JP7308935B2 - 毛髪染色プロセス - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪染色のためのプロセスおよびシステムに関する。
2つのノズルを備え、ノズルのそれぞれの噴射が互いにぶつかる分注デバイスがすでに知られており、Creaholic SAによる特許文献1において説明されている。
毛髪の美しさを高めること、または毛髪を処理することを目的とする毛髪染色および脱色(bleaching)の分野では、組成物を塗布し、組成物を毛髪と接触させる必要がある。
このために、流体を塗布し、次いでそれを広げることが、一般的な方法である。櫛およびブラシなどの道具を使用すること、または手でそれを塗布することが必要である。忘れられた可能性のある部位はすぐに気付かれ、望ましい効果とは反対の、魅力のない効果を頭髪全体に与えるので、多くの場合、頭髪の全体にわたる均一な分配を確実にする必要がある。
これは、頭髪の一部が、頭髪の残部と比較して多すぎる製品を受け取り、それによって魅力のない不均一な効果を生み出した場合にも当てはまる。
染色の場合、使用者は、製品の層が各部位を実際に覆うことを確実にする目的で、毛髪の各部分を処理するためにブラシを使用することまでする。この技法はまた、各部位への塗布が前の部位への塗布の量に関して等しいことを確実にすることもできる。
したがって、既知の手法を以下の2つのカテゴリーに分類できることがわかる。
a) 塗布を受けた部位から頭髪の残部に向かって流体を広げるために道具を使用する塗布、または
b) 各部位に適した流体の量の部位ごとの塗布。
どちらの場合も、使用者は、欠落箇所を防ぐために多量の製品を塗布しがちである。
不思議なことに、不足でも余剰でもないという意味において均一な塗布を行うことを可能にする解決法がない。したがって、詳細には美容師などの使用者は、これらの塗布の段階に多くの時間を費やす。結果として、使用者は、他の作業を行うための時間が少なくなり、費やしたこの時間に代金を請求することを余儀なくされ、施術を特に高価にする。
問題は、他の方向でも生じる。実際には、ある部位により大きい効果を、または別の部位により少ない効果を得るために、およびたとえば慎重に行われると魅力的である可能性がある着色のレリーフ効果(colored relief effect)を生み出すために、製品を頭髪に局部的に塗布しようとされることがある。ここでも、使用者は上記で説明したような道具を使用しなければならないが、流体を置く部位を制御しながら櫛で流体を分配することは非常に難しい。詳細には、製品を塗布されたばかりの髪の房が製品を別の部位に移すことができないようにすることが必要である。むしろ上記のタイプb)の手法が、部位から部位への移動を防止するための保護システムを追加して使用される。これらのシステムは、紙片の形態であり、効果的である。残念ながら、この場合もまた、技術的ノウハウおよび所要時間は相当なものであり、加えて、染色の強い部位と染色の弱い部位との間に連続がなく、色の対比が大きい結果が得られる。これは、ある色の塗布に時間がかかるだけでなく、2番目の塗布は所要時間がさらに増えるので、段階色(graduated color)または並置色(juxtaposed color)などの新しい効果の開発には大きな困難があることを意味する。
他の毛髪染色製品、すなわち明るくする製品および脱色製品にも同じ問題が存在する。
欧州特許第1 954 893号明細書
本発明は、毛髪を染色または脱色するための新しい毛髪処理プロセスを提案し、容易に染色または脱色すること、および必要であれば、新しい染色効果を得ることを可能にすることを目標とする。
本発明によれば、毛髪染色および/または脱色のためのプロセスは、少なくとも2つのノズルを備えるデバイスを使用して、少なくとも1つの毛髪染色または脱色化合物を頭髪に塗布することにあるステップを含み、ノズルの少なくとも1つは、上記化合物を含んでいる少なくとも1つの加圧液体を供給され、ノズルは、ノズルのそれぞれの噴射が互いにぶつかるように配置される。
ノズルの軸は、好ましくは互いに30°~120°の角度を形成する。噴射がぶつかるということは、滴のサイズを縮小することによって運動エネルギーを移動させることを可能にし、これによって、水の消費量が少ないながらも濡れる流れを生じることができ、これは頭髪を処理するために使用される製品の計量を容易にするので、水の消費量が少ないことは特に有利である。
染色処理または脱色処理を行うためにそのようなデバイスを使用すると、技術的ノウハウまたは時間の浪費なしに、染色または脱色化合物を塗布すること、および高度に均一な分配を、これが望まれる場合、容易に得ることが可能になる。頭髪での毛髪製品の分配が、いくつかの場所でのより強い色彩効果と、他の場所でのより弱い色彩効果とをもたらすが、対比される色変化を生じないように、デバイスを配置することもまた可能である。
さらに、塗布は、毛髪に触れる必要がなく、これは有利であるとわかる場合がある。塗布は、櫛または他の道具を使用する必要がない。したがって、美容師に対する道具の汚染の危険性は、特に回避される。
