JP7304412B2 - Nr-uにおける広帯域キャリア動作のためのレートマッチング - Google Patents
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Description
複数のヌメロロジーが、NRにおいてサポートされる。ヌメロロジーは、サブキャリア間隔およびCPオーバーヘッドによって規定される。複数のサブキャリア間隔は、整数2^nによって基本サブキャリア間隔をスケーリングすることによって導出され得る。使用されるヌメロロジーは、周波数帯域とは無関係に選択され得るが、極めて高いキャリア周波数において極めて小さいサブキャリア間隔を使用しないことが仮定される。フレキシブルなネットワークおよびUEチャネル帯域幅がサポートされる。
- 15kHz*2n(nは非負整数である)のサブキャリア間隔の場合、
- 15kHzサブキャリア間隔の(CPを含む)各シンボル長は、スケーリングされたサブキャリア間隔の対応する2n個のシンボルの和に等しい。
- 0.5msごとにおける第1のOFDMシンボル以外、0.5ms内のすべてのOFDMシンボルは、同じサイズを有する
- 0.5msにおける第1のOFDMシンボルは、他のOFDMシンボルと比較して、16Ts(15kHzおよび2048のFFTサイズを仮定する)だけ長い。
- 16Tsは、第1のシンボルのためのCPのために使用される。
- 15kHz*2n(nは負の整数である)のサブキャリア間隔の場合
- サブキャリア間隔の(CPを含む)各シンボル長は、15kHzの対応する2nシンボルの和に等しい。
LTEおよびNRでは、トランスポートブロックは、トランスポートブロックがあるサイズを超える場合、複数のコードブロックにセグメント化される。エラー検出について、各コードブロックならびにトランスポートブロックは、それ自体のCRCを有する。LTEでは、HARQフィードバックは、トランスポートブロックの復号ステータスに基づき、すなわち、単一のHARQフィードバックビットが、トランスポートブロックごとに生成される。
データがMIMO送信のために符号化された後に、変調シンボルが、符号化されたデータから生成され、変調シンボルは、割り当てられた無線リソースにさらにマッピングされる。NRでは、変調シンボルから無線リソースへのマッピングは、レイヤ->周波数->時間の順序に従う。ライセンス済み帯域においてNRのために使用されるデータマッピングルールの場合と同様に、NR-Uのための広帯域キャリアが複数のLBT帯域幅ピース(bandwidth piece)にわたる場合について、データマッピングが図7に示されている(LBT帯域幅ピースの説明について以下の「NR広帯域動作」と題するサブセクションを参照されたい)。
Rel-15 NRでは、gNBが、いくつかの時間および周波数リソースを予約し、これらのリソースがPDSCH(ダウンリンクデータ)受信のために周りでレートマッチングされるべきであるか否かをDCIメッセージにおいて動的に指示することが可能である。詳細には、セルまたは帯域幅パート(bandwidth part)について、最高4つのレートマッチングパターンが、上位レイヤシグナリング(無線リソース制御またはRRCシグナリング)を介して設定され得る。最高2つのレートマッチンググループが設定され得、各グループは、レートマッチングパターンのセットを含んでいる。レートマッチンググループ内のリソースセットについてのRBとシンボルレベルリソースとのユニオンが、DCIメッセージを介して、PDSCH受信のために利用可能であるかまたは利用可能でないことをシグナリングされ得る。DCIメッセージにおけるこのレートマッチングインジケータの存在およびDCI中のビット数(0~2)は、帯域幅パートまたはセルのために規定されたレートマッチンググループの数に依存する。
LAA ULマルチキャリア動作のためのベースラインは、シングルキャリア動作の拡張である。各キャリア上のLBTタイプは、対応するULグラントを介してUEにシグナリングされる。その上、すべてのキャリア上のサブフレームにおいて同じ開始点をもつCat4 LBTでスケジュールされたキャリアのセット上でULグラントを受信したUEは、Cat4 LBTが、セット中の指定されたキャリア上で成功裡に完了した場合、セット中のキャリア上での送信の直前に、25μs LBTに切り替えることができる。UEは、セット中のキャリアのうちのいずれかの上でCat4 LBTプロシージャを開始することより前に、指定されたキャリアとしてCat4 LBTでスケジュールされたキャリアのうちの1つのキャリアを一様にランダムに選択しなければならない。
eLAAとは異なり、Wi-Fi(すなわち、802.11n、802.11acなど)は、20MHz以外の新しいより広いチャネルを規定する。図9に示されているように、40MHzは、2つの20MHzの単純なアグリゲーションよりも多くの使用可能なサブキャリアをもたらすことができる。利益は2つの側面から得られ、すなわち、一方は、ガード帯域減少であり、他方は、パイロットサブキャリアオーバーヘッド節約である。したがって、より広いチャネルは、より高いスペクトル効率をもたらすことができる。
NRと同様に、NR-Uが、広帯域幅、たとえば、最高数百MHz帯域幅をもつ送信をサポートすることが予想される。しかしながら、同じスペクトルを同時に共有する、異なるデバイスの能力を伴う、異なる無線技術、たとえば、WiFiがあり得る。特に高い負荷において、デバイスが広帯域幅全体にわたってチャネルフリーを検知する可能性は低い。したがって、サポートされる帯域幅のどの(1つまたは複数の)パートを使用すべきかを、そのリッスンビフォアトーク(LBT)の結果に基づいてデバイスが判定することができる、動的帯域幅をもつ送信をNR-Uがサポートすることは有益である。
・ モード1:LTE-eLAAに類似するキャリアアグリゲーション(CA)ベース広帯域動作
・ モード2:単一のアクティブ帯域幅パート(BWP)に基づく単一の広帯域キャリア動作
サブブロックギャップまたはRF帯域幅間(Inter RF Bandwidth)ギャップにおける累積隣接チャネル漏洩電力比(CACLR:Cumulative Adjacent Channel Leakage power Ratio)は、以下の比である。
a) サブブロックギャップまたはRF帯域幅間ギャップの各側に隣接する2つのキャリアのための割り振られたチャネル周波数を中心とするフィルタ処理された平均電力の和、および
b) それぞれのサブブロックエッジまたは基地局RF帯域幅エッジのうちの1つに隣接する周波数チャネルを中心とするフィルタ処理された平均電力。
LBTをパスするすべてのLBT帯域幅ピースのすべてのガード帯域中のPRB(またはPRBの部分)について、パンクチャリング/レートマッチングが実施される。すなわち、コード化ビットは、ガード帯域中に位置する無線リソースにマッピングされない。
LBTをパスする2つまたはそれ以上のLBT帯域幅ピースが連続する場合を除いて実施形態#1と同じであり、連続するLBT帯域幅ピースのためのパンクチャリング/レートマッチングは、連続するブロックのエッジにおけるガード帯域についてのみ実施される。
