JP7304601B1 - 回転構造体 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007304601000001
【課題】必要な駆動エネルギーの量を抑制して構造体の回転を簡便に行うことができる回転構造体を提供する。
【解決手段】2つの構造体を有する回転構造体であって、第1軸を回転軸とする第1構造体と、第2軸を回転軸とする第2構造体であり、第1構造体は第1軸周りで回転可能に第2構造体と連結されており、第2構造体は第2軸周りで第1構造体と一体的に回転可能で、支柱により支持されていて、第1軸と第2軸は、同一平面上で直交しているか、ねじれの位置で直交しており、第1構造体は、第1ワーク部と、第1軸を境に連結している第2ワーク部からなり、第1構造体において、第1軸周りでの、第1ワーク部による回転モーメントと第2ワーク部による回転モーメントとの和がゼロで、第1構造体および第2構造体において、第2軸周りでの、第1構造体による回転モーメントと第2構造体による回転モーメントとの和がゼロである回転構造体。
【選択図】図1

Description

本発明はロボットなどに使用可能な2つの構造体を有する回転構造体に関する。
例えばアーク溶接等に多く使用されている従来の関節型ロボットは、連結された複数の構造体を有している(特許文献1参照)。
そして、それらの構造体を各々の回転軸で回転等させることにより、その先端を空間上の目的位置(ターゲット)にまで移動させ、先端に位置するハンドに取り付けたツールを指令データに従って運動させて、ロボットに溶接等の作業を行わせている。
特開2009-226566号公報
しかしながら、上記のような従来のロボットでは、その先端をターゲットの方向に向けるのに必要な、構造体の回転に要する駆動エネルギーが大きかった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、必要な駆動エネルギーの量を抑制して構造体の回転を簡便に行うことができる回転構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、2つの構造体を有する回転構造体であって、
前記2つの構造体は、第1軸を回転軸とする第1構造体と、第2軸を回転軸とする第2構造体であり、
前記第1構造体は前記第1軸周りで回転可能に前記第2構造体と連結されており、
前記第2構造体は前記第2軸周りで前記第1構造体と一体的に回転可能なものであり、かつ、支柱により支持されているものであり、
前記第1軸と前記第2軸は、同一平面上で直交しているか、または、ねじれの位置で直交しており、
前記第1構造体は、第1ワーク部と、該第1ワーク部と前記第1軸を境に連結している第2ワーク部からなり、
前記第1構造体において、前記第1軸周りでの、前記第1ワーク部による回転モーメントと前記第2ワーク部による回転モーメントとの和がゼロであり、
前記一体的に回転可能な第1構造体および第2構造体において、前記第2軸周りでの、前記第1構造体による回転モーメントと前記第2構造体による回転モーメントとの和がゼロであることを特徴とする回転構造体を提供する。
このような本発明の回転構造体であれば、第1軸周りでの回転モーメントの和と、第2軸周りでの回転モーメントの和が上記のようなものであるので、第1構造体の回転に要する駆動エネルギーも、第2構造体(および第2構造体に連結されており、一体的に回転する第1構造体)の回転に要する駆動エネルギーも、両方とも極めて小さくすることができ簡便に回転させることができる。省電力となり、環境に与える負荷を軽減できる。
また、回転させる場合に僅かな駆動エネルギーで加速度を与えるだけで高速回転させることができるので、空間上のターゲットの方向へ回転構造体の先端を向ける場合、従来に比べて大幅に時間を短縮させることができる。
この場合、前記第1構造体の前記第1ワーク部は、第3軸となるアクチュエータを含むものとすることができる。
