JP7307629B2 - シリンジポンプ - Google Patents

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Description

本開示はシリンジポンプに関する。
シリンジポンプは、例えば集中治療室(ICU)等で使用されて、患者に対して抗がん剤、麻酔剤、化学療法剤、輸血、栄養剤等の薬液の送液処置を、高い精度で比較的長時間行うことに用いられる。シリンジポンプの薬液の流量制御(注入量(mL)や注入速度(mL/h)の制御)は、他の輸液ポンプに比較して精密で優れている。特許文献1にはこの種のシリンジポンプが開示されている。
また、特許文献1に示すシリンジポンプには、送りネジを覆っておりスライダがシリンジ本体側に移動するのに伴って弾性変形して圧縮可能なブーツが開示されている。
国際公開第2014/024235号
特許文献1に記載されているカバー部材としてのブーツは、蛇腹状に連続する凸部分を備える。ブーツの外表面に薬液等が付着する場合がある。この場合、医療従事者等によって付着した薬液が拭き取られる。しかしながら、特許文献1に記載のブーツは、外表面の清掃効率の観点で、更なる改善の余地がある。
本開示は、変形性能を保持しつつ、清掃し易い外表面の形状を有するカバー部材を備えるシリンジポンプを提供することを目的とする。
本開示の第1の態様としてのシリンジポンプは、シリンジを装着可能であり、前記シリンジ内に充填されている薬液を患者に送液可能なシリンジポンプであって、前記シリンジが装着されている状態で、前記シリンジの押子を前記シリンジのシリンジ本体に対して移動させる押子駆動部を備え、前記押子駆動部は、前記シリンジの前記押子と係合する押子係合部材と、前記押子係合部材と連結され、前記押子係合部材と共に移動可能な移動部材と、前記移動部材を覆い、前記移動部材の移動に伴い中心軸線方向に変形可能な環状のカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、面同士が交差する稜線により形成される尾根部が外縁となって画定される、前記中心軸線方向に変形可能な複数の変形ユニット部を備え、前記変形ユニット部は、正面視において、前記中心軸線方向に対して0°より大きく90°以下の角度を成し、間隔を隔てて配置されている2つの第1尾根部と、前記中心軸線方向に対して0°より大きく、前記第1尾根部よりも小さい角度を成し、前記2つの第1尾根部に跨って延在する2つの第2尾根部と、前記2つの第1尾根部及び前記2つの第2尾根部により囲まれ、前記中心軸線方向に変形する変形凹部と、により構成されている。
本開示の1つの実施形態として、前記変形ユニット部の正面視において、前記2つの第1尾根部は略平行に延在している。
本開示の1つの実施形態として、前記変形ユニット部の正面視において、前記2つの第1尾根部は、前記中心軸線方向に対して略直交して延在している。
本開示の1つの実施形態として、前記変形ユニット部の正面視において、前記2つの第2尾根部は略平行に延在している。
本開示の1つの実施形態として、前記複数の変形ユニット部は、前記第1尾根部の延在方向に沿って連接されており、前記第1尾根部の延在方向で連接される2つの変形ユニット部は、1つの前記第2尾根部を共有することで前記第1尾根部の延在方向に連接されている。
本開示の1つの実施形態として、前記複数の変形ユニット部は、前記第2尾根部の延在方向に沿って連接されており、前記第2尾根部の延在方向で連接される2つの変形ユニット部は、1つの前記第1尾根部を共有することで前記第2尾根部の延在方向に連接されている。
本開示の1つの実施形態として、前記2つの第1尾根部は別々の環状凸部により構成されている。
本開示の1つの実施形態として、前記変形凹部は、前記第1尾根部及び前記第2尾根部とは径方向の反対側に向かって突出する稜線により形成される谷部を備え、前記変形ユニット部の正面視において、前記谷部は、前記変形ユニット部の前記第1尾根部と前記第2尾根部との交点同士を結ぶ対角線のうち、前記中心軸線方向に対して、前記第1尾根部よりも小さく、かつ、前記第2尾根部よりも大きい角度を成す対角線により構成されている。
本開示の1つの実施形態として、前記変形ユニット部を第1変形ユニット部とした場合に、前記カバー部材は、前記中心軸線方向と直交する平面に対して前記第1変形ユニット部と面対称となる第2変形ユニット部を複数備え、前記カバー部材は、前記中心軸線方向において、前記第1変形ユニット部のみから構成される第1領域と、前記第2変形ユニット部のみから構成される第2領域と、を含む。
