JP7308104B2 - 無人機協調システム、無人機協調処理方法及びプログラム - Google Patents

無人機協調システム、無人機協調処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無人機を含む複数のエージェント間において人の介入がある協調動作を行う無人機協調システム、無人機協調処理方法及びプログラムに関するものである。
従来、複数の無人機からなる無人機群を制御する制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。制御装置は、無人機群を構成する各機が自律的に行動選択を行いながら、無人機群全体の行動を最適化している。具体的に、制御装置は、自機に搭載されたセンサから自機の情報を取得すると共に、他機との通信によって他機の情報を取得し、取得した自機及び他機の情報を用いて自機の動作量を算出している。
国際公開第2018/105599号公報
このように、特許文献1では、自機及び他機の情報を用いて自機の動作を制御することで、複数の無人機同士の協調動作を実行している。ところで、複数の無人機による協調動作を実行するにあたって、人が介入する場合がある。人が介入する場合としては、例えば、人が複数の無人機の協調動作を監視する場合、有人機として無人機との間で協調動作を行う場合等がある。無人機による協調動作時おいて人が介入する場合、人は、無人機の動作を把握することが難しいことから、無人機による協調動作を円滑に行うことが困難となる。
そこで、本発明は、人による無人機の動作の把握を容易なものとし、無人機による協調動作を円滑に行うことができる無人機協調システム、無人機協調処理方法及びプログラムを提供することを課題とする。
本発明の無人機協調システムは、無人機を含む複数のエージェント間において人の介入がある協調動作を行う無人機協調システムであって、前記無人機は、複数のタスクを含んで構築される意思決定モデルを用いた人工知能によって、前記無人機の動作処理を行う処理部を有しており、複数の前記タスクは、前記協調動作を行うための協調タスクを含み、前記処理部は、交渉プロトコルを用いて、前記エージェント間における前記協調タスクの実行に関する合意形成を行う合意形成処理と、合意した前記協調タスクに基づいて、前記無人機の前記協調動作を実行する協調動作処理と、を実行する。
また、本発明の無人機協調処理方法は、無人機を含む複数のエージェント間において人の介入がある協調動作に関する処理を行う無人機協調処理方法であって、前記無人機は、複数のタスクを含んで構築される意思決定モデルを用いた人工知能によって、動作処理が行われており、複数の前記タスクは、前記協調動作を行うための協調タスクを含み、交渉プロトコルを用いて、前記エージェント間における前記協調タスクの実行に関する合意形成を行うステップと、合意した前記協調タスクに基づいて、前記無人機の前記協調動作を実行するステップと、を備える。
また、本発明のプログラムは、無人機を含む複数のエージェント間において人の介入がある協調動作に関する処理を、前記無人機に実行させるためのプログラムであって、前記無人機は、複数のタスクを含んで構築される意思決定モデルを用いた人工知能によって、動作処理が行われており、複数の前記タスクは、前記協調動作を行うための協調タスクを含み、前記無人機に、交渉プロトコルを用いて、前記エージェント間における前記協調タスクの実行に関する合意形成を行うステップと、合意した前記協調タスクに基づいて、前記無人機の前記協調動作を実行するステップと、を実行させる。
本発明によれば、人による無人機の動作の把握を容易なものとし、無人機による協調動作を円滑に行うことができる。
図1は、実施形態1に係る無人機協調システムに関する概略構成図である。 図2は、実施形態1の無人機協調システムに用いられる意思決定モデルに関する説明図である。 図3は、実施形態1の無人機協調システムに用いられる交渉プロトコルに関する説明図である。 図4は、実施形態1の無人機協調システムのマネージャー側における無人機協調処理方法に関するフローチャートである。 図5は、実施形態1の無人機協調システムの契約者側における無人機協調処理方法に関するフローチャートである。 図6は、表示画面に関する図である。 図7は、実施形態2の無人機協調システムに用いられる意思決定モデルに関する説明図である。 図8は、実施形態3の無人機協調システムに用いられる意思決定モデルに関する説明図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態1]
実施形態1に係る無人機協調システム1は、人及び無人機10を含む複数のエージェント間において協調動作を行うためのマルチエージェントシステムとなっている。無人機協調システムは、無人機10同士の間の協調動作だけでなく、人と無人機10との間の協調動作も実行可能なシステムとなっている。つまり、無人機協調システムは、人の介入を前提としたシステムとなっている。
