JP2024511268A - 無線通信システムのためのスケジューリング向上 - Google Patents

無線通信システムのためのスケジューリング向上 Download PDF

Info

Publication number
JP2024511268A
JP2024511268A JP2023548829A JP2023548829A JP2024511268A JP 2024511268 A JP2024511268 A JP 2024511268A JP 2023548829 A JP2023548829 A JP 2023548829A JP 2023548829 A JP2023548829 A JP 2023548829A JP 2024511268 A JP2024511268 A JP 2024511268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
pdcch
scheduling
search space
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023548829A
Other languages
English (en)
Inventor
エブラヒム モラビアンジャジィ,
アリスティデス パパサケラリオウ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2024511268A publication Critical patent/JP2024511268A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • H04W72/1263Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows
    • H04W72/1273Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows of downlink data flows
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • H04L27/26025Numerology, i.e. varying one or more of symbol duration, subcarrier spacing, Fourier transform size, sampling rate or down-clocking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0056Systems characterized by the type of code used
    • H04L1/0061Error detection codes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0001Arrangements for dividing the transmission path
    • H04L5/0003Two-dimensional division
    • H04L5/0005Time-frequency
    • H04L5/0007Time-frequency the frequencies being orthogonal, e.g. OFDM(A), DMT
    • H04L5/001Time-frequency the frequencies being orthogonal, e.g. OFDM(A), DMT the frequencies being arranged in component carriers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0053Allocation of signaling, i.e. of overhead other than pilot signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/08Testing, supervising or monitoring using real traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0453Resources in frequency domain, e.g. a carrier in FDMA
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

本発明は、より高いデータ伝送率をサポートするための5G又は6G通信システムに関する。無線通信システムのためのスケジューリング向上のための装置及び方法。PDCCHを受信する方法は、第1セルから上記第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セットに対する第1情報を受信し、また、第2セルから上記第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を受信するステップを含む。該方法は、第1探索空間セットに基づいて第1スロットで第1セル上の第1個数のノンオーバーラップ制御チャネル要素(CCE)を介した第1回数のPDCCH受信を決定するステップ及びPDCCH受信の第1回数が所定のPDCCH受信の回数を超過すること、及びノンオーバーラップCCEの第1個数が所定のノンオーバーラップCCEの個数を超過することの内の少なくとも1つを識別するステップを含む。該方法は、第1探索空間セットの内の第3探索空間セットにのみ対応するPDCCH受信をキャンセルするステップをさらに含む。【選択図】図11

