部50が、アンバランス解消制御が所定回数終了したと判定した場合、ステップS509に進んで、制御部50は、アンバランスすすぎを実行する。その後、ステップS510に進む。
<ステップS510>
ステップS510において、制御部50は、アンバランスすすぎを所定すすぎ回数終了したか否かを判定する。ステップS510で、制御部50が、アンバランスすすぎを所定すすぎ回数終了してないと判定した場合、ステップS501に進んで、再度、アンバランス解消制御を実行する。
<ステップS511>
ステップS510で、制御部50が、アンバランスすすぎを所定すすぎ回数終了したと判定した場合、ステップS511に進んで、制御部50は、図示しない表示部にエラー表示を行う。
洗濯機100の洗濯動作における脱水工程の動作について、図17に基づいて説明する。
<ステップS601>
ステップS601において、制御部50は、ドラム回転数を第1回転数(例えば50rpm)まで上昇させる。本実施形態において、第1回転数は、100rpm以下の回転数に設定されており、ドラム回転数を第1回転数まで上昇させて、ドラム3を回転させることにより、複数の転動体32を、ドラム3内の洗濯物が偏った偏芯位置と完全に対向した最終最適位置に配置した後で、脱水が立ち上げられる。
<ステップS602>
ステップS602において、制御部50は、ドラム回転数が第1回転数の状態で第1所定時間運転したか否かを判定する。制御部50が、第1回転数で第1所定時間運転してないと判定した場合、ドラム回転数が第1回転数の状態を継続する。
<ステップS603>
ステップS602において、制御部50が、第1回転数で第1所定時間運転したと判定した場合、ステップS603に進んで、制御部50は、ドラム回転数を第2回転数(例えば170rpm)まで上昇させる。
<ステップS604>
ステップS604において、制御部50は、ドラム回転数が第2回転数の状態で第2所定時間運転したか否かを判定する。制御部50が、第2回転数で第2所定時間運転してないと判定した場合、ドラム回転数が第2回転数の状態を継続する。
<ステップS605>
ステップS604において、制御部50が、第2回転数で第2所定時間運転したと判定した場合、ステップS605に進んで、制御部50は、ドラム回転数を第3回転数(例えば350rpm)まで上昇させる。
<ステップS606>
ステップS606において、制御部50は、ドラム回転数が第3回転数の状態で第3所定時間運転したか否かを判定する。制御部50が、第3回転数で第3所定時間運転してないと判定した場合、ドラム回転数が第3回転数の状態を継続する。
<ステップS607>
ステップS606において、制御部50が、第3回転数で第3所定時間運転したと判定した場合、ステップS607に進んで、制御部50は、ドラム回転数を第4回転数(例えば800rpm)まで上昇させる。
<ステップS608>
ステップS608において、制御部50は、ドラム回転数が第4回転数の状態で第4所定時間運転したか否かを判定する。制御部50が、第4回転数で第4所定時間運転してないと判定した場合、ドラム回転数が第4回転数の状態を継続する。
ステップS608において、制御部50が、第4回転数で第4所定時間運転したと判定した場合、脱水工程を終了する。
なお、ドラム3の回転数が0rpm~50rpmにおけるドラム回転数の加速度は、40rpm/sであり、ドラム3の回転数が50rpm~170rpmにおけるドラム回転数の加速度は、80rpm/sであり、ドラム3の回転数が170rpm~350rpmにおけるドラム回転数の加速度は、10rpm/sである。
本実施形態の縦型洗濯機100は、筐体1の内部に配置された外槽2と、外槽2内において回転軸周りに回転可能に構成されたドラム3と、ドラム3に配置され、複数の転動体32及び液体33を収容する環状容器31と、ドラム3を回転駆動するモータ7と、モータ7を制御する制御手段であるモータ制御部55とを備え、モータ制御部55は、脱水工程を開始する前に、ドラム3の横共振が発生する共振回転数を超える目標回転数に到達するまでドラム3の回転数を上昇させた後で、ドラム3の回転駆動を停止させるアンバランス解消制御を行うように、モータ7を制御する。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機100では、複数の転動体32を収容する環状容器31がドラム3に配置されており、脱水工程を開始する前に、ドラム3の回転数をドラム3の横共振が発生する共振回転数を超える目標回転数に到達するまで上昇させた後で、ドラム3の回転駆動を停止させるアンバランス解消制御が行われる。したがって、環状容器31内に収容された複数の転動体32は、アンバランス解消制御が行われた際の遠心力により、ドラム3内の洗濯物が偏った偏芯位置の反対側に向かって移動することでドラム3のアンバランスが解消する。環状容器31内に収容された転動体32は、従来の液体バランサの液体より比重が大きいことから、環状容器31を小型化することができる。よって、ドラム3を大型化しないで、ドラム3内に収容可能な洗濯物の容量を増加させることが可能である。また、脱水工程を開始する前に、アンバランス解消制御が行われることにより、ドラム3のアンバランスを解消した状態で、脱水工程を開始することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、洗濯機100が振動検出センサ62を備えており、継続決定部54が、振動検出センサ62で検出される外槽2の振動の大きさに基づいて、アンバランス解消制御を継続するか否かを決定しているが、それに限られない。
図18は、本発明の変形例に係る縦型洗濯機のアンバランス解消制御の手順を示すフローチャートである。したがって、図18に示すように、本発明の変形例に係る洗濯機が振動検出センサ62を備えてない場合、アンバランス解消制御は、回転決定部53で決定された回数が行われた後で終了されてよい。
本発明の変形例に係る縦型洗濯機のアンバランス解消制御の手順について、図18に示しているが、図18のフローチャートにおけるステップS701~ステップS706の内容は、図16のフローチャートにおけるステップS501~ステップS503、ステップS505、ステップS506、ステップS508の内容と同様であり詳細説明は省略する。
上記実施形態では、アンバランス解消制御におけるモータ減速力が、洗濯機100の周囲温度及び負荷量に基づいて決定されているが、それに限られない。したがって、アンバランス解消制御におけるモータ減速力は、洗濯機100の周辺温度のみに基づいて決定されてよい。また、アンバランス解消制御におけるモータ減速力は、負荷量のみに基づいて決定されてよい。
上記実施形態では、ドラム3が停止した状態で、複数の転動体32がドラム3内にある洗濯物が偏った偏芯位置周辺にある状態で、アンバランス解消制御が行われる場合を説明したが、ドラム3が停止した状態で、複数の転動体32がドラム3内にある洗濯物が偏った偏芯位置に対して何れの位置にある状態において、アンバランス解消制御が行われてよい。
上記実施形態では、脱水工程を開始する前に、3回のアンバランス解消制御が行われて、3回のアンバランス解消制御における目標回転数が同一であるが、脱水工程を開始する前に行われるアンバランス解消制御の回数は、それに限られない。また、複数回のアンバランス解消制御が行われる場合、アンバランス解消制御ごとに目標回転数を変えてよい。例えば、1回目のアンバランス解消制御における目標回転数を100rpmにし、2回目のアンバランス解消制御における目標回転数を120rpmにし、3回目のアンバランス解消制御における目標回転数を150rpmにして、アンバランス解消制御が行われるたびに、目標回転数を増加させてよい。
これにより、アンバランス解消制御における目標回転数は大きいほど、アンバランス解消制御を行った際の環状容器31内における転動体32の移動量が大きいことから、ドラム3のアンバランスを解消しやすい。しかしながら、ドラム3の回転数の上昇にともなって外槽2が持つエネルギも上昇するので、外槽2がフレームに衝突したときの衝撃が大きくなる。したがって、アンバランス解消制御における目標回転数を最初から大きくすることは困難である。アンバランス解消制御が複数回行われる場合には、アンバランス解消制御が行われるたびにドラム3のアンバランスが小さくなることから、後で行われるアンバランス解消制御における目標回転数を大きくすることが可能になる。したがって、アンバランス解消制御が複数回行われる場合に、後で行われるアンバランス解消制御における目標回転数を、先に行われたアンバランス解消制御における目標回転数より大きくすることにより、ドラム3のアンバランスを効率よく解消することができる。
上記実施形態では、ボールバランサ30の環状容器31に、移動体として、複数の転動体32および液体33が収容されているが、移動体として、複数の転動体32のみが収容されてよい。その場合、転動体32をゴムなどでコーティングし、環状容器31の内周面と転動体32との摩擦力による抵抗により、転動体32を移動させてよい。
上記実施形態では、アンバランス解消制御が行われる縦型洗濯機100について説明したが、本発明は、アンバランス解消制御が行われない縦型洗濯機に適用可能である。
1 筐体
2 外槽
3 ドラム
7 モータ
31 環状容器
32 転動体
33 液体
55 モータ制御部
100 縦型洗濯機

