JP7310337B2 - 接合方法及びその方法で接合される複合材料 - Google Patents

接合方法及びその方法で接合される複合材料 Download PDF

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本発明は、接合方法及びその方法で接合される複合材料に関する。
カーボンファイバとメタルファイバを含む補強部材を挟んだ状態で2つの金属部材を圧着し、複合材料を得る加工法が特許文献1に提案されている。この加工法から得られた複合材料は高い機械的強度を有している。そのため、例えば車両の構造部品は、この複合材料からプレス成形されることで高い機械的強度を得る。
特許第6124749号
一方、既に成形された部品に複合材料を接合することで、部品を補強したいという要請がある。しかし、補強部材によっては、高い機械的強度を有する一方で、熱に対して弱い材料がある。例えば、カーボンファイバは高強度で高弾性率を有するものの、200~300℃のとき、カーボン拡散が活性化され、機械的強度が劣る炭化物を生成する虞がある。特に、既に成形された部品に複合材料を接合する方法として溶接が行われる場合、カーボンファイバは上記炭化物を容易に生成してしまい、部品の強度向上に寄与し得ない。したがって、カーボンファイバを補強部材として有する複合材料を溶接する場合、熱がカーボンファイバに与えられることを防ぐ必要がある。
また、平坦な面を有さない、すなわち曲面だけを有する部品に複合材料を接合することで、部品を補強したいという要請がある。また、重量最適化のために、接合される複合材料はできる限り軽量であることが好ましい。そのため、接合される複合材料が容易に変形可能で、また軽量であるように、複合材料が有する厚みは1mm以下であることが好ましい。
そこで、本発明は、補強部材を挟んだ状態で部材を接合する方法、及びその方法で接合される複合材料を提供することを目的とする。この複合材料は、他の部品に容易に接合され、その部品の機械的強度などの材料特性を向上させる。
この目的を達成するために、請求項1に係る、第1の部材と第2の部材を接合させる方法は、
前記第1の部材と前記第2の部材が互いに接合される接合面をそれぞれ有し、
前記第1の部材と前記第2の部材との間に複数の補強部材を配置し、
前記接合面の一部を囲むように複数の前記補強部材を配置することで、前記補強部材に囲まれる非補強領域を定め、
前記第1の部材に電磁力を与えて、前記第1の部材を付勢し、前記補強部材を挟んだ状態で前記第1の部材を前記第2の部材に衝突させることで複合材料を形成し、
前記複合材料が0.01mmから1mmまでの厚みを有し、
接合可能部位が前記非補強領域に形成されることを特徴とする。
また、請求項2に係る、第1の部材と第2の部材を接合させる方法は、
前記第1の部材と前記第2の部材は互いに接合される接合面をそれぞれ有し、
前記第1の部材と前記第2の部材との間に複数の補強部材を配置し、
前記接合面の一部を囲むように複数の前記補強部材を配置することで、前記補強部材に囲まれる非補強領域を定め、
前記第1の部材にレーザを照射して発生する気体の圧力が前記第1の部材を付勢し、前記補強部材を挟んだ状態で前記第1の部材を前記第2の部材に衝突させることで複合材料を形成し、
前記複合材料が0.01mmから1mmまでの厚みを有し、
接合可能部位が前記非補強領域に形成されることを特徴とする。
また、請求項3に係る実施形態の複合材料は、請求項1又は請求項2に記載の方法において形成される前記複合材料であって、
前記補強部材がカーボンファイバ又はガラスファイバを含んでおり、
前記補強部材が、長さが異なる長繊維部材と短繊維部材を有し、
複数の前記長繊維部材と前記短繊維部材が前記第1の部材と前記第2の部材の前記接合面の一部を囲むように配置され、
前記接合可能部位で他の部品に溶接されることを特徴とする。
さらに、請求項4に係る実施形態の複合材料は、請求項1又は請求項2に記載の方法において形成される前記複合材料であって、
前記補強部材がカーボンファイバ又はガラスファイバを含んでおり、
