JP7298700B2 - ドハティ電力増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は、ドハティ電力増幅器に関する。
バックホール及びWi-Fi(Wireless Fidelity)アクセスネットワークでのデータレートの大幅な増加要求によって、利用可能な広帯域チャネルによるミリメートル波での通信が求められている。特に、60GHz帯(57~64GHz)はアンライセンス帯であり、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11adで標準化されている。また、60GHz帯に関心を寄せる人々は、60GHz帯を低遅延の無人車用途へ拡張している。
しかし、高効率の電力増幅器の設計は、60GHz帯においては大いにチャレンジングである。加えて、オンチップの結合器のネットワークでのロスのため、60GHz帯での平均効率は低い。例えば、ミリ波帯においては、ドハティ電力増幅器が提案されている(非特許文献1)。しかし、このドハティ電力増幅器の6dBバックオフ効率は、72GHzで7%である。ミリ波電量増幅器での負荷変調後術の制限は数倍である。まず、ドハティベースの負荷変調の4分の1波長伝送線路ではバックオフ効率の低下を引き起こす大幅なロスを招く(非特許文献2)。他の理想的なドハティ電力増幅器の動作からのずれは、高周波での負荷線路抵抗の低制御によるものである。ピーク状態における負荷線路抵抗がRである場合、6dBバックオフでの負荷線路抵抗は2Rで表される。しかし、ミリ波電力増幅器でのピーク状態及び6dBバックオフにおける実際の負荷インピーダンスは大幅に異なるため、バックオフ効率は低下する。
近年、伝送線路のロスを組み込むため、アンテナベースのドハティが提案されている(非特許文献3)。直列結合器がアンテナとして機能する特定の構造によって、アンテナベースのドハティは、6dBバックオフにおいて、20.1%の電力付加効率(PAE:power-added efficiency)しかし、このアプローチは、大規模アレイへの統合の困難性や、アンテナ構造の制約による熱降下を含む現実的課題を有している。
拡張されたバックオフ効率を有する対称型ドハティ電力増幅器が提案されている(非特許文献4)。このアプローチを用いることで、ミリ波ドハティ電力増幅器において結合器ロスを減らすことができる(非特許文献5)。また、設計手順では、ピーク及び6dBバックオフでの特定の負荷インピーダンスが結合器の設計に組み込まれている。よって、ロードプルデータは、元のドハティ電力増幅器についてパフォーマンスの改善をもたらす最適な結合器の設計を与える。しかし、非特許文献4で提案される対称型ドハティ電力増幅器の設計は、結合器の5つの集中素子を示している。よって、ミリ波帯でのこれらの結合ロスにより、レイアウトが複雑化し、かつ、抵抗率を招く。
E. Kaymaksut et al., "Transformer-Based Doherty Power Amplifiers for mm- Wave Applications in 40-nm CMOS", IEEE TMTT, vol. 63, No. 4, pp. 1186-1192, Apr. 2015. H. Hashemi, S. Raman, "mm-Wave Silicon Power Amplifiers and Transmitters", Cambridge, U.K., Cambridge Univ. Press, 2016. H. T. Nguyen, T. Chi, S. Li, H. Wang, "A 62-to-68GHz linear 6Gb/s 64QAM CMOS Doherty radiator with 27.5%/20.1% PAE at peak/6dB-back-off output power leveraging high-efficiency multi-feed antenna-based active load modulation", IEEE ISSCC Dig. Tech. Papers, pp. 402-403, Feb. 2018. M. Ozen, K. Andersson, and C. Fager, "Symmetrical Doherty Power Amplifier With Extended Efficiency Range", IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques, Volume 64, Issue 4, pp. 1273-1284, April 2016. N Rostomyan, M Ozen, P Asbeck, "28GHz Doherty Power Amplifier in CMOS SOI With 28% Backoff PAE", IEEE Microwave and Wireless Components Letters, Volume 28, Issue 5, pp. 446-448, 2018. J. Chen et al., "A Digitally Modulated mm-Wave Cartesian Beamforming Transmitter with Quadrature Spatial Combining", IEEE ISSCC Dig. Tech. Papers, pp. 232-233, Feb. 2013. T. Chi et al., "A 60GHz On-Chip Linear Radiator with Single-Element 27.9dBm Psat and 33.1dBm Peak EIRP Using Multifeed Antenna for Direct On-Antenna Power Combining", IEEE ISSCC, pp. 296-297, Feb. 2017.
