JP7301414B2 - 偏光エンタングルghz状態に基づく二分法クロック同期システムおよび方法 - Google Patents
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Description
前記第一同期側と第二同期側は、一般的なチャネルを介して接続され、送信側と第一同期側は、量子チャネルを介して接続され、送信側と第二同期側は、量子チャネルと一般的なチャネルを介して接続され、
ここで、前記送信側は、3光子偏光エンタングルGHZ状態を発生し、そして1つの光子の偏光状態を測定するために使用される。
前記第一同期側と第二同期側は、他の2つの光子の偏光状態に対する測定を行い、第二同期側と送信側は、測定結果を比較して、第一同期側と第二同期側との間の測定順序情報を取得する。
ステップ1において、信号を交換し、第一同期側および第二同期側にそれぞれ配置される第一パルスレーザーおよび第二パルスレーザーは、それぞれのクロックの「0」時刻で一般的なパルス信号を励起し、その信号は、それぞれの光サーキュレータを介して互いに送信される。
ステップ2において、信号を測定し、第一同期側と第二同期側では、相手の光サーキュレータから送信された信号をそれぞれ受信し、そして受信された信号はローカル光サーキュレータを通過した後、ローカル検出器に送信され、第一同期側と第二同期側はそれぞれ、信号の到着時刻τaとτbを測定し、以下の式を取得しやすく、
τa=Tlink+ΔTab-式(1)、
τb=Tlink-ΔTab-式(2)、
式中、Tlinkは、第一検出器と第二検出器との間の光路における光パルスの伝送時間であり、ΔTabは、第一クロックと第二クロックとの間のクロック差である。
ステップ3において、結果を分析し、Tlinkは、ステップ2における前記式(1)と(2)を同時に合計することで取得でき、ΔTabは、同時に減算することで取得できる。このようにして、第一クロックと第二クロックとの間の大まかな値ΔTabを得ることができる。第一同期側および第二同期側の両方は、この差に基づいてクロックに対する初期校正を行う。従来のクロック同期で達成できる精度を考慮すると、AとBのクロックは、校正後でも、ΔT0の範囲内のクロック差がある。(ΔT0は通常10nsのオーダーである)。
ステップ4において、光パルスを送信し、送信側は、単一光子パルスを同時に第一同期側と第二同期側にそれぞれ送信し、第一同期側と第二同期側はそれぞれ、光パルスを受信した時刻taとtbを記録し、そして測定結果を公開する。
ステップ5において、光遅延を初期調整し、測定されたtaとtbに基づいて、送信側は、再測定の結果がta=tbを満たすように光遅延線を調整する。
ステップ6において、エンタングル状態を送信し、送信側は偏光エンタングルGHZ状態の3光子を発生し、量子状態は
であり、それを第一、第二、および第三検出器に同時に送信する。
ステップ7において、測定および決定を行う:第一同期側、第二同期側、および送信側は受信された光子を測定する。ここで、第一同期側が選択する測定ベースはZベースであり、第二同期側および送信側が選択する測定ベースはXベースである。数回の測定の後、送信側と第二同期側の測定結果の比較に基づいて決定基準に応じて第一同期側と第二同期側のうちのどちらが最初に光子を測定したかを決定することができる。
ステップ8において、光遅延を調整し、1回目の測定後、第一同期側が最初に光子を測定したと決定された場合、第一同期側と送信側の間の光遅延は送信側によってΔT0だけ増加され、第二同期側が最初に光子を測定したと決定された場合、第一同期側と送信側の間の光遅延は送信側によってΔT0だけ短縮される。
ステップ9において、複数回測定し、第一同期側、第二同期側、および送信側は、引き続きステップ6、ステップ7、およびステップ8を実行し、2回目の測定および光遅延微調整を開始する。違いは、2回目の光遅延微調整がΔT0/2になることであり、それは前回の半分である。その後、3回目、4回目、5回目......の測定を続行し、微調整量もそれに対応してΔT0/4、ΔT0/8、ΔT0/16......になる。2つのアームの光遅延の差が常に0に近づくように収束するように二分法を用いて光遅延を調整し、何度も繰り返した後、光子は高精度で同時に第一検出器と第二検出器に到着する。
ステップ10において、時刻を記録して同期を完了し、各側は、実際の精度要件に従って複数回の測定を実行し、第一同期側および第二同期側はそれぞれ、最後の測定での光子の到着時刻TaとTbを記録する。このとき、ΔTab=Ta-Tbと実際のクロック差との差は十分に小さいため、ΔTabを実際のクロック差と見なすことができ、第一同期側および第二同期側は、この差に基づいてクロック校正を行い、それにより、クロックの同期が達成される。
