JP7299885B2 - 電子ペン - Google Patents

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Description

この発明は、静電容量方式の位置検出装置に対する位置指示器としての機能を実現する電子ペンに関する。
パーソナルコンピュータの入力装置であるタブレット装置などには、位置検出装置が搭載されている。位置検出装置においては、電子ペンのペン先からの位置指示信号を受信して、電子ペンによる位置検出装置に対する指示位置を検出する。この場合、位置検出装置の操作面に電子ペンを接触させて入力操作が行われている場合(筆記状態)を適切に判別するため、電子ペンには、ペン先に加わる圧力(筆圧)を検出する筆圧検出部が搭載されている。電子ペンは、当該筆圧検出部での検出結果を位置指示信号に含めて、位置検出装置に送信する。
図5は、静電容量方式の従来の電子ペンの構成例を示す図である。図5(A)に示すように、電子ペンの筐体100のペン先側は、先細に形成されている。ペン先部101は、当該先細の先端から筐体100の内部に挿入され、接続部材102を介してペン先シャフト103に取り付けられる。ペン先部101、接続部材102、ペン先シャフト103は、いずれも導電性材料により形成されている。ペン先シャフト103部のペン先側とは反対の端部は、筆圧検出部105の押圧部材1051の嵌合穴に挿入されて取り付けられる。
筆圧検出部105は、押圧部材1051と、第1電極1052と、誘電体1053と、第2電極1054とからなり、第1電極1052と誘電体1053との間には空隙が設けられている。そして、ペン先部101の先端に加わる筆圧に応じて、ペン先部101及びペン先シャフト103が押圧部材1051を通じて第1電極1052を押圧し、これに応じて変化する第1電極1052と第2電極1054との間の静電容量に応じて筆圧が検出できる。
筆圧検出部105の後段側(ペン先とは反対側)には、電子回路が形成された回路基板106が設けられている。回路基板106に形成される当該電子回路は、発振回路や電源回路やコンデンサなどの電子部品が接続されて形成されたものである。また、保持部材107、108、109等は、筐体100内搭載される種々の部品の筐体100内における位置を規制したり、固定したりするなどの役割を有している。
そして、図5(A)に示し、図5(B)にも拡大して示すように、ペン先シャフト103の筆圧検出部105側の周囲には、導電性のコイルバネ104が設けられている。このコイルバネ104を通じて発振回路等が接続されて形成された電子回路からの筆圧情報を含む位置指示信号が、ペン先シャフト103及び接続部材102を通じてペン先部101に供給され、ペン先部101のペン先から位置検出装置に向けて送信される。しかし、コイルバネ104は、直接にペン先シャフト103に固定されてはいない。
上述したように、ペン先部101及びペン先シャフト103は、ペン先部101のペン先に加わる筆圧に応じて軸心方向に頻繁に移動する。このような頻繁な移動に伴い、コイルバネ104が単にペン先シャフト103に接触しているだけだと、ペン先シャフト103からコイルバネ104が外れて接触不良が生じることが懸念される。このため、コイルバネ104は、頻繁に軸心方向に移動するペン先シャフト103にある程度の圧力で押し付けられることにより、電気的に確実な接続がなされるようにされている。すなわち、ペン先シャフト103には、初めからコイルバネ104による力が加わっていることになる。
一方、コイルバネ104は小さいコイルであるため、コイルとしてのバネ係数には、バラつきがある。電子ペンの筆圧検出には、例えば紙にペン先が接触するか否かというような微妙な力加減の検出が要求される中、コイルバネ104によりペン先シャフト103が付勢される力にバラつきがあると電子ペンの信頼性に影響を与える。このため、後に記す特許文献1には、迅速かつ正確に、筆圧を検出して利用可能にすると共に、ペン先部101のペン先が僅かに位置検出装置の操作面に接触しただけでも、電子ペンによる指示入力を可能にするための発明が開示されている。
具体的に、特許文献1に開示された発明は、ポリイミドフィルムに導電物質を蒸着させるなどし、これを用いて電子ペンに搭載された電子回路と芯体とを常時電気的に接続しておくようにするものである。この場合、ポリイミドフィルムが、これに蒸着された導電物質を保護すると共に、電子回路と芯体との電気的な接続を維持できるようにし、軸心方向に頻繁に移動するペン先部と電子回路との接続を適切に維持することが可能になる。
