JP7298557B2 - 半導体ウェーハの評価方法及び半導体ウェーハの製造方法 - Google Patents
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本発明者は鋭意検討を重ねた結果、面取り面を有する半導体ウェーハにおいて、後述するように設定した反射型微分干渉顕微鏡によって半導体ウェーハの外周部を観察して微分干渉像を取得すると、取得された微分干渉像において、主面を表す灰色帯域における輝度分布情報が、主面の外周側領域の形状変化と良好に相関することを新たに見出した。そのため、上記輝度分布情報に基づいてオーバーポリッシュに関する評価を行うことができる。なお、上記の高さ位置に関する「高さ」とは、半導体ウェーハの厚み方向における高さである。
半導体ウェーハの評価方法であって、
反射型微分干渉顕微鏡のシア方向と上記半導体ウェーハの中心から外周部の評価対象位置までを結ぶ仮想線とが一致するように反射型微分干渉顕微鏡のノマルスキープリズムを調整すること、
を含み、
上記調整後の反射型微分干渉顕微鏡により取得される微分干渉像では、上記半導体ウェーハの主面が灰色帯域として表示され、境界領域を介して上記主面と隣り合う面取り面が黒色帯域として表示され、且つ上記境界領域が白色帯域として表示され、
上記調整後の反射型微分干渉顕微鏡によって上記半導体ウェーハの外周部の評価対象位置において微分干渉像を取得すること、及び
上記取得された微分干渉像の灰色帯域における輝度分布情報に基づき、上記主面のオーバーポリッシュに関する評価を行うこと、
を更に含む、半導体ウェーハの評価方法、
に関する。
製品として出荷する候補の半導体ウェーハを製造すること、
上記候補の半導体ウェーハを上記半導体ウェーハの評価方法によって評価すること、及び、
上記評価の結果、良品と判定された半導体ウェーハを、製品半導体ウェーハとして出荷するための準備に付すこと、
を含む半導体ウェーハの製造方法、
に関する。
複数の半導体ウェーハを含む半導体ウェーハロットを製造すること、
上記半導体ウェーハロットから少なくとも1つの半導体ウェーハを抽出すること、
上記抽出された半導体ウェーハを上記半導体ウェーハの評価方法によって評価すること、及び、
上記評価の結果、良品と判定された半導体ウェーハと同じ半導体ウェーハロットの半導体ウェーハを製品半導体ウェーハとして出荷するための準備に付すこと、
を含む半導体ウェーハの製造方法、
に関する。
テスト面取り加工条件下で面取り加工を行うことを含むテスト製造工程において評価用半導体ウェーハを製造すること、
上記製造された評価用半導体ウェーハを上記半導体ウェーハの評価方法によって評価すること、
上記評価の結果に基づき、上記テスト面取り加工条件に変更を加えた面取り加工条件を実製造工程における面取り加工条件として決定するか、又は上記テスト面取り加工条件を実製造工程における面取り加工条件として決定すること、及び、
上記決定された面取り加工条件下で面取り加工を行うことを含む実製造工程において半導体ウェーハを製造すること、
を含む半導体ウェーハの製造方法、
に関する。
本発明の一態様は、半導体ウェーハの評価方法(以下、単に「評価方法」とも記載する。)に関する。上記評価方法は、反射型微分干渉顕微鏡のシア方向と上記半導体ウェーハの中心から外周部の評価対象位置までを結ぶ仮想線とが一致するように反射型微分干渉顕微鏡のノマルスキープリズムを調整することを含み、上記調整後の反射型微分干渉顕微鏡により取得される微分干渉像では、上記半導体ウェーハの主面が灰色帯域として表示され、境界領域を介して上記主面と隣り合う面取り面が黒色帯域として表示され、且つ上記境界領域が白色帯域として表示される。上記評価方法は、上記調整後の反射型微分干渉顕微鏡によって上記半導体ウェーハの外周部の評価対象位置において微分干渉像を取得すること、及び、上記取得された微分干渉像の灰色帯域における輝度分布情報に基づき、上記主面のオーバーポリッシュに関する評価を行うことを更に含む。
以下、上記評価方法について、更に詳細に説明する。
上記評価方法における評価対象の半導体ウェーハは、面取り面を有する半導体ウェーハ、即ち、ウェーハの外周部の縁部に面取り加工が施されて面取り面が形成された半導体ウェーハである。評価対象の半導体ウェーハは、一般に半導体基板として使用される各種半導体ウェーハであることができる。例えば、半導体ウェーハの具体例としては、各種シリコンウェーハを挙げることができる。シリコンウェーハは、例えば、シリコン単結晶インゴットから切り出された後に面取り加工等の各種加工を経たシリコン単結晶ウェーハであることができる。かかるシリコン単結晶ウェーハの具体例としては、例えば、研磨が施されて表面に研磨面を有するポリッシュドウェーハを挙げることができる。また、シリコンウェーハは、シリコン単結晶ウェーハ上にエピタキシャル層を有するエピタキシャルウェーハ、シリコン単結晶ウェーハにアニール処理により改質層を形成したアニールウェーハ等の各種シリコンウェーハであることもできる。
