JP7307437B2 - 冷却用パイプ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却用パイプ及びその製造方法に関し、特にパイプから外側に冷却液を噴出する構成を有する冷却用パイプ及びその製造方法に関するものである。
従来、エンジン等を冷却するための冷却液を内部に通すパイプを有し、そのパイプの外周面に噴出孔が開けられていて、そこから冷却液を外側に噴出してエンジン等を冷却する構造の冷却用パイプがある(例えば、特許文献1参照)。
これに対し、図9に示す冷却用パイプ510のように、内部に中空部521を有するパイプ本体520の外周面522から所定の長さを有する筒状部530を固定し、この筒状部530に設けられた噴出孔532を用いて冷却液の噴出を行うことで、冷却液の噴出方向をより精度良く設定し、所望の方向に冷却液を噴出しようとするものが提案されている。
特開平6-50120号公報
しかしながら、前記した図5に示すように、大きなパイプ本体の外周面に小さな筒状(パイプ状)の噴出孔を固定して、冷却液の噴出方向の精度を高めようとしても、大きなパイプ本体の外周面に小さな筒状の噴出孔を例えば溶接等で固定する際に、精度良く固定することが困難であり、噴出孔の取付角度が設計値から変わってしまうこともあり、これにより冷却液の噴出角度が変わってしまうという問題が生じる虞があった。さらに、パイプの大きさによってはそもそも大きなパイプの外周面に小さな筒状の噴出孔を固定することが難しい場合もあった。そのため、冷却液の噴出方向の精度を確実に高めるために、さらなる改良が必要であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、冷却液の噴出方向の精度を確実に高めることができる冷却用パイプ及びその製造方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、発明は、内部を冷却液が通る中空のパイプ本体の外周面の所定位置に、所定厚みの固定部材が前記パイプ本体の外周面に沿って取り付けられ、該固定部材の外周面から前記パイプ本体の内周面まで貫通する噴出孔を有しており、前記冷却液が前記パイプ本体の内部から前記噴出孔を通って噴出されるようになっている冷却用パイプとしたことを特徴とする。
また、発明は、前記記載の発明に加え、前記パイプ本体の外周面の所定位置の全周のうちの一部に、1又は複数の前記固定部材が取り付けられ、該固定部材の外周面から前記パイプ本体の内周面まで貫通する噴出孔を有しており、前記冷却液が前記パイプ本体の内部から前記噴出孔を通って噴出されるようになっている冷却用パイプとしたことを特徴とする。
また、発明は、前記記載の発明に加え、前記パイプ本体の外周面の所定位置の全周に、前記固定部材としてリング状のカラーが固定され、該カラーの外周面から前記パイプ本体の内周面まで貫通する噴出孔を有しており、前記冷却液が前記パイプ本体の内部から前記噴出孔を通って噴出されるようになっている冷却用パイプとしたことを特徴とする。
また、発明は、前記記載の発明に加え、前記カラーの両端面の内周縁部側に内側に突出する凸部が形成され、該凸部が前記パイプ本体の凹部に係止されていることで、前記カラーが前記パイプ本体に固定されている冷却用パイプとしたことを特徴とする。
また、発明は、中空のパイプ本体の外周面の所定位置に、所定厚みの固定部材を前記パイプ本体の外周面に沿って固定する工程と、前記パイプ本体の前記外周面に固定した前記固定部材の外周面から前記パイプ本体の内周面までを貫通する噴出孔を形成する工程と、を有する冷却用パイプの製造方法としたことを特徴とする。
発明によれば、パイプ本体と所定厚みの固定部材とを用いて冷却液の噴出孔を形成することで、簡単な構造で、冷却液の噴出方向の精度を確実に高めることができる。
また、本発明によれば、1又は複数の固定部材がパイプ本体の外周面の全周の一部に取り付けられていることで、必要な場所に必要な部材を取り付けて効率良く噴出孔を形成することができる。
また、本発明によれば、固定部材としてリング状のカラーを用いることで、同様の部材で種々のパターンの噴出孔を形成することができる。