特許第5761773号公報
位置検出装置と電子ペンとにおいては、従来の紙と鉛筆の関係を電子的に再現することを1つの目標としている。紙と鉛筆の関係では、鉛筆が紙に触れただけで筆跡が残ることも1つの重要な特徴(機能)である。このため、位置検出装置と電子ペンとの関係においても、電子ペンのペン先に加えられた筆圧を精度よく検出することができると共に、これを迅速かつ正確に位置検出装置に通知できることが重要な課題になっている。
上述した特許文献1に開示された発明によって、電子ペンに搭載された電子回路と芯体とを常時電気的に接続すると共に、筆圧迅速かつ正確に検出することが可能となった。しかし、導電性物質が蒸着されたポリイミドフィルムと導電性の芯体との接点を確保することの問題も生じた。このため、できるだけ簡単に、かつ、確実に、電子回路と芯体とを電気的に接続できるようにすることが望まれている。また、例えば、鉛筆が紙に触れただけで僅かな筆跡が残るといった情報の入力を、電子ペンによって位置検出装置を通じても、より高精度に行えるようにすることが望まれている。
以上のことに鑑み、この発明は、構成や製造上の工程を複雑にすることなく、鉛筆を用いて紙に対して行われるような繊細な情報の入力を、位置検出装置に対して行うことができるようにする電子ペンを実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、
伸縮可能な導電性を有するコイルバネと、
導電性を有する芯体と、
前記芯体のペン先とは反対側の端部と嵌合する嵌合部を有する筆圧検出部と、
発信回路を備え、前記発信回路からの信号に前記筆圧検出部からの検出結果を含めた信号を形成して出力する電子回路と
を有する静電容量方式の電子ペンであって、
前記芯体は、前記コイルバネの中心軸部分を貫通し、前記コイルバネに付勢されることなく、前記コイルバネの前記ペン先側の端部は、前記芯体に対して接続され、他方の端部は、前記電子回路に接続され
前記芯体は、ペン先部とシャフト部とにより構成され、
前記シャフト部のペン先側の端部には、前記ペン先部のペン先側と反対側の端部が嵌合するシャフト部嵌合部を有し、
前記コイルバネの前記ペン先側の前記端部は、前記シャフト部嵌合部において、前記ペン先部と前記シャフト部との間に挟み込まれる
ことを特徴とする電子ペンを実現する。
実施の形態の静電容量方式の電子ペンの構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態の電子ペンが用いられる静電容量方式の位置検出装置の構成例を説明するためのブロック図である。 実施の形態の静電容量方式の電子ペンの例を説明するための図である。 実施の形態の静電容量方式の電子ペンの他の例を説明するための図である。 従来の静電容量方式の電子ペンの構成例を示す図である。
以下、図を参照しながら、この発明の静電容量方式の電子ペンの実施の形態について説明する。
[電子ペンPnの構成例]
図1は、実施の形態の静電容量方式の電子ペンPnの構成例を説明するためのブロック図である。電子ペンPnの筐体内には、発振回路51、電源回路52、コンデンサ等の種々の回路部品からなる電子回路が形成された回路基板が搭載されている。発振回路51は、電子ペンPnから送信する位置指示信号を発生させるものである。電源回路52は、電池や2次電池などの電源と、この電源の電力から各部に供給する駆動電力を形成する回路などからなる。
また、電子ペンPnの筐体内には、芯体1にかけられる筆圧(値)を検出する筆圧検出部3が設けられている。この筆圧検出部3で検出された筆圧は、発振回路51等を備えた電子回路に供給され、当該筆圧で発振回路51からの位置指示信号を変調するなどの処理により、位置指示信号に含めるようにされて出力される。
導電性材料で形成された芯体1は、コイルバネ2を通じて、発振回路51などを有する電子回路に対して接続されている。コイルバネ2は、伸縮可能で、導電性を有するものである。これにより、芯体1は、発振回路51等を備える電子回路に対して常時電気的に接続され、いつでも電子回路からの位置指示信号の供給を受けて、これを送信することができる。
