JP7298199B2 - 静止誘導電器 - Google Patents

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本発明は、静止誘導電器に関し、特に、容器内に絶縁性の液体を収容する静止誘導電器に関する。
変圧器(静止誘導電器)は、電磁誘導を利用して交流電力の電圧を変換する機器であり、磁気回路を構成する鉄心と、電気回路を構成する巻線とがタンク内に収容されて構成される。このような変圧器としては、特許文献1に開示されるように、鉄心及び巻線をタンクに収容し、タンクに絶縁油を充填したものが知られている。
特許文献1の変圧器は、タンクの外部に熱交換器が設けられ、自然対流によってタンク内と熱交換器とで絶縁油が循環している。特許文献1では、タンク及び熱交換器の上部間及び下部間が連通管によって接続されている。このような変圧器としては、上部の配管によってタンク内の絶縁油を冷却器に送出し、下部の配管によって熱交換器で冷却された絶縁油をタンクに送出して循環するものが知られている。また、特許文献1の変圧器では、タンクの側壁における配管の接続部分に開口が形成され、開口より高い位置に絶縁油の液面が設定され、液面より上方にはガスが充填されている。このような構成において、絶縁油の液面高さを低くすれば、タンクの高さを小さくでき、変圧器全体としての省スペース化を図ることが考えられる。
特開2000-68217号公報
しかしながら、上記のように絶縁油の液面高さを低くし、上部の配管が接続される開口と液面とが接近すると、かかる開口での絶縁油の吸込みと同時に絶縁油にガスが巻き込まれ易くなる、という問題がある。更に、冷却効率の向上を目的として送油ポンプを用いて絶縁油を強制的に循環させた場合、ガスがより巻き込まれ易くなる。このようにガスを巻き込むと、絶縁油中に気泡が混ざって絶縁耐力が低下する、という問題が発生する。かかる問題は、絶縁油の液面を高くすれば解消し得るが、そうするとタンクの高さが高くなって変圧器全体が大型化する、という問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、絶縁液体に気体が混入することを抑制でき、省スペース化を図ることができる静止誘導電器を提供することを目的の一つとする。
本発明における一態様の静止誘導電器は、巻線、磁心及び絶縁液体を収容する容器と、前記容器の外部に設けられて前記絶縁液体を冷却する冷却装置と、前記容器と前記冷却装置とに接続されて前記絶縁液体が流れる配管と、前記配管に設けられて前記容器と前記冷却装置とで前記絶縁液体を循環させる循環装置とを備え、前記容器の側壁には、該容器内の前記絶縁液体を前記配管に送出するための開口が前記絶縁液体の液面寄りに設けられ、前記側壁内面であって前記開口と前記絶縁液体の液面との間に、該開口に流れる前記絶縁液体に気体が混入することを抑制する抑制部を配設し、前記配管は、上方から見て、前記側壁内面と平行な方向にて前記容器の中心位置から所定方向にずれた位置に接続され、前記抑制部は、上方から見て、前記側壁内面と平行な方向における前記開口の中心位置から前記抑制部の両端部への寸法にて、前記所定方向と反対方向の端部に対する寸法の方が大きく形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、開口と絶縁液体の液面との間に抑制部を設けたので、抑制部が開口への気体の流れを遮るようになり、開口に流れ込む絶縁液体に気体が混入することを抑制することができる。これにより、気体の混入に起因する絶縁液体の絶縁耐力の低下を防止することができる。しかも、絶縁液体の液面を開口に接近可能として低くすることができ、容器の高さ寸法を小さくして機器全体の省スペース化を図ることができる。
本発明の静止誘導電器によれば、抑制部を設けたことで、絶縁液体に気体が混入することを抑制でき、省スペース化を図ることができる。
本実施の形態に係る油入変圧器を模式的に示した縦断面図である。 比較例にかかる不具合の説明図である。 本実施の形態に係る抑制部周りの説明図である。 図4A~図4Cは、第2の実施の形態に係る抑制部周りの説明図である。 図5Aは、第3の実施の形態に係る抑制部周りの説明図であり、図5Bは、容器に対する配管のレイアウトの一例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る静止誘導電器について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係る静止誘導電器を油入変圧器とした場合について説明する。しかしながら、本発明に係る静止誘導電器は、油入変圧器に限定されるものではなく、絶縁液体を冷媒として利用する他の変圧器やリアクトル等にも適宜変更が可能である。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る油入変圧器を模式的に示した縦断面図である。図1に示すように、油入変圧器1は、磁気回路を構成する磁心2と、磁心2に巻回されて電気回路を構成する巻線3とを備え、商用交流電源等から所定周波数の交流電力が供給される。また、油入変圧器1は、磁心2及び巻線3を収容する容器10を備えている。