また、発明によれば、凹凸を用いた固定構造で、簡単かつ確実にパイプ本体とカラーとを固定することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷却用パイプを示す正面図である。 同実施の形態に係る冷却用パイプの(a)噴出孔付近の拡大正面図及び(b)(a)のA-A断面図である。 同実施の形態に係る冷却用パイプの製造工程を示す工程図で(a)材料準備の状態を示す図、(b)組付け後を示す図、(c)噴出孔形成後を示す図である。 同実施の形態に係るカラーのパイプ本体への固定構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る冷却用パイプの(a)噴出孔付近の拡大正面図及び(b)(a)のB-B断面図である。 本発明の実施の形態3に係る冷却用パイプの噴出孔の拡大断面図である。 本発明の実施の形態4に係る冷却用パイプの(a)噴出孔付近の拡大正面図及び(b)(a)のC-C断面図である。 本発明の実施の形態5に係る冷却用パイプの噴出孔付近の拡大正面図である。 従来の冷却用パイプの(a)正面図及び(b)(a)のD-D断面図である。
[発明の実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について、図1~図4を参照して詳細に説明する。
本実施の形態の冷却用パイプ10は、例えばエンジン冷却用にエンジンの側に配設されるものであり、エンジンに対してオイル等の冷却液を噴射してエンジンの冷却を行うものである。
また、本実施の形態の冷却用パイプ10は、図1,図2に示すように、中空のパイプ本体20の外周面22の所定位置の全周に、所定厚みの固定部材としてのリング状のカラー30がパイプ本体20の外周面22に沿って取り付けられており、このカラー30とパイプ本体20を貫通する噴出孔32を有する構成となっている。そして、パイプ本体20の内部の中空部21にオイル等の冷却液(図示省略)が通るようになっており、この冷却液が内部圧力によって噴出孔32を通ってパイプ本体20に対する略放射状の方向に噴出し、当該冷却液が例えばエンジンに噴射されてエンジンを冷却するように構成されている。
なお、図示及び詳しい説明は省略するが、この冷却用パイプ10は冷却液を送り出すと共に回収して濾過等を行って再び送り出す冷却液循環装置に繋がれており、当該装置から冷却液が送出されて冷却用パイプ10の中空部21を通り、噴出孔32からエンジンに噴射され、残りがまた冷却液循環装置に戻ってくるようになっている。また、エンジンに噴射された冷却液も少なくとも一部は所定の回収ルートを通って回収され、濾過等の工程を経て再び冷却用パイプ10から送出されるようになっている。以下、詳細に説明する。
本実施の形態のパイプ本体20は、例えばSTKM11A相当の炭素鋼等で形成されており、前記したように内部にオイル等の冷却液を通す中空部21を有している。本実施の形態のパイプ本体20は、図1に示すように略直線形状に形成されたものを例に説明しているが、これに限るものではなく、例えばエンジンの形状に沿って、屈曲、湾曲等していても良く、その途中の1箇所又は複数箇所にカラー30が配設されるようになっていても良い。なお、パイプ本体20の材質は炭素鋼に限らず、他の金属で構成されていても良いし、また、樹脂等で構成されている場合もあり得る。
また、本実施の形態のカラー30は、例えばパイプ本体20と同じSTKM11A相当の炭素鋼等で形成されており、図2(a)に示すように、所定の厚みを有しており、パイプ本体20の所定位置において、パイプ本体20の外周面22に沿ってカラー30の内周面31が当接して液密状態で固定されており、カラー30の外周面33には、その内周面31及びパイプ本体20の中空部21まで到達する噴出孔32が形成されている。この噴出孔32は、図2(b)に示すように、パイプ本体20及びカラー30の中心から略放射状となる方向に向けて形成されており、パイプ本体20の中空部21を通る冷却液が、その圧力によって噴出孔32を通って噴射されるようになっている。
また、本実施の形態のカラー30は、所定の厚みを有しているため、噴出孔32を形成したときに、この噴出孔32が所定の長さを有するものとすることができる。そのため、薄い板面に孔があいている状態の噴出孔から冷却液を噴射する場合と比べて、安定した状態で意図した方向に冷却液を噴射することができる。
なお、ここでは噴出孔32はパイプ本体20の中心から略放射状の方向に形成されているが、これに限るものではなく、冷却液を噴射すべき方向に合わせて、斜め前方等、適宜角度を調整して形成されていれば良い。また、ここでは噴出孔32は1つのカラー30に1か所のみ形成されていたが、これに限るものではなく、1つのカラー30に複数の噴出孔32が形成されていて、1つのカラー30から複数方向に冷却液が噴出されるようになっていてもよい。また、ここではパイプ本体20に対してカラー30が1つだけ配設されていたが、これに限るものではなく、パイプ本体20に対して所定間隔をあけて複数のカラー30が配設されており、それぞれに1又は複数の噴出孔32が形成されるようになっていても良い。
