JP7307416B2 - モード選択スイッチ - Google Patents

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本発明は、モード選択スイッチに関する。
これまでの光通信システムは、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)方式における波長チャネルの高密度化や、デジタルコヒーレント信号処理による信号の多値化によって伝送容量を拡大してきた。伝送容量の拡大に際して、光源、光送受信装置および伝送媒体である光ファイバ等の、光伝送に必要な基本要素だけでなく、経路切り替え装置であるノードに関する技術もまた発展を続けてきた。例えば、波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)(非特許文献1参照)は、WDM方式により多重化された信号光の経路を個別に切り替えることができる装置であり、ノードを構成する主要装置の一つである。
また近年では、急増を続けるネットワークトラフィックを収容するために、空間の自由度を新たな多重軸とした空間分割多重(SDM:Space-Division Multiplexing)方式が検討されている(非特許文献2および3参照)。SDM方式において、空間チャネルを考慮したノードを構成するためのスイッチとして、空間チャネルを一括で経路を切り替える空間チャネルジョイントスイッチや(非特許文献4および5参照)、空間チャネルに対してそれぞれ経路を割り当てる空間チャネル独立スイッチが検討されている(非特許文献6参照)。
また、複数の空間モードが伝送可能な数モードファイバ(FMF:Few-mode Fiber)によるSDMでは通常、導波モード間に生じる信号光の結合を補償するため、受信端においてMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)信号処理が必要となる。近年ではMIMO信号処理の複雑さ低減を目的として、弱結合FMFを利用したSDM伝送が検討されている(非特許文献7参照)。弱結合FMFによるSDMで利用可能なモード選択スイッチとしては、例えばモード選択パケットスイッチ技術が提案されている(非特許文献8参照)。
なお、非特許文献10および11には、体積ホログラム素子について開示されている。
T. A. Strasser and J. L. Wagener, "Wavelength-Selective Switches for ROADM Applications," J. Sel. Top. Quantum Electron. 16(5), 1150-1157 (2010). K. Saitoh, "Multicore Fiber Technology," J. Lightw. Technol. 34(1), 55-66 (2016). S. Berdague and P. Facq, "Mode division multiplexing in optical fiber," Appl. Opt. 21(11), 1950-1955 (1982). M. D. Feuer et al., "ROADM System for Space Division Multiplexing with Spatial Superchannels," Proc. OFC 2013, PDP5B.8. N. K. Fontaine et al., "Heterogeneous Space-Division Multiplexing and Joint Wavelength Switching Demonstration," Proc. OFC 2015, Th5C.5. K. Suzuki et al., "Wavelength selective switch for multi-core fiber based space division multiplexed network with core-by-core switching capability," Proc. OECC/PS 2016, WF1-2. D. Boivin et al., "Weakly-coupled Few-mode Fibers for Single-mode and Mode-division-multiplexed Transmissions," Proc. OFC/NFOEC 2013, OTh3K.6. N. P. Diamantopoulos et al., "Mode-selective optical packet switching in mode-division multiplexing networks," Opt. Express 23(18), 23660-23666 (2015). K. Takenaga et al., "Multicore fibre-based Mode Multiplexer/Demultiplexer for Three-Mode Operation of LP01, LP11a, and LP11b," Proc. ECOC 2014, Tu.4.1.4. Y. Wakayama et al., "Mode demultiplexer using angularly multiplexed volume holograms," Opt. Express 21(10), 12920-12933 (2013). X. An, D. Psaltis and G. W. Burr, "Thermal fixing of 10,000 holograms in LiNbO3:Fe," Appl. Opt. 38(2), 386-393 (1999).