(無人機協調システム)
図1は、実施形態1に係る無人機協調システムに関する概略構成図である。図1に示すように、無人機協調システム1は、無人機10と、有人機11と、表示装置12と、ネットワーク15と、を備えている。無人機協調システム1は、人と無人機10との間の協調動作も実行可能なシステムとなっていることから、実施形態1では、有人機11及び表示装置12を備えるシステムとしているが、有人機11及び表示装置12を省いたシステムであってもよい。
無人機10は、自律して動作可能なものとなっており、1以上用いられる。無人機10は、例えば、無人車、無人航空機、無人船、無人水中船の他、ロボット等が適用される。無人機10は、各種プログラムを実行して各種処理を行う処理部21と、各種プログラム及びデータを記憶する記憶部22と、データを通信するための通信部23と、を有している。
記憶部22には、各種プログラムとして、例えば、無人機10の協調動作に関する処理を実行するプログラムPが記憶されている。このプログラムPは、後述する意思決定モデル41及び契約ネットプロトコルを含むプログラムとなっている。
処理部21は、人工知能を用いた無人機10の動作処理を行っている。人工知能としては、複数のタスクTを含んで構築される意思決定モデル41が適用される。なお、意思決定モデルについては後述する。また、処理部21は、交渉プロトコルを用いて他の無人機10及び有人機11との間で合意形成を行っている。なお、交渉プロトコルについても後述する。
通信部23は、ネットワーク15を介して他の無人機10及び有人機11と双方向に通信可能となっている。通信部23は、例えば、無線通信可能なものとなっている。
上記のような無人機10は、記憶部22に記憶されたプログラムPを実行することで、他の無人機10及び有人機11と協調しながら、自律して各種動作を実行する。
有人機11は、操作者(人)による操作によって動作するものである。有人機11は、車両、航空機、船舶、水中船の他、操作可能なロボット等が適用される。なお、図1では、1つの有人機11を図示しているが、数は特に限定されない。有人機11は、各種プログラムを実行して各種処理を行う処理部31と、各種プログラム及びデータを記憶する記憶部32と、データを通信するための通信部33と、操作者に情報を表示すると共に操作者による入力操作が可能な表示操作部34と、を有している。
記憶部32には、各種プログラムとして、例えば、無人機10の協調動作に関する処理を実行するプログラムPが記憶されている。このプログラムPは、無人機10に記憶されたプログラムとは、異なるプログラムとしてもよく、少なくとも無人機10との間で交渉するための契約ネットプロトコルを含むプログラムとなっていればよい。つまり、有人機11は、自律して動作可能なものとする必要がないため、プログラムPは、後述する意思決定モデル41を省いたプログラムとしてもよい。
処理部31は、表示操作部34を介して入力された操作者の操作に基づいて有人機11の動作処理を行っている。また、処理部31は、交渉プロトコルを用いて他の無人機10との間で合意形成を行っている。なお、交渉プロトコルについては後述する。
通信部33は、通信部23と同様であり、ネットワーク15を介して他の無人機10と双方向に通信可能となっている。通信部33は、例えば、無線通信可能なものとなっている。
表示操作部34は、例えば、タッチパネルディスプレイ等のデバイスであり、各種画面を表示すると共に、表示された各種画面に対する操作が可能なものとなっている。なお、実施形態1では、表示操作部34としたが、操作部と表示部とをそれぞれ独立させた構成であってもよく、特に限定されない。
表示装置12は、人が無人機10及び有人機11を監視したり、無人機10及び有人機11に対して動作指令を出したりするものとなっている。表示装置12は、ネットワーク15に接続されており、無人機10及び有人機11と双方向に通信が可能となっている。具体的に、表示装置12は、無人機10及び有人機11から出力される情報を取得して表示したり、無人機10及び有人機11へ向けて動作指令を出力したりする。この表示装置12は、例えば、無人機10及び有人機11から遠隔に設けることで、遠隔端末として機能させてもよい。
ネットワーク15は、無人機10、有人機11及び表示装置12を相互に接続しており、双方向において通信可能なネットワークとなっている。ネットワーク15は、例えば、無線通信ネットワークとなっている。
(意思決定モデル)
次に、図2を参照して、人工知能に用いられる意思決定モデル41について説明する。図2は、実施形態1の無人機協調システムに用いられる意思決定モデルに関する説明図である。意思決定モデル41は、無人機10を自律して動作させるためのモデルである。意思決定モデル41は、複数のタスクT1~T3を含んで構築されている。図2に示す意思決定モデル41は、複数のタスクT1~T3を階層的に構築した階層型意思決定モデルであり、実施形態1では、ビヘイビア・ツリー(BT:Behavior Tree)と呼ばれる階層型意思決定モデルが用いられる。