また、本実施の形態では、パイプ本体20に対するカラー30の固定について、図4に示すように、カラー30の両端面(図4におけるカラー30の左右両端面)の内周縁部(内周面31)内側に突出する凸部35が全周にわたって形成されており、この凸部35がパイプ本体20の凹部25に係止されていることで、カラー30がパイプ本体20に液密状態で固定された構成となっている。
なお、本実施の形態では、凸部35と凹部25を全周にわたって同じ深さで形成していたが、これに限らず、カラー30の凸部35が全周にわたって内側に突出しておらずに一部突出していない箇所(間隙部)が形成されていても良い。また、凸部35が円周方向における複数箇所で内側に突出してパイプ本体20の凹部25に食い込んで固定されていて突出していない間隙部が複数箇所形成されていても良い。また、凹凸を全周にわたって同じ深さで形成せずに、凹凸の度合いが深い箇所と凹凸の度合いが浅い箇所を形成することで段差を生じさせても良い。これらのようにすることで、凸部35が凹部25に対して円周方向に回転してしまう虞があるところを、当該間隙部や段差によって回転を防止することができるものである。
次に、本実施の形態に係る冷却用パイプの製造方法について、図3を用いて説明する。
ここでは、まず、図3(a)に示すように、パイプ本体20の材料となる、中空部21aと外周面22aを有するパイプ本体材料20aを用意する。また、内周面31と外周面33を有するカラー30を用意する。
次に、図3(b)に示すように、パイプ本体材料20aを所定の長さに切ったり必要に応じて曲げ加工したりして、パイプ本体材料20aからパイプ本体20を形成し、パイプ本体20の外周面22にカラー30の内周面31が当接するように、パイプ本体20の所定位置にカラー30を挿入し、カラー30をパイプ本体20に固定する。
その後、図3(c)に示すように、ドリル等の工具を用いて、予め定められた位置、角度に、カラー30の外周面33側から固定されたパイプ本体20の中空部21まで噴出孔32を空ける。なお、1つのカラー30に複数の噴出孔32を設ける場合もある。また、噴出孔32の形成には、カラー30やパイプ本体20に対する噴出孔32の位置や角度等が予め入力されたロボットによって、自動的に行うようになっていても良い。
このようにパイプ本体20に対してカラー30を固定した後で、噴出孔32を形成する手順で行うと、パイプ本体20の孔とカラー30の孔とを合わせたり確認したりする手間が省けるため、効率が良い。
このように、本実施の形態に係る冷却用パイプ10及びその製造方法によれば、パイプ本体20と所定厚みの固定部材としてのカラー30とを用いて冷却液の噴出孔32を形成することで、簡単な構造で、冷却液の噴出方向の精度を確実に高めることができる。
また、本実施の形態に係る冷却用パイプ10によれば、固定部材としてリング状のカラー30を用いることで、同様の部材で種々のパターンの噴出孔32を形成することができる。
また、本実施の形態に係る冷却用パイプ10によれば、凹凸を用いた固定構造で、簡単かつ確実にパイプ本体20とカラー30とを固定することができる。
また、本実施の形態の固定構造によれば、パイプ本体20とカラー30の固定について、簡単な構造で確実に双方の固定を行うことができる。
また、凹凸の深さを変えて凹凸を形成しておけば、固定すると共に、パイプ本体20に対してカラー30が回転しないような構造にすることができる。
[発明の実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について、図5を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態2においては、前記した実施の形態1の説明と異なる部分のみを説明し、同様の構成については説明を省略する。
本実施の形態の冷却用パイプ110は、図5に示すように、中空のパイプ本体120の外周面122の所定位置の一部に、所定厚みの固定部材130がパイプ本体120の外周面122に沿って取り付けられており、この固定部材130とパイプ本体120を貫通する噴出孔132を有する構成となっている。そして、パイプ本体120の内部の中空部121に流れるオイル等の冷却液(図示省略)が、内部圧力によって噴出孔132を通ってパイプ本体120に対する略放射状の方向に噴出し、当該冷却液が例えばエンジンに噴射されてエンジンを冷却するように構成されている。