Description

本発明は、一般に無線通信システムに関し、より具体的には、動的スペクトル共有のためのスケジューリング及びクロス-キャリアスケジューリング向上を含む無線通信システムのためのスケジューリング向上に関する。
5G移動通信技術は、迅速な伝送速度と新しいサービスが可能なように広い周波数帯域を定義しており、3.5GHzなど“6GHz未満”の帯域は無論のこと、28GHzと39GHzなどミリ波(mmWave)と呼ばれる“6GHzを超える”の帯域でも実装が可能である。
また、6G移動通信技術の場合(ビヨンド5Gシステムと呼ばれる)、5G移動通信技術に比べて50倍速くなった伝送速度と10分の1に減った超低(Ultra Low)レイテンシを達成するためにテラヘルツ(Terahertz)帯域(例えば、95GHz~3THz帯域)での実装が考慮されている。
5G移動通信技術の初期には、モバイルブロードバンドの高度化(enhanced Mobile BroadBand:eMBB)、超高信頼・低遅延通信(Ultra Reliable & Low Latency Communications:URLLC)、大量のマシーンタイプ通信(massive Machine-Type Communications:mMTC)に対するサービスサポートと性能の要求事項を満たすことを目標に、mmWaveでの電波の経路損失の緩和及び電波の伝達距離を増大させるためのビームフォーミング及びマッシブマイモ(Massive MIMO)、超高周波数リソースの効率的活用のための様々なヌメロロジ(複数個のサブキャリア間隔の運用など)とスロットフォーマットに対する動的運営、多重ビーム伝送及び広帯域をサポートするための初期アクセス技術、BWP(BandWidth Part)の定義及び運営、大容量データ伝送のためのLDPC(Low Density Parity Check)符号と制御情報の信頼性の高い伝送のための極座標コード(Polar Code)などの新しいチャネルコーディング方法、L2前-処理(L2 pre-processing)、特定のサービスに特化した専用ネットワークを提供するネットワークスライシングなどに対する標準化が進められた。
現在、5G移動通信技術がサポートしようとしていたサービスを考慮し、初期の5G移動通信技術改善及び性能向上のための議論が進められており、車両が伝送する自らの位置及び状態情報に基づいて自動運転車の走行判断を補助し、ユーザの便宜を増大するためのV2X(Vehicle-to-Everything)、無認可スペクトルで各種規制上の要求事項に符合するシステム動作を目的とするNR-U(New Radio Unlicensed)、NR UE電力節減(UE Power Saving)、地上網との通信が不可能な地域でカバレッジ確保のためのUE-衛星の直接通信であるNTN(Non-Terrestrial Network)、ポジショニングなどの技術に対する物理層標準化が進行中である。
その上、他の産業との連係及び融合による新しいサービスをサポートするIIoT(Industrial Internet of Things)、無線バックホールリンクとアクセスリンクを統合サポートしてネットワークサービス地域拡張のためのノードを提供するIAB(Integrated Access and Backhaul)、条件付きハンドオーバ及びDAPS(Dual Active Protocol Stack)ハンドオーバを含む移動性向上、ランダムアクセス手順を簡素化する2ステップランダムアクセス(2-step RACH for NR)などの技術に対する無線インタフェースアーキテクチャ/プロトコル分野の標準化も進行中である。
また、ネットワーク仮想化(Network Functions Virtualization、NFV)及びソフトウェア定義ネットワーク(SDN)技術の結合のための5Gベースラインアーキテクチャ(例えば、Service based Architecture、Service based Interface)、UEの位置に基づいてサービスを提供されるモバイルエッジコンピューティング(Mobile Edge Computing、MEC)などに対するシステムアーキテクチャ/サービス分野の標準化も進行中である。
このような5G移動通信システムが商用化されると、爆発的な増加の趨勢にあるコネクテッド機器が通信ネットワークに接続され、これにより5G移動通信システムの機能及び性能強化とコネクテッド機器の統合運用が必要となることが予想される。
そのために、AR(Augmented Reality)、VR(Virtual Reality)、MR(Mixed Reality)などを効率的にサポートするための拡張現実(XR)、人工知能(Artificial Intelligence:AI)及びマシンランニング(Machine Learning:ML)を活用した5G性能改善及び複雑度の減少、AIサービスサポート、メタバースサービスサポート、ドローン通信などに対する新しい研究が進められる予定である。
また、このような5G移動通信システムの発展は、6G移動通信技術のテラヘルツ帯域でのカバレッジ保証のための新規波形、全次元MIMO(Full Dimensional MIMO:FD-MIMO)、アレイアンテナ(Array Antenna)、大規模アンテナ(Large Scale Antenna)などの多重アンテナ伝送技術、テラヘルツ帯域信号のカバレッジを改善するためにメタマテリアル(Metamaterial)ベースのレンズ及びアンテナ、OAM(Orbital Angular Momentum)を用いた高次元空間多重化技術、RIS(Reconfigurable Intelligent Surface)技術のみならず、6G移動通信技術の周波数効率向上及びシステムネットワーク改善のための全二重化技術、衛星、AI(Artificial Intelligence)を設計の段階から活用し、エンドツーエンド(End-to-End)AIサポート機能を内在化してシステム最適化を実現するAIベースの通信技術、UE演算能力の限界を超える複雑度のサービスを超高性能通信とコンピューティングリソースを活用して実現する次世代分散コンピューティング技術などの開発の元となることができる。
本発明は上記従来の通信システムにおける課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、動的スペクトル共有のためのスケジューリング及びクロス-キャリアスケジューリング向上を含む無線通信システムを提供することにある。
本発明の一態様によれば、PDCCH(physical downlink control channel)を受信する方法であって、第1セルから前記第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セット(search space set)に対する第1情報を受信し、第2セルから前記第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を受信するステップと、前記第1探索空間セットに基づいて第1スロットで前記第1セル上の第1個数のノンオーバーラップ制御チャネル要素(control channel element:CCE)を介した第1回数のPDCCH受信を決定するステップと、前記PDCCH受信の第1回数が所定のPDCCH受信の回数を超過することと、前記ノンオーバーラップCCEの第1個数が所定のノンオーバーラップCCEの個数を超過すること、との内の少なくとも1つを識別するステップと、前記第1探索空間セットの内の第3探索空間セットにのみ対応するPDCCH受信をキャンセルするステップと、を有する、ことを特徴とする。
本発明に係るPDCCHを受信する方法では、動的スペクトル共有のためのスケジューリング及びクロス-キャリアスケジューリング向上した通信方法が提供される。
本発明及びその利点に対するより完全な理解のために、これより添付の図面と共に行われる次の説明に対する参照がなされ、図面における類似の符号は類似の部分を示す。
本発明の実施形態による例示的な無線ネットワークを示す図である。 本発明の実施形態による例示的なBSを示す図である。 本発明の実施形態による例示的なUEを示す図である。 本発明の実施形態による例示的な無線送信及び受信経路を示す図である。 本発明の実施形態による例示的な無線送信及び受信経路を示す図である。 本発明の実施形態によるスケジューリングされたセル上の2つのスケジューリングセルからのユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)受信及びマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)PDSCH受信をスケジューリングする例示的な方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によってスケジューリングされたセルに対する第1スケジューリングセルからスケジューリングされたセルに対する第2スケジューリングされたセルへスイッチングするための例示的な方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるクロス-キャリアスケジューリングのためのリンクされた探索空間セットのクロス帯域幅部分(BWP)設定のための例示的な方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるスケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補及びノンオーバーラップ制御チャネル要素(CCE)が各々のスケジューリングセルで個別的にカウントされるときのPDCCHオーバーブッキング及びドロップのための例示的な方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるプライマリセル及び特殊セカンダリセル(sSCell)の両方によってスケジューリングされるプライマリセルに対するPDCCHオーバーブッキング及びドロップのための例示的な方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によってスケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEが2つのスケジューリングセルにわたって共同でカウントされるときのPDCCHオーバーブッキング及び探索空間セットのドロップのための例示的な方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるスケジューリングされたセルがプライマリセルで、スケジューリングセルがプライマリセル及びsSCellである場合の探索空間セットドロップ手順に対する例示的な方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるUEの構造を示す図である。 本発明の実施形態による基地局の構造を示す図である。
[最良の形態]
本発明は、動的スペクトル共有のためのスケジューリング及びクロス-キャリアスケジューリング向上を含む無線通信システムに対するスケジューリング向上に関する。
一実施形態において、PDCCH(physical downlink control channel)を受信するための方法が提供される。
該方法は、第1セルから第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セットに対する第1情報及び第2セルから第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を受信するステップを含む。
該方法は、第1探索空間セットに基づいて第1スロットで第1セル上の第1個数のノンオーバーラップ制御チャネル要素(CCE)を介した第1回数のPDCCH受信を決定するステップ及びPDCCH受信の第1回数が所定のPDCCH受信の回数を超過すること、及びノンオーバーラップCCEの第1個数が所定のノンオーバーラップCCEの個数を超過することの内の少なくとも1つを識別するステップを含む。
該方法は、第1探索空間セットの内の第3探索空間セットにのみ対応するPDCCH受信をキャンセルするステップをさらに含む。
他の実施形態において、ユーザ端末(UE)が提供される。
UEは、第1セルから第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セットに対する第1情報を受信し、また、第2セルから第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を受信するように構成されるトランシーバを含む。
UEは、トランシーバに動作可能にカップリングされるプロセッサをさらに含む。
プロセッサは、第1探索空間セットに基づいて第1スロットで第1セル上の第1個数のノンオーバーラップ制御チャネル要素(CCE)を介した第1回数のPDCCH受信を決定し、PDCCH受信の第1回数が所定のPDCCH受信の回数を超過すること、及びノンオーバーラップCCEの第1個数が所定のノンオーバーラップCCEの個数を超過することの内の少なくとも1つを識別するように構成される。
トランシーバは、第1探索空間セットの内の第3探索空間セットにのみ対応するPDCCH受信をキャンセルするようにさらに構成される。
さらに他の実施形態において、基地局(BS)が提供される。
BSは、第1セルから第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セットに対する第1情報を送信し、第2セルから第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を送信し、第1探索空間セットに基づいて第1スロットで第1セル上のPDCCH(physical downlink control channel)の最大個数及びノンオーバーラップCCEの最大個数をスケーリングするためのスケーリングファクタαを送信し、また、第1スロットで第1セル上のPDCCH又は第2セル上のPDCCHを送信するように構成されるトランシーバを含む。
他の技術的特徴は下記の図面、説明及び請求の範囲から当業者に容易に明白である。
以下、詳細な説明に入る前に、本特許明細書全体にわたって用いられる特定の単語及び句の定義を記載することが役に立つであろう。
用語“カップル(couple)”及びその派生語は2つ以上の要素が互いに物理的に接触しているか否かにかかわらず2つ以上の要素間の直接又は間接通信を示す。
用語“送信(transmit)”、“受信(receive)”及び“通信(communicate)”、並びにその派生語は直接通信及び間接通信のいずれも含む。
用語“含む(include)”及び“構成する(comprise)”、並びにその派生語は制限なしに含むことを意味する。
用語“又は(or)”は包括的用語であって、“及び/又は”を意味する。
句“~と関連づけられる(associated with)”及びその派生語は、~を含む(include)、~に含まれる(be included within)、~と結合する(interconnect with)、~を含有する(contain)、~に含まれる(be contained within)、~に接続する(connect to or with)、~と結合する(couple to or with)、~伝達する(be communicable with)、~と協力する(cooperate with)、~を挟む(interleave)、~を並べる(juxtapose)、~に隣接する(be proximate to)、縛る/縛られる(be bound to or with)、所有する(have)、属性を持つ(have a property of)、~と関係を持つ(have a relationship to or with)などを意味する。
用語“コントローラ(controller)”は、少なくとも1つの動作を制御するある装置、システム又はその一部を意味する。
かかるコントローラは、ハードウェア又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせ及び/又はファームウェアで実装され得る。
特定のコントローラと関連付けられた機能は、ローカル又はリモートで中央集中式で処理(centralized)されるか、又は分散式で処理(distributed)され得る。
句“少なくとも1つ”は、それが項目の羅列と共に用いられる場合、並べられた項目の内の1つ以上の互いに異なる組み合わせが用いられ得ることを意味する。
例えば、“A、B、Cの内の少なくとも1つ”はA、B、C、AとB、AとC、BとC、AとBとCの組み合わせの内の1つを含む。
また、以下で説明する様々な機能は、1つ以上のコンピュータプログラムによって実装又はサポートされることができ、それらの各々は、コンピュータ可読プログラムコードで形成されコンピュータ可読媒体に実装される。
用語“アプリケーション”及び“プログラム”は、1つ以上のコンピュータプログラム、ソフトウェアコンポーネント、命令セット、手順、関数、オブジェクト、クラス、インスタンス、関連データ、又は適したコンピュータ可読プログラムコードでの実装用に構成されたその一部を示す。
句“コンピュータ可読プログラムコード”は、ソースコード、オブジェクトコード、及び実行可能なコードを含むコンピュータコードの種類を含む。
句“コンピュータ可読媒体”は、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、又は任意の他のタイプのメモリなどの、コンピュータによってアクセスされ得る任意のタイプの媒体を含む。
“非一時的な”コンピュータ可読媒体は、有線、無線、光学、一時的な電気的又は他の信号を伝達させる通信リンクを除く。
非一時的コンピュータ可読媒体は、データが永続的に記憶される媒体、そして、再記録が可能な光ディスク又は消去可能なメモリ装置などの、データが記憶され、後で上書きされる媒体を含む。
他の特定の単語及び句に対する定義が本特許明細書全般にわたって提供される。
当業者は、大半の場合でなくても多数の場合において、このような定義は従来のみならずそのように定義された単語及び句の今後の使用に適用され得ることを理解すべきである。
[発明を実施するための形態]
本出願は、2021年3月22日に出願された米国仮特許出願番号63/164,331及び2021年3月22日に出願された米国仮特許出願番号63/164,340に対して35 U.S.C.§119(e)に基づく優先権を主張する。
上記仮特許出願の全体内容は、参照として本明細書に含まれる。
以下、説明する図1~図12、及び本特許明細書における本発明の原理を説明するために用いられる各種の実施形態は、単なる例示のためのものであって、いかなる方式でも本発明の範囲を限定する方式で解釈されてはならない。
本発明の原理は、任意の適切に構成されたシステム又は装置で実装され得ることを当業者は理解できるであろう。
次の文献、すなわち、3GPP TS 38.211 Rel-16 v16.4.0,“NR;Physical channels and modulation”(“REF1”);3GPP TS 38.212 Rel-16 v16.4.0,“NR;Multiplexing and channel coding”(“REF2”);3GPP TS 38.213 Rel-16 v16.4.0,“NR;Physical layer procedures for control”(“REF3”);3GPP TS 38.214 Rel-16 v16.4.0,“NR;Physical layer procedures for data”(“REF4”);3GPP TS 38.321 Rel-16 v16.3.0,“NR;Medium Access Control (MAC) protocol specification”(“REF5”);3GPP TS 38.331 Rel-16 v16.3.1,“NR;Radio Resource Control (RRC) protocol specification”(“REF6”);3GPP TS 38.300 Rel-16 v16.4.0,“NR;NR and NG-RAN Overall Description; Stage 2”(“REF7”);and 3GPP TS 38.133 Rel-16 v16.4.0,“NR;NR Requirements for support of radio resource management”(“REF8”)は、本明細書で完全に記載されているかのように本発明の内容に参照として含まれる。
4G通信システムの構築以降、増加する無線データトラフィックに対する需要を充足させるために改善された5G又はpre-5G/NR通信システムを開発するための努力が注がれている。
このような理由で、5G又はpre-5G通信システムは、“ビヨンド(Beyond)4Gネットワーク”又は“ポスト(Post)LTE(long term evolution)システム”とも呼ばれる。
5G通信システムは、28GHz又は60GHz帯域のようなより高い周波数(mmWave)帯域で実装されてより高いデータ伝送率を達成するか、6GHzのようなより低い周波数帯域で実装されてロバストなカバレッジ及び移動性サポートを可能にすると見なされる。
電波の伝搬損失を減らし伝送距離を増大させるために、ビームフォーミング、MIMO(Massive Multiple-Input Multiple-Output)、FD-MIMO(Full Dimensional MIMO)、アレイアンテナ、アナログビームフォーミング、大規模アンテナ技術が5G通信システムで議論される。
また、5G通信システムでは、改善された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(RANs)、超高密度ネットワーク、D2D(Device-to-Device)通信、無線バックホール、移動ネットワーク、協調通信、CoMP(Coordinated Multi-Points)、及び受信干渉除去などに基づいてシステムネットワークの改善のための開発が行われている。
5Gシステム及びそれと関連する周波数帯域に対する議論は、本発明の特定の実施形態が5Gシステムで実装され得るので単に参照のためのものである。
しかし、本発明は、5Gシステム又はそれと関連する周波数帯域にのみ限定されず、本発明の実施形態は、任意の周波数帯域と関連して活用され得る。
例えば、本発明の態様は、テラヘルツ(THz)帯域を使用できる5G通信システム、6G又はさらにはその後のリリースの展開に適用されることもできる。
ネットワークタイプによって、「基地局(BS)」という用語は、ネットワークに無線アクセスを提供するように構成されたコンポーネント(又はコンポーネント集合)、例えば、送信ポイント(TP)、送-受信ポイント(TRP)、向上した基地局(eNodeB又はeNB)、gNB、マクロセル、フェムトセル、WiFiアクセスポイント(AP)、衛星、又はその他の無線動作可能装置を示し得る。
基地局は、1つ以上の無線通信プロトコル、例えば、5G 3GPP(登録商標)新しい無線インタフェース/アクセス(NR)、LTE、LTE-A(LTE-advanced)、HSPA(High Speed Packet Access)、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/acなどによって無線アクセスを提供できる。
用語「BS」、「gNB」及び「TRP」は、本開示でリモート端末に対する無線アクセスを提供するネットワークインフラストラクチャコンポーネントを示し、相互交換的に用いられる。
また、ネットワークタイプによって、「ユーザ端末(UE)」という用語は、移動局、加入者局、リモート端末、無線端末、受信ポイント、車両、又はユーザ装置などの任意のコンポーネントを示し得る。
例えば、UEは、移動電話、スマートフォン、モニタリング装置、警報装置、車両管理装置、アセットトラッキング装置、自動車、デスクトップコンピュータ、エンターテインメント装置、インフォテインメント装置、ベンディングマシン、電力量計、水道メーター、ガスメーター、セキュリティ装置、センサ装置、家電製品などであり得る。
下記図1~図3では、無線通信システムで実装され、また、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)又はOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)通信技術を用いて実装される様々な実施形態を説明する。
図1~図3の説明は、互いに異なる実施形態が実装され得る方式に対する物理的又は構造的制限を示すことを意味するものではない。
本発明の互いに異なる実施形態は任意の適切に構成された通信システムで実装され得る。
図1は、本発明の実施形態による例示的な無線ネットワーク100を示す。
図1に示した無線ネットワークの実施形態は単なる例示のためのものである。
無線ネットワーク100に対する他の実施形態が本発明の範囲から逸脱しない範囲内で用いられ得る。
図1に示すように、無線ネットワーク100は、基地局(以下、BS)101(例えば、gNB)、BS102及びBS103を含む。
BS101は、BS102及びBS103と通信する。
BS101は、また、少なくとも1つのネットワーク130、例えば、インターネット、専用インターネットプロトコル(IP)ネットワーク、又は他のデータネットワークとも通信する。
BS102は、BS102のカバレッジ領域120内にある第1複数のユーザ端末(UE)に、ネットワーク130への無線広帯域アクセスを提供する。
第1複数のUEは、中小企業(SB)に位置し得るUE111、大企業(E)に位置し得るUE112、ワイファイホットスポット(HS)に位置し得るUE113、第1住居地域(R)に位置し得るUE114、第2住居地域(R)に位置し得るUE115、及び携帯電話、無線ラップトップ、無線PDAなどのようなモバイル装置(M)であり得るUE116を含む。
BS103は、BS103のカバレッジ領域125内にある第2複数のUEに、ネットワーク130への無線広帯域アクセスを提供する。
第2複数のUEは、UE115及びUE116を含む。
一部の実施形態において、BS(101~103)の内の1つ以上のBSは、5G/NR、LTE(long term evolution)、LTE-A(long term evolution-advanced)、WiMAX、WiFi、又は他の無線通信技術を使用して互いに、及びUE(111~116)と通信できる。
点線は、例示及び説明のみのために略円形で示すカバレッジ領域(120、125)の概略的な範囲を示す。
BSと関連付けられたカバレッジ領域、例えば、カバレッジ領域(120、125)は、BSの構成、及び自然及び人工障害物と関連付けられた無線環境の変化によって、不規則な形態を含む他の形態を有することができることを明確に理解すべきである。
以下、より詳細に説明されるように、UE(111~116)の内の1つ以上は、動的スペクトル共有及びクロス-キャリアスケジューリング向上のためのスケジューリングのための回路、プログラミング又はそれらの組み合わせを含む。
特定の実施形態において、BS(101~103)の内の1つ以上は、動的スペクトル共有及びクロス-キャリアスケジューリング向上のためのスケジューリングのための回路、プログラミング、又はそれらの組み合わせを含む。
図1は、無線ネットワークの一例を示しているが、様々な変更が図1に対して行われ得る。
例えば、無線ネットワークは、任意の適切な配列で任意の個数のBS及び任意の個数のUEを含むことができる。
また、BS10は、任意の個数のUEと直接通信し、該UEにネットワーク130への無線広帯域アクセスを提供できる。
同様に、各々のBS(102、103)は、ネットワーク130と直接通信し、UEにネットワーク130への直接無線広帯域アクセスを提供できる。
また、BS(101、102、及び/又は103)は、外部電話ネットワーク又は他のタイプのデータネットワークなどの他の又は追加の外部ネットワークへのアクセスを提供できる。
図2は、本発明の実施形態による、例示的なgNB102を示す。
図2に示すBS102の実施形態は、単なる例示のためのものであって、図1のBS(101、103)は、同一又は類似の構成を有し得る。
しかし、BSは、多様な構成からなり、図2は、BSに対する任意の特定の実装で本発明の範囲を制限しない。
図2に示すように、BS102は、複数のアンテナ(205a~205n)、複数のRF(radio frequency)トランシーバ(210a~210n)、送信(TX)処理回路215、及び受信(RX)処理回路220を含む。
また、BS102は、コントローラ/プロセッサ225、メモリ230、及びバックホール又はネットワークインタフェース235を含む。
例えば、UE116は、以上で説明したものに比べて、より多数又はより少数の構成要素を含むことができる。
また、UE116は、図14のUEに対応する。
RFトランシーバ(210a~210n)は、アンテナ(205a~205n)から、ネットワーク100内でUEによって送信される信号などの受信(incoming)RF信号を受信する。
RFトランシーバ(210a~210n)は、受信RF信号をダウンコンバート(down-convert)し、IF又は基底帯域信号を生成する。
IF又は基底帯域信号は、基底帯域又はIF信号をフィルタリングし、デコーディングし、及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成するRX処理回路220へ送信される。
RX処理回路220は、該処理された基底帯域信号を、追加処理のためにコントローラ/プロセッサ225へ送信する。
TX処理回路215は、コントローラ/プロセッサ225からアナログ又はデジタルデータ(例えば、音声データ、ウェブデータ、電子メール、又は双方向ビデオゲームデータ)を受信する。
TX処理回路215は、送信(outgoing)基底帯域データをエンコーディング、マルチプレキシング、及び/又はデジタル化し、処理された基底帯域又はIF信号を生成する。
RFトランシーバ(210a~210n)は、TX処理回路215から、送信処理された基底帯域又はIF信号を受信し、その基底帯域又はIF信号を、アンテナ(205a~205n)を介して送信されるRF信号にアップコンバートする。
コントローラ/プロセッサ225は、BS102の全般的な動作を制御する1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含む。
例えば、コントローラ/プロセッサ225は、周知の原理によってRFトランシーバ(210a~210n)、RX処理回路220、及びTX処理回路215によってアップリンクチャネル信号の受信及びダウンリンクチャネル信号の送信を制御する。
コントローラ/プロセッサ225は、さらに進歩した無線通信機能などの追加機能もサポートできる。
例えば、コントローラ/プロセッサ225は、動的スペクトル共有及びクロス-キャリアスケジューリング向上のためのスケジューリングをサポートできる。
様々な他の機能の内の任意のものがコントローラ/プロセッサ225によってBS102でサポートされ得る。
一部の実施形態において、コントローラ/プロセッサ225は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。
また、コントローラ/プロセッサ225は、メモリ230に常駐するプログラム及び他のプロセス、例えばOSを実行する。
コントローラ/プロセッサ225は、実行プロセスによる要求に応じてデータをメモリ230内に又は外部へ移動させる。
一部の実施形態において、コントローラ/プロセッサ225は、ウェブリアルタイム通信(RTC)などのエンティティ間の通信をサポートする。
例えば、コントローラ/プロセッサ225は、実行中のプロセスによってデータをメモリ230内外へ移動させる。
また、コントローラ/プロセッサ225は、バックホール又はネットワークインタフェース235にカップリングされる。
バックホール又はネットワークインタフェース235は、BS102がバックホール接続を介して又はネットワークを介して他の装置又はシステムと通信することを可能にする。
ネットワークインタフェース235は、任意の適切な有線又は無線接続(ら)(以下、複数形態を含むことを示すために(ら)を付ける)を介した通信をサポートできる。
例えば、BS102がセルラー通信システム(例えば、5G/NR、LTE、又はLTE-Aをサポートするもの)の一部として実装される場合、ネットワークインタフェース235は、BS102が有線又は無線バックホール接続を介して他のBSと通信することを可能にする。
BS102がアクセスポイントとして実装される場合、ネットワークインタフェース235は、BS102が有線若しくは無線ローカル領域ネットワークを介して又は有線若しくは無線接続を介してより大きいネットワーク(例えば、インターネット)へ送信することを可能にする。
ネットワークインタフェース235は、有線又は無線接続、例えば、イーサネット又はRFトランシーバを介した通信をサポートする任意の適切な構造を含む。
メモリ230は、コントローラ/プロセッサ225にカップリングされる。
メモリ230の一部は、RAMを含むことができ、メモリ230の他の一部は、フラッシュメモリ又は他のROMを含み得る。
図2は、BS102の一例を示しているが、様々な変更が図2に対して行われ得る。
例えば、BS102は、図2に示した各コンポーネントに対する任意の個数を含むことができる。
1つの特定の例として、アクセスポイントは、複数のインタフェース235を含むことができ、コントローラ/プロセッサ225は、互いに異なるネットワークアドレス間でデータをルーティングするルーティング機能をサポートできる。
他の特定の例として、単一インスタンスのTX処理回路215及び単一インスタンスのRX処理回路220を含むように示しているが、BS102は、各々に対する複数のインスタンスを含むことができる(例えば、RFトランシーバあたり1つ)。
また、図2の各種コンポーネントが組み合わせられたり、さらに細分化したり、省略される場合もあり、特定の必要によって追加のコンポーネントが付加される場合もある。
図3は、本発明の実施形態による、例示的なUE116を示す。
図3に示したUE116の実施形態は、単なる例示のためのものであって、図1のUE(111~115)は、同一又は類似の構成を有し得る。
しかし、UEは、多様な構成からなり、図3は、UEに対する任意の特定の実装で本発明の範囲を制限しない。
例えば、UE116は、以上で説明されたものに比べて、より多数又はより少数の構成要素を含む。
また、UE116は、図13のUEに対応する。
図3に示すように、UE116は、アンテナ305、RFトランシーバ310、TX処理回路315、マイクロホン320、及び受信(RX)処理回路325を含む。
また、UE116は、スピーカ330、プロセッサ340、入/出力(I/O)インタフェース(IF)345、入力装置350、ディスプレイ355、及びメモリ360を含む。
メモリ360は、オペレーティングシステム(OS)361及び1つ以上のアプリケーション362を含む。
RFトランシーバ310は、ネットワーク100のBSによって送信される受信RF信号をアンテナ305から受信する。
RFトランシーバ310は、受信RF信号をダウンコンバートして中間周波数(IF)又は基底帯域信号を生成する。
IF又は基底帯域信号は、その基底帯域又はIF信号をフィルタリングし、デコーディングし、及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成するRX処理回路325へ伝送される。
RX処理回路325は、その処理された基底帯域信号を、スピーカ330へ送信するか(例えば、音声データ)、又は追加処理のためにプロセッサ340へ送信する(例えば、ウェブブラウジングデータ)。
TX処理回路315は、マイクロホン320からアナログ又はデジタル音声データを受信するか、又はプロセッサ340から他の送信基底帯域データ(例えば、ウェブデータ、電子メール、又は双方向ビデオゲームデータ)を受信する。
TX処理回路315は、その送信基底帯域データをエンコーディング、マルチプレキシング、及び/又はデジタル化し、処理された基底帯域又はIF信号を生成する。
RFトランシーバ310は、TX処理回路315から送信処理された基底帯域又はIF信号を受信し、基底帯域又はIF信号をアンテナ305を介して送信されるRF信号にアップコンバートする。
プロセッサ340は、1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができ、メモリ360に記憶されたOS361を実行することによってUE116の全般的な動作を制御する。
例えば、プロセッサ340は、周知の原理によってRFトランシーバ310、RX処理回路325、及びTX処理回路315によって順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御する。
いくつかの実施形態において、プロセッサ340は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。
プロセッサ340は、また、ビーム管理のためのプロセスなどのメモリ360に常駐する他のプロセス及びプログラムを実行する。
プロセッサ340は、実行プロセスによる要求に応じてメモリ360内に又は外部へデータを移動する。
一部の実施形態において、プロセッサ340は、OS361に基づいて又はBS又はオペレータから受信した信号によってアプリケーション362を実行するように構成される。
また、プロセッサ340は、ラップトップコンピュータ及びハンドヘルドコンピュータなどの他の装置に接続される能力をUE116に提供するI/Oインタフェース345にカップリングされている。
I/Oインタフェース345は、該周辺機器とプロセッサ340の間の通信経路である。
また、プロセッサ340は、入力装置350にカップリングされる。
UE116のオペレータは、入力装置350を使用してUE116にデータを入力する。
入力装置350は、キーボード、タッチスクリーン、マウス、トラックボール、音声入力装置であるか、又はユーザがUE116と相互作用できるようにするユーザインタフェースとして作用できる他の装置であり得る。
例えば、入力装置350は、音声認識処理を含み、ユーザが音声命令を入力できるようにすることができる。
他の例において、入力装置350は、タッチパネル、(デジタル)ペンセンサ、キー、又は超音波入力装置を含み得る。
タッチパネルは、例えば、静電容量方式、減圧方式、赤外線方式、又は超音波方式などの内の少なくとも1つの方式でタッチ入力を認識できる。
プロセッサ340は、また、ディスプレイ355にカップリングされる。
ディスプレイ355は、例えば、ウェブサイトからのテキスト及び/又は少なくとも制限されたグラフィックをレンダリングできる液晶表示装置、発光ダイオードディスプレイ、又は他のディスプレイであり得る。
メモリ360は、プロセッサ340にカップリングされる。
メモリ230の一部は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含み得、メモリ230の他の一部は、フラッシュメモリ又は他の読み取り専用メモリ(ROM)を含み得る。
図3は、UE116の一例を示しているが、様々な変更が図3に対して行われ得る。
例えば、図3の各種コンポーネントが組み合わせられたり、さらに細分化したり、省略される場合もあり、特定の必要によって追加のコンポーネントが付加される場合もある。
1つの特定の例として、プロセッサ340は、複数のプロセッサ、例えば1つ以上の中央処理ユニット(CPU)及び1つ以上のグラフィック処理ユニット(GPU)に分割され得る。
また、図3が携帯電話やスマートフォンのように構成されたUE116を示しているが、UEは、他のタイプの移動又は据え置き装置として動作するように構成されてもよい。
図4及び図5は、本発明による例示的な無線送信及び受信経路を示す図である。
次の説明で、図4の送信経路400は(BS102など)、BSで実装されるものとして説明するが、一方で、図5の受信経路500は(例えば、UE116)、UEで実装されるものとして説明する。
しかし、受信経路500は、BSで実装されることができ、送信経路400は、UEで実装され得るということが理解されるであろう。
一部の実施形態において、受信経路500は、本発明の実施形態で説明するように動的スペクトル共有及びクロス-キャリアスケジューリング向上のためのスケジューリングをサポートするように構成される。
図4に示す送信経路400は、チャネルコーディング及び変調ブロック405、直列-並列(S-to-P)ブロック410、サイズN逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)ブロック415、並列-直列(P-to-S)ブロック420、付加サイクリックプレフィックスブロック(add cyclic prefix block)425、及びアップコンバータ(up-converter:UC)430を含む。
図5に示す受信経路500は、ダウンコンバータ(down-converter:DC)555、除去サイクリックプレフィックスブロック560、直列-並列(S-to-P)ブロック565、サイズN高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)ブロック570、並列-直列(P-to-S)ブロック575、及びチャネルデコーディング及び復調ブロック580を含む。
図4に示すように、チャネルコーディング及び変調ブロック405は、情報ビット(information bit)のセットを受信し、コーディング(例えば、LDPC(low-density parity check)コーディング)を適用し、一連の周波数ドメイン変調シンボル(frequency-domain modulation symbol)を生成するために入力ビット(例えば、QPSK(quadrature phase shift keying)又はQAM(quadrature amplitude modulation))を変調させる。
直列-並列ブロック410は、N個の並列シンボルストリームを生成するために直列変調されたシンボルを並列データに変換(例えば、逆多重化)し、ここで、Nは、BS102及びUE116で使用されるIFFT/FFTサイズである。
サイズNのIFFTブロック415は、時間ドメイン出力信号を生成するためにN個の並列シンボルストリーム上でIFFT演算を行う。
並列-直列ブロック420は、直列時間ドメイン信号を生成するためにサイズNのIFFTブロック415からの並列時間ドメイン出力シンボルを変換する(例えば、多重化)。
付加サイクリックプレフィックスブロック425は、サイクリックプレフィックスを時間ドメイン信号に挿入する。
アップコンバータ430は、無線チャネルを介した送信のために付加サイクリックプレフィックスブロック425の出力をRF周波数に変調させる(例えば、アップコンバート)。
信号は、また、RF周波数に変換する前に基底帯域でフィルタリングされ得る。
BS102から送信されたRF信号は、無線チャネルを通過した後に、UE116に到達し、BS102での動作との逆の動作がUE116で行われる。
