JP7308446B2 - 退場管理システム、退場管理方法、及びプログラム - Google Patents

退場管理システム、退場管理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、一般に退場管理システム、退場管理方法、及びプログラムに関する。より詳細には、本開示は、所定のエリアからの利用者の退場を管理する退場管理システム、退場管理方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、人又は物等の位置を把握して管理する位置管理システムが開示されている。この位置管理システムは、移動可能なRFID(Radio Frequency IDentifier)タグと、RFIDタグと無線で通信を行うタグリーダと、タグリーダからのデータに基づきRFIDタグの位置を管理する位置管理装置と、を備えている。RFIDタグは、タグリーダからの最初の応答要求を受信した場合は、応答要求を受信可能な所定のエリアに入ったことを示す入場の応答をタグリーダに送信する。また、RFIDタグは、応答要求を一定時間受信しない場合は、応答要求を受信可能な所定のエリアから出たことを示す退場の応答を、タグリーダに送信する。
特開2012-221029号公報
特許文献1に記載の位置管理システム(退場管理システム)では、RFIDタグを所持する人(利用者)が所定のエリアから退場したことを把握できても、その退場の態様までは把握することができない、という問題があった。
本開示は、上記の点に鑑みてなされており、利用者の退場の態様を把握しやすい退場管理システム、退場管理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る退場管理システムは、物品情報取得部と、第1判定部と、第2判定部と、を備える。前記物品情報取得部は、特定物品情報を取得する。前記特定物品情報は、読取部と電波を媒体とする無線通信を行うことにより読み取られる、所定のエリアの利用者に紐付けられた特定物品に関する情報である。前記第1判定部は、前記特定物品情報に基づいて、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が一時的な退場であるか否かを判定する判定処理を実行する。前記第2判定部は、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が前記一時的な退場でないと前記第1判定部が判定した場合に、判定処理を実行する。前記判定処理は、前記特定物品情報に基づいて、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が、最後からN番目退場に該当するか否かを判定する処理である。
本開示の一態様に係る退場管理方法は、取得ステップと、第1判定ステップと、第2判定ステップと、を有する。前記取得ステップは、特定物品情報を取得するステップである。前記特定物品情報は、読取部と電波を媒体とする無線通信を行うことにより読み取られる、所定のエリアの利用者に紐付けられた特定物品に関する情報である。前記第1判定ステップは、前記特定物品情報に基づいて、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が一時的な退場であるか否かを判定する判定処理を実行するステップである。前記第2判定ステップは、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が前記一時的な退場でないと前記第1判定ステップで判定した場合に、取得した前記特定物品情報に基づいて、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が、最後からN番目退場に該当するか否かを判定するステップである。前記退場管理方法は、1以上のプロセッサで実行される。
本開示の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の退場管理方法を実行させる。
本開示は、利用者の退場の態様を把握しやすい、という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る退場管理システム及び読取システムの構成を示すブロック図である。 図2は、同上の退場管理システムにおいて、特定物品を所持する利用者が退出する場合の所定のエリアの概要図である。 図3は、同上の退場管理システムにおいて、特定物品を所持しない利用者が退出する場合の所定のエリアの概要図である。 図4は、同上の退場管理システムの動作を示すフローチャートである。 図5は、本開示の一実施形態の第1変形例に係る退場管理システムにおいて、特定物品を所持しない利用者が退出する場合の所定のエリアの概要図である。 図6は、本開示の一実施形態の第1変形例に係る退場管理システムにおいて、特定物品を所持する利用者が退出する場合の所定のエリアの概要図である。 図7は、本開示の一実施形態の第2変形例に係る退場管理システムにおける所定のエリア及び所定のエリアの外側のエリアの概要図である。
(1)概要
本実施形態に係る退場管理システム100は、図1及び図2に示すように、所定のエリアA1(言い換えれば、対象エリアA1)からの利用者2の退場を管理するために用いられるシステムである。本開示でいう「利用者」とは、所定のエリアA1を利用する者である。一例として、所定のエリアA1がオフィスであれば、利用者2は、オフィスに勤務する者である。
退場管理システム100は、図1に示すように、物品情報取得部50と、判定部31と、を備えている。本実施形態では、物品情報取得部50は、後述する通信部5の機能の一つとして実現される。
物品情報取得部50は、特定物品情報を取得する。特定物品情報は、読取部102と電波を媒体とする無線通信を行うことにより読み取られる、所定のエリアA1の利用者2に紐付けられた特定物品1に関する情報である。言い換えれば、特定物品1は、所定のエリアA1に存在し得る複数の物品のうち、利用者2が所定のエリアA1から特定退場する際に所定のエリアA1から持ち運ばれる物品、又は所定のエリアA1に置き去りにされる物品である。
本開示でいう「特定退場」は、利用者2の所定のエリアA1からの退場のうち、退勤又は出張等、所定のエリアA1からの長期的な退場をいう。つまり、「特定退場」には、例えばトイレに行く、又は他の部屋へ行く等の、所定のエリアA1からの一時的な退場は含まれない。したがって、所定のエリアA1の全ての利用者2が特定退場した場合、所定のエリアA1は、長期間(例えば、半日以上)、誰もいない状態となる。
ここで、読取部102は、所定のエリアA1に設置されており、所定のエリアA1内にある物品タグ11と電波を媒体とする無線通信を行うことにより、特定物品1の特定物品情報を読み取る処理を実行する。つまり、読取部102は、特定物品1から直接的に特定物品情報を読み取るのではなく、特定物品1に付された物品タグ11から非接触で特定物品情報を読み取ることになる。