また、本実施の形態の固定部材130は、例えばパイプ本体120と同じSTKM11A相当の炭素鋼等で形成されており、図5(b)に示すように、所定の厚みを有しており、図5(a)に示すように、パイプ本体120の所定位置において、パイプ本体120の外周面122の一部(ここでは、外周面122の全周の2分の1から5分の1程度)を覆うように、パイプ本体120の外周面122に沿って固定部材130の内周面131が当接して液密状態で固定されている。
また、固定部材130の外周面133には、その内周面131及びパイプ本体120の中空部121まで到達する噴出孔132が形成されている。この噴出孔132は、図5(b)に示すように、パイプ本体120及び固定部材130の中心から略放射状となる方向に向けて形成されており、パイプ本体120の中空部121を通る冷却液が、その圧力によって噴出孔132を通って噴射されるようになっている。
また、本実施の形態の固定部材130は、所定の厚みを有しているため、噴出孔132を形成したときに、この噴出孔132が所定の長さを有するものとすることができる。そのため、薄い板面に孔があいている状態の噴出孔から冷却液を噴射する場合と比べて、安定した状態で意図した方向に冷却液を噴射することができる。
なお、ここでは噴出孔132は1つの固定部材130に1か所のみ形成されていたが、これに限るものではなく、1つの固定部材130に複数の噴出孔132が形成されていて、1つの固定部材130から複数方向に冷却液が噴出されるようになっていてもよい。
また、本実施の形態では、パイプ本体120に対する固定部材130の固定は、溶接又は接着剤による接着によって行われているが、これに限るものではなく、他の方法で固定するように鳴っていても良い。
また、ここではパイプ本体120に対して固定部材130が1か所だけ配設されていたが、これに限るものではなく、パイプ本体120の長手方向に対して所定間隔をあけて複数の固定部材130が配設されており、それぞれに1又は複数の噴出孔132が形成されるようになっていても良い。
また、本実施の形態の冷却用パイプ110の製造方法については、固定部材130をパイプ本体120の一部に溶接又は接着で固定する以外は、前記した実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、本実施の形態に係る冷却用パイプ110及びその製造方法によれば、パイプ本体120と所定厚みの固定部材130とを用いて冷却液の噴出孔132を形成することで、簡単な構造で、冷却液の噴出方向の精度を確実に高めることができる。
また、本実施の形態に係る冷却用パイプ110によれば、固定部材130がパイプ本体120の外周面122の全周の一部に取り付けられていることで、必要な場所に必要な部材を取り付けて効率良く噴出孔132を形成することができる。
[発明の実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について、図6を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態3においては、前記した実施の形態1~2の説明と異なる部分のみを説明し、同様の構成については説明を省略する。
本実施の形態の冷却用パイプ210は、図6に示すように、中空のパイプ本体220の外周面222の所定位置の一部に、所定厚みの固定部材230がパイプ本体220の外周面222に沿って取り付けられており、この固定部材230とパイプ本体220を貫通する噴出孔232を複数有する構成となっている。そして、パイプ本体220の内部の中空部221に流れるオイル等の冷却液(図示省略)が、内部圧力によって各噴出孔232を通ってパイプ本体220に対する略放射状の方向に噴出し、当該冷却液が例えばエンジンに噴射されてエンジンを冷却するように構成されている。
また、本実施の形態の固定部材230は、例えばパイプ本体220と同じSTKM11A相当の炭素鋼等で形成されており、図6に示すように、所定の厚みを有しており、パイプ本体220の所定位置において、パイプ本体220の外周面122の一部(ここでは、外周面122の全周の2分の1程度)を覆うように、パイプ本体220の外周面222に沿って固定部材230の内周面231が当接して液密状態で固定されている。また、固定部材230の外周面233には、その内周面231及びパイプ本体220の中空部221まで到達する噴出孔232が複数(ここでは2つ)形成されている。この噴出孔232はそれぞれ、図6に示すように、パイプ本体220及び固定部材230の中心から略放射状となる方向に向けて形成されており、パイプ本体220の中空部221を通る冷却液が、その圧力によって各噴出孔232を通って噴射されるようになっている。