容器10は、底壁11、頂壁12、左側壁13、右側壁14、後側壁15及び前側壁(不図示)を備えた内部を密閉する箱状に形成されている。底壁11上には、フレーム等の支持部材(不図示)を介して磁心2及び巻線3が設置されている。なお、本実施の形態では、底壁11及び頂壁12を方形状として、上記の4体の側壁13~15を形成したが、それらの形状やレイアウト等は適宜変更可能である。
容器10内には、磁心2及び巻線3の冷却効果や絶縁強度を高めるため、絶縁液体として絶縁油Lが収容(充填)されている。絶縁油Lの液面L1は、磁心2及び巻線3の最上端位置より高い位置に設定され、磁心2及び巻線3の全てが絶縁油Lに浸漬した状態となっている。容器10内における液面L1の上方空間には、ガスGが充填され、本実施の形態では窒素ガスが充填されている。
油入変圧器1にあっては、容器10の外部において、上部配管21、下部配管22、冷却装置23及び循環装置24を備えている。本実施の形態では、上部配管21の一端部は、容器10の右側壁14の上方であって絶縁油Lの液面L1より下方位置に接続され、下部配管22の一端部は、右側壁14の下方に接続されている。上部配管21及び下部配管22の他端部は冷却装置23にそれぞれ接続され、上部配管21の中途に循環装置24が設けられている。なお、冷却装置23は容器10より小さい高さ寸法に形成されており、液面L1より下方に配置されている。
循環装置24は、送油ポンプ等によって構成され、上部配管21を介して容器10内から絶縁油Lを吸い込み、吸い込んだ絶縁油Lを冷却装置23及び下部配管22を経て容器10に戻している。言い換えると、循環装置24の駆動によって絶縁油Lが容器10、上部配管21、循環装置24、冷却装置23、下部配管22、容器10の順に送出されて、装置内で循環される(図1中の矢印参照)。この循環にて、磁心2及び巻線3からの発熱によって加熱された絶縁油Lが冷却装置23で冷却されるようになる。
右側壁14にあっては、上部配管21及び下部配管22の接続位置に上部開口17及び下部開口18が形成されている。上部開口17は、容器10内の絶縁油Lを上部配管21に送出するために形成され、絶縁油Lの液面L1寄り(液面L1の下方近傍位置)に設けられる。巻線3及び磁心2の熱を奪い温められた絶縁油Lは上方に向かうので、上部開口17は可能な限り上方に設けられることが望ましい。上部開口17及び下部開口18は、特に限定されるものでないが、本実施の形態では円形に形成される。
ここで、本実施の形態の油入変圧器1における容器10の高さ寸法について検討する。
かかる検討あたり、前提として、磁心2及び巻線3の高さ寸法を一定とし、容器10内のガスGを充填する空間の高さ寸法も一定とする。この前提にて、容器10の高さ寸法を小さくするにあたり、絶縁油Lの液面L1の位置を上部開口17より上方としつつ上部開口17の上端にできるだけ接近する構成を検討した。この構成では、上部開口17より上方の容器10における高さ寸法を小さくすることができる。
ところが、この構成では、絶縁油Lを循環すべく上部開口17から絶縁油Lを吸い込んだときに、上部開口17から上方に向かって渦流L2(図2Aの点線にて図示)が発生する場合がある。また、右側壁14の内面に沿って液面L1が上部開口17に向かって凹む現象(図2Bの点線にて図示)が発生する場合もある。このような現象によって、絶縁油LにガスGが巻き込まれてしまい、絶縁油L中に気泡が混ざって絶縁性能、絶縁耐力が低下する、という問題が発生した。
かかる問題は、絶縁油Lの液面L1の位置を高くし、上部開口17の上端より相当高い位置に液面L1があれば、渦流L2や液面L1の凹みを抑制して解消することができる。ところが、この場合には、絶縁油Lの液面L1を高くした分、容器10の高さ寸法が大きくなり省スペース化を達成できなくなる。このように、絶縁油Lへの気体の混入抑制と、容器10の高さ寸法の削減とはトレードオフの関係となっていた。
そこで、本実施の形態にあっては、図1に示すように、上部開口17と絶縁油Lの液面L1との間に抑制部26を配設している。
抑制部26は、平坦な板状体或いは片状体によって形成され、上部開口17の真上における右側壁14の内面に装着されている。抑制部26は、右側壁14の内面から突出して絶縁油Lの液面L1と略平行に向けられ、上部開口17(上部開口17の上部領域17a)を上方から覆うように設けられている。抑制部26の前後方向(図3Aの紙面で左右方向)の幅は、上部開口17における同方向の幅(直径寸法)より大きく形成される。なお、抑制部26は、平坦な形状に限定されず、図3Bに示すように、上部開口17の上端縁に沿う円弧状に形成されていてもよい。
上記のように抑制部26を設けることで、上述した渦流L2や液面L1の凹みが発生する位置に板状或いは片状となる抑制部26が配置され、渦流L2や液面L1の凹みの発生を回避することができる。これにより、抑制部26が上部開口17への気体の流れを遮るようになり、上部開口17に流れる絶縁油Lにガス(気体)が混入することを抑制することができる。この結果、絶縁油Lに気泡が混ざって絶縁耐力、絶縁性能が低下することを防止できる。また、循環装置24のプロペラ等に負荷が加わることを抑制することもできる。