意思決定モデル41は、無人機10の動作の優先度が高い階層が下位階層となっており、無人機10の動作の優先度が低い階層が上位階層となっている。図2では、下位階層(つまり優先度の高い階層)が左側となっており、上位階層(つまり優先度の低い階層)が右側となっている。
意思決定モデル41は、優先度の高い側から順に、タスクT1と、タスクT2と、協調タスクT3とを含んでいる。意思決定モデル41に含まれるタスクの数は特に限定されない。また、意思決定モデル41は、ルートセレクタを含んでおり、ルートセレクタは、実行開始のノードとなっている。ルートセレクタは、下位階層のタスクT1から上位階層のタスクT3へ向かってタスクを実行する。
協調タスクT3は、他の無人機10と協調動作を行うためのタスクとなっている。また、協調タスクT3は、他の無人機10との間で協調タスクを実行することの合意が形成されることで、意思決定モデル41の上位階層に割り当てられる。タスクT2は、協調タスクT3よりも優先度が高いタスクとなっており、タスクT1は、タスクT2よりも優先度が高いタスクとなっている。このため、協調タスクT3は、タスクT1及びタスクT2が優先的に行われた上で実行されるタスクとなっている。なお、タスクT1及びタスクT2としては、例えば、障害物を回避するタスクであったり、自機の安全を確保するためのタスクであったりする。
各タスクT1~T3は、一例として、タスクシーケンスのノードと、タスクの実行判定のノードと、タスクの実行のノードとを含んでいる。タスクシーケンスのノードは、タスクの実行判定のノードを実行し、タスクを実行すると判定した場合に、タスクの実行のノードに遷移して、タスクを実行する。
このような意思決定モデル41では、ルートセレクタにより下位階層のタスクT1から順に実行されることで、タスクT1及びタスクT2が優先的に行われた上で、上位階層の協調タスクT3が実行される。このように、無人機10では、協調タスクT3に基づいて、協調動作を実行する協調動作処理が行われる。
(交渉プロトコル)
次に、図3を参照して、エージェント間における交渉を行うための交渉プロトコルについて説明する。図3は、実施形態1の無人機協調システムに用いられる交渉プロトコルに関する説明図である。交渉プロトコルは、無人機10及び有人機11を含むエージェント間において合意形成を行うためのプロトコルである。実施形態1では、交渉プロトコルとして、契約ネットプロトコル(CNP:Contract Net Protocol)と呼ばれるプロトコルが用いられる。
契約ネットプロトコルでは、複数のエージェントに対して、マネージャーと契約者とが設定される。なお、マネージャーは、所定のエージェントに固定させてもよいし、任意のエージェントに変更可能としてもよい。実施形態1では、例えば、図1に示すように、無人機10をマネージャーとして設定し、残りの無人機10と有人機11とを契約者として設定している。そして、契約ネットプロトコルでは、契約ネットプロトコルと契約者との間で、入札及び落札を実行することで、合意形成を行っている。
図3に示すように、協調タスクT3に関するエージェント間の合意形成を行う場合、先ず、マネージャーとなる無人機10(以下、単にマネージャーという)が、契約者となる残りの無人機10及び有人機11(以下、単に契約者という)に対して協調タスクT3の告示を実行する(ステップS1)。つまり、ステップS1では、協調タスクT3に関する情報、具体的には、送信先、送信元、タスクの内容、タスクの入札条件、タスクの入札期限等の情報を、マネージャーから契約者へ向けて送信する。
次に、契約者が協調タスクT3の告示を受け取ると、協調タスクT3の告示に基づいて契約者が入札を行うか否かを判断し、入札する場合には入札メッセージを送信し、入札しない場合には非入札メッセージを送信する(ステップS2)。ステップS2では、入札メッセージとして、具体的には、送信先、送信元、入札の可否、入札条件に対する返答等の情報を、契約者からマネージャーへ向けて送信する。また、ステップS2では、非入札メッセージとして、非入札の返答等の情報を、契約者からマネージャーへ向けて送信する。
この後、マネージャーが入札メッセージ及び非入札メッセージを受け取ると、マネージャーは、入札メッセージの内容に基づいて、協調タスクT3を実行可能な契約者に対して、落札メッセージを送信する(ステップS3)。一方で、マネージャーは、入札メッセージの内容に基づいて、協調タスクT3を実行不能な契約者に対して、落選メッセージを送信する。ステップS3では、落札メッセージとして、具体的には、送信先、送信元、落札の返答等の情報を、マネージャーから契約者へ向けて送信する。また、ステップS3では、落選メッセージとして、落選の返答等の情報を、マネージャーから契約者へ向けて送信する。