しかしながら、非特許文献8に開示された技術では、複数の入力ポート(FMF)から入力する信号光を、空間モード毎にそれぞれ異なる出力ポート(SMF)へと導く。ここで、SMFはFMFよりも伝送容量が小さいため、出力ポート側で伝送容量のボトルネックが生じる。すなわち、非特許文献8に開示された技術では、空間モードのチャネル数に比例した大容量SDM通信システムにおけるスイッチングは困難である。SDMネットワークにおいて柔軟に信号経路の切り替え制御を行うためには、FMF間でモード多重された信号光の経路切り替えを可能とするスイッチ技術の確立が必要となる。
また、モード多重信号光を空間的に分離するためには、モード合分波器として特殊な構造を有したマルチコアファイバ(MCF:Multi-Core Fiber)(非特許文献9参照)等の多くの素子が必要となる。しかしながら、ノードはアクセス網において数多く利用される装置であるため、その構成要素となるモード選択スイッチは安価かつ小型であることが望ましい。
本発明の一態様は、大容量SDM通信システムに適用可能な、安価かつ小型のモード選択スイッチを実現することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るモード選択スイッチは、互いに異なる空間モードを有する複数の単一モードの信号光が含まれる、第1の信号光を入力する入力部と、前記第1の信号光の中から選択された、1つ以上の前記単一モードの信号光が含まれる、第2の信号光を出力する少なくとも1つの出力部と、前記第1の信号光を、前記単一モードの信号光ごとに対応する第3の信号光に分離する第1体積ホログラムと、分離された複数の前記単一モードの信号光に対応する前記第3の信号光の中から、前記出力部に導かれる1つ以上の前記単一モードの信号光に対応する前記第3の信号光を選択するスイッチ素子と、前記スイッチ素子により選択された前記出力部に導かれる1つ以上の前記単一モードの信号光に対応する前記第3の信号光を、前記第2の信号光に変換する第2体積ホログラムと、を備え、前記第1体積ホログラムは、入射した前記第1の信号光を、前記単一モードの信号光ごとに異なる、光出射面に対する出射角である伝播角度を与えた前記第3の信号光とし、前記第2体積ホログラムは、前記第3の信号光を、前記伝播角度ごとにそれぞれ異なる空間モードを有する前記単一モードの信号光に変換することを特徴とする。
前記の構成によれば、第1体積ホログラムはモード分波器として機能し、第2体積ホログラムはモード合波器として機能する。体積ホログラムは、ホログラム記録時の条件によって、第3の信号光に与える伝播角度を数十度のオーダーで設定できる。したがって、スイッチ素子上に集光する第3の信号光毎の間隔を十分に確保できる。そのため、モード選択スイッチは、モード合分波器以外にFI/FOデバイス等の追加部材を備える必要がない。これにより、モード選択スイッチの構造を簡便にできるため、SDM通信システムに適用可能な性能を備えた、安価かつ小型のモード選択スイッチを実現できる。
本発明の一態様に係るモード選択スイッチは、前記第1体積ホログラムと、前記第2体積ホログラムとは、いずれも同一の情報が記録された体積ホログラムであり、前記スイッチ素子から出射された前記第3の信号光の前記第2体積ホログラムへの入射角度は、当該第3の信号光に与えられた前記伝播角度と同一であってもよい。
前記の構成によれば、単一モードの信号光が第1体積ホログラムにより第3の信号光に変換された後、第2体積ホログラムにより当該第3の信号光が単一モードの信号光に再度変換されたとき、空間モードを保持できる。
本発明の一態様に係るモード選択スイッチは、前記第1体積ホログラムによって分離された前記第3の信号光のそれぞれを、前記スイッチ素子における前記伝播角度に応じた位置に集光するレンズを備えていてもよい。
前記の構成によれば、モード選択スイッチにおいて、入力部または出力部における配置間隔によらず、複数の第3の信号光のそれぞれをスイッチ素子の所定の位置に容易に集光できる。これにより、モード選択スイッチにおける入力部または出力部の配置位置の自由度を高めることができる。