本開示の第2の態様としてのシリンジポンプは、シリンジを装着可能であり、前記シリンジ内に充填されている薬液を患者に送液可能なシリンジポンプであって、前記シリンジが装着されている状態で、前記シリンジの押子を前記シリンジのシリンジ本体に対して移動させる押子駆動部を備え、前記押子駆動部は、前記シリンジの前記押子と係合する押子係合部材と、前記押子係合部材と連結され、前記押子係合部材と共に移動可能な移動部材と、前記移動部材を覆い、前記移動部材の移動に伴い中心軸線方向に変形可能な環状のカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、径方向の外側に向かって突出し、周方向全域に亘って無端状に延在する稜線により形成されている複数の環状凸部と、前記径方向の外側に向かって突出し、前記中心軸線方向に対して傾斜して延在する稜線により形成されている複数の傾斜凸部と、を備え、前記複数の環状凸部のうち前記中心軸線方向に隣接する2つの環状凸部は、前記複数の傾斜凸部のうち少なくとも2つの傾斜凸部と交差している。
本開示によれば、変形性能を保持しつつ、清掃し易い外表面の形状を有するカバー部材を備えるシリンジポンプを提供することができる。
一実施形態としてのシリンジポンプの斜視図である。 図1に示すシリンジポンプの押子駆動部を示す図である。 シリンジが装着されている状態の図1に示すシリンジポンプの一側面を示す側面図である。 図1に示すシリンジポンプの図3と同一側面であって、図3に示す状態から押子係合部材及び移動部材をシリンジ本体側に移動させた状態を示す側面図である。 図1に示すシリンジポンプのカバー部材を径方向の外側から見た側面図である。 図5に示すカバー部材の変形例としてのカバー部材の側面図である。 図5と同様のカバー部材の側面図であって、中心軸線方向に圧縮変形する際の各部位の動作を説明するための図である。
以下、本開示に係るシリンジポンプの実施形態について図面を参照して説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。
まず、本開示に係るシリンジポンプの一実施形態としてのシリンジポンプ1の概要について説明する。図1は、シリンジポンプ1の斜視図である。図1では、シリンジポンプ1に加えて、シリンジポンプ1に装着可能なシリンジ100を併せて示している。図2は、シリンジポンプ1の押子駆動部2を示す図である。図2では、説明の便宜上、カバー部材7を省略している。
シリンジポンプ1は、例えば集中治療室等で使用され、患者に対して、例えば抗がん剤、麻酔剤、化学療法剤、輸血、栄養剤等の薬液の微量注入処置を、高い精度で比較的長時間行うことに用いられる微量持続注入ポンプである。
図1に示すように、シリンジポンプ1には、薬液が充填されているシリンジ100を装着可能である。具体的に、シリンジ100は、シリンジ本体101と、押子102と、を備える。シリンジ本体101は、充填された薬液を収容する収容空間103を区画している。シリンジ本体101の先端部には、収容空間103に連通する排出口104が形成されている。シリンジ本体101に対して押子102を押し込むことで、収容空間103内の薬液が排出口104から排出される。シリンジポンプ1は、シリンジ100の押子102の動作を制御する。排出口104から排出される薬液は、例えば排出口104に連結される医療用チューブ105を通じて、生体内に投与される。このように、シリンジポンプ1を用いることで、シリンジ100内に充填されている薬液を、流量制御(注入量(mL)や注入速度(mL/h)の制御)しながら、患者に送液可能である。シリンジポンプ1の流路制御は、例えば、シリンジポンプ1の正面に配置されているタッチパネル20aへの入力操作等により実行可能である。また、シリンジポンプ1による送液開始及び停止は、例えば、シリンジポンプ1の正面に配置されている各種ボタン20bを操作することにより実行可能である。
図1、図2に示すように、シリンジポンプ1は押子駆動部2を備える。押子駆動部2は、シリンジポンプ1に対してシリンジ100が装着されている状態で、シリンジ100の押子102をシリンジ100のシリンジ本体101に対して移動させることができる。本実施形態では、図1に示すように、シリンジポンプ1のハウジング3の外面に、シリンジ本体101の外周面を受ける受け部3aが設けられている。本実施形態のハウジング3は、耐薬品性を有する成型樹脂材料により一体成型されている。本実施形態のシリンジポンプ1では、シリンジ本体101がハウジング3の受け部3aとクランプ4とにより挟み込まれることで、シリンジ本体101はシリンジポンプ1に対して固定される。但し、シリンジポンプ1に対するシリンジ本体101の固定位置及び固定手段は、本実施形態の固定位置及び固定手段に限定されない。
図1、図2に示すように、押子駆動部2は、押子係合部材5と、移動部材6と、環状のカバー部材7と、駆動源8と、送りねじ9と、フレーム本体10と、を備える。
図3、図4は、シリンジ100が装着されている状態のシリンジポンプ1の一側面を示す側面図である。図4は、図3に示す状態から押子係合部材5及び移動部材6をシリンジ本体101側に移動させた状態を示している。図3、図4に示すように、押子係合部材5は、シリンジ100の押子102と係合する。本実施形態の押子係合部材5は、シリンジ100の押子102をシリンジ本体101側に押圧して移動させるスライダにより構成されている。
図2~図4に示すように、移動部材6は、押子係合部材5と連結され、押子係合部材5と共に移動可能である。移動部材6は、押子係合部材5としてのスライダと共に、シリンジ本体101側に移動する。より具体的に、本実施形態の移動部材6は、軸部材12と、動力伝達部材13と、を備える。