そして、契約者が落札メッセージを受け取ると、契約者は、告示された協調タスクT3を実行し、実行した結果を実施報告としてマネージャーに送信する(ステップS4)。
以上のように、契約ネットプロトコルは、マネージャーと契約者との間で、協調タスクT3に関する契約交渉を行う交渉プロトコルとなっている。そして、マネージャー及び契約者は、契約ネットプロトコルを実行することで、エージェント間における協調タスクT3の実行に関する合意形成を行う合意形成処理を実行する。なお、上記の説明では、マネージャーが無人機10である場合について説明したが、マネージャーは、有人機であってもよい。この場合、タスクの告示、落札メッセージ及び落選メッセージの送信は、人が手動で行ってもよいし、人工知能が自動で行ってもよい。
(マネージャー側の協調処理)
次に、図4を参照して、意思決定モデル41及び契約ネットプロトコルを用いた、無人機10の協調動作に関する処理について説明する。図4は、実施形態1の無人機協調システムのマネージャー側における無人機協調処理方法に関するフローチャートである。
先ず、マネージャーは、自機が取得した各種情報に基づいて、実行すべき協調タスクT3を選択する(ステップS11)。ステップS11では、選択した協調タスクT3に対して、協調タスクの入札期限(Tmax)等を定義する。なお、入札期限を定義する場合には、協調タスクT3が人の参加を想定したものであるか否かによって、入札期限を設定してもよい。具体的には、人の参加を想定した協調タスクT3である場合には、人の参加を想定していない場合に比べて、入札期限を長く定義する。続いて、マネージャーは、選択した協調タスクT3の告示をすべく、契約者へ向けて協調タスクT3に関するメッセージを送信する(ステップS12)。
続いて、マネージャーは、現在の時間(time)が、入札期限(Tmax)に達していないか否かを、「time<Tmax」に基づいて判定する(ステップS13)。マネージャーは、現在の時間が入札期限に達していない(ステップS13:Yes)と判定すると、契約者からの入札メッセージがあるか否を確認して取得する(ステップS14)。一方で、マネージャーは、現在の時間が入札期限に達している(ステップS13:No)と判定すると、後述するステップS19に進む。
ステップS14において入札メッセージを取得すると、マネージャーは、取得した入札メッセージと、予め設定された協調タスクT3の入札条件とを比較して、落選者がいるか否かを判定する(ステップS15)。マネージャーは、落選者がいる場合(ステップS15:Yes)、落選メッセージを該当する契約者へ向けて送信した後(ステップS16)、次のステップS17へ進む。一方で、マネージャーは、落選者がいない場合、ステップS16を実行せずに、次のステップS17へ進む。マネージャーは、ステップS16を実行することにより、落選となる契約者を開放する。
ステップS17において、マネージャーは、全ての契約者から、入札メッセージ及び非入札メッセージを受信したか否かを判定する。マネージャーは、全ての契約者から入札メッセージ及び非入札メッセージを受信していないと判定する(ステップS17:No)と、時間をカウントして(ステップS18)、再びステップS13に進む。一方で、マネージャーは、全ての契約者から入札メッセージ及び非入札メッセージを受信したと判定する(ステップS17:Yes)と、ステップS19に進む。
マネージャーは、ステップS19において、落選していない入札メッセージがあるか否かを判定する。マネージャーは、落選していない入札メッセージがあると判定する(ステップS19:Yes)と、落札メッセージを該当する契約者へ向けて送信する(ステップS20)。一方で、マネージャーは、落選していない入札メッセージがないと判定する(ステップS19:No)と、選択した協調タスクT3が実行不能であるとして、ステップS11に進む。
マネージャーは、ステップS20の実行後、協調タスクT3が許容範囲内で進捗しているか否かを判定する(ステップS21)。これは、協調タスクT3が進捗していないと想定される場合、マネージャー側から協調タスクT3の再割り当てを実行可能とするためである。マネージャーは、協調タスクT3が許容範囲内で進捗していないと判定する(ステップS21:No)と、協調タスクT3を中止するメッセージを、該当する契約者へ向けて送信し(ステップS24)、ステップS11に進む。一方で、マネージャーは、協調タスクT3が許容範囲内で進捗していると判定する(ステップS21:Yes)と、ステップS22に進む。