1、光信号の伝送は一方向伝送であり、全方向への信号の伝送速度が要求されないため、制限が少なく、伝送経路が短くなり、伝送中、光ファイバの不安定による影響は少ない。
2、量子エンタングルは非局所効果であり、「瞬間性」があり、より高い精度の限界に達する可能性がある。
3、両方の同期側は、実際の精度要件に応じて異なる回数の反復を行うことができ、精度と効率の最適化を達成する。
ステップ1において、一般的な信号を交換し、同期側Aおよび同期側Bに配置されるパルスレーザーは、それぞれのクロックの「0」時刻で一般的なパルス信号を励起し、その信号は、それぞれの光サーキュレータを介して互いに送信される。
ステップ4において、光パルスを送信し、送信側CにあるGHZ状態のエンタングルメントソースは、単一光子パルスを同時に同期側AとBおよびローカル検出器Cに同時に送信し、AとBの同期されるクロックはそれぞれ、光パルスを受信した時刻taとtbを記録する。
2、残りの2つの崩壊した光子は、エンタングルメント特性を持たなくなり、一方の光子の偏光状態を測定すると、もう一方の光子の偏光状態は影響を受けない。
3、GHZ状態のエンタングルメント効果は、「瞬時性」を伴う非局所効果であり、該システムが高精度のクロック同期を実現することを保証する。
ケース1:同期側Aが最初に光子を測定すると、3つの光子の偏光状態がすべてZベースに投影され、次に同期側Bと送信側Cの測定が残りの2つの光子の偏光状態が再びXベースに投影され、この時点で2つの光子は絡み合っていないため、同期側Bおよび送信側Cは、1/2の確率で異なる測定値を得ることになる。
ケース2:同期側Bが最初に光子を測定すると、3つの光子の偏光状態がすべてXベースに投影され、同期側Bと送信側Cは同じ測定ベースを持っているため、BとCは常に同じ測定結果を有する。
2、本発明に使用されるGHZ状態エンタングルメント効果は非局所効果であり、「瞬間性」があり、より高い精度の限界に達する可能性がある。
3、本発明において、両方の同期側は、実際の精度要件に応じて異なる回数の反復を行うことができ、精度と効率の最適化を達成する。
Claims (10)
- 偏光エンタングルGHZ状態に基づく二分法クロック同期システムであって、第一同期側、第二同期側、および送信側を含み、
前記第一同期側と前記第二同期側は、一般的なチャネルを介して接続され、前記送信側と前記第一同期側は、量子チャネルを介して接続され、前記送信側と前記第二同期側は、量子チャネルと一般的なチャネルを介して接続され、
ここで、前記送信側は、3光子偏光エンタングルGHZ状態を発生し、そして1つの光子の偏光状態を測定するために使用され、
前記第一同期側と前記第二同期側は、他の2つの光子の偏光状態に対する測定を行い、そして、前記第二同期側と前記送信側は、測定結果を比較して、前記第一同期側と前記第二同期側との間の測定順序情報を取得し、
ステップ(a)において、エンタングル状態を送信し、前記送信側は偏光エンタングルGHZ状態の3光子を発生し、量子状態は
であり、それを前記第一同期側の第一検出器、前記第二同期側の第二検出器、および前記送信側の第三検出器に同時に送信し、
ステップ(b)において、測定および決定を行い、前記第一同期側、前記第二同期側、および前記送信側は受信された光子を測定し、
ここで、前記第一同期側が選択する測定ベースはZベースであり、前記第二同期側および前記送信側が選択する測定ベースはXベースであり、数回の測定の後、前記送信側と前記第二同期側の測定結果の比較に基づいて決定基準に応じて前記第一同期側と前記第二同期側のうちのどちらが最初に光子を測定したかを決定することができ、
3つの光子の偏光状態がすべてZベースに投影された時、前記第二同期側と前記送信側の測定が残りの2つの光子の偏光状態が再びXベースに投影され、前記第一同期側は先に光子が検出されると決定され、
3つの光子の偏光状態がすべてXベースに投影された時、前記第二同期側と前記送信側は同じ測定ベースを持っているため、前記第二同期側は先に光子が検出されると決定され、
ステップ(c)において、光遅延を調整し、1回目の測定後、前記第一同期側が最初に光子を測定したと決定された場合、前記第一同期側と前記送信側の間の光遅延は前記送信側によってΔT0だけ増加され、前記第二同期側が最初に光子を測定したと決定された場合、前記第一同期側と前記送信側の間の光遅延は前記送信側によってΔT0だけ短縮され、
ステップ(d)において、複数回測定し、前記第一同期側、前記第二同期側、および前記送信側は、引き続きステップ(a)、ステップ(b)、およびステップ(c)を実行し、2回目の測定および光遅延微調整を開始し、2回目の光遅延微調整はΔT0/2になり、