パンクチャリング/レートマッチングは、チャネル占有時間(COT:channel occupancy time)の最初のN個のスロットについて、実施形態#1の場合のように実施され、残りのスロットについて、パンクチャリング/レートマッチングは、実施形態#2の場合のように実施される。
DLの場合、送信デバイスは、所与のスロットについて、受信デバイスが1つまたは複数のLBT帯域幅ピースについてどんなパンクチャリング/レートマッチング仮定を行うものとするかを指示する。たとえば、指示は、PDSCHをスケジュールする同じDCI中のビットフィールドを通したものであり得る。各指示された帯域幅ピースについて、指示は、パンクチャリング/レートマッチングがそのLBT帯域幅ピースに関連するガード帯域のうちの0個、1つ、または2つにおいて実施されることであり得る。
モード2a: UEは、LBTが成功したすべての帯域幅ピースにわたる単一のPDSCHでスケジュールされる。
モード2b: UEは、同じ帯域幅ピースにおけるCORESETにおいて送られるPDCCHからの各帯域幅ピースにおける別個のPDSCHでスケジュールされる。この実施形態の一部として、UEが、複数の帯域幅パートで動作するか、または単一の帯域幅パート内で複数のPDCCHおよびPDSCHを受信することが可能であるかのいずれかであり得ると仮定される。
・ レートマッチンググループ1は、ガード帯域2および3を含む
・ レートマッチンググループ2は、ガード帯域4および5を含む
・ レートマッチンググループ3は、ガード帯域6および7を含む
以下の実施形態は、80MHzのチャネル帯域幅と、個々の20MHzピース上でLBTを実施することとに関して説明される。ただし、その教示は、他のチャネル帯域幅およびLBT帯域幅サイズについて実践され得る。
・ 1つのPDCCHタイプは、全80MHzが利用可能であり、DCIが、4つのOFDMシンボル長のみの時間ドメイン割り当てを含んでいる場合を対象とする。
・ 1つのPDCCHタイプは、40MHzのみが利用可能であり、DCIが、7つのOFDMシンボル長のみの時間ドメイン割り当てを含んでいる場合を対象とする。
・ 1つのPDCCHタイプは、20MHzのみが利用可能であり、DCIが、14個のOFDMシンボル長の時間ドメイン割り当てを含んでいる場合を対象とする。
・ 7つのシンボルの時間ドメイン割り当てをもつ、LBTが成功した2つの不連続な20MHz帯域幅ピースがある場合を対象としたPDCCH、
・ LBTが成功した2つの不連続な帯域幅ピース、20MHz幅である帯域幅ピースと40MHz幅である帯域幅ピースとがある場合を対象としたPDCCH。この場合についての時間ドメイン割り当ては、10個のシンボルであり得る。
図16は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境1600を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
図17を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク1711とコアネットワーク1714とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク1710を含む。アクセスネットワーク1711は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局1712a、1712b、1712cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア1713a、1713b、1713cを規定する。各基地局1712a、1712b、1712cは、有線接続または無線接続1715上でコアネットワーク1714に接続可能である。カバレッジエリア1713c中に位置する第1のUE1791が、対応する基地局1712cに無線で接続するか、または対応する基地局1712Cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア1713a中の第2のUE1792が、対応する基地局1712aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1791、1792が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが、対応する基地局1712に接続している状況に等しく適用可能である。
ACLR 隣接チャネル漏洩比
CACLR 累積隣接チャネル漏洩比
LBT リッスンビフォアトーク
CA キャリアアグリゲーション
BWP 帯域幅パート
CC コンポーネントキャリア
DCI ダウンリンク制御情報
MAC-CE 媒体アクセス制御レイヤ制御エレメント
RRC 無線リソース制御
TB トランスポートブロック
TBS トランスポートブロックサイズ
題名: NR-Uのためのフレーム構造
3GPP寄書ドキュメントの目的: 説明、決定
1 導入
この寄書では、NR-U送信グラニュラリティ、ヌメロロジー、および広帯域動作に関係する問題を含む、NR-Uのためのフレーム構造に関する我々の見解を提供する。
2 NR-U送信グラニュラリティ
RAN1#92bis中に、タイプAおよびタイプB PxSCHマッピングに関して以下の合意がなされた。
合意:
・ NR-Uは、NRにおいてすでにサポートされているタイプAマッピングとタイプBマッピングの両方をサポートする
・ FFS: 追加の開始位置および持続時間は排除されない
このセクションでは、FFSアイテムを取り上げる。ライセンス済み動作についての3GPP NR Rel-15では、ダウンリンク制御情報(DCI)が、物理レイヤダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で受信される。PDCCH候補は、制御リソースセット(CORESET)と呼ばれる、時間および周波数リソースのセットにマッピングされる、共通検索空間またはUE固有検索空間内で検索される。PDCCH候補が監視されなければならない検索空間は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介してUEに設定される。監視周期性も、異なるPDCCH候補のために設定される。任意の特定のスロットにおいて、UEは、1つまたは複数のCORESETにマッピングされ得る複数の検索空間において複数のPDCCH候補を監視するように設定され得る。PDCCH候補は、スロットにおいて複数回、スロットごとに1回、または複数のスロットにおいて1回、監視される必要があり得る。2つの種類の送信、すなわち、タイプA(スロットベース)送信およびタイプB(ミニスロットベース)送信がある。DLでは、タイプB送信は、2つ、4つおよび7つのシンボルの長さをもつ任意のシンボルにおいて開始され得る。ULでは、タイプB送信は、{2および14}シンボルの間の任意の長さをもつ任意のシンボルにおいて開始され得る。
所見1 - NR Rel15は、任意のシンボルにおいて開始するDLおよびUL送信をサポートする。
所見2 - 開始点の周期性は、CORESETおよび検索空間RRC設定によって制御される。監視周期性は、サポートされるタイプB送信持続時間から分離される。
提案1 - 追加のDLまたはUL開始位置は、NR-Uのために必要とされない