本開示でいう「特定物品情報」は、特定物品1を識別するための情報であって、例えば、日本国で用いられているJAN(Japanese Article Number)コード等の識別コードである。この種の識別コードには、JANコードの他、EPC(Electronic Product Code)、欧州等で用いられているEAN(European Article Number)コード、及び米国等で用いられているUPC(Universal Product Code)等がある。EPCには、例えばGTIN(Global Trade Item Number)等の特定物品1を個々に識別するための識別コードの他、GRAI(Global Returnable Asset Identifier)等の企業が所有する資産(特定物品1)を管理するための識別コードを含み得る。また、特定物品情報は、特定物品1の品種(種類)を識別する情報に限らず、同一品種の特定物品1を個別に識別するシリアル情報等の情報を含んでいてもよい。これにより、同一品種の特定物品1が複数ある場合にも、これら同一品種の複数の特定物品1の各々を特定物品情報にて特定可能である。
判定部31は、判定処理を実行する。判定処理は、特定物品情報に基づいて、所定のエリアA1からの利用者2の退場が、最後からN番目(“N”は自然数)に所定のエリアA1から特定退場することに該当するか否かを判定する処理である。例えば“N=1”であれば、判定部31は、利用者2の所定のエリアA1からの退場が特定退場であるか否かを判定し、特定退場であれば、その利用者2が所定のエリアA1にいた最後の1人であるか否かを判定する。
上述のように、本実施形態では、判定部31により、所定のエリアA1からの利用者2の退場がどのような退場に該当するか否かを判定することができる。したがって、本実施形態では、例えばIC(Integrated Circuit)カードを用いて利用者2の所定のエリアA1に対する入場及び退場を管理するシステムと比較して、利用者2の退場の態様を把握しやすい、という利点がある。
(2)詳細
以下、本実施形態の退場管理システム100、及び退場管理システム100と共に用いられる読取システム10について詳細に説明する。退場管理システム100は、例えば、オフィス(シェアオフィスを含む)、工場、駅、学校、コンビニエンスストア及びスーパーマーケット等の小売店の店舗、福祉施設、病院、体育館等の施設、又は住宅等に導入される。また、退場管理システム100は、屋内に限らず、屋外に導入されてもよい。退場管理システム100は、上記のいずれかの施設において、施設全体、又は施設の一部(部屋等)を所定のエリアA1として、所定のエリアA1からの利用者2の退場を管理するために用いられる。本実施形態では、所定のエリアA1が1つである場合を想定しているが、所定のエリアA1は複数であってもよい。この場合、読取システム10は、所定のエリアA1ごとに設置されることになる。
本実施形態では、一例として、退場管理システム100がオフィスに導入される場合を想定する。また、本実施形態では、図2に示すように、オフィス内を所定のエリアA1、オフィス外をエリアA2、と仮定する。さらに、本実施形態では、所定のエリアA1とエリアA2との境界にゲート(例えば、自動扉)G1が設置されている、と仮定する。
本実施形態では、読取システム10は、退場管理システム100の構成要素に含まれていないこととするが、読取システム10は、退場管理システム100の構成要素に含まれていてもよい。また、本実施形態では、物品タグ11及び利用者タグ21(後述する)は、いずれも退場管理システム100の構成要素に含まれていないこととするが、物品タグ11及び利用者タグ21は、いずれも退場管理システム100の構成要素に含まれていてもよい。つまり、退場管理システム100は、物品タグ11と、利用者タグ21と、読取システム10(読取部102)と、を更に備えていてもよい。
(2.1)読取システム
まず、読取システム10について、図1及び図2を用いて説明する。読取システム10は、図1に示すように、アンテナ101と、読取部102と、通信部103と、を備えている。本実施形態では、読取システム10は、アンテナ101、読取部102、及び通信部103を1つの筐体に収容して構成されている。そして、この筐体を所定のエリアA1にある壁面に設置することで、読取システム10を所定のエリアA1に設置している。
アンテナ101は、電波(読取部102と物品タグ11及び利用者タグ21との無線通信に媒体として用いられる電波)を受信する。本実施形態では、アンテナ101は、電波の受信だけでなく、電波の送信にも用いられる。アンテナ101は、円偏波及び直線偏波のいずれであってもよいが、本実施形態では一例として、円偏波のアンテナにて構成される。アンテナ101は、一例として、プリント配線基板上に導電路が形成されたマイクロストリップアンテナ(パッチアンテナ)である。
読取部102は、特定物品1に付された物品タグ11、及び利用者2が所持する利用者タグ21と電波を媒体とする無線通信を行うことにより、特定物品情報及び利用者情報を読み取る読取処理を実行する装置である。読取部102は、アンテナ101を用いて、物品タグ11及び利用者タグ21と無線通信を行う。本開示でいう「利用者情報」は、利用者2を識別するための情報であって、利用者2ごとに割り当てられた固有の識別コードを含み得る。
本実施形態では、読取部102は、RFID(Radio Frequency Identification)システムを構成するリーダである。すなわち、読取部102は、RFIDシステムにおける物品タグ11及び利用者タグ21との間で、無線通信を行うことにより、物品タグ11に記憶されている特定物品情報、及び利用者タグ21に記憶されている利用者情報を取得する。
物品タグ11及び利用者タグ21の各々は、例えば、パッシブ型のRF(Radio Frequency)タグである。物品タグ11は、少なくとも特定物品情報を記憶するメモリを有している。また、利用者タグ21は、少なくとも利用者情報を記憶するメモリを有している。ここにおいて、複数の特定物品1には複数の物品タグ11が一対一で対応付けられている。物品タグ11には、対応する特定物品1についての特定物品情報が記憶されており、物品タグ11は、対応する特定物品1に付されている。また、複数の利用者2には複数の利用者タグ21が一対一で対応付けられている。利用者タグ21には、対応する利用者2についての利用者情報が記憶されており、利用者タグ21は、対応する利用者2に所持される。