マネージャーは、ステップS22において、協調タスクT3の失敗に関する実施報告を契約者から受信したか否かを判定する。マネージャーは、協調タスクT3の失敗に関する実施報告を契約者から受信したと判定する(ステップS22:Yes)と、協調タスクT3が実行不能であるとして、ステップS11に進む。一方で、マネージャーは、協調タスクT3の失敗に関する実施報告を契約者から受信していないと判定する(ステップS22:No)と、協調タスクT3の完了に関する実施報告を契約者から受信したか否かを判定する(ステップS23)。マネージャーは、協調タスクT3の完了に関する実施報告を契約者から受信していないと判定する(ステップS23:No)と、時間をカウントし(ステップS25)、ステップS21に進む。マネージャーは、協調タスクT3の完了に関する実施報告を契約者から受信したと判定する(ステップS23:Yes)と、協調動作に関する処理を終了する。
(契約者側の協調処理)
次に、図5を参照して、意思決定モデル41及び契約ネットプロトコルを用いた、無人機10の協調動作に関する処理について説明する。図5は、実施形態1の無人機協調システムの契約者側における無人機協調処理方法に関するフローチャートである。
契約者は、マネージャーから協調タスクT3の告示に関するメッセージを受信する(ステップS31)と、受信した協調タスクT3が、予め設定した価値基準(または評価基準)に適合するか否かを判定する(ステップS32)。なお、詳細は後述するが、この価値基準は、協調タスクT3を実行するに値したか否かを判定するための判断価値を含む基準となっており、判断価値は、学習によって得られる価値基準となっている。契約者は、受信した協調タスクT3が価値基準に適合すると判定した場合(ステップS32:Yes)、入札メッセージをマネージャーへ向けて送信する(ステップS33)。一方で、契約者は、受信した協調タスクT3が価値基準に適合しないと判定した場合(ステップS32:No)、非入札メッセージをマネージャーへ向けて送信して、協調動作に関する処理を終了する。
契約者は、ステップS33の実行後、マネージャーから落札メッセージを受信したか否かを判定する(ステップS35)。契約者は、落札メッセージを受信したと判定する(ステップS35:Yes)と、後述するステップS39に進む。一方で、契約者は、落札メッセージを受信していないと判定する(ステップS35:No)と、マネージャーから落選メッセージを受信したか否かを判定する(ステップS36)。契約者は、落選メッセージを受信したと判定する(ステップS36:Yes)と、協調動作に関する処理を終了する。一方で、契約者は、落選メッセージを受信していないと判定する(ステップS36:No)と、現在の時間(time)が、入札期限を考慮した時間(Tmax+α)に達していないか否かを、「time<Tmax+α」に基づいて判定する(ステップS37)。契約者は、現在の時間が入札期限を考慮した時間に達していない(ステップS37:Yes)と判定すると、時間をカウントして(ステップS38)、ステップS35に進む。一方で、契約者は、現在の時間が入札期限を考慮した時間に達した(ステップS37:No)と判定すると、協調動作に関する処理を終了する。
契約者は、ステップS35において、落札メッセージを受信したと判定する(ステップS35:Yes)と、協調タスクを実行する(ステップS39)。契約者は、ステップS39の実行後、協調タスクT3の中止に関するメッセージを受信したか否かを判定する(ステップS40)。契約者は、協調タスクT3の中止に関するメッセージを受信したと判定する(ステップS40:Yes)と、協調動作に関する処理を終了する。一方で、契約者は、協調タスクT3の中止に関するメッセージを受信していないと判定する(ステップS40:No)と、ステップS41に進む。
契約者は、ステップS41において、協調タスクT3が完了不可能か否かを判定する。契約者は、協調タスクT3が完了不可能であると判定する(ステップS41:Yes)と、協調タスクT3の失敗に関する実施報告を、マネージャーへ向けて送信し(ステップS44)、協調動作に関する処理を終了する。一方で、契約者は、協調タスクT3が完了不可能でないと判定する(ステップS41:No)と、協調タスクT3が完了したか否かを判定する(ステップS42)。契約者は、協調タスクT3が完了していないと判定する(ステップS42:No)と、時間をカウントし(ステップS45)、ステップS39に進む。一方で、契約者は、協調タスクT3が完了したと判定する(ステップS42:Yes)と、協調タスクT3の完了に関する実施報告をマネージャーへ向けて送信し(ステップS43)、協調動作に関する処理を終了する。
(判断価値の学習)
ここで、マネージャー及び契約者としての無人機10は、協調タスクT3を実行した実行結果に基づき、協調タスクT3を実行するに値したか否かを判定するための判断価値を学習する学習処理を実行している。判断価値は、価値基準を設定するための因子の一つとなっており、価値基準は、契約ネットプロトコルに導入されることで、価値基準に基づく協調タスクT3の割り当てを実行することが可能となる。なお、価値基準は、判断価値の他、ヒューリスティックな(人間が設定する)関数を含んで設定されてもよい。この価値基準を導入することで、マネージャーにとっては、協調タスクT3を実行することにより得られた利益と契約者に与える不利益との差分が、有益なものとなるか否かを見積もることが可能となる。また、契約者にとっては、告示された協調タスクT3に対して価値基準に対して利益となるか否かを見積もることができる。