しかし、上述のドハティ電力増幅器は、複数の部品を有するため、これらの部品のために寸法の削減には限界がある。これに対し、コンパクトな構成で高い効率を有する、コンパクトなドハティ電力増幅器が必要となっている。
本発明は上記に鑑みて成されたものであり、コンパクトな構成で高い効率を有するドハティ電力増幅器を提供することを目的とする。
本発明の一態様であるドハティ電力増幅器は、入力信号が入力される主電力増幅器と、前記入力信号が入力される補助電力増幅器と、前記主電力増幅器の出力及び前記補助電力増幅器の出力と接続される結合器と、を備え、前記結合器は、結合点に接続されるインピーダンス変換器と、前記主電力増幅器の前記出力と前記結合点との間に接続される第1の集中素子と、前記補助電力増幅器の前記出力と前記結合点との間に接続される第2の集中素子と、を備え、前記主電力増幅器の前記出力と前記結合点との間の長さは、前記補助電力増幅器の前記出力と前記結合点との間の長さと同じであるものである。
本発明によれば、コンパクトな構成で高い効率を有するドハティ電力増幅器を提供することができる。
実施の形態1にかかるドハティ電力増幅器に組み込まれる基本的電力増幅器の構成を模式的に示す図である。 基本的電力増幅器が主電力増幅器として用いられる場合のシミュレーション結果を示すテーブルである。 基本的電力増幅器が補助電力増幅器として用いられる場合のシミュレーション結果を示すテーブルである。 λ/4伝送線路に基づく一般的な結合器を有する一般的なドハティ電力増幅器の構成を模式的に示す図である。 実施の形態1にかかる対称型ドハティ電力増幅器の構成を模式的に示す図である。 一般的な結合器及び実施の形態1にかかる対称型結合器について、シミュレートしたPAEをPoutの関数として示す図である。 対称型結合器及び一般的な結合器についてシミュレートした、Poutに対するロスを示す図である。 実施の形態1にかかる対称型ドハティ電力増幅器の詳細構成を示す図である。 実施の形態1にかかる対称型ドハティ電力増幅器を含むチップの上面図である。 実施の形態1にかかる主電力増幅器について実測したS-パラメータS11、S21及びS22を示す図である。 59GHz(シミュレーション)及び61GHz(実測)において、実施の形態1にかかるドハティ電力増幅器についてシミュレート及び実測した大信号特性(large-signal characteristics)を示す図である。 59GHzでの大信号特性をそれぞれ示す図である。 63GHzでの大信号特性をそれぞれ示す図である。 実施の形態1にかかる対称型ドハティ電力増幅器100と負荷変調技術に基づいた他のシリコンベースのmmW電力増幅器との間での、60GHz~80GHzでの特性の比較を示すテーブルである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、図中、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
以下、トランジスタの設計とそのロードプルシミュレーション、一般的な結合器及び実施の形態にかかる結合器について説明する。一般的な結合器及び実施の形態にかかる結合器について、電力付加効率(PAE:power-added efficiency)及びロスの観点から比較する。
実施の形態1
実施の形態1にかかる対称な構造を有するドハティ電力増幅器について説明する。図1に、実施の形態1にかかるドハティ電力増幅器に組み込まれる基本的電力増幅器1000の構成を模式的に示す。基本的電力増幅器1000は、ドハティ電力増幅器に設けられる主電力増幅器及び補助電力増幅器の両方に対して適用可能なものとして構成される。基本的電力増幅器1000は、2つのFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)が積層された構成を有する。電力増幅器10は、FET M1及びM2、抵抗R1、キャパシタC1、及び、インダクタL1及びL2を有する。