物品タグ11は、特定物品1と一体に取り扱い可能な状態で特定物品1に付されていればよく、物品タグ11が特定物品1に付される具体的な態様としては、様々な態様がある。本実施形態では一例として、特定物品1は、利用者2が所有する鞄(例えばビジネスバッグ等)である。そして、物品タグ11は、一例としてシール状であって、特定物品1に収容されている。具体的には、鞄の有するポケットの中に物品タグ11が収容されている(図2参照)。その他、物品タグ11は、例えば、紐等で特定物品1につながっていてもよいし、特定物品1の梱包材に一体化されていてもよいし、特定物品1に埋め込まれていてもよいし、特定物品1に組み込まれていてもよい。さらに、例えば、塗布型半導体等の技術を用いることにより、物品タグ11は、特定物品1自体、又は特定物品1の梱包材等の表面に、印刷にて直接的に形成されていてもよい。
利用者タグ21は、利用者2に所持されていればよく、利用者タグ21が利用者2に所持される具体的な態様としては、様々な態様がある。本実施形態では一例として、利用者タグ21はシール状であって、利用者2の衣服(例えば、スーツ)のポケットに収容されている(図2参照)。その他、利用者タグ21は、例えば、紐等で利用者2の所持品(例えば、携帯又は社員証等)につながっていてもよいし、所持品に埋め込まれていてもよいし、所持品に組み込まれていてもよい。
読取部102は、アンテナ101から電波を送信し、この電波によって起動された物品タグ11及び利用者タグ21と、電波を通信媒体とする無線通信を行う。本実施形態では、読取部102は、物品タグ11との無線通信の成立時に、少なくとも特定物品情報を含む情報を物品タグ11から受信する。また、読取部102は、利用者タグ21との無線通信の成立時に、少なくとも利用者情報を含む情報を利用者タグ21から受信する。
通信部103は、例えば有線通信モジュールを含んでいる。通信部103は、有線通信モジュールにより、例えばI2C等の信号線を用いた有線通信にて通信路N1を介して退場管理システム100の通信部5と通信する。
(2.2)退場管理システム
次に、本実施形態の退場管理システム100について図1及び図2を用いて説明する。本実施形態では、退場管理システム100は、メインコンピュータ3と、通信部5と、表示部7と、を1つの筐体に収容して構成されている。そして、この筐体が所定のエリアA1にある壁面に設置されることで、退場管理システム100が読取システム10と共に所定のエリアA1に設置されている。退場管理システム100は、図1に示すように、メインコンピュータ3と、通信部5と、表示部7と、を備えている。本実施形態では、表示部7は退場管理システム100の構成要素に含まれることとするが、退場管理システム100の構成要素に含まれていなくてもよい。
また、退場管理システム100には、記憶部4が接続されている。本実施形態では、記憶部4は退場管理システム100の構成要素に含まれないこととするが、退場管理システム100の構成要素に含まれていてもよい。さらに、退場管理システム100には、インターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワークN2を介してセンサ6が接続されている。本実施形態では、センサ6は退場管理システム100の構成要素に含まれないこととするが、退場管理システム100の構成要素に含まれていてもよい。
通信部5は、例えば有線通信モジュールと、無線通信モジュールと、を含んでいる。通信部5は、有線通信モジュールにより、通信路N1を介して読取システム10の通信部103と通信する。また、通信部5は、無線通信モジュールにより、例えば赤外線又は可視光等の光を媒体とする光無線通信、又は電波を媒体とする無線通信にて、ネットワークN2を介してセンサ6と通信する。通信部5は、例えばルータ等の通信機器を介してネットワークN2に接続されてもよい。
既に述べたように、通信部5は、物品情報取得部50としての機能を有している。つまり、通信部5は、通信路N1を介して読取システム10の通信部103と通信することにより、特定物品情報を取得する。また、本実施形態では、通信部5は、利用者に関する利用者情報を取得する利用者情報取得部51としての機能を有している。利用者情報は、読取部102にて利用者2が所持する利用者タグ21と電波を媒体とする無線通信を行うことにより利用者タグ21から読み取られる。つまり、通信部5は、通信路N1を介して読取システム10の通信部103と通信することにより、利用者情報を取得する。
メインコンピュータ3は、ハードウェアとしての1以上のプロセッサ及びメモリを主構成とするコンピュータシステムである。このメインコンピュータ3では、メモリに記録されたプログラムを1以上のプロセッサで実行することによって、種々の機能が実現される。プログラムは、メインコンピュータ3のメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能な光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
メインコンピュータ3は、判定部31と、更新部32と、報知部33と、条件判定部34と、表示制御部35と、を有している。具体的には、メインコンピュータ3は、1以上のプロセッサにより所定のプログラムを実行することで、判定部31、更新部32、報知部33、条件判定部34、及び表示制御部35の各々の機能を実現する。
判定部31は、既に述べたように、判定処理を実行する。判定処理は、物品情報取得部50にて取得した特定物品情報に基づいて、所定のエリアA1からの利用者2の退場が、最後からN番目に所定のエリアA1から特定退場することに該当するか否かを判定する処理である。
本実施形態では、判定部31は、特定物品情報及び利用者情報に基づいて、所定のエリアA1からの利用者2の退場が特定退場であるか否かを判定する。具体的には、本実施形態では、判定部31は、通信部5(物品情報取得部50)で特定物品情報を取得した時点と、通信部5(利用者情報取得部51)で利用者情報を取得した時点との差分時間が、所定の時間内であるか否かを判定する時間判定処理を実行する。そして、判定部31は、差分時間が所定の時間内であれば、所定のエリアA1からの利用者2の退場が特定退場であると判定する。言い換えれば、判定部31は、物品情報取得部50による特定物品情報の取得と、利用者情報取得部51による利用者情報の取得とが、所定の時間(例えば、1秒)内に行われた場合に、所定のエリアA1からの利用者2の退場が特定退場であると判定する。
例えば、図2に示すように、利用者2が特定物品1を所持した状態で所定のエリアA1からエリアA2へと移動している、と仮定する。この場合、物品情報取得部50及び利用者情報取得部51は、それぞれ特定物品1に対応する特定物品情報及び利用者2に対応する利用者情報を取得する。そして、利用者2が特定物品1を所持しながら移動していることから、特定物品情報の取得と、利用者情報の取得とは、所定の時間内に行われている。このため、判定部31は、利用者2が所定のエリアA1から特定退場する、と判定する。
一方、図3に示すように、利用者2が特定物品1を所持しない状態で所定のエリアA1からエリアA2へと移動している、と仮定する。この場合、利用者情報取得部51は、利用者2に対応する利用者情報を取得するが、物品情報取得部50は、特定物品情報を取得しない。このため、判定部31は、利用者2が所定のエリアA1から一時的に退場する、と判定する。