コイルバネ2は、芯体1と電子回路とが接続された状態で、かつ、芯体1に対して筆圧が加えられていない状態では自然長となっている。そして、芯体1に対して僅かな筆圧が加わっただけでも、当該コイルバネ2は、即座に収縮し、当該筆圧が除去されれば元の自然長にスムーズに戻ることができるものである。また、コイルバネ2の自然長は、従来の電子ペンで用いられていた電子回路と芯体とを接続するコイルバネに比べて十分に長く、バネ定数が一定の同一規格のコイルバネが量産可能なものである。
一般に、コイルバネは、バネ定数が大きく、弾性率が大きい場合には、これを縮めたり、伸ばしたりする場合には大きな力が必要になる。このため、コイルバネ2のバネ定数が大きい場合には、弾性率も大きくなり、これが接続される芯体1の軸心方向への移動の邪魔になり、適切に筆圧を検出することができなくなる。また、コイルバネ2が接続されている芯体1や電子回路の接続部分に大きな負荷がかかる。
このため、この実施の形態の電子ペンPnにおいて、コイルバネ2は、バネ定数が十分に小さいために、弾性率も小さく、僅かな筆圧で収縮し、当該筆圧が除去されれば、元の状態に迅速に戻ることができるものが使用される。具体的に、コイルバネ2は、例えば、1グラム未満の僅かな筆圧であっても、これに応じて即座に大きく収縮することができるものである。
従って、この実施の形態の電子ペンPnの場合には、芯体1に筆圧がかけられた場合に、コイルバネ2が、芯体1による筆圧検出部3の押圧を邪魔することはないので、僅かな筆圧の検出も可能になっている。また、コイルバネ2が接続(固定)されている芯体1に対しても、電子回路に対しても、当該接続部分に大きな力がかかることもない。また、コイルバネ2のバラつきによる電子ペンPnの筆圧検出にバラつきが生じなくなり、精度の高い電子ペンの実現が可能となる。
[位置検出装置200の構成例]
図2は、電子ペンPnが用いられる静電容量方式の位置検出装置200の構成例を説明するためのブロック図である。位置検出装置200は、図2に示すように、センサ210と、このセンサ210に接続されるペン検出回路220とからなる。
センサ210は、第1の導体群211、第2の導体群212を積層して形成されたものである。第1の導体群211は、例えば、横方向(X軸方向)に延在した複数の第1の導体211Y~211Yを互いに所定間隔離して並列に、Y軸方向に配置したものである。また、第2の導体群212は、第1の導体に対して交差する方向、この例では直交する縦方向(Y軸方向)に延在した複数の第2の導体212X~212Xを互いに所定間隔離して並列に、X軸方向に配置したものである。
このように、位置検出装置200のセンサ210では、第1の導体群211と第2の導体群212を交差させて形成したセンサパターンを用いて、静電容量方式の電子ペンPnが指示する位置を検出する構成を備えている。なお、図2の説明において、第1の導体211Y1~211Ymの内の1つを示す場合には第1の導体211Yと記載し、第2の導体212X1~212Xnの内の1つを示す場合には第2の導体212Xと記載する。
ペン検出回路220は、センサ210との入出力インターフェースとされる選択回路221と、増幅回路222と、受信信号処理回路223と、制御回路224とからなる。受信信号処理回路223は、図示しないが、バンドパスフィルタ、検波回路、サンプルホールド回路と、AD(Analog to Digital)変換回路などを備える。
選択回路221は、制御回路224からの制御信号に基づいて、第1の導体群211および第2の導体群212の中から1本の導体211Yまたは212Xを選択する。選択回路221により選択された導体は増幅回路222に接続され、静電容量方式の電子ペンPnからの信号が、選択された導体により検出されて増幅回路222により増幅される。この増幅回路222の出力は、受信信号処理回路223に供給される。受信信号処理回路223では、これに供給された信号を、帯域制限し、検波処理した後、サンプルホールドして、デジタル信号に変換し、これを制御回路224に供給する。
制御回路224は、内部のROM(Read Only Memory)に格納されたプログラムによって、選択回路221に制御信号を供給して制御すると共に、受信信号処理回路223に対しても制御信号を供給して制御する。また、制御回路224は、受信信号処理回路223からのデジタルデータから、電子ペンPnによって指示されたセンサ210上の位置座標を算出すると共に、電子ペンPnの筆圧検出部3で検出された筆圧を検出する。