3 NR-Uのためのヌメロロジー
RAN1#92bis中に、ヌメロロジーに関して以下の合意がなされた。
合意:
・ サブ7GHzについて、NR-Uは、SCS、15/30/60kHzを研究する
・ 異なるSCS間の性能差を研究する
・ UL設計への変更が、PSDおよびOCB要件を満たすために必要とされるかどうかを研究する
・ 60kHz SCSに関するSSブロック設計/RMSI/OSIが必要とされるかどうかを研究する
・ MIBおよびSIB1内容に対する影響
・ 60kHzのためのECPの使用の必要
・ 現在NRの一部であるオプションに加えて、60KHz SCSに関するRACH設計
・ 他の考慮事項は排除されない。
・ 異なるSCSをもつ異なるBWのサポートに対する影響
以降、RAN1#94中に、ヌメロロジーに関して以下の追加の合意がなされた。
合意:
・ 未ライセンス帯域上のサービングセル上のキャリアについておよび少なくとも帯域内CAについて、同じヌメロロジーですべてのDL信号/チャネルを動作させることが可能であることは、少なくとも以下の利益を有することが特定される(少なくともスタンドアロン動作について。FFSこれが利益であるかどうかはオペレータ間測定について実現可能である)。
〇 より低い実装複雑さ(たとえば、単一のFFT、切替えギャップなし)
〇 より低い仕様影響
〇 未ライセンス帯域における設定されたサービングセルを伴う周波数上での測定についてギャップの必要なし
・ 未ライセンス帯域上のサービングセル上のキャリアについておよび少なくとも帯域内CAについて、同じヌメロロジーですべてのUL信号/チャネルを動作させることが可能であることは、少なくとも以下の利益を有することが特定される。
〇 より低い実装複雑さ(たとえば、単一のFFT、切替えギャップなし)
〇 より低い仕様影響
〇 共通インターレース構造
〇 未ライセンス帯域における設定されたサービングセル上でのSRSの送信についてギャップの必要なし
〇 FFS:PRACHの利益
・ FFS: 切替えギャップを考慮する、DLとULとについての同じヌメロロジー
このセクションでは、第2の合意の場合のように特定のリンク方向(DLまたはUL)におけるすべての信号/チャネルについて単一のヌメロロジーで動作させることが有益であると特定されたことを考慮に入れて、第1の合意における研究アイテムを取り上げる。単一のヌメロロジーのための魅力的な候補は、性能の観点と、このヌメロロジーがNR Rel-15においてすでにサポートされているという事実との両方から、30kHz+NCPであると主張する。対照的に、60kHzおよび潜在的にECPを採用することは、極めて多数の仕様変更を必要とするが、有意な性能利益を与えない。以下では、30kHz対60kHzの選定によって影響を受けるいくつかの側面について説明する。
3.1 ヌメロロジーのブラインド検出
いくつかの企業は、NR-Uのための30kHz設計と60kHz設計の両方が、仕様においてサポートされるべきであることと、オペレータが、展開シナリオに基づいてどちらの設計を使用すべきかを選択することとを提案する。これは、スタンドアロン展開の場合、動作帯域が、候補としての両方のヌメロロジーで規定される必要があることを意味することになる。その結果、UEは、どんなヌメロロジーがSS/PBCHブロックのために使用されるかに気づいていないので、UEは、各ヌメロロジー候補についてSS/PBCHの存在をブラインド検出する必要がある。実際に、ヌメロロジーに対する2つの構成要素、すなわち、(1)サブキャリア間隔(30kHz対60kHz)と、CP持続時間(NCP対ECP)とがあることに留意する。その場合、原則として、3つの候補、すなわち、30kHz+NCP、60kHz+NCP、および60kHz+ECPが存在する。この多くの候補にわたるブラインド検出は、UE複雑さ観点から魅力的でなく、この理由で、(ライセンス済み動作のための)たいていのNR動作帯域は、単一のヌメロロジー候補で規定される。遅延拡散が著しくなり得る屋外シナリオを含む、NR-Uのための完全な展開フレキシビリティについて、我々の見解は、1つの候補のみがサブ7GHz帯域において可能にされる場合、それは30kHz+NCPであるべきであるということである。この候補は、今日仕様においてすでにサポートされている。すべての展開シナリオを考慮する唯一の他の潜在的候補は、60kHz+ECPであり、これをサポートするためにかなりの仕様変更が必要とされることになる。
所見3 - スタンドアロンシナリオにおけるUEブラインド検出を回避するための帯域ごとの単一のヌメロロジーのサポートは、ヌメロロジー候補(30kHz SCS対60kHz SCS、およびNCP対ECP)が、展開フレキシビリティを最大にするように選定される必要があることを暗示する。
3.2 遅延拡散およびECP
前のセクションにおいて述べたように、屋外展開における遅延拡散は、一般に、屋内シナリオにおける遅延拡散よりも著しく大きい。これは、そのような展開のために選択されるべきであるCP持続時間に下限を課する。30kHzの場合、NCP持続時間は約2.35μsであり、60kHzの場合、NCP持続時間は1.17μsである。後者の場合、これは、直接経路と反射経路との間の最大遅延差が、良好な性能を維持するために、1.17μsよりも小さくなるべきであることを意味する。RMS遅延拡散は、この制約が平均的な意味において満たされることを確実にするために、さらに小さくなるべきである。
gNBが低層建築物の屋上に配置され、UEが、地上において90~200mの変動する距離において近くのおよび遠くの建築物から反射を受信している、5GHz[1]における現場測定に基づくと、UEロケーションに応じて、0.7μsまでのRMS遅延拡散が観測された。そのような展開は、たとえば、屋外モールまたは都市スクエアタイプセッティングにおいて考えられる。このレベルの遅延拡散の場合、瞬時時間遅延が、60kHz SCSについてのCP持続時間(1.17μs)を容易に超えることが観測された。[1]では、この遅延拡散の場合、(雑音+ISIによる)SINRが15dB未満に低下し、これは、ピークレートをひどく制限することがあることが示されている。[100,1000]nsの範囲内の遅延拡散を伴うシミュレートされたリンクレベル性能が、TDL-Aチャネルに基づいて評価された[2]。これらの結果から、500nsを上回ると、60kHz SCSは、チャネル分散に対するロバストネスを向上させるためにECPが採用されない限り、過剰なISIにより使用不可能になることがわかる。しかしながら、後続のセクションにおける説明に基づくと、ECPの採用は、かなりの仕様変更を必要とし、したがって、好ましい候補ではない。ここで参照された測定およびシミュレーションに基づいて、以下のことに注目する。
所見4 - 30kHz+NCPは、60kHz+NCPよりも大きい展開フレキシビリティを与える。
所見5 - 60kHz+NCPは、チャネル分散に対するロバストネスを改善するためにECPが使用されない限り、500nsよりも大きいRMS遅延拡散に対してブレークダウンする。
3.3 チャネルアクセスグラニュラリティ