前記補強部材が、長さが異なる長繊維部材と短繊維部材を有し、
複数の前記長繊維部材と前記短繊維部材が前記第1の部材と前記第2の部材の前記接合面の一部を囲むように配置され、
前記接合可能部位で接着剤を用いて他の部品に接着されることを特徴とする。
請求項5に係る実施形態の複合材料は、
前記第1の部材と前記第2の部材が前記補強部材を封止することを特徴とする。
請求項6に係る実施形態の複合材料は、
前記複合材料が0.01mmから0.2mmまでの厚みを有することを特徴とする。
請求項7に係る実施形態の複合材料は、
前記第1の部材が前記部品に接触して接合されるとき、
前記第1の部材と前記部品が同じ材質から構成されることを特徴とする。
請求項8に係る実施形態の複合材料は、
前記第2の部材が前記部品に接触して接合されるとき、
前記第2の部材と前記部品が同じ材質から構成されることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、補強部材を挟んだ状態で部材を電磁成形で衝突させて接合する方法を提供できる。この方法で接合された複合材料は、補強部材が存在しない接合可能部位を有する。そのため、複合材料は接合可能部位で他の部品に容易に接合され、機械的強度などの材料特性を向上させる。
本願の請求項2に記載の発明によれば、補強部材を挟んだ状態で、部材にレーザを照射し、レーザアブレーションを発生させることで部材を衝突させて接合する方法を提供できる。この方法で接合された複合材料は、補強部材が存在しない接合可能部位を有する。そのため、複合材料は接合可能部位で他の部品に容易に接合され、機械的強度などの材料特性を向上させる。
本願の請求項3に記載の発明によれば、高い機械的強度と大きな弾性率を有する補強部材を備え、補強部材が存在しない接合可能部位で他の部品に容易に溶接され、機械的強度などの材料特性を向上させる複合材料を提供できる。
本願の請求項4に記載の発明によれば、高い機械的強度と大きな弾性率を有する補強部材を備え、補強部材が存在しない接合可能部位で他の部品に容易に接着され、機械的強度などの材料特性を向上させる複合材料を提供できる。
本願の請求項5に記載の発明によれば、補強部材の端部が他の部品との間で電食を容易に生じないように構成される複合材料を提供できる。
本願の請求項6に記載の発明によれば、他の部品に容易に接合される複合材料を提供できる。
本願の請求項7に記載の発明によれば、複合材料の部材と他の部品との間で電食が容易に生じないように構成される、複合材料を提供できる。
本願の請求項8に記載の発明によれば、複合材料の部材と他の部品との間で電食が容易に生じないように構成される、複合材料を提供できる。
本発明の実施形態に係る、電磁成形で複合材料を得る場合の、電磁成形装置を示す概略図である。 電磁成形で複合材料を得る場合の、電磁力が第1の部材に与えられていないときの、第1の部材、第2の部材、及び補強部材の状態を示す概略図である。 電磁成形で複合材料を得る場合の、電磁力が第1の部材に与えられたときの、第1の部材、第2の部材、及び補強部材の状態を示す概略図である。 第1の部材と第2の部材が補強部材を挟んで接合することで成形される複合材料の平面図である。 複合材料を他の部品に接合する場合の、複合材料と他の部品の状態を示す概略図である。 他の実施形態に係る、爆発圧接で複合材料を得る場合の、爆発力が第1の部材に与えられていないときの、第1の部材、第2の部材、及び補強部材の状態を示す概略図である。 他の実施形態に係る、爆発圧接で複合材料を得る場合の、爆発力が第1の部材に与えられたときの、第1の部材、第2の部材、及び補強部材の状態を示す概略図である。 他の実施形態に係る、レーザアブレーションを発生させることで複合材料を得る場合の、第1の部材がレーザアブレーションに付勢されていないときの、第1の部材、第2の部材、及び補強部材の状態を示す概略図である。 他の実施形態に係る、レーザアブレーションを発生させることで複合材料を得る場合の、第1の部材がレーザアブレーションに付勢されたときの、第1の部材、第2の部材、及び補強部材の状態を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る接合方法の実施形態を、その接合方法から得られる複合材料と共に説明する。