図5に示すように、ダウンコンバータ555は、受信した信号を基底帯域周波数にダウンコンバートし、除去サイクリックプレフィックスブロック560は、直列時間ドメイン基底帯域信号を生成するためにサイクリックプレフィックスを除去する。
直列-並列ブロック565は、時間ドメイン基底帯域信号を並列時間ドメイン信号に変換する。
サイズNのFFTブロック570は、N個の並列周波数ドメイン信号を生成するためにFFTアルゴリズムを行う。
並列-直列ブロック575は、並列周波数ドメイン信号を一連の変調されたデータシンボルに変換する。
チャネルデコーディング及び復調ブロック580は、元の入力データストリームを復元するために変調されたシンボルを復調してデコーディングする。
BS(101~103)の各々は、ダウンリンクで、UE(111~116)へ送信するものと類似した図4に示した送信経路400を実装でき、アップリンクで、UE(111~116)から受信するものと類似した図5に示した受信経路500を実装する。
同様に、UE(111~116)の各々は、アップリンクでBS(101~103)へ送信するための送信経路400を実装し、ダウンリンクでBS(101~103)から受信するための受信経路500を実装する。
図4及び図5の構成要素の各々は、ハードウェアのみを使用するか、ハードウェア及びソフトウェア/ファームウェアの組み合わせを使用して実装され得る。
特定の例として、図4及び5の構成要素の内の少なくとも一部は、ソフトウェアで実装され得るが、他の構成要素は設定可能なハードウェア又はソフトウェア及び設定可能なハードウェアの混合によって実装され得る。
例えば、FFTブロック570及びIFFTブロック515は、構成可能なソフトウェアアルゴリズムとして実装されることができ、ここで、サイズNの値は、実装によって修正され得る。
また、FFT及びIFFTを使用するものとして説明したが、これは例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものと解釈されることはできない。
離散フーリエ変換(discrete Fourier transform:DFT)及び逆離散フーリエ変換(inverse discrete Fourier transform:IDFT)関数のような他のタイプの変換が使用され得る。
DFT及びIDFT関数に対してN変数の値は、任意の整数(例えば、1、2、3、4等)であり得るが、FFT及びIFFT関数に対しては、N変数の値は、2の冪乗(べき乗)である任意の整数(すなわち、1、2、4、8、16等)であり得るということが理解される。
図4及び図5が無線送信及び受信経路の例を示しているが、図4及び5に対する様々な変更が行われ得る。
また、図4及び図5での様々な構成要素は、組み合わせられたり、さらに細分化したり、省略される場合もあり、特定の必要によって追加の構成要素が付加される場合もある。
また、図4及び図5は、無線ネットワークで使用され得る送信及び受信経路のタイプの例を示すための図である。
無線ネットワークで無線通信をサポートするために他の適切なアーキテクチャが使用され得る。
本発明の実施形態は、迅速かつ効率的で、フレキシブルなPDCCH(physical downlink control channel)モニタリングを達成するためにクロス-キャリアスケジューリングに対する強化を考慮したものである。
クロス-キャリアスケジューリングは、PDCCH容量、カバレッジ、又は信頼性を改善し、UEによるPDCCHモニタリングを単純化するためのキャリアアグリゲーション(CA)動作の核心要素である。
CCS(cross-carrier scheduling)は、上位層設定によって提供される各サービング/スケジューリングされたセルに対する単一スケジューリングセルを含む。
しかし、
(i)スケジューリングセルでPDCCH伝送に使用可能なリソースの動的使用、
(ii)提供されたスケジューリングされたトラフィックに対する動的適応、又は
(iii)UE電力低減のために、スケジューリングされたセルが複数のスケジューリングセルの内の1つ以上によってスケジューリングされ得るシナリオを考慮することが有利である。
このようなシナリオの内の1つは、LTE及びNRなどの互いに異なる無線アクセス技術の間のプライマリセルに対する動的スペクトル共有(DSS)であって、ここで、プライマリセルは、特殊SCell(sSCell)と呼ばれるセカンダリセル(SCell)によるクロス-キャリアスケジューリング及びセルフ-キャリアスケジューリングの両方に対して設定され得る。
第2個数のスケジューリングセルから第1個数のスケジューリングされたセルをスケジューリングし、スケジューリングと関連付けられない制御情報を取得するためのPDCCHモニタリングは、REF3に述べられたようにPDCCHモニタリングのための対応するUE能力によるという点に留意する。
UE(例えば、UE116)は、UEがデコーディングできるPDCCH候補の最大数及びUEが互いに異なるチャネル推定(ノンオーバーラップCCE)が得られるCCEの最大数によって定義されるPDCCHモニタリングに対する能力を有し、該能力はシステム動作仕様に予め決定されている。
該能力は、スロット毎に又は組み合わせ(X,Y)毎に定義され得、ここで、Yは、UEがPDCCHをモニタリングする連続的なシンボルの数であってスパン(span)と称し、Xは、2つの連続的なスパンの最初のシンボルの間のシンボルの数である。
UE(例えば、UE116)は、複数の共通探索空間(CSS)セット及び複数のUE特定探索空間(USS)セットによってPDCCHをモニタリングするように設定される。
USSによるユニキャストトラフィックスケジューリングのためのPDCCHモニタリングの他、CSSによるマルチキャスト-ブロードキャストトラフィックスケジューリングのためのPDCCHモニタリングが強化されたクロス-キャリアスケジューリング動作下で考慮され得る。
クロス-キャリアスケジューリングのレガシー動作には様々な他の制限事項も存在する。
例えば、スケジューリングされたセルに対するスケジューリングセルが非活性化されるか活性ダウンリンク(DL)帯域幅部分(BWP)(以下、(DL BWP))が休眠(DL BWP)に変更される場合、スケジューリングセルでPDCCH伝送がなくなり、該当スケジューリングされたセルもまた実質的に非活性化されるか、活性(DL BWP)から休眠(DL BWP)に変更されるか、又は新しいスケジューリングセルに対するPDCCHモニタリングを確立するための上位層再設定がスケジューリングされたセルに対して必要となる。
また、スケジューリングセル上の探索空間セット及びこれにリンクされる該当スケジューリングされたセル上の探索空間セットの上位層設定は、探索空間セットが活性(DL BWP)にあるべきだという要求事項と共に、スケジューリングされたセル上の活性(DL BWP)を変更する能力を制限できる。
したがって、本発明の実施形態は、スケジューリングされたセルに対するマルチキャスト-ブロードキャストトラフィックスケジューリングのために、CSSによってPDCCHモニタリングのための多重スケジューリングセルを活性化する必要があることを考慮したものである。
本発明の実施形態は、また、スケジューリングセルに対するRRC再設定を回避し、UEが中断なくスケジューリングされたセルで受信/送信を続けるために、例えば、現在のスケジューリングセルが非活性化されるか活性(DL BWP)を休眠(DL BWP)に変更する場合、UEに対する迅速なスケジューリングセルスイッチングをサポートする他の必要性を考慮したものである。
本発明の実施形態は、スケジューリングセル上の探索空間セットとスケジューリングされたセル上の探索空間セットのフレキシブルな設定及びリンクを可能にすることで、UEがPDCCHモニタリングに対する制限なくスケジューリングセル(ら)と該当スケジューリングされたセル(ら)のすべてに対する動的BWP変更から利点を得られるようにする必要があることを追加的に考慮したものである。
したがって、本発明の実施形態では、CAフレームワークでの迅速かつ効率的で、フレキシブルなPDCCHモニタリングを可能にするクロス-キャリアスケジューリングのための方法及び装置について説明する。
本発明の実施形態では、また、プライマリセル又はsSCell上のCSSセットによってマルチキャスト-ブロードキャストPDSCH受信をスケジューリングするための方法を説明する。
本発明の実施形態では、スケジューリングセルのRRC再設定の必要なく、非活性化されるか又は該当活性(DL BWP)を休眠(DL BWP)に変更したスケジューリングセルを代替する新しいスケジューリングセルを可能にすることでスケジューリングセルの迅速な代替のためのメカニズムを追加的に説明する。
追加的には、本発明の実施形態では、対応するスケジューリングセルの複数の(DL BWP)上の探索空間セットにリンクされるスケジューリングされたセルの探索空間セットの設定のためのアプローチを説明する。
強化されたクロス-キャリアスケジューリングに対する1つの動機は、LTEとNR無線アクセス技術の共存をサポートするために6GHz未満(FR1とも称する)などの低い周波数帯域に対する制御シグナリングオーバーヘッド又は動的スペクトル共有を低減することである。
一般に、本実施形態は、6GHz以上の周波数帯域での動作、サイドリンク/V2X通信、マルチTRP/ビーム/パネル、無認可/共有スペクトル(NR-U)、非地上ネットワーク(NTN)、ドローンなどの無人航空機(UAV)などの空中システム用、私設又は非公衆網ネットワーク(NPN)などを含む任意のCA配置に適用される。
本発明の実施形態では、2つのスケジューリングセルからのスケジューリングされたセルに対するマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)PDSCHスケジューリングを説明する。
これは以下で説明する図6のような次の例及び実施形態で説明される。
UE(例えば、UE116)がプライマリセルとsSCellを含む2つのスケジューリングセルからのプライマリセル上でのスケジューリングで設定される場合、プライマリセル上でのユニキャストPDSCH(physical downlink shared channel)受信をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットを提供するCSSセットによるPDCCH受信は、プライマリセル上でのみ行われる。
プライマリセル上での「MBS PDSCH」受信をスケジューリングするDCIフォーマットを提供するCSSセットによるPDCCH受信は、プライマリセル上で行われるか、又はsSCell上で行われる。
例えば、「MBS PDSCH」受信を、スケジューリングするDCIフォーマットが該当「MBS PDSCH」受信のためのセルを指示する値を有するCIF(carrier indicator field)を含むことができるか、又は「MBS PDSCH」受信がプライマリセル上でのみ行われるか、又はsSCell上でのみ行われ得るか、又はプライマリセル上での「MBS PDSCH」受信をスケジューリングするDCIフォーマットがsSCell上での「MBS PDSCH」受信をスケジューリングするDCIフォーマットと互いに異なるインデックスの探索空間セットと関連付けるか、又は、DCIフォーマットのCRC(cyclic redundancy check)をスクランブリングするための異なるRNTIと関連付ける。
本発明の実施形態では、対応するスケジューリングされたセルに対する非活性化されたスケジューリングセルの迅速な代替を説明する。
これは、以下で説明する図7のような次の例及び実施形態に説明されている。
UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセルに対するスケジューリングセルのセットで設定される。
ここで、一度に、スケジューリングセルのセットの1つのサブセットのみが、スケジューリングされたセルに対して活性状態になるので、スケジューリングされたセルに対する活性スケジューリングセルが非活性化される場合(又は活性(DL BWP)を休眠BWPに変更する場合)、UEは、スケジューリングセルのセットの内の他のスケジューリングセル上のスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングする。
例えば、UEは、gNBによる上位層設定や該当指示なしに、非活性化されていないか非休眠BWPを活性(DL BWP)として有する最も小さいインデックスを持つスケジューリングセル上のPDCCHをモニタリングする。
本発明の実施形態では、クロス-キャリアスケジューリングのための探索空間セットのクロスBWP設定を説明する。
これは以下で説明する図8のような次の例及び実施形態に説明されている。
UE(例えば、UE116)がスケジューリングセルの第1BWP上の第1探索空間セットで設定され、また、スケジューリングセルの第2BWP上の第2探索空間セットで設定される場合、UEは、スケジューリングセルに対応するスケジューリングされたセルに対して第3探索空間セットで設定される。
この例で、第3探索空間セットは、第1探索空間セット及び第2探索空間セットの両方とリンクされる。
一実装例において、第3探索空間セットは、第1探索空間セットと同じ探索空間セットインデックスを有するが、第2探索空間セットとは異なる探索空間セットインデックスを有する。
上述のように、UE(例えば、UE116)は、複数のCSSセット及び複数のUSSセットによってPDCCHをモニタリングするように設定される。
gNB(例えば、BS102)は、1つのスロットで複数のUEをスケジューリングできるので、PDCCHモニタリングのための該当UE能力が超過しないようにgNBが各UEに対して探索空間セットを設定することは実用的ではない。
これは特にUEが最も頻繁にスケジューリングされUEが一般に制御情報を受信するプライマリセルの場合にそうであって、その理由は、該プライマリセルは、一般に広いカバレッジを提供し非活性化されないからである。
このような理由から、“PDCCHオーバーブッキング(PDCCH overbooking)”が該プライマリセルに対して許容され、探索空間セットの設定が該プライマリセルでPDCCHモニタリングのためのUE能力を超過でき、UEはPDCCHモニタリングのための探索空間セットの優先順位を指定し、より低い優先順位の探索空間セットでのPDCCHモニタリングを中断することによって、該プライマリセルに対するPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの割り当てが超過しないようにしなければならない。
スケジューリングされたセルが1つのスケジューリングセルのみを有する場合(プライマリセルの場合、スケジューリングセルはプライマリセルである)PDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの該当割り当てを満足させるために、プライマリセル上の探索空間セットをドロップするUE手順が適切に定義されていても、プライマリセルのようなスケジューリングされたセルが複数のスケジューリングセルを有する場合、新しいUE手順が定義される。
本発明の実施形態は、UEがプライマリセルのようなスケジューリングされたセルに対して複数のスケジューリングセルで設定される場合、探索空間セットドロップのためのUE手順を規定する必要があることを考慮したものである。
したがって、スケジューリングされたセルが複数のスケジューリングセルで設定される場合、プライマリセルのようなスケジューリングされたセルに対するPDCCHモニタリングのオーバーブッキングを処理するための様々な実施形態が開示される。
モニタリングされたPDCCH候補に対する対応するUE能力限界を含む、スロット又はスパンでのPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEをカウントし、PDCCHモニタリング及び探索空間セットドロップのための複数のスケジューリングセルの中から探索空間セットの優先順位を指定することに対するいくつかのアプローチが説明する。
本発明の実施形態では、複数の同時/活性スケジューリングセルを有するスケジューリングされたセルに対する探索空間セットドロップのための手順を説明する。
例えば、UE(例えば、UE116)がDCIフォーマット又は他のL1/L2シグナリングによって又は上位層からの設定によって2つ以上のスケジューリングセル上でサービングセルに対するPDCCHを同時にモニタリングするように指示された場合、UEは同じスロットでオーバーラップされる2つ以上のスケジューリングセル上の探索空間セットの間に優先順位指定規則を適用する。
探索空間セットは、1つ以上のCSSセット、又は1つ以上のUSSセットを含み得る。
UEは、スロット又はスパン内のPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数が該当制限値(ら)を超過しない場合、優先順位指定規則によって1つ又は複数のスケジューリングセル(ら)上の一部の探索空間セットに対するPDCCHモニタリングをドロップする。
以下、簡潔さのために、このようなイベントをPDCCHオーバーブッキングと称する。
本発明の実施形態では、スケジューリングされたセルに対するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEを複数のスケジューリングセルからのスケジューリングセル毎に個別的にカウントする場合、スケジューリングされたセルに対する探索空間セットドロップのための手順を説明する。
これは、以下で説明する、図9のような次の例及び実施形態に説明されている。
例えば、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセルに対するスケジューリングセルの内の任意のものに対するスロット又はスパン上のスケジューリングされたセルに対するオーバーブッキングを個別的に決定することによってスケジューリングされたセルに対するオーバーブッキングイベントを決定する。
このようなアプローチは、例えば、UEがスケジューリングセル毎に個別的にスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数をカウントする場合に考慮する。
本発明の実施形態では、全てのスケジューリングセルにわたって共同でスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEをカウントするとき、スケジューリングされたセルに対する探索空間セットドロップのための手順を説明する。
これは以下で説明する、図10及び図11のような、次の例及び実施形態に述べられている。
例えば、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセルに対するスケジューリングセルにわたって共同でスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数をカウントし、カウントされた数(ら)は、スケジューリングされたセルに対するPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数に対する制限を超過する場合、スケジューリングされたセルに対するオーバーブッキングイベントを決定する。
本発明の実施形態では、UEがスロット又はスパンで1つのみのスケジューリングセル上のPDCCHをモニタリングする場合、探索空間セットドロップのための手順を説明する。
これは以下で説明する図12のような次の例及び実施形態に説明されている。
例えば、UE(例えば、UE116)が任意のスロット又はスパンで最大1つのスケジューリングセル上のスケジューリングされたセルに対するPDCCHモニタリングを行わせる探索空間セット(例えば、上位層によって)を指示された場合、UEは、スケジューリングされたセルが1つのスケジューリングセルのみを持つ場合のように探索空間セットドロップに対する手順を適用する。
本発明の実施形態では、プライマリセルをスケジューリングするセカンダリセル上の各々の空間セットドロップに対する手順を説明する。
例えば、UE(例えば、UE116)は、プライマリセル及びsSCellの両方によって、プライマリセルのようなセル上でのスケジューリングで設定される。
UEは、例えば、「Type-3 CSS」又はプライマリセル上でのマルチキャスト-ブロードキャストPDSCH受信をスケジューリングするために使用されるCSS(簡単に「Type-4 CSS」と称する)に対してCSSセットによってsSCell上でのPDCCHで設定される。
UEは、sSCell上に設定されたCSSセット及び/又はUSSセットに基づいてsSCell(例えば、スケジューリングされた/サービングセル)に対するPDCCHオーバーブッキングイベントを決定する。
したがって、UEは、これによってsSCellで一部の探索空間セットをドロップできる。
本明細書全般にわたって使用される、“設定”又は“上位層設定”という用語及びこれらの変形(例えば、“設定された”など)は、次の内の1つ以上を示すものとして用いる、マスター情報ブロック(MIB)又はシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB1)によるもののようなシステム情報シグナリング、共通又はセル特定上位層/RRCシグナリング、又は専用又はUE特定又はBWP特定上位層/RRCシグナリング。
本明細書全般にわたって、信号品質という用語は、SS(synchronization signal) PBCH(physical broadcast channel)ブロック、CSI(channel state information)-RS又はSRS(sounding reference signal)を含む基準信号(RS)のような信号又はチャネルのL1又はL3フィルタリングのようなフィルタリングを使用するか又は使用しない、例えば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、信号対雑音比(SNR)、又は信号対雑音及び干渉比(SINR)を示すために用いる。
本明細書全般にわたって、動的PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)伝送という用語は、DCIフォーマットによってスケジューリングされるPUSCH伝送を示すために用いられる。
Xnインタフェースという用語は、NG-RANノードの間のネットワークインタフェースを意味する。
F1インタフェースは、「gNB CU」(central unit)と「gNB DU」(distributed unite)の間のネットワークインタフェースを意味する。
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが伝達されるチャネルが同じアンテナポート上の他のシンボルが伝達されるチャネルから推論され得るように定義される。
PDSCHと関連付けられた復調基準信号「(DM)-RS(DM-RS)」において、2つのシンボルがスケジューリングされたPDSCHと同じリソース内に、同じスロットに及び同じプリコーディングリソースブロックグループ(PRG)にある場合にのみ、1つのアンテナポート上のPDSCHシンボルが伝達されるチャネルが同じアンテナポート上のDM-RSシンボルが伝達されるチャネルから推論され得る。
PDCCHと関連付けられた「DM-RS」において、2つのシンボルがUEが同じプリコーディングが使用されると仮定できるリソース内にある場合にのみ、1つのアンテナポート上のPDCCHシンボルが伝達されるチャネルが同じアンテナポート上の「DM-RS」シンボルが伝達されるチャネルから推論される。
PBCHと関連付けられた「DM-RS」において、2つのシンボルが同じスロット内で送信されるSS/PBCHブロック(SSB)内にあり、同じブロックインデックスを持つ場合にのみ、1つのアンテナポート上のPBCHシンボルが伝達されるチャネルが同じアンテナポート上の「DM-RS」シンボルが伝達されるチャネルから推論される。
1つのアンテナポート上のシンボルが伝達されるチャネルのラージスケール属性が他のアンテナポート上のシンボルが伝達されるチャネルから推論され得る場合、2つのアンテナポートは、疑似コロケーション(quasi co-located:QCL)であるとみなされる。
ラージスケール属性には、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラー偏移、平均利得、平均遅延、及び空間Rxパラメータの内の1つ以上が含まれる。
UEは、同じ中心周波数位置で同じブロックインデックスで送信されるSS/PBCHブロックがドップラー拡散、ドップラー偏移、平均利得、平均遅延、遅延拡散、及び適用可能な場合、空間的Rxパラメータに対して疑似コロケーションであると仮定する。
UEは、任意の他のSS/PBCHブロック伝送に対しては、疑似コロケーションを仮定しない場合もある。
「CSI-RS」設定がなく、特に設定されない限り、UEは、「PDSCH DM-RS」及びSS/PBCHブロックが、ドップラー偏移、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、及び適用可能な場合、空間的Rxパラメータに対して疑似コロケーションであると仮定する。
UEは、同じCDMグループ内の「PDSCH DM-RS」は、ドップラー偏移、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散及び空間Rxに対して疑似コロケーションであると仮定する。
UEは、また、PDSCHと関連付けられた「DM-RS」ポートが「QCL Type A、Type D」(適用可能な場合)及び平均利得とQCLであると仮定できる。
UEは、また、「DM-RS」がSS/PBCHブロックと衝突しないと仮定することもできる。
特定の実施形態において、UE(例えば、UE116)は、UEと与えられたサービングセルに対して意図されたDCIを有する検出されたPDCCHによってPDSCHをデコーディングするために上位層パラメータ「PDSCH-Config」内の最大M個のTCI(transmission configuration indication)-状態設定のリストで設定される。
ここで、Mは、UE能力「maxNumberConfiguredTCIstatesPerCC」に依存する。
各「TCI-State」は、1つ又は2つのダウンリンク基準信号とPDSCHの「DM-RS」ポート、PDCCHの「DM-RS」ポート又は「CSI-RS」リソースの「CSI-RS」ポート間のQCL関係を設定するためのパラメータを含む。
疑似コロケーション関係は、上位層パラメータである第1「DL RS」に対する「qcl-Type1」及び第2「DL RS」(設定された場合)に対する「qcl-Type2」によって設定される。
2つの「DL RS」の場合、基準が同じ「DL RS」であるか又は他の「DL RS」であるかにかかわらず、QCLタイプは同じでない必要がある。
各「DL RS」に対応する疑似コロケーションタイプは、「QCL-Info」の上位層パラメータ「qcl-Type」によって提供され、次の内の1つの値を有し得る、「QCL-TypeA」と表記された最初の値は、{ドップラー偏移、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散}に対応する。
「QCL-TypeB」と表記された2番目の値は、{ドップラー偏移、ドップラー拡散}に対応する。
「QCL-TypeC」と表記された3番目の値は、{ドップラー偏移、平均遅延}に対応する。
「QCL-TypeD」と表記された4番目の値は、{空間Rxパラメータ}に対応する。
UEは、最大N個まで(例えば、N=8個のTCI状態をDCIフィールド「Transmission Configuration Indication」のコードポイントに)マッピングするためのMAC制御要素(MAC-CE)活性化命令を受信する。
「MAC-CE」活性化命令を伝達するPDSCHに対応するHARQ(hybrid automatic repeat request) ACK(acknowledgement)情報がスロットnへ送信される場合、DCIフィールド「Transmission Configuration Indication」のTCI状態とコードポイントの間の提示されたマッピングがMAC-CE適用時間以後に適用されることができ、例えば、スロット
Figure 2024511268000002
以後の最初のスロットから開始し、ここで、
Figure 2024511268000003
は、サブキャリア間隔(SCS)設定μに対するサブフレームあたりスロット数である。
gNB(BS102など)は、セル帯域幅内で又はキャリアの周波数スパン内で複数のSSBを送信する。
互いに異なる周波数位置で送信されるSSBのPCIは、互いに異なるPCIを有し得る。
SSBがRMSIのようなSIBと関連付けられる場合、該SSBを「CD-SSB」(Cell-Defining SSB)と称する。
プライマリセル(PCell)は、同期ラスタ上に位置するCD-SSBに関連付けられる。
UEの観点から、各サービングセルは、せいぜい単一のSSBと関連付けられる。
「RRC_CONNECTED」状態にあるUE(例えば、UE116)の場合、サービングセルによってUEに設定されたBWPは、キャリア内の他のセルによって他のUEに対して設定されたBWPと周波数がオーバーラップされる場合がある。
「CORESET#0」は、少なくともSIB1スケジューリングのためのPDCCH伝送に使用される制御リソースセットを意味する。
「CORESET#0」は、MIB又はUE専用RRCシグナリングによって設定される。
システム情報(SI)は、MIBと複数のSIBを含むことに留意する。
最小SIには初期アクセスに必要な情報と任意の他のSIを取得するための情報が含まれる。
最小SIは、MIBと第1SIB(SIB1)で構成される。
ここで、MIBにはセル禁止状態情報と追加システム情報(例えば、「CORESET#0」設定。MIBがBCHを介して周期的にブロードキャストする)を受信するために必要なセルの必須物理層情報が含まれる。
また、SIB1は、他のシステム情報ブロックのスケジューリングを定義し、初期アクセスに必要な情報を含む。
SIB1は、RMSI(Remaining Minimum SI)とも称し、「DL-SCH」を介して周期的にブロードキャストされるか又は「DL-SCH」を介して「RRC_CONNECTED」状態のUEにUE専用方式で送信される。
他のSIBは、「DL-SCH」で周期的にブロードキャストされるか、「DL-SCH」で、オンデマンドでブロードキャストされるか(すなわち、「RRC_IDLE」、「RRC_INACTIVE」又は「RRC_CONNECTED」にあるUEの要求時に)、「DL-SCH」で専用方式で「RRC_CONNECTED」状態のUEに(すなわち、「RRC_CONNECTED」にあるUEからの要求時に(ネットワークによって設定された場合又はUEが共通探索空間が設定されていない活性BWPを有するとき)提供される。
UEによるキャンピングのために考慮されるセル/周波数の場合、UEは、他のセル/周波数層から該当セル/周波数のMIB/SIB1のコンテンツを取得する必要がない。
これは、UEが以前に訪問したセル(ら)から記憶されたSIを適用する場合を排除しない。
UEが該当セルから受信することによってセルのMIB/SIB1の全体コンテンツを決定できない場合、UEは該当セルが禁止されたとみなすべきである。
帯域幅適応及びBWP動作の場合、UEは、活性BWPでのみSIを取得する。
初期BWPは、例えば、周波数ドメインで24、48、又は96RBであり得る。
MIBは、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)にマッピングされ、BCHで伝達されるが、一方で、他の全てのSIメッセージは、BCCHにマッピングされてダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)で動的に伝達される。
UEがセルにキャンピングされることが許容されるためには、UEは、該当セルからMIB/SIB1を取得しなければならない。
システムにはMIB/SIB1をブロードキャストしないセルがあり得るので、UEはこのようなセルにキャンピングすることができない。
DAPS(Dual Active Protocol Stack)ハンドオーバは、ハンドオーバのためのRRCメッセージを受信した後、及びターゲットgNBへのランダムアクセス成功後、ソースセルを解除するまでソースgNB接続を維持するハンドオーバ手順を意味する。
MACエンティティは、セルグループ毎に定義され、1つはマスターセルグループ(master cell group:MCG)に対するものであって、他の1つはセカンダリセルグループ(secondary cell group:SCG)に対するものである。
UEがDAPSハンドオーバに設定される場合、UEに対して2つのMACエンティティが考慮でき、1つはソースセル(ソースMACエンティティ)に対するものであって、他の1つはターゲットセル(ターゲットMACエンティティ)に対するものである。
また、CAは、さらに広い帯域幅動作のためのフレームワークであって、ここで、UEは、コンポーネントキャリア(component carrier:CC)という多重キャリア/セルで、並列的に送信及び/又は受信する。
CA動作は、CCの周波数配置のために、帯域-間CCのみならず帯域-内連続又は非連続的CCを含み得る。
CA動作は、PHY及びMAC層(L1及びL2)で見られるが、上位層にトランスペアレントである。
CAでは、2つ以上のCCがアグリゲーションされる。
UEは、自らの能力によって1つ又は複数のCCで同時に受信又は送信する。
例えば、CAに対する単一タイミングアドバンス能力を持つUEは、同じタイミングアドバンスを共有する複数のサービングセル(1つのタイミングアドバンスグループ(TAG)にグループ化された複数のサービングセル)に対応する複数のCCで同時に受信及び/又は送信する。
他の例において、CAに対する多重タイミングアドバンス能力を持つUEは、互いに異なるタイミングアドバンスを持つ多重サービングセル(多重TAGにグループ化された多重サービングセル)に対応する多重CCで同時に受信及び/又は送信する。
「NG-RAN」は、各TAGが少なくても1つのサービングセルを含むことを保証する。
さらに他の例において、非-CA可能UEは、1つのサービングセル(1つのTAGで1つのサービングセル)にのみ対応する単一CCで受信及び送信する。
CA動作のために、フレームタイミング及びシステムフレーム番号(SFN)がアグリゲーション可能なセル全体にわたって整列されるか、又はPCell/PSCell(primary secondary cell)とSCell(secondary cell)の間のスロット倍数のオフセットがUEに対して設定される。
例えば、UEに対して設定されるCCの最大数は、DLの場合16個、UL(uplink)の場合16個である。
UL/DLキャリア対(FDD(Frequency Division Duplex)帯域)又は双方向キャリア(TDD(Time Division Duplex)帯域)と共に、UEは、補充アップリンクSUL(Supplementary Uplink)を設定する。
SULは、UEが補充アップリンク又は補充されるキャリアのアップリンクの内の1つを介して送信するようにスケジューリングされ得るが、同時に両方では送信しないという点ではアグリゲーションされたアップリンクと異なる。
CAが設定されると、UEは、ネットワークと1つのRRC接続のみを有する。
RRC接続確立/再確立/ハンドオーバで、1つのサービングセルがNAS(non-access stratum)移動性情報を提供し、RRC接続再確立/ハンドオーバで、1つのサービングセルがセキュリティ入力を提供する。
これをプライマリセル(Primary Cell:PCell)と称する。
UE能力によって、セカンダリセル(SCell)がPCellと共にサービングセルセットを形成するように設定される。
したがって、UEに対して設定されるサービングセルセットは、1つのPCellと1つ以上のSCellを含む。
SCellの再設定、追加及び除去は、RRCによって行われる。
NR-内ハンドオーバ及び「RRC_INACTIVE」からの接続再開の間に、ネットワークは、ターゲットPCellと共に使用するSCellを追加、除去、維持、又は再設定することもできる。
新しいSCellを追加する場合、SCellに必要な全てのシステム情報を送信するために専用RRCシグナリングが使用され、すなわち、接続モードにある間、UEは、SCellから直接ブロードキャストシステム情報を得る必要がない。
PCellでの帯域幅適応(bandwidth adaptation、BS)を可能にするために、gNB(例えば、BS102)は、UL及び「DL BWP」(ら)をUE(例えば、UE116)に設定する。
CAの場合、SCellでのBAを活性化するために、gNBは最小限(DL BWP)(すなわち、ULでは無い場合もある)をUEに設定する。
PCellの場合、初期アクセスに使用されるBWPがシステム情報を介して設定される。
SCell(ら)の場合、初期活性化後、使用されるBWPが専用RRCシグナリングを介して設定される。
ペアードスペクトル(paired spectrum)では、DL及びULがBWPを独立的にスイッチングする。
アンペアードスペクトル(unpaired spectrum)では、DL及びULがBWPを同時にスイッチングする。
設定されたBWPの間のスイッチングは、RRCシグナリング、DCI、非活性タイマーを介して、又はランダムアクセスが開始するときに発生する。
非活性タイマーがサービングセルに対して設定された場合、該当セルと関連付けられた非活性タイマーが満了すると、活性BWPがネットワークによって設定されたデフォルトBWPにスイッチングされる。
サービングセルがSULに設定された場合を除いて、セルあたり最大1つの活性BWPがある場合があり、この場合、各ULキャリアに最大1つがあり得る。
特定の実施形態において、CAが設定されたとき、合理的なUEバッテリ消費を可能にするために、Cellの活性化/非活性化メカニズムがサポートされる。
SCellが非活性化されると、UEは、対応するPDCCH又はPDSCHを受信する必要がなく、対応するアップリンクで送信せず、CQI(Channel Quality Indicator)測定を行う必要もない。
逆に、SCellが活性化されると、UEは、PDSCH及びPDCCHを受信することができ(UEが該SCellからPDCCHをモニタリングするように設定された場合)CQI測定を行うことができると予想される。
「NG-RAN」は、PUCCH(physical uplink control channel) SCell(PUCCHに設定されたセカンダリセル)が非活性化される間、セカンダリPUCCHグループ(PUCCHシグナリングが「PUCCH SCell」のPUCCHと関連付けられたSCellグループ)のSCellが活性化されないように保証する。
「NG-RAN」は、「PUCCH SCell」が変更又は除去される前に「PUCCH SCell」にマッピングされたSCellが非活性化されることを保証する。
サービングセルセットを再設定するとき、該セットに追加されるSCellは、初期に活性化又は非活性化され、該セットに残っている(変更されなかったか又は再設定された)SCellは、それらの活性化状態を変更しない(活性化に又は非活性化に)。
「RRC_INACTIVE」でハンドオーバ又は接続再開時に、SCellが活性化されるか又は非活性化される。
特定の実施形態において、BAが設定されたとき、合理的なUEバッテリ消費を可能にするために、各アップリンクキャリアに対する1つの「UL BWP」と1つの「DL BWP」のみが又は1つの「DL/UL BWP」対のみが活性サービングセルで一度に活性化され、UEが設定した他の全てのBWPは非活性化される。
非活性化されたBWPで、UEは、PDCCHをモニタリングせず、PUCCH、PRACH(physical random access channel)及び「UL-SCH」を介して送信しない。
特定の実施形態において、CAが設定されるとき、迅速なSCell活性化を可能にするために、SCellに対して1つの休眠BWPが設定される。
活性化されたSCellの活性BWPが休眠BWPの場合、UEは、SCellでのPDCCHモニタリングを中止するが、CSI測定、AGC、及びビーム管理を継続的に行う(設定された場合)。
1つ以上のSCell(ら)又は1つ以上のSCellグループ(ら)に対する休眠BWPに入る/出ることを制御するためにDCIが使用される。
休眠BWPは、専用RRCシグナリングを介してネットワークによって設定されたUEの専用BWPの内の1つである。
SpCell及び「PUCCH SCell」は、休眠BWPに設定されない。
CIFを使用したクロス-キャリアスケジューリングは、サービングセルのPDCCHが他のサービングセル上のリソース(例えば、データ送信及び/又は受信のために)をスケジューリングするように許容するが、現在の標準では次のような制限事項がある。
例示的な一制限事項は、クロス-キャリアスケジューリングがPCellに適用されることができないこと(すなわち、PCellは、自らのPDCCHを介してスケジューリングされ得ること)を含む。
一部の例において、PCellは、SCellによってクロススケジューリングされることもできる。
さらに他の例示的な制限事項において、SCellがPDCCHに設定される場合、該当セルのPDSCH及びPUSCHは、該SCell上のPDCCHによってスケジューリングされる。
さらに他の例示的な制限事項において、SCellがPDCCHに設定されなかった場合、該当セルのPDSCH及びPUSCHは他のサービングセル上のPDCCHによってスケジューリングされる。
さらに他の例示的な制限事項においては、スケジューリングPDCCH及びスケジューリングされたPDSCH/PUSCHが同じ又は異なるヌメロロジを使用できる。
クロス-キャリアスケジューリングは、数個のサービングセル(スケジューリングセルと称する)でPDCCHモニタリング及び/又は受信を許容するが、一方で、受信されるPDCCHは、データ送信及び/又は受信などを全てのサービングセル(スケジューリングされたセルと称する)でスケジューリングすることに対応する。
PDCCHは、PDSCHを介したDL伝送及びPUSCHを介したUL伝送をスケジューリングするために使用される。
例えば、PDCCH上のDCIは、
(i)DL-SCHと関連付けられた少なくとも変調及びコーディングフォーマット、リソース割り当て、及びハイブリッド-ARQ情報を含むダウンリンク割り当て、及び
(ii)UL-SCHと関連付けられた少なくとも変調及びコーディングフォーマット、リソース割り当て及びハイブリッド-ARQ情報を含むアップリンクスケジューリンググラントを含む。
スケジューリングの他にも、PDCCHは、次の内のいずれか1つをために使用される。
(i)設定されたグラントで設定されたPUSCH送信の活性化及び非活性化、
(ii)PDSCH半持続的送信の活性化及び非活性化、
(iii)スロットフォーマットを1つ以上のUEに通知、
(iv)UEが送信が自らのためのものでないと仮定できるPRB(ら)及びOFDMシンボル(ら)を1つ以上のUEに通知、