次に3回目、4回目、5回目......の測定を続行し、微調整量もそれに対応してΔT0/4、ΔT0/8、ΔT0/16......になり、
前記第一同期側と送信側パス(L1)の光遅延と前記第二同期側と送信側パス(L2)の光遅延との差が常に0に近づくように収束するように二分法を用いて光遅延を調整し、
ステップ(e)において、時刻を記録して同期を完了し、各側は、実際の精度要件に従って複数回の測定を実行し、前記第一同期側および前記第二同期側はそれぞれ、最後の測定での光子の到着時刻TaとTbを記録し、
このとき、ΔTab=Ta-Tbと実際のクロック差との差は十分に小さいため、ΔTabを実際のクロック差と見なすことができ、前記第一同期側および前記第二同期側は、この差に基づいてクロック校正を行い、それにより、クロックの同期が達成される、
ことを特徴とする偏光エンタングルGHZ状態に基づく二分法クロック同期システム。 - 前記送信側は、GHZ状態エンタングルメントソース、光遅延線(ODL)、ディスクファイバ、第三偏光子、および第三検出器を含み、
前記光遅延線は前記GHZ状態エンタングルメントソースに接続され、前記GHZ状態エンタングルメントソースはディスクファイバを介して前記第三偏光子に接続され、前記第三偏光子は前記第三検出器に接続される、ことを特徴とする
請求項1に記載のシステム。 - 前記GHZ状態エンタングルメントソースは、それぞれ第一出力端、第二出力端、第三出力端という3つの出力端を含み、
ここで、前記第一出力端は前記光遅延線の入力端に接続され、前記光遅延線、ディスクファイバ、光ファイバを介して前記第一同期側に接続され、前記第二出力端は光ファイバを介して前記第二同期側に直接接続され、前記第三出力端はディスクファイバおよび前記第三偏光子を順に介して前記第三検出器の入力端に接続される、ことを特徴とする
請求項2に記載のシステム。 - 前記GHZ状態エンタングルメントソースは、量子状態が
の3光子偏光エンタングルGHZ状態を発生し、
前記光遅延線は、前記第一同期側と前記送信側との間の光遅延を調整するために使用され、
前記ディスクファイバは、前記GHZ状態エンタングルメントソースと前記第三検出器との間の光遅延を提供し、また前記第一同期側と前記送信側との間および前記第二同期側と前記送信側との間の非対称性許容値を提供するために使用され、
前記第三偏光子は45度偏光子であり、前記45度偏光子は、光子のXベースの偏光状態を区別するために使用され、
前記第三検出器は、光子に対する検出応答を提供する、ことを特徴とする
請求項2に記載のシステム。 - 前記第一同期側は、第一偏光子、第一検出器、第一パルスレーザー、第一クロック、および第一光サーキュレータを含み、
前記第二同期側は、第二偏光子、第二検出器、第二パルスレーザー、第二クロック、および第二光サーキュレータを含み、
前記第一クロックは、前記第一パルスレーザーおよび前記第一検出器に接続され、前記第二クロックは、前記第二パルスレーザーおよび前記第二検出器に接続され、
前記第一偏光子は、前記第一検出器の入力端に接続され、前記第二偏光子は、前記第二検出器の入力端に接続される、ことを特徴とする
請求項1に記載のシステム。 - 前記第一同期側および前記第二同期側において、前記第一光サーキュレータおよび前記第二光サーキュレータの両方は、それぞれ第一ポート、第二ポート、および第三ポートという3つのポートを有する、ことを特徴とする
請求項5に記載のシステム。 - 前記第一光サーキュレータの第一ポートは、前記第二光サーキュレータの第一ポートに接続され、
前記第一光サーキュレータの第二ポートは、前記第一パルスレーザーの出力端に接続され、
前記第二光サーキュレータの第二ポートは、前記第二パルスレーザーの出力端に接続され、
前記第一光サーキュレータの第三ポートは、前記第一検出器の入力端に接続され、
前記第二光サーキュレータの第三ポートは、前記第二検出器の入力端に接続される、ことを特徴とする
請求項6に記載のシステム。 - 前記第一偏光子は水平偏光子であり、光子のZベースの偏光状態を区別するために使用され、
前記第二偏光子は45度偏光子であり、光子のXベースの偏光状態を区別するために使用される、ことを特徴とする
請求項5に記載のシステム。 - 前記第一検出器と前記第二検出器は両方とも、光子に対する検出応答を提供するために使用され、
前記第一パルスレーザーおよび前記第二パルスレーザーは、第一同期側と前記第二同期側との間の初期クロック同期を達成するための一般的なレーザーパルスを生成し、
前記第一クロックおよび前記第二クロックは両方とも同期されるクロックであり、前記第一検出器および前記第二検出器によって検出された光子の現地時刻を同時に記録し、