このように、位置検出装置200は、電子ペンPnによる指示位置と筆圧とを検出し、これを例えばコンピュータ装置に供給して、電子ペンPnによる筆跡を表示画面に表示することなどを実現できるようにしている。そして、この実施の形態の電子ペンPnは、上述したように、僅かな筆圧をも適切に検出し、これを位置指示信号に含めて迅速に位置検出装置200に送信できる高精度のものである。このため、位置検出装置200を通じて、コンピュータに対して繊細な描画入力を行い、例えばディスプレイ上に繊細な描画を表示するなどのことができるようにされる。
[電子ペンPnの内部の構成例]
図3は、実施の形態の静電容量方式の電子ペンPnの内部の構成例を説明するための図であり、ペン先側の主要部分を説明するための図である。図3(A)の電子ペンPnのペン先側部分の断面図に示すように、この実施の形態の電子ペンPnは、ペン先側が先細となった筐体10を備えている。先端が丸みを帯びたペン先となる棒状のペン先部11は、先細となっている筐体10の先端から筐体10の内部に挿入される。ペン先部11のペン先側とは反対側の端部は、導電性弾性部材12によって、シャフト部13に接続され、固定される。
このように、この実施の形態の電子ペンPnにおいては、ペン先部11とシャフト部13とが導電性弾性部材12を介して直列に接続されることにより、1本の棒状の芯体1を構成している。そして、ペン先部11とシャフト部13とは、共に導電性を有する材料により形成されている。ペン先部11とシャフト部13とは、例えば、金属によって形成したり、カーボン粉末を混ぜ込んだ硬質樹脂で形成したりするなど、種々の導電性材料により形成できる。もちろん、ペン先部11とシャフト部13とは、導電性を有していればよく、それぞれ異なる材料により形成してもよい。
このように、いずれも導電性を有するペン先部11とシャフト部13とが導電性弾性部材12を介して接続されるので、全体として導電性を有する1本の連続する芯体1が構成できる。また、導電性弾性部材12に対して、ペン先部11を装着する構成となっている。導電性弾性部材12は、導電性を備えているだけでなく、弾性部材でもあるので、ペン先部11の着脱が可能にされる。これにより、必要に応じて、ペン先部11は、交換することができる。
そして、シャフト部13のペン先側と反対側の端部は、筆圧検出部3の押圧部材31の嵌合穴に挿入され、筆圧検出部3に対して取り付けられる。筆圧検出部3は、押圧部材31と、第1電極32と、誘電体33と、第2電極34とからなり、図3(A)には示していないが、第1電極32と誘電体33との間には、リング状のスペーサが位置することにより、空隙が設けられるようにされている。ペン先部11の先端(ペン先)に筆圧が加わると、ペン先部11と導電性弾性部材12とシャフト部13とからなる芯体1は、軸心方向に押し込まれ、押圧部材31を通じて第1電極32を押圧する。
これにより、第1電極32は誘電体33側に押し込まれて移動し、誘電体33と接触して、その接触面積を押圧力に応じて変化させる。この場合、第1電極32と誘電体33との距離や第1電極32と誘電体33との接触面積に応じて、第1電極32と第2電極34との間の静電容量が変化する。この静電容量の変化に応じて、芯体1にかかる筆圧を検出できる。
このため、図3(A)には図示していないが、筆圧検出部3の第1電極と第2電極とのそれぞれからは、導電線が延伸されて、筆圧検出部3のペン先とは反対側に設けられている回路基板5に形成された電子回路に接続されている。これにより、回路基板5に形成された電子回路では、筆圧検出部3からの検出結果の提供を受けて筆圧を特定し、これを当該電子回路に搭載されている発振回路51からの位置指示信号に含めて送出することができるようになっている。
なお、筐体10内に設けられている保持部材4は、回路基板5を筐体10内において固定するものである。また、筐体10内に設けられている保持部材6、7、8等は、筐体10内に搭載される種々の部品の筐体10内における位置を規制したり、固定したりするなどの役割を有している。
そして、電子ペンPnでは、芯体1と回路基板5の電子回路とは、伸縮可能な導電性を有するコイルバネ2によって、常時電気的に接続されている。図3(B)は、芯体1とコイルバネ2との接続部分の拡大断面図であり、図3(C)は、当該接続部分を構成する部材の分解斜視図である。図3(A)及び図3(B)に示すように、ペン先部11とシャフト部13とは、導電性弾性部材12を介して接続される。
