JP7310188B2 - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7310188B2 JP7310188B2 JP2019051126A JP2019051126A JP7310188B2 JP 7310188 B2 JP7310188 B2 JP 7310188B2 JP 2019051126 A JP2019051126 A JP 2019051126A JP 2019051126 A JP2019051126 A JP 2019051126A JP 7310188 B2 JP7310188 B2 JP 7310188B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emi filter
- power
- snubber capacitor
- switching element
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Inverter Devices (AREA)
Description
特許文献1 特開2009-303477号公報
特許文献2 特開2009-240037号公報
図1は、本実施形態に係る電力システム1を示す。
電力システム1は、電源2、LISN(Line Impedance Stabilizing Network)3、電力変換装置4、および、負荷5を備える。
電源2は、電力変換装置4に電力を供給する。電源2は、単相または複数相の交流電源であってよく、例えばR相、S相およびT相の3相交流電力を供給可能となっている。電源2は、200Vまたは400Vの商用電源であってよい。本実施形態では一例として、電源2はLISN3および入力ケーブル10を介して電力変換装置4に接続されており、これらを介してR相、S相およびT相の3相交流電力を電力変換装置4に供給する。入力ケーブル10は一例として、複数の配線を束にしたワイヤハーネスであってよい。
LISN3は、系統インピーダンスを模擬するための装置であり、CISPR(国際無線障害特別委員会)により回路構成が規定されている。なお、本図ではLISN3を簡略化して図示しており、LISN3は、相ごとにチョークコイル31と、ローパスフィルタ32とを有する。LISN3は電力システム1に具備されなくてもよい。
電力変換装置4は、EMI(Electro-Magnetic Interference)フィルタ41と、整流回路42と、平滑コンデンサ43と、半導体モジュール44と、スナバコンデンサ45とを有する。なお、本実施形態では一例として、電力変換装置4を3相インバータとして説明する。
EMIフィルタ41は、第1EMIフィルタの一例であり、電源2に接続される。本実施形態では一例として、EMIフィルタ41と電源2との間には、LISN3や入力ケーブル10が介在する。EMIフィルタ41は、半導体モジュール44が発生する電磁ノイズを電力変換装置4の内部に閉じ込めることで、外部への電磁ノイズの流出量を低減する。EMIフィルタ41は、電源2から供給される交流電力を整流回路42に供給してよい。
整流回路42は、電源2から供給される交流電流を整流する。本実施形態では一例として、整流回路42は、三相の全波整流回路である。整流回路42は、正側電源線401および負側電源線402の間に相ごとに直列に接続された2つの整流ダイオード421,422を有する。2つの整流ダイオード421,422の中点には、EMIフィルタ41を介して各相の交流電力が供給される。整流回路42は、整流により得られた直流電力を正側電源線401および負側電源線402に供給する。
平滑コンデンサ43は、正側電源線401および負側電源線402の間に整流回路42と並列に接続され、正側電源線401および負側電源線402の間の電圧を平滑化する。
半導体モジュール44は、正側電源線401および負側電源線402の間に並列に接続された複数(本実施形態では一例として相ごとの計3つ)のスイッチ回路440と、電力を入力するための第1端子対445および第2端子対446と、電力を出力するための出力端子447とを有する。
スナバコンデンサ45は、スイッチ回路440の少なくとも1つのスイッチング素子441(または442)に電気的に並列に接続される。本実施形態では一例として、スナバコンデンサ45は、半導体モジュール44の全体、つまり各スイッチ回路440の正側および負側の2つのスイッチング素子441,442に対して並列に接続されている。スナバコンデンサ45は、半導体モジュール44によるスイッチング時に生じるサージ電圧を吸収して電力システム1の各素子を保護してよい。スナバコンデンサ45は、サージ電圧を吸収する観点から配線上で半導体モジュール44の近くに配設される方が好ましい。
負荷5は、電力変換装置4から電力供給を受ける電子部品である。本実施形態では一例として、負荷5は三相モータである。三相モータは可変速駆動されてよい。
図2は、EMIフィルタ41を示す。EMIフィルタ41は、1または複数のコイル410と、1または複数のコンデンサ411~413とを有する。
図3は、電力変換装置4の外観構成を示す。電力変換装置4のEMIフィルタ41、整流回路42、平滑コンデンサ43、半導体モジュール44、および、スナバコンデンサ45は、基板4000上に配置されてよい。なお、この図では整流回路42の図示や、半導体モジュール44における各端子の図示を省略している。
図4は、変形例に係る電力変換装置4Aを示す。電力変換装置4Aは、スイッチ回路440Aと、共振コンデンサ449Aと、複数(本変形例では一例として4つ)のスナバコンデンサ45Aとを有する。本変形例では負荷5はLR負荷であってよい。一例として、負荷5はIHクッキングヒータなどの誘導加熱装置であってよく、この場合には負荷5の誘導性負荷は加熱コイルであってよく、抵抗負荷は加熱対象の鍋などであってよい。なお、図中では負荷5を加熱コイルと鍋で形成されるトランスを一側側に換算した等価回路として図示している。また、この図4と、後述の図5~図9などでは、簡略化のためEMIフィルタ41の図示を省略している。また、以降の変形例において、略同一の構成には同一の符号を付け、説明を省略する。