本発明の一態様に係るモード選択スイッチは、前記入力部に接続されたマルチモード光ファイバを備えていてもよい。前記の構成によれば、モード選択スイッチは空間モード多重された信号光を入力できる。
本発明の一態様に係るモード選択スイッチは、前記出力部に接続されたマルチモード光ファイバを備えていてもよい。前記の構成によれば、モード選択スイッチは空間モード多重された信号光を出力できる。
本発明の一態様によれば、大容量SDM通信システムに適用可能な、安価かつ小型のモード選択スイッチを実現できる。
本発明の一実施形態に係るモード選択スイッチの概要を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る別のモード選択スイッチの概要を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るモード選択スイッチが備える、体積ホログラムの作用を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係るモード選択スイッチの数値解析モデルを示す図である。 本発明の一実施例に係るモード選択スイッチの数値解析モデルの各パラメータを示す図である。 本発明の一実施例に係るモード選択スイッチの数値解析結果を示す図である。 参考例に係るモード選択スイッチの一例を模式的に示す図である。
〔モード選択スイッチの概要〕
本発明の一実施形態について、図1~図3および図7を参照して以下に説明する。図1の構成例101に示すように、本実施形態に係るモード選択スイッチ10は、入力ポート(入力部)1と、第1体積ホログラム2aと、第2体積ホログラム2bと、レンズ3と、スイッチ素子4と、出力ポート(出力部)5a・5bと、を備えている。
モード選択スイッチ10は、入力光(第1の信号光)に含まれる、それぞれ異なる空間モードを有する複数の単一モードの信号光の経路を、当該信号光毎に独立して選択する、経路選択スイッチである。なお本明細書では、特記が無い限り「信号光」は単一の空間モードを有する単一モードの信号光のことを示す。また、「多重信号光」は、互いに異なる空間モードを有する複数の単一モードの信号光が含まれる、空間モード多重された信号光を示す。
(参考例に係るモード選択スイッチ)
ここで、図7を参照して、参考例に係るモード選択スイッチ20の一例について説明する。図7の構成例701に示すように、モード選択スイッチ20において、入力光に含まれるそれぞれの信号光が有する空間モードは、出力ポート26を指定するためのヘッダとして機能する。当該空間モードに基づいて、複数の入力ポート21から入力する信号光に対してそれぞれ独立した経路制御を与えることにより、それぞれ異なる出力ポート26へと信号光を出力する。ここではモード選択スイッチ20の動作について、2つの入力ポート21(#1、#2)へ、それぞれ2モード(M、i=1、2)に空間モード多重された多重信号光を入力光として入力する場合を例に挙げて説明する。
図7の概念例702に示すように、各入力ポート21において、時間軸t上で各空間モード成分が並ぶように多重信号光を入力する。モード選択スイッチ20は、入力ポート21から入力した入力光を、MCFベースのモード分波器22によりモード毎に分離する。モード分波器22から出射された信号光は、それぞれ異なるSMF24へと結合するファンインファンアウト(FI/FO:Fan-In/Fan-Out)デバイス23を介してスイッチ素子25へと入力される。スイッチ素子25では、分離された各信号光に対してそれぞれ独立した経路制御が与えられる。これにより、#1および#2の両方の入力ポート21から入力された信号光Mは#1の出力ポート26から、信号光Mは出力ポート#2からそれぞれ出力する。
ここで、モード選択スイッチ20では、出力ポート26としてSMFが利用されるため、複数のFMF間における信号光の経路切り替えはできない。加えて、複数の信号光が同一の出力ポート26に同時に出力されると信号光間で競合が発生する。そのため、図7の概念例702のように、入力ポート21では各空間モードを有する信号光が時間軸t上で重ならないように、モード選択スイッチ20の前にディレイライン等を用いて時間軸t上のバッファを設ける必要がある。