シャフト部13は、図3(C)に示したように、導電性弾性部材12が嵌め込まれる嵌合部13Aと棒状部13Bとからなる。嵌合部13Aには、図3(A)、(B)に示したように、導電性弾性部材12が嵌め込まれる。導電性弾性部材12が嵌合部13Aの適正な位置に嵌め込まれると、嵌合部13Aの内側に張り出した突起と、当該突起に対応する導電性弾性部材12の部分とが係合して、導電性弾性部材12は、容易に当該嵌合部13Aから取り外しができないようになる。
そして、シャフト部13の嵌合部13Aに対して、導電性弾性部材12を嵌め込むときに、図3(B)に示すように、嵌合部13Aの底面側にコイルバネ2のペン先側の先端部21を位置させる。そして、嵌合部13Aに導電性弾性部材12を嵌め込むことにより、導電性弾性部材12とシャフト部13とでコイルバネ2の先端部21を挟み込み、シャフト部13の嵌合部13Aに対してコイルバネ2を電気的に接続して固定できる。
すなわち、図3(C)に示すように、コイルバネ2のペン先側の先端部21は、螺旋状に連なる部分に比べて直径が短い円形部分となっている。そして、図3(C)に示すように、コイルバネ2のペン先側とは反対側より、シャフト部13の嵌合部13Aをペン先側に向けてコイルバネ2の中心軸部分を貫通させる。この場合、コイルバネ2の先端部21が、シャフト部13の嵌合部13A内に位置するようにされる。この後に、シャフト部13の嵌合部13Aに対して、導電性弾性部材12を嵌め込む。
これにより、図3(B)を用いて説明したように、導電性弾性部材12とシャフト部13とでコイルバネ2を挟み込み、芯体1に対してコイルバネ2を接続し、この接続状態を常時維持することができるようにされる。また、コイルバネ2のペン先側とは反対の端部は、図3(C)に示したように、直線状にされて延伸され、回路基板5に形成されている電子回路に対して、図1を用いて説明したように電気的に接続される。これにより、芯体1は、常時、回路基板5に形成された電子回路に接続される。
また、導電性弾性部材12には、ペン先部11の直径よりもやや短い直径の嵌合穴が設けられており、これにペン先部11のペン先側とは反対側の端部を押し込んで、ペン先部11を装着する。これにより、ペン先部11と導電性弾性部材12とシャフト部13とからなる芯体1に対して、コイルバネ2を接続し、接続状態を維持することができる。
そして、回路基板5上に形成された電子回路は、図1を用いて説明したように、発振回路51、電源回路52、コンデンサなどの電子部品が接続されて構成されたものである。この電子回路と、芯体1とがコイルバネ2を介して常時接続されていることにより、当該電子回路は、筆圧検出部3を通じて検出される筆圧の情報を含む位置指示信号を形成して、いつでも芯体1に対して供給できる。
また、ペン先部11と導電性弾性部材12とシャフト部13とからなる芯体1は、図3(A)に示したように、コイルバネ2の中心軸部分を貫通して配置される。そして、筆記状態にないとき、即ち、芯体1に筆圧が加わっていない状態では、芯体1はコイルバネ2により付勢されない状態となるようにして電子ペンPnの筐体10内に設置されている。
換言すれば、コイルバネ2は、上述もしたように、芯体1と回路基板5の電子回路とが接続された状態で、かつ、芯体1に対して筆圧が加えられていない状態では自然長となっている。コイルバネ2の自然長は、コイルバネ2に何も手を加えない(伸縮させない)ときの長さを意味し、自然な状態での長さのことである。但し、コイルバネ2は、自然長の状態から芯体1に僅かでも筆圧がかかれば、これに応じて即座に収縮し、また、当該筆圧が除去されれば元の自然長に迅速に戻ることができるものである。
つまり、電子ペンPnのコイルバネ2は、バネ定数が十分に小さいために、弾性率も小さく、僅かな筆圧で収縮し、当該筆圧が除去されれば、元の状態に迅速に戻ることができる。このため、芯体1を構成するペン先部11のペン先に僅かでも筆圧がかかれば、これが即座に筆圧検出部3に伝達され、当該僅かな筆圧の筆圧値が適切に検出できる。
そして、回路基板5の電子回路と芯体1とは、コイルバネ2によって常時電気的に接続されているので、即座に検出した筆圧を含む位置指示信号が、電子回路から芯体1に供給され、位置検出装置200に向けて送信することができる。すなわち、電子ペンPnは、ペン先部11のペン先が、ごく僅かに位置検出装置200の操作面上に触れただけでも、その接触位置と筆圧とを示す位置指示信号を位置検出装置200に向けて送信できる。このため、鉛筆が僅かに紙に触れただけで筆跡が残るような、繊細な指示入力を位置検出装置200に対して行うことができる。すなわち、高精度な描画入力が可能になる。