インダクタL1(1nH)と、FET M2及びM1とは、電圧VDD(2.0V)を出力する電源とグランドとの間に、この順で直列に接続される。この例ではFET M1及びM2は、Nch(Nチャネル)MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistors:金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)として構成されており、FET M2のドレインはインダクタL1の一端と接続され、FET M2のソースはFET M1のドレインと接続され、FET M1のソースはグランドと接続される。
抵抗R1の一端は、バイアス電圧VG2(1.4V)を出力する電源と接続され、他端はFET M2のゲート及びキャパシタC1(500μF)の一端と接続される。キャパシタC1の他端は、接地されている。よって、バイアス電圧VG2は、FET M2のゲートに印加される。インダクタL2(1nH)は、FET M1のゲートとバイアス電圧VG1を出力する電源との間に接続される。よって、バイアス電圧VG1はFET M1のゲートに印加される。
本構成では、FET M2のゲートから入力端子が引き出され、インダクタL1とFET M2との間のノードから出力端子が引き出される。
基本的電力増幅器1000が主電力増幅器として用いられる場合、B級動作に近似した動作を行うFET M1にバイアスをかけるため、バイアス電圧VG1は0.3Vに設定される。基本的電力増幅器1000が補助電力増幅器として用いられる場合、AB級動作に近似した動作を行うFET M1にバイアスをかけるため、バイアス電圧VG1は0.1Vに設定される。主電力増幅器又は補助電力増幅器として用いるかにかかわらず、基本的電力増幅器1000は、ピークが12dBmの電力を供給することができる。
主電力増幅器及び補助電力増幅器の両方の最適負荷状態をチェックするため、基本的電力増幅器1000についてピーク電力及び3dbのバックオフ電力におけるロードプルシミュレーションを行う。シミュレーションは、トランジスタレイアウトによる寄生容量のEM(ElectroMagnetic)レイアウトモデリングを含んでいる。図2及び3は、基本的電力増幅器1000がそれぞれ主電力増幅器及び補助電力増幅器として用いられる場合のシミュレーション結果を示すテーブルである。図2では、V、I及びZは、それぞれ、出力電圧、入力電流及び入力インピーダンスを示している。図3では、V及びIは、それぞれ、出力電圧及び入力電流を示している。なお、図3では、ピーク電力でのZの欄には入力インピーダンスが記入されており、3dbバックオフ電力でのZの欄には出力インピーダンスが記入されている。
以下、対称な構造を有し、かつ、主電力増幅器及び補助電力増幅器として基本的電力増幅器1000を有する、実施の形態1にかかる対称型ドハティ電力増幅器100について詳細に説明する。初めに、実施の形態1にかかる対称型ドハティ電力増幅器100の利点の理解を容易にするため、比較例として、一般的な結合器9を有する一般的なドハティ電力増幅器900について説明する。図4に、λ/4伝送線路に基づく一般的な結合器9を有する一般的なドハティ電力増幅器900の構成を模式的に示す。一般的なドハティ電力増幅器900は、主電力増幅器91、補助電力増幅器92及び一般的な結合器9を有する。一般的な結合器9は、オフセット線路OL1及びOL2、λ/4伝送線路TL(200Ω、90°)、素子93及び抵抗94で構成されるインピーダンス変換器(10Ω→50Ω)を有する。主電力増幅器91の出力は、オフセット線路OL1及びλ/4伝送線路TLを介して、インピーダンス変換器と接続される。補助電力増幅器92の出力は、オフセット線路OL2を介して、インピーダンス変換器と接続される。抵抗94は、素子93とグランドとの間に接続される。
負荷のリアクタンスがオフセット線路OL1及びOL2で補償される場合、6dBのバックオフにおける負荷の抵抗はピーク電力時の値の2倍に設定される。ピーク電力における主電力増幅器及び補助電力増幅器の両方の負荷の抵抗は約20Ωであり、6dBのバックオフにおける主電力増幅器の負荷の抵抗は約40Ωである。しかし、40Ωの負荷線路は、図2のテーブルに示す6dBのバックオフにおける最適な抵抗と顕著に異なっており、これによって6dBのバックオフでのPAEの劣化が生じる。