15kHzのベースラインと比較して、30kHzサブキャリア間隔または60kHzサブキャリア間隔のいずれかが、NR-Uのために使用される場合、送信グラニュラリティが増加され得、レイテンシが低減され得る。60kHzは、潜在的に、タイプA PDSCH/PUSCHマッピングのためのより良いアクセスグラニュラリティを提供するが、これは、60kHz SCSを使用する20MHzの場合のスペクトル利用が、より大きいガード帯域により30kHzよりも低いという事実によって相殺される。その上、30kHzのためのタイプB PDSCH/PUSCHマッピング(ミニスロット)の使用が、すでに極めて高いグラニュラリティを与える。
ここで、2つのシナリオにおける15、30、および60kHzの間の性能差を、両方ともNR-U評価について合意された屋内評価シナリオに基づいて、評価する。
- 単一のNR-Uオペレータ
- Wi-Fiオペレータと共存するNR-Uオペレータ。
単一のオペレータの場合、オペレータの1つはトラフィックをサーブしないと仮定されることに留意されたい。ULの場合、自己スケジューリングが仮定され、すなわち、グラントも未ライセンスキャリア上で送られる。また、スロットベース(タイプA)スケジューリングのみがアップリンクのために使用されると仮定される。DLの場合、任意のシンボルにおいて開始するタイプBスケジューリングが可能にされる。この場合、異なるSCS間の最も高いUL性能差が観測され得ると考える。最終的に、UE能力#1処理遅延がモデル化される。1)単一のNR-U屋内ネットワーク展開において、および2)NR-Uが屋内展開において別のWi-Fiネットワークと共存するとき、異なるSCSを使用して、低い負荷、中程度の負荷および高い負荷を表す、12、35および55%のバッファ占有率について、UEごとの平均UL/DLオブジェクトデータレートを分析した。
DLの場合、15、30、60kHzの間の性能の大きい差は明白でなく、これは、タイプB PDSCHマッピングがOFDMシンボルごとのPDCCH監視で使用されるので、予想される。実際、SCSが増加するにつれて、性能は、より大きいオーバーヘッドおよびより大きいガード帯域により、ある程度まで劣化する。一方、ULの場合、両方のシナリオ(単一のNR-UオペレータまたはWi-Fiとの共存)は、30kHzと60kHzの両方が、15kHzサブキャリア間隔よりも良く機能することを示す。ただし、チャネルアクセスグラニュラリティとスペクトル利用との間のトレードオフにより、30kHzサブキャリア間隔と60kHzサブキャリア間隔との間で微小差が観測される。利得の大部分は、SCSを15kHzから30kHzまで増加させることから得られる。
所見6 - 最大性能利得は、SCSを15kHzから30kHzまで増加させることによって達成される。30kHzから60kHzまでさらに増加させることによって、収穫逓減(diminishing returns)(さらにはDLにおける収穫減衰(declining returns))が達成される。
3.4 仕様影響
上記で論証されたように、60kHzは、チャネルアクセスグラニュラリティを考慮すると、30kHzと比較して性能における明らかな利得を与えず、ECPなしのより大きい遅延拡散シナリオにおいて性能劣化につながることがある。さらに、60kHzは、以下の表に見られるように、30kHzよりもかなり大きい仕様影響を有する。
提案2 - 展開フレキシビリティ、性能、および最小限に抑えられた仕様影響の考慮により、30kHz+NCPが、NR-U PHYレイヤチャネル設計およびPHYレイヤプロシージャ設計について優先される。
上記の合意が、仕様影響を含めて「サブ7GHz NR-Uについて、SCS 15/30/60kHzを研究する」と結論付けるので、ここで、仕様影響がTR38.889に取り込まれることが提案される。TRについてのテキスト提案を[3]に含める。
提案3 - TR38.889に、NR-UのためのFR1動作のための異なるヌメロロジー候補をサポートすることの仕様影響を取り込む。TPが[3]に含まれる。
4 広帯域動作
RAN1#92bでは、以下の合意がなされた。
合意:
・ HARQ動作のための可能な拡張を研究する
・ NR-Uにおける設定されたグラントサポートのために必要とされる変更を研究する
・ 研究のためのベースライン: NR-Uが動作している帯域(サブ7GHz)においてWi-Fiの不在が(たとえば、規制によって)保証され得ない場合、NR-U動作帯域幅は20MHzの整数倍である
・ 少なくとも、Wi-Fiの不在が(たとえば、規制によって)保証され得ない帯域について、LBTは20MHzの単位で実施され得る。
・ FFS: 20MHzよりも大きい、すなわち、20MHzの整数倍の帯域幅をもつシングルキャリアに関して、LBTをどのように実施すべきかに関する詳細。
このセクションでは、CAベース動作と単一の広帯域キャリア動作の両方について広帯域動作のためのLBTをどのように実施すべきかの詳細を考慮することによって、FFSアイテムを取り上げる。後者では、キャリア帯域幅が20MHzよりも大きいと仮定し、2つの主要なオプション、すなわち、サブ帯域LBT(20MHzの単位)対広帯域LBT(完全なBWP上でのLBT)に焦点を当てる。
ライセンス済み帯域におけるNRに関して、NR-Uは、広帯域幅(>>20MHz)にわたる送信をサポートすることになることが予想される。NR Rel-15では、広帯域送信をサポートするための2つの動作モードがある。
・ モード1:LTE-eLAAに類似するキャリアアグリゲーション(CA)ベース広帯域動作
・ モード2:単一のアクティブ帯域幅パート(BWP)に基づく単一の広帯域キャリア動作
図10は、80MHzの動作帯域幅のためのこれらの2つの動作モードの一例を示す。モード1の場合、UEは、受信/送信より前にアクティブにされる、合計80MHzになる4つのコンポーネントキャリア(CC)で設定される。上記のRAN1合意通りに、LBTは、モード1について20MHzの単位で実施され得る。したがって、CC帯域幅とLBT帯域幅とが同一であるように、20MHzの帯域幅で個々のCCを設定することは道理にかなう。一方、モード2の場合、UEは、受信/送信より前にアクティブにされると仮定される、単一の80MHz帯域幅パート(BWP)で設定される。図に示されているように、広帯域キャリア(CC)は、80MHzよりも大きいことがあり、BWPは、単に、UEが送信/受信のために設定される、この広帯域キャリアの一部である。このモードについて、LBTをどのように実施すべきかに関しては、依然としてFFSである。
モード1の1つの主張された欠点は、各CCが、RAN4によって規定されたガード帯域を有し、そのガード帯域が、送信が完全なBWPにわたって行われる場合にモード2と比較してスペクトル利用効率を低減することである。しかしながら、RAN4観点からは、2つまたはそれ以上の連続するキャリア間のガード帯域が空のままにされるという要件はない。したがって、最適化が考慮され得、それにより、送信デバイスはガードREを使用し、受信デバイスは、PxSCHがこれらのREにマッピングされると仮定する。
提案4 - NR-UにおけるCAベース広帯域動作の場合、PxSCH受信(ダウンリンクの場合x=D、およびアップリンクの場合x=U)のために2つまたはそれ以上の連続するCC間のガード帯域を利用することは有益である。