そして、上述の説明からも分かるように、の実施の形態の電子ペンPnの構成をまとめると、以下のようになる。電子ペンPnの導電性の芯体1は、コイルバネ2の中心軸部分を貫通し、コイルバネ2のペン先側の先端部21は、芯体1に対して常時接続され、他方の端部は、回路基板5に形成された電子回路に常時接続される。また、芯体1のペン先側とは反対側の端部は、筆圧検出部3の押圧部材31の嵌合穴に挿入されて、筆圧検出部3に対して作用する。
そして、芯体1とコイルバネ2の接続部分は、以下のようになっている。芯体1は、ペン先部11と導電性弾性部材12とシャフト部13とにより構成され、シャフト部13のペン先側の端部には、導電性弾性部材12が固定される。そして、コイルバネ2のペン先側の先端部21は、導電性弾性部材12とシャフト部13との間に挟み込まれることにより、芯体1に対して常時接続されるようにして固定される。ペン先部11は、導電性弾性部材12に形成されている嵌合穴に挿入されることにより、導電性弾性部材12に把持されて固定される。また、コイルバネ2の他方の端部は、回路基板5に形成された電子回路に常時接続されている。
これにより、上述もしたように、僅かな筆圧の検出も適切に行うことができる。そして、芯体1と回路基板5上に形成された電子回路とが常時接続されることによって、検出した筆圧を示す情報を含む位置指示信号を、適切に位置検出装置200に送信することが可能な高精度の電子ペンを実現できる。
なお、図3を用いて説明した電子ペンPnの場合のコイルバネ2は、シャフト部13の嵌合部13Aと棒状部13Bの境目付近から当該シャフト部13と、筆圧検出部3とをその中心軸部分に位置させている、比較的に自然長の長いものである。このように比較的長い自然長を有することによって、筆圧に応じて芯体1や電子回路の接続部分にかかる負荷を、コイルバネ2が吸収することができる。また、コイルバネ2のバラつきによる電子ペンPnの筆圧検出にバラつきが生じなくなり、精度の高い電子ペンの実現が可能となる。
[実施の形態の効果]
上述した実施の形態の電子ペンPnにおいては、回路基板5の電子回路と芯体1とは、コイルバネ2によって常時電気的に接続されている。この場合に、コイルバネ2と芯体1との接続も確実かつ強固に行うことができる。このため、常時、筆圧情報を含む位置指示信号が電子回路から芯体1に供給し、位置検出装置200に向けて送信できる。また、コイルバネ2は、自然長の状態で伸縮可能にされ、バネ定数も小さいために弾性率も小さい。このため、コイルバネ2が、芯体1による筆圧検出部3の押圧を邪魔することがないために、僅かな筆圧の検出も可能である。
従って、この実施の形態の電子ペンPnの場合には、ペン先部11のペン先が、ごく僅かに位置検出装置200の操作面上に触れただけでも、その接触位置と筆圧とを示す位置指示信号を位置検出装置200に向けて送信できる。これにより、鉛筆が僅かに紙に触れただけで筆跡が残るような、繊細な指示入力を位置検出装置200に対して行うことができる。
また、また、コイルバネ2の弾性率が小さいために、コイルバネ2は僅かな力で伸縮するので、コイルバネ2が接続(固定)されている芯体1に対しても、電子回路に対しても、当該接続部分に大きな力がかかることもない。これにより、コイルバネのバラつきによる電子ペンの筆圧検出にバラつきが生じなくなり、精度の高い電子ペンの実現が可能となる。すなわち、高精度な描画入力ができる、信頼性の高い電子ペンが実現できる。
[変形例1]
上述した実施の形態の電子ペンPnは、図3を用いて説明したように、シャフト部13のペン先側端部に形成される嵌合部13Aに対して導電性弾性部材12を装着する。この導電性弾性部材12とシャフト部13とでコイルバネ2の先端部21を挟み込んで固定し、また、導電性弾性部材12の嵌合穴にペン先部11を挿入してペン先部11をシャフト部13に連結した。しかし、導電性弾性部材12を用いない構成とすることもできる。
すなわち、シャフト部13のペン先側の端部に形成される嵌合部13Aの内側に、ペン先部11を把持するための突起を設ける。突起は、嵌合部13Aの内側の内壁に沿ってリング状に設けたり、また、嵌合部13Aの内側の内壁に1つ以上の突起を設けたりすることができる。このシャフト部13の嵌合部13Aに、ペン先部11のペン先側とは反対側の端部を挿入して固定する。