(v)PUCCH及びPUSCHに対する送信電力制御(TPC)命令の送信、
(vi)1つ以上のUEによるSRS送信のための1つ以上のTPC命令の送信、
(vii)UEの活性帯域幅部分スイッチング、
(viii)ランダムアクセス手順の開始、
(ix)DRX(discontinuous reception)オン-デュレーションの次の発生の間PDCCHをモニタリングするようにUE(ら)に指示、及び/又は
(x)統合アクセス及びバックホール(IAB)コンテキストで、IAB-DUのソフトシンボルに対する可用性の指示。
特定の実施形態において、UE(例えば、UE116)は、対応する探索空間構成によって1つ以上の構成された「COntrol REsource SET」(CORESET)で構成されたモニタリングオケージョンでPDCCH候補セットをモニタリングする。
CORESETは1~3OFDMシンボルの時間デュレーションを持つPRBセットに設定される。
リソースユニットREG(resource element group)及びCCE(control channel element)は、各CCEがREGセットで設定されたCORESET内に定義される。
制御チャネルは、CCEのアグリゲーションによって形成される。
制御チャネルに対する互いに異なるコードレートが互いに異なる数のCCEをアグリゲーションすることによって実装される。
インターリーブ及び非-インターリーブCCE-REGマッピングがCORESETでサポートされる。
ポーラーコーディングがPDCCHに使用され得ることに留意する。
PDCCHを伝達する各リソース要素グループは、自らのDMRSを伝達する。
QPSK変調がPDCCHに使用される。
UEは、モニタリングされたDCIフォーマットによってモニタリングが各PDCCH候補をデコーディングすることを意味する対応する探索空間セットによるPDCCHモニタリングに設定された各々の活性化されたサービングセルの活性(DL BWP)上の1つ以上のCORESETでPDCCH候補セットをモニタリングする。
UEがサービングセルに対する「monitoringCapabilityConfig-r16」が提供された場合、UEは、
(i)「monitoringCapabilityConfig-r16=r15monitoringcapability」の場合、スロットごとに、又は
(ii)「monitoringCapabilityConfig-r16=r16monitoringcapability」の場合、スパンごとに最大数のPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEに対してサービングセル上のPDCCHをモニタリングさせる指示を取得する。
UEが「monitoringCapabilityConfig-r16」を提供されなかった場合、UEはスロットごとにサービングセル上のPDCCHをモニタリングする。
UEは、μ=0及びμ=1のSCS設定あたり組み合わせ(X,Y)=(2,2),(4,3)及び(7,3)の内の1つ以上によってPDCCHをモニタリングする能力を示す。
スパンは、UEがPDCCHをモニタリングするように設定されたスロットで連続的なシンボルの数である。
各PDCCHモニタリングオケージョンは、1つのスパン内にある。
組み合わせ(X,Y)によってUEがセル上のPDCCHをモニタリングする場合、UEはスロット全体を含む、
2つの連続スパンの最初のシンボルの間で、Xシンボルの最小時間分離を有するスロットの任意のシンボルでPDCCHモニタリングオケージョンをサポートする。
スパンは、PDCCHモニタリングオケージョンが開始する最初のシンボルから開始し、PDCCHモニタリングオケージョンが終わる最終シンボルで終わり、スパンのシンボル数は最大Yである。
UEが複数の(X,Y)組み合わせによってPDCCHをモニタリングする能力を示し、セル上のPDCCHモニタリングのためのUEに対する探索空間セットの設定の結果、複数の組み合わせ(X,Y)の内の1つ以上に対するXの値以上である各々の2つの連続PDCCHモニタリングスパンの分離を招く場合、表10.1-2A及び表10.1-3Aに定義された
Figure 2024511268000004
及び
Figure 2024511268000005
の最も大きい最大数と関連付けられた、1つ以上の組み合わせ(X,Y)からの組み合わせ(X,Y)によって、UEは、セル上のPDCCHをモニタリングする。
サービングセルの活性(DL BWP)上のスロットあたり又はスパンあたりPDCCHモニタリングのためのUE能力は、UEがサービングセルの活性(DL BWP)上の、スロットごとに又はスパンごとにそれぞれモニタリングできるPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの最大数によって定義される。
UEが、「UE-NR-Capability」で4個のサービングセルより大きいキャリアアグリゲーション能力を示す場合、UEが4個より多いセルに対するキャリアアグリゲーション動作のために設定されるとき、UEがスロットごとにモニタリングできるPDCCH候補の最大数に対する指示を、「UE-NR-Capability」に含む。
UEが「NR-DC」動作に対して設定されなかった場合、UEは
Figure 2024511268000006
ダウンリンクセルに対応するスロットあたりPDCCH候補の最大数をモニタリングする能力を決定する。
この例で、
Figure 2024511268000007
は、UEが「pdcch-BlindDetectionCA」を提供しない場合、設定されたダウンリンクセルの数であり、そうでない場合、
Figure 2024511268000008
は、「pdcch-BlindDetectionCA」の値である。
UEが「UE-NR-Capability」で4個のサービングセルより大きいキャリアアグリゲーション能力を示し、UEが任意のダウンリンクセルに対する「monitoringCapabilityConfig-r16」を提供されない場合、又はUEがPDCCHをモニタリングする全てのダウンリンクセルに対する「monitoringCapabilityConfig-r16=r15monitoringcapability」を提供された場合、UEが4個より多いセルに対するキャリアアグリゲーション動作のために設定されるとき、UEは、スロットあたりモニタリングできるPDCCH候補の最大数及びノンオーバーラップCCEの最大数に対する指示を「UE-NR-Capability」に含む。
UEが、「NR-DC」動作に対して設定されなかった場合、UEは
Figure 2024511268000009
ダウンリンクセルに対応するスロットあたりPDCCH候補の最大数及びノンオーバーラップCCEの最大数をモニタリングする能力を決定し、この例で、
Figure 2024511268000010
は、UEが「pdcch-BlindDetectionCA」を提供しない場合は、
Figure 2024511268000011
で、ここで、
Figure 2024511268000012
は、設定されたダウンリンクセルの数であり、そうでない場合、
Figure 2024511268000013
は、「pdcch-BlindDetectionCA」の値である。
サービングセルでUEに対して設定された各「DL BWP」に対して、UEは、上位層シグナリングによって次を提供する「CORESETPoolIndex」が提供されていない場合、又は「CORESETPoolIndex」が提供され、「CORESETPoolIndex」の値が全てのCORESETに対して同じ場合、
P≦3 CCORESET。
代替的には、UEは、上位層シグナリングによって次を提供する「CORESETPoolIndex」が最初のCORESETに対して提供されていないか、「CORESETPoolIndex」が最初のCORESETに対して提供され「0」値を有し、2番目のCORESETに対して提供され「1」値を有する場合
P≦5 CORESET。
各CORESETに対して、UEは、「ControlResourceSet」によって様々なパラメータが提供される。
1つの例示的なパラメータは、「controlResourceSetId」による、CORESETインデックスPを含む。
ここで、「CORESETPoolIndex」が提供されていない場合、又は「CORESETPoolIndex」が提供され、「CORESETPoolIndex」の値が全てのCORESETに対して同じ場合、
0≦p<12である。
代替的には、「CORESETPoolIndex」が最初のCORESETに対して提供されていないか、「CORESETPoolIndex」が最初のCORESETに対して提供され「0」値を有し、2番目のCORESETに対して提供され「1」値を有する場合、
0<p<16である。
他の例において、パラメータは、「pdcch-DMRS-ScramblingID」による「DM-RS」スクランブリングシーケンス初期化値を含む。
他の例において、パラメータは、「precoderGranularity」による同じ「DM-RS」プリコーダの使用をUEが仮定できる周波数ドメインでREGの数に対するプリコーダグラニュラリティを含む。
他の例において、パラメータは、「duration」によって提供される連続的なシンボルの数を含む。
他の例において、パラメータは、「frequencyDomainResources」によって提供されるリソースブロックセットを含む。
他の例において、パラメータは、「cce-REG-MappingType」によって提供される「CCE-REG」マッピングパラメータを含む。
他の例において、パラメータは、各々のCORESETでPDCCH受信のための「DM-RS」アンテナポートの疑似コロケーション情報を指示する、「TCI-State」によって提供されるアンテナポート疑似コロケーションのセットからの、アンテナポート疑似コロケーションを含む。
ここで、UEが同時TCI状態活性化のための最大2つのセルリストを、「concurrentTCI-UpdateList-r16」又は「concurrentTCI-UpdateListSecond-r16」によって提供された場合、UEは、同じ活性化された「tci-StateID」値を有する「TCI-States」によって提供されるアンテナポート疑似コロケーションを、「MAC CE」命令によって提供されるサービングセルインデックスから決定されたリストにある全ての設定されたセルの全ての設定された「DL BWP」でインデックスpを有するCORESETに適用する。
さらに他の例において、パラメータは、「tci-PresentInDCI」又は「tci-PresentInDCI-ForDCIFormat1_2」による、PDSCH受信をスケジューリングするか、SPS(semi-persistent scheduling) PDSCH解除を指示し、CORESET(p)内のPDCCHによって送信されるDCIフォーマット(1_0)以外の、DCIフォーマットに対するTCI(transmission configuration indication)フィールドの存在又は不存在に対する指示を含む。
特定の実施形態において、「precoderGranularity=allContiguousRBs」の場合、UEは、
(i)周波数で連続的でないリソースブロックの4個より多いサブセットを含むCORESETのリソースブロックセットを設定されること、
(ii)CORESETの任意のREが「lte-CRS-ToMatchAround」、又は「LTE-CRS-PatternList-r16」から決定される任意のREとオーバーラップされるか、又はSS/PBCHブロックの任意のREとオーバーラップされること、又は
(iii)その両方が行われることを予想しない。
サービングセルの「DL BWP」にある各CORESETに対して、各々の「frequencyDomainResources」がビットマップを提供する。
例えば、CORESETが、「freqMonitorLocation-r16」に設定された任意の探索空間セットと関連付けられない場合、ビットマップのビットは、開始共通RB位置
Figure 2024511268000014
を有する
Figure 2024511268000015
PRBの「DL BWP」帯域幅でPRBインデックスの昇順で、6個の連続PRBからなるノンオーバーラップグループと一対一マッピングを有し、ここで、6個のPRBの最初のグループの最初の共通RBは、「rb-Offset-r16」が提供されていない場合、共通RBインデックス
Figure 2024511268000016
を有するか、又は6個のPRBの最初のグループの最初の共通RBは、共通RBインデックス
Figure 2024511268000017
を有し、
ここで、
Figure 2024511268000018
は、「rb-Offset-r16」によって提供される。
他の例において、CORESETが「freqMonitorLocation-r16」に設定された少なくとも1つの探索空間セットと関連付けられている場合、ビットマップの最初の
Figure 2024511268000019
ビットは、開始共通RB位置
Figure 2024511268000020
[REF4]を有する
Figure 2024511268000021
PRBの「DL BWP」帯域幅で各RBセットkにあるPRBインデックスの昇順で、6個の連続PRBからなるノンオーバーラップグループと一対一マッピングを有する。
ここで、6個のPRBからなる最初のグループの最初の共通RBは、
Figure 2024511268000022
で、kは、探索空間セットに対して提供されていない場合、「freqMonitoringLocations-r16」によって指示され、そうでない場合、k=0である。
Figure 2024511268000023
は、下記に示す数式1に記載された、「DL BWP」に対するRBセット0で使用可能なPRBの数であって、
Figure 2024511268000024
は、「rb-Offset-r16」によって提供されるか、「rb-Offset-r16」が提供されていない場合には
Figure 2024511268000025
である。
Figure 2024511268000026
インデックス0を持つCORESET以外のCORESETに対して、次のような2種のアプローチの内の1つが行われる。
第1アプローチで、UEがCORESETに対して「tci-StatesPDCCH-ToAddList」及び「tci-StatesPDCCH-ToReleaseList」によってTCI状態(ら)の設定を提供されていない場合、又は「tci-StatesPDCCH-ToAddList」及び「tci-StatesPDCCH-ToReleaseList」によってCORESETに対する1つより多いTCI状態の初期設定を提供されたが、[REF5]に記載されたTCI状態の内の1つに対する「MAC CE」活性化命令を受信していない場合、UEは、PDCCH受信と関連付けられた「DM-RS」アンテナポートが初期アクセス手順の間にUEが識別したSS/PBCHブロックと疑似コロケーションにあると仮定する。
他のアプローチで、UEが[REF6]に記載された同期化手順を含む再設定の一部としてCORESETに対する「tci-StatesPDCCH-ToAddList」及び「tci-StatesPDCCH-ToReleaseList」による1つより多いTCI状態の設定を提供されたが、[REF5]に記載されたTCI状態の内の1つに対する「MAC CE」活性化命令を受信していない場合、UEは、PDCCH受信と関連付けられた「DM-RS」アンテナポートが[REF6]に記載された同期化手順を含む再設定によって開示されたランダムアクセス手順の間にUEが識別した「CSI-RS」リソース又はSS/PBCHブロックと疑似コロケーションにあると仮定する。
インデックス0を持つCORESETに対して、UEは、CORESET内のPDCCH受信のための「DM-RS」アンテナポートが以下と疑似コロケーションにあると仮定する。
(i)TCI状態によって設定された1つ以上の「DL RS」(ここで、TCI状態はCORESETに対する「MAC CE」活性化命令によって指示される(存在する場合))、又は
(ii)最直近のランダムアクセス手順以後にCORESETに対するTCI状態を指示する「MAC CE」活性化命令が受信されていない場合、非競争ランダムアクセス手順をトリガするPDCCH命令によって開始されていない最直近のランダムアクセス手順の間UEが識別したSS/PBCHブロック。
インデックス0を持つCORESET以外のCORESETに対して、UEがCORESETに対する単一TCI状態を提供された場合、又はUEがCORESETに対して提供されたTCI状態の内の1つに対して「MAC CE」活性化命令を受信した場合、UEは、CORESETでPDCCH受信と関連付けられた「DM-RS」アンテナポートはTCI状態によって設定された1つ以上の「DL RS」と疑似コロケーションにあると仮定する。
インデックス0を持つCORESETに対して、UEは、CORESETに対する「MAC CE」活性化命令によって提示されたTCI状態にある「CSI-RS」の「QCL-TypeD」がSS/PBCHブロックによって提供されると予想する。
この例で、UEがTCI状態の内の1つに対する「MAC CE」活性化命令を受信した場合、UEは、スロットの次の最初のスロット
Figure 2024511268000027
で活性化命令を適用し、ここで、kは、UEが活性化命令を提供するPDSCHに対する「HARQ-ACK」情報と共にPUCCHを送信するスロットで、μは、PUCCHに対するSCS設定である。
活性BWPは、活性化命令が適用されるとき、スロットの活性BWPに定義される。
サービングセルで、UEに設定された各「DL BWP」に対して、UEは、上位層によってS≦10探索空間セットを提供され、ここで、S探索空間セットからの各探索空間セットに対して、UEは、「SearchSpace」によって次のようなパラメータを提供する。
パラメータは、以下を含み得る。
例えば、パラメータは、「searchSpaceId」による、探索空間セットインデックスs(0<s<40)を含む。
他の例において、パラメータは、「controlResourceSetId」による探索空間セットsと「CORESET p」の間の関連を含む。
他の例において、パラメータは、「monitoringSlotPeriodicityAndOffset」による、kスロットのPDCCHモニタリング周期及びoスロットのPDCCHモニタリングオフセットを含む。
他の例において、パラメータは、「monitoringSymbolsWithinSlot」による、PDCCHモニタリングのためのスロット内のCORESETの最初のシンボル(ら)を示す、スロット内のPDCCHモニタリングパターンを含む。
他の例において、パラメータは、「duration」による探索空間セットsが存在するスロットの数を指示するT<ksスロットのデュレーションを含む。
他の例において、パラメータは、CCEアグリゲーションレベル1、CCEアグリゲーションレベル2、CCEアグリゲーションレベル4、CCEアグリゲーションレベル8、及びCCEアグリゲーションレベル16のそれぞれに対する、「aggregationLevel1」、「aggregationLevel2」、「aggregationLevel4」、「aggregationLevel8」、及び「aggregationLevel16」によるCCEアグリゲーションレベルLあたりPDCCH候補の数
Figure 2024511268000028
を含む。他の例において、パラメータはsearchSpaceTypeによる探索空間セットsがCSSセット又はUSSセットという指示を含む。
他の例において、探索空間セットsがUSSセットの場合、パラメータは、以下を含む1つ以上の指示を含む。
(i)DCIフォーマット(0_0)及びDCIフォーマット(1_0)に対するPDCCH候補をモニタリングさせる「dci-Format0-0-AndFormat1-0」による指示。
(ii)DCIフォーマット(2_0)及び対応するCCEアグリゲーションレベル対する、1つ又は2つのPDCCH候補をモニタリングするか、UEが探索空間セットに対して「freqMonitorLocation-r16」が提供された場合、RBセットあたり1つのPDCCH候補をモニタリングさせる「dci-Format2-0」による指示。
(iii)DCIフォーマット(2_1)に対するPDCCH候補をモニタリングさせる「dci-Format2-1」による指示。
(iv)DCIフォーマット(2_2)に対するPDCCH候補をモニタリングさせる「dci-Format2-2」による指示。
(v)DCIフォーマット(2_3)に対するPDCCH候補をモニタリングさせる「dci-Format2-3」による指示。
(vi)DCIフォーマット(2_4)に対するPDCCH候補をモニタリングさせる「dci-Format2-4」による指示。
(vii)DCIフォーマット(2_6)に対するPDCCH候補をモニタリングさせる「dci-Format2-6」による指示。
他の例において、探索空間セットsがUSSセットの場合、パラメータは、DCIフォーマット、DCIフォーマット(0_0)及びDCIフォーマット(1_0)に対する、又はDCIフォーマット(0_1)及びDCIフォーマット(1_1)に対するPDCCH候補をモニタリングさせる「dci-Formats」による指示、又はDCIフォーマット(0_0)及びDCIフォーマット(1_0)に対する、又はDCIフォーマット(0_1)及びDCIフォーマット(1_1)に対する、又はDCIフォーマット(0_2)及びDCIフォーマット(1_2)に対する、又は、UEが該当能力を示す場合、DCIフォーマット(0_1)、DCIフォーマット(1_1)、DCIフォーマット(0_2)及びDCIフォーマット(1_2)に対する、又はDCIフォーマット(3_0)に対する、又はDCIフォーマット(3_1)に対する、又はDCIフォーマット(3_0)及びDCIフォーマット(3_1)に対するPDCCH候補をモニタリングさせる「dci-Formats-Rel16」による指示を含む。
さらに他の例において、パラメータは、探索空間セットsに対する1つ以上のRBセットのインデックスを指示する、「freqMonitorLocation-r16」によるビットマップ(提供される場合)を含み、ここで、ビットマップの「MSB k」は、「DL BWP」のRBセット(k-1)に対応する。
ビットマップで指示されたRBセットkの場合、RBセット内に限定された周波数ドメインモニタリング位置の最初のPRBは
Figure 2024511268000029
によって提供され、ここで、
Figure 2024511268000030
は、RBセットkの最初の共通RBのインデックスであり[REF4]、
Figure 2024511268000031
は、「rb-Offset-r16」によって提供されるか、又は「rb-Offset-r16」が提供されていない場合は
Figure 2024511268000032
である。
ビットマップで該当値が「1」である各RBセットの場合、モニタリング位置に対する周波数ドメインリソース割り当てパターンは関連付けられたCORESET設定によって提供される「frequencyDomainResources」の最初の
Figure 2024511268000033
ビットに基づいて決定される。
「monitoringSymbolsWithinSlot」が全ての探索空間セットに対してUEがPDCCHをモニタリングする全てのスロットで同じ最大3個の連続シンボルのサブセットでPDCCHをモニタリングするようにUEに指示する場合、サブセットが3番目のシンボルの次に少なくとも1つのシンボルを含む場合、UEは、15kHz以外の「PDCCH SCS」に設定されると予想しない。
特定の実施形態において、UEは、互いに異なるスロットのシンボルにマッピングされるPDCCH候補になるCORESETに対する最初のシンボル及び複数の連続シンボルを提供されると予想しない。
特定の実施形態において、同じ探索空間セット又は互いに異なる探索空間セットに対して、CORESETデュレーションより小さい「0」でない個数のシンボルによって分離される同じCORESETで、活性(DL BWP)に対するどの2つのPDCCHモニタリングオケージョンも予想しない。
UEは、PDCCHモニタリング周期、PDCCHモニタリングオフセット、スロット内のPDCCHモニタリングパターンから活性(DL BWP)に対するPDCCHモニタリングオケージョンを決定する。
探索空間セットsに対して、
Figure 2024511268000034
の場合、UEは、番号n持つフレーム内の番号
Figure 2024511268000035
を持つスロット[REF1]にPDCCHモニタリングオケージョン(ら)が存在すると決定する。
UEは、スロットから開始し、T連続スロットの探索空間セットsに対するPDCCH候補をモニタリングし、次のk-T連続スロットの探索空間セットsに対するPDCCH候補をモニタリングしない。
CCEアグリゲーションレベルL∈{1,2,4,8,16}のUSSはCCEアグリゲーションレベルLに対するPDCCH候補セットによって定義される。
UEがサービングセルに対して「CrossCarrierSchedulingConfig」に設定された場合、キャリアインジケータフィールド値は、「CrossCarrierSchedulingConfig」によって指示される値に対応する。
UEがUSSでPDCCH候補をモニタリングするサービングセルの活性(DL BWP)に対して、UEがキャリアインジケータフィールドを設定されなかった場合、UEは、キャリアインジケータフィールドなしにPDCCH候補をモニタリングする。
UEがUSSでPDCCH候補をモニタリングするサービングセルの活性(DL BWP)に対して、UEがキャリアインジケータフィールドを設定された場合、UEは、キャリアインジケータフィールドを持つPDCCH候補をモニタリングする。
特定の実施形態において、UEが他のサービングセルの該当セカンダリセルに対応するキャリアインジケータフィールドでPDCCH候補をモニタリングするように設定された場合、UEは、セカンダリセルの活性(DL BWP)でPDCCH候補をモニタリングすると予想しない。
UEがPDCCH候補をモニタリングするサービングセルの活性(DL BWP)に対して、UEは、少なくとも同じサービングセルに対するPDCCH候補をモニタリングする。
「CORESET p」と関連付けられた探索空間セットsの場合、キャリアインジケータフィールド値nCIに対応するサービングセルの活性(DL BWP)に対するスロット
Figure 2024511268000036
にある探索空間セットの候補
Figure 2024511268000037
に対応するアグリゲーションレベルLに対するCCEインデックスが下記に示す数式2に記載されている。
Figure 2024511268000038
式(2)では、任意のCSSに対して、
Figure 2024511268000039
である。
また、式(2)では、USSの場合、
Figure 2024511268000040
、Yp,-1=nRNTI≠0、pmod3=0に対して、Ap=39827、pmod3=1に対して、Ap=39829、pmod3=2に対して、Ap=39839及びD=65537である。
また、式(2)で、i=0,・・・,L-1である。
式(2)の表現NCCE,pは、「CORESET p」での、RBセットあたり(ある場合)、0からNCCE,p-1まで番号が付けられたCCEの数である。
式(2)の表現nCIはPDCCHがモニタリングされるサービングセルに対してUEが「CrossCarrierSchedulingConfig」によってキャリアインジケータフィールドに設定された場合は、キャリアインジケータフィールド値で、そうでない場合、任意のCSSに対してnCI=0である。
式(2)で、
Figure 2024511268000041
で、ここで、
Figure 2024511268000042
は、UEがnCIに対応するサービングセルに対する探索空間セットsのアグリゲーションレベルLに対してモニタリングするように設定されるPDCCH候補の数である。
任意のCSSに対して、
Figure 2024511268000043
であることに留意する。
USSの場合、
Figure 2024511268000044
は、探索空間セットsのCCEアグリゲーションレベルLに対して設定された全てのnCI値に対する
Figure 2024511268000045
の最大値である。
式(2)で、nRNTIに使用されるRNTI値は、「C-RNTI」(cell-RNTI)である。
UEは、サービングセルあたり「C-RNTI」によってCRCスクランブリングされた最大3個サイズのDCIフォーマットを含む最大4個サイズのDCIフォーマットに対するPDCCH候補をモニタリングすると予想する。
UEは、該当活性(DL BWP)に対する各々の探索空間セットで設定されたPDCCH候補の数に基づいてサービングセルあたりDCIフォーマットに対するサイズの数をカウントする。
サービングセルnCIに対する活性(DL BWP)で「CORESET p」内のCCEセットを使用する探索空間セットSに対するインデックス
Figure 2024511268000046
を有するPDCCH候補は、探索空間セットS<Sに対するインデックス
Figure 2024511268000047
を持つPDCCH候補が存在する場合、モニタリングのためにカウントされていないか、又は同じCCEセットを使用するサービングセルnCIに対する活性(DL BWP)で「CORESET p」内に、インデックス
Figure 2024511268000048
を持つ(
Figure 2024511268000049
)PDCCH候補が存在する場合、PDCCH候補は同じスクランブリングを有し、PDCCH候補に対する該当DCIフォーマットは同じサイズを有し、そうでない場合、インデックス
Figure 2024511268000050
を持つPDCCH候補はモニタリング対象にカウントされる。
[REF3]の表10.1-2(以下で再現され表1と表記される)は、単一サービングセルと共に動作するためのSCS設定μを有する「DL BWP」においてUEに対するスロットあたり、モニタリングされるPDCCH候補の最大数
Figure 2024511268000051
を提供する。
特に、表1には単一サービングセルに対するSCS設定μ∈{0,1,2,3}を有する「DL BWP」においてスロットあたり、モニタリングされるPDCCH候補の最大数
Figure 2024511268000052
が記載されている。
Figure 2024511268000053
[REF3]の表10.1-2A(以下で再現され表2と表記される)は単一サービングセルと共に動作するためのSCS設定μを有する「DL BWP」においてUEに対するスパンあたり、モニタリングされるPDCCH候補の最大数
Figure 2024511268000054
を提供する。
特に、表2には単一サービングセルに対するSCS設定μ∈{0,1}を有する「DL BWP」において組み合わせ(X,Y)に対するスパンでモニタリングされるPDCCH候補の最大数
Figure 2024511268000055
が記載されている。
Figure 2024511268000056
[REF3]の表10.1-3(以下で再現され表3と表記される)は、UEが単一サービングセルと共に動作するためのスロットあたり対応するPDCCH候補をモニタリングすると予想されるSCS設定μを有する「DL BWP」においてノンオーバーラップされたCCEの最大数
Figure 2024511268000057
を提供する。
ここで、PDCCH候補に対するCCEはそれらが
(i)互いに異なるCORESETインデックスに対応する場合、又は
(ii)各PDCCH候補の受信のための互いに異なる最初のシンボルに対応する場合にノンオーバーラップされる。
特に表3には単一サービングセルに対するSCS設定μ∈{0,1,2,3}を有する「DL BWP」においてスロットあたりノンオーバーラップされたCCEの最大数
Figure 2024511268000058
が記載されている。
Figure 2024511268000059
[REF3]の表10.1-3A(以下で再現され表4と表記される)は、UEが単一サービングセルと共に動作するためのスパンあたり対応するPDCCH候補をモニタリングすると予想されるSCS設定μを有する「DL BWP」においてノンオーバーラップされたCCEの最大数
Figure 2024511268000060
を提供する。
特に、表4には単一サービングセルに対するSCS設定μ∈{0,1}を有する「DL BWP」において組み合わせ(X,Y)に対するスパンでのノンオーバーラップされたCCEの最大数
Figure 2024511268000061
が記載されている。
Figure 2024511268000062
UEがSCS設定μを持つ「DL BWP」を有する
Figure 2024511268000063
ダウンリンクセルに設定される場合(ここで、
Figure 2024511268000064
)、UEは、スケジューリングセルの活性(DL BWP)で、各スケジューリングされたセルに対するスロットあたり
Figure 2024511268000065
より多いノンオーバーラップCCE又は
Figure 2024511268000066
より多いPDCCH候補をモニタリングする必要がない。
UEがSCS設定μを持つ「DL BWP」を有する
Figure 2024511268000067
ダウンリンクセルに設定され(ここで、
Figure 2024511268000068
)、活性化されたセルの「DL BWP」が活性化されたセルの活性(DL BWP)であり、また、非活性化されたセルの「DL BWP」が非活性化されたセルに対する「firstActiveDownlinkBWP-Id」によって提供されるインデックスを持つ「DL BWP」である場合、UEは、(式(3)に記載された)PDCCH候補より多いもの又は(式(4)に記載された)
Figure 2024511268000069
ダウンリンクセルからスケジューリングセル(ら)の活性(DL BWP)(ら)でのスロットあたりノンオーバーラップCCEより多くをモニタリングする必要がない。
Figure 2024511268000070
Figure 2024511268000071
各スケジューリングされたセルに対して、UEは、スケジューリングセルのSCS設定μを持つ活性(DL BWP)でスロットあたり
Figure 2024511268000072
より多いノンオーバーラップCCE又は
Figure 2024511268000073
より多いPDCCH候補をモニタリングする必要がない。
UEが「pdcch-BlindDetectionCA」を報告しないか又は「BDFactorR」を提供されなかった場合、γ=Rである。
同様に、UEが「pdcch-BlindDetectionCA」を報告した場合、UEは、「BDFactorR」によってγ=1又はγ=Rを指示される。
特定の実施形態において、UE(例えば、UE116)がSCS設定μを使用してスケジューリングセル(ら)の活性(DL BWP)でモニタリングされる関連PDCCH候補と共に
Figure 2024511268000074
ダウンリンクセルに設定される場合(ここで
Figure 2024511268000075
)、UEは、スケジューリングセルの活性(DL BWP)で、次の内の少なくとも1つをモニタリングする必要がない。
すなわち、UEはスケジューリングセルが
Figure 2024511268000076
ダウンリンクセルからのものの場合、各スケジューリングされたセルに対するスロットあたり
Figure 2024511268000077
より多いノンオーバーラップCCE又は
Figure 2024511268000078
より多いPDCCH候補をスケジューリングセルの活性(DL BWP)でモニタリングする必要がない。
また、UEは、スケジューリングセルが
Figure 2024511268000079
ダウンリンクセルからのものの場合、各スケジューリングされたセルに対するスロットあたり
Figure 2024511268000080
より多いノンオーバーラップCCE又は
Figure 2024511268000081
より多いPDCCH候補をスケジューリングセルの活性(DL BWP)でモニタリングする必要がない。
また、UEは、スケジューリングセルが
Figure 2024511268000082
ダウンリンクセルからのものの場合、各スケジューリングされたセルに対する同じ「CORESETPoolIndex」値を持つCORESETに対するスロットあたり
Figure 2024511268000083
より多いノンオーバーラップCCE又は
Figure 2024511268000084
より多いPDCCH候補をスケジューリングセルの活性(DL BWP)でモニタリングする必要がない。
(i)UEが、「monitoringCapabilityConfig-r16」を提供されなかった又は「monitoringCapabilityConfig-r16=r15monitoringcapability」を提供されなかった
Figure 2024511268000085
ダウンリンクセルでUEが設定される場合、
(ii)UEがSCS設定μを使用してスケジューリングセル(ら)の活性(DL BWP)でモニタリングされる関連PDCCH候補に設定される場合(ここで
Figure 2024511268000086
)、及び
(iii)活性化されたセルの「DL BWP」が活性化されたセルの活性(DL BWP)で、非活性化されたセルの「DL BWP」が非活性化されたセルに対する「firstActiveDownlinkBWP-Id」によって提供されるインデックスを持つ「DL BWP」の場合、UEは、下記に示す数式(5)に記載されたPDCCH候補より多いもの又は下記に示す数式(6)に記載された
Figure 2024511268000087
ダウンリンクセルからスケジューリングセル(ら)の活性(DL BWP)(ら)でスロットあたりノンオーバーラップCCEより多いものをモニタリングする必要がない。
Figure 2024511268000088
Figure 2024511268000089
特定の実施形態において、各スケジューリングされたセルに対して、UEは、
Figure 2024511268000090
ダウンリンクセルからスケジューリングセルのSCS設定μを持つ活性(DL BWP)でスロットあたり
Figure 2024511268000091
より多いノンオーバーラップCCE又は
Figure 2024511268000092
より多いPDCCH候補をモニタリングする必要がない。
特定の実施形態において、各スケジューリングされたセルに対して、UEは、
Figure 2024511268000093
ダウンリンクセルからスケジューリングセルのSCS設定μを持つ活性(DL BWP)でスロットあたり
Figure 2024511268000094
より多いノンオーバーラップCCE又は
Figure 2024511268000095
より多いPDCCH候補をモニタリングする必要がない。
特定の実施形態において、各スケジューリングされたセルに対して、UEは、
Figure 2024511268000096
ダウンリンクセルからスケジューリングセルのSCS設定μを持つ活性(DL BWP)で同じ「CORESETPoolIndex」値を持つCORESETに対するスロットあたり
Figure 2024511268000097
より多いノンオーバーラップCCE又は
Figure 2024511268000098
より多いPDCCH候補をモニタリングする必要がない。
UEが「monitoringCapabilityConfig-r16=r16monitoringcapability」を提供された
Figure 2024511268000099
ダウンリンクセルと、SCS設定μを使用してスケジューリングセル(ら)の活性(DL BWP)でモニタリングされる関連PDCCH候補と、PDCCHモニタリングに対する組み合わせ(X,Y)を使用して
Figure 2024511268000100
ダウンリンクセルの
Figure 2024511268000101
(ここで
Figure 2024511268000102
)でのみUEが設定され、活性化されたセルの「DL BWP」が活性化されたセルの活性(DL BWP)であり、非活性化されたセルの「DL BWP」が非活性化されたセルに対する「firstActiveDownlinkBWP-Id」によって提供されるインデックスを持つ「DL BWP」の場合、UEは、
Figure 2024511268000103
より多いPDCCH候補(ここで、
Figure 2024511268000104
は、下記に示す数式(7)に記載される)又は
Figure 2024511268000105
より多いノンオーバーラップされたCCE(ここで、
Figure 2024511268000106
は、式(8)に記載される)をモニタリングする必要がない。
Figure 2024511268000107
ダウンリンクセルから全てのスケジューリングセルに対するPDCCHモニタリングオケージョンのユニオンの結果が組み合わせ(X,Y)によるPDCCHモニタリングとなり、セット内の任意の対のスパンがYシンボル内にある場合(ここで、最初のXシンボルがPDCCHモニタリングオケージョンを持つ最初のシンボルで開始し、次のXシンボルが最初のXシンボルに含まれないPDCCHモニタリングオケージョンを持つ最初のシンボルで開始される)、
Figure 2024511268000108
ダウンリンクセルから全てのスケジューリングセル(ら)の活性(DL BWP)(ら)でスパンセットあたり
Figure 2024511268000109
ダウンリンクセルから全てのスケジューリングセル(ら)の活性(DL BWP)(ら)でスパンセットあたり
Figure 2024511268000110
より多いノンオーバーラップされたCCEをモニタリングする必要がない。
同様に、UEは、
Figure 2024511268000111
ダウンリンクセルから全てのスケジューリングセルの活性(DL BWP)(ら)にわたるスパンセットあたり(各スパンセットに対してスケジューリングセルあたり最大1つのスパン、そうでない場合、
Figure 2024511268000112
がSCS設定jに設定されたセルの数である)
Figure 2024511268000113
より多いノンオーバーラップされたCCEをモニタリングする必要がない。
UEが「monitoringCapabilityConfig-r16=r15monitoringcapability」及び「monitoringCapabilityConfig-r16=r16monitoringcapability」をすべて提供されたダウンリンクセルに設定される場合、
Figure 2024511268000114