利用者2の所定のエリアA1からの退場が特定退場であると判定した場合、判定部31は、例えばメモリ等に記憶されている所定のエリアA1にいる現在の利用者2の人数を表す変数をデクリメントする。そして、判定部31は、デクリメント後の変数(つまり、所定のエリアA1にいる利用者2の人数)が閾値(ここでは、“N-1”)に達したか否かを判定する。デクリメント後の変数が閾値に達した場合、判定部31は、利用者2の特定退場が、最後からN番目に所定のエリアA1から特定退場することに該当する、と判定する。
更新部32は、特定物品情報に基づいて、利用者2ごとの退場に関する退場情報を更新する。本開示でいう「退場情報」は、利用者2が所定のエリアA1から特定退場しているか否かを示す情報を含む。具体的には、更新部32は、判定部31において、特定物品情報に基づいて、利用者2の所定のエリアA1からの退場が特定退場であると判定されると、記憶部4に記憶されている利用者2の退場情報を更新する。例えば、利用者2が所定のエリアA1から特定退場した場合には、更新部32は、この利用者2の退場情報を「所定のエリアA1内」から「所定のエリアA1外:特定退場」に更新する。また、例えば、利用者2が所定のエリアA1から一時的に退場した場合には、更新部32は、この利用者2の退場情報を「所定のエリアA1内」から「所定のエリアA1外:一時的な退場」に更新する。
報知部33は、判定部31の実行する時間判定処理にて、差分時間が所定の時間を上回る場合に、異常を報知する。言い換えれば、報知部33は、物品情報取得部50により特定物品情報が取得され、かつ、物品情報取得部50による特定物品情報の取得と、利用者情報取得部51による利用者情報の取得とが、所定の時間内に行われない場合に、異常を報知する。つまり、報知部33は、特定物品1が検出されているにも関わらず、利用者2が検出されていない場合に、異常を報知する。具体的には、報知部33は、所定のエリアA1に設置されているブザー等の音声出力機に対して、通信路N1を介して警報音を鳴動させる指令を送信する。すると、指令を受けた音声出力機が警報音を鳴動するので、特定物品1を持ち出そうとする第三者に対して特定物品1の持ち出しをやめるように警告することが可能である。
条件判定部34は、判定部31にて所定のエリアA1における最後からN番目の特定退場が判定された場合に、所定のエリアA1に設置されたセンサ6の検知結果に基づいて、所定の条件を満たしているか否かを判定する。具体的には、条件判定部34は、判定部31にて利用者2の所定のエリアA1からの退場が最後からN番目の特定退場であると判定されると、ネットワークN2を介して通信部5にて取得するセンサ6の検知結果を参照する。そして、条件判定部34は、センサ6の検知結果が正常であれば、所定の条件を満たしていると判定し、センサ6の検知結果が異常であれば、所定の条件を満たしていないと判定する。
本実施形態では、センサ6は、後述するように第1センサ61、第2センサ62、第3センサ63、及び第4センサ64を有している。したがって、条件判定部34は、全てのセンサ61~64の検知結果が正常であれば、所定の条件を満たしていると判定し、センサ61~64のうち少なくとも1以上のセンサの検知結果が異常であれば、所定の条件を満たしていないと判定する。
表示制御部35は、条件判定部34による判定結果を表示部7に表示させる。表示部7は、一例として液晶ディスプレイ、又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。条件判定部34にて所定の条件を満たしていると判定された場合、表示制御部35は、所定の条件を全て満たしていることを表すメッセージ又は画像等を、表示部7に表示させる。なお、この場合、表示制御部35は、表示部7に何も表示させなくてもよい。
一方、条件判定部34にて所定の条件を満たしていないと判定された場合、表示制御部35は、所定の条件を満たしていないことを表すメッセージ又は画像等を、表示部7に表示させる。一例として、第1センサ61の検知結果が異常である場合、表示制御部35は、所定のエリアA1の窓を閉じることを促すメッセージ又は画像等を、表示部7に表示させる。また、第2センサ62の検知結果が異常である場合、表示制御部35は、所定のエリアA1の照明器具を消灯することを促すメッセージ又は画像等を、表示部7に表示させる。また、第3センサ63の検知結果が異常である場合、表示制御部35は、所定のエリアA1の配線用遮断器を切状態に切り替えることを促すメッセージ又は画像等を、表示部7に表示させる。また、第4センサ64の検知結果が異常である場合、表示制御部35は、所定のエリアA1の備品を所定位置に置くことを促すメッセージ又は画像等を、表示部7に表示させる。
記憶部4は、一例として、ハードディスク等の非一時的記録媒体、及び書換可能な不揮発性の半導体メモリ等の非一時的記録媒体の少なくとも一方により構成される。記憶部4は、利用者2ごとの退場情報を記憶する。退場情報は、利用者2が所定のエリアA1内に存在するか否かの情報、利用者2が所定のエリアA1外に存在する場合は一時的な退場及び特定退場のいずれであるかの情報を含み得る。
センサ6は、所定のエリアA1に設置されており、所定のエリアA1内の状況を検知する。本実施形態では、センサ6は、第1センサ61と、第2センサ62と、第3センサ63と、第4センサ64と、を有している。各センサ61~64は、ネットワークN2を介して、通信部5へ定期的に検知結果を送信する。なお、各センサ61~64は、メインコンピュータ3から検知結果を要求する信号を受信した際に、ネットワークN2を介して通信部5へ検知結果を送信してもよい。
第1センサ61は、所定のエリアA1にある窓の開閉を検知する。一例として、第1センサ61は、室内の気圧を検知する気圧検知式のセンサであって、室外に設置される図示しない室外気圧検知式センサから得られる室外の気圧と室内の気圧との差分量により窓の開閉を検知する。また、第1センサ61は、磁気検知式のセンサであって、窓ガラスに取り付けられた磁石の発生する磁界の変化に基づいて、窓の開閉を検知してもよい。所定のエリアA1に開閉可能な複数の窓が存在する場合、第1センサ61は、窓ごとに設置され得る。第1センサ61の検知結果は、窓が閉じられている場合に正常、窓が閉じられていない場合に異常である。
第2センサ62は、所定のエリアA1にある照明器具の点灯及び消灯を検知する。一例として、第2センサ62は、照明器具の点灯及び消灯を制御するためのスイッチの接点の状態に基づいて、照明器具の点灯及び消灯を検知する。所定のエリアA1に制御可能な複数の照明器具が存在する場合、第2センサ62は、照明器具ごとに設置され得る。第2センサ62の検知結果は、照明器具が消灯している場合に正常、照明器具が点灯している場合に異常である。