上記評価方法では、反射型微分干渉顕微鏡によって、評価対象の半導体ウェーハの外周部の評価対象位置において微分干渉像を取得する。反射型微分干渉顕微鏡としては、市販の反射型微分干渉顕微鏡又は公知の構成の反射型微分干渉顕微鏡であれば、何ら制限なく使用することができる。反射型微分干渉顕微鏡の構成については、例えば、特開2009-300287号公報の図1及び段落0020~0025等の公知技術を適用できる。
高低差に関して、主面内の外周側領域が面取り加工時に研磨されてしまうと、半導体ウェーハの厚み方向の断面形状において、面取り加工時に研磨された領域は、研磨されていない領域に対して低くなる。また、面取り加工時に研磨された領域において、研磨の程度がより重度である部分(研磨量がより多い部分)ほど、研磨されていない領域に対して、より低くなる。したがって、面取り加工時にオーバーポリッシュされた領域を主面内の外周側領域に含む半導体ウェーハについて、上記のように設定された反射型微分干渉顕微鏡を用いて取得される微分干渉像では、主面に対応する灰色帯域内で、輝度値に変化が生じる。即ち、灰色帯域において輝度分布があることが確認される。詳しくは、オーバーポリッシュされていない部分の輝度値は高くなり(即ち、明るく表示され)、オーバーポリッシュされた領域の輝度値は低くなり、(即ち、暗く表示され)、研磨量がより多い部分ほど、輝度値はより低くなる(即ち、より暗く表示される)。そのため、灰色帯域における輝度分布情報に基づき、主面のオーバーポリッシュに関する評価を行うことができる。即ち、面取り加工における主面のオーバーポリッシュによって主面の外周側領域において生じた形状変化を、灰色帯域における輝度分布情報に基づき評価することができる。
予備実験を行うことによって、半導体ウェーハの厚み方向の断面形状における平坦部からの高さ変化の値と微分干渉像における輝度積分値との相関関係情報を取得する。相関関係情報取得のためには、実高さ形状プロファイルを取得可能な公知の測定装置を使用することができる。かかる測定装置の一例としては、白色干渉顕微鏡を挙げることができる。上記相関関係情報は、例えば、高さ変化の値と輝度積分値との関係式、高さ変化の値と輝度積分値との関係を示すグラフ等であることができる。この相関関係情報に基づき、平坦部からの高さ変化が閾値になる輝度積分値を示す箇所を、主面内のオーバーポリッシュ領域開始端として決定する。主面と隣接する境界領域の外周端からオーバーポリッシュ領域開始端までの距離(ウェーハ径方向における距離)を、入り込み量として特定することができる。実高さ形状プロファイルの測定装置として例示した白色干渉顕微鏡を使用するためには、測定者には、干渉計の調整といった技術習熟が求められる。これに対し、上記評価方法において使用される反射型微分干渉顕微鏡は、そのような技術習熟を要することなく、簡便に使用することができる。
また、上記評価方法は、評価対象の半導体ウェーハからの試料片の切り出し(例えばへき開)を要することなく、実施することができる。即ち、上記評価方法によれば、非破壊での評価が可能である。このことは、簡便な評価を可能にする観点から好ましい。
本発明の一態様にかかる半導体ウェーハの製造方法(第一の製造方法)は、
製品として出荷する候補の半導体ウェーハを製造すること、
上記候補の半導体ウェーハを上記評価方法によって評価すること、及び、
評価の結果、良品と判定された半導体ウェーハを、製品半導体ウェーハとして出荷するための準備に付すこと、
を含む半導体ウェーハの製造方法、
である。
複数の半導体ウェーハを含む半導体ウェーハロットを製造すること、
上記半導体ウェーハロットから少なくとも1つの半導体ウェーハを抽出すること、
上記抽出された半導体ウェーハを上記評価方法によって評価すること、及び、
上記評価の結果、良品と判定された半導体ウェーハと同じ半導体ウェーハロットの半導体ウェーハを製品半導体ウェーハとして出荷するための準備に付すこと、
を含む半導体ウェーハの製造方法、
である。
テスト面取り加工条件下で面取り加工を行うことを含むテスト製造工程において評価用半導体ウェーハを製造すること、
上記製造された評価用半導体ウェーハを上記評価方法によって評価すること、
上記評価の結果に基づき、上記テスト面取り加工条件に変更を加えた面取り加工条件を実製造工程における面取り加工条件として決定するか、又は上記テスト面取り加工条件を実製造工程における面取り加工条件として決定すること、及び、