(表示画面)
次に、図6を参照して、協調動作時に用いられる表示画面について説明する。図6は、表示画面に関する図である。図6に示す表示画面50は、有人機11の表示操作部34または表示装置12に表示される画面となっている。つまり、表示画面50が表示される表示装置は、有人機11の表示操作部34及び表示装置12となっている。
表示画面50は、センサ情報画面51と、無人機10のステータス画面52と、マップ画面53と、CNPメッセージ画面54と、協調タスクT3のステータス画面55と、を含んでいる。センサ情報画面51は、無人機10に設けられたセンサから取得される情報を表示するための画面である。無人機10のステータス画面52は、無人機10の残燃料等のステータス情報を表示したり、無人機10が実行しているタスクに関する情報を表示したりする。具体的に、ステータス画面52には、タスクに関する情報として、例えば、図2に示す意思決定モデル41を表示する。このとき、意思決定モデル41において、現在実行しているタスクを、視認可能に表示してもよく、例えば、実行中のタスクを明滅させたり、タスクを実行中である旨のカラー表示を行ったりしてもよい。
また、マップ画面53には、無人機10の周囲における地形の情報と、無人機10の位置情報とを表示している。なお、このマップ画面53は、他の画面51,52,54,55と連動しており、例えば、マップ画面53上の無人機10を選択することで、選択された無人機10に関する情報を、画面51,52,54,55上に表示する。
CNPメッセージ画面54は、契約ネットプロトコルを用いた合意形成処理に関する情報を表示する。CNPメッセージ画面54は、例えば、協調タスクT3の告示に関する情報、協調タスクT3の入札、非入札、落選、落札のメッセージに関する情報を表示する。協調タスクT3のステータス画面55は、協調タスクT3に関するステータス情報を表示しており、具体的に、協調タスクT3の進捗、協調タスクT3の参加者等に関する情報を表示している。
以上のように、実施形態1によれば、意思決定モデル41を用いることで、無人機10が実行しているタスクの情報を管理し易いものとすることができる。また、契約ネットプロトコルを用いて、エージェント間における協調タスクT3の実行に関する合意形成を行う合意形成処理を行うことで、協調タスクT3に関する情報を管理することができる。以上から、無人機10の動作を人が容易に把握することができるため、人と無人機10との協調動作を円滑に行うことができる。
また、実施形態1によれば、意思決定モデル41として、階層型意思決定モデルを用いることができ、階層型意思決定モデルとして、ビヘイビア・ツリーを用いることができる。このため、無人機10の各タスクT1~T3を階層ごとに管理することが可能となり、また、階層内においてもタスクT1~T3を管理することが容易となる。このため、タスクT1~T3の割り当て、編集等を容易なものとすることができる。また、階層に応じてタスクT1~T3の優先度を設定することができる。
また、実施形態1によれば、優先度の低い上位階層に、協調タスクT3を割り当てることができるため、無人機は、協調タスクT3よりも優先度の高い障害物の回避等のタスクを行った上で、協調タスクT3を実行することができる。
また、実施形態1によれば、学習した判断価値を含む価値基準に基いて協調タスクT3を実行するか否かを判定することができるため、マネージャー及び契約者にとって有益な協調タスクT3を実行することが可能となる。
また、実施形態1によれば、有人機11の表示操作部34及び表示装置12に表示画面50を表示させることができる。このため、人は、表示画面50を視認することにより、無人機10の実行中におけるタスク、合意形成処理に関する情報、及び協調タスクに関する情報を、容易に把握することができる。
また、実施形態1によれば、無人機10だけでなく、有人機11を含む無人機協調システム1とすることができるため、人と無人機とが協調する汎用性の高いシステムとすることができる。
[実施形態2]
次に、図7を参照して、実施形態2に係る無人機協調システム1について説明する。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図7は、実施形態2の無人機協調システムに用いられる意思決定モデルに関する説明図である。
実施形態2の無人機協調システム1は、実施形態1の意思決定モデル41に代えて、意思決定モデル71を用いている。
(意思決定モデル)
図7に示すように、意思決定モデル71は、複数のタスクT1~T3を階層的に構築した階層型意思決定モデルであり、サブサンプション・アーキテクチャ(SA:Subsumption Architecture)と呼ばれる階層型意思決定モデルが用いられる。