次に、実施の形態1にかかる対称型ドハティ電力増幅器100の構成について説明する。図5に、実施の形態1にかかる対称型ドハティ電力増幅器100の構成を模式的に示す。対称型ドハティ電力増幅器100は、主電力増幅器1、補助電力増幅器2及び対称型結合器3を有する。この例では、結合器のパラメータを計算するため、(図2及び図3のテーブルの)ロードプルデータを用いる。
一般に、対称型結合器は、ピーク及び6dBバックオフ効果における厳密解を得るために、少なくとも(5つの集中素子に対応する)5つの自由パラメータが必要となる。しかし、対称型結合器3の場合には、高いPAEを維持するためには、必要なインピーダンス状態の近似解が有効であればよい。近似によって、拡張レンジ、つまり対称型ドハティを大幅に単純化できる。これにより、対称型結合器3は、集中素子10及び20と、負荷インピーダンスもたらすインピーダンス変換器3のみを有する。
集中素子10は、主電力増幅器1の出力と結合点CPとの間に接続される。集中素子20は、補助電力増幅器2の出力と結合点CPとの間に接続される。主電力増幅器1の出力と結合点CPとの間の線路長は、補助電力増幅器2の出力と結合点CPとの間の線路長と同じである。この場合、集中素子10(第1の集中素子とも称する)のインピーダンスをZ、集中素子20(第2の集中素子とも称する)のインピーダンスをZとする。
インピーダンス変換器30は、例えば、集中素子31及び抵抗32を有する。集中素子31の一端は、結合点CPと接続される。集中素子31の他端は、抵抗32の一端及び出力端子と接続される。抵抗32の他端は、接地されている。インピーダンス変換器30は、例えば、インピーダンスをZから50Ωに変換する。
インピーダンスZ、Z及びZの決定について説明する。本構成では、目的関数fは、次式で定義されてもよい。
Figure 0007298700000001

ここで、V1P、I1P、V1B及びI1Bは図2に掲載され、V2P、I2P及びZ2Bは図3に掲載されている。「V」は各電力増幅器の出力電圧を示し、「I」は各電力増幅器の出力電流を示し、下付き文字「1」は主電力増幅器を示し、下付き文字「2」は補助電力増幅器を示し、「P」はピーク電力の状態を示し、「B」は3dBバックフ電力の状態を示している。位相差θは、主電力増幅器及び補助電力増幅器の出力間で維持される。Z11、Z12、Z21及びZ22は対称型結合器3のZパラメータの要素である。この場合(図5)、対称型結合器3は、2つの集中要素Z及びZと負荷Zとを有するので、Zパラメータは次式で表される。
Figure 0007298700000002
式[1]の第1及び第2の線路(右辺の第1項及び第2項)は、小さい値がよい場合のピーク効率のコスト関数に対応する。式[1]の第3の線路(右辺の第3項)は、6dBバックオフ効率のコスト関数に対応する。これらのコスト関数を追加して最小化することで、ピーク状態及び6dBバックオフ状態でのZ、Z、Z及びθの最適な近似パラメータが得られる。なお、fがゼロに到達した場合、解は数学的に非特許文献4と等しくなる。
ドハティ電力増幅器の入力電力の制御について説明する。一般的なドハティ電力増幅器では、補助電力増幅器が完全にオフとなった場合に、高いバックオフPAEが実現される。これに対し、本実施の形態にかかる対称型ドハティ電力増幅器100では、主電力増幅器及び補助電力増幅器の両方の入力電力制御が行われる。XdBバックオフ電力(Xは、任意の実数)において、主入力電力PM_in及び補助入力電力PA_inは、以下のように制御される。
I. X=0の場合、PM_in=PA_in
II. 0<X<6の場合、PM_in-PA_in=2X/3[dB]
III. X>6の場合、PM_in-PA_in=4[dB]