すなわち、モード選択スイッチ20は、同一時間軸上で多重信号光を伝送するSDMネットワークにおいて、複数のFMF間で信号光の経路切り替えを行うノードとしての機能は有さない。また、モード選択スイッチ20で用いられているMCFベースのモード分波器22ではMCFのコア間隔が数十μmであるのに対して、スイッチ素子25上では数百μmの分離幅が必要とされる。したがって、スイッチ素子25への信号光の集光において、十分な分離幅を得ることが困難である。
そのため、モード選択スイッチ20では、入力ポート21とスイッチ素子25との間にモード分波器22だけでなく、MCFの各コアとSMFとを接続するためのFI/FOデバイス23が必要となる。
(本実施形態に係るモード選択スイッチ)
一方、本実施形態に係るモード選択スイッチ10は、モード合分波器として第1体積ホログラム2aおよび第2体積ホログラム2bを備えることで、FMF間での信号光の経路切り換えが可能である。また、モード選択スイッチ10にはSMFが含まれないため、追加でFI/FOデバイス等を備える必要がない。以下、説明する。
モード選択スイッチ10は、入力ポート1から入力される、多重信号光である入力光の中から、所定の1つ以上の信号光を選択的に分離し、分離された信号光または分離された複数の信号光が含まれる多重信号光を、出力光(第2の信号光)として所定の出力ポート(出力ポート5aまたは出力ポート5b)から出力する。したがって、入力ポート1および出力ポート5a・5bには、いずれもFMFが接続されていて良い。
図1に示すように、2モード(M、i=1、2)に空間モード多重された入力光がモード選択スイッチ10に入力する場合、当該入力光には信号光Mと信号光Mとが含まれる。図1の概念例102に示すように、信号光Mおよび信号光Mが同一時間軸t上で空間モード多重された入力光を入力ポート1に入力した場合、モード選択スイッチ10は、出力ポート5aから信号光Mを、出力ポート5bから信号光Mを、それぞれ出力光として選択的に出力できる。
なお、図2に示すように、入力ポート1から入力される入力光である多重信号光における空間モードの多重数は、3重であってもよく、4重以上であってもよい。また、出力ポート5a・5bから出力される出力光は、単一モードの信号光ではなく、多重信号光であっていてもよい。
本実施形態に係るモード選択スイッチ10は、多重信号光である入力光のモード分波器として、第1体積ホログラム2aを備える。またモード選択スイッチ10は、第1体積ホログラム2aによって信号光から変換された平面波(第3の信号光)を、当該変換前の空間モード(以下、「元の空間モード」)を有する信号光に再度変換するモード変換器(またはモード復元器)として、第2体積ホログラム2bを備える。第2体積ホログラム2bは、複数の平面波が入射した場合には、これら複数の平面波のそれぞれを元の空間モードを有する信号光に変換するとともに、これらの信号光を合波して、多重信号光とするモード合波器としても機能する。
これにより本発明の一態様は、大容量SDM通信システムに適用可能な、安価かつ小型のモード選択スイッチ10を実現している。以下、詳細に説明する。
〔モード選択スイッチの構成〕
図1の構成例101に示すように、モード選択スイッチ10に信号光が入力および出力する方向をz軸方向とする。また、z軸方向と直交し、かつ紙面に向かって上下となる方向をx軸方向とする。また、z軸方向と直交し、かつ紙面の奥行きの方向をy軸方向とする。これは図4でも同様である。
入力ポート1には、多重信号光を伝送可能なFMF等のマルチモード光ファイバ(不図示)が接続されている。マルチモード光ファイバによれば、多重信号光が有する空間モードのチャネル数に比例して、データ伝送容量を拡大することができる。なお、図1の構成例101には、単一の入力ポート1を備えるモード選択スイッチ10を示しているが、これに限らず、モード選択スイッチ10は複数の入力ポート1を備えていてもよい。入力ポート1は、マルチモード光ファイバから伝送されてきた多重信号光を入力光としてモード選択スイッチ10に入力する。