意思決定モデル71は、実施形態1の意思決定モデル41と同様に、無人機10の動作の優先度が高い階層が下位階層となっており、無人機10の動作の優先度が低い階層が上位階層となっている。図7では、下位階層(つまり優先度の高い階層)が下側となっており、上位階層(つまり優先度の低い階層)が上側となっている。
意思決定モデル71は、優先度の高い側から順に、タスクT1と、タスクT2と、協調タスクT3となっている。なお、意思決定モデル71においても、協調タスクT3は、意思決定モデル71の上位階層に割り当てられる。
意思決定モデル71には、無人機10が取得した各種情報が入力情報として入力され、入力情報に基づいて、各タスクT1~T3が実行されることで、無人機10の動作制御が行われる。そして、意思決定モデル71では、動作制御後に得られた各種情報を入力情報として各タスクT1~T3に入力される。
以上のように、実施形態2によれば、階層型意思決定モデルとして、サブサンプション・アーキテクチャを用いることができる。このため、無人機10の各タスクT1~T3を階層ごとに管理することが可能となり、また、階層に応じてタスクT1~T3の優先度を設定することができる。
[実施形態3]
次に、図8を参照して、実施形態3に係る無人機協調システム1について説明する。なお、実施形態3でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1及び2と異なる部分について説明し、実施形態1及び2と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図8は、実施形態3の無人機協調システムに用いられる意思決定モデルに関する説明図である。
実施形態3の無人機協調システム1は、実施形態1の意思決定モデル41に代えて、意思決定モデル81を用いている。
意思決定モデル81は、実施形態1の意思決定モデル41とは異なり、非階層型の意思決定モデルとなっている。意思決定モデル81は、複数のタスク(状態)Tと、タスク間において遷移する条件となる遷移条件とから構築される有限状態機械(FSM:Finite State Machine)となっている。
意思決定モデル81は、スタートと、複数のタスクTと、協調タスクT3とを含んでいる。意思決定モデル81は、スタートから所定のタスクTに遷移し、所定の遷移条件に従って、タスクT及び協調タスクT3に遷移すると共に、タスクが終了すると、所定のタスクに戻る。協調タスクT3は、スタートから離れた位置に設けられており、スタートと協調タスクT3との間には、複数のタスクTが配置されている。
以上のように、実施形態3によれば、非階層型の意思決定モデルとして、有限状態機械を用いることができる。このため、無人機10が実行するタスクの数が少ない場合には、有限状態機械を用いることで、単純な意思決定モデルを構築することができる。
なお、実施形態1から3では、種々の意思決定モデルを用いたが、これらの意思決定モデルの他に、例えば、決定木を用いた意思決定モデルを適用してもよい。
また、実施形態1から3では、交渉プロトコルとして契約ネットプロトコルを用いたが、このプロトコルに特に限定されない。例えば、交渉プロトコルとして、「Auction Based Negotiation Protocol」または「Market-based approach」等のプロトコルを用いてもよい。
1 無人機協調システム
10 無人機
11 有人機
12 表示装置
15 ネットワーク
21 処理部
22 記憶部
23 通信部
31 処理部
32 記憶部
33 通信部
34 表示操作部
41 意思決定モデル
50 表示画面
51 センサ情報画面
52 無人機のステータス画面
53 マップ画面
54 CNPメッセージ画面
55 協調タスクのステータス画面
71 意思決定モデル
81 意思決定モデル
P プログラム
T1、T2(T) タスク
T3 協調タスク

Claims (11)

  1. 無人機及び有人機を含む複数のエージェント間において人の介入がある協調動作を行う無人機協調システムであって、
    前記無人機は、複数のタスクを含んで構築される意思決定モデルを用いた人工知能によって、前記無人機の動作処理を行う処理部を有しており、
    前記有人機は、前記人による操作によって動作しており、
    複数の前記タスクは、前記協調動作を行うための協調タスクを含み、
    前記処理部は、
    交渉プロトコルを用いて、前記エージェント間における前記協調タスクの実行に関する合意形成を行う合意形成処理と、
    合意した前記協調タスクに基づいて、前記無人機の前記協調動作を実行する協調動作処理と、を実行しており、
    複数の前記エージェントは、前記協調タスクを公告するマネージャーと、前記マネージャーから公告された前記協調タスクに対して実行の契約を行う契約者と、を含み、
    前記交渉プロトコルは、前記マネージャーと前記契約者との間で、前記協調タスクに関する契約交渉を行う契約ネットプロトコル(CNP:Contract Net Protocol)であり、