本発明は、塗布される流れを泡立たせること、したがって頭部に着色泡を生成することを可能にする。製品は、根元まで深く浸透する可能性があり、長さ全体を処理することが容易である。したがって、染色を速く行うことが可能であり、毛髪および製品に触れる必要がない。
必要であれば、たとえば頭髪上のいくつかの場所を他の場所よりも強く処理し、色の段階的変化(graduation)などの色彩効果を生み出すために、デバイスによって分注される流れを局部的に運ぶことが可能である。
所与の時間にデバイスを用いて頭髪に単一の組成物を分注することが可能である。また所与の時間にまたは時間を外して(offset in time)、頭髪に異なる組成物を分注できるようにデバイスを製造することも可能である。1つの変形態様はしたがって、たとえば頭髪に異なる色を得るために、いくつかの製品を別々にデバイスのハンドピースに運ぶことにある。たとえば個人専用の効果を得るために、いくつかの製品を混ぜることも可能である。
使用される染色製品の量が削減され得るので、処理の終わりには他の利点が生じ、すすぎはしたがって非常に速く、それゆえ経済的かつ環境に優しい可能性があり、場合によっては、すすぎ中に製品の痕跡が見られずまたはほとんど見られず、詳細には色のついたすすぎ水を見ることがない。
上記のノズルによって噴霧される総流量は、好ましくは比較的少なく、有利には0.1~3l/min、好ましくは0.2~2l/min、さらに良好には0.3~1l/minである。
より多くのまたはより少ない組成物を頭髪と接触させ、得られる色の結果を変えるために、ノズルの供給を変えることが可能である。たとえば、得られる色を変えるために、ノズルの供給圧力を変えることが可能である。
デバイスを使用して、少なくとも2つの異なる染色化合物を塗布することが可能である。これらの化合物は、ノズルの上流で混合されてもよい。変形態様として、これらの化合物は、特定のノズルによって、同時にまたは非同時に分注される。
本発明は、染色もしくは脱色作用を有する、または染色の作用を可能にする任意の毛髪染色製品の塗布に適用される。
上述の化合物は、したがって染色酸化剤、酸化染料、または直接染料であってもよい。
デバイスは、好ましくは少なくとも2つの染料製品を別々に分注することを可能にするように構成される。これは、過酸化水素水溶液などの酸化剤を必要とする染色作業、ならびに/または酸化染料に必要とされる過酸化水素水溶液および/もしくは防腐剤と一般には混合できない直接染料もまた使用する染色作業に有利である。
したがって、酸化剤の注入口、酸化染料の注入口、および直接染料の注入口を有するデバイスを製造することが可能である。
詳細には、酸化剤は、優先的に酸性である過酸化水素水溶液であってもよく、酸化染料は、PPDおよび他のベンゼンジアミンまたはアミン、およびヒドロキシ基またはジヒドロキシ化誘導体、複素環式誘導体などの塩基を有する、優先的にアルカリ性である組成物であってもよく、直接染料は、詳細には結果の色度を上げるように意図された「カチオン」染料を含んでもよい。
本発明の例示的な一実施形態では、酸化組成物が、手作業で頭髪に塗布され、次いで少なくとも1つの酸化染料が、上記のデバイスを使用して塗布される。変形態では、酸化組成物が、上記のデバイスを使用して塗布され、次いで少なくとも1つの酸化染料が、手作業で塗布される。
例示的な一実施形態では、
a) デバイスを使用して染色化合物が塗布され、
b) 分注は停止され、製品は重力によって流れるに任され、
c) 任意の拭き取りが行われ、
d) 同じ化合物または異なる化合物で、ステップa)からc)が任意で再び行われ、
e) 場合によっては水ですすぎが行われる。
分注される化合物が毛髪の根元に向けられるように、頭髪に対してデバイスの向きを定めることが可能である。変形態では、化合物が頭髪をかすめていくように向けられるように、デバイスの向きを定めることが可能である。
それの別の態様によれば、本発明の別の主題は、頭髪を染色するための、特に上記で定義した本発明によるプロセスを行うためのデバイスであって、
- それらのそれぞれの噴射が互いにぶつかるように向きを定められた少なくとも2つのノズルを備え、分注される流量が3l/min以下、さらに良くは2l/min以下である、ハンドピースと、
- 染色製品を含んでいる少なくとも1つのタンクと、
を備えるデバイスである。
このデバイスは、いくつかの化合物から選ばれた少なくとも1つの化合物を選択的に分注することを可能にするいくつかの弁を備えてもよい。
デバイスは、異なるそれぞれの染色製品を分注するためのいくつかの別個の分注回路を備えてもよい。
詳細には、デバイスは、それぞれの化合物を、デバイスの内部で互いに混合することなく分注することを可能にする少なくとも2つの別個の分注回路を備えてもよい。各分注回路は、互いにぶつかる噴射を生成するための少なくとも2つのノズルと、圧力下でノズルに所望の流量を供給するための手段と、を備えてもよい。この手段は、ポンプ、たとえば遠心分離機、または液体の供給源とノズルが付いたハンドピースとの高低差、であってもよい。各分注回路のノズルは、同じハンドピース上に並んで配置されてもよい。ハンドピースは、たとえばオン/オフに基づいて、または染色もしくは脱色化合物の圧力および/もしくは流量および/もしくは濃度を設定できるようにして、あれこれの分注回路を作動させることを可能にする任意の制御インターフェースを取り付けられてもよい。