モード2の場合、上記の合意通りに、LBTをどのように実施すべきかに関してはFFSである。ここで考慮される2つの可能な手法は、(1)LBTが20MHzの単位で実施されるサブ帯域LBTと、(2)LBTがBWPの全帯域幅にわたって実施される広帯域LBTとである。後者では、送信は、BWP全体が占有されていないとして検知された場合にのみ、行われる。
4.1 サブ帯域LBT
サブ帯域LBTについて、上記の合意によれば20MHz幅である「LBT帯域幅ピース」という専門用語を導入する。図3に示されているように、80MHz BWPは、4つのLBT帯域幅ピースからなる。原則として、LBT帯域幅ピースが占有されていないとして検知された場合、送信は、そのLBT帯域幅ピースにおいて行われ得る。しかしながら、このタイプの動作が可能にされ得る前に考慮される必要がある、いくつかの重要な側面がある。
4.1.1 CORESET設定
図3に示されているように、少なくとも1つのLBT帯域幅ピースがPDSCH送信のために利用可能であるとき、制御シグナリングの利用可能性を確実にするために、別個のCORESETおよび検索空間が、異なるLBT帯域幅ピースのために設定される必要がある。LBT帯域幅ピースにわたって広いCORESETを設定することは、LBTがそれらのピースのうちの1つ上で失敗した場合、PDCCHがそのLBT帯域幅ピースにおいてパンクチャされる必要があることになり、制御チャネル信頼性を劣化させるので、望ましくない。したがって、モード1とモード2の両方において、必要とされるCORESETの総数に関して同等である。しかしながら、NR Rel-15が、CCごとのCORESETの最大数に対する制限をセットすることに留意する。したがって、モード2は、BWPの帯域幅が増加するにつれて、最終的に困難にぶつかることになる。
所見7 - 単一の広帯域キャリア動作(モード2)は、同じ帯域幅を考慮するとき、CAベース動作(モード1)と同じ、CORESETの総数が設定されることを必要とする。CCごとのCORESETの数に対する制限は、モード2についてスケーリング問題を提起し得る。
4.1.2 パンクチャリング/レートマッチング
NRでは、PxSCH送信が物理チャネル上で行われ得る前に、一連のトランスポートブロック(TB)処理ステップが必要とされる。そのステップは、トランスポートブロックサイズ(TBS)決定と、その後に続く、1つまたは複数のコードブロックまたはコードブロックグループへのTBの可能なセグメント化、データエンコーディング、CRCアタッチメント、変調、レイヤマッピング、およびプリコーディングとを含む。これらのステップは、時間を要し、したがって、PxSCH送信のためにスケジュールされたスロットに先立って実施されなければならない。その上、LBTプロシージャが、スケジュールされたスロットにちょうど先立って実施されるので、TB処理ステップの一部または全部が、同様にLBTプロシージャに先立って実施されなければならない。したがって、モード2動作のためのTB処理中に、送信デバイス(gNBまたはUE)は、1つまたは複数のLBT帯域幅ピースがLBT失敗により利用不可能であることを考慮するためのTB再処理のための時間がほとんどまたはまったくないので、すべてのLBT帯域幅ピースが送信のために利用可能であると仮定する必要があるであろう。それは、ULでは、スケジューリング情報がグラントを介してgNBによってすでに提供され、UEがスケジューリング情報を調節するためのフレキシビリティを有しないので、より複雑になる。これは、別個のTB処理がCCごとに実施され、1つまたは複数のCCが送信のために利用不可能である場合、他のCCにおける(1つまたは複数の)TBは再処理される必要がない、モード1動作とは対照的である。
モード2の場合、そのようなタイミング制約をハンドリングし、したがって、TBを完全に再処理することを回避するための1つのやり方は、送信デバイスが、LBT失敗により利用不可能であるLBT帯域幅ピースの周りでパンクチャまたはレートマッチングすることである。前者では、PDSCH REは、単にそれらのLBT帯域幅ピースにおいて送信されず、UEは、復号より前に、それらのREに対応するコード化ビットのためのソフト値を単に0にセットし得る。後者では、十分な処理能力を仮定して、送信デバイスにおいて部分的な再処理が実施され得る。部分的な再処理は、利用不可能なREを考慮して、より高いレートにおいてTBを再符号化することである。どちらの手法も望ましくなく、信頼性問題を引き起こし得る。
所見8 - LBTに失敗したLBT帯域幅ピースの周りのパンクチャリング/レートマッチングは、PxSCH復号失敗を引き起こし得る
4.1.3 BWP内ガード帯域
[4]においてさらに説明されるように、モード2についての「フリー」LBT帯域幅ピースのみにおける送信は、図11に示されているように、LBTに失敗した隣接20MHz LBT帯域幅ピースへのRF漏洩を引き起こすことがある。そのような漏洩は、CAベース動作(モード1)の場合にも発生する。しかしながら、CAベース動作では、LTE-LAA[5](セクション6.6.2.2)の場合のように、CC間のギャップについての累積ACLRを制御するために、ガード帯域がすでに規定されている。しかしながら、モード2の場合、LBT失敗のためのBWP内ギャップのためのチャネル内ガード帯域の概念がない。我々の理解は、そのようなガード帯域を規定することが、かなりの新たなRAN4仕様労力を必要とすることになるということである。さらに、RAN1は、ガード帯域の周りのパンクチャリング/レートマッチングを考慮する必要があることになる。
所見9 - LBTに失敗したLBT帯域幅ピースへの隣接チャネル漏洩を制御するためのBWP内ガード帯域の導入は、かなりのRAN4仕様労力を必要とし得る
この説明に基づいて、BWP内ガード帯域が必要とされるか否かと、BWP内ガード帯域が必要とされる場合はBWP内の隣接チャネル漏洩要件を開発することの実現可能性とを要求する、LSをRAN4に送ることを提案する。ドラフトLSが[6]に含まれる。
提案5 - BWPが複数のLBT帯域幅ピースにわたる広帯域キャリア動作のためにBWP内ガード帯域が必要とされるか否かを要求するLSをRAN4に送る。ドラフトLSが[6]に含まれる。
4.2 広帯域LBT
前述のように、広帯域LBTの場合、チャネルは、BWP全体にわたって検知される。これに基づいて、送信は、LBTが成功した場合、BWP全体にわたって行われるか、または、LBTが失敗した場合、まったく行われない。サブ帯域LBTとは対照的に、広帯域LBTは、前の2つのセクションにおいて述べられた、パンクチャリング/レートマッチング問題およびガード帯域問題を回避し、したがって、多くのRAN1およびRAN4仕様変更を回避する。そのような仕様変更は、いずれにせよ、結局、サブ帯域LBTを伴う単一の広帯域キャリア送信を、CAベース動作とまったく同様にすることになるであろうことを指摘する。わざわざ作り直す(re-invent the wheel)ことは、完全に不要であるように思われる。これに基づいて、以下を提案する。
提案6 - NR-Uは、LBT帯域幅に等しいキャリア帯域幅をもつCAベース広帯域キャリア動作(モード1)をサポートする。
提案7 - NR-Uは、サブ帯域LBTを伴わず、広帯域LBTのみを伴う、単一の広帯域キャリア動作(モード2)をサポートする。