    前記合意形成処理では、複数の前記エージェントに対して、前記マネージャーと前記契約者とを設定し、前記マネージャーと前記契約者との間で、前記協調タスクに関する契約交渉を行う無人機協調システム。
  2. 前記意思決定モデルは、複数の前記タスクを階層的に構築した階層型意思決定モデルである請求項1に記載の無人機協調システム。
  3. 前記階層型意思決定モデルは、前記無人機の動作の優先度が高い下位階層と、前記無人機の動作の優先度が低い上位階層と、を含み、
    前記協調タスクは、前記階層型意思決定モデルの前記上位階層に割り当てられる請求項2に記載の無人機協調システム。
  4. 前記階層型意思決定モデルは、ビヘイビア・ツリー(BT:Behavior Tree)である請求項2または3に記載の無人機協調システム。
  5. 前記階層型意思決定モデルは、サブサンプション・アーキテクチャ(SA:Subsumption Architecture)である請求項2または3に記載の無人機協調システム。
  6. 前記意思決定モデルは、複数の前記タスクと、前記タスク間において遷移する条件となる遷移条件とから構築される有限状態機械(FSM:Finite State Machine)である請求項1に記載の無人機協調システム。
  7. 前記処理部は、
    前記協調タスクを実行した実行結果に基づき、前記協調タスクを実行するに値したか否かを判定するための判断価値を学習する学習処理を実行し、
    前記合意形成処理では、前記学習処理における学習によって得られた前記判断価値を含む価値基準に基づき、前記協調タスクを実行するか否かを判定する請求項1からのいずれか1項に記載の無人機協調システム。
  8. 前記無人機が実行している前記タスクに関する情報を表示する表示装置を、さらに備える請求項1からのいずれか1項に記載の無人機協調システム。
  9. 前記表示装置は、前記合意形成処理に関する情報と、前記協調タスクに関する情報とをさらに表示する請求項に記載の無人機協調システム。
  10. 無人機及び有人機を含む複数のエージェント間において人の介入がある協調動作に関する処理を行う無人機協調処理方法であって、
    前記無人機は、複数のタスクを含んで構築される意思決定モデルを用いた人工知能によって、動作処理が行われており、
    前記有人機は、前記人による操作によって動作しており、
    複数の前記タスクは、前記協調動作を行うための協調タスクを含み、
    交渉プロトコルを用いて、前記エージェント間における前記協調タスクの実行に関する合意形成を行うステップと、
    合意した前記協調タスクに基づいて、前記無人機の前記協調動作を実行するステップと、を備えており、
    複数の前記エージェントは、前記協調タスクを公告するマネージャーと、前記マネージャーから公告された前記協調タスクに対して実行の契約を行う契約者と、を含み、
    前記交渉プロトコルは、前記マネージャーと前記契約者との間で、前記協調タスクに関する契約交渉を行う契約ネットプロトコル(CNP:Contract Net Protocol)であり、
    前記合意形成を行うステップでは、複数の前記エージェントに対して、前記マネージャーと前記契約者とを設定し、前記マネージャーと前記契約者との間で、前記協調タスクに関する契約交渉を行う無人機協調処理方法。
  11. 無人機及び有人機を含む複数のエージェント間において人の介入がある協調動作に関する処理を、前記無人機に実行させるためのプログラムであって、
    前記無人機は、複数のタスクを含んで構築される意思決定モデルを用いた人工知能によって、動作処理が行われており、
    前記有人機は、前記人による操作によって動作しており、
    複数の前記タスクは、前記協調動作を行うための協調タスクを含み、
    前記無人機に、
    交渉プロトコルを用いて、前記エージェント間における前記協調タスクの実行に関する合意形成を行うステップと、
    合意した前記協調タスクに基づいて、前記無人機の前記協調動作を実行するステップと、を実行させており、
    複数の前記エージェントは、前記協調タスクを公告するマネージャーと、前記マネージャーから公告された前記協調タスクに対して実行の契約を行う契約者と、を含み、
    前記交渉プロトコルは、前記マネージャーと前記契約者との間で、前記協調タスクに関する契約交渉を行う契約ネットプロトコル(CNP:Contract Net Protocol)であり、
    前記合意形成を行うステップでは、複数の前記エージェントに対して、前記マネージャーと前記契約者とを設定し、前記マネージャーと前記契約者との間で、前記協調タスクに関する契約交渉を行うプログラム。
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