[1:電磁成形]
図1は、本発明の実施形態に係る電磁成形装置100の概略構成を示す。電磁成形装置100は、導電性部材(第1の部材)を被接合部材(第2の部材)に接合する成形装置である。
[1.1:装置の概要]
図1に示すように、電磁成形装置100は、概略、下部構造10と、該下部構造10の上に配置された上部構造12を有する。
下部構造10は、図1の手前側から奥側に向かって伸びる直方体形状の導体14を備える。導体14は、パルス発生回路16に電気的に接続されている。パルス発生回路16は、一般的な充放電回路からなり、直流電源18、コンデンサ20、及びスイッチ22を含み、スイッチ22を開閉することによって、コンデンサ20に蓄えた電荷を導体14に瞬間的に流すことができるように構成されている。
上部構造12は、図1の手前側から奥側に向かって伸びる直方体形状の剛性の高い固定部24を備える。また、上部構造12は、固定部24の下方に配置される、後述する被接合部材(第2の部材)26が落下しないように、被接合部材26の端部を支持する治具(例えばスペーサ)を有する(図示せず)。
[1.2:成形方法]
図1,2を参照して、上述の構成を有する電磁成形装置100を用いた成形方法の一例を説明する。実際の成形にあたって、図の手前側から奥側に向かって伸びる板状の導電性部材(第1の部材)28は、導体14の上方に該導体14との間に隙間をあけて設置される。
図1,2に示すように、補強部材30は綱又は紐のような複数の長尺ストランド32と、4つに分かれた複数の短尺ストランド34A~34Dを備える。長尺ストランド32は図の手前側から奥側に向かって配置され、導電性部材28の上面の略中央部に載せられる。一方、短尺ストランド34A,34Cは長尺ストランド32よりも左側に配置される。短尺ストランド34Aは導電性部材28の上面における図の手前側に載せられる。また、短尺ストランド34Cは導電性部材28の上面における図の奥側に載せられる。したがって、短尺ストランド34A,34Cは長尺ストランド32に沿って互いに離間するように長尺ストランド32よりも左側に配置される。他方、短尺ストランド34B,34Dは長尺ストランド32よりも右側に配置される。短尺ストランド34Bは導電性部材28の上面における図の手前側に載せられる。また、短尺ストランド34Dは導電性部材28の上面における図の奥側に載せられる。したがって、短尺ストランド34B,34Bは長尺ストランド32に沿って互いに離間するように長尺ストランド32よりも右側に配置される。
図1,2に示すように、被接合部材(第2の部材)26は、図の手前側から奥側に向かって伸びる板状の部材で、固定部24の下に配置される。実施形態では、被接合部材26の幅は導電性部材28の幅と同一又はほぼ同一である。したがって、被接合部材26は、その全面が補強部材30を挟んで導電性部材28のほぼ全面に対向している。説明のために、被接合部材26と補強部材30は、それらの間に十分な隙間をあけて示されているが、実際の成形にあたって、被接合部材26と補強部材30との距離は両者の接合に最も適した値に設定される。
上述の状態で、導体14に接続されるパルス発生回路16は、約10kA~約200kA、パルス幅約100μsec以下のシングルパルスからなる、一点鎖線で示されるパルス電流40を導体14に印加する。
これにより、図1に示すように、一点鎖線で示される瞬間的な磁場42が導体14の周りに発生する。同時に、電磁誘導により、パルス電流40と逆方向(図1における奥側から手前側に向かう方向)に、二点鎖線で示される誘導電流44が、導電性部材28の内部に流れる。その結果、二点鎖線で示される上方に向かう電磁力46が、磁場42と誘導電流44に直交する方向に発生し、導電性部材28が、上方の被接合部材26に向けて飛翔するように瞬間的に付勢されて、この被接合部材26に大きな力で衝突し、導電性部材28と被接合部材26が補強部材30を挟んだ状態で接合する(図3参照)。導電性部材28が被接合部材26に衝突するときの衝撃は固定部24に吸収される。