酸化染料を分注するための少なくとも1つの回路と、染色酸化剤を分注するための少なくとも1つの回路と、直接染料を分注するための少なくとも1つの回路と、を備えるデバイスを製造することが可能である。
デバイスは、好ましくは水で希釈された後に分注される化合物を含んでいるタンクのセットを備えてもよい。
デバイスは、したがって、水の供給部と、分注される化合物を、水が循環しているパイプに注入することを可能にする手段と、を備えてもよい。
これらの手段は、たとえば、適切な場合、ベンチュリを介してパイプに接続された定量ポンプまたはタンクを備える。さらに、水がそれの内容物を一緒に運ぶために、タンクを通って循環することを定めることが可能である。後者の可能性は、化合物が固体、詳細には粉末であるとき、特に好ましい。この場合、化合物は、ノズルに到達する水が通過するタンクに粉末または顆粒状態で含まれてもよい。
デバイスは、それの動作を自動化すること、特に、選ばれたシーケンスに従って1つ以上の化合物を分注するために様々な電磁弁を制御することを可能にする制御システムを備えてもよく、この制御システムは、たとえば考えられるポンプの動作に作用することによって、圧力および流量もまた制御してもよい。制御システムは、たとえば選ばれた結果を視野に入れて、デバイスの動作のためのパラメータを設定することを可能にする、マイクロコントローラまたはいずれかの他の電子システムを備えてもよい。
デバイスは、それをプログラムし、それの動作を制御することを可能にする任意のタイプのマンマシンインターフェースを備えてもよい。
デバイスが、いくつかの異なる染色化合物、特にいくつかの染料を分注することを目的とするとき、デバイスは、有利には使用者に見えるようにして配置された、たとえば並んで配置された、これらの染料を含むいくつかのタンクを備える。
デバイスは、水のみ、または界面活性剤もしくはケア有効成分など、洗浄剤が添加された水を分注することもできるように配置されてもよい。
本発明は、その限定されない例示的な実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、および添付図面を調べることにより、より明確に理解できよう。
プロセスを実行するためのデバイスの一例を概略的に表す図である。 デバイスの変形実施形態の、図1と同様の図である。 デバイスの変形実施形態の、図1と同様の図である。 デバイスの変形実施形態の、図1と同様の図である。 デバイスの変形実施形態の、図1と同様の図である。 デバイスの変形実施形態の、図1と同様の図である。 ハンドピース内のノズルの配置の一例を示す図である。
装置
本発明は、ノズルによって放たれたそれぞれの噴射が互いにぶつかり、毛髪に分注される合成流(resultant stream)を形成するように配置された、少なくとも2つのノズルを備える分注デバイスを使用して行われる。
図1は、そのようなデバイス10を部分的に表す。
デバイス10は、図示のように、使用者が毛髪を処理するために、ノズルによって生成された流れを上記毛髪に向けることによって扱うことができる、低流量シャワーヘッドとも呼ばれるハンドピース11を備えてもよい。
当該の例では、このハンドピース11は、少なくとも1つのホース12によって分注される組成物を供給される。
組成物は、それらのそれぞれの噴射が互いにぶつかるように向きを定められた少なくとも2つのノズル13によってハンドピース11から放出される。
各ノズルから発生した噴射がぶつかった後の、組成物の放出がかなりの速度、たとえば少なくとも8m/sで行われるように、ノズル13は、比較的高い圧力下で供給される。
組成物は、図示していない少なくとも1つのポンプを使用して、または組成物を含んでいるタンクの加圧、もしくは高低差など、任意の他の適切な手段によって加圧される。
デバイスによって分注される組成物の総流量は、好ましくは0.1~3l/min、より優先的には0.2~2l/minである。
ハンドピース11は、外側に向かって開いた空洞89を有してもよく、その内部の、ノズル13によって放たれた噴射は、図7に示すように互いに衝突する。この空洞89は、外側に向かって拡大し、それの開口の近くでそれをさらに広くする凹部91を備えることができる。空洞89は、噴射が上記の空洞の軸で衝突した後に生成された流れを、外側に向かって誘導することに関与することができる。
空洞89の開口で、それの軸において測定された滴の速度は、8m/s以上であることがある。
組成物は、水が循環しているパイプに、染料などの毛髪染色製品を注入することによって得られてもよい。
ノズル13の上流の圧力は、たとえば4~25barである。
ノズルは、単純なオリフィスであってもよく、その直径は、所望の放出速度を得るように選択される。