Figure 2024511268000115
で代替される。
Figure 2024511268000116
Figure 2024511268000117
特定の実施形態において、各スケジューリングされたセルに対して、UEは組み合わせ(X,Y)を使用して
Figure 2024511268000118
ダウンリンクセルから、スケジューリングセルのSCS設定μを持つ活性(DL BWP)で、スパン当たり
Figure 2024511268000119
より多いノンオーバーラップCCE又は
Figure 2024511268000120
より多いPDCCH候補をモニタリングする必要がない。
特定の実施形態において、UE(例えば、UE116)は、それぞれスロットあたり又はスパンあたり対応する最大数を超過するスロットあたり又はスパンあたりモニタリングされるPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの該当総数、又はスケジューリングされたセルあたり数からなるCSSセットを設定されると予想しない。
同じセルスケジューリング又はクロス-キャリアスケジューリングの場合、UE(例えば、UE116)は、PDCCH候補の数とセカンダリセルのスロットあたり又はスパンあたり対応するノンオーバーラップCCEの数が、UEがスロットあたり又はスパンあたりセカンダリセルでそれぞれモニタリングできる対応する数より大きいと予想しない。
UEが各スロットの最初のスパンを除いて、プライマリセルに対して「PDCCHMonitoringCapabilityConfig=r16monitoringcapability」を提供された場合、UEは、PDCCH候補の数とプライマリセルのスパンあたり対応するノンオーバーラップCCEの数が、UEがスパンあたりプライマリセルでモニタリングできる対応する数より大きいと予想しない。
クロス-キャリアスケジューリングの場合、モニタリングのためのPDCCH候補の数とスパンあたり又はスロットあたりノンオーバーラップCCEの数は、スケジューリングされたセルごとに個別的にカウントされる。
スロットn内又はスロットnのスパン内の全ての探索空間セットに対して、ICSSのカーディナリティを持つ一連のCSSセットをSCSSで表示し、JUSSのカーディナリティを持つ一連のUSSセットをSUSSで表示する。
USSでUSSセットの位置S(0≦j<JUSS)は、探索空間セットインデックスの昇順による。
CSSセットSCSS(i)に対するモニタリングのためにカウントされたPDCCH候補の数を
Figure 2024511268000121
(0≦i<ICSS)で表示し、USSセットSCSS(j)に対するモニタリングのためにカウントされたPDCCH候補の数を
Figure 2024511268000122
(0≦j<JUSS)で表示する。
CSSセットの場合、UEは、スロット又はスパンで総
Figure 2024511268000123
ノンオーバーラップCCEを要求する
Figure 2024511268000124
PDCCH候補をモニタリングする。
UEは、以下の擬似コード(pseudocode)によってプライマリセルに対する「PDCCHMonitoringCapabilityConfig」を提供されなかった場合又はプライマリセルに対する「PDCCHMonitoringCapabilityConfig=r15monitoringcapability」を提供された場合にスロットで、又はプライマリセルに対する「PDCCHMonitoringCapabilityConfig=r16monitoringcapability」を提供された場合、各スロットの最初のスパンでSCS設定μを持つ活性(DL BWP)を有するプライマリセルに対するUSSセットに対してモニタリングのためのPDCCH候補を割り当てる。
プライマリセル上でのスケジューリングのためのUSSセットの場合、UEが第1CORESETに対する「CORESETPoolIndex」を提供されるか、又は第1CORESETに対する「0」値を持つ「CORESETPoolIndex」を提供された場合、及び第2CORESETに対する「1」値を持つ「CORESETPoolIndexを提供された場合、そして、下記に示す数式(9)を満たすか、下記に示す数式10を満たす場合、次の擬似コード(下記に示すシンタックス(1)で表記される)が第1CORESETと関連付けられたUSSセットにのみ適用される。
UEは、モニタリングのために割り当てられたPDCCH候補なしで、USSセットでPDCCHをモニタリングすると予想しない。
次の擬似コードでは、UEがプライマリセルに対する「PDCCHMonitoringCapabilityConfig=r16monitoringcapability」を提供された場合、
Figure 2024511268000125
及び
Figure 2024511268000126