M_inとPA_inとの間のこれらの電力の関係は、深いバックオフ状態の下で、補助電力増幅器がオフになることを強調している。したがって、このアプローチは、以下のシミュレーション及び測定結果に適用される入力電力制御を必要とする。
ここで、結合器のロス及びPAEを比較する。一般的な結合器9の伝送線路は、非特許文献5と同様に、集中L-C-L祖素子に変換される。既存のアプローチをここで提案する近似インピーダンス結果と比較するために、対称型結合器3及び一般的な結合器9の両方の全部品は、集中素子ネットワークとして配置することができる。
図6に、一般的な結合器9及び本実施の形態にかかる対称型結合器3について、シミュレートしたPAEをPoutの関数として示す。破線(Gen.)は一般的な結合器9のシミュレートしたPAEを示し、実線(本構成:Pre.)は結合器3のシミュレートしたPAEを示している。円形マーカを伴う線は集中素子Q及びQが無限大の状態の場合であり、方形マーカは60GHzにおいて集中素子Q=20及び集中素子Q=40の場合である。実線と破線とを比較すると、実線で示される対称型結合器3では理想的なドハティ電力増幅器の効率曲線に近似するPAEが実現されている。一方で、破線で示される一般的な結合器9は、低いバックオフ効率を示している。
図7に、対称型結合器3及び一般的な結合器9についてシミュレートした、Poutに対するロスを示す。図7では、インピーダンス変換器でのロスを加味して、Q=20及びQ=40と仮定し、60GHzでQ=20及びQ=40である場合、図6に示すように、対称型結合器3のロスは一般的な結合器9のロスよりも低く、対称型結合器3(実線、図7の「Pre.」)のPAEは一般的な結合器9のPAEよりも大きいことがわかる。
図8に、実施の形態1にかかる対称型ドハティ電力増幅器100の詳細構成を示す。主電力増幅器1及び補助電力増幅器2は、基本的電力増幅器1000と同様の構成を有する。しかし、主電力増幅器1の入力IN_MAINとFET M1のゲートとの間の入力キャパシタC10(33fF)と、補助電力増幅器2の入力IN_AUXとFET M1のゲートとの間の入力キャパシタC20(33fF)とが追加されている。主電力増幅器1及び補助電力増幅器2の両方において、抵抗R1は10kΩ、キャパシタC1は500fF、インダクタL2は82pHである。インダクタL1(200pH)は、主電力増幅器1及び補助電力増幅器2によって共有される。主電力増幅器1では、バイアス電圧VG1_Mは0.3V、バイアス電圧VG2_Mは1.4Vである。補助電力増幅器2では、バイアス電圧VG1_Aは0.1V、バイアス電圧VG2_Aは1.4Vである。電源電圧VDDは2.0Vである。
対称型結合器3は、インダクタL10、L20、L30及びキャパシタC30を有する。インダクタL30及びキャパシタC30は、インピーダンス変換器30の変形例であるインピーダンス変換器30Aを構成する。
インダクタL10(60.3pH)の一端は、主電力増幅器1のFET M2のドレインと接続される。インダクタL20(168pH)の一端は、補助電力増幅器2のFET M2のドレインと接続される。インダクタL10及びL20の他端は、結合点CPと接続される。よって、インダクタL10及びL20は、それぞれ集中素子10及び20に対応する。
インダクタL30(65.8pH)の一端は、結合点CPと接続される。インダクタL30(65.8pH)の他端は、出力端子と接続され、かつ、キャパシタC30(60.3fF)を介してグランドと接続される。インダクタL30及びキャパシタC30は、21.8Ω→50Ωのインピーダンス変換器を構成する。よって、インダクタL30は集中素子30に対応し、抵抗31はキャパシタC30に置換されている。対称型結合器3のパラメータは上述のように算出され、位相差θは90.6°として算出される。
この場合、対称型ドハティ電力増幅器100は、グローバルファウンドリ(GlobalFoundries (GF))の45nmCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)のSOI(Silicon on Insulator)であり、パッドを含めて0.49mm(0.67mm×0.73mm)の寸法を有している。図9に、対称型ドハティ電力増幅器100を含むチップの上面図を示す。