図2に示すように、軸部材12は、押子係合部材5としてのスライダに連結されている。また、軸部材12は、シリンジポンプ1に装着されている状態のシリンジ100の長手方向Aに略平行して延在している。軸部材12は、フレーム本体10により、長手方向Aに移動可能に支持されている。
図2に示すように、動力伝達部材13は、送りねじ9に対して螺合されている。換言すれば、動力伝達部材13は、送りねじ9により支持されている。また、動力伝達部材13は、軸部材12に対して固定されている。駆動源8としての電動モータは、送りねじ9を中心軸線周りに回動させる動力を発生する。送りねじ9の外表面には、螺旋状に延在する雄ねじ部9aが形成されている。送りねじ9は、長手方向Aに略平行に延在している。動力伝達部材13は、駆動源8の動力により送りねじ9が回動することで、長手方向Aに移動することができる。そのため、動力伝達部材13に固定されている軸部材12も、動力伝達部材13と共に長手方向Aに移動することができる。
本実施形態の動力伝達部材13は、送りねじ9に加えて、フレーム本体10により、長手方向Aに移動可能に支持されている。具体的に、本実施形態のフレーム本体10は案内部材11を備える。案内部材11は、動力伝達部材13と係合することで、動力伝達部材13が送りねじ9の中心軸線周りを送りねじ9と共に回動することを規制する。また、案内部材11は、動力伝達部材13と係合することで、動力伝達部材13の移動方向が長手方向Aのみになるようにガイドする。より具体的に、本実施形態の案内部材11は、動力伝達部材13を貫き長手方向Aに延在する案内軸部11aと、長手方向Aに延在し、動力伝達部材13の外面と当接して送りねじ9に対する回動を規制する回動規制部11bと、を備える。動力伝達部材13は、案内部材11の案内軸部11a及び回動規制部11bにより、長手方向Aのみにガイドされて移動することができる。但し、案内部材11は本実施形態で示す構成に限定されない。
図1、図3、図4に示すように、環状のカバー部材7は、移動部材6を覆っている。より具体的に、本実施形態のカバー部材7は、図2に示す移動部材6の軸部材12の周囲を覆っている。また、図3、図4に示すように、カバー部材7は、移動部材6の移動に伴い、中心軸線Oに平行な中心軸線方向Bに変形可能である。ここで「カバー部材7の中心軸線方向B」とは、カバー部材7が移動部材6の軸部材12の周囲を覆っている状態では、上述した長手方向Aと同じ方向を意味している。より具体的に、本実施形態のカバー部材7は、押子係合部材5が長手方向Aのシリンジ本体101側に移動することで、押子係合部材5とフレーム本体10との間で、中心軸線方向Bに圧縮するように弾性変形する。
カバー部材7は、弾性変形により伸縮可能で、薬液や紫外線に対して殆ど劣化しない、例えば、シリコーンゴム,フッ素ゴムや熱可塑性エラストマーにより形成される。カバー部材7を設けることで、軸部材12等の機械要素に薬液等が付着することを抑制できる。カバー部材7の詳細は後述する。
駆動源8は、送りねじ9を中心軸線周りに回動させる動力を発生する。本実施形態の駆動源8は電動モータであるが、他の駆動源を用いてもよい。駆動源8から送りねじ9への動力は、例えば歯車列等の伝達機構14を利用して伝達すればよい。
フレーム本体10は、上述した押子係合部材5及び移動部材6を、長手方向Aに移動可能に支持している。また、駆動源8、送りねじ9及び伝達機構14は、動作可能にフレーム本体10に対して取り付けられている。シリンジポンプ1の外装材であるハウジング3は、フレーム本体10に対して直接的又は間接的に固定されている。
フレーム本体10は、軸部材12を長手方向Aに移動可能に内面で支持する挿通孔10aを区画している。この挿通孔10aは、フレーム本体10のうち、押子係合部材5と長手方向Aで対向する対向壁部10bに形成されている。つまり、動力伝達部材13が長手方向Aに移動すると、軸部材12は挿通孔10a内を長手方向Aに移動する。上述した本実施形態のカバー部材7は、押子係合部材5と、挿通孔10aが形成されているフレーム本体10の対向壁部10bと、の間に挟まれている。そして、押子係合部材5が長手方向Aでシリンジ本体101側に移動すると、押子係合部材5とフレーム本体10の対向壁部10bとの間の長手方向Aの距離が変動する。そのため、本実施形態のカバー部材7は、押子係合部材5とフレーム本体10の対向壁部10bとの間の変動する長手方向Aの距離に応じて中心軸線方向Bに伸長又は収縮するように弾性変形する。本実施形態の対向壁部10bは筒状部を含むが、筒状部を含まない構成であってもよく、対向壁部の形状は特に限定されない。
以下、カバー部材7の詳細について説明する。
図5は、カバー部材7を径方向Cの外側から見た側面図である。図5では、外力が作用していない自然状態でのカバー部材7単体を示している。