また、抑制部26にあっては、上部開口17の上部に接近する程、絶縁油Lの液面L1を低くすることができ、本実施の形態では、上部開口17の上部領域17aを含む位置であって、上部開口17の上部における近傍位置もしくは隣接位置に配設されている。このように絶縁油Lの液面L1を低くすることで、その分、容器10における上部開口17より上方の高さ寸法を小さくでき、容器10全体の高さ寸法も小さくして省スペース化を図ることができる。これにより、油入変圧器1の設置場所の自由度を高めたり、車両での輸送による輸送制限に対応し易くすることができる。
このように、本実施の形態では、抑制部26を設けることで、トレードオフの関係となっていた絶縁油Lへの気体の混入抑制と、容器10の高さ寸法の削減との両方を実現することができる。
また、抑制部26にあっては、少なくとも巻線3もしくは磁心2からの距離が近い部位が絶縁物によって構成される。絶縁物としては、プレスボード(クラフトパルプ)、絶縁強化木、NBR、セラミック、絶縁コーティング等を例示することができる。抑制部26を絶縁物とすることで、巻線3からの漏れ磁束により抑制部26で渦電流が発生し、誘導加熱による損失を低減することができる。また、抑制部26を絶縁物とすることで、抑制部26周りに絶縁構造を設けることを省略でき、構造の簡略化を図ることができる。
次に、本発明の前記以外の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、説明する実施の形態より前に記載された実施の形態と同一若しくは同等の構成部分については同一符号を用いる場合があり、説明を省略若しくは簡略にする場合がある。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態について図4を参照して説明する。図4A~図4Cは、第2の実施の形態に係る抑制部周りの説明図であり、図4Aは上方から見た図、図4Bは容器の内方から見た図、図4Cは縦断面図である。図4A~図4Cに示すように、第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対し、抑制部26の形状及び右側壁14に対する装着構造を変更している。
第2の実施の形態において、抑制部26は長方形の板状に形成されている。抑制部26は、上方から見て、右側壁14の内面から突出する方向(以下、「突出方向」とする)の突出寸法dに比べ、右側壁14の内面と平行な方向(以下、「幅方向」とする)の幅寸法w1の方が大きく形成されている(d<w1)。抑制部26の突出寸法dは、上部開口17の開口径(直径)より大きく形成されている。
第2の実施の形態では、幅方向において、抑制部26の中心位置と、上部開口17の中心位置とが一致するように配置されている。抑制部26は、突出寸法dに比べ、幅方向における上部配管21の上部開口17の端部と、抑制部26の端部との間の寸法w2の方が大きく形成されている(d<w2)。上記のように抑制部26を設けることで、絶縁油Lの液面L1を低くしつつ、絶縁油Lへの気体の混入を抑制することができる。
第2の実施の形態では、右側壁14の内面から突出する一対の支持部材30が設けられている。支持部材30は、鉄等の金属製の片部材によって形成され、右側壁14の内面に溶接等によって固定される。支持部材30は、上部開口17の上方であって、幅方向にて上部開口17の両側に配設されている。支持部材30は、突出方向の寸法が抑制部26の突出寸法dより小さく形成されている。
抑制部26は、支持部材30の上面に載置された状態で締結部材となるボルト31及びナット32を介して装着されている。抑制部26及び支持部材30には、ボルト31を挿通する穴が形成されている。なお、図4においては、上方のボルト31、下方にナット32を配置したが、それらの上下の位置が逆になってもよい。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態について図5を参照して説明する。図5Aは、第3の実施の形態に係る抑制部周りの説明図である。図5Aに示すように、第3の実施の形態では、第2の実施の形態に対し、抑制部26の幅方向の位置や大きさを変更している。
第3の実施の形態では、幅方向において、抑制部26の中心位置と、上部開口17の中心位置とが不一致となるように配置されている。具体的には、上部開口17の中心位置に対し、抑制部26の中心位置が図5Aにて前方にずれた位置に配置される。従って、抑制部26は、幅方向にて、上部開口17の中心位置と抑制部26の後端(一端部)との間の後方寸法w3に比べ、該中心位置と抑制部26の前端(他端部)との間の前方寸法w4の方が大きくなるよう各寸法w3、w4が異なって形成される(w3<w4)。