第3センサ63は、所定のエリアA1にある配線用遮断器(主幹ブレーカ又は分岐ブレーカを含む)の入/切を検知する。一例として、第3センサ63は、配線用遮断器の接点の状態に基づいて、配線用遮断器の入/切を検知する。所定のエリアA1に複数の配線用遮断器が存在する場合、第3センサ63は、配線用遮断器ごとに設置され得る。第3センサ63の検知結果は、配線用遮断器が切状態である場合に正常、配線用遮断器が入状態である場合に異常である。
第4センサ64は、所定のエリアA1にある備品が所定位置に置かれているか否かを検知する。一例として、第4センサ64は、重量センサであって、所定位置に設置される。そして、第4センサ64は、検知した重量が対応する備品の重量に一致するか否かに基づいて、備品が所定位置に置かれているか否かを検知する。所定のエリアA1に複数の備品が存在する場合、第4センサ64は、備品ごとに設置され得る。第4センサ64の検知結果は、備品が所定位置に置かれている場合に正常、備品が所定位置に置かれていない場合に異常である。
(3)動作
以下、本実施形態の退場管理システム100の動作の一例について説明する。まず、前提として、所定のエリアA1に設置されている読取部102にて特定物品1に付された物品タグ11の特定物品情報が読み取られると、読み取られた特定物品情報が通信路N1を介してメインコンピュータ3へ送信される。これにより、メインコンピュータ3の通信部5(物品情報取得部50)は、特定物品1の特定物品情報を取得することになる。同様に、読取部102にて利用者2が所持する利用者タグ21の利用者情報が読み取られると、読み取られた利用者情報が通信路N1を介してメインコンピュータ3へと送信される。これにより、メインコンピュータ3の通信部5(利用者情報取得部51)は、利用者2の利用者情報を取得することになる。
メインコンピュータ3の通信部5(物品情報取得部50)は、読取部102にて読み取られた特定物品情報を待ち受ける(S1)。ここで、通信部5が特定物品情報を取得すると(S1:Yes)、判定部31は、時間判定処理を実行する。つまり、判定部31は、特定物品情報を取得した時点から所定の時間を計時し、所定の時間内に利用者情報を取得するか否かを監視する(S2)。
所定の時間内に利用者情報を取得した場合(S2:Yes)、判定部31は、利用者2が所定のエリアA1から退場し、かつ、その退場が特定退場である、と判定する(S3)。この場合、更新部32は、利用者2の退場情報を「所定のエリアA1内」から「所定のエリアA1外:特定退場」に更新する(S4)。一方、所定の時間内に利用者情報を取得できない場合(S2:No)、報知部33は、異常を報知する(S5)。
一方、通信部5が特定物品情報を取得せずに(S1:No)、利用者情報を取得した場合(S6:Yes)、判定部31は、利用者2が所定のエリアA1から退場し、かつ、その退場が一時的な退場である、と判定する(S7)。この場合、更新部32は、利用者2の退場情報を「所定のエリアA1内」から「所定のエリアA1外:一時的な退場」に更新する(S8)。
利用者2の所定のエリアA1からの退場が特定退場であると判定した場合、判定部31は、利用者2の特定退場が、最後からN番目に所定のエリアA1から特定退場することに該当するか否かを判定する(S9)。該当する場合(S9:Yes)、条件判定部34は、所定の条件を満たすか否かを判定する(S10)。所定の条件を満たしていない場合(S10:No)、表示制御部35は、所定の条件を満たしていないことを示すメッセージ等を表示部7に表示させることにより、利用者2に所定の条件を満たしていないことを通知する(S11)。
上述のように、本実施形態では、判定部31により、所定のエリアA1からの利用者2の退場がどのような退場に該当するか否かを判定することができる。したがって、本実施形態では、例えばICカードを用いて利用者2の所定のエリアA1に対する入場及び退場を管理するシステムと比較して、利用者2の退場の態様を把握しやすい、という利点がある。
つまり、ICカードを用いた退場管理システムでは、利用者2の所定のエリアA1に対する入場及び退場を管理することはできるが、利用者2の所定のエリアA1からの退場が一時的な退場であるのか、特定退場であるのかを管理することが難しい。これに対して、本実施形態では、利用者2の特定退場に関与する特定物品1の特定物品情報を用いることで、利用者2の所定のエリアA1からの退場が一時的な退場であるのか、特定退場であるのかを管理することが可能である。本実施形態では、退勤又は出張等、利用者2が比較的長期に退場する際に持ち運ぶ鞄を特定物品1としている。このため、本実施形態では、判定部31は、特定物品情報に基づいて特定物品1(鞄)の移動を判定することにより、鞄を所持する利用者2が所定のエリアA1から特定退場する、と判定することが可能である。
また、本実施形態では、判定部31により、利用者2の所定のエリアA1からの特定退場が、最後からN番目に所定のエリアA1から特定退場することに該当するか否かを判定している。このため、本実施形態では、例えば利用者2が所定のエリアA1から特定退場する最後の1人(つまり、“N=1”)である場合に、利用者2に対して何らかの措置をとることが可能である。措置は、一例として、利用者2に対して、所定のエリアA1を閉鎖する際の点検を促すこと、又は所定のエリアA1を閉鎖するために必要な条件(所定の条件)が満たされていないことを通知すること等である。
その他、本実施形態では、例えば利用者2が所定のエリアA1から特定退場する最後からN番目(“N”は3以上の自然数)である場合に、所定のエリアA1に残っている複数の利用者2に対して、所定のエリアA1を閉鎖する際の点検を促すことが可能である。この態様は、例えば点検に複数人を要する場合等に有用である。
(4)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、退場管理システム100と同様の機能は、退場管理方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
一態様に係る退場管理方法は、取得ステップと、判定ステップと、を有する。取得ステップは、特定物品情報を取得するステップである。特定物品情報は、読取部102と電波を媒体とする無線通信を行うことにより読み取られる、所定のエリアA1の利用者2に紐付けられた特定物品1に関する情報である。判定ステップは、取得した特定物品情報に基づいて、所定のエリアA1からの利用者2の退場が、最後からN番目に所定のエリアA1から特定退場することに該当するか否かを判定するステップである。
一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の退場管理方法を実行させる。
以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(4.1)第1変形例