カバー部材7は、中心軸線方向Bに変形可能な複数の変形ユニット部50を備えている。「変形ユニット部」とは、カバー部材の中心軸線方向の変形を実現するカバー部材における基準単位を意味している。換言すれば、変形ユニット部50は、カバー部材7の周壁の所定位置に、所定の配置パターンで、所定の数だけ配置される。これにより、カバー部材7の中心軸線方向Bの所望の変形が実現される。以下、変形ユニット部50の詳細について説明する。
図5では、カバー部材7全体の側面図に加えて、カバー部材7の1つの変形ユニット部50の正面図を示している。変形ユニット部50は、面同士が交差する稜線により形成される尾根部51が外縁となって画定される。
より具体的に、変形ユニット部50は、正面視(図5参照)において、2つの第1尾根部51aと、2つの第2尾根部51bと、変形凹部52と、により構成されている。つまり、本実施形態の変形ユニット部50の外縁となる尾根部51は、2つの第1尾根部51a及び2つの第2尾根部51bである。変形ユニット部50の正面視とは、カバー部材7の径方向Cの外側から正対して見る変形ユニット部50を意味する。なお、変形ユニット部50の正面視の形状は、環状のカバー部材7をシート状に展開し、この展開体における変形ユニット部50をシート厚み方向に沿って見た場合と同じ形状である。以下、「変形ユニット部50の正面視」を単に「正面視」と記載する場合がある。
図5に示すように、2つの第1尾根部51aは、正面視において、中心軸線方向Bに対して0°より大きく90°以下の角度θ1を成している。また、図5に示すように、2つの第1尾根部51aは、間隔を隔てて配置されている。図5に示すように、本実施形態の2つの第1尾根部51aは、正面視において、中心軸線方向Bに対して略直交して延在しているが、中心軸線方向Bに対して0°より大きく90°未満の角度θ1で傾斜していてもよい。
また、本実施形態の2つの第1尾根部51aは、正面視において略平行に延在しているが、異なる角度で延在していてもよい。
図5に示すように、2つの第2尾根部51bは、正面視において、中心軸線方向Bに対して0°より大きく、第1尾根部51aよりも小さい角度θ2を成している。また、図5に示すように、2つの第2尾根部51bは、正面視において、2つの第1尾根部51aに跨って延在している。
本実施形態の2つの第2尾根部51bは、正面視において略平行に延在しているが、異なる角度で延在していてもよい。
変形凹部52は、2つの第1尾根部51a及び2つの第2尾根部51bにより囲まれ、中心軸線方向Bに変形する。
上述したような、2つの第1尾根部51a、2つの第2尾根部51b、及び、変形凹部52で構成される変形ユニット部50を用いることで、例えば特許文献1に記載されているような既存の蛇腹形状のカバー部材と比較して、中心軸線方向Bでの変形性能(弾性変形可能長さ及びばね係数)を同等に維持した状態であっても、変形ユニット部50を多数配置することで、各変形ユニット部50が負担する中心軸線方向Bでの変形量を小さくすることができる。そのため、各変形ユニット部50の変形凹部52の径方向Cの窪み量を小さくすることができる。その結果、カバー部材7の外表面の径方向Cでの凹凸の変化量を小さくでき、薬液等が付着しても拭き取り易くなる。このように、上述の変形ユニット部50を用いることで、中心軸線方向Bでの変形性能を保持しつつ、清掃し易い外表面の形状を有するカバー部材7を実現することができる。
上述したように、2つの第1尾根部51aは、正面視において略平行に延在してもよく、異なる角度で延在していてもよい。但し、2つの第1尾根部51aは、正面視において略平行に延在することが好ましい。このようにすることで、中心軸線方向Bにおける圧縮変形を、より容易に行うことができる。例えば、カバー部材7を中心軸線方向Bに圧縮変形させる際に、カバー部材7が中心軸線方向B以外の方向に曲げ変形することを抑制できる。
更に、上述したように、2つの第1尾根部51aは、正面視において、中心軸線方向Bに対して略直交して延在していてもよく、中心軸線方向Bに対して0°より大きく90°未満の角度θ1で傾斜していてもよい。但し、本実施形態のように、2つの第1尾根部51aは、正面視において中心軸線方向Bに対して略直交して延在することが好ましい。このようにすることで、中心軸線方向Bにおける圧縮変形を、より容易に行うことができる。例えば、カバー部材7を中心軸線方向Bに圧縮変形させる際に、カバー部材7が中心軸線方向B以外の方向に曲げ変形することを抑制できる。
また、上述したように、2つの第2尾根部51bは、正面視において略平行に延在してもよく、異なる角度で延在していてもよい。但し、本実施形態のように、2つの第2尾根部51bについても、正面視において略平行に延在することが好ましい。このようにすることで、中心軸線方向Bにおける圧縮変形を、より容易に行うことができる。例えば、カバー部材7を中心軸線方向Bに圧縮変形させる際に、カバー部材7が中心軸線方向B以外の方向に曲げ変形することを抑制できる。