また、本実施の形態の固定部材230は、所定の厚みを有しているため、噴出孔232を形成したときに、この噴出孔232が所定の長さを有するものとすることができる。そのため、薄い板面に孔があいている状態の噴出孔から冷却液を噴射する場合と比べて、安定した状態で意図した方向に冷却液を噴射することができる。
なお、ここでは噴出孔232は1つの固定部材230に2か所形成されていたが、これに限るものではなく、1つの固定部材230に3か所以上の噴出孔232が形成されていて、1つの固定部材230から3方向以上に冷却液が噴出されるようになっていてもよい。
また、本実施の形態では、パイプ本体220に対する固定部材230の固定は、溶接又は接着によって行われているが、これに限るものではなく、他の方法で固定するように鳴っていても良い。
また、ここではパイプ本体220に対して固定部材230が1か所だけ配設されていたが、これに限るものではなく、パイプ本体220の長手方向に対して所定間隔をあけて複数の固定部材230が配設されており、それぞれに複数の噴出孔232が形成されるようになっていても良い。
また、本実施の形態の冷却用パイプ210の製造方法については、固定部材230をパイプ本体220の一部に溶接又は接着で固定する以外は、前記した実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、本実施の形態に係る冷却用パイプ210及びその製造方法によれば、パイプ本体220と所定厚みの固定部材230とを用いて冷却液の噴出孔232を複数形成することで、簡単な構造で、冷却液の噴出方向の精度を確実に高めることができる。
また、本実施の形態に係る冷却用パイプ210によれば、固定部材230がパイプ本体220の外周面222の全周の一部に取り付けられていることで、必要な場所に必要な部材を取り付けて効率良く複数の噴出孔232を形成することができる。
[発明の実施の形態4]
次に、本発明の実施の形態4について、図7を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態4においては、前記した実施の形態1~3の説明と異なる部分のみを説明し、同様の構成については説明を省略する。
本実施の形態の冷却用パイプ310は、図7に示すように、中空のパイプ本体320の外周面322の所定位置の一部に、所定厚みの固定部材330がパイプ本体320の外周面322に沿って複数取り付けられており、それぞれの固定部材330とパイプ本体320を貫通する噴出孔332を有する構成となっている。そして、パイプ本体320の内部の中空部321に流れるオイル等の冷却液(図示省略)が、内部圧力によって各噴出孔332を通ってパイプ本体320に対する略放射状の方向に噴出し、当該冷却液が例えばエンジンに噴射されてエンジンを冷却するように構成されている。
また、本実施の形態の固定部材330は、例えばパイプ本体320と同じSTKM11A相当の炭素鋼等で形成されており、図7(b)に示すように、所定の厚みを有しており、図7(a)に示すように、パイプ本体320の所定位置において、パイプ本体320の外周面322の一部を覆うように、パイプ本体320の外周面322に沿って複数(ここでは3つ)の固定部材330の内周面331が当接して液密状態で固定されている。また、それぞれの固定部材330の外周面333には、その内周面331及びパイプ本体320の中空部321まで到達する噴出孔332が形成されている。この噴出孔332は、図7(b)に示すように、パイプ本体320及び固定部材330の中心から略放射状となる方向に向けて形成されており、パイプ本体320の中空部321を通る冷却液が、その圧力によって各噴出孔332を通って噴射されるようになっている。
また、本実施の形態の固定部材330は、所定の厚みを有しているため、噴出孔332を形成したときに、この噴出孔332が所定の長さを有するものとすることができる。そのため、薄い板面に孔があいている状態の噴出孔から冷却液を噴射する場合と比べて、安定した状態で意図した方向に冷却液を噴射することができる。