4.3 アクティブ帯域幅パート
NR Rel-15では、UEは、複数のBWPで事前設定され得、アクティブBWPは、それらのBWPの間で動的に切り替えられ得る。しかしながら、所与の時間において、UEは、単一のアクティブBWPのみに制限される。BWP切替えは、いくつかの手段によって、すなわち、ダウンリンク割り振り/アップリンクグラントを指示するDCIによって、bwp非アクティビティタイマーによって、RRCシグナリングによって、またはランダムアクセスプロシージャの始動時のMACエンティティ自体によって、制御され得る。いくつかの企業は、複数のアクティブBWPのサポートが、NR-Uについて追加されるべきであることを提案する。原則として、これは、L1シグナリングについて余分の複雑化およびオーバーヘッドを追加することを除いて、キャリアアグリゲーションとはそれほど異ならない。その意図が、BWP帯域幅をLBT帯域幅に等しいように設定し、それにより、あるBWP上でのLBT失敗が、別のBWP上での送信の信頼性に影響を及ぼさないようにすることである場合、後者は、追加の仕様影響なしにCAベース動作でより容易に達成され得る。
提案8 - 複数のアクティブBWPは、NR-Uについて考慮されない。
5 結論
この文書では、以下の所見を得た。
所見1 - NR Rel15は、任意のシンボルにおいて開始するDLおよびUL送信をサポートする。
所見2 - 開始点の周期性は、CORESETおよび検索空間RRC設定によって制御される。監視周期性は、サポートされるタイプB送信持続時間から分離される。
所見3 - スタンドアロンシナリオにおけるUEブラインド検出を回避するための帯域ごとの単一のヌメロロジーのサポートは、ヌメロロジー候補(30kHz SCS対60kHz SCS、およびNCP対ECP)が、展開フレキシビリティを最大にするように選定される必要があることを暗示する。
所見4 - 30kHz+NCPは、60kHz+NCPよりも大きい展開フレキシビリティを与える。
所見5 - 60kHz+NCPは、チャネル分散に対するロバストネスを改善するためにECPが使用されない限り、500nsよりも大きいRMS遅延拡散に対してブレークダウンする。
所見6 - 最大性能利得は、SCSを15kHzから30kHzまで増加させることによって達成される。30kHzから60kHzまでさらに増加させることによって、収穫逓減(さらにはDLにおける収穫減衰)が達成される。
所見7 - 単一の広帯域キャリア動作(モード2)は、同じ帯域幅を考慮するとき、CAベース動作(モード1)と同じ、CORESETの総数が設定されることを必要とする。CCごとのCORESETの数に対する制限は、モード2についてスケーリング問題を提起し得る。
所見8 - LBTに失敗したLBT帯域幅ピースの周りのパンクチャリング/レートマッチングは、PxSCH復号失敗を引き起こし得る
所見9 - LBTに失敗したLBT帯域幅ピースへの隣接チャネル漏洩を制御するためのBWP内ガード帯域の導入は、かなりのRAN4仕様労力を必要とし得る
この文書における説明に基づいて、以下を提案する。
提案1 - 追加のDLまたはUL開始位置は、NR-Uのために必要とされない
提案2 - 展開フレキシビリティ、性能、および最小限に抑えられた仕様影響の考慮により、30kHz+NCPが、NR-U PHYレイヤチャネル設計およびPHYレイヤプロシージャ設計について優先される。
提案3 - TR38.889に、NR-UのためのFR1動作のための異なるヌメロロジー候補をサポートすることの仕様影響を取り込む。TPが[3]に含まれる。
提案4 - NR-UにおけるCAベース広帯域動作の場合、PxSCH受信(ダウンリンクの場合x=D、およびアップリンクの場合x=U)のために2つまたはそれ以上の連続するCC間のガード帯域を利用することは有益である。
提案5 - BWPが複数のLBT帯域幅ピースにわたる広帯域キャリア動作のためにBWP内ガード帯域が必要とされるか否かを要求するLSをRAN4に送る。ドラフトLSが[6]に含まれる。
提案6 - NR-Uは、LBT帯域幅に等しいキャリア帯域幅をもつCAベース広帯域キャリア動作(モード1)をサポートする。
提案7 - NR-Uは、サブ帯域LBTを伴わず、広帯域LBTのみを伴う、単一の広帯域キャリア動作(モード2)をサポートする。
提案8 - 複数のアクティブBWPは、NR-Uについて考慮されない。
[1] A.Simonson、H.Asplund、J.Medbo、およびK.Werner、「Beamforming impact on time dispersion assessed on measured channels」、IEEE Vehicular Technology Conference、ポルト、ポルトガル、2018年6月。
[2] R1-164621
[3] R1-1811309
[4] R1-1811307
[5] 3GPP TS36.104、「Base station radio transmission and reception」、v15.3.0、2018年6月。
[6] R1-1811308
Claims (39)
- 無線通信ネットワークにおいて動作可能な第1のノードにおいて、リッスンビフォアトーク(LBT)アクセス要件を有する未ライセンススペクトル上でデータ送信を受信または送信する方法(400)であって、前記方法は、
第2のノードから、少なくとも1つのデータチャネルにおいて使用するために帯域幅パートにおいて複数の無線リソースを割り当てる制御メッセージを受信すること(S405)であって、前記帯域幅パートが複数の帯域幅ピースに分割される、制御メッセージを受信すること(S405)と、
1つまたは複数の帯域幅ピースの周波数連続ブロックが前記データ送信の受信または送信のために使用されるべきであると前記第1のノードによって決定すること(S408)と、
前記周波数連続ブロックにマッピングする前記無線リソースのうち、前記周波数連続ブロックのエッジにおけるガード帯域にマッピングする1つまたは複数の無線リソースのみが、前記データ送信を受信または送信するために使用されることから除外されると前記第1のノードによって決定すること(S409)と、
前記第2のノードからまたは前記第2のノードに、前記複数の帯域幅ピースのうちの少なくとも1つに対応する無線リソースを使用して前記データ送信を受信または送信すること(S415)と
を含み、
前記データ送信を受信または送信するために使用される前記無線リソースが、2つの帯域幅ピースの間に位置する少なくとも1つのガード帯域の少なくとも一部分にマッピングする1つまたは複数の無線リソースを除外する、
方法(400)。 - 前記データ送信の受信または送信が、少なくとも1つのガード帯域の前記少なくとも一部分にマッピングする前記1つまたは複数の無線リソースの使用を除外するために、パンクチャされるかまたはレートマッチングされるのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