ここで、図5に示すように、本実施形態の複数の変形ユニット部50は、第1尾根部51aの延在方向に沿って連接されている。本実施形態の第1尾根部51aの延在方向とは、カバー部材7の周方向Dである。また、周方向Dで連接される2つの変形ユニット部50は、1つの第2尾根部51bを共有することで周方向Dに連接されている。ここで、共有される第2尾根部51bについて、図5に示す周方向Dで連接される2つの変形ユニット部50a1、50a2を用いて例示説明する。図5に示すように、一方の変形ユニット部50a1の周方向Dの一方側(図5では上側)の第2尾根部51bと、他方の変形ユニット部50a2の周方向Dの他方側(図5では下側)の第2尾根部51bと、が共有されている。
また、本実施形態のカバー部材7では、複数(本実施形態では6つ)の変形ユニット部50が周方向Dの全域に亘って連接されている。周方向Dに隣接する変形ユニット部50同士は、上述したように、1つの第2尾根部51bを共有することで、周方向Dに連接されている。
また、図5に示すように、本実施形態の複数の変形ユニット部50は、第2尾根部51bの延在方向に沿って連接されている。本実施形態の第2尾根部51bの延在方向とは、カバー部材7の中心軸線方向Bの一方に向かうにつれて周方向Dの一方に変位する螺旋方向Eである。また、螺旋方向Eで連接される2つの変形ユニット部50は、1つの第1尾根部51aを共有することで螺旋方向Eに連接されている。ここで、共有される第1尾根部51aについて、図5に示す螺旋方向Eで連接される2つの変形ユニット部50a1、50a3を用いて例示説明する。図5に示すように、一方の変形ユニット部50a1の螺旋方向Eの一方側(図5では右側)の第1尾根部51aと、他方の変形ユニット部50a3の螺旋方向Eの他方側(図5では左側)の第1尾根部51aと、が共有されている。
また、本実施形態のカバー部材7では、複数の変形ユニット部50が中心軸線方向Bの全域に亘って連接されている。螺旋方向Eに隣接する変形ユニット部50同士は、上述したように、1つの第1尾根部51aを共有することで、螺旋方向Eに連接されている。
本実施形態の変形ユニット部50における2つの第1尾根部51aは、別々の環状凸部により構成されているが、この構成に限られず、連なる1つの螺旋状凸部により構成されてもよい。但し、本実施形態のように、変形ユニット部50における2つの第1尾根部51aは、別々の環状凸部により構成されていることが好ましい。換言すれば、2つの第1尾根部51aは連なっていないことが好ましい。このようにすることで、2つの第1尾根部51aのうち一方の第1尾根部51aを変形させることで発生する復元力が、他方の第1尾根部51aに作用し難い。つまり、一方の第1尾根部51aの変形と、他方の第1尾根部51aの変形と、が互いに作用し難くなる。つまり、カバー部材7の中心軸線方向Bでのばね係数を、2つの第1尾根部が螺旋状に連なっている構成と比較して、小さくし易い。そのため、中心軸線方向Bに、より圧縮し易いカバー部材7を実現できる。
更に、本実施形態の変形ユニット部50における2つの第2尾根部51bは、別々の螺旋状凸部により構成されているが、この構成に限られず、連なる1つの螺旋状凸部により構成されてもよい。但し、本実施形態のように、変形ユニット部50における2つの第2尾根部51bは、別々の螺旋状凸部により構成されていることが好ましい。換言すれば、2つの第2尾根部51bは連なっていないことが好ましい。このようにすることで、2つの第2尾根部51bの一方の第2尾根部51bを変形させることで発生する復元力が、他方の第2尾根部51bに作用し難い。つまり、一方の第2尾根部51bの変形と、他方の第2尾根部51bの変形と、が互いに作用し難くなる。つまり、カバー部材7の中心軸線方向Bでのばね係数を、2つの第2尾根部が螺旋状に連なっている構成と比較して、小さくし易い。そのため、中心軸線方向Bに、より圧縮し易いカバー部材7を実現できる。
また、本実施形態の変形ユニット部50の変形凹部52は谷部52aを備える。谷部52aは、第1尾根部51a及び第2尾根部51bとは径方向Cの反対側に向かって突出する稜線により形成されている。本実施形態の第1尾根部51a及び第2尾根部51bは、カバー部材7の径方向Cの外側に向かって突出する稜線により形成されている。したがって、本実施形態の谷部52aは、カバー部材7の径方向Cの内側に向かって突出する稜線により形成されている。
図5に示すように、谷部52aは、正面視において、変形ユニット部50の第1尾根部51aと第2尾根部51bとの交点同士を結ぶ対角線のうち、中心軸線方向Bに対して、第1尾根部51aよりも小さく、かつ、第2尾根部51bよりも大きい角度θ3を成す対角線により構成されている。つまり、本実施形態の変形ユニット部50では、中心軸線方向Bに対する角度として、「90°≧θ1>θ3>θ2」が成立している。
変形ユニット部50の変形凹部52において上述の谷部52aを設けることで、カバー部材7が中心軸線方向Bに圧縮変形する際に、変形凹部52が谷部52aを折り目として変形し易くなる。そのため、カバー部材7が中心軸線方向Bに圧縮変形する際に、変形凹部52が谷部52a以外の位置で折れ曲がることで、中心軸線方向B以外の方向に向けた大きな復元力が発生することを抑制できる。そのため、中心軸線方向Bに、より圧縮変形し易いカバー部材7を実現できる。