なお、ここでは噴出孔332は1つの固定部材330の長手方向の1か所のみ形成されていたが、これに限るものではなく、1つの固定部材130の長手方向に複数の噴出孔132が形成された箇所が所定間隔をあけて複数設けられていて、1つの固定部材130の長手方向の各箇所から複数方向に冷却液が噴出されるようになっていてもよい。
また、本実施の形態では、パイプ本体320に対する固定部材330の固定は、溶接又は接着によって行われているが、これに限るものではなく、他の方法で固定するようにっていても良い。
また、本実施の形態の冷却用パイプ310の製造方法については、固定部材330をパイプ本体320の一部に溶接又は接着で固定する以外は、前記した実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、本実施の形態に係る冷却用パイプ310及びその製造方法によれば、パイプ本体320と所定厚みの複数の固定部材330とを用いて冷却液の噴出孔332を複数形成することで、簡単な構造で、冷却液の噴出方向の精度を確実に高めることができる。
また、本実施の形態に係る冷却用パイプ310によれば、固定部材330がパイプ本体320の外周面322の全周の一部に取り付けられていることで、必要な場所に必要な部材を取り付けて効率良く噴出孔332を形成することができる。
[発明の実施の形態5]
次に、本発明の実施の形態5について、図8を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態5においては、前記した実施の形態1~4の説明と異なる部分のみを説明し、同様の構成については説明を省略する。
本実施の形態の冷却用パイプ410は、図8に示すように、中空のパイプ本体420の外周面422の所定位置の一部に、所定厚みの固定部材430がパイプ本体420の外周面422に沿って当該パイプ本体420の長手方向が長尺となるように取り付けられており、この固定部材430とパイプ本体420を貫通する複数の噴出孔432がパイプ本体420の長手方向に沿って形成された構成となっている。そして、パイプ本体420の内部の中空部421に流れるオイル等の冷却液(図示省略)が、内部圧力によって各噴出孔432を通ってパイプ本体420に対する略放射状の方向に噴出し、当該冷却液が例えばエンジンに噴射されてエンジンを冷却するように構成されている。
また、本実施の形態の固定部材430は、例えばパイプ本体420と同じSTKM11A相当の炭素鋼等で形成されており、図8に示すように、所定の厚みを有しており、パイプ本体420の長手方向に沿って長尺となるように形成されており、パイプ本体420の所定位置において、パイプ本体420の外周面422の一部(ここでは、外周面422の全周の2分の1から5分の1程度)を覆うように、パイプ本体420の外周面422に沿って固定部材430の内周面431が当接して液密状態で固定されている。また、固定部材430の外周面433には、その内周面431及びパイプ本体420の中空部421まで到達する噴出孔432が複数形成されており、特にパイプ本体420の長手方向に沿って複数形成されている。この噴出孔432は、図8に示すように、パイプ本体420及び固定部材430の中心から略放射状となる方向に向けて形成されており、パイプ本体420の中空部421を通る冷却液が、その圧力によって各噴出孔432を通って噴射されるようになっている。
また、本実施の形態の固定部材430は、所定の厚みを有しているため、噴出孔432を形成したときに、この噴出孔432が所定の長さを有するものとすることができる。そのため、薄い板面に孔があいている状態の噴出孔から冷却液を噴射する場合と比べて、安定した状態で意図した方向に冷却液を噴射することができる。
なお、ここでは噴出孔432は1つの固定部材430に3か所形成されていたが、これに限るものではなく、1つの固定部材430に1,2又は4か所以上の噴出孔432が形成されていてもよい。また、噴出孔432の噴出方向も同じ方向を向くようになっていなくても良い。
また、本実施の形態では、パイプ本体420に対する固定部材430の固定は、溶接又は接着によって行われているが、これに限るものではなく、他の方法で固定するように鳴っていても良い。
また、ここではパイプ本体420に対して固定部材430が1か所だけ配設されていたが、これに限るものではなく、パイプ本体420の長手方向に対して所定間隔をあけて複数の固定部材430が配設されており、それぞれに1又は複数の噴出孔432が形成されるようになっていても良い。