このようなものであれば、空間上のターゲットの一点に対して自由に作用させることができる。つまり、前述した2つの構造体の回転によりターゲットの方向に先端を向けた上で、上記アクチュエータによりその方向上に存在するターゲットにまで先端を移動させることができる。なお、以下では第1構造体(上記アクチュエータを含む)、第2構造体、支柱をまとめてベース回転構造体とも言う。
さらには、前記第1構造体の前記第1ワーク部は、前記アクチュエータの先端にローカル回転構造体を含んでおり、
該ローカル回転構造体は、第4軸を回転軸とするローカル第1構造体と、第5軸を回転軸とするローカル第2構造体を含んでおり、
前記ローカル第1構造体は前記第4軸周りで回転可能に前記ローカル第2構造体と連結されており、
前記ローカル第2構造体は前記第5軸周りで前記ローカル第1構造体と一体的に回転可能なものであり、かつ、ローカル支柱により支持されているものであり、
前記第4軸と前記第5軸は、同一平面上で直交しているか、または、ねじれの位置で直交しており、
前記ローカル第1構造体は、ローカル第1ワーク部と、該ローカル第1ワーク部と前記第4軸を境に連結しているローカル第2ワーク部からなり、
前記ローカル第1構造体において、前記第4軸周りでの、前記ローカル第1ワーク部による回転モーメントと前記ローカル第2ワーク部による回転モーメントとの和がゼロであり、
前記一体的に回転可能なローカル第1構造体およびローカル第2構造体において、前記第5軸周りでの、前記ローカル第1構造体による回転モーメントと前記ローカル第2構造体による回転モーメントとの和がゼロであり、
前記ローカル第1構造体の前記ローカル第1ワーク部は、第6軸となるローカルアクチュエータを含むものとすることができる。
産業用の関節型ロボットでは、一般的にその駆動に関して6軸(6自由度)あれば、工場内でのどのような作業でも、位置と姿勢を制御し、三次元空間内で作業が可能とされている。そこで上記のようなローカル回転構造体を含むものであれば合計で6軸となり、一般的な関節型ロボットと同様の制御が可能となり、より確実にターゲットにまで先端を移動可能である。しかも前述したように第1構造体の回転と第2構造体の回転に要する駆動エネルギーが極めて小さい上に、ローカル第1構造体の回転とローカル第2構造体の回転に要する駆動エネルギーも極めて小さいため、実に簡便である。
また、前述した[第1構造体(アクチュエータを含む)、第2構造体、支柱](ベース回転構造体)と、[ローカル第1構造体(ローカルアクチュエータを含む)、ローカル第2構造体、ローカル支柱](ローカル回転構造体)の組み合わせを有するものであれば、空間上の1点であるターゲット(作用位置)の座標から、該ターゲットにまで到達させるためのベース回転構造体とローカル回転構造体の軸制御値を解析学的に一意に決定することができる(逆運動学の解を得ることができる)。
本発明の回転構造体であれば、最小の駆動エネルギーで構造体を簡便に高速回転させることができる。そのため、空間上のターゲットの方向への回転を短時間化して瞬時に行うことができる。また省電力であり環境にもやさしい。
本発明の回転構造体の一例を示す概略図である。 第1構造体と第2構造体の分離状態の一例を示す説明図である。 第1軸周りでの回転モーメントの関係の一例を示す説明図である。 第2軸周りでの回転モーメントの関係の一例を示す説明図である。 ローカル回転構造体の一例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に本発明の回転構造体の一例を示す。図1に示すように本発明の回転構造体1は第1構造体2と、第2構造体3、支柱4とを有している。
第1構造体2は第1軸A1を回転軸として回転可能である。また、第2構造体3は第2軸A2を回転軸として回転可能である。
ここで第1構造体2と第2構造体3との関係をさらに説明すると、第1構造体2は第1軸A1周りで回転可能に第2構造体3と連結されている。例えば第1軸A1上に位置して第2構造体3に設けられた第1軸棒R1(後述の図2参照)を介して連結することができ、その第1軸棒R1周りで回転できるようになっている。なお、この第1軸A1周りの第1構造体2の回転は、第2構造体3と一体的に回転するのではなく、第1構造体2が単独で回転するだけである。