上述の方法で、導電性部材28と被接合部材26が補強部材30を挟んだ状態で接合することで、複合材料50が得られる。図4に示すように、複合材料50の内部において、互いに離間している短尺ストランド34A,34Cと長尺ストランド32は、長尺ストランド32よりも左側の略中央部を囲んでいる。他の補強部材が存在しないため、この略中央部は第1非補強領域52として定められる。また、互いに離間している短尺ストランド34B,34Dと長尺ストランド32は、長尺ストランド32よりも右側の略中央部を囲んでいる。他の補強部材が存在しないため、この略中央部は第2非補強領域54として定められる。一方、短尺ストランド34C,34Dと長尺ストランド32よりも上側の領域も他の補強部材が存在しない。そのため、この領域は第3非補強領域56として定められる。また、短尺ストランド34A,34Bと長尺ストランド32よりも下側の領域も他の補強部材が存在しない。そのため、この領域は第4非補強領域58として定められる。
上述のように、補強部材は第1非補強領域52、第2非補強領域54、第3非補強領域56及び第4非補強領域58に存在しない。そのため、第1非補強領域52、第2非補強領域54、第3非補強領域56及び第4非補強領域58において、複合材料50の一部が溶融するほどの熱が与えられる、すなわち溶接が行われるとしても、機械的強度(耐力(破壊強度)と剛性(変形強度、ヤング率)の両方を含む。)の低い化合物を生じる虞がほとんどない。したがって、第1非補強領域52、第2非補強領域54、第3非補強領域56及び第4非補強領域58は、他の部品への溶接が可能である第1溶接可能部位(接合可能部位)62、第2溶接可能部位(接合可能部位)64、第3溶接可能部位(接合可能部位)66及び第4溶接可能部位(接合可能部位)68をそれぞれ有する。
上述した実施形態において、例えば、導電性部材28は、約0.5mmの厚みを有する鉄のプレートで構成される。補強部材30は、多数のカーボンファイバ(単繊維)を束ねた長繊維束の多数のフィラメントからなる約0.3mmの径を有するトウを長尺ストランド32及び短尺ストランド34A~34Dとして、それぞれ複数並列配置して構成される。被接合部材26は、約0.5mmの厚みを有するアルミニウムのプレートで構成される。
パルス発生回路16がパルス電流40を導体14に印加することで、鉄のプレートからなる約0.5mmの厚みを有する導電性部材28とアルミニウムのプレートからなる約0.5mmの厚みを有する被接合部材26が補強部材30を挟んだ状態で接合し、約1mmの厚みを有する複合材料50が得られる。この場合、鉄のプレートからなる導電性部材28とアルミニウムのプレートからなる被接合部材26の接合界面には特徴的な波状模様70が表れる(図3参照)。
上述した実施形態において、鉄のプレートからなる導電性部材28とアルミニウムのプレートからなる被接合部材26は約0.5mmの厚みをそれぞれ有しているが、約0.1mmの厚みをそれぞれ有してもよい。また、補強部材30のトウは約0.06mmの径を有してもよい。この場合、約0.2mmの厚みを有する複合材料60が得られる。したがって、導電性部材28と被接合部材26が有する厚み、及び補強部材30のトウが有する径を適宜調整することで、0.01mm~1mmの間、好ましくは0.1mm~1mmの間で所望の厚みを有する複合材料60が得られる。
上述した実施形態において、導電性部材28は鉄から構成されているが、鉄以外の金属材料、例えば被接合部材26と同じアルミニウムであってもよい。一方、被接合部材26はアルミニウム以外の金属材料、例えば導電性部材28と同じ鉄であってもよい。また、補強部材30は、カーボンファイバ以外の繊維材料、例えばガラス繊維であってもよい。さらに、上述の方法で得られた複合材料50を後述する他の部品に接合する場合、電食が容易に生じないように、導電性部材28または被接合部材26の材質は該部品と同一であることが好ましい。