図10に、主電力増幅器1について実測したS-パラメータS11、S21及びS22を示す。S-パラメータ計測では、電圧状態は、図8の電圧状態と同様とする。入力信号は主電力増幅器1の入力IN_MAINに与えられ、補助電力増幅器2の入力IN_AUXは開放されている。中心周波数は59GHz(シミュレーション)から61GHz(実測)へわずかに高くシフトしているが、実測したS-パラメータはシミュレーションのS-パラメータと同様である。S-パラメータS21のピークゲインは59GHzで9.0dBであり、実測したピークゲイン61GHzでは8.3dBである。
図11に、59GHz(シミュレーション)及び61GHz(実測)において、ドハティ電力増幅器についてシミュレート及び実測した大信号特性(large-signal characteristics)を示す。シミュレートしたゲイン(細線)と比較して、実測したゲイン(実線)は約1dB劣化しており、実測DE(drain efficiency:ドレイン効率)及びPAEに影響している。しかし、実測したパフォーマンスは良好であると考えられる。実測した電力増幅器は、18.7%のPAE及び6dBバックオフにおいて20.4%のPAEで、14.0dBmで飽和する出力電圧を実現している。一般に、6dBバックオフで20.4%のPAEは、60GHz帯における最も高いバックオフPAEであると考えられる。図12及び図13に、59GHz及び63GHzでの大信号特性をそれぞれ示す。図12(59GHz)の6dBバックオフでのPAEは18.7%であり、図13(63GHz)の6dBバックオフでのPAEは19.5%である。これらから、59~63GHzの範囲での対称型ドハティ電力増幅器100の広帯域特性がわかる。
図14は、対称型ドハティ電力増幅器100と負荷変調技術に基づいた他のシリコンベースのmmW電力増幅器との間での、60GHz~80GHzでの特性の比較を示すテーブルである。対称型ドハティ電力増幅器100は、2つのインダクタL10及びL20のみ(インピーダンス変換器のインダクタL30を除く)で構成されたコンパクトな対称型結合器3によってバックオフにおいて高いPAEを実現しており、これにより、コンパクトな寸法及び改善された効率がもたらされる。特に、小型レイアウトによって位相アレイ及び/又はマッシブMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)システムへのドハティ電力増幅器の組み込むことの困難さを避けることができる。
上述のように、部品数が削減された対称型結合器3により、対称型ドハティ電力増幅器100が実現される。よって、対称型ドハティ電力増幅器100は、低い結合器ロスによって、高いピーク及び平均効率を実現している。60GHzにおいて対称型ドハティ電力増幅器100を45nm CMOS SOIに適用することで、6dBのバックオフにおいて、14dBmのピーク電力及び20.4%のPAEが実現される。
他の実施の形態
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施の形態では、FET M1及びM2をNchのMOSFETとして構成されている。しかし、FET M1及びM2はPch(Pチャネル)のMOSFETとして構成されてもよい。また、FET M1及びM2は、MOSFET以外の他のタイプのトランジスタとして構成されてもよい。
実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2019年2月13日に出願された米国特許出願62/805,012を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、91 主電力増幅器
2、92 補助電力増幅器
3 対称型結合器
9 一般的な結合器
10、20、31 集中素子
30、30A インピーダンス変換器