上記決定された面取り加工条件下で面取り加工を行うことを含む実製造工程において半導体ウェーハを製造すること、
を含む半導体ウェーハの製造方法、
である。
第一の製造方法において、製品として出荷する候補の半導体ウェーハロットの製造は、一般的な半導体ウェーハの製造方法と同様に行うことができる。例えば、シリコンウェーハの一形態であるポリッシュドウェーハは、チョクラルスキー法(CZ法)等により育成されたシリコン単結晶インゴットからのシリコンウェーハの切断(スライシング)、面取り加工、粗研磨(例えばラッピング)、エッチング、鏡面研磨(仕上げ研磨)、上記加工工程間又は加工工程後に行われる洗浄を含む製造工程により製造することができる。また、アニールウェーハは、上記のように製造されたポリッシュドウェーハにアニール処理を施して製造することができる。エピタキシャルウェーハは、上記のように製造されたポリッシュドウェーハの表面にエピタキシャル層を気相成長(エピタキシャル成長)させることにより製造することができる。
第二の製造方法における半導体ウェーハロットの製造も、例えば先に第一の製造方法について記載したように、一般的な半導体ウェーハの製造方法と同様に行うことができる。半導体ウェーハロットに含まれる半導体ウェーハの総数は特に限定されるものではない。製造された半導体ウェーハロットから抜き出し、いわゆる抜き取り検査に付す半導体ウェーハの数は少なくとも1つであり、2つ以上であってもよく、その数は特に限定されるものではない。
第三の製造方法について、テスト製造工程及び実製造工程には、少なくとも、面取り加工が含まれる。テスト製造工程及び実製造工程に含まれる各種工程に関しては、先に第一の製造方法について記載した通りである。なお、「実製造工程」とは、製品半導体ウェーハの製造工程を意味するものとする。
以上の第三の製造方法において、評価用半導体ウェーハの主面のオーバーポリッシュに関する評価結果の判定方法については、先に第一の製造方法及び第二の製造方法の良品の判定に関する記載を参照できる。
面取り加工が施されて面取り面が形成されている半導体ウェーハ(直径300mmのシリコン単結晶ウェーハ(ポリッシュドウェーハ)、ノッチあり)を準備した。
反射型微分干渉顕微鏡(オリンパス社製MX-50)を使用し、上記半導体ウェーハについて、ノッチの位置を基準(6時位置)として先に説明したように規定される3時位置を撮像し、微分干渉像を取得した。上記反射型微分干渉顕微鏡は、反射型微分干渉顕微鏡のシア方向と評価対象の半導体ウェーハの中心から外周部の評価対象位置までを結ぶ仮想線とが一致するようにノマルスキープリズムを調整し、主面が灰色帯域として表示され、面取り面が黒色帯域として表示され、主面と面取り面との間に位置する境界領域が白色帯域として表示されるように設定した後に上記撮像に用いた。
なお、上記半導体ウェーハについて、ノッチ部についても上記と同様の撮像条件で微分干渉像を取得したところ、図1と同様に輝度が異なる帯域を含む微分干渉像が得られた。この結果から、ノッチ部においても、灰色帯域における輝度分布情報に基づき、オーバーポリッシュに関する評価を行うことが可能であることが確認できる。
図1に示す微分干渉像について、灰色帯域における輝度プロファイルをウェーハ径方向でのラインプロファイルとして取得し、ラインプロファイル上で一定長さ毎に積分して輝度積分値プロファイルを得た。
また、上記半導体ウェーハの微分干渉像を取得した位置において、白色干渉顕微鏡によって、半導体ウェーハの厚み方向の断面形状における実高さ形状プロファイルを取得した。
図2に、こうして取得された輝度積分値プロファイル及び実高さ形状プロファイルを示す。図2中、横軸の「ウェーハ径方向の位置」の最右端は、主面と境界領域との境界である。縦軸の「白色干渉測定高さ」は、白色干渉顕微鏡による測定によって得られた高さ値を示す。
図2中の両プロファイルの対比から、微分干渉像の灰色帯域における輝度積分値プロファイルが、実高さ形状プロファイルとほぼ一致することが確認できる。この結果は、輝度積分値プロファイルに基づき、主面の外周側領域における形状変化を評価することが可能であることを示している。
図3は、ウェーハの面取り形状及び主面の表面粗さが異なる5つの半導体ウェーハについて、上記1.と同様に微分干渉像を取得し、上記2.と同様に微分干渉像の灰色帯域における輝度積分値プロファイル及び実高さ形状プロファイルを取得して得られた結果をプロットしたグラフである。図3中、横軸の「白色高さ」は、白色干渉顕微鏡による測定によって得られた高さ値を示し、縦軸の「微分輝度_積分値」は、輝度積分値プロファイルにおける輝度積分値を示す。5つの半導体ウェーハのいずれについても、顕微鏡による測定によって得られた高さ値と輝度積分値プロファイルにおける輝度積分値には、良好な相関関係が見られる。この結果は、灰色帯域における輝度分布情報が、面取り形状や主面の表面粗さに影響されることなく、半導体ウェーハの厚み方向における高さ位置の指標となり得ることを示している。