第1変形例の退場管理システム100Aでは、図5及び図6に示すように、特定物品1が鞄ではなく、作業服である点で、上述の実施形態の退場管理システム100と相違する。そして、本変形例では、利用者2の所定のエリアA1からの退場が特定退場であるか否かを判定する基準が、上述の実施形態の退場管理システム100と相違する。具体的には、判定部31は、利用者情報取得部51による利用者情報の取得が行われ、かつ、物品情報取得部50による特定物品情報の取得と、利用者情報取得部51による利用者情報の取得とが、所定の時間内に行われない場合に、所定のエリアA1からの利用者2の退場が特定退場であると判定する。また、判定部31は、物品情報取得部50による特定物品情報の取得と、利用者情報取得部51による利用者情報の取得とが、所定の時間内に行われた場合に、所定のエリアA1からの利用者2の退場が一時的な退場であると判定する。
例えば、図5に示すように、利用者2が特定物品1を所持しない状態で所定のエリアA1からエリアA2へと移動している、と仮定する。この場合、利用者情報取得部51は、利用者2に対応する利用者情報を取得するが、物品情報取得部50は、特定物品情報を取得しない。このため、判定部31は、利用者2が所定のエリアA1から特定退場する、と判定する。
一方、図6に示すように、利用者2が特定物品1を所持した状態(つまり、作業服を着用した状態)で所定のエリアA1からエリアA2へと移動している、と仮定する。この場合、物品情報取得部50及び利用者情報取得部51は、それぞれ特定物品1に対応する特定物品情報及び利用者2に対応する利用者情報を取得する。そして、利用者2が特定物品1を所持しながら移動していることから、特定物品情報の取得と、利用者情報の取得とは、所定の時間内に行われている。このため、判定部31は、利用者2が所定のエリアA1から一時的に退場する、と判定する。
つまり、本変形例では、特定物品1は作業服であって、特定退場時に所定のエリアA1からの持ち出しが禁止されている物品である。したがって、判定部31は、上述の実施形態とは異なり、特定物品1が所定のエリアA1に置き去りにされている場合は特定退場、特定物品1が所定のエリアA1から持ち出されている場合は一時的な退場である、と判定する。このように、特定物品1は、利用者2が所有する鞄のように、特定退場時に所定のエリアA1から持ち出される物品を含む他、利用者2が着用する作業服のように、特定退場時に所定のエリアA1に置き去りにされる物品を含み得る。
(4.2)第2変形例
第2変形例の退場管理システム100Bでは、図7に示すように、読取システム10は、所定のエリアA1だけでなく、ゲートG1を挟んだエリアA2にも設置されている。つまり、本変形例では、利用者情報取得部51が、所定のエリアA1の内側及び外側のそれぞれから利用者情報を取得可能である点で、上述の実施形態と相違する。このように、本変形例では、退場管理システム100Bが適用される環境が上述の実施形態と異なっているが、退場管理システム100Bの構成は、上述の実施形態の退場管理システム100と同じである。ただし、本変形例では、判定部31は、複数の読取部102での読取り結果に基づいて、特定物品1及び利用者2の移動の向きを判定する点で、上述の実施形態の退場管理システム100と相違する。
すなわち、判定部31は、物品タグ11又は利用者タグ21の読取部102での読取りの頻度(又は受信した電波の強度)のピークの発生する順に基づいて、特定物品1及び利用者2の移動の向きを判定する。例えば、上記ピークが所定のエリアA1、エリアA2の順に発生した場合、特定物品1及び利用者2が所定のエリアA1からエリアA2へと移動、つまり利用者2が所定のエリアA1から退場する、と判定する。また、例えば、上記ピークがエリアA2、所定のエリアA1の順に発生した場合、特定物品1及び利用者2がエリアA2から所定のエリアA1へと移動、つまり利用者2が所定のエリアA1に入場する、と判定する。
本変形例では、少なくとも利用者2の移動の向きを判定することができるので、利用者2が所定のエリアA1に入場するのか、又は所定のエリアA1から退場するのかを把握することができる、という利点がある。
(4.3)第3変形例
第3変形例では、判定部31が、以下のように利用者2の所定のエリアA1からの退場が特定退場であるか否かを判定している点で、上述の実施形態の退場管理システム100と相違する。すなわち、本変形例では、判定部31は、特定物品情報の読取り状態の経時変化と、利用者情報の読取り状態の経時変化と、の類似度に基づいて、利用者2の所定のエリアA1からの退場が特定退場であるか否かを判定する。類似度は、一例として、物品タグ11及び利用者タグ21の読取部102での読取りの回数、時間間隔、頻度、受信した電波の強度、及び受信した電波の位相のうちの少なくとも1つに基づいている。
本開示でいう「読取りの回数」は、ある期間内に、読取部102にて特定物品情報(又は利用者情報)の読取りが行われた回数を意味し、より詳細には、読取部102にて特定物品情報(又は利用者情報)の読取りに成功した回数である。本開示でいう「読取りの時間間隔」は、ある期間内に、読取部102にて特定物品情報(又は利用者情報)の読取りが行われた時間間隔を意味する。より詳細には、読取部102にて特定物品情報(又は利用者情報)の読取りに2回成功したときの、1回目の特定物品情報(又は利用者情報)の読取り時点から2回目の特定物品情報(又は利用者情報)の読取り時点までの時間である。本開示でいう「読取りの頻度」は、ある期間内に、読取部102にて特定物品情報(又は利用者情報)の読取りが行われた頻度を意味し、より詳細には、読取部102にて特定物品情報(又は利用者情報)の読取りに成功した頻度である。本開示でいう「受信した電波の強度」は、読取システム10のアンテナ101で受信した物品タグ11又は利用者タグ21から送信される電波の強度であり、一例として、RSSI(Received Signal Strength Indication)値で表される。本開示でいう「受信した電波の位相」は、読取システム10のアンテナ101で受信した物品タグ11又は利用者タグ21から送信される電波の位相である。
一例として、類似度が、物品タグ11の読取部102での読取りの頻度と、利用者タグ21の読取部102での読取りの頻度と、に基づいて算出される相関係数である、と仮定する。この場合、判定部31は、算出された相関係数が閾値以上であれば、利用者2が特定物品1を所持して移動している、つまり、利用者2が所定のエリアA1から特定退場する、と判定する。一方、判定部31は、算出された相関係数が閾値未満であれば、利用者2が所定のエリアA1から特定退場しない、と判定する。後者の状況は、例えば、読取部102の周辺に特定物品1が存在するが、利用者2はこの特定物品1を所持せずに移動している場合に生じ得る。
本変形例では、利用者2が特定物品1を所持して移動しているか否かを判定することができるので、利用者2の所定のエリアA1からの特定退場を判定する精度が向上しやすい、という利点がある。
(4.4)その他の変形例