また、第1構造体2が連結されている第2構造体3は、支柱4により支持されている。例えば、支柱4に設けられた、第2軸A2上に位置する第2軸棒R2(後述の図2参照)を介して支持されている。第2軸A2周りで(第2軸棒R2周りで)、第1構造体2と第2構造体3は一体的に回転可能になっている。
そして、図1に示す例では、第1軸A1と第2軸A2が同一平面上で直交している形態となっている。しかしながら本発明はこれに限定されず、第1軸A1と第2軸A2が所定の距離をあけて離れていて、ねじれの位置で直交している形態(三次元的に直交している形態)とすることもできる。
なお、図1に示す例では、後述する第3軸A3も第1軸A1と第2軸A2の交点を通っている。
また、説明のため、図2に第1構造体2と第2構造体3とを分離した説明図を示す。上側が第1構造体2であり、下側が第2構造体3である。なお、第1軸A1は上側と下側のどちらにも図示している。
図2に示すように、第1構造体2は第1ワーク部6と、該第1ワーク部6と第1軸A1を境に連結している第2ワーク部7からなっている。言い換えると第1構造体2において、第1軸A1を境にして第1ワーク部6と第2ワーク部7に区分けされている。
なお、第1構造体2は、基本形態としては例えばアーム9とバランスウェイト10(後述する回転モーメントの釣り合いのための重り)とすることができる。またオプションとして、アーム9の中央部に設けられた、後述するアクチュエータ8とローカル回転構造体15なども含まれた形態とすることもできる。図1ではこれら全てを含む形態が図示されている。ここでの第1ワーク部6は、バランスウェイト10の一部と、アーム9と、アクチュエータ8と、ローカル回転構造体15からなる。また、第2ワーク部7はバランスウェイト10の残りの部分からなる。なお、第1構造体2は、当然これらの部材に限定されるものではない。
また、第2構造体3は、ここでは円形フレーム部材と複数の棒状部材とを組み合わせたものとなっているが、これに限定されるものではない。バランスがとりやすいように対称的な形状とすることができる。また前述した第1軸棒R1を介して第1構造体2と連結されており、第2軸棒R2を介して支柱4と連結されている。
支柱4は、ここでは2本の棒状部材からなっている。そしてその2本の棒状部材同士の隙間に第2構造体3が配置されており、その隙間で第2構造体3が第2軸A2周りで(第2軸棒R2周りで)回転できるようになっている。
しかしながらこれに限定されず、支柱4は穴を有する1本の棒状部材からなっていても良い。その穴は2本の棒状部材からなる形態の隙間に相当するものとすることができ、その穴を通じて第2構造体3が回転可能な構成とすることもできる。
ここで、第1軸A1周りや第2軸A2周りでの回転モーメントについて説明する。図3は第1軸A1周りでの回転モーメントの説明図であり、図4は第2軸A2周りでの回転モーメントの説明図である。
なお、前述したように図1等は第1軸A1と第2軸A2とが同一平面状で直交している形態であるが、ここではまず、それらがねじれの位置で直交している形態について考える。第1軸A1と第2軸A2とが距離δだけ離れている場合を想定する。
ここで第1構造体2において、図3に示すように第1軸A1の軸方向から見た場合で、
●印が第1軸A1の位置、
×印が第1ワーク部6(重量Ω11)の重心位置(●印からの距離ε11)
▲印が第2ワーク部7(重量Ω12)の重心位置(●印からの距離ε12)とする。
このとき、第1ワーク部6による回転モーメントμ11は、×印の位置から矢印の向きで[μ11=Ω11×ε11]となる。
また第2ワーク部7による回転モーメントμ12は、▲印の位置から矢印の向きで[μ12=Ω12×ε12]となる。