これらのオリフィスの直径は、たとえば0.1~2mmである。
デバイス10は、分注および流量を制御するための任意のシステムを備えてもよい。
たとえば、デバイス10は、ハンドピース11に、弁(図示略)を制御するための部材(見えていない)を備え、使用者は、加圧された組成物をノズル13に供給するためにまたは供給しないためにこの弁を押すことができる。
この制御部材は、ハンドピースに存在する弁に機械的に作用してもよい。変形態では、制御部材は、電磁弁および/またはノズルの上流の組成物を加圧する働きをするポンプの動作を制御するスイッチである。
染色製品がタンクからパイプに注入され、パイプがそれをノズルに運ぶとき、この注入は、計量かつ/または制御された方法で行われてもよい。
たとえば、注入は比例電磁弁によって行われ、それの開放は、たとえばノズル13の出口で取得することが求められる染色製品の濃度に応じて、制御システムによって調節される。
デバイス10は、ノズル13によって分注される流れ内の染料の濃度を使用者が制御できるようにするマンマシンインターフェースを備えてもよい。
変形態様として、染料は、所望の濃度に応じて選ばれた周波数および/またはデューティサイクルのパルスで注入される。
デバイスは、所望の結果に応じて、時間とともに染色製品の濃度を変えることを可能にする制御システムを備えてもよい。
デバイスは、ハンドピースによって分注される流れの流量に、分注される液体内の染色製品の濃度に、流れが分注される時間の長さに、および/またはノズルの上流の圧力に、作用することを可能にする制御システムを備えてもよい。これらのパラメータはすべて、例示的な実施形態に応じて、連続的または増加的に、手動でまたは電子的に制御できる方法で、調節できてもよい。
制御システムは、少なくとも2つの動作モード、すなわちデバイスが染色製品を分注する第1のモードと、デバイスが水を単独で、または水を少なくとも1つのケア有効成分もしくは界面活性剤などの洗浄剤とともに分注する第2の洗浄モードと、を仮定できるように構成されてもよい。
システムは、少なくとも3つの動作モード、すなわちデバイスが適切な場合、少なくとも1つの界面活性剤が添加された水を分注する洗浄モードと、デバイスが少なくとも1つの染色製品を分注する染色または脱色モードと、デバイスが水、および適切な場合、すすぎの助けとなる少なくとも1つの有効成分を分注するすすぎモードと、を仮定できるように構成されてもよい。
制御システムは、いくつかの異なる製品を同時にまたは連続して分注することを可能にするように構成されてもよい。
図1の例では、ノズル13は、同じパイプによって供給され、同じ組成物を分注する。
変形態様では、ノズル13は、異なるパイプによって供給され、噴射が交わるとき混ざり合う、異なる組成物を分注することができる。
異なる製品が、ハンドピース11の上流で同じパイプ12に注入されてもよく、一方の製品の注入は、他方の注入なしで行われるか、または注入は、製品を混合するために同時に行われることが可能である。
染色製品の取入れ、また適切な場合、デバイスによって分注される流れの流量を制御することを可能にする電磁弁または他の手段は、ハンドピース11に統合されてもよく、または図2に示すように、ハンドピースの上流のデバイス10内に存在してもよい。
この図は、たとえば得られる色の結果を変えるために、ノズル13につながるパイプへの、2つの異なる染色製品の取入れを調節することを可能にする2つの弁14aおよび14b、好ましくは電磁弁を概略的に示す。
図3は、ハンドピース上に、デバイスによって分注されるべき2つの組成物用の特定の分注回路、すなわち第1の回路15aおよび第2の回路15bを有することができることを示す。
各回路15aまたは15bは、それ独自のノズルのセット13aまたは13bに接続された特定のパイプを備える。ノズル13aは、ノズル13bの噴射とまったく同様の、互いにぶつかる噴射を生成する。
回路15aおよび15bのパイプは、図示のように、同じホース12内にまとめられたダクトを備えてもよい。
デバイスは、これらの2つの回路によって2つのそれぞれの組成物を分注することを可能にするために、各回路15aまたは15bを制御するための手段を備えてもよく、この分注は、たとえば連続してまたは同時に行うことができる。
各回路は、対応する染色製品の上記回路への取入れを調節するための弁を備えてもよい。各回路は、適切な場合、それ独自の加圧ポンプを備えてもよい。
図3は、弁16aおよび16b、好ましくは電磁弁を、ハンドピースで独立して使用して、各回路によって分注される流れの製品の流量および/または濃度を調節できることを示す。
ノズル13aおよび13bは、ハンドピースのある程度のコンパクトさを維持するために、互いに近いことが好ましい。
図4は、それぞれのノズルのセット13a、13b、および13cを有する3つの別個の分注回路15a~15cを用いて、デバイス10がいくつかの染色製品を分注できることを示す。
ハンドピース11は、水の供給部を収容する。手段は、水に異なる染色製品を注入することを制御可能にする。