更に、図5に示すように、本実施形態のカバー部材7は、2種類の変形ユニット部50を備える。以下、説明の便宜上、上述した変形ユニット部50を「第1変形ユニット部50a」と記載する。また、中心軸線方向Bと直交する平面に対して第1変形ユニット部50aと面対称となる変形ユニット部を「第2変形ユニット部50b」と記載する。換言すれば、図5に示すように、第1変形ユニット部50aは、中心軸線方向Bを基準として反時計回りに見て、上述の「90°≧θ1>θ3>θ2」が成立するのに対して、第2変形ユニット部50bは、中心軸線方向Bを基準として時計回りに見て、上述の「90°≧θ1>θ3>θ2」が成立する。このように、本実施形態のカバー部材7は、第1変形ユニット部50a及び第2変形ユニット部50bの両方を備える。
カバー部材7が上述の第1変形ユニット部50a及び第2変形ユニット部50bを備えることにより、いずれか一方の変形ユニット部のみを備える構成と比較して、カバー部材7を中心軸線方向Bにおいて圧縮変形する際の捩れ変形を軽減できる。
更に、本実施形態のカバー部材7は、中心軸線方向Bにおいて、第1変形ユニット部50aのみから構成される第1領域Z1と、第2変形ユニット部50bのみから構成される第2領域Z2と、を含む。本実施形態の第1領域Z1とは、複数の第1変形ユニット部50aが周方向D全域に亘って連接されて形成されている、中心軸線方向Bにおける領域である。また、本実施形態の第2領域Z2とは、複数の第2変形ユニット部50bが周方向D全域に亘って連接されて形成されている、中心軸線方向Bにおける領域である。より具体的に、本実施形態のカバー部材7は、中心軸線方向Bの中央位置を境界として一方側(図5では右側)が第1領域Z1であり、他方側(図5では左側)が第2領域Z2である。
カバー部材7が第1領域Z1及び第2領域Z2の両方を備えることで、いずれか一方の領域のみを備える構成と比較して、カバー部材7を中心軸線方向Bにおいて圧縮変形する際の捩れ変形を軽減できる。上述の第1領域Z1及び第2領域Z2のいずれか一方の領域のみで構成されるカバー部材の場合、カバー部材を中心軸線方向Bにおいて圧縮変形する際の捩れ変形が大きくなる。本実施形態のように、所謂「筒状ねじり折り」構造を有するカバー部材7は、中心軸線方向Bにおいて圧縮変形する際に回動を伴う。そのため、本実施形態のように、カバー部材7が第1領域Z1及び第2領域Z2の両方を備えることで、カバー部材7における捩れ変形を抑制することができる。
本実施形態のカバー部材7は、第1領域Z1及び第2領域Z2のみを備えるが、別の領域を備えていてもよい。更に、本実施形態のカバー部材7では、第1領域Z1及び第2領域Z2それぞれの中心軸線方向Bにおける範囲(中心軸線方向Bでの長さ)は等しい。第1領域Z1及び第2領域Z2それぞれの中心軸線方向Bにおける範囲を異ならせてもよいが、本実施形態のように等しいことが好ましい。このようにすることで、カバー部材7における捩れ変形を、より抑制することができる。
図6は、本実施形態のカバー部材7の変形例としてのカバー部材207の側面図である。図6に示すカバー部材207は、図5に示すカバー部材7と同様、第1領域Z1及び第2領域Z2のみを備える。また、図6に示すカバー部材207では、第1領域Z1及び第2領域Z2それぞれの中心軸線方向Bにおける範囲は等しい。しかしながら、図6に示すカバー部材207では、第1領域Z1及び第2領域Z2を中心軸線方向Bにおいて交互に配置している。このようにすることで、カバー部材207の中心軸線方向B全体での捩れ変形の抑制に加えて、中心軸線方向Bの位置に応じた捩れ変形のばらつきを抑制できる。
本実施形態のカバー部材7は、上述したように、変形ユニット部50の集合として捉えることができるが、この観点とは異なる観点で捉えることも可能である。以下、この異なる観点について説明する。
本実施形態のカバー部材7は、径方向Cの外側に向かって突出し、周方向Dに延在する稜線により形成されている環状凸部60を備える。環状凸部60は、中心軸線方向Bにおいて所定間隔を隔てて複数配置されている。また、複数の環状凸部60は、中心軸線方向Bの全域に亘って配置されている。カバー部材7の環状凸部60の位置での中心軸線方向Bに直交する断面視において、環状凸部60は略六角形状の外形を有する。環状凸部60の外形は、上述した六角形状に限られず、他の多角形状であってもよく、円形状であってもよい。また、環状凸部60を形成する稜線は、周方向D全域に亘って無端状に延在していればよく、周方向Dに対して傾斜して延在していてもよい。
本実施形態のカバー部材7において、上述した複数の環状凸部60のうち中心軸線方向Bに隣接する2つの環状凸部60は、径方向Cの外側に向かって突出し、中心軸線方向Bに対して傾斜して延在する稜線により形成されている傾斜凸部61と交差する。より具体的に、複数の環状凸部60のうち中心軸線方向Bに隣接する2つの環状凸部60は、複数の傾斜凸部61のうち少なくとも2つの傾斜凸部61と交差している。本実施形態において、中心軸線方向Bに隣接する2つの環状凸部60と交差する傾斜凸部61は、周方向Dの異なる位置に6つ配置されている。