以下、その他の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、上述の実施形態、及び第1変形例~第3変形例と適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における退場管理システム100は、例えば、メインコンピュータ3等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における退場管理システム100としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、退場管理システム100における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは退場管理システム100に必須の構成ではない。退場管理システム100の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、退場管理システム100の少なくとも一部の機能は、例えば、サーバ装置及びクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
上述の実施形態では、退場管理システム100は所定のエリアA1に設置されているが、これに限らず、所定のエリアA1を含む施設から離れた遠隔地にあるサーバにより実現されていてもよい。この場合、退場管理システム100と読取システム10との間の通信に用いる通信路N1は、一例として、インターネット等のネットワークである。つまり、この場合、読取システム10の通信部103と、退場管理システム100の通信部5とは、例えば赤外線又は可視光等の光を媒体とする光無線通信、又は電波を媒体とする無線通信にて、通信路N1を介して通信する。読取システム10の通信部103と、退場管理システム100の通信部5とは、例えばルータ等の通信機器を介して通信路N1に接続されてもよい。
上述の実施形態において、読取部102は、所定のエリアA1にある壁面に限らず、ゲートG1に設置されてもよい。
上述の実施形態において、表示制御部35は、条件判定部34の判定結果を表示部7に表示させる際に、例えば表示部7に備え付けられているスピーカから判定結果を表す音声メッセージ又は警告音等を出力させてもよい。
上述の実施形態において、表示制御部35は、表示部7に限らず、利用者2が所持する端末のディスプレイに条件判定部34の判定結果を表示させてもよい。
上述の実施形態において、利用者情報取得部51は、読取部102を用いて利用者タグ21から利用者情報を取得する態様に限らず、カードリーダを用いて利用者2が所持するICカードから利用者情報を取得する態様であってもよい。また、利用者情報取得部51は、カメラを用いて利用者2を撮像し、撮像した画像に対して顔認証処理を実行することにより、利用者情報を取得する態様であってもよい。
上述の実施形態において、退場管理システム100は、条件判定部34は備えていなくてもよい。つまり、退場管理システム100は、利用者2の所定のエリアA1からの特定退場のみを管理してもよい。この場合、表示制御部35及びセンサ6も不要である。
上述の実施形態において、判定部31は、利用者情報を用いずに、特定物品情報のみに基づいて、所定のエリアA1からの利用者2の退場が特定退場であるか否かを判定してもよい。つまり、特定物品1が移動する場合は、基本的に特定物品1の所有者である利用者2が同様に移動していると推定されることから、特定物品1の移動の有無に基づいて、利用者2の所定のエリアA1からの退場が特定退場であるか否かを判定することが可能である。
上述の実施形態において、報知部33は、利用者2又は退場管理システム100の管理者が所有する端末(例えば、パーソナルコンピュータ又はスマートフォン等)に対して、通信部5を介してメールを送信することにより、異常が発生した旨を通知してもよい。この場合、メールを確認した利用者2又は管理者は、特定物品1が第三者により所定のエリアA1から持ち出される等の異常が発生したことを把握することができる。
上述の実施形態において、利用者2が所持する特定物品1(例えば、鞄等)に付される物品タグ11は、特定物品1ごとに固有のタグでなくてもよい。つまり、複数の利用者2がそれぞれ所有する複数の特定物品1が存在する場合に、複数の特定物品1で共通の1つの物品タグ11が紐付けられていてもよい。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係る退場管理システム(100,100A,100B)は、物品情報取得部(50)と、判定部(31)と、を備える。物品情報取得部(50)は、特定物品情報を取得する。特定物品情報は、読取部(102)と電波を媒体とする無線通信を行うことにより読み取られる、所定のエリア(A1)の利用者(2)に紐付けられた特定物品(1)に関する情報である。判定部(31)は、判定処理を実行する。判定処理は、特定物品情報に基づいて、所定のエリア(A1)からの利用者(2)の退場が、最後からN番目に所定のエリア(A1)から特定退場することに該当するか否かを判定する処理である。
この態様によれば、利用者(2)の退場の態様を把握しやすい、という利点がある。
第2の態様に係る退場管理システム(100,100A,100B)は、第1の態様において、更新部(32)を更に備える。更新部(32)は、特定物品情報に基づいて、利用者(2)ごとの特定退場に関する退場情報を更新する。
この態様によれば、所定のエリア(A1)における利用者(2)の人数を管理しやすい、という利点がある。
第3の態様に係る退場管理システム(100,100A,100B)は、第1又は第2の態様において、利用者(2)に関する利用者情報を取得する利用者情報取得部(51)を更に備える。判定部(31)は、特定物品情報及び利用者情報に基づいて、利用者2の所定のエリア(A1)からの退場が特定退場であるか否かを判定する。
この態様によれば、特定物品情報のみを用いて利用者(2)の所定のエリア(A1)からの退場が特定退場であるか否かを判定する場合と比較して、利用者(2)の特定退場を判定する精度が向上しやすい、という利点がある。
第4の態様に係る退場管理システム(100B)では、第3の態様において、利用者情報取得部(51)は、所定のエリア(A1)の内側及び外側のそれぞれから利用者情報を取得可能である。
この態様によれば、所定のエリア(A1)の内側及び外側それぞれでの利用者情報の取得結果に基づいて、利用者(2)の所定のエリア(A1)に対する入場及び退場を管理しやすい、という利点がある。
第5の態様に係る退場管理システム(100,100A,100B)では、第3又は第4の態様において、判定部(31)は、以下の条件を満たした場合に、所定のエリア(A1)からの利用者(2)の退場が特定退場であると判定する。この条件は、物品情報取得部(50)による特定物品情報の取得と、利用者情報取得部(51)による利用者情報の取得とが、所定の時間内に行われることである。