図10は、電力変換装置4A~4Cの外観構成を示す。電力変換装置4A~4Cに複数のスナバコンデンサ45Aが具備される場合には、これらのスナバコンデンサ45Aと、EMIフィルタ41とが、それぞれ基板4000の各辺のうち互いに対向する両辺部に配置されてよい。また、複数のスナバコンデンサ45AとEMIフィルタ41とは、基板4000の対角部にそれぞれ配置されてよい。
図11は、2つのEMIフィルタ41,41Aを備える電力変換装置4Dを示す。電力変換装置4Dは、一例として無停電電源装置であり、EMIフィルタ41、半導体モジュール44、スナバコンデンサ45、電解コンデンサ43A、半導体モジュール44A、スナバコンデンサ45AおよびEMIフィルタ41Aを備える。
なお、上記の実施形態および変形例においては、半導体モジュール44が複数のスイッチ回路440を有することとして説明したが、1つのスイッチ回路440のみを有してもよい。
Claims (7)
- 電源に接続される第1EMIフィルタと、
前記第1EMIフィルタに接続され、前記第1EMIフィルタを介して入力される電力を変換して出力するためのスイッチ回路と、
前記スイッチ回路の少なくとも1つのスイッチング素子に電気的に並列に接続され、物理配置上で当該少なくとも1つのスイッチング素子よりも前記第1EMIフィルタから離れた位置に配置されたスナバコンデンサと
を備え、
前記第1EMIフィルタおよび前記スナバコンデンサは、基板の各辺部のうち互いに対向する両辺部にそれぞれ配置される、電力変換装置。 - 前記第1EMIフィルタおよび前記スナバコンデンサは、矩形状の基板の対角部にそれぞれ配置される、請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記スイッチ回路の出力端子と負荷との間に接続される第2EMIフィルタをさらに備え、
前記スナバコンデンサは、物理配置上で前記少なくとも1つのスイッチング素子よりも前記第2EMIフィルタから離れた位置に配置される、請求項1に記載の電力変換装置。 - 当該電力変換装置は、ラックに設けられたスロットに挿入されるブレード形状を有し、
前記第1EMIフィルタは、当該電力変換装置の中心よりも前記スロットの開口部側に配置され、
前記スナバコンデンサは、当該電力変換装置の中心よりも前記スロットの奥側に配置される、請求項1から3の何れか一項に記載の電力変換装置。 - 前記スナバコンデンサは、配線上で前記少なくとも1つのスイッチング素子よりも前記第1EMIフィルタから離れた位置に配置される、請求項1から4の何れか一項に記載の電力変換装置。
- 前記スイッチ回路は、
出力端子を挟んで正側電源線および負側電源線の間に直列に接続された正側スイッチング素子および負側スイッチング素子の組を少なくとも1つ、並列に接続してなるものであり、
前記少なくとも1つのスイッチング素子は、各組における前記正側スイッチング素子および前記負側スイッチング素子のいずれか一方である、請求項1~5のいずれか一項に記載の電力変換装置。 - 正側電源線および負側電源線の間に並列に接続された複数の前記スイッチ回路と、
前記正側電源線および前記負側電源線にそれぞれ接続され、前記複数のスイッチ回路それぞれよりも前記第1EMIフィルタに近い側に設けられた第1端子対と、
前記正側電源線および前記負側電源線にそれぞれ接続され、前記複数のスイッチ回路それぞれよりも前記第1EMIフィルタから遠い側に設けられた第2端子対と、
を有する半導体モジュールを備え、
前記スナバコンデンサは、前記第2端子対に接続される、請求項1~6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019051126A JP7310188B2 (ja) | 2019-03-19 | 2019-03-19 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019051126A JP7310188B2 (ja) | 2019-03-19 | 2019-03-19 | 電力変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020156175A JP2020156175A (ja) | 2020-09-24 |
JP7310188B2 true JP7310188B2 (ja) | 2023-07-19 |
Family
ID=72560074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019051126A Active JP7310188B2 (ja) | 2019-03-19 | 2019-03-19 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7310188B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001196523A (ja) | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Matsushita Electric Works Ltd | 面実装型半導体スイッチ素子の実装構造および放熱構造 |