より具体的に、本実施形態のカバー部材7は、上述の環状凸部60に加えて、径方向Cの外側に向かって突出し、螺旋状に延在する稜線により形成されている、上述の傾斜凸部61としての螺旋状凸部62を備える。換言すれば、本実施形態の上述の傾斜凸部61は、螺旋状に延在する稜線により形成されている螺旋状凸部62により構成されている。ここで「螺旋状」とは、中心軸線方向Bの一方側に向かうにつれて周方向Dの一方側に変位するように延在する状態を意味している。螺旋状凸部62は、周方向Dにおいて所定間隔を隔てて複数配置されている。また、複数の螺旋状凸部62は、周方向Dの全域に亘って配置されている。
また、本実施形態のカバー部材7では、2種類の螺旋状凸部62を備える。図5に示すように、本実施形態のカバー部材7は、中心軸線方向Bの一方側(図5では右側)に向かうにつれて周方向Dの一方側(図5では上側)に変位するように延在する第1螺旋状凸部62aを備える。更に、本実施形態のカバー部材7は、中心軸線方向Bの他方側(図5では左側)に向かうにつれて周方向Dの一方側(図5では上側)に変位するように延在する第2螺旋状凸部62bを備える。第1螺旋状凸部62aは、カバー部材7の中心軸線方向Bの中央よりも右側のみに配置されている。また、第2螺旋状凸部62bは、カバー部材7の中心軸線方向Bの中央よりも左側のみに配置されている。このような中心軸線方向Bに直交する平面に対して面対称な形状を有する第1螺旋状凸部62a及び第2螺旋状凸部62bを設けることで、上述したように、カバー部材7における捩れ変形を抑制することができる。
カバー部材7には、上述した複数の環状凸部60と複数の傾斜凸部61(本実施形態では螺旋状凸部62としての第1螺旋状凸部62a及び第2螺旋状凸部62b)とが互いに交差することにより、平行四辺形状の複数の変形ユニット部50が形成されている。複数の環状凸部60と複数の第1螺旋状凸部62aとが互いに交差することにより形成される第1変形ユニット部50aの形状、及び、複数の環状凸部60と複数の第2螺旋状凸部62bとが互いに交差することにより形成される第2変形ユニット部50bの形状、についても中心軸線方向Bに直交する平面に対して面対称である。
最後に、本実施形態のカバー部材7を中心軸線方向Bに圧縮変形した場合の変形動作について説明する。図7は、図5と同様、自然状態のカバー部材7の側面図である。図7では、カバー部材7が中心軸線方向Bに圧縮変形する場合(図7の中心軸線方向Bの両側に位置する白抜き矢印参照)の、各部位の動作を各種矢印にて示している。具体的に、図7では、カバー部材7が中心軸線方向Bに圧縮変形する場合の、第1尾根部51aの回動方向を破線矢印にて示している。また、図7では、第1尾根部51aと第2尾根部51bとの各交点が、カバー部材7が中心軸線方向Bに圧縮変形する場合に、近づいていく別の交点を太線矢印にて示している。
図7に示すように、カバー部材7を中心軸線方向Bの両側から圧縮変形していくと、第1領域Z1に位置する第1尾根部51aは、周方向Dの一方側(図7では上側)に回動しながら(図7の破線矢印参照)、中心軸線方向Bの中央側に向かって近づいていく。換言すれば、カバー部材7を中心軸線方向Bの両側から圧縮変形していくと、第1領域Z1の環状凸部60は、周方向Dの一方側(図7では上側)に回動しながら(図7の破線矢印参照)、中心軸線方向Bの中央側に向かって近づいていく。また、図7に示すように、カバー部材7を中心軸線方向Bの両側から圧縮変形していくと、第2領域Z2に位置する第1尾根部51aは、周方向Dの一方側(図7では上側)に回動しながら(図7の破線矢印参照)、中心軸線方向Bの中央側に向かって近づいていく。換言すれば、カバー部材7を中心軸線方向Bの両側から圧縮変形していくと、第2領域Z2の環状凸部60は、周方向Dの一方側(図7では上側)に回動しながら(図7の破線矢印参照)、中心軸線方向Bの中央側に向かって近づいていく。この際に、第1領域Z1と第2領域Z2との境界を構成する環状凸部60については、中心軸線方向Bの位置は変化せず、周方向Dの一方側(図7では上側)に回動する。このように、第1領域Z1の第1尾根部51aを構成する環状凸部60と、第2領域Z2の第1尾根部51aを構成する環状凸部60とが、共に周方向Dの同一方向に回動することで、カバー部材7での捩れ変形が抑制される。
また、第1尾根部51aは、変形凹部52の谷部52aが折り曲がるように変形することで、中心軸線方向Bの中央側に向かって近づいていく。この谷部52aが折り曲がることで、第1尾根部51a及び第2尾根部51bの各交点は、第1尾根部51a及び第2尾根部51bの別の交点に向かって近づく。より具体的に、本実施形態のカバー部材7は、第1尾根部51a及び第2尾根部51bの各交点が、谷部52aを挟んで反対側に位置する別の交点に向かって近づくように(図7の太線矢印参照)、中心軸線方向Bに圧縮変形する。
本開示に係るシリンジポンプは、上述した実施形態に示す具体的な構成に限られず、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の変形・変更が可能である。