第1体積ホログラム2aは、モード選択スイッチ10に入力した多重信号光を、空間モード毎に異なる平面波として分離するモード分波器として機能する。第1体積ホログラム2aは、入射する信号光を、特定の空間モードを有しない平面波に変換し、かつ当該信号光が有する空間モードに応じた所定の伝播角度θyiを当該平面波に与える部材である。伝播角度θyiは、第1体積ホログラム2aの光出射面に対する平面波の出射角である。
したがって、第1体積ホログラム2aは、多重信号光が入射した場合、当該多重信号光を空間モードごとに異なる伝播角度θyiを持つ複数の平面波として分離する、モード分波器として機能する。
第1体積ホログラム2aは、複数の異なる条件により記録されたホログラムを多重化して形成されている。モード選択スイッチ10が経路選択できる空間モードの種類および数は、第1体積ホログラム2aに含まれるホログラムの種類および数に依存する。ここで、体積ホログラムは100を超える角度多重記録が可能である。そのため、第1体積ホログラム2aに含まれるホログラムの多重記録数を増やすことにより、モード選択スイッチ10に入力できる多重信号光の空間モード多重数を増加できる。また、モード選択スイッチ10が備える入出力ポート数の増加にも容易に対応できる。
第2体積ホログラム2bは、スイッチ素子4から出射した平面波を、元の空間モードを有する信号光に変換する、モード変換器(またはモード復元器)として機能する。スイッチ素子4については後述する。第2体積ホログラム2bは、第1体積ホログラム2aに含まれるホログラムの種類および数と同一の種類および数のホログラムにより形成されている。言い換えれば、第2体積ホログラム2bは、第1体積ホログラム2aと同一の情報が記録された体積ホログラムである。
したがって、第1体積ホログラム2aが平面波に与えた伝播角度θyiと同じ角度により当該平面波が第2体積ホログラム2bに入射するように制御すれば、第2体積ホログラム2bは、当該平面波を元の空間モードを有する信号光に変換できる。これにより、モード選択スイッチ10が入力した入力光と、モード選択スイッチ10が出力する出力光との間で、空間モードが保存できる。
ここで、スイッチ素子4から出射した平面波は、元の空間モードを有する信号光に変換されることが必須ではない。第2体積ホログラム2bは、入射した平面波を、第1体積ホログラム2aにより当該平面波に与えられた伝播角θyiごとに異なる空間モードを有する信号光に変換すればよい。この場合、第1体積ホログラム2aと第2体積ホログラム2bとは、同一の情報が記録された体積ホログラムに限られない。
また、第2体積ホログラム2bに、複数の平面波がそれぞれ異なる入射角度により入射した場合、第2体積ホログラム2bは、入射した各平面波を、入射角度に応じた空間モードを有する信号光にそれぞれ変換する。そのため、変換された信号光はそれぞれ異なる空間モードを有することで競合が生じないため、これらの信号光を多重信号光に合波できる。すなわち、第2体積ホログラム2bは、それぞれ異なる空間モードを有する複数の信号光を合波する、モード合波器としても機能する。
なお、第1体積ホログラム2aは、入射する信号光を平面波ではなく、所定の単一の空間モードを有する信号光(第3の信号光)に変換してもよい。この場合、第2体積ホログラム2aは、第1体積ホログラム2aにより変換された所定の単一の空間モードを有する信号光を、第1体積ホログラム2aが与えた伝播角度θyiごとに異なる空間モードを有する信号光に変換する。
第1体積ホログラム2aおよび第2体積ホログラム2bの機能について、図3を参照して説明する。ここでは、第1体積ホログラム2aおよび第2体積ホログラム2bが、同じ1つの体積ホログラムである場合を例示している。
図3に示すように、体積ホログラム2a・2bに信号光Mおよび信号光Mが含まれる多重信号光が入射した場合、体積ホログラム2a・2bは、信号光Mを伝播角度θy1が与えられた平面波に、信号光Mを伝播角度θy2が与えられた平面波にそれぞれ変換することで、多重信号光を分離する。
また、信号光Mに対応する平面波が、伝播角度θy1と同じ入射角度により体積ホログラム2a・2bに入射した場合、当該平面波は元の空間モードを有する信号光Mに変換(復元)される。信号光Mに対応する平面波についても同様である。このとき、信号光Mおよび信号光Mはそれぞれ異なる空間モードを有しているため、競合なく合波して多重信号光とすることができる。