そして本発明においては、これらの第1ワーク部6による回転モーメントμ11と第2ワーク部7による回転モーメントμ12との和がゼロになっている(回転モーメントが釣り合っている)。すなわち、第1構造体2全体の重心位置が第1軸A1と重なる。
また一体的に回転可能な第1構造体2および第2構造体3において、図4に示すように第2軸A2の軸方向から見た場合で、
○印が第2軸A2の位置、
●印が第1構造体2(重量Ω11+Ω12)の重心位置(第1軸A1の位置)(○印からの距離δ)、
■印が第2構造体3(重量Ω2)の重心位置(○印からの距離ε2)とする。
このとき、第1構造体2による回転モーメントμ1は、●印の位置から矢印の向きで[μ1=(Ω11+Ω12)×δ]となる。
また第2構造体3による回転モーメントμ2は、■印の位置からの矢印の向きで[μ2=Ω2×ε2]となる。
そして本発明においては、これらの第1構造体2による回転モーメントμ1と第2構造体3による回転モーメントμ2との和がゼロになっている(回転モーメントが釣り合っている)。すなわち、第1構造体2と第2構造体3を合わせたものの重心位置が第2軸A2と重なる。
このような回転モーメントの関係が得られるように、第1構造体2や第2構造体3の各部材の形状、材質等を適宜決定することができる。特には、各々の回転軸である第1軸A1、第2軸A2の位置を基準にして、相対する側に位置する部材(または部位)の重心位置等を考慮しつつ決定すると良い。
なお、上記のねじれの位置で直交している形態と異なり、第1軸A1と第2軸A2とが同一平面上で直交している場合は、図4の場合においては、第2軸A2の位置に第1構造体2の重心位置(第1軸A1の位置)と第2構造体3の重心位置とが重なることになる。すなわち、第2軸周りで、第1構造体2による回転モーメントμ1も第2構造体3による回転モーメントμ2もゼロであり、その和がゼロになっている。
第1軸A1と第2軸A2との位置関係が上記のいずれの形態であっても、第1軸A1や第2軸A2周りでの回転モーメントの関係が上記のようなものであれば、第1構造体2を第1軸A1周りで回転させる際、また、第1構造体2と第2構造体3とを、第2軸A2周りで一体的に回転させる際に、各々、必要な駆動エネルギーを極めて小さくすることができる。そのため、空間上のターゲットの方向へ向けるにあたり、省エネ化、高速回転による回転時間の短縮化を図ることができる。
また、従来品のように回転時に高い駆動エネルギーが必要な場合、高出力モーターなどが必要であり、安全面の観点から、ロボット等は作業員から隔離されている。そのため安全管理上、多くの場所にセンサーが必要になり高コスト化する。しかしながら本発明であれば、そのような高出力モーターの必要性を低減する、あるいはなくすことができ、人から隔離する必要もなく、上記のセンサーの必要性をなくすことも可能であり、低コスト化を図ることができる。
ところで、図1に示すように第1構造体2の第1ワーク部6は、第3軸A3となるアクチュエータ8を含むものとすることができる。第3軸A3上でアクチュエータ8を伸縮可能になっている。なお、ここでは第1構造体2(アクチュエータ8を含む)、第2構造体3、支柱4をまとめてベース回転構造体5とも言う。
上記の第1軸A1周りでの回転と、第2軸A2周りでの回転によって、空間上のターゲットの方向へ回転構造体1の先端を向けることができ、そしてアクチュエータ8を備えていることで、そのターゲットの方向にあるターゲットの実際の位置にまで先端を到達させることができる。図1では、第1ワーク部6にアクチュエータ8と後述するローカル回転構造体15の両方が含まれた形態が図示されているが、それらのうちアクチュエータ8のみ含む構成の場合では、回転構造体1の先端はアクチュエータ8の先端を意味する。
なお、アクチュエータ8すらも含まない構成の場合は、例えばアーム9の中央部を先端として扱うことができる。
このように3軸(3自由度)を有する構造であれば、ある程度は自在に先端をターゲットに到達させることができる。ただし、より確実な位置制御のため、6軸(6自由度)が求められることがよくある。そこで、図1に示すように第1構造体2の第1ワーク部6として、上記アクチュエータ8の先端にローカル回転構造体15を含む形態とすることができる。