また、本実施の形態の冷却用パイプ410の製造方法については、固定部材430をパイプ本体420の一部に溶接又は接着で固定する以外は、前記した実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、本実施の形態に係る冷却用パイプ410及びその製造方法によれば、パイプ本体420と所定厚みの固定部材430とを用いて冷却液の噴出孔432を形成することで、簡単な構造で、冷却液の噴出方向の精度を確実に高めることができる。
また、本実施の形態に係る冷却用パイプ410によれば、固定部材430がパイプ本体420の外周面422の全周の一部に取り付けられていることで、必要な場所に必要な部材を取り付けて効率良く噴出孔432を形成することができる。
なお、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した各実施の形態では、パイプ本体20,120,220,320,420への固定部材30,130,230,330,430の固定を凸部35と凹部25の係止や溶接、接着剤による接着等で行うようになっていたが、これに限るものではなく、他の手段にて固定部材30,130,230,330,430をパイプ本体20,120,220,320,420に固定するようになっていても良い。
また、固定部材の大きさや形状等は、前記した各実施の形態の固定部材30,130,230,330,430の構成に限るものではなく、本発明の目的及び作用効果を生じるものであれば、適宜の大きさや形状となっていても良い。例えば、外周面の一部を覆う固定部材の大きさは、前記した外周面の全周の2分の1から5分の1程度に限らず、全周の2分の1以上、5分の1以下の大きさであっても良い。
10,110,210,310,410 冷却用パイプ
20,120,220,320,420 パイプ本体
20a パイプ本体材料
21,121,221,321,421 中空部
21a パイプ本体材料の中空部
22,122,222,322,422 外周面
22a パイプ本体材料の外周面
25 凹部
30 カラー(固定部材)
31,131,231,331,431 内周面
32,132,232,332,432 噴出孔
33,133,233,333,433 外周面
35 凸部
130,230,330,430 固定部材

Claims (5)

  1. 内部を冷却液が通る中空のパイプ本体の外周面の所定位置の全周のうちの一部に、1又は複数の固定部材が前記パイプ本体の外周面に沿って取り付けられ、
    該固定部材の外周面から前記パイプ本体の内周面まで貫通する噴出孔を有しており、
    前記冷却液が前記パイプ本体の内部から前記噴出孔を通って噴出されるようになっていることを特徴とする冷却用パイプ。
  2. 内部を冷却液が通る中空のパイプ本体の外周面の所定位置の全周に、固定部材としてリング状のカラー前記パイプ本体の外周面に沿って取り付けられ、
    カラーの外周面から前記パイプ本体の内周面まで貫通する噴出孔を有しており、
    前記冷却液が前記パイプ本体の内部から前記噴出孔を通って噴出されるようになっていることを特徴とする冷却用パイプ
  3. 前記カラーの両端面の内周縁部側に内側に突出する凸部が形成され、該凸部が前記パイプ本体の凹部に係止されていることで、前記カラーが前記パイプ本体に固定されていることを特徴とする請求項に記載の冷却用パイプ。
  4. 中空のパイプ本体の外周面の所定位置の全周のうちの一部に、1又は複数の固定部材を前記パイプ本体の外周面に沿って固定する工程と、
    前記パイプ本体の前記外周面に固定した前記固定部材の外周面から前記パイプ本体の内周面までを貫通する噴出孔を形成する工程と、
    を有し、
    これにより、冷却液が前記パイプ本体の内部を通り該パイプ本体の内部から前記噴出孔を通って噴出する冷却パイプを製造することを特徴とする冷却用パイプの製造方法。
  5. 中空のパイプ本体の外周面の所定位置の全周固定部材としてリング状のカラーを前記パイプ本体の外周面に沿って固定する工程と、
    前記パイプ本体の前記外周面に固定した前記カラーの外周面から前記パイプ本体の内周面までを貫通する噴出孔を形成する工程と、
    を有し、
    これにより、冷却液が前記パイプ本体の内部を通り該パイプ本体の内部から前記噴出孔を通って噴出する冷却パイプを製造することを特徴とする冷却用パイプの製造方法。
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