上述した実施形態において、補強部材30の長尺ストランド32及び短尺ストランド34A~34Dが複合材料50の内部に封止され、長尺ストランド32及び短尺ストランド34A~34Dの端部が複合材料50の外部に露出しないように構成されていることが好ましい。この場合、長尺ストランド32及び短尺ストランド34A~34Dの端部は他の部品に接触しないため、補強部材30が他の部品との間で電食を容易に生じることがない。
[1.3:他の部品への接合]
上述の方法で成形された複合材料50は、他の部品に溶接されることで該部品の機械的強度(耐力(破壊強度)と剛性(変形強度、ヤング率)の両方を含む。)などの材料特性を向上させる効果を有する。
例えば、図5は、複合材料50を他の部品80に溶接する状況を示す。この部品80は、応力が集中しやすい曲面82を有する。一方、複合材料50は1mm以下の厚みを有しているため、曲面82の形状に合わせて容易に変形し得る。したがって、複合材料50は曲面82の形状に合わせて予め変形することで、曲面82と複合材料50との間に隙間を生じることなく、部品80に容易に溶接される。また、複合材料50は上述の第1溶接可能部位62、第2溶接可能部位64、第3溶接可能部位66及び第4溶接可能部位68を有しているため、複合材料50が有する材料特性をほとんど低下させることなく、部品80に容易に溶接され得る。図5において、複合材料50を部品80に溶接する方法はスポット溶接又はレーザ溶接であってもよい。
上述した実施形態において、複合材料50は他の部品80に溶接されるが、接着剤、例えば熱硬化性接着剤を用いて接着されてもよい。この場合、複合材料50は、第1溶接可能部位62、第2溶接可能部位64、第3溶接可能部位66及び第4溶接可能部位68と同じ形状及び位置を有する第1接合可能部位、第2接合可能部位、第3接合可能部位及び第4接合可能部位を備える。熱硬化性接着剤は、第1接合可能部位、第2接合可能部位、第3接合可能部位及び第4接合可能部位における、複合材料50と曲面82との間に塗布される。このとき、複合材料50の上方から第1接合可能部位、第2接合可能部位、第3接合可能部位及び第4接合可能部位を加熱しながら、圧力を与えることにより、複合材料50と部品80は接着する。また、複合材料50と部品80を接着する接着剤は、他の接着剤、例えば感圧型接着剤(粘着剤)が用いられてもよい。
[2:爆発圧接]
図6は、他の実施形態に係る爆発圧接装置200の概略構成を示す。爆発圧接装置200は、飛翔部材(第1の部材)を被接合部材(第2の部材)に接合する成形装置である。
図6に示すように、爆発圧接装置200は、概略、下部構造210と、該下部構造210の上に配置された上部構造212を有する。
下部構造210は、図6の手前側から奥側に向かって伸びる直方体形状の剛性の高い固定部214を備える。この固定部214は、該固定部214の上面に配置される後述する被接合部材(第2の部材)216の端部を固定する治具(例えばバイス)を有する(図示せず)。
上部構造212は、図6の手前側から奥側に向かって伸びる直方体形状の爆薬218を備える。この爆薬218は、該爆薬218の上面の左側に配置される電気雷管220を有する。この電気雷管220は起爆制御部222に接続され、起爆制御部222から伝わる電気信号を受信することで爆薬218を爆発させる構造を有する。また、上部構造212は、爆薬218の下面に配置される後述する飛翔部材(第1の部材)224の端部を支持する治具(例えばスペーサ)を有する(図示せず)。この飛翔部材224は、爆薬218が爆発した後、被接合部材216に向かって飛翔するように支持されている。
上述の構成を有する爆発圧接装置200を用いて、図6の手前側から奥側に向かって伸びる板状の被接合部材(第2の部材)216は、固定部214の上面の略中央部に設置される。