Figure 2024511268000127
及び
Figure 2024511268000128
でそれぞれ代替し、
Figure 2024511268000129
及び
Figure 2024511268000130

Figure 2024511268000131
及び
Figure 2024511268000132
でそれぞれ代替する。
Figure 2024511268000133
Figure 2024511268000134
下記に示すシンタックス(Syntax)(1)では、探索空間セットSUSS(j)に対するノンオーバーラップCCEのセットをVCCE(SUSS(j))で表示し、探索空間セットSUSS(j)に対するノンオーバーラップCCEがCSSセットに対するモニタリングのために割り当てられたPDCCH候補と全ての探索空間セットSUSS(k)(0≦k≦j)に対するモニタリングのために割り当てられたPDCCH候補を考慮して決定されるVCCE(SUSS(j))のカーディナリティをC(VCCE(SUSS(j)))で表示する。
Figure 2024511268000135
UEが、
(i)単一セル動作又は同じ周波数帯域でキャリアアグリゲーションを有する動作に設定され、
(ii)1つ以上のセルの活性(DL BWP)(ら)で同一又は互いに異なる「QCL-TypeD」属性を持つ複数のCORESETでのオーバーラップPDCCHモニタリングオケージョンでPDCCH候補をモニタリングする場合、UEは、CORESETでのみPDCCHをモニタリングする。
また、この例で、UEは、CORESETと同じ「QCL-TypeD」属性を持つ複数のCORESETからの任意の他のCORESETでのみ、1つ以上のセルの内の1つのセルの活性(DL BWP)でPDCCHをモニタリングする。
ここで、CORESETは、CSSを含む最も低いインデックスを持つセルで最も低いインデックスを持つCSSセットに対応し(存在する場合)、そうでない場合、最も低いインデックスを持つセルで最も低いインデックスを持つUSSセットに対応する。
最も低いUSSセットインデックスは、オーバーラップするPDCCHモニタリングオケージョンで少なくとも1つのPDCCH候補を有する全てのUSSセットに対して決定される。
CORESETを決定するために、SS/PBCHブロックが「CSI-RS」と他の「QCL-TypeD」属性を持つと見なされる。
CORESETを決定するために、第1セルのSS/PBCHブロックと関連付けられた最初の「CSI-RS」及びSS/PBCHブロックと関連付けられた第2セルの2番目の「CSI-RS」が同じ「QCL-TypeD」属性を持つと仮定される。
PDCCHモニタリングのためのノンオーバーラップCCE及びPDCCH候補の割り当ては、1つ以上のセルの活性(DL BWP)(ら)に対する複数のCORESETと関連付けられた全ての探索空間セットによる。
活性TCI状態の数は複数のCORESETから決定される。
特定の実施形態において、UEが、
(i)単一セル動作又は同じ周波数帯域でキャリアアグリゲーションを有する動作に設定され、
(ii)CORESETの内のいずれも「QCL-TypeD」を持つTCI-状態を持たない複数のCORESETでのオーバーラップPDCCHモニタリングオケージョンでPDCCH候補をモニタリングする場合、UEは、互いに異なるCORESETと関連付けられた探索空間セットに対するオーバーラップPDCCHモニタリングオケージョンでPDCCH候補をモニタリングしなければならない。
本発明の実施形態では、UEが2つ以上のスケジューリングセル上のサービングセルに対するPDCCHをモニタリングするように設定され得る様々なシナリオが考慮されるという点に留意する。
サービングセルは、PCell又はPSCell又はSpCellのようなプライマリセル又はセカンダリセル(SCell)であり得る。
2つ以上のスケジューリングセルは、プライマリセル又はセカンダリセルを含む。
スケジューリング動作又はPDCCHモニタリングは、セルフ-キャリアスケジューリング(self-scheduling)又はクロス-キャリアスケジューリングを示す。
一例において、サービングセルは、プライマリセルであり得、対応する2つのスケジューリングセルは、セルフ-キャリアスケジューリングのためのプライマリセル及びプライマリセルのクロス-キャリアスケジューリングのためのセカンダリセル(SCell)を含み、このようなSCellをスケジューリング/特殊SCell又は“sSCell”と称する。
他の例において、サービングセルは、第1SCellであり、対応する2つのスケジューリングセルは、
(i)第1SCellのクロス-キャリアスケジューリングのためのプライマリセル及びセルフ-キャリアスケジューリングのための第1SCell、
(ii)セルフ-キャリアスケジューリングのための第1SCell及び第1SCellのクロス-キャリアスケジューリングのための第1SCellと異なる第2SCell、
(iii)第1SCellのクロス-キャリアスケジューリングのためのプライマリセル及び第1SCellと異なる第2SCellの全て、又は
(iv)第1SCellのクロス-キャリアスケジューリングのための第1SCellと異なる第2SCellと第3SCellの全て。
さらに他の例において、UE(例えば、UE116)は、同一又は互いに異なるモニタリングオケージョン(MO)で複数のスケジューリングセル上のPDCCHをモニタリングできる。
例えば、UEはオーバーラップMOを含むMOで、2つのスケジューリングセル上のPDCCHをモニタリングするように設定され、ここで、第1及び第2スケジューリングセルは、同じサービング/スケジューリングされたセルに対するものである。
他の例において、UEは、第1スケジューリングセル上での第1セットの「PDCCH MO」、及び第2スケジューリングセル上での第2セットの「PDCCH MO」に設定される。
ここで、第1及び第2セットの「PDCCH MO」は、第1及び第2セットの「PDCCH MO」が互いに異なるスロットにあるか、又は互いに異なるスロットのスパンにある場合のように時間的にオーバーラップされない。
さらに他の例において、UEは、2つのスケジューリングセルに設定され、ここで、任意のスロット又はスパンは、DCIフォーマット又はMAC-CE命令のような、ネットワーク指示に基づいて最大1つのスケジューリングセル上での「PDCCH MO」を含む。
本発明でCAが考慮されているが、実施形態は、1つ又は複数のサービング/スケジューリングされた/スケジューリングセルで複数の送信及び受信ポイント(多重-TRP)を有するシナリオに同一に適用することができ、ここで、同じ及び/又は互いに異なる空間設定/関係/ビームが追加的に使用される。
本発明の実施形態では、スケジューリングされたセルに対して2つの(同時)スケジューリングセルがある場合に対するMBSを説明する。
これは図6のような、次の例及び実施形態で説明される。
図6は、本発明の実施形態によるスケジューリングされたセル上での2つのスケジューリングセルからのユニキャストPDSCH受信及び「MBS PDSCH」受信をスケジューリングするための例示的な方法600を示すフローチャートである。
図6の方法600のステップは、図1のUE(111~116)の内の任意のUE(例えば、図3のUE116)によって行われる。
方法600は、単なる説明のためのものであって、本発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が用いられ得る。
特定の実施形態において、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセルに対する複数のスケジューリングセルに設定される。
例えば、スケジューリングされたセルは、プライマリセルであって、プライマリセルとsSCellをスケジューリングセルとして有する。
UEは、また、マルチキャスト又はブロードキャストトラフィックと関連付けられるもののようなPDSCH受信をスケジューリングするためのCSSセットによってPDCCHをモニタリングするように設定される。
簡潔さのために、次の説明では、MBSという用語を使用する。
「MBS PDSCH」をスケジューリングするDCIフォーマットは、各DCIフォーマット内の該当インジケータフィールドに基づくか、各DCIフォーマットごとに異なるサイズに基づくか、各DCIフォーマットでCRCをスクランブリングするために異なるRNTIに基づいて、ユニキャストPDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットと区別する。
例えば、ユニキャストPDSCH受信をスケジューリングするDCIフォーマットは、「C-RNTI」によってスクランブリングされるCRCを有するが、一方で、「MBS PDSCH」受信をスケジューリングするDCIフォーマットは、「グループ-RNTI」(G-RNTI)によってスクランブリングされるCRCを有する。
UEが多重MBSトラフィックタイプに設定される場合、UEが各々の多重「G-RNTI」を提供するか、又はDCIフォーマットがトラフィックタイプを示す。
第1実装例において、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセル上でユニキャストPDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットを提供するPDCCHをモニタリングするための多重スケジューリングセル上の第1探索空間セット及びスケジューリングされたセル上で「MBS PDSCH」をスケジューリングするDCIフォーマットを提供するPDCCHをモニタリングするための単一スケジューリングセル上でのみの第2探索空間セットに設定され、例えば、単一のスケジューリングセル及びスケジューリングされたセルは、プライマリセル又はSCellである。
第2探索空間セットに対する制限の理由は、ユニキャストPDSCH及び「MBS PDSCH」の両方に対する共通動作を維持するためであって、ここで、CSSセットを使用するPDSCH受信のスケジューリングは、単一スケジューリングセルから単一スケジューリングされたセル(例えば、プライマリセル)でのみ行われる。
第2実装例において、UE(例えば、UE116)は、プライマリセル又はsSCellのようなスケジューリングされたセル上でユニキャストPDSCH又は「MBS PDSCH」をスケジューリングするDCIフォーマットを提供するPDCCHをモニタリングするための、プライマリセル又はsSCellのような、複数のスケジューリングセル上の探索空間セットに設定される。
sSCell上でのユニキャストPDSCH受信スケジューリングと関連付けられた探索空間セットは、USSセットのみである。
「MBS PDSCH」受信スケジューリングと関連付けられた探索空間セットは、CSSセットのみである。
第1アプローチで、「MBS PDSCH」受信は、スケジューリングされたセル上でのみ行われ、「MBS PDSCH」受信をスケジューリングするDCIフォーマットは、キャリアインジケータフィールドを含まない。
第2アプローチで、「MBS PDSCH」受信は、追加スケジューリングされたセル上で行われ、「MBS PDSCH」受信をスケジューリングするDCIフォーマットは、スケジューリングされたセルを指示するためのCIFを含む。
ユニキャストPDSCH受信をスケジューリングするCSSセットによってPDCCH受信によって提供されるDCIフォーマットは、CIFを含まず、ユニキャストPDSCH受信は、スケジューリングセルと同じスケジューリングされたセル上でのみ行われる(例えば、プライマリセル上でのみ)。
第3アプローチでは、互いに異なる「G-RNTI」又は互いに異なるDCIフォーマットサイズが同じスケジューリングセルからスケジューリングされる「MBS PDSCH」受信に対して互いに異なるスケジューリングされたセルと関連付けられる。
追加的には、任意の実装例において、「MBS PDSCH」受信をスケジューリングするDCIフォーマットのための探索空間セットと関連付けられた第1CORESETは、ユニキャストPDSCH受信をスケジューリングするDCIフォーマットのための探索空間セットと関連付けられた第2CORESETと異なる場合がある。
例えば、「MBS PDSCH」受信と関連付けられたTRPがユニキャストPDSCH受信と関連付けられたTRPと異なる場合があるため、第1CORESETでのPDCCH受信に対するTCI状態は、第2CORESETでのPDCCH受信に対するTCI状態と異なる場合がある。
類似の方法がMBSトラフィックに対するSPSPDSCHを活性化するDCIフォーマットに用いられることもでき、又はMBSトラフィックに対するSPSPDSCHの上位層設定に用いられることもできる。
図6に示す方法600は、本発明によるスケジューリングされたセル上での2つのスケジューリングセルからのユニキャストPDSCH受信及び「MBS PDSCH」受信をスケジューリングするための例示的な手順を説明したものである。
ステップ610にて、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセルに対する2つのスケジューリングセルで設定される。
例えば、スケジューリングセルは、プライマリセル及びsSCellであって、スケジューリングされたセルはプライマリセルである。
ステップ620にて、UEは、CSSセットによってPDCCHを受信し、ここで、PDCCHは、PDSCH受信をスケジューリングするDCIフォーマットを提供する。
ステップ630にて、UEは、PDSCHが「MBS PDSCH」であるか否かを決定する。
PDSCHが「MBS PDSCH」でなくユニキャストPDSCHの場合(ステップ630で決定される)、スケジューリングセルは、プライマリセルであり、スケジューリングされたセルは、プライマリセルであって、DCIフォーマットは、CIFを含まない(ステップ640)。
PDSCHが「MBS PDSCH」の場合(ステップ630で決定される)、スケジューリングセルは、プライマリセル又はsSCellのような任意のスケジューリングセルであり、DCIフォーマットがCIFを含む場合、スケジューリングされたセルは、プライマリセル又はsSCellのような任意のセルであり、そうでない場合、スケジューリングされたセルは、スケジューリングセルである(ステップ650)。
図6が方法600を示しているが、図6に対する様々な変更が行われ得る。
例えば、方法600が一連のステップで図に示しているが、様々なステップがオーバーラップしたり、並列的に発生したり、他の順序で発生したり、複数回発生したりしてもよい。
他の例において、ステップは、省略したり他のステップで代替してもよい。
例えば、方法600のステップは、他の順序で実行されてもよい。
本発明の実施形態では、また、対応するスケジューリングされたセル(ら)に対する非活性化されたスケジューリングセルの迅速な代替について説明する。
これは図7のような次の例及び実施形態で説明される。
図7は、本発明の実施形態によるスケジューリングされたセルに対する第1スケジューリングセルからスケジューリングされたセルに対する第2スケジューリングされたセルへスイッチングするための例示的な方法700を示すフローチャートである。
図7の方法700のステップは、図1のUE(111~116)の内の任意のUE(例えば、図3のUE116)によって行われる。
方法700は、単なる説明のためのものであって、本発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が用いられ得る。
特定の実施形態において、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセルに対するスケジューリングセルのセットに設定される。
ここでは、スケジューリングセルセットの1つのサブセットのみが一度に活性化されるので、スケジューリングされたセルに対する活性スケジューリングセルが非活性化されるか、活性(DL BWP)が休眠BWPに変更された場合、UEは、スケジューリングセルセットの内の他のスケジューリングセル上でスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングし、例えば、サービングgNBによる上位層再設定又は該当指示なしに、非活性化されていない最も小さいインデックスを持つスケジューリングセル又は活性(DL BWP)として非休眠BWPを有するスケジューリングセル上でPDCCHをモニタリングする。
このような手順は、スケジューリングセルが非活性されるか活性(DL BWP)を休眠(DL BWP)に変更する間、スケジューリングされたセル(ら)の円滑なスケジューリングに有利である。
一実装例において、UE(例えば、UE116)は、第1優先順位スケジューリングセルとして第1スケジューリングセルを有し、及び第2優先順位スケジューリングセルとして第2スケジューリングセルを有するスケジューリングされたセルに設定される。
例えば、優先順位は、スケジューリングセルの設定での別途のフィールドによって明示的に指示されるか、又はスケジューリングセルのインデックスによって暗示的に決定され、例えば、より小さいインデックスを持つスケジューリングセルは、より低い優先順位を有する。
例えば、UEは、第1スケジューリングセルが活性化され休眠(DL BWP)でない活性(DL BWP)を有する場合、第1スケジューリングセル上でスケジューリングされたセルに対するPDCCHモニタリングを行うと予想する。
第1スケジューリングセルが非活性化されるか、UEが第1スケジューリングセル上の活性(DL BWP)を休眠(DL BWP)に変更する場合、UEは、ネットワークからの追加的な指示がなくても、スケジューリングされたセルが第2スケジューリングセルによってスケジューリングされると予想し、その逆も可能である。
UEは、また、プライマリセルのような、活性化されたスケジューリングセルを有し得る。
第1スケジューリングセルから第2スケジューリングセルへのスケジューリングセルの変更(及びその逆)は、第2スケジューリングセルの状態によって、所定の時間以後に適用される。
第2スケジューリングセルが活性化され、UEに対する休眠(DL BWP)でない活性(DL BWP)を有する場合、該時間は、UEが第1スケジューリングセルの非活性化を判定するか、又は活性(DL BWP)から休眠BWPへの変更を判定するために必要な時間である。
第2スケジューリングセルが活性化され、UEに対して休眠(DL BWP)である活性(DL BWP)を有する場合、該時間は、追加的にBWPスイッチング遅延を含む。
第2スケジューリングセルが非活性化される場合、該時間は、時間-周波数追跡、AGCセトリング、CSI報告、MAC制御要素(CE)命令の適用時間(活性化が「MAC CE」によって行われる場合)などに必要な時間を追加的に含み得る。
例えば、UEがスロットnにあるPDSCHで第1スケジューリングセルの非活性化に対する「MAC CE」命令を受信するか、スロットnにある第1スケジューリングセルに対する活性(DL BWP)から休眠(DL BWP)への変更を示す
(i)DCIフォーマット(2_6)、
(ii)DCIフォーマット(0_1)、又は
(iii)DCIフォーマット(1_1)のようなDCIフォーマットを受信する場合、UEは、第1スロットで第2スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングし始める。
第1例で、第1スロットは、スロット
Figure 2024511268000136
以後のスロットであって、ここで、μは、UEがMAC-CE命令を伝達するPDSCHを受信したセルに対するSCS設定である。
第2例で、第1スロットは、REF8に定義されたように、スロットn以後のBWPスイッチング時間デュレーション以後のスロットである。
第3例で、第1スロットは、スロットn以後のPDSCH/PUSCH準備Tproc,1又はTproc,2と同じ時間デュレーション以後のスロットである。
第4例で、第1スロットは、第1スケジューリングセルに対する休眠を示すスロットnにあるPDCCHの最終シンボルからNシンボル以後のシンボルであって、ここで、NはPDCCH処理に対するUE能力に基づくもので、例えば、μ=0の場合N=5、μ=1の場合N=5.5、μ=2の場合N=11であって、そうでない場合、μ=0の場合N=10、μ=1の場合N=12、μ=2の場合N=22、μ=3の場合N=25であって、ここで、μはPDCCHに対するSCS設定に対応する。
さらに他の例において、第1スロットは、上記時間デュレーションの組み合わせである。
一実装例において、「MAC CE」命令によってSCellが非活性化されると、UEがスロットnにあるPDSCHで第1スケジューリングセルを非活性化する「MAC CE」命令を受信するか、又はスロットnで第1スケジューリングセルに対する休眠(DL BWP)を示す
(i)DCIフォーマット(2_6)、
(ii)DCIフォーマット(0_1)、又は
(iii)フォーマット(1_1)のようなDCIフォーマットを受信したスロットから所定の時間デュレーションの間、UEが第2スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングし始めるスロットまで。
一例において、UEは、第1スケジューリングセル又は第2スケジューリングセル上での、スケジューリングされたセルに対するPDCCHを受信すると予想しない。
他の例において、UEは、第1スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するPDCCHを受信し続ける。
その後、UEは、プライマリセルのようなスケジューリングされたセルに対する第3スケジューリングセル上でのPDCCHを受信し続ける。
UEは、所定の時間以後に、スケジューリングされたセル上での送信又は受信のスケジューリングのための又はスケジューリングされたセルに対応する他の指示のための、第2スケジューリングセルのような新しいスケジューリングセル上でのPDCCHをモニタリングする。
他の例において、スケジューリングされたセルに対する第1スケジューリングセルが活性化されるか、活性(DL BWP)が休眠(DL BWP)から非休眠(DL BWP)へ変更される場合、UEは、第1スケジューリングセルによってスケジューリングされたセルに対してスケジューリングされると予想し、所定の時間以後に第1スケジューリングセル上でのPDCCHをモニタリングする。
代替的には、UEは、第2スケジューリングセルによってスケジューリングされたセルに対して継続的にスケジューリングされ得る。
他の実装例において、サービングセルは、第1スケジューリングセル及び第2スケジューリングセルで設定され、ここで、第1又は第2スケジューリングセルは、時間オケージョンでスケジューリングされたセルに対するスケジューリングセルで、スケジューリングされたセルに対するスケジューリングセルとして第1及び第2スケジューリングセルの間の変更がUEに指示され、これは第1及び第2スケジューリングセルがすべて活性化され、各々の非休眠活性(DL BWP)を有する場合にも可能である。
例えば、該指示は、DCIフォーマットによって行われる。
例えば、該指示は、スケジューリングされたセルのグループに対するものである。
例えば、UEは、第1スケジューリングセルがPDCCH伝送のためにオーバーロードされない場合、第1スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングするように指示されることができ、そうでない場合、UEは、第2スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングするように指示される。
非活性化によるスケジューリングセルの変更又は活性(DL BWP)の非休眠から休眠への変更が追加的に適用され得る。
このようなメカニズムは、スケジューリングセル間のPDCCH負荷の動的負荷バランシングを可能にする。
一例において、UEに対するスケジューリングされたセルがプライマリセルで、スケジューリングセルとしてプライマリセル及び第1sSCellを有する場合、UEは、プライマリセル上でのクロス-キャリアスケジューリングのために第2sSCellを追加的に設定される。
第1sSCellが非活性化されるか、活性(DL BWP)がUEに対する休眠BWPに変更された場合、UEは、プライマリセルのクロス-キャリアスケジューリングのために第2sSCell上でのPDCCHをモニタリングし始める。
一例において、第1sSCellが非活性化されるか、活性(DL BWP)を休眠BWPに変更するとき、第2sSCellが非活性化されたSCellであるか活性(DL BWP)として休眠BWPを有する場合、UEが第2sSCellを活性化するか(適用可能な場合)又は第2sSCellの活性BWPを非休眠BWPに変更するように設定され、この場合、所定の時間以後に、UEは、プライマリセルのクロス-キャリアスケジューリングのために第2sSCell上でのPDCCHをモニタリングし始める。
一例において、UEがプライマリセル上でのスケジューリングのために第2sSCell上のPDCCHをモニタリングし、UEが第1sSCellが活性化されるか活性(DL BWP)を非休眠BWPへ変更したと判定した場合、UEは、プライマリセル上でのスケジューリングのためのPDCCHモニタリングのために第1sSCellに戻り第2sSCell上でのPDCCHモニタリングを中止する。
他のオプションで、UEはプライマリセル上でのスケジューリングに対する第1sSCell上のPDCCHをモニタリングするために、できる限りタイマー満了によることを含む、サービングgNBから指示を受信するまで、又は第2sSCellが非活性化されるか活性(DL BWP)が休眠BWPへ変更されるまで第2sSCell上でのPDCCHモニタリングを続け、その後、UEは、プライマリセル上でのスケジューリングのためのPDCCHモニタリングのために第1sSCellに戻る。
スケジューリングされたセルがプライマリセルでない場合にも同じ原理が適用される。
図7に示す方法700は、本発明によるスケジューリングされたセルに対する第1スケジューリングセルからスケジューリングされたセルに対する第2スケジューリングセルへスイッチングするための例示的な手順を説明するためのフローチャートである。
ステップ710にて、UE(例えば、UE116)は、第1優先順位スケジューリングセル及び第2優先順位スケジューリングセルを有するスケジューリングされたセルで設定される。
ステップ720にて、UEは、第1優先順位スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングする。
ステップ730にて、UEは、第1優先順位スケジューリングセルを非活性化させるか、又は活性BWPを第1優先順位スケジューリングセルに対する休眠BWPにスイッチングさせる指示を受信する。
例えば、該指示は、DCIフォーマット又は「MAC-CE」命令によって行われる。
ステップ740にて、UEは、第2優先順位スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングし始める。
第2優先順位スケジューリングセル上でのPDCCHモニタリングは、所定の時間以後に行われる。
図7が方法700を示しているが、図7に対する様々な変更が行われ得る。
例えば、方法700が一連のステップで図に示しているが、様々なステップがオーバーラップしたり、並列的に発生したり、他の順序で発生したり、複数回発生したりしてもよい。
他の例において、ステップは、省略したり他のステップで代替してもよい。
例えば、方法700のステップは、他の順序で実行されてもよい。
本発明の実施形態では、クロス-キャリアスケジューリングのための探索空間セットのクロス-BWP設定をさらに説明する。
これは図8のような次の例及び実施形態で説明される。
図8は、本発明の実施形態によるクロス-キャリアスケジューリングのためのリンクされた探索空間セットのクロス-BWP設定のための例示的な方法800を示したフローチャートである。
図8の方法800のステップは、図1のUE(111~116)の内の任意のUE(例えば、図3のUE116)によって行われる。
方法800は、単なる説明のためのものであって、本発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が用いられ得る。
特定の実施形態において、UEは、スケジューリングセルの第2BWPに設定された第2探索空間セットとリンクされたスケジューリングされたセル上の第1探索空間セットで設定され、ここで、第1探索空間セットと第2探索空間セットは、互いに異なるインデックスを有し、第2BWPは、UEが第1探索空間セットと同じインデックスを有する第3探索空間セットで設定されたスケジューリングセルの第1BWPと異なる。
一変形例において、UEは、スケジューリングセル上の第2探索空間セット及び第3探索空間セットのすべてとリンクされるスケジューリングされたセル上の第1探索空間セットで設定されることができ、ここで、
(i)第2探索空間セットは、
(a)スケジューリングセルの第2BWPに設定され、
(b)第1探索空間セットのインデックスと比較して互いに異なるインデックスを有し、
(ii)第3探索空間セットは、
(a)スケジューリングセルの第1BWPに設定され、
(b)第1探索空間セットと同じインデックスを有し、
(iii)第1BWPと第2BWPは互いに異なる。
このようなメカニズムは、スケジューリングされたセルとスケジューリングセルの全てで動的BWPスイッチングに対する制限なしに、スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するフレキシブルなPDCCHモニタリングを可能にするという点に留意すべきである。
例えば、スケジューリングセルに対する活性BWPが第1BWPから第2BWPへ変更された場合、UEは、第1探索空間セット上でスケジューリングされたセルに対するPDCCHを継続的にモニタリングする。
このようなPDCCHモニタリングは、第1探索空間セットと第2探索空間セットの間にリンクがない場合に可能でない場合がある。
UEは、スケジューリングセル及びスケジューリングされたセルにリンクされた探索空間セットが設定された「DL BWP」がすべて活性状態の場合にのみスケジューリングされたセルに対するPDCCHモニタリングのために探索空間セットを使用する。
探索空間セットインデックスは、サービングセルの各BWPに固有である。
また、探索空間セットと関連付けられたCORESETが探索空間セットと同じBWPに設定される。
下記に示すシンタックス(2)は、スケジューリングセル上の多重探索空間セットとスケジューリングされたセル上の探索空間セットのクロス-BWPリンクに対する例示的なRRC設定を説明したものである。
Figure 2024511268000137
図8に示す方法800は、本発明によるクロス-キャリアスケジューリングのためのリンクされた探索空間セットのクロス-BWP設定のための例示的な手順を説明したものである。
ステップ810にて、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングセルからスケジューリングされたセルのクロス-キャリアスケジューリングに対する設定を受信する。
ステップ820にて、UEは、スケジューリングセルの第2(DL BWP)上の第2探索空間セットとスケジューリングされたセルの第1探索空間セットのリンクに対する設定を受信し、ここで、第1探索空間セット及び第2探索空間セットは、互いに異なるインデックスを持つ。
ステップ830にて、UEは、スケジューリングセルの第1(DL BWP)上の第3探索空間セットとスケジューリングされたセルの第1探索空間セットのリンクに対する設定を受信し、ここで、第1探索空間セットは、第3探索空間セットと同じインデックスを有する。
ステップ840にて、スケジューリングセルの活性(DL BWP)が第1(DL BWP)の場合、UEは、スケジューリングセルの第3探索空間セット上でスケジューリングされたセルの第1探索空間セットをモニタリングする。
ステップ850にて、スケジューリングセルの活性(DL BWP)が第2(DL BWP)に変更された場合、UEは、スケジューリングセルの第2探索空間セット上でスケジューリングセルの第1探索空間セットをモニタリングする。
図8が方法800を示しているが、図8に対する様々な変更が行われ得る。
例えば、方法800が一連のステップで図に示しているが、様々なステップがオーバーラップしたり、並列的に発生したり、他の順序で発生したり、複数回発生したりしてもよい。
他の例において、ステップは、省略したり他のステップで代替してもよい。
例えば、方法800のステップは、他の順序で実行されてもよい。
本発明の実施形態は、また、スロット又はスパンで複数のスケジューリングセルを有するスケジューリングされたセルに対する探索空間セットドロップのためのUE手順を説明する。
特定の実施形態において、UEが同じスロット又はスパンで複数のスケジューリングセル上でのサービングセルに対するPDCCHをモニタリングするように設定/指示される場合、UEは、複数のスケジューリングセル上での探索空間セットに対するPDCCHモニタリングのための優先順位規則を適用する。
探索空間セットは、1つ以上のCSS(Common Search Space)セット、又は1つ以上のUE特定探索空間(USS)セットを含む。
UEは、スロットでモニタリングされるPDCCH候補の数又はモニタリングされるノンオーバーラップCCEの数が該当制限値(ら)を超過する場合、優先順位指定規則に基づいて多重スケジューリングセル(ら)の内の1つ以上のスケジューリングセル上の探索空間セットをドロップする。
以下、簡潔さのために、このようなイベントをPDCCHオーバーブッキング(PDCCH overbooking)と称する。
スケジューリングされたセルに対するスロット又はスパンでのPDCCHオーバーブッキングイベントを決定するために、UEは、スケジューリングされたセルに対するスロット又はスパンでUEがモニタリングするPDCCH候補の数及びノンオーバーラップCCEの数をカウントする。
第1アプローチで、UEは、スケジューリングされたセルに対する各スケジューリングセルに対して個別的にPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数をカウントする。
第2アプローチで、UEは、スケジューリングされたセルに対する全てのスケジューリングセルにわたって共同でPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数をカウントする。
オーバーブッキング手順は、以後の各アプローチについて説明する。
本発明の実施形態は、また、多重スケジューリングセルからのスケジューリングセルごとに個別的にスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数をカウントするとき、スケジューリングされたセルに対する探索空間セットドロップのためのUE手順を説明する。
これは図9のような次の例及び実施形態で説明される。
図9は、本発明の実施形態によるスケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEが各スケジューリングセル上から個別的にカウントされる場合のPDCCHオーバーブッキング及びドロップのための例示的な方法900を示したフローチャートである。
図9の方法900のステップは、図1のUE(111~116)の内の任意のUE(例えば、図3のUE116)によって行われる。
方法900は、単なる説明のためのものであって、本発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が用いられ得る。
特定の実施形態において、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセルに対する任意のスケジューリングセルに対して個別的にスロット又はスパン上でのスケジューリングされたセルに対するオーバーブッキングイベントを決定する。
このようなアプローチは、例えば、UEが複数のスケジューリングセルの各々に対して個別的にスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数をカウントする場合に適用される。
一例において、UEは、スケジューリングセル上でのPDCCH伝送のためのSCS設定によってスケジューリングされたセルに対する各スケジューリングセル上のスロット又はスパンでPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数をカウントし、その数をSCS設定のためのスケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEに対する該当制限値と比較する。
UEは、スケジューリングされたセルに対するスケジューリングセルごとのスロット又はスパンでスケジューリングされたセルに対するオーバーブッキングイベントを決定できる。
例えば、UEは、スケジューリングされたセルに対する第1スケジューリングセルの第1スロットでPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数が、第1スケジューリングセル上での第1SCS設定を有するPDCCH受信のためのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数に対する制限値を超過する場合、スケジューリングされたセルに対するオーバーブッキングイベントを決定する。
代替的には、UEは、スケジューリングされたセルに対する第2スケジューリングセルの第2スロットでのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数が、第2スケジューリングセル上での第2SCS設定を有するPDCCH受信のためのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数に対する制限値を超過する場合、スケジューリングされたセルに対するオーバーブッキングイベントを決定する。
UE(例えば、UE116)が第1スケジューリングセル又は第2スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するオーバーブッキングイベントを決定する場合、UEは、該当第1又は第2スケジューリングセル上でのPDCCHモニタリングのための探索空間セット間の優先順位指定規則を別途適用する。
UEは、まず、該当第1又は第2スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するCSSセット(存在する場合)にPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEを割り当て、残りのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEをUSSセットインデックスの昇順/降順で第1USSセットに割り当てる。
UEが最も小さい又はより小さいインデックスを持つ第2USSセットの内の1つのUSSセットで全てのPDCCH候補をモニタリングできない場合、より大きいインデックスを持つ第2USSセットに対するPDCCHモニタリングをドロップする。
例えば、UEがsSCellからのセルフ-キャリアスケジューリング及びクロス-キャリアスケジューリングのすべてを有するスケジューリングされたセルとしてのプライマリセルで設定される場合、UEは、オーバーブッキング決定及び潜在的探索空間セットドロップ(例えば、USSセットドロップ)を、プライマリセル上で及びsSCell上で別途行う。
UEは、また、各々のスケジューリングセルに対して個別的にスロット又はスパンでのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数に対する制限値を決定する。
例えば、該制限値は、第1スケジューリングセルに対する第1SCS設定μ1及び第2スケジューリングセルに対する第2SCS設定μ2に対応する
Figure 2024511268000138
又は
Figure 2024511268000139
のようなPDCCH候補の数に対する所定の制限値であり、類似の内容がノンオーバーラップCCEの数に対する所定の制限値に適用される。
他の例において、該制限値は
Figure 2024511268000140
又は
Figure 2024511268000141
(ここで、パラメータ0≦α≦1及び0≦β≦1は、上位層によって提供され得る)のようなPDCCH候補の数に対する所定の制限値のスケーリングされたバージョンであり得、類似の事項がノンオーバーラップCCEの数に対する所定の制限値に適用される。
他の例において、該制限値は、PDCCH候補の数に対する所定の制限値の他のスケーリングされたバージョンであり、ここで、スケーリングは
Figure 2024511268000142
又は
Figure 2024511268000143
のような、制限値の成分にのみ適用され、類似の事項がノンオーバーラップCCEの数に対する所定の制限値に適用される。
他の例において、該制限値は
Figure 2024511268000144
(ここで、μ=min{μ1,μ2})のような、スケジューリングされたセルに対するスケジューリングセルの内の最小(又は最大)SCS/ヌメロロジに対応するBD又はノンオーバーラップCCEの数に対して所定の最大/総制限値である。
さらに他の例において、該制限値は
Figure 2024511268000145
のような、スケーリングされた最大/総制限値の他の変形であり得る。
特定の実施形態において、SSセットドロップは、CSSセットにも適用される。
例えば、以上で議論されたように、PDCCH候補及びノンオーバーラップCCEに対する割り当てスケーリングパラメータ0≦α≦1及び0≦β≦1に設定され、これにより、UEがスケジューリングされたセルの第1又は第2スケジューリングセル上のスロット/スパンでの全てのCSSセットのセットに対する全てのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEをモニタリングできないようにする。
この場合、UEは、CSSセットに対してSSセットドロップを適用する。
例えば、UEは、スロット/スパンでのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEを、CSSインデックスi=0から開始してCSSセットインデックスの昇順で続き、残りのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEがそれぞれCSSセットiに対するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEより小さい場合、インデックスiを持つCSSセットで中止されるより低いインデックスを持つCSSセットに割り当てる。
この場合に、UEは、iより大きい又は同じインデックスを持つCSSセット及びスロット/スパンでの全てのUSSセットに対するPDCCHモニタリングをドロップする。
図9に示す方法900は、スケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEが各々のスケジューリングセル上で個別的にカウントされる場合、PDCCHオーバーブッキング及びドロップに対する例示的な手順を説明する。
ステップ910にて、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセルに対する2つのスケジューリングセルで設定される。
ステップ920にて、UEは、2つのスケジューリングセルの各々上でのスケジューリングされたセルに対するスロット/スパンごとのPDCCHモニタリングのためのPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの数に対する制限値を個別的に決定する。
例えば、このような個別割り当ては、上述のような該当スケーリングパラメータ0≦α≦1又は0≦β≦1に基づく。
ステップ930にて、UEは、2つのスケジューリングセルの各々の上でのスケジューリングされたセルに対するスロット/スパンでモニタリングされるPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの数を個別的にカウントする。
ステップ940にて、UEは、スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するスロット/スパンでカウントされたPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数が、対応するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEに対する制限値を超過する場合、PDCCHオーバーブッキングイベントを決定する。
PDCCHオーバーブッキングイベントに応じて、UEは、ステップ950にて、スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルと関連付けられたPDCCHモニタリングのためのより大きいインデックスを持つUSSセットをドロップする。
図9が方法900を示しているが、図9について様々な変更が行われ得る。
例えば、方法900が一連のステップで図に示しているが、様々なステップがオーバーラップしたり、並列的に発生したり、他の順序で発生したり、複数回発生したりしてもよい。
他の例において、ステップは、省略したり他のステップで代替してもよい。
例えば、方法900のステップは、他の順序で実行されてもよい。
本発明の実施形態は、また、全てのスケジューリングセルにわたって共同でスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEをカウントするとき、スケジューリングされたセルに対する探索空間セットドロップのためのUE手順について説明する。
これは図10及び図11のような次の例及び実施形態で説明される。
図10は、本発明の実施形態によるプライマリセル及びsSCellの両方によってスケジューリングされるプライマリセルに対するPDCCHオーバーブッキング及びドロップのための例示的な方法1000を示すフローチャートである。
図11は、本発明の実施形態によるスケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEが2つのスケジューリングセルにわたって共同でカウントされる場合、PDCCHオーバーブッキング及び探索空間セットのドロップのための例示的な方法1100を示すフローチャートである。
図10の方法1000及び図11の方法1100のステップは、図1のUE(111~116)の内の任意のUE(例えば、図3のUE116)によって行われる。
方法1000及び方法1100は、単なる説明のためのものであって、本発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が使用され得る。
第2アプローチで、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセルに対する複数のスケジューリングセルにわたって共同でスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数をカウントし、そのカウントされた数(ら)がPDCCH候補の数又はノンオーバーラップCCEの数に対する該当制限値を超過する場合、スケジューリングされたセルに対するオーバーブッキングイベントを決定する。
スケジューリングされたセルに対して、UEが該当活性(DL BWP)上で同じSCS設定を有する複数のスケジューリングセル上でのPDCCHをモニタリングするように設定された場合、UEは、全てのスケジューリングセルにわたってスロット/スパンでのスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数をカウントし、カウントされた数をSCS設定に対する該当最大/総制限値と比較する。
スケジューリングされたセルに対して、UEが該当活性(DL BWP)で互いに異なるSCS設定を有する2つのスケジューリングセル上でPDCCHをモニタリングするように設定された場合、UEは、次のオプションの内の1つによって決定されるスロット/スパンに基づいてスケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数をカウントする。
1つのオプション(オプション1と表示される)において、UEは、より小さいSCS設定を有するスケジューリングセルに対応するスロット/スパンによって、スケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数をカウントする。
他のオプション(オプション2と表示される)において、UEは、より大きいSCS設定を有するスケジューリングセルに対応するスロット/スパンによって、スケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数をカウントする。
他のオプション(オプション3と表示される)において、UEは、基準セル、例えば、スケジューリングされたセル、又はプライマリセルのようなより高い優先順位レベルを持つスケジューリングセル、又はセルインデックスの昇順/降順に基づく優先順位に対するSCS設定に対応するスロット/スパンによって、スケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数をカウントする。
さらに他のオプション(オプション4と表示される)において、UEは、上位層によって提供されるか、又はFR1の場合は15kHz、FR2の場合は120kHzのSCS設定のようにシステム動作仕様で予め決定される基準SCS設定に対応する基準スロット/スパンによって、スケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数をカウントする。
一例において、第1オプション(以上で説明済み)の場合、第2SCS設定を有する第2スケジューリングセルの多重スロット/スパンが第1SCS設定を有する第1スケジューリングセルのスロット/スパンとオーバーラップする場合(第2SCS設定が第1SCS設定より大きい)、UEは、スロット/スパンでの第1スケジューリングセル上のPDCCH候補の数と共に多重スロット/スパンでの第2スケジューリングセル上の全てのPDCCH候補をカウントする。
ノンオーバーラップCCEの数をカウントするために類似する例が適用される。
第1又は第2スケジューリングセル(ら)上のPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEが第3オプションでのように基準セルに対するSCS設定より大きいか又は第4オプションでのように基準SCS/ヌメロロジより大きいSCS設定を有する場合、類似の例(ら)が第3又は第4オプションの内の任意のオプションにも適用される。
一例において、(以上で説明済み)第2オプションの場合、第1SCS設定を有する第1スケジューリングセルの第1スロット/スパンが、第2SCS設定を有する第2スケジューリングセルの第2スロット/スパンと部分的にオーバーラップされ、ここで、第1SCS設定は第2SCS設定より小さい。
これは、第1実装例において、UEは、第2スロット/スパンでスケジューリングされたセルに対してモニタリングされるPDCCH候補の数に対して第1スケジューリングセル上のPDCCH候補をカウントし、対応する制限値は第2SCS設定及び第2スロット/スパンに対するものである。
第2実装例において、UEは、第1スロット/スパンでスケジューリングされたセルに対してモニタリングされるPDCCH候補の数に対して第2スケジューリングセル上のPDCCH候補をカウントし、対応する制限値は第1SCS設定及び第1スロット/スパンに対する制限値である。
類似の例がスケジューリングされたセルに対するノンオーバーラップCCEの数を計算するために適用される。
第1又は第2スケジューリングセル(ら)上のPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEが第3オプションでのように基準セルに対するSCS設定より小さいか、又は第4オプションでのように基準SCS/ヌメロロジより大きいSCS設定を有する場合、類似の例(ら)が第3又は第4オプションの内の任意のオプションにも適用される。
例えば、2つのスケジューリングセルが各々の活性(DL BWP)に対して2つの異なるSCS設定μ1及びμ2を有する場合、BD及びBDは、それぞれ第1及び第2スケジューリングセルでモニタリングされるPDCCH候補の数であって、CCE及びCCEは、第1スケジューリングセルと第2スケジューリングセルでそれぞれモニタリングされるノンオーバーラップCCEの数であるとする。
PDCCH候補/ノンオーバーラップCCEのスロット別又はスパン別探索空間セットに対する割り当てをカウントするための第1例で、UEは、該当スケジューリングセルの活性(DL BWP)のSCS設定に基づいてPDCCH候補/ノンオーバーラップCCEをカウントする。
例えば、UEは、SCS設定μ1に基づいてスロット/スパンあたりBD及びCCEをカウントし、SCS設定μ2に基づいてスロット/スパンあたりBD及びCCEをカウントする。
第2例で、UEは、スケジューリングセルの最小又は最大SCS設定のような基準設定に基づいて、又は、例えば、周波数範囲ごとにシステム動作仕様で決定されるか、上位層によって設定されるデフォルトSCS設定に基づいて、スロット/スパンあたりBD及びCCE、並びに、BD及びCCEをカウントする。
例えば、μ1=15kHz、μ2=30kHzの場合、UEは、SCS設定μ1=15kHzに基づいてスロット/スパンあたりBD及びCCEをカウントした後、SCS設定μ1=30kHzを使用して2つのスロット/スパンあたりBD及びCCEをカウントし(第2スケジューリングセルのSCSと第1スケジューリングセルのSCSの間の比率は2である)、UEは、カウントされたPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEを、SCS設定μ1=15kHzに対する対応する制限値と比較する。
[REF3]の表10.1-2及び10.1-3に基づいて、SCS設定μ2=30kHzに対する2つのスロットに対するPDCCHモニタリングのためのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの総数に対するUE能力がSCS設定μ1=15kHzに対する1つのスロットに対するPDCCHモニタリングのための該当UE能力より大きいため、PDCCHオーバーブッキング手順を適用するためにより小さいSCS設定を有するスケジューリングセルに基づいてスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補数及びノンオーバーラップCCE数に対する制限値を決定することによって、UEがPDCCHオーバーブッキング手順の結果である探索空間セットによってPDCCHモニタリング能力を持つようになることを保証する。
様々な例において、スケジューリングされたセルの2つのスケジューリングセルにわたって共同で複数のPDCCH候補をカウントするためのUE動作は、
(i)第1スケジューリングセル上での第1個数のPDCCH候補及び第2スケジューリングセル上での第2個数のPDCCH候補の単純追加又は線型結合を示すか、又は
(ii)第1スケジューリングセル上での第1個数のPDCCH候補と第2スケジューリングセル上での第2個数のPDCCH候補の加重結合を示し、ここで、UEは、スケジューリングされたセルに対するスロット又はスパンでのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数に対する制限値に対して、後続的に考慮されるスケーリングパラメータ0≦α≦1及び0≦β≦1に基づいて加重パラメータを決定する。