前記第一光サーキュレータおよび前記第二光サーキュレータは両方とも、非相反光路を提供するために使用される、ことを特徴とする
請求項5に記載のシステム。 - 請求項5-9いずれか一項に記載の偏光エンタングルGHZ状態に基づく二分法クロック同期システムを用いた偏光エンタングルGHZ状態に基づく二分法クロック同期方法であって、以下のステップを含み、
ステップ1において、信号を交換し、前記第一同期側および前記第二同期側にそれぞれ配置される前記第一パルスレーザーおよび前記第二パルスレーザーは、それぞれのクロックの「0」時刻で一般的なパルス信号を励起し、その信号は、それぞれの光サーキュレータを介して互いに送信され、
ステップ2において、信号を測定し、前記第一同期側と前記第二同期側は、相手の光サーキュレータから送信された信号を受信し、次にローカル光サーキュレータを通過し、ローカル検出器に送信され、前記第一同期側と前記第二同期側はそれぞれ、信号の到着時刻τaとτbを測定し、以下の式を取得し、
τa=Tlink+ΔTab-式(1)、
τb=Tlink-ΔTab-式(2)、
式中、Tlinkは、前記第一同期側と前記第二同期側との間の光パルスの伝送時間であり、ΔTabは、前記第一クロックと前記第二クロックとの間のクロック差であり、
ステップ3において、結果を分析し、Tlinkは、ステップ2における前記式(1)と(2)を同時に合計することで取得でき、ΔTabは、同時に減算することで取得でき、
このようにして、前記第一クロックと前記第二クロックとの間の大まかな値ΔTabを得ることができ、前記第一同期側および前記第二同期側の両方は、この差に基づいてクロックに対する初期校正を行い、
ステップ4において、光パルスを送信し、前記送信側は、単一光子パルスを同時に前記第一同期側と前記第二同期側にそれぞれ送信し、前記第一同期側と前記第二同期側はそれぞれ、光パルスを受信した時刻taとtbを記録し、そして測定結果を公開し、
ステップ5において、光遅延を初期調整し、測定されたtaとtbに基づいて、前記送信側は、再測定の結果がta=tbを満たすように光遅延線を調整し、
ステップ6において、エンタングル状態を送信し、前記送信側は偏光エンタングルGHZ状態の3光子を発生し、量子状態は
であり、それを前記第一同期側の第一検出器、前記第二同期側の第二検出器、および前記送信側の第三検出器に同時に送信し、
ステップ7において、測定および決定を行い、前記第一同期側、前記第二同期側、および前記送信側は受信された光子を測定し、
ここで、前記第一同期側が選択する測定ベースはZベースであり、前記第二同期側および前記送信側が選択する測定ベースはXベースであり、数回の測定の後、前記送信側と前記第二同期側の測定結果の比較に基づいて決定基準に応じて前記第一同期側と前記第二同期側のうちのどちらが最初に光子を測定したかを決定することができ、
ステップ8において、光遅延を調整し、1回目の測定後、前記第一同期側が最初に光子を測定したと決定された場合、前記第一同期側と前記送信側の間の光遅延は送信側によってΔT0だけ増加され、前記第二同期側が最初に光子を測定したと決定された場合、前記第一同期側と前記送信側の間の光遅延は前記送信側によってΔT0だけ短縮され、
ステップ9において、複数回測定し、前記第一同期側、前記第二同期側、および前記送信側は、引き続きステップ6、ステップ7、およびステップ8を実行し、2回目の測定および光遅延微調整を開始し、
ここで、2回目の光遅延微調整量はΔT0/2であり、
その後、3回目、4回目、5回目......の測定を続行し、微調整量もそれに対応してΔT0/4、ΔT0/8、ΔT0/16......になり、
前記第一同期側と送信側パス(L1)の光遅延と前記第二同期側と送信側パス(L2)の光遅延との差が常に0に近づくように収束するように二分法を用いて光遅延を調整し、何度も繰り返した後、光子は高精度で同時に前記第一検出器と前記第二検出器に到着し、
ステップ10において、時刻を記録して同期を完了し、各側は、実際の精度要件に従って複数回の測定を実行し、前記第一同期側および前記第二同期側はそれぞれ、最後の測定での光子の到着時刻TaとTbを記録し、
このとき、ΔTab=Ta-Tbと実際のクロック差との差は十分に小さいため、ΔTabを実際のクロック差と見なすことができ、前記第一同期側および前記第二同期側は、この差に基づいてクロック校正を行い、それにより、クロックの同期が達成される、ことを特徴とする
偏光エンタングルGHZ状態に基づく二分法クロック同期方法。
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