また、コイルバネ2の先端部21は、シャフト部13の嵌合部13Aの内側底面付近にずれないようにして位置させておけばよい。これにより、ペン先部11をシャフト部13の嵌合部13Aに差し込んで嵌合させたときに、コイルバネ2の先端部21をペン先部11とシャフト部13とで挟み込み、芯体1にたいして接続して固定することができる。このようにすれば、導電性弾性部材12を使用しない構成の電子ペンが構成できる。
なお、コイルバネ2の先端部21を、シャフト部13の嵌合部の底面部分に、例えば接着剤により接着して固定たり、嵌合部13Aの底面部分に設けた切込みに挟み込んだりして固定したりするようにしてもよい。コイルバネ2の先端部21のシャフト部13への接続及び固定は種々の方法を用いることができる。
[変形例2]
図4は、静電容量方式の電子ペンの内部の他の構成例を説明するための断面図である。但し、図4において、芯体1Aとコイルバネ2Aは、断面ではなく、その全体を示している。図3を用いて上述した電子ペンPnは、ペン先部11と導電性弾性部材12とシャフト部13とで、芯体1を構成していたのに対して、この例の電子ペンPnAの芯体1Aは、単一の芯体として構成されたものである。
そして、図4に示すように、この例の電子ペンPnAの筐体10Aもまた、その先端が先細となっており、その先細の先端から芯体1Aの先端部(ペン先)が突出するようにされている。芯体1Aのペン先側とは反対側の端部は、筆圧検出部3Aの保持部材32Aの嵌合穴に挿入されて、筆圧検出部3Aに対して筆圧の伝達が可能になっている。
この例の電子ペンPnAの筆圧検出部3Aは、細部の違いはあっても、その構成は図3を用いて説明した電子ペンPnの筆圧検出部3と同様の構成を有する。すなわち、筆圧検出部3Aは、ホルダ31A内に芯体1Aの保持部材32Aとこれに続く押圧部材33Aが設けられている。保持部材32Aと押圧部材33Aとによって、芯体1Aに連動して軸心方向に移動が可能な押圧部が構成されている。
ホルダ31Aのペン先側と反対側には、第1電極34Aが設けられ、若干の空隙SPを空けて誘電体35Aが設けられ、誘電体35Aの第1電極34A側とは反対側の面には第2電極36Aが設けられている。このように、保持部材32Aと押圧部材33Aとからなる押圧部、第1電極34A、空隙SP、誘電体35A、第2電極36Aが設けられて、筆圧検出部3Aが構成されている。
筆圧検出部3Aは、図3を用いて説明した電子ペンPnの筆圧検出部3と同様にして、芯体1Aにかけられる筆圧の検出が可能になっている。そして、保持部材61、62、63、64、65等は、筐体10A内に搭載される種々の部品の筐体10A内における位置を規制したり、固定したりするなどの役割を有している。
そして、この例の電子ペンPnAの場合にも、筆圧検出部3Aの後段には、発振回路51や電源回路52やコンデンサ等が接続されて構成された電子回路が形成された回路基板5Aが設けられている。この回路基板5Aに形成された電子回路には、図4に示すように、筆圧検出部3Aの第1電極34Aと第2電極36Aが接続されると共に、伸縮可能であって導電性を有するコイルバネ2Aが接続されている。コイルバネ2Aのペン先側の端部は、図4に示すように、芯体1Aの接続部1Abにおいて、芯体1Aに接続されて固定されている。
これにより、芯体1Aと回路基板5Aの電子回路とは常時接続された状態になっている。また、筆圧検出部3Aの第1電極34Aと第2電極36Aとについても、回路基板5Aの電子回路とは常時接続された状態になっている。また、コイルバネ2Aは、上述した実施の形態の電子ペンPnのコイルバネ2と同様に、自然長の状態で伸縮可能になっており、バネ定数が十分に小さいために、弾性率も小さく、僅かな筆圧で収縮し、当該筆圧が除去されれば、元の状態に迅速に戻ることができる。
従って、この例の電子ペンPnAの場合にも、芯体1Aに筆圧がかけられた場合に、コイルバネ2Aが、芯体1Aによる筆圧検出部3Aの押圧を邪魔することはない。また、コイルバネ2Aが接続(固定)されている芯体1Aに対しても、電子回路に対しても、当該接続部分に大きな力がかかることもない。また、コイルバネのバラつきによる電子ペンの筆圧検出にバラつきが生じなくなり、精度の高い電子ペンの実現が可能となる。
これにより、この例の電子ペンPnAの場合にも、僅かな筆圧の検出も適切に行うことができる。そして、芯体1Aと回路基板5A上に形成された電子回路とが常時接続されることによって、筆圧を示す情報を含む位置指示信号を、適切に位置検出装置200に送信することが可能な高精度の電子ペンPnAが実現できる。なお、この例の電子ペンPnAの場合には、芯体1Aを挿抜操作によって交換することはできないが、筐体10A内から電子ペンPnAの主要部分を出して、使用者が交換作業を行うことはもちろん可能である。