32、94、R1 抵抗
93 素子
100 対称型ドハティ電力増幅器
900 一般的なドハティ電力増幅器
1000 基本的電力増幅器
C1、C10、C20、C30 キャパシタ
M1、M2 FET
L1、L2、L10、L20、L30 インダクタ
TL 伝送線路
OL1、OL2 オフセット線路

Claims (3)

  1. 入力信号が入力される主電力増幅器と、
    前記入力信号が入力される補助電力増幅器と、
    前記主電力増幅器の出力及び前記補助電力増幅器の出力と接続される結合器と、を備え、
    前記結合器は、
    結合点と出力端子との間に接続されるインピーダンス変換器と、
    前記主電力増幅器の前記出力と前記結合点との間に接続される第1の集中素子と、
    前記補助電力増幅器の前記出力と前記結合点との間に接続される第2の集中素子と、を備え、
    前記インピーダンス変換器は、
    前記結合点と前記出力端子との間に接続される第3の集中素子と、
    一端が前記第3の集中素子と前記出力端子との間のノードと接続され、他端が接地される第4の集中素子と、を備え、
    前記主電力増幅器の前記出力と前記結合点との間の長さは、前記補助電力増幅器の前記出力と前記結合点との間の長さと同じであり、
    前記第1の集中素子のインピーダンスZ 、前記第2の集中素子のインピーダンスZ 及び前記インピーダンス変換器のインピーダンスZ は、目的関数のZ 11 、Z 12 、Z 21 及びZ 22 を用いて決定され、Z 11 、Z 12 、Z 21 及びZ 22 は前記結合器のZパラメータの要素であり、
    Vが前記主電力増幅器及び前記補助電力増幅器の出力電圧を示し、Iが前記主電力増幅器及び前記補助電力増幅器の出力電流を示し、下付き文字1が前記主電力増幅器を示し、下付き文字2が前記補助電力増幅器を示し、下付き文字Pがピーク電力の状態を示し、下付き文字Bが3dBバックオフ電力の状態を示すものとして、前記目的関数は以下の式で示され、
    Figure 0007298700000003
    Figure 0007298700000004
    前記式[1]の右辺の各項が最小化されるように、前記第1の集中素子のインピーダンスZ 、前記第2の集中素子のインピーダンスZ 、前記インピーダンス変換器のインピーダンスZ 及び位相差θが決定される、
    ドハティ電力増幅器。
  2. 入力信号が入力される主電力増幅器と、
    前記入力信号が入力される補助電力増幅器と、
    前記主電力増幅器の出力及び前記補助電力増幅器の出力と接続される結合器と、を備え、
    前記結合器は、
    結合点と出力端子との間に接続されるインピーダンス変換器と、
    前記主電力増幅器の前記出力と前記結合点との間に接続される第1の集中素子と、
    前記補助電力増幅器の前記出力と前記結合点との間に接続される第2の集中素子と、を備え、
    前記インピーダンス変換器は、
    前記結合点と前記出力端子との間に接続される第3の集中素子と、
    一端が前記第3の集中素子と前記出力端子との間のノードと接続され、他端が接地される第4の集中素子と、を備え、
    前記主電力増幅器の前記出力と前記結合点との間の長さは、前記補助電力増幅器の前記出力と前記結合点との間の長さと同じであり、
    Xを任意の実数として、前記ドハティ電力増幅器のバックオフがXdB、前記主電力増幅器の入力電圧がPM_IN、前記補助電力増幅器の入力電圧がPA_INである場合、
    X=0の場合に、PM_IN=PA_IN
    0<X<6の場合に、PM_IN-PA_IN=2X/3[dB]、
    X>6の場合に、PM_IN-PA_IN=4[dB]である、
    請求項1に記載のドハティ電力増幅器。
  3. 前記第1及び第2の集中素子はインダクタである、
    請求項1又は2に記載のドハティ電力増幅器。
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