図1に示す電磁成形の実施形態のように、補強部材226は綱又は紐のような複数の長尺ストランド228と、4つに分かれた複数の短尺ストランド230A~230Dを備える。長尺ストランド228は図6の手前側から奥側に向かって配置され、被接合部材216の上面の略中央部に載せられる。一方、短尺ストランド230A,230Cは長尺ストランド228よりも左側に配置される。図示しないが、図4に示す電磁成形の実施形態のように、短尺ストランド230A,230Cは長尺ストランド228に沿って互いに離間するように配置される。他方、短尺ストランド230B,230Dは長尺ストランド228よりも右側に配置される。図示しないが、図4に示す電磁成形の実施形態のように、短尺ストランド230B,230Dは長尺ストランド228に沿って互いに離間するように配置される。
図6に示すように、飛翔部材(第1の部材)224は、図6の手前側から奥側に向かって伸びる板状の部材で、爆薬218の下方に配置される。実施形態では、被接合部材216の幅は飛翔部材224の幅と同一又はほぼ同一である。したがって、被接合部材216は、その全面が補強部材226を挟んで飛翔部材224のほぼ全面に対向している。説明のために、図6において飛翔部材224と補強部材226は、それらの間に十分な隙間をあけて示されているが、実際の成形にあたって、飛翔部材224と補強部材226との距離は両者の接合に最も適した値に設定される。
上述のように被接合部材216,飛翔部材224,及び補強部材226を配置した状態で起爆制御部222が電気信号を送信することで、電気雷管220は発火する。その結果、爆薬218は爆発し、発生した爆発力232が飛翔部材224を被接合部材216に向かって付勢する(図7参照)。飛翔部材224は被接合部材216に大きな力で衝突し、飛翔部材224と被接合部材216が補強部材226を挟んだ状態で接合し、複合材料250が得られる。飛翔部材224が被接合部材216に衝突するときの衝撃は固定部214に吸収される。
上述の方法で、飛翔部材224と被接合部材216が補強部材226を挟んだ状態で接合することで、複合材料250が得られる。図4に示す電磁成形の実施形態のように、複合材料250の内部において、補強部材が存在しない非補強領域が定められる(図示せず)。非補強領域は、他の部品への溶接が可能である溶接可能部位(接合可能部位)を有する。
上述の実施形態において、例えば、飛翔部材224は鉄のプレートで構成される。補強部材226は、多数のカーボンファイバ(単繊維)を束ねた長繊維束の多数のフィラメントからなるトウを長尺ストランド228及び短尺ストランド230A~230Dとして、それぞれ複数並列配置して構成される。被接合部材216はアルミニウムのプレートで構成される。
したがって、上述の電磁成形と同様に、被接合部材216と飛翔部材224と補強部材226が有する厚み又は径を適宜調整することで、0.01mm~1mmの間、好ましくは0.1mm~1mmの間で所望の厚みを有する複合材料250が得られる。
また、上述の電磁成形から得られる複合材料と同様に、複合材料250は他の部品の形状に合わせて予め変形することで、隙間を生じることなく、該部品に容易に溶接され得る。また、複合材料250は、溶接可能部位を有しているため、複合材料250が有する材料特性をほとんど低下させることなく、他の部品の機械的強度(耐力(破壊強度)と剛性(変形強度、ヤング率)の両方を含む。)などの材料特性を向上させる効果を有する。
[3:レーザアブレーションを発生させることによる接合]
図8は、他の実施形態に係るレーザ照射装置300の概略構成を示す。レーザ照射装置300は、レーザアブレーションを発生させることで、飛翔部材(第1の部材)を被接合部材(第2の部材)に接合する成形装置である。
図8に示すように、レーザ照射装置300は、概略、下部構造310と、該下部構造310の上に配置された上部構造312を有する。
下部構造310は、図8の手前側から奥側に向かって伸びる直方体形状の剛性の高い固定部314を備える。この固定部314は、該固定部314の上面に配置される後述する被接合部材(第2の部材)316の端部を固定する治具(例えばバイス)を有する(図示せず)。