このローカル回転構造体15について、その概略を示した図5を参照して説明する。図5に示すようにアクチュエータ8の先端に取り付けられており、その構成はベース回転構造体5と実質的に同様である。つまり、ベース回転構造体5の先端に、さらに別のベース回転構造体5が備えられているような形態である。
ローカル回転構造体15は、第4軸A4を回転軸とするローカル第1構造体12と、第5軸A5を回転軸とするローカル第2構造体13を含んでいる。
また、ローカル第1構造体12は第4軸A4周りで回転可能にローカル第2構造体13と連結されている。
また、ローカル第2構造体13は第5軸A5周りでローカル第1構造体12と一体的に回転可能なものであり、かつ、ローカル支柱14により支持されている。
また、第4軸A4と第5軸A5は、同一平面上で直交しているか、または、ねじれの位置で直交している。
ローカル第1構造体12は、ローカル第1ワーク部16と、該ローカル第1ワーク部16と第4軸A4を境に連結しているローカル第2ワーク部17からなっている。
そして、ローカル第1構造体12において、第4軸A4周りでの、ローカル第1ワーク部16による回転モーメントとローカル第2ワーク部17による回転モーメントとの和がゼロである。
さらには、一体的に回転可能なローカル第1構造体12およびローカル第2構造体13において、第5軸A5周りでの、ローカル第1構造体12による回転モーメントとローカル第2構造体13による回転モーメントとの和がゼロである。
また、ローカル第1構造体12のローカル第1ワーク部16は、第6軸A6となるローカルアクチュエータ18を含むものである。
なお、この構成の場合(すなわち、図1に示す形態)では、回転構造体1の先端はローカル回転構造体15におけるローカルアクチュエータ18の先端を意味する。
このように、軸番号の違いと「ローカル」の頭文字により区別されているが、その機能や役割等はベース回転構造体5の第1軸A1~第3軸A3と、第1構造体2、第2構造体3、支柱4、第1ワーク部6、第2ワーク部7、アクチュエータ8と実質同様であるので、ここでは説明を省略する。
そして、このような6軸(6自由度)のものであれば、従来品の関節型ロボットと同様の制御・作業を行うことができる。しかも各構造体の回転のための駆動エネルギーを大幅に低減することができ、有用である。
さらには、単に6軸というだけでなく、上記のベース回転構造体5とローカル回転構造体15という組み合わせにより、逆運動学の解を得ることができ、空間上のターゲットに向けて位置制御を行う際に極めて有効である。これに対して従来品では、逆運動学は一意に決まらず、解析的に解けない場合が多かった。
なお、前述した図3、図4のような回転モーメントの関係を考慮するとき、第1構造体2の第1ワーク部6がアクチュエータ8やローカル回転構造体15を含む場合は、当然、それらの重量等も含めた状態で考慮する。このとき、アクチュエータ8やアクチュエータ18に関しては、例えば棒状の伸縮部を縮めた状態で考慮しても良いし、または伸ばした状態で考慮しても良い。あるいは、その中間の状態で考慮することもできる(縮めた状態と伸ばした状態の平均値などでも良い)。いずれにしても、これらの回転モーメントの影響を考慮していない従来品よりも、回転に要する駆動エネルギーの低減化などにおいて格段に優れた効果を得ることができる。
また、本発明の回転構造体の利用例を挙げると、例えば(1)作業用ロボット(2)構造物に生起する振動を抑制するための動吸振器、(3)追尾型太陽光発電設備等が挙げられる。
このとき、[第1ワーク部6(ローカル第1ワーク部16)、第2ワーク部7(ローカル第2ワーク部17)]の組み合わせとしては、(1)では[マニピュレーター、バランスウェイト]、(2)では双方ともバランスウェイト、(3)では[太陽光パネル、バランスウェイト]とすることが考えられる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1…本発明の回転構造体、 2…第1構造体、 3…第2構造体、