以上のように、本実施形態において体積ホログラム2a・2bはモード合分波器として機能する。第1体積ホログラム2aおよび第2体積ホログラム2bは、同一の情報が記録された2つの体積ホログラムであっても良いし、同じ1つの体積ホログラムであっても良い。なお、体積ホログラム2a・2bは、必ずしも体積ホログラムである必要は無く、モードの合分波機能を有する他の部材で置き換えが可能である。
レンズ3は、第1体積ホログラム2aにより伝播角度θyiが与えられた平面波を、スイッチ素子4における当該伝播角度θyiに応じた位置Δyi(Δyi=f・tanθyi)に集光する。ここでfは、レンズ3の焦点距離を示す。レンズ3と、第1体積ホログラム2a、第2体積ホログラム2bおよびスイッチ素子4のそれぞれとの間の距離がfとなるように、各部材が配置される。
モード選択スイッチ10がレンズ3を備えることで、モード選択スイッチ10において、入力ポート1または出力ポート5a・5bにおける配置間隔によらず、複数の当該平面波のそれぞれをスイッチ素子4の所定の位置に容易に集光できる。これにより、モード選択スイッチ10における入力ポート1または出力ポート5a・5bの配置位置の自由度を高めることができる。
また、図1の構成例101に示すように、モード選択スイッチ10が備えるレンズ3は1つであってもよいが、これに限られない。例えば、モード選択スイッチ10は例えば、第1体積ホログラム2aとスイッチ素子4との間に1つ、スイッチ素子4と第2体積ホログラム2bとの間に1つ、計2つのレンズ3を備えていても良い。また、モード選択スイッチ10は3つ以上のレンズ3を備えていても良い。
このように、モード選択スイッチ10が複数のレンズ3を備える構成によれば、第1体積ホログラム2a、第2体積ホログラム2bおよびスイッチ素子4の配置位置の自由度が高くなる。これにより、例えばモード選択スイッチ10が備える入力ポート1および出力ポート5a・5bの数を増やすことが容易になる。また、モード選択スイッチ10の形状の自由度が高くなる。
スイッチ素子4は、分離された複数の信号光に対応する平面波の中から、出力ポート5aまたは出力ポート5bに導かれる1つ以上の信号光に対応する平面波を選択することで、スイッチ素子4上に集光される平面波の経路を切り換える。具体的には、スイッチ素子4は、スイッチ素子4上の位置Δyiに集光された平面波毎に、出射角度を制御(変更)して当該平面波を出射する。例えば、スイッチ素子4は、SLM(Spatial light modulator:空間光変調器)で構成される。
スイッチ素子4は、入射した平面波を、例えば出力ポート5aに対応する第2体積ホログラム2bへ出射するか、出力ポート5bに対応する第2体積ホログラム2bへ出射するかを選択的に切り替えることができる。また、スイッチ素子4は、入射した複数の平面波のうち、所定の平面波のみを出力ポート5a・5bに対応する第2体積ホログラム2bへ選択的に出射しても良い。すなわち、スイッチ素子4は、当該所定の平面波以外の平面波について、第2体積ホログラム2bへ出射しないことを選択しても良い。
ここで、スイッチ素子4から出射した平面波は、入力ポート1とはx軸方向に異なる位置Δxi(Δxi=f・tanθxi)に配置された、出力ポート5aまたは出力ポート5bに対応する第2体積ホログラム2bへ入射する。なお、出力ポート5a・5bの配置はこれに限られない。このときスイッチ素子4は、第2体積ホログラム2bへの平面波の入射角度が、当該平面波が第1体積ホログラム2aにより与えられた伝播角度θyiと同一となるように、平面波の出射角度を制御する。
上述した通り、第1体積ホログラム2aと、第2体積ホログラム2bとは、いずれも同一の情報が記録されている。そのため、第2体積ホログラム2bに、伝播角度θyiと同一の角度で入射した平面波は、元の空間モードを有する信号光に変換される。したがって、第2体積ホログラム2bの変換により得られた信号光は、元の空間モードを保持した出力光として、対応する出力ポートから出力される。