上部構造312はレーザ照射機318を有する。レーザ照射機318は、レーザ発振器320と、ミラー322と、レンズ324を有する。レーザ発振器320から出力されるレーザは、YAGレーザ、CO2レーザ、その他のレーザのいずれであってもよい。レーザ照射機318は、レーザ発振器320から発振されるレーザをミラー322を介してレンズ324から照射するように構成されている。また、上部構造312は、レーザ照射機318の下方に配置される後述する飛翔部材(第1の部材)326の端部を支持する治具(例えばスペーサ)を有する(図示せず)。この飛翔部材326は、レーザがレーザ照射機318から飛翔部材326の上面に照射されて、レーザアブレーションが飛翔部材326の上面で発生した後、被接合部材316に向かって飛翔するように支持されている。
上述の構成を有するレーザ照射装置300を用いて、図8の手前側から奥側に向かって伸びる板状の被接合部材(第2の部材)316は、固定部314の上面の略中央部に設置される。
図1に示す電磁成形の実施形態のように、補強部材328は綱又は紐のような複数の長尺ストランド330と、4つに分かれた複数の短尺ストランド332A~332Dを備える。長尺ストランド330は図8の手前側から奥側に向かって配置され、被接合部材316の上面の略中央部に載せられる。一方、短尺ストランド332A,332Cは長尺ストランド330よりも左側に配置される。図示しないが、図4に示す電磁成形の実施形態のように、短尺ストランド332A,332Cは長尺ストランド330に沿って互いに離間するように配置される。他方、短尺ストランド332B,332Dは長尺ストランド330よりも右側に配置される。図示しないが、図4に示す電磁成形の実施形態のように、短尺ストランド332B,332Dは長尺ストランド330に沿って互いに離間するように配置される。
図8に示すように、飛翔部材(第1の部材)326は、図8の手前側から奥側に向かって伸びる板状の部材で、レーザ照射機318の下方に配置される。実施形態では、被接合部材316の幅は飛翔部材326の幅と同一又はほぼ同一である。したがって、被接合部材316は、その全面が補強部材328を挟んで飛翔部材326のほぼ全面に対向している。説明のために、図8において飛翔部材326と補強部材328は、それらの間に十分な隙間をあけて示されているが、実際の成形にあたって、飛翔部材326と補強部材328との距離は両者の接合に最も適した値に設定される。
上述のように被接合部材316,飛翔部材326,及び補強部材328を配置した状態で、レーザ照射機318が飛翔部材326にレーザを照射することで、一点鎖線で示される、飛翔部材326の上面が蒸発し気体となって放出される現象(レーザアブレーション)が、レーザを照射された位置334周辺で発生する(図10参照)。その結果、飛翔部材326は被接合部材316に向かって飛翔するように付勢される。飛翔部材326は被接合部材316に大きな力で衝突し、飛翔部材326と被接合部材316が補強部材328を挟んだ状態で接合し、複合材料350が得られる。飛翔部材326が被接合部材316に衝突するときの衝撃は固定部314に吸収される。
上述の方法で、飛翔部材326と被接合部材316が補強部材328を挟んだ状態で接合することで、複合材料350が得られる。図4に示す電磁成形の実施形態のように、複合材料350の内部において、補強部材が存在しない非補強領域が定められる(図示せず)。非補強領域は、他の部品への溶接が可能である溶接可能部位(接合可能部位)を有する。
上述の実施形態において、例えば、飛翔部材326は鉄のプレートで構成される。補強部材328は、多数のカーボンファイバ(単繊維)を束ねた長繊維束の多数のフィラメントからなるトウを長尺ストランド330及び短尺ストランド332A~332Dとして、それぞれ複数並列配置して構成される。被接合部材316はアルミニウムのプレートで構成される。
したがって、上述の電磁成形と同様に、被接合部材316と飛翔部材326と補強部材328が有する厚み又は径を適宜調整することで、0.01mm~1mmの間、好ましくは0.1mm~1mmの間で所望の厚みを有する複合材料350が得られる。