- 前記データ送信が前記第2のノードに送信されるとき、前記第1のノードは、前記複数の帯域幅ピースの各々上で、前記帯域幅ピースがデータ送信のために利用可能であるかどうかを決定するために、LBTプロシージャを実施する、請求項1または2に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのデータチャネルにおいて使用するために割り当てられる前記無線リソースの各々が、物理リソースブロックの少なくとも一部分である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記データ送信を受信または送信するために使用される前記無線リソースが、連続しており、データ送信のためにLBTプロシージャによって利用可能であると決定された、2つの帯域幅ピースの間に位置するガード帯域の少なくとも一部分にマッピングする1つまたは複数の無線リソースを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記制御メッセージは、1つまたは複数の帯域幅ピースの前記周波数連続ブロックが、LBTプロシージャによって利用可能であると決定され、前記データ送信の受信または送信のために使用されるべきであるという指示を含み、前記周波数連続ブロックの前記エッジにおけるガード帯域にマッピングする1つまたは複数の無線リソースのみが、前記データ送信を受信または送信するために使用されることから除外されると前記第1のノードによって前記決定すること(S409)が、前記指示に少なくとも部分的に基づく、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記データ送信が前記第2のノードから受信されるとき、前記周波数連続ブロックの前記エッジにおけるガード帯域にマッピングする1つまたは複数の無線リソースのみが、前記データ送信を受信するために使用されることから除外されると前記第1のノードによって前記決定すること(S409)が、前記第2のノードからの暗黙的指示に少なくとも部分的に基づく、請求項6に記載の方法。
- 前記暗黙的指示が、2つまたはそれ以上の周波数連続帯域幅ピースにおける復調用参照信号の成功した検出を含む、請求項7に記載の方法。
- 前記暗黙的指示が、1つまたは複数の周波数連続帯域幅ピースの合間の前記ガード帯域にマッピングする1つまたは複数の無線リソースにおける復調用参照信号の成功した検出を含む、請求項7に記載の方法。
- 前記周波数連続ブロックの前記エッジにおけるガード帯域にマッピングする1つまたは複数の無線リソースのみが、前記データ送信を受信または送信するために使用されることから除外されると前記第1のノードによって前記決定すること(S409)が、あらかじめ決定されたルールに少なくとも部分的に基づく、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記データ送信が受信または送信される時間期間の第1の部分中に、前記データ送信を受信または送信するために使用される前記無線リソースが、連続しており、データ送信のためにLBTプロシージャによって利用可能であると決定された、2つの帯域幅ピースの間に位置するガード帯域の少なくとも一部分にマッピングする1つまたは複数の無線リソースを除外し、
前記時間期間の第2の部分中に、前記データ送信を受信するために使用される前記無線リソースが、連続しており、データ送信のためにLBTプロシージャによって利用可能であると決定された、2つの帯域幅ピースの間に位置する前記ガード帯域の前記少なくとも一部分にマッピングする前記1つまたは複数の無線リソースを含む、
請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。 - 前記時間期間の前記第1の部分の持続時間があらかじめ決定される、請求項11に記載の方法。
- 前記時間期間の前記第1の部分の持続時間が、前記データ送信の受信より前に受信された制御メッセージにおいて、前記第1のノードに指示される、請求項11に記載の方法。
- 前記データ送信の受信または送信が、前記時間期間の前記第1の部分中に前記少なくとも1つのガード帯域の前記少なくとも一部分にマッピングする前記1つまたは複数の無線リソースの使用を除外するために、パンクチャされるかまたはレートマッチングされるのうちの1つであり、
前記データ送信が、前記時間期間の前記第2の部分中に前記少なくとも1つのガード帯域の前記少なくとも一部分に対応する前記1つまたは複数の無線リソースの使用を除外するためにスケジュールされる、
請求項11に記載の方法。 - 前記データ送信の受信または送信より前に、前記データ送信のための使用から除外される前記1つまたは複数の無線リソースに対応する前記少なくとも1つのガード帯域またはそれの部分を前記第1のノードに指示する制御メッセージを受信すること(S410)
をさらに含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。 - 前記少なくとも1つのガード帯域またはそれの部分を指示する前記制御メッセージが、帯域幅パートにおいて複数の無線リソースを割り当てる前記制御メッセージの一部として含まれる、請求項15に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのガード帯域またはそれの部分を指示する前記制御メッセージが、1つまたは複数のビットを含み、前記1つまたは複数のビットの各々は、前記帯域幅ピースの間に位置する複数のガード帯域のうちの少なくとも1つに対応し、前記対応する少なくとも1つのガード帯域にマッピングする少なくとも1つまたは複数の無線リソースが前記データ送信のための使用から除外されるかどうかを前記第1のノードに指示する、請求項15に記載の方法。
- 前記1つまたは複数のビットのうちの少なくとも1つが、前記複数のガード帯域のうちの複数のガード帯域に対応する、請求項17に記載の方法。
- 前記帯域幅パートにおいて前記複数の無線リソースを割り当てる前記制御メッセージが、複数のあらかじめ決定された制御メッセージタイプのうちの1つであり、前記制御メッセージタイプが前記LBTプロシージャの結果を指示する、請求項3に記載の方法。
- 無線通信ネットワークにおいて、リッスンビフォアトーク(LBT)アクセス要件を有する未ライセンススペクトル上でデータ送信を受信するための無線デバイスであって、前記無線デバイスが、請求項1から19のいずれか一項に記載のステップを実施するように設定された処理回路を備える、無線デバイス。
- 無線通信ネットワークにおいて、リッスンビフォアトーク(LBT)アクセス要件を有する未ライセンススペクトル上でデータ送信を受信するためのユーザ機器(UE)であって、前記UEが、
無線信号を送り、受信するように設定されたアンテナと、
前記アンテナおよび処理回路に接続され、前記アンテナと前記処理回路との間で通信される信号を調節するように設定された、トランシーバと
を備え、
前記処理回路が、請求項1から19のいずれか一項に記載のステップを実施するように設定された、
ユーザ機器(UE)。 - リッスンビフォアトーク(LBT)アクセス要件を有する未ライセンススペクトル上で無線通信ネットワークにおいてデータ送信を送信または受信する方法(1300)であって、前記方法は、
第2のノードから第1のノードに、少なくとも1つのデータチャネルにおいて使用するために帯域幅パートにおいて複数の無線リソースを割り当てる制御メッセージを受信すること(S1305)であって、前記帯域幅パートが複数の帯域幅ピースに分割される、制御メッセージを送信すること(S1305)と、