4…支柱、 5…ベース回転構造体、 6…第1ワーク部、 7…第2ワーク部、
8…アクチュエータ、 9…アーム、 10…バランスウェイト、
12…ローカル第1構造体、 13…ローカル第2構造体、
14…ローカル支柱、 15…ローカル回転構造体、 16…ローカル第1ワーク部、
17…ローカル第2ワーク部、 18…ローカルアクチュエータ、
A1…第1軸、 A2…第2軸、 A3…第3軸、 A4…第4軸、
A5…第5軸、 A6…第6軸、
R1…第1軸棒、 R2…第2軸棒。

Claims (4)

  1. 2つの構造体を有する回転構造体であって、
    前記2つの構造体は、第1軸を回転軸とする第1構造体と、第2軸を回転軸とする第2構造体であり、
    前記第1構造体は前記第1軸周りで回転可能に前記第2構造体と連結されており、
    前記第2構造体は前記第2軸周りで前記第1構造体と一体的に回転可能なものであり、かつ、支柱により支持されているものであり、
    前記第1軸と前記第2軸は、同一平面上で直交しているか、または、ねじれの位置で直交しており、
    前記第1構造体は、第1ワーク部と、該第1ワーク部と前記第1軸を境に連結している第2ワーク部からなり、
    前記第1構造体において、前記第1軸周りでの、前記第1ワーク部による回転モーメントと前記第2ワーク部による回転モーメントとの和がゼロであり、
    前記一体的に回転可能な第1構造体および第2構造体において、前記第2軸周りでの、前記第1構造体による回転モーメントと前記第2構造体による回転モーメントとの和がゼロであり、
    前記第1構造体の前記第1ワーク部は、第3軸となるアクチュエータを含むものであることを特徴とする回転構造体。
  2. 前記第1構造体の前記第1ワーク部は、前記アクチュエータの先端にローカル回転構造体を含んでおり、
    該ローカル回転構造体は、第4軸を回転軸とするローカル第1構造体と、第5軸を回転軸とするローカル第2構造体を含んでおり、
    前記ローカル第1構造体は前記第4軸周りで回転可能に前記ローカル第2構造体と連結されており、
    前記ローカル第2構造体は前記第5軸周りで前記ローカル第1構造体と一体的に回転可能なものであり、かつ、ローカル支柱により支持されているものであり、
    前記第4軸と前記第5軸は、同一平面上で直交しているか、または、ねじれの位置で直交しており、
    前記ローカル第1構造体は、ローカル第1ワーク部と、該ローカル第1ワーク部と前記第4軸を境に連結しているローカル第2ワーク部からなり、
    前記ローカル第1構造体において、前記第4軸周りでの、前記ローカル第1ワーク部による回転モーメントと前記ローカル第2ワーク部による回転モーメントとの和がゼロであり、
    前記一体的に回転可能なローカル第1構造体およびローカル第2構造体において、前記第5軸周りでの、前記ローカル第1構造体による回転モーメントと前記ローカル第2構造体による回転モーメントとの和がゼロであり、
    前記ローカル第1構造体の前記ローカル第1ワーク部は、第6軸となるローカルアクチュエータを含むものであることを特徴とする請求項1に記載の回転構造体。
  3. 前記第2構造体は、前記支柱の軸方向に平行な面内において前記第2軸周りで回転可能なものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転構造体
  4. 前記支柱が2本の棒状部材からなっており、該2本の棒状部材同士の隙間を通じて前記第2構造体が前記第2軸周りで回転可能なものであるか、または、
    前記支柱が穴を有する1本の棒状部材からなっており、該穴を通じて前記第2構造体が前記第2軸周りで回転可能なものであることを特徴とする請求項3に記載の回転構造体
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