UEは、スケジューリングされたセルに対する複数のスケジューリングセルにわたって共同でスケジューリングされたセルに対するスロット又はスパンでのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数に対する制限値を決定する。
第1例で、該制限値は、スケジューリングセルの最小又は最大SCS設定に基づく、PDCCH候補の数に対して予め定義された最大/総制限値であり得、例えば
Figure 2024511268000146
である。
例えば、対応する第1及び第2SCS設定μ1≦μ2を有する2つのスケジューリングセルに対して、UEは、SCS設定μ1に対する対応するスロットあたり最大/総制限値に基づいてスロットあたりPDCCH候補の数に対する最大/総制限値を決定する。
UEは、ノンオーバーラップCCEの数に対する最大/総制限値を決定するために同じアプローチを適用する。
第2例で、該制限値は、PDCCH候補の数に対する所定の最大/総制限値のスケーリングされたバージョンであり得、例えば、
Figure 2024511268000147
で、ここで、スケーリングパラメータ0≦α≦1及び0≦β≦1は、上位層によって提供されるか、又はシステム動作仕様で予め決定される。
UEは、ノンオーバーラップCCEの数に対する最大/総制限を決定するために同じアプローチを適用する。
第3例で、該制限値は、PDCCH候補の数に対する所定の最大/総制限値の他のスケーリングされたバージョンであり得、ここで、スケーリングは、スケーリングパラメータγ≧0及びρ≧0に対して
Figure 2024511268000148
又は
Figure 2024511268000149
のような、制限値の一部又は成分にのみ適用される。
UEは、ノンオーバーラップCCEの数に対する最大/総制限を決定するために同じアプローチを適用する。
UE(例えば、UE116)は、探索空間セットによるスロット/スパンでのモニタリングされるPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEのカウントされた数が複数のスケジューリングセルにわたって共同でUEが計算するスロット又はスパンでの対応制限値を超過する場合、スロット又はスパンでのスケジューリングされたセルに対するPDCCHオーバーブッキングイベントを決定する。
この場合、UEは、全ての多重スケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対する探索空間セット内に優先順位指定規則を適用し、オーバーブッキングイベントが発生すると、UEが探索空間セットをドロップする。
スケジューリングされたセルに対する多重スケジューリングセル上の探索空間セット間の優先順位指定は、CSSセット及びUSSセットのような探索空間セットタイプ間の優先順位順序、多重スケジューリングセル間の優先順位順序、及び同じスケジューリングセル上の同じタイプの探索空間セット間の優先順位順序の内の1つ以上に基づいて決定され得る。
例えば、UEは、USSセットに比べてCSSセットにより高い優先順位を与える。
他の例において、UEは、
(i)sSCellのようなSCellより大きい優先順位を有するプライマリセルのようなセルインデックス、
(ii)より大きい(又はより小さい)SCS設定を有するスケジューリングセルよりより大きい優先順位を有するより小さい(又はより大きい)SCS設定を有するスケジューリングセルのようなスケジューリングセルの活性(DL BWP)に対するSCS設定
(iii)上位層設定によって提供されるスケジューリングセル間の優先順位レベル、又は
(iv)それらの組み合わせに基づいて、第2スケジューリングセルより高い優先順位を第1スケジューリングセルに与える。
さらに他の例において、同じスケジューリングセル上の同じタイプの探索セットの内、UEは、より小さいインデックスを有する探索空間セットにより大きい優先順位を与える。
探索空間セット内のPDCCH候補の数、探索空間セットに対応するPDCCH候補に対する最大CCEアグリゲーションレベル、探索空間セットに対するDCIフォーマットタイプ/サイズ、又はUEが1つより多いTCI状態によって同時に受信できないとき、同じTCI状態を有するCORESETと関連付けられた探索空間セットの優先順位指定のような探索セットと関連付けられたCORESETに対するTCI状態のような、スロット又はスパンでの探索空間セット間の優先順位順序を決定するための追加基準が存在する場合があることに留意する。
例えば、総PDCCH候補数がより多い探索セットは、総PDCCH候補数がより少い探索空間セットに比べてより大きい優先順位を有する。
例えば、「16 CCE」のようにより大きい最大CCEアグリゲーションレベルを有する「0」でないPDCCH候補を有する第1探索空間セットは、「4 CCE」のようにより小さい最大CCEアグリゲーションレベルを有する「0」でないPDCCH候補を有する探索空間セットより大きい優先順位を有する。
他の例において、TCI状態として「CSI-RS」に設定されたCORESETと関連付けられた探索空間セットは、TCI状態としてSSBで設定されたCORESETと関連付けられた探索空間セットに比べてより大きい(又はより小さい)優先順位を有する。
さらに他の例において、より低いCORESETインデックスを有するCORESETと関連付けられ、及び/又はより低いBWPインデックスを有するBWPに設定される探索空間セットはより大きい優先順位を有する。
一実装例において、UEは、探索空間セット優先順位指定について上述した3つの主な要素の内の1つ以上のみを考慮した場合、探索空間セットが同じ優先順位を有する場合、探索空間セット間の優先順位順序を決定するために上記追加基準の内の1つ以上を使用する。
例えば、上記要素の選択又は基準又はそれらの組み合わせは、システム動作のための仕様で予め決定される。
さらに他の例において、上位層設定が、上記要素又は基準又はそれらの組み合わせの内のいずれかがSSセット優先順位レベルを決定するために使用され得るかに関する指示を提供する。
追加的な例で、SSセット優先順位レベルは、上位層によって設定され得る。
第1アプローチで、UEは、3つのステップで優先順位指定規則を適用する。
第1例において、UEは、まず、探索空間セットタイプによって優先順位順序を適用した後、スケジューリングセル順序のインデックスによって、そして、最後に探索空間セットインデックスによって優先順位順序を適用する。
他の例において、UEは、探索空間セットタイプによってまず優先順位順序を適用した後、探索空間セットインデックスによって、そして、最後にスケジューリングセルインデックス順序に従って優先順位順序を適用する。
第3例において、UEは、まず、スケジューリングセルインデックス順序に従って優先順位順序を適用した後、探索空間セットタイプによって、そして、最後に探索空間セットインデックスによって優先順位順序を適用する。
また、UEは、CSSセットに対する優先順位指定が必要ないと仮定し、PDCCH候補及びノンオーバーラップCCEをCSSセットに割り当てることも可能である。
その後、USSセットに対して、UEは、USSセットインデックスによって優先順位指定を与え、USSセットが同じインデックスを有する場合、スケジューリングセルインデックスによって優先順位指定を与え、ここで、スケジューリングセルインデックスによる優先順位指定は、最も小さい(又は最も大きい)インデックスを持つスケジューリングセル上でのUSSセットを優先順位化するように、システム動作の仕様で定義されるか、又は上位層によって提供される。
代替的には、USSセットに対して、UEは、以前のアプローチの内の1つに基づいたスケジューリングセルインデックスによって優先順位指定を与え、同じスケジューリングセルインデックスに対して、USSセットインデックスの昇順によって優先順位指定を与える。
他の例において、UEは、以上で考慮した3つの要素の内の一部又は全部を結合して1ステップ又は2ステップで優先順位指定規則を適用する。
例えば、UEは、まず、探索空間セットタイプによって優先順位順序を適用した後、スケジューリングセル優先順位と探索空間セットインデックスをすべて含む結合された優先順位順序に従う。
例えば、このような結合された優先順位順序は、上位層シグナリングによって設定され得るか、“結合された優先順位レベル=スケジューリングセル優先順位+探索空間セットインデックス”又は“結合された優先順位レベル=スケジューリングセル優先順位*探索空間セットインデックス”などのような、仕様の公式から決定される。
優先順位指定規則/順序は、システム動作のための仕様で予め決定されるか、上位層によって設定される。
UEは、前述のようなSCS設定に対するスロット/スパンでスケジューリングされたセルに対する全てのスケジューリングセル上のCSSセットによる総PDCCH候補数及び総ノンオーバーラップCCE数がスケジューリングされたセルに対する該当制限値を超過しないと予想できる。
その後、UEは、スケジューリングされたセルに対する残りのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEをスケジューリングされたセルに対するスケジューリングセル上のUSSセットに割り当てて、必要な場合、UEは前述のようなUSSセットに対する探索空間セットドロップ手順を適用する。
例えば、スケジューリングされたセルがプライマリセルであって、対応するスケジューリングセルがプライマリセル及びsSCellである場合、PDCCH候補/ノンオーバーラップCCEがCSSセットドロップなしでPCell及びsSCell上のCSSセットに割り当てられることができ、探索空間セットドロップは、プライマリセル又はsSCell上のUSSセットに適用される。
ドロップするUSSセットに対する決定は、例えば、上述のようにスケジューリングセルインデックス及び探索空間セットインデックスを考慮する、探索空間セット間の優先順位に基づく。
図10に示す方法1000は、プライマリセル及びsSCellの両方によってスケジューリングされるプライマリセルに対するPDCCHオーバーブッキング及びドロップのための例示的な手順を説明したものである。
ステップ1010にて、UE(例えば、UE116)は、プライマリセル及びsSCellの両方でプライマリセルに対するスケジューリングのためにPDCCHをモニタリングするように設定される。
ステップ1020にて、UEは、プライマリセルとsSCellの間の最小SCSに基づいてプライマリセルに対するスロット/スパンでPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの数に対する制限値を決定する。
ステップ1030にて、UEは、プライマリセルとsSCell上のCSSセットに対してプライマリセルに対するスロット/スパンでのPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEを割り当てる。
ステップ1040にて、UEは、プライマリセルとsSCellでプライマリセルに対するUSSセットに割り当てるために、該当制限値までスロット/スパンで残りのPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの数を決定する。
ステップ1050にて、UEは、プライマリセル又はsSCell上のUSSセット全体にわたったプライマリセルに対するスロット/スパンでのPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数が、決定された該当残りの数を超過する場合、PDCCHオーバーブッキングイベントを決定する。
オーバーブッキング(overbooking)イベントに応じて、優先順位指定規則によって、UEは、ステップ1060にて、低い優先順位を有するプライマリセル又はsSCellでUSSセットをドロップする。
例えば、プライマリセルとsSCellのUSSセット間の優先順位指定規則は、上述のようにスケジューリングセル優先順位と探索空間セットインデックスに基づくことができる。
他の例では、PDCCHオーバーブッキングがCSSセットとUSSセットの両方に適用される。
スケジューリングされたセルに対する複数のスケジューリングセルのCSSセットの間に優先順位指定規則が適用でき、PDCCHオーバーブッキングイベントがある場合、より低い優先順位を持つCSSセット(ら)がドロップされ得る。
例えば、スケジューリングされたセルがプライマリセルで、対応するスケジューリングセルがプライマリセルとsSCellの場合、UEは、オーバーブッキングイベントが発生するとき、sSCell上のCSSセットをドロップする。
ドロップするCSSセット又はUSSセットの決定は、例えば、上述したようにスケジューリングセルインデックス及び探索空間セットインデックスを考慮した探索空間セット間の優先順位に基づく。
他の例において、UEは、プライマリセル上のCSSセットをドロップする。
他の実装例において、UE(例えば、UE116)は、例えば、先に説明した方法を使用して、多重スケジューリングセル間の優先順位指定に基づいてスケジューリングされたセルに対する多重スケジューリングセル間にPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEを割り当てる。
例えば、UEは、PDCCH候補とノンオーバーラップCCEをまずCSSセットに割り当てた後、より高い優先順位を持つスケジューリングセル上のUSSセットに割り当て、スケジューリングセル優先順位の昇順によって続ける。
一例において、UEは、スケジューリングされたセルに対して最も大きい優先順位を持つスケジューリングセルのCSSセットに対応するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数が、スケジューリングされたセルに対するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの制限値を超過しないと予想する。
その後、UEは、最も高い優先順位を持つスケジューリングセル上のCCSセットはドロップせず、最も大きい優先順位を持つスケジューリングセル上のUSSセットをドロップするか、最も大きいものより優先順位の小さいスケジューリングセル上のCSSセット又はUSSセットをドロップする。
例えば、UEに対するスケジューリングされたセルがプライマリセルで、対応するスケジューリングセルがプライマリセル及びsSCellである場合、UEは、まず、プライマリセル上のCSSセットに対してPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEを割り当てる。
その後、PDCCHオーバーブッキングイベントが発生すると、UEは、プライマリセル上のUSSセット又はsSCell上のCSSセット又はUSSセットをドロップする。
ドロップするCSSセット又はUSSセットに対する決定は、上述したように探索空間セット間の優先順位に基づく。
他の実装例において、UE(例えば、UE116)は、複数のサービングセル上の探索空間セットに対して交互に割り当てることによってスケジューリングされたセルに対する複数のスケジューリングセル間にPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEを割り当てる。
例えば、スケジューリングされたセルに対して2つのスケジューリングセルがある場合、CSSセットにPDCCH候補とノンオーバーラップCCEを割り当てた後、UEは、PDCCH候補とノンオーバーラップCCEを第1(又は第2)スケジューリングセル上の最も小さいインデックスを持つUSSセットに割り当てた後、UEは、第2(又は第1)スケジューリングセル上の最も小さいインデックスを持つUSSセットにPDCCH候補とノンオーバーラップCCEを割り当てた後、UEは、第1(又は第2)スケジューリングセル上の次に最も小さいインデックスを持つUSSセットにPDCCH候補とノンオーバーラップCCEを割り当て、その他も同様である。
例えば、より高い優先順位を持つ探索空間セットは、CSSセットを含むより低いインデックスを持つセルでより低いインデックスを持つCSSセットであって(存在する場合)、そうでない場合、PDCCHモニタリングオケージョン/スロット/スパンがオーバーラップする少なくとも1つのPDCCH候補を有する、より低いインデックスを持つセルでより低いインデックスを有するUSSセットである。
図11に示す方法1100は、スケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEが2つのスケジューリングセルにわたって共同でカウントされるときのPDCCHオーバーブッキング及び探索空間セットのドロップのための例示的な手順を説明する。
ステップ1110にて、UE(例えば、UE116)は、スケジューリングされたセルに対する2つのスケジューリングセルで設定される。
ステップ1120にて、UEは、スケジューリングセルの内の最小SCS設定に基づいてスロット/スパンごとのスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEに対する制限値を決定する。
ステップ1130にて、UEは、2つのスケジューリングセルにわたって共同で最小SCSによってスロット/スパンでスケジューリングされたセルに対するモニタリングされるPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの数をカウントする。
ステップ1140にて、UEは、2つのスケジューリングセルにわたったスロット/スパンでカウントされたスケジューリングされたセルに対するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数が該当制限値を超過する場合、PDCCHオーバーブッキングイベントを決定する。
オーバーブッキングイベントに対する応答として、優先順位指定規則によって、UEは、ステップ1150にて、2つのスケジューリングセル上の探索空間セットの内のより低い優先順位を持つCSSセット又はUSSセットをドロップする。
また、UEがスケジューリングセルの内の1つ又は両方でCSSセットに対するオーバーブッキングイベントを決定すると予想せず、PDCCH候補及びノンオーバーラップCCEをスケジューリングセルの内の1つ又は両方に割り当てた後、オーバーブッキングイベントがあるか否かを決定することが可能であり得る。
例えば、優先順位指定規則は2つのスケジューリングセル間の優先順位の内の少なくとも1つに基づくか、上述のようにインデックスが最も大きいスケジューリングセル又は最も小さいスケジューリングセル上の探索空間セットを優先順位化するように、スケジューリングセルを考慮しながら探索空間セットインデックスの昇順に基づくことができる。
図10が方法1000を示しており、図11が方法1100を示しているが、図10及び11に様々な変更が行われ得る。
例えば、方法1000と方法1100が一連のステップで表示しているが、様々なステップがオーバーラップしたり、並列的に発生したり、他の順序で発生したり、複数回発生したりしてもよい。
他の例において、ステップは、省略したり他のステップで代替してもよい。
例えば、方法1000及び方法1100のステップは、他の順序で実行されてもよい。
本発明の実施形態は、また、UEがスロット又はスパンで1つのスケジューリングセルのみに対するPDCCHをモニタリングする場合、探索空間セットドロップのためのUE手順を説明する。
これは図12のような次の例及び実施形態で説明される。
図12は、本発明の実施形態によるスケジューリングされたセルがプライマリセルでスケジューリングセルがプライマリセル及びsSCellである場合、探索空間セットドロップ手順に対する例示的な方法1200を示すフローチャートである。
図12の方法1200のステップは、図3のUE116のような図1の任意のUE(111~116)によって行われる。
方法1200は、単なる説明のためのものであって、本発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が用いられ得る。
特定の実施形態において、UE(例えば、UE116)が同じスロット又はスパンでスケジューリングされたセルに対する複数のスケジューリングセルに対するPDCCHモニタリングオケージョンを発生させない複数のスケジューリングセル上の探索空間セットに対する設定が提供される場合、これによってUEはPDCCHオーバーブッキングイベントを決定するための手順を調整できる。
UEは、スロットで1つのみのスケジューリングセル上でのスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングするように決定でき、ここで、スロットは、次に基づいて、多重スケジューリングセルの活性(DL BWP)の内の最も小さいSCS設定によって決定され得る。
(i)多重スケジューリングセルの内の1つのみに対するスロット又はスパンでのPDCCHモニタリングを発生させる探索空間セットの上位層による設定、又は
(ii)多重スケジューリングセルの内の1つのみに対するスロット又はスパンでのPDCCHモニタリングを有する探索空間セットを発生させるL1/L2シグナリングによる指示。
一例において、スロットでの1つのスケジューリングセルのみに対するこのような決定は、複数の連続スロットのような期間に適用される。
他の例において、UEは、スロット/スパン/MOから次のスロット/スパン/MOまでの複数のスケジューリングセルの間で交互に行われる。
一実装例において、UE(例えば、UE116)が2つのスケジューリングセルからスロットで1つのスケジューリングセルのみに対するUSSセットによってスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングする場合、UEは、
(i)第1スケジューリングセル上のCSSセット、第2スケジューリングセル上のCSSセット及び第1スケジューリングセル上のUSSセット、又は
(ii)第1スケジューリングセル上のCSSセット、第2スケジューリングセル上のCSSセット及び第2スケジューリングセル上のUSSセットの内の1つに対応するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数のみに基づいてPDCCHオーバーブッキングイベントを決定する。
例えば、UEは、スケジューリングされたセルに対して同じスロット/スパンで第1スケジューリングセル及び第2スケジューリングセルの両方でUSSセットをドロップしない。
他の例において、スケジューリングされたセルがプライマリセルで、スケジューリングセルがプライマリセルとsSCellである場合、UEはスロット/スパンでPDCCH候補とノンオーバーラップCCEをプライマリセル上のCSSセットとsSCell上のCSSセットに割り当て、スロット/スパンで残りのPDCCH候補とノンオーバーラップCCE(ある場合)をプライマリセル(又はsSCell)上のより低いインデックスを持つUSSセットに割り当て、また、スロット/スパンでプライマリセル(又はsSCell)上のより大きいインデックスを持つUSSセットをドロップする。
この場合、UEは、スロット/スパンでsSCell(又はプライマリセル)上のUSSセットを考慮せず、プライマリセル上のUSSセットとsSCell上のUSSセット間の優先順位を指定する必要がない。
図12に示す方法1200は、スケジューリングされたセルがプライマリセルで、スケジューリングセルがプライマリセル及びsSCellである場合、探索空間セットドロップ手順に対する例示的な手順を説明したものであって、ここで、プライマリセルに対する USSセットは、sSCell上にのみ設定されている。
ステップ1210にて、UE(例えば、UE116)は、プライマリセルであるスケジューリングされたセルに対して、プライマリセルとsSCellの両方の上のCSSセット、及びsSCellにのみのUSSセットで設定される。
ステップ1220にて、UEは、スロット/スパンでPDCCH候補とノンオーバーラップCCEをプライマリセル上のCSSセットに割り当てる。
ステップ1230にて、UEは、スロット/スパンで残りのPDCCH候補とノンオーバーラップCCEを(ある場合)、sSCell上のCSSセットに割り当てた後、対応するインデックスの昇順で、sSCell上のUSSセットに割り当てる。
PDCCHオーバーブッキングイベントに対応し、UEは、ステップ1240にて、より大きい探索空間セットインデックスを持つsSCell上のCSSセット又はsSCell上のUSSセットをドロップする。
例えば、プライマリセルのような第1スケジューリングセル上のCSSセットと、sSCellのような第2スケジューリングセル上のCSSセットは、どのスロットやスパンでも発生しない。
その後、UEは、
(i)第1スケジューリングセル上のCSSセット、第1スケジューリングセル上のUSSセット、及び第1スケジューリングセル上のUSSセット、又は
(ii)第2スケジューリングセル上のCSSセット、第1スケジューリングセル上のUSSセット及び第2スケジューリングセル上のUSSセットの内の1つに対応するノンオーバーラップCCE又はPDCCH候補の数のみに基づいてPDCCHオーバーブッキングイベントを決定する。
他の例において、UEは、sSCellのCSSセットに比べてプライマリセルのUSSセットにより高い優先順位を与える。
追加的な例において、UEは、プライマリセルのCSSセットに比べてsSCellのUSSセットにより高い先順位を与える。
特定の実施形態において、スケジューリングされたセルがプライマリセルで、スケジューリングセルがプライマリセル及びsSCellである場合、UEは、プライマリセル(又はsSCell)上のCSSセットにのみPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEを割り当て、残りのPDCCH候補及びノンオーバーラップCCE(ある場合)を上記で説明した探索空間セット優先順位指定規則によってプライマリセル又はsSCell上のUSSセットに割り当てる。
例えば、UE(例えば、UE116)は、第1スケジューリングセルの探索空間セットによって、又は第2スケジューリングセルの探索空間セットによって、任意のスロットでスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングする。
その後、該当する場合、UEは、スケジューリングセルが1つのみの場合(例えば、スケジューリングされたセルがプライマリセルである場合)のように探索空間セットをドロップする手順を行う。
他の例において、スケジューリングされたセルがプライマリセルで、スケジューリングセルがプライマリセルとsSCellである場合、UEは、プライマリセル上のCSSセットのみに、及びsSCell上のCSSセット及びUSSセットの両方で設定される。
例えば、「Type-0/0A/1/2 PDCCH」及び可能な限り「Type-3 PDCCH」又は「Type-4 PDCCH」(マルチキャストサービス用CSSセット)を含むCSSセットがプライマリセル上に設定される。
例えば、「Type-3 PDCCH」又は「Type-4 PDCCH」が含まれたCSSセットがsSCell上に設定される。
PCell/PSCell及びsSCell全てのCSSセットに対するPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEは、上述のようにスロット/スパンで該当制限値内にある。
UEは、スロット/スパンでUSSセットインデックスの昇順でsSCell上のUSSセットに残りのPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEを割り当てる。
UEがプライマリセルに対するオーバーブッキングイベントを決定する場合、UEは、より大きいインデックスを有するsSCell上のUSSセットをドロップできる。
さらに他の例において、UEに対するスケジューリングされたセルがプライマリセルで、スケジューリングセルがプライマリセル及びsSCellである場合、UEは、プライマリセル上のCSSセットのみで、及びsSCell上のUSSセットのみで設定される。
この場合、UEは、スロットでPDCCH候補とノンオーバーラップCCEをプライマリセル上のCSSセットに割り当て、残りのPDCCH候補とノンオーバーラップCCEを(ある場合)探索空間セットインデックスの昇順でsSCell上のUSSセットに割り当てる。
UEがスロット/スパンでオーバーブッキングイベントを決定する場合、UEは、より大きいインデックスを持つsSCell上のUSSセットをドロップする。
このようなPDCCHドロップ方法は、少なくともUEが以前に説明されたように、ライマリセルとsSCellにわたって共同で複数のPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEをカウントするときに適用される。
UEがプライマリセルとsSCellに対して個別的に複数のPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEをカウントする場合、プライマリセルに対するオーバーブッキングイベントが予想されないか、PDCCHオーバーブッキング及び探索空間セットのドロップが少なくともsSCell上のUSSセットに適用される(例えば、スケーリングパラメータ(ら)0≦α≦1又は0≦β≦1がPDCCH候補又はノンオーバーラップCCE割り当てに適用される場合)。
図12が方法1200を例示するが、図12に対する様々な変更が行われ得る。
例えば、方法1200が一連のステップで図に示しているが、様々なステップがオーバーラップしたり、並列的に発生したり、他の順序で発生したり、複数回発生したりしてもよい。
他の例において、ステップは省略したり他のステップで代替してもよい。
例えば、方法1200のステップは、他の順序で実行されてもよい。
本発明の実施形態は、PCell/PSCellをスケジューリングするセカンダリセル“sSCell”に対するPDCCHオーバーブッキング及びドロップをさらに説明する。
特定の実施形態において、UE(例えば、UE116)は、プライマリセル及び“sSCell”であるスケジューリングセルからスケジューリングされたセルとしてプライマリセルで設定される。
UEは、「Type-3 PDCCH CSS」セット又は「Type-4 CSS」セット(マルチキャストPDSCHスケジューリング用)のようなsSCell上のCSSセットで設定され、このようなCSSセットをプライマリセルからオフロードできるので、sSCell上でのオーバーブッキングをサポートする必要がある。
UEは、プライマリセル上でスケジューリングするためにsSCellに設定されたCSSセット又はUSSセットに基づいて、sSCell上でのPDCCHオーバーブッキングイベントを決定する。
したがって、UEは、優先順位指定規則によって、sSCell上の探索空間セットをドロップする。
一例において、UEに対して、sSCellは、セルフ-キャリアスケジューリングのみが可能である(UEは、任意の他のセルからsSCell上にスケジューリングすることができない)。
UEは、sSCellの活性(DL BWP)に対するSCS設定とsSCellに対応するスロット/スパンに基づいて、sSCell(スケジューリングされたセル)上のCSSセット及びUSSセットに対するPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの数をカウントする。
UEは、スロット/スパンでのsSCellに対するPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの数を、sSCellの活性BWPのSCS設定に対するスロット/スパンでの該当制限値と比較する。
UEは、スロット/スパンでカウントされたsSCellに対するPDCCH候補又はノンオーバーラップCCEの数がスロット/スパンでの該当制限値を超過する場合、PDCCHオーバーブッキングイベントを決定する。
いくつかのアプローチを考慮する。
第1アプローチで、UEは、スロット/スパンでのスケジューリングされたセルとして、sSCellに対するモニタリングされるPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEの数に対してスロット/スパンでのsSCell上の全てのCSSセットをカウントする。
第2アプローチで、UEは、sSCellに対する又は一般にスケジューリングセルに対するスケジューリングされたセルの内、sSCell上の、又は一般に任意のスケジューリングセル上のCSSセットに対する複数のPDCCH候補及び複数のノンオーバーラップCCEを分割する。
例えば、
Figure 2024511268000150
個のスケジューリングされたセルに対するスケジューリングセルであるセル上のCSSセットに対する、PDCCH候補の数とノンオーバーラップCCEの数をそれぞれ
Figure 2024511268000151
及び
Figure 2024511268000152
で表示する。
ここで、
Figure 2024511268000153
は、SCS設定μを持つスケジューリングセルを有するダウンリンク/スケジューリングされたセルの数と同じ又は異なる場合がある。
この場合、最初の(又は最後の)
Figure 2024511268000154
スケジューリングされたセルは、それぞれ
Figure 2024511268000155
PDCCH候補を割り当てられることができ、最後の(又は最初の)
Figure 2024511268000156
スケジューリングされたセルは、それぞれ
Figure 2024511268000157
PDCCH候補を割り当てることができる。
同様に、最初の(又は最後の)
Figure 2024511268000158
スケジューリングされたセルは、それぞれ
Figure 2024511268000159
ノンオーバーラップCCEを割り当てることができ、最後の(又は最初の)
Figure 2024511268000160
スケジューリングされたセルは、それぞれ
Figure 2024511268000161
ノンオーバーラップCCEを割り当てることができ、ここで、
Figure 2024511268000162
は、天井関数であり、
Figure 2024511268000163
は、床関数であり、mod( )は、モジュラー関数である。
より簡単でサブ-最適の代案は、各スケジューリングされたセルに対する
Figure 2024511268000164
PDCCH候補及び
Figure 2024511268000165
PDCCH候補がスケジューリングセル上のCSSセットに対するPDCCHモニタリングのために使用されると考慮するものである。
スケジューリングされたセルに対する該当PDCCH候補及びノンオーバーラップCCEでスケジューリングセル上のCSSセットに対するものと見なされる各スケジューリングされたセルのPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEを除いた残りのみがスケジューリングされたセルのUSSセットに使用される。
第3アプローチで、スケジューリングされたセル上のCSSセットは、CSSセット設定の“ターゲットセル”パラメータに基づいてスケジューリングされたセルに対応し、これは、UEがCSSセットに対するPDCCH候補及びノンオーバーラップCCEがカウントされるべきであると考慮できるセルを決定する。
例えば、UEは、探索空間セット優先順位指定規則を決定するために追加基準を使用する。
例えば、プライマリセルと共有/リンクされたsSCell上の(CSSセット又は)USSセットは、プライマリセルと共有されないsSCell上の(CSSセット又は)USSセットに比べてより高い優先順位レベルを有する。
図13は、本発明の実施形態によるUEの構造を示す。
図13に示すように、一実施形態によるUEは、トランシーバ1310、メモリ1320、及びプロセッサ1330を含む。
UEのトランシーバ1310、メモリ1320、及びプロセッサ1330は、前述したUEの通信方式によって動作する。
しかし、UEの構成要素は、これに限定されない。
例えば、UEは、前述したものに比べてより多い又はより少ない構成要素を含み得る。
また、プロセッサ1330、トランシーバ1310、及びメモリ1320は、1つのチップで実装される。
また、プロセッサ1330は、少なくとも1つのプロセッサを含み得る。
また、図13のUEは、図3のUEに対応する。
トランシーバ1310は、UE受信機及びUE送信機を総称するものであって、基地局又はネットワークエンティティと信号を送受信する。
基地局又はネットワークエンティティと送受信する信号は、制御情報及びデータを含み得る。
トランシーバ1310は、送信信号の周波数をアップコンバート及び増幅するRF送信機及び受信信号の周波数を低雑音増幅及びダウンコンバートするRF受信機を含み得る。
しかし、これは、トランシーバ1310の一例にすぎず、トランシーバ1310の構成要素がRF送信機及びRF受信機に限定されるものではない。
また、トランシーバ1310は、無線チャネルを介して信号を受信してプロセッサ1330へ出力し、プロセッサ1330から出力された信号を、無線チャネルを介して送信する。
メモリ1320は、UEの動作に必要なプログラム及びデータを記憶する。
また、メモリ1320は、UEによって得られた信号に含まれた制御情報又はデータを記憶する。
メモリ1320は、ROM(Read-OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク、CD-ROM、DVDなどのような記憶媒体又は記憶媒体の組み合わせであり得る。
プロセッサ1330は、UEが上述のように動作させる一連のプロセスを制御する。
例えば、トランシーバ1310は、基地局又はネットワークエンティティが伝送した制御信号を含むデータ信号を受信し、プロセッサ1330は、基地局又はネットワークエンティティが伝送した制御信号及びデータ信号を受信した結果を決定するる。
図14は、本発明の実施形態による基地局の構造を示す図である。
図14に示すように、一実施形態による基地局は、トランシーバ1410、メモリ1420、及びプロセッサ1430を含む。
基地局のトランシーバ1410、メモリ1420、及びプロセッサ1430は、前述した基地局の通信方法によって動作する。
しかし、基地局の構成要素がこれに限定されるわけではない。
例えば、基地局は、以上で説明したものに比べて、より多い又はより少ない構成要素を含む。
また、プロセッサ1430、トランシーバ1410、及びメモリ1420は、単一チップで実装される。
また、プロセッサ1430は、少なくとも1つのプロセッサを含み得る。
また、図14の基地局は、図2のBSに対応する。
トランシーバ1410は、基地局受信機及び基地局送信機を総称するものであって、端末(UE)又はネットワークエンティティと信号を送受信する。
端末又はネットワークエンティティと送受信する信号は、制御情報及びデータを含み得る。
トランシーバ1410は、送信信号の周波数をアップコンバート及び増幅するRF送信機と、受信信号の周波数を低雑音増幅及びダウンコンバートするRF受信機を含み得る。
しかし、これはトランシーバ1410の一例にすぎず、トランシーバ1410の構成要素がRF送信機及びRF受信機に限定されるわけではない。
また、トランシーバ1410は、無線チャネルを介して信号を受信してプロセッサ1430へ出力し、プロセッサ1430から出力された信号を、無線チャネルを介して送信する。
メモリ1420は、基地局の動作に必要なプログラム及びデータを記憶する。
また、メモリ1420は、基地局が得た信号に含まれた制御情報又はデータを記憶する。
メモリ1420は、ROM(Read-OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク、CD-ROM、DVDのような記憶媒体、又は記憶媒体の組み合わせであり得る。
プロセッサ1430は、基地局が上述のように動作させる一連のプロセスを制御する。
例えば、トランシーバ1410は、UEが送信した制御信号を含むデータ信号を受信し、プロセッサ1430は、UEが送信した制御信号及びデータ信号の受信結果を決定する。
一実施形態において、方法が提供される。
PDCCH(physical downlink control channel)を受信するための方法は、受信するステップであって、第1セルから第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セット(search space set)に対する第1情報を受信し、また、第2セルから第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を受信する、受信するステップと、第1探索空間セットに基づいて第1スロットで第1セル上の第1個数のノンオーバーラップ制御チャネル要素(control channel element、CCE)を介した第1回数のPDCCH受信を決定するステップと、識別するステップであって、PDCCH受信の第1回数が所定のPDCCH受信の回数を超過すること、及びノンオーバーラップCCEの第1個数が所定のノンオーバーラップCCEの個数を超過することの内の少なくとも1つを識別する、識別するステップと、第1探索空間セットの内の第3探索空間セットにのみ対応するPDCCH受信をキャンセルするステップと、を含む。
一実施形態において、該方法は、RNTIの第1セットからの第3RNTIと関連付けられダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットによってスケジューリングされるPDSCH受信に応じてHARQ-ACK情報を提供するためにPUCCH伝送のための第3リソースに対する情報を受信するステップと、第2PUCCHに対する第3リソースから第2リソースを決定して第2HARQ-ACK情報、及び第1RNTIセットからの第3RNTIと関連付けられた第1PDSCH受信に応じて第3HARQ-ACK情報を提供するステップと、第2リソースを用いて第2及び第3HARQ-ACK情報と共に第2PUCCHを伝送するステップと、を含む。
一実施形態において、第1セルは、プライマリセルで第2セルはセカンダリセルであって、第2セルは活性化され休眠(DL BWP)でない活性ダウンリンク帯域幅部分(DL BWP)を有する。
一実施形態において、所定のPDCCH受信の回数は
Figure 2024511268000166
と等しく、所定のノンオーバーラップCCEの個数は
Figure 2024511268000167
と等しく、αはスケーリングファクタであり、
Figure 2024511268000168
及び
Figure 2024511268000169
は、それぞれ、第1セル上のスロットでPDCCH受信の総回数及びノンオーバーラップCCEの総個数であり、
Figure 2024511268000170
及び
Figure 2024511268000171
は、それぞれ、第1セル上のスロットでPDCCH受信の最大回数及びノンオーバーラップCCEの最大個数であり、μ1は、第1セルのスロットに対するサブキャリア間隔設定である。
一実施形態において、該方法は、スケーリングファクタαを示す情報を受信するステップをさらに含む。
一実施形態において、第3探索空間セットは、UE特定探索空間(USS)セットである。
一実施形態において、第1探索空間セットは、第1ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)フォーマットと関連付けられた共通探索空間(CSS)セットを含み、第1DCIフォーマットは、「G-RNTI」(group radio network temporary identifier)によってスクランブリングされるCRC(cyclic redundancy check)ビットを含み、また、第1DCIフォーマットは第1セルでのマルチキャストPDSCH(Physical downlink shared channel)受信をスケジューリングする。
一実施形態において、該方法は、第3セルから第1セルに対するスケジューリングのための第4探索空間セットに対する第3情報を受信するステップと、第2セルが非活性化されるか休眠(DL BWP)である活性ダウンリンク帯域幅部分(DL BWP)を有すると決定するステップと、第1セルに対するスケジューリングのための第4探索空間セットによってPDCCHを受信するステップと、をさらに含む。
一実施形態において、ユーザ端末(UE)が提供される。
UEは、トランシーバであって、第1セルから第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セットに対する第1情報を受信し、また、第2セルから第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を受信するように構成される、トランシーバと、トランシーバに動作可能にカップリングされるプロセッサであって、第1探索空間セットに基づいて第1スロットで第1セル上の第1個数のノンオーバーラップ制御チャネル要素(CCE)を介した第1回数のPDCCH受信を決定し、また、PDCCH受信の第1回数が所定のPDCCH受信の回数を超過すること、及びノンオーバーラップCCEの第1個数が所定のノンオーバーラップCCEの個数を超過することの内の少なくとも1つを識別するように構成される、プロセッサをと、含み、トランシーバは、第1探索空間セットの内の第3探索空間セットにのみ対応するPDCCH受信をキャンセルするようにさらに構成される。
一実施形態において、ここで、第1セルは、プライマリセルであり、第2セルは、セカンダリセルであって、第2セルは、活性化され休眠(DL BWP)(downlink bandwidth part)でない活性ダウンリンク帯域幅部分(DL BWP)を有する。
一実施形態において、第1セルでのPDCCH受信は、第1SCS(subcarrier spacing)設定を有し、第2セルでのPDCCH受信は第2SCS設定を有し、第1スロットは第1SCSと第2SCSの内の小さいものに対応するスロットである。
一実施形態において、所定のPDCCH受信の回数は
Figure 2024511268000172
と等しく、所定のノンオーバーラップCCEの個数は
Figure 2024511268000173
と等しく、αは、スケーリングファクタであり、
Figure 2024511268000174
及び
Figure 2024511268000175
は、それぞれ、第1セル上のスロットでPDCCH受信の総回数及びノンオーバーラップCCEの総個数であり、
Figure 2024511268000176
及び
Figure 2024511268000177
は、それぞれ、第1セル上のスロットでPDCCH受信の最大回数及びノンオーバーラップCCEの最大個数であり、μ1は、第1セルのスロットに対するサブキャリア間隔設定である。
一実施形態において、トランシーバはスケーリング係数αを示す情報を受信するようにさらに構成される。
一実施形態において、第3探索空間セットは、UE特定探索空間(USS)セットである。
一実施形態において、第1探索空間セットは、第1ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)フォーマットと関連付けられた共通探索空間(CSS)セットを含み、第1DCIフォーマットは、「G-RNTI」(group radio network temporary identifier)によってスクランブリングされるCRC(cyclic redundancy check)ビットを含み、また、第1DCIフォーマットは第1セルでのマルチキャストPDSCH(Physical downlink shared channel)受信をスケジューリングする。
一実施形態において、第1探索空間セットは、第1ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットと関連付けられた共通探索空間(CSS)セットを含み、第1DCIフォーマットは、「G-RNTI」(group radio network temporary identifier)によってスクランブリングされたCRC(cyclic redundancy check)ビットを含み、第1DCIフォーマットは、第1セルでマルチキャストPDSCH(physical downlink shared channel)受信をスケジューリングする。
一実施形態において、トランシーバは第3セルから第1セルに対するスケジューリングのための第4探索空間セットに対する第3情報を受信し、第2セルが非活性化されたか又は休眠(DL BWP)である活性ダウンリンク帯域幅部分(DL BWP)を有するかを決定し、第1セル上でのスケジューリングのための第4探索空間セットによるPDCCHを受信するようにさらに構成される。
一実施形態において、基地局が提供される。
基地局は、第1セルから第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セットに対する第1情報を送信し、第2セルから第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を送信し、第1探索空間セットに基づいて第1スロットで第1セル上のPDCCH(physical downlink control channel)の最大個数及びノンオーバーラップCCEの最大個数をスケーリングするためのスケーリングファクタαを送信し、また、第1スロットで第1セル上のPDCCH又は第2セル上のPDCCHを送信するように構成されるトランシーバを含む。
一実施形態において、第1セルは、プライマリセルで第2セルはセカンダリセルであって、第2セルは、活性化され休眠(DL BWP)でない活性ダウンリンク帯域幅部分(DL BWP)を有する。
一実施形態において、第1セル上のPDCCH受信は第1サブキャリア間隔(SCS)設定を有し、第2セル上のPDCCH受信は第2SCS設定を有し、第1スロットは第1SCSと第2SCSの内のより小さいものに対応するスロットである。
一実施形態において、第1探索空間セットは、第1ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)フォーマットと関連付けられた共通探索空間(CSS)セットを含み、第1DCIフォーマットは、「G-RNTI」(group radio network temporary identifier)によってスクランブリングされるCRC(cyclic redundancy check)ビットを含み、また、第1DCIフォーマットは第1セルでのマルチキャストPDSCH(Physical downlink shared channel)受信をスケジューリングする。
上記フローチャートは、本発明の原理によって実装され得る例示的な方法を示したものであって、様々な変更及び修正がフローチャートに例示した方法に対して行われ得る。
例えば、一連のステップで図に示しているが、各図面の様々なステップは、オーバーラップしたり、並列的に発生したり、他の順序で発生したり、複数回発生したりしてもよい。
他の例において、ステップは、省略したり、他のステップで代替してもよい。
請求の範囲又は本発明の詳細な説明に記載された実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装され得る。
電気的構造及び方法をソフトウェアで実装する場合、1つ以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供され得る。
コンピュータ可読記憶媒体に記憶される1つ以上のプログラムは、電子装置内の1つ以上のプロセッサによって実行可能に設定される。
1つ以上のプログラムは、本発明の請求項又は詳細な説明に記載した実施形態による方法を実行させる命令を含む。
プログラム(例えば、ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)は、RAM(rando access memory)、フラッシュメモリを含む不揮発性メモリ、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、磁気ディスク記憶装置、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、DVD(Digital Versatile Disc)、他のタイプの光学記憶装置、又はマグネティックカセットに記憶され得る。
代替的には、プログラムは、前述したメモリ装置の一部又は全部の組み合わせを含むメモリシステムに記憶され得る。
また、各メモリ装置は、複数にて含まれ得る。
また、プログラムは、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide LAN)、又はSAN(Storage Area Network)などの通信ネットワーク、又はそれらの組み合わせで設定された通信ネットワークを介してアクセスできる取り付け可能な(attachable)記憶装置に記憶され得る。
記憶装置は、外部ポートを介して本発明の実施形態による装置に関連付けられ得る。
通信ネットワーク上の他の記憶装置が、また、本発明の実施形態を行う装置に関連付けられ得る。
上述した本発明の実施形態で、本発明に含まれる構成要素は実施形態によって単数又は複数で表現される。
ただし、説明の便宜のために単数又は複数の形態を適切に選択し、本発明がこれに限定されるわけではない。
このように複数形で表現された要素が単一要素として設定されてもよいし、単数形で表現された要素が複数要素として設定されてもよい。
図面がユーザ端末の様々な例を示しているが図面に様々な変更があり得る。
例えば、ユーザ端末は、任意の適切な配列で任意の数の各構成要素を含み得る。
一般に、図面は、本発明の範囲を特定の設定(ら)に制限しない。さらに、図面は本特許文書に開示された様々なユーザ端末機能が使用可能な運営環境を例示するが、このような機能は、任意の他の適切なシステムで使用され得る。
本発明を例示的な実施形態で説明したが、当業者であれば様々な変更及び修正を提案できる。
本発明は、添付した請求項の範囲内に属するそのような変更及び修正を含むものと意図される。
本出願のいかなる説明も任意の特定要素、ステップ又は機能が請求範囲に含まれるべき必須要素であることを示すものとして解釈されてはならない。
特許された主題の範囲は、請求の範囲によって定義される。
100 無線ネットワーク
101~103 基地局(BS)
111~116 ユーザ端末(UE)
120、125 カバレッジ領域
130 ネットワーク
205a~ 205n、305 アンテナ
210a~ 210n、310 RFトランシーバ
215、315 送信(TX)処理回路
220、325 受信(RX)処理回路
225、340 コントローラ/プロセッサ
230、360 メモリ
235 (バックホール/)ネットワークインタフェース
330 スピーカ
345 入/出力(I/O)インタフェース(IF)
350 入力装置
355 ディスプレイ
361 オペレーティングシステム(OS)
362 アプリケーション
405 チャネルコーディング及び変調ブロック
410 直列-並列(S-to-P)ブロック
415 サイズN逆高速フーリエ変換ブロック
420 並列-直列(P-to-S)ブロック
425 付加サイクリックプレフィックスブロック
430 アップコンバータ
555 ダウンコンバータ
560 除去サイクリックプレフィックスブロック
565 直列-並列(S-to-P)ブロック
570 サイズN高速フーリエ変換ブロック
580 チャネルデコーディング及び復調ブロック