当該の例では、回路15aは、過酸化水素水溶液など、染色酸化剤を頭髪に分注するためのものであり、回路15bは、酸化染料を分注するためのものであり、回路15cは、直接染料を分注するためのものである。
好ましくは電磁弁である弁16a~16cは、各回路15a~15cによって分注される流れの製品の流量および/または濃度を独立して調節することを可能にする。
図4の例では、これらの弁16a~16cは、ハンドピース11に統合されている。
図5の変形態では、それらはハンドピースの上流で、制御ブロック17に配置されている。
デバイス10は液体形態で、たとえば濃縮された形態で、デバイスに導入される染色製品と動作するように提供されてもよい。
デバイス10はさらに、固体形態で、特に粉末の形態で、最初に存在している少なくとも1つの染料製品と動作するように構成されてもよい。
たとえば、ハンドピース11は、図6に示すように、タンク18を備え、タンク18は、1回に使用するための粉末の量で満たし、次いで再び閉じることができる。当該の例では、このタンク18は、分注回路15cに統合され、加圧された水を供給され、ノズル13cに接続される。水が回路15cで循環するとき、粉末はタンク18内で循環する水に触れて溶け、分注される流れに組み込まれるようになる。
この可能性は、強い効果のために、過硫酸塩粉末を必要とする場合がある脱色に特に有利である。
過硫酸塩粉末および/または少なくとも1つのアルカリ剤の少なくとも1つのタンクを備える分注回路15cと、液体アルカリ剤を分注するための分注回路15bと、過酸化水素水溶液などの液体酸化剤を分注するための分注回路15aと、の特に有利な組立体が、図6に示すように、デバイス10内に組み合わせて載置されている。
過硫酸塩など、粉末の酸化剤のタンクと、酸化染料であろうと、直接染料であろうと、少なくとも1つの染料とを有する分注回路など、他の組合せが可能である。
いくつかのそれぞれの分注回路があることに関連する利点は、粉末または他の化合物を他の成分と接触させず、それによって不相溶性(incompatibility)を回避するというものである。
染色製品は、たとえば染料「バー」を形成するために、使用者に見えるタンクに収容されてもよい。これらのタンクは、適切な場合、人々がそれらの内容物、特に色を見ることを可能にするために、透明壁を有してもよい。これらのタンクは、交換可能なカートリッジを構成してもよい。
本発明によるデバイス10は、美容師によって制御されてもよく、または所望の条件下で製品を分注する目的で異なる弁もしくはポンプを作動させるために状況を分析することができる、あらかじめ定義されたプログラムもしくはエキスパートシステムによって制御されてもよい。
したがって、デバイスは、流れに運ばれる製品、または製品の混合、および時間を選択することを可能にし、美容師が最も顧客を喜ばせる結果を得ること、および/または新しい効果を得ることに役立つプログラムを実行するプロセッサを有するシステムを備えてもよい。システムは、同じ顧客または別の顧客に設定またはシーケンスを再現するために、メモリにそれを記憶するように構成されてもよい。
デバイスは、染色機能と、一般的には洗浄(界面活性剤を使用する)またはケア(たとえば油性化合物またはカチオン化合物を使用する)など、他の機能を組み合わせてもよい。
ノズルが付いたハンドピースの上部はガードに結合することができ、はねを防止することができる。
処理を受けている人の心地良さを改善し、起こり得る活性化を誘発するために、供給水として温水が使用されてもよい。
理解されているように、染色は、制御可能な弁および/または圧力の選択によって着色強度に関して個人専用にされてもよい。したがって美容師は、詳細には頭髪により多いもしくはより少ない処理の流れを生成することによって、または好ましくは、流れへの染色製品の導入を調節することによって、いくつかのレベルの着色強度を得るために少なくとも1つの染色製品を分注してもよい。
染色は、色の選択に関して個人専用にされてもよい。したがって、制御可能な弁によって美容師は、いくつかの製品の添加となる染料を分注することができる。
美容師はしたがって、均一なまたは均一でない塗布を行ってもよい。この解決策は、美容師の作業を簡略化するという利点を有する。
理解されているように、特に以下のいずれかが可能である。
a 流れへの一般的な導入の前に、いくつかの製品の取入れを制御する弁のセットを設けること。
b 好ましくは隣接しているいくつかの出口をデバイスに設けること。ボールでいくつかの製品を混合するよりもはるかに簡単であることに加えて、この解決策の利点は、製品間の混合および起こり得る不相溶性の問題、および洗い流す必要があるという問題を回避することである。実際には、必要であれば、製品を混ぜないこと、およびノズルを離れた後に混ざり合ういくつかの流れを運ぶことが可能である。
染色製品
「染色製品」は、特に長持ちする方法で、頭髪の色を変えるために使用する任意の製品として理解されたい。これは、酸化染料、直接染料、または染色酸化剤であってもよい。