また、第1体積ホログラム2aによりそれぞれ異なる伝播角度θyiが与えられた複数の平面波が、出力ポート5aまたは出力ポート5bのいずれか1つに対応する第2体積ホログラム2bに入射した場合であっても、各平面波はそれぞれ元の空間モードを有する信号光に変換される。したがって、これらの複数の信号光を当該第2体積ホログラム2bに対応する単一の出力ポート5aまたは出力ポート5bから出力光として出力した場合、当該出力光は多重信号光となる。
図2に示すように、出力ポート5a・5bは、入力ポート1と同様に、多重信号光を伝送可能なFMF(Few-mode fiber)等のマルチモード光ファイバ(不図示)が接続されている。なお、図1の構成例101には、2つの出力ポート5a・5bを備えるモード選択スイッチ10を示しているが、これに限らず、モード選択スイッチ10は3つ以上の出力ポートを備えていてもよい。また、モード選択スイッチ10が備える出力ポートは1つであっても良い。この場合、モード選択スイッチ10は、複数の入力ポート1から入力した入力光を合波して、単一の出力ポート5aまたは出力ポート5bから多重信号光の出力光を出力する。または、モード選択スイッチ10は、入力ポート1から入力した入力光に含まれる多重信号光から、1つまたは複数の所定の信号光のみを選択して1つまたは複数の出力ポート5a・5bから出力しても良い。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔数値解析の条件〕
本発明の一態様により得られる効果を調べるために、数値解析を実施した。図5には数値解析モデルの概要を、表1には数値解析に用いた各パラメータを示す。本解析では、2モードを有する信号光LP01・LP11のみを伝送するFMFをそれぞれ入力ポート1および出力ポート5a・5bに接続し、入力ポート1中の信号光LP01の経路を出力ポート5aに、信号光LP11の経路を出力ポート5bにそれぞれ切り替える操作を行った際の、モード選択スイッチ10の性能を評価した。
なお、本解析の条件として、モード選択スイッチ10は、レンズとして5つのFTL(Fourier transform lens:フーリエ変換レンズ)3a~3eを備えるものとした。また、処理の単純化のためにスイッチ素子を透過型のSLM4aとした。また、記録媒質はフォトポリマーとした。ここで、光通信波長帯における出力光の読み出しを正確にシミュレーションするために、異波長記録再生法に基づいた記録再生時の角度をパラメータとして設定した(S. Shimizu et al., “Volume holographic spatial mode demultiplexer with a dual-wavelength method,” Appl. Opt. 57(2), 146-153 (2018))。また、モード分波器である第1体積ホログラム2aから生じる0次光の影響を回避するために、SLM4a面において、第1体積ホログラム2aにより回折された平面波以外を遮断する開口Hを設定した。
以上の条件により、入力ポート1から信号光LP01・LP11をモード選択スイッチ10に入力した際に、モード選択スイッチ10から出力される信号光LP01および信号光LP11に対する出力ポート5a・5bの導波モードとの結合効率ηを、下記式(1)により導出することでスイッチの性能を評価した。
Figure 0007307416000001
前記式(1)において、U(x、y)は出力ポート5a・5b面での光波の複素振幅分布を、M(x、y)はi番目の空間モードの複素振幅分布を、*は複素共役をそれぞれ示す。
〔数値解析の結果〕
図6に解析結果を示す。図6の強度分布601より、第1体積ホログラム2aからの平面波がFTL3bを介したのちに、当該平面波に対応する信号光が有していた空間モードに応じて、SLM4a面の異なる位置に集光していることが分かる。これは、第1体積ホログラム2aが波長選択スイッチにおける分光素子のように、モード多重された各空間モードに応じて異なる伝播角度で平面波を出射していることを示す。