本開示はシリンジポンプに関する。
1:シリンジポンプ
2:押子駆動部
3:ハウジング
3a:受け部
4:クランプ
5:押子係合部材
6:移動部材
7、207:カバー部材
8:駆動源
9:送りねじ
9a:雄ねじ部
10:フレーム本体
10a:挿通孔
10b:対向壁部
11:案内部材
11a:案内軸部
11b:回動規制部
12:軸部材
13:動力伝達部材
14:伝達機構
20a:タッチパネル
20b:各種ボタン
50、50a1、50a2、50a3:変形ユニット部
50a:第1変形ユニット部
50b:第2変形ユニット部
51:尾根部
51a:第1尾根部
51b:第2尾根部
52:変形凹部
52a:谷部
60:環状凸部
61:傾斜凸部
62:螺旋状凸部
62a:第1螺旋状凸部
62b:第2螺旋状凸部
100:シリンジ
101:シリンジ本体
102:押子
103:収容空間
104:排出口
105:医療用チューブ
A:長手方向
B:カバー部材の中心軸線方向
C:カバー部材の径方向
D:カバー部材の周方向
E:螺旋方向
O:カバー部材の中心軸線
Z1:第1領域
Z2:第2領域
θ1:変形ユニット部の正面視における第1尾根部の中心軸線方向に対する角度
θ2:変形ユニット部の正面視における第2尾根部の中心軸線方向に対する角度
θ3:変形ユニット部の正面視における谷部の中心軸線方向に対する角度


Claims (8)

  1. シリンジを装着可能であり、前記シリンジ内に充填されている薬液を患者に送液可能なシリンジポンプであって、
    前記シリンジが装着されている状態で、前記シリンジの押子を前記シリンジのシリンジ本体に対して移動させる押子駆動部を備え、
    前記押子駆動部は、
    前記シリンジの前記押子と係合する押子係合部材と、
    前記押子係合部材と連結され、前記押子係合部材と共に移動可能な移動部材と、
    前記移動部材を覆い、前記移動部材の移動に伴い中心軸線方向に変形可能な環状のカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、面同士が交差する稜線により形成される尾根部が外縁となって画定される、前記中心軸線方向に変形可能な複数の変形ユニット部を備え、
    前記変形ユニット部は、正面視において、
    前記中心軸線方向に対して0°より大きく90°以下の角度を成し、間隔を隔てて配置されている2つの第1尾根部と、
    前記中心軸線方向に対して0°より大きく、前記第1尾根部よりも小さい角度を成し、前記2つの第1尾根部に跨って延在する2つの第2尾根部と、
    前記2つの第1尾根部及び前記2つの第2尾根部により囲まれ、前記中心軸線方向に変形する変形凹部と、により構成されており、
    前記変形ユニット部を第1変形ユニット部とした場合に、前記カバー部材は、前記中心軸線方向と直交する平面に対して前記第1変形ユニット部と面対称となる第2変形ユニット部を複数備え、
    前記カバー部材は、前記中心軸線方向において、
    前記第1変形ユニット部のみから構成される第1領域と、
    前記第2変形ユニット部のみから構成される第2領域と、を含む、シリンジポンプ。
  2. 前記第1変形ユニット部の正面視において、前記2つの第1尾根部は略平行に延在している、請求項1に記載のシリンジポンプ。
  3. 前記第1変形ユニット部の正面視において、前記2つの第1尾根部は、前記中心軸線方向に対して略直交して延在している、請求項2に記載のシリンジポンプ。
  4. 前記第1変形ユニット部の正面視において、前記2つの第2尾根部は略平行に延在している、請求項2又は3に記載のシリンジポンプ。
  5. 前記複数の第1変形ユニット部は、前記第1尾根部の延在方向に沿って連接されており、
    前記第1尾根部の延在方向で連接される2つの第1変形ユニット部は、1つの前記第2尾根部を共有することで前記第1尾根部の延在方向に連接されている、請求項4に記載のシリンジポンプ。
  6. 前記複数の第1変形ユニット部は、前記第2尾根部の延在方向に沿って連接されており、
    前記第2尾根部の延在方向で連接される2つの第1変形ユニット部は、1つの前記第1尾根部を共有することで前記第2尾根部の延在方向に連接されている、請求項4又は5に記載のシリンジポンプ。
  7. 前記2つの第1尾根部は別々の環状凸部により構成されている、請求項1から6のいずれか1つに記載のシリンジポンプ。
  8. 前記変形凹部は、前記第1尾根部及び前記第2尾根部とは径方向の反対側に向かって突出する稜線により形成される谷部を備え、
    前記第1変形ユニット部の正面視において、前記谷部は、前記第1変形ユニット部の前記第1尾根部と前記第2尾根部との交点同士を結ぶ対角線のうち、前記中心軸線方向に対して、前記第1尾根部よりも小さく、かつ、前記第2尾根部よりも大きい角度を成す対角線により構成されている、請求項1から7のいずれか1つに記載のシリンジポンプ。
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