酸化染料は、場合によっては1つ以上の結合剤と組み合わされた1つ以上の酸化塩基(oxidation bases)から選ばれてもよい。
例として、酸化塩基は、パラフェニレンジアミン、ビス(フェニル)アルキレンジアミン、パラアミノフェノール、オルトアミノフェノール、および対応する付加塩から選ばれる。
例として、結合剤は、メタフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタジフェノール、ナフタレンベースの結合剤、および対応する付加塩から選ばれる。
染色酸化剤は、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属フェリシアン化物もしくは臭素酸塩、たとえばナトリウム、カリウム、およびマグネシウムなどのアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の過硫酸塩、過ホウ酸塩、過炭酸塩などの過酸化塩(peroxygenated salt)、またはそれらの混合物から選ばれてもよい。
直接染料は、アゾ直接染料、シアニン、ヘミシアニン、およびスチリルなどの(ポリ)メチン染料、カルボニル染料、アジン染料、ニトロ(ヘテロ)アリール染料、トリ(ヘテロ)アリールメタン染料、ポルフィリン染料、フタロシアニン染料、ならびに天然直接染料から、単独または混合の形態で、選ばれてもよい。
ハンドピースによって分注される流れの中の染色製品の含有量は、たとえば流れの総重量に対して重量で0.01~99%、さらに良好には0.1~90%である。
染色酸化剤によって構成される染色製品の場合、製品中の染色酸化剤の重量による濃度は、たとえば0~99%、さらに良好には10~80%である。
酸化染料によって構成される染色製品の場合、染色製品中の染料の重量による濃度は、たとえば0.1~50%、さらに良好には1~30%である。
染色酸化剤によって構成される染色製品の場合、流れの中の染色酸化剤の重量による濃度は、たとえば0~40%、さらに良好には1~10%である。
酸化染料によって構成される染色製品の場合、流れの中の染料の重量による濃度は、たとえば0.01~10%、さらに良好には0.1~3%である。
直接染料によって構成される染色製品の場合、水に注入される染色製品中の染料の重量による濃度は、たとえば0.1~50%、さらに良好には0.2~30%である。
直接染料によって構成される染色製品の場合、流れの中の染料の重量による濃度は、たとえば0.01~10%、さらに良好には0.1~3%である。
例示的な実施形態
本発明の一実施形態では、美容師は、作業全体を洗面台で行う。したがって、顧客は洗面台に留まるので、放置時間の間、顧客は鏡の前の場所を塞がない。これは、サロン内の往復運動を最小限にする。
別の実施形態では、美容師は、デバイスを使用して洗面台で塗布し、次いで顧客に椅子などのサロンのエリアで、または立ち上がって、待つよう求める。したがって、顧客は鏡の前または洗面台の場所を塞がない。これは、サロンの作業場所を最大限に活用する。
さらに美容師は、デバイスを使用して洗面台で塗布し、次いで塗布が終わるとすぐに顧客を帰らせてもよい。顧客は自宅に戻ると、簡単なすすぎによって処理を終えることができる。
別の実施形態では、酸化組成物が、手または何らかの他の方法で塗布され、その場合本発明によるデバイスは、少なくとも1つの染料を運ぶために使用される。
別の実施形態では、美容師は、こめかみまたは他の選ばれた部位に酸化組成物、たとえば過酸化水素水溶液を塗布し、次いで染色組成物、たとえば黒色にする組成物を全体に塗布するためにデバイスを使用する。局所的に酸化剤を受け取った頭髪の部位のみが染色され、たとえば灰色のこめかみに限定される過酸化水素水溶液の塗布の場合、こめかみのみが隠される。
変形実施形態によれば、デバイスによって染色組成物を塗布すること、次いでいずれか他の手段によって脱色を施すことがさらに可能である。
本発明によるプロセスを他の整髪手順に結合することが可能である。詳細には、乾燥を早め、したがって顧客がサロンを出ることができるようにするために、熱または温風もしくは冷風の流れを加えることが可能である。
塗布技術の例
均一な塗布
毛髪を乾かすまたは濡らすために本発明によるデバイスを使用して染色製品を塗布することが可能である。デバイスは、染色製品を直接流れに注入するモードで始動することができる。したがって、流れは乾いた毛髪に衝突し、これが吸収およびしたがって浸透を高める。注入の割合は、1%~100%、より優先的には2%~40%の範囲であってもよい(製品が注入される水の重量に対する、注入される製品の重量による)。頭髪を処理するには、約3~20秒が必要とされる。塗布の間、流れは毛髪の間に挿入され、毛髪を分ける効果をもたらし、したがって頭髪のすべての部位で、根元でも、調合物がよく染み込む。
停止した後、数十秒間待つことが可能である。余分の量は、重力によって1分未満のうちに自然に取り除かれやすい。場合によっては、覆われるべきではない部位を拭き取ることが可能である。
次いで数分から数十分間、待てば十分である。次いで所望の結果に応じて、
すすぐこと、または
乾かすこと、または