また、図3中の直線は、公知のフィッティング法によって得られた、輝度積分値と高さ値との関係を示す関係式(一次式)である。一例として、主面のオーバーポリッシュの入り込み量を決定するための高さ値の閾値を「-0.1μm」とすると、主面の平坦部から高さ位置が0.1μm低い箇所を、オーバーポリッシュ領域の開始端と特定できる。図3に示す例では、図中に点線を示したように、輝度積分値が約-0.1の箇所を、オーバーポリッシュ領域の開始端と特定できる。主面のオーバーポリッシュの入り込み量は、ウェーハ径方向における、こうして特定された箇所から主面と隣接する境界領域の外周端までの距離(幅)として求めることができる。
これに対し、図5は、上記5つの半導体ウェーハについて上記で取得された微分干渉像の灰色帯域を目視で観察して低輝度帯域をオーバーポリッシュ領域として特定することによって決定されたオーバーポリッシュの入り込み量と、白色干渉顕微鏡による測定によって得られた実高さ形状プロファイルにおいて高さ値の閾値を「-0.1μm」として特定された入り込み量との対比結果を示すグラフである。
図4と図5との対比から、相関関係情報に基づく評価によれば(図4)、目視での官能評価(図5)と比べて、評価ばらつきが少なく、オーバーポリッシュの評価をより高精度に行うことができることが確認できる
Claims (6)
- 半導体ウェーハの評価方法であって、
反射型微分干渉顕微鏡のシア方向と前記半導体ウェーハの中心から外周部の評価対象位置までを結ぶ仮想線とが一致するように反射型微分干渉顕微鏡のノマルスキープリズムを調整すること、
を含み、
前記調整後の反射型微分干渉顕微鏡により撮像される微分干渉像では、前記半導体ウェーハの主面が灰色帯域として表示され、境界領域を介して前記主面と隣り合う面取り面が黒色帯域として表示され、且つ前記境界領域が白色帯域として表示され、
前記調整後の反射型微分干渉顕微鏡によって前記半導体ウェーハの外周部の評価対象位置において微分干渉像を取得すること、及び
前記取得された微分干渉像の灰色帯域における輝度分布情報に基づき、前記主面のオーバーポリッシュに関する評価を行うこと、
を更に含む、半導体ウェーハの評価方法。 - 前記主面のオーバーポリッシュに関する評価は、前記灰色帯域における輝度積分値プロファイルに基づくオーバーポリッシュ領域の特定を含む、請求項1に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- 前記主面のオーバーポリッシュに関する評価は、オーバーポリッシュの入り込み量の特定を含む、請求項1に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- 製品として出荷する候補の半導体ウェーハを製造すること、
前記候補の半導体ウェーハを請求項1~3のいずれか1項に記載の半導体ウェーハの評価方法によって評価すること、及び、
前記評価の結果、良品と判定された半導体ウェーハを、製品半導体ウェーハとして出荷するための準備に付すこと、
を含む半導体ウェーハの製造方法。 - 複数の半導体ウェーハを含む半導体ウェーハロットを製造すること、
前記半導体ウェーハロットから少なくとも1つの半導体ウェーハを抽出すること、
前記抽出された半導体ウェーハを請求項1~3のいずれか1項に記載の半導体ウェーハの評価方法によって評価すること、及び、
前記評価の結果、良品と判定された半導体ウェーハと同じ半導体ウェーハロットの半導体ウェーハを製品半導体ウェーハとして出荷するための準備に付すこと、
を含む半導体ウェーハの製造方法。 - テスト面取り加工条件下で面取り加工を行うことを含むテスト製造工程において評価用半導体ウェーハを製造すること、
前記製造された評価用半導体ウェーハを請求項1~3のいずれか1項に記載の半導体ウェーハの評価方法によって評価すること、
前記評価の結果に基づき、前記テスト面取り加工条件に変更を加えた面取り加工条件を実製造工程における面取り加工条件として決定するか、又は前記テスト面取り加工条件を実製造工程における面取り加工条件として決定すること、及び、
前記決定された面取り加工条件下で面取り加工を行うことを含む実製造工程において半導体ウェーハを製造すること、
を含む半導体ウェーハの製造方法。
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