このように分離された平面波に対してSLM4aは、それぞれ図6の角度分布602中、点線で囲んだ2つの領域のうち紙面に向かって左側の領域は、出力ポート5aに対応する第2体積ホログラム2bに、紙面に向かって右側の領域は出力ポート5bに対応する第2体積ホログラム2bに、それぞれ平面波を導くような位相変調を与えた。
図6の強度分布603は、各平面波が第2体積ホログラム2bを通過した後、出力ポート5a・5b面に到達したときの信号光LP01・LP11の強度分布を示している。信号光LP01を入力ポート1に入力したときは出力ポート5aに、信号光LP11を入力ポート1に入力したときは出力ポート5bに、それぞれ元の空間モードの分布が強く現れていた。これは、入力ポート1では多重されていた空間モード毎に、SLM4aが独立した経路を与え、かつ出力ポート5a・5bにおいて入力時の空間モードが保存されていることを意味している。また、両入力に対して出力ポート5a・5bの導波モードへの結合効率ηを算出した結果を図6のグラフ604に示す。ここで、グラフ604中で示している結合効率ηの値は、各出力ポート5a・5bの信号光成分の値により規格化されている。両出力ポート5a・5bにおいて、対応する信号光成分が最も強く結合していることから、モード選択スイッチ10が空間モードごとの信号光の経路切り換え動作を適切に行っていることが示された。
1 入力ポート(入力部)
2a 第1体積ホログラム
2b 第2体積ホログラム
3 レンズ
4 スイッチ素子
5a、5b 出力ポート(出力部)
10 モード選択スイッチ

Claims (5)

  1. 互いに異なる空間モードを有する複数の単一モードの信号光が含まれる、第1の信号光を入力する入力部と、
    前記第1の信号光の中から選択された、1つ以上の前記単一モードの信号光が含まれる、第2の信号光を出力する少なくとも1つの出力部と、
    前記第1の信号光を、前記単一モードの信号光ごとに対応する第3の信号光に分離する第1体積ホログラムと、
    分離された複数の前記単一モードの信号光に対応する前記第3の信号光の中から、前記出力部に導かれる1つ以上の前記単一モードの信号光に対応する前記第3の信号光を選択するスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子により選択された前記出力部に導かれる1つ以上の前記単一モードの信号光に対応する前記第3の信号光を、前記第2の信号光に変換する第2体積ホログラムと、を備え、
    前記第1体積ホログラムは、入射した前記第1の信号光を、前記単一モードの信号光ごとに異なる、光出射面に対する出射角である伝播角度を与えた前記第3の信号光であって、平面波である前記第3の信号光とし、
    前記第2体積ホログラムは、前記第3の信号光を、前記伝播角度ごとにそれぞれ異なる空間モードを有する前記単一モードの信号光であって、前記第1体積ホログラムにより分離される前と同じ前記空間モードを有する前記単一モードの信号光に変換することを特徴とする、モード選択スイッチ。
  2. 前記第1体積ホログラムと、前記第2体積ホログラムとは、いずれも同一の情報が記録された体積ホログラムであり、
    前記スイッチ素子から出射された前記第3の信号光の前記第2体積ホログラムへの入射角度は、当該第3の信号光に与えられた前記伝播角度と同一であることを特徴とする、請求項1に記載のモード選択スイッチ。
  3. 前記第1体積ホログラムによって分離された前記第3の信号光のそれぞれを、前記スイッチ素子における前記伝播角度に応じた位置に集光するレンズを備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載のモード選択スイッチ。
  4. 前記入力部に接続されたマルチモード光ファイバを備えることを特徴とする、請求項1から3までの何れか1項に記載のモード選択スイッチ。
  5. 前記出力部に接続されたマルチモード光ファイバを備えることを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載のモード選択スイッチ。
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