すすいで乾かすこと、または
乾かしてすすぐこと、または
乾かしてすすいで乾かすこと
が可能である。
不均一な塗布
方法1
塗布は、乾いたまたは濡れた毛髪に行われてもよい。
デバイスは、染色製品を分注するモードで始動される。いくつかの部位が標的にされる。
デバイスは停止される。余分の量は、重力によって1分未満のうちに自然に取り除かれやすい。
場合によっては、いくつかの部位を拭き取ることが可能である。
この方法は、多色効果を作り出すために特に有利である。
方法2
上記の方法1により染色製品を均一または不均一に塗布することに続いて、デバイスは、同じ製品または別の染色製品を分注するモードで始動される。いくつかの部位が標的にされる。デバイスは停止される。余分の量は、重力によって1分未満のうちに自然に取り除かれる。場合によっては、いくつかの部位を拭き取ることが可能である。
この方法は、対比効果を作り出すために特に有利である。たとえば、銅色の染料が、均一な塗布方法により塗布され、次いで不均一な塗布方法2により、赤色の染料組成物が、いくつかの場所にのみ塗布される。
方法3
塗布は、乾いたまたは濡れた毛髪に行われてもよい。
デバイスは、ハンドピースの出口端部が頭皮に接近するようにハンドピースを使用して、染色化合物を分注するモードで始動される。
デバイスは停止される。余分の量は、重力によって1分未満のうちに自然に取り除かれる。場合によっては、いくつかの部位を拭き取ることが可能である。
この方法は、根元を処理するために特に有利である。
方法4
塗布は、乾いたまたは濡れた毛髪に行われてもよい。
デバイスは、放たれた流れが頭髪をかすめていく(すなわち接線の方向である)ようにハンドピースを使用して、染色化合物を分注するモードで始動される。
デバイスは停止される。余分の量は、重力によって1分未満のうちに自然に取り除かれる。場合によっては、いくつかの部位を拭き取ることが可能である。
この方法は、段階的な色効果を生成するために、および長さを回復するために特に有利であり、これは長いおよび/または傷んだ毛髪に特に有益である。
下記の表は、これらの様々な例示的な実施形態のいくつかの利点および効果をまとめている。
Figure 0007308935000001
様々な手順は、たとえば再生を補い、長さに新しい色を与えるように根元を処理するために、組み合わされてもよい。
次に処理のいくつかの例について説明する。
本発明によるデバイスが、総流量2l/minで使用された。ノズルの供給圧力は16barであり、噴射がぶつかった後の流れの速度は8m/sであり、ノズルの直径は1mmであり、ノズルの角度は45°である。
染料Preference Infinia Shade 1 Napoliが、パーマネントウェーブ定着剤Dulcia 8 Vと混合された。混合は、1:2である(調合物A)。
デバイスは、水に重量による8%の濃度を得るために、この調合物Aを水に注入するように構成される。
テストを行うために、温水(40℃)の供給部が使用された。
頭髪の半分が、10秒間、標的にされた(長さ30cm、白人、明るい茶色)。処理される頭髪の半分に泡が生じた。
これは次いでそのまま放置された。
すすぎの間、すすぎ水に色は観察されなかった。
また毛髪が全体的に目に見えて均一に染められたことが観察された。整髪時間は20秒(塗布およびすすぎ)であり、デバイスが美容師に10分以上の節約をもたらしたと見なされる。
水に、重量による4%の高彩度の(Hi-Chroma)カチオン染料で、調合物Bが生成された(自発的pH)。
実施例1の分注回路と同一の2つの分注回路が組み合わされた、すなわち1つが酸化染料用であり、1つが高彩度のカチオン染料用であることを除いて、実施例1と同じ組立体が使用された。各々がポンプと、水の供給部と、を有する。制御システムが、2つの製品の注入を別々にまたは一緒に作動させることを可能にする。
第1の方法は、2つの製品を2段階で塗布すること、(実施例1と同じように)酸化染料から始めること、次いで約10秒後に、高彩度のカチオン染料を続けること、にあった。次いで、停止した後、10分後に最後のすすぎを行い、続いて乾かした。色の結果は有彩色(chromatic)であった。
第2の方法は、同じ動作で2つの製品を塗布することにある。使用者は、酸化染料の取入れを開始し、高彩度のカチオン染料を断続的に作動させた。次いで、停止し、10分間待った後に最後のすすぎを行い、続いて乾かした。色の結果は有彩色で、対比された。
過酸化水素水溶液が導入されず、過酸化水素水溶液が、水に重量による10%のラウリルエーテル硫酸(LES)の組成物に置き換えられたことを除いて実施例1の調合物Aに等しい、調合物Cが用意された。
次いでRecital Clear染料(酸化染料なし)が、毛髪の長さに手で塗布された。10分後、調合物Cを全体的に塗布するために、本発明によるデバイスが使用された。たくさんの泡が、このようにして得られた。すすぎ後に、長さのみが染色される。
8V酸化剤が30V酸化剤に置き換えられたことを除いて調合物Aに等しい、調合物Dが生成された。