Claims (15)

  1. PDCCH(physical downlink control channel)を受信する方法であって、
    第1セルから前記第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セット(search space set)に対する第1情報を受信し、第2セルから前記第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を受信するステップと、
    前記第1探索空間セットに基づいて第1スロットで前記第1セル上の第1個数のノンオーバーラップ制御チャネル要素(control channel element:CCE)を介した第1回数のPDCCH受信を決定するステップと、
    前記PDCCH受信の第1回数が所定のPDCCH受信の回数を超過することと、前記ノンオーバーラップCCEの第1個数が所定のノンオーバーラップCCEの個数を超過すること、との内の少なくとも1つを識別するステップと、
    前記第1探索空間セットの内の第3探索空間セットにのみ対応するPDCCH受信をキャンセルするステップと、を有する、ことを特徴とするPDCCH受信方法。
  2. 前記第1セルは、プライマリセル(primary cell)であり、
    前記第2セルは、セカンダリセル(secondary cell)であり、
    前記第2セルは、活性化されており休眠ダウンリンク帯域幅部分(DL BWP)でない活性ダウンリンク帯域幅部分(DL BWP)を有することを特徴とする請求項1に記載のPDCCH受信方法。
  3. 前記第1セルでのPDCCH受信は、第1SCS(subcarrier spacing)設定を有し,
    前記第2セルでのPDCCH受信は、第2SCS設定を有し、
    前記第1スロットは、前記第1SCSと前記第2SCSとの内の小さいものに対応するスロットであることを特徴とする請求項1に記載のPDCCH受信方法。
  4. 前記所定のPDCCH受信の回数は、
    Figure 2024511268000178
    と等しく、
    前記所定のノンオーバーラップCCEの個数は、
    Figure 2024511268000179
    と等しく、
    αは、スケーリングファクタであって、
    Figure 2024511268000180
    及び
    Figure 2024511268000181
    は、それぞれ、前記第1セル上のスロットでPDCCH受信の総回数及びノンオーバーラップCCEの総個数であり、
    Figure 2024511268000182
    及び
    Figure 2024511268000183
    は、それぞれ、前記第1セル上の前記スロットでPDCCH受信の最大回数及びノンオーバーラップCCEの最大個数であり、
    μ1は、前記第1セルの前記スロットに対するサブキャリア間隔設定であることを特徴とする請求項1に記載のPDCCH受信方法。
  5. 前記スケーリングファクタαを示す情報を受信するステップをさらに有することを特徴とする請求項4に記載のPDCCH受信方法。
  6. 前記第3探索空間セットは、UE特定探索空間(USS)セットであることを特徴とする請求項1に記載のPDCCH受信方法。
  7. 前記第1探索空間セットは、第1ダウンリンク制御情報(downlink control information:DCI)フォーマットと関連付けられた共通探索空間(CSS)セットを含み、
    前記第1DCIフォーマットは、G-RNTI(group radio network temporary identifier)によってスクランブリングされるCRC(cyclic redundancy check)ビットを含み、
    前記第1DCIフォーマットは、前記第1セルでのマルチキャストPDSCH(Physical downlink shared channel)受信をスケジューリングすることを特徴とする請求項1に記載のPDCCH受信方法。
  8. 第3セルから前記第1セルに対するスケジューリングのための第4探索空間セットに対する第3情報を受信するステップと、
    前記第2セルが非活性化されるか休眠DL BWPである活性ダウンリンク帯域幅部分(DL BWP)を有すると決定するステップと、
    前記第1セルに対するスケジューリングのための前記第4探索空間セットによってPDCCHを受信するステップと、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のPDCCH受信方法。
  9. ユーザ端末(UE)であって、
    第1セルから前記第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セットに対する第1情報を受信し、第2セルから前記第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を受信するように構成されるトランシーバと、
    前記トランシーバに動作可能にカップリングされ、前記第1探索空間セットに基づいて第1スロットで前記第1セル上の第1個数のノンオーバーラップ制御チャネル要素(CCE)を介した第1回数のPDCCH受信を決定し、前記PDCCH受信の第1回数が所定のPDCCH受信の回数を超過することと、前記ノンオーバーラップCCEの第1個数が所定のノンオーバーラップCCEの個数を超過すること、との内の少なくとも1つを識別するように構成されるプロセッサと、を有し、
    前記トランシーバは、前記第1探索空間セットの内の第3探索空間セットにのみ対応するPDCCH受信をキャンセルするようにさらに構成されることを特徴とするユーザ端末。
  10. 前記第1セルは、プライマリセル(primary cell)であり、
    前記第2セルは、セカンダリセルであり、
    前記第2セルは、活性化されており休眠ダウンリンク帯域幅部分(DL BWP)でない活性ダウンリンク帯域幅部分を有することを特徴とする請求項9に記載のユーザ端末。
  11. 前記第1セルでのPDCCH受信は、第1SCS(subcarrier spacing)設定を有し、
    前記第2セルでのPDCCH受信は、第2SCS設定を有し、
    前記第1スロットは、前記第1SCSと前記第2SCSとの内の小さいものに対応するスロットであることを特徴とする請求項9に記載のユーザ端末。
  12. 前記所定のPDCCH受信の回数は、
    Figure 2024511268000184
    と等しく、
    前記所定のノンオーバーラップCCEの個数は、
    Figure 2024511268000185
    と等しく、
    αは、スケーリングファクタであり、
    Figure 2024511268000186
    及び
    Figure 2024511268000187
    は、それぞれ、前記第1セル上のスロットでPDCCH受信の総回数及びノンオーバーラップCCEの総個数であり、
    Figure 2024511268000188
    及び
    Figure 2024511268000189
    は、それぞれ、前記第1セル上の前記スロットでPDCCH受信の最大回数及びノンオーバーラップCCEの最大個数であり、
    μ1は、前記第1セルの前記スロットに対するサブキャリア間隔設定であることを特徴とする請求項9に記載のユーザ端末。
  13. 前記トランシーバは、前記スケーリングファクタαを示す情報を受信するようにさらに構成されることを特徴とする請求項12に記載のユーザ端末。
  14. 前記第3探索空間セットは、UE特定探索空間(USS)セットであることを特徴とする請求項9に記載のユーザ端末。
  15. 基地局であって、
    トランシーバを有し、
    前記トランシーバは、第1セルから前記第1セルに対するスケジューリングのための第1探索空間セットに対する第1情報を送信し、
    第2セルから前記第1セルに対するスケジューリングのための第2探索空間セットに対する第2情報を送信し、
    前記第1探索空間セットに基づいて第1スロットで前記第1セル上のPDCCH(physical downlink control channel)の最大個数及びノンオーバーラップCCEの最大個数をスケーリングするためのスケーリングファクタαを送信し、
    前記第1スロットで前記第1セル上のPDCCH又は前記第2セル上のPDCCHを送信するように構成されることを特徴とする基地局。
JP2023548829A 2021-03-22 2022-03-22 無線通信システムのためのスケジューリング向上 Pending JP2024511268A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202163164331P 2021-03-22 2021-03-22
US202163164340P 2021-03-22 2021-03-22
US63/164,331 2021-03-22
US63/164,340 2021-03-22
US17/655,507 2022-03-18
US17/655,507 US20220304026A1 (en) 2021-03-22 2022-03-18 Scheduling enhancements for wireless communication systems
PCT/KR2022/004013 WO2022203369A1 (en) 2021-03-22 2022-03-22 Scheduling enhancements for wireless communication systems

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024511268A true JP2024511268A (ja) 2024-03-13

Family

ID=83285381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023548829A Pending JP2024511268A (ja) 2021-03-22 2022-03-22 無線通信システムのためのスケジューリング向上

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20220304026A1 (ja)
EP (1) EP4238378A4 (ja)
JP (1) JP2024511268A (ja)
KR (1) KR20230157291A (ja)
CN (1) CN116998208A (ja)
WO (1) WO2022203369A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11895690B2 (en) * 2021-03-31 2024-02-06 Qualcomm Incorporated Techniques for reference signal interference canceling or rate matching
WO2022240182A1 (ko) * 2021-05-11 2022-11-17 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 그룹 공통 전송을 위한 공통 주파수 자원 기반 통신 방법 및 장치
US11937270B2 (en) * 2021-08-04 2024-03-19 Qualcomm Incorporated Techniques for configuring TCI states for MBS transmissions
KR102629749B1 (ko) * 2022-02-11 2024-01-29 엘지전자 주식회사 제어 채널을 모니터링하는 방법, 단말, 장치 및 저장 매체, 그리고 제어 채널을 전송하는 기지국
CN117858252A (zh) * 2022-09-30 2024-04-09 华为技术有限公司 通信方法和相关产品

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11398878B2 (en) * 2018-01-21 2022-07-26 Lg Electronics Inc. Method for transmitting or receiving signal in wireless communication system and apparatus therefor
US11265128B2 (en) * 2018-04-30 2022-03-01 Qualcomm Incorporated Search space set occasion level mapping for PDCCH overbooking
CN110474737B (zh) * 2018-05-11 2020-11-17 华为技术有限公司 参数确定的方法、监控方法、通信装置
WO2020246858A1 (en) * 2019-06-06 2020-12-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for determining of a search space set for physical downlink control channel (pdcch) monitoring
US11425707B2 (en) * 2019-07-08 2022-08-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Monitoring of downlink control channels for communication with multiple transmission-reception points
US11700672B2 (en) * 2019-10-07 2023-07-11 Intel Corporation Per-span PDCCH monitoring enhancements

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022203369A1 (en) 2022-09-29
US20220304026A1 (en) 2022-09-22
EP4238378A4 (en) 2024-05-15
EP4238378A1 (en) 2023-09-06
CN116998208A (zh) 2023-11-03
KR20230157291A (ko) 2023-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11570795B2 (en) Control signaling design for improved resource utilization
US10892883B2 (en) Resource coordination for half duplex communications
US11576165B2 (en) Method and apparatus for transmitting and receiving downlink control information in a wireless communication system
KR20210029281A (ko) 무선 통신 시스템에서 다중 빔 동작을 위한 방법 및 장치
TW202341691A (zh) 用於波束指示的虛擬搜尋空間
US20220240260A1 (en) Method and user equipment for determining resource for sidelink communication
CN112262540A (zh) 在载波聚合中具有超量预定的搜索空间设计
JP2024511268A (ja) 無線通信システムのためのスケジューリング向上
KR20210143746A (ko) Nr v2x 리소스 할당에서 리소스 센싱의 구성을 위한 방법 및 장치
US11350452B2 (en) Multiple component waveform generation for per subband listen before talk
KR20240019158A (ko) 무선 통신 시스템에서 제어 정보를 송수신하기 위한 방법 및 장치
US20220304046A1 (en) Methods and apparatus for switching of pdcch monitoring capability
US20220394734A1 (en) Cross-carrier scheduling across different drx groups
JP2022547227A (ja) フレキシブルデュプレックス通信システムに対するレイテンシ減少を行うための方法及び装置
CN116868654A (zh) 用于上行链路传输的小区选择
US20240064772A1 (en) Multi-beam operation for multi-cell scheduling
US20230057605A1 (en) Pdcch monitoring for multi-cell scheduling
US20220408458A1 (en) Scheduling via multiple physical downlink control channels
KR20230155546A (ko) 무선 통신 시스템에서 pdcch 신뢰성 향상을 위한 방법 및 장치
US11997054B2 (en) Resource coordination for half duplex communications
US20240040429A1 (en) Method and apparatus for dci size for multi-cell scheduling
US20230354331A1 (en) Pdcch for multi-cell scheduling
US20230403682A1 (en) Method and apparatus for transmission and reception using configured grant in wireless communication system
US20230345460A1 (en) Dci fields for multi-cell scheduling
US20240032062A1 (en) Dci size alignment for a scheduled cell with multiple scheduling cells