また、上述の電磁成形から得られる複合材料と同様に、複合材料350は他の部品の形状に合わせて予め変形することで、隙間を生じることなく、該部品に容易に溶接され得る。また、複合材料350は、溶接可能部位を有しているため、複合材料350が有する材料特性をほとんど低下させることなく、他の部品の機械的強度(耐力(破壊強度)と剛性(変形強度、ヤング率)の両方を含む。)などの材料特性を向上させる効果を有する。
28,224,326:第1の部材(導電性部材、飛翔部材)
26,216,316:第2の部材(被接合部材)
30,226,328:補強部材
52,54,56,58:非補強領域
50,250,350:複合材料
62,64,66,68:接合可能部位(溶接可能部位)

Claims (8)

  1. 第1の部材と第2の部材を接合させる方法であって、
    前記第1の部材と前記第2の部材は互いに接合される接合面をそれぞれ有し、
    前記第1の部材と前記第2の部材との間に複数の補強部材を配置し、
    前記接合面の一部を囲むように複数の前記補強部材を配置することで、前記補強部材に囲まれる非補強領域を定め、
    前記第1の部材に電磁力を与えて、前記第1の部材を付勢し、前記補強部材を挟んだ状態で前記第1の部材を前記第2の部材に衝突させることで複合材料を形成し、
    前記複合材料が0.01mmから1mmまでの厚みを有し、
    接合可能部位が前記非補強領域に形成されることを特徴とする方法。
  2. 第1の部材と第2の部材を接合させる方法であって、
    前記第1の部材と前記第2の部材は互いに接合される接合面をそれぞれ有し、
    前記第1の部材と前記第2の部材との間に複数の補強部材を配置し、
    前記接合面の一部を囲むように複数の前記補強部材を配置することで、前記補強部材に囲まれる非補強領域を定め、
    前記第1の部材にレーザを照射して発生する気体の圧力が前記第1の部材を付勢し、前記補強部材を挟んだ状態で前記第1の部材を前記第2の部材に衝突させることで複合材料を形成し、
    前記複合材料が0.01mmから1mmまでの厚みを有し、
    接合可能部位が前記非補強領域に形成されることを特徴とする方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の方法において形成される前記複合材料であって、
    前記補強部材がカーボンファイバ又はガラスファイバを含んでおり、
    前記補強部材が、長さが異なる長繊維部材と短繊維部材を有し、
    複数の前記長繊維部材と前記短繊維部材が前記第1の部材と前記第2の部材の前記接合面の一部を囲むように配置され、
    前記接合可能部位で他の部品に溶接されることを特徴とする複合材料。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の方法において形成される前記複合材料であって、
    前記補強部材がカーボンファイバ又はガラスファイバを含んでおり、
    前記補強部材が、長さが異なる長繊維部材と短繊維部材を有し、
    複数の前記長繊維部材と前記短繊維部材が前記第1の部材と前記第2の部材の前記接合面の一部を囲むように配置され、
    前記接合可能部位で接着剤を用いて他の部品に接着されることを特徴とする複合材料。
  5. 前記第1の部材と前記第2の部材が前記補強部材を封止することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の複合材料。
  6. 前記複合材料が0.01mmから0.2mmまでの厚みを有することを特徴とする請求項3~5のいずれかに記載の複合材料。
  7. 前記第1の部材が前記部品に接触して接合されるとき、
    前記第1の部材と前記部品が同じ材質から構成されることを特徴とする請求項3~6のいずれかに記載の複合材料。
  8. 前記第2の部材が前記部品に接触して接合されるとき、
    前記第2の部材と前記部品が同じ材質から構成されることを特徴とする請求項3~7のいずれかに記載の複合材料。
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