2つの分注回路が組み合わされること、すなわち一方が調合物A用であり、他方が調合物D用であることを除いて、実施例1と同じ組立体が使用された。
制御システムが、2つの製品の注入を別々にまたは一緒に作動させることを可能にする。
塗布の間、使用者は、部位に応じて2つの染色製品の到達を調整する。そのまま放置し(20分)、次いですすぎ、乾かした後、対比される色の結果を認めることができる。
水およびアンモニア水(pH11の適量)に1%のパラフェニレンジアミンおよび1%のレゾルシノールの塩基/結合剤混合物で、調合物Eが生成され、30V酸化剤と1:1で混合された。
2つの分注回路が組み合わされること、すなわち一方が調合物A用であり、他方が調合物E用であることを除いて、実施例1と同じ組立体が使用された。制御システムが、2つの製品の分注を別々にまたは一緒に作動させることを可能にする。
塗布の間、美容師は、部位に応じて2つの染色製品の到達を調整する。そのまま放置し(5分)、次いですすぎ、乾かした後、銅色の部位と茶色の部位とを有する対比される色の結果を見ることができる。
10 デバイス
11 ハンドピース
12 ホース
13 ノズル
14 弁
15 分注回路
16 弁
89 空洞
91 凹部

Claims (17)

  1. 毛髪染色および/または脱色のためのプロセスであって、水の供給部と、分注される化合物を水が循環しているパイプに注入することを可能にする手段と、加圧液体が供給される少なくとも2つのノズル(13)と、を備えるデバイス(10)を使用して、少なくとも1つの毛髪染色または脱色化合物を頭髪に塗布することからなるステップを含み、前記ノズル(13)の少なくとも1つが、前記化合物を含んでいる少なくとも1つの加圧液体を供給され、前記ノズル(13)が、ノズルのそれぞれの噴射が互いにぶつかりかつ毛髪に分注される合成流を形成するように配置され、組成物を含んだ前記液体が、少なくとも8m/sの速度で放出され、かつ、前記ノズルに供給される圧力は4~25barである、プロセス。
  2. 前記ノズルによって噴霧される総流量が、0.1~3l/minである、請求項1に記載のプロセス。
  3. 得られる結果を変えるために、前記ノズル(13)の供給が変えられる、請求項1から2のいずれか一項に記載のプロセス。
  4. 得られる結果を変えるために、前記ノズル(13)の供給圧力が変えられる、請求項1から3のいずれか一項に記載のプロセス。
  5. 少なくとも2つの異なる染色製品が、前記デバイス(10)を使用して塗布される、請求項1から4のいずれか一項に記載のプロセス。
  6. 前記製品が、前記ノズルの上流で混合される、請求項5に記載のプロセス。
  7. 前記製品が、特定のノズルによって分注される、請求項5に記載のプロセス。
  8. 前記化合物が染色酸化剤である、請求項1から7のいずれか一項に記載のプロセス。
  9. 前記化合物が酸化染料である、請求項1から8のいずれか一項に記載のプロセス。
  10. 前記化合物が直接染料である、請求項1から9のいずれか一項に記載のプロセス。
  11. 酸化組成物が前記頭髪に手で塗布され、次いで少なくとも1つの酸化染料が前記デバイス(10)を使用して塗布されるか、または酸化組成物が前記デバイス(10)を使用して塗布され、次いで少なくとも1つの酸化染料が手で塗布される、請求項1から10のいずれか一項に記載のプロセス。
  12. a 染色化合物が前記デバイス(10)を使用して塗布され、
    b 前記分注が停止され、染色製品が重力によって流れるに任される、
    請求項1から11のいずれか一項に記載のプロセス。
  13. 前記化合物が前記毛髪の根元に向けられるように、前記ノズル(13)が、前記毛髪に対して向きを定められる、請求項1から12のいずれか一項に記載のプロセス。
  14. 前記化合物が前記頭髪をかすめていくように向けられるように、前記ノズル(13)が向きを定められる、請求項1から13のいずれか一項に記載のプロセス。
  15. 頭髪を染色するためのデバイスであって、
    - ハンドピース(11)であって、ノズルのそれぞれの噴射が互いにぶつかりかつ毛髪に分注される合成流を形成するように方向づけられた少なくとも2つのノズル(13)を備え、流量が2l/min以下であり、液体が、少なくとも8m/sの速度で放出され、かつ、前記ノズルに供給される圧力は4~25barである、ハンドピース(11)と
    染色化合物を含んでいる少なくとも1つのタンクと、
    - 水の供給部と、分注される化合物を水が循環しているパイプに注入することを可能にする手段と、
    を備える、デバイス。
  16. いくつかの化合物から選択された少なくとも1つの化合物を選択的に分注することを可能にするいくつかの弁を備える、請求項15に記載のデバイス。
  17. 異なるそれぞれの染色製品を分注するために、いくつかの別個の分注回路(15a、15b、15c)を備える、請求項15および16のいずれか一項に記載のデバイス。
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