1つまたは複数の帯域幅ピースの周波数連続ブロックがデータ送信のために使用されるべきであると前記第2のノードによって決定すること(S1310)と、
前記第1のノードにまたは前記第1のノードから、前記複数の帯域幅ピースのうちの少なくとも1つの少なくとも一部分に対応する無線リソースを使用して前記データ送信を送信または受信すること(S1320)と
を含み、
前記データ送信を送信または受信するために使用される前記無線リソースが、2つの帯域幅ピースの間に位置する少なくとも1つのガード帯域の少なくとも一部分にマッピングする1つまたは複数の無線リソースを除外し、
前記周波数連続ブロックにマッピングする前記無線リソースの中から、前記データ送信における使用から除外される前記1つまたは複数の無線リソースが、前記周波数連続ブロックのエッジにおけるガード帯域にマッピングする1つまたは複数の無線リソースのみを含む、
方法(1300)。 - 前記第2のノードが、少なくとも1つのガード帯域の前記少なくとも一部分にマッピングする前記1つまたは複数の無線リソースの使用を除外するために、前記データ送信をパンクチャすることまたはレートマッチングすることのうちの1つを行う、請求項22に記載の方法。
- 前記第2のノードは、前記複数の帯域幅ピースの各々上で、前記帯域幅ピースがデータ送信のために利用可能であるかどうかを決定するために、LBTプロシージャを実施する、請求項22または23に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのデータチャネルにおいて使用するために割り当てられる前記無線リソースの各々が、物理リソースブロックの少なくとも一部分である、請求項22から24のいずれか一項に記載の方法。
- 前記データ送信を送信または受信するために使用される前記無線リソースが、連続しており、前記データ送信の送信または受信のためにLBTプロシージャによって利用可能であると決定された、2つの帯域幅ピースの間に位置するガード帯域の少なくとも一部分にマッピングする1つまたは複数の無線リソースを含む、請求項22から25のいずれか一項に記載の方法。
- 前記制御メッセージは、1つまたは複数の帯域幅ピースの前記周波数連続ブロックが、LBTプロシージャによって利用可能であると決定され、データ送信のために使用されるべきであるという指示を含む、請求項22から26のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第2のノードは、1つまたは複数の帯域幅ピースの前記周波数連続ブロックがデータ送信のために使用されるべきであることを前記第1のノードに暗黙的に指示する、請求項22から26のいずれか一項に記載の方法。
- 前記暗黙的指示が、2つまたはそれ以上の周波数連続帯域幅ピースの各々における復調用参照信号の送信を含む、請求項28に記載の方法。
- 前記データ送信が送信または受信される時間期間の第1の部分中に、前記データ送信を送信するために使用される前記無線リソースが、連続しており、前記データ送信の送信または受信のためにLBTプロシージャによって利用可能であると決定された、2つの帯域幅ピースの間に位置するガード帯域の少なくとも一部分にマッピングする1つまたは複数の無線リソースを除外し、
前記時間期間の第2の部分中に、前記データ送信を送信するために使用される前記無線リソースが、連続しており、前記データ送信の送信または受信のためにLBTプロシージャによって利用可能であると決定された、2つの帯域幅ピースの間に位置する前記ガード帯域の前記少なくとも一部分にマッピングする前記1つまたは複数の無線リソースを含む、
請求項22から29のいずれか一項に記載の方法。 - 前記時間期間の前記第1の部分の持続時間があらかじめ決定される、請求項30に記載の方法。
- 前記第2のノードが、前記データ送信の送信または受信より前に送信された制御メッセージにおいて、前記時間期間の前記第1の部分の持続時間を前記第1のノードに指示する、請求項30に記載の方法。
- 前記第2のノードが、前記時間期間の前記第1の部分中に前記少なくとも1つのガード帯域の前記少なくとも一部分にマッピングする前記1つまたは複数の無線リソースの使用を除外するために、前記データ送信をパンクチャすることまたはレートマッチングすることのうちの1つを行い、
前記第2のノードが、前記時間期間の前記第2の部分中に前記少なくとも1つのガード帯域の前記少なくとも一部分に対応する前記1つまたは複数の無線リソースの使用を除外するために、前記データ送信をスケジュールする、
請求項30に記載の方法。 - データ送信より前に、前記データ送信の送信または受信における使用から除外される前記1つまたは複数の無線リソースに対応する前記少なくとも1つのガード帯域を前記第1のノードに指示する制御メッセージを送信すること(S1315)
をさらに含む、請求項22から33のいずれか一項に記載の方法。 - 前記制御メッセージが、1つまたは複数のビットを含み、前記1つまたは複数のビットの各々は、前記帯域幅ピースの間に位置する複数のガード帯域のうちの少なくとも1つに対応し、前記対応する少なくとも1つのガード帯域にマッピングする少なくとも1つまたは複数の無線リソースが前記データ送信のための使用から除外されるかどうかを前記第1のノードに指示する、請求項34に記載の方法。
- 前記1つまたは複数のビットのうちの少なくとも1つが、前記複数のガード帯域のうちの複数のガード帯域に対応する、請求項35に記載の方法。
- 前記帯域幅パートにおいて前記複数の無線リソースを割り当てる前記制御メッセージが、複数のあらかじめ決定された制御メッセージタイプのうちの選択された1つであり、前記第2のノードが、前記LBTプロシージャの結果に少なくとも部分的に基づいて前記制御メッセージタイプを選択する、請求項24に記載の方法。
- 無線通信ネットワークにおいて、リッスンビフォアトーク(LBT)アクセス要件を有する未ライセンススペクトル上でデータ送信を送信するためのネットワークノードであって、前記ネットワークノードが、請求項22から37のいずれか一項に記載のステップを実施するように設定された処理回路を備える、ネットワークノード。
- ホストコンピュータを含む通信システムであって、
ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
無線デバイスへの送信のために前記ユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備え、
前記セルラネットワークが、
前記ユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースと、
前記ユーザデータを前記無線デバイスにフォワーディングするために無線デバイスとインターフェースするように設定された無線インターフェースと、
請求項22から37のいずれか一項に記載のステップを実施するように設定された処理回路と
を有するネットワークノードを備える、
通信システム。
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