Claims (2)

  1. 筐体の内部に配置された外槽と、
    前記外槽内において回転軸周りに回転可能に構成されたドラムと、
    前記ドラムに配置され、複数の転動体を収容する環状容器と、
    前記ドラムを回転駆動するモータと、
    前記モータを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、洗い工程または濯ぎ工程の後で行われる最初の脱水工程を開始する前に、前記ドラムの回転数を前記ドラムの横共振が発生する共振回転数を超える目標回転数に到達するまで上昇させた後で、前記ドラムの回転駆動を停止させるアンバランス解消制御を行うように、前記モータを制御するとともに、
    前記複数の転動体に含まれる隣接する第1転動体及び第2転動体について、前記環状容器内で前記第1転動体と前記第2転動体とが接触した状態において、平面視で、前記第1転動体の中心と前記ドラムの中心とを通過する直線と垂直であり且つ前記第1転動体の中心を通過する第1直線と、前記第2転動体の中心と前記ドラムの中心とを通過する直線と垂直であり且つ前記第2転動体の中心を通過する第2直線との角度は3度以上6.26度以下であることを特徴とする縦型洗濯機。
  2. 前記転動体の直径をdmm、前記角度をθ度とした場合、d/θの値は3.99以上4.12より小さいことを特徴とする請求項1に記載の縦型洗濯機。
JP2018242979A 2018-12-26 2018-12-26 縦型洗濯機 Active JP7311108B2 (ja)

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