この態様によれば、利用者(2)の特定退場を判定する精度が向上しやすい、という利点がある。
第6の態様に係る退場管理システム(100,100A,100B)は、第3~第5のいずれかの態様において、報知部(33)を更に備える。報知部(33)は、物品情報取得部(50)により特定物品情報が取得され、かつ、物品情報取得部(50)による特定物品情報の取得と、利用者情報取得部(51)による利用者情報の取得とが、所定の時間内に行われない場合に、異常を報知する。
この態様によれば、利用者(2)以外の第三者が特定物品(1)を所定のエリア(A1)から持ち出す等の異常が発生した場合に、第三者に警告することができる、という利点がある。
第7の態様に係る退場管理システム(100,100A,100B)は、第1~第6のいずれかの態様において、条件判定部(34)を更に備える。条件判定部(34)は、判定部(31)にて所定のエリア(A1)における最後からN番目の特定退場が判定された場合に、所定のエリア(A1)に設置されたセンサ(6)の検知結果に基づいて、所定の条件を満たしているか否かを判定する。
この態様によれば、所定のエリア(A1)に残っている利用者(2)が所定の条件を満たすために行動する必要があるか否かを把握しやすい、という利点がある。
第8の態様に係る退場管理システム(100,100A,100B)は、第7の態様において、条件判定部(34)による判定結果を表示部(7)に表示させる表示制御部(35)を更に備える。
この態様によれば、所定のエリア(A1)に残っている利用者(2)に、所定の条件を満たすために行動する必要があるか否かを把握させやすい、という利点がある。
第9の態様に係る退場管理方法は、取得ステップと、判定ステップと、を有する。取得ステップは、特定物品情報を取得するステップである。特定物品情報は、読取部(102)と電波を媒体とする無線通信を行うことにより読み取られる、所定のエリア(A1)の利用者(2)に紐付けられた特定物品(1)に関する情報である。判定ステップは、取得した特定物品情報に基づいて、所定のエリア(A1)からの利用者(2)の退場が、最後からN番目に所定のエリア(A1)から特定退場することに該当するか否かを判定するステップである。
この態様によれば、利用者(2)の退場の態様を把握しやすい、という利点がある。
第10の態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、第9の態様の退場管理方法を実行させる。
この態様によれば、利用者(2)の退場の態様を把握しやすい、という利点がある。
第2~第8の態様に係る構成については、退場管理システム(100)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 特定物品
2 利用者
31 判定部
32 更新部
33 報知部
34 条件判定部
35 表示制御部
50 物品情報取得部
51 利用者情報取得部
6 センサ
7 表示部
100,100A,100B 退場管理システム
102 読取部
A1 所定のエリア

Claims (10)

  1. 読取部と電波を媒体とする無線通信を行うことにより読み取られる、所定のエリアの利用者に紐付けられた特定物品に関する特定物品情報を取得する物品情報取得部と、
    前記特定物品情報に基づいて、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が一時的な退場であるか否かを判定する判定処理を実行する第1判定部と、
    前記所定のエリアからの前記利用者の退場が前記一時的な退場でないと前記第1判定部が判定した場合に、前記特定物品情報に基づいて、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が、最後からN番目退場に該当するか否かを判定する判定処理を実行する第2判定部と、を備える、
    退場管理システム。
  2. 前記特定物品情報に基づいて、前記利用者ごとの前記一時的な退場に関する退場情報を更新する更新部を更に備える、
    請求項1記載の退場管理システム。
  3. 前記利用者に関する利用者情報を取得する利用者情報取得部を更に備え、
    前記第1判定部は、前記特定物品情報及び前記利用者情報に基づいて、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が前記一時的な退場であるか否かを判定する、
    請求項1又は2に記載の退場管理システム。
  4. 前記利用者情報取得部は、前記所定のエリアの内側及び外側のそれぞれから前記利用者情報を取得可能である、
    請求項3記載の退場管理システム。
  5. 前記第1判定部は、前記物品情報取得部による前記特定物品情報の取得と、前記利用者情報取得部による前記利用者情報の取得とが、所定の時間内に行われた場合に、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が前記一時的な退場でないと判定する、
    請求項3又は4に記載の退場管理システム。
  6. 前記物品情報取得部により前記特定物品情報が取得され、かつ、前記物品情報取得部による前記特定物品情報の取得と、前記利用者情報取得部による前記利用者情報の取得とが、所定の時間内に行われない場合に、異常を報知する報知部を更に備える、
    請求項3~5のいずれか1項に記載の退場管理システム。
  7. 前記第2判定部にて前記所定のエリアにおける最後からN番目の退場が判定された場合に、前記所定のエリアに設置されたセンサの検知結果に基づいて、所定の条件を満たしているか否かを判定する条件判定部を更に備える、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の退場管理システム。
  8. 前記条件判定部による判定結果を表示部に表示させる表示制御部を備える、
    請求項7記載の退場管理システム。
  9. 読取部と電波を媒体とする無線通信を行うことにより読み取られる、所定のエリアの利用者に紐付けられた特定物品に関する特定物品情報を取得する取得ステップと、
    前記特定物品情報に基づいて、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が一時的な退場であるか否かを判定する判定処理を実行する第1判定ステップと、
    前記所定のエリアからの前記利用者の退場が前記一時的な退場でないと前記第1判定ステップで判定した場合に、取得した前記特定物品情報に基づいて、前記所定のエリアからの前記利用者の退場が、最後からN番目退場に該当するか否かを判定する第2判定ステップと、を有
    1以上のプロセッサで実行される、
    退場管理方法。
  10. 1以上のプロセッサに、
    請求項9記載の退場管理方法を実行させる、
    プログラム。
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