図5Bは、容器に対する配管のレイアウトの一例を示す説明図である。上記のように抑制部26をずれた位置に配置する場合、特に、図5Bに示すような容器10及び上部配管21を備えた構成にて有用である。かかる容器10では、幅方向にて、容器10の中心位置から上部配管21が後方(所定方向)にずれた位置に接続される。このように上部配管21が接続されると、絶縁油Lの流量によって変化するが、一例として、図5Bの太線矢印で示すように絶縁油Lが上部開口17に向かって流れ込む。
具体的には、容器10における上部配管21を挟む図5Bの前側と後側とでは、後側の方が狭くなり、この後側領域にて上部開口17に流れ込む絶縁油Lは、右側壁14の内面に沿って直線的に進行する傾向がある。一方、広くなる前側領域にて上部開口17に流れ込む絶縁油Lは、回り込むようにカーブしながら進行する傾向がある。このため、相対的に前側領域の方が絶縁油Lにおける渦流や液面の凹みが発生し易い状態となる。
このような状態にて、第3の実施の形態における抑制部26は、後方寸法w3及び前方寸法w4の比較にて、前方寸法w4の方が大きく形成されている。言い換えると、容器10の中心位置に対し上部配管21の接続位置は後方にずれるが、上部開口17の中心位置に対し抑制部26の中心位置は前方(後方とは反対方向)にずれて配置される。従って、絶縁油Lがカーブしながら進行し易い上部開口17より前方領域で、抑制部26が広範囲に上部開口17を覆うようなり、絶縁油Lにおける渦流や液面の凹みの発生を効果的に防止することができる。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
また、本実施の形態では、本発明を油入変圧器に適用した構成について説明したが、上述した作用効果が得られるのであれば、他の静止誘導電器に適用することも可能である。
なお、上記実施の形態にて図示した内容は、説明用に模式的に表したものであり、上述した作用効果を発揮できれば、磁心2や巻線3、容器10、抑制部26の形状等について変更してもよい。
また、図1では、抑制部26の高さ方向(厚み方向)全体が絶縁油Lに浸漬した状態を図示したが、抑制部26が液面L1を跨ぐように位置して抑制部26の上部が液面L1から上方に突出するようにしてもよい。
また、上部開口17及び下部開口18における図1中紙面直交方向の位置は、一致してもよいし、ずらして配設してもよい。それらをずらした場合には、仮に下部開口18から気泡が発生した場合でも、絶縁油L中で上方に移動する気泡を上部開口17から離れた位置に通過させることができ、かかる気泡が抑制部26に達することを防止することができる。
1 油入変圧器(静止誘導電器)
2 磁心
3 巻線
10 容器
14 右側壁(側壁)
17 上部開口(開口)
21 上部配管(配管)
22 下部配管(配管)
23 冷却装置
24 循環装置
26 抑制部
L 絶縁油(絶縁液体)

Claims (6)

  1. 巻線、磁心及び絶縁液体を収容する容器と、
    前記容器の外部に設けられて前記絶縁液体を冷却する冷却装置と、
    前記容器と前記冷却装置とに接続されて前記絶縁液体が流れる配管と、
    前記配管に設けられて前記容器と前記冷却装置とで前記絶縁液体を循環させる循環装置とを備え、
    前記容器の側壁には、該容器内の前記絶縁液体を前記配管に送出するための開口が前記絶縁液体の液面寄りに設けられ、
    前記側壁内面であって前記開口と前記絶縁液体の液面との間に、該開口に流れる前記絶縁液体に気体が混入することを抑制する抑制部を配設し
    前記配管は、上方から見て、前記側壁内面と平行な方向にて前記容器の中心位置から所定方向にずれた位置に接続され、
    前記抑制部は、上方から見て、前記側壁内面と平行な方向における前記開口の中心位置から前記抑制部の両端部への寸法にて、前記所定方向と反対方向の端部に対する寸法の方が大きく形成されていることを特徴とする静止誘導電器。
  2. 前記抑制部のうち、最も前記巻線もしくは前記磁心からの距離が近い部位は、絶縁物からなることを特徴とする請求項1に記載の静止誘導電器。
  3. 前記抑制部は絶縁物からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の静止誘導電器。
  4. 前記抑制部は前記側壁内面において、前記開口の上部領域を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の静止誘導電器。
  5. 前記抑制部は、上方から見て、前記側壁内面から突出する方向の突出寸法に比べ、該側壁内面と平行な方向の幅寸法の方が大きく形成されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の静止誘導電器。
  6. 前記抑制部は、上方から見て、前記突出寸法に比べ、前記側壁内面と平行な方向における前記開口の端部と前記抑制部の端部との間の寸法の方が大きく形成されていることを特徴とする請求項に記載の静止誘導電器。
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