また、図3を用いて説明した電子ペンPnの場合には、コイルバネ2の巻き数や自然長の長さは適宜のものとすることができる。同様に、図4を用いて説明した電子ペンPnAのコイルバネ2Aの巻き数や自然長の長さは適宜のものとすることができる。要は、筆圧の伝達の邪魔になるような巻き数や自然長とならないようにすればよい。
また、図3を用いて説明した電子ペンPnの場合には、コイルバネ2の巻き数や自然長の長さは適宜のものとすることができる。同様に、図4を用いて説明した電子ペンPnAのコイルバネ2Aの巻き数や自然長の長さは適宜のものとすることができる。要は、筆圧の伝達の邪魔になるような巻き数や自然長とならないようにすればよい。
また、電子ペンPnのコイルバネ2についても、電子ペンPnAのコイルバネ2Aについても、バネ定数や弾性率は、これらが接続される芯体1、1Aの筆圧に応じた移動を阻害することなく、接続部分に負荷をかけることのない値とすればよい。
Pn…電子ペン、1…芯体、11…ペン先部、12…導電性弾性部材、13…シャフト部、13A…シャフト部嵌合部、13B…棒状部、2…コイルバネ、21…先端部、3…筆圧検出部、31…押圧部、32…第1電極、33…誘電体、34…第2電極、4…保持部材、5…回路基板、51…発振回路、52…電源回路、6、7、8…保持部材、PnA…電子ペン、1A…芯体、1Ab…接続部、2A…コイルバネ、3A…筆圧検出部、31A…ホルダ、32A…保持部材、33A…押圧部材、34A…第1電極、35A…誘電体、36A…第2電極、5A…回路基板、61~65…保持部材

Claims (4)

  1. 伸縮可能な導電性を有するコイルバネと、
    導電性を有する芯体と、
    前記芯体のペン先とは反対側の端部と嵌合する嵌合部を有する筆圧検出部と、
    発信回路を備え、前記発信回路からの信号に前記筆圧検出部からの検出結果を含めた信号を形成して出力する電子回路と
    を有する静電容量方式の電子ペンであって、
    前記芯体は、前記コイルバネの中心軸部分を貫通し、前記コイルバネに付勢されることなく、前記コイルバネの前記ペン先側の端部は、前記芯体に対して接続され、他方の端部は、前記電子回路に接続され
    前記芯体は、ペン先部とシャフト部とにより構成され、
    前記シャフト部のペン先側の端部には、前記ペン先部のペン先側と反対側の端部が嵌合するシャフト部嵌合部を有し、
    前記コイルバネの前記ペン先側の前記端部は、前記シャフト部嵌合部において、前記ペン先部と前記シャフト部との間に挟み込まれる
    ことを特徴とする電子ペン。
  2. 伸縮可能な導電性を有するコイルバネと、
    導電性を有する芯体と、
    前記芯体のペン先とは反対側の端部と嵌合する嵌合部を有する筆圧検出部と、
    発信回路を備え、前記発信回路からの信号に前記筆圧検出部からの検出結果を含めた信号を形成して出力する電子回路と
    を有する静電容量方式の電子ペンであって、
    前記芯体は、前記コイルバネの中心軸部分を貫通し、前記コイルバネに付勢されることなく、前記コイルバネの前記ペン先側の端部は、前記芯体に対して接続され、他方の端部は、前記電子回路に接続され
    前記芯体は、ペン先部とシャフト部と導電性弾性部材とにより構成され、
    前記シャフト部のペン先側の端部には、前記導電性弾性部材が固定されており、
    前記コイルバネの前記ペン先側の前記端部は、前記導電性弾性部材と前記シャフト部との間に挟み込まれ、
    前記ペン先部は、前記導電性弾性部材に把持される
    ことを特徴とする電子ペン。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子ペンであって、
    前記コイルバネは、自然長で前記芯体と前記電子回路に接続されており、
    前記芯体に筆圧がかけられた場合に収縮し、当該筆圧の解除の状態に応じて、前記自然長の状態に戻るように作用する
    ことを特徴とする電子ペン。
  4. 請求項1、請求項2、または請求項3に記載の電子ペンであって、
    前記コイルバネのバネ定数は1グラム未満の力に対して伸縮が可能な程度に小さいものであることを特徴とする電子ペン。
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