WO2012060123A1 (ja) | 2010-11-02 | 2012-05-10 | 三菱電機株式会社 | 電動式パワーステアリング用パワーモジュールおよびこれを用いた電動式パワーステアリング駆動制御装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0377284U (ja) * | 1989-11-27 | 1991-08-02 |
-
2019
- 2019-03-19 JP JP2019051126A patent/JP7310188B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001196523A (ja) | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Matsushita Electric Works Ltd | 面実装型半導体スイッチ素子の実装構造および放熱構造 |
WO2012060123A1 (ja) | 2010-11-02 | 2012-05-10 | 三菱電機株式会社 | 電動式パワーステアリング用パワーモジュールおよびこれを用いた電動式パワーステアリング駆動制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020156175A (ja) | 2020-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2708638C2 (ru) | Инвертор с высокой удельной мощностью | |
JP6041862B2 (ja) | 電力変換装置 | |
KR101366393B1 (ko) | 방전 회로를 구비한 3-레벨 펄스 폭 변조 인버터 | |
Najjar et al. | Design procedure and efficiency analysis of a 99.3% efficient 10 kW three-phase three-level hybrid GaN/Si active neutral point clamped converter | |
US10811958B2 (en) | Water-cooling power supply module | |
RU2702103C2 (ru) | Инвертор с высокой удельной мощностью | |
EP2421129B1 (en) | Power converter system | |
US11398772B2 (en) | Circuit device for reducing common-mode interference of a power converter | |
JP6806280B1 (ja) | ノイズフィルタ及び電力変換装置 | |
JP2018010982A (ja) | 半導体モジュール | |
Sarlioglu | Advances in AC-DC power conversion topologies for More Electric Aircraft | |
Torres et al. | Development of current-source-inverter-based integrated motor drives using wide-bandgap power switches | |
Nain et al. | Comparative evaluation of three-phase AC-AC voltage/current-source converter systems employing latest GaN power transistor technology | |
CN108063562B (zh) | 有源三电平中性点钳位转换器模块 | |
CN112930644A (zh) | 具有用于大功率的二极管整流器和作为功率因数校正的有源桥的混合馈电设备 | |
JP7310188B2 (ja) | 電力変換装置 | |
US20030179594A1 (en) | Device for effecting the basic interference suppression of a matrix converter | |
WO2021053166A1 (en) | Current balancing in power semiconductors of a dc/dc converter | |
Kroics et al. | Design considerations of GaN transistor based capacitive wireless power transfer system | |
CN110868090A (zh) | SiC功率模块和包括其的电力机车蓄电池充电电路 | |
JP6289577B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP5482211B2 (ja) | 電力変換装置のスナバ回路 | |
JP7571417B2 (ja) | 電力変換装置 | |
CN114008888A (zh) | 用于对dc电压源充电的电路 | |
US20240136943A1 (en) | Power converter |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230404 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230606 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230619 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7310188 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |